JP5215473B2 - レジスト材料用感光性樹脂組成物及び感光性樹脂積層体 - Google Patents
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Description
このように、高い解像度を有し、かつ、狭小ピッチにおいても剥離残が発生しないレジストが望まれていた。
[1](A)アルカリ可溶性高分子30〜70質量%、(B)エチレン性不飽和二重結合を有する化合物20〜60質量%、及び(C)光重合開始剤0.1〜20質量%を含むレジスト材料用感光性樹脂組成物であって、前記(B)エチレン性不飽和二重結合を有する化合物として、分子内に少なくともヒドロキシル基とフェニル基と2以上のエチレン性不飽和二重結合とを有する化合物(B−1)、及び分子内にエチレンオキシド基と(メタ)アクリロイル基を有する化合物(B−2)を含み、該化合物(B−2)が、下記式(III)又は(IV):
本発明は、(A)アルカリ可溶性高分子30〜70質量%、(B)エチレン性不飽和二重結合を有する化合物20〜60質量%、及び(C)光重合開始剤0.1〜20質量%を含むレジスト材料用感光性樹脂組成物であって、前記(B)エチレン性不飽和二重結合を有する化合物として、分子内に少なくともヒドロキシル基とフェニル基と2以上のエチレン性不飽和二重結合とを有する化合物(B−1)、及び分子内にエチレンオキシド基と(メタ)アクリロイル基を有する化合物(B−2)を含む組成物である。
まず、本発明における(B)エチレン性不飽和二重結合を有する化合物について説明する。
(B)エチレン性不飽和二重結合を有する化合物は、分子内に少なくともヒドロキシル基とフェニル基と2以上のエチレン性不飽和二重結合とを有する化合物(B−1)を含む。上記分子内に少なくともヒドロキシル基とフェニル基と2以上のエチレン性不飽和二重結合とを有する化合物(B−1)は、上記式(I):
化合物(B−1)は、ビスフェノールAのジグリシジルエーテルなどと(メタ)アクリル酸とを反応させることにより得ることができる。市販のビスフェノールAのジグリシジルエーテルは、ビスフェノールAのジグリシジルエーテルとこれを合成する過程で生成する多量体のエポキシ樹脂との混合物であることが多い。化合物(B−1)はこのようなエポキシ樹脂の混合物に(メタ)アクリル酸を反応させることにより得ることもでき、この場合、一般式(I)中のnの値が異なる化合物の混合物として得られる。
化合物(B−1)の例としては、日本化薬(株)製R−130(上記式(I)において、R1が−H基であり、そしてnが1、2、3である化合物の混合物)、ダイセル・サイテック(株)製のEbecryl600、Ebecryl3700、Ebecryl3704、新中村化学工業(株)製NKオリゴ EA−1020などを挙げることができる。
このような化合物としては、ポリエチレングリコールをフェニル基に付加した化合物の(メタ)アクリレートであるフェノキシヘキサエチレングリコールモノ(メタ)アクリレートや、平均2モルのプロピレンオキサイドを付加したポリプロピレングリコールと平均7モルのエチレンオキサイドを付加したポリエチレングリコールをノニルフェノールに付加した化合物の(メタ)アクリレートである4−ノルマルノニルフェノキシヘプタエチレングリコールジプロピレングリコール(メタ)アクリレート、平均1モルのプロピレンオキサイドを付加したポリプロピレングリコールと平均5モルのエチレンオキサイドを付加したポリエチレングリコールをノニルフェノールに付加した化合物の(メタ)アクリレートである4−ノルマルノニルフェノキシペンタエチレングリコールモノプロピレングリコール(メタ)アクリレートが挙げられる。平均8モルのエチレンオキサイドを付加したポリエチレングリコールをノニルフェノールに付加した化合物のアクリレートである4−ノルマルノニルフェノキシオクタエチレングリコール(メタ)アクリレート(東亞合成(株)製、M−114)も挙げられる。これら分子内にエチレンオキシド基と(メタ)アクリロイル基を有する単官能の化合物はアクリロイル基を有ししていることが好ましい。
このような化合物としては、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキサエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヘプタエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、オクタエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ノナエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、デカエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、12モルのエチレンオキシド鎖の両末端に(メタ)アクリロイル基を有する化合物、12モルのエチレンオキシド鎖の両末端に(メタ)アクリロイル基を有する化合物、平均12モルのプロピレンオキシドを付加したポリプロピレングリコールにエチレンオキシドをさらに両端にそれぞれ平均3モル付加したグリコールのジメタクリレート、平均18モルのプロピレンオキシドを付加したポリプロピレングリコールにエチレンオキシドをさらに両端にそれぞれ平均15モル付加したグリコールのジメタクリレートが挙げられる。また、ビスフェノールAにエチレンオキシド変性し両末端に(メタ)アクリロイル基を有する化合物でもよい。
次に本発明に含まれる(A)アルカリ可溶性高分子について説明する。
アルカリ可溶性高分子とは、カルボキシル基を含有したビニル系樹脂のことであり、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリルアミド等の共重合体である。
(A)アルカリ可溶性高分子は、カルボキシル基を含有し、酸当量が100〜600であることが好ましい。酸当量とは、その中に1当量のカルボキシル基を有するアルカリ可溶性高分子の質量をいう。酸当量は、より好ましくは250以上450以下である。酸当量は、現像耐性が向上し、解像度及び密着性が向上する点から、100以上が好ましく、現像性及び剥離性が向上する点から600以下が好ましい。酸当量の測定は、平沼産業(株)製平沼自動滴定装置(COM−555)を使用し、0.1mol/Lの水酸化ナトリウムを用いて電位差滴定法により行われる。
第一の単量体は、分子中に重合性不飽和基を一個有するカルボン酸又は酸無水物である。例えば、(メタ)アクリル酸、フマル酸、ケイ皮酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸無水物、及びマレイン酸半エステルが挙げられる。中でも、特に(メタ)アクリル酸が好ましい。ここで、(メタ)アクリルとは、アクリル及び/又はメタクリルを示す。以下同様である。
第一の単量体と第二の単量体の好ましい組み合わせとしては、以下の様な組み合わせ、例えば、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸の共重合体、スチレン、メタクリル酸メチル、メタクリル酸の共重合体、スチレン、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸の共重合体、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸の共重合体、メタクリル酸ベンジル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸の共重合体などを挙げることができる。
次に本発明に含まれる(C)光重合開始剤について説明する。
(C)光重合開始剤としては、一般に知られているものが使用できる。(C)光重合開始剤の含有量は、0.1〜20質量%の範囲であり、より好ましい範囲は0.5〜10質量%である。十分な感度を得るという観点から、0.1質量%以上が好ましく、また、レジスト底面にまで光を充分に透過させ、高解像性を得るという観点から、20質量%以下が好ましい。
また、半導体レーザーなどの光源で直接描画して露光する場合には、感度の観点から、光重合開始剤として、アクリジン化合物、及びピラゾリン化合物からなる群から選ばれる少なくとも一種の化合物を用いることが好ましい。
また、感光性樹脂組成物中に、ロイコ染料と下記ハロゲン化合物を組み合わせて用いることは、密着性及びコントラストの観点から、本発明の好ましい実施形態である。
尚、(A)アルカリ可溶性高分子、(B)エチレン性不飽和二重結合を有する化合物、化合物(B−1)、化合物(B−2)、及び(C)光重合開始剤は、それぞれ、複数ある場合には、感光性樹脂組成物中に複数含まれることができる。
次いで必要により、感光性樹脂層上に保護層をラミネートすることにより感光性樹脂積層体を作製することができる。
感光性樹脂積層体を用いたレジストパターンは、ラミネートするラミネート工程、活性光を露光する露光工程、及び未露光部を除去する現像工程を含む工程によって形成することができる。
基板としては、プリント配線板製造のためには銅張積層板が、また凹凸基材の製造のためにはガラス基材、例えば、プラズマディスプレイパネル用基材や表面電解ディスプレイ基材が、有機EL封止キャップ用基材、貫通孔を形成したシリコンウエハ、セラミック基材などが挙げられる。プラズマディスプレイ用基材とは、ガラス上に電極を形成後、誘電体層を塗布し、次いで隔壁用ガラスペーストを塗布し、隔壁用ガラスペースト部分にサンドブラスト加工を施し隔壁を形成した基材である。これらのガラス基材にサンドブラスト加工を施したものが、凹凸基材となる。
プリント配線板は、基板として銅張積層板やフレキシブル基板を用いた上述の<レジストパターン形成方法>に続いて、以下の工程を経ることで得られうる。
まず、現像により露出した基板の銅面をエッチング法又はめっき法といった既知の方法を用いて導体パターンを製造する。
その後、レジストパターンを現像液よりも強いアルカリ性を有する水溶液により基板から剥離して所望のプリント配線板を得る。剥離用のアルカリ水溶液(以下、「剥離液」ともいう。)についても特に制限はないが、濃度約2〜5質量%、温度約40〜70℃のNaOH、KOHの水溶液が一般に用いられる。剥離液に、少量の水溶性溶媒を加えることもできる。
リードフレームは、基板として金属板、例えば、銅、銅合金、鉄系合金を用いた上述の<レジストパターンの形成方法>に続いて、以下の工程を経ることで得られうる。
まず、現像により露出した基板をエッチングして導体パターンを形成する。その後、レジストパターンを上述の<プリント配線板の製造方法>と同様の方法で剥離して、所望のリードフレームを得る。
半導体パッケージは、基板としてLSIとしての回路形成が終了したウェハを用いた上述の<レジストパターンの形成方法>に続いて、以下の工程を経ることで得られうる。
まず、現像により露出した開口部に、銅やはんだによる柱状のめっきを施して、導体パターンを形成する。その後、レジストパターンを上述の<プリント配線板の製造方法>と同様の方法で剥離し、更に、柱状めっき以外の部分の薄い金属層をエッチングにより除去することで所望の半導体パッケージを得る。
サンドブラスト加工が可能な基材、例えば、ガラス基材、ガラスリブペーストを塗布したガラス基材、セラミック基材、ステンレスなどの金属基材、シリコンウエハ、サファイアなどの鉱石、合成樹脂層などの有機基材上に、前記した<レジストパターン形成方法>と同様な方法で、感光性樹脂積層体をラミネートし、露光、現像を施す。その後、形成されたレジストパターン上からブラスト材を吹き付けて目的の深さに切削するサンドブラスト加工工程、基材上に残存した樹脂部分をアルカリ剥離液等で基材から除去する剥離工程を経ることにより、基材上に微細なパターンが形成される。上前記サンドブラスト加工工程に用いるブラスト材は公知のものを用いることができ、例えば、SiC,SiO2、Al2O3、CaCO3、ZrO2、ガラス、ステンレス等の2〜100μm程度の微粒子が用いられる。
半導体バンプは以下の方法で作成することができる。
シリコンウエハ基板に絶縁層を設け、必要部分にシリコンウエハと接続するための電極を形成する。次いで、銅などの導電膜をスパッタなど方法で形成する。
液状レジストを用いる場合は、こうして得られた基板上に液状レジストをスピンコートする。プリベークにより溶媒を除去、乾燥し、レジスト塗布膜を得る。ついで露光、現像によりパターンを形成する。ドライフィルムを用いる場合は、前記した<レジストパターンの形成方法>と同様な方法でパターンを形成する。
(実施例1、4〜7、9〜12、15、16、19、及び20、及び比較例1〜2)
最初に実施例及び比較例の評価用サンプルの作製方法を説明し、次いで、得られたサンプルについての評価方法およびその評価結果を示す。
実施例及び比較例における評価用サンプルは次の様にして作製した。
<感光性樹脂積層体の作製>
下記表1に示す組成(但し、各成分の数字は固形分としての配合量(質量部)を示す)の感光性樹脂組成物及び溶媒をよく攪拌、混合して感光性樹脂組成物調合液とし、支持体として16μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルムの表面にバーコーターを用いて均一に塗布し、95℃の乾燥機中で12分間乾燥して感光性樹脂層を形成した。感光性樹脂層の厚みは120μmであった。
次いで、感光性樹脂層のポリエチレンテレフタレートフィルムを積層していない表面上に、保護層として21μm厚のポリエチレンフィルムを張り合わせて感光性樹脂積層体を得た。
以下の表1に、感光性樹脂組成物調合液中の配合量及び評価結果を、そして以下の表2に、表1に示す感光性樹脂組成物調合液中の材料成分の名称を、示す。
<基板>
8μm銅箔を積層した0.05mm厚のフレキシブル銅張積層板(住友金属鉱山(株)製、エスパーフレックス(登録商標))を用いた。
<ラミネート>
感光性樹脂積層体のポリエチレンフィルムを剥がしながら、ホットロールラミネーター(旭化成エレクトロニクス(株)製、AL−700)により、ロール温度105℃でラミネートした。エアー圧力は0.35MPaとし、ラミネート速度は1.5m/minとした。
クロムガラスフォトマスクを用いて、オーク株式会社製高精度露光機(EXM−1066−H−01、ghi線、23mW、真空密着方式)によりストゥーファー21段ステップタブレットを介して露光した場合に残膜する段数が7段となるような露光量で露光した。
なお、クロムガラスフォトマスクには、露光部と未露光部の幅が1:1の比率のラインパターンマスクを用いた。
ポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離した後、30℃の1質量%Na2CO3水溶液をスプレーして現像し、感光性樹脂層の未露光部分を溶解除去した。
未露光部分の感光性樹脂層が完全に溶解するのに要する最も少ない時間を「最小現像時間」として測定し、以下のようにランク分けした:
◎:最小現像時間の値が140秒以下;
○:最小現像時間の値が140秒超え、200秒以下;
×:最小現像時間の値が200秒超。
◎:解像度の値が30μm以下;
○:解像度の値が30μm超え、50μm以下;
×:解像度の値が50μm超。
<露光>
感光性樹脂積層体を支持フィルム側から露光し硬化膜を作成した。露光には、オーク株式会社製HMW−801を用いた。露光量は、前記2.「最小現像時間」、及び「解像度」の評価において実施した露光量と同じとした。
<現像>
露光した感光性樹脂積層体から支持フィルムを剥離し、30℃の1質量%Na2CO3水溶液を「最小現像時間」の2倍の時間スプレーして現像した。その後、保護層を剥離して硬化膜を得た。
得られた硬化膜約500mgを、60℃、3%NaOH水溶液100mlに3時間浸漬した。その後残存する硬化膜を濾過し、真空乾燥し、得られた濾過物の質量を最初に浸漬した硬化膜の質量で除することにより残膜率を求め、「剥離片溶解性」を評価した。以下のようにランク分けした:
◎:残膜率の値が1時間以内に0%になる;
○:残膜率の値が10%以下;
×:残膜率の値が10%を超える。
1.半導体バンプの作成
<基板>
銅ポスト又ははんだバンプを作成する場合は、5インチのシリコンウエハ上にアネルバ製スパッタリング装置により2000オングストローム厚みのクロム層を形成し、さらに2000オングストロームの銅層を形成させた銅スパッタシリコンウエハを用いた。
感光性樹脂積層体のポリエチレンフィルムを剥がしながら、80℃に予熱したシリコンウエハ上に、ホットロールラミネーター(大成ラミネーター(株)製、VA−400III)により、ロール温度80℃でラミネートした。エアー圧力は0.20MPaとし、ラミネート速度は1.0m/minとした。
<露光>
ガラスクロムマスクをもちいて、ウルトラテック(株)製プリズマ(商品名)ghi線により露光した。基板面で測定した照度は2500mW/cm2であった。
30℃、1wt%のK2CO3水溶液を用い、スピン現像機(滝沢産業(株)製スピン現像機AD−1200)を用いて現像した。
<デスカム及びめっき前処理>
評価基板を、O2/CF4プラズマ処理し、5分間純水に浸すことにより実施した。
<硫酸銅めっき>
以下のように銅めっきし後述の通り剥離して銅ポストを作製した(実施例21)。硫酸銅コンク(メルテックス(株)製)を19wt%硫酸で3.6倍に希釈し、濃塩酸を200ppm添加した。次いで光沢剤としてカパラシッドHLとカパラシッドGSをそれぞれ0.4ml/l、20ml/l添加した。めっき前処理後の耐めっき性評価基板(6cm×12.5cm)を、作製された硫酸銅めっき液を用いてハーリングセル均一めっき装置(株式会社 山本鍍金試験器社製)により、毎分4μmの高さで銅が析出するよう電流値を調節し、めっきした。このときの銅めっき被膜の厚みは80μm厚であった。
以下のようにはんだめっきし後述の通り剥離してはんだバンプを作成した(実施例22)。はんだめっき液(メルテックス社製プルティンLAホウフッ化はんだ浴)中で3時間はんだめっきした。電流密度は1.5A/dm2になるように調整した。はんだめっきの高さは90μmであった。
<剥離>
めっき処理を施した評価基板を、ダイナロイ(株)社製のFlip srip(商品名)により95℃、1時間加熱することにより剥離した。
これに反し、比較例1は、本願発明に含まれる(B−1)成分を欠く例であるが、十分な「剥離片溶解性」が得られなかった。また、比較例2は、本願発明に含まれる(B−2)成分を欠く例であるが現像に要する時間が極めて長く、かつ、充分な「剥離片溶解性」が得られなかった。
Claims (7)
- (A)アルカリ可溶性高分子30〜70質量%、(B)エチレン性不飽和二重結合を有する化合物20〜60質量%、及び(C)光重合開始剤0.1〜20質量%を含むレジスト材料用感光性樹脂組成物であって、前記(B)エチレン性不飽和二重結合を有する化合物として、分子内に少なくともヒドロキシル基とフェニル基と2以上のエチレン性不飽和二重結合とを有する化合物(B−1)、及び分子内にエチレンオキシド基と(メタ)アクリロイル基を有する化合物(B−2)を含み、該化合物(B−2)が、下記式(III)又は(IV):
- 前記化合物(B−2)が、上記式(III)で表される化合物である、請求項1又は2に記載のレジスト材料用感光性樹脂組成物。
- 支持フィルム上に、請求項1〜3のいずれか1項に記載のレジスト材料用感光性樹脂組成物を含む層が積層されている感光性樹脂積層体。
- 前記レジスト材料用感光性樹脂組成物を含む層の膜厚が70〜150μmである、請求項4に記載の感光性樹脂積層体。
- 請求項4又は5に記載の感光性樹脂積層体を基材にラミネートする工程、該ラミネートされた感光性樹脂積層体に露光する工程、及び該露光された感光性樹脂積層体を現像する工程を含むことを特徴とするレジストパターンの形成方法。
- 請求項4又は5に記載の感光性樹脂積層体をスパッタ銅薄膜上にラミネートする工程、該ラミネートされた感光性樹脂積層体に露光する工程、該露光された感光性樹脂積層体を現像する工程、及び該現像後のスパッタ銅薄膜に銅めっき又ははんだめっきをする工程を含むことを特徴とする半導体バンプの形成方法。
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