JP5296642B2 - 画像表示装置、画像処理システム、画像表示方法、およびプログラム - Google Patents

画像表示装置、画像処理システム、画像表示方法、およびプログラム Download PDF

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製版・印刷処理に関わる画像を表示するための画像表示装置、画像処理システム、画像表示方法、およびプログラムに関する。
近来、製版・印刷に関わる作業工程について、デジタルデータを取り扱うことによるデジタルワークフロー処理が実現されている。
すなわち、ページ記述言語で記述されたページデータに対して、色変換やレタッチ、トラッピング、あるいはテキストの修正などを行なってベクトル形式からビットマップ形式へ変換するラスタライズ処理を実行して、折りや綴じを考慮して複数のページデータを面付けした面付けデータを作成する刷版作成のための製版処理を行ない、該面付けデータに対して濃度、階調や解像度を網点のサイズ、あるいは網点数で表現するスクリーニング処理などの刷版出力のための製版処理を施すことにより、印刷機において印刷を行なうための印刷データの作成を行なう工程を、全てコンピュータによって行なうことが一般的となっている。
このようなデジタルワークフロー処理では、コンピュータのモニタに表示される画像によって、所望の製版処理が行なわれたか否かを確認する技術が使用されている。
特開2006−150756
特許文献1に記載の発明は、画像データをページデータに加工し、綴じ形態に合わせた順序で画像を出力させるに際して複数の表示形態を有し、ページデータを、ページ単位表示、製本形式表示、紙面印刷形式表示を含む表示形態に合わせてレイアウトしてプレビュー表示する技術を開示している。
しかし、特許文献1に記載された発明では、ページ単位表示、製本形式表示、紙面印刷形式表示を可能とはしているものの、これらの表示を関連して行なうことができないという問題がある。
すなわち、ページ単位の表示時に、文字校正、トラッピングの有無確認のためなど、該ページの特定部分について拡大表示を行なう必要が生じることがあるが、このような確認作業は、ページ単位だけではなく、刷版作成のための製版処理が行なわれた結果得られる面付けデータや、刷版出力のための製版処理が行なわれた結果得られる印刷データに対しても行なう必要がある。
なぜならば、製版処理が実行された場合に、ページデータに対して行なった文字校正が所望したとおりに面付けデータや印刷データにおいて行なわれているかどうかが保証されていないためである。
例えば、ラスタライズ処理を行なうRIPPerが、ページデータに使用されているフォントに対応していない場合、適切にラスタライズ処理を行なうことができないため、ページデータと面付けデータとでは表示される文字の形状が異なってしまうことがある。
また、ページデータにおいてトラッピング指定を行なった結果が、面付けデータや印刷データに確実に反映されているかどうかを確認したいこともある。
従って、ページデータの特定部分を確認した後に、該特定部分に対応する部分について面付けデータや印刷データにおいて確認を行なう必要があるのだが、製版処理が行なわれた面付けデータや印刷データは、回転や配置位置の変更が行なわれているために、ページデータにおいて特定した部分に対応する部分を特定するのが困難であるという問題が存在する。
例えば、両面印刷を伴う1〜8ページの小冊子を作るために、4丁付けの面付けを行なう場合、表面を印刷するための刷版には1、4、5、8ページが丁付けされ、裏面を印刷するための刷版には残りの2、3、6、7ページが丁付けされることになり、面付けデータではページの扱いはページ単位ではなくなる。その結果、面付けデータにおいてページナンバーの検索は行なうことができなくなるため、所望するページを目視で探さなければならず、当然上記ページデータの特定部分に対応する部分についても目視で探さなければならないために、作業者に負担がかかるという問題が生じていた。
また、製版処理された面付けデータや印刷データでは、ラスタライズ処理によりビットマップ形式のデータに変換されるため、ページを構成する文字や画像、線画などの部品(以降、オブジェクトと称する)についての属性が失われることから、面付けデータや印刷データにおいて文字校正を行なおうとする場合、文字のフォント形状が所望する文字のフォント形状と一致しているか否かを確認するのが困難になる、という問題も生じていた。
そこで、本発明は、従来技術の問題を解決し、ページにおいて確認したい部分を指定することにより、面付けデータや印刷データにおいても、該指定された部分を表示して、容易にラスタライズ処理、スクリーニング処理の確認を行なうことができる画像表示装置を提供することを目的とする。
また、ページを構成するオブジェクトの属性について、面付けデータや印刷データにおいても反映が可能なようにすることで、所望する製版処理が行なわれているか否かを容易に確認することができる画像表示装置を提供することを目的とする。
かかる課題を解決する為に、請求項1に係る発明は、属性を有するオブジェクトをページ領域に配置した結果生成される第1画像データを記憶する第1画像データ記憶手段と、複数の前記第1画像データに対して刷版作成のための製版処理が行なわれた結果生成される製版処理済画像である第2画像データを記憶する第2画像データ記憶手段と、前記第2画像データに対して刷版出力のための製版処理が行なわれた結果生成される製版処理済画像である第3画像データを記憶する第3画像データ記憶手段と、刷版作成および刷版出力のための製版処理に関わる製版処理情報を取得する製版処理情報取得手段と、前記第1画像データによって表現される第1画像を表示する第1画像データ表示手段と、表示された前記第1画像において詳細表示領域を指定する詳細表示領域指定手段と、前記製版処理情報および前記詳細表示領域に基づいて、前記第2画像データ乃至第3画像データにおいて、前記第1画像において指定された詳細表示領域に対応する製版処理済画像詳細表示領域を決定する製版処理済画像詳細表示領域決定手段と、前記第2画像乃至第3画像から前記製版処理済画像詳細表示領域に含まれる画像を製版処理済詳細領域画像として表示する製版処理済詳細領域画像表示手段と、を有することを特徴としている。
また、請求項2に係わる発明は、請求項1に記載の画像表示装置であって、前記第1画像データから、前記詳細表示領域指定手段によって指定された詳細表示領域に含まれるオブジェクト属性を取得するオブジェクト属性取得手段と、前記オブジェクト属性を選択するオブジェクト属性選択手段と、前記詳細表示領域に含まれるオブジェクトから前記選択されたオブジェクト属性に一致する属性のオブジェクト画像を表示するオブジェクト画像表示手段と、を有し、前記オブジェクト画像表示手段が、前記製版処理済詳細領域画像表示手段が表示した製版処理済詳細領域画像と前記オブジェクト画像とを重複表示すること、を特徴としている。
さらに請求項3に係わる発明は、請求項2に記載の画像表示装置であって、前記オブジェクト属性選択手段が選択したオブジェクト属性に基づいて、前記オブジェクト画像表示手段が前記オブジェクト画像として該オブジェクトの輪郭を表示すること、を特徴としている。
加えて、請求項4に係わる発明は、請求項1乃至3の画像表示装置であって、前記第1画像データ表示手段が表示する第1画像と、前記製版処理済詳細領域画像表示手段が表示する製版処理済詳細領域画像と、が並列して表示されること、を特徴としている。
請求項5に係わる発明は、画像処理システムであって、属性を有するオブジェクトをページ領域に配置した結果生成される第1画像データを作成する第1画像データ作成手段を備える第1の画像処理装置と、前記刷版作成のための製版処理情報に基づいて、複数の前記第1画像データを使用して刷版作成のための製版処理済画像である第2画像データを作成する第2画像データ作成手段を備える第2の画像処理装置と、前記刷版出力のための製版処理情報に基づいて、前記第2画像データを使用して刷版出力のための製版処理済画像である第3画像データを作成する第3画像データ作成手段を備える第3の画像処理装置と、刷版作成および刷版出力のための製版処理に関わる製版処理情報を作成する製版処理情報作成手段を備える製版処理情報装置と、前記第1画像データによって表現される第1画像を表示する第1画像データ表示手段と、表示された前記第1画像において詳細表示領域を指定する詳細表示領域指定手段と、前記製版処理情報および前記詳細表示領域に基づいて、前記第2画像データ乃至第3画像データにおいて、前記第1画像において指定された詳細表示領域に対応する製版処理済画像詳細表示領域を決定する製版処理済画像詳細表示領域決定手段と、前記第2画像乃至第3画像から前記製版処理済画像詳細表示領域に含まれる画像を製版処理済詳細領域画像として表示する製版処理済詳細領域画像表示手段と、を備える画像処理装置と、を有することを特徴としている。
請求項6に係わる発明は、入力部と表示部とを有する画像処理装置における画像表示方法であって、属性を有するオブジェクトをページ領域に配置した結果生成される第1画像データを記憶する第1画像データ記憶工程と、複数の前記第1画像データに対して刷版作成のための製版処理が行なわれた結果生成される製版処理済画像である第2画像データを記憶する第2画像データ記憶工程と、前記第2画像データに対して刷版出力のための製版処理が行なわれた結果生成される製版処理済画像である第3画像データを記憶する第3画像データ記憶工程と、刷版作成および刷版出力のための製版処理に関わる製版処理情報を取得する製版処理情報取得工程と、前記第1画像データによって表現される第1画像を前記表示部に表示する第1画像データ表示工程と、表示された前記第1画像において前記入力部により詳細表示領域を指定する詳細表示領域指定工程と、前記製版処理情報および前記詳細表示領域に基づいて、前記第2画像データ乃至第3画像データにおいて、前記第1画像において指定された詳細表示領域に対応する製版処理済画像詳細表示領域を決定する製版処理済画像詳細表示領域決定工程と、前記第2画像乃至第3画像から前記製版処理済画像詳細表示領域に含まれる画像を製版処理済詳細領域画像として前記表示部に表示する製版処理済詳細領域画像表示工程と、を有することを特徴としている。
請求項7に係わる発明は、入力部および表示部を備えたコンピュータにおいて、前記コンピュータのCPUがメモリにおいて実行することにより、前記コンピュータを画像表示装置として実現するためのプログラムであって、属性を有するオブジェクトをページ領域に配置した結果生成される第1画像データを記憶する第1画像データ記憶ステップと、複数の前記第1画像データに対して刷版作成のための製版処理が行なわれた結果生成される製版処理済画像である第2画像データを記憶する第2画像データ記憶ステップと、前記第2画像データに対して刷版出力のための製版処理が行なわれた結果生成される製版処理済画像である第3画像データを記憶する第3画像データ記憶ステップと、刷版作成および刷版出力のための製版処理に関わる製版処理情報を取得する製版処理情報取得ステップと、前記第1画像データによって表現される第1画像を前記表示部に表示する第1画像データ表示ステップと、表示された前記第1画像において前記入力部により詳細表示領域を指定する詳細表示領域指定ステップと、前記製版処理情報および前記詳細表示領域に基づいて、前記第2画像データ乃至第3画像データにおいて、前記第1画像において指定された詳細表示領域に対応する製版処理済画像詳細表示領域を決定する製版処理済画像詳細表示領域決定ステップと、前記第2画像乃至第3画像から前記製版処理済画像詳細表示領域に含まれる画像を製版処理済詳細領域画像として前記表示部に表示する製版処理済詳細領域画像表示ステップと、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の画像表示装置は、属性を有するオブジェクトをページ領域に配置した第1画像データを表示し、表示された第1画像において詳細表示領域を指定すると、該詳細表示領域と刷版作成および刷版出力のための製版処理情報とから、刷版作成のための製版処理が行なわれた第2画像データ乃至刷版出力のための製版処理が行なわれた第3画像データにおいて製版処理済画像詳細表示領域を決定し、該決定された製版処理済画像詳細領域に含まれる画像を製版処理済詳細領域画像として表示することにより、ページにおいて確認したい部分を指定すると、面付けデータや印刷データにおける該指定された部分を表示するので、容易にラスタライズ処理、スクリーニング処理の確認を行なうことができる。
請求項2に記載の画像表示装置は、第1画像データについて指定された詳細表示領域に含まれるオブジェクト属性を取得し、表示を所望するオブジェクト属性を選択して、詳細表示領域に含まれるオブジェクト属性が選択されたオブジェクト属性に一致するオブジェクトの画像を表示するに際して、製版処理済詳細領域画像と重複表示することにより、ページを構成するオブジェクト属性について、面付けデータや印刷データにおいても反映が可能なようにすることで、所望する製版処理が行なわれているか否かを容易に確認することができる。
請求項3に記載の画像表示装置は、オブジェクト画像として該オブジェクト画像の輪郭を製版処理済詳細領域画像と重複表示することにより、例えば文字など輪郭形状が重要なオブジェクトについて、面付けデータや印刷データにおいても反映が可能なようにすることで、所望する製版処理が行なわれているか否かをより容易に確認することができる。
請求項4に記載の画像表示装置は、第1画像と製版処理済詳細領域画像とを並列して表示することにより、容易にラスタライズ処理、スクリーニング処理の確認、および所望する製版処理が行なわれているか否かをより容易に確認することができる。
請求項5に記載の画像処理システムは、第1の画像処理装置が備える属性を有するオブジェクトをページ領域に配置した第1画像データ作成手段と、第2の画像処理装置が備える刷版作成のための製版処理情報に基づいて、刷版作成のための製版処理済画像である第2画像データを作成する第2画像データ作成手段と、第3の画像処理装置が備える刷版出力のための製版処理情報に基づいて、刷版出力のための製版処理済画像である第3画像データを作成する第3画像データ作成手段と、製版処理情報装置が備える刷版作成および刷版出力のための製版処理に関わる製版処理情報を作成する製版処理情報作成手段と通信を行なった画像表示装置が、属性を有するオブジェクトをページ領域に配置した第1画像データを表示し、表示された第1画像において詳細表示領域を指定すると、該詳細表示領域と刷版作成および刷版出力のための製版処理情報とから、刷版作成のための製版処理が行なわれた第2画像データ乃至刷版出力のための製版処理が行なわれた第3画像データにおいて製版処理済画像詳細表示領域を決定し、該決定された製版処理済画像詳細領域に含まれる画像を製版処理済詳細領域画像として表示することにより、ページにおいて確認したい部分を指定すると、面付けデータや印刷データにおける該指定された部分を表示するので、容易にラスタライズ処理、スクリーニング処理の確認を行なうことができる。
請求項6に記載の画像表示方法は、入力部と表示部とを有する画像処理装置において、属性を有するオブジェクトをページ領域に配置した第1画像データを表示し、表示された第1画像において詳細表示領域を指定すると、該詳細表示領域と刷版作成および刷版出力のための製版処理情報とから、刷版作成のための製版処理が行なわれた第2画像データ乃至刷版出力のための製版処理が行なわれた第3画像データにおいて製版処理済画像詳細表示領域を決定し、該決定された製版処理済画像詳細領域に含まれる画像を製版処理済詳細領域画像として表示することにより、ページにおいて確認したい部分を指定すると、面付けデータや印刷データにおける該指定された部分を表示するので、容易にラスタライズ処理、スクリーニング処理の確認を行なうことができる。
請求項7に記載のプログラムは、入力部および表示部を備えたコンピュータにおいて、前記コンピュータのCPUがメモリにおいて該プログラムを実行することにより、属性を有するオブジェクトをページ領域に配置した第1画像データを表示し、表示された第1画像において詳細表示領域を指定すると、該詳細表示領域と刷版作成および刷版出力のための製版処理情報とから、刷版作成のための製版処理が行なわれた第2画像データ乃至刷版出力のための製版処理が行なわれた第3画像データにおいて製版処理済画像詳細表示領域を決定し、該決定された製版処理済画像詳細領域に含まれる画像を製版処理済詳細領域画像として表示することにより、ページにおいて確認したい部分を指定すると、面付けデータや印刷データにおける該指定された部分を表示するので、容易にラスタライズ処理、スクリーニング処理の確認を行なうことができる。
本発明に係わる画像表示装置1の構成を説明するための図である。 画像表示装置1の動作を説明するためのフローチャートである。 ページデータPDによって表現されるページ画像を説明するための図である。 面付けデータCOMPによって実現される面付け状態を説明するための図である。 印刷データDOTによって実現される面付け状態を説明するための図である。 製版処理情報SJを説明するための図である。 詳細表示領域SHRの指定について説明するための図である。 製版処理済画像詳細領域PSRが決定される状態を説明するための図である。 ページデータPDの表示と並列して、製版処理済画像詳細領域PSRによる表示を行なうことを説明するための図である。 製版処理済画像詳細領域PSRに含まれる画像を表示しているウィンドウW2に、オブジェクトの画像を重畳して表示した状態を説明するための図である。 画像処理システム100の構成を説明するための図である。
以下、図面を利用しながら、本発明を実施形態について、説明を行なう。
〈第1の実施形態〉
図1は、本発明に係わる画像表示装置1の構成を説明するための図である。
画像表示装置1は、一般的に使用されているパーソナルコンピュータであり、CPU11、表示部12、入力部13、ネットワークI/F14、メディアドライブ15、記憶部16、メモリ17より構成されている。
CPU11は、画像表示装置1全体を制御し、特にメディアドライブ15に挿入されたメディア18に記録されているプログラム161をメモリ17において実行することによって、画像表示装置1の機能を実現している。
表示部12は、画像表示処理に必要な情報を表示するために使用される。
入力部13は、マウスやキーボードで構成されており、画像表示装置1に対してオペレータが指示を入力するために使用するものである。また、入力部13は、表示部12に表示されたページデータPDが表現するページ画像に対して詳細表示領域SHRを指定し、表示を所望するオブジェクト属性を選択するのに使用される。
ネットワークI/F14は、画像表示装置1と図示しないネットワークとを接続するためのものである。ネットワークI/F14を介して、画像表示装置1はネットワークに接続されている図示しない端末からページ記述言語で記述されたページデータPD、ページデータPDによって記述された複数のページに対して色変換やレタッチ、トラッピングなどを行なって面付けをしてラスタライズ処理を行なった面付けデータCOMP、面付けデータCOMPに対してスクリーニング処理を行なうことで印刷像を表現する印刷データDOT、面付けデータCOMP乃至印刷データDOTに関わる製版処理情報SJを取得する。
また、図示しないサーバより、画像表示装置1の機能を実現するプログラム161をダウンロードすることも可能である。
メディアドライブ15は、メディア18に記録されているプログラム161を読み取るために使用する。メディアドライブ15で読み取られたプログラム161により、画像表示装置1の機能が実現される。
また、メディアドライブ15が、メディア18を読み取ることで、ページデータPD、面付けデータCOMP、印刷データDOT、あるいは製版処理情報SJを画像表示装置1が取得するようにしてもよい。
記憶部16は、メディアドライブ15で読み取られたプログラム161を格納する。また、記憶部16は、ページデータPD、面付けデータCOMP、印刷データDOT、および製版処理情報SJを記憶するようにしてもよい。
メモリ17は、記憶部16によって記憶されたプログラム161をCPU11が実行するためのワークエリアである。CPU11によってプログラム161が実行された結果、メモリ17において、画像記憶部171、製版処理情報取得部172、詳細表示領域指定部173、製版処理済画像詳細領域決定部174、オブジェクト属性取得部175、オブジェクト属性選択部176、画像表示部177の機能が実現する。
画像記憶部171は、画像表示装置1が表示するために必要な画像データを記憶する。画像記憶部171は、ページデータPD、面付けデータCOMP、印刷データDOTを記憶するため、ページデータ記憶部1711、面付けデータ記憶部1712、印刷データ記憶部1713を備えている。
なお、画像記憶部171の機能は、記憶部16にて実現するようにしてもよい。
ページデータ記憶部1711は、ネットワークI/F14を介して取得したページデータPDを記憶する。ページデータPDは、印刷を所望する複数のページについて、PostScript(米Adobe社の登録商標)、PDFなどのページ記述言語で記述したデータである。ページデータPDにおけるページでは、ページのレイアウト領域に配置されるべき文字、線画、イメージなどのオブジェクトについて、レイアウト領域のいずれかの頂点を原点としオブジェクトの外接矩形のいずれかの頂点を座標点とする関連付けが行なわれることによって、配置位置が定義される。
また、ページデータPDのデータ形式はベクトル形式であり、イメージオブジェクトを除いて、文字や線画などのオブジェクトもまたベクトル形式で記述されている。
面付けデータ記憶部1712は、ネットワークI/F14を介して取得した面付けデータCOMPを記憶する。面付けデータCOMPは、刷版を作成するために、ページデータPDによって記述された複数のページに対して色変換やレタッチ、トラッピングなど印刷時に必要な製版処理を行なった上で、ページデータPDの複数のページを、製本の折り単位に各ページがページ順になるように、製本仕様に基づいて各ページを配列したデータである。
面付けデータCOMPは、ページデータPDと同様のベクトル形式であってもよいが、製版処理の結果を確認するための校正印刷を行なうことが多いため、ラスタライズ処理を行なったビットマップ形式のデータである方が好ましい。
印刷データ記憶部1713は、ネットワークI/F14を介して取得した印刷データDOTを記憶する。印刷データDOTは、刷版を出力するために、面付けデータCOMPが表現する画像を印刷物として階調、濃度を表現する網点に変換するためのスクリーニング処理を行なった結果得られるデータである。印刷データDOTは、CTP(Computer To Plate)機に送信されることで、デジタルデータから直接的に刷版が作成される。
製版処理情報取得部172は、ネットワークI/F14を介して、面付けデータCOMPおよび印刷データDOTを作成するための製版処理に関する製版処理情報SJを取得する。製版処理情報SJは、ページデータPDから面付けデータCOMPを作成するために行なわれた製版処理、および面付けデータCOMPから印刷データDOTを作成するために行なわれた製版処理についての情報について記述されたものである。
製版処理情報取得部172が取得した製版処理情報SJは一時的に格納され、後述する画像表示工程において使用される。
製版処理情報SJは、ページデータPDから取得した製版処理に関わる情報として、「ページデータファイル名」、「ページ数」、「分版数(YMCK4色 or 特色版も追加)」が記述されている。
さらにページデータPDから面付けデータCOMPを作成するために行なわれた製版処理として、面付けに関わる「綴じ方向(右開きか、左開きか)」、「綴じ方(中綴じか、平綴じか)」、「丁付け数(2丁、4丁、8丁、16丁、32丁、等)」、「刷版サイズ」、「小口あき幅」、「ノド幅」、「トンボ種類」などの情報について記述されており、さらに面付けされているページがページデータPDをラスタライズ処理した結果得られたラスタページである場合はラスタページの配置について記述される。
そして、面付けデータCOMPから印刷データDOTを作成するために行なわれた製版処理として、「出力解像度」、「スクリーン形式(AM/FM/AM・FM混合)」、「スクリーン種類(dot/square/chain、等)」などの情報が製版処理情報SJに記述される。
詳細表示領域指定部173は、後述する画像表示部177によって、表示部12に表示されたページデータPDによって表現されるページに対して、画像表示装置1のオペレータが入力部13を操作することによって指定された領域を詳細表示領域SHRとして取得する。
オペレータが、入力部13を操作して、表示部12に表示されたページデータPDによって表現されるページ上の所望の位置を例えば矩形枠で指定すると、詳細表示領域指定部173は、表示されているページデータの名称である「ページデータファイル名」、表示されているページ番号をページデータPDから取得し、該指定された矩形枠のサイズおよびページ原点からのオフセット座標を取得して、「ページ番号」、「矩形枠オフセット座標および矩形枠サイズ」を詳細表示領域SHRとして格納する。
製版処理済画像詳細領域決定部174は、製版処理情報SJと詳細表示領域SHRとから、製版処理済画像詳細表示領域PSRを決定する。製版処理済画像詳細領域決定部174は、詳細表示領域SHRが指定されたページデータPDの「ページデータファイル名」、「ページ番号」、「矩形枠オフセット座標および矩形枠サイズ」を取得する。また、製版処理済画像詳細領域決定部174は、製版情報SJから「ページデータファイル名」を取得して、詳細表示領域SHRが指定されたページデータPDと、該ページデータPDに対して製版処理がなされた面付けデータCOMPあるいは印刷データDOTを判別する。
詳細表示領域SHRと製版情報SJとの「ページデータファイル名」が一致したならば、製版処理済画像詳細領域決定部174は、詳細表示領域SHRと対応する製版処理済画像詳細領域PSRを該名称が一致した面付けデータCOMPあるいは印刷データDOTから決定するものとして、詳細表示領域SHRからページデータPDの「ページ番号」を取得し、該「ページ番号」に相当するページが面付けデータCOMPあるいは印刷データDOTにおける面付け位置を製版情報SJから算出する。
そして、製版処理済画像詳細領域決定部174は、詳細表示領域SHRから「矩形枠オフセット座標および矩形枠サイズ」を取得する。製版処理済画像詳細領域決定部174は、詳細表示領域SHRの「矩形枠オフセット座標」から、面付けデータCOMPあるいは印刷データDOTにおける該「矩形枠オフセット座標」に相当する座標を算出し、該座標をオフセット点として詳細表示領域SHRの「矩形枠サイズ」に相当する製版処理済画像詳細領域PSRを決定する。
オブジェクト属性取得部175は、表示部12に表示されたページデータPDによって表現されたページに対して詳細表示領域SHRを指定した際に、該詳細表示領域SHRに含まれる画像の表現元であるオブジェクトの属性について取得する。
例えば、詳細表示領域SHRに文字画像、線画画像、イメージ画像が含まれていた場合、オブジェクト属性取得部175は、文字画像の表現元である文字オブジェクトについて「文字」という属性を取得する。同様に、オブジェクト属性取得部175は、線画画像、イメージ画像についても「線画」、「イメージ」というオブジェクトの属性を取得する。
オブジェクト属性選択部176は、後述する画像表示部177における製版処理済画像詳細領域PSRの表示の際に、重複して表示するオブジェクト属性を選択する。オブジェクト属性選択部176によって選択が可能なオブジェクトは、ページデータPDを構成するオブジェクトの種類に基づく。オブジェクト属性選択部176によって選択可能なオブジェクトの種類としては「文字」、「線画」、「イメージ」等が存在する。さらに「線画−平網」、「線画−グラデーション」、「文字−ストローク」など、選択可能なオブジェクトの属性を細分化してもよい。
画像表示部177は、表示部12にページデータPDによって表現されるページを表示し、該ページにて指定された詳細表示領域SHRに対応する面付けデータCOMPあるいは印刷データDOTにおける製版処理済画像詳細領域PSRに含まれる画像を製版処理済詳細領域画像として表示するため、ページデータ表示部1771、製版処理済詳細領域画像表示部1772、オブジェクト画像表示部1773を備えている。
ページデータ表示部1771は、ページデータ記憶部1711に記憶されたページデータPDによって表現されるページ画像を表示する。ページデータ表示部1771によって表示されたページデータPDに対して、詳細表示領域指定部173が詳細表示領域SHRを指定する。
また、ページデータ表示部1771は、詳細表示領域SHRに含まれる部分のみのページ画像についても表示することが可能である。
製版処理済詳細領域画像表示部1772は、オペレータの選択に基づいて、面付けデータCOMPあるいは印刷データDOTの表示を行なうに際して、製版処理済画像詳細表示領域決定部174が決定した面付けデータCOMPあるいは印刷データDOTにおける製版処理済画像詳細表示領域PSRに含まれる画像を製版処理済詳細領域画像として表示する。
オブジェクト画像表示部1773は、オブジェクト属性取得部175によって取得された属性のオブジェクトであって、オブジェクト属性選択部176によって選択された属性を有するオブジェクト画像を表示する。
また、オブジェクト画像表示部1773は、製版処理済詳細領域画像表示部1772によって表示される製版処理済詳細領域画像に対して、選択された属性を有するオブジェクト画像について重畳表示を行なう。このとき、オブジェクト画像表示部1773は、製版処理済詳細領域画像として表示されたオブジェクト画像と位置、サイズが同一になるように同一倍率、同一角度でオブジェクト画像を表示する。
画像表示部177は、ページデータ表示部1771によって表示されるページ画像と、製版処理済詳細領域画像表示部1772によって表示される製版処理済詳細領域画像とを、表示部12において並列的に表示させる。これにより、画像表示装置1のオペレータは、ページデータPDに対して指定した詳細表示領域SHRに対応する製版処理済画像詳細領域PSRにおける面付けデータCOMPあるいは印刷データDOTの内容を確認することが可能となる。
また、画像表示部177は、オブジェクト画像表示部1773によって表示されるオブジェクト画像と、ページデータ表示部1771によって表示されるページ画像と、製版処理済詳細領域画像表示部1772によって表示される製版処理済詳細領域画像とを、表示部12において並列的に表示させる。これにより、画像表示装置1のオペレータは、ページデータPDに対して指定した詳細表示領域SHRに対応する製版処理済画像詳細領域PSRにおける面付けデータCOMPあるいは印刷データDOTの内容がページデータPDに配置したオブジェクトの内容と一致しているか否かを確認することが可能となる。
図2は、画像表示装置1の動作を説明するためのフローチャートである。
画像表示装置1は、図示しないネットワークを介して、あるいはメディア18を介して、ページデータPD、該ページデータPDに刷版作成に関わる製版処理を行なった結果作成された面付けデータCOMP、該面付けデータCOMPに刷版出力に関わる製版処理を行なった結果作成された印刷データDOT、面付けデータCOMPおよび印刷データDOTを作成するための製版処理に関わる情報を記述した製版処理情報SJを取得する(ステップS1〜S4)。
なお、ステップS1〜S4の動作順序は、変更されてもよい。
図3は、ステップS1で取得されたページデータPDによって表現されるページ画像を説明するための図である。ページデータPDはページ記述言語で記述されており、ここでは、ページデータPDがP1〜P4の4ページ分のページ画像を表現する記述がなされているものとする。
図3(a)に示すように、各ページは、原点O(0,0)と対角点D(X,Y)によって定義されたページサイズを有しており、各ページにはページを構成するためのオブジェクトが配置されている。図示しているように、ページP1については、原点O(0,0)を基準としたオフセット位置(x1,y1)にテキスト「XYZ」が所定のフォントとフォントサイズで配置されている。同様に、ページP2〜P4についても原点Oを基準としたオフセット位置に所定のサイズのオブジェクトが配置されている。
図3(b)は、ページ記述言語によって記述されたページデータPDを説明するための図である。ページデータ表示部1771は、ページデータPDを記述しているページ記述言語を解釈することにより、ページデータPDによって表現されるページ画像を表示部12に表示する。
図4は、ステップS2で取得された面付けデータCOMPによって実現される面付け状態を説明するための図である。面付けデータCOMPによる表現は、ページデータPDをラスタライズ処理して得られる画像データであるラスタページRP1〜4を刷版P上に配置した状態となる。
刷版P上にラスタページRP1〜4が配置される位置は、「綴じ方向」と「綴じ方」に関する製版処理によって決定されている。製版処理として「右開き」で「中綴じ」が設定された場合、図示しているようにRP1、RP4とRP2、RP3が隣り合うように配置される。また、RP1とRP2、RP3とRP4についてはページ方向が互いに180°反転するように配置される。
また、ラスタページRP1〜4が刷版P上に配置される具体的な位置については、「小口幅」、「ノド幅」に関する製版処理と、ラスタページRP1〜4のページサイズによって決定される。
製版処理が行なわれたことによって、ラスタページRP1〜4の配置位置は図示しているように、刷版Pの左下頂点を原点とした原点POからそれぞれラスタページRP1〜4の左下頂点RPO1〜4をオフセット点とする座標値によって決定される。なお、RP2、RP3は「180°回転」が設定されている。
図5は、ステップS3で取得された印刷データDOTによって実現される面付け状態を説明するための図である。印刷データDOTによる表現は、面付けデータCOMPに対して行なわれた製版処理に基づいて、ラスタページRP1〜4に対してスクリーニング処理を行なって得られる画像データである印刷ページDP1〜4を刷版P上に配置した状態となる。
なお、この説明では、面付けデータCOMPを作成するために行なわれた製版処理の面付け設定のまま、印刷データDOTを作成するための製版処理が行なわれているものとして、図4、図5に示すように面付けデータCOMPによる面付け表現と印刷データDOTによる面付け表現は同様のものであるが、面付けデータCOMPおよび印刷データDOTに対する製版処理において、面付け数を変更してもよい。
具体的には、内容確認用のカンプを出力するためにページデータPDをラスタライズ処理している面付けデータCOMPの場合、カンプを出力するためのプリンタにおいて大判の印刷用紙が使用できないことが多いことから、面付けデータCOMPに対する製版処理が面付け数を2とする2丁付けであってもよい。
逆に、印刷データDOTの場合、効率よく印刷・製本を行なうためにはできる限り刷版上に多くのページを配置する方が望ましいことから、印刷データDOTに対する製版処理が面付け数を8である8丁付けや、16である16丁付けであってもよい。
図6は、ステップS4で取得された製版処理情報SJを説明するための図であり、図示しているように、ページデータPDから取得した製版処理に関わる情報として、「ページデータファイル名」を<filename>タグで、「ページ数」を<page number>タグで、「分版数(YMCK4色 or 特色版も追加)」を<color>タグで記述している。
製版処理情報SJは、ページデータPDから面付けデータCOMPを作成するために行なわれた製版処理について<comp>タグで定義しており、面付けに関わる「綴じ方向(右綴じか、左綴じか)」を<open>タグで、「綴じ方(中綴じか、平綴じか)」を<bind>タグで、「丁付け数(2丁、4丁、8丁、16丁、32丁、等)」を<pagination>タグで、「刷版サイズ」を<plate size>タグで、「小口あき幅」を<side width>タグで、「ノド幅」を<inner margin>タグで、「トンボ種類」を<register mark>タグで記述している。
また、面付けされているのが、ラスタライズ処理を行なったページデータPDであることを<composite>タグで記述している。すなわち、<composite>タグによる記述は、面付けデータCOMPで面付けが定義されているのは、ページデータPDの各ページに対して、色変換、レタッチ、トラッピングなどの製版処理を行なった上でラスタライズ処理を行なったことにより、ビットマップ化されたラスタページRP1〜4であることを示している。
そして、ラスタページRP1〜4の刷版P上における配置位置について、続くタグで記述している。<RP1>タグからの記述はラスタページRP1の配置位置について記述されており、<coordinate>タグでラスタページRP1の配置オフセット座標を記述し、<rot>タグでページに対する回転角度が記述する。ここでは、ラスタページRP1の配置オフセット座標として、<coordination>(0,0),(xrp1,yrp1)</coordination>と記述され、回転については<rot>0</rot>ということから、ページの回転は行なわれないことが記述されている。ラスタページRP2〜4についても、同様にタグによる配置位置の記述が行なわれる。
なお、面付けデータCOMPにおいて面付けを定義する対象は、ラスタライズ処理を行なっていないページデータPDであってもよい。この場合、ページデータPDは色変換、レタッチ、トラッピングなどの製版処理が行なわれたことが記述されたものとなり、ラスタライズ処理は印刷データDOTを作成する際に行なわれることになる。
製版処理情報SJは、面付けデータCOMPから印刷データDOTを作成するために行なわれた製版処理について<dot>タグで定義しており、「出力解像度」を<resolution>タグで、「スクリーン形式(AM/FM/AM・FM混合)」を<screen>タグで、「スクリーン種類(dot/square/chain、等)」を<screen type>タグで記述している。
印刷データDOTについても、面付けされているのが、ラスタライズ処理を行なったページデータPDであることを<composite>タグで記述しており、ビットマップ化されたラスタページRP1〜4が面付けされていることを示している。そして、ラスタページRP1〜4の刷版P上における配置位置についてもまた、続くタグで記述している。
このように、製版処理情報SJには、面付けデータCOMPを作成するための製版処理について記述されており、また印刷データDOTを作成するための製版処理について記述されている。
なお、製版処理情報SJの記述形式は、上記のようなタグ付きテキストの形式に限定されるものではない。
ステップS5で、画像表示装置1のページデータ表示部1771が、ページデータPDによって表現されるページ画像を表示部12に表示する。
ページデータ表示部1771は、表示部12において表示用ウィンドウを展開して、そのウィンドウ内部に図3に示すようなページデータPDのページ画像を表示する。
図2のフローチャートに戻って、ステップS6において、表示部12に表示されたページ画像に対して、画像表示装置1のオペレータが入力部13を操作して指定された領域を、詳細表示領域指定部173が詳細表示領域SHRとして指定する。
図7は、詳細表示領域SHRの指定について説明するための図である。図示しているように、表示部12にはページデータ表示部1771によってウィンドウW1が表示されており、その内部にページデータPDのページP1が表示されている。
オペレータは入力部13を操作してマウスポインタMPを移動させ、表示されたページP1上の所定の2点を指定する。図4では、(xs,ys)、(xr,yr)の2点が指定されたことにより、上記2点を対角点とする矩形が表示されている。詳細表示領域指定部173は、表示された矩形が指定されたページデータPDのファイル名、ページ番号、ページ上の位置、矩形サイズに関する情報によって定義された詳細表示領域SHRを指定する。
図2のフローチャートに戻って、ステップS7でオブジェクト属性取得部175が、詳細表示領域SHR内部に表示されたページ画像を表現するオブジェクトの属性を取得する。
図7に示した詳細表示領域SHRでは、ページ画像「XYZ」が含まれていることから、オブジェクト属性取得部175は詳細表示領域SHR内にページ画像として表示された「XYZ」を表現するオブジェクト属性「txt(文字)」を取得し、該オブジェクトの他の属性として、テキストのフォントを指定する「font」、文字のサイズを指定する「font size」、文字の色を指定する「font color」についても取得する。
このように、図4に示したウィンドウW1に表示されたページ画像について、画像表示装置1がステップS6を実行した結果、詳細表示領域指定部173が、「PDL,P1,offset:(0,0)(xs,ys),size:(xs,ys)(xr,yr)」と定義された詳細表示領域SHRを指定したことになる。指定された詳細表示領域SHRは、詳細表示領域指定部173が一時的に記憶する。
なお、ここではCSV形式で詳細表示領域SHRを定義しているが、他の記述形式で詳細表示領域SHRを定義してもよい。
また、図4に示したウィンドウW1に表示されたページ画像について、画像表示装置1がステップS7を実行した結果、オブジェクト属性取得部175は、「SHR,obj:txt(XYZ),font:gothic,font size:20,font color:c50」というオブジェクト属性を取得する。
なお、ここではCSV形式でオブジェクト属性を定義しているが、他の記述形式でオブジェクト属性を定義してもよい。
ステップS8で、画像表示装置1のオペレータは、面付けデータCOMP、あるいは印刷データDOTのいずれかを表示部12に表示することを選択する。
ステップS9において、製版処理済画像詳細領域決定部174が、ステップS6で指定された詳細表示領域SHRとステップS4で取得した製版処理情報SJに基づいて、表示が選択された面付けデータCOMPあるいは印刷データDOTにおける製版処理済画像詳細領域PSRを決定する。
製版処理済画像詳細領域決定部174は、詳細表示領域SHRが指定されたページデータPDの「ページデータファイル名」、「ページ番号」、「矩形枠オフセット座標および矩形枠サイズ」を取得する。また、製版処理済画像詳細領域決定部174は、製版情報SJから「ページデータファイル名」を取得して、詳細表示領域SHRが指定されたページデータPDと、該ページデータPDに対して製版処理がなされた面付けデータCOMPあるいは印刷データDOTを判別する。
詳細表示領域SHRと製版情報SJとの「ページデータファイル名」が一致したならば、製版処理済画像詳細領域決定部174は、詳細表示領域SHRと対応する製版処理済画像詳細領域PSRを該名称が一致した面付けデータCOMPあるいは印刷データDOTから決定するものとして、詳細表示領域SHRからページデータPDの「ページ番号」を取得し、該「ページ番号」に相当するページが面付けデータCOMPあるいは印刷データDOTにおける面付け位置を製版情報SJから算出する。
そして、製版処理済画像詳細領域決定部174は、詳細表示領域SHRから「矩形枠オフセット座標および矩形枠サイズ」を取得する。製版処理済画像詳細領域決定部174は、詳細表示領域SHRの「矩形枠オフセット座標」から、面付けデータCOMPあるいは印刷データDOTにおける該「矩形枠オフセット座標」に相当する座標を算出し、該座標をオフセット点として詳細表示領域SHRの「矩形枠サイズ」に相当する製版処理済画像詳細領域PSRを決定する。
図8は、製版処理済画像詳細領域決定部174によって製版処理済画像詳細領域PSRが決定される状態を説明するための図である。
詳細表示領域SHRではページファイルPDLのページ番号「1」が指定されていることから、面付けデータCOMPあるいは印刷データDOTによって表現される刷版P上におけるページ「1」の配置位置を求める必要がある。そのために、製版処理済画像詳細領域決定部174は製版処理情報SJの<RP1>に関する記述によって、刷版P上におけるラスタページRP1の配置位置を求める。
ここでは、刷版Pの原点POとラスタページRP1の左下点との座標とから、ラスタページRP1の配置位置を「(0,0),(xrp1,yrp1)」という座標値で求めることができる。
続いて、製版処理済画像詳細領域決定部174は、詳細表示領域SHRで指定された「矩形枠オフセット座標」および「矩形枠サイズ」によって、刷版P上のラスタページRP1における詳細表示領域SHRに対応する「矩形枠オフセット座標」および「矩形枠サイズ」を求める。
刷版PにおけるラスタページRP1の「矩形枠オフセット座標」については、詳細表示領域SHRからページ「1」における矩形枠オフセット座標を求めることができるので、製版処理済画像詳細表示領域決定部174が刷版P上におけるラスタページRP1の配置位置とページ「1」における矩形枠オフセット座標とを合成して、製版処理済画像詳細領域PSRのオフセット座標を算出する。
ここでは、ラスタページRP1の原点Oと指定された詳細表示領域SHRの左下点の座標とから、詳細表示領域SHRに対応する矩形枠オフセット座標を「(0,0),(xs,ys)」として求めることができる。この場合、ラスタページRP1の原点Oは刷版P上におけるラスタページRP1の左下点でもあることから、矩形枠オフセット座標は「(xrp1,yrp1),(xs,ys)」となるので、刷版P上のラスタページRP1の座標値と、詳細表示領域SHRとして指定した矩形枠オフセット座標とを合成することにより、製版処理済画像詳細領域PSRのオフセット座標を算出することができる。
刷版PにおけるラスタページRP1の「矩形枠サイズ」については、製版処理情報SJにおいて、ラスタページのページサイズに変倍が行なわれていない場合には、製版処理済画像詳細表示領域決定部174は詳細表示領域SHRにおける矩形枠オフセットサイズをそのまま製版処理済画像詳細領域PSRの領域サイズとする。
製版処理情報SJによって製版処理の一部としてラスタページの変倍がなされていた場合は、製版処理済画像詳細表示領域決定部174は製版処理情報SJに記述された変倍情報に基づいて、製版処理済画像詳細領域PSRの領域サイズを変更する。
ラスタページの変倍方向が拡大であった場合は、製版処理済画像詳細表示領域決定部174は製版処理済画像詳細領域PSRを拡大倍率と同様の倍率に変更し、ラスタページの変倍方向が縮小であった場合は、製版処理済画像詳細表示領域決定部174は製版処理済画像詳細領域PSRを縮小倍率と同様の倍率に変更する。
また、製版処理情報SJによって製版処理の一部としてラスタページの回転がなされていた場合は、製版処理済画像詳細表示領域決定部174は製版処理情報SJに記述された回転情報に基づいて、製版処理済画像詳細領域PSRの領域方向を逆方向に回転するように変更する。
ステップS10は、製版処理済詳細領域画像表示部1772が、ステップS8におけるオペレータの選択に基づいて、面付けデータCOMPあるいは印刷データDOTの表示を行なうに際して、製版処理済画像詳細表示領域決定部174が決定した面付けデータCOMPあるいは印刷データDOTにおける製版処理済画像詳細表示領域PSRに含まれる画像を製版処理済詳細領域画像として表示する。製版処理済詳細領域画像表示部1772は、所定の倍率で拡大/縮小した製版処理済詳細表示領域画像を表示部12に表示する。
図9は、ステップS10において、製版処理済詳細領域画像表示部1772が、ページデータ表示部1771によるページデータPDの表示と並列して、製版処理済画像詳細領域PSRによる表示を行なうことを説明するための図である。
図示しているように、表示部12において、ページデータ表示部1771がページデータPDによって表現されるページ画像を表示するウィンドウW1と製版処理済詳細領域画像表示部1772が面付けデータCOMPあるいは印刷データDOTにおける製版処理済画像詳細領域PSRに含まれる画像を表示するウィンドウW2が並列的に表示されている。
ウィンドウW1では、ページデータPDによって表現されるページ画像において、詳細表示領域SHRが指定された状態で表示が行なわれる。
それに対して、ウィンドウW2では、製版処理済詳細領域画像表示部1772によって、面付けデータCOMPあるいは印刷データDOTにおける製版処理済画像詳細領域PSRに含まれる画像のみが表示される。
すなわち、画像の領域指定についてはデータの構造上高速表示が可能なページデータ表示部1771において確認を所望すべき詳細表示領域SHRを指定することによりオペレーションを容易にし、詳細表示領域SHRに対応するページの領域である製版済画像詳細領域PSRを面付けデータCOMPあるいは印刷データDOTにおいて決定し、該製版済画像詳細領域PSRに含まれるビットマップ形式である製版処理済詳細領域画像を製版処理済詳細領域画像表示部1772が表示することにより、製版処理が行なわれた結果について確認することが可能となる。
図2のフローチャートに戻り、ステップS11で、オペレータによる入力に対応してオブジェクト属性選択部176が、製版処理済画像詳細領域PSRの表示の際に重複して表示するオブジェクトの属性を選択する。特にオブジェクトの表示を行なわない場合は、画像表示装置1は今回の動作について処理を終了して、次の動作に備える。
オブジェクト属性選択部176によって、製版処理済画像詳細領域PSRに対する重複表示すべきオブジェクトの属性が選択された場合は、ステップS12へ移行する。
ステップS12は、オブジェクト属性選択部176によって、製版処理済画像詳細領域PSRに対する重複表示すべきオブジェクト属性が選択された場合に、オブジェクト属性取得部175によって属性が取得された詳細表示領域SHRに含まれるオブジェクト画像をオブジェクト画像表示部1773が表示する。
オブジェクト画像表示部1773は、オブジェクト属性選択部176によって選択されたオブジェクト画像のみを表示部12に表示する。すなわち、ページデータPDのページ画像を構成する複数のオブジェクトのうち、オブジェクト属性として「テキスト」が選択されたならば、詳細表示領域SHRに含まれるテキストオブジェクトの画像のみを表示する。あるいは、オブジェクト属性として「イメージ」が選択されたならば、オブジェクト画像表示部1773は、詳細表示領域SHRに含まれるイメージオブジェクトの画像のみを表示部12に表示する。
オブジェクト画像表示部1773によるオブジェクト画像表示については、ページデータ表示部1771、製版処理済画像詳細領域表示部1772によるウィンドウ表示とは独立したウィンドウに表示を行なうことが可能である。
また、オブジェクト画像表示部1773は、製版処理済画像詳細領域表示部1772による製版処理済画像詳細領域PSRに含まれる製版処理済詳細領域画像に重畳する形で、オブジェクト画像を表示するようにしてもよい。
図10は、オブジェクト画像表示部1773が、製版処理済画像詳細領域PSRに含まれる画像を表示しているウィンドウW2に、オブジェクトの画像を重畳して表示した状態を説明するための図である。
ここでは、オブジェクト属性選択部176において、「文字−ストローク」というオブジェクト属性を選択したものとする。この「文字−ストローク」という選択は、表示するオブジェクト属性として文字オブジェクトを選択し、さらに表示するオブジェクト属性を文字のストローク(輪郭)に限定したものを意味している。
オブジェクト属性取得部175が、ウィンドウW1に示されているように詳細表示領域SHRが指定されたことにより、該詳細表示領域SHRに含まれるオブジェクト属性を取得し、オブジェクト属性選択部176による「文字−ストローク」というオブジェクトの属性選択に従って、オブジェクト画像表示部1773がウィンドウW2に表示された製版処理済画像詳細領域PSRに含まれる製版処理済詳細領域画像に重畳するように、文字オブジェクトのストローク画像を表示する。
このとき、オブジェクト画像表示部1773は、製版処理済詳細領域画像として表示されたオブジェクト画像と位置、サイズが同一になるように同一倍率、同一角度で、属性選択がなされたオブジェクト画像を表示する。倍率、角度の情報について製版処理済画像詳細領域表示部1772から取得することにより、オブジェクト画像表示部1773は、製版処理済詳細領域画像に対するオブジェクト画像の重畳表示を行なう。
特に図10では、重畳表示を行なったことにより、表示対象となっている詳細表示領域SHRに含まれるオブジェクト画像と、製版処理済詳細領域画像として表示されたオブジェクト画像とが異なっていることが容易に判別できる状態を示している。
このように、ページデータPDに対するラスタライズ処理の際に、RIPPerが文字オブジェクトに関するフォントデータを有していないため、やむを得ず代用のフォントデータを使用してラスタライズを行なった場合や、版ズレを防止するためのトラッピングを行なう際に適切なトラップ図形を付与しなかった場合に生じる不具合について、画像表示装置1では、表示部12において製版処理済詳細領域画像と選択された属性のオブジェクト画像とを比較することによって、容易に確認を行なうことができる。
従って、図1に示した画像表示装置1が図2に示したフローチャートのような動作を行なうことにより、ページにおいて確認したい部分を指定することにより、面付けデータや印刷データにおいても、該指定された部分を表示して、容易にラスタライズ処理、スクリーニング処理の確認を行なうことができる。
〈第2の実施形態〉
第2の実施形態は、本発明に関わる画像表示装置を含む画像処理システムである。
図11は、画像処理システム100の構成を説明するための図である。
画像処理システム100は、複数の画像処理用端末がネットワークNで接続されており、各画像処理用端末において、製版・印刷に必要な製版処理が行なわれる。
そのために、画像処理システム100は、ページデータ作成装置101、面付けデータ作成装置102、印刷データ作成装置103、製版処理情報作成装置104、画像表示装置105を有している。
ページデータ作成装置101は、一般的に使用されているコンピュータであり、図示しないページメイクアップアプリケーションソフトウェアを実行することによって、文字、線画、イメージなど、複数の属性を有するオブジェクトをページ領域に配置することで複数のページを作成し、ページ記述言語で記述されたページデータPDを作成する。
面付けデータ作成装置102は、一般的に使用されているコンピュータであり、図示しない面付けアプリケーションソフトウェアを実行することによって、刷版を作成するために、ページデータPDの複数のページに対して色変換やレタッチ、トラッピングなど印刷時に必要な製版処理を行なった上で、ページデータPDの複数のページを、製本の折り単位に各ページがページ順になるように、製本仕様に基づいて各ページを配列した面付けデータCOMPを作成する。
印刷データ作成装置103は、一般的に使用されているコンピュータであり、図示しない印刷アプリケーションソフトウェアを実行することによって、刷版を出力するために、面付けデータCOMPが表現する画像を印刷物として階調、濃度を表現する網点に変換するためのスクリーニング処理を行なった印刷データDOTを作成する。
また、印刷データ作成装置103には、電気的に通信可能なように刷版作成装置106が接続されており、印刷データ作成装置103が作成した印刷データDOTに基づいて刷版作成装置106が印刷を行なうための刷版を作成する。
なお、刷版作成装置106の代わりに、直接的に印刷を行なうオンデマンド印刷機を接続するようにしてもよい。
製版処理情報作成装置104は、一般的に使用されているコンピュータであり、図示しない製版処理情報作成アプリケーションソフトウェアを実行することにより、ページデータPDから面付けデータCOMPを作成するために行なわれた製版処理、および面付けデータCOMPから印刷データDOTを作成するために行なわれた製版処理についての情報についての製版処理情報SJを作成する。
画像表示装置105は、図1に示した画像表示装置1と同様の構成を有している。画像表示装置105は、ネットワークNを介して、ページデータ作成装置101からページデータPDを取得し、面付けデータ作成装置102から面付けデータCOMPを取得し、印刷データ作成装置103から印刷データDOTを取得し、製版処理情報作成装置104から製版処理情報SJを取得し、図2に示したフローチャートと同様の動作を行なうことにより、ページにおいて確認したい部分を指定することにより、面付けデータや印刷データにおいても、該指定された部分を表示して、容易にラスタライズ処理、スクリーニング処理の確認を行なうことができる。
画像処理システム100では、画像表示装置105によって面付けデータCOMPや印刷データDOTに不備を確認した場合、ページデータ作成装置101に遡ってページデータPDを訂正するか、あるいは製版処理情報作成装置104によって作成された製版処理情報SJを訂正することにより、面付けデータ作成装置102における面付けデータCOMPの再作成や、印刷データ作成装置103における印刷データDOTの再作成を実行することで、実際に印刷を行なう前に印刷物の欠陥を排除することができる。
1、105 画像表示装置
11 CPU
12 表示部
13 入力部
14 ネットワークI/F部
15 メディアドライブ
16 記憶部
17 メモリ
18 メディア
100 画像処理システム
101 ページデータ作成装置
102 面付けデータ作成装置
103 印刷データ作成装置
104 製版処理情報作成装置
106 刷版作成装置
171 画像記憶部
172 製版処理情報取得部
173 詳細表示領域指定部
174 製版処理済画像詳細領域決定部
175 オブジェクト属性取得部
176 オブジェクト属性選択部
177 画像表示部
1711 ページデータ記憶部
1712 面付けデータ記憶部
1713 印刷データ記憶部
1771 ページデータ表示部
1772 製版処理済詳細領域画像表示部
1773 オブジェクト画像表示部
COMP 面付けデータ
DOT 印刷データ
PD ページデータ
PSR 製版処理済画像詳細領域
SHR 詳細表示領域
SJ 製版処理情報

Claims (7)

  1. 属性を有するオブジェクトをページ領域に配置した結果生成される第1画像データを記憶する第1画像データ記憶手段と、
    複数の前記第1画像データに対して刷版作成のための製版処理が行なわれた結果生成される製版処理済画像である第2画像データを記憶する第2画像データ記憶手段と、
    前記第2画像データに対して刷版出力のための製版処理が行なわれた結果生成される製版処理済画像である第3画像データを記憶する第3画像データ記憶手段と、
    刷版作成および刷版出力のための製版処理に関わる製版処理情報を取得する製版処理情報取得手段と、
    前記第1画像データによって表現される第1画像を表示する第1画像データ表示手段と、
    表示された前記第1画像において詳細表示領域を指定する詳細表示領域指定手段と、
    前記製版処理情報および前記詳細表示領域に基づいて、前記第2画像データ乃至第3画像データにおいて、前記第1画像において指定された詳細表示領域に対応する製版処理済画像詳細表示領域を決定する製版処理済画像詳細表示領域決定手段と、
    前記第2画像乃至第3画像から前記製版処理済画像詳細表示領域に含まれる画像を製版処理済詳細領域画像として表示する製版処理済詳細領域画像表示手段と、
    を有することを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示装置であって、
    前記第1画像データから、前記詳細表示領域指定手段によって指定された詳細表示領域に含まれるオブジェクトの属性を取得するオブジェクト属性取得手段と、
    前記オブジェクトの属性を選択するオブジェクト属性選択手段と、
    前記詳細表示領域に含まれるオブジェクトから前記選択されたオブジェクト属性に一致する属性のオブジェクト画像を表示するオブジェクト画像表示手段と、
    を有し、
    前記オブジェクト画像表示手段が、前記製版処理済詳細領域画像表示手段が表示した製版処理済詳細領域画像と前記オブジェクト画像とを重複表示すること、
    を特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項2に記載の画像表示装置であって、
    前記オブジェクト属性選択手段が選択したオブジェクトの属性に基づいて、前記オブジェクト画像表示手段が前記オブジェクト画像として該オブジェクトの輪郭を表示すること、
    を特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項1乃至3の画像表示装置であって、
    前記第1画像データ表示手段が表示する第1画像と、前記製版処理済詳細領域画像表示手段が表示する製版処理済詳細領域画像と、が並列して表示されること、
    を特徴とする画像表示装置。
  5. 画像処理システムであって、
    属性を有するオブジェクトをページ領域に配置した結果生成される第1画像データを作成する第1画像データ作成手段を備える第1の画像処理装置と、
    前記刷版作成のための製版処理情報に基づいて、複数の前記第1画像データを使用して刷版作成のための製版処理済画像である第2画像データを作成する第2画像データ作成手段を備える第2の画像処理装置と、
    前記刷版出力のための製版処理情報に基づいて、前記第2画像データを使用して刷版出力のための製版処理済画像である第3画像データを作成する第3画像データ作成手段を備える第3の画像処理装置と、
    刷版作成および刷版出力のための製版処理に関わる製版処理情報を作成する製版処理情報作成手段を備える製版処理情報装置と、
    前記第1画像データによって表現される第1画像を表示する第1画像データ表示手段と、
    表示された前記第1画像において詳細表示領域を指定する詳細表示領域指定手段と、
    前記製版処理情報および前記詳細表示領域に基づいて、前記第2画像データ乃至第3画像データにおいて、前記第1画像において指定された詳細表示領域に対応する製版処理済画像詳細表示領域を決定する製版処理済画像詳細表示領域決定手段と、
    前記第2画像乃至第3画像から前記製版処理済画像詳細表示領域に含まれる画像を製版処理済詳細領域画像として表示する製版処理済詳細領域画像表示手段と、
    を備える画像処理装置と、
    を有することを特徴とする画像処理システム。
  6. 入力部と表示部とを有する画像処理装置における画像表示方法であって、
    属性を有するオブジェクトをページ領域に配置した結果生成される第1画像データを記憶する第1画像データ記憶工程と、
    複数の前記第1画像データに対して刷版作成のための製版処理が行なわれた結果生成される製版処理済画像である第2画像データを記憶する第2画像データ記憶工程と、
    前記第2画像データに対して刷版出力のための製版処理が行なわれた結果生成される製版処理済画像である第3画像データを記憶する第3画像データ記憶工程と、
    刷版作成および刷版出力のための製版処理に関わる製版処理情報を取得する製版処理情報取得工程と、
    前記第1画像データによって表現される第1画像を前記表示部に表示する第1画像データ表示工程と、
    表示された前記第1画像において前記入力部により詳細表示領域を指定する詳細表示領域指定工程と、
    前記製版処理情報および前記詳細表示領域に基づいて、前記第2画像データ乃至第3画像データにおいて、前記第1画像において指定された詳細表示領域に対応する製版処理済画像詳細表示領域を決定する製版処理済画像詳細表示領域決定工程と、
    前記第2画像乃至第3画像から前記製版処理済画像詳細表示領域に含まれる画像を製版処理済詳細領域画像として前記表示部に表示する製版処理済詳細領域画像表示工程と、
    を有することを特徴とする画像表示方法。
  7. 入力部および表示部を備えたコンピュータにおいて、前記コンピュータのCPUがメモリにおいて実行することにより、前記コンピュータを画像表示装置として実現するためのプログラムであって、
    属性を有するオブジェクトをページ領域に配置した結果生成される第1画像データを記憶する第1画像データ記憶ステップと、
    複数の前記第1画像データに対して刷版作成のための製版処理が行なわれた結果生成される製版処理済画像である第2画像データを記憶する第2画像データ記憶ステップと、
    前記第2画像データに対して刷版出力のための製版処理が行なわれた結果生成される製版処理済画像である第3画像データを記憶する第3画像データ記憶ステップと、
    刷版作成および刷版出力のための製版処理に関わる製版処理情報を取得する製版処理情報取得ステップと、
    前記第1画像データによって表現される第1画像を前記表示部に表示する第1画像データ表示ステップと、
    表示された前記第1画像において前記入力部により詳細表示領域を指定する詳細表示領域指定ステップと、
    前記製版処理情報および前記詳細表示領域に基づいて、前記第2画像データ乃至第3画像データにおいて、前記第1画像において指定された詳細表示領域に対応する製版処理済画像詳細表示領域を決定する製版処理済画像詳細表示領域決定ステップと、
    前記第2画像乃至第3画像から前記製版処理済画像詳細表示領域に含まれる画像を製版処理済詳細領域画像として前記表示部に表示する製版処理済詳細領域画像表示ステップと、
    を有することを特徴とするプログラム。
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