JP2003058138A - 表示制御方法及び表示装置 - Google Patents

表示制御方法及び表示装置

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JP2003058138A
JP2003058138A JP2001248872A JP2001248872A JP2003058138A JP 2003058138 A JP2003058138 A JP 2003058138A JP 2001248872 A JP2001248872 A JP 2001248872A JP 2001248872 A JP2001248872 A JP 2001248872A JP 2003058138 A JP2003058138 A JP 2003058138A
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JP2001248872A
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Yoshiaki Kinoshita
義章 木下
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の処理結果の確認作業を容易に行うこと
ができる表示制御方法及び表示装置を提供する。 【解決手段】 ディスプレイ10A上の画像データ表示
ウィンドウ300、302に、RIP処理前画像データ
20、RIP処理後画像データ22をそれぞれ表示する
((A)参照)。そして、一方の表示が拡大(縮小)さ
れたら他方の表示も拡大(縮小)し((A)→(B)→
(C))、一方の表示がスクロールされたら他方の表示
もスクロールする((C)→(D)→(E))ように制
御し、両者の表示倍率や表示範囲を揃える。これによ
り、目視でも両者の比較を十分に且つ簡単に行うことが
でき、オペレータは、RIP処理結果の確認、例えばト
ラッピング結果を確認してその良否を判定するなどの作
業を容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示制御方法及び
表示装置に係わり、特に、予め定められた所定の処理前
後の画像データを表示するための表示制御方法、及びこ
の表示制御方法が適用された表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、印刷業界ではパソコン等を使
って文書の編集や印刷を行なうDTP(DeskTop Publis
hing)が広く用いられている。DTPでは、各種アプリ
ケーションソフトウェアで作成された画像データ、テキ
スト、線画等の素材のレイアウトを決める編集作業を行
ない、その結果をベクターデータ、例えばPS(PostScr
ipt)などのページ記述言語や、PDF(Portable Docum
ent Format)で出力する。特に、PDFは、アプリケー
ションソフトウェアやプラットフォームに依存せずに表
示可能であるという長所がある。
【0003】編集作業の後は、RIP(Raster Image P
rocessor)でベクターデータを解析して、ページ単位に
ラスターデータの画像データに変換し、このラスターデ
ータに基づいて、例えばYMCKの4色など、各色成分
の刷版を生成して印刷が行われる。
【0004】ここで、印刷は、記録紙上に各色成分の刷
版を用いて形成した各色成分の画像を重ね合わせること
で行われるが、各色成分の画像が完全に重なるように各
刷版を配置することは難しく、微小なずれ(「印刷ず
れ」と称す)が残ってしまうことがある。この印刷ずれ
が発生すると、例えば、図5(A)に示すように、C
(シアン)の下地の上にY(イエロー)の円を描いた画
像の場合、円の外周部にCの色もYの色も塗られずに紙
の色がそのまま見えてしまう領域、所謂白抜けが生じて
しまう。この白抜けは視認性が高く、白抜けが生じると
印刷ずれが目立ってしまう。
【0005】このため、従来より、RIPでラスターデ
ータを生成する際に、図5(B)に示すようなトラッピ
ングと呼ばれる、下地の白抜き部分を細くしたり(Chok
e)、下地の上に配置される部品(絵柄)を太くしたり
(Spread)、Choke及びSpreadの両者を行うなどのサイ
ズ変更、或いは部品の境界に下地と部品の両方の色を掛
け合せた部品を追加配置したりする処理を行って、印刷
時の印刷ずれを目立たないようにしていた。なお、図5
(B)では部品を太くした場合(Spread)のトラッピン
グを示している。
【0006】また、トラッピングを行ったら、オペレー
タは、印刷前(刷版生成前)に、RIPによる処理前後
の画像データを表示して、白抜けを解消するのに十分な
トラッピングが行われたか否か、トラッピングの良否を
判定する必要があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トラッ
ピングでサイズ変更や追加配置される部品のサイズ(こ
れらをトラッピング幅と称す)は、一般に1μm〜2
2.5μm程度と微小であるため、処理前後の画像デー
タを表示しただけでは、十分にトラッピング結果を確認
することは困難であった。
【0008】画像データを拡大表示するなどして確認作
業を行うことも考えられるが、オペレータによる処理前
後の画像データそれぞれを拡大表示させる作業が必要で
あったり、互いの関連性を考慮せずに表示されるので表
示された画像データ上で互いの対応する個所を探す作業
などが必要であり、オペレータへの負荷が高かった。
【0009】本発明は、上記問題点を解消するためにな
されたもので、所定の処理結果の確認作業を容易に行う
ことができる表示制御方法及び表示装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、予め定められた所定の処
理前後の画像データを表示する表示装置に用いられる表
示制御方法であって、前記所定の処理前後の画像データ
の何れか一方の表示変更指示を受け付け、且つ前記表示
変更指示を受け付けた場合に、該受け付けた前記表示変
更指示に従って前記一方の画像データの表示を変更する
と共に、該変更に連動させて他方の画像データの表示を
変更する、ことを特徴としている。
【0011】請求項1に記載の発明によれば、所定の処
理前後の画像データを、例えば表示する画像データの範
囲を揃えたり、同一の表示倍率にするなどして、互いに
関連して表示される。この状態で、所定の処理前後の画
像データの何れか一方に対して、例えば画像データの拡
大、縮小、スクロール、回転等や、表示された画像デー
タ上に配置して表示された位置を指し示す補助線などの
補助部材の表示位置の移動等の表示変更指示を受け付け
ると、該受け付けた表示変更指示に従って一方の画像デ
ータの表示が変更されると共に、他方の画像データの表
示も連動して変更されるので、オペレータは処理結果の
確認作業を簡単に行うことができる。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、予め定め
られた所定の処理前後の画像データを関連させて表示す
るための表示手段と、前記表示手段に表示された前記所
定の処理前後の画像データの何れか一方の表示の変更指
示を受け付け、且つ受け付けた前記表示変更指示に従っ
て、前記一方の画像データの表示を変更すると共に、該
変更に連動させて他方の画像データの表示を変更する表
示制御手段と、を有することを特徴としている。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、表示手段
には、所定の処理前後の画像データが、例えば表示する
画像データの範囲を揃えたり、同一の表示倍率にするな
どして、互いに関連されて表示される。なお、処理前後
の画像データの表示に関しては、請求項3に記載されて
いるように、前記表示手段では、前記所定の処理前後の
画像データを異なる領域内に同時に表示する(並列表
示)ようにしてもよいし、請求項4に記載されているよ
うに、前記表示手段は、前記所定の処理前後の画像デー
タを同一の領域内に切替えて表示する(切替表示)よう
にしてもよい。
【0014】表示制御手段では、表示手段に表示された
所定の処理前後の画像データの何れか一方に対して、例
えば画像データの拡大、縮小、スクロール、回転等や、
表示された画像データ上に配置して表示された位置を指
し示す補助線などの補助部材の表示位置の移動等の表示
変更指示を受け付ける。そして表示制御手段によって、
表示変更指示を受け付けると、受け付けた表示変更指示
に従って一方の画像データの表示が変更されると共に、
他方の画像データの表示も連動して変更されるので、オ
ペレータは処理結果の確認作業を簡単に行うことができ
る。
【0015】請求項5に記載されているように、前記所
定の処理は、ベクターデータの画像データにトラッピン
グを施してラスターデータに変換する処理とすれば、オ
ペレータはトラッピング幅が微小であってもトラッピン
グ結果を容易に確認することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明に係
る実施形態の1例を詳細に説明する。
【0017】図1(A)に示すように、コンピュータ1
0には、RIPソフトウェア12及び表示ソフトウェア
14がインストールされており、コンピュータ10は、
これらのRIPソフトウェア12、表示ソフトウェア1
4を起動して実行することで図1(B)に示すような機
能が構築されるようになっている。
【0018】なお、コンピュータ10には、処理結果な
どを表示するためのディスプレイ10Aや、各種指示や
情報を入力するためのキーボードやマウスなどの操作入
力装置10Bを備えた一般的なパソコンなどを利用でき
るので、その構成の詳細な説明については省略する。な
お、ディスプレイ10Aが本発明の表示手段に対応す
る。
【0019】また、RIPソフトウェア12及び表示ソ
フトウェア14は、CD−ROMなどの記録媒体から読
み出してインストールしたり、無線や有線のネットワー
クを介した通信によりインストールすることもできる。
また、素材作成用や編集作業用の各種アプリケーション
ソフトをコンピュータ10にインストールしておき、コ
ンピュータ10上でDTP作業を行うことができるよう
にしてもよい。
【0020】図1(B)に示すように、RIPソフトウ
ェア12、表示ソフトウェア14の実行により、コンピ
ュータ10には、ベクターデータであるRIP処理前画
像データ20をトラッピングを施しながらラスターデー
タのRIP処理後画像データ22に変換(展開)するR
IP処理部24、RIP処理前画像データ20及びRI
P処理後画像データ22を格納するメモリ26、及び表
示制御手段として、RIP処理前画像データ20及びR
IP処理後画像データ22のディスプレイ10Aへの表
示を制御する表示制御部28が構築される。なお、RI
P処理前画像データとしては、具体的に、DTP編集結
果として得られたPDFデータやPSデータ等のベクト
ルデータを用いることができる。
【0021】表示制御部28は、操作入力装置10Bか
ら入力された表示に係わる指示を受け付けて解析する指
示解析部30と、指示解析部30の解析結果に従って、
RIP処理前画像データ20及びRIP処理後画像デー
タ22をディスプレイ10Aに表示するための表示用の
画像データ(以下、「表示データ」と称す)を生成して
表示させる表示データ生成部32を備えている。
【0022】なお、本実施の形態では、コンピュータ1
0において、RIP処理前画像データ20からRIP処
理後画像データ22を生成する場合を例に示したが、本
発明はこれに限定されるものではない。RIP処理前画
像データ20及びRIP処理後画像データ22は、ネッ
トワークを介してコンピュータ10と接続された他の装
置から送信されたデータをコンピュータ10で受信して
用いるようにしてもよい。また、CD−ROM、FD等
の記録媒体から、CD−ROMドライバ、FDドライバ
等の読み取り装置で読み取って、コンピュータ10に入
力されるようにしてもよい。このような場合、コンピュ
ータ10にはRIPソフトウェア12は必ずしもインス
トールされている必要はなく、RIP処理部24を省略
できる。
【0023】次に、本実施の形態の作用を説明する。図
2には、図1(A)で示した機能構成のコンピュータ1
0で実行される処理ルーチンが示されている。
【0024】図2に示すように、コンピュータ10で
は、ステップ100において、RIP処理指示が入力さ
れるまで待機する。そして、オペレータが操作入力装置
10Bを操作することによって、例えばDTP編集を行
って得られたPSデータやPDFデータ等のベクトル画
像データをメモリ26に記憶されているデータの中から
指定し、且つトラッピング幅を指定して、RIP処理指
示が入力されたら、ステップ102に進む。ステップ1
02では、RIP処理部24によって、指定されたベク
トル画像データをトラッピングを施しながらラスター画
像データに展開し、それぞれの画像データを、RIP処
理前画像データ20、RIP処理後画像データ22とし
て格納する。
【0025】なお、RIP処理指示で指定されるベクト
ル画像データについては、予めメモリ26に記憶されて
いたものでもよいし、ネットワーク等を介して該コンピ
ュータ10と接続されている他の装置からネットワーク
を介して入力されるようにしてもよい。また、Spread、
Chokeなどのトラッピング方法については、予め設定さ
れた方法が選択されるようにしてもよいし、自動的に最
適な方法が選択されるようにしてもよいし、オペレータ
が任意に指定可能としてもよい。
【0026】RIP処理後は、オペレータが操作入力装
置を操作することによって、RIP処理前後の画像デー
タをディスプレイ10Aに表示させるための表示指示が
入力されるまで待機する。
【0027】オペレータがRIP処理結果を確認するた
めに、操作入力装置10Bを操作して表示指示を入力す
ると、これを受けて、指示解析部30において表示指示
が入力されたと判断されて、ステップ104からステッ
プ106に進む。ステップ106では、表示データ生成
部32によって、メモリ26に格納されているRIP処
理前画像データ20及びRIP処理後画像データ22各
々に基づいて、各々を関連させて表示するためのRIP
処理前後の表示データを各々生成する。
【0028】具体的には、RIP処理前画像データ20
については、予め設定された所定の倍率で且つ所定の画
像データ範囲をラスタライズして表示データを生成す
る。また、RIP処理後画像データ22については、R
IP処理前画像データ20の表示データと同じ倍率で且
つ同じ画像データ範囲となるように、間引く或いは補間
して表示データを生成する。
【0029】そして、次のステップ108で、生成した
RIP前後の表示データを同時に並べてディスプレイ1
0Aに表示させる。これにより、同一画像データ範囲の
RIP処理前画像データ20及びRIP処理後画像デー
タ22が同一倍率でディスプレイ10Aに並列表示され
た状態(すなわち関連させて表示された状態)となり、
ユーザはこの表示から目視でRIP処理前画像データ2
0及びRIP処理後画像データ22を比較して、RIP
処理結果を確認することができる。その後、ディスプレ
イに表示された画像データの表示形態(表示倍率、表示
位置など)を変更するための表示変更指示、或いは表示
終了指示が入力されるまで待機する。なお、表示変更指
示については、画像データ毎に変更を指示することがで
きる。
【0030】ここで、具体的に、図3にディスプレイ1
0Aの表示一例を示す。図3の例では、RIP処理前画
像データ20(より詳しくは、RIP処理前画像データ
20の表示データ)は画像データ表示ウィンドウ300
に、画像データRIP処理後画像データ22(より詳し
くは、RIP処理後画像データ22の表示データ)は画
像データ表示ウィンドウ302に表示されている。この
画像データ表示ウィンドウ300、302の各々には、
画像データの表示範囲を上下に移動させるための縦スク
ロールバー304、左右に移動させるための横スクロー
ルバー306が設けられている。また、画像データを拡
大させるときに選択されるズームインボタン308、縮
小させるときに選択されるズームアウトボタン310、
及び画像データの表示を終了するための終了ボタン31
2が設けられている。
【0031】オペレータは、操作入力手段を操作するこ
とによって、マウスカーソル314を移動させ、所謂ド
ラッグやクリックすることで、縦スクロールバー30
4、横スクロールバー306、ズームインボタン30
8、ズームアウトボタン310、終了ボタン312を操
作する。
【0032】図3(A)は、RIP処理前画像データ2
0及びRIP処理後画像データ22の表示直後のディス
プレイ10Aの表示状態を示している。ここで、例え
ば、RIP処理結果をより詳細に確認したい場合は、オ
ペレータは操作入力装置10Bを操作して、マウスカー
ソル314を移動し、ズームインボタン308をクリッ
クして選択する。そして、何れか一方の画像データ表示
ウィンドウ、例えば画像データ表示ウィンドウ300上
の詳細に確認したい画像の部分をクリックする。
【0033】これを受けて、指示解析部30では、一方
の画像データの表示変更指示が入力された、より具体的
には、RIP処理前画像データ20の表示をクリックさ
れた部分を中心に拡大するように指示されたと判断し、
ステップ110からステップ112へと移行する。
【0034】ステップ112では、表示データ生成部3
2によって、表示変更が指示された画像データから、表
示変更指示に基づいて表示データを生成し直して、表示
を更新する。具体的には、RIP処理前画像データ20
から、クリックされた部分を中心(拡大中心)に、現在
の表示データよりも所定の倍率(例えば2倍)だけ拡大
した表示データが生成され、図3の(A)から(B)の
ようにディスプレイ10Aの表示(画像データ表示ウィ
ンドウ300の表示)が更新される。これにより、RI
P処理前画像データが拡大表示される。
【0035】そして、次のステップ114では、表示デ
ータ生成部32によって、一方の表示データと同様に他
方の表示データを生成し直して、表示を更新する。具体
的には、RIP処理後画像データ22から、RIP処理
前画像データを拡大したときの拡大中心に対応する部分
を中心に、現在の表示データよりも所定の倍率(例えば
2倍)だけ拡大した表示データが生成され、図3の
(B)から(C)のように、ディスプレイ10Aの表示
(画像データ表示ウィンドウ302の表示)が更新され
る。これにより、RIP処理後画像データ22も、RI
P処理前画像データ20と同じ倍率で且つ同じ位置を中
心にして拡大表示される。すなわち、一方の画像データ
が拡大表示されると、これに連動して他方の画像データ
も拡大表示される。
【0036】その後、表示終了指示の入力がなければ、
次のステップ116で否定判定されて、ステップ110
に戻る。
【0037】一方、縮小表示したい場合は、オペレータ
は操作入力装置10Bを操作して、マウスカーソル31
4を移動して、ズームアウトボタン310をクリックし
て選択する。そして、何れか一方の画像データ表示ウィ
ンドウでクリックすれば、指示解析部30で、一方の画
像データの表示変更指示が入力された、より具体的に
は、一方の画像データをクリックされた部分を中心に縮
小するように指示されたと判断され、上記と同様に、ス
テップ110からステップ112、ステップ114と順
に移行して、表示データ生成部32によって、表示変更
が指示された画像データから表示変更指示に基づいて表
示データを生成し直して表示を更新し、次いで他方の表
示データも生成し直して表示を更新する。これにより、
縮小が指示された一方の画像データがクリックされた部
分を中心に縮小表示され、これに連動して他方の画像デ
ータも縮小表示される。そして、表示終了指示の入力が
なければ、次のステップ116で否定判定されて、ステ
ップ110に戻る。
【0038】なお、上記で説明した画像データの拡大
(又は縮小)を指示する表示変更指示を入力するための
操作方法は、一例として挙げたものであり、特に上記の
操作方法に限定されるものではない。
【0039】また、画像データの表示範囲を変更したい
場合は、オペレータは操作入力装置10Bを操作して、
マウスカーソル314を移動して、ドラッグやクリック
することにより、画像データ表示ウィンドウ300、3
02の何れか一方の縦スクロールバー304又は横スク
ロールバー306のスクロールボックス320を表示範
囲を移動したい方向に、例えば、画像データ表示ウィン
ドウ300の縦スクロールバー304のスクロールボッ
クス320を下方向に移動させる。
【0040】なお、スクロールボックス320を移動さ
せるためには、スクロールバー両端のスクロールアロー
322をクリック、スクロールボックス320をドラッ
グ、スクロールボックス320の端部外側のグレーパタ
ーン324をクリックの3通りの操作方法があり、この
操作方法は一般に広く用いられているため説明は省略す
る。
【0041】これを受けて、指示解析部30では、一方
の画像データの表示変更指示が入力された、より具体的
には、RIP処理前画像データ20の表示範囲をスクロ
ールボックスの移動量に応じた量だけ下方向に移動する
ように指示されたと判断し、ステップ110からステッ
プ112、ステップ114と順に移行することによっ
て、上記と同様に、表示データ生成部32によって、表
示変更が指示された画像データから、表示変更指示に基
づいて表示データを生成し直して表示を更新し、次いで
他方の表示データも生成し直して表示を更新する。
【0042】具体的には、ステップ112では、RIP
処理前画像データ20から、現在の表示データの作成に
用いた画像データ範囲をスクロールボックス320の移
動量に応じた量だけ下方向に移動させて表示データを生
成し、図3の(C)から(D)のように、ディスプレイ
10Aの表示(画像データ表示ウィンドウ300の表
示)が更新される。これにより、RIP処理前画像デー
タの表示範囲が下方向に移動される(所謂スクロー
ル)。
【0043】次のステップ114では、表示データ生成
部32によって、RIP処理後画像データ22について
も同様に、RIP処理前画像データ20との画像データ
範囲を移動したときと同じ分、すなわちスクロールボッ
クス320の移動量に応じた量だけ、該RIP処理後画
像データ22の画像データ範囲を移動させて表示データ
を生成し、図3の(D)から(E)のように、ディスプ
レイ10Aの表示(画像データ表示ウィンドウ302の
表示)が更新される。これにより、RIP処理後画像デ
ータ22の表示範囲も、RIP処理前画像データ20と
同じ量だけ下方向に移動される。すなわち、一方の画像
データをスクロール表示すると、これに連動して他方の
画像データもスクロールされる。なお、上方向、左右方
向についても同様に、一方の画像データのスクロールに
連動して他方の画像データもスクロールされることは言
うまでもない。
【0044】そして、表示終了指示の入力がなければ、
次のステップ116で否定判定されて、ステップ110
に戻る。
【0045】上記のように、任意に拡大、縮小、スクロ
ールを行って、RIP処理結果の確認作業を終了した
ら、オペレータは操作入力装置10Bを操作して、マウ
スカーソル314を移動して、終了ボタン312をクリ
ックして選択する。
【0046】これを受けて、指示解析部30では、表示
終了指示が入力されたと判断し、ステップ110で否定
判定されてステップ116に進み、ステップ116で肯
定判定されて図2の処理ルーチンは終了される。
【0047】このように、本実施の形態では、ディスプ
レイ10A上に、RIP処理前画像データ20とRIP
処理後画像データ22とを並列表示し、一方の表示が拡
大、又は縮小、又はスクロールされたら、これに連動し
て他方の表示も拡大、又は縮小、又はスクロールされ
て、表示倍率や表示範囲が揃えられる。言いかえると、
表示された2つの画像データ(RIP処理前画像データ
20及びRIP処理後画像データ22)間で、拡大、縮
小、スクロール表示を連動させることによって、表示倍
率や表示範囲を揃えることができる。これにより、目視
でも両者の比較を十分に且つ簡単に行うことができ、オ
ペレータは、RIP処理結果の確認、例えばトラッピン
グ結果を確認してその良否を判定するなどの作業を容易
に行うことができる。
【0048】なお、上記では、一方の画像データの表示
変更が指示されたら、一方の画像データの表示変更と共
に、必ず他方の画像データの表示も連動して変更される
場合を例に説明したが、連動して表示を変更するか否か
を切替え可能としてもよい。例えば、連動変更モードが
選択されている場合に上記で説明した如く所定の処理前
後の画像データの表示が連動して変更されるように制御
し、連動変更モードが解除されている場合は、表示変更
が指示された一方の画像データの表示のみを表示変更指
示に従って変更し、他方の画像データについてはそのま
まの状態としてもよい。
【0049】また、上記では、表示された2つの画像デ
ータ間で拡大、縮小、スクロール表示を連動させる場合
を例に説明したが、これらの他にも、例えば、画像デー
タの回転表示についても、同様に複数の画像データ間で
連動させるようにしてもよい。
【0050】また、上記では、RIP処理前後の画像デ
ータを表示して比較する場合を例に説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、画像データに対して
所定の処理を施した場合に、該処理の前後の画像データ
を表示すればよい。また、表示される画像データは3つ
以上であってもよい。
【0051】例えば、RIP処理前後の画像データの比
較をより容易にするために、RIP処理前後の画像デー
タの差分を示す画像データを生成し、この差分を示す画
像データを所定の処理後の画像データとし、RIP処理
前の画像データ、又はRIP処理後の画像データ、又は
その両者を所定の処理前の画像データとして表示するよ
うにしてもよい。
【0052】また、本発明は、所定の処理前後の画像デ
ータ間で表示の変更を連動させて、オペレータが複数の
画像データの比較作業を容易に行えるようにすることが
本質であり、上記で示した拡大、縮小、スクロール、回
転表示などのような、画像データそのものの表示の変更
に限定されるものではない。
【0053】例えば、図4に示す如く、表示されている
処理前後の各画像データ上の同じ位置に、操作入力装置
10Bの操作に基づいて任意に移動可能な画像上の位置
を示すための補助線330を表示する((A)参照)。
なお、補助線以外にも、画像上のポイント(点)を示す
所定のマークや、エリア(領域)を示すポリゴンを用い
ることもできる。
【0054】そして、一方の画像データ上の補助線33
0が移動されたら((B)参照)、他方の画像データ上
の補助線330も連動して移動される((C)参照)よ
うにすれば、表示されている各画像データ上の補助線3
30が指し示す位置が揃えられるので、オペレータは、
複数の画像データの比較作業を容易に行うことができ
る。また、このような補助線を用いる場合は、図4にも
示しているように、画像データ表示ウィンドウ300、
302の上(又は下)や左(又は右)に物差し(目盛
り)332を表示すれば、より詳細に複数の画像データ
を比較することができる。
【0055】また、上記では、ディスプレイ10Aに処
理前後の画像データを並列表示する場合を例に説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、処理前後
の画像データを目視で比較するために関連させて表示す
ればよい。例えば、所謂レイヤ機能を用いて、処理前後
の画像データをあたかも重ね合わせた如く1つの画像デ
ータ表示ウィンドウ内に表示させて、前面に配置される
画像データを切り替えるなどして、ディスプレイ10A
に表示される画像データを切り替えるようにしても(切
替表示)、オペレータは処理前後の画像データを目視で
比較することができる。
【0056】
【発明の効果】上記に示したように、本発明では、所定
の処理結果の確認作業を容易に行うことができるという
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わるコンピュータの
構成図(A)及び機能構成図(B)である。
【図2】 図1(B)の機能が構築された場合にコンピ
ュータで実行される処理ルーチンを示すフローチャート
である。
【図3】 (A)から(E)は、ディスプレイに表示さ
れたRIP処理前画像データ及びRIP処理後画像デー
タの表示変化の一例を示す図である。
【図4】 (A)から(C)は、ディスプレイに表示さ
れたRIP処理前画像データ及びRIP処理後画像デー
タの表示変化の別の一例を示す図である。
【図5】 トラッピングを説明するための図であり、
(A)はトラッピングを行わない場合、(B)はトラッ
ピングを行う場合を示す。
【符号の説明】
10 コンピュータ 10A ディスプレイ 10B 操作入力装置 20 RIP処理前画像データ 22 RIP処理後画像データ 24 RIP処理部 26 メモリ 28 表示制御部 30 指示解析部 32 表示データ生成部 300、302 画像データ表示ウィンドウ 304 縦スクロールバー 306 横スクロールバー 308 ズームインボタン 310 ズームアウトボタン 312 終了ボタン 320 スクロールボックス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた所定の処理前後の画像デ
    ータを表示する表示装置に用いられる表示制御方法であ
    って、 前記所定の処理前後の画像データを関連させて表示し、 前記所定の処理前後の画像データの何れか一方の表示変
    更指示を受け付け、且つ前記表示変更指示を受け付けた
    場合に、該受け付けた前記表示変更指示に従って前記一
    方の画像データの表示を変更すると共に、該変更に連動
    させて他方の画像データの表示を変更する、 ことを特徴とする表示制御方法。
  2. 【請求項2】 予め定められた所定の処理前後の画像デ
    ータを関連させて表示するための表示手段と、 前記表示手段に表示された前記所定の処理前後の画像デ
    ータの何れか一方の表示の変更指示を受け付け、且つ受
    け付けた前記表示変更指示に従って、前記一方の画像デ
    ータの表示を変更すると共に、該変更に連動させて他方
    の画像データの表示を変更する表示制御手段と、 を有することを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、前記所定の処理前後の
    画像データを異なる領域内に同時に表示する、 ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、前記所定の処理前後の
    画像データを同一の領域内に切替えて表示する、 ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の処理は、ベクターデータの画
    像データにトラッピングを施してラスターデータに変換
    する処理である、 ことを特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか1項に
    記載の表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7440606B2 (en) 2003-09-17 2008-10-21 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Defect detector and defect detection method
JP2011054015A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 画像表示装置、画像処理システム、画像表示方法、およびプログラム
KR20190037458A (ko) * 2017-09-29 2019-04-08 주식회사 인피니트헬스케어 의료 영상 기반 뇌혈전 영역 식별 및 가시화를 위한 컴퓨팅 시스템 및 방법

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KR102021541B1 (ko) 2017-09-29 2019-09-16 주식회사 인피니트헬스케어 의료 영상 기반 뇌혈전 영역 식별 및 가시화를 위한 컴퓨팅 시스템 및 방법

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