JP2008023791A - 画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】フォームオーバレイ印刷において、物差しなどの特別な道具を用いることなく、フォームデータおよびバリアブルデータの相互の印刷位置のずれ量を容易かつ正確に把握することが可能となる画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラムを提供する。
【解決手段】画像形成装置は、フォームデータと、バリアブルデータ40とを重ね合わせて印刷するフォームオーバレイ印刷において、オーバレイフォーム30およびバリアブルデータ40と共に、前記オーバレイフォーム30に対する前記バリアブルデータ40の印刷位置のずれ量を計測するためのずれ量計測用目盛り50を更に重ね合わせて印刷する。
【選択図】図8
【解決手段】画像形成装置は、フォームデータと、バリアブルデータ40とを重ね合わせて印刷するフォームオーバレイ印刷において、オーバレイフォーム30およびバリアブルデータ40と共に、前記オーバレイフォーム30に対する前記バリアブルデータ40の印刷位置のずれ量を計測するためのずれ量計測用目盛り50を更に重ね合わせて印刷する。
【選択図】図8
Description
本発明は、フォームデータとバリアブルデータとを重ね合わせて印刷するフォームオーバレイ印刷機能を有する画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラムに関する。
従来、帳票罫線や頻繁に使用される定型フォーム等をフォームデータとして保持しておき、このフォームデータとアプリケーション等より入力されたテキストデータなどのバリアブルデータとを画像合成(オーバーレイ)して所望の印刷結果を得る機能(フォームオーバレイ印刷機能)が知られている。このフォームオーバレイ印刷を行う場合、フォームデータとバリアブルデータの印刷位置がずれてしまうことがある。ずれが発生した場合には、物差しなどを用いてずれ量を測り、印刷位置を補正しなければならない。例えば、フォームデータが変更されると補正をやり直す必要があり、そのたびにずれ量を測るのはきわめて面倒である。
この問題を解決するために、特別な位置合わせシートを用いてテスト印刷を行い、実際の印刷位置の基準位置からのずれ量を確認し、その結果を本番の印刷に反映させる技術が提案されている(下記特許文献1参照)。
特開平10−217582号公報。
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、特別な位置合わせシートを用いる必要があり、例えばフォームデータを変更する場合には、位置合わせシートをフォームデータの変更に応じて入れ替えなければならないという問題がある。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、フォームオーバレイ印刷において、物差しや位置合わせシートなどの特別な道具を用いることなく、フォームデータおよびバリアブルデータの相互の印刷位置のずれ量を容易かつ正確に把握することが可能となる画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラムを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)第1画像データと、第2画像データとを重ね合わせて印刷するオーバレイ印刷機能を有する画像形成装置において、受信した印刷データに対して、ユーザの指定に基づいて試し印刷が設定されているか否かを判断する判断手段と、前記試し印刷が設定されている場合、前記第1画像データおよび前記第2画像データと共に、前記第1画像データおよび前記第2画像データの相互の印刷位置のずれ量を計測するためのずれ量計測用目盛りを更に重ね合わせて印刷する印刷手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
(2)前記第1画像データおよび前記第2画像データの相互の印刷位置をシフトさせるためのユーザにより指定されたシフト量を取得するシフト量取得手段をさらに有することを特徴とする上記(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記シフト量はプリンタドライバにより提供される設定画面を通じて指定されることを特徴とする上記(2)に記載の画像形成装置。
(4)第1画像データと、第2画像データとを重ね合わせて印刷する画像形成方法であって、受信した印刷データに対して、ユーザの指定に基づいて試し印刷が設定されているか否かを判断するステップと、前記試し印刷が設定されている場合、前記第1画像データおよび前記第2画像データと共に、前記第1画像データおよび前記第2画像データの相互の印刷位置のずれ量を計測するためのずれ量計測用目盛りを更に重ね合わせて印刷するステップと、を有することを特徴とする画像形成方法。
(5)第1画像データと、第2画像データとを重ね合わせて印刷するオーバレイ印刷機能を有する画像形成装置を制御するための画像形成プログラムであって、受信した印刷データに対して、ユーザの指定に基づいて試し印刷が設定されているか否かを判断する手順と、前記試し印刷が設定されている場合、前記第1画像データおよび前記第2画像データと共に、前記第1画像データおよび前記第2画像データの相互の印刷位置のずれ量を計測するためのずれ量計測用目盛りを更に重ね合わせて印刷する手順と、を前記画像形成装置に実行させることを特徴とする画像形成プログラム。
(6)上記(5)に記載の画像形成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
本発明の画像形成装置では、フォームデータおよびバリアブルデータと共に、両者の印刷位置のずれ量を計測するためのずれ量計測用目盛りが重ね合わされて一緒に印刷される。従って、物差しや位置合わせシートなどの特別な道具を使わずに、両者の印刷位置のずれ量を容易かつ正確に把握することができる。このため、両者の印刷位置のずれ量の修正作業が簡便になる。また何種類ものフォームデータを使う際にも容易に対応することが可能である。
さらに、本発明では、実際の印刷結果の上に目盛りが印刷されるため、より正確にずれ量が把握され得る。
以下、図面を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる印刷システムの全体構成を示すブロック図である。
本実施形態にかかる印刷システムは、文書の印刷の指示を行う印刷指示装置としてのPC1と、PC1から受信した印刷指示に基づいて印刷を行う画像形成装置としてのプリンタ2とを備え、これらはネットワーク3により相互に通信可能に接続されている。なお、PC1とプリンタ2とは、ネットワーク3を介することなく直接機器間で接続(ローカル接続)されていてもよい。
図2は、図1に示されるPC1の構成を示すブロック図である。PC1は、CPU11、ROM12、RAM13、ハードディスク14、ディスプレイ15、入力装置16およびネットワークインタフェース17を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス18を介して相互に接続されている。
CPU11は、プログラムにしたがって、上記各部の制御や各種の演算処理を行う。ROM12は、各種プログラムや各種データを格納する。RAM13は、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。ハードディスク14は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや各種データを格納する。
ここで、ハードディスク14には、文書ファイルを作成するためのアプリケーションと、文書ファイルをプリンタ2が解釈可能な言語で記述されたプリントデータに変換するためのプリンタドライバとがインストールされている。本実施形態のプリンタドライバは、アプリケーションを使用して作成した文書の印刷指示に加え、フォームオーバレイ印刷の指示(フォームデータの使用/不使用の選択機能、使用するフォームデータの選択機能を含む)、印刷位置の指定、および試し刷りの指示を行う機能を有する。プリンタドライバには、これらの機能を行うためのプログラムが含まれる。
これらの指示・指定機能は、プリンタドライバによってディスプレイ15に表示される例えば図3のような印刷設定画面をユーザが操作することによって実行される。図3中のA〜Eは次の各機能に対応する。各機能の詳細については後述する。
A:フォームデータの使用/不使用選択機能
B:使用するフォームデータの選択機能
C:印刷位置指定機能
D:試し刷り指定機能
E:フォームデータの登録機能
E1:登録フォームデータ名指定機能
E2:登録実行機能
E3:キャンセル機能
E4:フォームデータの登録場所指定機能
なお、フォームデータの登録機能E(E1〜E4)は、通常の印刷の際には使用されない機能であるため、図3のように枠に括られて表示されるか、あるいはタブを用いて別の画面に表示されることが望ましい。
B:使用するフォームデータの選択機能
C:印刷位置指定機能
D:試し刷り指定機能
E:フォームデータの登録機能
E1:登録フォームデータ名指定機能
E2:登録実行機能
E3:キャンセル機能
E4:フォームデータの登録場所指定機能
なお、フォームデータの登録機能E(E1〜E4)は、通常の印刷の際には使用されない機能であるため、図3のように枠に括られて表示されるか、あるいはタブを用いて別の画面に表示されることが望ましい。
ディスプレイ15は、LCD、CRTディスプレイ等であり各種の情報の表示に使用される。入力装置16は、マウス等のポインティングデバイスやキーボードを含み、各種情報の入力に使用される。
ネットワークインタフェース17は、ネットワーク3を介して他の機器と通信するためのインタフェースであり、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格が用いられる。
図5は、図1に示されるプリンタ2の構成を示すブロック図である。プリンタ2は、CPU21、ROM22、RAM23、ハードディスク24、操作パネル部25、印刷部26、およびネットワークインタフェース27を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス28を介して相互に接続されている。なお、プリンタ2の上記各部のうち、PC1の上記各部と同様の機能を有する部分については、説明の重複を避けるためその説明を省略する。
上記ROM22またはハードディスク24には、利用者から転送された印刷データを印刷実データに展開する描画処理や、印刷実データを用紙に印刷する印刷処理などの通常の処理プログラムの他、フォームデータの登録、フォームオーバレイ印刷、印刷位置調整、目盛り印刷をするためのプログラムが格納されている。
操作パネル部25は、タッチパネル、テンキー、スタートボタン、ストップボタン等を備えており、各種情報の表示および各種指示の入力に使用される。印刷部26は、電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて、各種データを用紙などの記録材上に印刷する。
次に、本実施形態における印刷システムの動作について説明する。
ここでは、図7(a)に示すように、氏名、番号、職業、住所といった所定の記入枠31を持つ従業員管理カード用のフォームデータ30に対して、図7(b)のように、その記入枠31に記入されるべき"鈴木一郎""03−××××−××××""システムエンジニア""東京都…番地"といったバリアブルデータ40を用意し、両者を画像合成して重ね合わせ、図7(c)のようにフォームオーバレイ印刷をする場合を例にする。
<フォームデータの保存>
予めPC1側において、専用アプリケーションを用いて、図7(a)に示す従業員管理カード用のフォームデータ30が作成される。通常は、DTP(Desk Top Publishing)システム等のドローイングツールを用いて作成される。
予めPC1側において、専用アプリケーションを用いて、図7(a)に示す従業員管理カード用のフォームデータ30が作成される。通常は、DTP(Desk Top Publishing)システム等のドローイングツールを用いて作成される。
このように作成されたフォームデータ30は、プリンタドライバのフォームデータ登録機能Eによりプリンタ2のコントローラに登録される。この際、プリンタドライバのフォームデータ登録場所指定機能E4により、フォームデータ30の保存場所がハードディスク24またはRAM23のいずれかに指定されるが、ハードディスク24が指定された場合は、当該フォームデータ30は電源を切ってもそのまま保存されているが、RAM23が指定された場合には一時的な保存状態となり、電源を切ると同時に消去されてしまう。
通常、このフォームデータ30はビットマップ形式のデータとして保存されるが、その他の形式や独自の形式で保存されても良い。
通常、このフォームデータ30はビットマップ形式のデータとして保存されるが、その他の形式や独自の形式で保存されても良い。
<フォームオーバレイ(重ね合わせ)印刷の指定>
まず、PC1側において上記従業員管理カード用のバリアブルデータ40、つまりフォームデータ30に重ね合わせて印刷したいデータが作成される。このとき、プリンタドライバの、フォームデータの使用/不使用選択機能Aによりフォームオーバレイ印刷(重ね合わせ印刷)が指定される。そして、このバリアブルデータ40を重ね合わせるフォームデータ30として、上記のように予めプリンタ2に登録されているフォームデータ30が、プリンタドライバの使用フォーム選択機能Bにより選択される。
まず、PC1側において上記従業員管理カード用のバリアブルデータ40、つまりフォームデータ30に重ね合わせて印刷したいデータが作成される。このとき、プリンタドライバの、フォームデータの使用/不使用選択機能Aによりフォームオーバレイ印刷(重ね合わせ印刷)が指定される。そして、このバリアブルデータ40を重ね合わせるフォームデータ30として、上記のように予めプリンタ2に登録されているフォームデータ30が、プリンタドライバの使用フォーム選択機能Bにより選択される。
図6はプリンタ2における処理の手順を示すフローチャートである。図6に示されるフローチャートのアルゴリズムは、プリンタ2のハードディスク24にプログラムとして記憶されており、CPU21により実行される。
プリンタ2は、PC1から印刷データを受信したことを契機に処理を開始する。まず、プリンタ2は受信した印刷データに含まれる印刷条件を解析する(ステップS101)。
次に、プリンタ2は、印刷条件の中でフォームオーバレイ印刷の指示があるか否かを判定する(ステップS102)。フォームオーバレイ印刷が指示されていない場合には(ステップS102でNO)、通常の印刷が行われ(ステップS108)、処理は終了する。一方、フォームオーバレイ印刷が指示されている場合(S102でYES)、登録されているフォームデータ30の読み出しが行われる(ステップS103)。また、これに重ね合わせる印刷データ(印刷ジョブ)中のバリアブルデータ40の読み出しが行われる。
次に、プリンタ2は、指定されたシフト量だけ、バリアブルデータ40の印刷開始位置をシフトさせて、印刷位置を微調整する(ステップS104)。この印刷位置のシフト(微調整)量は、プリンタドライバに含まれる印刷位置指定機能CによってPC1側において指定される。プリンタ2は、指定されたシフト量だけ、バリアブルデータ40の印刷開始位置を、フォームデータ30におけるXY直交座標のX方向および/またはY方向にシフトさせる。ただし、印刷位置指定機能Cはプリンタ側に備えられてもよい。このような印刷位置の調整については後述する。
次に、プリンタ2は、ステップS105において、試し刷りが指示されているか否かをチェックする。このような試し刷りの有無は、プリンタドライバの試し刷り指定機能DによりPC1側において指定される。試し刷りの指示がない場合(S105でNO)、フォームデータ30とバリアブルデータ40とを図7(c)のように重ね合わせて印刷するオーバレイ印刷が行われる(ステップS106)。このように試し刷りの指定がなければ通常の重ね合わせ(フォームオーバレイ)印刷が実行される。
一方、試し刷り指示がある場合(S105でYES)、フォームデータ30およびバリアブルデータ40と共に、フォームデータ30に対するバリアブルデータ40の印刷位置のずれ量を計測するためのずれ量計測用目盛り50が更に重ね合わされて印刷される。この画像合成処理により図8の如くフォームデータ30とバリアブルデータ40とずれ量計測用目盛り50の三つが重ね合わされて印刷される。図8の例では、ずれ量計測用目盛り50は、オーバレイフォーム30の直交座標上の直線に沿った縦目盛り51と横目盛り52から成り、これらはフォームデータ30が印刷されたフォームの中央で直交する形で設けられている。なお、ずれ量計測用目盛り50のデータは、予め例えばハードディスク24に保存されている。
<印刷位置の確認>
図8に示した例では、印刷結果として、フォームデータ30に対してバリアブルデータ40の印刷位置がずれており、オーバレイフォーム30の記入枠31からバリアブルデータ40の記入位置がはみ出した状態にある。このバリアブルデータ40の印刷したい位置からのずれ量は、ずれ量計測用目盛り50の縦目盛り51と横目盛り52から目視により計測することができる。ここで、フォームデータ30に対してバリアブルデータ40が上側にずれているときは縦方向のずれ量がプラス(+)であり、下側にずれているときはマイナス(−)であるものとする。また、フォームデータ30に対してバリアブルデータ40が右側にずれているときは横方向のずれ量がプラス(+)であり、左側にずれているときはマイナス(−)であるものとする。図8の例において、1目盛りの単位を1cmとすると、フォームデータ30は上側に約1.5目盛り分、右側に約4目盛り分だけバリアブルデータ40からずれているため、縦方向に+1.5cm、横方向に+4.0cmだけずれている、と読み取ることができる。なお、1目盛の単位は適宜設定され得る。
図8に示した例では、印刷結果として、フォームデータ30に対してバリアブルデータ40の印刷位置がずれており、オーバレイフォーム30の記入枠31からバリアブルデータ40の記入位置がはみ出した状態にある。このバリアブルデータ40の印刷したい位置からのずれ量は、ずれ量計測用目盛り50の縦目盛り51と横目盛り52から目視により計測することができる。ここで、フォームデータ30に対してバリアブルデータ40が上側にずれているときは縦方向のずれ量がプラス(+)であり、下側にずれているときはマイナス(−)であるものとする。また、フォームデータ30に対してバリアブルデータ40が右側にずれているときは横方向のずれ量がプラス(+)であり、左側にずれているときはマイナス(−)であるものとする。図8の例において、1目盛りの単位を1cmとすると、フォームデータ30は上側に約1.5目盛り分、右側に約4目盛り分だけバリアブルデータ40からずれているため、縦方向に+1.5cm、横方向に+4.0cmだけずれている、と読み取ることができる。なお、1目盛の単位は適宜設定され得る。
このようにユーザは、ずれ量計測用目盛り50を見ることで、印刷データが、印刷したい位置からどの程度ずれて印刷されているかを、物差しなどの道具を使わずに容易に把握できる。従って、ユーザは、上記ずれ量計測用目盛り付の試し刷りにより、上記ずれ量をゼロとするには、バリアブルデータ40の印刷位置を上記の値のプラスとマイナスを反転させた値、すなわち、縦方向に−1.5cm、横方向に−4.0cmだけシフトさせれば良いことを理解することができる。
<印刷位置の調整>
ユーザが上記のずれ量計測用目盛り50を利用してずれ量を確認した後は、PC1側のプリンタドライバの印刷位置指定機能Cによって、上記ずれ量をゼロとするバリアブルデータ40のシフト量が指示され、それが印刷結果に反映される。すなわち、プリンタドライバの印刷位置指定機能Cのシフト量入力欄に、横方向(X方向)及び縦方向(Y方向)の必要なシフト量が入力されることにより、正しい位置にバリアブルデータ40を印刷するための指定がなされる。この際、シフト量はミリメートル単位で入力される。従って、図8の例においては、シフト量は、Y方向に−15mm、X方向に−40mmと入力される。
ユーザが上記のずれ量計測用目盛り50を利用してずれ量を確認した後は、PC1側のプリンタドライバの印刷位置指定機能Cによって、上記ずれ量をゼロとするバリアブルデータ40のシフト量が指示され、それが印刷結果に反映される。すなわち、プリンタドライバの印刷位置指定機能Cのシフト量入力欄に、横方向(X方向)及び縦方向(Y方向)の必要なシフト量が入力されることにより、正しい位置にバリアブルデータ40を印刷するための指定がなされる。この際、シフト量はミリメートル単位で入力される。従って、図8の例においては、シフト量は、Y方向に−15mm、X方向に−40mmと入力される。
また、シフト量を指定する手段として、図3の印刷位置指定機能Cの代わりに、図4のようなスライダ方式の印刷位置指定機能C´が用いられてもよい。印刷位置指定機能C´は、縦方向および横方向のシフト量を指定するための縦スライダ53および横スライダ54が、シフト量指定用の縦目盛り51´および横目盛り52´のそれぞれに沿って移動されることにより実行される。すなわち、縦スライダ53および横スライダ54がユーザによって初期位置から移動されることにより、縦方向及び横方向の必要なシフト量が入力されることになり、それによって、正しい位置にバリアブルデータ40を印刷するための指定がなされる。なお、シフト量指定用の縦目盛り51´および横目盛り52´は、ずれ量計測用の縦目盛り51および横目盛り52にそれぞれ対応している。従って、図8の例において必要なシフト量が指定されるためには、縦スライダ53が縦目盛り51´に沿って下側に1.5目盛り移動され、横スライダ54が横目盛り52´に沿って左側に4目盛りだけ移動されればよいことになる。
以上のようにして指定されたシフト量は、フォームデータ30の印刷位置には影響せず、PC1から送信されるバリアブルデータ40の印刷位置にのみ影響する。
なお、正確さが要求される場合には、上記のように印刷位置を調整した後に再びフォームオーバレイ印刷の試し印刷を行うことが望ましい。その際、プリンタ2は、再び図6のフォームオーバレイ印刷のフローを実行することになるが、そのステップS104において、プリンタドライバの印刷位置指定機能Cにより指定されたシフト量だけ、バリアブルデータ40の印刷開始位置が移動させられ、それによりバリアブルデータ40全体のフォームデータ30に対する印刷位置がシフトされる。本実施形態では、指定されたシフト量が+X方向であれば、バリアブルデータ40の印刷開始位置は通常の印刷開始位置から右方向に移動される。また−X方向であれば逆に左方向に印刷開始位置が移動させられる。同様に+Y方向であれば上方向に、−Y方向であれば下方向に印刷開始位置がシフトさせられる。
ここで、プリンタドライバの試し刷り指定機能Dにより試し刷りが指定されていなければ通常のフォームオーバレイ印刷が行われ、目盛りは印刷されない。また、再度の試し刷りが指定されている場合は、フォームデータ30およびバリアブルデータ40と共にずれ量計測用目盛り50が印刷され、フォームデータ30に対するバリアブルデータ40の印刷位置のシフト量を確認する際の指標として役立つこととなる。
上記実施形態では、実際の印刷結果の上に目盛りを印刷しているので、正確にずれ量を把握できる。また、確認用の位置合わせシートの入れ替えなども行う必要が無く、用紙のセット位置のような物理的なずれも発生しないため、ずれが無いことを確認後にそのまま本番印刷を行っても正確に印刷位置が調整されたフォームオーバレイ印刷を行うことができる。
また、複数のフォームデータを使用する場合でも、従来のようにフォームデータ毎に確認用の位置合わせシートを入れ替えるといった不便さがなく、非常に手軽にかつ確実に印刷位置の調整が可能である。また、フォームデータ毎にずれ量を記憶させることも実現可能であり、この機能を使うとオーバレイフォーム毎に毎回印刷位置を調整することを省略できる。
すなわち、本実施形態によれば、フォームデータおよびバリアブルデータと共に、両者の印刷位置のずれ量を計測するためのずれ量計測用目盛りが重ね合わされて一緒に印刷される。従って、物差しや位置合わせシートなどの特別な道具を使わずに、両者の印刷位置のずれ量を容易かつ正確に把握することができる。このため、両者の印刷位置のずれ量の修正作業が簡便になる。また何種類ものフォームデータを使う際にも容易に対応することが可能である。さらに、本発明では、実施の印刷結果の上に目盛りが印刷されるため、より正確にずれ量が把握され得る。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲において、種々改変することができる。
例えば、上記実施形態では、オーバレイフォーム30の縦横の辺の各中心を通るように、それぞれ1本の目盛りを印刷する例について記述したが、ずれ量計測用目盛り50はオーバレイフォーム30に対するバリアブルデータ40の印刷位置のずれ量を計測し得るものであれば良く、目盛りの種類・数は上記実施形態のものに限定されない。例えば、オーバレイフォーム30の全面に格子状の目盛りとして印刷することもできる。また、カラー印刷可能なプリンタでは、印刷されるずれ量計測用目盛り50の色を、赤など目立つ色にすると、より明確にずれ量を把握できる。また、カラープリンタの場合、フォームデータとバリアブルデータに使われている色を判断し、もっとも多く使われている色の反対色を使用することにより、より目盛りが明瞭になるように印刷することもできる。
また、本発明による画像形成装置として、プリンタのほか、複写機、MFP(Multi−Function Peripheral)などの他の装置が使用されてもよい。
本発明による画像形成装置における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピュータのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、例えばフレキシブルディスクやCD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送されて記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像形成装置の一機能としてその装置のソフトウェアに組み込まれてもよい。
1 PC、
2 プリンタ、
3 ネットワーク、
11,21 CPU、
12,22 ROM、
13,23 RAM、
14,24 ハードディスク、
15 ディスプレイ、
16 入力装置、
17,27 ネットワークインタフェース、
18,28 バス、
25 操作パネル部、
26 印刷部、
30 オーバレイフォーム、
31 記入枠、
40 バリアブルデータ、
50 ずれ量計測用目盛り、
51,51´ 縦目盛り、
52,52´ 横目盛り。
2 プリンタ、
3 ネットワーク、
11,21 CPU、
12,22 ROM、
13,23 RAM、
14,24 ハードディスク、
15 ディスプレイ、
16 入力装置、
17,27 ネットワークインタフェース、
18,28 バス、
25 操作パネル部、
26 印刷部、
30 オーバレイフォーム、
31 記入枠、
40 バリアブルデータ、
50 ずれ量計測用目盛り、
51,51´ 縦目盛り、
52,52´ 横目盛り。
Claims (6)
- 第1画像データと、第2画像データとを重ね合わせて印刷するオーバレイ印刷機能を有する画像形成装置において、
受信した印刷データに対して、ユーザの指定に基づいて試し印刷が設定されているか否かを判断する判断手段と、
前記試し印刷が設定されている場合、前記第1画像データおよび前記第2画像データと共に、前記第1画像データおよび前記第2画像データの相互の印刷位置のずれ量を計測するためのずれ量計測用目盛りを更に重ね合わせて印刷する印刷手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1画像データおよび前記第2画像データの相互の印刷位置をシフトさせるためのユーザにより指定されたシフト量を取得するシフト量取得手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記シフト量はプリンタドライバにより提供される設定画面を通じて指定されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 第1画像データと、第2画像データとを重ね合わせて印刷する画像形成方法であって、
受信した印刷データに対して、ユーザの指定に基づいて試し印刷が設定されているか否かを判断するステップと、
前記試し印刷が設定されている場合、前記第1画像データおよび前記第2画像データと共に、前記第1画像データおよび前記第2画像データの相互の印刷位置のずれ量を計測するためのずれ量計測用目盛りを更に重ね合わせて印刷するステップと、を有することを特徴とする画像形成方法。 - 第1画像データと、第2画像データとを重ね合わせて印刷するオーバレイ印刷機能を有する画像形成装置を制御するための画像形成プログラムであって、
受信した印刷データに対して、ユーザの指定に基づいて試し印刷が設定されているか否かを判断する手順と、
前記試し印刷が設定されている場合、前記第1画像データおよび前記第2画像データと共に、前記第1画像データおよび前記第2画像データの相互の印刷位置のずれ量を計測するためのずれ量計測用目盛りを更に重ね合わせて印刷する手順と、を前記画像形成装置に実行させることを特徴とする画像形成プログラム。 - 請求項5に記載の画像形成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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