JP2014134328A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】卵の収納量を多くでき、しかも卵の出し入れをしやすくできる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫1は、野菜室7内に、引出し可能な下ケース18と当該下ケース18の上部に設けられた上ケース19を備える。前記上ケース19には、複数個の卵を配置することが可能な卵配置部材22が出し入れ可能に配置されている。
【選択図】図1
【解決手段】冷蔵庫1は、野菜室7内に、引出し可能な下ケース18と当該下ケース18の上部に設けられた上ケース19を備える。前記上ケース19には、複数個の卵を配置することが可能な卵配置部材22が出し入れ可能に配置されている。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は冷蔵庫に関する。
従来より、家庭用の冷蔵庫においては、複数個の卵を配置することが可能な卵配置部材を備えたものがある。その卵配置部材の配置場所としては、冷蔵室内の下部、あるいは冷蔵室を開閉する扉の内側のポケットに設けられることが多い。
しかしながら、従来構成のものでは、卵の収納量が少なく、卵の収納量を多くしたいという要望がある。
そこで、卵の収納量を多くでき、しかも卵の出し入れをしやすくできる冷蔵庫を提供する。
本実施形態の冷蔵庫は、野菜室内に、引出し可能な下ケースと当該下ケースの上部に設けられた上ケースを備える。前記上ケースには、複数個の卵を配置することが可能な卵配置部材が出し入れ可能に配置されている。
以下、複数の実施形態による冷蔵庫を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について図1から図6を参照して説明する。図1に示すように、冷蔵庫1は、前面が開口した縦長矩形箱状の断熱箱体2内に、複数の貯蔵室を有して構成されている。以下、断熱箱体2の開口側すなわち図1において左側を冷蔵庫1の前側として説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について図1から図6を参照して説明する。図1に示すように、冷蔵庫1は、前面が開口した縦長矩形箱状の断熱箱体2内に、複数の貯蔵室を有して構成されている。以下、断熱箱体2の開口側すなわち図1において左側を冷蔵庫1の前側として説明する。
断熱箱体2は、鋼板製の外箱3と合成樹脂製の内箱4の間に断熱材5を設けて構成されている。断熱箱体2は、その内部に、上段から順に冷蔵室6、野菜室7が設けられ、その下方に製氷室8および図示しない小冷凍室が左右に並べて設けられ、さらにその下方に冷凍室9が設けられている。製氷室8には自動製氷装置10が設けられている。
冷蔵室6および野菜室7は、いずれも冷蔵温度帯の貯蔵室であり、通常、冷蔵室6および野菜室7は、異なる温度に設定されている。例えば、冷蔵室6の維持温度は1〜5℃に設定されており、野菜室7の維持温度はそれよりやや高い2〜6℃に設定されている。冷蔵室6と野菜室7の間は、プラスチック製の仕切壁12により上下に仕切られている。この仕切壁12の後部には、野菜室用冷気供給口13が形成されている。冷蔵室6とこれの下方の野菜室7とはこの野菜室用冷気供給口13により連通していて、冷蔵室6側の冷気が、この野菜室用冷気供給口13を通して野菜室7側へ供給されるようになっている。
冷蔵室6内には、例えばプラスチック製の複数の棚板14が設けられている。冷蔵室6内は、この複数の棚板14により上下に複数段に区切られている。冷蔵室6の前面部にはヒンジ開閉式の冷蔵室用断熱扉15が設けられている。この冷蔵室用断熱扉15の前面には操作パネル16が設けられている。
野菜室7の前側には、引出し式の野菜室用断熱扉17が設けられている。野菜室用断熱扉17の背面部には、下ケース18と、この下ケース18の上部に配置された上ケース19とが上下2段に重ねられた状態で設けられている。下ケース18は、野菜室用断熱扉17とともに前後方向にスライド可能に設けられていて、引出し可能とされている。下ケース18は、上面が開口した矩形の容器状をなしている。上ケース19は、下ケース18と同様に上面が開口した矩形の容器状をなしているが、下ケース18よりも深さは浅く、かつ前後方向の長さも短く設定されている。この上ケース19の左右の側壁の外面側には、図3に示すように側方へ突出する凸部20が複数設けられていて、これら凸部20が、下ケース18の上端部の受部21にスライド可能に支持されている。したがって、上ケース19は、凸部20が下ケース18の上端部の受部21を摺動することで、下ケース18に前後方向へスライド可能に支持されている。そして、上ケース19内に、後述する卵配置部材22が出し入れ可能に配置されるようになっている。
前記製氷室8、図示しない小冷凍室、および冷凍室9は、いずれも冷凍温度帯、例えば−10〜−20℃のマイナス温度帯の貯蔵室である。野菜室7と、製氷室8および小冷凍室との間は断熱仕切壁24により上下に仕切られている。製氷室8の前側には、貯氷容器25が連結された引出し式の製氷室用断熱扉26が設けられている。また、冷凍室9の前側にも、上下二段に構成された貯蔵容器27,28が連結された引出し式の冷凍室用断熱扉29が設けられている。そして、図示しないが、小冷凍室の前側にも貯蔵容器が連結された引出し式の断熱扉が設けられている。断熱箱体2の後部の下部には機械室30が設けられていて、この機械室30内に、冷凍サイクルの圧縮機31や、除霜水蒸発皿32などが配設されている。
冷蔵庫1内にあって冷凍温度帯の貯蔵室つまり製氷室8、小冷凍室、および主冷凍室9の後部には、冷凍室ダクト部材34が設けられている。この冷凍室ダクト部材34によって、冷凍温度帯の貯蔵室の後部には、冷凍用冷却器室35と、この冷凍用冷却器室35の上方に位置する冷凍用冷気ダクト36とが形成されている。冷凍用冷却器室35と冷凍用冷気ダクト36とは連通している。冷凍用冷却器室35内には、冷凍用冷却器37が配設されている。冷凍用冷却器37の近傍には、当該冷凍用冷却器37に生じた霜を除去する除霜ヒータ38が設けられている。冷凍用冷却器37の上方つまり冷凍用冷気ダクト36内には、冷凍用送風機39が設けられている。冷凍室ダクト部材34の前面には複数この場合二つの冷凍用冷気供給口40が形成されており、下端部には吸込み口41が形成されている。
冷凍室9内において、吸込み口41の近傍に位置させて、冷凍室温度センサ33Aが設けられている。この冷凍室温度センサ33Aは、例えばサーミスタにより構成されていて、冷凍室9内の温度を検出する。冷凍用冷却器37の下方には、冷凍側排水樋42が設けられている。冷凍側排水樋42は、冷凍用冷却器37からの除霜水を受ける。冷凍側排水樋42にて受けられた除霜水は、前記機械室30の除霜水蒸発皿32に導かれて蒸発する。
冷蔵庫1内にあって冷蔵温度帯の貯蔵室つまり冷蔵室6および野菜室7の後部には、冷蔵室ダクト部材43が設けられている。この冷蔵室ダクト部材43によって、冷蔵温度帯の貯蔵室の後部には、上側から順に、冷蔵用冷気ダクト44、冷蔵用冷却器室45、および送風ダクト46が形成されている。この場合、冷蔵用冷却器室45の上端部は、冷蔵用冷気ダクト44の下端部と連通し、冷蔵用冷却器室45の下端部は、送風ダクト46の上端部と連通している。冷蔵用冷却器室45内に、冷蔵用冷却器47が設けられている。
冷蔵用冷気ダクト44は、冷蔵室6の上端部まで延び、その前部に、冷蔵室6内に連通する複数の冷蔵用冷気供給口48が形成されている。冷蔵用冷気ダクト44の下部には、冷蔵用冷却器47の上方に位置させてダンパ49が設けられている。このダンパ49は、冷蔵室6ひいては野菜室7へ供給される冷気の流れを制御する冷気制御手段として機能する。冷蔵用冷却器室45内の下部には、冷蔵用冷却器47の下方に位置させて、冷蔵側排水樋50が設けられている。冷蔵側排水樋50は、冷蔵用冷却器47からの除霜水を受ける。冷蔵側排水樋50にて受けられた除霜水は、前記機械室30の除霜水蒸発皿32に導かれて蒸発する。
送風ダクト46は、その上端部が冷蔵側排水樋50をう回して冷蔵用冷却器室45の下端部に接続されている。冷蔵室ダクト部材43の前部には戻り口51が形成されており、この戻り口51によって、送風ダクト46内と野菜室7内とが連通している。送風ダクト46内には、冷蔵用送風機52が設けられている。冷蔵室6内において、冷蔵用冷気ダクト44の前面部には、冷蔵室温度センサ33Bが設けられている。この冷蔵室温度センサ33Bは、例えばサーミスタにより構成されていて、冷蔵室6内の温度を検出する。
野菜室用冷気供給口13の付近には、脱臭手段を構成する脱臭装置54が設けられている。この脱臭装置54は、例えばアセトアルデヒド類の脱臭性に優れた人工酵素などの有機系触媒を活性炭などの吸着剤に添着させて、セルロースなどの有機材料からなる通気性を有するハニカム形状の担体に担持させたものである。この脱臭装置54は、野菜室用冷気供給口13を通過する空気に含まれる臭気成分を吸着する機能がある。脱臭装置54としては、前記のものに代えて、二酸化マンガンや酸化チタンなどの金属酸化物、白金や銀などの貴金属、人工酵素、および活性炭やゼオライトなどの無機系の吸着剤を組み合わせて構成としたものを用いてもよい。
野菜室7の天井を構成する仕切壁12の下面には、上ケース19の上方に位置させて、野菜室温度センサ33Cと、除菌成分発生手段を構成する除菌成分発生装置55が設けられている。野菜室温度センサ33Cは、例えばサーミスタにより構成されていて、野菜室7における上ケース19付近ひいては卵配置部材22付近の温度を検出する。
除菌成分発生装置55は、詳細には示されていないが、例えば放電電極および対向電極と、放電電極に水を供給する手段と、放電電極に電圧を印加する手段と、を備え、放電電極の先端部において水をレイリー分裂させ、ヒドロキシラジカルなど活性種を含む帯電した霧状の微細な水粒子を発生させる。このとき発生する微細な水粒子が、除菌成分として機能する。
なお、除菌成分発生装置55としては、前述したような放電電極に電圧を印加して帯電微粒子水を発生させる装置以外にも、例えば、空気中にプラズマイオンであるH+(H2O)mおよびO2 −(H2O)n(m,nは自然数を示す)の帯電微粒子水をほぼ同等量発生させるイオン発生装置であってもよい。これらの装置で発生する帯電微粒子水は、1nm〜1000nmのナノメータサイズのピーク粒子を有しているものであり、非常に小さい微粒子水である。
次に、野菜室7における上ケース19内に配置された卵配置部材22について図2〜図6も参照して説明する。図2および図3に示すように、上ケース19内に、2個の卵配置部材22が左右の横方向に並べて配置されている。2個の卵配置部材22は同一構成である。卵配置部材22は、この場合プラスチック製であり、図5および図6に示すように、ほぼ矩形状をなす上部壁57と、この上部壁57の周縁部から下方へ向けて突出した枠状の垂下壁58とを一体に有していて、通常は垂下壁58の下端部が上ケース19の底壁部19aの上面に当接された状態で配置される。上部壁57の四隅部は曲面状となっている。この卵配置部材22は、上下を裏返した状態では、図4の右側の卵配置部材22で示すように、上部壁57が上ケース19の底壁部19aの上面に当接し、上面が開口した浅底の容器状となる。
卵配置部材22において、上部壁57には、複数個の卵配置孔59と、複数個の通気孔60が形成されている。卵配置孔59は、鶏の卵61(図1、図3参照)を配置することが可能な円形をなしていて、この場合、長手方向に6個ずつ、これと直交する方向に4個ずつ、合計24個形成されている。通気孔60は、卵配置孔59よりも小さな円形をなしていて、4個の卵配置孔59で囲まれる部分に1個ずつ、合計15個形成されている。4辺の垂下壁58の下部には、それぞれ切欠き部62が形成されている。図2に示すように、上ケース19内に2個の卵配置部材22を左右に並べて配置することで、2個の卵配置部材22は、上ケース19の内底面(底壁部19aの上面)のほぼ全面にわたるように配置される。
卵配置部材22を上ケース19内に通常に配置した状態では、図3に示すように、各卵配置部材22の上部壁57の下面と上ケース19の内底面との間に空間部63が形成される。上部壁57の卵配置孔59および通気孔60は、空間部63と上部壁57の上方空間とを連通させている。また、隣り合った2個の卵配置部材22の各空間部63同士は、隣り合った切欠き部62を通して連通している。
上ケース19の底壁部19aには、図1、図3および図4に示すように、上下方向に開通する孔は形成されていない。上ケース19の左右の側壁部19bには、図3および図4に示すように、卵配置部材22の切欠き部62に対応する部位に位置させて、左右方向に開通する通気孔64が形成されている。下ケース18の左右の側壁部18bの内面と、当該下ケース18の上部に配置された上ケース19の左右の側壁部19bの外面との間には、隙間65が形成されている。また、下ケース18の左右の側壁部18bには、上ケース19の下方に位置させて通気孔66が形成されている。
なお、本実施形態の冷凍サイクルにおいては、図示はしないが、切替弁を備えていて、圧縮機31から吐出される冷媒を、冷凍用冷却器37側へ供給する場合と、冷蔵用冷却器47側へ供給する場合とが切り替えられるようになっている。
冷蔵庫1の背面下部寄り部分には、制御手段としての制御装置68が設けられている。制御装置68は、図示しないマイクロコンピュータ、タイマ、記憶装置などを有して構成されている。制御装置68には、入出力機器として操作パネル16が接続され、また、センサ機器として冷凍室温度センサ33A、冷蔵室温度センサ33B、野菜室温度センサ33Cなどが接続されている。制御装置68は、これらの信号、および予め備えた制御プログラムに基づき、冷凍サイクルの圧縮機31や切替弁、除霜ヒータ38、自動製氷装置10、冷凍用送風機39、冷蔵用送風機52、ダンパ49、除菌成分発生装置55などの制御を行う機能を有している。
次に上記構成の作用を説明する。
冷凍サイクルの圧縮機31が駆動され、冷媒が冷凍用冷却器37に供給される状態で、冷凍用送風機39が駆動されると、冷凍用冷却器37により冷却された冷気が、冷凍用冷気供給口40から製氷室8、小冷凍室、および冷凍室9に供給され、これにより、これら製氷室8、小冷凍室、および冷凍室9が冷却される。また、これら製氷室8、小冷凍室、および冷凍室9内の空気は、最終的に吸込み口41から冷凍用冷却器室35内に吸い込まれて、再び冷凍用冷却器37により冷却されるように循環する。
冷凍サイクルの圧縮機31が駆動され、冷媒が冷凍用冷却器37に供給される状態で、冷凍用送風機39が駆動されると、冷凍用冷却器37により冷却された冷気が、冷凍用冷気供給口40から製氷室8、小冷凍室、および冷凍室9に供給され、これにより、これら製氷室8、小冷凍室、および冷凍室9が冷却される。また、これら製氷室8、小冷凍室、および冷凍室9内の空気は、最終的に吸込み口41から冷凍用冷却器室35内に吸い込まれて、再び冷凍用冷却器37により冷却されるように循環する。
また、冷凍サイクルの圧縮機31が駆動され、冷媒が冷蔵用冷却器47に供給される状態で、かつ冷蔵用冷気ダクト44のダンパ49が開放された状態で、冷蔵用送風機52が駆動されると、冷蔵用冷却器47により冷却された冷気が、冷蔵用冷気ダクト44内を通り、各冷蔵用冷気供給口48から冷蔵室6内へ供給される(図1の白抜きの矢印参照)。冷蔵室6内へ供給された冷気は、冷蔵室6内の貯蔵物を冷却した後、下部の野菜室用冷気供給口13から野菜室7内に供給され、野菜室7内の貯蔵物を冷却する。
このとき、野菜室用冷気供給口13は、上ケース19の上面開口部を避けた位置、具体的には上ケース19の上面開口部より後方で下向きに位置していて、上ケース19の上面開口部に向けない位置に配置されている。このため、野菜室用冷気供給口13から野菜室7内に供給される冷気は、上ケース19内の卵配置部材22には直接は当たらない構成となっている。そして、野菜室7内の空気は、戻り口51から送風ダクト46内に吸い込まれた後、冷蔵用冷却器室45内へ戻り、再び冷蔵用冷却器47により冷却されるというように循環する。
ここで、野菜室7において、上ケース19内の卵配置部材22に卵61が配置されていた場合には、その卵61も冷却されることになる。このとき、仮に2個の卵配置部材22の全部の卵配置孔59に卵61が配置されていたとしても、卵配置部材22の上部壁57には通気孔60が設けられているので、卵配置部材22の上方の空間と、卵配置部材22の内部となる空間部63との間で空気の流通が可能である(図3の矢印A1参照)。また、上ケース19内で隣り合った2個の卵配置部材22の空間部63同士は、垂下壁58の切欠き部62を通して連通しているので、これらの間でも空気の流通が可能である(図3の矢印A2参照)。
しかもこの場合、上ケース19の左右の側壁部19bには通気孔64が設けられていて、この通気孔64は、側壁部19bと下ケース18の側壁部18bとの間の隙間65に連通しているとともに、垂下壁58の切欠き部62を通して空間部63にも連通しているので、空間部63と下ケース18内との間でも空気の流通が可能である(図3の矢印A3参照)。さらに、下ケース18の側壁部18bには通気孔66が設けられているので、下ケース18の内部と外部との間でも空気の流通が可能である(図3の矢印A4参照)。
また、上記構成においては、野菜室用冷気供給口13の近傍に脱臭装置54が設けられているので、冷蔵室6から野菜室7側へ供給される空気に含まれた臭気成分が、その脱臭装置54を通過する際に吸着除去されるようになる。さらに、上ケース19の上方には除菌成分発生装置55が設けられていて、この除菌成分発生装置55から発生した除菌成分(微粒子水)が上ケース19内の卵61に供給される。これにより、卵61の表面が除菌されるとともに、卵61に付着していた菌が、野菜室7内に収容される他の野菜等へ付着することを防止できることが期待できる。
この場合、卵配置部材22付近の温度を野菜室温度センサ33Cにより検出し、制御装置68は、卵配置部材22付近の温度が卵の保存に適した温度となるように、ダンパ49を制御する。具体的は、野菜室温度センサ33Cの検出温度が低下し、予め設定された下限設定温度に達したら、ダンパ49を閉鎖状態に切り替えて野菜室7の温度低下を抑え、逆に、野菜室温度センサ33Cの検出温度が上昇し、予め設定された上限設定温度まで達したら、ダンパ49を開放状態に切り替えて野菜室7を再度冷却するように制御する。
上記した実施形態によれば、次のような作用効果を得ることができる。
野菜室7において、引き出し可能な下ケース18の上部に設けられた上ケース19に、複数個の卵61を配置することが可能な卵配置部材22を出し入れ可能に配置した構成とした。野菜室7の上ケース19は幅が広く、収容面積も大きいので、卵配置部材22に配置する卵61の収納量を多く確保できる。しかも、上ケース19ごと引き出すことで、卵61を取り出し易くできる。
野菜室7において、引き出し可能な下ケース18の上部に設けられた上ケース19に、複数個の卵61を配置することが可能な卵配置部材22を出し入れ可能に配置した構成とした。野菜室7の上ケース19は幅が広く、収容面積も大きいので、卵配置部材22に配置する卵61の収納量を多く確保できる。しかも、上ケース19ごと引き出すことで、卵61を取り出し易くできる。
卵配置部材22は、上ケース19における内底面のほぼ全面にわたって配置する構成としているので、卵61の収納量を一層多く確保できる。この場合、卵配置部材22を2個並べているが、2個分の大きさの1個の卵配置部材を用いるようにすることも可能である。
卵配置部材22は複数個この場合2個存していて、これら2個の卵配置部材22を、上ケース19に左右の横方向に並べて配置する構成としている。これによれば、例えば図4に示すように、2個の卵配置部材22のうちの一方の卵配置部材22(図4で右側の卵配置部材22)を裏返して配置することで、その裏返した卵配置部材22内に卵以外のものを収容することも可能となる。また、2個の卵配置部材22のうちの一方の卵配置部材22を、上ケース19内から取り出すことで、そのスペースに卵以外のものを収容することも可能となる。2個の卵配置部材22は、左右の横方向に限られず、前後の横方向に並べて配置する構成とすることも可能である。また、卵配置部材22は、2個に限られず、3個以上とすることも可能である。
上記2個の各卵配置部材22は、上ケース19の内底面との間に空間部63を形成し、隣り合った2個の卵配置部材22の空間部63同士は連通する構成となっている。これによれば、卵配置部材22付近の空気が停滞し難くなり、卵61付近の空気が流れやすくなる。また、2個の卵配置部材22のうちの一方の卵配置部材22を裏返して使用した場合において、裏返した卵配置部材22は上部側に空間部63を形成し、その裏返した卵配置部材22の空間部63は、裏返していない卵配置部材22の空間部63と連通する構成となっている。これによれば、一方の卵配置部材22を裏返して使用した場合でも、卵配置部材22付近の空気が停滞し難くなり、卵61付近の空気が流れやすくなる(図4の矢印A5参照)。
上ケース19の底壁部19aには、上下方向に開通する孔を設けていない。これによれば、卵配置部材22に配置された卵61の殻が割れて中身が出たり、あるいは卵61の殻に付着していた付着物が落ちたりしたとしても、それらが上ケース19から下ケース18内へ落ちることを防止できるので、それらが下ケース18内の野菜などに付着することを防止できる。
卵配置部材22に対し空気の流れで上流となる、この場合野菜室用冷気供給口13付近に位置させて脱臭装置54を設けている。これによれば、冷蔵室6から野菜室7側へ供給される空気に含まれた臭気成分が、その脱臭装置54を通過する際に吸着除去されるようになる。これにより、野菜室7側の、卵61を含む貯蔵物に、冷蔵室6側の臭気成分が付着することを極力防止することができる。
除菌成分を発生する除菌成分発生装置55を備え、この除菌成分発生装置55が発生した除菌成分を卵配置部材22付近に供給する構成とした。これによれば、卵配置部材22に配置された卵61の表面がその除菌成分により除菌されるとともに、卵61に付着していた菌が、野菜室7内に収容される他の野菜等へ付着することを防止できることが期待できる。
野菜室7への冷気の流れを制御するダンパ49と、卵配置部材22付近の温度を検出する野菜室温度センサ33Cと、ダンパ49を制御する制御装置68と、を備え、制御装置68は、前記野菜室温度センサ33Cの検出温度に基づき卵配置部材22付近が卵の保存に適した温度となるように前記ダンパ49を制御する構成とした。これにより、野菜室7内に卵61を配置する構成としながらも、その卵61を、卵に適した温度で保存することが可能となる。
野菜室7へ冷気を供給する野菜室用冷気供給口13は、卵配置部材22を配置する上ケース19の上面開口部に向けない位置に配置している。これによれば、野菜室用冷気供給口13から野菜室7内へ供給される冷気が、上ケース19内の卵配置部材22に配置された卵61に直接吹き付けられることを防止でき、卵61は間接冷却されることになる。卵61に冷気が直接吹き付けられると、殻の気孔から内部に悪影響が及ぶおそれがあるが、これを防止できる。
(第2実施形態)
第2実施形態について図7を参照して説明する。この第2実施形態は、上記した第1実施形態とは特に除菌成分発生装置55の配置場所が異なっている。すなわち、除菌成分発生装置55は、仕切壁12の下面に代えて、野菜室7内の後部において冷蔵室ダクト部材43の前面に設置されている。下ケース18の後壁部18cには、上下方向の中間部に位置させて通気孔69が設けられていて、除菌成分発生装置55は、その通気孔69に対向する部位に配置されている。この場合、除菌成分発生装置55にて発生した除菌成分(微粒子水)が、通気孔69を通して下ケース18の内面と上ケース19の外面との間に供給される。これによれば、例えば卵61の殻に付着した菌が、上ケース19から下ケース18内に流れる際に、その菌を除菌成分で除菌することが可能になる利点がある。
第2実施形態について図7を参照して説明する。この第2実施形態は、上記した第1実施形態とは特に除菌成分発生装置55の配置場所が異なっている。すなわち、除菌成分発生装置55は、仕切壁12の下面に代えて、野菜室7内の後部において冷蔵室ダクト部材43の前面に設置されている。下ケース18の後壁部18cには、上下方向の中間部に位置させて通気孔69が設けられていて、除菌成分発生装置55は、その通気孔69に対向する部位に配置されている。この場合、除菌成分発生装置55にて発生した除菌成分(微粒子水)が、通気孔69を通して下ケース18の内面と上ケース19の外面との間に供給される。これによれば、例えば卵61の殻に付着した菌が、上ケース19から下ケース18内に流れる際に、その菌を除菌成分で除菌することが可能になる利点がある。
(第3実施形態)
第3実施形態について図8を参照して説明する。この第3実施形態は、上記した第1実施形態とは特に脱臭装置54の配置場所が異なっている。すなわち、脱臭装置54は、冷蔵用冷気ダクト44の下部において、前記ダンパ49の位置に設置されている。この場合、脱臭装置54は、卵配置部材22に対し空気の流れで下流となる位置に配置されている。これによれば、卵61に付着した付着物の臭気成分や卵61自体の匂いを、その脱臭装置54で吸着除去することが可能になり、それらの匂いが冷蔵室6の貯蔵物に付着することを極力防止することができるようになる。
第3実施形態について図8を参照して説明する。この第3実施形態は、上記した第1実施形態とは特に脱臭装置54の配置場所が異なっている。すなわち、脱臭装置54は、冷蔵用冷気ダクト44の下部において、前記ダンパ49の位置に設置されている。この場合、脱臭装置54は、卵配置部材22に対し空気の流れで下流となる位置に配置されている。これによれば、卵61に付着した付着物の臭気成分や卵61自体の匂いを、その脱臭装置54で吸着除去することが可能になり、それらの匂いが冷蔵室6の貯蔵物に付着することを極力防止することができるようになる。
(第4実施形態)
第4実施形態について図9を参照して説明する。図9の(a)と(b)は、異なる部位で切断した縦断側面図を概略的に示している。この第4実施形態においては、上記した第1実施形態とは次の点が異なっている。第1実施形態の冷蔵庫1では、野菜室7は冷蔵室6の下側に隣接して配置され、冷凍室を含む冷凍温度帯の貯蔵室は野菜室7の下方に配置されていた。また、冷凍用冷却器37と冷蔵用冷却器47の2個の冷却器を備え、冷凍用冷却器37により冷凍温度帯の貯蔵室を冷却し、冷蔵用冷却器47により冷蔵温度帯の貯蔵室を冷却する構成としていた。
第4実施形態について図9を参照して説明する。図9の(a)と(b)は、異なる部位で切断した縦断側面図を概略的に示している。この第4実施形態においては、上記した第1実施形態とは次の点が異なっている。第1実施形態の冷蔵庫1では、野菜室7は冷蔵室6の下側に隣接して配置され、冷凍室を含む冷凍温度帯の貯蔵室は野菜室7の下方に配置されていた。また、冷凍用冷却器37と冷蔵用冷却器47の2個の冷却器を備え、冷凍用冷却器37により冷凍温度帯の貯蔵室を冷却し、冷蔵用冷却器47により冷蔵温度帯の貯蔵室を冷却する構成としていた。
これに対し、第4実施形態の冷蔵庫1では、冷蔵室6の下側に隣接して冷凍温度帯の冷凍室9が配置され、野菜室7はその冷凍室9の下側に隣接して配置されている。この場合、冷蔵温度帯の貯蔵室である冷蔵室6と野菜室7とが上下に離され、これらの間に冷凍室9が配置された構成となっている。また、冷却器は1個のみであり、この1個の冷却器で冷凍温度帯の貯蔵室も冷蔵温度帯の貯蔵室も冷却する構成となっている。
具体的には、冷蔵庫1の断熱箱体2の内部には、上から順に冷蔵室6、冷凍室9、野菜室7が設けられている。冷蔵室6と冷凍室9との間には断熱仕切壁70が設けられ、冷凍室9と野菜室7との間にも断熱仕切壁71が設けられている。そして、冷凍室9の後部には、図9(a)に示すようにダクト部材72が設けられていて、このダクト部材72によって冷却器室73が形成されている。冷却器室73には、冷却器74と、除霜ヒータ75と、送風機76が配設されている。ダクト部材72には、上部に冷凍用冷気供給口77が形成され、下部に吸込み口78が形成されている。
冷蔵室6の後部には、冷蔵室用ダクト部材79が設けられていて、この冷蔵室用ダクト部材79により冷蔵用冷気ダクト80が形成されている。冷蔵用冷気ダクト80は上下方向に延びていて、下端部が前記冷却器室73に連通している。冷蔵室用ダクト部材79には、冷蔵用冷気供給口81が複数箇所に形成されている。冷蔵用冷気ダクト80と冷却器室73との接続部分には、ダンパ82が設けられている。このダンパ82は、冷蔵用冷気ダクト80を開閉する。
冷蔵室用ダクト部材79の下部の所定部位には、図9(b)に示すように、吸込み口83が形成されている。そして、冷凍室9の後部の所定部位には、同図9(b)に示すように、野菜室用ダクト84が設けられている。この野菜室用ダクト84は、冷凍室9を避けるようにして上下方向に延び、上端部が前記吸込み口83に連通している。野菜室用ダクト84の下端部は野菜室用冷気供給口85とされ、この野菜室用冷気供給口85は、野菜室7の後部において下ケース18および上ケース19の後方に配置されている。したがって、野菜室用冷気供給口85は、上ケース19の上面開口部に対向する位置を避けた位置に配置されていて、上ケース19の上面開口部には向いていない。野菜室7の上側の断熱仕切壁71には、図9(a)に示すように、戻りダクト86が設けられている。この戻りダクト86の野菜室7側の開口部は戻り口87とされている。戻りダクト86の上端部は、冷却器室73に連通している。
野菜室7は、第1実施形態と同様に引き出し式で、内部に下ケース18および上ケース19が引き出し可能に配設されているとともに、上ケース19内に卵配置部材22が出し入れ可能に配置されている。また、野菜室7の天井となる断熱仕切壁71の下面には、上ケース19の上方に位置させて、野菜室温度センサ33Cと除菌成分発生装置55が設けられている。なお、第4実施形態の冷蔵庫1では、冷凍温度帯の貯蔵室としては冷凍室9のみとなっているが、冷蔵室6と野菜室7との間に、冷凍室9の他に、第1実施形態と同様に製氷室と小冷凍室を設けるようにしてもよい。この実施形態においても、圧縮機31、除霜ヒータ75、送風機76、ダンパ82、除菌成分発生装置55などは、前記制御装置68により制御される。
上記構成において、ダンパ82を閉じた状態で、送風機76が駆動されると、冷却器74で冷却された冷気が冷凍用冷気供給口77から冷凍室9内に供給され、冷凍室9内の冷気は吸込み口78から冷却器室73内に戻されるように循環し、これにより冷凍室9が冷却される。
また、ダンパ82を開いた状態で、送風機76が駆動された場合には、冷却器74で冷却された冷気の一部が冷蔵用冷気ダクト80を通り、各冷蔵用冷気供給口81から冷蔵室6内に供給され、これにより冷蔵室6内が冷却される。また、冷却器74で冷却された冷気の残り分は、上述したように冷凍室9内へ供給される。冷蔵室6内を冷却した冷気は、下部の吸込み口83から野菜室用ダクト84側へ出て、当該野菜室用ダクト84を下方へ流れて野菜室用冷気供給口85から野菜室7内に供給され、野菜室7内を冷却する。このとき、上ケース19内に収容された卵61も冷却される。野菜室7内を冷却した冷気は、戻り口87から戻りダクト86を通り、冷却器室73に戻される。
上記した実施形態においても、基本的に第1実施形態と同様な作用効果を得ることができる。加えてこの実施形態においては、冷凍温度帯の貯蔵室である冷凍室9を挟んで、上に冷蔵室6、下に野菜室7が配置され、1個の冷却器74で冷却した冷気を、冷凍室9と冷蔵室6とに分けて供給し、その冷蔵室6の冷却後の冷気を野菜室7に供給する構成となっている。野菜室7は、冷凍温度帯の冷凍室9と隣接しているため、冷えやすいが、これら野菜室7と冷凍室9との間には断熱仕切壁71を設けているので、野菜室7が、冷凍室9の影響で冷え過ぎることを防止できる。
また、冷却器74で冷却した冷気は、冷凍室9の冷却に適した温度まで低くする必要があるため、第1実施形態における冷蔵用冷却器47で冷却する温度よりも低い。この温度の低い冷気が、冷蔵室6を通した後、野菜室7内の卵61に直接供給される構成であると、卵61が冷え過ぎるおそれがある。この点本実施形態においては、野菜室用冷気供給口85を、卵61を配置した上ケース19の上面開口部に向けていないので、野菜室用冷気供給口85から野菜室7内に供給される冷気が卵61に直接吹き付けられることを防止でき、卵61が冷え過ぎることを防止できる。
以上説明したように本実施形態の冷蔵庫は、野菜室内に、引出し可能な下ケースと当該下ケースの上部に設けられた上ケースを備える。前記上ケースには、複数個の卵を配置することが可能な卵配置部材が出し入れ可能に配置されている。これによれば、卵の収納量を多くでき、しかも卵の出し入れをしやすくできる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は冷蔵庫、2は断熱箱体、6は冷蔵室、7は野菜室、8は製氷室、9は冷凍室(冷凍温度帯の貯蔵室)、13は野菜室用冷気供給口(冷気供給口)、17は野菜室用断熱扉、18は下ケース、19は上ケース、19aは底壁部、22は卵配置部材、31は圧縮機、37は冷凍用冷却器、39は冷凍用送風機、47は冷蔵用冷却器、49はダンパ(冷気制御手段)、52は冷蔵用送風機、54は脱臭装置(脱臭手段)、55は除菌成分発生装置(除菌成分発生手段)、59は卵配置孔、60は通気孔、61は卵、62は切欠き部、63は空間部、68は制御装置(制御手段)、71は断熱仕切壁、74は冷却器、76は送風機、82はダンパ(冷気制御手段)、84は野菜室用ダクト(ダクト)、85は野菜室用冷気供給口(冷気供給口)を示す。
Claims (13)
- 野菜室内に、引出し可能な下ケースと当該下ケースの上部に設けられた上ケースを備え、前記上ケースには、複数個の卵を配置することが可能な卵配置部材が出し入れ可能に配置されていることを特徴とする冷蔵庫。
- 前記卵配置部材は、前記上ケースにおける内底面のほぼ全面にわたって配置されていることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
- 前記卵配置部材は複数個存していて、これら複数個の卵配置部材は、前記上ケースに横方向に並べて配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
- 前記複数個の各卵配置部材は、前記上ケースの内底面上に配置された状態で当該上ケースの内底面との間に空間部を形成し、隣り合った2個の前記卵配置部材の前記空間部どうしは連通することを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
- 隣り合った2個の前記卵配置部材のうち一方の卵配置部材を裏返して前記上ケースの内底面上に配置した場合において、裏返した前記卵配置部材は上部側に空間部を形成し、その裏返した前記卵配置部材の前記空間部は、裏返していない前記卵配置部材の前記空間部と連通することを特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫。
- 前記上ケースの底壁部には、上下方向に開通する孔を設けていないことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
- 前記卵配置部材に対し空気の流れで上流に位置させて脱臭手段が設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
- 前記野菜室への冷気の流れを制御する冷気制御手段と、
前記卵配置部材付近の温度を検出する温度センサと、
前記冷気制御手段を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記温度センサの検出温度に基づき前記卵配置部材付近が卵の保存に適した温度となるように前記冷気制御手段を制御することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の冷蔵庫。 - 前記野菜室へ冷気を供給する冷気供給口は、前記上ケースの上面開口部に向けない位置に配置されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
- 除菌成分を発生する除菌成分発生手段を備え、
前記除菌成分発生手段が発生した除菌成分を前記卵配置部材に供給することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の冷蔵庫。 - 除菌成分を発生する除菌成分発生手段を備え、
前記除菌成分発生手段が発生した除菌成分を、前記上ケースと前記下ケースとの間に供給することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の冷蔵庫。 - 前記野菜室の上に設けられた冷凍温度帯の貯蔵室と、
この冷凍温度帯の貯蔵室の上に設けられた冷蔵室と、を備え、
前記野菜室と前記冷凍温度帯の貯蔵室との間には断熱仕切壁が設けられ、前記冷蔵室から前記野菜室へ冷気を供給するダクトの冷気供給口は、前記上ケースの上面開口部に向けていないことを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の冷蔵庫。 - 前記卵配置部材に対し空気の流れで下流に位置させて脱臭手段が設けられていることを特徴とする請求項請求項1から12のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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