JP2005195203A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Kazuyuki Hamada
和幸 濱田
Kahoru Tsujimoto
かほる 辻本
Yukio Nomura
幸生 野村
Kunikazu Kuchino
邦和 口野
Shigeru Sasabe
笹部  茂
Hideki Nakane
英樹 中根
Koji Nagata
晃司 永田
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    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

【課題】冷蔵室の脱臭および除菌性能を大幅に改善した冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫本体1の前面に配置され、食品などを貯蔵する冷蔵室100と、冷蔵室100への冷気の流路である送風路107と、送風路107内に設けられ冷蔵室100を冷却する冷気を生成する冷却器102と、送風路107内に設けられ冷却器102により生成された冷気を冷蔵室100に送風するための庫内ファン108と、送風路107外に設けられた脱臭風路110と、脱臭風路110に設けられた脱臭装置120と、脱臭風路110に設けられた脱臭用ファン113とからなり、庫内ファン108による送風方向と前記脱臭ファンによる送風方向を対向させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、脱臭装置を装備した冷蔵庫に関するものである。
従来、この種の冷蔵庫は、庫内の食品に起因する各種の臭気の低減や他の食品への臭い移りを防止するために、各種手法による脱臭機能を具備している。中でも、脱臭触媒フィルタによる吸着、分解作用による脱臭と共に、オゾン発生手段によってオゾンを発生させその強力な酸化力を利用して、庫内の脱臭及び除菌を行う技術がさかんであり、これらの脱臭部材を冷却風路内に組み込んで、庫内全体を脱臭する方式が広く普及しており、さらに脱臭性能の向上のために脱臭運転の運転率を向上させるための施策を設けた冷蔵庫も普及してきている(例えば、特許文献1参照)。
図6は従来技術の冷蔵庫の側断面図を示す。図7は従来技術の冷蔵庫の風路の一部を示す要部正面図である。1は冷蔵庫本体、2は断熱材で充填された断熱箱体である。7は冷蔵庫本体1の上部に設けられた冷蔵室、8は冷蔵室7の下に設けられ、野菜から冷凍食品までの広範囲の温度帯に切替可能な切替室、9は切替室8の下に設けられ、野菜などを保存する野菜室、10は野菜室9の下に設けられ、冷凍食品などを保存する冷凍室である。
3は冷蔵室7の前面に設けられた開閉式の冷蔵室用扉、4は切替室8の前面に設けられた引出式の切替室用扉、5は野菜室9の前面に設けられた引出式の野菜室用扉、6は冷凍室10の前面に設けられた引出式の冷凍室用扉である。また、11は、冷蔵庫本体1の後方下側に設けられた機械室11aに設置された圧縮機、13は冷蔵庫本体1の後方に設けられた冷却器室に配置された冷却器、12は冷却器13に着霜した霜を溶かすための除霜用ヒータである。
14は冷却器13によって冷却された冷気を強制的に冷蔵庫本体1内の冷蔵室7や冷凍室10などの各室に送風するための冷蔵室ファンである。19Aは冷蔵室7への冷気の送風路である冷蔵室用送風路、20Aは冷凍室10への冷気の送風路である冷凍室用送風路である。15Aは冷蔵室用送風路19A内に設けられ、冷蔵室7へ供給される冷気の量を調整する冷蔵室用ダンパ、15Bは切替室用送風路内に設けられ、切替室8へ供給される冷気の量を調整する切替室用ダンパ、15Cは冷凍室用風路20A内に設けられ、冷凍室10へ供給される冷気の量を調整する冷凍室用ダンパである。
16は冷蔵室用送風路19Aより冷蔵室7内に冷気を供給するための冷蔵室用吹出し口、17は切替室用送風路より切替室8内に冷気を供給するための切替室用吹出し口、18は冷凍室用送風路20Aより冷凍室10内に冷気を供給するための冷凍室用吹出し口である。21は冷蔵庫本体1内の各室へ導かれる冷気の通り道である主風路内に設けられたバイパス流路であり、バイパス流路21内には脱臭装置22が設けられている。
各ダンパ(15a、15b、15c)を閉じることによって冷気はバイパス流路21を通って冷却器13に戻るショートサイクルが発生する。このショートサイクルは冷却器13を上流として循環する冷気が冷蔵庫本体1内のいずれの室も供給されずに冷却器13に戻る風路のことである。
図7においては、各室へ冷気を供給するための送風路のみを示しており、各室からの冷気の戻り風路については記載していない。図7において、図6と同等部分は同一の符号を付して説明を省略する。図7において、19Aは冷蔵室用送風路、20Aは冷凍室用送風路、25は切替室8に冷気を供給するための切替室用送風路である。26は冷凍室10内あるいは独立して設けられた製氷室(図示せず)内に冷気を供給するための製氷室用送風路である。
15Eは製氷室への冷気の供給量を調整するために製氷室用送風路26内に設けられた製氷室用ダンパである。バイパス流路21内には脱臭装置22が設けられており、送風路に設けられたダンパが全て閉じている時は、冷気は空気抵抗の大きい送風路の方に供給されず、空気抵抗が大きなバイパス流路21に冷気がほとんど供給されるので、ショートサイクルが発生し、ダンパによって閉じられた冷却室を含む閉空間内の冷気が全て冷蔵室ファン14によって強制的に脱臭装置22を通過するようになり、脱臭効果が得られ、ダンパを開放してもいやな臭いが各室へ供給されることがなくなる。
また、15Aと15Bと15Cと15Eの少なくとも1つのダンパが開いているときは、冷気は空気抵抗のほとんどない送風路の方に供給されるので、空気抵抗が大きなバイパス流路21には冷気はほとんど供給されず、ショートサイクルは発生せず、脱臭装置22による脱臭効果はほとんど得られないが、冷却運転中の風路抵抗となることもないので、冷却能力の不足が発生しない。
特開2003−42646号公報
しかしながら、上記従来の構成は、脱臭装置と冷却器に送風する送風手段として冷蔵室ファンを共有しているために、除霜運転中やドア開放時には脱臭運転を行えなえず、脱臭性能に限界があるという欠点があった。
本発明は、大幅に脱臭性能を向上させた冷蔵庫を提供することである。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫本体の前面に配置され、食品などを貯蔵する冷蔵室と、前記冷蔵室への冷気の流路である送風路と、前記送風路内に設けられ前記冷蔵室を冷却する冷気を生成する冷却器と、前記送風路内に設けられ前期冷却器により生成された冷気を前記冷蔵室に送風するための庫内ファンと、前記送風路外に設けられた脱臭風路と、前記脱臭風路に設けられた脱臭装置と、前記脱臭風路に設けられた脱臭用ファンとからなり、庫内ファンによる送風方向と前記脱臭ファンによる送風方向が対向するように構成したものである。
これによって、冷蔵室ファンの運転・停止によらず脱臭運転が行え、かつ冷蔵室の空気の攪拌が促進される。
また、本発明の冷蔵庫は、脱臭風路の吹出し口が送風路の吸込み口の近傍に配置したものである。
これによって、脱臭風路の吹出し口から送風路の吸込み口へのショートサーキットが生じて、脱臭後の清潔な空気が送風路を介して冷蔵室全体に送風される。
本発明の冷蔵庫は、大幅に脱臭性能を向上することができる。
請求項1に記載の発明は、冷却器によって生成された冷気を冷蔵室背面に形成した送風路を通って前記冷蔵室内に強制送風する庫内ファンと、前記冷蔵室内の空気を脱臭するために脱臭装置に連通する脱臭風路を備えた冷蔵庫において、前記脱臭風路は前記送風路と独立して形成され、前記脱臭装置に前記冷蔵室内の空気を導く脱臭用ファンを前記脱臭風路内に備えたので冷蔵室ファンの運転・停止によらず脱臭運転が行え、かつ冷蔵室の空気の攪拌が促進されることにより、冷蔵室の脱臭効果を向上させることができると共に冷蔵室全体の温度を均一にすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に脱臭風路の吹出し口と送風路の吸込み口が冷蔵室背面に近傍に配置され、前記吹出し口の後方に脱臭用ファン、前記吸込み口の後方に庫内ファンを配置したので、脱臭風路の吹出し口から送風路の吸込み口へのショートサーキットが生じて、脱臭後の清潔な空気が送風路を介して冷蔵室全体に送風されることにより、冷蔵室全体の脱臭効果を向上させることができると共に冷蔵室全体の温度を均一にすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明に、オゾン発生手段を備えたことにより、脱臭風路の吹出し口から送風路の吸込み口間で生じるショートサーキットの影響で、発生したオゾンが送風路に吸込まれることとなり、送風路や冷却器に付着した臭気を分解することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明に、脱臭装置と脱臭用ファンを、少なくとも庫内ファンが停止中に、所定時間作動させることにより、脱臭装置を通過した清潔な空気の全量が脱臭風路の吹出し口から冷蔵室内に直接吹出されることとなり、冷蔵室の脱臭効果を向上させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明に、冷蔵室の背面上方に備えた庫内ファンは冷却器の上部に配置し、送風路の冷気を上から下へ流すことにより、脱臭風路の吹出し口から送風路の吸込み口間で生じるショートサーキットの影響で、送風路に吸込まれたオゾンを含んだ空気が冷蔵室の下方に吹出されて冷蔵室下方のオゾン濃度が上昇することとなり、冷蔵室下方の壁面に多く付着する傾向のある菌や真菌に対する除菌効果を向上させることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明の脱臭風路の吸込み口が、冷蔵室背面の中段近傍に構成されていることにより、冷蔵室の中段近傍の空気が、脱臭風路を経て冷蔵室の上方に位置する脱臭風路の吹出し口から吹出すことにより、冷蔵室内の脱臭効果と温度分布を均一にすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明による実施例の形態1の冷蔵庫の正面図を示すものである。図2は、本発明による実施例の形態1の冷蔵庫のA−A断面図を示すものである。図3は、本発明による実施例の形態1の冷蔵庫のB−B断面図を示すものである。図4は、本発明による実施例の形態1の脱臭装置の構成図を示すものである。
図1、図2、図3、図4において、食品などを貯蔵する冷蔵室100は、冷蔵庫本体1の前面に配置されており、断熱帯50により前面を除く部分を覆われている。背面パネル101は、冷蔵室100の背面に位置する断熱帯50との間に所定の間隔を隔てて冷蔵室100の背面に設置されている。冷却器102は、背面パネル101と冷蔵室100の背面に位置する断熱帯50との間にそれぞれ所定の間隔を経て設置されており、アルミ製の平面板に冷却管を取付けたプレート式の冷却器である。
リブ103、104は、背面パネル101の後方に縦方向に形成された仕切りであり、背面パネル101が冷蔵室100に取付けられた状態において、リブ103、104の後方端面は断熱帯50に当接する。送風吸込み口105は、背面パネル101の上方に形成された切欠きである。送風吹出し口106は、背面パネル101の下方に形成された切欠きである。
送風路107は、冷蔵室100への冷気の流路であり、冷却器102と背面パネル101および冷却器102と断熱帯50の間で、かつリブ103、104の間の空間を経由して、送風吸込み口105と送風吹出し口106の間を連通している。庫内ファン108は、送風路107の内部でかつ冷蔵室100の上方に位置する送風吸込み口105の後方に設置された軸流式の送風機であり、冷蔵室100の上方に位置する送風吸込み口105から、冷蔵室100の下方に位置する送風吹出し口106に向けて送風するように取付けられている。
脱臭風路110は、背面パネル101と断熱帯50の間で、かつリブ103とリブ115により送風路107と仕切られている。脱臭風路の吹出し口111は、背面パネル101に形成された切欠きであり、送風吹出し口106の横に近接するように形成されている。脱臭風路の吸込み口112は、背面パネル101に形成された複数の孔穴であり、冷蔵室100の中断109近傍に位置している。
脱臭用ファン113は、脱臭風路110の内部でかつ冷蔵室100の上方に位置する脱臭風路の吹出し口111の後方に設置された軸流式の送風機であり、冷蔵室100の中断109に位置する脱臭風路の吸込み口112から、冷蔵室100の上方に位置する脱臭風路の吹出し口111に向けて送風するように取付けられている。
脱臭装置120は、脱臭風路110内に設置されており、吸着脱臭フィルタ121、154bと、紫外線ランプ122と、光触媒123とから構成されている。
吸着脱臭フィルタ121は、冷気の流通に対して脱臭装置120の最も下流に配置されている。材料としては、ハニカム形状のセラミック製基材に活性炭やゼオライト等の物理吸着剤あるいは酸化マンガン、酸化銅等の複合無機酸化物から成る化学吸着剤の触媒材料を担持したフィルタであり、フィルタの基材としては、生産工程上焼成を伴う無機酸化物の化学吸着剤を用いる場合は、シリカやアルミナから成るセラミック基材が良い。また、物理吸着剤あるいは化学吸着材以外の触媒材料として酵素等から成る有機物を用いても良く、この場合はフィルタの基材として、不織布、合成紙、ポリプロピレン等のプラスチック系基材を用いることができる。
紫外線ランプ122は、冷気の流通に対して吸着脱臭フィルタ121の上流に配置されている。紫外線ランプ122のランプ管は純度の高い石英ガラスを材料としており、ランプ管内には低圧の水銀蒸気とアルゴン、キセノン等の不活性ガスが封入されている。ランプ管内には電極を有しておらず、ランプ管外の両端にインバータ回路(図示せず)を通じて高周波高電圧が印加されるようになっている。
ここで、紫外線ランプ122が点灯すると、紫外線ランプ122のランプ管は純度の高い石英ガラスを材料としているので、ランプ管内の水銀蒸気下での放電により発生した低波長の紫外線が遮蔽されずにガラス管壁を透過するという作用があり、波長185nmの紫外光と波長254nmの紫外光がランプ管外へ照射され、波長185nmの紫外線のエネルギーによって空気中の酸素分子は酸素のラジカル状態となり、この酸素ラジカルと酸素が反応してオゾンが生成する。
光触媒123は、冷気の流通に対して紫外線ランプ122の上流に配置されている。材料としては、ハニカム形状のセラミック製基材の表面にTiO2を形成している。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
図5の冷蔵庫の運転動作図を用いて説明する。
まず、冷蔵室100の温度が上昇すると、冷蔵室100に取付けられてサーミスタ(図示せず)により、圧縮機(図示せず)が運転されるとともに、冷却器102に冷媒が送液されて冷却器102が運転状態となる。同時に庫内ファン108が運転されることにより、冷蔵室100の上方の空気が、送風吸込み口105から吸込まれて送風路107を通り、冷却器102で冷却された後、送風吹出し口106から冷蔵室100の下方へ吹出される。
次に、冷蔵室100の温度が低下すると、冷蔵室100に取付けられてサーミスタ(図示せず)により、冷却器102に冷媒の送液が停止され、冷蔵庫1の他空間を冷却する冷却サイクルに切り替わる。この状態においては、圧縮機(図示せず)は運転状態であり、庫内ファン108は、冷却器102から冷蔵室100への湿度回収のために所定時間運転状態を継続する。この時、冷蔵室100内の温度は除々に上昇することで、冷却運転と停止を繰り返す。
一方、脱臭運転については、冷蔵室100の冷却運転開始時点では、既に脱臭用ファン113が運転しており、さらに紫外線ランプも通電状態となる。これにより冷蔵室中段109の空気が、脱臭風路の吸込み口112から吸込まれて、脱臭装置120を経由する。このとき、紫外線ランプ122で生じた紫外線により活性化した光触媒123を通過することで、通過した空気に対して脱臭及び除菌が行われる。
さらに、紫外線ランプ122の周辺を空気が通過することで、オゾンの酸化効果により脱臭及び除菌が行われる。こうして脱臭及び除菌が行われ、オゾン濃度の高くなった空気は、吸着脱臭ファイルタ121によりさらに吸着脱臭されるとともに、オゾンの分解が行われて脱臭風路の吹出し口111から吹出される。
このとき、脱臭風路の吹出し口111と送風路の吸込み口105は近接する位置に構成されていることから、庫内ファン107の運転により、脱臭後のオゾン濃度の比較的高い空気の大半が送風路107内に吸込まれる。送風路107に吸込まれたオゾン濃度の比較的高い空気の効果で送風路107や冷却器102の脱臭および除菌が行われ、送風吹出し口106から冷蔵室100の下方に吹出される。
このとき、冷蔵室100の下方に送風吹出し口106が形成されていることと、オゾンの比重が空気より大きいことから、冷蔵室100の下部から順にオゾン濃度が高くなる。
脱臭用ファン108および紫外線ランプ122の運転完了については、冷蔵室の冷却運転開始から所定時間運転するように設定してある。
次に、冷蔵室100の冷却運転が完了し、さらに湿度回収のための庫内ファン108の運転が停止すると同時に脱臭用ファン113が運転を開始する。このとき、紫外線ランプ122は非通電状態であり、冷蔵室中段109周辺の空気が、脱臭風路の吸込み口112から吸込まれ、吸着脱臭ファイルタ121により吸着脱臭されて脱臭風路の吹出し口111から冷蔵室100の上方へ吹出される。
このとき、庫内ファン108は停止しているため、脱臭風路の吹出し口111から送風路107への空気の流れはほとんどない。これにより、冷蔵室中段109と冷蔵室100の上方との間で循環が成立することから、比較的オゾン濃度の高い冷蔵室中段109の空気とオゾン濃度の低い冷蔵室100上方の空気のオゾン濃度が均一となる。さらに、冷蔵室100内の温度分布が均一となる。
以上のように本実施例の形態の冷蔵庫は、冷蔵庫本体1の前面に配置され、食品などを貯蔵する冷蔵室100と、冷蔵室100への冷気の流路である送風路107と、送風路107内に設けられ冷蔵室100を冷却する冷気を生成する冷却器102と、送風路107内に設けられ冷却器102により生成された冷気を冷蔵室100に送風するための庫内ファン108と、送風路107外に設けられた脱臭風路110と、脱臭風路110に設けられた脱臭装置120と、脱臭風路110に設けられた脱臭用ファン113とからなり、庫内ファン108による送風方向と脱臭ファン113による送風方向が対向することにより、冷蔵室100内の空気の攪拌を促進することになり、脱臭効果の向上に加えて、冷蔵室の温度分布を均一にすることができる。
さらに、脱臭風路の吹出し口111と送風路の吸込み口105が近接する位置に構成されていることにより、庫内ファン108と脱臭用ファン113が同時に運転されている場合は、脱臭後の空気が脱臭風路の吹出し口111から送風路の吸込み口105へ吸込まれることになり、冷蔵室100の下方に脱臭後の空気を送付することになり、冷蔵庫の下方を脱臭することができる。
さらに、脱臭装置120にオゾンを発生させる紫外線ランプ122が構成されていることにより、比較的高いオゾン濃度の空気を送風路110を介して冷蔵室100の下方に送付することになり、送風路110内または冷蔵庫の下方を脱臭および除菌することができる。
さらに、脱臭風路の吸込み口112が冷蔵室中段109に構成され、かつ脱臭ファン113が少なくとも庫内ファン108の停止中に、所定時間運転することにより、冷蔵室中段109と冷蔵室100の上方との間で循環が成立することになり、庫内のオゾン濃度と温度分布を均一にすることができる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、冷却送風路外に脱臭用ファンおよび脱臭装置を構成し、それぞれの送風方向を対向させることで、脱臭性能の向上と庫内温度の均一化が可能になるので、業務用の冷蔵庫の用途にも適用できる。
本発明による冷蔵庫の実施例1の正面図 本発明による冷蔵庫の実施例1のA−A断面図 本発明による冷蔵庫の実施例1のB−B断面図 本発明による冷蔵庫の実施例1の脱臭装置の構成図 本発明による冷蔵庫の実施例1の動作図 従来の冷蔵庫の側断面図 従来の冷蔵庫の風路の一部を示す要部正面図
符号の説明
1 冷蔵庫
100 冷蔵室
102 冷却器
105 送風路の吸込み口
107 送風路
108 庫内ファン
110 脱臭風路
111 脱臭風路の吹出し口
112 脱臭風路の吸込み口
113 脱臭用ファン
120 脱臭装置
122 オゾン発生手段

Claims (6)

  1. 冷却器によって生成された冷気を冷蔵室背面に形成した送風路を通って前記冷蔵室内に強制送風する庫内ファンと、前記冷蔵室内の空気を脱臭するために脱臭装置に連通する脱臭風路を備えた冷蔵庫において、前記脱臭風路は前記送風路と独立して形成され、前記脱臭装置に前記冷蔵室内の空気を導く脱臭用ファンを前記脱臭風路内に備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 脱臭風路の吹出し口と送風路の吸込み口が冷蔵室背面に近傍に配置され、前記吹出し口の後方に脱臭用ファン、前記吸込み口の後方に庫内ファンを配置したことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 脱臭装置が、オゾン発生手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 脱臭装置と脱臭用ファンは、少なくとも庫内ファンが停止中に、所定時間作動することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 冷蔵室の背面上方に備えた庫内ファンは冷却器の上部に配置し、送風路の冷気を上から下へ流すことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  6. 脱臭風路の吸込み口が、冷蔵室背面の中段近傍に構成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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