JP2011242936A - 検版支援方法、その装置及びそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】規則的に配置された多数の文字情報を含む編集データを検版する場合であっても、相違箇所を容易に識別可能であり、検版作業の効率を向上することを可能とする検版支援方法、その装置及びそのプログラムを提供する。
【解決手段】第1画像146又は第2画像147を印刷する際の解像度を取得し、取得された前記解像度に応じてブロックBKのサイズSh、Svを決定し、複数のブロックBKにより第1及び第2画像データC1、C2の各画像データ領域R1、R2を格子状に区画する。ブロックBK毎に第1及び第2画像データC1、C2の一致性を判別し、データが一致しないと判別されたブロックBK毎に第1画像146又は第2画像147を着色して得られる第1判別画像136又は第2判別画像152の少なくとも一方の画像を含む判別画像を表示する。
【選択図】図5

Description

この発明は、製版過程で作成された第1画像データ及び第2画像データが一致しない箇所を強調した判別画像を所定の表示領域内に表示する検版支援方法、その装置及びそのプログラムに関する。
近時、印刷製版の分野において、例えば初校時の印刷物と再校時の印刷物とを直接的に比較観察するような従来の検版方式ではなく、その出力過程で生成される中間物としての画像データ同士を様々な処理過程で比較演算することで、電子的に検版を行う検版支援ツールが普及しつつある。初校時の画像データと再校時(あるいは修整中)の画像データとを比較することにより、作業者の作業ミスに伴う修整誤り、修整忘れ、不要な修整等の有無を自動的に検査することができる。特に、検版の作業者に注意を喚起させるため、画像データ間の相違箇所を強調して可視化する画像処理技術が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、第1画像と第2画像とを表示画面上であおり表示(画像を交互に表示)する装置が開示されている。これにより、校正刷りを用いた従前の「あおり検版」に代替して、ディスプレイ上で検版作業を実施できる旨が記載されている。
また、特許文献2には、初校と再校との一致箇所を視覚的に低濃度の画像で表現するとともに、相違箇所を初校又は再校のままの画像で表現し、その合成画像を出力させる装置が開示されている。
さらに、特許文献3には、初校と再校とのそれぞれの相違箇所のうち、その相違内容の確認が完了した領域を、所定の色の塗り潰しマスクで覆う差異枠画像を表示させる装置が開示されている。
さらにまた、特許文献4には、初校、再校及び比較結果画像のそれぞれの部分拡大画像をディスプレイの画面上のウィンドウに表示させる装置が開示されている。
すなわち、特許文献1〜4に記載された装置及び方法によれば、画像同士の相違箇所を囲繞する実線又は破線からなる矩形状の線枠を検査画像(あるいは比較結果画像)上に併せて出力することで、前記相違箇所を示唆する旨が記載されている。
特開2010−33350号公報 特開2000−29196号公報 特開2000−29197号公報 特開2000−29198号公報
ところで、新聞や雑誌等のように多数の文字情報が含まれる印刷媒体には、読者にとって文字を読み易くするため、所定の書式に従って各文字が規則的に配列されている。すなわち、所定の段組みの下で、統一された書字方向、文字間隔、行間隔、フォントサイズを用いた文字が配列される、という印刷画像上の特徴を備える。
また、前記印刷媒体の製版に用いる編集データを校正・検版する場面において、文字情報を修整する目的は、タイプ・変換ミス等の誤記のみならず、最新情報への更新、記事の差し替え等のように多岐にわたる。すなわち、このような編集データの修整箇所は複数の位置に無作為に発生する、という検版作業上の特徴を備える。
このような規則的に配置された多数の文字情報を含む編集データを検版する場合、特許文献1〜4に開示された装置及び方法を適用すると以下の不都合があった。
例えば、複数個の相違箇所が各画像データ上に近接して存在する場合、複数の枠線が重ねて形成されるので、それぞれの枠線により囲繞された領域内から文字の形状の差異を認識し、編集データの修整内容を特定する作業時間を要するという不都合を生じていた。特に、編集データの解像度が低い場合、複数の文字を跨ぐように1個又は複数の枠線が形成されると、編集データの修整内容を特定することは容易でない。その結果、上記編集データに対する検版作業の効率が向上しないという問題が顕在化する。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、規則的に配置された多数の文字情報を含む編集データを検版する場合であっても、相違箇所を容易に識別可能であり、検版作業の効率を向上することができる検版支援方法、その装置及びそのプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、製版過程で作成された第1画像データ及び第2画像データが一致しない箇所を強調した判別画像を所定の表示領域内に表示する検版支援方法に関する。
そして、前記第1又は前記第2画像データが表す第1画像又は第2画像を印刷する際の解像度を取得する解像度取得ステップと、画像データ領域を区画するブロックのサイズを、取得された前記解像度に応じて決定するブロックサイズ決定ステップと、決定された前記サイズを有する複数の前記ブロックにより前記第1及び前記第2画像データの各画像データ領域を格子状に区画する領域区画ステップと、区画された前記ブロック毎に前記第1及び前記第2画像データの一致性を判別する一致性判別ステップと、データが一致しないと判別された前記ブロック毎に前記第1画像又は第2画像を着色して得られる第1判別画像又は第2判別画像の少なくとも一方の画像を含む前記判別画像を表示する第1表示ステップとを備えることを特徴とする。
このように、第1画像又は第2画像を印刷する際の解像度を取得する解像度取得ステップと、取得された前記解像度に応じて前記ブロックのサイズを決定するブロックサイズ決定ステップと、決定された前記サイズを有する前記ブロックにより画像データ領域を格子状に区画する領域区画ステップとを設けたので、データの一致性を判別する実際の画像上のサイズを適切に設定可能である。また、データが一致しないと判別された前記ブロック毎に前記第1画像又は第2画像を着色して得られる第1判別画像又は第2判別画像の少なくとも一方の画像を含む前記判別画像を表示する第1表示ステップを設けたのでので、文字情報の相違箇所が文字の配列に沿って適切に強調される。これにより、規則的に配置された多数の文字情報を含む編集データを検版する場合であっても、相違箇所を容易に識別可能であり、検版作業の効率を向上することができる。
また、所定の色で着色された前記第1判別画像と、前記所定の色と異なる色で着色された第2判別画像とを、前記所定の表示領域のうちの第1表示領域内に所定の時間間隔で交互に表示する第1表示ステップをさらに備えることが好ましい。
さらに、前記所定の表示領域のうち前記第1表示領域と重複しない第2表示領域に、前記第1又は前記第2画像のうちいずれか一方の画像を併せて表示する第2表示ステップをさらに備えることが好ましい。
さらに、入力部の操作に応じて、前記第1及び前記第2表示領域に表示された各画像を連動してスクロール表示するスクロール表示ステップをさらに備えることが好ましい。
さらに、入力部の操作に応じて、前記第1及び前記第2表示領域に表示された各画像を連動して拡縮表示する拡縮表示ステップをさらに備えることが好ましい。
さらに、前記第2表示領域に表示された画像に対して注釈情報を付与する注釈情報付与ステップをさらに備えることが好ましい。
さらに、周期的に配列される各前記ブロックと前記画像データ領域との位置関係を決定するブロック位置決定ステップをさらに備えることが好ましい。
さらに、前記ブロックサイズ決定ステップは、前記第1又は前記第2画像データが文字を表す画像データを有する場合、前記文字のサイズ情報及び前記解像度に応じて前記ブロックのサイズを決定することが好ましい。
さらに、前記ブロック位置決定ステップは、前記第1又は前記第2画像データが文字を表す画像データを有する場合、前記文字の間隔又は方向に応じて前記位置関係を決定することが好ましい。
さらに、データが一致しないと判別された前記ブロック内の全画素に対して、所定の値を加算又は減算する色変換処理を施すことで、前記判別画像を表示するための判別画像データを作成する判別画像データ作成ステップをさらに備えることが好ましい。
さらに、前記ブロックサイズ決定ステップは、前記解像度によらず前記ブロックの印刷サイズが同一になるように該ブロックのサイズを決定することが好ましい。
本発明は、製版過程で作成された第1画像データ及び第2画像データが一致しない箇所を強調した判別画像を所定の表示領域内に表示する検版支援装置に関する。そして、前記第1又は前記第2画像データが表す第1画像又は第2画像を印刷する際の解像度を取得する解像度取得部と、画像データ領域を区画するブロックのサイズを、前記解像度取得部により取得された前記解像度に応じて決定するブロックサイズ決定部と、前記ブロックサイズ決定部により決定された前記サイズを有する複数の前記ブロックにより前記第1及び前記第2画像データの各画像データ領域を格子状に区画する領域区画部と、前記領域区画部により区画された前記ブロック毎に前記第1及び前記第2画像データの一致性を判別する画像一致性判別部と、前記画像一致性判別部によりデータが一致しないと判別された前記ブロック毎に前記第1画像又は第2画像を着色して得られる第1判別画像又は第2判別画像の少なくとも一方の画像を含む前記判別画像を表示する表示部とを有することを特徴とする。
本発明は、製版過程で作成された第1画像データ及び第2画像データが一致しない箇所を強調した判別画像を所定の表示領域内に表示させるための検版支援プログラムに関する。そして、コンピュータに、前記第1又は前記第2画像データが表す第1画像又は第2画像を印刷する際の解像度を取得する手段、画像データ領域を区画するブロックのサイズを、取得された前記解像度に応じて決定する手段、決定された前記サイズを有する複数の前記ブロックにより前記第1及び前記第2画像データの各画像データ領域を格子状に区画する手段、区画された前記ブロック毎に前記第1及び前記第2画像データの一致性を判別する手段、データが一致しないと判別された前記ブロック毎に前記第1画像又は第2画像を着色して得られる第1判別画像又は第2判別画像の少なくとも一方の画像を含む前記判別画像を表示させる手段として機能させることを特徴とする。
本発明に係る検版支援方法、その方法及びそのプログラムによれば、第1又は第2画像データが表す第1画像又は第2画像を印刷する際の解像度を取得し、画像データ領域を区画するブロックのサイズを、取得された前記解像度に応じて決定し、決定された前記サイズを有する複数の前記ブロックにより前記第1及び前記第2画像データの各画像データ領域を格子状に区画し、区画された前記ブロック毎に前記第1及び前記第2画像データの一致性を判別し、データが一致しないと判別された前記ブロック毎に前記第1画像又は第2画像を着色して得られる第1判別画像又は第2判別画像の少なくとも一方の画像を含む判別画像を表示するようにしたので、データの一致性を判別する実際の画像上のサイズを適切に設定可能であるとともに、文字情報の相違箇所が文字の配列に沿って適切に強調される。これにより、規則的に配置された多数の文字情報を含む編集データを検版する場合であっても、相違箇所を容易に識別可能であり、検版作業の効率を向上することができる。
本実施の形態に係る検版支援装置が組み込まれた印刷システムの概略説明図である。 図1の画像処理装置の機能ブロック図である。 図1の印刷システムを用いた印刷工程のフローチャートである。 画像表示の初期設定画面の一例である。 第1及び第2判別画像データを作成するためのフローチャートである。 画像データ領域と各ブロックとの位置関係を表す概略説明図である。 検版支援表示画面の第1態様を表す図である。 検版支援表示画面の第2態様を表す図である。 検版支援表示画面の第3態様を表す図である。 検版支援表示画面の第4態様を表す図である。 図11A及び図11Bは、画像データ領域と各ブロックとの位置関係を表す概略説明図である。 図12A〜図12Cは、ブロックの着色例の一部拡大図である。 検版支援表示画面の第5態様を表す図である。
以下、本発明に係る検版支援方法についてそれを実施する検版支援装置並びに印刷システムとの関係において好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る検版支援装置としての画像処理装置20が組み込まれた印刷システム10の概略説明図である。
印刷システム10は、製版サイト12と、印刷サイト14と、データベースサーバ16と、LAN18とを基本的に備える。製版サイト12は、画像処理装置20(検版支援装置)と、校正機22とを備える。
画像処理装置20は、文字、図形、絵柄や写真等から構成されるカラー画像の配置をページ毎に編集が自在であり、ページ記述言語(以下、PDLという。)による製版データあるいは編集工程下の編集データ、例えば、4色(CMYK)や3色(RGB)のカラーチャンネルからなるPDLデータを生成する。
ここで、PDLとは、印刷や表示等の出力単位である「ページ」内で文字、図形等の書式情報、位置情報、色情報(濃度情報を含む)等の画像情報を記述する言語である。例えば、PDF(Portable Document Formatの略で、ISO32000−1:2008に規定)、AdobeSystems社のPostScript(登録商標)やXPS(XML Paper Specification)等が知られている。
画像処理装置20は、PDL形式の編集データに対して所望の画像処理、例えば、色変換処理や配置処理等を行い、ラスタ形式の画像データ(例えば、ビットマップやTIFF;以下、ラスタ画像データという場合がある。)に展開し、校正機22の印刷方式に適した印刷制御信号に変換し、前記校正機22に前記印刷制御信号を送信する各機能を有している。
画像処理装置20は、編集中の画像データ同士を比較検査し、相違箇所を強調して可視化するための判別画像を表示させることで、作業者に対して検版支援を行うことができる。以下、この表示態様を「検版支援表示」という場合がある。
画像処理装置20は、本体26と、表示部28と、入力部30(キーボード32及びマウス34)とを備える。ポインティングデバイスとしてのマウス34に代替し、トラックパッドやトラックボールを用いてもよい。
校正機22は、編集データ(面付けデータ)を校正するための校正刷り24を得る出力装置である。校正機22として、オフセット印刷機と同等の印刷性能を備えるDDCP(Direct Digital Color Proofer)、インクジェットカラープルーファ、低解像度のカラーレーザプリンタ(電子写真方式)やインクジェットプリンタ等が用いられる。
データベースサーバ16は、校正作業が完了した製版データファイル(例えば、TIFFファイル、PDFファイル等)やジョブチケット{例えば、JDF(Job Difinition Format)ファイル}の保存や管理等を行うためのサーバである。
LAN18は、イーサネット(登録商標)等の通信規格に基づいて構築されているネットワークである。製版サイト12と、印刷サイト14と、データベースサーバ16とは相互に接続されている。製版サイト12と印刷サイト14とは異なる作業場に設けられているので、製版サイト12内での製版工程と印刷サイト14内での印刷工程とがLAN18を介して行われる。
印刷サイト14は、データベースサーバ16から取得した製版データファイルに対して所望の画像処理を行う画像処理装置、刷版を作成するためのプレートセッタ、所望のカラー画像を各種メディアに印刷するオフセット印刷機やデジタル印刷機等を備えている。
図2は、図1の画像処理装置20の機能ブロック図である。
本体26は、I/F36と、入稿データ編集部38と、RIP・拡縮処理部40(ラスタイメージングプロセッサ)と、制御部42と、表示制御部44と、I/F46と、印刷制御部48と、I/F50と、メモリ52と、検版処理部54とを備えている。
入稿データ編集部38は、1つ又は複数の入稿データファイルを編集することで、ページ単位の編集データファイルを作成自在である。例えば、配置、色調整、面付け等の編集処理を行う。また、校正印刷の結果を踏まえて、編集データの修整処理を行うこともできる。
RIP・拡縮処理部40は、PDL形式の編集データファイルをラスタ画像データに展開する。また、ラスタ画像データに対して任意の画像倍率で拡縮処理(拡大処理又は縮小処理)を行うこともできる。
制御部42は、CPU等のプロセッサによって構成されてよい。制御部42は、RIP・拡縮処理部40、表示制御部44、検版処理部54等の本体26の各部を制御する。
表示制御部44は、制御部42の制御に従って、表示部28を駆動制御する制御回路である。表示制御部44が表示制御信号をI/F46を介して表示部28に出力することで、表示部28が駆動する。これにより、表示部28は、画像を表示することができる。
印刷制御部48は、制御部42の制御に従って、校正機22を駆動制御する制御回路である。印刷制御部48が印刷制御信号をI/F50を介して校正機22に出力することで、校正機22が駆動する。これにより、校正機22は、校正刷り24を印刷することができる。
メモリ52は、制御部42が各部を制御するのに必要なプログラム及びデータ(例えば、検版処理部54の処理に必要なデータ)や編集データファイル等を記憶している。メモリ52は、不揮発性のメモリ、ハードディスク等の記録媒体であってよい。
検版処理部54は、解像度取得部56と、領域区画部58と、画像比較部60と、画像一致性判別部62と、判別画像データ作成部64と、表示色決定部66と、アノテーション処理部68とをさらに備える。
解像度取得部56は、編集データが表す画像を印刷する際の解像度(以下、単に解像度という場合がある。)を取得する。例えば、編集データに付帯するタグ情報から自動的に取得可能である。
領域区画部58は、比較検査しようとする画像データ領域R1、R2をブロックBK(図6参照)毎にそれぞれ区画する。そして、領域区画部58は、解像度に応じてブロックBKのサイズSh、Sv(図6参照)を決定するブロックサイズ決定部70と、画像データ領域R1、R2上でのブロックBKの相対的位置関係を表すシフト量を決定するブロックシフト量決定部72とを備える。
画像比較部60は、2つのラスタ画像データ(例えば、製版過程で作成された第1画像データC1及び第2画像データC2)をブロックBK毎に比較・評価する。画像一致性判別部62は、ブロックBK毎の比較結果に基づいて、第1画像データC1及び第2画像データC2の一致性を前記ブロックBK毎に判別する。
判別画像データ作成部64は、第1画像データC1及び第2画像データC2が一致しない箇所を強調した判別画像を表示するための判別画像データを作成する。判別画像データには、後述する第1判別画像データD1又は第2判別画像データD2の少なくとも一方が含まれる。
表示色決定部66は、画像を着色表示する際の各色を決定する。そして、表示色決定部66は、データが一致すると判断されたブロックBKでの表示色を決定する一致表示色決定部74と、データが一致しないと判断されたブロックBKでの表示色を決定する不一致表示色決定部76とを備える。
入力部30は、検版支援表示の際の各種設定値を入力する表示設定値入力部80と、判別画像等を表示する範囲やサイズを調整する表示調整部82と、表示画像に対して注釈情報を付与する注釈情報付与部84とを備える。
本実施の形態に係る画像処理装置20は以上のように構成され、上述した各画像処理機能は、基本プログラム(オペレーティングシステム)上で動作する、メモリ52に格納された応用プログラムを用いて実現することができる。
この実施形態に係る印刷システム10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作について図3のフローチャート及び図2の機能ブロック図を参照しながら説明する。
製版サイト12(図1参照)内での作業工程は、ステップS1〜S10から構成されている。本実施の形態では、特に検版工程を中心に説明する。
先ず、作業者は、原稿データの入稿及び編集作業を行う(ステップS1)。図2に示すように、クライアントによる入稿指示に従って、図示しない端末装置は、LAN18を介して、所望の入稿データファイルを画像処理装置20側に供給する。そして、画像処理装置20は、I/F36を介して入稿データファイルを取得し、該入稿データファイルをメモリ52内に一旦記憶する。
そして、作業者の編集作業に応じて、入稿データ編集部38は、1つ又は複数の入稿ファイルデータを用いて、配置、色調整等の編集処理を行い、ページ単位の編集データを作成する。そして、入稿データ編集部38は、指定された綴じ方法や紙折り方法に応じてページ単位で面付けを行う。その後、編集データの作成が終了した旨の通知を受け、メモリ52は、前記入稿データ編集部38により作成した編集データを、編集データファイルとして記憶する。
次いで、作業者は、編集データの種類や作業者の嗜好等に応じて、検版作業の表示設定を行う(ステップS2)。表示制御部44は、作業者による表示設定の要求操作に応じて、図4に示す設定画面100を表示部28に表示させる。
設定画面100には、2個のテキストボックス102、104と、2個の色選択メニュー106、108と、テキストボックス110と、プルダウンメニュー112と、「キャンセル(C)」、「OK(O)」とそれぞれ表示されたボタン114、116とが設けられている。
表示設定値入力部80は、マウス34でのボタン116のクリック操作に応じて、検版支援表示のための初期設定データを本体26側に入力する。ここで、テキストボックス102、104の入力情報は、後述するブロックBKのサイズSh、Sv(図6参照)に相当する。色選択メニュー106からの入力情報は、画像データ領域R1(図6参照)上でのブロックBKの色(図7の第1着色領域142、144)に相当する。色選択メニュー108からの入力情報は、画像データ領域R2(図6参照)上でのブロックBKの色(図8の第2着色領域158、160)に相当する。テキストボックス110からの入力情報は、後述するあおり表示の時間間隔(切替周期)に相当する。プルダウンメニュー112からの入力情報は、比較された画像データ同士の一致部での表示効果の種別に相当する。
次いで、図3に戻って、作業者は、編集データに基づいて校正印刷を行う(ステップS3)。
図2に示すRIP・拡縮処理部40は、印刷指示を受けて、メモリ52から取得した編集データ(PDL形式)をラスタ画像データに展開する。そして、印刷制御部48は、展開されたラスタ画像データを印刷制御信号に変換する。そして、校正機22は、I/F50を介して印刷制御信号を取得し、該印刷制御信号に基づいて図示しないメディア上にカラー印刷することで、校正刷り24を得る。このとき、印刷サイト14での印刷色に一致するように、公知のカラーマッチング技術を用いて校正刷り24の色を調整してもよい。
次いで、作業者は、校正刷り24を目視し、修整箇所がないか否かを確認する(ステップS4)。修整箇所が発見された場合、作業者は、例えば、校正刷り24上に修整箇所及び修整内容を記入する。そして、校正印刷時の編集データを取得し(ステップS5)、必要に応じて前記編集データを修整する(ステップS6)。入稿データ編集部38は、作業者の変更指示に応じて、編集データファイルの内容を変更する。なお、作業者は、修整箇所が記入された校正刷り24を参照しながら、すべての箇所が正しい内容で修整されたか否かを確認してもよい。
次いで、作業者は、すべての修整が完了したものと判断し、最終データを保存する(ステップS7)。メモリ52は、この最終データを新たな編集データファイルとして記憶する。
次いで、作業者は、表示画面上での検版作業を行う(ステップS8)。
本実施の形態では、校正時の編集データ(ステップS5参照)をラスタ形式に展開した第1画像データC1と、修整済みの最終データ(ステップS7参照)をラスタ形式に展開した第2画像データC2とを比較検査する。そして、画像処理装置20は、第1画像データC1及び第2画像データC2が一致しない箇所を強調した判別画像を表示する。さらに、前記判別画像として、第1画像(第1画像データC1が表す画像)に着色して得られる第1判別画像と、第2画像(第2画像データC2が表す画像)に着色して得られる第2判別画像とを用いる。これらの機能を実現するため、画像処理装置20は以下の動作を行う。
先ず、図2に示す検版処理部54は、検版支援表示をするための判別画像データを作成する。第1判別画像を表示するための第1判別データD1、及び第2判別画像を表示するための第2判別データD2の作成方法について、図5のフローチャートを用いて詳細に説明する。
先ず、比較しようとする画像データを取得する(ステップS81)。RIP・拡縮処理部40は、メモリ52に既に記憶されている編集データ(PDL形式)をラスタ形式に展開し、第1画像データC1、第2画像データC2を得る。
次いで、ブロックBKのサイズSh、Svを決定する(ステップS82)。ブロックBKとは、画像データ領域R1、R2を区画する単位領域である。
ブロックBKのサイズSh、Svの決定に先立ち、解像度取得部56は、第1画像又は第2画像を印刷する際の解像度を取得する。編集データファイルのタグ情報を参照してもよいし、該編集データファイルに紐付けられた出力情報を参照してもよい。
ブロックサイズ決定部70は、解像度取得部56から取得した解像度に基づき、ブロックBKのサイズSh、Svを決定する。ここで、サイズShは横方向の画素数であり、サイズSvは縦方向の画素数である。例えば、5mmと設定すると、解像度が300dpi(dot per inch)の場合は約60画素、解像度が600dpiの場合は約120画素に相当する。このように、各ブロックBKの印刷サイズが解像度によらず同一になるようにすれば、実寸の画像領域との対応付けが容易であり、検査効率が向上する。
なお、サイズSh、Svは同一の値であっても異なる値であってもよい。つまり、ブロックBKの形状は、正方形であっても長方形であってもよい。
次いで、画像データ領域R1、R2をブロックBK毎にそれぞれ区画する(ステップS83)。
図6に示すように、第1画像データC1の画像データ領域R1は、二次元格子状に配列された複数の画素Pの位置にそれぞれ対応付けられている。第2画像データC2の画像データ領域R2についても同様である。例えば、縦方向のブロックBKの配列数をM個、横方向のブロックBKの配列数をN個とする。その結果、画像データ領域R1、R2は、M・N個の各領域に区画される。以下、各ブロックBKを特定するために、必要に応じて、ブロックBK(1)〜BK(M・N)と表記する場合がある。
図6の例では、サイズSh、Svはいずれも4であり、1つのブロックBKで区画された領域には、16画素(4×4画素)が含まれている。このように、領域区画部58は、画像データ領域R1、R2をブロックBK毎にそれぞれ区画する(ステップS83)。
あわせて、制御部42は、画像データ領域R1、R2と同じデータ量のメモリ領域(画像データ領域R3、R4)をメモリ52から確保しておく。
次いで、図5に戻って、カウンタiを初期化する(ステップS84)。ここで、iは、ブロックBK(i)の添字を表し、iは、1〜M・Nの整数値を採り得る。
次いで、i番目のブロック内での画素値を比較する(ステップS85)。ここで、第1画像データC1が複数のカラーチャンネルを有する場合は、カラーチャンネル毎に各画素値を比較する。例えば、RGBデータの場合は、R、G及びBについて各画素値を比較する。
次いで、i番目のブロックBK(i)についてデータの一致性を判別する(ステップS86)。ここで、データの一致とは、ブロックBK(i)内のすべての画素値が完全に一致する場合に限らず、一致する画素数の割合で判別してもよい。また、画素値が完全に一致する場合に限られず、画素値の差分が許容範囲に収まるか否かで判別してもよい。
次いで、データが一致すると判別された場合は、第1画像データC1に対して薄色処理を行うとともに(ステップ87)、第2画像データC2に対して薄色処理を行う(ステップ88)。不一致表示色決定部76は、プルダウンメニュー112(図4参照)で選択された方式に従って、着色方法を予め決定しておく。
そして、判別画像データ作成部64は、不一致表示色決定部76から取得した着色方法を用いて、第1画像データC1及び第2画像データC2に対して色変換処理を施す。
この色変換処理のアルゴリズムの種類は問わず、例えば、ブロックBK(i)内のすべての画素に対して、所定の値を一律に加算又は減算する色変換処理を施すことで、色を薄くしてもよい。これにより、演算処理の高速化が図れる。
また、プルダウンメニュー112(図4参照)で「そのままの色で表示」なる選択項目を設けて、色変換処理を行わないようにしてもよい。
一方、データが一致しないと判別された場合は、第1画像データC1に対して第1色で着色処理を行うとともに(ステップ89)、第2画像データC2に対して第2色で着色処理を行う(ステップS90)。一致表示色決定部74は、色選択メニュー106(図4参照)で選択された色を第1色として予め決定しておくとともに、色選択メニュー108(図4参照)で選択された色を第2色として予め決定しておく。
そして、判別画像データ作成部64は、一致表示色決定部74から取得した第1色に着色するように、第1画像データC1に対して色変換処理を施す。また、判別画像データ作成部64は、一致表示色決定部74から取得した第2色に着色するように、第2画像データC2に対して色変換処理を施す。
これらの色変換処理のアルゴリズムの種類は問わず、例えば、ブロックBK(i)内のすべての画素に対して、所定の値を一律に加算又は減算する色変換処理を施すことで、着色してもよい。これにより、演算処理の高速化が図れる。
両者の差異を強調するために、第1色と第2色との色差が大きいことが好ましい。例えば、第1色を緑色、第2色を赤色に設定してもよい。また、第1色及び第2色として彩度が高い色を用いることで、さらに視認性が向上する。あるいは、編集データの内容(例えば、背景色)に応じて、第1色及び第2色を適宜変更してもよい。
次いで、図5に戻って、ステップS87〜S90で処理した画像データをメモリ52に格納する(ステップS91)。判別画像データ作成部64は、画像データ領域R3内のブロックBK(i)に応じた領域に、色変換処理後の第1画像データをそれぞれ格納する。また、判別画像データ作成部64は、画像データ領域R4内のブロックBK(i)に応じた領域に、色変換処理後の第2画像データをそれぞれ格納する。
次いで、カウンタiとブロックBKの総数M・Nとの大小関係を比較する(ステップS92)。すなわち、区画された全ブロックBKについてデータの比較を行ったか否かを判別する。i<M・Nの場合は、カウンタiを1だけ加算した後(ステップS93)、ステップS85に戻って、ステップS85〜93を繰り返す。i≧M・Nの場合は、全ブロックBKについてデータの比較を行ったものとして比較処理を終了する。
このようにして、判別画像データ作成部64は、第1判別画像データD1及び第2判別画像データD2を作成する。なお、第1判別画像データD1及び第2判別画像データD2を適切なサイズや階調で表示部28に表示させるため、適切な画像拡縮処理、色変換処理等の各種画像処理を施してもよい。
続いて、画像データの相違箇所を強調した判別画像の表示態様について、図7〜図9を参照しながら説明する。
表示制御部44は、作業者による検版開始の要求操作に応じて、図7に示す表示画面120を表示部28に表示させる。
表示画面120は、ツールバー122と、第1表示領域124と、第2表示領域126と、上下方向に移動が自在である2つのスクロールバー128、130と、左右方向に移動が自在である2つのスクロールバー132、134とを備える。
ツールバー122は、表示画面120の上方部に左右方向に延在して設けられている。ツールバー122は、多数のアイコン(詳細は後述する。)を備えている。
表示画面120の左側にある第1表示領域124には、第1判別画像データD1の一部を表す第1判別画像136が表示されている。第1判別画像136として、白地からなる背景部138と、多数の文字(図7例ではアルファベット)からなる文字部140と、該文字部140の一部に重畳された矩形状の第1着色領域142、144とが併せて表示されている。ハッチングで示した第1着色領域142、144は、背景部138や文字部140の表示色とは異なる所定の色(第1色)で着色されている。第1着色領域142の表示色と、その内部の文字「b」の表示色は、視認可能な程度のコントラストを有している。同様に、第1着色領域144の表示色と、その内部の文字「o」の表示色は、視認可能な程度のコントラストを有している。
一方、表示画面120の右側にある第2表示領域126には、第1画像データC1の一部を表す第1画像146(あるいは、第2画像データC2の一部を表す第2画像147)が表示されている。第1画像146として、白地からなる背景部148と、多数の文字(図7例ではアルファベット)からなる文字部150とが併せて表示されている。
ここで、第1表示領域124と、第2表示領域126とは、同じ表示領域のサイズを有する。そして、第1判別画像136及び第1画像146は、同一の画像領域の一部分がそれぞれ表示されている。
表示制御部44は、図7の表示画面120の表示制御を開始してから、所定時間を経過した後、図8の表示画面120aへの表示に切り替える。表示画面120aは表示画面120とほぼ同様の構成であるので、詳細な説明を省略し、相違する点のみを説明する。
図8の第1表示領域124には、第2判別画像データD2の一部を表す第2判別画像152が表示されている。第2判別画像152として、白地からなる背景部154と、多数の文字からなる文字部156と、該文字部156の一部に重畳された矩形状の第2着色領域158、160とが併せて表示されている。ダブルハッチングで示した第2着色領域158、160は、背景部154、文字部156及び第1着色領域142、144(図7参照)の表示色とは異なる色(第2色)で着色されている。第2着色領域158の表示色と、その内部の文字「d」の表示色は、視認可能な程度のコントラストを有している。同様に、第2着色領域160の表示色と、その内部の文字「a」の表示色は、視認可能な程度のコントラストを有している。
そして、表示制御部44は、図8の表示画面120aの表示制御を開始してから、所定時間を経過した後、図7の表示画面120への表示に切り替える。このように、表示制御部44は、同一の表示領域である第1表示領域124内に所定の時間間隔で第1判別画像136(図7参照)と第2判別画像152(図8参照)とを交互に表示させる。
このように構成することで、第1画像データC1(第1画像136)及び第2画像データC2(第2画像152)の第1の相違箇所である「b」及び「d」、並びに第2の相違箇所である「a」及び「o」を異なる色(第1色及び第2色)でそれぞれ着色してあおり表示することで、相違箇所を強調して可視化できる。
スクロールバー128は、マウス34によるドラッグ操作を受けて、図7に示す第1表示領域124内に表示された第1判別画像136(又は第2判別画像152)を上下方向にスライド表示させることが可能である。
図9に示すように、ポインタ162がスクロールバー128の配設位置を指示する状態下、マウス34によるドラッグ操作に応じて、第1判別画像136が上下方向にスライド表示される。図9に示すスクロールバー128bの位置では、図7に示す第1判別画像136に対し、下方向に移動された第1判別画像136bが表示されている。すなわち、第1判別画像136(図7参照)の構成要素である背景部138、文字部140、第1着色領域142、144が、下方向に移動された背景部138b、文字部140b、第1着色領域142bとして表示されている。なお、第1着色領域144bは、第1表示領域124の範囲外(上方)の位置に存在するので、図9では表示されていない。
同様に、スクロールバー132は、マウス34によるドラッグ操作を受けて、図7に示す第1表示領域124内に表示された第1判別画像136(又は第2判別画像152)を左右方向にスライド表示させることが可能である。
本実施の形態では、スクロールバー128、132のスライド操作に連動して、図7に示す第1表示領域124内に表示された第1判別画像136と、第2表示領域126内に表示された第1画像146(又は第2画像147)とを同時に同一の移動量だけスライド表示させる構成を採っている。また、スクロールバー130、134のスライド操作に連動して、前記第1判別画像136と、前記第1画像146(又は前記第2画像147)とを同時にスライド表示させる構成を採っている。
このように、第1表示領域124であおり表示された画像(第1判別画像136及び第2判別画像152)と、第2表示領域126で表示された画像(第1画像146又は第2画像147のいずれか一方の画像)とを連動してスライドさせることで、両画像の観察位置を常に一致させることができる。これにより、作業者は、一方の画面(第1表示領域124)上で相違箇所の存在を確認しながら、他方の画面(第2表示領域126)上で修整作業の確認をすることができる。
なお、第2表示領域126内に第1画像146が表示されている場合には、第1色のカラーパッチを併せて表示してもよく、あるいは第1画像146に重畳して表示してもよい。同様に、第2表示領域126内に第2画像147が表示されている場合には、第2色のカラーパッチを併せて表示してもよく、あるいは第2画像147に重畳して表示してもよい。このようにすれば、作業者は、第2表示領域126に現在表示されている画像の種別を容易に識別できる。
次いで、図3に戻って、作業者は、修整が完了したか否かを判断する(ステップS9)。すべて修整が完了していない場合は、ステップS6に戻り、ステップS6〜S9の作業を繰り返す。
一方、ステップS3にて発見した修整作業がすべて完了した場合は、ステップS3に戻って、校正印刷を再度行う(ステップS3)。校正機22による印刷では、ステップS7で記憶された新たな編集データファイルを用いる。以下、作業者は、編集データの修整箇所がなくなるまでステップS3〜S9を繰り返す。そして、校正作業が終了すると、製版データファイルのデータ内容が確定する。
次いで、作業者は、製版データファイルをデータベースサーバ16にアップロードする(ステップS10)。制御部42は、メモリ52に記憶した最新の編集データファイルをI/F36、LAN18を介して、データベースサーバ16側に送信する。
最後に、作業者は、印刷工程を行う(ステップS11)。印刷サイト14は、データベースサーバ16が保持する製版データファイルをダウンロードする。その後、画像処理装置により所望の画像処理がなされ、プレートセッタにより刷版が作成され、オフセット印刷機によりカラー画像が印刷される。あるいは、刷版を作成することなく、デジタル印刷機を用いて直接印刷してもよい。
以上のようにして、入稿から印刷までの印刷フローの全工程が終了する。
ところで、画像処理装置20を用いた検版支援表示の更なる機能について、図10〜図13を参照しながら説明する。図7〜図9に示すツールバー122上の各アイコンを用いて、種々の態様の画像表示をすることができる。
なお、以下に示す各種表示設定の変更に伴い、各種画像データを再度処理した上で、表示制御部44に更新して表示させることは言うまでもない。例えば、判別画像データ作成部64は、図5のフローチャートに従って、第1判別画像データD1又は第2判別画像データD2を再度作成する場合がある。あるいは、表示制御部44は、第1画像データC1、第2画像データC2、第1判別画像データD1又は第2判別画像データD2の切り取り範囲を変更する場合がある。あるいは、RIP・拡縮処理部40は、第1画像データC1、第2画像データC2、第1判別画像データD1又は第2判別画像データD2に対して画像拡縮処理を再度行う場合がある。
表示調整部82は、マウス34の所定の操作に従って、表示の各種調整量を本体26側に入力する。これにより、設定画面100(図4参照)での表示態様を種々調整することができる。以下説明する。
図7に示す調整バー200は、バーの指示位置を上下移動することで、ブロックBKのサイズSh、Sv(図6参照)の微調整が可能なアイコンである。例えば、調整バー200の中央位置は、テキストボックス102、104(図4参照)で入力したサイズSh、Svに対応し、指示位置を上方へスライドするとサイズSh、Svが大きくなり、指示位置を下方へスライドするとサイズSh、Svが小さくなるように設定される。
色選択メニュー202は、図示しないカラーパレットから1つの色を選択することで、第1着色領域142、144(図7参照)の表示色である第1色の変更が可能なアイコンである。例えば、色選択メニュー106(図4参照)で入力した色が初期状態として予め設定されている。ステップS8の検版作業中であっても、色選択メニュー202を用いて第1色の変更が自在である。
色選択メニュー204は、図示しないカラーパレットから1つの色を選択することで、第2着色領域158、160(図8参照)の表示色である第2色が変更可能なアイコンである。例えば、色選択メニュー108(図4参照)で入力した色が初期状態として予め設定されている。ステップS8の検版作業中であっても、色選択メニュー202を用いて第2色の変更が自在である。
調整バー206は、バーの指示位置を上下移動することで、あおり周期の微調整が可能なアイコンである。例えば、調整バー206の中央位置は、テキストボックス110(図4参照)で入力したあおり表示の時間間隔に対応し、指示位置を上方へスライドすると時間間隔が長くなり、指示位置を下方へスライドすると時間間隔が短くなるように設定される。
アイコン208は、マウス34によるクリック操作を受けて、図7等に示す第1表示領域124内に表示された第1判別画像136と、第2表示領域126内に表示された第1画像146(又は第2画像147)とを同時に拡大表示させることが可能なアイコンである。
図10に示すように、ポインタ162がアイコン208の配設位置を指示する状態下、マウス34によるクリック操作に応じて、2倍の画像倍率で拡大された第1判別画像136cと、第1画像146c(又は第2画像147c)がそれぞれ表示される。すなわち、第1判別画像136(図7参照)の構成要素である背景部138、文字部140、第1着色領域142、144が、2倍の画像倍率で拡大された背景部138c、文字部140c、第1着色領域142cとして表示されている。なお、第1着色領域144cは、第1表示領域124の範囲外の位置に存在するので、図10では表示されていない。
同様に、第1画像146(図7参照)の構成要素である背景部148、文字部150が、2倍の画像倍率で拡大された背景部148c、文字部150cとして表示されている。
一方、ポインタ162がアイコン210の配設位置を指示する状態下、マウス34によるクリック操作に応じて、例えば0.5倍の画像倍率で縮小された第1判別画像136cと、第1画像146c(又は第2画像147c)がそれぞれ表示される。なお、作業効率等を勘案して、1回のクリック操作当たりの表示倍率の変化量(増減量)を予め定めておくことができる。
このようにして、各画像の表示倍率を自在に変更することにより、検版作業の効率を向上できる。具体的には、表示倍率を小さくした状態で、第1判別画像136等の画像の全体を表示することにより、修整位置を容易に把握することができる。そして、位置を把握した上で、第1判別画像136cの第1着色領域142cを拡大表示することにより、修整内容を容易に確認することができる。
さらに、第1表示領域124及び第2表示領域126に表示された各画像を連動して拡縮表示することで、作業者は、両者の画像を照合しながら修整内容を確認できるため、一層効率的である。
図7に戻って、アイコン212は、マウス34によるクリック操作を受けて、第1表示領域124内に表示された第1着色領域142、144(又は第2着色158、160)の位置を上下方向や左右方向にシフトさせることが可能なアイコンである。アイコン212は、上方向を指示するアイコン212Uと、下方向を指示するアイコン212Dと、右方向を指示するアイコン212Rと、左方向を指示するアイコン212Lとから構成される。
ポインタ162がアイコン212の配設位置を指示する状態下、マウス34によるクリック操作に応じて、画像データ領域R1、R2とブロックBKの配設位置との関係を自在に変更することができる。
例えば、図6に示す位置関係が初期状態であるとする。アイコン212U(又はアイコン212D)のクリック操作の都度、ブロックシフト量決定部72は、所定の画素数だけ各ブロックBKの位置を上方向(又は下方向)にシフトする。その結果、図11Aに示すように、各ブロックBKの位置が2画素分だけ上方向(又は下方向)にシフトしたとする。
さらに、図11Aに示す状態からアイコン212R(又はアイコン212L)のクリック操作の都度、ブロックシフト量決定部72は、所定の画素数だけ各ブロックBKの位置を右方向(又は左方向)にシフトする。その結果、図11Bに示すように、各ブロックBKの位置が2画素分だけ右方向(又は左方向)にシフトしたとする。
このブロックBKのシフト処理で得られる作用効果について説明する。図12A〜図12Cは、図7に示す第1判別画像136のうち文字部140の一部(第1着色領域142の周辺)を拡大した概略説明図である。
図12Aは、文字部140の初期状態であるとする。「b」からなる相違部164の画像領域内にブロックBKの格子点が存在する場合、その格子点を頂点とする4つのブロックBKの範囲内に一致しないデータが存在することになる。よって、第1着色領域166は、4個のブロックBKにわたって着色される。この場合、第3〜5行(c〜eの行)のいずれも着色されるので、作業者は相違部164の位置を一見して把握できず、修整内容の特定に時間を要する。
そこで、作業者によるアイコン212U(又はアイコン212D)のクリック操作で、図11AのようにブロックBKを上下方向に所定量だけシフトし、相違部164と重なるブロックBKの個数が2個である位置関係下に設定する。このとき、第1着色領域168は、2個(1行分)のブロックBKにわたって着色される。これにより、第4行(dの行)に相違部164が存在することが一目瞭然であり、修整内容の特定時間が短縮される。
さらに、作業者によるアイコン212R(又はアイコン212L)のクリック操作で、図11BのようにブロックBKを左右方向に所定量だけシフトし、相違部164と重なるブロックBKの個数が1個である位置関係下に設定する。このとき、第1着色領域170は、1個のブロックBKにわたって着色される。これにより、第4行第3列に相違部164が存在することが一目瞭然であり、修整内容の特定時間がさらに短縮される。
このように、アイコン212を用いて、ブロックBKの位置を微調整することで、検版の作業効率を大幅に向上できる。特に、文字情報が規則的に配列されている文字部140を有する画像データを検査する場合は有効である。
なお、ブロックシフト量決定部72は、文字部140の特徴、例えば、文字の間隔(隣接する文字の間隔、行間隔)又は文字の配列方向(縦書き、横書き)を自動又は手動で取得し、ブロックBKのシフト量を自動的に決定するように構成してもよい。
また、ブロックサイズ決定部70は、文字部140の特徴、例えば、文字のサイズ情報(フォントサイズ)を自動又は手動で取得し、ブロックBKのサイズSh、Svを自動的に決定するように構成してもよい。この場合は、解像度取得部56から取得した解像度も併せて参照すると好ましい。
ところで、注釈情報付与部84は、図示しないツールボックスやマウス34の所定の操作に従って、注釈情報やその位置情報等を本体26側に入力する。これにより、表示された各画像に対して種々の注釈情報を付与できる。すなわち、注釈情報付与部84及びアノテーション処理部68により、アノテーション機能を実現できる。以下、その機能と作用効果を中心に説明する。
例えば、作業者は、図7及び図8で説明した第1表示領域124内でのあおり表示と、第2表示領域内での第1画像146の固定表示とを照合することで、第1誤記(「d」でなく「b」と記載されている。)と、第2誤記(「a」でなく「o」と記載されている。)に対する修整は完了しているものの、第3誤記(「f」の一文字分がブランクに置き換わっている。)に対する修整を忘れていたことを把握したとする。
図13に示すように、作業者は、表示画面120d右側の第2表示領域126に対し、第1着色領域142に対応する箇所に注釈欄172(注釈情報)を付与するとともに、第1着色領域144に対応する箇所に注釈欄174(注釈情報)を付与する。また、作業者は、第2表示領域に対し、ブランクの箇所(未修整の箇所)に対応する箇所に注釈欄176(注釈情報)を付与する。
これにより、修整された編集データ(すなわち、第2画像データC2)について、各修整箇所の内容が正しく反映されているか否かを表す注釈情報を残すことができる。そして、注釈情報を付した編集データ(例えば、第1画像データC1)を画像処理装置20(あるいは別の端末装置)の表示部28に表示させることで、検版の作業者や第三者がその注釈情報の内容を確認できる。
以上のように、第1画像146又は第2画像147を印刷する際の解像度を取得し、取得された前記解像度に応じてブロックBKのサイズSh、Svを決定し、決定されたサイズSh、Svを有する複数のブロックBKにより各画像データ領域R1、R2を格子状に区画し、区画されたブロックBK毎に第1画像データC1及び第2画像データC2の一致性を判別し、データが一致しないと判別されたブロックBK毎に第1画像146又は第2画像147を着色して得られる第1判別画像136又は第2判別画像152の少なくとも一方の画像を含む判別画像を表示するようにしたので、データの一致性を判別する実際の画像上のサイズを適切に設定可能であるとともに、文字部140の相違箇所が文字の配列に沿って適切に強調される。これにより、規則的に配置された多数の文字情報を含む編集データを検版する場合であっても、相違箇所を容易に識別可能であり、検版作業の効率を向上することができる。
なお、この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
各画像データ領域R1、R2を格子状に区画する際、ブロックBKの配列角度を種々変更してもよい。本実施の形態で説示した0度(図6参照)に限らず、例えば、30度、45度その他の角度にしてもよい。
10…印刷システム 12…製版サイト
14…印刷サイト 18…LAN
20…画像処理装置 22…校正機
24…校正刷り 26…本体
28…表示部 30…入力部
38…入稿データ編集部 40…RIP・拡縮処理部
42…制御部 44…表示制御部
48…印刷制御部 52…メモリ
54…検版処理部 56…解像度取得部
58…領域区画部 60…画像比較部
62…画像一致性判別部 64…判別画像データ作成部
66…表示色決定部 68…アノテーション処理部
70…ブロックサイズ決定部 72…ブロックシフト量決定部
74…一致表示色決定部 76…不一致表示色決定部
80…表示設定値入力部 82…表示調整部
84…注釈情報付与部 100…設定画面
102、104、110…テキストボックス
106、108、202、204…色選択メニュー
112…プルダウンメニュー 114、116…ボタン
120、120a〜120d…表示画面 122…ツールバー
124…第1表示領域 126…第2表示領域
128(c)、130(c)、132(c)、134(c)…スクロールバー
136、136b、136c…第1判別画面
138、138b、138c、148、148c、154…背景部
140、140b、140c、150、150c、156…文字部
142、142b、142c、144、166、168、170…第1着色領域
146、146c…第1画像 147、147c…第2画像
152…第2判別画像 158、160…第2着色領域
162…ポインタ 164…相違部
172、174、176…注釈欄 200、206…調整バー
208、210、212、212D、212L、212R、212U…アイコン
BK、BK(1)〜BK(M・N)…ブロック
C1…第1画像データ C2…第2画像データ
D1…第1判別画像データ D2…第2判別画像データ
R1〜R4…画像データ領域

Claims (13)

  1. 製版過程で作成された第1画像データ及び第2画像データが一致しない箇所を強調した判別画像を所定の表示領域内に表示する検版支援方法であって、
    前記第1又は前記第2画像データが表す第1画像又は第2画像を印刷する際の解像度を取得する解像度取得ステップと、
    画像データ領域を区画するブロックのサイズを、取得された前記解像度に応じて決定するブロックサイズ決定ステップと、
    決定された前記サイズを有する複数の前記ブロックにより前記第1及び前記第2画像データの各画像データ領域を格子状に区画する領域区画ステップと、
    区画された前記ブロック毎に前記第1及び前記第2画像データの一致性を判別する一致性判別ステップと、
    データが一致しないと判別された前記ブロック毎に前記第1画像又は第2画像を着色して得られる第1判別画像又は第2判別画像の少なくとも一方の画像を含む前記判別画像を表示する第1表示ステップと
    を備えることを特徴とする検版支援方法。
  2. 請求項1記載の検版支援方法において、
    前記第1表示ステップは、所定の色で着色された前記第1判別画像と、前記所定の色と異なる色で着色された第2判別画像とを、前記所定の表示領域のうちの第1表示領域内に所定の時間間隔で交互に表示する
    ことを特徴とする検版支援方法。
  3. 請求項1又は2に記載の検版支援方法において、
    前記所定の表示領域のうち前記第1表示領域と重複しない第2表示領域に、前記第1又は前記第2画像のうちいずれか一方の画像を併せて表示する第2表示ステップをさらに備える
    ことを特徴とする検版支援方法。
  4. 請求項3記載の検版支援方法において、
    入力部の操作に応じて、前記第1及び前記第2表示領域に表示された各画像を連動してスクロール表示するスクロール表示ステップをさらに備える
    ことを特徴とする検版支援方法。
  5. 請求項3又は4に記載の検版支援方法において、
    入力部の操作に応じて、前記第1及び前記第2表示領域に表示された各画像を連動して拡縮表示する拡縮表示ステップをさらに備える
    ことを特徴とする検版支援方法。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項に記載の検版支援方法において、
    前記第2表示領域に表示された画像に対して注釈情報を付与する注釈情報付与ステップをさらに備える
    ことを特徴とする検版支援方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の検版支援方法において、
    周期的に配列される各前記ブロックと前記画像データ領域との位置関係を決定するブロック位置決定ステップをさらに備える
    ことを特徴とする検版支援方法。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の検版支援方法において、
    前記ブロックサイズ決定ステップは、前記第1又は前記第2画像データが文字を表す画像データを有する場合、前記文字のサイズ情報及び前記解像度に応じて前記ブロックのサイズを決定する
    ことを特徴とする検版支援方法。
  9. 請求項7又は8に記載の検版支援方法において、
    前記ブロック位置決定ステップは、前記第1又は前記第2画像データが文字を表す画像データを有する場合、前記文字の間隔又は方向に応じて前記位置関係を決定する
    ことを特徴とする検版支援方法。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の検版支援方法において、
    データが一致しないと判別された前記ブロック内の全画素に対して、所定の値を加算又は減算する色変換処理を施すことで、前記判別画像を表示するための判別画像データを作成する判別画像データ作成ステップをさらに備える
    ことを特徴とする検版支援方法。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の検版支援方法において、
    前記ブロックサイズ決定ステップは、前記解像度によらず前記ブロックの印刷サイズが同一になるように該ブロックのサイズを決定する
    ことを特徴とする検版支援方法。
  12. 製版過程で作成された第1画像データ及び第2画像データが一致しない箇所を強調した判別画像を所定の表示領域内に表示する検版支援装置であって、
    前記第1又は前記第2画像データが表す第1画像又は第2画像を印刷する際の解像度を取得する解像度取得部と、
    画像データ領域を区画するブロックのサイズを、前記解像度取得部により取得された前記解像度に応じて決定するブロックサイズ決定部と、
    前記ブロックサイズ決定部により決定された前記サイズを有する複数の前記ブロックにより前記第1及び前記第2画像データの各画像データ領域を格子状に区画する領域区画部と、
    前記領域区画部により区画された前記ブロック毎に前記第1及び前記第2画像データの一致性を判別する画像一致性判別部と、
    前記画像一致性判別部によりデータが一致しないと判別された前記ブロック毎に前記第1画像又は第2画像を着色して得られる第1判別画像又は第2判別画像の少なくとも一方の画像を含む前記判別画像を表示する表示部と
    を有することを特徴とする検版支援装置。
  13. 製版過程で作成された第1画像データ及び第2画像データが一致しない箇所を強調した判別画像を所定の表示領域内に表示させるためコンピュータを、
    前記第1又は前記第2画像データが表す第1画像又は第2画像を印刷する際の解像度を取得する手段、
    画像データ領域を区画するブロックのサイズを、取得された前記解像度に応じて決定する手段、
    決定された前記サイズを有する複数の前記ブロックにより前記第1及び前記第2画像データの各画像データ領域を格子状に区画する手段、
    区画された前記ブロック毎に前記第1及び前記第2画像データの一致性を判別する手段、
    データが一致しないと判別された前記ブロック毎に前記第1画像又は第2画像を着色して得られる第1判別画像又は第2判別画像の少なくとも一方の画像を含む前記判別画像を表示させる手段
    として機能させることを特徴とする検版支援プログラム。
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