JP5196797B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5196797B2
JP5196797B2 JP2007034040A JP2007034040A JP5196797B2 JP 5196797 B2 JP5196797 B2 JP 5196797B2 JP 2007034040 A JP2007034040 A JP 2007034040A JP 2007034040 A JP2007034040 A JP 2007034040A JP 5196797 B2 JP5196797 B2 JP 5196797B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording material
size
unit
developer image
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007034040A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007256932A (ja
JP2007256932A5 (ja
Inventor
史哉 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2007034040A priority Critical patent/JP5196797B2/ja
Priority to US11/677,675 priority patent/US8027610B2/en
Publication of JP2007256932A publication Critical patent/JP2007256932A/ja
Publication of JP2007256932A5 publication Critical patent/JP2007256932A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5196797B2 publication Critical patent/JP5196797B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/22Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20
    • G03G15/23Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 specially adapted for copying both sides of an original or for copying on both sides of a recording or image-receiving material
    • G03G15/231Arrangements for copying on both sides of a recording or image-receiving material
    • G03G15/238Arrangements for copying on both sides of a recording or image-receiving material using more than one reusable electrographic recording member, e.g. single pass duplex copiers
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5062Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the characteristics of an image on the copy material
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
    • G03G2215/00535Stable handling of copy medium
    • G03G2215/00717Detection of physical properties
    • G03G2215/00759Detection of physical properties of sheet image, e.g. presence, type

Description

本発明は、記録材に余白を設けることなく印刷する縁なし印刷可能な画像形成装置に関するものである。特に、縁無し印刷可能であって両面印刷可能な画像形成装置に関する。
近年のインクジェット方式やバブルジェット(登録商標)方式のプリンタは、記録材全面に画像を形成することができる。これは、記録材の周縁部に余白が形成されないことから、縁無し印刷と呼ばれている。電子写真方式の画像形成装置においても、このような縁無し印刷に関して、記録材のサイズよりも大きなサイズで現像剤像を形成し、記録材に転写する方法が提案されている。
特許文献1は、電子写真方式の画像形成装置において、記録材のサイズよりも大きいサイズの現像剤像を形成することで縁無し印刷を実現する画像形成装置を示している。特許文献1に記載の技術は、記録材よりも十分大きい現像剤像を形成しているため、記録材に対して現像剤像の位置が多少ずれても、記録材に余白が発生しない。
特開2004−45457号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置は、記録材のサイズよりも十分大きな現像剤像を形成するため、記録材に転写されない部分の現像剤(トナー)が無駄に消費される。特に、搬送される記録材のサイズが印刷開始前に不明であった場合等は、従来の画像形成装置は、印刷の際に、印刷可能な最大記録材のサイズに合わせて現像剤像を形成する。したがって、従来の画像形成装置では、記録材のサイズが不明である場合に、実際に印刷に使用された記録材のサイズが小さい場合には、記録材に転写されない量が多くなってしまう。つまり、記録材サイズが不明である場合に縁無し印刷した場合、トナー消費量が非常に多くなってしまうという問題があった。
また、特に電子写真方式の画像形成装置において、両面印刷の場合、記録材のサイズは、1面目の印刷時の定着処理によって記録材の主走査方向における長さ、副走査方向における長さ又はこれら両方の長さが若干短くなる。記録材の長さが短くなるのは、定着処理における加熱によって記録材が収縮するためである。これにより、2面目の印刷時における記録材の画像形成領域は、1面目よりも狭くなる。しかしながら、従来の画像形成装置では、縁無し印刷する場合に、1面目の現像剤像と2面目の現像剤像とを同じ大きさで形成している。したがって、2面目の縁無し印刷時において、1面目の印刷時よりも記録材に転写されずにクリーニングされて回収される廃トナー量が多くなってしまうという問題があった。縁無し印刷を行う場合の廃トナーの主な部分は、記録材をはみ出して形成された現像剤(記録材に転写されない現像剤像)の部分である。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、両面形成可能な画像形成装置において、縁無し印刷の際、1面目の印刷における現像剤像のサイズよりも2面目の現像剤像のサイズを縮小してトナー消費量を削減することを目的とする。また、1面目の印刷においても、好適に形成する現像剤像のサイズを縮小してトナー消費量を削減することを目的とする。
本発明は、記録材に余白を設けることなく現像剤像を形成することが可能な画像形成装置に係る。画像形成装置は、記録材に余白を設けることなく現像剤像を形成するために、記録材のサイズよりも大きなサイズの現像剤像を形成する画像形成部と、前記画像形成部によって形成された現像剤像を記録材に転写する転写部と、前記転写部によって転写された現像剤像を記録材に定着させる定着部と、前記定着部によって第一面に現像剤像が定着された記録材の前記第一面の裏面となる第二面に現像剤像を転写するために、記録材を反転させて再び前記転写部へ搬送する両面搬送部と、記録材の前記第一面に現像剤像を前記転写部により転写する前、又は、記録材の前記第一面に転写された画像が前記定着部により定着された後に配置され、搬送される記録材のサイズを検出するサイズ検出部とを備え、前記画像形成部は、記録材の前記第一面及び前記第二面に余白を設けることなく現像剤像を形成する場合に、前記サイズ検出部によるサイズ検出前の記録材のサイズが不明であれば、前記第一面に転写する現像剤像として、予め定められた最大サイズの記録材に対応したサイズの現像剤像を形成し、記録材の前記第二面の現像剤像を前記画像形成部が形成する前に前記サイズ検出部により記録材のサイズを検知し、前記第二面に転写する現像剤像として、前記サイズ検出部によって検出された記録材のサイズ、及び、前記第一面に形成された現像剤像を前記定着部により定着したことによる記録材のサイズの収縮率に応じたサイズの現像剤像を形成し、前記収縮率は、記録材の厚さの違いによって異なっており、厚さが厚い記録材の前記収縮率は厚さが薄い記録材の前記収縮率より小さい値であることを特徴とする。
本発明は、両面形成可能な画像形成装置において、縁無し印刷の際、1面目の印刷における現像剤像のサイズよりも2面目の現像剤像のサイズを縮小してトナー消費量を削減することができる。また、1面目の印刷においても、好適に形成する現像剤像のサイズを縮小してトナー消費量を削減することができる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に記載された発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
図1は、本発明に係る画像形成装置の断面図である。本発明の画像形成装置は、一適用例として、電子写真方式のカラー画像形成装置を挙げる。なお、本画像形成装置は、中間転写方式を採用している。また、ここでは、本発明に関する部分についてのみ説明を記載する。
本実施形態に係る画像形成装置100は、主に画像の形成を担当する要素として、4つの画像形成部101a、b、c、d、中間転写体として機能する中間転写ベルト112、廃トナー容器113、二次転写部119及び定着部116を含む。なお、画像形成部101a、b、c、dは、それぞれイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の現像剤を含むステーション毎に配置される。また、画像形成装置100は、主に記録材110の搬送を担当する要素として、給紙部として機能する給紙カセット111a、給紙トレイ111b、搬送路120、レジストローラ125、排紙部117及び両面搬送部として機能する両面ユニット118を含む。さらに、画像形成装置100は、記録材110のサイズを検出する要素として、副走査方向センサ121、123及び主走査方向センサ122、124を含む。
4つの画像形成部101a、b、c、dは、それぞれ同一の構成を採用できるため、以下では1つの画像形成部について説明される。画像形成部101は、像担持体として機能する感光体ドラム102を含む。さらに、画像形成部101は、感光体ドラム102の外周面に対向して、その回転方向に帯電器104、露光部105、現像剤担持体である現像器106及び一次転写用の一次転写ローラ109を含む。
画像形成部101は、帯電ローラ103を有する帯電器104によって、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のステーション毎に、感光体ドラム102を帯電させる。その後、画像形成部101は、露光部105による露光により静電潜像を形成し、この静電潜像を現像器106によって現像化して単色の現像剤像を形成する。
感光体ドラム102は、アルミシリンダの外周に有機光導伝層が塗布されており、駆動モータの駆動力が伝達されて回転する。なお、感光体ドラム102は、現像剤像の形成動作に応じて図中の反時計周りに回転する。感光体ドラム102から中間転写ベルト112に単色の現像剤像を転写するために、中間転写ベルト112を時計周り方向に回転させ、感光体ドラム102とその対向に位置する一次転写ローラ109の回転に伴って、単色の現像剤像を転写する。その後、画像形成部101は、この単色の現像剤像を重ね合わせて中間転写ベルト112に多色の現像剤像を形成する。
二次転写部119は、中間転写ベルト112に形成された現像剤像を記録材110へ転写する。また、二次転写部119には、現像剤像を記録材110へ二次転写するために、中間転写ベルト112を挟んで2つの二次転写ローラ114が対向して配置される。二次転写ローラ114は、中間転写ベルト112に対し適度な圧力で加圧当接され、搬送されてきた記録材110に現像剤像を二次転写する。また、二次転写時に二次転写ローラ114に残留したトナーは、クリーニング部として機能するブレードによって掻き落とされ(除去され)、廃トナーとして廃トナー容器115に収容される。その後、記録材110上に形成された画像は、定着部116で永久固着される。
また、中間転写ベルト112には、縁無し印刷において、記録材のサイズを越えて形成されたトナー像のうち、記録材に転写されないトナーが残留する。この残留したトナー(廃トナーとも言う)は、中間転写ベルト112において、駆動方向に対して二次転写部119より下流側に配置される廃トナー容器113に収容される。
記録材110は、給紙カセット111a又は給紙トレイ111bから供給され、搬送路120を通してレジストローラ125へ搬送される。なお、本発明の画像形成装置100は、縁無し印刷の場合、主走査方向センサ122によって記録材110の主走査方向における長さを検出する。また、副走査方向センサ121によって記録材110の副走査方向における長さを検出する。また、本画像形成装置は、記録材110の搬送方向に対して定着部116の下流側に配置される主走査方向センサ124及び副走査方向センサ123を含んでもよい。これらのセンサは、定着部116の熱圧定着によって縮小される記録材110の主走査方向における長さ、副走査方向における長さ又はこれら両方の長さを検出するのに有効である。また、本実施形態に係る副走査方向センサ121、123は、記録材110によって回動するフラグ部材を有するフラグセンサを用いる。主走査方向センサ122、124については、図5を用いて後述する。
主走査方向における長さ、副走査方向における長さ又はこれら両方の長さが検出されると、中間転写ベルト112に形成された現像剤像と、記録材110との先端位置を整合させるために、記録材110の搬送速度は、レジストローラ125の位置で調整される。なお、記録材110におけるサイズの検出は、レジストローラ125の位置で搬送速度が調整された後に、実行されてもよい。その後、中間転写ベルト112上の現像剤像が記録材110に二次転写されると、記録材110は、定着部116によって現像剤像が定着され、排紙部117へ排出される。なお、両面印刷の場合、画像形成装置100は、定着部116から出力された記録材110を両面ユニット118へ搬送する。両面ユニット118は、搬送されてきた記録材110の表裏を反転させて、再び二次転写部119へ搬送する。
図2は、本発明における画像形成装置の全体構成を示すブロック図である。ここでは、本発明における画像形成装置100に関して、画像形成の制御を説明する。
本画像形成装置は、制御部210を含む。また、制御部210は、CPU211、帯電部212、露光制御部213、現像部214及び転写部215を含む。さらに制御部210は、調整部217、記録材検出部218、メモリ219(記憶部)及びタイマ220を含む。
制御部210は、CPU211により画像形成に関わる帯電部212、露光制御部213、現像部214及び転写部215を制御する。また、図1を用いて説明したように、帯電部212は、帯電器104を制御して、感光体ドラム102を帯電させ、露光制御部213は、画像信号(露光時間)の入力に従って露光部105を制御することにより感光体ドラム102に選択的に露光をおこなう。また、現像部214は、現像器106を制御して感光体ドラム102に形成された静電潜像を現像化させる。また、転写部215は、中間転写ベルト112を時計回り方向に駆動させて、感光体ドラム102に形成された現像剤像を逐次転写させる。さらに、転写部215は、中間転写ベルト112を駆動させて、形成された現像剤像を二次転写部119の位置に搬送する。
記録材検出部218は、サイズ検出部として機能し、主走査方向センサ122、124及び副走査方向センサ121、123からの出力信号から記録材110の主走査方向における長さ、副走査方向における長さ又はこれら両方の長さを求める。主走査方向における長さ、副走査方向における長さ又はこれら両方の長さの決定方法については、図5、図6を用いて後述する。なお、制御部210は、記録材検出部218によって検出された記録材110のサイズのデータをメモリ219に記憶する。調整部217は、設定部として機能し、メモリ219に記憶されている記録材110のサイズのデータを読み出して、形成する現像剤像のサイズを調整する。タイマ220は、例えば、副走査方向センサ121、123に記録材110の先端が到達してから後端が到達するまでの時間を計時するために用いられる。
図3aは、本画像形成装置における縁有り印刷された記録材を示す図である。また、図3bは、本画像形成装置における縁無し印刷された記録材を示す図である。ここでは、本画像形成装置における縁有り印刷及び縁無し印刷について説明する。
図3aに示すように、縁有り印刷、つまり、記録材に余白を設けて印刷する場合には、現像剤像300は、記録材110のサイズよりも小さいサイズで形成される。すなわち、現像剤像300が形成された記録材110には、周辺に上余白mt、下余白mb、左余白ml、右余白mrの周辺マージンが残る。したがって、形成される現像剤像300は、多少サイズが異なっても記録材110へ全て転写されることになる。そのため、縁有り印刷は、記録材110に現像剤像300を転写した際、中間転写ベルト112に残留するトナーは発生しない。
また、図3bに示すように、縁無し印刷において、現像剤像300は、記録材110全体に形成される。すなわち、現像剤像300が形成された記録材110には、現像剤像300が記録材110における上下左右の縁にまで達しており、周辺マージンが残らない。また、図3bにおいては、上余白、下余白、左余白及び右余白の全てが無い状態を示しているが、一適用例であり、1以上の余白が無ければ縁なし印刷とする。したがって、縁なし印刷は、僅かでも現像剤像300がずれると画像形成後の記録材110には、余白が発生してしまう可能性がある。そのため、縁有り印刷と比較して、縁無し印刷は、形成される現像剤像300のサイズが重要となる。
図4a、b、c、dは、本画像形成装置における縁なし印刷の画像形成を示す図である。縁なし印刷が選択された場合、調整部217は、選択されている記録材110の主走査方向における長さ、副走査方向における長さ又はこれら両方の長さに応じて形成する現像剤像のサイズを調整する。
図4aは、中間転写ベルトに形成される現像剤像のサイズを示す図である。現像剤像400のサイズは、縦がIv、横がIhとなる。また、図4bは、記録材のサイズを示す図である。記録材110のサイズは、縦がPv、横がPhとなる。現像剤像400と記録材110とにおけるサイズの関係は、Pv<Iv、Ph<Ihとなる。
図4cは、二次転写部において、記録材に現像剤像が転写される様子を示す図である。図4cに示すように、現像剤像400は、記録材110のサイズを越えて形成される。これは、二次転写部119で現像剤像400が記録材110に転写される場合に、現像剤像400と記録材110との位置が多少ずれても、形成後の記録材110に余白が生じないようにするためである。すなわち、調整部217は、記録材110のサイズよりも大きくなるように現像剤像を形成するための画像信号を調整する。
図4dは、二次転写後において、残留するトナーを示す図である。図4dに示すように、二次転写後、中間転写ベルト112には、記録材に転写されないトナーとして額縁状のトナーが残留する。このように、縁なし印刷の場合、記録材110のサイズを越えて形成された部分のトナーは、記録材110に転写されず、二次転写ローラに付着する。この二次転写ローラに付着したトナーは、無駄に消費されることとなる。そのため、縁なし印刷において、画像形成装置100は、できるだけ記録材110を越えて形成される部分の現像剤像の領域を狭い領域に抑えることが求められる。
図5は、記録材検出部における記録材の主走査方向における長さを検出する方法を示す図である。なお、ここでは、本発明における主走査方向センサ122、124の一適用例として、記録材110の搬送方向に対して直交方向に並べた2つのラインセンサ501A、501Bを用いて主走査方向の長さを検出する方法について説明する。しかしながら、本発明の主走査方向センサ122、124は、この例に限定されず、記録材110の主走査方向における長さを検出できるものであればよい。
ラインセンサ501A、501Bは、図5に示すように、搬送路120の主走査ライン上に配置される。なお、ラインセンサ501A、501Bは、記録材110がラインセンサ501A、501Bの下を通過するラインセンサに対する位置を検出する。主走査方向センサ122、124からの出力信号は、搬送される記録材110における主走査方向の端部がラインセンサ501A、501Bの下のどの位置を通過したかを示す。具体的に、ラインセンサ501A、501Bの出力信号は、例えば、8ビットのアナログ値である。記録材110の搬送位置がラインセンサ全体に重複している場合、出力信号は、FFhとなり、全く重複していない場合、00hという値となる。したがって、図5に示すような場合、ラインセンサ501A、501Bの出力信号は、記録材110の搬送位置がラインセンサの半分のサイズと重複しているため、80hという値となる。なお、記録材検出部218は、記録材110の搬送位置が検出されると、ラインセンサ501A及びラインセンサ501Bからの出力信号に基づいてそれぞれのラインセンサ501に重複している記録材110の主走査方向の長さ求める。さらに、記録材検出部218は、求めたラインセンサ501に重複している記録材110の主走査方向の長さと、ラインセンサ501A及びラインセンサ501Bの間の距離とを足し合わせて、記録材110の主走査方向における長さを求める。
図6は、記録材検出部における記録材の副走査方向における長さを検出する制御を示すフローチャートである。なお、副走査方向センサ121、123は、通常のレジストセンサと同様の構成であり、記録材が通過すると動作する部材としてのフラグと、フラグの動作を検知するフォトインタラプタから構成される。副走査方向センサ121、123は、記録材110が搬送されてきた場合にセンサONの信号を出力し、記録材110が当該センサ上を通過した場合にセンサOFFの信号を出力する。また、副走査方向センサ121の出力信号は、中間転写ベルト112に形成された現像剤像と記録材110との先端位置を二次転写部119で整合させるためのレジストレーション処理にも利用される。
ステップS601において、記録材検出部218は、副走査方向センサ121からの出力信号がONであるか否かをONになるまで繰り返し判定する。副走査方向センサ121の出力信号がONになった場合、ステップS602において、記録材検出部218は、タイマ220に対してタイマの計時を開始さるように指示する。すなわち、記録材検出部218は、記録材110の先端が副走査方向センサ121に到達した時点でタイマの計時を開始させる。
その後、ステップS603において、記録材検出部218は、副走査方向センサ121からの出力信号がOFFであるか否かをOFFになるまで繰り返し判定する。副走査方向センサ121の出力信号がOFFになった場合、ステップS604において、記録材検出部218は、タイマ220に対してタイマの計時を停止させるように指示する。すなわち、記録材検出部218は、記録材110の後端が副走査方向センサ121を通過したタイミングでタイマの計時を停止させる。なお、ここで、記録材検出部218は、タイマの計時時間をタイマ220から取得する。
次にステップS605において、記録材検出部218は、上記取得した時間に記録材110の搬送速度を乗じて記録材110の副走査方向における長さを求める。さらに、副走査方向における長さが求まると、ステップS606において、記録材検出部218は、メモリ219に求めた値を格納する。
[第1の実施形態]
ここでは、第1の実施形態に係る画像形成装置について説明する。本実施形態に係る画像形成装置は、サイズの不明な記録材に縁無しの両面印刷を行う際に、1面目の印刷中に記録材110のサイズを検出し、2面目の縁無し印刷の際に、検出された記録材110のサイズに基づいて形成する現像剤像のサイズを調整する。
図7は、第1の実施形態に係る画像形成装置の画像形成の制御を示すフローチャートである。なお、ここでは、両面印刷の際に縁無し印刷が選択された場合について説明する。
1面目の画像形成のために給紙カセット111a又は給紙トレイ111bから給紙が開始されると、ステップS701において、調整部217は、中間転写ベルト112に形成される現像剤像のサイズを調整する。ここで、調整部217は、例えば給紙トレイ111bから記録材が給紙される場合等、記録材110のサイズが不明な場合は、画像形成装置100における印刷可能な最大サイズの記録材に合わせて現像剤像のサイズが調整される。なお、この場合、現像剤像のサイズは、印刷可能な最大サイズの記録材と周辺マージンとを足し合わせた値となる。
調整部217によって現像剤像のサイズが調整されると、ステップS702において、画像形成部101は、中間転写ベルト112に現像剤像を形成するための処理を開始する。給紙された記録材110が主走査方向センサ122及び副走査方向センサ121の位置まで搬送されると、ステップS703において、記録材検出部218は、記録材110の主走査方向における長さ、副走査方向における長さ又はこれら両方の長さを検出する。なお、記録材検出部218は、検出した記録材110における主走査方向における長さ、副走査方向における長さ又はこれら両方の長さをメモリ219に格納する。その後、ステップS704において、転写部215は、中間転写ベルト112の駆動速度及び記録材110の搬送速度を調整して、二次転写部119で記録材110に現像剤像を転写させる。記録材110に現像剤像が転写されると、ステップS705において、CPU211は、定着部116を制御して、記録材110に現像剤像を熱圧定着させる。
次に、2面目の画像形成を行うため、ステップS706において、CPU211は、両面ユニット118に記録材110を搬送する。両面ユニット118は、搬送されてきた記録材110の表裏を反転させて、2面目の画像形成を行うため再び二次転写部119に反転させた記録材110を搬送する。さらに、ステップS707において、調整部217は、記録材110の2面目に形成するための現像剤像のサイズを調整する。この際、調整部217は、1面目の画像形成中にS703において検出された記録材110の主走査方向における長さ、副走査方向における長さ又はこれら両方の長さをメモリ219から読み出し、読み出した値に基づいて現像剤像のサイズを調整する。
また、縁無し印刷であるため、現像剤像は、検出された記録材110のサイズよりも大きいサイズに調整される。記録材110のサイズを越えて形成される現像剤像の領域は、画像形成装置100における記録材110の搬送位置のずれを許容する範囲で形成される。すなわち、調整部217は、記録材110の搬送位置が多少ずれたとしても、画像形成後の記録材110の端部に余白が生じないように現像剤像のサイズを調整する。
ステップS708において、画像形成部101は、調整部217によって調整された現像剤像のサイズに従って記録材110の2面目に形成される現像剤像を中間転写ベルト112に形成する。その後、ステップS709及びS710において、ステップS704及びS705と同様に、記録材110には、現像剤像が転写され、熱圧定着される。最後に、ステップS711において、画像形成装置100は、両面の印刷が完了した記録材110を排紙部117に排出する。
図8は、第1の実施形態に係る調整部の制御を示すフローチャートである。ここでは、本実施形態に係る調整部217の制御について説明する。なお、以下で説明される処理は、図7に示すステップS701及びS707の詳細な処理に相当する。
まず、ステップS801において、調整部217は、記録材110の副走査方向における長さが既知であるか否かを判定する。ここで、記録材110の副走査方向における長さが既知である場合とは、例えば、給紙カセット111aに記録材110がセットされると自動的に記録材110のサイズを検出できる構成で既に検出済みである場合がある。また、他のケースとしては、ユーザが記録材110のサイズを指定して印刷を開始した場合、又は過去に給紙された同種の記録材について、本実施形態に係る記録材検出部218によって既に検出されている場合などがある。
記録材110の副走査方向における長さが既知である場合、ステップS802において、調整部217は、既知である記録材110の副走査方向における長さに周辺マージンを足し合わせた長さを現像剤像の副走査方向における長さとして決定する。一方、記録材のサイズが既知でない場合、ステップS803において、調整部217は、画像形成装置100において印刷可能な最大サイズの記録材に周辺マージンを足し合わせた長さを現像剤像の副走査方向における長さとして決定する。
次に、ステップS804において、調整部217は、記録材110の主走査方向における長さが既知であるか否かを判定する。記録材110の主走査方向における長さが既知である場合、ステップS805において、調整部217は、既知である記録材110の主走査方向における長さに周辺マージンを足し合わせた長さを現像剤像の主走査方向における長さとして決定する。一方、既知でない場合、ステップS806において、調整部217は、画像形成装置100において印刷可能な最大サイズの記録材に周辺マージンを足し合わせた長さを現像剤像の主走査方向における長さとして決定する。
図9は、第1の実施形態において、メモリに記憶される情報を示す図である。ここでは、給紙カセット111a及び給紙トレイ111bにセットされる記録材110のサイズを記憶する方法について説明する。なお、給紙カセット111aは、複数の給紙カセットを備え、多様なサイズの記録材を同時に積載することが可能である。
図9に示すように、メモリ219には、給紙カセット、給紙トレイごとにセットされる記録材110のサイズが記憶される。記憶されるタイミングは、記録材検出部218によって給紙された記録材110のサイズが検出された場合である。また、給紙カセット111a又は給紙トレイ111bに記録材110のサイズを検出できる構成で新たに記録材110がセットされた場合、ユーザから記録材110のサイズが入力された場合などがある。
記憶する情報としては、給紙カセット111a、給紙トレイ111bごとにそれぞれ副走査方向における長さ及び主走査方向における長さが含まれる。また、図9のカセット2に示すように、主走査方向における長さ又は副走査方向における長さのみが記憶されてもよい。さらに、セットされている記録材110のサイズが不明な場合は、不明の旨を表すフラグ値が記憶されてもよい。この場合、調整部217は、不明であるサイズに関して、画像形成装置100で印刷可能な記録材の最大サイズに周辺マージンを足し合わせたサイズを現像剤像のサイズとして調整する。
なお、給紙カセット111aは、当該給紙カセット111aが装置本体から取り外されたことを検知する検知部を含むことが望ましい。これは、当該給紙カセット111aが取り外された場合、新たなサイズの記録材110がセットされる可能性があるため、新たにサイズを検知する必要がある。したがって、検知部によって給紙カセット111aが取り外されたと検知された場合、当該給紙カセットに対応して記憶されている記録材のサイズ情報を削除することが望ましい。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置によれば、記録材に縁無しで画像を形成する場合に、記録材の1面目の現像剤像のサイズよりも、当該記録材の2面目の現像剤像のサイズを小さく設定する。また、画像形成装置は、1面目の画像形成中に記録材の主走査方向の長さ、副走査方向の長さ又はこれら両方の長さを検出することにより2面目の現像剤像のサイズを設定することが望ましい。したがって、本画像形成装置は、2面目の現像剤像を形成するトナー量を1面目の現像剤像を形成するトナー量と比較して削減しうる。
また、本画像形成装置は、給紙カセットごとに検出された記録材の主走査方向における長さ、副走査方向における長さ又はこれら両方の長さを記憶してもよい。この場合、画像形成装置は、毎回記録材のサイズを検出することなく、記憶されている記録材のサイズ情報を利用することで、2面目の現像剤像を形成するトナー量を削減しうる。したがって、本画像形成装置は、複数の給紙カセットごとに検出した記録材のサイズを記憶することにより、検出した以降の印刷において、スループットを低下させることなくトナー消費量を削減しうる。
[第2の実施形態]
図10は、第2の実施形態に係る画像形成装置の画像形成の制御を示すフローチャートである。本実施形態によれば、調整部217は、記録材110の1面目の画像形成時において、記録材110に現像剤像を転写する前及び記録材110に現像剤像を定着した後に当該記録材110のサイズを検出する。なお、ここでは、両面印刷の際に縁無し印刷が選択された場合について説明する。また、図7の説明と重複する処理については、省略される。したがって、ここでは、ステップS1006及びS1008についてのみ説明が記載される。
ステップS1006において、記録材検出部218は、定着部116により出力された記録材110の主走査方向における長さ、副走査方向における長さ又はこれら両方の長さを主走査方向センサ124及び副走査方向センサ123により検出する。これは、定着部116によって記録材110の現像剤像が熱圧定着されるため、定着前後で記録材110のサイズが多少異なるために検出される。なお、記録材検出部218は、検出した記録材110における主走査方向における長さ、副走査方向における長さ又はこれら両方の長さをメモリ219に格納する。
その後、ステップS1008において、調整部217は、記録材110の2面目に形成される現像剤像のサイズを調整する。ここで、調整部217は、S1006によって検出された記録材110の主走査方向における長さ、副走査方向における長さ又はこれら両方の長さと、周辺マージンとを足し合わせたサイズに現像剤像のサイズを調整する。これにより、定着によって縮小された記録材110のサイズに対応した現像剤像を形成することができる。なお、ステップS1003において、定着前に検出された記録材のサイズは、2枚目以降の1面目に形成される現像剤像のサイズを調整するために用いられる。
図11は、第2の実施形態に係る調整部の制御を示すフローチャートである。ここでは、本実施形態に係る調整部217の制御について説明する。なお、以下で説明される処理は、図10に示すステップS1001及びS1008の詳細な処理に相当する。また、図8の説明と重複する処理については、省略される。
まず、ステップS1101において、調整部217は、記録材110の印刷が1面目の印刷であるか否かを判定する。1面目の印刷である場合、図8と同様の処理が実施される。すなわち、ステップS1102からS1107の処理は、それぞれステップS801からS806に相当する。一方、2面目の印刷である場合、ステップS1108において、調整部217は、記録材110の1面目における定着後の副走査方向における長さが既知であるか否かを判定する。
定着後の副走査方向における長さが既知である場合、ステップS1109において、調整部217は、既知である定着後の副走査方向における長さに周辺マージンを足し合わせた長さを現像剤像の副走査方向における長さとして決定する。一方、既知でない場合、ステップS1110において、調整部217は、画像形成装置100において印刷可能な最大サイズの記録材に周辺マージンを足し合わせた長さを現像剤像の副走査方向における長さとして決定する。もちろん、第1の実施形態と同様に、調整部217は、画像形成前の副走査方向における長さが既知であれば、当該副走査方向における長さと周辺マージンとを足し合わせた長さを現像剤像の副走査方向における長さに決定することが望ましい。
次に、ステップS1111において、調整部217は、記録材110の1面目における定着後の主走査方向における長さが既知であるか否かを判定する。定着後の主走査方向における長さが既知である場合、ステップS1112において、調整部217は、既知である定着後の主走査方向における長さに周辺マージンを足し合わせた長さを現像剤像の主走査方向における長さとして決定する。一方、既知でない場合、ステップS1113において、調整部217は、画像形成装置100において印刷可能な最大サイズの記録材に周辺マージンを足し合わせた長さを現像剤像の主走査方向における長さとして決定する。副走査方向における長さと同様に、調整部217は、画像形成前の主走査方向における長さが既知であれば、当該主走査方向における長さと周辺マージンとを足し合わせた長さを現像剤像の主走査方向における長さに決定することが望ましい。
図12は、第2の実施形態において、メモリに記憶される情報を示す図である。ここでは、本実施形態に係る給紙カセット111a及び給紙トレイ111bにセットされる記録材110のサイズを記憶する方法について説明する。なお、図9との説明が重複する記載は、省略される。
図12に示すように、メモリ219には、給紙カセット111a、給紙トレイ111bごとにセットされる記録材110のサイズが記憶される。さらに、本実施形態によるメモリは、記録材110の1面目の画像形成前に検出された主走査方向における長さ、副走査方向における長さ又はこれら両方の長さと、記録材110の1面目の定着後に検出された主走査方向における長さ、副走査方向における長さ又はこれら両方の長さとが記憶される。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置は、定着部から排出された記録材のサイズを検出する。したがって、本画像形成装置は、2面目の画像形成時に、1面目の定着後に検出された記録材のサイズに基づいて、現像剤像のサイズを調整する。よって、本画像形成装置は、1面目の熱圧定着により記録材のサイズが縮小される場合においても、縮小された記録材のサイズに基づき、2面目に形成する現像剤像のサイズを調整するため、さらにトナー消費量を削減しうる。
[第3の実施形態]
図13は、第3の実施形態に係る画像形成装置の画像形成の制御を示すフローチャートである。本実施形態によれば、調整部217は、記録材110の1面目及び2面目の画像形成時において、当該記録材110のサイズを検出する。なお、ここでは、両面印刷の際に縁無し印刷が選択された場合について説明する。また、図7の説明と重複する処理については、省略される。したがって、ここでは、ステップS1309についてのみ説明が記載される。
ステップS1309において、記録材検出部218は、記録材110の2枚目の画像形成前に当該記録材110の主走査方向における長さ、副走査方向における長さ又はこれら両方の長さを主走査方向センサ122及び副走査方向センサ121により検出する。これは、第2の実施形態と同様に、1面目の画像形成時に、定着部116によって記録材110の現像剤像が熱圧定着されるため、定着前後で記録材110のサイズが多少異なるために検出される。なお、記録材検出部218は、検出した記録材110の主走査方向における長さ、副走査方向における長さ又はこれら両方の長さをメモリ219に格納する。また、本実施形態によれば、調整部は、記録材110の2面目の画像形成前に検出した当該記録材110のサイズは、2枚目以降の記録材110において、2面目の現像剤像のサイズ調整に利用される。
図14は、第3の実施形態に係る調整部の制御を示すフローチャートである。ここでは、本実施形態に係る調整部217の制御について説明する。なお、以下で説明される処理は、図13に示すステップS1301及びS1307の詳細な処理に相当する。また、図8の説明と重複する処理については、省略される。
まず、ステップS1401において、調整部217は、記録材110の印刷が1面目の印刷であるか否かを判定する。1面目の印刷である場合、図8と同様の処理が実施される。すなわち、ステップS1402からS1407の処理は、それぞれステップS801からS806に相当する。一方、2面目の印刷である場合、ステップS1408において、調整部217は、記録材110の2面目の副走査方向における長さが既知であるか否かを判定する。
2面目の副走査方向における長さが既知である場合、ステップS1409において、調整部217は、既知である2面目の副走査方向における長さに周辺マージンを足し合わせた長さを現像剤像の副走査方向における長さとして決定する。一方、既知でない場合、ステップS1410において、調整部217は、画像形成装置100において印刷可能な最大サイズの記録材に周辺マージンを足し合わせた長さを現像剤像の副走査方向における長さとして決定する。もちろん、第1の実施形態と同様に、調整部217は、1面目の副走査方向における長さが既知であれば、当該副走査方向における長さと周辺マージンとを足し合わせた長さを現像剤像の副走査方向における長さに決定することが望ましい。
次に、ステップS1411において、調整部217は、記録材110の2面目における主走査方向における長さが既知であるか否かを判定する。2面目の主走査方向における長さが既知である場合、ステップS1412において、調整部217は、既知である2面目の主走査方向における長さに周辺マージンを足し合わせた長さを現像剤像の主走査方向における長さとして決定する。一方、既知でない場合、ステップS1413において、調整部217は、画像形成装置100において印刷可能な最大サイズの記録材に周辺マージンを足し合わせた長さを現像剤像の主走査方向における長さとして決定する。副走査方向における長さと同様に、調整部217は、画像形成前の主走査方向における長さが既知であれば、当該主走査方向における長さと周辺マージンとを足し合わせた長さを現像剤像の主走査方向における長さに決定することが望ましい。
図15は、第3の実施形態において、メモリに記憶される情報を示す図である。ここでは、本実施形態に係る給紙カセット111a及び給紙トレイ111bにセットされる記録材110のサイズを記憶する方法について説明する。なお、図9との説明が重複する記載は、省略される。
図15に示すように、メモリ219には、給紙カセット、給紙トレイごとにセットされる記録材110のサイズが記憶される。さらに、メモリ219は、記録材110の1面目の画像形成前に検出された主走査方向における長さ、副走査方向における長さ又はこれら両方の長さと、記録材110の2面目の画像形成前に検出された主走査方向における長さ、副走査方向における長さ又はこれら両方の長さとが記憶される。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置は、1面目及び2面目の画像形成前に記録材のサイズを検出する。これにより、画像形成装置は、2枚目以降の記録材に対して、前回の画像形成時に1面目の画像形成前に検出されたサイズに基づいて1面目の現像剤像のサイズを設定する。また、画像形成装置は、前回の画像形成時に2面目の画像形成前に検出されたサイズに基づいて2面目の現像剤像のサイズを設定する。よって、本画像形成装置は、1面目の熱圧定着により記録材のサイズが縮小される場合においても、縮小された記録材のサイズに基づき、2枚目以降に形成する現像剤像のサイズを調整するため、トナー消費量を削減しうる。また、本画像形成装置は、記録材のサイズを検出するためのセンサを複数配置する必要が無く、コストを抑制しつつも、トナー消費量を削減しうる。
なお、上述の実施形態において現像剤像のサイズを調整する調整部としては、印刷される画像データを処理して画像サイズを調整する方法がある。また、画像データを処理する方法以外として露光部によって静電潜像を形成する段階で、露光部による露光タイミングを制御して露光領域を調整して現像剤像のサイズを調整することも可能である。
電子写真方式の画像形成装置においては、露光部として例えばレーザ発光部を使用する場合がある。その場合は、検知した記録材のサイズに基づいてレーザ発光のタイミングを調整して現像剤像のサイズを調整すればよい。
また、記録材の種類によって定着後の収縮率が異なることも考えられる。記録材の種類として、例えば記録材の厚みに関するパラメータに基づき画像データのサイズの調整量を補正してもよい。具体的には、記録材が厚い場合は定着後の収縮率が小さく、記録材が薄い場合は定着後の収縮率が厚い記録材に比べて大きいという傾向が想定される。したがって、厚みに関するパラメータに基づいて画像データのサイズを補正することが有効である。
ここで、記録材の厚みに関するパラメータは、ユーザによって指定された記録材の種類に応じて設定しても良いし、記録材の種類を検出するセンサを設けて検出してもよい。
本発明に係る画像形成装置の断面図である。 本発明における画像形成装置の全体構成を示すブロック図である。 本画像形成装置における縁有り印刷された記録材を示す図である。 本画像形成装置における縁無し印刷された記録材を示す図である。 本画像形成装置における縁なし印刷の画像形成を示す図である。 記録材検出部における記録材の主走査方向における長さを検出する方法を示す図である。 記録材検出部における記録材の副走査方向における長さを検出する制御を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る画像形成装置の画像形成の制御を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る調整部の制御を示すフローチャートである。 第1の実施形態において、メモリに記憶される情報を示す図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置の画像形成の制御を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る調整部の制御を示すフローチャートである。 第2の実施形態において、メモリに記憶される情報を示す図である。 第3の実施形態に係る画像形成装置の画像形成の制御を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る調整部の制御を示すフローチャートである。 第3の実施形態において、メモリに記憶される情報を示す図である。
符号の説明
210:制御部
211:CPU
212:帯電部
213:露光制御部
214:現像部
215:転写部
217:調整部
218:記録材検出部
219:メモリ
220:タイマ

Claims (5)

  1. 記録材に余白を設けることなく現像剤像を形成することが可能な画像形成装置であって、
    記録材に余白を設けることなく現像剤像を形成するために、記録材のサイズよりも大きなサイズの現像剤像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部によって形成された現像剤像を記録材に転写する転写部と、前記転写部によって転写された現像剤像を記録材に定着させる定着部と、
    前記定着部によって第一面に現像剤像が定着された記録材の前記第一面の裏面となる第二面に現像剤像を転写するために、記録材を反転させて再び前記転写部へ搬送する両面搬送部と、
    記録材の前記第一面に現像剤像を前記転写部により転写する前、又は、記録材の前記第一面に転写された画像が前記定着部により定着された後に配置され、搬送される記録材のサイズを検出するサイズ検出部と
    を備え、
    前記画像形成部は、記録材の前記第一面及び前記第二面に余白を設けることなく現像剤像を形成する場合に、前記サイズ検出部によるサイズ検出前の記録材のサイズが不明であれば、前記第一面に転写する現像剤像として、予め定められた最大サイズの記録材に対応したサイズの現像剤像を形成し、記録材の前記第二面の現像剤像を前記画像形成部が形成する前に前記サイズ検出部により記録材のサイズを検知し、前記第二面に転写する現像剤像として、前記サイズ検出部によって検出された記録材のサイズ、及び、前記第一面に形成された現像剤像を前記定着部により定着したことによる記録材のサイズの収縮率に応じたサイズの現像剤像を形成し、
    前記収縮率は、記録材の厚さの違いによって異なっており、厚さが厚い記録材の前記収縮率は厚さが薄い記録材の前記収縮率より小さい値であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記サイズ検出部は、記録材の搬送方向に直交する主走査方向の長さを検出する第一検出部、及び、前記記録材の搬送方向の長さを検出する第二検出部の少なくとも一方を有し、
    前記画像形成部は、前記第二面に転写する現像剤像として、前記第一検出部で検出された長さ、及び、前記第二検出部で検出された長さの少なくとも一方の長さに応じたサイズの現像剤像を形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 複数の給紙部と、
    前記サイズ検出部によって検出された複数の前記給紙部毎の記録材のサイズを記憶する記憶部と、をさらに備え、
    前記画像形成部は、複数の前記給紙部のうち、指定された給紙部から給紙された記録材に対して転写される現像剤像として、前記記憶部に記憶されている記録材のサイズに応じたサイズの現像剤像を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 複数の前記給紙部は、
    各給紙部が取り外されたか否かを検知する検知部を含み、
    前記検知部によって、いずれかの前記給紙部が取り外されたことを検知した場合に、取り外された該給紙部について記録材のサイズを示す情報を前記記憶部から削除することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第一検出部は、記録材の搬送方向に対して直交方向に並べて配置される2つの主走査方向センサであって、
    前記第二検出部は、前記記録材を搬送する搬送路上に配置され、記録材の搬送方向に動作する部材を含むフラグセンサであることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2007034040A 2006-02-27 2007-02-14 画像形成装置 Expired - Fee Related JP5196797B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007034040A JP5196797B2 (ja) 2006-02-27 2007-02-14 画像形成装置
US11/677,675 US8027610B2 (en) 2006-02-27 2007-02-22 Image forming apparatus and control method for printing without a margin

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006051168 2006-02-27
JP2006051168 2006-02-27
JP2007034040A JP5196797B2 (ja) 2006-02-27 2007-02-14 画像形成装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007256932A JP2007256932A (ja) 2007-10-04
JP2007256932A5 JP2007256932A5 (ja) 2010-03-18
JP5196797B2 true JP5196797B2 (ja) 2013-05-15

Family

ID=38444143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007034040A Expired - Fee Related JP5196797B2 (ja) 2006-02-27 2007-02-14 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8027610B2 (ja)
JP (1) JP5196797B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009087269A (ja) * 2007-10-02 2009-04-23 Canon Inc 印刷装置
JP5116552B2 (ja) * 2008-04-25 2013-01-09 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5338391B2 (ja) * 2009-03-06 2013-11-13 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP5440257B2 (ja) * 2010-03-01 2014-03-12 株式会社リコー 画像形成装置
US9152090B2 (en) * 2012-07-20 2015-10-06 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus that suppresses deterioration in image quality
CN105848902B (zh) * 2013-12-27 2018-01-02 柯尼卡美能达株式会社 图像形成装置以及图像形成方法
JP5868445B2 (ja) * 2014-03-04 2016-02-24 シャープ株式会社 画像形成装置、画像形成システム、及び画像形成方法
KR20150108192A (ko) 2014-03-17 2015-09-25 삼성전자주식회사 토너 절약 기능을 갖는 화상형성장치 및 그의 인쇄 방법
JP6503811B2 (ja) * 2015-03-18 2019-04-24 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP6519252B2 (ja) * 2015-03-18 2019-05-29 富士ゼロックス株式会社 用紙収容装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP7023611B2 (ja) 2017-04-10 2022-02-22 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6364068A (ja) * 1986-09-05 1988-03-22 Ricoh Co Ltd 静電記録装置
JPH03132673A (ja) * 1989-10-18 1991-06-06 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP3177052B2 (ja) * 1993-03-22 2001-06-18 株式会社東芝 画像形成装置
JP3525572B2 (ja) * 1995-09-12 2004-05-10 松下電器産業株式会社 媒体自動交換装置および記録再生装置
JPH10149057A (ja) * 1996-11-20 1998-06-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JPH113021A (ja) * 1997-06-12 1999-01-06 Hitachi Ltd 電子写真記録装置及び電子写真記録システム
JP4448246B2 (ja) * 2000-03-10 2010-04-07 株式会社リコー 印刷システムおよび印刷方法
JP2002314800A (ja) * 2001-04-09 2002-10-25 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、画像処理装置、画像処理方法、記憶媒体
JP2003026365A (ja) * 2001-07-13 2003-01-29 Canon Inc 画像形成装置及び制御方法並びに記憶媒体
JP2003050519A (ja) * 2001-08-08 2003-02-21 Canon Inc 画像形成装置
US6799011B2 (en) * 2001-11-05 2004-09-28 Seiko Epson Corporation Tandem-type color image forming apparatus
JP4018568B2 (ja) * 2002-04-23 2007-12-05 キヤノン株式会社 画像形成装置、用紙設定制御方法
JP2003316086A (ja) * 2002-04-23 2003-11-06 Canon Inc 画像形成装置
US6895195B2 (en) * 2002-04-24 2005-05-17 Sharp Kabushiki Kaisha Image processing system and method for recording image according to feature/type of the recording member
JP4224761B2 (ja) * 2002-07-08 2009-02-18 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP2004104191A (ja) * 2002-09-05 2004-04-02 Canon Inc 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、および画像処理装置の制御プログラム
JP2005086540A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Seiko Epson Corp 複合機システム
JP4111026B2 (ja) * 2003-03-24 2008-07-02 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
WO2004099883A1 (ja) * 2003-05-08 2004-11-18 Sharp Kabushiki Kaisha 画像形成装置
JP2005025157A (ja) * 2003-06-13 2005-01-27 Sharp Corp 画像形成装置
JP2005078154A (ja) * 2003-08-28 2005-03-24 Seiko Epson Corp 印刷装置、印刷方法、および印刷用プログラム
JP2005088303A (ja) * 2003-09-16 2005-04-07 Fuji Photo Film Co Ltd 画像記録装置及び方法
JP2005199616A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Canon Inc 画像出力装置及びその制御方法
KR100788656B1 (ko) * 2004-02-26 2007-12-26 삼성전자주식회사 용지정렬(整列)장치 및 이를 구비한 전자사진방식화상형성장치
JP4532979B2 (ja) * 2004-05-07 2010-08-25 キヤノン株式会社 画像形成装置及びその制御方法
JP2006102989A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Seiko Epson Corp 印刷装置、印刷システム及びプログラム
JP2006321593A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Canon Inc 画像形成装置
JP2007041112A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007256932A (ja) 2007-10-04
US8027610B2 (en) 2011-09-27
US20070201893A1 (en) 2007-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5196797B2 (ja) 画像形成装置
US8060003B2 (en) Image forming apparatus wherein a setting unit sets an interval of image formation according to a size of a recording medium
JP4799317B2 (ja) 画像形成装置
US7729005B2 (en) Image forming apparatus and its control method
US7570897B2 (en) Duplex image forming apparatus and method with control for ejecting different size recording sheet
JP6546475B2 (ja) 画像形成装置
JP5338391B2 (ja) 画像形成装置
EP3096188B1 (en) Image forming apparatus, image formation system and recording medium
JP5072238B2 (ja) 画像形成装置
JP2017138406A (ja) 画像形成装置、温度制御方法
JP5058649B2 (ja) 定着器制御装置及び画像形成装置
JP2008037528A (ja) シート積載装置、および画像形成装置
JP4926526B2 (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP3249973B2 (ja) 用紙搬送装置
JP5673240B2 (ja) 画像形成装置
US8867982B2 (en) Image forming apparatus and double-sided image forming apparatus
JP2008003484A (ja) 画像形成装置
JP2008089647A (ja) 印刷装置
JPH10115954A (ja) 画像形成装置
JP5595115B2 (ja) 画像形成装置
JP2002338084A (ja) 画像形成装置
JP4314104B2 (ja) 記録材判別装置及び画像形成装置
JP2004299897A (ja) 画像形成装置
JP2000109224A (ja) 用紙検出システムおよび画像形成装置
JPH11301886A (ja) 電子写真プリント装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100203

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111021

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130205

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees