JP4963954B2 - 印刷製版用の画像処理装置および画像処理プログラム - Google Patents

印刷製版用の画像処理装置および画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷製版用の画像処理装置および画像処理プログラムに関するものであり、更に詳しくは、イメージのオブジェクト(データ)を含むオブジェクト間のトラッピング技術に関する。
印刷製版の分野においては、まず、パーソナルコンピュータ等を使用して、印刷物を構成する文字や、ロゴ、絵柄、イラスト等の複数種類の部品を用いた編集処理が行われ、印刷対象をページ記述言語で記述したページデータが作成される。その後、ページデータに対してRIP処理が施されることにより、印刷機に取り付ける版(刷版)を作成するための画像データが生成される。
ところで、多色印刷時における見当ずれによって色の境界において下地部分が露出することを防止するために、ページデータに対してRIP処理が行われる前にトラッピング処理が行われている。トラッピング処理とは、画像上の2つの色が隣接する境界部分に沿って、その両側の色要素を含んだ色で作られた細い図形(以下、「トラップ図形」という。)を配置することである。例えば、図16(a)に示すように、Y色の平網のオブジェクト71、C色の平網のオブジェクト72、およびM色の平網のオブジェクト73がそれぞれ重なるように配置されている場合、トラッピング処理によって、例えば図16(b)に示すように、互いに隣接するオブジェクトの境界部分にトラップ図形74〜76が作成される。これにより、多色印刷の際の見当ずれに起因する色の境界部分における下地部分の露出の抑止が図られている。
上述したトラッピング処理に関し、平網やストロークや文字などの線画に色が付されたオブジェクト(このような複数の色版を有するオブジェクトのことを以下、「色オブジェクト」という。)間では、色オブジェクト毎に明るさを表す値(ルミナンス値)が算出された後、そのルミナンス値の小さい色オブジェクト側すなわち相対的に暗い色オブジェクト側にトラップ図形が作成される。これにより、トラップ図形が目立つことなく、トラッピング処理に伴う画質の低下が抑制されている。
一方、イメージのオブジェクト(以下、単に「イメージ」という。)間あるいはイメージと色オブジェクトとの間でのトラッピング処理については、イメージのルミナンス値が画素毎に異なるため、両オブジェクトのいずれの側にトラップ図形を作成するか(以下、「トラップ方向」という。)をルミナンス値に基づいて決定することはできない。このため、例えば、予め用意されたトラップルール(トラップ方向を自動的に決定するためのルール)のうちユーザによって指定されたトラップルールに基づいてトラップ方向の決定が行われている。
イメージと色オブジェクトとの間でのトラップルールとしては、例えば、「なし」、「色オブジェクトがイメージに対して太る」、「色オブジェクトがイメージに対して細る」、「中心」というようなものが挙げられる。なお、これらのトラップルールについては、平網やストロークや文字などの(色オブジェクトの)種別毎の指定(例えば、「平網がイメージに対して太る」)も可能である。また、イメージ間のトラップルールとしては、「なし」、「上(前面)のイメージが下(背面)のイメージに対して太る」、「上(前面)のイメージが下(背面)のイメージに対して細る」、「中心」というようなものが挙げられる。
これらのトラップルールに基づいて作成されるトラップ図形について、図17を参照しつつ説明する。なお、図17では、下(背面)にイメージ81が配置され、上(前面)に色オブジェクト(ここでは平網)82が配置されているものと仮定して説明する。上述のトラップルールのうち「なし」が指定されている場合には、図17(a)に示すように、トラップ図形は作成されない。「色オブジェクトがイメージに対して太る」が指定されている場合には、図17(b)に示すように、イメージ81側にトラップ図形83が作成される。「色オブジェクトがイメージに対して細る」が指定されている場合には、図17(c)に示すように、色オブジェクト82側にトラップ図形84が作成される。「中心」が指定されている場合には、図17(d)に示すように、イメージ81と色オブジェクト82との境界線を中心にトラップ図形85が作成される。
なお、特許文献1〜8には、トラッピング処理に関する以下のような技術が開示されている。特許文献1には、下絵に黒文字を重ねた場合のトラッピング処理に関する技術が開示されている。特許文献2には、大きく版ずれが生じる方向を予測して当該方向にトラップ幅を大きく設定する技術が開示されている。特許文献3には、印刷方式によりトラップ領域の大きさを変更する技術が開示されている。特許文献4には、印刷時と校正時におけるトラップや文字化けの差を解消する技術が開示されている。特許文献5には、複数ページのドキュメントにおけるトラッピング処理に関する技術が開示されている。特許文献6には、図形間におけるトラッピング処理に関する技術が開示されている。特許文献7には、トラッピング処理の高速化に関する技術が開示されている。特許文献8には、オブジェクト種別情報ビットマップ、オブジェクト別処理パラメータを用いることにより、トラッピング処理を高速化し、かつ、ユーザに容易にトラッピングパラメータを指定させる技術が開示されている。
特開2004−34636号公報 特開2006−5481号公報 特開2004−122692号公報 特開2001−129986号公報 特開2003−87548号公報 特開2004−155001号公報 特開2006−202198号公報 特開2006−129007号公報
ところが、イメージ間あるいはイメージと色オブジェクトとの間において上述のようなトラップルールに基づいて自動的にトラッピング処理が行われると、好ましくない方向にトラップ図形が作成されることがある。これについて、図18および図19を参照しつつ説明する。なお、図18および図19においては、説明の便宜上、トラップ図形を太くかつ濃く示している。
まず、図18(a)に示すように、トラッピング処理が行われる前において、比較的明るいイメージ91の上(前面)に比較的暗い色オブジェクト(平網92および文字93)が配置されているものと仮定する。このとき、「色オブジェクトがイメージに対して太る」というトラップルールが指定されていると、トラッピング処理の結果は図18(b)に示すようなものとなる。すなわち、トラップ図形が好ましくない方向に作成された結果、トラップ図形が著しく目立っている。
次に、図19(a)に示すように、トラッピング処理が行われる前において、比較的暗いイメージ94の上(前面)に比較的明るい色オブジェクト(平網95および文字96)が配置されているものと仮定する。このとき、「色オブジェクトがイメージに対して細る」というトラップルールが指定されていると、トラッピング処理の結果は図19(b)に示すようなものとなる。すなわち、トラップ図形が好ましくない方向に作成された結果、平網や文字が見えにくい状態となっている。
また、図18(a)に示すようなデータと図19(a)に示すようなデータとが1つのページに混在している場合には、従来のトラップルールでは、「全てのオブジェクトに対して好ましい方向にトラップ図形を作成する」ということができない。
以上のように、イメージを含むオブジェクト間で自動的にトラッピング処理が行われた場合、好ましい方向にトラップ図形が作成されず画質が低下することがあった。また、好ましくない方向にトラップ図形が作成されている箇所についてはユーザによる手作業での修正が必要となっており、作業効率低下の原因となっている。
そこで、本発明は、イメージと色オブジェクトとの間あるいはイメージとイメージとの間において、ユーザの手作業を要することなく自動的に好ましい方向にトラップ図形を作成することのできる画像処理装置および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
第1の発明は、1以上の色で構成されるイメージオブジェクトとそれぞれが1つの色で構成される色オブジェクトとからなる複数のオブジェクトを含む印刷用データを読み込み、前記複数のオブジェクトのうち任意の2つのオブジェクトが重なっているときに、上に配置されているオブジェクトの輪郭線のうちの前記重なっている2つのオブジェクトの境界部分である隣接ベクトルに沿ってトラップ図形を作成する画像処理装置であって、
前記重なっている2つのオブジェクトのうち少なくとも一方がイメージオブジェクトであるときに、当該イメージオブジェクトが描画される座標のうち前記隣接ベクトル近傍の座標をサンプル座標として抽出するサンプル座標抽出手段と、
前記サンプル座標の色を表す色値を取得する色値取得手段と、
前記色値取得手段によって取得された各サンプル座標の色値に基づいて、前記隣接ベクトルを基準としたときの前記トラップ図形を作成すべき位置を決定するトラップ図形作成位置決定手段と
を備え、
前記サンプル座標抽出手段は、
前記隣接ベクトル上の座標のうち所定数の座標を、前記サンプル座標を抽出する際の基準とするサンプル座標抽出基準座標として、前記隣接ベクトル上において互いに隣接する各サンプル座標抽出基準座標間の距離が等しくなるように抽出し、
前記隣接ベクトルに対する垂線であって前記サンプル座標抽出基準座標を通過する垂線上の所定の位置を前記サンプル座標として抽出し、
前記色値取得手段は、前記サンプル座標抽出手段によって抽出された全てのサンプル座標が含まれる最小の矩形領域を描画することにより各サンプル座標の色値を取得することを特徴とする。
の発明は、第の発明において、
前記トラップ図形作成位置決定手段は、前記色値取得手段によって取得された各サンプル座標の色値に基づいて前記イメージオブジェクトのルミナンス値を算出し、前記隣接ベクトルを基準としたときの前記トラップ図形を作成すべき位置を、前記重なっている2つのオブジェクトのうちルミナンス値の小さいオブジェクト側とするよう決定することを特徴とする。
の発明は、第の発明において、
外部からの数値の入力を受け付ける数値入力手段を更に備え、
前記トラップ図形作成位置決定手段は、前記重なっている2つのオブジェクトのルミナンス値の差が前記数値入力手段によって入力された数値以下であれば、前記隣接ベクトルを中心として前記トラップ図形を作成すべき旨の決定をすることを特徴とする。
の発明は、第1から第までのいずれかの発明において、
前記重なっている2つのオブジェクトのうち一方のオブジェクトが複数の文字からなる文字列を構成する色オブジェクトであるときに前記トラップ図形を作成すべき位置を文字毎に決定するかそれとも文字列毎に決定するかを外部から選択する選択手段を更に備え、
前記トラップ図形作成位置決定手段は、
前記選択手段によって文字毎に決定する旨の選択がなされていれば、前記複数の文字からなる文字列については文字毎に前記トラップ図形を作成すべき位置を決定し、
前記選択手段によって文字列毎に決定する旨の選択がなされていれば、前記複数の文字からなる文字列については、各文字についての隣接ベクトルと前記トラップ図形との相対的な位置関係が前記複数の文字の全てについて同じになるように、前記トラップ図形を作成すべき位置を決定することを特徴とする。
の発明は、1以上の色で構成されるイメージオブジェクトとそれぞれが1つの色で構成される色オブジェクトとからなる複数のオブジェクトを含む印刷用データを読み込み、前記複数のオブジェクトのうち任意の2つのオブジェクトが重なっているときに、上に配置されているオブジェクトの輪郭線のうちの前記重なっている2つのオブジェクトの境界部分である隣接ベクトルに沿ってトラップ図形を作成する画像処理プログラムであって、
前記重なっている2つのオブジェクトのうち少なくとも一方がイメージオブジェクトであるときに、当該イメージオブジェクトが描画される座標のうち前記隣接ベクトル近傍の座標をサンプル座標として抽出するサンプル座標抽出ステップと、
前記サンプル座標の色を表す色値を取得する色値取得ステップと、
前記色値取得ステップで取得された各サンプル座標の色値に基づいて、前記隣接ベクトルを基準としたときの前記トラップ図形を作成すべき位置を決定するトラップ図形作成位置決定ステップと
をコンピュータに実行させ、
前記サンプル座標抽出ステップでは、
前記隣接ベクトル上の座標のうち所定数の座標が、前記サンプル座標を抽出する際の基準とするサンプル座標抽出基準座標として、前記隣接ベクトル上において互いに隣接する各サンプル座標抽出基準座標間の距離が等しくなるように抽出され、
前記隣接ベクトルに対する垂線であって前記サンプル座標抽出基準座標を通過する垂線上の所定の位置が前記サンプル座標として抽出され、
前記色値取得ステップでは、前記サンプル座標抽出ステップで抽出された全てのサンプル座標が含まれる最小の矩形領域を描画することによって各サンプル座標の色値が取得されることを特徴とする。
の発明は、第の発明において、
前記トラップ図形作成位置決定ステップでは、前記色値取得ステップで取得された各サンプル座標の色値に基づいて前記イメージオブジェクトのルミナンス値が算出され、前記隣接ベクトルを基準としたときの前記トラップ図形を作成すべき位置が、前記重なっている2つのオブジェクトのうちルミナンス値の小さいオブジェクト側とするよう決定されることを特徴とする。
の発明は、第の発明において、
外部からの数値の入力を受け付ける数値入力ステップを更に備え、
前記トラップ図形作成位置決定ステップでは、前記重なっている2つのオブジェクトのルミナンス値の差が前記数値入力ステップで入力された数値以下であれば、前記隣接ベクトルを中心として前記トラップ図形を作成すべき旨の決定がなされることを特徴とする。
の発明は、第から第までのいずれかの発明において、
前記重なっている2つのオブジェクトのうち一方のオブジェクトが複数の文字からなる文字列を構成する色オブジェクトであるときに前記トラップ図形を作成すべき位置を文字毎に決定するかそれとも文字列毎に決定するかを外部から選択する選択ステップを更に備え、
前記トラップ図形作成位置決定ステップでは、
前記選択ステップで文字毎に決定する旨の選択がなされていれば、前記複数の文字からなる文字列については文字毎に前記トラップ図形を作成すべき位置が決定され、
前記選択ステップで文字列毎に決定する旨の選択がなされていれば、前記複数の文字からなる文字列については、各文字についての隣接ベクトルと前記トラップ図形との相対的な位置関係が前記複数の文字の全てについて同じになるように、前記トラップ図形を作成すべき位置が決定されることを特徴とする。
上記第1の発明によれば、オブジェクト間の境界部分である隣接ベクトル近傍の座標をサンプル座標として抽出するサンプル座標抽出手段と、その抽出されたサンプル座標の色値を取得する色値取得手段と、各サンプル座標の色値に基づいてトラップ方向を決定するトラップ図形作成位置決定手段とが画像処理装置に含まれている。このため、重なっている2つのオブジェクトの一方がイメージオブジェクトであっても、隣接ベクトル近傍のサンプル座標の色値に基づいてトラップ方向が決定される。これにより、イメージオブジェクト間あるいはイメージオブジェクトと色オブジェクトとの間でトラップ図形が作成される際に、両オブジェクトの隣接ベクトル近傍の明るさに基づいてトラップ方向が決定される。このため、イメージオブジェクト内に様々な明るさの色オブジェクトが含まれている場合でも、各オブジェクト間において好ましいトラップ方向でトラップ図形を作成することができる。
また、サンプル座標の色値の取得の際、全てのサンプル座標を含む最小の矩形領域についてのみ描画処理が行われる。このため、トラッピング処理のための処理時間の増加を抑制することができる。
ところで、サンプル座標の抽出に際して隣接ベクトル上の所定数の座標が抽出される。このため、隣接ベクトルの全体の長さ等に基づいて、サンプル座標を抽出するための基準となる座標の抽出を行うことができる。これにより、各オブジェクトの隣接ベクトル近傍の平均的な明るさを求めるための座標が好適かつ容易に抽出される。
上記第の発明によれば、2つのオブジェクトのルミナンス値が比較され、ルミナンス値の小さいオブジェクト側にトラップ図形が作成される。これにより、イメージを含むオブジェクト間において、ユーザの手作業を要することなく暗いオブジェクト側にトラップ図形が作成される。
上記第の発明によれば、2つのオブジェクトのルミナンス値の差がユーザによって指定された値以下であれば、2つのオブジェクトの境界部分を中心としてトラップ図形が作成される。このため、明るさの違いが比較的小さいオブジェクト間においても、ユーザにとって好ましい位置にトラップ図形が作成される。
上記第の発明によれば、イメージのオブジェクトと文字列を構成する色オブジェクトとの間にトラップ図形が作成される場合に、ユーザは、文字毎にトラップ方向を決定するか文字列毎にトラップ方向を決定するかを選択することができる。このため、ユーザの選択により、文字列については当該文字列内の全ての文字のトラップ方向を同じにすることができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。
<1.画像処理装置のハードウェア構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。この画像処理装置は、パソコン(パーソナルコンピュータ)を用いて実現されており、本体10と補助記憶装置20とCRT等の表示装置21とキーボード22やマウス23等の入力装置とを備えている。パソコン本体10には、CPU100とRAMやROM等のメモリ110とネットワークインタフェース部120とディスクインタフェース部130と表示制御部140と入力インタフェース部150とが含まれている。ディスクインタフェース部130には補助記憶装置20が接続され、表示制御部140には表示装置21が接続され、入力インタフェース部150には入力装置が接続されている。また、この画像処理装置はネットワークインタフェース部120によってLAN24に接続されている。
画像処理のためのプログラムP(以下、「画像処理プログラム」という。)は補助記憶装置20に格納されており、この画像処理装置の動作が開始すると、画像処理プログラムPはディスクインタフェース部130を介してメモリ110に読み込まれる。そして、CPU100が画像処理プログラムPを実行することにより、トラッピング処理のための画像処理が実現される。なお、画像処理プログラムPは、例えばCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されて提供される。すなわちユーザは、画像処理プログラムPの記録媒体としてのCD−ROMを購入してCD−ROM駆動装置(不図示)に装着し、そのCD−ROMから画像処理プログラムPを読み出して補助記憶装置20にインストールする。また、これに代えて、LAN24を介して送られる画像処理プログラムPを受信して、補助記憶装置20にインストールするようにしてもよい。
<2.イメージを含むオブジェクト間でのトラッピング処理の概要>
次に、本実施形態におけるイメージを含むオブジェクト間でのトラッピング処理の概要について説明する。本実施形態においては、まず、オブジェクト間の隣接ベクトルの抽出が行われる。ここで、隣接ベクトルとは、トラップ図形を作成すべき位置を決定するための基準となる線であって、2つのオブジェクト間で重なりがある場合に、上(前面)に配置されているオブジェクトの輪郭線のうち下(背面)に配置されているオブジェクトの領域に含まれている部分のことである。隣接ベクトルの抽出後、当該隣接ベクトルを境界線として一方のオブジェクト側の明るさと他方のオブジェクト側の明るさとを比較するために、各オブジェクトの明るさを算出するためのサンプルとされる座標(サンプル座標)が抽出される。そして、抽出された各座標の色値に基づいてイメージのオブジェクトのルミナンス値が算出され、両オブジェクトのルミナンス値を比較することによりトラップ方向が決定される。なお、色値とは、印刷時に使用される版(C版、M版、Y版、K版)毎の単位面積当たりに占める網点面積の比率をパーセントで表したものであり、「網%値」、「網点面積率」などとも呼ばれている。
ここでは、図2(a)に示すように、イメージ31の上に色オブジェクトとしての平網32が配置されているものと仮定して説明する。このとき、まず、図2(b)に示すように、イメージ31と平網32との境界線が隣接ベクトル33として抽出される。その後、イメージ31側のサンプル座標34と平網32側のサンプル座標35とが抽出される。そして、両オブジェクトのルミナンス値が算出された後、両オブジェクトのルミナンス値を比較することによってトラップ方向が決定され、図2(c)に示すようにトラップ図形36が作成される。なお、色オブジェクト(ここでは平網32)については、当該色オブジェクトの属性よりルミナンス値を取得することができるので、サンプル座標35の抽出やルミナンス値の算出が行われなくても良い。
<3.トラッピング処理に関する画像処理の手順>
図3は、本実施形態におけるトラッピング処理に関する画像処理の処理手順を示すフローチャートである。本実施形態では、印刷対象をページ記述言語で記述したページデータがファイルとして補助記憶装置20に格納された後、オペレータの操作によって画像処理プログラムPが起動される。以下、CPU100の動作について説明する。
CPU100は、まず、ページ記述言語で記述されたPostscript(アドビシステムズ社の登録商標)やPDF(Portable Document Format)等のページデータを補助記憶装置20からメモリ110に読み込む(ステップS100)。そして、その読み込んだページデータのフォーマットに応じて、本実施形態に係る画像処理プログラムPで扱うことのできるフォーマットにデータを内部的に変換する(ステップS110)。
データの内部的な変換の終了後、表示領域内の各画素と当該各画素が表示すべきオブジェクトとを対応付けるための処理(以下、「ID描画処理」という。)が行われる(ステップS120)。このID描画処理により、各オブジェクトには一意の識別番号(以下、「ID」という。)が割り当てられる。例えばページ内にn個のオブジェクトがある場合、各オブジェクトには、下(背面)から上(前面)に配置されている順に「1」、「2」、・・・、「n」というようにIDが割り当てられる。例えば、図4に示すように、下(背面)から上(前面)に向かって平網41、イメージ42、ストローク43の順にオブジェクトが配置されている場合、平網41には「1」、イメージ42には「2」、ストローク43には「3」が割り当てられる。各オブジェクトにIDが割り当てられると、IDの小さいオブジェクト(下に配置されているオブジェクト)からIDの大きいオブジェクト(上に配置されているオブジェクト)の順に各画素へのIDの描画が行われる。
図4に示す例では、まず、平網41についてIDの描画が行われる。その結果、図5(a)に示すような描画結果が得られる。次に、イメージ42についてIDの描画が行われる。このとき、平網41とイメージ42とが重なる領域の画素については、平網41のIDはイメージ42のIDによって上書きされる。その結果、図5(b)に示すような描画結果が得られる。さらに、ストローク43についてIDの描画が行われる。このときも、平網41のIDおよびイメージ42のIDに対して上書きが行われる。その結果、図5(c)に示すような描画結果が得られる。これにより、ID描画処理が終了する。
ID描画処理の終了後、ステップS120で得られた描画結果に基づいて、オブジェクトどうしの重なり(上下方向についての相対的な位置関係)を示すリスト(以下、「関係図形リスト」という。)の作成が行われる(ステップS130)。図6は、図4に示す例において、関係図形リストの作成結果を模式的に示した図である。図6に示すように、ページ内の各オブジェクトについて、上方向関係図形リストおよび下方向関係図形リストが作成される。この関係図形リストは、図5(c)に示した描画結果を使用して、以下のようにして作成される。
まず、「ID=1」に着目して表示領域内の各画素を走査する。このとき、「1」が描画されている画素と隣接する画素に「1」以外のIDが描画されていれば、当該IDを上方向関係図形リストに追加する。図5(c)によると「1」は「2」および「3」と隣接しているので、図6に示すように、「ID=1」のオブジェクトの上方向関係図形リストに「2」と「3」が追加される。
次に、「ID=2」に着目して表示領域内の各画素を走査する。このとき、「2」が描画されている画素と隣接する画素に「2」以外のIDが描画されていれば、そのIDが「2」よりも小さい値であれば当該IDを下方向関係図形リストに追加し、そのIDが「2」よりも大きい値であれば当該IDを上方向関係図形リストに追加する。これにより、図6に示すように、「ID=2」のオブジェクトの上方向関係図形リストに「3」が追加され、「ID=2」のオブジェクトの下方向関係図形リストに「1」が追加される。さらに、「ID=3」についても同様にする。以上のようにして、図6に示すような関係図形リストが作成される。関係図形リスト作成の終了後、ステップS140に進む。
ステップS140では、ページ内の全てのオブジェクトについてのトラップルールの適用を行う。ここで、「トラップルール」とは、トラップ図形の属性(色、幅、トラップ方向など)を決定するために予め定められている設定情報のことである。また、「トラップルールの適用」とは、生成すべきトラップ図形毎にトラップルールに基づいて属性を決定(設定)することである。本実施形態では、イメージを含むオブジェクト間に作成されるトラップ図形については、トラップ方向が「自動」である旨の設定がなされる。
ステップS150では、作成すべきトラップ図形毎に、トラップ方向が「自動」に設定されているか否かを判定する。判定の結果、トラップ方向が「自動」に設定されていればステップS160に進む。一方、トラップ方向が「自動」に設定されていなければ、ステップS200に進み、通常の処理が行われた後、ステップS210に進む。
ステップS160では、隣接ベクトルの抽出を行う。例えば、図7(a)に示すようにイメージ44の上に平網45が重ねて配置されている場合には、図7(b)に示すように、平網45の輪郭線のうちイメージ44の領域に含まれている部分が隣接ベクトル46として抽出される。また、図8(a)に示すようにイメージ47の上に「TE」という文字48が当該イメージ47の領域内に完全に含まれるように配置されている場合には、図8(b)に示すように、文字48の輪郭線全体が隣接ベクトル49として抽出される。
ところで、ステップS160での隣接ベクトルの抽出の際、各オブジェクトを構成する図形の境界線の(例えば)左側が当該オブジェクトの内部、右側が当該オブジェクトの外部となるように、図形のパスの方向の修正が行われる。これについて、図9および図10を参照しつつ説明する。
図9(a)に示すように反時計回り(左回り)で描かれたオブジェクト51がある場合に、「始終点、1点目、2点目、3点目、始終点」の順に輪郭線をたどると、当該輪郭線の左側がオブジェクト51の内部、右側がオブジェクト51の外部となる。一方、図9(b)に示すように時計回り(右回り)で描かれたオブジェクト51がある場合には、「始終点、1点目、2点目、3点目、始終点」の順に輪郭線をたどると、当該輪郭線の右側がオブジェクト51の内部、左側がオブジェクト51の外部となる。本実施形態では、後述するステップS190において、隣接ベクトルのどちら側に座標があるかによって当該座標がどちら側のオブジェクトに含まれているかの判断がなされる。このため、座標の並び方を反時計回りに統一させるために、図9(b)に示すように時計回りで描かれたオブジェクト51については、図形のパスの方向が逆になるように、すなわち、図9(a)に示すような座標の並び方となるように内部データが修正される。これにより、図9(c)に示すように、或るオブジェクトの輪郭線の左側の座標は当該オブジェクトの内部にあって、輪郭線の右側の座標は当該オブジェクトの外部である旨の判断を行うことができる。
また、図10(a)に示すように「塗り抜き」と呼ばれる処理が施された図形53を含むオブジェクトがある場合、上述の判断のために、図10(b)に示すように、外側の輪郭線については座標の並び方が反時計回りとなり、内側の輪郭線については座標の並び方が時計回りとなるように、内部データが修正される。
隣接ベクトルの抽出後、ステップS170に進む。ステップS170では、サンプルポイントの抽出を行う。ここで、サンプルポイントとは、重なっている2つのオブジェクトについて、隣接ベクトル近傍の平均的な明るさをルミナンス値として算出するために抽出される座標のことである。サンプルポイントは、隣接ベクトルの(各点の)座標、サンプルポイントとして抽出されるべき座標の数(以下、サンプルポイントとして抽出されるべき座標のうち一方のオブジェクト側に存在する座標の数を「サンプルポイント数」という。)、サンプルポイントから隣接ベクトルまでの距離などに基づいて抽出される。なお、サンプルポイント数は、システム毎に予め設定されるかユーザによって指定される。また、サンプルポイントから隣接ベクトルまでの距離は、トラップ図形の幅や後述する描画処理の際の解像度に基づいて決定される。
図11は、隣接ベクトルの始点の座標と終点の座標とが異なる場合のサンプルポイントの抽出方法の一例を説明するための図である。ここでは、第1のオブジェクトと第2のオブジェクトとの間に図11(a)に示すような隣接ベクトル54が存在し、サンプルポイント数が「4」に設定されているものと仮定して説明する。
まず、図11(b)に示すように、隣接ベクトル54の全体の長さを4Lと仮定したときに、当該隣接ベクトル54上で隣り合う各点間の距離がLとなり、端点55に最も近い点から端点55までの距離が2分のLとなるように、4つの点(座標)56を抽出する。これら4つの点56によってサンプル座標抽出基準座標が実現されている。次に、その抽出された各点56に基づいて、第1のオブジェクト側と第2のオブジェクト側のそれぞれについて、サンプルポイントとされるべき点(座標)を抽出する。その際、図11(c)に示すように、隣接ベクトル54に対する垂線57を上述の抽出された点56から引き、当該点56からの距離がトラップ図形の幅や後述する描画処理の際の解像度に基づいて決定される距離Hとなるように垂線57上の座標を取得する。このようにして、図11(d)に示すように、第1のオブジェクト側のサンプルポイント58と第2のオブジェクト側のサンプルポイント59とが抽出される。
なお、第1のオブジェクトと第2のオブジェクトとが共にイメージの場合には、両オブジェクトについてサンプルポイントの抽出が行わなければならないが、いずれか一方のみがイメージの場合には、少なくとも当該イメージのオブジェクトについてのみサンプルポイントの抽出が行われれば良い。
図12は、隣接ベクトルの始点の座標と終点の座標とが同じ場合のサンプルポイントの抽出方法の一例を説明するための図である。ここでは、図12(a)に示すように第2のオブジェクトの領域が第1のオブジェクトの領域に完全に含まれており、サンプルポイント数が「4」に設定されているものと仮定して説明する。
まず、隣接ベクトル60の各線分の長さを算出する。そして、1番目に長い線分から4番目に長い線分までのそれぞれについて、中点の座標(サンプル座標抽出基準座標)を取得する。そして、隣接ベクトル60に対する垂線を上述の取得された中点から引き、当該中点からの距離がトラップ図形の幅や後述する描画処理の際の解像度に基づいて決定される距離となるように垂線上の座標を取得する。例えば、各線分の長さが図12(b)に示す順序(長い線分から短い線分への順序)になっている場合、図12(c)に示すようにサンプルポイントが抽出される。
なお、1番目から4番目に長い線分についての中点の座標を最初に取得することに代えて、まず最も長い線分の中点の座標を取得し、次にその中点で線分を分割することによって得られた線分をも含めて再度最も長い線分の中点の座標を取得することの繰り返しで、4つのサンプルポイントを抽出しても良い。
サンプルポイントの抽出が終了すると、ステップS180に進む。ステップS180では、サンプルポイントの色値の取得を行う。サンプルポイントの色値の取得は、全てのサンプルポイントが含まれるような最小の矩形領域を所定の解像度で描画することにより行われる。例えば、図13(a)に示すようにサンプルポイント63が抽出されている場合には、図13(b)に示すような矩形領域64についての描画処理(RIP処理)が行われる。この描画処理によって、各サンプルポイントについての色値が取得される。なお、サンプルポイントの色値を取得するために描画処理が必要となる理由(オブジェクトデータから取得することができない理由)は、ページデータとページの配置情報とに基づいて描画処理が行われることにより、各座標の実際の色値が定まるからである。
ステップS190では、少なくとも一方にイメージを含むオブジェクト間のトラップ方向を決定する。このトラップ方向の決定は、隣接ベクトルの左側にあるサンプルポイントの色値の平均値と当該隣接ベクトルの右側にあるサンプルポイントの色値の平均値とを比較することによって行われる。詳しくは、各オブジェクトについて版毎に色値の平均値を算出し、その算出された(版毎の)平均値を次式(1)に代入することによって、ルミナンス値Lを算出する。
L=100−(0.3×C+0.59×M+0.11×Y+K) ・・・(1)
ここで、CはC版の色値の平均値、MはM版の色値の平均値、YはY版の色値の平均値、KはK版の色値の平均値である。
このようにして各オブジェクト(隣接ベクトルの両側のオブジェクト)のルミナンス値Lが算出された後、以下のようにして、トラップ方向が決定される。なお、隣接ベクトルの両側のオブジェクトがいずれもイメージの場合には、両オブジェクトのルミナンス値はいずれも上式(1)によって算出されなければならないが、一方のオブジェクトが色オブジェクトである場合には、当該色オブジェクトについては上式(1)によらず、当該色オブジェクトが有している属性よりルミナンス値を取得しても良い。例えば、図13(a)に示したようにイメージ61の上に平網62が配置されている場合には、イメージ61についてのみ上式(1)によってルミナンス値が取得されれば良い。
隣接ベクトルの左側のオブジェクトのルミナンス値が右側のオブジェクトのルミナンス値よりも小さい場合には、当該隣接ベクトルの左側のオブジェクト側にトラップ図形を作成する旨の決定がなされる。一方、隣接ベクトルの左側のオブジェクトのルミナンス値が右側のオブジェクトのルミナンス値よりも大きい場合には、当該隣接ベクトルの右側のオブジェクト側にトラップ図形を作成する旨の決定がなされる。また、両オブジェクトのルミナンス値が同じ場合には、隣接ベクトルを中心にトラップ図形を作成する旨の決定がなされる。
例えば、図13(a)に示した例において、イメージ61のルミナンス値が平網62のルミナンス値よりも小さい場合すなわちイメージ61よりも平網62の方が明るい場合には、図14(a)に示すようにイメージ61側にトラップ図形67を作成する旨の決定がなされる。一方、イメージ61のルミナンス値が平網62のルミナンス値よりも大きい場合すなわち平網62よりもイメージ61の方が明るい場合には、図14(b)に示すように平網62側にトラップ図形68を作成する旨の決定がなされる。また、イメージ61のルミナンス値と平網62のルミナンス値とが等しい場合すなわちイメージ61と平網62とが同じ明るさの場合には、図14(c)に示すように隣接ベクトルを中心にトラップ図形69を作成する旨の決定がなされる。
イメージを含むオブジェクト間におけるトラップ方向が決定されると、ステップS210に進む。ステップS210では、ページ内の全てのオブジェクトについて、トラップ図形が出力される。その後、出力データとしてのページデータのフォーマットに応じてデータに変換を施し(ステップS220)、トラッピング処理済みのページデータを補助記憶装置20に出力する(ステップS230)。これにより、トラッピング処理に関する画像処理が終了する。
なお、本実施形態においては、上記ステップS170によってサンプル座標抽出手段(ステップ)が実現され、上記ステップS180によって色値取得手段(ステップ)が実現され、上記ステップS190によってトラップ図形作成位置決定手段(ステップ)が実現されている。
<4.効果>
本実施形態によると、トラッピング処理に関する画像処理中に、オブジェクト間の境界部分である隣接ベクトルの近傍の所定数の座標(サンプルポイント)を抽出する処理と、その抽出されたサンプルポイントの色値を取得する処理と、各サンプルポイントの色値に基づいて各オブジェクトのルミナンス値を算出し、当該ルミナンス値を比較することによってトラップ方向を決定する処理とが含まれている。このため、重なっている2つのオブジェクトの一方がイメージであっても、隣接ベクトル近傍における当該イメージの平均的な明るさがルミナンス値として算出される。これにより、イメージ間あるいはイメージと色オブジェクトとの間にトラップ図形を作成する際に、予め指定されたトラップルールに基づいてトラップ方向を決定するのではなく、両オブジェクトの明るさに基づいてトラップ方向を決定することができる。その結果、イメージ内に様々な明るさの色オブジェクトが含まれていても、各オブジェクト間において好ましいトラップ方向でトラップ図形が作成される。これにより、ユーザの手作業による修正等の負担が軽減され、処理が効率的なものとなる。
<5.変形例>
上記実施形態においては、隣接ベクトルの左側のオブジェクトのルミナンス値と右側のオブジェクトのルミナンス値との間に少しでも差があれば、ルミナンス値の小さいオブジェクト側にトラップ図形が作成される構成となっているが、本発明はこれに限定されない。両オブジェクトのルミナンス値の差が比較的小さい場合には、一方のオブジェクト側にトラップ図形を作成するよりも隣接ベクトルを中心にトラップ図形を作成する方が好ましいことがある。そこで、ユーザにルミナンス値の差を入力させるための数値入力手段としてのメニュー(ダイアログ等)を備え、両オブジェクトのルミナンス値の差がユーザによって入力された値以下であれば、隣接ベクトルを中心にトラップ図形を作成する旨の決定がなされるようにしても良い。
また、色オブジェクトとしての複数の文字からなる文字列がイメージの上に配置されている場合、文字毎にトラップ方向が決定されるよりも文字列毎にトラップ方向が決定される方が好ましいことがある。例えば、図15(a)に示すような文字列がイメージの上に配置されているものと仮定して説明する。このとき、文字毎にトラップ方向の決定が行われると、例えば図15(b)に示すように文字毎にトラップ方向が異なり、ユーザにとって好ましくないトラップ図形の作成が行われることがある。そこで、トラップ方向を文字毎に決定するか文字列毎に決定するかをユーザに選択させるための選択手段としてメニュー(ダイアログ等)を備え、ユーザによる選択結果に応じて文字列についてのトラップ方向の決定方法を異ならせるようにしても良い。これにより、トラップ方向を文字列毎に決定する旨の選択がなされた場合、例えば図15(c)に示すように、文字列については当該文字列内の全ての文字のトラップ方向を同じにすることができる。
なお、文字列毎にトラップ方向が決定されるようにする方法としては、例えば、ユーザが指定したルミナンス値以下の文字についてはイメージのルミナンス値にかかわらず「文字がイメージに対して細る」ようにトラップ方向を決定するという方法や、ユーザに版と色値とを指定させて、当該指定された版の実際の色値がユーザが指定した色値以上となっている文字についてはイメージのルミナンス値にかかわらず「文字がイメージに対して細る」ようにトラップ方向を決定するという方法などもある。
さらに、サンプルポイントの抽出方法は、上記実施形態において説明した方法に限定されず、各オブジェクトについての隣接ベクトル近傍における平均的な明るさを求めることができるものであれば、他の方法を適用しても良い。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 上記実施形態において、イメージを含むオブジェクト間でのトラッピング処理の概要を説明するための図である。 上記実施形態において、トラッピング処理に関する画像処理の全体的な処理手順を示すフローチャートである。 上記実施形態において、IDの割り当てについて説明するための図である。 上記実施形態において、ID描画処理について説明するための図である。 上記実施形態において、関係図形リストの一例を示す図である。 上記実施形態において、イメージと平網との間における隣接ベクトルの抽出について説明するための図である。 上記実施形態において、イメージと文字との間における隣接ベクトルの抽出について説明するための図である。 上記実施形態において、図形のパス方向の修正について説明するための図である。 上記実施形態において、塗り抜き処理が施された図形のパス方向の修正について説明するための図である。 上記実施形態において、隣接ベクトルの始点の座標と終点の座標とが異なる場合のサンプルポイントの抽出方法の一例を説明するための図である。 上記実施形態において、隣接ベクトルの始点の座標と終点の座標とが同じ場合のサンプルポイントの抽出方法の一例を説明するための図である。 上記実施形態において、サンプルポイントの色値取得のための描画処理について説明するための図である。 上記実施形態において、トラップ方向の決定について説明するための図である。 上記実施形態の変形例において、文字列毎のトラップ方向の決定について説明するための図である。 従来例において、トラップ図形について説明するための図である。 従来例において、トラップ方向について説明するための図である。 従来例において、「色オブジェクトがイメージに対して太る」というトラップルールに基づくトラッピング処理の結果の一例を示す図である。 従来例において、「色オブジェクトがイメージに対して細る」というトラップルールに基づくトラッピング処理の結果の一例を示す図である。
符号の説明
10…パソコン本体
20…補助記憶装置
21…表示装置
22…キーボード
23…マウス
24…LAN
31、42、44など…イメージ
32、41、45など…平網
33、46、49など…隣接ベクトル
58、59、63…サンプルポイント
100…CPU
110…メモリ
120…ネットワークインタフェース部
130…ディスクインタフェース部
140…表示制御部
150…入力インタフェース部
P…画像処理プログラム

Claims (8)

  1. 1以上の色で構成されるイメージオブジェクトとそれぞれが1つの色で構成される色オブジェクトとからなる複数のオブジェクトを含む印刷用データを読み込み、前記複数のオブジェクトのうち任意の2つのオブジェクトが重なっているときに、上に配置されているオブジェクトの輪郭線のうちの前記重なっている2つのオブジェクトの境界部分である隣接ベクトルに沿ってトラップ図形を作成する画像処理装置であって、
    前記重なっている2つのオブジェクトのうち少なくとも一方がイメージオブジェクトであるときに、当該イメージオブジェクトが描画される座標のうち前記隣接ベクトル近傍の座標をサンプル座標として抽出するサンプル座標抽出手段と、
    前記サンプル座標の色を表す色値を取得する色値取得手段と、
    前記色値取得手段によって取得された各サンプル座標の色値に基づいて、前記隣接ベクトルを基準としたときの前記トラップ図形を作成すべき位置を決定するトラップ図形作成位置決定手段と
    を備え、
    前記サンプル座標抽出手段は、
    前記隣接ベクトル上の座標のうち所定数の座標を、前記サンプル座標を抽出する際の基準とするサンプル座標抽出基準座標として、前記隣接ベクトル上において互いに隣接する各サンプル座標抽出基準座標間の距離が等しくなるように抽出し、
    前記隣接ベクトルに対する垂線であって前記サンプル座標抽出基準座標を通過する垂線上の所定の位置を前記サンプル座標として抽出し、
    前記色値取得手段は、前記サンプル座標抽出手段によって抽出された全てのサンプル座標が含まれる最小の矩形領域を描画することにより各サンプル座標の色値を取得することを特徴とする、画像処理装置。
  2. 前記トラップ図形作成位置決定手段は、前記色値取得手段によって取得された各サンプル座標の色値に基づいて前記イメージオブジェクトのルミナンス値を算出し、前記隣接ベクトルを基準としたときの前記トラップ図形を作成すべき位置を、前記重なっている2つのオブジェクトのうちルミナンス値の小さいオブジェクト側とするよう決定することを特徴とする、請求項に記載の画像処理装置。
  3. 外部からの数値の入力を受け付ける数値入力手段を更に備え、
    前記トラップ図形作成位置決定手段は、前記重なっている2つのオブジェクトのルミナンス値の差が前記数値入力手段によって入力された数値以下であれば、前記隣接ベクトルを中心として前記トラップ図形を作成すべき旨の決定をすることを特徴とする、請求項に記載の画像処理装置。
  4. 前記重なっている2つのオブジェクトのうち一方のオブジェクトが複数の文字からなる文字列を構成する色オブジェクトであるときに前記トラップ図形を作成すべき位置を文字毎に決定するかそれとも文字列毎に決定するかを外部から選択する選択手段を更に備え、
    前記トラップ図形作成位置決定手段は、
    前記選択手段によって文字毎に決定する旨の選択がなされていれば、前記複数の文字からなる文字列については文字毎に前記トラップ図形を作成すべき位置を決定し、
    前記選択手段によって文字列毎に決定する旨の選択がなされていれば、前記複数の文字からなる文字列については、各文字についての隣接ベクトルと前記トラップ図形との相対的な位置関係が前記複数の文字の全てについて同じになるように、前記トラップ図形を作成すべき位置を決定することを特徴とする、請求項1からまでのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 1以上の色で構成されるイメージオブジェクトとそれぞれが1つの色で構成される色オブジェクトとからなる複数のオブジェクトを含む印刷用データを読み込み、前記複数のオブジェクトのうち任意の2つのオブジェクトが重なっているときに、上に配置されているオブジェクトの輪郭線のうちの前記重なっている2つのオブジェクトの境界部分である隣接ベクトルに沿ってトラップ図形を作成する画像処理プログラムであって、
    前記重なっている2つのオブジェクトのうち少なくとも一方がイメージオブジェクトであるときに、当該イメージオブジェクトが描画される座標のうち前記隣接ベクトル近傍の座標をサンプル座標として抽出するサンプル座標抽出ステップと、
    前記サンプル座標の色を表す色値を取得する色値取得ステップと、
    前記色値取得ステップで取得された各サンプル座標の色値に基づいて、前記隣接ベクトルを基準としたときの前記トラップ図形を作成すべき位置を決定するトラップ図形作成位置決定ステップと
    をコンピュータに実行させ、
    前記サンプル座標抽出ステップでは、
    前記隣接ベクトル上の座標のうち所定数の座標が、前記サンプル座標を抽出する際の基準とするサンプル座標抽出基準座標として、前記隣接ベクトル上において互いに隣接する各サンプル座標抽出基準座標間の距離が等しくなるように抽出され、
    前記隣接ベクトルに対する垂線であって前記サンプル座標抽出基準座標を通過する垂線上の所定の位置が前記サンプル座標として抽出され、
    前記色値取得ステップでは、前記サンプル座標抽出ステップで抽出された全てのサンプル座標が含まれる最小の矩形領域を描画することによって各サンプル座標の色値が取得されることを特徴とする、画像処理プログラム。
  6. 前記トラップ図形作成位置決定ステップでは、前記色値取得ステップで取得された各サンプル座標の色値に基づいて前記イメージオブジェクトのルミナンス値が算出され、前記隣接ベクトルを基準としたときの前記トラップ図形を作成すべき位置が、前記重なっている2つのオブジェクトのうちルミナンス値の小さいオブジェクト側とするよう決定されることを特徴とする、請求項に記載の画像処理プログラム。
  7. 外部からの数値の入力を受け付ける数値入力ステップを更に備え、
    前記トラップ図形作成位置決定ステップでは、前記重なっている2つのオブジェクトのルミナンス値の差が前記数値入力ステップで入力された数値以下であれば、前記隣接ベクトルを中心として前記トラップ図形を作成すべき旨の決定がなされることを特徴とする、請求項に記載の画像処理プログラム。
  8. 前記重なっている2つのオブジェクトのうち一方のオブジェクトが複数の文字からなる文字列を構成する色オブジェクトであるときに前記トラップ図形を作成すべき位置を文字毎に決定するかそれとも文字列毎に決定するかを外部から選択する選択ステップを更に備え、
    前記トラップ図形作成位置決定ステップでは、
    前記選択ステップで文字毎に決定する旨の選択がなされていれば、前記複数の文字からなる文字列については文字毎に前記トラップ図形を作成すべき位置が決定され、
    前記選択ステップで文字列毎に決定する旨の選択がなされていれば、前記複数の文字からなる文字列については、各文字についての隣接ベクトルと前記トラップ図形との相対的な位置関係が前記複数の文字の全てについて同じになるように、前記トラップ図形を作成すべき位置が決定されることを特徴とする、請求項からまでのいずれか1項に記載の画像処理プログラム。
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