JP2006027259A - 画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成システム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成システム Download PDF

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Abstract

【課題】 断裁機の不良出力を防止する画像形成装置を実現すること。
【解決手段】 断裁機が読み取り可能なトンボマーク情報61を、添付手段63を用いて画像情報60に指定された形状、大きさおよび位置で添付し、さらにトンボマークが添付された画像情報60の印刷範囲が、ページメモリ64の大きさである印刷出力範囲あるいは記録媒体サイズを超える際には警告を発し印刷の中止を行うこととしているので、断裁機でのトンボマークの読み取りミスを防止し断裁機からの記録媒体の不良出力を軽減し、印刷効率を向上することを実現させる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、画像情報に断裁マークを含んだ印刷を行う画像形成装置、方法、システムに関する。
近年、業務用等の画像形成装置等では、印刷される画像情報に加え断裁位置が断裁マークとして記録媒体に印画されることがある。これにより、印刷後に行われる、断裁機による記録媒体の整形作業が容易になり、作業効率を向上することができる。
また、断裁機は、近年の画像認識技術の進歩により、記録媒体上の断裁マークを読み取り、この読み取り位置情報から記録媒体の断裁を自動的に行う。ここで、断裁機は、断裁マークの読み取りに際しては、断裁機固有の定型の断裁マークを読み取り、この読み取り位置に断裁を行う(例えば、特許文献1参照)。一方、断裁マークは、画像情報に組み込まれた状態で、PC等から画像情報とともに画像形成装置に入力される。
上記の技術とは別に、画像形成装置側において断裁マークを追加する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2においては、断裁マークを画像形成装置側において記憶しておき、断裁マーク付き画像を記録媒体に記録するにあたり、画像を展開するメモリの容量を節約するために、断裁マークを画像余白部に付与してメモリに展開するのではなく、余白部に対応する領域においてレーザドライバの駆動を制御することで感光体上に断裁マーク付き画像の潜像を形成する技術が教示されている。
特開2002―292831号公報、(第1頁、図1) 特開平11−146164号公報
しかしながら、上記の特許文献1によれば、断裁機による記録媒体の断裁の際に、断裁ミスが生じる。すなわち、断裁機で読み取り可能な断裁マークと、PC等から読み込まれる画像情報に添付される断裁マークの不一致等により断裁機で読み取りミスが生じる。
特に、断裁機で読み取りミスが生じる場合には、断裁位置が目的とする位置と異なる記録媒体の不良出力が生じる。この不良出力は、記録媒体の浪費および印刷の効率を低下させるばかりか、断裁マークが画像形成装置に入力される画像情報に含まれたものであるので、変更が容易でなく、不良出力の改善に工数を費やす要因となっている。
上記の特許文献2によれば、所謂ページメモリの容量を低減可能であるものの、多様な断裁機に対応可能であるものではない。
また、上述の課題とは別に、上記の特許文献1及び特許文献2の何れにおいても、断裁マーク付き画像を印刷するには元々の画像情報のサイズより大きな印刷範囲が必要となり、この印刷範囲が記録媒体のサイズを超える虞があり、この場合、記録媒体に断裁マークが印刷されず、断裁機で所望の断裁を行うことができない結果を招く。
これらのことから、断裁機による断裁不良を未然に防止する画像形成装置、方法ないしはシステムを如何に実現するかが重要となる。
この発明は、上述した背景技術による課題を解決するためになされたものであり、断裁機による断裁不良を未然に防止できる印刷出力が可能な画像形成装置、方法、システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の発明にかかる画像形成装置は、画像情報を入力する入力手段と、断裁機に読み取られる断裁マークを採用する操作部と、前記断裁マーク及び前記画像情報を記録媒体に印刷する画像形成部と、前記画像形成部による印刷に先立ち、前記断裁マーク及び前記画像情報を含む印刷範囲が前記記録媒体に収まるかどうか判断する判断手段と、を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明では、操作部により断裁機に読み取られる断裁マークが採用され、画像形成部による印刷に先立ち、判断手段により前記断裁マーク及び前記画像情報を含む印刷範囲が前記記録媒体に収まるかどうか判断される。
また、請求項2に記載の発明に係る画像形成装置は、前記操作部は、複数種類の断裁マークから所望の断裁マークを選択することで、当該所望の断裁マークを採用することを特徴とする。
この請求項2に記載の発明では、複数種類の断裁マークのうち所望のものを選択することで当該所望の断裁マークを採用する。
また、請求項3に記載の発明にかかる画像形成装置は、前記断裁マークにL字型および十字型の形状のものを含むことを特徴する。
この請求項3に記載の発明では、断裁マークにL字型および十字型の形状のものを含ませる。
また、請求項4に記載の発明にかかる画像形成装置は、前記印刷範囲は、前記断裁マーク及び前記画像情報により定まる印画範囲に、余白を与えた範囲であることを特徴とする。
この請求項4に記載の発明では、周辺に余白を含む範囲が印画範囲とされる。
また、請求項5に記載の発明にかかる画像形成装置は、前記操作部が、前記印刷範囲が前記記録媒体の大きさを越える場合に、警告表示を行う表示部を備えることを特徴とする。
この請求項5に記載の発明では、操作部は、前記印画範囲が、記録媒体の大きさを越える場合に、警告表示を行う。
また、請求項6に記載の発明にかかる画像形成装置は、前記操作部が、前記印刷範囲が前記記録媒体の大きさを越える場合に、前記印刷を行うかどうかを指定する第1指定手段を備えることを特徴とする。
この請求項6に記載の発明では、操作部が、第1指定手段により、印画範囲が記録媒体の大きさを越える場合に、印刷を行うかどうかを指定する。
また、請求項7に記載の発明にかかる画像形成装置は、前記操作部が、前記断裁マークの大きさを指定する第2指定手段を備えることを特徴とする。
この請求項7に記載の発明では、操作部は、第2指定手段により、断裁マークの大きさを指定する。
また、請求項8に記載の発明にかかる画像形成装置は、前記大きさに連動して前記余白の大きさを変更する変更手段を備えることを特徴とする。
この請求項8に記載の発明では、変更手段により、大きさに連動して余白の大きさを変更する。
また、請求項9に記載の発明にかかる画像形成装置は、前記操作部が、前記断裁マーク付き画像情報の印刷を複数回行う際に、前記印刷を確認するための一回あるいは指定回数の印刷の後に、前記採用を再度行う再設定手段を備えることを特徴とする。
この請求項9に記載の発明では、操作部は、再設定手段により、印刷を確認するための一回あるいは指定回数の印刷の後に、断裁マークの採用を再度行う。
請求項10に記載の発明に係る画像形成装置は、前記操作部が、前記印刷範囲が前記記録媒体の大きさを越える場合に、断裁マークの形状、大きさ、位置の少なくとも一つを変更することにより前記印刷範囲を調整することを特徴とする。
この請求項10に記載の発明では、前記操作部は、前記印刷範囲が前記記録媒体の大きさを越える場合に、断裁マークの形状、大きさ、位置の少なくとも一つを変更することにより前記印刷範囲を調整する。
請求項11に記載の発明に係る画像形成方法は、画像情報を入力する入力ステップと、断裁機に読み取られる断裁マークを採用する採用ステップと、前記断裁マーク及び前記画像情報を記録媒体に印刷する画像形成ステップと、前記画像形成ステップに先立ち、前記断裁マーク及び前記画像情報を含む印刷範囲が前記記録媒体に収まるかどうか判断する判断ステップと、を備えることを特徴とする。
この請求項11に記載の発明では、採用ステップにより断裁機に読み取られる断裁マークが採用され、画像形成ステップによる印刷に先立ち、判断ステップにより前記断裁マーク及び前記画像情報を含む印刷範囲が前記記録媒体に収まるかどうか判断される。
また、請求項12に記載の発明に係る画像形成方法は、前記採用ステップにおいて、複数種類の断裁マークから所望の断裁マークを選択することで、当該所望の断裁マークを採用することを特徴とする。
この請求項12に記載の発明では、複数種類の断裁マークを含ませ、これらのうち所望のものを選択することで当該所望の断裁マークを採用する。
請求項13に記載の発明に係る画像形成方法は、前記断裁マークにL字型および十字型の形状のものを含むことを特徴する。
この請求項13に記載の発明では、断裁マークにL字型および十字型の形状のものを含ませる。
請求項14に記載の発明に係る画像形成方法は、前記印刷範囲は、前記断裁マーク及び前記画像情報により確定される印画範囲に、余白を与えた範囲であることを特徴とする。
この請求項14に記載の発明では、周辺に余白を含む範囲が印画範囲とされる。
請求項15に記載の発明に係る画像形成方法は、前記印刷範囲が前記記録媒体の大きさを越える場合に、警告表示を行う表示ステップを更に備えることを特徴とする。
この請求項15に記載の発明では、表示ステップは、前記印画範囲が、記録媒体の大きさを越える場合に、警告表示を行う。
請求項16に記載の発明に係る画像形成方法は、前記印刷範囲が前記記録媒体の大きさを越える場合に、前記印刷を行うかどうかを指定する指定ステップを更に備えることを特徴とする。
この請求項16に記載の発明では、指定ステップにより、印画範囲が記録媒体の大きさを越える場合に、印刷を行うかどうかを指定する。
請求項17に記載の発明に係る画像形成方法は、前記採用ステップにおいて、前記断裁マークの大きさを指定することを特徴とする。
この請求項17に記載の発明では、採用ステップは、断裁マークの大きさを指定する。
請求項18に記載の発明に係る画像形成方法は、前記採用ステップにおいて、前記大きさに連動して余白の大きさを変更することを特徴とする。
この請求項18に記載の発明では、採用ステップは、大きさに連動して余白の大きさを変更する。
請求項19に記載の発明に係る画像形成方法は、前記断裁マーク付き画像情報の印刷を複数回行う際に、前記印刷を確認するための一回あるいは指定回数の印刷の後に、前記採用ステップを再度行うことを特徴とする。
この請求項19に記載の発明では、印刷を確認するための一回あるいは指定回数の印刷の後に、断裁マークの採用を再度行う。
請求項20に記載の発明に係る画像形成方法は、前記印刷範囲が前記記録媒体の大きさを越える場合に、断裁マークの形状、大きさ、位置の少なくとも一つを変更することにより前記印刷範囲を調整する調整ステップを更に備えることを特徴とする。
この請求項20に記載の発明では、調整ステップにより、前記印刷範囲が前記記録媒体の大きさを越える場合に、断裁マークの形状、大きさ、位置の少なくとも一つを変更することにより前記印刷範囲を調整する。
請求項21に記載の発明にかかる画像形成システムは、画像情報を入力する入力手段と、断裁機に読み取られる断裁マークを採用する操作部と、前記断裁マーク及び前記画像情報を記録媒体に印刷する画像形成部と、前記画像形成部による印刷に先立ち、前記断裁マーク及び前記画像情報を含む印刷範囲が前記記録媒体に収まるかどうか判断する判断手段と、を備えることを特徴とする。
この請求項21に記載の発明では、操作部により断裁機に読み取られる断裁マークが採用され、画像形成部による印刷に先立ち、判断手段により前記断裁マーク及び前記画像情報を含む印刷範囲が前記記録媒体に収まるかどうか判断される。
また、請求項22に記載の発明に係る画像形成システムは、前記操作部は、複数種類の断裁マークから所望の断裁マークを選択することで、当該所望の断裁マークを採用することを特徴とする。
この請求項22に記載の発明では、複数種類の断裁マークを含ませ、操作部により、これらのうち所望のものを選択することで当該所望の断裁マークを採用する。
また、請求項23に記載の発明にかかる画像形成システムは、前記操作部が、前記断裁マークにL字型および十字型の形状のものを含むことを特徴する。
この請求項23に記載の発明では、断裁マークにL字型および十字型の形状のものを含ませる。
また、請求項24に記載の発明にかかる画像形成システムは、前記印刷範囲は、前記断裁マーク及び前記画像情報により定まる印画範囲に、余白を与えた範囲であることを特徴とする。
この請求項24に記載の発明では、周辺に余白を含む範囲が印画範囲とされる。
また、請求項25に記載の発明にかかる画像形成システムは、前記操作部が、前記印刷範囲が前記記録媒体の大きさを越える場合に、警告表示を行う表示部を備えることを特徴とする。
この請求項25に記載の発明では、前記操作部は、前記印画範囲が、記録媒体の大きさを越える場合に、警告表示を行う。
また、請求項26に記載の発明にかかる画像形成システムは、前記操作部が、前記印刷範囲が前記記録媒体の大きさを越える場合に、前記印刷を行うかどうかを指定する第1指定手段を備えることを特徴とする。
この請求項26に記載の発明では、操作部が、第1指定手段により、周辺に余白を含む印画範囲が記録媒体の大きさを越える場合に、印刷を行うかどうかを指定する。
また、請求項27に記載の発明にかかる画像形成システムは、前記操作部が、前記断裁マークの大きさを指定する第2指定手段を備えることを特徴とする。
この請求項27に記載の発明では、操作部は、第2指定手段により、断裁マークの大きさを指定する。
また、請求項28に記載の発明にかかる画像形成システムは、前記大きさに連動して前記余白の大きさを変更する変更手段を備えることを特徴とする。
この請求項28に記載の発明では、変更手段により、大きさに連動して余白の大きさを変更する。
また、請求項29に記載の発明にかかる画像形成システムは、前記操作部が、前記断裁マーク付き画像情報の印刷を複数回行う際に、前記印刷を確認するための一回あるいは指定回数の印刷の後に、前記採用を再度行う再設定手段を備えることを特徴とする。
この請求項29に記載の発明では、操作部は、再設定手段により、印刷を確認するための一回あるいは指定回数の印刷の後に、断裁マークの採用を再度行う。
請求項30に記載の発明に係る画像形成システムは、前記操作部が、前記印刷範囲が前記記録媒体の大きさを越える場合に、断裁マークの形状、大きさ、位置の少なくとも一つを変更することにより前記印刷範囲を調整することを特徴とする。
この請求項30に記載の発明では、前記操作部は、前記印刷範囲が前記記録媒体の大きさを越える場合に、断裁マークの形状、大きさ、位置の少なくとも一つを変更することにより前記印刷範囲を調整する。
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、操作部により断裁機に読み取られる断裁マークが採用され、画像形成部による印刷に先立ち、判断手段により前記断裁マーク及び前記画像情報を含む印刷範囲が前記記録媒体に収まるかどうか判断されることとしているので、断裁機による断裁不良を未然に防止できる印刷出力が可能な画像形成装置を提供することができ、ひいては印刷効率の向上を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、複数種類の断裁マークのうち所望のものを選択することで当該所望の断裁マークを採用することとしているので、多様な断裁機において断裁不良を未然に防止できる印刷出力が可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、断裁マークにL字型および十字型の形状のものを含ませることとしているので、主要な断裁機の読み取りに用いられる断裁マークを添付することができる。
請求項4に記載の発明によれば、周辺に余白を含む範囲を印画範囲としているので、記録媒体の不良印刷出力を確実に防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、操作部は、印画範囲が記録媒体の大きさを越える場合に、警告表示を行うこととしているので、オペレータは、記録媒体の不良印刷出力の可能性を事前に認知することができる。
請求項6に記載の発明によれば、操作部が、第1指定手段により、周辺に余白を含む印画範囲が記録媒体の大きさを越える場合に、印刷を行うかどうかを指定することとしているので、オペレータは、断裁機による断裁不良が生じる虞のある印刷出力を意識的に行うことができる。
請求項7に記載の発明によれば、操作部は、第2指定手段により、断裁マークの大きさを指定することとしているので、断裁機の読み取りミスを、より少ないものとすることができる印刷出力が可能となる。
請求項8に記載の発明によれば、変更手段により、断裁マークの大きさに連動して余白の大きさを変更することとしているので、過度の添付作業の中止、警告表示および印刷を行うかどうかの指定を防止することができる。
請求項9に記載の発明によれば、操作部は、再設定手段により、印刷を確認するための一回あるいは指定回数の印刷の後に、断裁マークの採用を再度行うこととしているので、採用ミスによる無駄な印刷を防止することができる。
請求項10に記載の発明によれば、前記操作部は、前記印刷範囲が前記記録媒体の大きさを越える場合に、断裁マークの形状、大きさ、位置の少なくとも一つを変更することにより前記印刷範囲を調整することとしたので、断裁マーク付き画像情報をより確実に記録媒体に印刷することができる。
請求項11に記載の発明によれば、選択ステップにより断裁機に読み取られる断裁マークが採用され、画像形成ステップによる印刷に先立ち、判断ステップにより前記断裁マーク及び前記画像情報を含む印刷範囲が前記記録媒体に収まるかどうか判断されることとしているので、断裁機による断裁不良を未然に防止できる印刷出力が可能な画像形成装置を提供することができ、ひいては印刷効率の向上を図ることができる。
請求項11に記載の発明によれば、複数種類の断裁マークを含ませ、これらのうち所望のものを選択することで、当該所望の断裁マークを採用することができる。
請求項12に記載の発明によれば、複数種類の断裁マークのうち所望のものを選択することで当該所望の断裁マークを採用することとしているので、多様な断裁機において断裁不良を未然に防止できる印刷出力が可能となる。
請求項13に記載の発明によれば、断裁マークにL字型および十字型の形状のものを含ませることとしているので、主要な断裁機の読み取りに用いられる断裁マークを添付することができる。
請求項14に記載の発明によれば、周辺に余白を含む範囲を印画範囲としているので、記録媒体の不良印刷出力を確実に防止することができる。
請求項15に記載の発明によれば、表示ステップは、前記印画範囲が、記録媒体の大きさを越える場合に、警告表示を行うこととしているので、オペレータは、記録媒体の不良印刷出力の可能性を事前に認知することができる。
請求項16に記載の発明によれば、指定ステップにより、印画範囲が記録媒体の大きさを越える場合に、印刷を行うかどうかを指定することとしているので、オペレータは、断裁機による断裁不良が生じる虞のある印刷出力を意識的に行うことができる。
請求項17に記載の発明によれば、採用ステップは、断裁マークの大きさを指定することとしているので、断裁機の読み取りミスを、より少ないものとすることができる印刷出力が可能となる。
請求項18に記載の発明によれば、採用ステップは、大きさに連動して余白の大きさを変更することとしているので、過度の添付作業の中止、警告表示および印刷を行うかどうかの指定を防止することができる。
請求項19に記載の発明によれば、印刷を確認するための一回あるいは指定回数の印刷の後に、断裁マークの採用を再度行うこととしているので、採用ミスによる無駄な印刷を防止することができる。
請求項20に記載の発明によれば、調整ステップにより、前記印刷範囲が前記記録媒体の大きさを越える場合に、断裁マークの形状、大きさ、位置の少なくとも一つを変更することにより前記印刷範囲を調整することとしたので、断裁マーク付き画像情報をより確実に記録媒体に印刷することができる。
請求項21に記載の発明によれば、操作部により断裁機に読み取られる断裁マークが採用され、画像形成部による印刷に先立ち、判断手段により前記断裁マーク及び前記画像情報を含む印刷範囲が前記記録媒体に収まるかどうか判断されることとしているので、断裁機による断裁不良を未然に防止できる印刷出力が可能な画像形成システムを提供することができ、ひいては印刷効率の向上を図ることができる。
請求項22に記載の発明によれば、複数種類の断裁マークのうち所望のものを選択することで当該所望の断裁マークを採用することとしているので、多様な断裁機において断裁不良を未然に防止できる印刷出力が可能となる。
請求項23に記載の発明によれば、断裁マークにL字型および十字型の形状のものを含ませることとしているので、主要な断裁機の読み取りに用いられる断裁マークを添付することができる。
請求項24に記載の発明によれば、周辺に余白を含む範囲を印画範囲としているので、記録媒体の不良印刷出力を確実に防止することができる。
請求項25に記載の発明によれば、操作部は、印画範囲が記録媒体の大きさを越える場合に、警告表示を行うこととしているので、オペレータは、記録媒体の不良印刷出力の可能性を事前に認知することができる。
請求項26に記載の発明によれば、操作部が、第1指定手段により、印画範囲が記録媒体の大きさを越える場合に、印刷を行うかどうかを指定することとしているので、オペレータは、断裁機による断裁不良が生じる虞のある印刷出力を意識的に行うことができる。
請求項27に記載の発明によれば、操作部は、第2指定手段により、断裁マークの大きさを指定することとしているので、断裁機の読み取りミスを、より少ないものとすることができる印刷出力が可能となる。
請求項28に記載の発明によれば、変更手段により、断裁マークの大きさに連動して余白の大きさを変更することとしているので、過度の添付作業の中止、警告表示および印刷を行うかどうかの指定を防止することができる。
請求項29に記載の発明によれば、操作部は、再設定手段により、印刷を確認するための一回あるいは指定回数の印刷の後に、断裁マークの採用を再度行うこととしているので、採用ミスによる無駄な印刷を防止することができる。
請求項30に記載の発明によれば、前記操作部は、前記印刷範囲が前記記録媒体の大きさを越える場合に、断裁マークの形状、大きさ、位置の少なくとも一つを変更することにより前記印刷範囲を調整することとしたので、断裁マーク付き画像情報をより確実に記録媒体に印刷することができる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置、方法、システムを実施するための最良の形態について説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
まず、本実施の形態にかかる画像形成装置を含むシステム構成について説明する。本システムは、PC10、スキャナ20、プリンタ30、LAN40および断裁機50を含む。
PC10は、パーソナルコンピュータで、LAN40を介して、プリンタ30に画像情報を提供する。スキャナ20は、画像情報の読み取り装置で、LAN40を介して、同じくプリンタ30に画像情報を提供する。
プリンタ30は、画像形成装置をなし、PC10あるいはスキャナ20から入力した画像情報を、転写紙あるいは記録紙等の記録媒体に印刷を行う。プリンタ30は、電子写真方式あるいはインク滴の吐出を行う方式等のものが用いられる。
断裁機50は、プリンタ30から出力される印刷された記録媒体を、所定の大きさに断裁し、記録媒体の整形を行う。ここで、断裁機50は、記録媒体上の断裁マーク(裁断マーク、トンボマークとも称する。以下、トンボマークを用いる)の位置を読み取り、この位置情報に基づいて記録媒体の断裁を行う。例えば、記録媒体の四隅に印刷された十字状のトンボマーク位置を断裁する。なお、このトンボマークは、断裁機50の機種ごとに異なる形状のものが用いられる。また、プリンタ30から出力された記録媒体は、オペレータによるバッチ処理で、断裁機50に配設される。
LAN40は、通信ケーブルで、CSMA/CD方式等を用いて、PC10、スキャナ20およびプリンタ30間で画像情報の送受信を行う。
図3は、プリンタ30の機能的な構成を示す機能ブロック図である。プリンタ30は、画像処理部31、制御部32、画像形成部33および操作部34を含む。画像処理部31は、演算プロセッサ、画像メモリおよびインターフェース等からなり、インターフェースを介してPC10あるいはスキャナ20から画像情報を入力し、この画像情報に出力の際のγ補正、ビットマップ変換等の画像処理を行う。
操作部34は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示部、タッチパネルおよびテンキー等の入力手段を有し、印刷を行う際の各種設定を行う。なお、後述するトンボマークの設定も操作部34から行われる。
制御部32は、CPUおよびメモリ等からなり、操作部34から設定された条件に基づいて、プリンタ30の統括的な制御を行う。なお、制御部32では、後述するトンボマークと入力された画像情報の合成が行われトンボマークが添付された画像情報が生成される。
画像形成部33は、制御部32からの印刷条件に基づいて、給紙トレイから記録媒体を入力し、この記録媒体上に画像情報を印刷し、出力トレイに出力する。
図1は、本実施の形態にかかる制御部32の機能ブロック図である。制御部32は、画像情報60、トンボマーク情報61、トンボマークの大きさと位置情報62、添付手段63およびページメモリ64を含む。画像情報60は、PC10あるいはスキャナ20から入力された画像情報に、最適な印刷を行うための画像処理が施されたものである。
トンボマーク情報61は、トンボマークの基になるトンボパターンが複数個保存されている。図4は、トンボマーク情報61に保存されるトンボパターンの例を示す図である。図4(a)〜(d)では,矩形平面をなす画像の4つの角部に配置されるトンボパターンの1つが例示されている。図4(a)は、十字型のトンボパターンが2つ配置された例である。この例では、画像の辺縁部に沿って十字の交点を通る様に断裁が行われる。なお、図4(a)に示される2つのトンボマークは、概ね直交する2つの断裁方向の断裁位置を示しており、2つ十字マークに挟まれる矩形領域の、十字マークが存在しない角部は、一方が画像の角位置に対応し、もう一方は、断裁された記録媒体の角部に一致する。
図4(b)は、L字型のトンボパターンが2つ配置された例である。この例では、L字の一方の辺が画像の辺縁部に沿って配置され、L字の角部を通る様に画像の辺縁部に沿って断裁が行われる。なお、図4(b)に示される2つのトンボマークは、概ね直交する2つの断裁方向の断裁位置を示している。
図4(c)は、L字型および中抜けしたL字型のトンボパターンが配置された例である。この例では、中抜けしたL字の中抜け部分に画像の角部が位置し、画像の辺縁部に沿ってL字の角部を通る様に断裁が行われ、L字の角部と断裁された記録媒体の角部が一致する。なお、図4(c)に示されるL字の2辺は、概ね直交する2つの断裁方向を示している。
図4(d)は、中抜けしたL字型のトンボパターンが配置された例である。この例では、中抜けしたL字の中抜け部分に画像の角部が位置し、中抜けしたL字を構成する2辺の向き合う端部が、辺縁部に沿った断裁位置を示している。
なお、トンボマーク情報61は、図4(a)〜(d)に示す様な十字型、L字型、中抜けしたL字型等のトンボパターン情報を有する。
大きさと位置情報62は、トンボマークの大きさと、トンボマークの画像角部からの位置の情報を含む。トンボマークの大きさ情報としては、例えば十字あるいはL字を構成する直線の一辺の長さで示される。また、トンボマークの位置情報としては、例えば、十字型のトンボマークの場合には、十字の交点位置と画像角部との距離で示され、2つのL字型のトンボマークが配置される場合には、L字の角部と画像角部の距離で示され、中抜きされたL字型のトンボマークの場合には、中抜けしたL字を構成する2辺の向き合う端部と画像角部との距離で示される。
なお、操作部34からの指示により、トンボマーク情報61からトンボマークが選択され添付手段63に送信される。また、同様に操作部34からの指示により、トンボマークの大きさと位置情報62が設定され添付手段63に送信される。
ページメモリ64は、画像形成部33に出力される画像情報を記憶するメモリで、このメモリの内容が印刷出力情報を形成し、操作部34から指定される記録媒体サイズに合わせて印刷される。従って、印刷出力範囲は、ページメモリ64の大きさと一致し、記録媒体サイズとも一致する。また、制御部32内部でページメモリ64の内容を保存する場合には、ページメモリ64の内容は適宜画像圧縮され、さらに必要に応じて画像解凍が行われ印刷に供される。
添付手段63は、画像情報60、トンボマーク情報61およびトンボマークの大きさと位置情報62に基づいて、画像情報60にトンボマークを添付し、ページメモリ64に格納する。図5は、添付手段63による、トンボマークの添付動作を模式的に示した図である。画像情報60は、印刷出力範囲を示すページメモリ64の中心近傍の所定位置に配置される。トンボマークは、操作部34から指定されたトンボマーク情報61およびトンボマークの大きさおよび位置情報62に基づいて、トンボマークの大きさおよび画像の4つの角部からの位置を確定する。そして、添付手段63は、このトンボマークを、ページメモリ64上の画像に存在する4つの角部に、向き、大きさおよび位置を最適化して配置する。
ここで、添付手段63は、ページメモリ64上に配置される画像情報60およびトンボマークを囲む最小の矩形領域である印画範囲を確定し、この印画範囲の周辺部に所定幅の余白を持った印刷範囲を算定する。その後、添付手段63は、この印刷範囲が、記録媒体サイズと一致するページメモリ64の印刷出力範囲を越えて存在する場合には、ページメモリ64への書込みを中止し、警告信号を操作部34に送信する。そして、操作部34は、この警告信号を受けて表示部に警告表示を行う。
なお、添付手段63は、トンボマークの大きさと位置情報62に基づいて余白の幅を変更する変更手段を有する。この変更手段は、選択されたトンボマークが大きい場合に、余白も大きなものとし、断裁機50による断裁が適切に行われる様にする。なお、トンボマークの大きさと余白の幅の具体的な関係は、経験および実験的に決定される。
つづいて、制御部32を中心とするプリンタ30の動作を、図6および図7のフローチャートを用いて説明する。図6および図7は、プリンタ30の動作を示すフローチャートである。まず、オペレータは、操作部34のキー操作等によりトンボマークの印刷を指示する(ステップS601)。ここで、制御部32は、操作部34から入力される記録媒体サイズが、画像情報60のヘッダー等の属性情報による画像サイズ以上かどうかを判定する(ステップS602)。
図8は、操作部34の表示部に表示される表示画面の例である。表示画面上部には、制御部32の状態あるいはユーザーのアクションを示すコメントが表示され、左下部には、画像情報60を除去する第1指定手段であるクリア釦およびトンボ印字を行うかどうかを選択するトンボ印字釦、あるいは、トンボパターンの選択画面が配置され、また右下部には、判定の基になる記録媒体サイズおよび画像サイズ、あるいは、第2指定手段であるトンボマークの大きさおよび位置情報の入力画面が表示される。
ここで、制御部32は、記録媒体サイズが、画像サイズより小さい場合には(ステップS602否定)、すべての画像情報を印刷が出来ないので、添付手段63からの警告信号に基づいて、ページメモリ64への書込みを中止して表示部に印刷不可の表示を行い(ステップS615)、本処理を終了する。
なお、ステップS615が実行された場合には、図8(a)に示す様に、画面上部のコメント欄に、画像サイズが大きくトンボ印字が行えない旨の表示を行う。そして、左下部のトンボ印字釦は、使用不可を示すマスク状態とされる。また、右下部には、画像サイズおよび記録媒体である転写紙サイズが共にA4サイズである旨が表示される。
また、制御部32は、記録媒体サイズが、画像サイズより小さい場合には(ステップS602肯定)、操作部34の表示部にトンボマーク印字可能を表示する(ステップS603)。図8(b)は、この場合の表示部の画面の例である。画面上部のコメント欄に、トンボ印字が可能である旨の表示を行う。そして、左下部のトンボ印字釦は、使用可の状態とされる。また、右下部には、画像サイズがA4、転写紙サイズがA4Wである旨が表示される。
その後、オペレータは、トンボ印字釦を選択し(ステップS604)、トンボマークの形状を現すトンボパターン、この大きさおよびトンボマークの位置を、操作部34から入力する(ステップS605)。
図8(c)は、第2指定手段であるこの場合の表示画面の例である。画面上部のコメント欄に、トンボ種類を選択する旨の表示を行う。そして、左下部には、選択可能なトンボパターンが示され、右下部には、トンボマークの大きさを示す線長さおよび画像角部からのトンボマークの距離を示す画像距離の入力画面が表示される。そして、テンキー等を用いて線長さおよび画像距離が入力される。なお、ここで、トンボマークの形状および大きさは、断裁機50が読み取り可能な様に設定される。
その後、制御部32の添付手段63は、記録媒体サイズが、トンボマークが添付された画像情報60の印刷範囲に等しいかあるいはより大きいかを判定する(ステップS606)。ここで、添付手段63は、記録媒体サイズが、トンボマークが添付された画像情報60の印刷範囲に等しいかあるいはより大きい場合には(ステップS606肯定)、すべての画像情報を印刷できるので、ページメモリ64を生成する(ステップS607)。
その後、制御部32は、操作部34のオペレータによるキー操作等から、確認出力を行うかどうかを判定し(ステップS608)、確認出力を行う場合には(ステップS608肯定)、確認出力を行う(ステップS609、図7)。そして、オペレータは、記録媒体上の画像情報を確認し、想定通りかどうかを判定する(ステップS610)。そして、オペレータは、想定通りである場合には(ステップS610肯定)、印刷を行い(ステップS611)、本処理を終了する。また、想定通りでない場合には(ステップS610否定)、操作部34のオペレータによるキー操作等により、ステップS605に移行し再度トンボマークの形状およびサイズを入力する。なお、ステップS605に移行するキー操作等は、再設定手段をなす。
また、制御部32は、確認出力を行わない場合には(ステップS608否定)、ステップS611に移行し印刷を行い、本処理を終了する。
また、制御部32は、記録媒体サイズがトンボマークが添付された画像情報60の印刷範囲より小さい場合には(ステップS606否定)、表示部に印刷不可表示を行う(ステップS612)。例えば、図8(a)に示すのと同様の表示画面を用いて、画面上部のコメント欄に、トンボマークが添付された画像サイズが大きくトンボ印字が行えない旨の表示を行う。
その後、オペレータは、トンボマークが添付された画像情報60を強制出力するかあるいはクリアするかを選択する(ステップS613)。そして、オペレータが第1指定手段であるクリア釦を選択した場合には(ステップS614肯定、図7)、そのまま本処理を終了し、クリア釦が選択されない場合には(ステップS614否定、図7)、強制出力として、ステップS611の印刷を行い、本処理を終了する。
上述してきたように、本実施の形態では、プリンタ30は、断裁機が読み取り可能なトンボマーク情報61を、添付手段63を用いて画像情報60に指定された形状、大きさおよび位置で添付し、さらにトンボマークが添付された画像情報60の印刷範囲が、ページメモリ64の大きさである印刷出力範囲あるいは記録媒体サイズを超える際には警告を発し印刷の中止を行うこととしているので、断裁機でのトンボマークの読み取りミスを防止し断裁機からの記録媒体の不良出力を軽減し、印刷効率を向上することができる。
図9は、制御部32を中心としたプリンタ30の動作の、別の実施の形態を示すフローチャートである。図9のフローチャートは図6、図7のフローチャートと近似しており、同様の処理ステップについては同じステップ番号を付している。例えば、図9における処理ステップS601〜S604は、図6における処理ステップS601〜S604と同じである。
トンボ印字釦を選択した後(ステップS604)、オペレータはトンボマークの形状を現すトンボパターンを操作部34から入力する(ステップS905)。また、ステップS905−b〜ステップS905−dにおいて、トンボマークの大きさおよびトンボマークの位置のうち一方或いは両方が入力されたかを判断する。
トンボマークの大きさ及び位置のうち大きさのみ入力があった場合(ステップS905−a肯定、ステップS905−c否定)、画像サイズを参照してトンボマークの位置が自動算出される。また、トンボマークの大きさ及び位置のうち位置のみ入力があった場合(ステップS905−a否定、ステップS905−b肯定)、画像サイズを参照してトンボマークの大きさが自動算出される。例えば、トンボマークの大きさのみが入力され、図5に示すように記録媒体の8箇所にトンボマークの印刷が行われる場合、下式によってトンボマークの位置は自動的に算出される。
(画像情報60とトンボマーク情報61と余白量)
=(記録媒体サイズ幅−画像サイズ幅−トンボパターン幅)/2
トンボマークの大きさ或いは位置が自動算出される場合、記録媒体のサイズがトンバマークが添付された画像情報60の印刷範囲に等しい或いはより大きいため、換言するに、記録媒体のサイズがトンバマークが添付された画像情報60の印刷範囲に等しい或いはより大きくなるようにトンボマークの大きさ或いは位置が自動算出されるため、すべての画像情報を印刷でき、ページメモリ64を生成する(ステップS607)。そして、画像情報を印刷し(ステップS611)、本処理を終了する。
尚、上記式により「画像情報60とトンボマーク情報61と余白量」の算出結果が負の値となることが避けられない場合、オペレータにトンボマークの大きさの再入力或いはトンボマークの位置入力を施すようにすればよい。
一方、ステップS905−cにて肯定の場合、図6の処理と同様に、制御部32の添付手段63は、記録媒体のサイズがトンバマークが添付された画像情報60の印刷範囲に等しい或いはより大きいかそうでないかを判定する(ステップS606)。
ステップS606が否定の場合、制御部32は「オートレイアウト」、「再入力」、「強制出力」、「クリア」の選択キーを表示する(ステップS907)。そして、オペレータによるいずれかのキーの選択に従い、以下の動作を行う。
即ち、「オートレイアウト」が選択された場合、ステップS908に進み、トンボマーク位置を優先させてトンボマークの大きさを縮小するもしくは、トンボマークの一部をカットする処理が行われる。トンボマークの縮小については、縦横を均等に縮小しても良く、縦横のうち、印刷範囲からはみ出る方向についてのみ縮小するようにしても良い。また、トンボマークの一部をカットすることについては、十字トンボ或いはL字トンボの交点に対して、印刷範囲からはみ出る方のラインの長さを短くするようにカットすればよい。さらには、印刷範囲からはみ出る方のラインの長さを短くするためには、カットに代えて、この部分についてのみ変倍するようにしてもよい。この後、ステップS607にてページメモリ内に画像情報が展開され、プリンタ30による印刷が実行される(ステップS611)。
オートレイアウトにおいて、トンボマークの大きさ変更だけでは記録媒体サイズ内に収まらない場合、トンボマークの位置も変更する。
「再入力」が選択された場合、ステップS905−bに戻る処理を行い、トンボマークの大きさ及び位置のうち少なくとも一方の再入力をオペレータに施す。「強制出力」が選択された場合、記録媒体サイズ内で画像情報が中心に位置するようセンタリング処理が施され、最終画像の上下或いは左右をカットした画像を印刷出力する(ステップS909、S910、S611)。一方、「クリア」が選択された場合、対象ジョブがキャンセルされる。
上記の何れの実施の形態においてもトンボマークを十字型およびL字型としたが、断裁機50の読み取りマークに一致するものであれば、点あるいは固有のマーク等にすることもでき、特に限定されない。
また、本実施の形態では、添付手段63は、制御部32に存在するとしたが、画像処理部31あるいは画像形成部33とすることもできる。
実施の形態にかかる制御部の機能的な構成を示す機能ブロック図である。 プリンタを中心とするシステム構成を示す図である。 プリンタの構成を示すブロック図である。 実施の形態で用いられるトンボマークの例を示す図である。 添付手段の添付動作を示す模式図である。 実施の形態にかかるプリンタの動作を示すフローチャートである(その1)。 実施の形態にかかるプリンタの動作を示すフローチャートである(その2)。 実施の形態にかかる操作部の表示画面の例を示す図である。 他の実施の形態にかかるプリンタの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 PC
20 スキャナ
30 プリンタ
31 画像処理部
32 制御部
33 画像形成部
34 操作部
50 断裁機
60 画像情報
61 トンボマーク情報
62 大きさと位置情報
63 添付手段
64 ページメモリ

Claims (30)

  1. 画像情報を入力する入力手段と、
    断裁機に読み取られる断裁マークを採用する操作部と、
    前記断裁マーク及び前記画像情報を記録媒体に印刷する画像形成部と、
    前記画像形成部による印刷に先立ち、前記断裁マーク及び前記画像情報を含む印刷範囲が前記記録媒体に収まるかどうか判断する判断手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記操作部は、複数種類の断裁マークから所望の断裁マークを選択することで、当該所望の断裁マークを採用することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記断裁マークにL字型および十字型の形状のものを含むことを特徴する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記印刷範囲は、前記断裁マーク及び前記画像情報により定まる印画範囲に、余白を与えた範囲である請求項1ないし3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  5. 前記操作部は、前記印刷範囲が前記記録媒体の大きさを越える場合に、警告表示を行う表示部を備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  6. 前記操作部は、前記印刷範囲が前記記録媒体の大きさを越える場合に、前記印刷を行うかどうかを指定する第1指定手段を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  7. 前記操作部は、前記断裁マークの大きさを指定する第2指定手段を備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  8. 前記大きさに連動して前記余白の大きさを変更する変更手段を備えることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記操作部は、前記断裁マーク付き画像情報の印刷を複数回行う際に、前記印刷を確認するための一回あるいは指定回数の印刷の後に、前記採用を再度行う再設定手段を備えることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  10. 前記操作部は、前記印刷範囲が前記記録媒体の大きさを越える場合に、断裁マークの形状、大きさ、位置の少なくとも一つを変更することにより前記印刷範囲を調整することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  11. 画像情報を入力する入力ステップと、
    断裁機に読み取られる断裁マークを採用する採用ステップと、
    前記断裁マーク及び前記画像情報を記録媒体に印刷する画像形成ステップと、
    前記画像形成ステップに先立ち、前記断裁マーク及び前記画像情報を含む印刷範囲が前記記録媒体に収まるかどうか判断する判断ステップと、
    を備えることを特徴とする画像形成方法。
  12. 前記採用ステップにおいて、複数種類の断裁マークから所望の断裁マークを選択することで、当該所望の断裁マークを採用することを特徴とする請求項11に記載の画像形成方法。
  13. 前記断裁マークにL字型および十字型の形状のものを含むことを特徴する請求項12に記載の画像形成方法。
  14. 前記印刷範囲は、前記断裁マーク及び前記画像情報により確定される印画範囲に、余白を与えた範囲である請求項11ないし13のいずれか1つに記載の画像形成方法。
  15. 前記印刷範囲が前記記録媒体の大きさを越える場合に、警告表示を行う表示ステップを更に備えることを特徴とする請求項11ないし14のいずれか1つに記載の画像形成方法。
  16. 前記印刷範囲が前記記録媒体の大きさを越える場合に、前記印刷を行うかどうかを指定する指定ステップを更に備えることを特徴とする請求項11ないし15のいずれか1つに記載の画像形成方法。
  17. 前記採用ステップにおいて、前記断裁マークの大きさを指定することを特徴とする請求項11ないし16のいずれか1つに記載の画像形成方法。
  18. 前記採用ステップにおいて、前記大きさに連動して余白の大きさを変更することを特徴とする請求項17に記載の画像形成方法。
  19. 前記断裁マーク付き画像情報の印刷を複数回行う際に、前記印刷を確認するための一回あるいは指定回数の印刷の後に、前記採用ステップを再度行うことを特徴とする請求項11ないし18のいずれか1つに記載の画像形成方法。
  20. 前記印刷範囲が前記記録媒体の大きさを越える場合に、断裁マークの形状、大きさ、位置の少なくとも一つを変更することにより前記印刷範囲を調整する調整ステップを更に備えることを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1つに記載の画像形成方法。
  21. 画像情報を入力する入力手段と、
    断裁機に読み取られる断裁マークを採用する操作部と、
    前記断裁マーク及び前記画像情報を記録媒体に印刷する画像形成部と、
    前記画像形成部による印刷に先立ち、前記断裁マーク及び前記画像情報を含む印刷範囲が前記記録媒体に収まるかどうか判断する判断手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  22. 前記操作部は、複数種類の断裁マークから所望の断裁マークを選択することで、当該所望の断裁マークを採用することを特徴とする請求項21に記載の画像形成装置。
  23. 前記操作部は、前記断裁マークにL字型および十字型の形状のものを含むことを特徴する請求項22に記載の画像形成システム。
  24. 前記印刷範囲は、前記断裁マーク及び前記画像情報により定まる印画範囲に、余白を与えた範囲である請求項21ないし23のいずれか1つに記載の画像形成システム。
  25. 前記操作部は、前記印刷範囲が前記記録媒体の大きさを越える場合に、警告表示を行う表示部を備えることを特徴とする請求項21ないし24のいずれか1つに記載の画像形成システム。
  26. 前記操作部は、前記印刷範囲が前記記録媒体の大きさを越える場合に、前記印刷を行うかどうかを指定する第1指定手段を備えることを特徴とする請求項21ないし25のいずれか1つに記載の画像形成システム。
  27. 前記操作部は、前記断裁マークの大きさを指定する第2指定手段を備えることを特徴とする請求項21ないし26のいずれか1つに記載の画像形成システム。
  28. 前記大きさに連動して前記余白の大きさを変更する変更手段を備えることを特徴とする請求項27に記載の画像形成システム。
  29. 前記操作部は、前記断裁マーク付き画像情報の印刷を複数回行う際に、前記印刷を確認するための一回あるいは指定回数の印刷の後に、前記採用を再度行う再設定手段を備えることを特徴とする請求項21ないし28のいずれか1つに記載の画像形成システム。
  30. 前記操作部は、前記印刷範囲が前記記録媒体の大きさを越える場合に、断裁マークの形状、大きさ、位置の少なくとも一つを変更することにより前記印刷範囲を調整することを特徴とする請求項21ないし25のいずれか1つに記載の画像形成システム。
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