JP2007324864A - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ドキュメント内に、互いに異なる複数の色空間で表現された画像データを含む、印刷出力の品質を向上させることのできる画像処理装置を提供すること。
【解決手段】画像処理装置2は、ユーザ端末6から複数のイメージ画像を含む印刷対象データを受信すると、該印刷対象データに関する情報をユーザ端末6に送信する。そして、ユーザ端末6は、画像処理装置2から受信した情報に基づいて、各イメージ画像について色補正処理に用いるカラープロファイルをユーザが選択することを支援するべく、各イメージ画像とカラープロファイルの一覧を表示する。そして、ユーザ端末6は、ユーザによる所定の指示操作を受け入れて各イメージ画像とカラープロファイルを関連付ける関係データを生成し、画像処理装置2に送信する。そして、画像処理装置2は、各イメージ画像に対して色補正処理を実行してなる画像形成用データを生成し、画像形成装置4に出力する。
【選択図】図1
【解決手段】画像処理装置2は、ユーザ端末6から複数のイメージ画像を含む印刷対象データを受信すると、該印刷対象データに関する情報をユーザ端末6に送信する。そして、ユーザ端末6は、画像処理装置2から受信した情報に基づいて、各イメージ画像について色補正処理に用いるカラープロファイルをユーザが選択することを支援するべく、各イメージ画像とカラープロファイルの一覧を表示する。そして、ユーザ端末6は、ユーザによる所定の指示操作を受け入れて各イメージ画像とカラープロファイルを関連付ける関係データを生成し、画像処理装置2に送信する。そして、画像処理装置2は、各イメージ画像に対して色補正処理を実行してなる画像形成用データを生成し、画像形成装置4に出力する。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像データに対してカラープロファイルを用いた色補正を行う画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラムに関する。
カラープリンタでは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色の色素を用いて画像を形成するのが一般的である。一方で、コンピュータのディスプレイなどでは、赤(R)、緑(G)、青(B)の三原色の混合により色を表現することとなっている。このため通常、コンピュータで取り扱われる画像データは、RGBの色空間のデータとして表現されている。
そこで、このようなRGB色空間で表現された画像を、カラープリンタで印刷できるようにするため、RGB値をCMYK値に変換する処理が行われている。しかしながら、カラープリンタの機種やディスプレイの機種などの機器の個体差によって、同じRGB値や、同じCMYK値であっても異なった色として認識されることがある。
このような機器間の個体差による色の変動を防止し、ディスプレイに表示された色と、プリンタにて印刷される色とを近接させる技術が特許文献1などに開示されている。この特許文献1では、特定のディスプレイと、特定のカラープリンタとのそれぞれの色再現特性に合わせて生成されたカラープロファイルと呼ばれるデータを用い、当該特定のディスプレイ上でのRGB値を、特定のカラープリンタにおいて略同じ色を再現するCMYKに変換することが行われる。
特開平10−155094号公報
しかしながら、ディスプレイ側で用いられるRGB色空間にも、様々な形式がある。例えば、標準化機関が定めたsRGBは、一般に、デジタルカメラなどにおいて広く採用されている。一方で、このsRGBよりも比較的広い色空間を定めたAdobe RGBは、印刷の分野で広く利用される。そこで、例えば一つのドキュメント内に、sRGBの形式で表現された写真と、Adobe RGBの形式で表現されたイラスト画像などが混在することがある。
このような場合に、上記従来の技術では、ドキュメントごとに一つのカラープロファイルを指定できるにとどまっていたので、例えばsRGBからプリンタのCMYK値に変換するカラープロファイルを用いるときには、Adobe RGBの形式で表現されたイラスト画像の色が、想定と異なる色で出力されることがあり、印刷出力の品質が十分に維持できないことがあった。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたもので、ドキュメント内に、互いに異なる複数の色空間で表現された画像データが含まれる場合にも、印刷出力の品質を向上させることのできる画像処理装置を提供することを、その目的の一つとする。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、複数の画像要素を含む画像データを処理の対象として、各画像要素に対して、それぞれ予め定められたカラープロファイル情報候補のうちから選択されるカラープロファイル情報を関連づける関係データ、を生成する関係データ生成手段と、前記関係データを出力する手段と、を含み、前記関係データにより特定される各カラープロファイル情報が、当該カラープロファイル情報に関連づけられた、各画像要素の色補正処理にそれぞれ供されることを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理装置の制御方法は、複数の画像要素を含む画像データを処理の対象として、各画像要素に対して、それぞれ予め定められたカラープロファイル情報候補のうちから選択されるカラープロファイル情報を関連づける関係データ、を生成するステップと、前記関係データを出力するステップと、を含み、前記関係データにより特定される各カラープロファイル情報が、当該カラープロファイル情報に関連づけられた、各画像要素の色補正処理にそれぞれ供されることを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、複数の画像要素を含む画像データを処理の対象として、各画像要素に対して、それぞれ予め定められたカラープロファイル情報候補のうちから選択されるカラープロファイル情報を関連づける関係データ、を生成する関係データ生成手段、前記関係データを出力する手段、としてコンピュータを機能させ、前記関係データにより特定される各カラープロファイル情報が、当該カラープロファイル情報に関連づけられた、各画像要素の色補正処理にそれぞれ供されることを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記画像処理装置は、利用者に、前記画像要素の各々に対するカラープロファイル情報の選択を支援する支援手段であって、前記各画像要素と、カラープロファイル情報候補の一覧とを利用者に提示する支援手段と、当該提示された一覧から、対象となる画像要素とカラープロファイル情報候補のうちの一つとを選択する利用者の指示操作を受け入れる手段と、を含み、前記関係データ生成手段が、当該指示操作で選択された画像要素と、カラープロファイル情報とを関連づける関係データを生成するようにしてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る利用者側端末は、画像データに含まれる複数の画像要素の各々に対して、それぞれカラープロファイル情報を関連づけ可能な画像処理装置に接続され、前記画像処理装置から、画像要素の位置及び範囲を特定する要素特定情報を受け入れる手段と、前記利用者から、画像要素とカラープロファイル情報とを関連づける指示操作を受け入れたときに、当該指示操作に係る画像要素の要素特定情報と、関連づけられたカラープロファイル情報を特定する情報とを、前記画像処理装置に送信する手段と、を含むことを特徴とする。ここで、前記要素特定情報は、画像データ上の各画像要素の占める領域を画定する座標情報であってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る画像データは、複数の画像要素を含む画像データであって、前記複数の画像要素には、互いに異なるカラープロファイル情報が関連づけられ、それぞれ関連づけられたカラープロファイル情報に基づく色補正処理が適用されることを特徴とする。
以下、図を用いて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る画像処理システムの構成を示す図である。同図に示すように、この画像処理システムは、画像処理装置2、画像形成装置4及び少なくとも1のユーザ端末6とを含んで構成されている。画像処理装置2と各ユーザ端末6はネットワークを介してデータ送受信可能に接続されている。また、画像処理装置2と画像形成装置4は、公知の通信ケーブルを介してデータ送受信可能に接続されている。
画像処理装置2は、制御部21と、記憶部22と、ストレージ部23と、通信部24とを含んで構成されている。また、画像形成装置4は、制御部41と、記憶部42と、画像形成部43とを含んで構成されている。また、ユーザ端末6は、制御部61と、記憶部62と、ストレージ部63と、操作部64と、表示部65と、通信部66とを含んで構成されている。
画像処理装置2の制御部21は、CPU等であり、記憶部22に格納されているプログラムに従って動作しており、複数のイメージ画像(例えばデジタルカメラやスキャナから取り込んだ画像)を含む印刷対象データ(例えばドキュメント)をユーザ端末6から受信して、印刷対象データに関する情報をユーザ端末6に送信する処理(情報送信処理)を行う。また、制御部21は、ユーザ端末6から受信した関係データ(図6参照)に基づいて、各イメージ画像についてカラープロファイルを用いた色補正処理を実行し、画像形成用データを生成する処理(画像形成用データ生成処理)を行う。これらの、情報送信処理及び画像形成用データ生成処理については、後に詳しく述べる。また、カラープロファイル及び色補正処理に関しても後に詳しく述べる。なお、印刷対象データとして、以下ページ記述言語(例えばPostScript(登録商標))で記述されてなるデータを取り上げる。
記憶部22は、RAMやROM等で実現され、制御部21によって実行されるプログラムを格納している。また、記憶部22は、制御部21の処理の実行に必要となる種々の情報を保持するワークメモリとしても動作する。
ストレージ部23は、ハードディスク等で実現され、予めインストールされた複数のカラープロファイルデータ(図2)を記憶している。各カラープロファイルデータには、カラープロファイルを特定するカラープロファイルIDや、カラープロファイルに対応するアイコン画像の画像データや、カラープロファイル名等が記憶されている。また、各カラープロファイルデータは、画像処理装置2における色補正処理に用いることのできる各カラープロファイルに対応するものである。さらに、ストレージ部23は、カラープロファイルを特定するカラープロファイルIDに関連付けてカラープロファイルを記憶している。
通信部24は、ネットワークインターフェイスカード等であり、ネットワークを介してユーザ端末6との各種データの送受信を行うものである。
次に、画像形成装置4について説明する。制御部41は、CPU等であり、記憶部42に格納されているプログラムに従って動作する。また、画像処理装置2から画像形成用データを受信して、該画像形成用データの内容(ビットマップ情報)を画像形成部43に出力する。
記憶部42は、PROMや、ハードディスク等のコンピュータ可読な記憶媒体であり、制御部41によって実行されるプログラムを格納している。また、記憶部42は、RAMなどの記憶素子を含み、制御部41の処理において必要となるデータ等を保持するワークメモリとしても動作する。
画像形成部43は、プリンタエンジンであり、制御部41から入力されるビットマップ情報に基づいて、用紙等の記録媒体に画像を形成する。具体的には、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色のインクを用いて、画像を形成する。
次に、ユーザ端末6について説明する。制御部61は、CPU等であり、記憶部62に格納されているプログラムに従って動作しており、画像処理装置2に印刷対象データを送信する処理や、各イメージ画像について色補正処理に用いるカラープロファイルをユーザが選択することを支援する処理(選択支援処理)や、ユーザによる所定の指示操作を受け入れて上記関係データを生成する処理(関係データ生成処理)を実行する。選択支援処理及び関係データ生成処理については、後に詳しく説明する。
記憶部62は、RAMやROM等で実現され、制御部61によって実行されるプログラムを格納している。また、記憶部62は、制御部61の処理の実行に必要となる種々の情報を保持するワークメモリとしても動作する。
ストレージ部63は、ハードディスク等で実現でき、印刷対象データを格納している。操作部64は、キーボードやマウス等であり、ユーザの操作内容を制御部61に出力する。表示部65は、ディスプレイ等であり、制御部61から入力される指示に従ってユーザに提示すべき情報を表示する。通信部66は、ネットワークインターフェイスカード等のネットワークインターフェイスであり、ネットワークを介して画像処理装置2との各種データの送受信を行うものである。
ところで、一般に用紙等の記録媒体に形成される画像上の各点(ビット)の色は、CMYK色空間における座標(C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック))の値で表現されるようになっている。すなわち、画像形成装置4は、画像形成用データ上の各点のCMYK色空間における座標値(CMYK値)に基づいて記録媒体に画像を形成するようになっている。従って、画像形成用データを画像形成装置4に送信する際には、事前に画像形成用データ上の各点の色をCMYK値で表現するようにしておく必要がある。つまり、カラープロファイルを用いて、画像形成用データの各点についてCMYK値を算出する処理をしておく必要があり、この処理が色補正処理である。また、カラープロファイルとは、同一色を表す場合の、ある色空間における座標値とCMYK値との対応関係を示すデータである。例えば、画像形成用データの各点の色が、RGB色空間における座標(R(赤)、G(緑)、B(青))で表現されている場合には、RGB空間における座標値(RGB値)とCMYK値との対応関係を示すカラープロファイルを用いることにより、画像形成用データの各点のCMYK値を算出することができる。より正確には、RGB色空間による色の表現であっても、その形式(例えば、sRGBやAdobe RGB)の違いに応じたカラープロファイルを用いることにより、CMYK値を算出することができる。なお、本画像処理システムにおいて特徴的なことの一つは、印刷対象データに含まれる各イメージ画像について、それぞれ異なるカラープロファイルを用いて色補正処理を実行することができることである。
ここで、画像処理装置2の制御部21による情報送信処理及び画像形成用データ生成処理、並びにユーザ端末6の制御部61による選択支援処理及び関係データ生成処理について説明する。以下では、上記4つの処理が行われる時系列に沿って、各処理の内容について説明する。
まず、情報送信処理において制御部21が、ユーザ端末6から受信する印刷対象データは、ここでは例えばPostScript(登録商標)で記述されている。そして、この印刷対象データには、複数のイメージ画像を含み、各イメージ画像データには、印刷対象データをラスタライズするときに、それぞれのイメージ画像データに基づくイメージ画像を配置する領域を現すバウンダリ情報が関連付けられている。
そして制御部21がこのような印刷対象データを受信すると、その記述内容に基づいて、該印刷対象データをラスタライズしたラスタ画像を生成し、また上記記述内容中のバウンダリ情報を読み出し、ラスタライズの条件(解像度など)を用いて、各イメージ画像について、そのラスタ画像上の領域を特定する領域特定データを演算する。ここで、領域特定データは、例えばイメージ画像のラスタ画像上の領域を特定する座標と、イメージ画像の識別番号とを関連付けたものである。具体的な例として、イメージ画像の領域が矩形領域である場合は、図3に例示するように、該矩形領域の左下部の頂点(第1頂点)及び右上部の頂点(第2頂点)のラスタ画像における座標を含む。なお、識別番号は、制御部21がイメージ画像データごとに固有のものとして発行する番号である。
そして、制御部21は、上記記述内容に基づいて、該ラスタ画像を縮小したサムネイル画像を生成する。また制御部21は、そのサムネイル画像上での各イメージ画像の領域を特定する縮小領域特定データを、領域特定データとサムネイル画像の生成時の縮小率の情報とに基づいて演算する。この縮小領域特定データもまた、イメージ画像のサムネイル画像上の領域を特定する座標と、対応するイメージ画像の識別番号とを関連付けたものである。例えば、イメージ画像の領域が矩形領域である場合、図4に示すように、該矩形領域の左下部の頂点(第1頂点)及び右上部の頂点(第2頂点)のサムネイル画像における座標を含む。このように、本実施の形態では領域特定データと縮小領域特定データは、識別番号を介して対応付けられている。
そして、制御部21は、ストレージ部23に記憶されているすべてのカラープロファイルデータを取得する。なお、各領域特定データは、それぞれ一のイメージ画像に対応するものである。同様に、各縮小領域特定データも、それぞれ一のイメージ画像に対応するものである。
そして、制御部21は、こうして取得されたサムネイル画像と、各縮小領域特定データと、カラープロファイルデータとを、ユーザ端末6(正確には、印刷対象データの送信元のユーザ端末6)に返信する。以上が情報送信処理の内容である。
そして、上述の情報処理送信処理によって送信された、サムネイル画像と、各縮小領域特定データと、カラープロファイルデータとを受信すると、これらに基づいて、ユーザ端末6の制御部61が選択支援処理を実行する。この選択支援処理では、制御部61は、印刷対象データに含まれる各イメージ画像と、カラープロファイルの一覧とをユーザ端末6の表示部65に提示し、各イメージ画像に対する色補正処理に用いるカラープロファイルをユーザが選択することを支援する。
例えば、制御部61は、図5に示すインターフェイス画面を表示部65に表示する。同図に示すように、インターフェイス画面の一方(例えば図中左)には画像処理装置2から受信したサムネイル画像32が表示され、他方側(図中右)には、各カラープロファイルデータに含まれるアイコン画像34が一覧表示されている。ここで、各アイコン画像34の周辺(図中右)には、同図に示すようにカラープロファイルデータに含まれるカラープロファイル名を表示するようにしてもよい。なお、サムネイル画像32上の網掛けで示した領域は、各イメージ画像を示している。以上が、選択支援処理の内容である。
上記インターフェイス画面が表示された状態で、ユーザは、操作部64たるマウスを用いて所定の指示操作を行うことにより、各イメージ画像とカラープロファイルを関連付ける。つまり、各イメージ画像に対する色補正処理に用いるカラープロファイルを指定する。所定の指示操作としては、例えば、いわゆるドラッグ・アンド・ドロップ操作であり、一覧から選択された一のアイコン画像34をドラッグし、サムネイル画像上のいずれか1のイメージ画像に重なる位置まで移動させたところでドロップする。なお、各イメージ画像に対して、それぞれ異なるカラープロファイルを指定してもよい。
次に、ユーザ端末6の制御部61による関係データ生成処理について説明する。関係データ生成処理では、制御部61は、ユーザによる上記指示操作を受け入れて、イメージ画像とカラープロファイルとを関連付ける図6の関係データを生成する。
具体的には、制御部61は、所定時間毎にマウスポインタの位置を取得しており、ユーザがドロップ操作をした時の表示部65上の位置を特定する座標を取得する。そして、取得した座標をサムネイル画像32における座標に変換することにより、ドロップ操作時のサムネイル画像32におけるマウスポインタの位置を特定する。そして、この位置が、受信した各縮小領域特定データのうちのいずれか縮小領域特定データによって特定される領域内にあれば、ドロップされたアイコン画像34に係るカラープロファイルIDと該縮小領域特定データとを含む関係データを生成する。こうして、制御部61は、上記指示操作がなされる毎に上記関係データを生成する。そして、ユーザによる所定の関係データ送信指示操作(例えば、インターフェイス画面のボタン36の押下げ)がなされると、各関係データを画像処理装置2に送信する。以上が関係データ生成処理の内容である。
画像処理装置2の制御部21は、各関係データを受信すると、画像形成用データ生成処理を実行する。画像形成用データ生成処理では、制御部21は、各関係データに基づいて、色補正処理を行うべきイメージ画像の領域を特定するとともに、該色補正処理に用いるカラープロファイルを取得し、各イメージ画像に対して、色補正処理を実行する。
具体的には、制御部21は、各関係データに含まれる縮小領域特定データに対応する領域特定データによって特定されるラスタ画像上の領域(つまり、イメージ画像の領域)を特定するとともに、該関係データに含まれるカラープロファイルIDの示すカラープロファイルを特定する。そして、特定されたカラープロファイルをストレージ部23から読み出して、特定されたラスタ画像上の領域に対して該カラープロファイルを用いて色補正処理を実行する。このようにして、制御部21は、ラスタ画像上の各イメージ画像の領域に対し、ユーザによって指定されたカラープロファイルを用いて色補正処理を実行してなる画像形成用データを生成する。そして、制御部21は、生成された画像形成用データを、画像形成装置4に送信する。以上が画像形成用データ生成処理の内容である。
画像形成装置4の制御部41は、画像形成用データを受信すると、該画像形成用データのビットマップ情報を画像形成部43に出力する。そして、画像形成部43が、該ビットマップ情報に従って、用紙等の記録媒体に画像を形成する。
こうすれば、互いに異なる複数の色空間で表現されたイメージ画像が含まれる場合にも、印刷対象データを高品質に印刷出力することができる。
また、各イメージ画像に対する色補正処理に関し、ユーザが選択したカラープロファイルを用いることができる。また、簡易な操作で、色補正処理の対象となるイメージ画像の領域を指定することができるので、ユーザの作業効率を向上させることができる。
なお、本発明は、上記実施形態以外の形態にも適用可能である。例えば、インターフェイス画面にはラスタ画像を縮小したサムネイル画像を表示しているが、ラスタ画像そのものを表示するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、画像形成用データ生成処理において、ラスタ画像に対して色補正処理を実行することにより画像形成用データを生成しているが、印刷対象データを再ラスタライズすることにより、画像形成用データを生成するようにしてもよい。すなわち、ラスタ画像に対して色補正処理を行うのではなく、印刷対象データの再ラスタライズと同時に色補正処理を実行することにより、画像形成用データを生成してもよい。
また、上記実施形態では、ユーザは、ユーザ端末6を用いて印刷を指示しているが、画像処理装置2を用いて印刷を指示してもよい。すなわち、画像処理装置2は、ユーザ端末6からだけでなく、画像処理装置2自身(正確には、ストレージ部23)からも印刷対象データを受け入れてもよい。この場合、画像処理装置2の制御部21は、情報送信処理、選択支援処理、関係データ生成処理及び画像形成用データ生成処理のすべてを実行する。特に、選択支援処理では、上記のインターフェイス画面を、画像処理装置2の表示部(図1において不図示)に表示して、ユーザによるカラープロファイルの指定を支援する。
また、上記実施形態では、画像処理装置2と画像形成装置4が別体となっているが、両装置が一体となっていてもよい。具体的には、画像処理装置2を、画像形成装置4の画像形成部43を含んで構成することにより実現することができる。
2 画像処理装置、4 画像形成装置、6 ユーザ端末、21、41、61 制御部、22、42、62 記憶部、23、63 ストレージ部、24、66 通信部、64 操作部、65 表示部、43 画像形成部、32 サムネイル画像、34 アイコン画像、36 ボタン。
Claims (7)
- 複数の画像要素を含む画像データを処理の対象として、
各画像要素に対して、それぞれ予め定められたカラープロファイル情報候補のうちから選択されるカラープロファイル情報を関連づける関係データ、を生成する関係データ生成手段と、
前記関係データを出力する手段と、
を含み、
前記関係データにより特定される各カラープロファイル情報が、当該カラープロファイル情報に関連づけられた、各画像要素の色補正処理にそれぞれ供されることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置であって、
利用者に、前記画像要素の各々に対するカラープロファイル情報の選択を支援する支援手段であって、前記各画像要素と、カラープロファイル情報候補の一覧とを利用者に提示する支援手段と、
当該提示された一覧から、対象となる画像要素とカラープロファイル情報候補のうちの一つとを選択する利用者の指示操作を受け入れる手段と、を含み、
前記関係データ生成手段が、当該指示操作で選択された画像要素と、カラープロファイル情報とを関連づける関係データを生成することを特徴とする画像処理装置。 - 画像データに含まれる複数の画像要素の各々に対して、それぞれカラープロファイル情報を関連づけ可能な画像処理装置に接続され、
前記画像処理装置から、画像要素の位置及び範囲を特定する要素特定情報を受け入れる手段と、
前記利用者から、画像要素とカラープロファイル情報とを関連づける指示操作を受け入れたときに、当該指示操作に係る画像要素の要素特定情報と、関連づけられたカラープロファイル情報を特定する情報とを、前記画像処理装置に送信する手段と、
を含むことを特徴とする利用者側端末。 - 請求項3に記載の利用者側端末であって、
前記要素特定情報は、画像データ上の各画像要素の占める領域を画定する座標情報であることを特徴とする利用者側端末。 - 複数の画像要素を含む画像データであって、
前記複数の画像要素には、互いに異なるカラープロファイル情報が関連づけられ、それぞれ関連づけられたカラープロファイル情報に基づく色補正処理が適用される
ことを特徴とする画像データ。 - 複数の画像要素を含む画像データを処理の対象として、
各画像要素に対して、それぞれ予め定められたカラープロファイル情報候補のうちから選択されるカラープロファイル情報を関連づける関係データ、を生成するステップと、
前記関係データを出力するステップと、
を含み、
前記関係データにより特定される各カラープロファイル情報が、当該カラープロファイル情報に関連づけられた、各画像要素の色補正処理にそれぞれ供されることを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 複数の画像要素を含む画像データを処理の対象として、
各画像要素に対して、それぞれ予め定められたカラープロファイル情報候補のうちから選択されるカラープロファイル情報を関連づける関係データ、を生成する関係データ生成手段、
前記関係データを出力する手段、
としてコンピュータを機能させ、
前記関係データにより特定される各カラープロファイル情報が、当該カラープロファイル情報に関連づけられた、各画像要素の色補正処理にそれぞれ供されることを特徴とするプログラム。
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JP2006152031A JP2007324864A (ja) | 2006-05-31 | 2006-05-31 | 画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラム |
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JP2010141409A (ja) * | 2008-12-09 | 2010-06-24 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理装置、画像処理システムおよびプログラム |
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