JP5228800B2 - 絶縁ゲート型半導体装置の駆動回路 - Google Patents

絶縁ゲート型半導体装置の駆動回路 Download PDF

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Description

本発明は、トレンチゲート構造の絶縁ゲート型トランジスタ(以下、IGBTという)等のような絶縁ゲート型半導体装置の駆動回路に関するものである。
従来、トレンチゲート構造のIGBTとして、特許文献1に示すものがある。この文献に開示されたIGBTでは、複数のトレンチゲートの間に位置するp型ベース領域すべてではなく、選択的にn型エミッタ層を形成した構造としている。このような構造とすることにより、エミッタ電極へつながるp型ベース領域と、絶縁膜で覆われているダミーベース層が、トレンチゲートによって分離されて存在した構成のIGBTとしている。
このような構造では、オン状態において、エミッタ電極への正孔の排出が制限され、ダミーベース層に正孔が蓄積される。このため、伝導度変調が促進されて低オン電圧が実現できる。
また、発展型として、ダミーベース層にダミーのトレンチ電極を入れてエミッタ電位に接続するものが特許文献2に開示されている。このように、ダミートレンチ電極を備えた構造とすることにより、遮断時の電界緩和が実現し、より高耐圧と低オン電圧を実現することが可能となる。
特開2001−308327号公報 特開2007−266570号公報(図9参照)
しかしながら、上記特許文献1、2に示される構造のIGBTでは、ターンオンと、ターンオフの時に、ゲートの負性容量による大きなサージが発生するという問題点がある。
すなわち、ターンオンの時には ダミーベース層に少数キャリアが急激に蓄積されることにより、ゲートのキャリアが充電から放出に転じるタイミング(いわゆる負性容量特性)が生じる。これがターンオン時のサージ(以下、ターンオンサージという)を大きくする原因となる。
一方、ターンオフの時には、ダミーベース層から少数キャリアが放出されることにより、ゲートのキャリアが放電から充電に転じるタイミングが生じる。これがターンオフ時のサージ(以下、ターンオフサージという)を大きくする原因となる。
なお、これらターンオンサージおよびターンオフサージを防ぐためにダミートレンチ電極をゲートに接続してゲート容量を大きくし、よりソフトなスイッチングにする方法も考えられるが、ターンオフ損失が増大してしまうという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、ターンオンサージを抑制できる絶縁ゲート型の半導体装置の駆動回路を提供することを第1の目的とする。また、ターンオフサージを抑制できる絶縁ゲート型の半導体装置の駆動回路を提供することを第2の目的とする。さらに、ターンオフ損失を抑制しつつ、ターンオンサージやターンオフサージを抑制できる絶縁ゲート型の半導体装置の駆動回路を提供することを第3の目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、ゲート電極(7a)およびダミーゲート電極(7b)に対して所定電圧を印加してキャリアのチャージを行うための第1スイッチ素子(20)と、ゲート電極(7a)およびダミーゲート電極(7b)に対してチャージされたキャリアの引き抜きを行うための第2スイッチ素子(21)とを有するスイッチング手段(20、21)と、第2スイッチ素子(21)を通じてゲート電極(7a)からのキャリアの引き抜きを行う経路に備えられた第1抵抗(22)と、第1スイッチ素子(20)を通じて所定電圧をダミーゲート電極(7b)に対して印加する経路に備えられた第2抵抗(23)と、第1スイッチ素子(20)および第2スイッチ素子(21)の間において、第1スイッチ素子(20)を通じてゲート電極(7a)に対して所定電圧を印加する経路となり、かつ、第2スイッチ素子(21)を通じてダミーゲート電極(7b)からのキャリアの引き抜きを行う経路となる位置に備えられた第3抵抗(24)とを備えている。
そして、第1スイッチ素子(20)をオン、第2スイッチ素子(21)をオフすることによって所定電圧がゲート電極(7a)およびダミーゲート電極(7b)に印加されるようにすると共に、第1スイッチ素子(20)をオフ、第2スイッチ素子(21)をオンすることによってゲート電極(7a)およびダミーゲート電極(7b)にチャージされたキャリアの引き抜きを行うように構成され、第2抵抗(23)の抵抗値(Rg2)が第1抵抗(22)の抵抗値(Rg1)と第3抵抗(24)の抵抗値(Rg3)の合計値(Rg1+Rg3)よりも小さくされていることを特徴としている。
このような構成によれば、ターンオン時には、ダミーゲート電極(7b)の方がゲート電極(7a)よりも早くチャージされるようにできる。これにより、ゲート電圧・電流が激しく振動することを抑制でき、ターンオンサージを抑制することが可能となる。加えて、フロート層(3b、3c)内にダミーゲート電極(7b)側から広がる空乏層の影響によって、実効的なフロート層幅を狭くすることができる。これによってネガティブゲートチャージを抑制し、さらにゲート電圧・電流が激しく振動することを抑制でき、ターンオンサージを抑制することが可能となる。
請求項2に記載の発明では、第1抵抗(22)の抵抗値(Rg1)が第2抵抗(23)の抵抗値(Rg2)と第3抵抗(24)の抵抗値(Rg3)の合計値(Rg2+Rg3)よりも小さくされていることを特徴としている。
このような構成によれば、ターンオフ時には、ダミーゲート電極(7b)のゲート電圧の方がゲート電極(7a)のゲート電圧よりも高く維持される。これにより、ゲートに流れ込む変異電流が抑えることができ、ターンオフサージを抑制することが可能となる。加えて、フロート層(3b、3c)内にダミーゲート電極(7b)側から広がる空乏層の影響によって、実効的なフロート層幅を狭くすることができる。これによってネガティブゲートチャージを抑制し、さらにゲート電圧・電流が激しく振動することを抑制でき、ターンオフサージを抑制することが可能となる。
請求項3に記載の発明では、ゲート電極(7a)に対して所定電圧を印加してキャリアのチャージを行うと共に、所定電圧の印加をやめてゲート電極(7a)にチャージされたキャリアの引き抜きを行う第1ゲートドライブ回路(27)と、ダミーゲート電極(7b)に対して所定電圧を印加してキャリアのチャージを行うと共に、所定電圧の印加をやめてダミーゲート電極(7b)にチャージされたキャリアの引き抜きを行う第2ゲートドライブ回路(28)と、を備え、ターンオン時に、第1ゲートドライブ回路(27)がゲート電極(7a)に対して所定電圧を印加するタイミングよりも、第2ゲートドライブ回路(28)がダミーゲート電極(7b)に対して所定電圧を印加するタイミングの方が早くされることで、ダミーゲート電極(7b)側からフロート層(3b、3c)内に広がる空乏層により実効的なフロート層(3b、3c)の幅を狭めることを特徴としている。
このような構成においても、ターンオン時には、ダミーゲート電極(7b)の方がゲート電極(7a)よりも早くチャージされるようにできる。これにより、請求項1と同様の効果を得ることができる。
請求項4に記載の発明では、ターンオフ時に、第1ゲートドライブ回路(27)がゲート電極(7a)のキャリアの引き抜きを行うタイミングの方が、第2ゲートドライブ回路(28)のキャリアの引き抜きを行うタイミングよりも早くされていることを特徴としている。
このような構成においても、ターンオフ時には、ダミーゲート電極(7b)のゲート電圧の方がゲート電極(7a)のゲート電圧よりも高く維持される。これにより、請求項2と同様の効果を得ることができる。
請求項5に記載の発明では、第1スイッチ素子(20)および第2スイッチ素子(21)の間において、第1スイッチ素子(20)を通じてゲート電極(7a)に対して所定電圧を印加する経路となり、かつ、第2スイッチ素子(21)を通じてダミーゲート電極(7b)からのキャリアの引き抜きを行う経路となる位置に備えられたツェナーダイオード(29a、29b)とを備え、ツェナーダイオード(29a、29b)は、第1スイッチ素子(20)側にカソードを向け第2スイッチ素子(21)側にアノードを向けて配置されたもの(29b)を備えていることを特徴としている。
このような構成においても、ターンオン時には、ダミーゲート電極(7b)の方がゲート電極(7a)よりも早くチャージされるようにできる。これにより、請求項1と同様の効果を得ることができる。
請求項6に記載の発明では、ツェナーダイオード(29a、29b)は、第1スイッチ素子(20)側にアノードを向け第2スイッチ素子(21)側にカソードを向けて配置されたもの(29a)も備えていることを特徴としている。
このような構成においても、ターンオフ時には、ダミーゲート電極(7b)のゲート電圧の方がゲート電極(7a)のゲート電圧よりも高く維持される。これにより、請求項2と同様の効果を得ることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態にかかるIGBTが備えられたIGBT駆動回路において、IGBT部分を断面で表した部分断面模式図である。また、図2は、図1に示すIGBT駆動回路に備えられたIGBTの上面レイアウト図であり、図3は、図2の部分拡大図である。なお、図1は、図3のA−A断面に相当している。また、図2、図3は、断面図ではないが、図の理解を容易にするために部分的にハッチングを示してある。以下、これらの図を参照して、本実施形態にかかるIGBT駆動回路について説明する。
まず、IGBT駆動回路に備えられたIGBTの構成について説明する。図1に示すように、一面側を主表面とするp+型基板1にIGBTが形成されている。p+型基板1には、高不純物濃度のものが用いられている。このp+型基板1の主表面上にエピタキシャル成長などによりp+型基板1よりも低不純物濃度となるように形成されたn-型ドリフト層2が備えられている。
また、n-型ドリフト層2の表層部には、所定厚さのp型ベース領域3が形成されている。さらに、p型ベース領域3を貫通してn-型ドリフト層2まで達するように複数個のトレンチ4が形成されており、このトレンチ4によってp型ベース領域3が複数個に分離されている。具体的には、図1の断面(図3のA−A断面)においては、トレンチ4は複数個等間隔に形成されており、図1の奥行き方向(紙面垂直方向)において各トレンチ4が平行に延設されたのち、図2および図3に示すように、先端部において引き回されることで環状構造とされている。そして、各トレンチ4が構成する環状構造は複数本ずつ(本実施形態の場合は3本ずつ)を1組として多重リング構造が構成され、隣接する多重リング構造同士の長手方向が平行となるように配置されている。以下、複数個のトレンチ4のうち、最外周に配置されたものを最外周トレンチ4a、その内側のものを内周トレンチ4bと言う。
隣接する多重リング構造の最外周トレンチ4a同士の間に配置されているp型ベース領域3は、チャネル領域を構成するチャネルp層3aであり、このチャネルp層3aの表層部に、n+型エミッタ領域5が形成されている。
+型エミッタ領域5は、n-型ドリフト層2よりも高不純物濃度で構成され、p型ベース領域3内において終端しており、かつ、最外周トレンチ4aの側面に接するように配置されている。より詳しくは、最外周トレンチ4aの長手方向に沿って棒状に延設され、最外周トレンチ4aの先端よりも内側で終端した構造とされている。このため、複数個のトレンチ4のうち、このn+型エミッタ領域5の両側に配置された最外周トレンチ4aがゲート電極形成用とされ、それ以外の内周トレンチ4bがダミートレンチ用とされる。
具体的には、各トレンチ4内は、各トレンチ4の内壁表面を覆うように形成されたゲート絶縁膜6と、このゲート絶縁膜6の表面に形成されたドープトPoly−Si等により構成されるゲート電極7a、7bとにより埋め込まれている。そして、図1および図2に示すように、ゲート電極7a、7bのうち、n+型エミッタ領域5の両側に配置された最外周トレンチ4a内に形成されたゲート電極7aは、ゲート電圧が印加されるゲート配線11に電気的に接続され、それ以外の内周トレンチ4b内に形成されたダミーゲート電極7bは、ダミーゲート配線12に電気的に接続されている。
また、多重リング構造を構成する各トレンチ4のうちの最外周トレンチ4aとそれよりも内側の内周トレンチ4bに挟まれたp型ベース領域3にて第1フロート層3bが構成されていると共に、内周トレンチ4bの間に挟まれたp型ベース領域3にて第2フロート層3cが構成されている。これらの第1、第2フロート層3b、3cは、図示しないフロート配線に電気的に接続されていても良いが、本実施形態ではフローティング状態にしてある。
ゲート電極7aやダミーゲート電極7bとの電気的な接続は、各配線同士が短絡しない構造であればどのようなものであっても構わないが、本実施形態では、図3に示す構造により実現している。
すなわち、チャネルp層3aや各フロート層3b、3cの表面を絶縁膜(図示せず)で覆い、この絶縁膜を介して、ゲート電極7aを構成するドープトPoly−Si9がチャネルp層3aの上まで延設されるようにすることで、ゲート電極7aが先端位置においてドープトPoly−Si9を通じて電気的に接続されるようにしてある。そして、層間絶縁膜(図示せず)にて各部を絶縁し、この層間絶縁膜に形成したコンタクトホール10aを通じてドープトPoly−Si9の一部のみを露出させ、その上にゲート配線11を配置することで、各ゲート電極7aとゲート配線11との電気的な接続を行っている。
また、ダミーゲート電極7bを構成するドープトPoly−Si9が絶縁膜を介して第2フロート層3cの上まで延設されるようにすることで、ダミーゲート電極7bが先端位置においてドープトPoly−Si9を通じて電気的に接続されるようにしてある。そして、層間絶縁膜(図示せず)にて各部を絶縁し、この層間絶縁膜に形成したコンタクトホール10bを通じてドープトPoly−Si9の一部のみを露出させ、その上にダミーゲート配線12を配置することで、各ダミーゲート電極7bとダミーゲート配線12との電気的な接続を行っている。
また、エミッタ電極13は、図示しない層間絶縁膜に形成されたコンタクトホール10cを通じてn+型エミッタ領域5やチャネルp層3aと電気的に接続されている。
さらに、ゲート配線11とダミーゲート配線12、さらにn+型エミッタ領域5と電気的に接続されるエミッタ電極13は、図2および図3に示されるように各トレンチ4の長手方向と垂直方向に対して平行となるように配列されている。具体的には、エミッタ電極13がセル内部上を広面積で覆うように配置され、それよりもトレンチ4の先端位置においてダミーゲート配線12およびゲート配線11が順に平行な直線状に配置されている。
そして、図2に示されるように、エミッタ電極13の両側それぞれにゲート配線11およびダミーゲート配線12を配置すると共に、各ゲート配線11およびダミーゲート配線12をエミッタ電極13の周囲に引き回した構造としている。さらに、ゲート配線11と外部とを接続するためのゲートパット11a、ダミーゲート配線12と外部とを接続するためのダミーゲートパッド12aをトレンチ4から離れた位置(セル外部)に備えている。
一方、p+型基板1の裏面側には、コレクタ電極14が形成されている。このようにして、本実施形態にかかるIGBT駆動回路に備えられたIGBTが構成されている。
そして、このように構成されたIGBTに対して、NPNトランジスタ20およびPNPトランジスタ21を備えたスイッチ手段に相当するスイッチ回路と、抵抗値Rg1〜Rg3とされた第1〜第3抵抗22〜24が接続されることにより、ゲート駆動回路が構成されている。具体的には、NPNトランジスタ20およびPNPトランジスタ21の互いのベース端子同士が電気的に接続され、NPNトランジスタ20のコレクタ端子に電源25が発生させる所定電圧が印加されると共に、PNPトランジスタ21のコレクタ端子にGNDが接続されている。
また、ゲート配線11に対して第1抵抗22を介してPNPトランジスタ21のエミッタ端子が電気的に接続されると共に、ダミーゲート配線12に対して第2抵抗23を介してNPNトランジスタ20のエミッタ端子が電気的に接続されている。さらに、NPNトランジスタ20およびPNPトランジスタ21の各エミッタ端子同士を結ぶ配線に第3抵抗24が備えられている。第1〜第3抵抗22〜24の各抵抗値Rg1〜Rg3は、オンサージやオフサージを考慮した値とされ、Rg2<Rg1+Rg3かつRg1<Rg2+Rg3が成り立つ関係とされている。このような回路構成により、本実施形態にかかるIGBT駆動回路が構成されている。
次に、上記のように構成された本実施形態のIGBT駆動回路によるIGBTの駆動動作について、従来のIGBT駆動回路と対比しながら説明する。
図4は、従来のIGBT駆動回路の部分断面模式図である。この図に示されるように、IGBTの構造は本実施形態と同様であるが、IGBTの各所に接続される配線構造およびゲート駆動回路の回路構成が異なっている。具体的には、各ゲート電極7aに接続されるゲート配線11にのみ入力抵抗26を通じて電源25が発生させる所定電圧が印加されるようにし、ダミーゲート電極7bに接続されるダミーゲート配線12についてはエミッタ電極13と電気的に接続した構成としている。
図5は、従来のIGBT駆動回路のターンオンおよびターンオフの各時間帯における特性波形を示したタイミングチャートである。以下、この図を参照して、従来のIGBT駆動回路のターンオン時およびターンオフ時の作動について説明する。
(1)ターンオン時の作動
まず、時点T0以前には、NPNトランジスタ20がオフされているため、IGBTのゲート電極7aに対して電源25が発生させる所定電圧が印加されず、ゲートがオフ状態でコレクタ−エミッタ電流は流れていない。この状態から、時点T0のときに、ゲート駆動電圧に基づいてNPNトランジスタ20がオンされると、電源25が発生させる所定電圧が印加されることにより、+キャリアがゲート電極7a内に充電され始める。
続く時点T0〜時点T1の期間はゲート−エミッタ間の寄生容量に対してチャージがされ、チャネルp層3aのうちのゲート電極7aに面する部分とフロート層3b、3cのうちゲート電極7aに面する部分が空乏化し、反転に向かう。
そして、時点T1において、チャネルp層3aのうちのゲート電極7aに面する部分が反転し、コレクタ−エミッタ間に電流が流れ始める。
電流が流れ始めてからの時点T1〜時点T2の期間はゲート−コレクタ間に対してチャージされる。この期間は、理想的にはゲート−コレクタ間の容量の変異により、ゲート電圧は一定電圧に固定される。
しかし、従来のIGBT駆動回路の場合、この理想状態からはなれ、電流の流れ始める時点T1の直後に激しく振動を起こす。これは、第1フロート層3bのうちゲート電極7aに面する部分およびn-型ドリフト層2のうちのゲート電極7aに面する部分の急激な電荷変異によるものと考えられる。
上述したように、時点T0〜時点T1の期間においては、チャネルp層3aのうちのゲート電極7aに面する部分だけでなく、第1フロート層3bのうちゲート電極7aに面する部分もホールが追いやられて、空乏化、反転に向かう。その後、時点T1において、コレクタ−エミッタ間電流が流れ始めると同時に多量のホールがコレクタ側から注入され、その一部が、フロート層3b、3cのうちゲート電極7aに面する部分やn-型ドリフト層2のうちのゲート電極7aに面する部分に急激に蓄積される。そして、はじめに空乏化した状態から短い時間に多量のホールが蓄積されるという一連の過程により、ゲート電極7aに大きな変異電流が発生し、充電から放電に転じてしまう。これがゲート電圧・電流の激しい振動につながる。
(2)ターンオフ時の作動
時点T2〜時点T3の期間は、ゲートがオン状態でコレクタ−エミッタ電流が流れている。そして、ゲート駆動電圧に基づいてNPNトランジスタ20がオフ、PNPトランジスタ21がオンされると、ゲート電極7aがGNDに接続される。このため、時点T3からは、ゲート電圧がコレクタ−エミッタ電流の遮断される閾値電圧に至る時点T4まで+キャリアがゲート電極7a内から放電される。
時点T3〜時点T4の期間はゲート電圧が閾値電圧付近となり、エミッタからの電子注入は低下してくるが、チャネルp層3aやn-型ドリフト層2の電界増大による変異電流によりオン状態の電流値を維持する。また、ゲート電圧はゲート−コレクタ間の容量の変異電流により一定値に保たれる。そして、時点T4を過ぎると、ソースからの電子の注入は遮断される。
一方、第1フロート層3bのうちゲート電極7aに面する部分については、時点T3の前半ではホールが蓄積しているが、時点T4においてソースからの電子注入が止まると、ホールがエミッタ側へ抜ける。このため、キャリアの無い状態となる。そして、時点T4を過ぎてダミーゲート電極7bにおけるゲート電圧がさらに低下してくると、ゲート電圧により追いやられていたホールがまた戻る。
このように第1フロート層3bのうちゲート電極7aに面する部分の電荷状態が変化することにより、変異電流がゲートに流れ込む。この変異電流はゲート電圧の振動を始め、素子の並列使用における動作アンバランス等の問題を起こす。
したがって、従来のIGBT駆動回路においては、ゲート電圧・電流の激しい振動が生じるターンオンサージやターンオフサージが発生し、素子の並列使用における動作アンバランス等の問題を起こすことになる。
これに対し、本実施形態のIGBT駆動回路は以下のように動作する。図6は、本実施形態のIGBT駆動回路のターンオンおよびターンオフの各時間帯における特性波形を示したタイミングチャートである。以下、この図を参照して、本実施形態のIGBT駆動回路のターンオン時およびターンオフ時の作動について説明する。
(1)ターンオン時の作動
まず、時点T0以前には、NPNトランジスタ20がオフされているため、IGBTのゲート電極7aに対して電源25が発生させる所定電圧が印加されず、ゲートがオフ状態でコレクタ−エミッタ電流は流れていない。この状態から、時点T0のときに、ゲート駆動電圧に基づいてNPNトランジスタ20がオンされると、電源25が発生させる所定電圧が印加されることにより、+キャリアがゲート電極7aとダミーゲート電極7b内の両方に充電され始める。
このとき、IGBT駆動回路の供給側(電源側)からゲート電極7aとダミーゲート電極7bに至る経路内における各抵抗22〜24の抵抗値の大小関係は、ゲート電極7aに至る経路に存在する第1、第3抵抗22、24の抵抗値Rg1、Rg3の合計値Rg1+Rg3よりもダミーゲート電極7bに至る経路に存在する第2抵抗23の抵抗値Rg2の方が小さくされている(Rg2<Rg1+Rg3)。このため、ダミーゲート電極7bの方がゲート電極7aよりも早くチャージされる。
続く時点T0〜時点T1の期間はゲート電極7aには ゲート−エミッタ間の寄生容量に対してチャージがされ、チャネルp層3aのうちのゲート電極7aに面する部分と第1フロート層3bのうちゲート電極7aに面する部分が空乏化し、反転に向かう。
しかし、第1フロート層3bのうちゲート電極7aに面する部分については、後述する理由により、空乏化はチャネルp層3aほど進まず、比較的ホールが残された状態となる。
また、ダミーゲート電極7bのチャージはゲート電極7aより早くチャージが進み、コレクタ−エミッタ間に電流が流れ始める時点T1に至る前に、チャージはほぼ完了する。このダミーゲート電極7bへの+チャージは第1フロート層3bのうちゲート電極7aに面する部分のホールを第1フロート層3bのうちゲート電極7aに面する部分の方向に追いやることとなる。このため、第1フロート層3bのうちゲート電極7aに面する部分については空乏化はチャネルp層3aほど進まず、比較的ホールが残された状態となるのである。
このとき発生する変異電流により、ゲート電極7aについては、電源25が発生させる所定電圧に基づくチャージだけでなく、放電の要素も加わるが、ダミーゲート電極7bのチャージが進む過程の時間をかけて徐々に起きる変異電流であるため、ゲート電圧・電流が激しく振動するには至らない。
次に、時点T1になると ゲート電極7aに接するチャネルp層3aが反転し、コレクタ−エミッタ間に電流が流れ始める。コレクタ−エミッタ間電流が流れ始めると同時に多量のホールがコレクタ側から注入され、その一部が、第1フロート層3bのうちゲート電極7aに面する部分やn-型ドリフト層2のうちのゲート電極7aに面する部分に蓄積される方向に行くが、第1フロート層3bのうちゲート電極7aに面する部分については、既にある程度のホールが存在しているので蓄積する変化量としては比較的少ない。
このため、本実施形態にかかるIGBT駆動回路においては、従来のIGBT駆動回路で見られたような時点T1直後の大きな変異電流は発生せず、ゲート電圧・電流の振動は抑えられる。
(2)ターンオフ時の作動
時点T2〜時点T3の期間は、ゲートがオン状態でコレクタ−エミッタ電流が流れている。そして、ゲート駆動電圧に基づいてNPNトランジスタ20がオフ、PNPトランジスタ21がオンされると、ゲート電極7aが第1抵抗22を通じてGNDに接続されると共に、ダミーゲート電極7bが第2、第3抵抗23、24を通じてGNDに接続される。
そして、時点T3〜時点T4においては、ホールが蓄積しているが、T4の時間にソースからの電子注入がとまると、ホールはエミッタ部へ抜ける。このとき、ゲート電極7aやダミーゲート回路と電極7bからIGBT駆動回路の引き抜き側(GND側)に至る経路内における各抵抗22〜24の抵抗値の大小関係は、ゲート電極7aからの経路に存在する第1抵抗22の抵抗値Rg1の方がダミーゲート電極7bからの経路に存在する第2、第3抵抗23、24の抵抗値Rg2、Rg3の合計値Rg2+Rg3よりも小さくされている(Rg1<Rg2+Rg3)。このため、ダミーゲート電極7bのゲート電圧の方がゲート電極7aのゲート電圧よりも高く維持されている。
したがって、第1フロート層3bのうちゲート電極7aに面する部分から追いやられているホールが第1フロート層3bのうちゲート電極7aに面する部分に保持されるため、ホールは完全に抜けずに残される。
その後、時点T5を過ぎてゲート電圧がさらに低下してくると、ゲート電圧により追いやられていたホールも戻る。
このように、時点T4〜時点T5が過ぎるまでの間、第1フロート層3bのうちゲート電極7aに面する部分の電荷状態が、従来のIGBT駆動回路ではホールが存在する状態から一旦抜けてまた戻るという激しい変化がおきる一方、本実施形態のIGBT駆動回路では終始ホールが存在している状態が維持され、変化量が少ない。これにより、ゲートに流れ込む変異電流が抑えることができる。
したがって、本実施形態のIGBT駆動回路においては、ゲート電圧・電流の激しい振動が生じるターンオンサージやターンオフサージの発生を抑制でき、素子の並列使用を行ったとしても、動作アンバランス等の問題を起こすことを抑制することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態にかかるIGBT駆動回路においては、IGBT駆動回路の供給側(電源側)からゲート電極7aとダミーゲート電極7bに至る経路内における各抵抗22〜24の抵抗値の大小関係について、ゲート電極7aに至る経路に存在する第1、第3抵抗22、24の抵抗値Rg1、Rg3の合計値Rg1+Rg3よりもダミーゲート電極7bに至る経路に存在する第2抵抗23の抵抗値Rg2の方が小さくなるようにしている。このため、ターンオン時には、ダミーゲート電極7bの方がゲート電極7aよりも早くチャージされるようにできる。これにより、ゲート電圧・電流が激しく振動することを抑制でき、ターンオンサージを抑制することが可能となる。
また、ゲート電極7aやダミーゲート回路と電極7bからIGBT駆動回路の引き抜き側(GND側)に至る経路内における各抵抗22〜24の抵抗値の大小関係について、ゲート電極7aからの経路に存在する第1抵抗22の抵抗値Rg1の方がダミーゲート電極7bからの経路に存在する第2、第3抵抗23、24の抵抗値Rg2、Rg3の合計値Rg2+Rg3よりも小さくなるようにしている。このため、ターンオフ時には、ダミーゲート電極7bのゲート電圧の方がゲート電極7aのゲート電圧よりも高く維持される。これにより、ゲートに流れ込む変異電流が抑えることができ、ターンオフサージを抑制することが可能となる。
そして、このようなターンオンサージやターンオフサージの抑制について、本実施形態では、ダミートレンチ電極をゲートに接続してゲート容量を大きくすることによって行っている訳ではないため、ターンオフ損失が増大することも抑制できる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態のIGBT駆動回路では、IGBTの構造については第1実施形態と同様であり、その他の回路部分について異なっているため、第1実施形態と異なっている部分についてのみ説明する。
図7は、本実施形態にかかるIGBTが備えられたIGBT駆動回路において、IGBT部分を断面で表した部分断面模式図である。
この図に示されるように、本実施形態にかかるIGBT駆動回路は、ゲート電極7aに対し第1抵抗22を介してゲート電圧を印加する第1ゲートドライブ回路27と、ダミーゲート電極7bに対し第2抵抗23を介してゲート電圧を印加する第2ゲートドライブ回路28を備えた構成とされている。このように、第1、第2ゲートドライブ回路27、28を別々に備えることにより、ゲート電極7aとダミーゲート電極7bに対して異なるタイミングでゲート電圧を印加できるようにしている。なお、第1抵抗22と第2抵抗23の抵抗値については任意であるが、本実施形態では第2抵抗23の抵抗値Rg2の方が第1抵抗22の抵抗値Rg1よりも小さくなるようにすることで、よりダミーゲート電極7bの方がゲート電極7aよりも早くチャージされるようにしている。
図8は、本実施形態のIGBT駆動回路のターンオンおよびターンオフの各時間帯における特性波形を示したタイミングチャートである。
この図に示されるように、ターンオン時には、第2ゲートドライブ回路28の方が第1ゲートドライブ回路27よりも早いタイミングでゲート電圧を印加させ、ダミーゲート電極7bの方がゲート電極7aよりも早くチャージされるようにしている。これにより、第1実施形態と同様に、ゲート電圧・電流が激しく振動することを抑制でき、ターンオンサージを抑制することが可能となる。
一方、ターンオフ時には、第1ゲートドライブ回路27の方が第2ゲートドライブ回路28よりも早くゲート電圧の印加を止めるようにし、ダミーゲート電極7bのゲート電圧の方がゲート電極7aのゲート電圧よりも高く維持されるようにする。これにより、第1実施形態と同様に、ゲートに流れ込む変異電流が抑えることができ、ターンオフサージを抑制することが可能となる。
このように、ゲート電極7aとダミーゲート電極7bに対してゲート電圧を印加するために第1、第2ゲートドライブ回路27、28を別々に設け、各ゲート電圧の印加タイミングを異ならせるようにすることで、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態のIGBT駆動回路も、IGBTの構造については第1実施形態と同様であり、その他の回路部分について異なっているため、第1実施形態と異なっている部分についてのみ説明する。
図9は、本実施形態にかかるIGBTが備えられたIGBT駆動回路において、IGBT部分を断面で表した部分断面模式図である。
この図に示されるように、本実施形態にかかるIGBT駆動回路では、第1実施形態における第3抵抗24に代えて、互いのアノード(もしくはカソード)が相対するように逆接続されたツェナーダイオード29a、29bを備えた構造とされている。具体的には、ツェナーダイオード29aは、アノードがPNPトランジスタ21側を向けられると共にカソードがNPNトランジスタ20側を向けられ、ツェナーダイオード29bは、アノードがNPNトランジスタ20側を向けられると共にカソードがPNPトランジスタ21側を向けられた配置とされている。
図10は、本実施形態のIGBT駆動回路のターンオンおよびターンオフの各時間帯における特性波形を示したタイミングチャートである。
この図に示されるように、ターンオン時には、NPNトランジスタ20がオンされるため、電源25が発生させる所定電圧がダミーゲート電極7bについては第2抵抗23を介して印加され、ゲート電極7aについてはツェナーダイオード29a、29bおよび第1抵抗22を介して印加される。このためゲート電極7aは、ツェナーダイオード29bのツェナー降伏電圧を超えてからしかチャージがなされず、ダミーゲート電極7bの方がゲート電極7aよりも早くチャージされるようにできる。これにより、第1実施形態と同様に、ゲート電圧・電流が激しく振動することを抑制でき、ターンオンサージを抑制することが可能となる。
一方、ターンオフ時には、NPNトランジスタ20がオフされると共にPNPトランジスタ21がオンされるため、ダミーゲート電極7bについては第2抵抗23およびツェナーダイオード29a、29bを介してGNDに接続され、ゲート電極7aについては第1抵抗22を介してGNDに接続される。このためゲート電極7aは完全に放電が為されるが、ダミーゲート電極7bについてはツェナーダイオード29aのツェナー降伏電圧のキャリアが残った状態となり、それが自然放電されることで完全な放電が為される。このため、ダミーゲート電極7bのゲート電圧の方がゲート電極7aのゲート電圧よりも高く維持されるようにできる。これにより、第1実施形態と同様に、ゲートに流れ込む変異電流が抑えることができ、ターンオフサージを抑制することが可能となる。
このように、NPNトランジスタ20とPNPトランジスタ21との間に逆接続したツェナーダイオード29a、29bを備えることによっても、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、ターンオンサージとターンオフサージの双方の抑制が実現できる構造について説明したが、いずれか一方のみが実現できる構造であっても構わない。例えば、第1実施形態の場合、第1〜第3抵抗22〜24の抵抗値Rg1〜Rg3が、Rg2<Rg1+Rg3かつRg1<Rg2+Rg3が成り立つようにしているが、いずれか一方のみが成り立つ関係としても良い。また、第3実施形態の場合、ツェナーダイオード29a、29bを逆接続した構造としたが、ターンオンサージを抑制するためであればツェナーダイオード29aのみを備えていれば良いし、ターンオフサージを抑制するためであればツェナーダイオード29bのみを備えていれば良い。
また、上記第1、第3実施形態では、スイッチング手段として、NPNトランジスタ20やPNPトランジスタ21を備えたバイポーラトランジスタによるプッシュプル方式のものを例に挙げて説明した。しかしながら、これについてもスイッチング手段の一例を示したに過ぎず、例えばMOSFETやその他の方式で適用できるスイッチング手段を採用しても良い。
また、上記実施形態では、第1導電型をp型、第2導電型をn型とするnチャネルタイプのIGBTを例に挙げて説明したが、各部の導電型を反転させたpチャネルタイプのIGBTについても本発明を適用することができる。
本発明の第1実施形態にかかるIGBTが備えられたIGBT駆動回路において、IGBT部分を断面で表した部分断面模式図である。 図1に示すIGBT駆動回路に備えられたIGBTの上面レイアウト図である。 図2の部分拡大図である。 従来のIGBT駆動回路の部分断面模式図である。 従来のIGBT駆動回路のターンオンおよびターンオフの各時間帯における特性波形を示したタイミングチャートである。 図1に示すIGBT駆動回路のターンオンおよびターンオフの各時間帯における特性波形を示したタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態にかかるIGBTが備えられたIGBT駆動回路において、IGBT部分を断面で表した部分断面模式図である。 図7に示すIGBT駆動回路のターンオンおよびターンオフの各時間帯における特性波形を示したタイミングチャートである。 本発明の第3実施形態にかかるIGBTが備えられたIGBT駆動回路において、IGBT部分を断面で表した部分断面模式図である。 図9に示すIGBT駆動回路のターンオンおよびターンオフの各時間帯における特性波形を示したタイミングチャートである。
符号の説明
1 p+型基板
2 n-型ドリフト層
3 p型ベース領域
3a チャネルp層
3b、3c 第1、第2フロート層
4a 最外周トレンチ
4b 内周トレンチ
5 n+型エミッタ領域
6 ゲート絶縁膜
7a ゲート電極
7b ダミーゲート電極
11 ゲート配線
12 ダミーゲート配線
13 エミッタ電極
14 コレクタ電極
20 NPNトランジスタ
21 PNPトランジスタ
22〜24 第1〜第3抵抗
25 電源
27、28 第1、第2ゲートドライブ回路
29a、29b ツェナーダイオード

Claims (6)

  1. 第1導電型の半導体基板(1)と、
    前記半導体基板(1)の上に形成された第2導電型のドリフト層(2)と、
    前記ドリフト層(2)の上に形成された第1導電型のベース領域(3)と、
    前記ベース領域(3)を貫通して前記ドリフト領域(2)に達するように形成されることにより前記ベース領域(3)を複数に分離し、一方向を長手方向として延設されたトレンチ(4)と、
    複数に分離された前記ベース領域(3)の一部に形成され、該ベース領域(3)内において前記トレンチ(4)の側面に接するように形成された第2導電型のエミッタ領域(5)と、
    前記トレンチ(4)の表面上に形成されたゲート絶縁膜(6)と、
    前記トレンチ(4)内において、前記ゲート絶縁膜(6)の上に形成されたゲート電極(7a、7b)と、
    前記エミッタ領域(5)に電気的に接続されたエミッタ電極(13)と、
    前記半導体基板(1)の裏面側に形成されたコレクタ電極(14)とを備え、
    前記ベース領域(3)は、前記トレンチ(4)によって複数に分離され、前記複数のベース領域(3)のうち、前記エミッタ領域(5)が形成されたものがチャネル層(3a)として機能すると共に、前記エミッタ領域(5)が形成されていないものがフロート層(3b、3c)として機能し、前記チャネル層(3a)と前記フロート層(3b、3c)が一定の配置順で繰り返し配置されており、
    前記ゲート電極(7a、7b)は、前記トレンチ(4)のうち前記エミッタ領域(5)が接するものに埋め込まれたゲート電圧印加用のゲート電極(7a)と、前記トレンチ(4)のうち前記エミッタ領域(5)と接していないものに埋め込まれたダミーゲート電極(7b)とを有して構成されている絶縁ゲート型半導体装置の駆動回路であって、
    前記ゲート電極(7a)および前記ダミーゲート電極(7b)に対して所定電圧を印加してキャリアのチャージを行うための第1スイッチ素子(20)と、前記ゲート電極(7a)および前記ダミーゲート電極(7b)に対してチャージされたキャリアの引き抜きを行うための第2スイッチ素子(21)とを有するスイッチング手段(20、21)と、
    前記第2スイッチ素子(21)を通じて前記ゲート電極(7a)からのキャリアの引き抜きを行う経路に備えられた第1抵抗(22)と、
    前記第1スイッチ素子(20)を通じて前記所定電圧を前記ダミーゲート電極(7b)に対して印加する経路に備えられた第2抵抗(23)と、
    前記第1スイッチ素子(20)および前記第2スイッチ素子(21)の間において、前記第1スイッチ素子(20)を通じて前記ゲート電極(7a)に対して前記所定電圧を印加する経路となり、かつ、前記第2スイッチ素子(21)を通じて前記ダミーゲート電極(7b)からのキャリアの引き抜きを行う経路となる位置に備えられた第3抵抗(24)とを備え、
    前記第1スイッチ素子(20)をオン、前記第2スイッチ素子(21)をオフすることによって前記所定電圧が前記ゲート電極(7a)および前記ダミーゲート電極(7b)に印加されるようにすると共に、前記第1スイッチ素子(20)をオフ、前記第2スイッチ素子(21)をオンすることによって前記ゲート電極(7a)および前記ダミーゲート電極(7b)にチャージされたキャリアの引き抜きを行うように構成され、
    前記第2抵抗(23)の抵抗値(Rg2)が前記第1抵抗(22)の抵抗値(Rg1)と前記第3抵抗(24)の抵抗値(Rg3)の合計値(Rg1+Rg3)よりも小さくされていることを特徴とする絶縁ゲート型半導体装置の駆動回路。
  2. 前記第1抵抗(22)の抵抗値(Rg1)が前記第2抵抗(23)の抵抗値(Rg2)と前記第3抵抗(24)の抵抗値(Rg3)の合計値(Rg2+Rg3)よりも小さくされていることを特徴とする請求項1に記載の絶縁ゲート型半導体装置の駆動回路。
  3. 第1導電型の半導体基板(1)と、
    前記半導体基板(1)の上に形成された第2導電型のドリフト層(2)と、
    前記ドリフト層(2)の上に形成された第1導電型のベース領域(3)と、
    前記ベース領域(3)を貫通して前記ドリフト領域(2)に達するように形成されることにより前記ベース領域(3)を複数に分離し、一方向を長手方向として延設されたトレンチ(4)と、
    複数に分離された前記ベース領域(3)の一部に形成され、該ベース領域(3)内において前記トレンチ(4)の側面に接するように形成された第2導電型のエミッタ領域(5)と、
    前記トレンチ(4)の表面上に形成されたゲート絶縁膜(6)と、
    前記トレンチ(4)内において、前記ゲート絶縁膜(6)の上に形成されたゲート電極(7a、7b)と、
    前記エミッタ領域(5)に電気的に接続されたエミッタ電極(13)と、
    前記半導体基板(1)の裏面側に形成されたコレクタ電極(14)とを備え、
    前記ベース領域(3)は、前記トレンチ(4)によって複数に分離され、前記複数のベース領域(3)のうち、前記エミッタ領域(5)が形成されたものがチャネル層(3a)として機能すると共に、前記エミッタ領域(5)が形成されていないものがフロート層(3b、3c)として機能し、前記チャネル層(3a)と前記フロート層(3b、3c)が一定の配置順で繰り返し配置されており、
    前記ゲート電極(7a、7b)は、前記トレンチ(4)のうち前記エミッタ領域(5)が接するものに埋め込まれたゲート電圧印加用のゲート電極(7a)と、前記トレンチ(4)のうち前記エミッタ領域(5)と接していないものに埋め込まれたダミーゲート電極(7b)とを有して構成されている絶縁ゲート型半導体装置の駆動回路であって、
    前記ゲート電極(7a)に対して所定電圧を印加してキャリアのチャージを行うと共に、前記所定電圧の印加をやめて前記ゲート電極(7a)にチャージされたキャリアの引き抜きを行う第1ゲートドライブ回路(27)と、
    前記ダミーゲート電極(7b)に対して所定電圧を印加してキャリアのチャージを行うと共に、前記所定電圧の印加をやめて前記ダミーゲート電極(7b)にチャージされたキャリアの引き抜きを行う第2ゲートドライブ回路(28)と、を備え、
    ターンオン時に、前記第1ゲートドライブ回路(27)が前記ゲート電極(7a)に対して前記所定電圧を印加するタイミングよりも、前記第2ゲートドライブ回路(28)が前記ダミーゲート電極(7b)に対して前記所定電圧を印加するタイミングの方が早くされることで、前記ダミーゲート電極(7b)側から前記フロート層(3b、3c)内に広がる空乏層により実効的な前記フロート層(3b、3c)の幅を狭めることを特徴とする絶縁ゲート型半導体装置の駆動回路。
  4. ターンオフ時に、前記第1ゲートドライブ回路(27)が前記ゲート電極(7a)のキャリアの引き抜きを行うタイミングの方が、前記第2ゲートドライブ回路(28)のキャリアの引き抜きを行うタイミングよりも早くされていることを特徴とする請求項3に記載の絶縁ゲート型半導体装置の駆動回路。
  5. 第1導電型の半導体基板(1)と、
    前記半導体基板(1)の上に形成された第2導電型のドリフト層(2)と、
    前記ドリフト層(2)の上に形成された第1導電型のベース領域(3)と、
    前記ベース領域(3)を貫通して前記ドリフト領域(2)に達するように形成されることにより前記ベース領域(3)を複数に分離し、一方向を長手方向として延設されたトレンチ(4)と、
    複数に分離された前記ベース領域(3)の一部に形成され、該ベース領域(3)内において前記トレンチ(4)の側面に接するように形成された第2導電型のエミッタ領域(5)と、
    前記トレンチ(4)の表面上に形成されたゲート絶縁膜(6)と、
    前記トレンチ(4)内において、前記ゲート絶縁膜(6)の上に形成されたゲート電極(7a、7b)と、
    前記エミッタ領域(5)に電気的に接続されたエミッタ電極(13)と、
    前記半導体基板(1)の裏面側に形成されたコレクタ電極(14)とを備え、
    前記ベース領域(3)は、前記トレンチ(4)によって複数に分離され、前記複数のベース領域(3)のうち、前記エミッタ領域(5)が形成されたものがチャネル層(3a)として機能すると共に、前記エミッタ領域(5)が形成されていないものがフロート層(3b、3c)として機能し、前記チャネル層(3a)と前記フロート層(3b、3c)が一定の配置順で繰り返し配置されており、
    前記ゲート電極(7a、7b)は、前記トレンチ(4)のうち前記エミッタ領域(5)が接するものに埋め込まれたゲート電圧印加用のゲート電極(7a)と、前記トレンチ(4)のうち前記エミッタ領域(5)と接していないものに埋め込まれたダミーゲート電極(7b)とを有して構成されている絶縁ゲート型半導体装置の駆動回路であって、
    前記ゲート電極(7a)および前記ダミーゲート電極(7b)に対して所定電圧を印加してキャリアのチャージを行うための第1スイッチ素子(20)と、前記ゲート電極(7a)および前記ダミーゲート電極(7b)に対してチャージされたキャリアの引き抜きを行うための第2スイッチ素子(21)とを有するスイッチング手段(20、21)と、
    前記第2スイッチ素子(21)を通じて前記ゲート電極(7a)からのキャリアの引き抜きを行う経路に備えられた第1抵抗(22)と、
    前記第1スイッチ素子(20)を通じて前記所定電圧を前記ダミーゲート電極(7b)に対して印加する経路に備えられた第2抵抗(23)と、
    前記第1スイッチ素子(20)および前記第2スイッチ素子(21)の間において、前記第1スイッチ素子(20)を通じて前記ゲート電極(7a)に対して前記所定電圧を印加する経路となり、かつ、前記第2スイッチ素子(21)を通じて前記ダミーゲート電極(7b)からのキャリアの引き抜きを行う経路となる位置に備えられたツェナーダイオード(29a、29b)とを備え、
    前記ツェナーダイオード(29a、29b)は、前記第1スイッチ素子(20)側にカソードを向け前記第2スイッチ素子(21)側にアノードを向けて配置されたもの(29b)を備えていることを特徴とする絶縁ゲート型半導体装置の駆動回路。
  6. 前記ツェナーダイオード(29a、29b)は、前記第1スイッチ素子(20)側にアノードを向け前記第2スイッチ素子(21)側にカソードを向けて配置されたもの(29a)も備えていることを特徴とする請求項5に記載の絶縁ゲート型半導体装置の駆動回路。
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