JP2009256884A - 落石防護網構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】縦ロープ材における緩衝構造の簡略化が可能で、効率よくエネルギー吸収効果を得ることができる落石防護網設置構造を提供する。
【解決手段】網体3の上端に複数個の支柱2を設けると共に、その山側に複数個のアンカー21,21Aを設置し、これらアンカー21,21Aと前記支柱2と上部の間に連続したロープ材7を上下交互に架け渡し、このロープ材7の端部を固定し、ロープ材7の途中に、所定以上の張力が作用したときロープ材7の摩擦摺動を許容する緩衝具8を設ける。網体3に落石の衝撃力を受けると、連続したロープ材7に張力が発生し、全てのアンカー21,21Aがその張力を支持し、全てのアンカー21,21A及びロープ材7の全体で落石の力に対抗する。そして、連続するロープ材7に所定以上の張力が作用すると、緩衝具8において、ロープ材7が摩擦摺動して衝撃力を吸収する。
【選択図】図1

Description

本発明は、斜面における落石による事故を防止するために設置する落石防護網構造に関する。
従来、この種のものとして、縦横に組み合わせたロープ材と、縦横ロープ材を覆う金網とよりなる網体によって斜面を覆い、縦ロープ材の上端部及び横ロープ材の両端部を斜面に固定して取り付け、縦横ロープ材の交叉部の各横ロープ材と縦ロープ材とを一定の挟持力で保持する連結金具で連結して、挟持摩擦力以上の力が加わった際に、ロープ材の挟持箇所を移動することで緩衝作用が発生する落石防止工法(例えば特許文献1)が提案されている。
特開2002−227140号公報
上記落石防止工法では、縦ロープ材の端部に連結金具を設け、落石により縦ロープ材に所定以上の張力が加わると、縦ロープ材の端部が連結金具に摩擦摺動することにより落石のエネルギーを吸収することができる。
しかし、実際には、落石箇所の周囲の縦ロープ材に所定以上の張力が加わり、その他の部分には摺動が発生しないから、各縦ロープ材に連結金具を設けることによるコスト上昇の割りには、エネルギー吸収効果を向上することができない面がある。
そこで、本発明は、縦ロープ材における緩衝構造の簡略化が可能で、効率よくエネルギー吸収効果を得ることができる落石防護網設置構造を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、地盤に立設した複数本の支柱に落石防護網の上端を固定すると共に、その上方に前記複数個のアンカーを設置し、これらアンカーと前記支柱にそれぞれ滑車を取り付け、前記連続したロープ材を前記滑車を介して上下交互に架け渡したものである。
また、請求項2の発明は、地盤に立設した複数本の支柱に落石防護網の上端を固定すると共に、その上方に前記複数個のアンカーを設置し、これらアンカーと前記支柱にそれぞれ滑車を取り付け、前記連続したロープ材を前記滑車を介して上下交互に架け渡したものである。
また、請求項3の発明は、前記防護網の横ロープ材の端部を固定し、前記横ロープ材の端部側に前記緩衝具を設けたものである。
また、請求項4の発明は、前記横ロープ材の途中にループ部を形成し、このループ部の前記横ロープ材の重合部を所定の摩擦力で挟持するループ部緩衝具を備えるものである。
また、請求項5の発明は、ものである。
請求項1の構成によれば、網体が落石の衝撃力を受けると、連続したロープ材に張力が発生し、全てのアンカーがその張力を支持し、全てのアンカー及びロープ材の全体で落石の力に対抗する。そして、連続するロープ材に所定以上の張力が作用すると、緩衝具において、ロープ材が摩擦摺動して衝撃力を吸収する。従って、従来のようにアンカーに連結した全てのロープ材に緩衝具を設ける必要が無くなる。
また、請求項2の構成によれば、網体又は支柱が落石の衝撃力を受けると、連続したロープ材に張力が発生し、全てのアンカーがその張力を支持し、全てのアンカー及びロープ材の全体で落石の力に対抗する。そして、連続するロープ材に所定以上の張力が作用すると、緩衝具において、ロープ材が摩擦摺動して衝撃力を吸収する。従って、従来のようにアンカーに連結した全てのロープ材に緩衝具を設ける必要が無くなる。
また、請求項3の構成によれば、網体が落石の衝撃力を受け、横ロープ材に所定以上の張力が作用すると、緩衝具において、ロープ材が摩擦摺動して衝撃力を吸収する。
また、請求項4の構成によれば、網体に落石の衝撃力を受け、横ロープ材に所定以上の張力が作用すると、ループ部が縮小することにより、重合部において、横ロープ材が摩擦摺動して衝撃力を吸収する。
また、請求項5の構成によれば、網体又は支柱が落石の衝撃力を受け、控えロープ材に所定以上の張力が作用すると、緩衝具において、控えロープ材が摩擦摺動して衝撃力を吸収する。また、控えロープ材は左右外側向きに配置されているため、支柱の左右方向の倒れを規制できる。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。各実施例では、従来とは異なる落石防護網構造を採用することにより、従来にない落石防護網構造が得られ、その落石防護網構造を夫々記述する。
以下、本発明の落石防護網構造の実施例について図1〜図12を参照して説明する。落石防護網構造1は、斜面Sに複数立設した支柱2と、斜面Sを覆うように設けられた網体3とを備える。前記支柱2は左右方向に間隔をおいて立設され、前記網体3は網目状に配置した縦,横ロープ材4,5とこれら縦,横ロープ材4,5の間を塞ぐように設けられた網たる金網6とからなり、前記縦ロープ材5は、前記支柱2に対応して配置されている。
図2に示すように、前記斜面Sに岩盤用のアンカー11を固定し、このアンカー11により支柱ベース12を斜面Sに固定し、この支柱ベース12に枢軸13により支柱2の下部を回動可能に連結し、その支柱2は前後方向(山谷方向)に傾動可能に構成されている。
前記複数の支柱2の上部に、前記網体3の上部を連結し、具体的には、前記縦ロープ材4の上端を、シャックルなどの回動連結具14により、上下方向回動可能に支柱2の上部に連結し、また、網体3の最上段の横ロープ材5を連結箇所15において支柱2の上部に連結している。尚、回動連結具14は、U字金具14Aと、このU字金具14Aの開口に着脱自在に設ける連結軸14Bとを備える。
支柱2の上方である山側の斜面Sには、支柱2,2間の位置にアンカー21を設置すると共に、両端の支柱2,2の左右外側で、支柱2,2間の距離の約2分の1の位置に両端アンカー21Aを設置する。前記アンカー21には連結体22により滑車23を設け、前記連結体22は前記アンカー21に連結するシャックルなどの前記連結具14と、この連結具14に横方向の枢軸たる連結軸14Aにより連結された滑車枠26とを備え、この滑車枠26の回転中心軸24を中心に前記滑車23が回転し、また、枢軸たる連結軸14Bを中心に滑車23が上下方向遥動可能に設けられている。
一方、支柱2の上端には連結体22Aにより滑車23Aを設け、この連結体22Aは前記アンカー21に連結軸14Bにより回転可能に連結するシャックルなどの前記連結具14と、この連結具14に上下方向遥動可能により連結された滑車枠26とを備え、この滑車枠26の回転中心軸24を中心に前記滑車23Aが回転し、連結具14に対して滑車枠26が遥動することにより滑車23Aが上下方向遥動可能に設けられている。尚、前記滑車23Aが前記網体3の上端に設けた吊り支点である。
そして、連続したロープ材7を滑車23,23Aに架装して上下交互にジグザクに架け渡し、そのロープ材31の両端を、前記両端のアンカー21A,21Aに連結する。尚、ロープ材7の端部とアンカー21Aとは、シャックルなどの連結具14により、上下方向遥動可能に連結している。
前記ロープ材31の途中には、緩衝具8を設け、この例では、両端のアンカー21Aと両端の滑車23との間において、緩衝具8を設けており、緩衝具8の位置において、ロープ材7を分割し、それらロープ材7の分割端部7A,7Bを緩衝具8により連結している。
前記緩衝具8は、前記ロープ材4を所定の摩擦力で把持する一対の把持体34,34を備え、これら把持体34,34の合せ面に、ロープ材7が嵌合する嵌合溝35,35を形成し、両把持体34,34をボルトナットなどの締付手段36により締め付け固定する。相互に固定された把持体34,34の側面には、Uボルト37が係合する係合溝38,38が形成され、この係合溝38,38にUボルト37の両端部37T,37Tが係合する。また、Uボルト37の両端部37T,37Tを挿通するプレート39を備え、このプレート39にはロープ材7の余長部たる端部側7Bを遊挿する溝部40が形成されている。そして、Uボルト37を前記ロープ材7の端部7Aの輪部7Wに連結し、Uボルト37の両端部37T,37T間に、ロープ材7の端部側7Bを締め付けた把持体34,34を嵌め入れ、さらに、端部37T,37Tを押さえ板39に挿通し、端部37T,37Tにナット41を螺合する。そして、前記一対の把持体34,34により、ロープ材7を所定の摩擦力で把持する把持具32を構成し、また、図10に示すように、緩衝具8は、前記2つの把持具32,32を並べて設けたタイプのものでもよい。このようにUボルト37に複数の把持具32を並べて設けることができ、また、さらに、Uボルト37を長くすれば3個以上の把持具32を並べて設けることもできる。
そして、ロープ材7の端部側7Bには、前記把持具32に係止するストッパ43を固着する。従って、網体3又は支柱2に落石などの衝撃力が加わり、ロープ材7に張力が発生すると、緩衝具8に対してロープ材7の端部7Bが摺動し、この摺動はストッパ43が把持具32に係止するまで摺動可能であって、摺動によりエネルギーの一部を吸収できる。
特に、連続したロープ材7により、支柱2の上端を支持し、その連続したロープ材7の途中に緩衝具8を設けたから、網体3又は支柱2に落石が衝突すると、その衝突部分のみではなく、連続するロープ材7全体に張力が発生し、全てのアンカー21,21Aがその張力を支持し、アンカー21,21A及びロープ材7全体で落石の力に対抗し、かつ何処に衝突しても、ロープ材7に所定以上の張力が発生すると、両側の緩衝具8,8においてロープ材7が摩擦摺動し、衝撃力を効果的に吸収することができ、従来のように全てのロープ材に緩衝具を設ける必要がない。
前記網体には、横ロープ材5が上端と下端とその間に複数段に設けられており、その横ロープ材5の左右両側の斜面Sには、前記アンカー21Aが設置され、横ロープ材5には、両端のアンカー21A,21Aと網体3の両端との間において、前記緩衝具8を設けており、緩衝具8の位置において、横ロープ材5を分割し、それらロープ材5の分割端部5A,5Bを緩衝具8により連結している。尚、分割端部5Bが、余長部であって把持体34,34に把持され、分割端部5Aがアンカー21A側に連結され、分割端部5Aの輪部5WがUボルト37に連結される。尚、摺動によりエネルギーの一部を吸収する点は、前記ロープ材7と同一である。
さらに、両端の支柱2,2には、控えロープ材9が連結され、この控えロープ材9は一端を前記支柱2の上部に連結し、他端を両端のアンカー21Aと最上段の横ロープ材5のアンカー21Aとの間の位置に配置したアンカー21Bに連結し、控えロープ材9には、アンカー21Bと支柱2との間において、前記緩衝具8を設けており、緩衝具8の位置において、控えロープ材9を分割し、それらロープ材9の分割端部9A,9Bを緩衝具8により連結している。尚、分割端部9Bが余長部であって、把持体34,34に把持され、分割端部9Aがアンカー21B側に連結され、分割端部9Aの輪部9WがUボルト37に連結される。尚、横ロープ材5に対して、控えロープ材9は平面において、鋭角をなすように配置されている。尚、摺動によりエネルギーの一部を吸収する点は、前記ロープ材7と同一である。
また、前記横ロープ材5の途中には、ループ部51が形成され、ループ部51の重合部51Aの横ロープ材5,5を所定の挟持力で挟持する緩衝具52が設けられている。この緩衝具52は、一対の把持体53,53の合せ目に、重合部51Aの横ロープ材5,5を嵌合する溝54,54を備え、それら把持体53,53を挿通したボルト55とこのボルト55に螺合したナット56により締め付けることにより重合部51Aの横ロープ材5,5を所定の摩擦力で把持するように構成している。
さらに、ループ部51の横ロープ材5には、金属などの硬質材料からなる複数のリング体57が遊嵌され、ループ部51の中央にストッパ58を固着している。そして、ストッパ58の両側にはほぼ同数で複数の前記リング体57が配置されている。
そして、網体3に衝撃力が作用し、横ロープ材5に所定以上の張力が発生すると、ループ部51が縮小する方向に重合部51Aの横ロープ材5が摺動し、その摩擦力により衝撃力が吸収される。また、その摺動は、リング体57がストッパー58,58が把持体53に当接するまで可能であり、当接した後は、ループ部51がそれ以上縮小することがなく、全体として横ロープ材5の引張強度が低下することがない。すなわち、横ロープ材5は、ワイヤーロープなどからなるが、リング体57による規制により、所定の曲率までループ部51が縮小しても、折れ曲がるなどの心配がなく、摺動後も引張強度が低下することが防止される。
また、横ロープ材4,4間には補助横ロープ材44が設けられ、縦ロープ材5,5の間には補助縦ロープ材45が設けられ、周囲の縦,横ロープ材4,5を含む前記縦ロープ材4,
44と横ロープ材5,45の交差箇所において、縦,横ロープ材4,44,5,45は交差連結具46により連結されている。
このように本実施例では、落石防護網たる網体3の上端に複数個の吊り支点たる支柱2を設けると共に、その上方の山側に複数個のアンカー21,21Aを設置し、これらアンカー21,21Aと前記支柱2と上部の間に連続したロープ材7を上下交互に架け渡し、このロープ材7の端部を固定し、前記ロープ材7の途中に、所定以上の張力が作用したとき該ロープ材7の摩擦摺動を許容する緩衝具8を設けたから、網体3に落石の衝撃力を受けると、連続したロープ材7に張力が発生し、全てのアンカー21,21Aがその張力を支持し、全てのアンカー21,21A及びロープ材7の全体で落石の力に対抗する。そして、連続するロープ材7に所定以上の張力が作用すると、緩衝具8において、ロープ材7が摩擦摺動して衝撃力を吸収する。従って、従来のようにアンカー21,21Aに連結した全てのロープ材7に緩衝具8を設ける必要が無くなる。
また、このように本実施例では、地盤に立設した複数本の支柱2に落石防護網の上端を固定すると共に、その山側である上方に複数個のアンカー21,21Aを設置し、これらアンカー21,21Aと支柱2にそれぞれ滑車23,23Aを取り付け、連続したロープ材7を滑車23,23Aを介して上下交互に架け渡したから、網体3又は支柱2が落石の衝撃力を受けると、連続したロープ材7に張力が発生し、全てのアンカー21,21Aがその張力を支持し、全てのアンカー21,21A及びロープ材7の全体で落石の力に対抗する。そして、連続するロープ材7に所定以上の張力が作用すると、緩衝具8において、ロープ材7が摩擦摺動して衝撃力を吸収する。従って、従来のようにアンカーに連結した全てのロープ材に緩衝具を設ける必要が無くなる。
また、このように本実施例では、防護網たる網体3の横ロープ材5の端部を固定し、横ロープ材5の端部側に緩衝具8を設けたから、網体3が落石の衝撃力を受け、横ロープ材5に所定以上の張力が作用すると、緩衝具8において、ロープ材5が摩擦摺動して衝撃力を吸収する。
また、このように本実施例では、横ロープ材5の途中にループ部51を形成し、このループ部51の横ロープ材5の重合部51Aを所定の摩擦力で挟持するループ部緩衝具52を備えるから、網体3が落石の衝撃力を受け、横ロープ材5に所定以上の張力が作用すると、ループ部51が縮小することにより、重合部51Aにおいて、横ロープ材5が摩擦摺動して衝撃力を吸収する。
また、このように本実施例では、両端の支柱2,2と、これら両端の支柱2,2の左右外側で上方にアンカー21B,21Bを設け、このアンカー21Bと支柱2とを控えロープ材9により連結し、この控えロープ材9の途中に緩衝具8を設けたから、網体3又は支柱2に落石の衝撃力を受け、控えロープ材9に所定以上の張力が作用すると、緩衝具8において、控えロープ材9が摩擦摺動して衝撃力を吸収する。また、控えロープ材9は左右外側向きに配置されているため、支柱2の左右方向の倒れを規制できる。
また、実施例上の効果として、ループ部51は、ストッパ58の両側に複数のリング体57を設けているから、リング体57がストッパー58,58が把持体53に当接した後は、ループ部51がそれ以上縮小することがなく、全体として横ロープ材5の引張強度が低下することがない。また、支柱2が傾動可能で、滑車23,23Aも上下方向揺動可能に設けられているから、支柱2が傾動しても、連続するロープ材7を有効に作用させることができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、請求項1においては、支柱以外に吊り支点を設けてもよい。また、実施例では、連続するロープ材に2個の緩衝具を設けたが、その数は1個でもよく、少なくとも支柱の数より少なければよい。
本発明の実施例1を示す防護網構造の上部の平面図である。 同上、防護網構造の上部の側面図である。 同上、防護網構造の全体平面説明図である。 同上、連結具の正面図である。 同上、滑車を示し、図5(A)は正面図、図5(B)は平面図である。 同上、緩衝具の正面図である。 同上、緩衝具の平面図である。 同上、緩衝具の把持具の側面図である。 同上、緩衝具の側面図である。 同上、2つの把持具を有する緩衝具の正面図である。 同上、ループ部の正面図である。 同上、ループ部に設ける緩衝具の側面図である。
符号の説明
1 落石防護構造
2 支柱
3 網体(落石防護網)
4 縦ロープ材
5 横ロープ材
6 金網(網)
7 連続したロープ材
8 緩衝具
9 控えロープ材
21 アンカー
21A アンカー
22 連結体
23 滑車(支柱側)
23A 滑車(吊り支点)
51 ループ部
51A 重合部
52 ループ部緩衝具

Claims (5)

  1. 落石防護網の上端に複数個の吊り支点を設けると共に、その上方に複数個のアンカーを設置し、これらアンカーと前記吊り支点との間に連続したロープ材を上下交互に架け渡し、このロープ材の端部を固定し、前記ロープ材の途中に、所定以上の張力が作用したとき該ロープ材の摩擦摺動を許容する緩衝具を設けたことを特徴する落石防護網構造。
  2. 地盤に立設した複数本の支柱に落石防護網の上端を固定すると共に、その上方に前記複数個のアンカーを設置し、これらアンカーと前記支柱にそれぞれ滑車を取り付け、前記連続したロープ材を前記滑車を介して上下交互に架け渡したことを特徴とする請求項1記載の落石防護網構造。
  3. 前記防護網の横ロープ材の端部を固定し、前記横ロープ材の端部側に前記緩衝具を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の落石防護網構造。
  4. 前記横ロープ材の途中にループ部を形成し、このループ部の前記横ロープ材の重合部を所定の摩擦力で挟持するループ部緩衝具を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の落石防護網構造。
  5. 両端の前記支柱と、これら両端の支柱の左右外側で上方にアンカーを設け、このアンカーと前記支柱とを控えロープ材により連結し、この控えロープ材の途中に前記緩衝具を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の落石防護網構造。
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