JP2006345367A - 画像測定装置及び画像測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スキャナ等の画像読取手段を用いた距離測定精度を向上させる。
【解決手段】本発明に係る画像形成装置1によれば、補正用チャートの各特定点位置の実測値(基準位置からの距離で示す)と、当該補正用チャートをスキャナ部103から読み取って検出した各特定点位置との差分値を算出して記憶部107に記憶するとともに、差分値をN倍にした画像を作成してプリンタ部105から出力する。また、スキャナ部103を用いて画像における2位置相互間の距離を測定する際に、スキャナ103による距離の測定値を記憶部に記憶された差分値に基づいて補正し、補正された値を測定結果として出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像読取手段で原稿画像を読み取って原稿画像上の距離測定を行う際に、画像読取手段の歪みによるずれを補正する機能を備えた画像測定装置及び画像測定方法に関する。
従来、スキャナを用いて画像上の任意の2位置間の距離を測定することが行われている。このスキャナによる距離の測定は、スキャナで原稿を読み取り、得られた画像データに基づいて測定対象となる2位置を検出し、検出された2位置間の距離を求めるものである。
しかしながら、スキャナ自体が主走査方向及び副走査方向に歪みを持っているため、そのままでは精度の良い測定をすることができない。そこで、スキャナの歪みによる位置ずれを補正する技術が開発されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2002−314769号公報 特開平11−164104号公報
特許文献1及び特許文献2のように、斜線パターン等の補正用チャートを読み取って位置誤差を求める場合、補正用チャート自体にも歪みが存在すると、精度良く位置誤差を検出することができないという問題があった。
本発明の課題は、スキャナ等の画像読取手段を用いた距離測定精度を向上させることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
原稿の画像を読み取って画像データを取得する画像読取手段と、前記画像読取手段により読み取られた画像データに基づいて、原稿画像上の任意の2位置相互間の距離を測定する測定手段と、を備えた画像測定装置において、
複数の特定パターンからなる補正用チャートにおける前記特定パターン上の複数の特定点の位置を実測した実測値データを入力する入力手段と、
前記画像読取手段により前記補正用チャートを読み取って得られた画像データから前記複数の各特定点の位置を検出し、この検出された各特定点位置と前記実測した特定点位置との差分値を算出し、前記算出された差分値データを記憶手段に記憶する補正値算出手段とを備え、
前記測定手段は、前記画像読取手段により原稿の画像を読み取って得られた画像データに基づいて前記読み取られた原稿画像上の任意の2位置相互間の距離を測定する際に、前記記憶手段に記憶された差分値データに基づいて補正を行うことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記特定パターンは、格子線からなることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、
前記格子線は斜め細線からなるものであり、
前記補正値算出手段は、前記画像読取手段により読み取られた主走査方向又は副走査方向の複数ライン分の画像データを用いて前記補正用パターンにおける斜め細線のプロファイルを求め、求められたプロファイル上のピーク位置に基づいて、前記各特定点の位置を検出することを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記特定パターンは、ドットからなることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、
前記補正値算出手段は、主走査方向、副走査方向のそれぞれにおける前記各特定点位置の差分値の近似曲線式を算出し、この算出された近似曲線式を前記記憶手段に記憶することを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明において、
前記各特定点位置における差分値をN倍(Nは正の数)した画像データを作成する位置ずれ画像作成手段を備えたことを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、
前記位置ずれ画像作成手段により作成された画像データを印刷出力するプリンタ部を備えたことを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、
前記位置ずれ画像作成手段により作成された画像データを表示する表示部を備えたことを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、
原稿の画像を画像読取手段により読み取って画像データを取得し、取得された画像データに基づいて、原稿画像上の任意の2位置相互間の距離を測定する画像測定方法において、
複数の特定パターンからなる補正用チャートにおける前記特定パターン上の複数の特定点の位置を実測した実測値データを入力し、
前記補正用チャートを前記画像読取手段により読み取り、得られた画像データから前記複数の各特定点の位置を検出し、この検出された各特定点位置と前記実測した特定点位置との差分値を算出し、前記算出された差分値データを記憶手段に記憶し、
原稿の画像を前記画像読取手段により読み取って得られた画像データに基づいて前記読み取られた原稿画像上の任意の2位置相互間の距離を測定する際に、前記記憶手段に記憶された差分値データに基づいて補正を行うことを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、
前記特定パターンは、格子線からなることを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、
前記格子線は斜め細線からなるものであり、
前記画像読取手段により読み取られた主走査方向又は副走査方向の複数ライン分の画像データを用いて前記補正用パターンにおける斜め細線のプロファイルを求め、求められたプロファイル上のピーク位置に基づいて、前記各特定点の位置を検出することを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、
前記特定パターンは、ドットからなることを特徴としている。
請求項13に記載の発明は、請求項9〜12の何れか一項に記載の発明において、

主走査方向、副走査方向のそれぞれにおける前記各特定点位置の差分値の近似曲線を算出し、この算出された近似曲線式を前記記憶手段に記憶することを特徴としている。
請求項14に記載の発明は、請求項9〜13の何れか一項に記載の発明において、
前記各特定点位置における差分値をN倍(Nは正の数)した画像データを作成することを特徴としている。
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、
前記作成された画像データを印刷出力することを特徴としている。
請求項16に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、
前記作成された画像データを表示することを特徴としている。
請求項1〜10に記載の発明によれば、補正用チャートに歪みがあっても、画像読取手段の歪みにより生じる主走査方向及び副走査方向双方における位置ずれ量を精度良く求めることができるので、この位置ずれ量を用いて画像読取手段による距離測定時の補正を行うことにより、画像読取手段を用いた距離の測定精度を向上させることが可能となる。
また、請求項3、11に記載の発明によれば、画像読取手段の歪みにより生じる主走査方向及び副走査方向双方における位置ずれ量を更に精度良く求めることができる。
また、請求項5、13に記載の発明によれば、記憶手段に記憶する差分値データのデータ量を抑えることが可能となる。
また、請求項6、14に記載の発明によれば、画像読取手段による歪みにより生じる読取画像における位置ずれをユーザが認識しやすく強調した画像を作成することが可能となる。
請求項7、15に記載の発明によれば、画像読取手段による歪みにより生じる読取画像における位置ずれをユーザが認識しやすく強調した画像を印刷出力することが可能となる。
請求項8、16に記載の発明によれば、画像読取手段による歪みにより生じる読取画像における位置ずれをユーザが認識しやすく強調した画像を表示することが可能となる。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態においては、本発明の画像測定装置を画像形成装置に適用した場合を例にとり説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、画像形成装置1内部の構成例を示す。図1に示すように、画像形成装置1は、CPU(Central Processing Unit)101、操作表示部102、スキャナ部103、画像処理部104、プリンタ部105、RAM(Random Access Memory)106、記憶部107、通信制御部108等により構成され、各部はバス109により接続されている。
CPU101は、記憶部107に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM106内に形成されたワークエリアに展開し、該システムプログラムに従って画像形成装置1の各部を制御する。また、CPU101は、記憶部107に記憶されている補正値算出プログラム107a、画像距離測定/補正プログラム107bを始めとする各種処理プログラムを読み出してワークエリアに展開し、後述する補正値算出処理、画像距離測定/補正処理を始めとする各種処理を実行する。
操作表示部102は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、CPU101から入力される表示信号の指示に従って表示画面上に各種操作ボタンや装置の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う表示部102bと、LCDの各種画面上に構成された透明電極を格子状に配置した感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネルにより、画面上を手指で押下された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置信号を操作信号としてCPU101に出力する操作部102aとにより構成されている。また、操作部102aは、数字ボタン、スタートボタン等の各種操作ボタンを備え、ボタン操作による操作信号をCPU101に出力する。
スキャナ部103は、原稿を載置するコンタクトガラスの下部にスキャナを備えて構成され、原稿の画像を読み取る画像読取手段である。スキャナ部103は、光源、CCD(Charge Coupled Device)等により構成され、光源から原稿へ照明走査した光の反射光を結像して光電変換することにより原稿の画像を読み取り、読み取った画像をデジタル画像データに変換して画像処理部104に出力する。
画像処理部104は、スキャナ部103により読み取られた画像データに空間フィルタ処理、拡大/縮小処理、回転処理、階調補正処理等の画像処理を施してプリンタ部105に出力する。
プリンタ部105は、感光ドラム、トナー、排出部、給紙部などを備えて構成されている。プリンタ部105は、CPU101からの印刷指示に従って、操作表示部102から入力指示されたサイズ、向きの用紙を給紙部から搬送して、感光ドラム表面に、画像処理部104から入力された画像の静電潜像を形成する。更に、プリンタ部105は、感光ドラム表面の静電潜像を含む領域にトナーを付着させ、給紙部から搬送される印刷用紙にトナーを転写して定着させた後、排出部から排出する。
RAM106は、CPU101により実行制御される各種処理において、記憶部107から読み出されたプログラム、入力、若しくは出力データ及びパラメータ等の一時的な格納領域となる。
記憶部107は、不揮発性の半導体メモリ等により構成され、画像形成装置1に対応するシステムプログラム及び該システムプログラム上で実行可能な補正値算出プログラム107a、画像距離測定/補正プログラム107bをはじめとする各種処理プログラム等を記憶する。プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU101は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
また、記憶部107は、補正用チャート(図2参照)の各特定点位置の実測値データを記憶するための実測値データ格納部107cと、スキャナ部103において検出された補正用チャートの各特定点位置とその実測値との差分値の近似曲線式を記憶する差分データ格納部107dを有している。
通信制御部108は、LANアダプタやルータ等によって構成され、LAN(Local Area Network)等の通信回線を介してPC2を始めとする各装置とのデータ送受信を行う。
PC(Personal Computer)2は、キーボード、マウス、ディジタイザ等により構成される入力部、PC2と画像形成装置1を接続するための通信制御部、LCD等から構成され、画像を表示する表示部等を備える。PC2は、入力部を介して、図2に示す補正用チャートを構成する複数の特定パターン(図2では格子線)上の予め定められた複数の特定点の位置の実測値データが入力されると、この実測値データを画像形成装置1に送信する入力手段である。各特定点の位置の実測値データは、補正用チャートにおける基準位置から各特定点までの距離の実測した値のデータとして入力される。なお、実測値データを操作部102aから直接入力する構成としてもよい。
補正用チャートは、複数の特定パターンがスキャナ部103における主/副走査方向のスキャン画像領域全体に対応するように描かれたものであり、画像形成装置1のスキャナ歪みを補正する際の原稿となる画像である。本実施の形態においては、図2に示すように、特定パターンが格子線の補正用チャートを使用することとするが、ドットが格子点位置にくるように描いたチャートを利用してもよい。補正用チャート自体にも精度が要求されるため、ユポ紙やガラス等の経時変化しにくい材質を使って作成することが望ましい。
補正用チャートの測定における基準位置は、補正用チャートの画像端部を使うことが好ましい。例えば、主走査方向であれば画像の左側、副走査方向であれば画像の先端側を基準位置として、その基準位置からの距離を測定する。測定ポイントとなる特定点は、補正用チャートがドットの場合は各ドットである。補正用チャートの特定パターンが図2に示すような格子線である場合は、各格子線上の所定画素間隔の点を特定点とすることができる。
次に、本発明の動作について説明する。
図3に、CPU101により実行される補正値算出処理を示す。当該処理は、CPU101と記憶部107に記憶されている補正値算出プログラム107aとの協働によるソフトウエア処理により実現される処理であり、操作表示部102の操作部102aを介して補正値算出モードへの移行が指示された際に実行される。当該処理を実行することにより、補正値算出手段が実現される。
PC2から補正用チャートの各特定点位置の実測値データが送信され、通信制御部108を介して当該実測値データが入力されると(ステップS1)、入力された実測値データが実測値データ格納部107cに記憶される(ステップS2)。
次いで、スキャナ部103のコンタクトガラス上に図2に示す補正用チャートが載置されると、当該補正用チャートの画像がスキャナ部103で読み取られ(ステップS3)、得られた画像データが解析され、画像データの輝度値に基づいて各特定点の位置が検出される(ステップS4)。検出された各特定点の位置は、画像端部の基準位置からの距離に変換される。そして、検出された各特定点位置毎に、位置ずれ量、すなわち、検出された特定点位置と実測値データ格納部107cに記憶されている実測値との差分値が算出される(ステップS5)。
検出された各特定点位置とその実測値との差分値が算出されると、主走査方向に延びる格子線上の各特定点位置とその実測値との差分値の近似曲線式が算出される。同様に、副走査方向に延びる格子線上の各特定点位置とその実測値との差分値の近似曲線式が算出される(ステップS6)。算出された近似曲線式は、差分データ格納部17dに記憶される(ステップS7)。そして、各特定点における実測値との差分値をN倍(Nは正数)にした画像が作成され(ステップS8;位置ずれ画像作成手段)、プリンタ部105から出力される(ステップS9)。
なお、算出された差分値は、上述したように近似曲線式として記憶してもよいし、差分値そのものを記憶するようにしてもよい。近似曲線式として記憶すると、データ量が少なくてすむのでより好ましい。
図4に、図1に示す補正用チャートを用いて上述の補正値算出処理を行った際に、ステップS9において出力される画像の一部を示す。各特定点の位置と実測値との差分値の測定結果は、数値データとして表示部102bまたはPC2の表示部により表示してもよいが、数値だけではイメージが湧きにくく、スキャナの歪み状態を把握し難い。また、各特定点の位置の検出結果をそのまま画像として出力しても数値が小さいためユーザには認識し難い。そこで、各特定点における実測値との差分値をN倍にした、差分を強調した画像をプリンタ部105から出力する。これにより、スキャナの歪み状況の傾向が一見してユーザが認識可能となる。例えば、図4においては、スキャナ部103における画像のスキャンが斜めにずれていっていることがわかる。なお、図4に示す測定結果の画像は表示部102bに表示してもよいし、PC2の表示部に表示するようにしてもよい。
図5に、操作表示部102により距離測定モードが指定された際にCPU101により実行される画像距離測定/補正処理を示す。当該処理は、CPU101と記憶部107に記憶されている画像距離測定/補正処理プログラム107bとの協働によるソフトウエア処理により実現される処理である。当該処理を実行することにより、測定手段が実現される。
スキャナ部103のコンタクトガラス上に距離測定対象となる原稿が載置されると、原稿がスキャナ部103で読み取られ(ステップS11)、得られた画像データの輝度値に基づいて距離の測定対象となる2点の位置が検出され、検出された2つの位置の相互間の距離が算出される(ステップS12)。そして、差分データ格納部107dに記憶された差分値の近似曲線式に基づいて、測定された距離が補正され(ステップS13)、測定結果が表示部102bから出力され(ステップS14)、本処理は終了する。
距離測定の起点となる2点の位置が、図4における補正用チャートにおける特定点の位置と一致していない場合は、補正に使用するための差分値が算出されない。そこで、距離測定の起点となる2点の位置が図4における補正用チャートの特定点の位置と一致していない場合は、線形補間等により補って補正に使用する差分値を算出する。
以上説明したように、画像形成装置1によれば、図2に示す補正用チャートの各特定点位置の実測値(基準位置からの距離で示す)と、当該補正用チャートをスキャナ部103から読み取って検出した各特定点位置との差分値を算出して記憶部107に記憶するとともに、差分値をN倍にした画像を作成してプリンタ部105から出力する。また、スキャナ部103を用いて画像における2位置相互間の距離を測定する際に、スキャナ103による距離の測定値を記憶部に記憶された差分値に基づいて補正し、補正された値を測定結果として出力する。
従って、補正用チャートに歪みがあっても、スキャナ部103の歪みにより生じる主走査方向及び副走査方向双方の位置ずれ量を精度良く求めることができるとともに、この位置ずれ量を用いてスキャナ部103による距離測定時の補正を行うことができるので、スキャナ部103における距離の測定精度を向上させることが可能となる。また、スキャナ部103の歪み状態をユーザが視覚的に認識することが可能となる。
なお、上記実施の形態おける記述内容は、本発明の画像形成装置1の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態においては、補正用チャートは主走査方向に平行な直線及び副走査方向に平行な直線からなる格子線として図示したが、1画素〜数画素程度の幅の、やや斜めの細線からなる格子線とし、以下に説明するLSF(Line Spread Function)の原理を用いて図3のステップS3における特定点位置の検出を行うと、スキャナ部103による特定点の位置検出精度をより向上させることができる。
図6(a)に、2画素幅の、10ライン分副走査方向に進むと1画素ずれるやや斜めの細線を示す。この斜め細線を例にとり、LSFの原理を説明する。
図6(a)に示す斜め細線をスキャナ部103にて読み込むと、図6(b)に示すような画像となる。この図6(b)中の第1ラインの1ライン分のみの画像データでこの細線のプロファイルを作成すると、図7(a)に示すような細線のプロファイルとなるが、これではデータが数点分しかないため、その形状の把握が困難である。
ここで、図6(a)(b)に示す斜め細線では、10ライン分副走査方向に進むと1画素ずれることから、第2ラインは第1ラインに対して1/10画素ずれた視点から細線を検出したことに相当させることができる。同様に、第3ラインは第1ラインに対して2/10画素ずれた視点から細線を検出したことに相当し、第4ラインは第1ラインに対して3/10画素ずれた視点から細線を検出したことに相当し、第5ラインは第1ラインに対して4/10画素ずれた視点から細線を検出したことに相当し、第6ラインは第1ラインに対して5/10画素ずれた視点から細線を検出したことに相当し、第7ラインは第1ラインに対して6/10画素ずれた視点から細線を検出したことに相当し、第8ラインは第1ラインに対して7/10画素ずれた視点から細線を検出したことに相当し、第9ラインは第1ラインに対して8/10画素ずれた視点から細線を検出したことに相当し、第10ラインは第1ラインに対して9/10画素ずれた視点から細線を検出したことに相当することとなり、1画素単位である画像データにおいて、複数ライン分の画像データを用いて、擬似的に分解能を1/10画素単位として細線画像の輝度値を算出し、プロファイルを作成することが可能となる。このLSFの原理を用いた際のプロファイルは図7(b)に示すとおりとなり、図7(a)に示すプロファイルに対して10倍のデータ量を確保することができ、細線のプロファイルをより精度良く検出することが可能となる。このプロファイルのピーク値を半値幅の中心位置等を使って算出することで、或るラインにおける細線の主走査方向における位置をより精度よく検出することが可能となる。副走査方向における細線の位置についても同様の原理により精度良く検出することが可能となる。
その他、画像形成装置1の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明に係る画像形成装置1の機能的構成を示すブロック図である。 補正用チャートの一例を示す図である。 図1のCPU101により実行される補正値算出処理を示すフローチャートである。 図3のステップS9でプリンタ部105から出力される画像の一例を示す図である。 図1のCPU101により実行される画像距離測定/補正処理を示すフローチャートである。 (a)は、2画素幅の、10ライン分副走査方向に進むと1画素ずれるやや斜めの細線を示す図であり、(b)は、(a)に示す細線をスキャナにより読み取った画像を示す図である。 (a)は、図6(b)の第1ラインの1ライン分のみの画像データで作成した細線プロファイルを示す図、(b)は、LSFを用いた10ライン分の画像データで作成した細線のプロファイルを示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 PC
101 CPU
102 操作表示部
103 スキャナ部
104 画像処理部
105 プリンタ部
106 RAM
107 記憶部
108 通信制御部
109 バス

Claims (16)

  1. 原稿の画像を読み取って画像データを取得する画像読取手段と、前記画像読取手段により読み取られた画像データに基づいて、原稿画像上の任意の2位置相互間の距離を測定する測定手段と、を備えた画像測定装置において、
    複数の特定パターンからなる補正用チャートにおける前記特定パターン上の複数の特定点の位置を実測した実測値データを入力する入力手段と、
    前記画像読取手段により前記補正用チャートを読み取って得られた画像データから前記複数の各特定点の位置を検出し、この検出された各特定点位置と前記実測した特定点位置との差分値を算出し、前記算出された差分値データを記憶手段に記憶する補正値算出手段とを備え、
    前記測定手段は、前記画像読取手段により原稿の画像を読み取って得られた画像データに基づいて前記読み取られた原稿画像上の任意の2位置相互間の距離を測定する際に、前記記憶手段に記憶された差分値データに基づいて補正を行うことを特徴とする画像測定装置。
  2. 前記特定パターンは、格子線からなることを特徴とする請求項1に記載の画像測定装置。
  3. 前記格子線は斜め細線からなるものであり、
    前記補正値算出手段は、前記画像読取手段により読み取られた主走査方向又は副走査方向の複数ライン分の画像データを用いて前記補正用パターンにおける斜め細線のプロファイルを求め、求められたプロファイル上のピーク位置に基づいて、前記各特定点の位置を検出することを特徴とする請求項2に記載の画像測定装置。
  4. 前記特定パターンは、ドットからなることを特徴とする請求項1に記載の画像測定装置。
  5. 前記補正値算出手段は、主走査方向、副走査方向のそれぞれにおける前記各特定点位置の差分値の近似曲線式を算出し、この算出された近似曲線式を前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の画像測定装置。
  6. 前記各特定点位置における差分値をN倍(Nは正の数)した画像データを作成する位置ずれ画像作成手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の画像測定装置。
  7. 前記位置ずれ画像作成手段により作成された画像データを印刷出力するプリンタ部を備えたことを特徴とする請求項6に記載の画像測定装置。
  8. 前記位置ずれ画像作成手段により作成された画像データを表示する表示部を備えたことを特徴とする請求項6に記載の画像測定装置。
  9. 原稿の画像を画像読取手段により読み取って画像データを取得し、取得された画像データに基づいて、原稿画像上の任意の2位置相互間の距離を測定する画像測定方法において、
    複数の特定パターンからなる補正用チャートにおける前記特定パターン上の複数の特定点の位置を実測した実測値データを入力し、
    前記補正用チャートを前記画像読取手段により読み取り、得られた画像データから前記複数の各特定点の位置を検出し、この検出された各特定点位置と前記実測した特定点位置との差分値を算出し、前記算出された差分値データを記憶手段に記憶し、
    原稿の画像を前記画像読取手段により読み取って得られた画像データに基づいて前記読み取られた原稿画像上の任意の2位置相互間の距離を測定する際に、前記記憶手段に記憶された差分値データに基づいて補正を行うことを特徴とする画像測定方法。
  10. 前記特定パターンは、格子線からなることを特徴とする請求項9に記載の画像測定方法。
  11. 前記格子線は斜め細線からなるものであり、
    前記画像読取手段により読み取られた主走査方向又は副走査方向の複数ライン分の画像データを用いて前記補正用パターンにおける斜め細線のプロファイルを求め、求められたプロファイル上のピーク位置に基づいて、前記各特定点の位置を検出することを特徴とする請求項10に記載の画像測定方法。
  12. 前記特定パターンは、ドットからなることを特徴とする請求項9に記載の画像測定方法。
  13. 主走査方向、副走査方向のそれぞれにおける前記各特定点位置の差分値の近似曲線を算出し、この算出された近似曲線式を前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項9〜12の何れか一項に記載の画像測定方法。
  14. 前記各特定点位置における差分値をN倍(Nは正の数)した画像データを作成することを特徴とする請求項9〜13の何れか一項に記載の画像測定方法。
  15. 前記作成された画像データを印刷出力することを特徴とする請求項14に記載の画像測定方法。
  16. 前記作成された画像データを表示することを特徴とする請求項14に記載の画像測定方法。
JP2005170776A 2005-06-10 2005-06-10 画像測定装置及び画像測定方法 Pending JP2006345367A (ja)

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