JP2004069248A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Nobuyuki Nagayasu
長安 信之
Nobuaki Arakawa
荒川 展昭
Takeshi Wakatabe
若田部 武
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Abstract

【課題】冷却効果とイオンの持つ制菌作用との相乗効果により、貯蔵食品の鮮度保持能力を向上させる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷却器と、この冷却器で冷却された冷気を送風機により循環させ庫内が冷却される貯蔵室と、この貯蔵室内に設置される上面が開放された貯蔵室容器と、この貯蔵室容器の開放された上面を覆う蓋とを備えた冷蔵庫において、前記蓋が、貯蔵室容器内空気の流入する吸込口と、この吸込口から吸込んだ空気が貯蔵室容器内へと流出する吐出口と、前記吸込口から流入し吐出口から流出する空気流路中に配置されたイオンファンと、この送風機の風下に配置されるイオン発生装置とを備え、前記イオンファン及びイオン発生装置の運転が、前記送風機の運転を基準として運転制御する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍冷蔵庫および業務用、流通用の食品貯蔵庫等の冷凍サイクルを備えた冷蔵庫に係わり、特に、イオン発生装置を備えた冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の冷凍サイクルを備え、庫内にイオン発生装置を設置した冷蔵庫の従来例としては、特開平5−149671号公報に記載のように、低温室等の密閉空間を、この密閉空間の上面冷却板等にダンパーサーモスタットにより冷気を流して冷却すると共に、密閉空間内にさらに区画された一室を設け、この一室に低温ボックス専用のイオン発生装置を設置し、イオン発生装置で生成されたイオンを遮蔽板部に設けられた吹出口穴部より吹き出して、低温室内の貯蔵食品に付着させてカビ等の発生を防止している。
【0003】
また、その他の従来例としては、特開平8−145545号公報に記載のように、野菜室等より独立に区画された部品収納容器内にイオン発生装置を設け、イオン発生陰極により生成されたマイナスイオンをイオン発生装置フアンにより、網目状陽極や排出口より吹き出して野菜容器内の貯蔵食品に付着させることにより制菌作用を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、特開平5−149671号公報、特開平8−145545号公報のように、イオン発生装置で生成されたイオンを吹出口穴部や排出口より吹き出しているが、貯蔵食品に到達する前にマイナスイオンの一部が静電作用等により吹出口穴部や排出口周辺の部品に付着してしまうため、貯蔵食品への制菌作用が十分とは言えなかった。
【0005】
また、イオンの吹き出し経路は考慮されているが、冷却方法との関係やイオンを吹き出すための運転制御については考慮されていなかった。
【0006】
また、イオン発生機構は考慮されているが、高電圧の付加されるイオン発生装置の耐久性や、制御装置の省エネルギーあるいは、冷蔵庫使用者への利便性は考慮されていなかった。
【0007】
以上のことから、本発明は、冷却効果とイオンの持つ制菌作用との相乗効果により、貯蔵食品の鮮度保持能力を向上させる冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、冷却器と、この冷却器で冷却された冷気を送風機により循環させ庫内が冷却される貯蔵室と、この貯蔵室内に設置される上面が開放された貯蔵室容器と、この貯蔵室容器の開放された上面を覆う蓋とを備えた冷蔵庫において、前記蓋が、貯蔵室容器内空気の流入する吸込口と、この吸込口から吸込んだ空気が貯蔵室容器内へと流出する吐出口と、前記吸込口から流入し吐出口から流出する空気流路中に配置されたイオンファンと、このイオンファンの風下に配置されるイオン発生装置とを備え、前記イオンファン及びイオン発生装置の運転が、前記送風機の運転に同期して運転制御されることで達成される。
【0009】
また、イオンファン及びイオン発生装置の運転停止が、送風機の運転停止よりも遅延して行われることが好ましく、更に、イオン発生装置の運転開始が、イオンファンの運転開始よりも遅延して行われることが好ましい。
【0010】
また、イオン発生装置が、その運転制御を一定時間の断続運転とすることで、より長期に渡りイオン発生装置を運転させることが可能であり、無駄なエネルギー消費も抑えることができる。貯蔵室が、扉を備えている場合には、この扉が開かれた際に、送風機、イオン発生装置及びイオンファンを強制的に運転停止させることで、冷気及びマイナスイオンを庫外に排出する量が少なくなる。
【0011】
イオン発生装置が、このイオン発生装置の異常電圧又は異常電流検出した際には強制停止することが好ましい。また、イオン発生装置が、強制停止した後に、リトライ電圧を複数回印加し、この複数回の印加後であっても異常電圧又は異常電流が検知される場合は、イオン発生装置及びそれ以外の電気使用機器を強制停止させることが好ましく、複数回の印加後に異常電圧又は異常電流が検知されないと、イオン発生装置の強制停止を解除することが好ましい。
【0012】
また、イオン発生装置の運転を強制的にON−OFFする手動スイッチと、この手動スイッチに連動してイオン発生装置の運転状態を表示する表示装置とを備えることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明の詳細を図に示す一実施例にて説明する。
図1は、本発明の一実施例である制御装置のブロック回路図であり、図2は、本発明の一実施例の冷蔵庫縦断面図である。図3は、図2の要部拡大断面図であり、図4は本発明の一実施例であるイオン発生装置の要部断面図である。図5は、本発明の一実施例の通常運転制御説明図を示す。
【0014】
図2において、冷蔵庫本体1は、上部より冷蔵室2、貯蔵室3、製氷室4、冷凍室5とを備え、貯蔵室3の奥には、冷蔵室2及び貯蔵室3を冷却する冷却器6と、この冷却器6にて冷却された冷気を循環させる送風機7とを備えている。また、冷凍室5の奥には、製氷室4及び冷凍室5を冷却する冷却器8と、この冷却器8にて冷却された冷気を循環させる送風機9とを備えている。更に、冷却器8の下部である機械室内には、冷媒を圧縮循環させる圧縮機10が配置されている。
【0015】
図3を用いて、送風機7の冷気循環風路について詳細に述べると、送風機7は、箱体断熱壁1aと冷蔵室2(図2参照)との間に形成した風路11を経て、冷蔵室2内へと冷気を送風し、冷蔵室2内を使用者の設定した温度に保持する。冷蔵室2内の冷気は、新たな冷気が流入することで、冷蔵室風路15から押し出され、仕切板19に設置された貯蔵室冷気入口18より、貯蔵室容器31周辺に設けられた冷却用空隙42内へと送られる。冷却用空隙42内へと送られた冷気は、貯蔵室容器31内を設定温度にまで間接冷却した後、貯蔵室循環冷却戻口24を経て、冷却器6へと戻る。
【0016】
また、送風機7は、先に述べた冷凍サイクルの圧縮機10(図2参照)が運転していない場合でも、冷凍室又は貯蔵室の湿度を制御するために、運転できるように構成してある。即ち、圧縮機10が停止している状態で送風機7を運転することにより、冷却器6に付着した霜を溶かしつつ、冷蔵室及び貯蔵室の加湿を行えるようにしてある。
【0017】
霜取ヒータ21は、冷却器6に付着した霜を溶かすために用いられ、補助ヒータ25は、貯蔵室容器31内を一定の温度に保持するために用いられるもので、仕切断熱20内に設置されている。
【0018】
貯蔵室容器31は、この貯蔵室容器31内を一定の温度及び湿度に保持するために、貯蔵室上蓋32を備え、この貯蔵室上蓋に、後述するイオン発生装置37及びイオンファン38を内蔵させる上蓋空間部33を形成している。
【0019】
イオン発生装置37は、このイオン発生装置37にて生成したイオンが、イオンファン38の循環送風により貯蔵室容器31内に保存された食品43に直接付着するように、食品43の上方の上蓋空間部33内に設置されている。つまり、イオン発生装置37にて生成したマイナスイオンと、食品43との間に、マイナスイオンを付着しやすい樹脂成形品等がない構造としている。
【0020】
また、イオン発生装置37は、図4に示すように、針状電極30とリング状電極40との間に樹脂製ガード39を設置することで、オゾンの発生を抑制しつつマイナスイオンを効率よく、大量に生成できる構造にしてあり、生成されたマイナスイオンは、貯蔵室上蓋32に設けられた吐出口35(図3参照)より貯蔵食品上に散布される。尚、イオン発生装置37にて生成されるマイナスイオンの量は、装置への印加電圧及び周囲の温度・湿度に影響されるので、イオン電源54(図1参照)は、制御手段51の指令により、電圧を可変するように設定してある。
【0021】
図3へと戻り、吸込口34は、貯蔵室容器31内の冷気を、イオンファン38により循環させるものであり、イオンファン38は、マウスリング36を斜めに設けて、上蓋空間部33の高さ方向の突出量を減らし、必要風量を送風できるようにしている。
【0022】
次に、本発明の実施例である冷蔵庫運転制御の詳細を図1に示すブロック回路図にて説明する。
【0023】
送風機7の運転制御は、冷蔵室の温度・湿度、貯蔵室の温度・湿度を、検知手段55により検知すると共に制御手段51へと入力し、積算手段56及び記憶手段57とのデータ交換後、送風機ドライバ52を経て行われ、送風機7の運転、停止あるいは回転数の制御を行う。換言すれば、貯蔵室3の温度や湿度を送風機7がその回転数や運転時間あるいは停止時間で制御している。
【0024】
イオンファン38及びイオン発生装置37は、制御手段51の指示により、イオンファンドライバ53、イオン電源54を経て運転、停止あるいは回転数、印加電圧を制御するようにしている。
【0025】
尚、イオンファン38及びイオン発生装置37の運転制御は、基本的に送風機7の運転制御を基準として制御、即ち同期させるように構成されるが、必要応じて、送風機7、イオンファン38及びイオン発生装置37を各々個別に運転制御できるように構成してある。また、制御手段51は、手動スイッチ58の信号入力により、送風機7、イオンファン38又はイオン発生装置37を強制停止あるいは強制運転ができるように構成してある。
【0026】
イオンファン38及びイオン発生装置37の運転を送風機7の運転に同期させるのは、継続して24時間イオン発生装置37を使用しなくとも、充分に貯蔵物の鮮度を保つことができること、また、イオン発生装置自体の使用時間(製品寿命)が限られたものであることが原因であり、送風機の運転に合わせて運転することで、一日あたりの使用時間を短くし、省エネルギー化と共に、より長期に渡りマイナスイオンを発生させられるようにしている。
【0027】
以上述べた運転制御の一実施例を、図5の通常運転制御説明図により以下説明する。尚、図5に示す横軸は時間を表し、縦軸は各要素部品を表している。また、縦軸の各要素部品のOFF線のみは機器の停止を表し、ON線まで棒グラフのある部分(時間)が機器の運転や通電を表している。イオンLEDとあるのは、表示板12内に設置された冷蔵庫への通電状態を示す表示灯である。
【0028】
冷蔵庫への通電が開始されると、イオンLEDが点灯し、冷蔵庫の冷凍サイクルが運転されて冷却が始まり、冷却器がある温度まで冷えるとt0の時間経過後に、送風機が運転開始する。
【0029】
イオンファンは、送風機の運転開始後、t1時間経過すると、運転を開始する。イオン発生装置は、イオンファンの運転開始後、後述する突入電流が平常電流にもどるt3時間経過後に、断続運転を開始する。ここで、イオン発生装置37の電圧は、周囲の湿度・温度に応じてマイナスイオンを効率よく発生させるために、2〜7KVの高電圧を印加する。
【0030】
イオン発生装置は、その運転状態が安定状態での使用電流こそ数十ミリアンペアで済むものの、運転開始時には1乃至1.5アンペアもの突入電流が流れてしまう。通常冷蔵庫は、コンセントから給電した交流電源を、スイッチング電源によりON−OFFさせており、このスイッチング電源は、複数有していることが多い。但し、この複数のスイッチング電源は、用いる電圧の違いによりマイコンの電源と、その他送風機等の電気品電源とに分かれており、過大な電流が流れると回路保護のためスイッチをOFFしてしまう。
【0031】
即ち、本実施例の冷蔵庫では、送風機、イオンファン、イオン発生装置の全てが、1つのスイッチング電源に並列接続された状態であり、この3つの電気品を一度に運転開始させると、過大な電流が流れスイッチがOFFする可能性が出てくる。そこで、本実施例は、特に時間差t3を設定している。
【0032】
また、食品の鮮度を保持するために、送風機により冷却器から送られる冷気のタイムラグを考慮して、送風機の停止後t2時間、イオンファンの停止を遅延させ、且つ、イオンファンの停止後t4時間だけイオン発生装置を継続運転させた。
【0033】
イオン発生装置の耐久性は、述べ運転時間に比例し、ON・OFF回数にはあまり影響されないので、省電力の観点からイオン発生装置の運転形態は、図6に示すように、N1時間ONした後、N2時間OFFとする運転を順次繰り返すようにし、このONとOFFとを繰り返す断続運転の時間を一定の時間N3で区切るように設定した。このことにより、イオン発生装置は、単位時間当たりの運転時間が短くなり、より長期渡って使用することができる。
【0034】
ドア開閉の項にて表すドアは、貯蔵室の温度・湿度制御に大きな影響を与えるドアであり、検知手段にて開閉検知を行えるものを表す。ドアが開放された場合は、図5に示すように、送風機、イオンファン及びイオン発生装置の全てを強制的に停止させ、冷気と共にマイナスイオンの冷蔵庫外への流出を抑え、冷気とマイナスイオンの相乗効果による食品に対する生菌効果を保持する。
【0035】
手動スイッチは、冷蔵庫の使用者が、任意にイオン発生装置及びイオンファンを強制運転又は強制停止させるスイッチであり、食品の鮮度を考える必要がない場合に、消費電力量を低減させることを考え、強制的にイオン発生装置及びイオンファンを停止させる。
【0036】
但し、図5のB点で示すように、送風機は、強制停止指示が出された場合でも、冷蔵室、貯蔵室の冷却を優先して継続運転するようにしてある。また、消費電力が多少増えても、冷却効果とマイナスイオンによる制菌作用との相乗効果により、食品の鮮度保持能力を向上させたいと考える場合は、手動スイッチを操作することにより、図5のD点にて示すように、冷蔵庫使用者の意思でイオン発生装置及びイオンファンを強制的に運転することができる。
【0037】
図7は、本発明の一実施例を示す過負荷入力に対する保護制御運転の説明図である。図7に示される横軸は時間を表し、横軸は各要素部品を表している。縦軸の各要素部品のOFF線のみは機器の停止を表し、ON線まである部分(時間)が機器の運転又は通電を表している。
【0038】
過負荷入力が検知された場合、即ち、検知手段55により、高電圧の印加されているイオン発生装置の異常電圧又は異常電流が検知された場合は、E点にて示すように、検知後、直ちにイオン発生装置の断続運転を強制停止する。
【0039】
図4に示すように、イオン発生装置37は、樹脂製ガード39を設けていることから、基本的な故障はなく、一時的に、針状電極30と、リング状電極40との間に塵、埃、水分等が付着して電極同士の局部短絡電流が流れ、過負荷入力が検知される場合がある。
【0040】
従って、過負荷入力が検知された場合の故障診断としては、一時的な短絡電流流れなのか、修理を必要とする基本的故障であるかの判断を行う必要がある。このため、本実施例では、過負荷入力が検知されてイオン発生装置の運転を強制的に停止させた後、図7に示すように、一定時間t11後、リトライ電圧Fを数回印加する。リトライ電圧Fを数回印加して積算時間が、始めに過負荷入力が検知されてからの経過時間であるt12になっても、異常電圧又は異常電流が検知される場合は、イオン発生装置以外の機器も強制停止すると共に、異常を報知するランプの点灯又はブザーを鳴らし、故障来歴を記憶手段に記憶させることにより機器の安全と、後の修理に役立てるよにしている。尚、図示はしないが、リトライ電源Fを複数回印加しても、過負荷入力が再検知されない場合は、イオン発生装置の強制停止を解除するようにしている。
【0041】
以上述べたように、冷却器と、この冷却器で冷却された冷気を送風機により循環させ庫内が冷却される貯蔵室と、この貯蔵室内に設置される上面が開放された貯蔵室容器と、この貯蔵室容器の開放された上面を覆う蓋とを備えた冷蔵庫において、前記蓋が、貯蔵室容器内空気の流入する吸込口と、この吸込口から吸込んだ空気が貯蔵室容器内へと流出する吐出口と、前記吸込口から流入し吐出口から流出する空気流路中に配置されたイオンファンと、このイオンファンの風下に配置されるイオン発生装置とを備え、前記イオンファン及びイオン発生装置の運転が、前記送風機の運転に同期して運転制御される冷蔵庫は、イオン発生装置の使用時間を短縮することで製品の試用期間を長くすることができ、送風機による冷却効果と、イオン発生装置の生成するマイナスイオンの持つ制菌作用との相乗効果により、貯蔵食品の鮮度保持能力を向上できる。
【0042】
また、イオンファンの運転停止が、送風機の運転停止よりも遅延して行われる冷蔵庫は、冷却器にて冷やされた冷気が時間差をもって貯蔵室周辺を冷却しても、マイナスイオンを効率よく貯蔵食品に付着させることができる。
【0043】
また、イオン発生装置の運転開始が、イオンファンの運転開始よりも遅延して行われる冷蔵庫は、高電圧入力を必要とするイオン発生装置の突入電流と、イオンファンの突入電流の発生時期がずれるので、制御装置の破壊防止と信頼性の更なる向上が図れる。
【0044】
また、イオン発生装置が、その運転制御を一定時間の断続運転とした冷蔵庫は、高価なイオン発生装置の耐久性が増し、より長期にわたってイオン発生装置を使用することができる。
【0045】
また、貯蔵室が、扉を備え、この扉が開かれた際に、送風機、イオン発生装置及びイオンファンを強制的に運転停止させる冷蔵庫は、冷気の冷蔵庫外への流出及びマイナスイオンの冷蔵庫外への流出を抑えることができる。
【0046】
また、イオン発生装置がこのイオン発生装置の異常電圧又は異常電流検出した際に強制停止する冷蔵庫、イオン発生装置が、強制停止した後に、リトライ電圧を複数回印加し、この複数回の印加後であっても異常電圧又は異常電流が検知されると、イオン発生装置及びそれ以外の電気使用機器を強制停止させる冷蔵庫、イオン発生装置が、強制停止した後に、リトライ電圧を複数回印加し、この複数回の印加後に異常電圧又は異常電流が検知されないと、イオン発生装置の強制停止を解除する冷蔵庫は、機器の安全性が向上し、信頼性をも向上する。
【0047】
また、更に、イオン発生装置の運転を強制的にON−OFFする手動スイッチと、この手動スイッチに連動してイオン発生装置の運転状態を表示する表示装置とを備えた冷蔵庫は、冷蔵庫使用者の意思で前記イオン発生装置、イオンフアンを強制停止又は強制運転することができ、冷蔵庫使用者の利便性が向上する。
【0048】
【発明の効果】
本発明は、冷却効果とイオンの持つ制菌作用との相乗効果により、貯蔵食品の鮮度保持能力を向上させる冷蔵庫を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の制御装置のブロック回路図
【図2】本発明の一実施例の冷蔵庫縦断面図
【図3】図2の要部拡大断面図
【図4】本発明の一実施例のイオン発生装置の要部断面図
【図5】本発明の一実施例の通常運転制御説明図
【図6】図5のイオン発生装置の断続運転制御の説明図
【図7】図5の過負荷保護制御運転の説明図
【符号の説明】
1…冷蔵庫本体、1a…箱体断熱壁、2…冷蔵室3…貯蔵室、4…製氷室、5…冷凍室、6…冷却器、7…送風機、10…圧縮機、11…風路、12…表示板、15…冷蔵室風路、18…貯蔵室冷気入口、19…仕切板、20…仕切断熱、21…霜取ヒータ、24…貯蔵室循環冷気戻口、25…補償ヒータ、30…針状電極、31…貯蔵室容器、32…貯蔵室上蓋、33…上蓋空間部、34…吸込口、35…吐出口、37…イオン発生装置、38…イオンフアン、39…樹脂製ガード、40…リング状電極、42…冷却用空隙、43…食品、51…制御手段、52…送風機ドライバ、53…イオンフアンドライバ、54…イオン電源、58…手動スイッチ

Claims (9)

  1. 冷却器と、この冷却器で冷却された冷気を送風機により循環させ庫内が冷却される貯蔵室と、この貯蔵室内に設置される上面が開放された貯蔵室容器と、この貯蔵室容器の開放された上面を覆う蓋とを備えた冷蔵庫において、前記蓋が、貯蔵室容器内空気の流入する吸込口と、この吸込口から吸込んだ空気が貯蔵室容器内へと流出する吐出口と、前記吸込口から流入し吐出口から流出する空気流路中に配置されたイオンファンと、このイオンファンの風下に配置されるイオン発生装置とを備え、前記イオンファン及びイオン発生装置の運転が、前記送風機の運転に同期して運転制御される冷蔵庫。
  2. 請求項1において、イオンファン及びイオン発生装置の運転停止が、送風機の運転停止よりも遅延して行われる冷蔵庫。
  3. 請求項1又は2において、イオン発生装置の運転開始が、イオンファンの運転開始よりも遅延して行われる冷蔵庫。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、イオン発生装置が、その運転制御を一定時間の断続運転とした冷蔵庫。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、貯蔵室が、扉を備え、この扉が開かれた際に、送風機、イオン発生装置及びイオンファンを強制的に運転停止させる冷蔵庫。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、イオン発生装置が、このイオン発生装置の異常電圧又は異常電流検出した際に強制停止する冷蔵庫。
  7. 請求項6において、イオン発生装置が、強制停止した後に、リトライ電圧を複数回印加し、この複数回の印加後であっても異常電圧又は異常電流が検知されると、イオン発生装置及びそれ以外の電気使用機器を強制停止させる冷蔵庫。
  8. 請求項6において、イオン発生装置が、強制停止した後に、リトライ電圧を複数回印加し、この複数回の印加後に異常電圧又は異常電流が検知されないと、イオン発生装置の強制停止を解除する冷蔵庫。
  9. 請求項1乃至8のいずれかにおいて、更に、イオン発生装置の運転を強制的にON−OFFする手動スイッチと、この手動スイッチに連動してイオン発生装置の運転状態を表示する表示装置とを備えた冷蔵庫。
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