JP4950955B2 - 印刷製版用の画像処理装置、画像処理プログラム、および画像処理方法 - Google Patents

印刷製版用の画像処理装置、画像処理プログラム、および画像処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、印刷製版用の画像処理装置、画像処理プログラム等に関するものであり、更に詳しくは、多言語印刷等に利用される差し替え用のデータ(バージョニングレイヤーのデータ)を含む画像データに対するトラッピング技術に関する。
印刷製版の分野においては、まず、パーソナルコンピュータ等を使用して、印刷物を構成する文字や、ロゴ、絵柄、イラスト等の複数種類の部品を用いた編集処理が行われ、印刷対象をページ記述言語等で記述したページデータが作成される。その後、ページデータに対してRIP処理が施されることにより、印刷機に取り付ける版(刷版)を作成するための画像データが生成される。
ところで、多色印刷時における見当ずれによって色の境界において下地部分が露出することを防止するためにトラッピング処理(トラップ処理)が行われている。トラッピング処理とは、画像上の2つの色が隣接する境界部分に沿って、その両側の色要素を含んだ色で作られた細い図形(以下、「トラップ図形」という。)を配置することである。例えば、図16(a)に示すように、Y色の図形オブジェクト71、C色の図形オブジェクト72、およびM色の図形オブジェクト73がそれぞれ重なるように配置されている場合、トラッピング処理によって、図16(b)に示すように、互いに隣接する図形オブジェクトの境界部分にトラップ図形74a〜cが作成される。なお、トラッピング処理が行われるタイミングの観点から、RIP処理の際に行う「InRIPトラップ」という手法と、RIP処理の前に行う(例えばPDFデータに対して行う)「RIP前トラップ」という手法とが知られている。
ここで、図17に示すフローチャートを参照しつつ、RIP前トラップの場合におけるトラッピング処理の手順について説明する。なお、ページ内には図16(a)に示すように3色の図形オブジェクト71、72、および73が含まれ、これらの図形オブジェクトは、下(背面)から上(前面)に、Y色の図形オブジェクト71、C色の図形オブジェクト72、M色の図形オブジェクト73の順に配置されているものと仮定する。
まず、表示領域内の各画素と当該各画素が表示すべき図形オブジェクトとを対応付けるための処理(以下、「ID描画処理」という。)が行われる(ステップS500)。ID描画処理の際、各図形オブジェクトには、一意の識別番号(以下、「ID」という。)が割り当てられる。例えばページ内にn個の図形オブジェクトがある場合、各図形オブジェクトには、下(背面)から上(前面)に配置されている順に「1」、「2」、・・・、「n」というようにIDが割り当てられる。図16(a)に示す例の場合、図形オブジェクト71には「1」、図形オブジェクト72には「2」、図形オブジェクト73には「3」が割り当てられる。なお、このID描画処理や後述する関係図形リストの作成処理は、特許第3495159号公報に記載されている「画像部品の隣接関係判定方法」を根拠としている。
各図形オブジェクトにIDが割り当てられると、IDの小さい図形オブジェクト(下に配置されている図形オブジェクト)からIDの大きい図形オブジェクト(上に配置されている図形オブジェクト)の順に各画素へのIDの描画が行われる。図16(a)に示す例では、まずY色の図形オブジェクト71について、IDの描画が行われる。その結果、図18(a)に示すような描画結果が得られる。次に、C色の図形オブジェクト72について、IDの描画が行われる。このとき、Y色の図形オブジェクト71とC色の図形オブジェクト72とが重なる領域の画素については、Y色の図形オブジェクト71のIDはC色の図形オブジェクト72のIDによって上書きされる。その結果、図18(b)に示すような描画結果が得られる。さらに、M色の図形オブジェクト73について、IDの描画が行われる。このときも、Y色の図形オブジェクト71のIDおよびC色の図形オブジェクト72のIDに対して上書きが行われる。その結果、図18(c)に示すような描画結果が得られる。これにより、ID描画処理が終了する。
ID描画処理の終了後、図形オブジェクトどうしの重なり(上下方向についての相対的な位置関係)を示すリスト(以下、「関係図形リスト」という。)の作成が行われる(ステップS510)。図19は、図16(a)に示す例において、関係図形リストの作成結果を模式的に示した図である。図19に示すように、ページ内の各図形オブジェクトについて、上方向関係図形リストおよび下方向関係図形リストが作成される。この関係図形リストは、図18(c)に示したID描画処理による描画結果を使用して、以下のようにして作成される。
まず、「ID=1」に着目して表示領域内の各画素を走査する。このとき、「1」が描画されている画素と隣接する画素に「1」以外のIDが描画されていれば、当該IDを上方向関係図形リストに追加する。図18(c)によると「1」は「2」および「3」と隣接しているので、図19に示すように、「ID=1」の図形オブジェクトの上方向関係図形リストに「2」と「3」が追加される。
次に、「ID=2」に着目して表示領域内の各画素を走査する。このとき、「2」が描画されている画素と隣接する画素に「2」以外のIDが描画されていれば、そのIDが「2」よりも小さい値であれば当該IDを下方向関係図形リストに追加し、そのIDが「2」よりも大きい値であれば当該IDを上方向関係図形リストに追加する。これにより、図19に示すように、「ID=2」の図形オブジェクトの上方向関係図形リストに「3」が追加され、「ID=2」の図形オブジェクトの下方向関係図形リストに「1」が追加される。
さらに、「ID=3」についても同様にする。以上のようにして、図19に示すような関係図形リストが作成される。なお、上方向関係図形リストおよび下方向関係図形リストは、詳しくは「関係セル」と呼ばれる構造体の形式になっている。例えば、「ID=3」の図形オブジェクトの下方向関係図形リストは、図20に示すように、「ID=2」についての関係セルと「ID=1」についての関係セルとから成っている。
関係図形リストの作成の終了後、オブジェクト間の隣接ベクトルの抽出が行われる(ステップS520)。ここで、隣接ベクトルとは、トラップ図形を作成すべき位置を決定するための基準となる線であって、2つのオブジェクト間で重なりがある場合に、上(前面)に配置されているオブジェクトの輪郭線のうち下(背面)に配置されているオブジェクトの領域に含まれている部分のことである。
隣接ベクトルの抽出後、各オブジェクトに対してトラップルールの適用が行われる(ステップS530)。ここで、「トラップルール」とは、トラップ図形の属性(色、幅など)を決定するために予め定められている設定情報のことである。また、「トラップルールの適用」とは、生成すべきトラップ図形毎にトラップルールに基づいて属性を決定(設定)することである。具体的には、図20に示した「関係セル」構造体にトラップ属性が記録(設定)される。
トラップルールの適用の終了後、ページ内の全てのオブジェクトについて、関係図形リストの「関係セル」構造体に記録されているトラップ属性に基づいてトラップ図形が出力される(ステップS540)。以上のようにして、多色印刷の際の見当ずれに起因する色の境界部分における下地部分の露出の抑止が図られている。
ところで、従来より、「印刷領域全体のうち一部の領域の内容を差し替えつつ印刷出力する」ということが行われており、このような印刷は「バージョニング印刷」と呼ばれている。例えば、バージョニング印刷のうち「多言語印刷」と呼ばれているものでは、主要部分については言語に関わらず共通して印刷され、所定の文字部分のみが言語に応じて印刷される。また、「店名差し替え印刷」と呼ばれているものでは、主要部分については共通して印刷され、店名部分のみが差し替えられつつ印刷される。バージョニング印刷が行われるシステムにおいては、共通して印刷されるべきデータを含むレイヤー(以下、「ベースレイヤー」という。)と差し替えられつつ印刷されるべきデータを含むレイヤー(以下、「バージョニングレイヤー」という。)とに分けてデータが保存される。
図21は、バージョニング印刷について説明するための図である。図21に示すように、バージョニングレイヤーのデータとして3つのレイヤーのデータ(日本語データ81,英語データ82,ドイツ語データ83)が用意されているものと仮定する。このとき、バージョニング印刷が実行されると、ベースレイヤーのデータ80と日本語データ81とを結合したデータ84、ベースレイヤーのデータ80と英語データ82とを結合したデータ85、およびベースレイヤーのデータ80とドイツ語データ83とを結合したデータ86についての出力が行われる。
このようなバージョニング印刷が行われる際にも、上述したInRIPトラップまたはRIP前トラップによりトラッピング処理が行われている。InRIPトラップが採用されている場合には、バージョニングレイヤー毎に、バージョニングレイヤーのデータとベースレイヤーのデータとを結合したデータにトラッピング処理が施されている。一方、RIP前トラップが採用されている場合には、バージョニングレイヤーに関する部分にはトラッピング処理は施されず、ベースレイヤーに関する部分にのみトラッピング処理が施されている。
なお、特開2006−166223号公報には、図形や文字のオブジェクト毎にトラッピング処理の設定を可能としたカラー画像印刷方法についての発明が開示されている。
特開2006−166223号公報
ところが、RIP前トラップが採用されている場合には、ベースレイヤーのデータとバージョニングレイヤーのデータとの間でのトラッピング処理が行われないので、版ずれが生じた際にベースレイヤーのデータとバージョニングレイヤーのデータとの境界において下地部分が露出するなどの問題が生じる。
また、InRIPトラップが採用されている場合には、印刷出力すべきバージョニングレイヤーの数に等しい回数だけ印刷領域全体に対するトラッピング処理が行わなければならない。例えば、図21に示したようにバージョニングレイヤーとして日本語、英語、およびドイツ語の3つのレイヤーが存在するとき、印刷領域全体に対するトラッピング処理が3回行われる。詳しくは、ベースレイヤーのデータ80と日本語データ81とを結合したデータ84についての印刷領域全体に対するトラッピング処理、ベースレイヤーのデータ80と英語データ82とを結合したデータ85についての印刷領域全体に対するトラッピング処理、およびベースレイヤーのデータ80とドイツ語データ83とを結合したデータ86についての印刷領域全体に対するトラッピング処理が行われる。このため、バージョニングレイヤーのデータが印刷領域全体のうちのごく一部の領域のみに存在している場合でも、印刷領域全体に対するトラッピング処理が繰り返し行われる。その結果、トラッピング処理に多大な時間を要している。
そこで、本発明では、バージョニングレイヤーのデータを含む画像データのトラッピング処理を短時間で行うことができる画像処理装置および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
第1の発明は、印刷対象を構成する複数のオブジェクトを含み複数のレイヤーからなるページデータを読み込み、前記複数のオブジェクトのうち互いに接するオブジェクトの境界部分にトラップ図形を生成する機能を有する画像処理装置であって、
少なくとも第1レイヤーおよび第2レイヤーの2つのレイヤータイプが予め用意され、前記複数のレイヤーのそれぞれのレイヤータイプを前記予め用意されたレイヤータイプのいずれかに設定するためのレイヤータイプ設定手段と、
前記レイヤータイプ設定手段によって前記第1レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクト間の境界部分に前記トラップ図形を生成する第1のトラップ図形生成手段と、
前記レイヤータイプ設定手段によって前記第1レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクトと前記レイヤータイプ設定手段によって前記第2レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクトとの境界部分および前記レイヤータイプ設定手段によって前記第2レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクト間の境界部分に前記トラップ図形を生成する第2のトラップ図形生成手段と、
前記第2のトラップ図形生成手段によって生成されたトラップ図形と、該トラップ図形の生成元のオブジェクトを含み前記レイヤータイプ設定手段によって前記第2レイヤーに設定されているレイヤーとの関連付けを行う関連付け手段と
を備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記レイヤータイプ設定手段によって前記第2レイヤーに設定されたレイヤーが1レイヤーずつ順次に表示オンとなるように当該第2レイヤーに設定されたレイヤーの表示オン/表示オフを切り替える第2レイヤー表示制御手段を更に備え、
前記第2のトラップ図形生成手段は、前記レイヤータイプ設定手段によって前記第1レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクトと前記第2レイヤー表示制御手段によって表示オンにされているレイヤーに含まれるオブジェクトとの境界部分および前記第2レイヤー表示制御手段によって表示オンにされているレイヤーに含まれるオブジェクト間の境界部分に前記トラップ図形を生成することを特徴とする。
第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記レイヤータイプ設定手段によって前記第2レイヤーに設定されたレイヤーの中から前記第2のトラップ図形生成手段によるトラップ図形生成の対象とされるべきレイヤーを選択するためのトラップ図形生成対象選択手段を更に備えることを特徴とする。
第4の発明は、第1から第3までのいずれかの発明において、
所定の文字と前記予め用意されたレイヤータイプのいずれかとが予め対応付けられ、
前記レイヤータイプ設定手段は、前記ページデータに含まれるレイヤーの名称に前記所定の文字が含まれていれば、当該レイヤーのレイヤータイプを当該所定の文字に予め対応付けられたレイヤータイプに設定することを特徴とする。
第5の発明は、印刷対象を構成する複数のオブジェクトを含み複数のレイヤーからなるページデータを読み込み、前記複数のオブジェクトのうち互いに接するオブジェクトの境界部分にトラップ図形を生成する画像処理プログラムであって、
少なくとも第1レイヤーおよび第2レイヤーの2つのレイヤータイプが予め用意され、前記複数のレイヤーのそれぞれのレイヤータイプを前記予め用意されたレイヤータイプのいずれかに設定するためのレイヤータイプ設定ステップと、
前記レイヤータイプ設定ステップで前記第1レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクト間の境界部分に前記トラップ図形を生成する第1のトラップ図形生成ステップと、
前記レイヤータイプ設定ステップで前記第1レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクトと前記レイヤータイプ設定ステップで前記第2レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクトとの境界部分および前記レイヤータイプ設定ステップで前記第2レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクト間の境界部分に前記トラップ図形を生成する第2のトラップ図形生成ステップと、
前記第2のトラップ図形生成ステップで生成されたトラップ図形と、該トラップ図形の生成元のオブジェクトを含み前記レイヤータイプ設定ステップで前記第2レイヤーに設定されているレイヤーとの関連付けを行う関連付けステップと、
をコンピュータのCPUがメモリにおいて実行させる。
第6の発明は、第5の発明において、
前記レイヤータイプ設定ステップで前記第2レイヤーに設定されたレイヤーが1レイヤーずつ順次に表示オンとなるように当該第2レイヤーに設定されたレイヤーの表示オン/表示オフを切り替える第2レイヤー表示制御ステップを更に含み、
前記第2のトラップ図形生成ステップでは、前記レイヤータイプ設定ステップで前記第1レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクトと前記第2レイヤー表示制御ステップで表示オンにされているレイヤーに含まれるオブジェクトとの境界部分および前記第2レイヤー表示制御ステップで表示オンにされているレイヤーに含まれるオブジェクト間の境界部分に前記トラップ図形が生成されることを特徴とする。
第7の発明は、第5または第6の発明において、
前記レイヤータイプ設定ステップで前記第2レイヤーに設定されたレイヤーの中から前記第2のトラップ図形生成ステップにおけるトラップ図形生成の対象とされるべきレイヤーを選択するためのトラップ図形生成対象選択ステップを更に含むことを特徴とする。
第8の発明は、第5から第7までのいずれかの発明において
所定の文字と前記予め用意されたレイヤータイプのいずれかとが予め対応付けられ、
前記レイヤータイプ設定ステップでは、前記ページデータに含まれるレイヤーの名称に前記所定の文字が含まれていれば、当該レイヤーのレイヤータイプが当該所定の文字に予め対応付けられたレイヤータイプに設定されることを特徴とする。
第9の発明は、印刷対象を構成する複数のオブジェクトを含み複数のレイヤーからなるページデータを読み込み、前記複数のオブジェクトのうち互いに接するオブジェクトの境界部分にトラップ図形を生成する画像処理方法であって、
少なくとも第1レイヤーおよび第2レイヤーの2つのレイヤータイプが予め用意され、前記複数のレイヤーのそれぞれのレイヤータイプを前記予め用意されたレイヤータイプのいずれかに設定するためのレイヤータイプ設定ステップと、
前記レイヤータイプ設定ステップで前記第1レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクト間の境界部分に前記トラップ図形を生成する第1のトラップ図形生成ステップと、
前記レイヤータイプ設定ステップで前記第1レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクトと前記レイヤータイプ設定ステップで前記第2レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクトとの境界部分および前記レイヤータイプ設定ステップで前記第2レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクト間の境界部分に前記トラップ図形を生成する第2のトラップ図形生成ステップと、
前記第2のトラップ図形生成ステップで生成されたトラップ図形と、該トラップ図形の生成元のオブジェクトを含み前記レイヤータイプ設定ステップで前記第2レイヤーに設定されているレイヤーとの関連付けを行う関連付けステップと、
を含むことを特徴とする。
上記第1の発明によれば、画像処理装置にはページデータを構成する各レイヤーのレイヤータイプを設定するレイヤータイプ設定手段が設けられ、少なくとも第1レイヤーおよび第2レイヤーの2つのレイヤータイプが予め用意されている。このため、バージョニング印刷が行われるべきときに、レイヤータイプ設定手段によって、共通して印刷されるべきオブジェクトが含まれるレイヤーをベースレイヤーとしての第1レイヤーに設定し、差し替えられつつ印刷されるべきデータが含まれるレイヤーをバージョニングレイヤーとしての第2レイヤーに設定することができる。また、画像処理装置には、ベースレイヤー内のオブジェクト間でのトラッピング処理を行う第1のトラップ図形生成手段と、ベースレイヤー内のオブジェクトとバージョニングレイヤー内のオブジェクトとの間およびバージョニングレイヤー内のオブジェクト間でのトラッピング処理を行う第2のトラップ図形生成手段とが別々に設けられている。このため、「第1のトラップ図形生成手段によるトラッピング処理は1回だけ行われ、第2のトラップ図形生成手段によるトラッピング処理はバージョニングレイヤーの数と同じ回数だけ繰り返し行われる」ように構成することができる。この構成により、トラッピング処理が施されるべきバージョニングレイヤーが複数存在するときに、ベースレイヤー内のオブジェクト間でのトラッピング処理については1回だけ行われ、かつ、複数のバージョニングレイヤーのそれぞれについて各レイヤーに含まれるオブジェクトに関連する部分についてのトラッピング処理が行われる。これにより、バージョニング印刷が行われる際に、バージョニングレイヤー内のオブジェクトに関連する部分についてもトラップ図形を生成しつつ、従来よりも短時間でトラッピング処理が行われる。さらに、画像処理装置には、第2のトラップ図形生成手段によって生成されたトラップ図形とバージョニングレイヤーとを関連付ける関連付け手段が設けられている。このため、バージョニングレイヤー内のオブジェクトに関連して生成されたトラップ図形は当該バージョニングレイヤーのデータとされる。これにより、バージョニング印刷が行われた際に、各バージョニングレイヤーに対応するトラップ図形が印刷結果の一部として正しく出力される。また、表示画面において各レイヤーの表示状態を切り替えることによって、各バージョニングレイヤーに対応するトラップ図形の表示状態が当該各バージョニングレイヤーの表示状態に合わせて切り替えられる。
上記第2の発明によれば、バージョニングレイヤーの表示状態(表示オン/表示オフ)は第2レイヤー表示制御手段によって切り替えられ、表示オンのレイヤーに含まれるオブジェクトに関連する部分についてのみ第2のトラップ図形生成手段によってトラップ図形が生成される。このため、バージョニングレイヤーの表示状態を切り替えることにより、複数のバージョニングレイヤーに対して容易に1レイヤーずつ第2のトラップ図形生成手段によるトラッピング処理を施すことが可能となる。
上記第3の発明によれば、第2レイヤーに設定されたレイヤー(バージョニングレイヤー)毎に、トラッピング処理の対象とするか否かを設定することができる。このため、バージョニングレイヤーが複数存在するときに、「トラッピング処理が必要なバージョニングレイヤーについてのみトラップ図形を生成する」ということが可能となる。これにより、「トラッピング処理が必要な印刷(オフセット印刷など)によって出力されるべきバージョニングレイヤー」と「トラッピング処理が不要な印刷(インクジェット印刷など)によって出力されるべきバージョニングレイヤー」とが混在しているときに、印刷の品質が低下することのないよう、印刷データを生成することができる。
上記第4の発明によれば、所定の文字とレイヤータイプとの対応付けに基づいてレイヤー名を予め付けておけば、トラッピング処理の際に手動でレイヤータイプを設定する必要がなくなる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。
<1.画像処理装置のハードウェア構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。この画像処理装置は、パソコン(パーソナルコンピュータ)を用いて実現されており、本体10と補助記憶装置20と表示部を有する表示装置(CRT等)21とキーボード22やマウス23等の入力装置とを備えている。パソコン本体10には、CPU100とRAMやROM等のメモリ110とネットワークインタフェース部120とディスクインタフェース部130と表示制御部140と入力インタフェース部150とが含まれている。ディスクインタフェース部130には補助記憶装置20が接続され、表示制御部140には表示装置21が接続され、入力インタフェース部150には入力装置が接続されている。また、この画像処理装置はネットワークインタフェース部120によってLAN24に接続されている。
画像処理のためのプログラムP(以下、「画像処理プログラム」という。)は補助記憶装置20に格納されており、この画像処理装置の動作が開始すると、画像処理プログラムPはディスクインタフェース部130を介してメモリ110に読み込まれる。そして、CPU100が画像処理プログラムPを実行することにより、トラッピング処理のための画像処理が実現される。なお、画像処理プログラムPは、例えばCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されて提供される。すなわちユーザは、画像処理プログラムPの記録媒体としてのCD−ROMを購入してCD−ROM駆動装置(不図示)に装着し、そのCD−ROMから画像処理プログラムPを読み出して補助記憶装置20にインストールする。また、これに代えて、LAN24を介して送られる画像処理プログラムPを受信して、補助記憶装置20にインストールするようにしてもよい。
<2.トラッピング処理に関する画像処理の手順>
図2は、本実施形態におけるトラッピング処理に関する画像処理の全体的な処理手順を示すフローチャートである。本実施形態では、レイヤー構造を有するPDF(Portable Document Format)等のページデータがファイルとして補助記憶装置20に格納された後、オペレータの操作によって画像処理プログラムPが起動される。以下、CPU100の動作について説明する。
CPU100は、まず、PDF等のページデータを補助記憶装置20からメモリ110に読み込む(ステップS100)。そして、その読み込んだページデータのフォーマットに応じて、本実施形態に係る画像処理プログラムPで扱うことのできるフォーマットにデータを内部的に変換する(ステップS110)。
ステップS110の終了後、読み込んだページデータに含まれる各レイヤーに対してレイヤータイプを設定するための画面を表示装置21の表示部の表示し、オペレータによる入力を受け付ける(ステップS120)。本実施形態においては、レイヤータイプとして、ベースレイヤーであることを示す「ベース」(第1レイヤー)、バージョニングレイヤーであることを示す「バージョニング」(第2レイヤー)、および補助線など印刷出力しないレイヤーであることを示す「無効」が用意されている。
ステップS120では、例えば図3に示すようなダイアログ(以下、「レイヤータイプ設定ダイアログ」という。)500が表示される。レイヤータイプ設定ダイアログ500には、レイヤー名とレイヤータイプとの対応関係を表示するとともにオペレータによるレイヤータイプの指定を受け付けるためのレイヤータイプ指定領域501と、指定された内容を確定するためのOKボタン508と、処理をキャンセル終了するためのキャンセルボタン509とが含まれている。レイヤータイプ指定領域501のうち符号502で示す部分がマウス23でクリックされると、図4に示すようなリストボックス503が表示される。オペレータは、このリストボックス503に含まれているレイヤータイプの中からいずれか1つを指定(選択)する。このようにして、全てのレイヤーに対してレイヤータイプの指定が行われると、レイヤータイプ設定ダイアログ500は例えば図5に示すような状態となる。レイヤータイプ設定ダイアログ500のOKボタン508が押下されると、ステップS130に進む。
ステップS130では、各バージョニングレイヤーのデータに対してトラッピング処理を施すか否かを設定するための画面を表示装置21の表示部に表示し、オペレータによる入力を受け付ける。このステップS130では、例えば図6に示すようなダイアログ(以下、「トラッピング可否設定ダイアログ」という。)510が表示される。トラッピング可否設定ダイアログ510には、レイヤー名とトラッピング処理の可否との対応関係を表示するとともにトラッピング処理を施すか否かについてのオペレータによる指定を受け付けるためのトラッピング可否指定領域511と、指定された内容を確定するためのOKボタン518と、処理をキャンセル終了するためのキャンセルボタン519とが含まれている。オペレータは、上述したレイヤータイプ設定ダイアログ500と同様にして、リストボックスから(トラッピング処理を)「する」または「しない」のいずれかを指定(選択)する。トラッピング可否設定ダイアログ510のOKボタン518が押下されると、ステップS140に進む。
ステップS140では、ベースレイヤーのデータ間でのトラッピング処理を行う。このステップS140で生成されたトラップ図形のデータはベースレイヤーに挿入される。なお、トラッピング処理自体については従来と同様の手順で行われる。すなわち、図17に示したように、「ID描画処理」、「関係図形リスト作成」、「隣接ベクトル抽出」、「トラップルール適用」、および「トラップ図形出力」の処理が順次行われる。
ステップS140の終了後、処理対象のバージョニングレイヤーの切り替えを行う(ステップS150)。ステップS150からステップS180までの処理はステップS130で「トラッピング処理をする」旨の指定がなされたバージョニングレイヤーの数に等しい回数だけループする(繰り返される)ところ、それぞれのループにおいて処理対象とされるバージョニングレイヤーがこのステップS150で切り替えられる。仮に「日本語」、「英語」、および「ドイツ語」という3つのバージョニングレイヤーについて「トラッピング処理をする」旨の指定がなされている場合、例えば、1回目のループの際には「日本語」、2回目のループの際には「英語」、3回目のループの際には「ドイツ語」が処理対象のバージョニングレイヤーとされる。なお、本実施形態においては、処理対象とするか否かは表示のオン/オフによって切り替えられる。すなわち、上記の例の場合、1回目のループの際には日本語のレイヤーおよびベースレイヤーが表示オンとされ、2回目のループの際には英語のレイヤーおよびベースレイヤーが表示オンとされ、3回目のループの際にはドイツ語のレイヤーおよびベースレイヤーが表示オンとされる。
ステップS150の終了後、「ベースレイヤーのデータと処理対象のバージョニングレイヤーのデータとの間でのトラッピング処理」および「処理対象のバージョニングレイヤーのデータ間でのトラッピング処理」を行う(ステップS160)。これについて、図7を参照しつつ説明する。図7において、符号30,31で示すオブジェクトはベースレイヤーのデータであって、符号32,33で示すオブジェクトは処理対象のバージョニングレイヤーのデータであるものと仮定する。このとき、ステップS160では、オブジェクト31とオブジェクト32との間、オブジェクト31とオブジェクト33との間、およびオブジェクト32とオブジェクト33との間でのトラッピング処理は行われるが、オブジェクト30とオブジェクト31との間でのトラッピング処理は行われない。なお、ステップS160におけるトラッピング処理自体については従来と同様の手順で行われる。
ステップS160の終了後、ステップS160で生成されたトラップ図形のデータと処理対象のバージョニングレイヤーとの関連付けを行う(ステップS170)。具体的には、ステップS160で生成されたトラップ図形のデータが処理対象のバージョニングレイヤーに挿入される。
ステップS170の終了後、「トラッピング処理をする」旨の指定がなされている全てのバージョニングレイヤーについてのトラッピング処理が終了したか否かを判定する(ステップS180)。判定の結果、終了していればステップS190に進み、終了していなければステップS150に戻る。
ステップS190では、出力データとしてのページデータのフォーマットに応じてデータに変換を施す。そして、トラッピング処理済みのページデータを補助記憶装置20に出力する(ステップS200)。ここで、図8を参照しつつ、本実施形態におけるトラッピング処理の前後でのページデータの変化について説明する。なお、図8には、バージョニングレイヤーとして「日本語レイヤー」と「英語レイヤー」とが存在する場合についてのページデータの構成を模式的に示している。ステップS100で読み込まれるページデータには、例えば図8(a)に示すように、ベースレイヤーのデータと日本語レイヤーのデータと英語レイヤーのデータとが含まれる。ステップS140ではベースレイヤーのデータ間でのトラッピング処理が行われるところ、当該トラッピング処理で生成されたトラップ図形のデータは図8(b)において符号41で示すようにベースレイヤーのデータとして追加される。ステップS160ではバージョニングレイヤーのデータに関連するトラッピング処理が行われるところ、当該トラッピング処理で生成されたトラップ図形のデータはバージョニングレイヤーのデータとして追加される。詳しくは、日本語レイヤーのデータに関連するトラッピング処理によって生成されたトラップ図形のデータは図8(b)において符号42で示すように日本語レイヤーのデータとして追加され、英語レイヤーのデータに関連するトラッピング処理によって生成されたトラップ図形のデータは図8(b)において符号43で示すように英語レイヤーのデータとして追加される。そして、ステップS200では、図8(b)に示すような構成のページデータが補助記憶装置20に出力される。ステップS200が終了することにより、トラッピング処理に関する画像処理が終了する。
ところで、本実施形態においては、上記ステップS180の終了後、オペレータはトラッピング処理の結果を画面上で確認することができる。これについて、図9から図13を参照しつつ説明する。なお、ここでは、図9に示すように、ベースレイヤーのデータとして符号34,35,および36で示す図形オブジェクトが存在し、処理対象のバージョニングレイヤーのデータとして日本語レイヤーの文字オブジェクト37と英語レイヤーの文字オブジェクト38とが存在するものと仮定する。
オペレータによる所定の操作によって、表示装置21の表示部に図10から図13に示すような画面(以下、「トラップ図形確認・編集画面」という。)60が表示される。トラップ図形確認・編集画面60には、各レイヤーのデータの表示/非表示を切り替えるためのレイヤーON/OFF指定領域61と、データを表示するためのデータ表示領域62とが含まれている。レイヤーON/OFF指定領域61においては、各レイヤー名に対応するようにチェックボックス611が設けられている。ここで、図10に示すように、全てのチェックボックス611が選択状態(チェックマークが付いた状態)にされると、全てのレイヤーのデータおよびそれらに関連するトラップ図形がデータ表示領域62に表示される。図11に示すように、ベースレイヤー(Base_layer)についてのチェックボックス611のみが選択状態にされると、ベースレイヤーのデータおよびベースレイヤーのデータ間のトラップ図形がデータ表示領域62に表示される。図12に示すように、日本語レイヤー(Japanese_layer)およびベースレイヤーについてのチェックボックス611が選択状態にされると、ベースレイヤーのデータ、日本語レイヤーのデータ、ベースレイヤーのデータ間のトラップ図形、および日本語レイヤーのデータに関連して生成されたトラップ図形がデータ表示領域62に表示される。図13に示すように、英語レイヤー(English_layer)およびベースレイヤーについてのチェックボックス611が選択状態にされると、ベースレイヤーのデータ、英語レイヤーのデータ、ベースレイヤーのデータ間のトラップ図形、および英語レイヤーのデータに関連して生成されたトラップ図形がデータ表示領域62に表示される。以上のように、オペレータは所望のデータをトラップ図形確認・編集画面60に表示させることができ、当該画面上でトラップ図形の編集を行うこともできる。
なお、本実施形態においては、上記ステップS120によってレイヤータイプ設定手段(ステップ)が実現され、上記ステップS130によってトラップ図形生成対象選択手段(ステップ)が実現されている。また、上記ステップS140によって第1のトラップ図形生成手段(ステップ)が実現され、上記ステップS160によって第2のトラップ図形生成手段(ステップ)が実現されている。さらに、上記ステップS150によって第2レイヤー表示制御手段(ステップ)が実現され、上記ステップS170によって関連付け手段(ステップ)が実現されている。
<3.効果>
本実施形態によると、画像処理装置では、ベースレイヤーのデータ間でのトラッピング処理(以下、「第1のトラッピング処理」という。)に加え、ベースレイヤーのデータとバージョニングレイヤーのデータとの間およびバージョニングレイヤーのデータ間でのトラッピング処理(以下、「第2のトラッピング処理」という。)がRIP処理の前に行われる。第1のトラッピング処理については、処理対象のバージョニングレイヤーの数に関わらず、1回だけ施される。第2のトラッピング処理については、処理対象のバージョニングレイヤーの数と等しい回数だけ繰り返して行われる。このため、処理対象のバージョニングレイヤーのそれぞれに対して第2のトラッピング処理が施される。また、第2のトラッピング処理の際には、バージョニングレイヤーのデータに関連する部分についてのみトラッピング処理が施される。以上より、トラッピング処理が施されるべきバージョニングレイヤーが複数存在するときに、ベースレイヤーのデータ間でのトラッピング処理については1回だけ行われ、かつ、複数のバージョニングレイヤーのそれぞれについて各レイヤーに含まれるオブジェクトに関連する部分についてのトラッピング処理が行われる。その結果、バージョニングレイヤーのデータを含む画像データのトラッピング処理が従来よりも短時間で行われる。
図14は、本実施形態における効果を説明するための図である。なお、図14には、処理対象のバージョニングレイヤーとして「日本語レイヤー」と「英語レイヤー」とが存在する場合についてのトラッピング処理に要する時間を模式的に示している。従来のInRIPトラップによれば、ベースレイヤーのデータ間でのトラッピング処理は、バージョニングレイヤーの数に等しい回数だけ行われる。従って、従来のInRIPトラップにおいては、トラッピング処理に要する時間は図14(a)に示すようなものとなる。これに対して、本実施形態によれば、ベースレイヤーのデータ間でのトラッピング処理は、バージョニングレイヤーの数に関わらず1回だけ行われる。従って、本実施形態においては、トラッピング処理に要する時間は図14(b)に示すようなものとなる。以上のことから、本実施形態によれば、従来のInRIPトラップよりもトラッピング処理に要する時間が短くなることが把握される。
ところで、図14では処理対象のバージョニングレイヤーが2つだけ存在する場合を例に挙げているが、処理対象のバージョニングレイヤーの数が増加するにつれて従来における処理時間と本実施形態における処理時間との差が大きくなることが把握される。すなわち、処理対象のバージョニングレイヤーの数が多くなるほど本実施形態による処理時間短縮の効果が大きく現れる。また、図21に示したように、バージョニングレイヤーのデータは印刷領域全体のうちのごく一部の領域のみに存在することが一般的である。従って、バージョニングレイヤーのデータ量はベースレイヤーのデータ量に比べるとごくわずかであることが多い。このため、トラッピング処理全体に要する時間のうち大半は第1のトラッピング処理に要する時間となるが、本実施形態によれば処理対象のバージョニングレイヤーの数に関わらず第1のトラッピング処理は1回だけ行われることになるので、処理時間短縮の効果は大きく現れる。
また、本実施形態によれば、バージョニングレイヤー毎に、トラッピング処理を施すか否かを設定することができる(ステップS130、図6)。このため、バージョニングレイヤーが複数存在するときに、「トラッピング処理が必要なバージョニングレイヤーについてのみトラップ図形を生成する」ということが可能となる。例えば、「バージョニングレイヤーが5つ存在して、そのうちの2つのレイヤーについてはオフセット印刷を行い、残りの3つのレイヤーについてはインクジェット印刷を行う」ということがある。インクジェット印刷のような無版印刷ではトラッピング処理は不要であるので、上記例の場合、本実施形態によれば、「オフセット印刷が行われるべき2つのレイヤーについてのみトラッピング処理を施す」ということが可能となる。これにより、トラッピング処理が必要なバージョニングレイヤーとトラッピング処理が不要なバージョニングレイヤーとが混在しているときに、(印刷の)品質が低下することのないよう、印刷データを生成することができる。
<4.変形例>
<4.1 第1の変形例>
図15は、上記実施形態の第1の変形例において、トラッピング処理に関する画像処理の全体的な処理手順を示すフローチャートである。以下、CPU100の動作について説明する。なお、図15のステップS300からステップS320までについては、上記実施形態におけるステップS100からステップS120までの処理(図2参照)と同様の処理が行われるので説明を省略する。
ステップS320の終了後、処理対象のバージョニングレイヤーの切り替えを行う(ステップS330)。ステップS330からステップS380までの処理はページデータに含まれるバージョニングレイヤーの数に等しい回数だけループする(繰り返される)ところ、それぞれのループにおいて処理対象とされるバージョニングレイヤーがこのステップS330で切り替えられる。なお、本変形例においては、上記実施形態とは異なり、ページデータに含まれる全てのバージョニングレイヤーが順次にトラッピング処理の対象とされる。
ステップS330の終了後、ループが1回目であるか否かの判定を行う(ステップS340)。判定の結果、1回目のループであればステップS350に進み、1回目のループでなければステップS360に進む。
ステップS350では、「ベースレイヤーのデータ間でのトラッピング処理」、「ベースレイヤーのデータと処理対象のバージョニングレイヤーのデータとの間でのトラッピング処理」、および「処理対象のバージョニングレイヤーのデータ間でのトラッピング処理」を行う。ステップS350の終了後、ステップS370に進む。
ステップS360では、「ベースレイヤーのデータと処理対象のバージョニングレイヤーのデータとの間でのトラッピング処理」および「処理対象のバージョニングレイヤーのデータ間でのトラッピング処理」を行う。ステップS360の終了後、ステップS370に進む。
ステップS370では、ステップS350またはステップS360で生成されたトラップ図形のデータとベースレイヤーまたは処理対象のバージョニングレイヤーとの関連付けを行う。詳しくは、ベースレイヤーのデータ間でのトラッピング処理で生成されたトラップ図形のデータはベースレイヤーに挿入され、処理対象のバージョニングレイヤーに関連するトラッピング処理で生成されたトラップ図形のデータは当該処理対象のバージョニングレイヤーに挿入される。
ステップS370の終了後、全てのバージョニングレイヤーについてのトラッピング処理が終了したか否かを判定する(ステップS380)。判定の結果、終了していればステップS390に進み、終了していなければステップS330に戻る。そして、ステップS390では出力用の変換が行われ、ステップS400ではページデータの補助記憶装置20への出力が行われる。
本変形例によっても、バージョニングレイヤーが複数存在するときに、ベースレイヤーのデータ間でのトラッピング処理については1回だけ行われ、かつ、複数のバージョニングレイヤーのそれぞれについて各レイヤーに含まれるオブジェクトに関連する部分についてのトラッピング処理が行われる。その結果、バージョニングレイヤーのデータを含む画像データのトラッピング処理が従来よりも短時間で行われる。
<4.2 第2の変形例>
上記実施形態においては、各レイヤーのレイヤータイプはレイヤータイプ設定ダイアログを用いてオペレータによって指定されるよう構成されていたが、本発明はこれに限定されず、レイヤー名の接頭辞(プレフィックス)や接尾辞(サフィックス)に基づいてレイヤータイプが設定されるようにしても良い。これにより、例えば「“BASE”から始まる名称のレイヤーはベースレイヤーとし、それ以外のレイヤーはバージョニングレイヤーとする」と設定しておき、ユーザがベースレイヤーに“BASE”から始まるレイヤー名を付けておけば、トラッピング処理の際には、印刷出力しないレイヤーのレイヤータイプを「無効」にするだけで良い。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 上記実施形態において、トラッピング処理に関する画像処理の全体的な処理手順を示すフローチャートである。 上記実施形態において、レイヤータイプ設定ダイアログを示す図である。 上記実施形態において、レイヤータイプ設定ダイアログに表示されるリストボックスを示す図である。 上記実施形態において、レイヤータイプ設定後のレイヤータイプ設定ダイアログを示す図である。 上記実施形態において、トラッピング可否設定ダイアログを示す図である。 上記実施形態において、バージョニングレイヤーのデータに関連するトラッピング処理について説明するための図である。 上記実施形態において、トラッピング処理の前後でのページデータの変化について説明するための図である。 上記実施形態において、トラッピング処理の結果の画面上での確認について説明するための図である。 上記実施形態において、全てのレイヤーが表示オンの時のトラップ図形確認・編集画面を示す図である。 上記実施形態において、ベースレイヤーのみが表示オンの時のトラップ図形確認・編集画面を示す図である。 上記実施形態において、日本語レイヤーおよびベースレイヤーが表示オンの時のトラップ図形確認・編集画面を示す図である。 上記実施形態において、英語レイヤーおよびベースレイヤーが表示オンの時のトラップ図形確認・編集画面を示す図である。 上記実施形態における効果について説明するための図である。 上記実施形態の第1の変形例において、トラッピング処理に関する画像処理の全体的な処理手順を示すフローチャートである。 従来例において、トラッピング処理について説明するための図である。 従来例において、トラッピング処理の手順を示すフローチャートである。 従来例において、ID描画処理について説明するための図である。 従来例において、関係図形リストの作成結果を模式的に示した図である。 従来例において、下方向関係図形リストの詳細な構成について説明するための図である。 バージョニング印刷について説明するための図である。
符号の説明
10…パソコン本体
20…補助記憶装置
21…表示装置
100…CPU
110…メモリ
500…レイヤータイプ設定ダイアログ
501…レイヤータイプ指定領域
510…トラッピング可否設定ダイアログ
511…トラッピング可否指定領域
P…画像処理プログラム

Claims (9)

  1. 印刷対象を構成する複数のオブジェクトを含み複数のレイヤーからなるページデータを読み込み、前記複数のオブジェクトのうち互いに接するオブジェクトの境界部分にトラップ図形を生成する機能を有する画像処理装置であって、
    少なくとも第1レイヤーおよび第2レイヤーの2つのレイヤータイプが予め用意され、前記複数のレイヤーのそれぞれのレイヤータイプを前記予め用意されたレイヤータイプのいずれかに設定するためのレイヤータイプ設定手段と、
    前記レイヤータイプ設定手段によって前記第1レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクト間の境界部分に前記トラップ図形を生成する第1のトラップ図形生成手段と、
    前記レイヤータイプ設定手段によって前記第1レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクトと前記レイヤータイプ設定手段によって前記第2レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクトとの境界部分および前記レイヤータイプ設定手段によって前記第2レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクト間の境界部分に前記トラップ図形を生成する第2のトラップ図形生成手段と、
    前記第2のトラップ図形生成手段によって生成されたトラップ図形と、該トラップ図形の生成元のオブジェクトを含み前記レイヤータイプ設定手段によって前記第2レイヤーに設定されているレイヤーとの関連付けを行う関連付け手段と
    を備えることを特徴とする、画像処理装置。
  2. 前記レイヤータイプ設定手段によって前記第2レイヤーに設定されたレイヤーが1レイヤーずつ順次に表示オンとなるように当該第2レイヤーに設定されたレイヤーの表示オン/表示オフを切り替える第2レイヤー表示制御手段を更に備え、
    前記第2のトラップ図形生成手段は、前記レイヤータイプ設定手段によって前記第1レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクトと前記第2レイヤー表示制御手段によって表示オンにされているレイヤーに含まれるオブジェクトとの境界部分および前記第2レイヤー表示制御手段によって表示オンにされているレイヤーに含まれるオブジェクト間の境界部分に前記トラップ図形を生成することを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記レイヤータイプ設定手段によって前記第2レイヤーに設定されたレイヤーの中から前記第2のトラップ図形生成手段によるトラップ図形生成の対象とされるべきレイヤーを選択するためのトラップ図形生成対象選択手段を更に備えることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 所定の文字と前記予め用意されたレイヤータイプのいずれかとが予め対応付けられ、
    前記レイヤータイプ設定手段は、前記ページデータに含まれるレイヤーの名称に前記所定の文字が含まれていれば、当該レイヤーのレイヤータイプを当該所定の文字に予め対応付けられたレイヤータイプに設定することを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 印刷対象を構成する複数のオブジェクトを含み複数のレイヤーからなるページデータを読み込み、前記複数のオブジェクトのうち互いに接するオブジェクトの境界部分にトラップ図形を生成する画像処理プログラムであって、
    少なくとも第1レイヤーおよび第2レイヤーの2つのレイヤータイプが予め用意され、前記複数のレイヤーのそれぞれのレイヤータイプを前記予め用意されたレイヤータイプのいずれかに設定するためのレイヤータイプ設定ステップと、
    前記レイヤータイプ設定ステップで前記第1レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクト間の境界部分に前記トラップ図形を生成する第1のトラップ図形生成ステップと、
    前記レイヤータイプ設定ステップで前記第1レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクトと前記レイヤータイプ設定ステップで前記第2レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクトとの境界部分および前記レイヤータイプ設定ステップで前記第2レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクト間の境界部分に前記トラップ図形を生成する第2のトラップ図形生成ステップと、
    前記第2のトラップ図形生成ステップで生成されたトラップ図形と、該トラップ図形の生成元のオブジェクトを含み前記レイヤータイプ設定ステップで前記第2レイヤーに設定されているレイヤーとの関連付けを行う関連付けステップと、
    をコンピュータのCPUがメモリにおいて実行させる、画像処理プログラム。
  6. 前記レイヤータイプ設定ステップで前記第2レイヤーに設定されたレイヤーが1レイヤーずつ順次に表示オンとなるように当該第2レイヤーに設定されたレイヤーの表示オン/表示オフを切り替える第2レイヤー表示制御ステップを更に含み、
    前記第2のトラップ図形生成ステップでは、前記レイヤータイプ設定ステップで前記第1レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクトと前記第2レイヤー表示制御ステップで表示オンにされているレイヤーに含まれるオブジェクトとの境界部分および前記第2レイヤー表示制御ステップで表示オンにされているレイヤーに含まれるオブジェクト間の境界部分に前記トラップ図形が生成されることを特徴とする、請求項5に記載の画像処理プログラム。
  7. 前記レイヤータイプ設定ステップで前記第2レイヤーに設定されたレイヤーの中から前記第2のトラップ図形生成ステップにおけるトラップ図形生成の対象とされるべきレイヤーを選択するためのトラップ図形生成対象選択ステップを更に含むことを特徴とする、請求項5または6に記載の画像処理プログラム。
  8. 所定の文字と前記予め用意されたレイヤータイプのいずれかとが予め対応付けられ、
    前記レイヤータイプ設定ステップでは、前記ページデータに含まれるレイヤーの名称に前記所定の文字が含まれていれば、当該レイヤーのレイヤータイプが当該所定の文字に予め対応付けられたレイヤータイプに設定されることを特徴とする、請求項5から7までのいずれか1項に記載の画像処理プログラム。
  9. 印刷対象を構成する複数のオブジェクトを含み複数のレイヤーからなるページデータを読み込み、前記複数のオブジェクトのうち互いに接するオブジェクトの境界部分にトラップ図形を生成する画像処理方法であって、
    少なくとも第1レイヤーおよび第2レイヤーの2つのレイヤータイプが予め用意され、前記複数のレイヤーのそれぞれのレイヤータイプを前記予め用意されたレイヤータイプのいずれかに設定するためのレイヤータイプ設定ステップと、
    前記レイヤータイプ設定ステップで前記第1レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクト間の境界部分に前記トラップ図形を生成する第1のトラップ図形生成ステップと、
    前記レイヤータイプ設定ステップで前記第1レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクトと前記レイヤータイプ設定ステップで前記第2レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクトとの境界部分および前記レイヤータイプ設定ステップで前記第2レイヤーに設定されたレイヤーに含まれるオブジェクト間の境界部分に前記トラップ図形を生成する第2のトラップ図形生成ステップと、
    前記第2のトラップ図形生成ステップで生成されたトラップ図形と、該トラップ図形の生成元のオブジェクトを含み前記レイヤータイプ設定ステップで前記第2レイヤーに設定されているレイヤーとの関連付けを行う関連付けステップと、
    を含むことを特徴とする、画像処理方法。
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