JP2009087269A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンテンツが、用紙サイズとフチ無し印刷とを指定し、用紙サイズと同じサイズで作成されたコンテンツをフチ無し印刷する場合、白スジを出力せずに、しかも必要なオブジェクトが欠けずに印刷することができる印刷装置を提供することを目的とする。
【解決手段】コンテンツがフチ無しである場合、プリンタ側でコンテンツ内のオブジェクトを適切に拡大する印刷装置であり、コンテンツデータに記述されている用紙サイズと印刷装置にセットされている用紙サイズとを比較し、この比較結果に基づいて、上記コンテンツに含まれているオブジェクトを用いてコンテンツデータを拡大する。
【選択図】図8−1

Description

本発明は、フチ無しコンテンツデータを、白スジが出力しないように、コンテンツ内のオブジェクトを適切に拡大させる印刷装置に関する。
一般に、HTML等のML(Markup Language)で、フチ無しコンテンツデータを作成する際、マージン量を0にすることによって、コンテンツに含まれているオブジェクトを、用紙ぎりぎりに配置し、フチ無し印刷を実現する。
しかし、印刷装置の斜行等、搬送誤差によって、用紙の端に白スジができる。この白スジの発生を回避するために、コンテンツデータの全オブジェクトを常に拡大し、白スジが出ないようにすることが考えられる。このように、白スジが出ないようにするための技術がいくつか知られている。
プリンタの記録紙等の能力に従って、レイアウト編集し、画像を欠損することなく良好な印刷結果を得、また、実際の表示には現われないMLソース上のリンク情報等の内容を表示させる発明が知られている(たとえば、特許文献1参照)。この特許文献1記載の発明では、印刷するのに適さない背景を削除する。
また、コンテンツに含まれている情報毎に印刷指定(印刷しない/モノクロ/カラー)することによって、ユーザの意図する画像を印刷指定する発明が知られている(たとえば、特許文献2参照)。
特開2000−330908号公報 特開2003−280836号公報
上記従来例では、コンテンツ作成者が、HTML印刷コンテンツを作成し、フチ無し指定する際に、コンテンツ作成者側は、プリンタ等の出力装置側の印刷可能範囲を知る手段がない。よって、出力装置は、用紙サイズ一杯の領域に、イメージを配置し、フチ無しコンテンツを作成する。しかし、プリンタは、用紙端ぎりぎりのエリアで指定されても、機構的な制約(斜行)によって、若干の白スジが出力されるという問題がある。
また、白スジが出ないようにするために、コンテンツデータの全オブジェクトを拡大し、必要なオブジェクトが外周の近傍に配置されていると、上記必要なオブジェクトが欠けて印刷されることがあるという問題がある。
本発明は、コンテンツが、用紙サイズとフチ無し印刷とを指定し、用紙サイズと同じサイズで作成されたコンテンツをフチ無し印刷する場合、白スジを出力せずに、しかも必要なオブジェクトが欠けずに印刷することができる印刷装置を提供することを目的とする。
本発明は、コンテンツがフチ無しである場合、プリンタ側でコンテンツ内のオブジェクトを適切に拡大する印刷装置である。
本発明によれば、プリンタ側でコンテンツ内のオブジェクトを適切に拡大するので、用紙サイズと同じサイズで作成されたコンテンツをフチ無し印刷する場合、白スジを出力せずに、しかも必要なオブジェクトが欠けないという効果を奏する。
発明を実施するための最良の形態は、次の実施例である。
図1は、本発明の実施例1である印刷装置100を示すブロック構成図である。
印刷装置100は、コンテンツデータを受信し、印刷する装置である。なお、受信するコンテンツデータは、マークアップ言語(Markup Language)であれば、HTML、PDF、SVG等、印刷装置100を解釈できる記述であっても、どのようなコンテンツデータであってもよい。
印刷装置100は、通信制御部11と、判定部12と、コンテンツデータ解釈部13と、中間コード生成部14と、中間コード蓄積部15と、印刷処理部16と、印刷機構17とを有する。
通信制御部11は、イーサネット(登録商標)等、外部との通信制御を行い、外部からコンテンツデータを取得する。
判定部12は、通信制御部11が取得したコンテンツデータの種類に対応して、上記コンテンツデータを解釈する解釈方法を判定する。たとえば、印刷装置100が受信したコンテンツの拡張子情報を用いて、受信したコンテンツデータ種類を判定する。具体的には、HTMLで記述されているコンテンツデータであれば「.html」という拡張子に基づいて、PDFファイルで提供されるコンテンツデータであれば「.pdf」に基づいて、コンテンツデータを解釈する解釈方法を判定する。また、コンテンツデータを取得する前に、上位装置と通信する印刷制御コマンドから予めコンテンツの種類を判定するようにしてもよい。
コンテンツデータ解釈部13は、判定部12が判定した結果に応じて、コンテンツデータを解釈する。
印刷装置100において、上記拡大処理手段は、上記コンテンツに含まれているオブジェクトを用いて、コンテンツデータの全体を拡大する全体拡大を行う手段である。また、上記拡大処理手段は、上記全体拡大を行う際に、用紙からはみ出すことが許容されているオブジェクトと、はみ出すことが許容されていないオブジェクトとを区別する手段である。さらに、上記拡大処理手段は、上記全体拡大を行う際に、用紙からはみ出すことが許容されているオブジェクトが、画像オブジェクトと背景画像オブジェクトとである手段である。しかも、上記拡大処理手段は、上記全体拡大を行う際に、用紙からはみ出すことが許容されていないオブジェクトが、テキストオブジェクト、テーブルオブジェクト、フォームオブジェクトである手段である。そして、上記拡大処理手段は、上記コンテンツに含まれているオブジェクトを用いて、上記コンテンツデータの1イメージだけを拡大する手段である。加えて、上記拡大処理手段は、画像オブジェクトだけを拡大する手段である。また、上記拡大処理手段は、背景画像オブジェクトだけを拡大する手段である。さらに、上記拡大処理手段は、画像オブジェクトと背景画像オブジェクトとの両方を拡大する手段である。
図2は、HTML−Printで記述されているコンテンツデータの内容を示す図である。
このコンテンツデータを用いて、印刷装置100は、コンテンツに記述されている@media情報を用いて、コンテンツがフチ無しであるか否かを判断する。
@pageを記述することによって、マージンがmargin:0.000mm;であると指定されると、用紙サイズ(幅:210mm、高さ:297mm A4サイズに相当する)の領域全体にコンテンツデータを配置することが可能であることを示す。
中間コード生成部14は、コンテンツを解釈して得られたデータから、中間コードを生成する。上記「中間コード」は、コンテンツに含まれているオブジェクトの種類、オブジェクトを配置する位置、幅、高さ情報、さらにテキストオブジェクトの場合は、フォント情報等を、コード化したものである。上記中間コードを生成することによって、印刷装置内でレイアウト処理が可能になる。中間コード生成部14では、位置情報をレイアウト情報として登録し、この際に、オブジェクトに応じて、オブジェクトを拡大処理し、フチ無し印刷を実現する。
図3は、コンテンツデータを、プリンタの印刷可能範囲に合せて拡大させた場合における出力イメージの例を示す図である。
中間コード蓄積部15は、中間コード生成部14が生成した中間コードを、レイアウト情報として蓄積する。図3に示す例では、background.jpgの画像オブジェクト21を、A4用紙サイズぎりぎりに配置し、用紙右上端を起点(0,0)に、幅50mm、高さ70mmの位置に、テキストオブジェクト22が配置されている。これと同様に、テキストオブジェクト23、24、25も、指定位置に配置されている。
中間コードを生成する際に、コンテンツに記述されている用紙サイズ指定と、実際に印刷装置100にセットされている用紙サイズとが同じであるかどうかを判定する判定手段が設けられている。
印刷処理部16は、印刷機構17が処理できるデータを作成する。ここでは、印刷機構17が処理できるように、バンド印刷するエリアの用紙サイズをバンド幅とし、nピクセルをバンド高さとするデータの処理単位である1バンド毎に、JPEG等の画像ファイル等の画像展開処理を行う。そして、1バンドに含まれているオブジェクトを、バンドバッファに合成し、この合成されたデータを印刷機構17に送信する。
図3(a)は、コンテンツデータとして期待される出力結果を示す図である。
この結果、コンテンツが指定している用紙サイズ指定そのままで印刷した場合、図3(a)に示す出力結果を得ることできる。
たとえば、コンテンツの出力サイズが、A4であり、印刷装置100にセットされている用紙サイズが、A4であれば、斜行等、わずかな搬送誤差があると、図3(d)に示すように、用紙端に、白スジができる。
この白スジの発生を回避するために、一般的には、図3(c)に示すように、コンテンツデータに含まれている画像オブジェクト21、テキストオブジェクト22、23、24、25の全てのオブジェクトを、印刷可能範囲まで拡大する。これによって、フチ無し印刷が可能になる。しかし、場合によっては、拡大させたくないコンテンツデータも考えられる。
図4は、コンテンツを拡大させたくないときに、コンテンツを拡大した場合の一例を示す図である。
コンテンツデータには、企業等のロゴの画像オブジェクト31、テキストオブジェクト32、画像オブジェクト33、34、企業等の商標が書かれているテキストオブジェクト35が含まれている。
図4(b)は、上記拡大したくないコンテンツを、図3(c)と同じように、拡大した場合における印刷結果を示す図である。
用紙サイズ端のギリギリの位置に配置されているオブジェクトである画像オブジェクト31、テキストオブジェクト35は、それぞれ、図4(b)に示すように、画像オブジェクト31L、テキストオブジェクト35Lのように配置され、用紙サイズからはみ出す。
このような場合、テキスト等の重要なコンテンツ情報が欠落する。そこで、予め印刷装置100上で、コンテンツデータとして、フチ無し印刷を行うために拡大処理を行う際、画像オブジェクトと背景オブジェクトとは、はみ出してもよい(はみ出すことが許容されている)オブジェクトであるとする。また、テキストオブジェクト、表の枠を表示するテーブルオブジェクト、区切り線を表示する区切りオブジェクト、テキストの入力枠等を表示するフォームオブジェクトは、はみ出した場合に、出力結果としてはよくないブジェクトであるとする。つまり、上記各オブジェクトは、はみ出すことが許容されていないオブジェクトであるとする。印刷装置100の中間コード生成部14は、これらのオブジェクトを区別し、この区別の結果を用いて、拡大処理を適用するか否かを判断する。
中間コード生成部14でコンテンツデータを解釈した結果に基づいて、中間コードを生成する際、拡大処理判定を設けることによって、ユーザが所望するフチ無し印刷を可能にする。
次に、中間コード生成の処理について説明する。
図5は、中間コード生成の処理を示すメインフローチャートである。
まず、S1で、拡大方法を確認する。つまり、拡大判定する。この拡大方法として、全体拡大と、1イメージ拡大処理と、等倍処理とがある。
上記「全体拡大」は、オブジェクトの全てを印刷範囲に合せて拡大する拡大である。上記「1イメージ拡大処理」は、画像オブジェクト、背景画像オブジェクトのそれぞれの数が1つ含まれている場合に、それぞれを拡大処理する拡大である。上記「等倍処理」は、全てのオブジェクトを拡大処理しない処理である。
なお、図2に示すようなHTML−Print記述において、スタイルシートでbackground−imageが指定されていると、印刷装置100は、背景画像オブジェクトとして、処理する。
S1で、プリンタが有する操作部(図示せず)を用いて、ユーザが全体拡大処理、1イメージ拡大処理、等倍処理のうちのいずれか1つの処理を選択することによって、判断するための拡大方法が設定される。また、プリンタの操作部を用いる場合以外に、外部接続機器から、印刷装置100に、USBやネットワーク経由で、設定変更するようにしてもよい。そして、拡大判定(S1)に基づいて、全体拡大処理(S2)、1イメージ拡大処理(S3)、等倍処理(S4)を実行する。
次に、従来の等倍処理S4について説明する。
図6は、等倍処理を示すメインフローチャートである。
中間コード生成部において、コンテンツデータを解釈した結果から、中間コードを生成する。まず、S11で、コンテンツデータを解釈した結果、中間コードを生成するオブジェクトが存在するかどうかを調べ、存在すれば、S12で、実際に用紙に印刷する際のオブジェクトの位置、幅及び高さを決定する。その後に、S13で、オブジェクトの位置情報を、中間コード蓄積部15に格納し、S14で、次のオブジェクトを検索する。
そして、S15で、オブジェクトが存在するかどうかを調べ、存在すれば、S12の処理を行う。全てのオブジェクトの位置情報を確定したら、等倍処理を終了し、中間コード生成処理を終了する。この場合、図3に示すように、コンテンツデータとして期待される出力結果が印刷される。
図7は、全体拡大処理(S2)の動作を示すフローチャートである。
まず、S21で、図2に示すコンテンツ内容の@page情報を用いて、取得した用紙サイズの幅、高さと、印刷装置100が内部記憶装置上で保持している印刷範囲の幅、高さとを用い、幅、高さの拡大率を算出する。その後に、S22で、コンテンツデータを解釈した結果、中間コードを生成するオブジェクトが存在するかどうかを調べ、存在すれば、S23で、実際に用紙に印刷する際のオブジェクトの位置、幅及び高さを決定する。
そして、オブジェクトの左上部のX座標が、0以下であり、かつ右下部のX座標が、用紙サイズの横幅サイズ以上になっていなければ(オブジェクトが用紙サイズの幅を超えていなければ)(S24)、次の判断を行う。つまり、オブジェクトの左上のY座標が、0以下であり、かつ右下部のY座標が、用紙サイズの高さ以上であれば(オブジェクトが用紙サイズの高さを超えていれば)(S25)、コンテンツデータは、用紙いっぱいにオブジェクトを配置していることに相当する。
ちなみに、用紙サイズに対する原点座標は、用紙サイズの左上隅に相当し、その位置から右側の領域が、X>0であり、下側の領域が、Y>0であるとする。上記判定に該当する場合、印刷装置100としては、オブジェクトの拡大を適用するために、全体拡大フラグをセットする。
S24、S25で、条件を満たさなければ、S26で、算出した拡大率に基づいて、拡大した後のオブジェクト位置を算出し、そのオブジェクトの右上隅の座標と、左下隅の座標とが、用紙サイズからはみ出るかどうかを調べる。はみ出す場合、S33で、全体拡大フラグをクリアし、全体拡大処理を行わないようにする。たとえば、図4に示すコンテンツデータの場合、画像オブジェクト31やテキストオブジェクト35のように、用紙サイズ端のギリギリの位置に配置されたオブジェクトについて、全体拡大処理を適用する。この場合、用紙サイズを印刷可能範囲まで拡大すると、画像が切れ、文字情報が欠ける。
図3(a)に示すようなコンテンツデータである場合、画像オブジェクト21の判定の際、S32で全体フラグをセットし、テキストオブジェクト22、23、24、25の判定の際、S26で、はみ出ないことを判断する。したがって、全体拡大処理が適用され、結果として図3(c)に示す出力が得られる。
その後に、S27で、オブジェクトの位置情報を中間コード蓄積部15に格納し、S28で、次のオブジェクトを検索する。そして、S29で、オブジェクトが存在するかどうかを調べ、存在すれば、S23で、オブジェクトの位置を決定する。全てのオブジェクトの位置情報を確定したら、S30で、全体拡大フラグがセットされているかどうかを確認する。フラグがセットされていれば、S31では、S21で求めた拡大率に基づいて、全オブジェクトの位置情報を更新する。
このようにすることによって、用紙サイズ端のぎりぎりに配置されている画像イメージ、背景イメージを可能な限り拡大することができ、図3(c)に示すように、コンテンツデータを、フチ無し印刷として出力する。
図7では、存在するオブジェクトを全て拡大しているが、画像オブジェクト、背景画像オブジェクトだけを拡大するようにしてもよい。
図8−1、図8−2は、1イメージ拡大処理(S3)の際の拡大判定エリア部を示すイメージ図とコンテンツデータとの出力例を示す図である。
図8−1、図8−2で示したコンテンツデータである図8−1(b)には、画像オブジェクト60とテキストオブジェクト61とが1つずつ含まれている。図8−2(b)に示す場合、画像オブジェクト60だけを拡大することによって、拡大された画像オブジェクト60Lを得る。テキストオブジェクト61は、拡大されず、テキストオブジェクト61として、拡大された画像オブジェクト60Lとともに、図8−2(c)に示す出力結果を得ることができる。
また、図8−2(d)には、画像オブジェクト80と、背景画像オブジェクト81とが1つずつ含まれている。この場合、画像オブジェクト80だけを拡大すると、図8−2(e)に示すように、背景画像オブジェクト81の表示されるエリアが異なるので、コンテンツデータの意図する結果と異なる結果になる。そこで、画像オブジェクト80と背景画像オブジェクト81との両方を拡大することによって、コンテンツデータが意図する表示エリアを保ったまま、拡大処理を行い、フチ無し印刷を実現する。
次に、1イメージ拡大処理(S3)について説明する。
図9−1、図9−2は、1イメージ拡大処理(S3)を示すフローチャートである。
まず、S41で、図2に記述されているコンテンツ内容の@page情報を用いて取得した用紙サイズの幅、高さと、印刷装置100が内部記憶装置上で保持する印刷範囲の幅、高さとを比較し、幅、高さの拡大率を算出する。その後、S42で、コンテンツデータを解釈した結果、中間コードを生成するオブジェクトが存在するかどうかを調べる。対象となるコンテンツが存在すれば、S43で、実際に用紙に印刷する際のオブジェクトの位置、幅及び高さを決定する。
その後に、S44で、図2に示すコンテンツデータ内にあるimgタグ情報を、コンテンツデータ解釈部13で解釈した結果を参照することによって、中間コード生成部14は、オブジェクトが画像であるかどうかを判定する。オブジェクトが画像であると判定されれば、S45で、画像オブジェクトの数をインクリメントする。
図10は、拡大画像オブジェクト管理テーブルを示す図である。
S46で、用紙サイズに含まれている画像オブジェクトの数をカウントし、S46で、画像オブジェクトの数が1つであれば、S47で、画像オブジェクト情報を、図10に示す拡大画像オブジェクト管理テーブルに登録する。
登録する情報は、たとえばオブジェクトを認識するためのID番号であるとする。S46で、画像オブジェクトが2つ以上であると判断されれば、拡大処理を解除するために、S58で、図10に示す拡大画像オブジェクト管理テーブルから、登録したオブジェクト情報を削除する。背景画像も同じように、S48で、オブジェクトが背景画像であるかどうかを判断し、背景画像であれば、S49で、背景画像オブジェクトの数をインクリメントする。S50で、背景画像オブジェクトの数が1つであると判断されると、S51で、背景画像オブジェクト情報を、図10に示す拡大背景画像オブジェクト管理テーブルに登録する。
S50で、画像オブジェクトが2つ以上であると判断されれば、拡大処理を解除するために、S59で、図10に示す拡大背景画像オブジェクト管理テーブルから、登録したオブジェクト情報を削除する。
その後に、S52で、オブジェクトの位置情報を中間コード蓄積部15に格納し、S53で、次のオブジェクトを検索する。そして、S54で、オブジェクトが存在するかどうかを調べ、存在すれば、S43の処理に戻り、上記処理を行なう。
S54で、全てのオブジェクトの位置情報が確定したら、S55で、登録した画像オブジェクト、背景画像オブジェクトの左上隅の座標位置が、図8−1に示す左上隅の斜線51の中に位置するかどうかを確認する。上記判定に当てはまる場合、S47で登録した画像オブジェクト、S51で登録した背景画像オブジェクトの右下隅の座標位置が、図8−1に示す右下隅の斜線52の中に位置するかどうかを確認する。上記判定に当てはまる場合、コンテンツデータの画像オブジェクト、背景オブジェクトが、用紙サイズいっぱいに配置されているものと判断する。そして、登録した画像オブジェクト、背景オブジェクトの位置情報を、S57で、更新し、印刷可能範囲まで、オブジェクトを拡大する。
図8−1、図8−2のX_Left、Y_Top、X_Right、Y_Bottomは、印刷装置100がフチ無し処理を行う際の上下左右のはみ出し量である。margin_aは、中間コード生成時に発生する計算誤差によって、フチ無し拡大されないのを防ぐためのマージン量である。
また、上記実施例は、コンテンツデータに、margin指定があった場合におけるコンテンツデータを用いている。しかし、margin指定がなくても、印刷装置100が持つスタイルシートのデフォルトのmargin設定が0mmとなっている場合も、上記と同様に、フチ無し拡大を適用することができる。
上記実施例において、中間コード生成部14は、コンテンツデータに記述されている用紙サイズと印刷装置にセットされている用紙サイズとを比較する比較手段を具備する。また、中間コード生成部14または印刷処理部16は、上記比較手段が比較した結果に基づいて、上記コンテンツに含まれているオブジェクトを用いてコンテンツデータを拡大する拡大処理手段を具備する。
本発明の実施例1である印刷装置100を示すブロック構成図である。 HTML−Printで記述されているコンテンツデータの内容を示す図である。 コンテンツデータを、プリンタの印刷可能範囲に合せて拡大させた場合における出力イメージの例を示す図である。 コンテンツを拡大させたくないときに、コンテンツを拡大した場合の一例を示す図である。 中間コード生成の処理を示すメインフローチャートである。 等倍処理を示すメインフローチャートである。 全体拡大処理(S2)の動作を示すフローチャートである。 1イメージ拡大処理(S3)の際の拡大判定エリア部を示すイメージ図とコンテンツデータとの出力例を示す図である。 1イメージ拡大処理(S3)の際の拡大判定エリア部を示すイメージ図とコンテンツデータとの出力例を示す図である。 1イメージ拡大処理(S3)を示すフローチャートである。 1イメージ拡大処理(S3)を示すフローチャートである。 拡大画像オブジェクト管理テーブルを示す図である。
符号の説明
100…印刷装置、
11…通信制御部、
12…判定部、
13…コンテンツデータ解釈部、
14…中間コード生成部、
15…中間コード蓄積部、
16…印刷処理部、
17…印刷機構。

Claims (10)

  1. 外部からコンテンツデータを取得する通信制御部と;
    上記通信制御部が取得したコンテンツデータの種類に対応して、上記コンテンツデータを解釈する解釈方法を判定する判定部と;
    上記判定部が判定した結果に応じて、コンテンツデータを解釈するコンテンツデータ解釈部と;
    コンテンツを解釈して得られたデータから、中間コードを生成する中間コード生成部と;
    上記中間コード生成部が生成した中間コードを、プリンタに蓄積する中間コード蓄積部と;
    上記中間コード蓄積部が保持している中間コードを、印刷可能なデータに処理する印刷処理部と;
    印刷する機構と;
    を有し、
    上記中間コード生成部は、上記コンテンツデータに記述されている用紙サイズと印刷装置にセットされている用紙サイズとを比較する比較手段を具備する手段であり、
    上記中間コード生成部又は上記印刷処理部は、上記比較手段が比較した結果に基づいて、上記コンテンツに含まれているオブジェクトを用いてコンテンツデータを拡大する拡大処理手段を具備する手段であることを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1において、
    上記拡大処理手段は、上記コンテンツに含まれているオブジェクトを用いて、コンテンツデータの全体を拡大する全体拡大を行う手段であることを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項2において、
    上記拡大処理手段は、上記全体拡大を行う際に、用紙からはみ出すことが許容されているオブジェクトと、はみ出すことが許容されていないオブジェクトとを区別する手段であることを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項3において、
    上記拡大処理手段は、上記全体拡大を行う際に、用紙からはみ出すことが許容されているオブジェクトが、画像オブジェクトと背景画像オブジェクトとである手段であることを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項3において、
    上記拡大処理手段は、上記全体拡大を行う際に、用紙からはみ出すことが許容されていないオブジェクトが、テキストオブジェクト、テーブルオブジェクト、フォームオブジェクトである手段であることを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1において、
    上記拡大処理手段は、上記コンテンツに含まれているオブジェクトを用いて、上記コンテンツデータの1イメージだけを拡大する手段であることを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項6において、
    上記拡大処理手段は、画像オブジェクトだけを拡大する手段であることを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項6において、
    上記拡大処理手段は、背景画像オブジェクトだけを拡大する手段であることを特徴とする印刷装置。
  9. 請求項6において、
    上記拡大処理手段は、画像オブジェクトと背景画像オブジェクトとの両方を拡大する手段であることを特徴とする印刷装置。
  10. 外部からコンテンツデータを取得する通信制御工程と;
    上記通信制御工程で取得されたコンテンツデータの種類に対応して、上記コンテンツデータを解釈する解釈方法を判定する判定工程と;
    上記判定工程で判定された結果に応じて、コンテンツデータを解釈するコンテンツデータ解釈工程と;
    コンテンツを解釈して得られたデータから、中間コードを生成する中間コード生成工程と;
    上記中間コード生成工程で生成された中間コードを、プリンタに蓄積する中間コード蓄積工程と;
    上記中間コード蓄積工程で保持している中間コードを、印刷可能なデータに処理する印刷処理工程と;
    上記印刷可能なデータに応じて、印刷機構で印刷する印刷工程と;
    を有し、
    上記中間コード生成工程は、上記コンテンツデータに記述されている用紙サイズと印刷装置にセットされている用紙サイズとを比較する比較工程を具備する工程であり、
    上記中間コード生成工程又は上記印刷処理工程は、上記比較工程で比較した結果に基づいて、上記コンテンツに含まれているオブジェクトを用いてコンテンツデータを拡大する拡大処理工程を具備する工程であることを特徴とする印刷装置の制御方法。
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