JP2006198804A - ずれ測定方法、ずれ補正装置、およびずれ補正プログラム - Google Patents

ずれ測定方法、ずれ補正装置、およびずれ補正プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】
用紙の表裏面に出力される画像のずれを精度良く測定することができるずれ測定方法、用紙の表裏面に出力される画像のずれを精度良く補正することができるずれ補正装置、およびずれ補正プログラムを提供する。
【解決手段】
画像出力装置によって、用紙の第1面に、画像と、画像に対する基準位置を指し示す第1指標とを出力し、用紙の第2面に、基準位置に対応するべき位置を指し示す第2指標を出力する。画像が出力された用紙を使って、第1指標と第2指標との位置ずれ量を測定することによって、使用された色材による影響も含めて、用紙の表裏面に出力される画像のずれを精度良く測定することができる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、用紙の両面それぞれに出力される画像のずれを測定するずれ測定方法、用紙の両面それぞれに出力される予定の画像のずれを補正するずれ補正装置、および、コンピュータをそのようなずれ補正装置として動作させるためのずれ補正プログラムに関する。
従来から、印刷の分野においては、用紙の両面に画像を出力する両面印刷が広く行われている。両面印刷用の画像出力装置としては、用紙の両面に同時に画像を出力する両面同時型のものや、用紙の表面に画像を出力した後に、用紙の裏面に画像を出力する片面逐一型のものなどが知られている。また、冊子や名刺などのように複数枚の印刷物を作成する際には、オペレータが一枚の大きな用紙上に複数の画像が配置されたレイアウトを編集し、そのようなレイアウトに従って画像が出力された用紙を仕上がりサイズに合わせて断裁することが行われている。
ここで、縁取りが施された両面印刷の名刺などを作成する際に、表面と裏面とで画像がずれていると、片面上の画像に合わせて用紙を断裁したときに、もう片面上では縁が欠けてしまうなどという不具合が生じる恐れがある。通常は、表面と裏面の画像の位置がぴったりと合うようにレイアウトが編集されるが、実際に画像が出力される位置は、画像出力装置の癖などによって、レイアウト上の位置から微妙にずれてしまうことがある。このような不具合を未然に防ぐため、画像出力装置の癖等の特性を考慮して、レイアウト上では画像を本来の書き出し位置からあえてずらして配置しておくことによって、実際に画像が出力されるときのオフセット(書き出し位置のずれ)を補正するオフセット調整が知られている。
しかし、近年では、印刷の分野においても、用紙上にトナー像を定着させる電子写真方式の画像出力装置が広く用いられてきており、この電子写真方式を採用した画像出力装置においては、画像を用紙上に形成する際に、用紙に熱や圧力が印加されるために用紙が変形してしまうことがある。特に、上述した片面逐一型の画像出力装置で両面出力が行われる際には、表面の画像が出力された後、用紙が変形をきたした状態で裏面の画像が出力される。このため、用紙の表裏面に同じ大きさの画像を出力する場合であっても、結果として、表裏面それぞれに出力された画像の大きさが相互に異なってしまい、上述したオフセット調整だけでは、それらの画像のずれを防ぐことができないという問題がある。
表裏面それぞれに出力される画像の大きさを合わせる方法として、用紙の表面と裏面に同じ大きさの枠などをそれぞれ出力し、それらの枠の寸法を測定することによって寸法ずれ量を算出しておき、実際に所望の画像を出力する際には、その寸法ずれ量に基づいて大きさが補正された画像を出力する方法(例えば、特許文献1参照)が提案されている。
特開2004−54802号公報
しかしながら、画像の寸法ずれ量や位置ずれ量は、画像を形成する際に印加される熱や圧力の度合いだけではなく、画像出力装置の出力特性以外の要因によっても変化するため、特許文献1に記載された方法では、表裏面それぞれに出力される画像のずれを精度良く補正することができない。
本発明は、上記事情に鑑み、用紙の表裏面に出力される画像のずれを精度良く測定することができるずれ測定方法、用紙の表裏面に出力される画像のずれを精度良く補正することができるずれ補正装置、およびずれ補正プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のずれ測定方法は、用紙の両面のうちの第1面に第1の画像を出力した後に第1面の裏面の第2面に第2の画像を出力することによって用紙の両面に画像を出力する画像出力装置によって出力される第1の画像と第2の画像とのずれを測定するずれ測定方法において、
画像出力装置によって、用紙の第1面に、画像と、画像に対する基準位置を指し示す第1指標とを出力する第1面形成過程と、
画像出力装置によって、用紙の第2面に、基準位置に対応するべき位置を指し示す第2指標を出力する第2面形成過程と、
第1指標と、第2指標との位置ずれ量を測定する指標ずれ量測定過程とを有することを特徴とする。
上述した片面逐一型の画像出力装置を用いる場合、用紙の第1面に画像が出力されるときに印加される熱や圧力によって用紙が変形し、用紙が変形した状態で第2面に画像が出力されることによって、用紙の両面それぞれに出力される画像がずれてしまう恐れがある。また、画像を形成する際に多量の色材が用いられる場合にも、色材によって用紙が反ってしまって、用紙の両面それぞれに出力される画像がずれてしまうことがある。
本発明のずれ測定方法によると、まず、用紙の第1面に第1指標と画像とが出力され、続いて、用紙の第2面に第2指標が出力されて、それら第1指標と第2指標との位置ずれが測定される。画像を第1指標といっしょに出力しておくことによって、色材による画像のずれが実現され、用紙の表裏面に出力される画像のずれを精度良く測定することができる。
また、本発明のずれ測定方法において、上記第1面形成過程および上記第2面形成過程は、第1指標と第2指標とのセットを、相互に異なる複数の基準位置それぞれに基づいて複数セット出力する過程であり、
指標ずれ量測定過程は、複数のセットそれぞれにおける第1指標と第2指標との位置ずれ量を測定する過程であり、
指標ずれ量測定過程で測定された複数セット分の位置ずれ量を、第1の画像と第2の画像との寸法ずれ量と位置ずれ量とに換算する換算過程をさらに有することが好適である。
片面逐一型の画像出力装置で両面印刷が行われるときには、用紙の両面それぞれに出力される画像の位置がずれてしまうとともに、それらの画像の大きさもずれてしまうという。本発明の好適な形態のずれ測定方法によると、第1の画像と第2の画像との寸法ずれ量と位置ずれ量とを取得することができるため、それらの値を用いて、第1の画像と第2の画像のずれを精度良く補正することができる。
また、本発明の好適な形態のずれ測定方法において、上記第1第1面形成過程および上記第2面形成過程は、複数のセットを、用紙の縦横双方に幅を持った配置で出力する過程であり、
指標ずれ量測定過程は、複数のセットそれぞれにおける第1指標と第2指標との前記用紙の縦横方向それぞれにおける位置ずれ量を測定する過程であることがさらに好ましい。
複数のセットが用紙の縦横双方に幅を持った配置で出力され、用紙の縦横双方について、複数のセットそれぞれにおける第1指標と第2指標との位置ずれ量が測定されることによって、縦横双方向における画像のずれを取得することができる。
また、本発明のずれ測定方法において、第1指標および第2指標のうちの少なくともいずれか一方の位置に、用紙の裏側から判別可能な印を付ける印付加過程をさらに有し、
指標ずれ測定過程が、印の位置を用いて位置ずれ量を測定する過程であることが好ましい。
用紙の裏側から判別可能な印が付加されることによって、第1指標と第2指標との位置ずれ量を容易に測定することができる。
また、本発明のずれ測定方法において、上記第1面形成過程及び/又は上記第2面形成過程は、第1指標及び/又は第2指標の周囲に目盛りも出力する過程であることが好ましい。
第1指標及び/又は第2指標の周囲に目盛りが出力されることによって、定規などを使用せずに、第1指標と第2指標との位置ずれ量を手軽に測定することができる。
また、上記目的を達成する本発明のずれ補正装置は、用紙の両面のうちの第1面に第1の画像を出力した後に第1面の裏面の第2面に第2の画像を出力することによって用紙の両面に画像を出力する画像出力装置によって出力される第1の画像と第2の画像とのずれを補正するずれ補正装置において、
画像と、画像に対する基準位置を指し示す第1指標とを画像出力装置に向けて出力する第1指標出力部と、
基準位置に対応するべき位置を指し示す第2指標を画像出力装置に向けて出力する第2指標出力部と、
用紙の第1面に画像とともに出力された第1指標と、用紙の第2面に出力された第2指標との位置ずれ量が換算されてなる、第1指標および第2指標のうち少なくともいずれか一方におけるずれ補正量を入手する換算値入手部と、
画像出力装置によって、紙に出力される予定の第1の画像および第2の画像のうちいずれか一方について、換算値入手部で得られたずれ補正量に応じたずれ補正を施すずれ補正部とを備えたことを特徴とする。
本発明のずれ補正装置によると、用紙の表裏面それぞれに出力される予定の画像のずれが精度良く補正される。
また、本発明のずれ補正装置において、第1指標と、第2指標との位置ずれ量をずれ補正量に換算する補正量換算部をさらに備え、
換算値入手部は、補正量換算部からずれ補正量を入手するものであることが好ましい。
第1指標と、第2指標との位置ずれ量がずれ補正量に換算されることによって、オペレータが手動でずれ補正量を算出する手間が省かれる。
また、本発明のずれ補正プログラムは、コンピュータシステム内で実行され、コンピュータシステムに、
用紙の両面のうちの第1面に第1の画像を出力した後に、第1面の裏面の第2面に第2の画像を出力することによって、用紙の両面に画像を出力する画像出力装置によって出力される第1の画像と第2の画像とのずれを補正させるずれ補正プログラムにおいて、
コンピュータシステム上に、
画像と、画像に対する基準位置を指し示す第1指標とを画像出力装置に向けて出力する第1指標出力部と、
基準位置に対応するべき位置を指し示す第2指標を画像出力装置に向けて出力する第2指標出力部と、
用紙の第1面に画像とともに出力された第1指標と、用紙の第2面に出力された第2指標との位置ずれ量が換算されてなる、第1指標および第2指標のうち少なくともいずれか一方におけるずれ補正量を入手する換算値入手部と、
画像出力装置によって、用紙に出力される予定の第1の画像および第2の画像のうちいずれか一方について、換算値入手部で得られたずれ補正量に応じたずれ補正を施すずれ補正部とを構成することを特徴とする。
尚、本発明にいうずれ補正装置やずれ補正プログラムについては、ここではその基本形態のみを示すのにとどめるが、これは単に重複を避けるためであり、本発明にいうずれ補正装置やずれ補正プログラムには、上記の基本形態のみではなく、前述したずれ測定方法の各形態に対応する各種の形態が含まれる。
また、上記本発明のずれ補正装置と、上記ずれ補正プログラムとでは、それらを構成する構成要素名として、第1指標出力部や第2指標出力部といった互いに同一の名称を付しているが、ずれ補正プログラムの場合は、そのような作用をなすソフトウェアを指し、ずれ補正装置の場合は、ハードウェアを含んだものを指している。
本発明によれば、用紙の表裏面に出力される画像のずれを精度良く測定することができるずれ測定方法、用紙の表裏面に出力される画像のずれを精度良く補正することができるずれ補正装置、およびずれ補正プログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用された画像出力システムの全体構成図である。
ここには、編集用ワークステーション101,102,103と、画像処理装置200と、プリンタ300とが示されている。
編集用ワークステーション101,102,103では、編集用ソフトウェアが用いられ、画像を構成するオブジェクト(絵柄、テキスト、および線画)のレイアウトを決める編集作業が行われる。その結果、PS(Post Script:登録商標)データやPDF(Portable Document Format)データなどといったページデータが生成され、生成されたページデータが画像処理装置200に出力される。
画像処理装置200は、本発明のずれ補正装置の一実施形態として動作する。画像処理装置200では、編集用ワークステーション101,102,103から送られてきたページデータに、ページデータが表わす画像の大きさや色を補正するための画像補正処理が施される。また、このページデータは、このままではプリンタ300で出力することができないため、画像処理装置200では、ページデータがプリンタ300に適した画像出力用のラスタデータに変換され、ラスタデータがプリンタ300に送られる。
プリンタ300は、画像処理装置200から送られてきたラスタデータが表わす画像を指定された用紙の両面あるいは片面に出力する。ここで、本実施形態では、プリンタ300は、用紙に熱や圧力を印加しながら、トナーを使って画像を形成する電子写真方式が採用されたプリンタであり、さらに、用紙の表面に画像を出力した後に、裏面に画像を出力する片面逐一型のプリンタである。したがって、仮に画像処理装置200における画像補正処理を介さずに、用紙の両面それぞれに画像を出力しようとすると、表面に画像が出力されるときに、使用されるトナーによって用紙が反ってしまったり、熱や圧力によって用紙が変形してしまい、その状態で裏面に画像が出力されるため、表面と裏面の画像の大きさや書き出し位置がずれてしまうという不具合が生じる。このような不具合を未然に防ぐため、本実施形態では、画像処理装置200において、表面に出力される表用画像に合わせて、裏用画像の大きさと書き出し位置を補正する処理が行われる。
ここで、図1に示す画像出力システムにおける本発明の一実施形態としての特徴は、画像処理装置200で実行される処理内容にある。まずは、画像処理装置200の内部構造について説明する。
図2は、図1に1つのブロックで示す画像処理装置200のハードウェア構成図である。
この画像処理装置200の内部には、図2に示すように、各種プログラムを実行するCPU211、ハードディスク装置213に格納されたプログラムが読み出されCPU211での実行のために展開される主メモリ212、各種プログラムやデータ等が保存されたハードディスク装置213、表示画面上に画像を表示する画像表示装置214、編集用ワークステーション101,102,103(図1参照)と接続されてページデータを受け取る入力インタフェース215、キー操作に応じた各種の情報を入力するキーボード216、表示画面上の任意の位置を指定することにより、その位置に表示されたアイコン等に応じた指示を入力するマウス217、フレキシブルディスク(以下、FDと称する)400が装填されその装填されたFD400にアクセスするFDドライブ218、CD−ROM410が装填され、その装填されたCD−ROM410にアクセスするCD−ROMドライブ219、プリンタ300にラスタデータを送る出力インタフェース220が内蔵されており、これらの各種要素は、バス221を介して相互に接続されている。
ここで、CD−ROM410には、本発明のずれ補正プログラムの一実施形態が適用され、図1に示す画像処理装置200を本発明のずれ補正装置の一実施形態として動作させるための画像補正プログラムが記憶されている。そのCD−ROM410はCD−ROMドライブ219に装填され、そのCD−ROM410に記憶された画像補正プログラムがこの画像処理装置200にアップロードされてハードディスク装置213に記憶される。そして、この画像補正プログラムが起動されて実行されることにより、画像処理装置200は、本発明のずれ補正装置の一実施形態として動作する。
次に、この画像処理装置200内で実行される画像補正プログラムについて説明する。
図3は、本発明のずれ測定プログラムの一実施形態である画像補正プログラムが記憶されたCD−ROM410を示す概念図である。
画像補正プログラム500は、データ入力部510、指標出力部520、補正量取得部530、画像補正部540、およびラスタライズ部550で構成されている。画像補正プログラム500の各部の詳細については、本発明のずれ補正装置の一実施形態として動作する画像処理装置200の各部の作用と一緒に説明する。
図4は、この画像補正プログラム500を図1に示す画像処理装置200にインストールし、画像処理装置200を本発明のずれ補正装置の一実施形態として動作させるときの画像処理装置200の機能ブロック図である。
図4に示す画像処理装置200は、データ入力部610、指標保存部620、指標出力部630、ラスタライズ部640、画像補正部650、および補正量取得部660を備えている。図4に示す画像補正プログラム500を図1に示す画像処理装置200にインストールすると、画像補正プログラム500のデータ入力部510は図4のデータ入力部610を構成し、以下同様に、指標出力部520は指標出力部630を構成し、補正量取得部530は補正量取得部660を構成し、画像補正部540は画像補正部650を構成し、およびラスタライズ部550はラスタライズ部640を構成する。
データ入力部610には、図1に示す編集用ワークステーション101,102,103で生成された、例えばPSデータ(登録商標)などといったページデータが入力される。図1に示すプリンタ300は、片面逐一型の両面プリンタであり、両面プリントが行われる場合には、用紙の表面に出力される表面画像を表わす表用データに加えて、用紙の裏面に出力される裏面画像を表わす裏用データも入力される。以下では、プリンタ300を使って両面プリントを行う場合について説明する。
ここで、本実施形態の画像処理装置200では、実際に所望の画像をプリント出力する前に、画像の色の確認や、両面プリントにおける表面画像と裏面画像とのずれを補正するために「試しプリント」が実行される。オペレータが図2に示すマウス217やキーボード216を使って「試しプリント」の実行を指示すると、「試しプリント」モードが設定されて、ページデータがデータ入力部610から指標出力部630に送られ、「通常プリント」の実行を指示すると、「通常プリント」モードが設定されて、ページデータがデータ入力部610から直接に画像補正部650に送られる。
指標保存部620は、図2に示すハードディスク装置213がその役割を担うものである。指標保存部620には、表面画像に対する基準位置を指し示す表面指標を表わす表面指標データと、用紙の裏面における基準位置に対応するべき位置を指し示す裏面指標と目盛りとで構成されたチャートを表わすチャートデータとが記憶されている。
指標出力部630は、データ入力部610からページデータが送られてくると、指標保存部620に保存された表面指標データとチャートデータとを取得する。また、指標出力部630は、データ入力部610から送られてきた表用データが表わす表面画像に、表面指標データが表わす表面指標が合成された画像を表わす指標付き表用データと、裏用データが表わす裏面画像に、チャートデータが表わすチャートが合成された画像を表わすチャート付き裏用データとを生成し、それら指標付き表用データとチャート付き裏用データを、画像補正部650およびラスタライズ部640を介してプリンタ300に向けて送る。この指標出力部630は、本発明のずれ補正装置における第1指標出力部、および第2指標出力部それぞれの一例にあたる。
画像補正部650に送られてきた指標付き表用データとチャート付き裏用データは、まずはそのままラスタライズ部640に送られる。ラスタライズ部640では、指標付き表用データとチャート付き裏用データなどといったページデータがプリンタ300に合った形式のラスタデータに変換され、ラスタデータがプリンタ300に送られる。
指標付き表用データとチャート付き裏用データがプリンタ300に送られてくると、プリンタ300の両面出力機能(用紙の両面に画像を出力する機能)によって、指標付き表用データが表わす表面画像と表面指標とが用紙の表面上に出力され、その後、チャート付き裏用データが表わす裏面画像とチャートとが用紙の裏面上に出力されて、指標付き両面画像700が生成される。
オペレータは、指標付き両面画像700における表裏面それぞれの画像の書き出し位置のずれ量と寸法ずれ量を後述する所定の手順に従って測定するとともに、それらのずれ量に基づいて、表面画像と裏面画像との書き出し位置ずれ、および寸法ずれを補正するための補正量を算出する。さらに、オペレータは、算出した位置ずれ補正量と寸法ずれ補正量とを、予め用意されている設定画面にマウス217等を使って入力する。オペレータによって入力された各種パラメータは、補正量取得部660で取得される。取得された各種パラメータは、画像補正部650に送られる。この補正量取得部660は、本発明のずれ補正装置における換算値入手部の一例に相当する。
「試しプリント」が終了し、実際に画像がプリント出力されるときには、ページデータ(表用データと裏用データ)がデータ入力部610から直接に画像補正部650に送られる。画像補正部650は、裏用データに、裏用データが表わす裏用画像の書き出し位置と大きさを、補正量取得部660から伝えられた位置ずれ補正量と寸法ずれ補正量に基づいて補正する画像補正処理を施す。表用データと、画像補正処理が施された補正裏用データは、ラスタライズ部640を介してプリンタ300に送られる。その結果、プリンタ300では、表用データが表わす表用画像が用紙の表面にプリント出力され、補正裏用データが表わす補正裏用画像が用紙の裏面にプリント出力された両面画像710が生成される。この画像補正部650は、本発明のずれ補正装置におけるずれ補正部の一例に相当する。
画像処理装置200は、基本的には以上のように構成されている。
図5は、用紙の両面に出力される画像の寸法ずれと書き出しの位置ずれを補正する際の、オペレータが行う一連の作業手順を示すフローチャートである。以下では、このフローチャートを使って、本発明のずれ測定方法の一実施形態を適用して、用紙の両面に出力される予定の画像のずれを補正してから、用紙の両面に画像を出力する一連の処理について説明する。
まず、オペレータは、図3に示す画像補正プログラム500によって提供されるパラメータ設定画面に従って、指標付き両面画像700を出力するための各種パラーメータを設定する(図5のステップS1)。
図6は、図1に示す画像処理装置200の表示画面に表示されたパラメータ設定画面を示す図である。
図6のパート(A)に示す設定画面800には、画像の出力枚数を設定するためのコピー部数設定部810、片面/両面印刷などのような出力形式を設定するための印刷パターン設定部820、表面および裏面それぞれのページの向きを設定するためのページ方向設定部830、複数のページからなる一連の画像データが送られてきたときに、プリント出力するページ範囲を設定するための印刷範囲設定部840、用紙のサイズを設定するための用紙設定部850、画像の形成に用いられるトナーの色を設定するための印刷色版設定部860、後述する印刷モード設定部870が備えられており、さらに、設定内容を確定するOKボタン881と、設定内容を中止するキャンセルボタン882とが備えられている。印刷モード設定部870には、さらに、ページデータ(PSデータやPFDデータ)に含まれる、画像や線画オブジェクトのうち用紙上に出力するオブジェクトを指定する印刷対象設定部871と、裏面倍率/位置補正ボタン872とが備えられている。
オペレータが、裏面倍率/位置補正ボタン872をマウス217等で選択すると、図6のパート(B)に示すようなポップアップ画面873が表示される。ポップアップ画面873には、用紙の裏面に出力される裏用画像の書き出し位置を、表用画像の書き出し位置に合わせた所定の出力位置からどの程度ずらすかを設定するオフセットずらし量設定部874と、裏用画像の寸法ずれを補正するためのサイズ補正量を設定するサイズ補正量設定部875とが備えられている。
オペレータは、図6のパート(A)に示す、「コピー部数設定部810」でコピー部数を10枚に設定し、「印刷パターン設定部820」で両面印刷を行う第5の選択番号を設定し、それ以外は初期状態のままにしておく。
さらに、裏面倍率/位置補正ボタン872を選択して、図6のパート(B)に示す「オフセットずらし量設定部874」で主走査方向および副走査方向とも0.00mmが設定され、「サイズ補正量設定部875」で主走査パターンおよび副走査パターンとも0%が設定された初期状態であることを確認する。「オフセットずらし量設定部874」で主走査方向および副走査方向とも0.00mmとは、オフセット補正を行わずに裏面上の所定の書き出し位置に裏用画像を出力することを示し、「サイズ補正量設定部875」で主走査パターンおよび副走査パターンともサイズ補正量を0%とは、裏用画像の大きさを補正せずにそのまま出力することを示す。このように各種パラメータが設定された場合、本来ならば、例えば表用画像と同じ大きさの裏用画像を出力するときに、表用画像が出力された位置に合わせた裏面上の位置に、表用画像と同じ大きさの裏用画像が出力された用紙が作成されるはずであるが、表用画像が形成される際に用紙が変形されるため、実際には、裏用画像の大きさが表用画像とは異なってしまううえ、裏用画像の書き出し位置もずれてしまう。しかし、まずはこのままで、図6のパート(A)に示すOKボタン881を選択する。
このとき、図4に示す画像処理装置200の内部では、設定画面800を使って指定された各種パラメータが補正量取得部660で取得される。
続いて、オペレータは、予め用意された「試しプリント指示ボタン」(図示しない)を使って、図4に示す指標付き両面画像700の出力を指示する(図5のステップS2)。
このとき、図4に示す画像処理装置200の内部では、図1に示す編集用ワークステーション101,102,103で生成された表用データと裏用データとがデータ入力部610に入力される。データ入力部610では、表用データと裏用データが指標出力部630に送られる。
指標出力部630では、指標保存部620に保存された表用指標データとチャートデータとが取得され、表面画像と表用指標とが合成された画像を表わす指標付き表用データと、裏面画像とチャートとが合成された画像を表わすチャート付き裏用データとが生成される。生成された指標付き表用データとチャート付き裏用データは、ラスタライズ部640でラスタライズ化処理が施されてプリンタ300に送られる。
プリンタ300は、片面逐一型のプリンタであり、指標付き表用データとチャート付き裏用データとが送られてくると、まず、用紙の表面に指標付き表用データが表わす表面画像と表用指標とをプリント出力し、その後、用紙の裏面にチャート付き裏用データが表わす裏面画像とチャートとをプリント出力して、指標付き両面画像700を生成する。この用紙の表面に表面画像と表用指標とをプリント出力する過程は、本発明のずれ量測定方法における第1面形成過程の一例にあたり、用紙の裏面に裏面画像とチャートとをプリント出力する過程は、本発明のずれ量測定方法における第2面形成過程の一例に相当する。
図7は、指標付き両面画像700を示す図である。以下では、用紙がプリンタ300に送られる方向を副走査方向と称し、副走査方向に対して90度回転された方向を主走査方向と称す。
図7のパート(A)には、指標付き両面画像700の表面710が示されており、図7のパート(B)には、指標付き両面画像700の裏面720が示されている。
表面710は、表面画像712と、表面画像712に対する基準位置を指し示す3つの表用指標711A,711B,711Cとで構成されており、裏面720は、裏面画像722と、表面710の3つの表用指標711A,711B,711Cそれぞれに対応するべき位置を指し示す3つの裏用指標721A,721B,721Cと、それら裏用指標721A,721B,721Cを取り囲む目盛り731A,731B,731Cとで構成されている。
本来ならば、表面710の表用指標711A,711B,711Cと、裏面720の裏用指標721A,721B,721Cの位置はぴったり合っているはずである。しかし、表面710をプリント出力するときに印加される熱や圧力による用紙の変形や、プリンタ300の癖や、表面画像712に使用されたトナーなどによって、表用指標711A,711B,711Cと、裏用指標721A,721B,721Cの位置がずれてしまう恐れがある。
オペレータは、指標付き両面画像700の表面710にプリント出力された3つの表用指標711A,711B,711Cが指し示す各位置に針等で穴を空ける。
図8は、指標付き両面画像700の裏面720に出力された裏用指標721Aの拡大図である。目盛り731上の穴711A´は、オペレータによって、図7パート(A)の表面指標711A上に空けられた穴を示す。本来は、裏面指標721Aと穴711A´とは重なるはずであるが、表面710の画像と、裏面720の画像とがずれてしまっているため、それらは重なっていない。
オペレータは、裏面指標721Aと穴711A´との位置ずれ量を、目盛り731を使って測定する(図5のステップS3)。この位置ずれ量を測定する過程は、本発明のずれ測定方法における指標ずれ量測定過程の一例にあたる。
この例では、1目盛りを0.1mmとし、右上をプラス,左下をマイナスとすると、穴711A´は、(H:主走査方向,W:副走査方向)=(−0.6mm,0.8mm)となる。
続いて、オペレータは、裏面指標721Aと穴711A´との位置ずれ量から、表面710の画像と、裏面720の画像との位置ずれを補正するための位置ずれ補正量を算出する。
また、オペレータは、残りの2つの表面指標711B,711Cにも、上述した表面指標711Aと同様に穴を空けて裏面指標721B,721Cとの位置ずれ量を測定する。さらに、オペレータは、3つの表面指標711A,711B,711Cと裏面指標721A,721B,721Cとの位置ずれ量に基づいて表面710の画像と裏面720の画像との寸法ずれ補正量を算出する。尚、今回はコピー部数設定部810でコピー部数が10枚に設定されているため、10枚における位置ずれ量の平均値を使って位置ずれ補正量や寸法ずれ補正量が算出される。このように、複数枚の指標付き両面画像700を生成し、それらの平均値を用いることによって、より精度良く位置ずれ補正量や寸法ずれ補正量を算出することができる。位置ずれ量に基づいて位置ずれ補正量と寸法ずれ量とを算出する過程は、本発明のずれ量測定過程における換算過程の一例に相当する。
この例では、裏面指標721Aが穴711A´の位置(H:主走査方向,W:副走査方向)=(−0.6mm,0.8mm)に補正されればよいので、表面指標711Aと裏面指標721Aとの位置ずれ補正量はそのまま、(H:主走査方向,W:副走査方向)=(−0.6mm,0.8mm)となる。また、表面指標711Aと表面指標711Bとの間の副走査方向の長さW0と、表面指標711Bと表面指標711Cとの間の主走査方向の長さH0が予め与えられており、これらと、表面指標711A,711B,711Cと裏面指標721A,721B,721Cとの位置ずれ量とを使って、寸法ずれ量を、
主走査方向の寸法ずれ量={主走査方向の長さH0+(表面指標711Bと裏面指標721Bとの主走査方向の位置ずれ量)−(表面指標711Cと裏面指標721Cとの主走査方向の位置ずれ量)}/主走査方向の長さH0
副走査方向の寸法ずれ量={主走査方向の長さW0+(表面指標711Aと裏面指標721Aとの副走査方向の位置ずれ量)−(表面指標711Bと裏面指標721Bとの副走査方向の位置ずれ量)}/主走査方向の長さW0
と算出する。さらに、寸法ずれ補正量は、(H:主走査方向,W:副走査方向)={(1/主走査方向の寸法ずれ量)×100%,(1/副走査方向の寸法ずれ量)×100%}となる。
オペレータは、算出した位置ずれ補正量を、図6のパート(B)に示すオフセットずらし量設定部874に入力し、寸法ずれ補正量をサイズ補正量設定部875に入力する(図5のステップS5)。
このとき、画像処理装置200の内部では、補正量取得部660で入力された位置ずれ補正量と寸法ずれ補正量とが取得され、取得された補正量が画像補正部650に伝えられる。
以上で説明した、図5のステップS1からステップS5の作業に基づいて行われる一連の処理は、画像の寸法ずれ補正量と位置ずれ補正量を設定するための処理であり、図4に示す、実際に出力したい両面画像710を作成するための本処理とは異なる。
ここで、オペレータは、図示しない「通常プリント指定ボタン」を選択することによって、両面画像710を出力する本処理の開始を指示する(図5のステップS6)。
このとき、画像処理装置200の内部では、図1に示す編集用ワークステーション101,102,103で生成された表用データと裏用データが、データ入力部610から直接に画像補正部650に送られてくる。画像補正部650では、裏用データに、裏用データが表わす裏用画像の大きさを補正量取得部660で取得された寸法ずれ補正量に基づいて補正する寸法補正処理と、裏用画像を書き出す位置を位置ずれ補正量に基づいて補正する位置補正処理とが施される。表用データ、および補正後の裏用データは、ラスタライズ部640でラスタライズ処理が施された後、プリンタ300に送られる。プリンタ300では、表用データが表わす表用画像が用紙の表面にプリント出力され、その後、補正後の裏用データが表わす裏用画像が用紙の裏面に出力されて、両面画像710が生成される。表面画像と裏面画像とがずれてしまう要因として、プリンタ300における画像出力特性(加熱や加圧による用紙の変形等)などに加えて、表面画像の形成に使用されるトナーによる用紙の反りなどがあるが、本実施形態においては、指標付き両面画像700の表面710には、用紙の反りが生じるのに十分な量のトナーを使って表面画像712が出力され、その状態での高精度なずれ補正量が算出される。したがって、両面画像710は、裏面に出力される画像の書き出し位置や大きさが表面に出力される画像に合わせて精度良く補正されている。このため、例えば、縁取りが施された両面印刷の名刺を作成する場合に、表面画像と裏面画像の大きさおよび書き出し位置がそれぞれぴったりと合った名刺を作成することができ、表面画像に合わせて用紙を断裁したときに、裏面画像の縁が欠けてしまうなどという不具合を抑えることができる。
以上で、本発明の第1実施形態の説明を終了し、本発明の第2実施形態の説明を行う。本発明の第1実施形態と第2実施形態とでは、一部を除いてほぼ同様の構成を有するため、同じ要素には同じ符号を付して説明を省略し、第1実施形態との相違点に注目して説明する。
図9は、本発明のずれ測定プログラムの第2実施形態である画像補正プログラムが記憶されたCD−ROM410´を示す概念図である。
本実施形態の画像補正プログラム500´は、図3に示す画像補正プログラム500における補正量取得部530に替えて、測定値取得部560と、補正量算出部570とが備えられている。
図10は、画像補正プログラム500´がインストールされ、本発明のずれ補正装置の一実施形態として動作する画像処理装置200´の機能ブロック図である。
図10に示す本実施形態の画像処理装置200´は、図4に示す第1実施形態の画像処理装置200の補正量取得部660に替えて、画像補正プログラム500´の測定値取得部560によって構成された測定値取得部670と、画像補正プログラム500´の補正量算出部570によって構成された補正量算出部680とが備えられている。
本実施形態においては、オペレータによって、位置ずれ補正量と寸法ずれ補正量ではなく、主走査方向および副走査方向の双方向に幅を持った複数の基準位置に基づいて測定された複数の位置ずれ量が入力され、入力された複数の位置ずれ量が測定値取得部670で取得される。取得された複数の位置ずれ量は、補正量算出部680に伝えられる。
補正量算出部680では、測定値取得部670から伝えられた複数の位置ずれ量に基づいて、位置ずれ補正量と寸法ずれ補正量とが算出される。この補正量算出部680は、本発明のずれ量補正装置における換算値入手部、および補正量換算部それぞれの一例に相当する。算出された位置ずれ補正量と寸法ずれ補正量は、第1実施形態と同様に画像補正部650に伝えられる。
第1実施形態と同様に、オペレータが「試しプリント」の実行を指定すると、プリンタ300において、図7に示すような指標付き両面画像700が生成される。オペレータは、第1実施形態と同様にして、用紙の対角線上の2点を指し示す2つの表面指標711A,711Cに穴を空け、それら711A,711Cと、裏面指標721A,721Cとの位置ずれ量を測定する。
図11は、位置ずれ量を入力するための画面を示す図である。
本実施形態においては、オペレータが、図6のパート(A)に示す設定画面800の裏面倍率/位置補正ボタン872をマウス217等で選択すると、図6のパート(B)に示すようなポップアップ画面873に替えて、図11に示すポップアップ画面873´が表示される。ポップアップ画面873´には、図7の指標付き両面画像700における、表面指標711Aと裏面指標721Aの位置ずれ量を入力するためのA点位置ずれ量入力部876、および表面指標711Cと裏面指標721Cの位置ずれ量を入力するためのC点位置ずれ量入力部877とが備えられている。
オペレータは、A点位置ずれ量入力部876に表面指標711Aと裏面指標721Aの位置ずれ量を入力し、C点位置ずれ量入力部877に表面指標711Cと裏面指標721Cの位置ずれ量を入力する。
このとき、画像処理装置200´の内部では、測定値取得部670で入力された位置ずれ量が取得され、取得された位置ずれ量が補正量算出部680に伝えられる。
補正量算出部680では、測定値取得部670から伝えられた2つの位置ずれ量と、予め与えられている表面指標711Aと表面指標711Cとの間の長さ(主走査方向H0´、および副走査方向W0´)に基づいて、用紙の表面710に出力される画像と裏面720に出力される画像との位置ずれ補正量と寸法ずれ補正量とを算出する。
まず、第1実施形態と同様にして、表面指標711Aと裏面指標721Aの位置ずれ量から位置ずれ補正量が算出される。続いて、寸法ずれ量が、
主走査方向の寸法ずれ量={主走査方向の長さH0´+(表面指標711Aと裏面指標721Aとの主走査方向の位置ずれ量)−(表面指標711Cと裏面指標721Cとの主走査方向の位置ずれ量)}/主走査方向の長さH0´
副走査方向の寸法ずれ量={主走査方向の長さW0´+(表面指標711Aと裏面指標721Aとの副走査方向の位置ずれ量)−(表面指標711Cと裏面指標721Cとの副走査方向の位置ずれ量)}/主走査方向の長さW0´
と算出され、さらに、寸法ずれ補正量は、(H:主走査方向,W:副走査方向)={(1/主走査方向の寸法ずれ量)×100%,(1/副走査方向の寸法ずれ量)×100%}と算出される。
このように、測定値に基づいて補正量を算出する補正量算出部680を備えることによって、オペレータが手動で寸法ずれ補正量や位置ずれ補正量を算出する手間が省かれる。
なお、上記説明では、本発明にいうずれ補正部の一例として、用紙の表面に出力される予定の画像に合わせて、用紙の裏面に出力される予定の画像のずれを補正する画像補正部が示されているが、本発明にいうずれ補正部は、用紙の表面に出力される予定の画像と用紙の裏面に出力される予定の画像のずれを抑えるように、表面および裏面に出力される予定の画像の両方を補正するものであってもよい。
また、上記説明では、本発明にいう第1面形成過程の一例として、実際に出力される第1の画像と同じ画像を第1指標といっしょに出力する例について説明したが、本発明にいう第1面形成過程は、予め用意された画像を第1指標といっしょに出力する過程であってもよい。
また、上記説明では、本発明にいう換算値入手部やずれ補正部などという要素を同一のずれ補正装置やずれ補正プログラム内に備える例について説明したが、これらの各要素は別々の装置やプログラム内に備えるものであってもよく、例えば、パーソナルコンピュータに備えられた換算値入手部で取得された位置ずれ量を、ユーザがプリンタに入力し、プリンタに備えられたずれ補正部で画像のずれが補正されるものであってもよい。
本発明の一実施形態が適用された画像出力システムの全体構成図である。 図1に1つのブロックで示す画像処理装置200のハードウェア構成図である。 本発明のずれ測定プログラムの一実施形態である画像補正プログラムが記憶されたCD−ROM410を示す概念図である。 画像処理装置200の機能ブロック図である。 オペレータが行う一連の作業手順を示すフローチャートである。 図1に示す画像処理装置200の表示画面に表示されたパラメータ設定画面を示す図である。 指標付き両面画像700を示す図である。 指標付き両面画像700の裏面720に出力された裏用指標721Aの拡大図である。 本発明のずれ測定プログラムの第2実施形態である画像補正プログラムが記憶されたCD−ROM410´を示す概念図である。 画像処理装置200´の機能ブロック図である。 位置ずれ量を入力するための画面を示す図である。
符号の説明
101,102,103 編集用ワークステーション
200 画像処理装置
211 CPU
212 主メモリ
213 ハードディスク装置
214 画像表示装置
215 入力インタフェース
216 キーボード
217 マウス
218 FDドライブ
219 CD−ROMドライブ
220 出力インタフェース
221 バス
300 プリンタ
400 フレキシブルディスク
410 CD−ROM
500 画像補正プログラム
510 データ入力部
520 指標出力部
530 補正量取得部
540 画像補正部
550 ラスタライズ部
560 測定値取得部
570 補正量算出部
610 データ入力部
620 指標保存部
630 指標出力部
640 ラスタライズ部
650 画像補正部
660 補正量取得部
670 測定値取得部
680 補正量算出部
800 設定画面
810 コピー部数設定部
820 印刷パターン設定部
830 ページ方向設定部
840 印刷範囲設定部
850 印刷色版設定部
860 用紙設定部
870 印刷モード設定部
871 印刷対象設定部
872 裏面倍率/位置補正ボタン
873 ポップアップ画面
874 オフセットずらし量設定部
875 サイズ補正量設定部
881 OKボタン
882 キャンセルボタン

Claims (8)

  1. 用紙の両面のうちの第1面に第1の画像を出力した後に該第1面の裏面の第2面に第2の画像を出力することによって該用紙の両面に画像を出力する画像出力装置によって出力される該第1の画像と該第2の画像とのずれを測定するずれ測定方法において、
    前記画像出力装置によって、前記用紙の第1面に、画像と、該画像に対する基準位置を指し示す第1指標とを出力する第1面形成過程と、
    前記画像出力装置によって、前記用紙の第2面に、前記基準位置に対応するべき位置を指し示す第2指標を出力する第2面形成過程と、
    前記第1指標と、前記第2指標との位置ずれ量を測定する指標ずれ量測定過程とを有することを特徴とするずれ測定方法。
  2. 前記第1面形成過程および前記第2面形成過程は、前記第1指標と前記第2指標とのセットを、相互に異なる複数の基準位置それぞれに基づいて複数セット出力する過程であり、
    前記指標ずれ量測定過程は、前記複数のセットそれぞれにおける前記第1指標と前記第2指標との位置ずれ量を測定する過程であり、
    前記指標ずれ量測定過程で測定された複数セット分の位置ずれ量を、前記第1の画像と前記第2の画像との寸法ずれ量と位置ずれ量とに換算する換算過程をさらに有することを特徴とする請求項1記載のずれ測定方法。
  3. 前記第1面形成過程および前記第2面形成過程は、前記複数のセットを、前記用紙の縦横双方に幅を持った配置で出力する過程であり、
    前記指標ずれ量測定過程は、前記複数のセットそれぞれにおける前記第1指標と前記第2指標との前記用紙の縦横方向それぞれにおける位置ずれ量を測定する過程であることを特徴とする請求項2記載のずれ測定方法。
  4. 前記第1指標および前記第2指標のうちの少なくともいずれか一方の位置に、前記用紙の裏側から判別可能な印を付ける印付加過程をさらに有し、
    前記指標ずれ測定過程が、前記印の位置を用いて前記位置ずれ量を測定する過程であることを特徴とする請求項1記載のずれ測定方法。
  5. 前記第1面形成過程及び/又は前記第2面形成過程は、前記第1指標及び/又は前記第2指標の周囲に目盛りも出力する過程であることを特徴とする請求項1記載のずれ測定方法。
  6. 用紙の両面のうちの第1面に第1の画像を出力した後に該第1面の裏面の第2面に第2の画像を出力することによって該用紙の両面に画像を出力する画像出力装置によって出力される該第1の画像と該第2の画像とのずれを補正するずれ補正装置において、
    画像と、該画像に対する基準位置を指し示す第1指標とを前記画像出力装置に向けて出力する第1指標出力部と、
    前記基準位置に対応するべき位置を指し示す第2指標を前記画像出力装置に向けて出力する第2指標出力部と、
    前記用紙の第1面に前記画像とともに出力された第1指標と、該用紙の第2面に出力された第2指標との位置ずれ量が換算されてなる、該第1指標および該第2指標のうち少なくともいずれか一方におけるずれ補正量を入手する換算値入手部と、
    前記画像出力装置によって、前記用紙に出力される予定の第1の画像および第2の画像のうちいずれか一方について、前記換算値入手部で得られたずれ補正量に応じたずれ補正を施すずれ補正部とを備えたことを特徴とするずれ補正装置。
  7. 前記第1指標と、前記第2指標との位置ずれ量を前記ずれ補正量に換算する補正量換算部をさらに備え、
    前記換算値入手部は、前記補正量換算部からずれ補正量を入手するものであることを特徴とする請求項6記載のずれ補正装置。
  8. コンピュータシステム内で実行され、該コンピュータシステムに、
    用紙の両面のうちの第1面に第1の画像を出力した後に該第1面の裏面の第2面に第2の画像を出力することによって該用紙の両面に画像を出力する画像出力装置によって出力される該第1の画像と該第2の画像とのずれを補正させるずれ補正プログラムにおいて、
    該コンピュータシステム上に、
    画像と、該画像に対する基準位置を指し示す第1指標とを前記画像出力装置に向けて出力する第1指標出力部と、
    前記基準位置に対応するべき位置を指し示す第2指標を前記画像出力装置に向けて出力する第2指標出力部と、
    前記用紙の第1面に前記画像とともに出力された第1指標と、該用紙の第2面に出力された第2指標との位置ずれ量が換算されてなる、該第1指標および該第2指標のうち少なくともいずれか一方におけるずれ補正量を入手する換算値入手部と、
    前記画像出力装置によって、前記用紙に出力される予定の第1の画像および第2の画像のうちいずれか一方について、前記換算値入手部で得られたずれ補正量に応じたずれ補正を施すずれ補正部とを構成することを特徴とするずれ補正プログラム。
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