JP5235816B2 - 傾倒式支柱を備えた防護柵 - Google Patents

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Description

本発明は落石、雪崩、土砂崩壊等に対応可能な防護柵に関し、より詳細には支柱の全方向への傾倒を許容する傾倒式支柱を備えた防護柵に関するものである。
コンクリート基礎に金属製の支柱を傾倒不能に立設し、最終的に運動エネルギーを支柱の曲げ強度により支持吸収する防護柵が特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載された防護柵は、高剛性の支柱を使用したり、支柱を支えるためにコンクリート基礎を構築したりする必要があり、緩衝性能が低い割に施工性が悪く施工コストが高くつくといった難点がある。
また支柱の根元部分にヒンジ装置を設け、支柱を傾倒可能に構成した防護柵が特許文献2に記載されている。
特許文献2の防護柵は、コンクリート基礎上に取付けた金属板のジョイント部と支柱下部のジョイント部をピンヒンジで結合し、支柱が斜面山側及び斜面谷側へ向けて傾倒可能になっている。
特開2009−24378号公報 特開平10−88527号公報
従来の防護柵には以下のような問題がある。
(1)従来のヒンジ装置は、支柱の傾倒方向が斜面山側及び斜面谷側に限定され、それ以外の方向へ向けた傾倒とねじれに追従することが不能な構造である。
そのため、受撃時にヒンジ装置の回転方向以外の外力が作用すると、ヒンジ装置が破壊され易い。
(2)支柱を立設する場合、支柱下部に固着した接地板を2本以上のアンカーで固定する必要があり、支柱下部の固定作業に手数がかかる。
また受撃時にヒンジ装置の回転方向以外の外力が作用したときに、アンカーの破断や抜出しが起き易い。
(3)一般に支柱が非傾倒式である場合は支柱上部と斜面山側の間に控えロープを張設して支柱を支持しているが、支柱が傾倒式である場合は斜面山側の控えロープにくわえて、支柱上部と斜面谷側の間にも控えロープを張設している。
そのため、1本の傾倒式支柱に対して少なくとも2本の控えロープを張設する必要があり、防護柵全体として控えロープの設置本数が多くなる。
(4)従来の防護柵は支柱の取付け取外しがし難い構造である。
そのために防護柵が起立した状態で越冬を迎える際に、雪圧により防護柵が変形破壊を起こし易い。
本発明は以上の点に鑑みて成されたもので、その目的とするところは少なくとも何れか一つの傾倒式支柱を備えた防護柵を提供することにある。
<1>簡易な構造により支柱の全方向の傾倒とねじれを許容すること。
<2>支柱下部の固定構造を簡略化すること。
<3>控えロープの張設数を削減すること。
<4>支柱の取付け取外しがし易い構造であること。
本願の第1発明は、所定の間隔を隔てて傾倒可能に立設した支柱と、支柱間に張り渡した防護ネットとを有する防護柵であって、斜面に設けた支柱用アンカーと、支柱を傾倒可能に立設する自由ヒンジ装置とを具備し、前記自由ヒンジ装置は、アンカー孔を有する接地板と、支柱の下部と着脱自在に連結する連結筒と、連結筒の下面および該下面と対向する接地板の対向面の間に形成した全方向へ向けた傾倒とねじれを許容する自在継手と、接地板の上面に立設し、前記連結筒の特定方向の傾倒を規制する規制板と、接地板のアンカー孔を通じて貫通した支柱用アンカーに螺着して連結筒を接地板に連結するためのナットとを具備することを特徴とする、傾倒式支柱を備えた防護柵を提供する。
本願の第2発明は、前記第1発明において、自在継手が連結筒の下面および該下面と対向する接地板の対向面の何れか一方の面に形成した半球状の凸継手と、連結筒の下面および該下面と対向する接地板の対向面の何れか他方の面に形成し、該凸継手と嵌合可能な凹継手とにより構成することを特徴とする、傾倒式支柱を備えた防護柵を提供する。
本願の第3発明は、前記第1発明又は第2発明において、前記規制板に連結筒又は支柱の側面と当接可能な調整ボルトを螺着して支柱の傾倒規制角度を調整可能に構成したことを特徴とする、傾倒式支柱を備えた防護柵を提供する。
本願の第4発明は、前記第1発明又は第2発明において、連結筒の側面にボルトを螺着し、該ボルトの締結又は弛みにより支柱を着脱自在に構成したことを特徴とする、傾倒式支柱を備えた防護柵を提供する。
本願の第5発明は、前記第1発明乃至第4発明の何れかにおいて、連結筒を斜面谷側に向け、規制板を斜面山側へ向けて前記自由ヒンジ装置を斜面に設置したことを特徴とする、傾倒式支柱を備えた防護柵を提供する。
本発明によれば、下記の効果のうち少なくとも何れか一つを得ることができる。
<1>自由ヒンジ装置が簡易な構造の自在継手を具備するため、支柱の自由な傾倒やねじれを許容した状態で支柱を立設することができる。
<2>自在継手を連結する支柱用アンカーを活用して自由ヒンジ装置を斜面に固定できるので、従来のように接地板に複数の孔を開設したり、複数のアンカーピンで固定したりする必要がなくなり、支柱下部の固定構造を簡略化することができる。
<3>自在継手は縦方向に貫通した支柱用アンカーと干渉せずに全方向へ向けた傾倒を許容するため、受撃時において支柱用アンカーにせん断力がほとんど働かず、支柱用アンカーが破壊したり抜出したりする危険がなくなる。
<4>自由ヒンジ装置が斜面山側へ向けた傾倒範囲を規制できるため、支柱の上部と斜面谷側の間に張設していた控えロープの設置を省略できる。
したがって、防護柵全体として控えロープだけでなくアンカーの設置数も大幅に削減することができる。
<5>自由ヒンジ装置の連結箱に螺着したボルトの締付け、又は弛めるだけの簡単な操作で支柱を自由ヒンジ装置へ取付けたり取外したりすることができる。
<6>越冬前に自由ヒンジ装置から支柱を取外しておけば、雪圧による防護柵の変形破壊を回避することができる。
本発明が前提とする防護柵の斜視図 防護柵の縦断面図 防護柵における支柱上部の斜視図 一部を破断した自由ヒンジ装置の分解組立図 支柱下部を組付けた自由ヒンジ装置の拡大図 図5におけるVI−VIの断面図 図5におけるVII−VIIの断面図 自由ヒンジ装置の設置方法の説明図 完成した自由ヒンジ装置の説明図
以下図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。
<1>前提とする防護柵
図1,2に本発明が前提とする防護柵を示す。本発明は支柱10の下部と地盤の間に、自由ヒンジ装置30を介在して支柱10を全方向に向けて傾倒可能に立設したものである。
少なくとも所定の間隔を隔てて立設した傾倒式の支柱10と、支柱10間に張り渡した防護ネット20を具備した防護柵であれば適用可能である。
以降に防護柵の主要な構成部材について説明する。
<2>支柱
支柱10は断面形状が角形又は円形等を呈する筒体又は柱材で、防護ネット20を支持可能な強度を有する剛性体であればよい。
必要に応じて支柱10の上部と斜面山側の間に控えロープ(図示を省略)を張設する。
また隣り合う支柱10,10の頂部間にはスパン単位で間隔保持ロープ28を掛け渡しているが、間隔保持ロープ28は必須ではない。
<3>防護ネット
防護ネット20は落石等の荷重を受けためるためのロープ材や金網等により形成した公知のネット体であり、支柱10は防護ネット20を直接的、又は間接的に支持する。
本例の防護ネット20は複数のロープ製のリング21aを互いに係合させて帯状に編成したネット21と、ネット21の上辺及び下辺に連続して設けた上部及び下部サポートロープ22,23とよりなる。
<3.1>防護ネットの懸架構造
本例では防護ネット20を支柱10の斜面谷側に配置し、2本を一対とする上部及び下部展開ロープ25,26によって防護ネット20を懸架している。
上部及び下部展開ロープ25,26は、支柱10の上下端部に貫通して設けたガイド孔にそれぞれ挿通し、各一端を上部及び下部サポートロープ22,23に連結し、2本の上部及び下部展開ロープ25,26の両他端を斜面山側にアンカーを介して設けた共通のブレーキ装置27に接続してあって、上部及び下部展開ロープ25,26に作用する張力を1つのブレーキ装置27により吸収できるようになっている。
上述した防護ネット20の懸架構造や防護ネット30とブレーキ装置24,27による荷重の吸収方法については出願人が先に提案した特開2002−256517号公報等に開示しているので詳しい説明は省略する。
図3は支柱10の上端部のガイド孔11に貫挿した上部展開ロープ25の一端を、上部サポートロープ22に連結した形態を示している。図1,2に示した下部展開ロープ26と下部サポートロープ23の連結形態についても基本的に図3と同様である。
また図1に示すように連続した上部及び下部サポートロープ22,23の端部は、斜面に設けた共通のブレーキ装置24に接続してあって、上部及び下部サポートロープ22,23に作用する張力を1つのブレーキ装置24により吸収できるようになっている。
<3.2>ブレーキ装置
ブレーキ装置24,27は、例えば単数又は複数のロープ材を両側から挟み込む複数の挟持板と、これら複数の挟持板を締付けるボルトナット等からなる摩擦摺動式の緩衝具が好適であるが、公知のブレーキ装置を適用することが可能である。各ブレーキ装置24,27は、斜面に設けたアンカーに固定する。
本例では上部及び下部展開ロープ25,26と上部及び下部サポートロープ22,23をそれぞれブレーキ装置24,27と接続した形態について示すが、ブレーキ装置24,27は防護柵の必須要素ではなく、ブレーキ装置を省略してこれらの各ロープをアンカーに直接固定する場合もある。
<4>支柱の固定手段
本発明では衝撃吸収用支柱10の固定手段として自由ヒンジ装置30と支柱用アンカー40を用いる。
<4.1>支柱用アンカー
図5に示す支柱用アンカー40は、ロックボルトや鋼棒等からなり、少なくとも地表に露出した部位におねじを形成している。支柱用アンカー40は自由ヒンジ装置30を地面に固定する機能だけでなく、後述する自在継手機構33を構成するために機能する。
<4.2>自由ヒンジ装置
図4〜6に自由ヒンジ装置30を拡大して示す。
自由ヒンジ装置30は、支柱10の全方向の傾倒とねじれを許容するピボット機能と、支柱10の特定方向(斜面山側)の傾倒を一定範囲に規制するストッパ機能を併有した装置である。
自由ヒンジ装置30は、接地板31と、支柱10の下部を収容する連結筒32と、連結筒32の下面と、該下面と対向する接地板31の対向面に設けた自在継手33と、接地板31の上面に立設した規制板34と、接地板31を貫通した支柱用アンカー40に螺着して連結筒32を接地板31に固定するためのナット35を具備する。
<4.2.1>接地板
接地板31は斜面に接地して支柱10の下部を支えるための長方形を呈する板体である。
接地板31はその一部に支柱用アンカー40を挿通するためにひとつのアンカー孔31aを有する。
<4.2.2>連結筒
連結筒32は支柱10の下部を収容可能な筒体であり、本例では支柱10の断面形状に合わせて断面四角形を呈する。
連結筒32の側面には単数又は複数のボルト36を螺着していて、ボルト36の締付け又は弛緩により連結筒32に対して支柱10の取付け取外しが可能である。
<4.2.3>自在継手
自在継手33は接地板31に対して連結筒32を全方向の傾倒とねじれを許容して連結する継手で、半球状の凸継手37と、該凸継手37と嵌合可能な凹継手38とにより構成する。
本例では連結筒32の下面に半球状の凸継手37を設け、該凸継手37と対向する接地板31に凹継手38を形成した場合について説明する。
凸継手37は連結筒32の底面から外方へ突出した突起体で、例えば平板を半球状にプレス加工して形成する。
凸継手37の中心部には支柱用アンカー40より大径のアンカー孔37aを有する。アンカー孔37aは連結筒32の傾倒するときに支柱用アンカー40と干渉しない寸法関係にある。
接地板31の上面には、アンカー孔31aと同心円上に円筒状の凹継手38を突設している。
凹継手38の内径は、半球状の凸継手37が全方向へ向けた回動を許容するように、凸継手37の外周面と当接可能な寸法関係にある。
本例では凸継手37と凹継手38とが線接触する場合を示すが、両継手を面接触させるように形成してもよい。
接地板31に連結筒32を連結する際には、図5に示すように凸継手37内に半球座金39を収容し、半球座金39から突出する支柱用アンカー40にナット35をねじ込んで締結することで、凸継手37と凹継手38を分離不能に連結する。
半球座金39は必須ではなく、ナット35の片面に半球座金を一体に形成したものであってもよい。
またナット35はねじ結合に限定されるものではなく、公知の代替可能な締結手段を含むものである。
従来の傾倒式支柱は水平軸を中心として斜面山側と斜面谷側へ向けて傾倒するが、本発明では縦向きの支柱用アンカー40を中心として連結筒32が全方向へ傾倒する。
尚、自在継手33を構成する継手37,38の形成部材を代えて、連結筒32の下面に凹継手38を設け、接地板31に半球状の凸継手37を設けてもよい。
<4.2.4>規制板
凹継手38の近傍であって、接地板31の上面に立設した規制板34は、連結筒32が起立板34の接近方向(斜面山側)へ向けて傾倒するのを規制するためのストッパである。
規制板34には調整ボルト34aが貫通して螺着してある。
調整ボルト34aは連結筒32又は支柱10の側面と当接可能であり、調整ボルト34aを回転操作することで連結筒32の傾倒規制角度を調整することができる。
連結筒32の傾倒角度を規制するのは、支柱10の上部と斜面谷側の間に張設していた控えロープを省略するためであり、また連結筒32の傾倒規制角度を調整可能としたのは、設置現場において異なる斜面の勾配変化に対応して支柱10の起立角度を調整するためである。
尚、符号34bは規制板34の背面と接地板31の上面の間に付設した補強リブである。
また図5に示すように、本例では下部展開ロープ26を支柱10の下端部のガイド孔12に貫挿する関係から、規制板34と連結筒32の側面には対応する高さにガイド孔32a,34cを形成している。
[支柱の立設方法]
次に支柱10の立設方法について説明する。
<1>接地板の設置
図8に示すように、支柱用アンカー40の露出部にアンカー孔31aを挿通して接地板31を斜面に接地する。
接地板31を設置するにあたり、凹継手38を斜面谷側に向け、規制板34を斜面山側へ向けて設置することが肝要である。
<2>自在継手の組立て
つぎに図9に示すように、連結箱39の底部に設けた凸継手37を接地板31の凹継手38に搭載する。このとき、支柱用アンカー40の露出部に凸継手37のアンカー孔37aを挿通する。
両継手37,38を連結するため、連結箱39の内部に位置する支柱用アンカー40に半球座金39を差し込み、ナット35で締結して自在継手33を完成させる。
本発明は支柱用アンカー40にナット35を締付けることで、自由ヒンジ装置30を斜面に固定できるだけでなく、全方向へ向けて傾倒可能な自在継手33を組立てることができる。
したがって、従来のように接地板31に複数の孔を開設したり、複数のアンカーピンで固定したりする必要がなくなる。
<3>支柱の組付け
最後に図5に示すように連結箱39に支柱10の下部を挿入し、ボルト36を締付けるだけの簡単な操作で支柱10を分離不能に固定することができる。
自由ヒンジ装置30を介した支柱10の立設作業を完了したら、支柱10間に防護ネット30を取付けて図2に示した防護柵を完成する。
支柱10は自由ヒンジ装置30の連結筒32又は支柱10の側面が調整ボルト34aに当接してそれ以上の傾倒が規制されるため、支柱10の上部と斜面谷側の間に張設していた控えロープとアンカーの設置を省略することができる。
[自由ヒンジ装置の作用]
防護ネット20に落石等の荷重が作用すると、上部及び下部展開ロープ25,26を通じて支柱10にも斜面谷側のあらゆる方向へ向けて傾倒力が作用する。
支柱10は自由ヒンジ装置30の自在継手33を通じて斜面山側を除いた全方向の傾倒とねじれを許容する状態で立設されているから、図7の二点鎖線で示すように支柱10が自在継手33を中心に傾倒したり、ねじれを許容する。
このとき、自在継手33が支柱用アンカー40と干渉しないので自在継手33が破壊される心配がないだけでなく、支柱用アンカー40にせん断力がほとんど働かず、支柱用アンカー40が破壊したり抜出したりする危険がなくなる
[支柱の取外し方法]
支柱10を取外すには、自由ヒンジ装置30のボルト36を弛めて連結箱39から支柱10を抜き取るだけの簡単な操作で取外すことができる。
したがって、越冬前に防護柵の支柱10を取外しできるので、雪圧により防護柵が変形破壊を起こすことを回避できる。
また斜面に点在する自由ヒンジ装置30を残置したとしても、自由ヒンジ装置30に作用する雪圧が小さいため、雪圧により自由ヒンジ装置30が破損することもない。
融雪後、自由ヒンジ装置30の連結筒32に支柱10を組付けて防護柵を再組立てする。
10・・・・・支柱
20・・・・・防護ネット
25・・・・・上部展開ロープ
26・・・・・下部展開ロープ
24,27・・ブレーキ装置
30・・・・・自由ヒンジ装置
32・・・・・連結箱
33・・・・・自在継手
34・・・・・規制板
40・・・・・支柱用アンカー

Claims (5)

  1. 所定の間隔を隔てて傾倒可能に立設した支柱と、支柱間に張り渡した防護ネットとを有する防護柵であって、
    斜面に設けた支柱用アンカーと、
    支柱を傾倒可能に立設する自由ヒンジ装置とを具備し、
    前記自由ヒンジ装置は、アンカー孔を有する接地板と、
    支柱の下部と着脱自在に連結する連結筒と、
    連結筒の下面および該下面と対向する接地板の対向面の間に形成した全方向へ向けた傾倒とねじれを許容する自在継手と、
    接地板の上面に立設し、前記連結筒の特定方向の傾倒を規制する規制板と、
    接地板のアンカー孔を通じて貫通した支柱用アンカーに螺着して連結筒を接地板に連結するためのナットとを具備することを特徴とする、
    傾倒式支柱を備えた防護柵。
  2. 請求項1において、自在継手が連結筒の下面および該下面と対向する接地板の対向面の何れか一方の面に形成した半球状の凸継手と、連結筒の下面および該下面と対向する接地板の対向面の何れか他方の面に形成し、該凸継手と嵌合可能な凹継手とにより構成することを特徴とする、傾倒式支柱を備えた防護柵。
  3. 請求項1又は請求項2において、前記規制板に連結筒又は支柱の側面と当接可能な調整ボルトを螺着して支柱の傾倒規制角度を調整可能に構成したことを特徴とする、傾倒式支柱を備えた防護柵。
  4. 請求項1又は請求項2において、連結筒の側面にボルトを螺着し、該ボルトの締結又は弛みにより支柱を着脱自在に構成したことを特徴とする、傾倒式支柱を備えた防護柵。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1項において、連結筒を斜面谷側に向け、規制板を斜面山側へ向けて前記自由ヒンジ装置を斜面に設置したことを特徴とする、傾倒式支柱を備えた防護柵。
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