JP5238734B2 - 半導体装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置及びその制御方法に関する。
NAND型フラッシュメモリ等の不揮発性半導体メモリでは、消去動作を行う前の各不揮発性メモリセルの閾値のばらつきを抑えることが望ましい。そのため、消去動作を行う前にプリプログラムと呼ばれる弱書き込みを行うことが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このプリプログラムでは、NANDセルユニットのメモリストリングを構成する全ての不揮発性メモリセルに対して同一の電圧が印加される。
しかしながら、半導体装置の微細化に伴い、メモリストリングを構成する全ての不揮発性メモリセルの閾値を一定範囲内に収めることが難しくなってくる。特に、メモリストリングの両端の不揮発性メモリセルには選択トランジスタが接続されているため、メモリストリングの両端の不揮発性メモリセルの閾値は他の不揮発性メモリセルの閾値と大きく異なるおそれがある。そのため、最適な消去動作を行うことが困難になり、信頼性の高い不揮発性半導体メモリが得られないという問題がある。
特開平11−176175号公報
本発明は、最適な消去動作を行うことが可能な信頼性の高い半導体装置を提供することを目的としている。
本発明の第1の視点に係る半導体装置は、直列接続された複数の不揮発性メモリセルからなるメモリストリング及び前記メモリストリングの両端の不揮発性メモリセルに接続された複数の選択トランジスタを含むNANDセルユニットと、前記複数の不揮発性メモリセルの制御ゲート電極にそれぞれ接続された複数のワード線と、前記NANDセルユニットの一端に接続されたビット線と、前記NANDセルユニットの他端に接続されたソース線と、前記メモリストリングの少なくとも1つの不揮発性メモリセルに対するプリプログラム電圧が前記メモリストリングの他の不揮発性メモリセルに対するプリプログラム電圧と異なるように制御する制御部と、を備える。
本発明の第2の視点に係る半導体装置の制御方法は、直列接続された複数の不揮発性メモリセルからなるメモリストリング及び前記メモリストリングの両端の不揮発性メモリセルに接続された複数の選択トランジスタを含むNANDセルユニットと、前記複数の不揮発性メモリセルの制御ゲート電極にそれぞれ接続された複数のワード線と、前記NANDセルユニットの一端に接続されたビット線と、前記NANDセルユニットの他端に接続されたソース線と、を備えた半導体装置の制御方法であって、前記メモリストリングの少なくとも1つの不揮発性メモリセルに対するプリプログラム電圧が前記メモリストリングの他の不揮発性メモリセルに対するプリプログラム電圧と異なるように制御する。
本発明によれば、最適な消去動作を行うことが可能な信頼性の高い半導体装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る半導体装置の基本的な構成を示した図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の制御部の基本的な構成を示したブロック図である。 本発明の実施形態の動作を示したフローチャートである。 プリプログラムの概念について示した説明図である。 本発明の実施形態の比較例のプリプログラムについて示した図である。 本発明の実施形態のプリプログラムについて示した図である。 本発明の実施形態の第1の変更例の動作を示したフローチャートである。 本発明の実施形態の第2の変更例の動作を示したフローチャートである。 本発明の実施形態の第3の変更例の動作を示したフローチャートである。 本発明の実施形態の第4の変更例の動作を示したフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る半導体装置(NAND型フラッシュメモリ)の基本的な構成を示した図である。
NANDセルユニット10は、ソース側選択トランジスタSTS、ドレイン側選択トランジスタSTD、ダミー不揮発性メモリセル(以下、単にダミーメモリセルと呼ぶ場合もある)DMC、及び実際の記憶動作に用いられる不揮発性メモリセル(以下、単にメモリセルと呼ぶ場合もある)MCn(n=0〜31)を含んでいる。ダミーメモリセルDMC及びメモリセルMCnは直列接続されてメモリストリングを構成している。選択トランジスタSTS及びSTDはそれぞれ、メモリストリングの両端のメモリセル(ダミーメモリセルDMC)に接続されている。複数のNANDセルユニット10が行列状に配列してメモリセルアレイが構成されている。
各不揮発性メモリセル(ダミーメモリセルDMC及びメモリセルMCn)は、半導体基板(シリコン基板)上に形成されたトンネル絶縁膜と、トンネル絶縁膜上に形成された浮遊ゲート電極(電荷蓄積層)と、浮遊ゲート電極上に形成された電極間絶縁膜と、電極間絶縁膜上に形成された制御ゲート電極とを含んでいる。そして、隣接する不揮発性メモリセル同士でソース/ドレイン領域を共有している。半導体基板からトンネル絶縁膜を介して浮遊ゲート電極に電荷を注入する、或いは浮遊ゲート電極からトンネル絶縁膜を介して半導体基板に電荷を放出することで、書き込み動作及び消去動作が行われる。なお、不揮発性メモリセルは2値メモリでもよいし多値メモリでもよい。
図1のX方向(ワード線方向)に配列したメモリセルMCnの制御ゲート電極は、ワード線WLn(n=0〜31)によって共通接続されている。また、X方向に配列したダミーメモリセルDMCの制御ゲート電極は、ダミーワード線DWLによって共通接続されている。また、X方向に配列したソース側選択トランジスタSTSのゲート電極は、選択ゲート線SGSによって共通接続され、X方向に配列したドレイン側選択トランジスタSTDのゲート電極は、選択ゲート線SGDによって共通接続されている。
ドレイン側選択トランジスタSTDのドレイン領域には、ビット線コンタクトBLCを介してY方向(ビット線方向)に延伸したビット線BLが接続されている。また、ソース側選択トランジスタSTSのソース領域には、X方向に延伸したソース線SLが接続されている。
ワード線WLn、ダミーワード線DWL、選択ゲート線SGS及びSGDには、ロウデコーダ/ドライバ回路20が接続されている。このロウデコーダ/ドライバ回路20によって、ワード線WLn、ダミーワード線DWL、選択ゲート線SGS及びSGDの選択及び駆動が行われる。
ビット線BLには、センスアンプ(SA)回路30が接続されている。このセンスアンプ回路30は、セルデータの読み出し、書き込み及び消去等の動作に用いられる。また、このセンスアンプ回路30は、後述するプリプログラム動作やソフトプログラム動作にも用いられる。
ロウデコーダ/ドライバ回路20及びセンスアンプ回路30には、制御部(制御回路)40が接続されている。図2は、制御部40の基本的な構成を示したブロック図である。制御部40には、プリプログラム部41、ソフトプログラム部42、消去部43及びベリファイ部44が含まれており、後述するプリプログラム動作、ソフトプログラム動作、消去動作及び各種ベリファイ動作の制御が行われる。
図3は、本実施形態の動作を示したフローチャートである。
まず、プリプログラムを行う(S11)。すなわち、メモリセルMCn及びダミーメモリセルDMCに対して消去動作を行う前に、各メモリセル(メモリセルMCn及びダミーメモリセルDMC)の閾値を一定範囲内に収めるための予備的な書き込み(弱書き込み)を各メモリセル(メモリセルMCn及びダミーメモリセルDMC)に対して行う。プリプログラムの実行回数Nの指定は、例えばROMフューズに格納された制御データにしたがって行うことができる。以下、本実施形態のプリプログラムについて説明する。
図4は、プリプログラムの概念について示した説明図である。図に示した例では、4値の不揮発性メモリを想定している。各メモリセルにプリプログラム電圧を印加することで、プリプログラム後に閾値分布が一定範囲内に収められる。これにより、各メモリセルの消去を最適に行うことが可能となる。
図5は、本実施形態の比較例のプリプログラムについて示した図である。図5(a)は回路構成を示した図であり、図5(b)はプリプログラム後の閾値分布を示した図である。本比較例では、図5(a)に示すように、ワード線WLn及びダミーワード線DWLに同一のプリプログラム電圧Vp1(例えば10V)を印加している。
メモリストリングの両端のメモリセル(ダミーメモリセルDMC)には選択トランジスタSTS及びSTDが接続されている。そのため、半導体装置が微細化されると、ダミーメモリセルDMCは選択トランジスタSTS及びSTDの影響を受け、ダミーメモリセルDMCの閾値は他のメモリセルMC0〜MC31の閾値と大きく異なるおそれがある。図5(b)に示した例では、ダミーメモリセルDMCの閾値が他のメモリセルMC0〜MC31の閾値よりも高くなっている。なお、ダミーメモリセルDMCの閾値が他のメモリセルMC0〜MC31の閾値よりも高くなる現象は、書き込み及び消去を繰り返し行った後に見られる。書き込み及び消去を繰り返し行う前の初期状態では逆に、ダミーメモリセルDMCの閾値が他のメモリセルMC0〜MC31の閾値よりも低くなる現象が見られる。このように、プリプログラムを行った後、メモリストリングの両端のメモリセル(本実施形態ではダミーメモリセルDMC)の閾値が他のメモリセル(本実施形態ではメモリセルMC0〜MC31)の閾値と大きく異なる場合がある。このような状況が生じると、メモリストリング内の全てのメモリセル(ダミーメモリセルDMC及びメモリセルMC0〜MC31)の閾値を一定範囲内に収めることができなくなり、最適な消去動作を行うことが困難になる。
図6は、本実施形態のプリプログラムについて示した図である。図6(a)は回路構成を示した図であり、図6(b)はプリプログラム後の閾値分布を示した図である。本実施形態では、図6(a)に示すように、ワード線WLnにプリプログラム電圧Vp1(例えば10V)を印加し、ダミーワード線DWLにはプリプログラム電圧Vp2(例えば9V)を印加している。
このように、メモリストリングの両端のメモリセル(本実施形態ではダミーメモリセルDMC)に他のメモリセル(本実施形態ではメモリセルMC0〜MC31)とは異なったプリプログラム電圧を印加している。具体的には、ダミーメモリセルDMCの閾値がメモリセルMC0〜MC31の閾値と同等になるようなプリプログラム電圧を印加している。これにより、図6(b)に示すように、プリプログラムを行った後、メモリストリング内の全てのメモリセル(ダミーメモリセルDMC及びメモリセルMC0〜MC31)の閾値をほぼ同等にすることができる。すなわち、メモリストリング内の全てのメモリセルの閾値を一定範囲内に収めることができる。その結果、確実な消去動作を行うことが可能となる。
なお、先に述べたように、書き込み及び消去を繰り返し行った後は、メモリストリングの両端のメモリセル(本実施形態ではダミーメモリセルDMC)の閾値が他のメモリセル(本実施形態ではメモリセルMC0〜MC31)の閾値よりも高くなり、書き込み及び消去を繰り返し行う前の初期状態では逆に、メモリストリングの両端のメモリセルの閾値が他のメモリセルの閾値よりも低くなる。すなわち、書き込み及び消去の回数が増すにつれて、メモリストリングの両端のメモリセルの閾値がしだいに変動する。したがって、メモリストリングの両端のメモリセルの閾値の変動に応じて、プリプログラム電圧は変更可能であることが好ましい。
具体的には、書き込み及び消去の総回数をカウントしておき(例えば、制御部40内にカウンターを設けておく)、カウント数に応じてプリプログラム電圧を変更する。すなわち、カウント数に応じて最適なプリプログラム電圧を設定する。具体的には、初期状態からの書き込み及び消去回数と閾値の変動量との関係を予め求めておき、その関係を制御部40内のテーブルに設定しておく。そして、テーブルを参照して最適なプリプログラム電圧を設定する。
また、書き込み動作時のループ回数(ステップアップ回数)や消去動作時のループ回数(ステップアップ回数)等のデータを記憶しておき、これらのデータに基づいてセルの劣化度合いを判定して、プリプログラム電圧を変更してもよい。
次に、メモリセルMCn及びダミーメモリセルDMCに対して消去パルス印加動作を行う(S12)。すなわち、メモリストリング内の全てのメモリセル(メモリセルMCn及びダミーメモリセルDMC)に対して同一の消去パルス電圧を印加する。本実施形態では、メモリストリング内の全てのメモリセル(メモリセルMCn及びダミーメモリセルDMC)の閾値が一定範囲内に収まっているため、最適な消去動作を行うことができる。
消去動作を行った後、メモリセルMCn及びダミーメモリセルDMCに対してベリファイを行う(S13)。続いて、ベリファイを行った結果、所定の条件が満たされているか否かを判断する(S14)。具体的には、全てのメモリセル(メモリセルMCn及びダミーメモリセルDMC)の消去が適正に行われたか否かを判断する。所定の条件が満たされていない場合には、S12のステップに戻り、再度消去動作を行う。
所定の条件が満たされている場合には、消去動作及びそれに続く一連の動作が終了する。
以上のように、本実施形態では、メモリストリングの両端のメモリセルに他のメモリセルとは異なったプリプログラム電圧を印加している。これにより、プリプログラムを行った後、メモリストリング内の全てのメモリセルの閾値を一定範囲内に収めることができる。その結果、最適な消去動作を行うことができ、信頼性の高い半導体装置(不揮発性半導体メモリ)を得ることが可能となる。
図7は、本実施形態の第1の変更例の動作を示したフローチャートである。なお、基本的な動作は図3に示した動作と同様であり、図3ですでに述べた事項については説明を省略する。
本変更例では、プリプログラムを行った後、メモリセルMCn及びダミーメモリセルDMCに対してベリファイを行う(S21)。そして、ベリファイを行った結果、所定の条件が満たされているか否かを判断する。具体的には、メモリストリング内の全てのメモリセル(ダミーメモリセルDMC及びメモリセルMC0〜MC31)の閾値が一定範囲内に収まっているか否かを判断する。所定の条件が満たされていない場合には、S11のステップに戻り、再度プリプログラムを行う。
なお、メモリストリングの両端のメモリセル(本実施形態ではダミーメモリセルDMC)に対してのみベリファイを行ってもよい。すでに述べたことからわかるように、メモリストリングの両端のメモリセルの閾値の変動が大きい。そのため、メモリストリングの両端のメモリセルに対してのみベリファイを行っても、ある程度適正なベリファイ結果が得られると考えられる。このように、メモリストリングの両端のメモリセルに対してのみベリファイを行うことにより、ベリファイ時間を短縮することが可能である。
プリプログラム後のベリファイを行った結果、所定の条件が満たされていると判断された場合には、メモリセルMCn及びダミーメモリセルDMCに対して消去パルス印加動作を行う(S12)。以後の動作は、図3に示したフローチャートと同様である。
図8は、本実施形態の第2の変更例の動作を示したフローチャートである。なお、基本的な動作は図3及び図7に示した動作と同様であり、図3及び図7ですでに述べた事項については説明を省略する。
本変更例では、プリプログラムを行う前に、メモリセルMCn及びダミーメモリセルDMCに対してプリ・プリプログラムベリファイを行う(S31)。具体的には、プリプログラムを行う前にメモリストリングの両端のメモリセルの閾値を測定し、その測定結果に応じてプリプログラム電圧を変更する。すなわち、測定結果に応じて最適なプリプログラム電圧を設定する。なお、異なるベリファイレベルでプリ・プリプログラムベリファイを行い、より正確に閾値判定を行ってもよい。すなわち、プリ・プリプログラムベリファイを2回以上行ってもよい。以後の動作は、図7に示したフローチャートと同様である。
図9は、本実施形態の第3の変更例の動作を示したフローチャートである。なお、基本的な動作は図3、図7及び図8に示した動作と同様であり、図3、図7及び図8ですでに述べた事項については説明を省略する。
本変更例では、プリプログラムを行う前に、メモリセルMCn及びダミーメモリセルDMCに対してプリ・プリプログラムベリファイを行う(S31)。続いて、ベリファイを行った結果、所定の条件が満たされているか否か、すなわちプリプログラムを行う必要があるかないかを判断する(S41)。具体的には、メモリストリング内の全てのメモリセル(ダミーメモリセルDMC及びメモリセルMCn)の閾値が一定範囲内に収まっているか否かを判断する。所定の条件が満たされていると判断された場合には、プリプログラムを行わずにS12ステップへ移行する。プリプログラム(S11)以後の動作は、図7に示したフローチャートと同様である。
本変更例では、余計なプリプログラムによる書き込みストレスを抑制することができ、また、余計なプリプログラムによる時間ロスを抑制することができる。
図10は、本実施形態の第4の変更例の動作を示したフローチャートである。なお、基本的な動作は図3に示した動作と同様であり、図3ですでに述べた事項については説明を省略する。なお、第1〜第3の変更例で述べた事項を組み合わせてもよい。
本変更例では、図3と同様にしてS14のステップまでを行った後、メモリセルMCn及びダミーメモリセルDMCに対してソフトプログラムパルス印加動作を行う(S51)。すなわち、メモリセルMCn及びダミーメモリセルDMCに対して消去動作を行った後に、各メモリセル(メモリセルMCn及びダミーメモリセルDMC)の閾値をより狭い一定範囲内に収めるための予備的な書き込み(弱書き込み)を各メモリセル(メモリセルMCn及びダミーメモリセルDMC)に対して行う。
ソフトプログラムを行った後、メモリセルMCn及びダミーメモリセルDMCに対して第1のソフトプログラムベリファイを行う(S52)。続いて、ベリファイを行った結果、所定の条件が満たされているか否かを判断する(S53)。具体的には、ソフトプログラムが適正に行われていないストリングがあるか否かを判断する。所定の条件が満たされていない場合には、S51のステップに戻り、再度ソフトプログラムを行う。
第1のソフトプログラムベリファイを行った結果、所定の条件が満たされていると判断された場合には、メモリセルMCn及びダミーメモリセルDMCに対して第2のソフトプログラムベリファイを行う(S54)。続いて、ベリファイを行った結果、所定の条件が満たされているか否かを判断する(S55)。具体的には、ソフトプログラムが適正に行われていないビット数が基準値よりも少ないか否かを判断する。所定の条件が満たされていない場合には、S12のステップに戻り、再度消去動作を行う。所定の条件が満たされている場合には、一連の動作が終了する。
なお、上述した実施形態では、メモリストリングの両端のメモリセルを実際の記憶動作には用いないダミーメモリセルとしたが、ダミーメモリセルとはせずに実際の記憶動作には用いるメモリセルとしてもよい。この場合にも、上述した効果と同様の効果を得ることが可能である。
また、上述した実施形態では、メモリストリングの最端部のメモリセルのみに他のメモリセルとは異なったプリプログラム電圧を印加するようにしたが、最端部のメモリセルを含む複数のメモリセルに他のメモリセルとは異なったプリプログラム電圧を印加するようにしてもよい。また、メモリストリングの最端部以外のメモリセルに他のメモリセルとは異なったプリプログラム電圧を印加するようにしてもよい。一般的に言えば、メモリストリングの少なくとも1つのメモリセルに対するプリプログラム電圧がメモリストリングの他のメモリセルに対するプリプログラム電圧と異なるようにすることが可能である。この場合、そのような少なくとも1つの不揮発性メモリセルに対するプリプログラム電圧を変更可能にしてもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示された構成要件を適宜組み合わせることによって種々の発明が抽出され得る。例えば、開示された構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、所定の効果が得られるものであれば発明として抽出され得る。
10…NANDセルユニット 20…ロウデコーダ/ドライバ回路
30…センスアンプ回路 40…制御部
41…プリプログラム部 42…ソフトプログラム部
43…消去部 44…ベリファイ部
STS…ソース側選択トランジスタ STD…ドレイン側選択トランジスタ
DMC…ダミーメモリセル MCn…メモリセル
WLn…ワード線 DWL…ダミーワード線
SGS…選択ゲート線 SGD…選択ゲート線
BLC…ビット線コンタクト BL…ビット線 SL…ソース線

Claims (7)

  1. 直列接続された複数の不揮発性メモリセルからなるメモリストリング及び前記メモリストリングの両端の不揮発性メモリセルに接続された複数の選択トランジスタを含むNANDセルユニットと、
    前記複数の不揮発性メモリセルの制御ゲート電極にそれぞれ接続された複数のワード線と、
    前記NANDセルユニットの一端に接続されたビット線と、
    前記NANDセルユニットの他端に接続されたソース線と、
    前記メモリストリングの少なくとも1つの不揮発性メモリセルに対するプリプログラム電圧が前記メモリストリングの他の不揮発性メモリセルに対するプリプログラム電圧と異なるように制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記制御部は、前記メモリストリングの両端の不揮発性メモリセルに対するプリプログラム電圧が前記メモリストリングの他の不揮発性メモリセルに対するプリプログラム電圧と異なるように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記少なくとも1つの不揮発性メモリセルに対するプリプログラム電圧は変更可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記制御部は、プリプログラムを行った後にベリファイを行うベリファイ部を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記ベリファイ部は、前記少なくとも1つの不揮発性メモリセルに対してのみベリファイを行う
    ことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記制御部は、プリプログラムを行う前にベリファイを行うベリファイ部を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  7. 直列接続された複数の不揮発性メモリセルからなるメモリストリング及び前記メモリストリングの両端の不揮発性メモリセルに接続された複数の選択トランジスタを含むNANDセルユニットと、
    前記複数の不揮発性メモリセルの制御ゲート電極にそれぞれ接続された複数のワード線と、
    前記NANDセルユニットの一端に接続されたビット線と、
    前記NANDセルユニットの他端に接続されたソース線と、
    を備えた半導体装置の制御方法であって、
    前記メモリストリングの少なくとも1つの不揮発性メモリセルに対するプリプログラム電圧が前記メモリストリングの他の不揮発性メモリセルに対するプリプログラム電圧と異なるように制御する
    ことを特徴とする半導体装置の制御方法。
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