JP2006203620A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特色警告を行うことのできる、プリンタサーバやプリンタ等の画像処理装置を提供する。
【解決手段】 画像形成処理の対象となる画像の描画命令列を含む画像データを受け入れ、当該画像データに含まれる描画命令列から色名を記述した部分を検出し、この検出した部分に記述される色名が特色を表す色名である場合に、所定の処理を実行する画像処理装置である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成用の画像を生成する画像処理装置に関する。
近年、プリンタや複合機など、画像形成装置のカラー化が進んでいる。また、近年では印刷工程のディジタル化も進み、印刷機にかける原稿をディジタルドキュメントとして入稿する例も多くなっている。
こうした背景の下、最終的に印刷機によって印刷されるドキュメントの状態を確認するため、予めカラープリンタなどを用いて簡易な印刷結果を得ておくことも広く行われるようになってきている。
ところが、印刷機とプリンタとでは、様々な相違点がある。そこで、プリンタ側において、この相違点に基づくトラブルを未然に防止する機能として、種々の警告機能が求められている。その一つが、特色に係るものである。印刷機では、いわゆるプロセスカラーとして、例えばシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の4色のインキを用い、これらによって形成するドットのサイズや配置によって種々の色を表現する。このため、ディジタルドキュメントは、印刷機に入力する前に、各プロセスカラーに対応する版に分解される(いわゆる分版出力)。
一方、表現困難な色(例えば金属色などの準色彩)や、指定されたインキによる色など特別な色を用いる部分については、印刷機であれば、これらの色のために特別な版(特色版)を用いて印刷を行うことができる。
しかしながら、プリンタにおいては特色版に対応する色を用いて印刷を行うことができないために、例えばユーザが意図せずに、特色指定してしまった部分が通常の4色で印刷され、この結果、誤った特色指定が見過ごされてしまう。そこで従来から、特色版が含まれているか否かを検出して警告する機能が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2002−300414号公報
しかしながら、上記従来の警告機能では、ドキュメントのデータから分版出力を生成する必要がある。ところが通常、ドキュメントの出力元であるコンピュータは、プリンタへの出力の際には、分版出力ではなく、分版されていないコンポジット出力を行う。この出力は、一般に、ポストスクリプト(登録商標)などのページ記述言語による出力となっているのが普通である。
従って、従来の警告機能は、プリンタ等への出力を扱う画像処理装置(例えばプリンタサーバ)、及びプリンタ等の画像形成装置側に内蔵される画像処理装置において、そのまま用いることができない。
さらに、例えば米国アドビ社のPhotoshop(商標)等では、特色版の生成機能を有しない画像形成装置のために、特色指定を含む画像データについては、特色指定を含む元データと、当該特色指定部分を予めプロセスカラー(の組み合わせ)に置き換えた近似データと、を併せて出力する(いわゆるダブルトーン出力)。このダブルトーン出力では、当該出力データの処理の過程で、画像形成装置側において特色版の処理が可能か否かが問い合わせられ、その問い合わせに対する応答によって、元データと近似データとのどちらを用いて画像処理を行うかが決定される。この決定の処理は、ページ記述言語によって記述されており、プリンタ等への出力を扱う画像処理装置(例えばプリンタサーバ)、及びプリンタ等の画像形成装置側に内蔵される画像処理装置によって実行される。
このため、従来の警告機能をそのままプリンタサーバやプリンタに実装したとしても、当該プリンタサーバやプリンタにおいて近似データに基づく描画処理が選択的に行われるため、特色指定のないデータが処理されることとなり、警告機能が働かない。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、特色警告を行うことのできる、プリンタサーバやプリンタ等の画像処理装置を提供することを、その目的の一つとする。
また、別の目的の一つは、ダブルトーン出力に対応した特色警告を行うことのできる画像処理装置を提供することである。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、画像処理装置であって、画像形成処理の対象となる画像の描画命令列を含む画像データを受け入れる手段と、当該画像データに含まれる描画命令列から色名を記述した部分を検出する手段と、前記検出した部分に記述される色名が特色を表す色名である場合に、所定の警告処理を実行する手段と、を含むことを特徴としている。
ここで前記所定の警告処理は、前記特色を表す色名を、予め定めた警告色に変更する処理であることとしてもよい。
また、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、画像処理装置であって、画像形成処理の対象となる画像の描画命令列であって、特色指定を含む描画命令列を受け入れたときに、当該特色指定に係る描画命令に基づく描画結果を、プロセスカラー版以外の特色版データとして記録する特色版データ生成手段と、を含み、前記特色版データが所定の処理に供されることを特徴とする画像処理装置。
ここで前記特色版データに含まれる描画結果が、予め定めた警告色にて描画されるよう、各プロセスカラー版の少なくとも一部に、前記特色版データに含まれる描画結果に基づく描画内容の合成処理を行う合成手段をさらに含んでもよい。
さらに、前記合成手段は、前記特色版データ上の描画内容である有意画素ごとに、対応する各プロセスカラー版上の対応画素値の各々を参照し、少なくとも当該対応画素値の各々に係る条件を満足するか否かにより、前記合成処理を行うか否かを定めることとしてもよい。
また、前記特色版生成手段は、特色版データに有意画素の値を記録する際に、対応する各プロセスカラー版上の対応画素値の各々を参照し、少なくとも当該対応画素値の各々に係る条件を満足するか否かにより、当該特色版データの有意画素の値を実際に記録するか否かを定めることとしてもよい。
これらにおいて前記条件には、対応画素値のうち少なくとも一つが「白色」を表す値となっているとの条件を含むこととしてもよいし、さらに、前記条件には、前記特色版データの有意画素の値が「白色」を表す値であるとの条件を含むこととしてもよい。
また、本発明の一態様に係る画像処理方法は、コンピュータを用い、画像形成処理の対象となる画像の描画命令列を含む画像データを受け入れ、当該画像データに含まれる描画命令列から色名を記述した部分を検出し、前記検出した部分に記述される色名が特色を表す色名である場合に、所定の警告処理を実行する、ことを特徴としている。
さらに本発明の別の態様に係るプログラムは、コンピュータに、画像形成処理の対象となる画像の描画命令列を含む画像データを受け入れる手順と、当該画像データに含まれる描画命令列から色名を記述した部分を検出する手順と、前記検出した部分に記述される色名が特色を表す色名である場合に、所定の警告処理を行う手順と、を実行させることを特徴としている。
本発明の第1の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置は、例えばプリンタサーバ等、画像形成装置に対して出力する画像データを生成等する装置である。なお、本発明の画像処理装置はこれに限られるものではなく、例えば画像形成装置であるプリンタに内蔵されるものであってもよい。さらにRIPサーバやPDL変換サーバ等であってもよいし、クライアントとなるパーソナルコンピュータ等において動作する画像ビューアソフトウエアとして実装されていてもよい。
本実施の形態の画像処理装置1は、図1に示すように、制御部11と記憶部12と通信部13とを含んで構成され、プリンタ2と、パーソナルコンピュータ(PC)3とに接続されている。
制御部11は、例えばCPUであり、記憶部12に格納されているプログラムに基づく処理を実行している。本実施の形態では、画像形成処理の対象となる画像の描画命令列を含む画像データを受け入れて、特色の指定部分を検出し、当該特色指定された描画内容を予め定めた警告色による描画に変更する処理を行う。この制御部11の具体的な処理の内容については後述する。
記憶部12は、RAM等のメモリ素子や、ハードディスク等のディスクデバイス等を用いて実現できる。この記憶部12には、制御部11によって実行されるプログラムが格納されている。また、この記憶部12は、制御部11のワークメモリとしても動作する。
通信部13は、ネットワークカード等であり、制御部11の指示に従って、ネットワークを介してデータを送信する。また、この通信部13は、ネットワークを介して到来したデータを受信して制御部11に出力する。本実施の形態の画像処理装置1は、ネットワークを介してプリンタ2や、PC3に接続されている。このため通信部13は、例えばPC3側から画像形成処理の対象となる画像の描画命令列を含む画像データを受信して制御部11に出力する。また、この通信部13は、ネットワークを介してプリンタ2に対して描画済み画像データを送信する。
プリンタ2は、画像処理装置1に対してネットワークを介して接続されている。このプリンタ2は、画像処理装置1から描画済みの画像データを受信して、当該受信した画像データに基づいて用紙等の記録媒体上に画像を形成する。本実施の形態では、このプリンタ2は、カラープリンタであるものとし、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色のインク(プロセスカラー)を用いてカラー画像を形成するものとする。
PC3は、一般的なパーソナルコンピュータであり、例えばアドビ社のPhotoshop(登録商標)等の画像処理ソフトウエアによる印刷指示を送信出力する。本実施の形態では、このPC3が送信する印刷指示に係る画像データは、描画命令列を含むものであるとする。このような画像データには、例えばポストスクリプト(登録商標)等のデータがある。
次に、本実施の形態の制御部11の動作について説明する。制御部11は、受け入れた画像データに含まれる描画命令列から色名を記述した部分を検出する。すなわち、ポストスクリプト(登録商標)においては、「setcmykcolor」コマンドを用いて、プロセスカラーの混色比の指定によって描画色を指定するか、あるいは、予め定められた色名(例えば、Cyan、Magentaなど)を用いても描画色を指定する。また、特色は、「setcustomcolor」や、「setcolorspace」などのコマンドを用い、例えば、
(1) [1 0.2 0.3 0 (spotcolor ) ] 1 setcustomcolor
(2) [/Separation (spotcolor) /DeviceGray {} ] setcolorspace
(3) [/DeviceN [(spotcolorA) (spotcolorB)] /DeviceGray {pop} ] setcolorspace
等として指定する。これら(1)から(3)の例において、「spotcolor」、又は「spotcolorA」、「spotcolorB」とあるのが特色の名称に相当する。
従って、制御部11は「setcustomcolor」コマンドや、「setcolorspace」コマンドにおける引数において、プロセスカラー以外の色空間が指定されていること(例えば、上述の例(3)に示すように、「/DeviceN」などと指定されているなど)等を検出すると、当該コマンドや引数とともに出現している色名が、特色であると判断する。
制御部11は、検出した色名が、特色を表す色名であると判断すると、所定の警告処理を実行する。一例としては、当該特色を表す色名の記述を予め定めた警告色を指定する記述に変更する。例えば警告色がマゼンタである場合、上記例の記述を、
(4) 0 1 0 0 setcmykcolor や、
(5) [/Separation (spotcolor) /DeviceCMYK {pop 0 1 0 0}] setcolorspace
などというように置き換える。
そして、この置き換え後の画像データをプリンタ2に対して送信する。この置き換えにより、特色で描画されるべき部分が、警告色であるマゼンタで描画され、画像形成される。利用者は、例えば紙媒体に印字されたマゼンタ部分を参照することで、特色が含まれていることを知ることができる。
本実施の形態によれば、プリンタサーバ等として実装された場合であっても、特色部分を警告色に置換でき、特色警告を行うことができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装置について説明する。本実施の形態の画像処理装置は、基本的には、図1に示した第1の実施の形態における画像処理装置と同様の構成をとるものであるが、制御部11の動作内容が異なっている。本実施の形態では、ダブルトーン出力に対応した特色警告の処理が行われる。
すなわち、本実施の形態の画像処理装置に対しては、いわゆるダブルトーン出力に係る画像データが入力される。このダブルトーン出力は、既に説明したように、米国アドビ社のPhotoshop(商標)等において、特色版の生成機能を有しない画像形成装置のために、特色指定を含む画像データについては、特色指定を含む元データと、当該特色指定部分を予めプロセスカラー(の組み合わせ)に置き換えた近似データと、を併せて出力したものである。
このダブルトーン出力の画像データはポストスクリプト(登録商標)等の言語で記述され、その画像データ内に、画像形成装置側において特色版の処理が可能か否かを問い合わせる命令列が記述されている。そして、その問い合わせに対する応答によって、元データと近似データとのどちらを用いて画像処理を行うかが決定されるようになっている。
本実施の形態の制御部11によって実行されるプログラムは、図2に機能的に示すように、ラスタライズ処理部21と、擬制特色版応答部22と、擬制特色版置換部23と、プロセスカラー変換部24と、を含んでなる。
ラスタライズ処理部21は、例えばポストスクリプト(登録商標)・インタプリタであり、入力される画像データに従って、描画処理を実行する。
擬制特色版応答部22は、ダブルトーン出力の画像データを処理しているラスタライズ処理部21から入力される上記問い合せに応答して、特色版の処理が可能である旨、応答する。そして、この擬制特色版応答部22は、擬制特色版の画像を格納するデータプレーンを、記憶部12内に確保する。これにより、ラスタライズ処理部21は、ダブルトーン出力の画像データを受け入れたときに、特色指定を含む元データの処理を行うようになる。
擬制特色版置換部23は、処理の対象となった画像データから、特色を指定する記述部分を検出し、擬制特色版への描画指示に書き替える。具体的な例として、特色の指定は、上述のように、
(1) [1 0.2 0.3 0 (spotcolor) ] 1 setcustomcolor
(2) [/Separation (spotcolor) /DeviceGray {} ] setcolorspace
(3) [/DeviceN [(spotcolorA) (spotcolorB)] /DeviceGray {pop} ] setcolorspace
などとして行われる。擬制特色版置換部23は、例えば擬制特色版を「W」という色の版であるとして、これらの記述を、
(1′) [1 0.2 0.3 0 (W) ] 1 setcustomcolor
(2′) [/Separation (W) /DeviceGray {} ] setcolorspace
(3′) [/DeviceN [(W) (W)] /DeviceGray {pop} ] setcolorspace
と書き替える。この擬制特色版置換部23は、擬制特色版応答部22から、問い合せの入力があったことを表す通知を受けて動作し、処理対象となる画像データに対して上記記述部分の置換処理を行う。これにより、ラスタライズ処理部21は、元データにおいて特色にて描画するべき部分を、W版として規定された擬制特色版のデータプレーンに描画することになる。つまり、特色指定に係る描画命令に基づく描画結果を、プロセスカラー版以外の特色版データとして記録することになる。なお、特色が複数指定されていても、上記置換が行われることにより、区別なくW版に描き込まれる。
プロセスカラー変換部24は、ラスタライズ処理部21における描画処理が完了したとき(例えば1ページ分のデータの処理が完了するごと、あるいはデータ全体の処理が完了したとき)に、W版として規定されたデータプレーン内の描画内容を、予め定めた警告色で描画されることとなるよう、プロセスカラーの各データプレーンに複写する。例えば、警告色がマゼンタであれば、W版のデータプレーン内の描画内容を、マゼンタ(M)のデータプレーンに合成する。ここで合成とは、W版のデータプレーン内で描画が行われなかった画素に対応するマゼンタのデータプレーンの画素については、その値を変更せず、W版のデータプレーン内で描画が行われた画素に対応するマゼンタのデータプレーンの画素については、W版のデータプレーンの画素値に設定することを意味する。また、例えばマゼンタ(M)とシアン(C)とをそれぞれ50%ずつ混色した色を警告色とする場合、W版のデータプレーン内で描画が行われなかった画素に対応するマゼンタ及びシアンのデータプレーンの画素については、その値を変更せず、W版のデータプレーン内で描画が行われた画素に対応するマゼンタ及びシアンのデータプレーンの画素については、それぞれ、W版のデータプレーンの画素値の50%に相当する値に設定する。つまり、特色版データに含まれる描画結果が、予め定めた警告色にて描画されるよう、各プロセスカラー版の少なくとも一部に、特色版データに含まれる描画結果を合成することになる。
本実施の形態によると、ダブルトーン出力の画像データを受けたときに、擬制的に特色版としてのW版のデータプレーンを生成して、特色処理が可能であると擬制して処理する。そして特色指定された描画内容は、このW版のデータプレーン内に描き込む。描画が完了すると、W版のデータプレーンの内容を、警告色であるとしてCMYKの各版に分版し、各版のデータに合成して出力する。
そして、制御部11は、合成後のCMYKの画像データをプリンタ2に対して送信する。この処理により、特色で描画されるべき部分が、警告色で描画され、画像形成される。利用者は、例えば紙媒体に印字された警告色部分を参照することで、特色が含まれていることを知ることができる。
これにより、ダブルトーン出力であっても、特色部分を警告色に置換した結果の出力を生成でき、特色警告を行うことができる。警告を行う手段は、警告色に変換することに限らず、W版を参照して特色の画像のみの抽出や消去でもよく、またW版を参照してエラーメッセージを出力するようなものでもよい。
尤も、この場合は、W版のデータプレーンに描画した白色である場合、つまり、特色が濃度が0%である場合は、警告色として各版に分版して合成しても、その内容が形成出力結果に現れない場合がある。すなわち、例えば警告色に係る版において合成を受ける部分の画素の値が0である場合などである。
そこで、本実施の形態では、ラスタライズ処理部21は、W版への描画を行う際に、当該描画する画素の値が「0」(白色を表す値)であれば、例えば「254」などの値として描き込む。なお、画素値は「0」から「255」までであるとする。これにより、白色も有意画素として認識できるようにしておく。そしてプロセスカラー変換部24が、図3に示す処理を実行するようにする。すなわち、プロセスカラー変換部24は、まず、W版のデータプレーンの各画素を所定の順序で、順次注目画素として選択する(S1)。そして注目画素の濃度が「0」以外であるか否かを判断する(S2)。ここで濃度が「0」であれば、描画されていない(つまり当該画素が有意でない)ので、注目画素として選択されていない画素がまだあるか否かを調べ(S3)、選択されていない画素があれば、処理S1に戻って、次の画素を選択する。
一方、処理S3において選択されていない画素がなければ、つまり、すべての画素について処理が完了していれば、処理を終了する。
一方、処理S2において、注目画素の濃度が「0」以外である場合、つまり、注目画素が有意画素である場合は、さらに、「当該注目画素の色が白色であり、かつ、当該注目画素に対応する、各プロセスカラー版の対応画素の色が白色以外である」との条件を満足するか否かを判断する(S4)。プロセス版に描画されている結果として特色版に白色で描画されている場合もあり、それは警告する必要がないからである。なお、ここで各プロセスカラー版の対応画素の色が白色であるか否かであることに代えて、予め定めた警告色に係るプロセスカラー版(例えば警告色がマゼンタであれば、マゼンタの版)の対応画素の色が白色を表すもの(つまり、当該プロセスカラーの色がないことを表すもの)であるとの条件としてもよい。
この処理S4において、条件を満足する場合は、警告色に係るプロセスカラー版上の対応画素値を、W版上の注目画素の値に基づいて設定し、合成を行う(S5)。そして処理S3に移行して処理を続ける。
一方処理S4において、条件を満足しない場合は、そのまま処理S3に移行して処理を続ける。
この処理により、図4(a)に示すように、警告色に係るプロセスカラーの版(ここではMとしている)において、20%のマゼンタで塗潰された円が描画されており、図4(b)に示すように、W版の画像において、この円を含む四角形が、特色としての白色で描画されている場合、図4(c)に示すように、予め描画されていた円盤部分を除く四角形の領域が、略100%の(画素値「254」の)マゼンタで描画される。なお、図4(b)には、説明のため、図4(a)の円盤の外周を破線で示したが、この破線部分は実際に描画されているものではない。
また、ここでは合成の処理の際に図3に示すような処理を実行し、特色版であるW版に白色で描画されている画素のうち、警告色に係るプロセスカラー版上の対応画素が白色となっているものについて合成を行うこととして、白色の特色に配慮することとしているが、これに代えて、ラスタライズ処理部21の処理において、W版に白色で描画する際、警告色に係るプロセスカラー版上の対応画素が白色となっているか否かを判断し、白色となっているときにのみ、W版に白色を表す値(例えば画素値「254」)で描画するようにしてもよい。つまり、特色版データに有意画素の値を記録する際に、対応する各プロセスカラー版上の対応画素値の各々を参照し、少なくとも当該対応画素値の各々に係る条件を満足するか否かにより、当該特色版データの有意画素の値を実際に記録するか否かを定めてもよい。
さらに本実施の形態においては、生成した擬制特色版を他のプロセスカラーの版に合成することで警告処理を行うこととしているが、この擬制特色版の内容は、特色にて描画されるべき部分を抽出したものであるので、これを利用して、他の処理を行ってもよい。
本発明の第1、第2の実施の形態に係る画像処理装置の構成例及びその接続例を表すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装置の機能ブロック図である。 プロセスカラー変換部の処理例を表すフローチャート図である。 特色版に白色で描画した際の警告の例を表す説明図である。
符号の説明
1 画像処理装置、2 プリンタ、3 パーソナルコンピュータ、11 制御部、12 記憶部、13 通信部、21 ラスタライズ処理部、22 擬制特色版応答部、23 擬制特色版置換部、24 プロセスカラー変換部。

Claims (10)

  1. 画像形成処理の対象となる画像の描画命令列を含む画像データを受け入れる手段と、
    当該画像データに含まれる描画命令列から色名を記述した部分を検出する手段と、
    前記検出した部分に記述される色名が特色を表す色名である場合に、所定の警告処理を実行する手段と、
    を含むことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記所定の警告処理は、前記特色を表す色名を、予め定めた警告色に変更する処理であることを特徴とする画像処理装置。
  3. 画像形成処理の対象となる画像の描画命令列であって、特色指定を含む描画命令列を受け入れたときに、当該特色指定に係る描画命令に基づく描画結果を、プロセスカラー版以外の特色版データとして記録する特色版データ生成手段と、
    を含み、
    前記特色版データが所定の処理に供されることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3に記載の画像処理装置であって、
    前記特色版データに含まれる描画結果が、予め定めた警告色にて描画されるよう、各プロセスカラー版の少なくとも一部に、前記特色版データに含まれる描画結果に基づく描画内容の合成処理を行う合成手段をさらに含むことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項4に記載の画像処理装置であって、
    前記合成手段は、前記特色版データ上の描画内容である有意画素ごとに、対応する各プロセスカラー版上の対応画素値の各々を参照し、少なくとも当該対応画素値の各々に係る条件を満足するか否かにより、前記合成処理を行うか否かを定めることを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項3に記載の画像処理装置であって、
    前記特色版生成手段は、特色版データに有意画素の値を記録する際に、対応する各プロセスカラー版上の対応画素値の各々を参照し、少なくとも当該対応画素値の各々に係る条件を満足するか否かにより、当該特色版データの有意画素の値を実際に記録するか否かを定めることを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項5または6に記載の画像処理装置であって、
    前記条件には、対応画素値のうち少なくとも一つが「白色」を表す値となっているとの条件を含むことを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項5から7のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記条件には、前記特色版データの有意画素の値が「白色」を表す値であるとの条件を含むことを特徴とする画像処理装置。
  9. コンピュータを用い、
    画像形成処理の対象となる画像の描画命令列を含む画像データを受け入れ、
    当該画像データに含まれる描画命令列から色名を記述した部分を検出し、
    前記検出した部分に記述される色名が特色を表す色名である場合に、所定の警告処理を実行する、
    ことを特徴とする画像処理方法 。
  10. コンピュータに、
    画像形成処理の対象となる画像の描画命令列を含む画像データを受け入れる手順と、
    当該画像データに含まれる描画命令列から色名を記述した部分を検出する手順と、
    前記検出した部分に記述される色名が特色を表す色名である場合に、所定の警告処理を行う手順と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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