JP4549272B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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本発明は、使用者により所望の室内温度に切り替えることができる温度切替室を備えた冷蔵庫に関する。
生活環境の変化が著しい昨今においては、家族それぞれが食事を摂る時間が異なる家庭が増えている。このため、加熱食品を保温するために保温箱や保温用収納容器が用いられる。これにより、調理を何度も行う手間を省くことができる。
一方、冷凍室及び冷蔵室に加えて温度切替室を備えた冷蔵庫が特許文献1に開示されている。この冷蔵庫は、温度切替室に送出される冷気の通路を開閉するダンパ装置と、温度切替室を昇温するヒータとを備えている。これにより、温度切換室の室内温度を使用者の用途に応じて冷凍、冷蔵、パーシャル、チルド等の所望の低温の温度帯に切り替えることができる。
特開平10−288440号公報
しかしながら、加熱食品を保温するために保温箱や収納容器を用いると設置場所の確保が困難な問題や使用者の経済的負担が大きくなる問題がある。また、食品を移し替える煩雑な作業を必要とし、利便性が悪い問題があった。
本発明は、使用者の負担を軽減するとともに場所の確保を容易にして利便性の高い冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の冷蔵庫は、冷却器による冷却とヒータによる加熱とによって貯蔵物を冷却保存する低温側と加熱食品を保温する高温側とに室内温度を切り替えできる温度切替室を備えた冷蔵庫において、高圧の正電圧の印加によりH+(H2O)nから成るプラスイオンを発生するとともに高圧の負電圧の印加によりO2 -(H2O)mから成るマイナスイオン(n,mは任意の自然数)を発生する電極を有したイオン発生装置と、前記温度切替室内の空気を循環する温度切替室送風機と、前記温度切替室内に配されて貯蔵物を収納する収納部と、を備え、前記温度切替室送風機から送出された空気は、前記ヒータが配される第1通路と、前記イオン発生装置によって発生したプラスイオンとマイナスイオンとを放出する第2通路とに分岐して前記収納部に流入し、前記温度切替室にプラスイオンとマイナスイオンとを放出して前記温度切替室に浮遊する浮遊菌を殺菌することを特徴としている。
この構成によると、温度切替室は低温側に切り替えられると冷却器から冷気が導入され、冷凍、パーシャル、チルド、冷蔵等の低温室となる。これにより、貯蔵物を冷蔵保存または冷凍保存できる。温度切替室は高温側に切り替えられるとヒータが駆動され、高温の高温室となる。これにより、加熱調理済み食品の一時的な保温や冬場の温調理等ができる。また、イオン発生装置の駆動により温度切替室内にはH+(H2O)nから成るプラスイオンとO2 -(H2O)mから成るマイナスイオンが送出される。プラスイオン及びマイナスイオンは温度切替室内のカビ菌や細菌等の浮遊菌を取り囲んで破壊する。さらに、温度切替室送風機の駆動により温度切替室内の空気が循環して室内温度が均一になる。
また本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記温度切替室送風機の下流側に配した前記電極と前記温度切替室送風機との間に配されるとともに空気が通過して第2通路に連通する開口部を有する遮蔽板を備えたことを特徴としている。この構成によると、温度切替室送風機から送出された空気は、遮蔽板の開口部を介して電極の近傍を流通し、電極から放出されるイオンを含んで温度切替室内に送出される。
また本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記開口部にフィルターを設けたことを特徴としている。
また本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記開口部と前記電極との間の第2通路を断面矩形に形成し、第2通路の対向する短辺間の距離と風速との積を0.043m2/秒以下にしたことを特徴としている。この構成によると、室内温度を60℃以上にするとレイノルズ数が2300以下となり、第2通路内が層流状態になる。
また本発明は上記構成の冷蔵庫において、第1通路よりも上方の空間に第2通路を設けたことを特徴としている。
また本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記温度切替室の室内温度が所定温度よりも高温のときに前記イオン発生装置を駆動するとともに該所定温度よりも低温の時に前記イオン発生装置を停止することを特徴としている。この構成によると、低温側から高温側に昇温される昇温期間や低温側でイオン発生装置が停止される。
本発明によると、貯蔵物を冷蔵保存または冷凍保存する低温側と加熱食品を保温する高温側とに室内温度を切り替えできる温度切替室を備えたので、加熱食品を保温するための使用者の経済的負担を軽減するとともに場所の確保を容易にして利便性の高い冷蔵庫を提供することができる。また、H+(H2O)nから成るプラスイオンとO2 -(H2O)mから成るマイナスイオンとを発生するイオン発生装置を設けたので、温度切替室内の浮遊菌を殺菌することができる。これにより、ヒータを駆動して室内温度を高温に維持することによる滅菌に加えてイオンによる殺菌が行われ、より衛生的な冷蔵庫を得ることができる。
また本発明によると、開口部を有する遮蔽板を電極と温度切替室送風機との間に配したので、開口部の大きさを適切に選択して電極に導かれる風量を調節することができる。これにより、電極付近を層流にしてイオンの消失を低減し、殺菌効果の低下を防止することができる。
また本発明によると、開口部にフィルターを設けたので、風量を容易に最適化することができる。
また本発明によると、開口部と電極との間の第2通路の対向する短辺間の距離と風速との積を0.043m2/秒以下にしたので、温度切替室の温度が60℃以上の時にレイノルズ数Reが2300以下となる。これにより、開口部と電極との間を容易に層流域にして衝突によるイオンの消失を低減することができる。
また本発明によると、温度切替室の室内温度が所定温度よりも高温のときにイオン発生装置を駆動するとともに該所定温度よりも低温の時にイオン発生装置を停止するので、浮遊菌の繁殖が抑制される低温側でイオン発生装置を停止して省電力化を図ることができる。また、低温側から高温側に昇温する際に風量を増加して乱流域となる場合にイオン発生装置を停止し、イオンの衝突による消滅を回避して省電力化を図ることができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1、図2は一実施形態の冷蔵庫を示す正面図及び右側面図である。冷蔵庫1は、上段に冷蔵室2が配され、中段に温度切替室3及び製氷室4が配される。冷蔵庫1の下段には野菜室5及び冷凍室6が配されている。
冷蔵室2は観音開きの扉を有し、貯蔵物を冷蔵保存する。温度切替室3は中段左側に設けられ、使用者により室温を切り替えられるようになっている。製氷室4は中段右側に設けられ、製氷を行う。野菜室5は下段左側に設けられ、野菜の貯蔵に適した温度(約8℃)に維持される。冷凍室6は下段右側に設けられ、製氷室4に連通して貯蔵物を冷凍保存する。
図3は冷蔵庫1の右側面断面図である。冷凍室6及び製氷室4には貯蔵物を収納する収納ケース11が設けられる。野菜室5及び温度切替室3にも同様の収納ケース11が設けられる。冷蔵室2には貯蔵物を載置する複数の収納棚41が設けられる。冷蔵室2の扉には収納ポケット42が設けられる。これらにより、冷蔵庫1の使い勝手が向上されている。また、冷蔵室2内の下部にはチルド温度帯(約0℃)に維持されたチルド室23が設けられている。
冷凍室6の背後には冷気通路31が設けられ、冷気通路31内には圧縮機35に接続された冷却器17が配される。冷蔵室2の背後には冷気通路31と連通する冷気通路32が設けられる。凝縮器、膨張器(いずれも不図示)が接続された圧縮機35の駆動によりイソブタン等の冷媒が循環して冷凍サイクルが運転される。これにより、冷凍サイクルの低温側となる冷却器17と冷気通路31を流通する空気とが熱交換して冷気が生成される。
また、冷気通路31、32内には冷凍室送風機18及び冷蔵室送風機28がそれぞれ配される。詳細を後述するように、冷却器17で生成された冷気は冷凍室送風機18の駆動により冷気通路31を介して冷凍室6、製氷室4、チルド室23及び温度切替室3に供給される。また、該冷気は、冷蔵室送風機28の駆動により冷気通路32を介して冷蔵室2及び野菜室5に供給される。
図4は温度切替室3を示す右側面断面図である。温度切替室3の上下面は断熱壁7、8により冷蔵室2及び野菜室5と断熱隔離されている。また、温度切替室3の側面は図示しない断熱壁により製氷室4及び冷凍室6と断熱隔離されている。温度切替室3の前面は回動式の扉9により開閉可能になっている。温度切替室3内には貯蔵物を載置する引出し式の収納ケース11が配され、温度切替室3の背面は背面板33により覆われている。
背面板33の上部には温度切替室3に空気が流入する流入口33aが設けられ、下部には温度切替室3から空気が流出する流出口33bが設けられる。また、流入口33a及び流出口33b近傍には温度切替室3内の温度を検知する温度センサ24、16が設けられる。
背面板33の後方には、外壁を形成する断熱壁10との間に導入通風路12が設けられている。導入通風路12には温度切替室吐出ダンパ13が設けられ、冷気通路31に連通して冷却器17(図3参照)で発生した冷気を温度切替室3に導く。また、温度切替室吐出ダンパ13の開閉により冷却器17と温度切替室3の流入側との間の冷気経路が開閉され、開閉量によって導入通風路12から温度切替室3に流入する風量が調整される。
導入通風路12内には、温度切替室吐出ダンパ13と流入口33aとの間に温度切替室送風機14が設けられている。温度切替室送風機14の駆動によって冷気通路31の冷気が容易に温度切替室3に導かれる。
流出口33bの後方には温度切替室戻りダンパ20が設けられる。温度切替室戻りダンパ20は開口部20a、20bを有し、回動により一方を開いて他方を閉じるバッフル20cを有している。開口部20bを開くと温度切替室3から流出する空気は戻り通風路19(図5参照)を介して冷却器17に導かれる。
開口部20aを開くと温度切替室3から流出する空気は温度切替室送風機14の吸気側に導かれるとともに、温度切替室3の流出側と冷却器17との冷気経路が閉じられる。従って、温度切替室送風機14を駆動し、開口部20bを閉じて温度切替室戻りダンパ20を閉じることにより、矢印Fに示すように温度切替室3の空気を循環させることができる。尚、温度切替室送風機14を温度切替室3内に設けてもよい。
温度切替室3の流入口33aの背後にはヒータカバー15a(遮蔽板)で覆われたヒータ15が設けられる。ヒータ15は熱輻射式のガラス管ヒータから成り、流入口33aを介して放出される輻射熱により温度切替室3を昇温する。ヒータカバー15aはヒータ15の後方に延び、上部が略水平に形成され下部が傾斜して形成されている。これにより、温度切替室送風機14から送出された空気がヒータ15の表面に導かれる。その結果、ヒータ15の表面温度を下げて安全性を向上させることができる。また、流出口33bには、所定の温度まで高温になるとヒータ15の通電を遮断する温度ヒューズ30が設けられる。
ヒータカバー15aにはヒータ15の下方に開口部15bが設けられる。開口部15bの前方にはフィルター52が設けられている。また、開口部15bの前方には背面板33に形成した流入口33cが配され、フィルター52と流出口33cとの間には断面矩形の通路53が設けられる。これにより、温度切替室送風機14により送出される空気は分岐して流入口33a及び流入口33cから温度切替室3に流入する。背面板33は着脱自在に形成され、使用者によりフィルター52を容易に取替えや洗浄を行うことができるようになっている。
フィルター52はコルゲートハニカム状に形成された基材に低温脱臭触媒及び吸着材をコーティングして構成されている。フィルター52により通路53を流通する気流を整流し、後述するイオンの発生時に乱流状態になることを抑制してイオンの衝突による消滅を低減することができる。
また、空気中の臭気成分を吸着材で吸着して低温脱臭触媒で分解し、温度切替室3に送出される空気を脱臭することができる。活性炭フィルター等を用いて脱臭機能を設けてもよい。また、ヒータカバー15aの下部が傾斜するため、通風面積を広くして脱臭面積を大きく確保することができる。
尚、低温脱臭触媒及び吸着剤を担持したフィルターや不織布によりフィルター52を構成してもよいが、ハニカム状に形成すると圧力損失を低くできるのでより望ましい。フィルター52に抗菌処理を施してもよい。また、フィルター52を省いて開口部15bの開口面積を狭く形成し、ヒータカバー15aを切り起こして気流を案内する風向板を設けてもよい。これにより、容易に通路53内を層流状態にすることができる。
通路53の下方にはイオン発生装置51が設けられている。図5に示すように、イオン発生装置51は高圧電圧の印加によりイオンを発生する電極51bを有したイオン発生面51aが設けられ、イオン発生面51aが通路53に面して配されている。温度切替室送風機14から送出される空気はヒータカバー15aにより遮蔽され、開口部15b及びフィルター52を介して通路53内に流入する。
フィルター52を通過する空気はイオン発生面51aに向けて風向を一定にするように整流されている。乱流状態をより回避するためにフィルター52を立設して風向を水平方向にしてもよい。
尚、図6に示すように、電極51bがリード線51cを介して電源部51dに接続されたイオン発生装置51を設けてもよい。そして、イオンを発生する電極51bを通路53内または通路53に面して配置して電源部51dを別の位置(例えば、温度ヒューズ30の空隙を介した後方や流出口33bの下方等)に配置することにより、温度切替室3の内容積を増加させることができる。
後述するように、温度切替室3を高温側に切り替えると、イオン発生装置51の電極51bには交流波形またはインパルス波形から成る電圧が印加される。電極51bの印加電圧が正電圧の場合は主としてH+(H2O)nから成るプラスイオンを発生し、負電圧の場合は主としてO2 -(H2O)mから成るマイナスイオンを発生する。ここで、n、mは任意の自然数である。H+(H2O)n及びO2 -(H2O)mは空気中の微生物、カビ菌、細菌等の浮遊菌や臭い成分の表面で凝集してこれらを取り囲む。
そして、式(1)〜(3)に示すように、衝突により活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH22(過酸化水素)を浮遊菌等の表面上で凝集生成して浮遊菌や臭い成分を破壊する。ここで、n’、m’は任意の自然数である。従って、プラスイオン及びマイナスイオンを発生して温度切替室送風機14により流入口33cから送出することによって、温度切替室3内の殺菌及び臭い除去を行うことができる。
+(H2O)n+O2 -(H2O)m→・OH+1/2O2+(n+m)H2O ・・・(1)
+(H2O)n+H+(H2O)n'+O2 -(H2O)m+O2 -(H2O)m' →2・OH+O2+(n+n’+m+m’)H2O ・・・(2)
+(H2O)n+H+(H2O)n'+O2 -(H2O)m+O2 -(H2O)m' →H22+O2+(n+n’+m+m’)H2O ・・・(3)
図7は冷蔵庫1の中段付近の正面断面図を示している。冷凍室6の背後の冷気通路31は冷凍室送風機18の前面上部を開口し、冷凍室送風機18によって製氷室4に空気が送出される。製氷室4に連通する冷凍室6の下部には冷凍室ダンパ22が設けられる。冷凍室6の後方下部には、冷凍室ダンパ22を介して冷却器17に空気を導いて冷気通路31に戻る戻り通風路21(図3参照)が設けられている。冷凍室ダンパ22の開閉により冷凍室6から流出する空気の風量が調整される。
冷気通路31の上部は冷蔵室ダンパ27を介して冷気通路32に連通する。また、冷気通路31は分岐され、チルド室ダンパ25を介してチルド室23と連通するとともに、前述のように導入通風路12(図4参照)に連通する。
冷蔵室2の背面下部には冷蔵室流出口(不図示)が開口し、野菜室5には野菜室流入口(不図示)が設けられる。冷蔵室流出口と野菜室流入口とは温度切替室3の背面を通る通路(不図示)により連結され、冷蔵室2と野菜室5が連通している。
温度切替室戻りダンパ20は温度切替室3の左方下部に設けられる。温度切替室3及び野菜室5の背後には、温度切替室戻りダンパ20から下方に延びて戻り通風路21(図3参照)に連通する戻り通風路19が設けられている。前述したように、温度切替室3内の空気は温度切替室戻りダンパ20の開口部20b(図4参照)を開くことにより戻り通風路19、21を介して冷却器17に導かれる。尚、野菜室5の背面には戻り通風路19に連通する野菜室流出口(不図示)が設けられる。
図8は冷蔵庫1の冷気の流れを示す冷気回路図である。冷凍室6、冷蔵室2及び温度切替室3はそれぞれ並列に配される。また、製氷室4は冷凍室6と直列に配され、野菜室5は冷蔵室2と直列に配される。冷却器17で生成された冷気は、冷凍室送風機18の駆動により矢印A(図7参照)に示すように冷気通路31を上昇して製氷室4に送出される。製氷室4に送出された冷気は製氷室4及び冷凍室6を流通し、冷凍室ダンパ22から流出する。そして、戻り通風路21を介して冷却器17に戻る。これにより、製氷室4及び冷凍室6内が冷却される。
冷蔵室送風機28の駆動により、冷凍室送風機18の排気側となる冷気通路31の上部で分岐した冷気は冷蔵室ダンパ27を介して矢印B(図7参照)に示すように冷気通路32を流通し、冷蔵室2に送出される。また、矢印C(図7参照)に示すようにチルド室23に送出される。
これらの冷気は冷蔵室2及びチルド室23を流通した後、野菜室5に流入する。野菜室5に流入した冷気は野菜室5内を流通して戻り通風路19、21を介して冷却器17に戻る。これにより、冷蔵室2及び野菜室5内が冷却され、設定温度になると冷蔵室ダンパ27及びチルド室ダンパ23が閉じられる。
また、温度切替室送風機14の駆動により、冷凍室送風機18の排気側となる冷気通路31の上部で分岐した冷気は矢印D(図7参照)に示すように導入通風路12を流通し、温度切替室吐出ダンパ13を介して温度切替室3に流入する。温度切替室3に流入した冷気は温度切替室3内を流通し、温度切替室戻りダンパ20から流出する。そして、矢印E(図7参照)に示すように、戻り通風路19、21を介して冷却器17に戻る。これにより、温度切替室3内が冷却される。
前述のように、温度切替室3は使用者の操作により室内温度を切り替えることができるようになっている。温度切替室3の動作モードは温度帯に応じてワイン(8℃)、冷蔵(3℃)、チルド(0℃)、ソフト冷凍(−8℃)、冷凍(−15℃)の各冷却モードが設けられる。
これにより、使用者は所望の温度で貯蔵物を冷凍または冷蔵して冷却保存できる。室内温度の切り替えは温度切替室吐出ダンパ13を開く量を可変して行うことができる。尚、例えば冷凍の室内温度から冷蔵の室内温度に切り替える際にヒータ15に通電して昇温してもよい。これにより、迅速に所望の室内温度に切り替えることができる。
また、ヒータ15に通電することにより、温度切替室3の室内温度を貯蔵物を冷却保存する低温側から調理済み加熱食品の一時的な保温や温調理等を行う高温側に切り替えることができる。高温側の室内温度は、主な食中毒菌の発育温度が30℃〜45℃であるため、ヒータ容量の公差や温度切替室3内の温度分布等を考慮して50℃以上にするとよい。これにより、浮遊菌の繁殖を防止できる。高温側の室内温度を60℃以上にするとより望ましい。
また、冷蔵庫に用いられる一般的な樹脂製部品の耐熱温度が80℃であるため、高温側の室内温度を80℃以下にすると安価に実現することができる。加えて、食中毒菌を滅菌するためには、例えば腸管出血性大腸菌(病原性大腸菌O157)の場合では75℃で1分間の加熱が必要である。従って、高温側の室内温度を75℃〜80℃にすると更に望ましい。
以下は55℃での食中毒菌の滅菌に関する試験結果である。試験サンプルは初期状態で大腸菌2.4×103CFU/mL、黄色ブドウ球菌2.0×103CFU/mL、サルモネラ2.1×103CFU/mL、腸炎ビブリオ1.5×103CFU/mL、セレウス4.0×103CFU/mLを含んでいる。この試験サンプルを40分間で3℃から55℃に加温し、55℃で3.5時間保温後、80分間で55℃から3℃に戻して再度各菌の量を調べた。その結果、いずれの菌も10CFU/mL以下(検出せず)のレベルまで減少していた。従って、温度切替室3の高温側の設定温度を55℃としても充分滅菌効果がある。
上記構成の冷蔵庫1において、温度切替室3を低温側(例えば−20℃)から高温側(例えば60℃)に切り替えると、温度切替室吐出ダンパ13及び温度切替室戻りダンパ20の開口部20aが閉じられる。また、温度送風機14及びヒータ15が駆動される。温度送風機14は例えば1.3m3/分の風量で送風し、ヒータ15は例えば130Wの容量で駆動される。これにより、ヒータ15の輻射熱を受けとった空気が温度切替室3内を循環し、温度切替室3内を昇温する昇温期間になる。
この時、イオン発生装置51が駆動され、プラスイオン及びマイナスイオンによってより高い殺菌効果を得ることができる。低温側では浮遊菌の繁殖が抑制されるため、イオン発生装置51を停止して省電力化を図ることができる。また、昇温期間では風量が多くなるが、断面矩形の通路53の短辺間の距離H(図4参照)と風速Vとの積を0.043m2/秒にすることにより通路53内が層流状態になっている。例えば、距離Hを10mmとすると、風速Vは4.3m/秒である。通路53の長辺間の距離Wを60mmとすると、風量はHWVより0.155m3/分となる。
60℃の空気の動粘性係数νは18.7×10-62/秒である。通路53の短辺間の距離Hと風速Vと積を0.043m2/秒とすると、レイノルズ数ReはHV/νより2300となる。これにより、60℃以上で通路53を流通する空気は層流域となり、イオンの衝突による消滅を低減することができる。従って、殺菌効果の低下を防止することができる。また、昇温期間でイオン発生装置51を駆動することにより、主な食中毒菌の発育温度である30℃〜45℃の間を経過する際にイオンにより殺菌することができる。
温度センサ16の検知により温度切替室3内が設定温度に到達すると、温度切替室3内を設定温度で維持する保温期間になる。この時、ヒータ15の容量が例えば、20W〜30Wに下げられ、温度送風機14により風量が低下される。
本実施形態によると、貯蔵物を冷却保存する低温側と加熱食品を保温する高温側とに室内温度を切り替えできる温度切替室3を備えたので、別途保温庫等を必要とせず使用者の経済的な負担を軽減するとともに保温庫等の設置場所の確保を不要にして加熱食品を保温できる利便性の高い冷蔵庫1を提供することができる。
また、H+(H2O)nから成るプラスイオンとO2 -(H2O)mから成るマイナスイオンとを発生するイオン発生装置51を設けたので、温度切替室3内の浮遊菌をイオンにより殺菌することができる。これにより、ヒータ15を駆動して室内温度を高温に維持することによる滅菌に加えてイオンによる殺菌が行われ、より衛生的な冷蔵庫1を得ることができる。
次に図9は第2実施形態の冷蔵庫の温度切替室を示す側面断面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図8に示す第1実施形態と同様の部分には同じ符号を付している。本実施形態はヒータ15と流入口33aとの間に面してイオン発生装置51の電極51bが配されている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
温度切替室3を低温側(例えば、−20℃)から高温側(例えば、60℃)に切り替えると昇温期間になる。昇温期間では温度送風機14が例えば1.3m3/分の風量で送風し、ヒータ15は例えば130Wの容量で駆動される。
温度センサ16の検知により温度切替室3内が設定温度に到達すると、温度切替室3内を設定温度で維持する保温期間になる。この時、ヒータ15の容量が例えば、20W〜30Wに下げられ、温度送風機14により風量が例えば、0.3m3/分に低下される。また、保温期間でイオン発生装置51が駆動される。昇温期間では風量が多いためヒータ15の前方の流入口33a付近が乱流となる。このため、衝突により消失するイオンが多くなるためイオン発生装置51を停止して電力浪費を低減し、省電力化を図ることができる。
例えば、ヒータ15の外径を20mmとして流入口33a付近の通路高さhを30mm、通路巾を150mmとすると、風速vは約1.12m/秒となる。これにより、60℃の時に流入口33a付近を流通する空気のレイノルズ数Reはhv/νより約1800となる。従って、60℃以上で流入口33a付近を流通する空気は層流域となり、イオンの衝突による消滅を低減して浮遊菌の殺菌を充分行うことができる。
本実施形態によると、温度切替室送風機14の下流側にヒータ15を配置してヒータ15の下流側に電極51bを配置したので、電極51bから発生するイオンがヒータ15に衝突しないためイオンの消滅を低減することができる。従って、殺菌効果の低下をより防止することができる。
また、第1、第2実施形態ではイオン発生装置51の電極51bをヒータ15と下方または略同じ高さに設けているが、ヒータ15よりも上方に設けてもよい。これにより、温度切替室送風機14が故障した際や停止した際にヒータ15の発熱による影響を受けやすくなるが、温度切替室3の内部に更に均一にイオンを分散でき、より高い殺菌効果を得ることができる。加えて、温度切替室3の天井面近傍の殺菌も効果的に行うことができる。
尚、第1、第2実施形態において野菜室5の流出口にダンパを設けてもよい。これにより、温度切替室3を高温側から低温側に切り替えた際に、該ダンパを閉じて温度切替室3からの熱風が野菜室5に逆流することを防止できる。また、温度切替室3を高温側から低温側へ切り替える際に冷凍室送風機18が停止されている場合には、冷凍室ダンパ22が閉じられるようになっている。これにより、温度切替室送風機14の駆動によって冷凍室ダンパ22から冷凍室6内へ熱風が逆流することを防止できる。
また、冷却器17によって冷凍室6及び冷蔵室2を冷却しているが、冷蔵室2及び野菜室5専用の冷却器を別途設けてもよい。この時、冷却器17によって冷凍室6及び温度切替室3を冷却することができる。
本発明によると、使用者により室内温度を切り替えることのできる温度切替室を備えた冷蔵庫に利用することができる。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す正面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す右側面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す右側面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の温度切替室を示す右側面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫のイオン発生装置を示す斜視図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の他のイオン発生装置を示す斜視図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の中段部を示す正面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の冷気の流れを示す冷気回路図 本発明の第2実施形態の冷蔵庫の温度切替室を示す右側面断面図
符号の説明
1 冷蔵庫
2 冷蔵室
3 温度切替室
4 製氷室
5 野菜室
6 冷凍室
9 扉
12 導入通風路
13 温度切替室吐出ダンパ
14、18、28 送風機
15 ヒータ
15a ヒータカバー
15b 開口部
17 冷却器
16、24 温度センサ
19、21 戻り通風路
20 温度切替室戻りダンパ
22 冷凍室ダンパ
25 チルド室ダンパ
30 温度ヒューズ
31、32 冷気通路
33 背面板
33a、33c 流入口
33b 流出口
35 圧縮機
36 連通路
51 イオン発生装置
51b 電極
52 フィルター
53 通路

Claims (6)

  1. 冷却器による冷却とヒータによる加熱とによって貯蔵物を冷却保存する低温側と加熱食品を保温する高温側とに室内温度を切り替えできる温度切替室を備えた冷蔵庫において、
    高圧の正電圧の印加によりH+(H2O)nから成るプラスイオンを発生するとともに高圧の負電圧の印加によりO2 -(H2O)mから成るマイナスイオン(n,mは任意の自然数)を発生する電極を有したイオン発生装置と、
    前記温度切替室内の空気を循環する温度切替室送風機と、
    前記温度切替室内に配されて貯蔵物を収納する収納部と、
    を備え、前記温度切替室送風機から送出された空気は、前記ヒータが配される第1通路と、前記イオン発生装置によって発生したプラスイオンとマイナスイオンとを放出する第2通路とに分岐して前記収納部に流入し、
    前記温度切替室にプラスイオンとマイナスイオンとを放出して前記温度切替室に浮遊する浮遊菌を殺菌することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 記温度切替室送風機の下流側に配した前記電極と前記温度切替室送風機との間に配されるとともに空気が通過して第2通路に連通する開口部を有する遮蔽板を備えたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記開口部にフィルターを設けたことを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記開口部と前記電極との間の第2通路を断面矩形に形成し、第2通路の対向する短辺間の距離と風速との積を0.043m2/秒以下にしたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 第1通路よりも上方の空間に第2通路を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 前記温度切替室の室内温度が所定温度よりも高温のときに前記イオン発生装置を駆動するとともに該所定温度よりも低温の時に前記イオン発生装置を停止することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の冷蔵庫。
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