JPH07103644A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH07103644A
JPH07103644A JP25418893A JP25418893A JPH07103644A JP H07103644 A JPH07103644 A JP H07103644A JP 25418893 A JP25418893 A JP 25418893A JP 25418893 A JP25418893 A JP 25418893A JP H07103644 A JPH07103644 A JP H07103644A
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JP
Japan
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refrigerator
circuit
power supply
outside
control circuit
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Application number
JP25418893A
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English (en)
Inventor
Shusaku Watakabe
周作 渡壁
Koji Hamaoka
孝二 浜岡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子制御回路で制御される冷蔵庫において、
発泡断熱材の中を通る配線の数を削減することのでき、
かつ消費電力の削減、回路の信頼性向上、コストダウン
が可能な冷蔵庫を提供することを目的とする。 【構成】 冷蔵庫は冷蔵庫1の庫外に設置され庫外電源
回路25と、冷蔵庫1の庫内に設置され冷蔵庫の負荷を
駆動する庫内制御回路22と、交流電圧を供給する交流
電源ライン24と、直流電圧を供給する直流電源ライン
26とを設け、庫内における熱負荷の低減を図り、消費
電力の低減を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマイコンなどを搭載した
電子制御回路で制御される冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫は電子制御技術の進歩によ
り、自動製氷、解凍など様々な付加機能がついてきてい
る。また、その制御基板は冷蔵庫庫外に設置されるのが
一般的であるため制御基板から機能のある場所(例えば
冷蔵庫の庫内など)まで配線を引き回している。
【0003】しかし、冷蔵庫の庫外から庫内に配線を引
き回すためには冷蔵庫の断熱材中を通過させる必要があ
る。冷蔵庫の断熱材は一般的には外箱と内箱を先に組み
立て、外箱に取り付けられている注入口から発泡剤を注
入し内部で発泡させて断熱材を形成させる。
【0004】そのために配線の多くは外箱と内箱に組み
立て前に各々配置される。その時に発泡圧力によって配
線が動かないようにテープ固定作業や、断熱材の漏れを
防止するために漏れ防止シール作業などの作業がなされ
ているが、ここでかなりの工数がかかることになり、ま
たシール不全による断熱材漏れなどを引き起こす可能性
があり、また配線により熱リークを起こし消費電力(電
気代)増加の原因にもなっている。
【0005】そこで最近、この断熱材中の配線を減らす
方法が例えば特開平3−211384号公報などで提案
されている。
【0006】以下に従来の冷蔵庫について説明する。図
4は従来の冷蔵庫の断面側面図を示すものである。図4
において、1は冷蔵庫本体で内箱2と外箱3及び内箱2
と外箱3間に充填された発泡断熱材4より構成されてい
る。
【0007】5は中仕切であり、冷蔵庫1の内部を冷凍
室6と冷蔵室7に分割している。8は圧縮機であり、圧
縮機8から凝縮器(図示せず)、キャピラリチューブ
(図示せず)などを介して蒸発器9に接続され再度圧縮
機8に冷媒が戻るように配管されている。
【0008】10は冷却ファンであり、蒸発器9で冷却
された空気を冷凍室6内に送り出す。11は除霜ヒータ
であり、蒸発器9についた霜を溶かすものである。12
はダクトであり、冷凍室6と冷蔵室7の間に設けられて
おり、その出口にはダンパ13が取り付けられている。
【0009】14は制御基板であり、中仕切5に設けら
れた凹部15に設置され、更に電気品カバー16で断熱
閉塞されている。
【0010】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作について説明する。まず、冷凍室6の冷凍
室温度センサ(図示せず)が設定温度より高い温度を検
知すると制御基板14は冷却運転を開始する。冷却運転
の時は圧縮機8、冷却ファン10をオンにする。圧縮機
8で圧縮された冷媒は凝縮器(図示せず)、キャピラリ
チューブ(図示せず)などを介して蒸発器9に達し、そ
こで気化することにより周囲の熱を奪い、冷却動作を行
う。この後、冷媒は再び圧縮機8に戻り前記動作を繰り
返す。このとき蒸発器6の周囲の空気は低温となってお
り、冷却ファン10によって生じる空気の流れにより冷
凍室が冷えてくる。
【0011】その後、冷凍室6が十分に冷え冷凍室温度
が設定温度より低くなれば冷却運転を停止する(圧縮機
8、冷却ファン10をオフする)。以上の動作を繰り返
し冷凍室6の温度を低温に保つ。
【0012】つぎに、冷蔵室7の冷蔵室温度センサ(図
示せず)が設定温度より高い温度を検知すると制御基板
14はダンパ13を開放させ冷凍室6の冷えた空気をダ
クト12を介して冷蔵室7に導く。 その後、冷蔵室7
が十分に冷え冷凍室温度が設定温度より低くなれば制御
基板14はダンパ13を閉じ、冷気の流れを遮断する。
【0013】つぎに、一定時間運転を続けると蒸発器9
の周囲に霜が付き、冷却しにくくなってくる。その時制
御基板14は冷却運転を停止し、除霜ヒータ11を通電
する。このとき発生する熱を利用し、蒸発器9に付着し
ている霜を溶かす。霜が完全に解けたことは、蒸発器9
の近傍に取り付けられている除霜センサ(図示せず)に
よって検知されている。
【0014】このように庫内に制御基板14を取り付け
ることにより庫内の各負荷(冷却ファン10、除霜ヒー
タ11、ダンパ13など)に引き回す線は庫内の壁面を
はわせれば良いので発泡断熱材4中を通す配線が少なく
できるというものであった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、制御基板14を全て庫内に設置しているた
め、トランスなどを含む電源回路も同じく庫内に設置さ
れる。そのため、電源回路で発生する発熱は冷蔵庫の熱
負荷となり、圧縮機8のオン時間が長くなり、消費電力
が多くなるという課題を残していた。
【0016】本発明は上記課題を解決するもので、庫内
の熱負荷を庫内より少なくし、消費電力を削減すること
のできる冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の冷蔵庫は庫外に設置された庫外電源回路と、
前記庫外電源回路より供給される直流電圧を電源とし冷
蔵庫の庫内に設置され冷蔵庫の負荷を駆動する庫内制御
回路と、冷蔵庫の負荷の駆動回路と前記庫外電源回路に
交流電圧を供給する交流電源ラインと、前記庫外電源回
路と前記庫内制御回路間に直流電圧を供給する直流電源
ラインとを設けるという構成を有している。
【0018】また他の構成においては、冷蔵庫の庫外の
機械室に設置され庫外にある負荷を駆動する庫外制御回
路と、冷蔵庫の庫内に設置され庫内にある負荷を駆動す
る庫内制御回路と、前記庫外制御回路と前記庫内制御回
路との情報をやりとりする通信回路と、交流電圧を供給
する交流電源ラインと、直流電圧を供給する直流電源ラ
インとを設け、前記通信回路の信号は前記直流電源ライ
ンに重畳するという構成を有している。
【0019】
【作用】この構成によって、庫外電源回路により、変換
後の直流電源を直流電源ラインで庫内制御回路に送るこ
とにより、庫内における熱負荷は減少する。このことに
より、消費電力が減少する。
【0020】また他の構成においては、庫外制御回路に
電源回路を有し、変換後の直流電源を直流電源ラインで
庫内制御回路に送ることにより、庫内における熱負荷は
減少する。また庫外の機械室に前記庫外制御回路を設置
しているため、庫内容積を減らすことなく庫内における
熱負荷を減少することができる。また直流電源ラインに
通信回路の信号を重畳させるため、庫内外の配線の数が
大幅に減少する。
【0021】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0022】図1は本発明の一実施例における冷蔵庫の
制御ブロック図である。図1において、20は家庭用コ
ンセントから供給されている商用電源である。21は冷
蔵庫の庫外に設置された庫外電源回路であり、22は冷
蔵庫の庫内に設置された庫内制御回路であり、23は冷
蔵庫前部に設置された操作回路である。
【0023】24は交流電源ラインであり、商用電源2
0からの電力を庫内電源回路21並びに庫内制御回路2
2に供給する。25は電源回路であり、商用電源20か
ら交流電源ライン24を介してAC100Vが供給され
直流電圧(例えばDC12V)を出力する。26は直流
電源ラインであり、電源回路25から出力された直流電
圧を庫内制御回路22及び操作回路23に供給する。
【0024】33はDC/DCコンバータで、直流電源
ライン26から送られてきた直流電源(例えば12V)
を庫内制御回路22で必要な電圧(例えば5V)に変換
し、供給する。36は駆動回路であり、庫内制御マイコ
ン34の出力により圧縮機30機械室ファン31、冷却
ファン37、除霜ヒータ38、冷蔵室ダンパ39のオン
/オフを行う。
【0025】40は入力回路で冷凍室センサ41、冷蔵
室センサ42、除霜センサ43などのアナログ入力や冷
蔵室ダンパ39の回転位置検知のためのリードSW44
などのデジタル入力を取り込み庫内制御マイコン34に
送出する。
【0026】49は入出力回路であり、庫内制御マイコ
ン34の出力により表示LED50の点灯、消灯を行
い、かつ入力SW51、外気温センサ52などの入力信
号を庫内制御マイコン34に入力する。
【0027】以上のように構成された冷蔵庫について、
図1を用いてその動作を説明する。庫外電源回路21の
電源回路25は、商用電源20から交流電源ライン24
を介してAC100Vが供給されている。このAC10
0Vをトランス(図示せず)によって降圧され、整流さ
れDC12Vを得る。
【0028】電源回路25で作られたDC12Vは直流
電源ライン26によって、庫内制御回路22、操作回路
46に供給される。庫内制御回路22では、DC/DC
コンバータ33でDC5Vを作り、庫内制御回路22の
各回路に電源を供給する。
【0029】操作回路23において、入力SW51は例
えば冷凍室温度設定や冷蔵室温度設定用のスイッチなど
である。また表示LED50は例えば冷凍室設定温度表
示(強、中、弱の表示)や冷蔵室設定温度表示(強、
中、弱の表示)などである。つまり入力SW51で各室
の温度を設定し、その確認が表示LEDでできることに
なる。
【0030】この設定温度や外気温センサ52で入力さ
れた結果は、庫内制御回路22に入力回路40を通り、
入力される。
【0031】つぎに、冷凍室センサ41によって検知さ
れた冷凍室温度は、入力回路40を通り庫内制御マイコ
ン34に入力される。この冷凍室温度と操作回路23で
決定された冷凍室設定温度とを比較し、冷凍室温度が高
ければ冷却運転を行い、冷凍室温度が低ければ待機運転
を行う。
【0032】冷却運転の場合は庫内制御マイコン34、
が冷却ファン37、圧縮機30をオンさせ、操作回路2
3から送られてきた外気温の高温/低温によって機械室
ファン31のオン/オフをさせる。
【0033】待機運転も同様に、庫内制御マイコン34
が圧縮機30、機械室ファン31、冷却ファン37をオ
フにさせる。
【0034】冷却運転の積算時間が一定時間を越えたと
き、除霜運転を開始する。このとき庫内制御マイコン3
4は圧縮機30、機械室ファン31、冷却ファン37を
オフにし、除霜ヒータ38をオンにする。
【0035】除霜運転の完了は除霜センサ43で検出さ
れる温度が一定温度以上になったときに完了する。そし
て一定時間待機した後、再度冷却運転を開始する。
【0036】一方、冷蔵室についてはつぎのように動作
する。冷蔵室センサ42によって検知された冷蔵室温度
は、入力回路40を通って庫内制御マイコン34に入力
される。この冷蔵室温度と操作回路23で決定された冷
蔵室設定温度とを比較し、冷蔵室温度が高ければ冷蔵室
ダンパ39を開にし、冷蔵室温度が低ければ冷蔵ダンパ
39を閉にする。
【0037】冷蔵室ダンパ39を開にする場合、冷蔵室
ダンパ39に内蔵されているモータに通電し、リードS
W44の接点信号によりモータへの通電を停止し、ダン
パフラップが開の状態で停止させる。
【0038】冷蔵室ダンパ39を閉にする場合も同様
に、冷蔵室ダンパ39に内蔵されているモータに通電
し、リードSW44の接点信号によりモータへの通電を
停止し、ダンパフラップが閉の状態で停止させる。
【0039】電源回路25は発熱するため、庫内に設置
しておくと熱負荷となるため、庫内温度が上昇し圧縮機
30のON時間が長くなり、消費電力量が増加する。そ
こで、発熱部である電源回路25を庫外に設置すること
により、庫内の温度上昇を軽減し、消費電力を低減する
ことができる。
【0040】以上のように本実施例によれば、冷蔵庫1
の庫外に設置された庫外電源回路21と、冷蔵庫の庫内
に設置され、冷蔵庫の負荷を駆動する庫内制御回路22
と、交流電圧を供給する交流電源ライン24と、直流電
圧を供給する直流電源ライン26とを設ける構成にする
ことにより、庫内における熱負荷は減少する。
【0041】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて図面を参照にしながら説明する。図2は本発明の
第2の実施例における冷蔵庫の制御ブロック図である。
図1、図4で既に説明を行ったものは同一番号をふり詳
しい説明は省略する。
【0042】図3において、21は冷蔵庫の庫外に設置
された庫外制御回路であり、22は冷蔵庫の庫内に設置
された庫内制御回路であり、23は冷蔵庫扉部に設置さ
れた操作回路である。
【0043】26は直流電源ラインであり、電源回路2
5から出力された直流電圧を庫内制御回路22及び操作
回路23に供給する。27は庫外制御マイコンであり、
通信回路28と信号のやりとりを行う。29は駆動回路
であり、庫外制御マイコン27の出力により圧縮機3
0、機械室ファン31のオン/オフを行う。32はパル
ストランスであり、通信回路28からの信号を直流電源
ライン26に重畳させると共に、直流電源ライン26に
他の通信回路からの信号がある場合通信回路28にその
信号を送る。
【0044】34は庫内制御マイコンであり、通信回路
35と信号のやりとりを行う。36は駆動回路であり、
庫内制御マイコン34の出力により冷却ファン37、除
霜ヒータ38、冷蔵室ダンパ39のオン/オフを行う。
45はパルストランスであり、通信回路35からの信号
を直流電源ライン26に重畳させると共に、直流電源ラ
イン26に他の通信回路からの信号がある場合通信回路
35にその信号を送る。
【0045】46はDC/DCコンバータで、直流電源
ライン26から送られてきた直流電源(例えば12V)
を操作回路23で必要な電圧(例えば5V)に変換し、
供給する。47は操作制御マイコンであり、通信回路4
8と信号のやりとりを行う。
【0046】49は入出力回路であり、操作制御マイコ
ン47の出力により表示LED50の点灯、消灯を行
い、かつ入力SW51、外気温センサ52などの入力信
号を操作制御マイコン47に送出する。53はパルスト
ランスであり、通信回路48からの信号を直流電源ライ
ン26に重畳させると共に、直流電源ライン26に他の
通信回路からの信号がある場合通信回路48にその信号
を送る。
【0047】以上のように構成された冷蔵庫について、
図2を用いてその動作を説明する。庫外制御回路21の
電源回路25は、商用電源20から交流電源ライン24
を介してAC100Vが供給されている。このAC10
0Vをトランス(図示せず)によって降圧され、整流さ
れDC12Vを得る。このDC12Vを更に安定化電源
(図示せず)を介してDC5Vを供給する。このDC5
Vは庫外制御回路21の各回路に供給している。
【0048】電源回路25で作られたDC12Vは直流
電源ライン26によって、庫内制御回路22、操作回路
46に供給される。操作回路23では、DC/DCコン
バータ46でDC5Vを作り、操作回路23の各回路に
電源を供給する。
【0049】この設定温度や外気温センサ52で入力さ
れた結果は、通信回路48とパルストランス53を介し
て、直流電源ライン26を通って庫外制御回路21と庫
内制御回路22に送られる。
【0050】冷却運転の場合は、冷却ファン37が庫内
制御マイコン34によってオンされる。またこの冷却運
転であることは、庫内制御マイコン47から通信回路3
5とパルストランス45を介して、直流電源ライン26
を通って庫外制御回路21に送られる。
【0051】庫外制御マイコン34では、冷却運転の信
号を受け圧縮機30をオンさせる。また操作回路23か
ら送られてきた外気温の高温/低温によって機械室ファ
ン31のオン/オフをさせる。
【0052】待機運転も同様に、庫外制御マイコン27
が圧縮機30、機械室ファン31をオフにし、庫内制御
マイコン34が冷却ファン37をオフにさせる。
【0053】冷却運転の積算時間が一定時間を越えたと
き、除霜運転を開始する。このとき庫内制御マイコン3
4は冷却ファン37をオフにし、除霜ヒータ38をオン
にする。また除霜運転信号は同じく通信によって庫外制
御マイコン27に送られ、圧縮機30、機械室ファン3
1をオフにする。
【0054】つぎに、各回路の取付方法について図3を
用いて説明をする。図3は本発明の一実施例における冷
蔵庫の断面側面図である。図1、図2、図4で既に説明
を行ったものは同一番号をふり、詳しい説明は省略す
る。
【0055】図2において、60は機械室に設置された
庫外制御回路収納部で、機械室の空間スペースを利用し
て作られている。実施例1では庫内制御回路22で庫外
の負荷(圧縮機、機械室ファン等)の制御を行っている
ため、庫内制御回路22より庫外の負荷までの配線を行
う必要があった。そこで、庫外の機械室スペース60に
庫外制御回路21を設置することにより、庫内制御回路
21から庫外の負荷までの配線を省略することになる。
62は庫内制御回路収納部で、63は断熱カバーであ
り、庫内制御回路収納部62に庫内制御回路22を収納
し、その上からカバーをし断熱閉塞させる。64は防水
パッキンであり、断熱カバー63の上部に取り付けら
れ、断熱カバー63と内箱2とを隙間のないようにす
る。
【0056】65は配線通過口で、庫内制御回路22か
ら庫内各負荷(例えば冷却ファン37など)にいく配線
66を通している。庫外制御回路21と庫内制御回路2
2とを結ぶ配線(交流電源ライン24、直流電源ライン
26)は発泡断熱材4中を通っている。
【0057】以上のように構成された冷蔵庫についてそ
の動作を説明する。庫内制御回路収納部62において、
この部分の壁面の発泡断熱材4は他の部分に比べて薄く
なっている。これは他の部分に比べて断熱性能が下がっ
ていることになり、外気の温度が侵入し易くなってい
る。
【0058】しかも庫内制御回路収納部62は断熱カバ
ー63でおおわれているため、その雰囲気温度は冷蔵室
7の庫内温度よりも高く、外気温より低い温度となる。
この温度は、断熱カバー63の厚さと壁面発泡断熱材の
厚さとから決まり、最適な値に調整することができる。
【0059】また冷蔵室ダンパ39などの故障して冷蔵
室7が異常低温になっても、庫内制御回路収納部62の
雰囲気温度は外気温との間で決まる温度になるので比較
的高い温度を保つことができる。
【0060】以上のように本実施例によれば、冷蔵庫1
の庫外の機械室60に設置され庫外にある負荷を駆動す
る庫外制御回路21と、冷蔵庫の庫内に設置され庫内に
ある負荷を駆動する庫内制御回路22と、庫外制御回路
21と庫内制御回路22との情報をやりとりする通信回
路28、35と、交流電圧を供給する交流電源ライン2
4と、直流電圧を供給する直流電源ライン26とを設
け、通信回路28、35の信号は直流電源ライン26に
重畳するという構成にすることにより、庫外制御回路2
1に電源回路25を有し、変換後の直流電源を直流電源
ライン26で庫内制御回路22に送ることにより、庫内
に設置した場合、熱負荷になる電源回路25を庫外に設
置することになり圧縮機30のON時間が短くなる。ま
た、庫外制御回路21を庫外に設置する場合、庫外制御
回路設置部の発泡断熱材を薄くする必要があり断熱効果
が減少する。そこで、庫外制御回路21を庫外機械室の
空間スペース60に設置することにより発泡断熱材を薄
くせず、断熱効果を低減させることなく設置することが
できる。このため消費電力の低減を図ることができる。
【0061】また直流電源ライン26に通信回路28、
35の信号を重畳させるため、庫内外の配線の数が大幅
に減少するため、配線のシール作業やテープ固定作業な
どを削減することができ、合理化につながる。また配線
による発泡材流れ抵抗が少なくなるため発泡断熱材の断
熱性能が向上し更に消費電力の減少が可能となる。
【0062】また、庫外制御回路を機械室に設置するこ
とにより、庫外の負荷の近くに庫外制御回路を設置する
ことになり、庫外制御回路と庫外の負荷間の配線の長さ
を削減することとなり、合理化につながる。
【0063】また、冷蔵庫1の庫内壁面に庫内制御回路
22を収納すべく設けられた庫内制御回路収納部62
と、庫内制御回路収納部62に取り付けられる断熱カバ
ー63を設けることにより、庫内制御回路収納部62の
雰囲気温度は冷蔵室7の温度と外気温との間の温度とな
り従来に比べて異常発生時にでも比較的高い温度が維持
できるため、補償ヒータを取り付けなくてもよいのでコ
ストダウンが図れると共に、庫内制御回路22の信頼性
が著しく向上する。
【0064】また、防水パッキン64は断熱カバー63
と内箱2との間に密着して取り付けられており、冷凍室
6側からドレイン凍結などの異常によって除霜水があふ
れたりしても、庫内制御回路収納部63への水の浸入は
ない。万が一水が浸入してきても下部に設けられた配線
通過口65から抜けていくので水が溜まることはないた
め、水の侵入による庫内制御回路22の故障はなくすこ
とができる。
【0065】なお、第2の実施例において通信信号を直
流電源ラインに重畳させるようにしたが、通信信号を重
畳させず独立した通信専用ラインを設けてもよい。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明は、冷蔵庫の庫外に
設置された庫外電源回路と、前記庫外電源回路より供給
される直流電圧を電源とし冷蔵庫の庫内に設置され冷蔵
庫の負荷を駆動する庫内制御回路と、冷蔵庫の負荷の駆
動回路と前記庫外電源回路に交流電圧を供給する交流電
源ラインと、前記庫外電源回路と前記庫内制御回路間に
直流電圧を供給する直流電源ラインとを設ける構成にす
ることによって庫内における熱負荷を軽減することがで
き、消費電力の低減を図ることができる。
【0067】また他の構成においては、冷蔵庫の庫外で
ある機械室に設置され庫外にある負荷を駆動する庫外制
御回路と、冷蔵庫の庫内に設置され庫内にある負荷を駆
動する庫内制御回路と、前記庫外制御回路と前記庫内制
御回路との情報をやりとりする通信回路と、交流電圧を
供給する交流電源ラインと、直流電圧を供給する直流電
源ラインとを設け、前記通信回路の信号は前記直流電源
ラインに重畳するという構成にすることにより、庫外制
御回路に電源回路を有し、変換後の直流電源を直流電源
ラインで庫内制御回路に送ることにより、庫内における
熱負荷は減少する。そのため圧縮機のオン時間が短くな
り、消費電力の低減を図ることができる。
【0068】また直流電源ラインに通信回路の信号を重
畳させるため、庫内外の配線の数が大幅に減少するた
め、配線のシール作業やテープ固定作業などを削減する
ことができ、合理化につながる。また配線による発泡材
流れ抵抗が少なくなるため発泡断熱材の断熱性能が向上
し更に消費電力の減少が可能となる。
【0069】また、庫外制御回路を機械室に設置するこ
とにより、庫外の負荷の近くに庫外制御回路を設置する
ことになり、庫外制御回路と庫外の負荷間の配線の長さ
を削減することとなり、合理化につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における冷蔵庫の制御ブロッ
ク図
【図2】本発明の第2の実施例における冷蔵庫の制御ブ
ロック図
【図3】本発明の第2の実施例における冷蔵庫の回路収
納部の断面側面図
【図4】従来の冷蔵庫の断面側面図
【符号の説明】
21 庫外制御回路 22 庫内制御回路 24 交流電源ライン 26 直流電源ライン 28、35 通信回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫の庫外に設置された庫外電源回路
    と、前記庫外電源回路より供給される直流電圧を電源と
    し冷蔵庫の庫内に設置され冷蔵庫の負荷を駆動する庫内
    制御回路と、冷蔵庫の負荷の駆動回路と前記庫外電源回
    路に交流電圧を供給する交流電源ラインと、前記庫外電
    源回路と前記庫内制御回路間に直流電圧を供給する直流
    電源ラインとを設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 冷蔵庫の庫外の機械室に設置され庫外に
    ある負荷を駆動する庫外制御回路と、冷蔵庫の庫内に設
    置され庫内にある負荷を駆動する庫内制御回路と、前記
    庫外制御回路と前記庫内制御回路との情報をやりとりす
    る通信回路と、交流電圧を供給する交流電源ラインと、
    直流電圧を供給する直流電源ラインとを設け、前記通信
    回路の信号は前記直流電源ラインに重畳したことを特徴
    とする冷蔵庫。
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