JP2007333324A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内の冷気の対流速度が十分でない直冷式の貯蔵室においても、自然対流による冷気の流れを妨げることなく、効率的な脱臭効果を得ることができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】背面部に冷却器20を備えて該冷却器により冷やされた冷気が自然対流することで天井部において前から後に向かって冷気が流れるよう構成した直冷式の冷蔵室14において、冷蔵室の天井面14bに脱臭装置28を設け、該脱臭装置を、天井部において後方に向かって自然対流する冷気Aの一部A1を取り込むダクト38と、該ダクト内に設けられた脱臭手段40とで構成する。ダクト入口42を自然対流の上流側に設けるとともに、ダクト出口44を自然対流の下流側であって、かつ、ダクトの下方を流れる自然対流A2に向けて開口するようにダクト下面38a、又は、ダクトの下方を流れる自然対流A2に近接させて後方に開口するようにダクト背面38bに設ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、冷蔵庫に関し、特にその貯蔵室内の脱臭装置に関するものである。
最近の冷蔵庫には、庫内の食品に起因する臭いの低減や他の食品への臭い移りを防止するために、庫内に脱臭装置が設けられることがある。従来、脱臭装置を設ける場合、壁面に脱臭触媒を収納したり、庫内の空気を強制的に循環させるためのファンクール式のダクト内部に脱臭触媒を設けたりしている。
ところで、冷蔵庫には、上記ファンクール式の冷蔵庫の他に、庫内の空気を強制的に循環させる手段を持たず、自然対流により庫内を冷却させる直冷式の冷蔵庫がある。かかる直冷式の冷蔵庫においては、庫内の対流速度が十分でないため、脱臭効果を発揮するのに時間がかかるという問題がある。
下記特許文献1には、送風手段や冷却手段といった高価な部品を用いることなく効果的に脱臭することを目的として、冷蔵庫の上部に設けた冷却器を有する製氷室からの冷気が自然対流によって冷蔵庫の奥側を降下し、手前側を上方して製氷室に戻る冷気通路に、製氷室側と冷蔵室側とを連通する連通孔を有する低温活性脱臭触媒を配設することが提案されている。
また、下記特許文献2には、気体が循環していない閉鎖空間においても効率よく臭気成分を除去することを目的として、高電圧放電によりイオン風を発生されるイオン風発生手段を備える脱臭装置が提案されている。
特開平11−211332公報 特開2002−153552公報
しかしながら、上記特許文献1の冷蔵庫では、自然対流による冷気流路の全体を横断するように脱臭触媒が配されているため、該脱臭触媒によって自然対流による冷気の流れが妨げられてしまう。そのため、庫内の対流速度が十分でない直冷式冷蔵庫においては、冷却不良を引き起こしたり、脱臭触媒を設けた冷気流路側に冷気が流れにくくなって、結果として十分な脱臭効果が得られないという問題がある。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、室内の冷気の対流速度が十分でない直冷式の貯蔵室においても、自然対流による冷気の流れを妨げることなく、効率的な脱臭効果を得ることができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明による冷蔵庫は、室内の空気を強制的に循環させる手段を持たない貯蔵室であって、背面部に冷却器を備えて該冷却器により冷やされた冷気が自然対流することで天井部において前から後に向かって冷気が流れるよう構成された貯蔵室を備える冷蔵庫において、前記貯蔵室の天井面に脱臭装置を設け、該脱臭装置は、天井部において後方に向かって自然対流する冷気の一部を取り込むダクトと、該ダクト内に設けられた脱臭手段とを備え、前記ダクトの入口を前記自然対流の上流側に設けるとともに、前記ダクトの出口を前記自然対流の下流側であって、かつ、前記ダクトの下方を流れる自然対流の流れに向けて開口するようにダクト下面、又は、前記ダクトの下方を流れる自然対流の流れに近接させて後方に開口するようにダクト背面に設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、直冷式貯蔵室の天井部を後方に流れる自然対流の冷気に対し、その一部をダクトに取り込むようにしたことにより、当該自然対流の流れを大きく妨げることなく、脱臭手段に冷気を導くことができる。そして、該ダクトの出口を、ダクト下方を流れる自然対流に向けて開口するようにダクト下面、又は、ダクト下方を流れる自然対流に近接させて後方に開口するようにダクト背面に設けたことにより、該ダクトの下方を流れる自然対流の作用でダクト内に冷気が流れやすくなり、よって、効率的な脱臭効果を得ることができる。
以下、本発明の実施形態に係る冷蔵庫について図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、実施形態に係る冷蔵庫10の縦断面図である。この冷蔵庫10は、直冷式の冷凍冷蔵庫であり、キャビネット12には上段から冷蔵室14、チルド室16、冷凍室18が設けられ、それぞれ専用の冷却器20,22,24が設けられている。
すなわち、各貯蔵室14,16,18には、冷気を強制的に循環させるファンは設けられておらず、冷蔵室14およびチルド室16には、それぞれその背面部に冷却器20,22が設けられ、冷凍室18には、内部の空間内に棚状に冷却器24が配され、各冷却器20,22,24からの伝熱及び冷気の自然対流により、直冷式にて冷却されるように構成されている。
冷蔵室14において、冷蔵室用冷却器20は、背面14aの壁の裏側に全体にわたって貼り付けられている。これにより、冷却時には、背面14aで冷やされた冷気が、該背面14aに沿って下方に流れ、冷蔵室14の底部を前方に流れて、冷蔵室14の前側、即ち、冷蔵室扉26の裏側を上方に流れ、冷蔵室14の天井部を後方に流れるといった自然対流が発生する。なお、冷蔵室用冷却器20は、冷蔵室14の背面14aの前面に設けたり、あるいはまた、背面14aの壁内に組み込んでもよい。
冷蔵室14の天井面14bには、脱臭装置28が設けられている。図2に示すように、冷蔵室14の天井面14bには、また、庫内灯30が設けられており、脱臭装置28は、この庫内灯30の背後に、一体にユニット化して設けられている。また、図3に示されるように、脱臭装置28及び庫内灯30は、冷蔵室14の幅方向中央部において、天井面14bから下方に突出して設けられている。
詳細には、庫内灯30は、天井面14bに設けられた台座32と、該台座32に固定された電球34と、該電球34を覆うシェード36とを備えてなる。シェード36は、前方から流れてくる自然対流の冷気Aの流れを阻害しないように、前端部が湾曲面状に突出して形成されている。
脱臭装置28は、天井部において後方に向かって自然対流する冷気Aの一部A1を取り込むダクト38と、その内部の冷気流路内に設けられた脱臭手段として脱臭触媒40とを備えてなる。脱臭触媒40としては、冷蔵室14内の臭いを除去できるものであれば、特に限定されず、例えば、活性炭、ゼオライトなどの臭い吸着剤、二酸化マンガン、酸化銅などの酸化触媒、二酸化チタンなどの光触媒などが挙げられる。また、脱臭触媒40は、空気が通過できるようにフィルター状またはハニカム状に形成されている。
ダクト38は、庫内灯30を構成する上記台座32の後方に一体に設けられた箱状をなし、その前後方向中央部において、ダクト38内を前後に区切るように脱臭触媒40が設けられている。ダクト38は、その入口42が天井部における自然対流Aの上流側、即ちダクト38の前端部に設けられ、出口44が天井部における自然対流Aの下流側、即ちダクト38の後端部に設けられている。
より詳細には、ダクト38の入口42は、シェード36に沿って後方に流れてきた冷気を効果的に取り込むように、シェード36から下方に張り出して、自然対流の流れAと垂直な面上で開口している。すなわち、入口42は、図2,3に示されるように、ダクト38の前面において、前方に向けて開口しており、この例では、冷蔵室14の幅方向に並設された複数の矩形の開口穴として構成されている。
ダクト38の出口44は、ダクト38の下方を流れる自然対流の流れA2に近接させて、後方に開口するようにダクト背面38aに設けられている。すなわち、出口44は、ダクト背面38aの下部において、その下方の自然対流の流れA2に対して平行に冷気が流れるように開口して設けられている。
そして、図2に示すように、ダクト38の入口42から出口44に至るまでダクト下面38bが、自然対流の流れA2に沿って延びる平面状に形成されている。すなわち、ダクト38内に入らなかった自然対流の流れA2が、ダクト下面38bに沿って出口44部分まで滑らかに流れるように、入口42近傍のダクト下面38bから出口44近傍のダクト下面38bまでが水平な同一平面上に形成されている。
以上よりなる本実施形態のものにおいて、自然対流により冷蔵室14の天井部を後方に流れる冷気Aは、シェード36に沿って後方に流れて、その冷気の一部A1が入口42からダクト38内に取り込まれる。ダクト38内に取り入れられた冷気A1は、脱臭触媒40を通過することで脱臭された後、後方に流れる。一方、ダクト38内に入らなかった冷気A2は、ダクト下面38bに沿って後方に流れ、出口44付近でもそのまま自然対流により後方に流れようとする。このとき、ダクト出口44のすぐ後方では、下を対流する冷気A2がそのまま後方に流れるが、この冷気A2の流速はダクト38内を流れる冷気A1の流速よりも速いのでベルヌーイの法則によって気圧が下がることになり、ダクト出口44から空気を引っ張り出す効果をもたらす。そのため、ダクト38内に冷気が流れやすくなる。
また、特に、ダクト入口42が、冷蔵室14の天井面14bから下方に突出して、自然対流の流れAと垂直な面上で開口しているので、ダクト38内に冷気を効果的に取り込むことができる。また、ダクト38の入口42から出口44までのダクト下面38bが、自然対流の流れAに沿って延びる平面状に形成されているので、ダクト38内に入らなかった冷気をダクト出口44部分まで滑らかに流すことができ、よって、ダクト出口44からダクト38内の冷気を引っ張り出す効果をよりよく発揮させることができる。
以上より、本実施形態によれば、直冷式の冷蔵庫において、特別な庫内空気の撹拌機能を持たなくても、脱臭装置28の機能を効率的に働かせることができ、脱臭効果を短期間で発揮させることができる。
また、本実施形態によれば、脱臭装置28を庫内灯30の背後に一体にユニット化したことで、庫内灯30の背後のデッドスペースを有効に活用することができる。
(第2実施形態)
図4,5は、第2実施形態に係る冷蔵庫の脱臭装置周辺の構造を示したものである。この実施形態では、脱臭手段およびダクト38の出口44の構成が上記第1実施形態とは相違する。
すなわち、この例において、脱臭手段は、高電圧放電によりオゾンを発生させるオゾン発生手段50と、臭い分子を吸着させる臭い吸着手段52とからなり、オゾン発生手段50が臭い吸着手段52の上方に配置されている。
ここで、オゾン発生手段50は、酸化チタンなどの光触媒を持つ光触媒フィルター54と、その両側に対向配置されたオゾン発生電極56とを備えてなり、該電極56間に直流高電圧を印加することにより、光触媒フィルター54からオゾンが発生する。また、臭い吸着手段52は、臭い分子を吸着する吸着剤としての機能とともに、オゾンを分解するオゾン分解触媒としての機能を持つことが好ましく、二酸化マンガンなどの酸化触媒を主体としたハニカム形状の焼結体からなるオゾン分解触媒フィルターを用いることができる。
ダクト38内の流路は、オゾン発生手段50と、その下方の臭い吸着手段52に順次に空気が流れるように、入口42から上方に延び、その上端部から後方に延びた後、下方に延びており、この下方に延びる流路内に、上記オゾン発生手段50と臭い吸着手段52が設けられている。
ダクト38の出口44は、上記臭い吸着手段52の下流、詳細には、臭い吸着手段52の下方に設けられている。該出口44は、ダクト38の下方を流れる自然対流の流れA2に対して略垂直に開口するようにダクト下面38bに設けられている。このダクト出口44の開口面は、入口42近傍のダクト下面38bからその下方の自然対流の流れA2に沿って下流側に延びる延長面上に設けられており、より詳細には、ダクト38内に入らなかった自然対流の流れA2が、ダクト下面38bに沿って出口44部分まで滑らかに流れるように、入口42近傍のダクト下面38bと出口44の開口面が水平な同一平面上に形成されている。なお、ダクト出口44は、この例では、図5に示すように、前後方向に細長い複数の開口穴を冷蔵室14の幅方向に並設されて構成されている。
その他の構成は上記第1実施形態と同様であり、基本的には第1実施形態と同様の作用効果が奏される。そして、第2実施形態であると、次の作用効果が奏される。
すなわち、オゾン発生手段50で発生したオゾンは、その下流に配された臭い吸着手段52で吸着された臭い分子を分解し、臭い吸着手段52を再生させる。その際、通常の空気よりも重いオゾンは下方に流れやすいことから、オゾン発生手段50に対して下方に位置する臭い吸着手段52にオゾンが導かれやすく、そのため、上記臭い分子の分解効果及び臭い吸着手段52の再生効果を高くすることができる。
また、第2実施形態では、ダクト出口44が、ダクト38の下方を流れる自然対流A2に対して略垂直に開口している。ダクト38は冷蔵室14の天井面14bに対して張り出した形状になっており、これにより天井面に沿って流れる自然対流はダクト38部分で速度が上がり、よって、この流れの圧力ヘッドはこの部分で小さくなっている。結果的に、ベルヌーイの法則によって、ダクト38の出口44付近の圧力は入口42付近よりも低くなっており、ダクト38内で空気が流れやすくなっている。
(第3実施形態)
図6は、第3実施形態に係る冷蔵庫の脱臭装置周辺の構造を示したものである。この実施形態では、庫内灯30のシェード36の前面にダクト38の入口42を設けた点が上記第1実施形態とは相違する。
すなわち、この例では、シェード36の後方に下方に張り出すような入口42を設ける代わりに、シェード36の前面に入口42を設けることで、シェード36の内側もダクト38として構成されている。この場合、自然対流により冷蔵室14の天井部を後方に流れる冷気Aは、その冷気の一部A1がシェード36の前面の入口42からダクト38内に取り込まれ、シェード36の内部を通った後、脱臭触媒40を通過することで脱臭される。一方、ダクト38内に入らなかった冷気A2は、シェード36の下面とその下流側延長面上に設けられたダクト下面38bに沿って後方に流れ、出口44付近でもそのまま自然対流により後方に流れようとする。そのため、上記と同様、ベルヌーイの法則によって、ダクト出口44から空気を引っ張り出す効果がもたらされ、ダクト38内に冷気が流れやすくなっている。
その他の構成は上記第1実施形態と同様であり、基本的には第1実施形態と同様の作用効果が奏される。
(第4実施形態)
図7は、第4実施形態に係る冷蔵庫の縦断面であり、図8,9は、その脱臭装置周辺の構造を示したものである。以下、第1実施形態と同一の符号を付したものについては、特に説明しない限り、同一の構成を有するとして説明は省略する。
この実施形態では、ダクト38の入口42がダクト下面38bに設けられており、ダクト38内における脱臭手段58の上流側に自然対流の冷気Aの一部A1をダクト38内に取り込むファン60が設けられている。
脱臭手段58としては、第2実施形態と同様のオゾン発生手段50(光触媒フィルター54及びオゾン発生電極56)と臭い吸着手段52(オゾン分解触媒)とを備え、オゾン発生手段50が臭い吸着手段52の上流側に配置されている。
ダクト入口42は、庫内灯30のシェード36の後方において、自然対流の流れAに対して略垂直に開口するように下方に向けて開かれている。ダクト38内の冷気流路は、ダクト下面38bの入口42から上方に取り込まれた後、後方に延び、該ダクト38内に配されたファン60、オゾン発生手段50及び臭い吸着手段52が順次に通過した後、ダクト下面38bに設けられた出口44から冷気A1が排出されるように構成されている。ダクト出口44は、その開口面がダクト入口42近傍のダクト下面38bから自然対流の流れA2に沿って延びる延長面上に設けられている。
ファン60は、ダクト38内に自然対流の冷気の一部A1を取り込むための脱臭用のファンであり、一般的なファンクール式冷蔵庫において庫内空気を強制的に循環させるファンとは区別されるような小型・小出力のファンである。
その他の構成は上記第1実施形態と同様であり、基本的には第1実施形態と同様の作用効果が奏される。そして、第4実施形態であると、次の作用効果が奏される。
すなわち、自然対流による冷却中に脱臭装置28のファン60を動作させることにより、シェード36に沿って後方に流れてきた冷気の一部A1が入口42からダクト38内に取り込まれる。ダクト38内に取り入れられた冷気A1は、脱臭手段58を通過することで、オゾンにより臭い分子が分解されて脱臭される。一方、ダクト38内に取り込まれなかった冷気A2は、ダクト下面38bに沿って後方に流れ、冷蔵室14の背面14aで下方に流れていくが、その際、上記と同様、ベルヌーイの法則によって、出口44付近の圧力が低くなって、ダクト38内に冷気が流れやすくなっている。
このように本実施形態では、ダクト入口42をダクト下面38bに設けた上で、ファン60により冷気A1の取り込みを行うので、見栄えを良くしながら、効率的にダクト38内に冷気を取り込むことができる。また、その際、ファン60を脱臭手段58の上流側に設けたので、脱臭手段58の下流側に設ける場合に比べて、ファンの出力が小さくてもダクト38内に冷気を取り込むことができる。なお、ダクト38の出口側については、ベルヌーイの法則により冷気を引っ張り出すことができる。
また、本実施形態では、ファン60やオゾン発生電極56に電力を要するが、庫内灯30と一体にユニット化しているため、配線しやすい。また、特に、この例の場合、庫内灯30の背後に脱臭装置28による張出部がないため、見栄えに優れ、デッドスペースの有効利用が図られる。
この第4実施形態において、ファン60の制御方法としては、例えば、1時間や2時間などの所定時間おきにファン60を動作させる時分割制御とすることができる。また、かかる時分割制御とともに、あるいは時分割制御とは別に、例えば、開扉時にはファン60を止め、扉を閉じてから所定時間後にファン60の動作を再開するように制御してもよい。
(他の実施形態)
(1)ダクト38の出口44をダクト下面38bに設ける場合、上記実施形態のように、下面38bが水平面上にある場合には限定されず、斜めに傾斜していてもよい。また、該出口44をダクト背面38aに設ける場合も、該背面38aが鉛直面である場合には限定されず、斜めに傾斜していてもよい。
(2)上記実施形態においては、冷蔵室14のみについて説明したが、他の貯蔵室に同様な脱臭装置を設けてもよい。また、本発明は、すべての貯蔵室が直冷式の場合には限定されず、ファンクール式の冷蔵庫において、その一部に直冷式の貯蔵室がある場合に、該直冷式の貯蔵室に上記構成を採用するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係る冷蔵庫の縦断面図である。 第1実施形態における脱臭装置の縦断面図である。 第1実施形態における脱臭装置の正面図である。 第2実施形態における脱臭装置の縦断面図である(図5のIV−IV線断面図)。 第2実施形態における脱臭装置の底面図である。 第3実施形態における脱臭装置の縦断面図である。 第4実施形態に係る冷蔵庫の縦断面図である。 第4実施形態における脱臭装置の縦断面図である。 第4実施形態における脱臭装置の斜視図である。
符号の説明
10…冷蔵庫
14…冷蔵室、14a…背面、14b…天井面
20…冷蔵室用冷却器
28…脱臭装置
30…庫内灯
38…ダクト、38a…背面、38b…下面
40…脱臭触媒(脱臭手段)
42…ダクト入口
44…ダクト出口
50…オゾン発生手段
52…臭い吸着手段
58…脱臭手段
60…ファン
A…自然対流する冷気
A1…ダクトに取り込まれる冷気
A2…ダクトの下方を流れる冷気

Claims (7)

  1. 室内の空気を強制的に循環させる手段を持たない貯蔵室であって、背面部に冷却器を備えて該冷却器により冷やされた冷気が自然対流することで天井部において前から後に向かって冷気が流れるよう構成された貯蔵室を備える冷蔵庫において、
    前記貯蔵室の天井面に脱臭装置を設け、該脱臭装置は、天井部において後方に向かって自然対流する冷気の一部を取り込むダクトと、該ダクト内に設けられた脱臭手段とを備え、前記ダクトの入口を前記自然対流の上流側に設けるとともに、前記ダクトの出口を前記自然対流の下流側であって、かつ、前記ダクトの下方を流れる自然対流の流れに向けて開口するようにダクト下面、又は、前記ダクトの下方を流れる自然対流の流れに近接させて後方に開口するようにダクト背面に設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記ダクトの入口が、前記貯蔵室の天井面から下方に突出し、かつ、自然対流の流れと垂直な面上で開口していることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記ダクトの出口が前記ダクト背面に設けられており、前記ダクトの入口から出口までのダクト下面が前記自然対流の流れに沿って延びる平面状に形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の冷蔵庫。
  4. 前記ダクトの出口が前記ダクト下面に設けられており、該出口の開口面が前記入口近傍のダクト下面から前記自然対流の流れに沿って延びる延長面上に設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載の冷蔵庫。
  5. 前記脱臭手段がオゾン発生手段と臭い吸着手段とを備え、前記オゾン発生手段が前記臭い吸着手段の上方に位置していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 前記ダクトの入口がダクト下面に設けられ、前記ダクト内における前記脱臭手段の上流側に自然対流の冷気の一部を前記ダクト内に取り込むファンが設けられたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の冷蔵庫。
  7. 前記貯蔵室の天井面に庫内灯が設けられ、前記庫内灯の背後に前記脱臭装置が設けられたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の冷蔵庫。
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