JP4324359B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー画像出力の版ずれを補正する画像処理装置および画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラー画像の印刷は、複数の色成分(通常はC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)およびK(ブラック)の4色)の重ね合わせで行われるのが一般的である。例えば、電子写真方式に基づくカラー画像印刷では、CMYKのうちのいずれかの第1の色成分のトナーを用いて出力用紙上に印刷し、続いて第2の色成分のトナーを用いて重ねて該出力用紙上に印刷し、同様にして第3,第4の色成分のトナーを用いて更に重ねて該出力用紙上に印刷する。インクジェット記録方式に基づくカラー画像印刷でも、CMYKの4つの色成分を重ね合わせ用紙上に印刷する。このような複数の色成分の重ね合わせでカラー画像を印刷する際、1枚の出力用紙上に複数の色成分それぞれで印刷される画像の位置がずれる場合がある。この現象を版ずれと言う。
【0003】
この版ずれにより、印刷されるカラー画像に対して様々な画質劣化が引き起こされる。その一つに、色境界部での白抜けがある。
【0004】
図9は、版ずれによる白抜けを説明する図である。図9(a)に示すように、本来は境界Zで接している2つの領域A,Bを考える。各画素におけるCMYKの網点面積率を(C(%),M(%),Y(%),K(%))で表して、一方の領域Aの色が(100,0,0,0)であるとし、他方の領域Bの色が(0,0,60,0)であるとする。そして、シアン画像とイエロー画像との間で版ずれが起きると、同図(b)に示すように、領域Aおよび領域Bそれぞれの色が重なって色が(100,0,60,0)である領域Cが生じる他、色が(0,0,0,0)である白色領域Dが生じる。この白色領域Dが生じる現象を白抜けと言う。このような版ずれに因る白抜けが生じると、出力用紙上に印刷されたカラー画像の品質が劣悪なものとなる。
【0005】
そこで、版ずれに起因する白抜けの発生を抑制する手段の一つとして、トラッピング処理を行うことが提案されている(例えば、特許文献3、特許文献4および特許文献5を参照)。図10および図11は、従来のトラッピング技術を説明する図である。
【0006】
図10(a)では、本来は境界Zで接している2つの領域A,Bのうち前景オブジェクトに相当する領域Bの周囲(境界Zの外側の領域Aの部分)にトラップ領域A1を指定して、このトラップ領域A1の色を、元の領域Aおよび領域Bそれぞれの色を重ねた色(100,0,60,0)とする。この技術をスプレッドと言う。このとき、シアン画像とイエロー画像との間で版ずれが起きると、図10(b)に示すように、トラップ領域A1の形状が変化するものの、白抜けが生じない。
【0007】
一方、図11(a)では、本来は境界Zで接している2つの領域A,Bのうち背景に相当する領域Aの周囲(境界Zの内側の領域Bの部分)にトラップ領域B1を指定して、このトラップ領域B1の色を、元の領域Aおよび領域Bそれぞれの色を重ねた色(100,0,60,0)とする。この技術をチョークと言う。このとき、シアン画像とイエロー画像との間で版ずれが起きると、図11(b)に示すように、トラップ領域B1の形状が変化するものの、白抜けが生じない。また、トラッピング処理に限らず、例えば、版ずれによる黒文字の色付き等の画質劣化を防ぐための処理として、白地上の黒文字箇所を判定し、K版 100%での再生および色消しを行うような黒文字処理がある。この黒文字処理によって、白地上黒文字はK版一色で再生され、版ずれの影響を受けることがなくなる。
【0008】
また、従来技術例としては黒エッジにはトラッピング処理を行うとともに、黒非エッジには一定のCMYを重ねるものがある(例えば、特許文献1参照)。また、カラーと黒との境界で黒もしくはカラーを膨張するものもある(例えば、特許文献2参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−165104号公報(1−3頁、図4)
【特許文献2】
特許第03007501号公報(1−2頁、図2)
【特許文献3】
特開平11−34406号公報(1−4頁、図3)
【特許文献4】
特開2000−106628号公報(1−4頁、図5)
【特許文献5】
特開2000−165693号公報(1−6頁、図2)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、白抜け等を引き起こす版ずれの程度は、カラー画像を印刷する装置の状態によって大きく変動する。また、複数の出力装置にデータを供給することが可能である場合には、装置ごとに版ずれ量も異なるのが普通である。例えば、インクジェット記録装置と電子写真方式の記録装置とでは一般に版ずれ量は異なりまた、ずれ方も異なる。電子写真方式は版全体でずれる傾向があるのに対して、インクジェットはノズルごとのずれが原因であるため、部分ごとにずれ量が異なることもある。また、同じ電子写真方式であっても、高速書き込みに対応した4ドラム式のものと、従来からの1ドラム式のものとでは、4ドラム式の方が、版ずれが大きい傾向がある。
【0011】
よって、上述のそれぞれの方式に対応して、版ずれによる画質劣化を抑制する処理も切り換える必要があり、例えば、トラッピング処理ではトラップ領域の大きさ等を最適なものにする必要があるが、従来においてそのような技術はなかった。
【0012】
また、白抜けは、特に色地上の黒文字周囲に起こりやすいため、その部分を抽出してトラッピング処理を行うことは効果的であるが、色地は通常網点によって再現されているため、ミクロに見るといろいろな色が存在しており、黒文字周囲という限られた領域からトラップ色を正確に算出することは難しかった。また、色地上の黒文字に対して、トラッピング処理を行うべき箇所を精度良く抽出することも困難であった。
【0013】
上記の点を鑑み、本発明の目的は、出力装置ごともしくは装置の状態に応じて版ずれによる画質劣化を抑制するのに最適な画像処理方法および同方法を行う画像処理装置を提供することを目的とする。
【0014】
また、本発明の目的は、特に色地上の黒文字と色地の境界に対して、精度良くトラッピング処理を行うことの可能な画像処理方法および同方法を行う画像処理装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、入力されたカラー画像データに処理を施すことで、カラー画像出力装置に供給するためのデータを作成する画像処理装置であり、カラー画像出力装置によりカラー画像を出力する際に生じる値であり、印刷される画像の色成分毎の位置のずれである版ずれ予測値を入力する版ずれ入力手段を有し、版ずれ入力手段により入力された版ずれ予測値の大きさに基づいて、トラップ領域の大きさを変更してトラッピング処理を行うことを特徴としている。
【0017】
また、本発明の画像処理装置において、入力されるカラー画像データは、黒色を含む複数の色材色信号で表されたカラー画像データであり、トラッピング処理に用いるトラップ色を算出するトラップ色算出手段と、トラッピング処理を行う領域を抽出する領域抽出手段とを有し、領域抽出手段は高墨率処理された無彩色エッジ領域を抽出することを特徴としている。
【0018】
また、本発明の画像処理装置において、入力されるカラー画像データは、黒色を含む複数の色材色信号で表されたカラー画像データであり、トラッピング処理に用いるトラップ色を算出するトラップ色算出手段と、トラッピング処理を行う領域を抽出する領域抽出手段とを有し、トラップ色算出手段は、色境界部近傍ではなく、離れた場所からトラップ色を算出することを特徴としている。
【0019】
また、本発明の画像処理装置において、領域抽出手段は、色境界部のうち、トラップ色算出手段により算出されたトラップ色と隣接する領域のみを抽出することを特徴としている。
【0020】
また、本発明の画像処理装置において、領域抽出手段は、高墨率処理された無彩色エッジ領域を抽出し、かつ、その中でトラップ色算出手段により算出されたトラップ色と隣接する領域のみを最終的に抽出することを特徴としている。
【0021】
また、本発明の画像処理装置において、複数のカラー画像出力装置にカラー画像データを供給し、前記版ずれ入力手段によって入力される版ずれ予測値は、複数のカラー画像出力装置ごとに設定することで、出力装置により異なる版ずれ量に対して処理を切り換えて、必要十分なトラッピング処理を行うことを特徴としている。
【0022】
また、本発明の画像処理装置において、さらに画像データを供給する出力装置の版ずれを測定する測定手段を有し、測定手段により実際の出力装置の版ずれを測定し、測定結果を版ずれ入力手段により版ずれ予測値として入力することを特徴としている。
【0023】
また、本発明の画像処理装置において、複数のカラー画像出力装置にカラー画像データを供給し、カラー画像出力装置がインクジェット方式であった場合には、インクジェットに合わせた特有のトラッピング処理を行うことを特徴としている。
【0024】
また、本発明の画像処理装置において、出力装置がインクジェット記録装置であった場合に、トラッピング処理を行わないことで、版ずれの少ないインクジェット記録装置に対して余分な処理を行わないようにすることを特徴としている。
【0029】
また、本発明の画像処理装置において、高墨率処理された無彩色エッジ領域は、黒色信号が高濃度であり、かつエッジであるという条件によって、高墨率処理された無彩色エッジ領域を高精度に抽出することを特徴としている。
【0030】
また、本発明の画像処理装置において、カラー画像中の網点領域にのみトラッピング処理を施すことにより、他の場所で誤って処理するのを防ぐことを特徴としている。
【0031】
また、本発明の画像処理装置において、色材色信号は、インクジェット記録装置に用いられるインク色信号であることを特徴としている。
【0032】
また、本発明の画像処理装置において、色材色信号は、電子写真方式の画像形成装置に用いられるトナー色信号であることを特徴としている。
【0033】
本発明の画像処理方法は、入力されたカラー画像データに処理を施すことで、カラー画像出力装置に供給するためのデータを作成する画像処理方法であって、前記出力方法によりカラー画像を出力する際に生じる値であり、印刷される画像の色成分毎の位置のずれである版ずれの予測値を入力する版ずれ入力ステップを有し、版ずれ入力ステップにより入力された版ずれ予測値の大きさに基づいて、トラップ領域の大きさを変更してトラッピング処理を施すことを特徴としている。
【0035】
また、本発明の画像処理方法において、入力されるカラー画像データは、黒色を含む複数の色材色信号で表されたカラー画像データであり、トラッピング処理に用いるトラップ色を算出するトラップ色算出ステップと、トラッピング処理を行う領域を抽出する領域抽出ステップを有し、領域抽出ステップは高墨率処理された無彩色エッジ領域を抽出することを特徴としている。
【0036】
また、本発明の画像処理方法において、入力されるカラー画像データは、黒色を含む複数の色材色信号で表されたカラー画像データであり、トラッピング処理に用いるトラップ色を算出するトラップ色算出ステップと、トラッピング処理を行う領域を抽出する領域抽出ステップを有し、トラップ色算出ステップは、色境界部近傍ではなく、離れた場所からトラップ色を算出することを特徴としている。
【0037】
また、本発明の画像処理方法において、領域抽出ステップは、色境界部のうち、トラップ色算出ステップにおいて算出されたトラップ色と隣接する領域のみを抽出することを特徴としている。
【0038】
また、本発明の画像処理方法において、領域抽出ステップは、高墨率処理された無彩色エッジ領域を抽出し、かつ、その中でトラップ色算出ステップにおいて算出されたトラップ色と隣接する領域のみを最終的に抽出することを特徴としている。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態である画像処理装置および画像処理方法について、添付図面を参照にしながら詳細に説明する。まず、第1の実施例について説明する。
【0040】
図1に本実施例の構成を示す。画像入力手段1は、カラー画像データを入力する。ここでは、CMYK4色で表される画像データを入力しているが、例えば、RGB3色で表されるカラー画像データを入力してもよく、その場合は、RGBから色材色であるCMYKに補正する色補正処理を施せばよい。
【0041】
中間調処理手段3は、後述する画像処理手段である版ずれ抑制処理手段2からの画像データをカラー画像出力手段4によって出力するために必要な画像データの少値化を行う。その方法としてディザ法、誤差拡散法など、様々な公知の方法がある。ただし、本実施例では中間調処理手段3は版ずれ抑制処理手段2の後処理であるが、中間調処理後の画像データを版ずれ抑制処理手段2に入力する構成も考えられる。
【0042】
カラー画像出力手段4は、色材色信号で表されたカラー画像信号データを紙等にカラー出力する。
【0043】
版ずれ入力手段5は、カラー画像出力手段4において予想される版ずれ予測値を生成し、版ずれ抑制処理手段2に版ずれ予測値を入力する。この版ずれ予測値は、例えば、特開2001−265084号公報「画像形成装置」に記載の方法のように、カラー画像出力手段4において、紙等に所定のテストパターンを4色で出力し、それをスキャナで読み取って版ずれ量を測定することによって算出することができる。また、特開平9−240060号公報「画像形成方法及び画像形成装置」に記載の方法のように、電子写真方式の出力装置において、紙等に出力することなく、転写ベルト上にテストパターンを作像し、光学的に読み取ることで版ずれを測定する方法もある。しかし、版ずれ量は毎回同じ値になることは稀であり、出力する度に変動があることが多いため、複数回測定しその平均値、もしくは最大値を版ずれ予測値とすることが有用である。
【0044】
また、本実施例ではカラー画像出力手段は1つであるが、複数の出力手段を備えた構成も考えられる。その場合には、例えば、インクジェット記録方式の出力手段と、電子写真方式のものとでは、版ずれ予測値が大きく異なることも考えられる。よって、各々の出力手段に対して異なる版ずれ予測値を設定し、トラッピング処理を切り換えることは非常に効果的である。その場合、特にインクジェット記録方式の場合は、版ずれ量はかなり少ないものもあり、トラッピング処理を行わないように設定することも考えられる。また、版ずれ予測値に関しても、毎回測定しなくとも、記録媒体に出力手段ごとの版ずれ予測値を保持させておいても良いし、もしくは出力手段のプロファイルを取得して、その情報から版ずれ予測値を算出する構成にしても良い。
【0045】
版ずれ抑制処理手段2は、版ずれによる画質劣化を抑制する処理をカラー画像データに施す。ここでは、トラッピング処理を用いて説明するが、それに限ったものではない。例えば、黒文字部を抽出し、K100%で再生するような処理(UCR100%かつ色消し)でも良い。以下、版ずれ抑制処理手段の動作について詳しく説明する。
【0046】
まず、カラー画像データが入力されるより前に、版ずれ入力手段5によって版ずれ予測値が入力される。ここでは、版ずれ予測値として一つの値を入力することとするが、例えば、CMYKそれぞれに対して基準の位置からのずれ量を設定しても良い。また、主走査方向と副走査方向それぞれに対して版ずれ予測値を設定することも考えられる。
【0047】
その予測値は、例えば、画素を単位として2という値が入力されたとすると、画像を出力する際には2画素分の版ずれが起こる可能性があるということを意味する。よって、2画素の版ずれが生じても、それによる画質劣化が目立たないような画像処理を施す必要がある。逆にいえば、2画素よりもさらに大きくずれる場合のことを考慮しなくても良いため必要十分な画像処理を施すことができる。
【0048】
この版ずれ予測値によって、トラッピング処理が変更される。具体的には、前述のように、トラッピング処理は、トラップ領域を指定し、そこに対して所定の色を重ねるのであるが、指定するトラップ領域の大きさを変更することにより、予測される版ずれ量に対して必要十分な処理を施すことができる。
【0049】
トラッピング処理の実施形態としては、公知の様々な方法を用いることができるが、例えば、特開2001−189849号公報「勾配ベースのトラップ方法及び装置」および前述の特許文献1等に記載されている方法がある。また、後述する実施例2、3のような方法を用いることも可能である。
【0050】
いずれにせよ、どの実施形態についてもトラップ領域に相当するものはあり、トラップ領域の大きさによって、対応できる版ずれ量が決まってくる。よって、今、版ずれ予測値として2(画素)という値が入力された場合を考えると、それに応じて処理を施すトラップ領域の大きさが2画素に設定される。
【0051】
このようにして、版ずれ予測値に応じてトラッピング処理を施す領域の大きさを変更することにより、最適な処理を施すことができる。
【0052】
次に,第2の実施例について説明する。第2の実施例は、入力されたCMYK色材色信号で表されるカラー画像データに対して、均一な色地上の黒文字に着目してトラッピング処理を行い、出力するものである。
【0053】
動作としては、図2のようにトラップ領域抽出部6によって黒文字の縁領域を抽出し、抽出された領域の色材色信号CMYをトラップ色算出部7によって算出された色CMYによって置き換える。まず、トラップ領域抽出部6について説明する。
【0054】
図3にトラップ領域抽出部6のブロック図を示す。エッジ量算出は、例えば、図4に示すようなエッジ検出フィルタマスクを用いて行い、エッジ量が所定の値より大きい場合にエッジ画素と判定し、信号1を出力する。また、高墨画素抽出は、K版の濃度が所定の値よりも高いものを高墨画素と判定し、信号1を出力する。これら2つの判定により、エッジかつ高墨画素をトラップ領域として抽出しtrap信号として1を出力する。これにより、黒文字と他の色との境界の黒文字側を抽出することができる。
【0055】
ここで、色地上の黒文字は、元々がスキャナから取り込んだ画像である場合には、完全に100%K版によって再生されているものは少なく、CMY版による黒およびK版の4色で表現されているものが多い。その中で、トラッピング処理することが可能なものは、K版の割合が大きいもののみである。したがって、K版の割合が少ない黒文字を除外するために、K版の濃度が高いという条件を用いている。よって、例えば、CMYの濃度が低いという条件を付け加えることも有用である。
【0056】
抽出するトラップ領域の大きさを変更する必要がある場合は、前記抽出されたエッジかつ高墨画素に対して膨張処理を施し、その中からエッジ、非エッジを問わず、高墨である画素のみを抽出する構成にすればよい。すなわち、膨張の大きさを変更することで、トラップ領域の大きさを変更することができる。
【0057】
トラップ色算出部7は、例えば、トラップ領域と隣接する8画素を見て、K版の濃度が所定の値より低い画素を抽出し、それらを平均して求める。また、トラップ領域近傍以外からトラップ色を算出する方法も考えられる。その方法に関しては、実施例3で後述する。
【0058】
以上のようにして、第2の実施例において、本発明の実施形態である画像処理装置は色地上の黒文字に関してトラッピング処理すべき領域を精度良く抽出し、処理することができる。
【0059】
次に、図5から図8を参照にしながら第3の実施例について説明する。
【0060】
本実施例も実施例2と同様に、均一な色地上の黒文字に対してトラッピング処理を行うものである。動作も同様に、トラップ領域抽出部6によって黒文字の縁領域を抽出し、抽出された領域の色材色信号CMYをトラップ色算出部7によって算出された色CMYによって置き換える。ただし、トラップ領域抽出部6およびトラップ色算出部7の構成が異なり、それぞれ抽出精度、算出精度が向上している。まず、トラップ領域抽出部6について説明する。
【0061】
図5にトラップ領域抽出部6のブロック図を示す。エッジかつ高墨画素抽出部は、前記実施例2におけるトラップ抽出部と同様の方法によってエッジかつ高墨画素を抽出する。
【0062】
また、色地画素抽出部は、次節で述べるトラップ色算出部7によって算出された色と注目画素を比較することによって色の近いものを色地画素として抽出している。具体的には、図6に示すように、CMYそれぞれについて色算出部により算出された色との差をとり、差の最大値max が所定の値よりも小さい場合は色地であると判定し、信号1を出力する。
【0063】
抽出されたエッジかつ高墨画素、および色地画素を用いて、色地画素と隣接しているエッジかつ高墨画素を抽出する。これにより、色地と黒エッジの境界部の黒エッジ側を精度良く抽出することができる。
【0064】
しかし、このままでは境界から1画素分しか抽出されていないため、数画素分膨張処理を施し、膨張後の画素に再度エッジかつ高墨画素という条件を課すことによって、境界から黒エッジ側への数画素のトラップ領域を抽出することができる。この際、膨張処理での膨張する大きさを変更することにより、抽出するトラップ領域の大きさを容易に変更することができる。
【0065】
次に、トラップ色算出部7について説明する。トラップ色は、本来はトラップ領域に隣接する画素の色である。しかし、エッジ部であるため、多少トラップ領域側の色が混じってしまっていることもあり、また、原稿が網点で再生されている場合を考えると、画素ごとの色のばらつきが大きい。よって、トラップ領域周囲から正確なトラップ色を算出することは難しいため、トラップ領域周囲からは算出せず、均一な色地領域を特定し、そこから算出する。
【0066】
具体的には、図7のような構成から成る。例えばM×M画素(Mは任意の自然数)のような所定の領域に対して色の変動を評価する。すなわち、CMYそれぞれに対して最大値・最小値を求め、その差を算出する。さらに3つの差のうちから最大値を算出し、所定の閾値より小さければ色地と判定し、iroji 信号1を出力する。ただし、黒文字部を誤判定するのを防ぐために、領域内にK版濃度が高い画素が含まれる場合は非色地と判定する。色地と判定された場合は、領域内の画素を平均して色地の色を算出し、トラップ色とする。
【0067】
また、原稿の左上から右下へと主走査方向へ順に入力される場合を考えると、トラップ領域抽出とは独立に、1画素ずつ、ずらして全領域で色地判定を行い、色地と判定された場合には、トラップ色を更新し、常に最新のトラップ色を保持する。
【0068】
この構成により、図8にあるような、斜め線で表す色地(例えばシアン100%)の上に黒文字が書かれている画像を処理する場合には、例えばA領域内の黒文字の縁をトラッピング処理するとすると、A領域からではなくB領域からトラップ色、すなわち色地の色を算出することで、精度の良いトラップ色を算出することができる。また前述のように、トラップ領域を抽出する際に、トラップ色に近い色の画素と隣接していることを条件としているため、トラップ領域から離れた場所でトラップ色を算出していても、間違った色を用いることがない。
【0069】
以上のような構成により、本発明の実施形態である画像処理装置は、特に均一な色地上黒文字に関して、高精度なトラッピング処理を施すことができる。
【0070】
次に、第4の実施例について説明する。
【0071】
上記実施例2、3は、均一な色地上の黒文字に着目して、黒色と他の色との境界のみに対してトラッピング処理を行う構成であったが、黒色に限らず、他の色同士の境界に対しても同様の構成が可能である。
【0072】
また、この処理は白地領域に対して行っても効果がなく、また誤判定等による画質劣化の可能性を減らす意味でも、網点領域にのみ適用するような構成にしても良い。その際、網点領域を特定するための技術としては、公知である像域分離処理等を用いることができる。例えば、電子情報通信学会論文誌「1992/1 Vol.J75-D-II No.1 pp.39-47 」に示された「文字/絵柄(網点・写真)混在画像の像域分離方式」に記載の技術等がある。
【0073】
以上のように、本発明は出力装置ごと、もしくは装置の状態に応じて、版ずれによる画質劣化を抑制するのに最適な画像処理を行うことの可能な画像処理装置を提供することができる。また、本発明は色地上の黒文字と色地の境界に対して精度良くトラッピング処理を行うことの可能な画像処理装置を提供することができる。
【0074】
【発明の効果】
本発明の画像処理装置は、入力されたカラー画像データに処理を施すことで、カラー画像出力装置に供給するためのデータを作成する画像処理装置であり、カラー画像出力装置によりカラー画像を出力する際に生じる値であり、印刷される画像の色成分毎の位置のずれである版ずれ予測値を入力する版ずれ入力手段を有し、版ずれ入力手段により入力された版ずれ予測値の大きさに基づいて、トラップ領域の大きさを変更してトラッピング処理を行うことを特徴としているので、版ずれ量に対して必要十分なトラッピング処理を行うことができる。
【0076】
また、本発明の画像処理装置において、入力されるカラー画像データは、黒色を含む複数の色材色信号で表されたカラー画像データであり、トラッピング処理に用いるトラップ色を算出するトラップ色算出手段と、トラッピング処理を行う領域を抽出する領域抽出手段とを有し、領域抽出手段は、高墨率処理された無彩色エッジ領域を抽出することを特徴としているので、均一な色地上の黒文字の縁を精度良く抽出して、トラッピング処理を行うことができる。
【0077】
また、本発明の画像処理装置において、入力されるカラー画像データは、黒色を含む複数の色材色信号で表されたカラー画像データであり、トラッピング処理に用いるトラップ色を算出するトラップ色算出手段と、トラッピング処理を行う領域を抽出する領域抽出手段とを有し、トラップ色算出手段は、色境界部近傍ではなく、離れた場所からトラップ色を算出することを特徴としているので、精度良く算出できる。
【0078】
また、本発明の画像処理装置において、領域抽出手段は、色境界部のうち、トラップ色算出手段により算出されたトラップ色と隣接する領域のみを抽出することを特徴としているので、トラッピング処理を行う箇所を精度良く抽出でき、間違ったトラップ色を重ねることを防ぐことができる。
【0079】
また、本発明の画像処理装置において、領域抽出手段は、高墨率処理された無彩色エッジ領域を抽出し、かつ、その中でトラップ色算出手段により算出されたトラップ色と隣接する領域のみを最終的に抽出することを特徴としているので、均一な色地上の黒文字の縁を精度良く抽出できトラップ色を精度良く算出でき、間違ったトラップ色を重ねることを防ぐことができる。
【0080】
また、本発明の画像処理装置において、複数のカラー画像出力装置にカラー画像データを供給し、前記版ずれ入力手段によって入力される版ずれ予測値は、複数のカラー画像出力装置ごとに設定することを特徴としているので、出力装置により異なる版ずれ量に対して処理を切り換えて、必要十分なトラッピング処理を行うことができる。
【0081】
また、本発明の画像処理装置において、さらに画像データを供給する出力装置の版ずれを測定する測定手段を有し、測定手段による測定結果を、版ずれ入力手段により版ずれ予測値として入力することを特徴としているので、実際の測定数値を使用できる。
【0082】
また、本発明の画像処理装置において、複数のカラー画像出力装置にカラー画像データを供給し、カラー画像出力装置がインクジェット方式であった場合には、特有のトラッピング処理を行うことを特徴としているので、インクジェットに合わせたトラッピング処理を行うことができる。
【0083】
また、本発明の画像処理装置において、出力装置がインクジェット記録装置であった場合に、トラッピング処理を行わないことを特徴としているので、版ずれの少ないインクジェット記録装置に対して余分な処理を行わないことができる。
【0088】
また、本発明の画像処理装置において、高墨率処理された無彩色エッジ領域は、黒色信号が高濃度であり、かつエッジであると判定された領域であることを特徴としているので、高墨率処理された無彩色エッジ領域を高精度に抽出する。
【0089】
また、本発明の画像処理装置において、カラー画像中の網点領域にのみトラッピング処理を施すことを特徴としているので、他の場所で誤って処理するのを防ぐことができる。
【0090】
また、本発明の画像処理装置において、色材色信号は、インクジェット記録装置に用いられるインク色信号であることを特徴としているので、インクジェット記録装置に適用することができる。
【0091】
また、本発明の画像処理装置において、色材色信号は、電子写真方式の画像形成装置に用いられるトナー色信号であることを特徴としているので、電子写真方式の記録装置に適用することができる。
【0092】
本発明の画像処理方法は、入力されたカラー画像データに処理を施すことで、カラー画像出力装置に供給するためのデータを作成する画像処理方法であって、前記出力方法によりカラー画像を出力する際に生じる値であり、印刷される画像の色成分毎の位置のずれである版ずれの予測値を入力する版ずれ入力ステップを有し、版ずれ入力ステップにより入力された版ずれ予測値の大きさに基づいて、トラップ領域の大きさを変更してトラッピング処理を施すことを特徴としているので、版ずれ量に対して必要十分なトラッピング処理を行うことができる。
【0094】
また、本発明の画像処理方法において、入力されるカラー画像データは、黒色を含む複数の色材色信号で表されたカラー画像データであり、トラッピング処理に用いるトラップ色を算出するトラップ色算出ステップと、トラッピング処理を行う領域を抽出する領域抽出ステップを有し、領域抽出ステップは高墨率処理された無彩色エッジ領域を抽出することを特徴としているので、均一な色地上の黒文字の縁を精度良く抽出して、トラッピング処理を行うことができる。
【0095】
また、本発明の画像処理方法において、入力されるカラー画像データは、黒色を含む複数の色材色信号で表されたカラー画像データであり、トラッピング処理に用いるトラップ色を算出するトラップ色算出ステップと、トラッピング処理を行う領域を抽出する領域抽出ステップを有し、トラップ色算出ステップは、色境界部近傍ではなく、離れた場所からトラップ色を算出することを特徴としているので、精度良く算出できる。
【0096】
また、本発明の画像処理方法において、領域抽出ステップは、色境界部のうち、トラップ色算出ステップにおいて算出されたトラップ色と隣接する領域のみを抽出することを特徴としているので、トラッピング処理を行う箇所を精度良く抽出でき、間違ったトラップ色を重ねることを防ぐことができる。
【0097】
また、本発明の画像処理方法において、領域抽出ステップは、高墨率処理された無彩色エッジ領域を抽出し、かつ、その中でトラップ色算出ステップにおいて算出されたトラップ色と隣接する領域のみを最終的に抽出することを特徴としているので、均一な色地上の黒文字の縁を精度良く抽出でき、トラップ色を精度良く算出でき、間違ったトラップ色を重ねることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の画像処理装置におけるトラッピング処理の動作を示す説明図である。
【図3】実施例2におけるトラップ領域抽出部の構成を示すブロック図である。
【図4】実施例2におけるエッジ量算出を示す説明図である。
【図5】実施例3におけるトラップ領域抽出部の構成を示すブロック図である。
【図6】色地画素抽出部における処理動作を示す図である。
【図7】トラップ色算出部の構成を示すブロック図である。
【図8】トラップ色算出部が画像処理を行う画像の一例を示す図である。
【図9】版ずれによる白抜けを示す説明図である。
【図10】トラッピング技術におけるスプレッド技術の説明図である。
【図11】トラッピング技術におけるチョーク技術の説明図である。
【符号の説明】
1 画像入力手段
2 版ずれ抑制処理手段
3 中間調処理手段
4 カラー画像処理手段
5 版ずれ入力手段
6 トラップ領域抽出部
7 トラップ色算出部
Claims (18)
- 入力されるカラー画像データに処理を施すことで、カラー画像出力手段に供給するためのデータを作成する画像処理装置であって、
前記カラー画像出力手段によりカラー画像を出力する際に生じる値であり、印刷される画像の色成分毎の位置のずれである版ずれ予測値を入力する版ずれ入力手段を有し、
前記版ずれ入力手段により入力された前記版ずれ予測値の大きさに基づいて、トラップ領域の大きさを変更してトラッピング処理を施すことを特徴とする画像処理装置。 - 前記入力されるカラー画像データは、黒色を含む複数の色材色信号で表されたカラー画像データであり、
前記トラッピング処理に用いるトラップ色を算出するトラップ色算出手段と、
前記トラッピング処理を行う領域を抽出する領域抽出手段とを有し、
前記領域抽出手段は、高墨率処理された無彩色エッジ領域を抽出することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 前記入力されるカラー画像データは、黒色を含む複数の色材色信号で表されたカラー画像データであり、
前記トラッピング処理に用いるトラップ色を算出するトラップ色算出手段と、
前記トラッピング処理を行う領域を抽出する領域抽出手段とを有し、
前記トラップ色算出手段は、色境界部近傍ではなく、離れた場所から前記トラップ色を算出することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 前記領域抽出手段は、前記色境界部のうち、前記トラップ色算出手段により算出された前記トラップ色と隣接する領域のみを抽出することを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
- 前記領域抽出手段は、前記高墨率処理された無彩色エッジ領域を抽出し、かつ、その中で前記トラップ色算出手段により算出された前記トラップ色と隣接する領域のみを最終的に抽出することを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
- 複数の前記カラー画像出力手段に前記カラー画像データを供給し、前記版ずれ入力手段によって入力される前記版ずれ予測値は、前記複数のカラー画像出力手段ごとに設定されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- さらに、前記カラー画像データを供給する前記カラー画像出力手段の版ずれを測定する測定手段を有し、
前記測定手段による測定結果を、前記版ずれ入力手段によって前記版ずれ予測値として入力することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記複数のカラー画像出力手段に前記カラー画像データを供給し、前記カラー画像出力手段がインクジェット方式のものであった場合には、特有のトラッピング処理を行うことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記特有のトラッピング処理とは、トラッピング処理を行わないことを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
- 前記高墨率処理された無彩色エッジ領域は、黒色信号が高濃度であり、かつエッジであると判定された領域であることを特徴とする請求項2から9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記トラッピング処理は、カラー画像中の網点領域にのみ適用することを特徴とする請求項2から10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記色材色信号は、インクジェット記録装置に用いられるインク色信号であることを特徴とする請求項3から11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記色材色信号は、電子写真方式の画像形成装置に用いられるトナー色信号であることを特徴とする請求項3から12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 入力されたカラー画像データに処理を施すことで、カラー画像出力手段に供給するためのデータを作成する画像処理方法であって、
前記カラー画像出力手段によりカラー画像を出力する際に生じる値であり、印刷される画像の色成分毎の位置のずれである版ずれ予測値を入力する版ずれ入力ステップを有し、
前記版ずれ入力ステップにおいて入力された前記版ずれ予測値の大きさに基づいて、トラップ領域の大きさを変更してトラッピング処理を施すことを特徴とする画像処理方法。 - 前記入力されるカラー画像データは、黒色を含む複数の色材色信号で表されたカラー画像データであり、
前記トラッピング処理に用いるトラップ色を算出するトラップ色算出ステップと、
前記トラッピング処理を行う領域を抽出する領域抽出ステップを有し、
前記領域抽出ステップは、高墨率処理された無彩色エッジ領域を抽出することを特徴とする請求項14記載の画像処理方法。 - 前記入力されるカラー画像データは、黒色を含む複数の色材色信号で表されたカラー画像データであり、
前記トラッピング処理に用いるトラップ色を算出するトラップ色算出ステップと、
前記トラッピング処理を行う領域を抽出する領域抽出ステップを有し、
前記トラップ色算出ステップは、色境界部近傍ではなく、離れた場所からトラップ色を算出することを特徴とする請求項14記載の画像処理方法。 - 前記領域抽出ステップは、前記色境界部のうち、前記トラップ色算出ステップにより算出された前記トラップ色と隣接する領域のみを抽出することを特徴とする請求項16記載の画像処理方法。
- 前記領域抽出ステップは、前記高墨率処理された無彩色エッジ領域を抽出し、かつ、その中で前記トラップ色算出ステップにより算出された前記トラップ色と隣接する領域のみを最終的に抽出することを特徴とする請求項16記載の画像処理方法。
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