JP5189607B2 - 車両用電源装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車両用電源装置に関し、特に複数の電力貯蔵装置を搭載した車両用電源装置に関する。
近年、電気自動車やハイブリッド自動車など、バッテリおよび走行用モータを搭載する車両を見かけるようになってきている。バッテリによる走行時間を長くできるように、バッテリを複数搭載することについても検討されている。
特許第3655277号公報(特許文献1)には、高電圧インバータ・モータ・セットを低電圧電池モジュールで使用するための電源制御システムが開示されている。この車両の電動牽引モータの電源制御システムは、電動牽引モータに調整済みの電力を提供する少なくとも1つのインバータと、それぞれが電池とブースト/バック直流・直流コンバータを有し、並列に配線され、前記少なくとも1つのインバータに直流電力を提供する複数の電源ステージとを備える。電源ステージは前記少なくとも1つのインバータへの出力電圧を維持するよう制御される。
特許第3655277号公報 特開2007−174867号公報 特開2004−320872号公報
上記の特許第3655277号公報に開示される技術では、複数のバッテリ間の充電状態(SOC:State Of Charge)のずれを無くすことを目的としている。特に限定されてはいないが、複数のバッテリが同一出力特性を有する場合でないと、それぞれの充電状態をそろえるとは言い難いため、入出力特性が異なるバッテリを複数使用することを前提としていない。
また、負荷を効率的に運転させるために電力貯蔵装置(蓄電装置としてのバッテリやキャパシタも含む)の電圧を昇圧する場合があるが、昇圧コンバータの昇圧比には限界があるので、電力貯蔵装置の電圧をあまり低くすることはできない。
この発明の目的は、異なる特性を有する電力貯蔵装置を搭載し、性能が向上した車両用電源装置を提供することである。
この発明は、要約すると、車両に搭載される電気負荷との間で電力授受を行なう車両用電源装置であって、第1の電力貯蔵装置と、第1の電力貯蔵装置の正極に接続される第1の正母線と、第1の電力貯蔵装置の負極に接続される第1の負母線と、第1の正母線および第1の負母線からなる第1の母線対と電気負荷との間に設けられる第1の電力変換器と、第2の電力貯蔵装置と、第2の電力貯蔵装置の正極に接続される第2の正母線と、第2の電力貯蔵装置の負極に接続される第2の負母線と、第2の正母線および第2の負母線からなる第2の母線対と第1の母線対との間に設けられる第2の電力変換器とを備える。
好ましくは、車両用電源装置は、第1の電力変換器および第2の電力変換器を制御する制御装置をさらに備える。制御装置は、第1の電力変換器および第2の電力変換器を協働させることにより、第1の電力貯蔵装置と電気負荷との間の双方向送電、第2の電力貯蔵装置と電気負荷との間の双方向送電、および第1の電力貯蔵装置と第2の電力貯蔵装置との間の双方向送電を実現する。
好ましくは、第2の電力貯蔵装置は、第1の電力貯蔵装置よりも、エネルギ密度が低く、かつ入出力可能電力が高い。
好ましくは、第1の電力貯蔵装置と、第2の電力貯蔵装置とは、温度が変化した場合の入出力可能電力特性が異なる変化を示す。
好ましくは、制御装置は、第1の電力貯蔵装置と第2の電力貯蔵装置のいずれか一方の電力貯蔵装置の充電状態を満充電状態に対して50パーセント以上に制御するとともに、いずれか他方の電力貯蔵装置の充電状態を満充電状態に対して50パーセント未満に制御する。
より好ましくは、充電状態が満充電状態に対して50パーセント以上に制御された一方の電力貯蔵装置は、充電状態が満充電状態に対して50パーセント未満に制御された他方の電力貯蔵装置よりも出力特性に優れる。充電状態が満充電状態に対して50パーセント未満に制御された他方の電力貯蔵装置は、充電状態が満充電状態に対して50パーセント以上に制御された一方の電力貯蔵装置よりも入力特性に優れる。
本発明によれば、異なる特性を有する電力貯蔵装置を搭載し、性能が向上した車両用電源装置を実現できる。
本実施の形態の車両用電源装置の基本的な構成を説明するための図である。 本実施の形態の車両用電源装置を搭載した車両のより詳細な構成を説明するための回路図である。 主電源と補助電源の組合せの効果について説明するための図である。 電力貯蔵装置の組合せの例A〜Gを示した図である。 SOCと電力貯蔵装置の入出力性能の関係の一例を示した図である。 SOCの異なる電池A2,B2を組合せて使用する場合の制御を説明するための波形図である。 実施の形態3において、制御装置が分担率を決定する制御を説明するためのフローチャートである。 出力可能値のマップについて説明するための図である。 入力可能値のマップについて説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、本実施の形態の車両用電源装置の基本的な構成を説明するための図である。
図1を参照して、本実施の形態の車両用電源装置は、主電力貯蔵装置B(例えばバッテリ)と、電力変換器12Bとで構成された主電源装置7と、補助電力貯蔵装置23(例えばキャパシタ)と電力変換器12Cとで構成された補助電源装置2とを含む。補助電源装置は、並列に複数個設けられても良い。
電力変換器12Cは、入力側が補助電力貯蔵装置23に接続され、出力側が主電力貯蔵装置と電力変換器12Bとの接続ノードに接続される。
主電力貯蔵装置Bと車両電気負荷4とは電力変換器12Bを介して双方向に電力授受が可能である。補助電力貯蔵装置23と車両電気負荷4とは電力変換器12Cおよび電力変換器12Bを介して双方向に電力授受が可能である。また、主電力貯蔵装置Bと補助電力貯蔵装置23とは電力変換器12Cを介して双方向に電力授受が可能である。
このように複合的な電源システムを構成することで、電力変換装置(昇圧コンバータ、降圧コンバータ、昇降圧コンバータなど)により、各電力貯蔵装置の電圧の違いを吸収するとともに、各電力貯蔵装置の入出力電力を独立に制御して負荷とやり取りすることが可能となる。また、各電力貯蔵装置間で電力をやり取りすることも可能となる。
図2は、本実施の形態の車両用電源装置を搭載した車両のより詳細な構成を説明するための回路図である。図2では、主電力貯蔵装置Bの例として二次電池(バッテリ)が使用され、補助電力貯蔵装置23の例としてキャパシタが使用される例を示し、電力変換器12B,12Cとして昇圧コンバータを用いる例を示している。したがって、名称が異なっていても対応する要素には図1と同じ参照符号を付して説明することにする。
図2を参照して、本実施の形態に係る車両は、主電源装置7と、補助電源装置2と、車両電気負荷4と、制御装置30とを含む。
主電源装置7は、電池ユニット40Bと、昇圧コンバータ12Bと、平滑用コンデンサC1、C2と、電圧センサ13,21とを含む。補助電源装置2は、キャパシタユニット40Cと、昇圧コンバータ12Cとを含む。車両電気負荷4は、インバータ14と、モータジェネレータM1とを含む。
平滑用コンデンサC1は、電源ラインPL1Bと接地ラインSL間に接続される。電圧センサ21は、平滑用コンデンサC1の両端間の電圧VLを検知して制御装置30に対して出力する。昇圧コンバータ12Bは、平滑用コンデンサC1の端子間電圧を昇圧する。平滑用コンデンサC2は、昇圧コンバータ12Bによって昇圧された電圧を平滑化する。電圧センサ13は、平滑用コンデンサC2の端子間電圧VHを検知して制御装置30に出力する。
電池ユニット40Bは電源ラインPL1Bと接地ラインSLに接続されている。電池ユニット40Bは、バッテリBと、バッテリBの負極と接地ラインSLとの間に接続されるシステムメインリレーSBGと、バッテリBの正極と電源ラインPL1Bとの間に接続されるシステムメインリレーSBPとを含む。システムメインリレーSBP,SBGは、制御装置30から与えられる制御信号SEに応じて導通/非導通状態が制御される。
電池ユニット40Bは、さらに、バッテリBの端子間の電圧VBを測定する電圧センサ10Bと、バッテリBに流れる電流IBを検知する電流センサ11Bとを含む。バッテリBとしては、後に詳細に説明するが、たとえば、高容量リチウムイオン電池等の二次電池を用いることができる。
キャパシタユニット40Cは電源ラインPL1Cと接地ラインSLに接続されている。キャパシタユニット40Cは、蓄電用の大容量キャパシタ23と、キャパシタ23の負極と接地ラインSLとの間に接続されるシステムメインリレーSCGと、キャパシタ23の正極と電源ラインPL1Cとの間に接続されるシステムメインリレーSCPとを含む。システムメインリレーSCP,SCGは、制御装置30から与えられる制御信号SEに応じて導通/非導通状態が制御される。
キャパシタユニット40Cは、さらに、キャパシタ23の端子間の電圧VCを測定する電圧センサ10Cと、キャパシタ23に流れる電流ICを検知する電流センサ11Cとを含む。
昇圧コンバータ12Bは、一方端が電源ラインPL1Bに接続されるリアクトルL1Bと、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に直列に接続されるIGBT素子Q1B,Q2Bと、IGBT素子Q1B,Q2Bにそれぞれ並列に接続されるダイオードD1B,D2Bとを含む。
リアクトルL1Bの他方端はIGBT素子Q1BのエミッタおよびIGBT素子Q2Bのコレクタに接続される。ダイオードD1BのカソードはIGBT素子Q1Bのコレクタと接続され、ダイオードD1BのアノードはIGBT素子Q1Bのエミッタと接続される。ダイオードD2BのカソードはIGBT素子Q2Bのコレクタと接続され、ダイオードD2BのアノードはIGBT素子Q2Bのエミッタと接続される。
昇圧コンバータ12Cは、一方端が電源ラインPL1Cに接続されるリアクトルL1Cと、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に直列に接続されるIGBT素子Q1C,Q2Cと、IGBT素子Q1C,Q2Cにそれぞれ並列に接続されるダイオードD1C,D2Cとを含む。
リアクトルL1Cの他方端はIGBT素子Q1CのエミッタおよびIGBT素子Q2Cのコレクタに接続される。ダイオードD1CのカソードはIGBT素子Q1Cのコレクタと接続され、ダイオードD1CのアノードはIGBT素子Q1Cのエミッタと接続される。ダイオードD2CのカソードはIGBT素子Q2Cのコレクタと接続され、ダイオードD2CのアノードはIGBT素子Q2Cのエミッタと接続される。
インバータ14は、昇圧コンバータ12Bまたは12Cから与えられる直流電圧を三相交流に変換してモータジェネレータM1に出力する。
インバータ14は、電源ラインPL2と接地ラインSLに接続されている。インバータ14は車輪を駆動するモータジェネレータM1に対して昇圧コンバータ12Bおよび12Cの出力する直流電圧を三相交流に変換して出力する。またインバータ14は、回生制動に伴い、モータジェネレータM1において発電された電力を昇圧コンバータ12Bおよび12Cに戻す。このとき昇圧コンバータ12Bおよび12C降圧回路として動作するように制御装置30によって制御される。
インバータ14は、U相アーム15と、V相アーム16と、W相アーム17とを含む。U相アーム15,V相アーム16,およびW相アーム17は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に並列に接続される。
U相アーム15は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に直列接続されたIGBT素子Q3,Q4と、IGBT素子Q3,Q4とそれぞれ並列に接続されるダイオードD3,D4とを含む。ダイオードD3のカソードはIGBT素子Q3のコレクタと接続され、ダイオードD3のアノードはIGBT素子Q3のエミッタと接続される。ダイオードD4のカソードはIGBT素子Q4のコレクタと接続され、ダイオードD4のアノードはIGBT素子Q4のエミッタと接続される。
V相アーム16は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に直列接続されたIGBT素子Q5,Q6と、IGBT素子Q5,Q6とそれぞれ並列に接続されるダイオードD5,D6とを含む。ダイオードD5のカソードはIGBT素子Q5のコレクタと接続され、ダイオードD5のアノードはIGBT素子Q5のエミッタと接続される。ダイオードD6のカソードはIGBT素子Q6のコレクタと接続され、ダイオードD6のアノードはIGBT素子Q6のエミッタと接続される。
W相アーム17は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に直列接続されたIGBT素子Q7,Q8と、IGBT素子Q7,Q8とそれぞれ並列に接続されるダイオードD7,D8とを含む。ダイオードD7のカソードはIGBT素子Q7のコレクタと接続され、ダイオードD7のアノードはIGBT素子Q7のエミッタと接続される。ダイオードD8のカソードはIGBT素子Q8のコレクタと接続され、ダイオードD8のアノードはIGBT素子Q8のエミッタと接続される。
各相アームの中間点は、モータジェネレータM1の各相コイルの各相端に接続されている。すなわち、モータジェネレータM1は、三相の永久磁石同期モータであり、U,V,W相の3つのコイルは各々一方端が中点に共に接続されている。そして、U相コイルの他方端がIGBT素子Q3,Q4の接続ノードに接続される。またV相コイルの他方端がIGBT素子Q5,Q6の接続ノードに接続される。またW相コイルの他方端がIGBT素子Q7,Q8の接続ノードに接続される。
電流センサ24は、モータジェネレータM1に流れる電流をモータ電流値MCRT1として検出し、モータ電流値MCRT1を制御装置30へ出力する。
制御装置30は、トルク指令値TR1、モータ回転数MRN1、電圧VB,VC,VH、電流IB,ICの各値、モータ電流値MCRT1および起動信号IGONを受ける。また制御装置30は、温度センサ41B,41Cから温度TB,TCを受ける。そして制御装置30は、昇圧コンバータ12Bに対して昇圧指示を行なう制御信号PWUB,降圧指示を行なう制御信号PWDBおよび動作禁止を指示する信号CSDNを出力する。
さらに、制御装置30は、インバータ14に対して昇圧コンバータ12B,12Cの出力である直流電圧をモータジェネレータM1を駆動するための交流電圧に変換する駆動指示PWMI1と、モータジェネレータM1で発電された交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータ12B,12C側に戻す回生指示PWMC1とを出力する。
キャパシタ23は、平滑用コンデンサC2よりも容量が大きい蓄電装置であり、たとえば直列接続される複数の電気二重層コンデンサを含む。なお、電気二重層コンデンサはエネルギ密度が高いが、1セル当たりの耐圧が2.5〜2.7V程度であるので、100Vを超える電圧に用いるためには各セルに電圧を分担させるために複数の電気二重層コンデンサのセルを直列に接続して用いる必要がある。
車両電気負荷4を効率的に運転させるために、昇圧コンバータ12Bによって電圧VLを電圧VHに昇圧する。昇圧コンバータ12Bの昇圧比には限界があるため、電圧VHと電圧VLとの差をあまり大きくすることはできない。車両電気負荷4の効率運転に必要な電圧VHが決まっているとすれば、電圧VLはあまり下げることはできない。たとえば、電圧VHを200Vから600Vまで昇圧する場合、昇圧比の限界が4であるとすると、電圧VLの最低電圧は150Vとなる。もしも電圧VLにキャパシタ23を接続するとすれば、150V以上の電圧に耐えられるように、キャパシタの直列接続数を多くする必要がある。その結果、車両の製造コストが高くなる。
本実施の形態の回路では、キャパシタ23は、昇圧コンバータ12Cを介して電源ラインPL1Bおよび接地ラインSLに接続され、さらに昇圧コンバータ12Bを介して車両電気負荷4に接続されている。この場合には、キャパシタの電圧は昇圧コンバータ12Cおよび昇圧コンバータ12Bによって電圧VHまで昇圧できる電圧であれば良い。
仮に、昇圧比を最大で4まで取れる昇圧コンバータを使用する場合では、電圧VLの最大値200Vとすると200V/4=50Vの耐圧を有する直列接続数のキャパシタを用意すればよくなり、コストダウンを図ることができる。
図3は、主電源と補助電源の組合せの効果について説明するための図である。
図3を参照して、横軸には温度、縦軸には電源の常温時を1としたときの出力可能なパワーが示されている。ラインL1は例えばリチウムイオン電池の特性を示すラインである。リチウムイオン電池では、0℃以下の低温時に出力が極端に出しにくくなるという特性がある。ラインL2は、たとえば電気二重層キャパシタの特性を示すラインである。ラインL2の特性も低温時に出力可能パワーの低下が見られるが、ラインL1の特性ほどではない。したがって、ラインL1の特性を有する電力貯蔵装置(たとえばリチウムイオン電池)とラインL2の特性を有する電力貯蔵装置(たとえば電気二重層キャパシタ)とを組合せて使用することにより、低温の出力可能パワーを改善することが可能となる。
現状、ハイブリッド車両や電気自動車などで用いられている二次電池は、低温での入出力性能が常温での入出力性能に比べて低く、そのため常温での車両要求性能を満たすように電池仕様を設計すると、低温では要求パワーを入出力することができず、車両要求性能(燃費、ドライバビリティ、排気規制など)を満たすことができなくなる。
逆に、低温での車両要求性能を満たすために、電池仕様を設計すると、常温では過剰性能となる傾向があり、コスト高となってしまう。すなわち、二次電池単独で車両要求仕様を満たすように電池仕様を設計した場合、図3のラインL1に示すような電池の特性があるため、低温時における車両要求性能で電池仕様が決まってしまう。すると常温では電池の性能は過剰なものとなってしまう。
そこで、二次電池とは温度に対する入出力特性の異なる他の電力貯蔵装置を併用することを考える。たとえば電気二重層キャパシタ(EDLC:Electric double layer capacitor)は、二次電池と比べてエネルギ密度は小さいが、充放電時には化学反応を伴わないため、低温時においても内部抵抗の上昇は相対的に小さく、短時間であれば大電力の入出力が可能であるといった特徴がある。そこで、低温時における短時間かつ大電力の入出力を電気二重層キャパシタに担わせることにより、低温で二次電池に要求される入出力パワーの要求を小さくすることができ、その結果二次電池を小型化できる。
なお、他にも特性が異なる電力貯蔵装置の組合せの例を紹介する。
図4は、電力貯蔵装置の組合せの例A〜Gを示した図である。
図4には、組合せ例Aとしてエネルギ型電源に(1)高容量リチウムイオン電池を採用し、パワー型電源に(3)高出力型鉛電池を採用した例が示されている。組合せ例Aは、入出力の温度依存性が小さいという利点を有する。また、組合せ例Bとしてエネルギ型電源に(2)高容量ニッケル水素電池を採用し、パワー型電源に(3)高出力型鉛電池を採用した例が示されている。組合せ例Bは、入出力の温度依存性が小さいという利点を有する。ただし組合せ例Aよりも小型化には不利である。
これらのように、特性の異なる2つ以上の電力貯蔵装置を併用することで、単独の電力貯蔵装置では達成できない電力および電力量に対する要求を満たすことも可能となる。
また、組合せる2つの電力貯蔵装置がリチウムイオン電池どうしであっても、特性が異なるものもある。組合せ例Cとしてエネルギ型電源に(1)高容量リチウムイオン電池を採用し、パワー型電源に(5)高出力リチウムイオン電池を採用した例が示されている。
(1)高容量リチウムイオン電池は、一般的なリチウムイオン電池で、正極材料としてコバルト酸リチウムを用いたものである。これに対して(5)高出力リチウムイオン電池は、たとえば、オリビンリン酸鉄リチウムを正極材料として用いたリチウムイオン電池である。
また、負極材料の異なるリチウムイオン電池であってもよい。電力貯蔵装置に二次電池、特にリチウムイオン電池を用いる場合において、負極材料の異なる2種類以上のリチウムイオン電池を併用することにより、入力性能を向上させつつ、出力性能の低下も抑えることができる。
たとえば、グラファイトを負極に用いたリチウムイオン電池は負極電位が低く出力密度に優れるという特徴を有するが、一方で金属リチウム電位を下回るのに必要な電流レートが小さく、リチウム析出に対する耐性が低いという欠点も有る。
また、負極にチタン酸リチウムを用いたリチウムイオン電池は、グラファイトを負極に用いたリチウムイオン電池に比べて負極電位が高く、その結果金属リチウム電位を下回るのに必要な電流レートが大きくなるため、リチウム析出に対する耐性が高く入力密度に優れるとともに安全性にも優れるという特徴がある。その一方で、負極の開放電位が高いために出力密度がグラファイトを負極に用いたリチウムイオン電池に比べて低い。
そこで、これら負極にグラファイトを用いたリチウムイオン電池(電池A1とする)と負極にチタン酸リチウムを用いたリチウムイオン電池(電池B1とする)を併用した複合電源システムを構成する。大電力での充電時には電池B1を優先的に充電することにより、リチウム析出を防止しつつ入力性能を確保し、大電力での放電時には電池A1を優先的に放電させることにより出力性能を確保することができる。
このように2種類のリチウムイオン電池を組合せる組合せ例Cは、組合せ例A,Bよりも入出力の温度依存性が大きくなるが、小型化に有利であるという利点を有する。
組合せCと同様なことがニッケル水素電池にも言える。図4の組合せ例Dとしてエネルギ型電源に(2)高容量ニッケル水素電池を採用し、パワー型電源に(4)高出力ニッケル水素電池を採用した例が示されている。組合せ例Dは、組合せ例Cほどではないが小型化が可能であり、組合せ例Cよりも入出力の温度依存性が小さくなる。
さらに、図4の組合せ例Eとしてエネルギ型電源に(1)高容量リチウムイオン電池または(2)高容量ニッケル水素電池を採用し、パワー型電源に(7)電気二重層キャパシタを採用した例が示されている。(7)電気二重層キャパシタは、二次電池に比べ内部抵抗が低く大電流で短時間に充放電が行なえるという特徴がある。組合せ例Eは、入出力の温度依存性が小さく、かつ小型化が可能という利点を有する。
また、組合せ例Fとしてエネルギ型電源に(1)高容量リチウムイオン電池または(2)高容量ニッケル水素電池を採用し、パワー型電源に(6)リチウムイオンキャパシタを採用した例が示されている。(6)リチウムイオンキャパシタは、たとえばプレムリス(Premlis(登録商標))として知られる、正極にナノゲートカーボン(登録商標)を用い、負極に黒鉛系カーボンを採用した、非対称型キャパシタである。組合せ例Fは、組合せ例Eよりは劣るが入出力の温度依存性が小さく、かつ組合せ例Eよりもさらに小型化が可能という利点を有する。
また、組合せ例Gとしてエネルギ型電源に(6)リチウムイオンキャパシタを採用し、パワー型電源に(7)電気二重層キャパシタを採用した例が示されている。組合せ例Gは、入出力の温度依存性が小さく、かつ最もパワーを大きくできるという利点があるが、最も大型になる。
以上のように、特性の異なる2つ以上の電力貯蔵装置を併用することで、単独の電力貯蔵装置では達成できない電力および電力量に対する要求を満たすことも可能となる。
また、他の例としてたとえば、電池の有機電解液を無機系固体電解質に置き換えた全固体電池を使用することも考えられる。全固体電池はエネルギ密度が高いものの、入出力密度は低いため、大電力での使用が困難であるといった課題がある。しかしながら、例えば、エネルギ密度の高い全固体電池と入出力密度の高い電気二重層キャパシタとを併用して複合電源システムとすることにより、電力変動の吸収を電気二重層キャパシタで行ない、低レートでのエネルギ授受を全固体電池と電気二重層キャパシタとの間で行なうことにより、エネルギ蓄積は全固体電池に行なうようにすることが可能となる。
このようにすることで、ハイブリッド車両や電気自動車のような大電力での入出力が要求される用途にも、全固体電池の高エネルギ密度というメリットを生かすことができる。他の例として、全固体電池と液系電解液を用いた電池とを併用したものについても同様な効果が得られる。
[実施の形態2]
2つ以上の電力貯蔵装置を用いた複合電源システムにおいて、異なる種類の電力貯蔵装置を用いるのではなく、同じ種類の電力貯蔵装置を用いた場合でも、その充電状態に応じた入出力特性の変化を用いることにより、単独で用いる場合に比べて入出力性能を向上させることも可能となる。
図5は、SOCと電力貯蔵装置の入出力性能の関係の一例を示した図である。
図5の上段を参照して、例えば、ある種のリチウムイオン電池においては、SOCが20%の時の10秒出力(10秒間連続して出力することが可能な電力)PO(20%)に比べて、SOCが80%のときの10秒出力PO(80%)は約10倍である。この場合SOCが高いほど出力特性は良くなる。一方、図5の下段に示すように、SOCが20%の時の入力性能PI(20%)は、SOCが80%の時の入力性能PI(0%)の約4倍である。すなわちSOCが低いほど入力特性は良くなる。
図6は、SOCの異なる電池A2,B2を組合せて使用する場合の制御を説明するための波形図である。
図6を参照して、同じ種類の2つのリチウムイオン電池を用いて複合電源システムを構成した場合のSOCの時間変化について説明する。一方の電池(電池A2とする)を低SOC(たとえばSOC=20%)を中心に上限値MAX(A2)と下限値MIN(A2)の間にSOCを制御する。他方の電池(電池B2とする)を高SOC(例えばSOC=80%)を中心に上限値MAX(B2)と下限値MIN(B2)の間にSOCを制御する。そして、大電力放電時には電池B2から優先的に出力させる(時刻t1〜t2)。逆に、大電力充電時には電池A2に優先的に行なう(時刻t3〜t4)。2つの電力コンバータを制御して、このように2つの電力貯蔵装置に異なるSOCの目標値を設定して電池の充放電を行なうことによって、2つの電力貯蔵装置を同じSOCを中心に制御した場合に比べてより大電力での入出力が可能となる。
[実施の形態3]
実施の形態3では、実施の形態1,2で説明した複合電源システムにおいて、電気負荷の要求する要求電力Pのうち、補助電源装置で分担する分担率Kを算出し、主電源装置の電力変換器12Bは、出力電力が(1−K)×Pとなるように制御し、補助電源装置の電力変換器12Cは出力電力がK×Pとなるように制御する。
図7は、実施の形態3において、制御装置が分担率を決定する制御を説明するためのフローチャートである。このフローチャートの処理は、所定のメインルーチンから一定時間ごとまたは所定の条件が成立するごとに呼び出されて実行される。
図1、図7を参照して、まずステップS1において、制御装置30は、主電源(バッテリB)の温度TBを取得する。温度TBは温度センサ41Bで測定されている。続いてステップS2において、制御装置30は、主電源(バッテリB)のSOCを取得する。SOCは、電圧VBおよび電流IBの積算等にもとづいて算出されたものを用いる。そして、ステップS3において、制御装置30は、主電源(バッテリB)の入出力可能値PBをマップから取得する。
次に、ステップS4において、制御装置30は、補助電源(キャパシタ23)の温度TCを取得する。温度TCは温度センサ41Cで測定されている。続いてステップS5において、制御装置30は、補助電源(キャパシタ23)のSOCを取得する。SOCは、電圧VCおよび電流ICの積算等にもとづいて算出されたものを用いる。そして、ステップS6において、制御装置30は、補助電源(キャパシタ23)の入出力可能値PCをマップから取得する。
図8は、出力可能値のマップについて説明するための図である。
図9は、入力可能値のマップについて説明するための図である。
図8、図9を参照して、温度−30℃〜60℃、SOCが0%〜100%の組合せに対して入力可能値PIN(kW)、出力可能値POUT(kW)がマップに記憶されている。たとえば、温度が5℃ごと、SOCが5%ごとに対応するPIN、POUTのデータがあらかじめ実験などによって定められマップに記憶されている。この出力可能値マップ、入力可能値マップは、主電源、補助電源の各々の特性に基づいて別々に定められている。
再び図7を参照して、ステップS3およびステップS6において主電源の入出力可能値PBおよび補助電源の入出力可能値PCが得られた後、ステップS7では、PB+PCを超えない範囲で主電源および補助電源を含む電源装置への入出力要求値PAを決定する。
ステップS8では、|PC|−|PA|>0が成立するか否かが判断される。|PC|−|PA|>0が成立している場合は、補助電源に要求値PAを入力する、または補助電源から要求値PAを出力するだけで、主電源を使わなくてもよい場合である。この場合にはステップS9において主電源の入出力値PM=0と設定され、補助電源の入出力値PS=PAに設定される。
一方、|PC|−|PA|>0が成立しなかった場合は、補助電源だけでは、要求値PAを受け入れることができない場合か、または要求値PAを出力することができない場合である。これらの場合には、主電源を使う必要がある。この場合にはステップS10において主電源の入出力値PM=PA−PCと設定され、補助電源の入出力値PS=PCに設定される。
以上、分担率を定める方法の一例を示したが、分担率の設定については他の方法でも構わない。このように補助電源の分担率を定めて制御装置30で電力コンバータを制御することにより、主電源装置と補助電源装置の分担割合を任意に制御することが可能となる。
[変形例]
なお、図1の主電源側の電力変換器12Bについては、車両電気負荷4の出力端間の電圧が所定値になるように電圧制御を実行する。同時に、補助電源側の電力変換器12Cについては所定の電力を補助電力貯蔵装置23から車両電気負荷4に向けて供給するように制御するようにしてもよい。
このようにすることによって、車両電気負荷4の効率の良い電圧で車両電気負荷4を稼働させるとともに、任意の電力を補助電源装置から供給することが可能となる。
最後に、図1、図2等を参照して、本願の実施の形態について総括する。車両に搭載される電気負荷(車両電気負荷4)との間で電力授受を行なう車両用電源装置は、第1の電力貯蔵装置(バッテリB)と、第1の電力貯蔵装置の正極に接続される第1の正母線と、第1の電力貯蔵装置の負極に接続される第1の負母線と、第1の正母線および第1の負母線からなる第1の母線対と電気負荷との間に設けられる第1の電力変換器(昇圧コンバータ12B)と、第2の電力貯蔵装置(キャパシタ23)と、第2の電力貯蔵装置の正極に接続される第2の正母線と、第2の電力貯蔵装置の負極に接続される第2の負母線と、第2の正母線および第2の負母線からなる第2の母線対と第1の母線対との間に設けられる第2の電力変換器(昇圧コンバータ12C)とを備える。
好ましくは、車両用電源装置は、第1の電力変換器および第2の電力変換器を制御する制御装置30をさらに備える。制御装置30は、第1の電力変換器および第2の電力変換器(昇圧コンバータ12Bおよび12C)を協働させることにより、第1の電力貯蔵装置と電気負荷との間の双方向送電、第2の電力貯蔵装置と電気負荷との間の双方向送電、および第1の電力貯蔵装置と第2の電力貯蔵装置との間の双方向送電を実現する。
好ましくは、第2の電力貯蔵装置は、第1の電力貯蔵装置よりも、エネルギ密度が低く、かつ入出力可能電力が高い。たとえば、第1の電力貯蔵装置をリチウムイオンバッテリ、第2の電力貯蔵装置を電気二重層コンデンサとすることができるが、他の組合せであっても良い。
好ましくは、図3に示すように、第1の電力貯蔵装置と、第2の電力貯蔵装置とは、温度が変化した場合の入出力可能電力特性が異なる変化を示す。
好ましくは、図5、図6で説明したように、制御装置30は、第1の電力貯蔵装置と第2の電力貯蔵装置のいずれか一方の電力貯蔵装置の充電状態を満充電状態に対して50パーセント以上に制御するとともに、いずれか他方の電力貯蔵装置の充電状態を満充電状態に対して50パーセント未満に制御する。
より好ましくは、充電状態が満充電状態に対して50パーセント以上に制御された一方の電力貯蔵装置は、充電状態が満充電状態に対して50パーセント未満に制御された他方の電力貯蔵装置よりも出力特性に優れる。充電状態が満充電状態に対して50パーセント未満に制御された他方の電力貯蔵装置は、充電状態が満充電状態に対して50パーセント以上に制御された一方の電力貯蔵装置よりも入力特性に優れる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 補助電源装置、4 車両電気負荷、7 主電源装置、10B,10C,13,21 電圧センサ、11B,11C,24 電流センサ、12B,12C 昇圧コンバータ、14 インバータ、15 U相アーム、16 V相アーム、17 W相アーム、23 キャパシタ、30 制御装置、40C キャパシタユニット、40B 電池ユニット、41B,41C 温度センサ、B バッテリ、C1,C2 平滑用コンデンサ、D1B,D2B,D1C,D2C,D3〜D8 ダイオード、L1B,L1C リアクトル、M1 モータジェネレータ、PL1B,PL1C,PL2 電源ライン、Q1B,Q2B,Q1C,Q2C,Q3〜Q8 IGBT素子、SBP,SBG,SCP,SCG システムメインリレー、SL 接地ライン。

Claims (5)

  1. 車両に搭載される電気負荷との間で電力授受を行なう車両用電源装置であって、
    第1の電力貯蔵装置と、
    前記第1の電力貯蔵装置の正極に接続される第1の正母線と、
    前記第1の電力貯蔵装置の負極に接続される第1の負母線と、
    前記第1の正母線および前記第1の負母線からなる第1の母線対と前記電気負荷との間に設けられる第1の電力変換器と、
    第2の電力貯蔵装置と、
    前記第2の電力貯蔵装置の正極に接続される第2の正母線と、
    前記第2の電力貯蔵装置の負極に接続される第2の負母線と、
    前記第2の正母線および前記第2の負母線からなる第2の母線対と前記第1の母線対との間に設けられる第2の電力変換器と
    前記第1の電力変換器および前記第2の電力変換器を制御する制御装置とを備え、
    前記第1の電力貯蔵装置は、バッテリを含み、
    前記第2の電力貯蔵装置は、直列に接続された複数のキャパシタを含み、
    前記第2の電力変換器は、前記第1の母線対の電圧が前記第2の母線対の電圧以上となるように昇圧動作可能に構成され、
    前記第1の電力変換器は、前記電気負荷の電圧が前記第1の母線対の電圧以上となるように昇圧動作可能に構成され、
    前記直列に接続された複数のキャパシタの耐圧は、前記第1の母線対の最大電圧よりも低く、
    前記制御装置は、検出温度に対する前記第1の電力貯蔵装置と前記第2の電力貯蔵装置の各々の入出力可能範囲の合計以下となるように要求値を決定し、前記要求値の大きさが前記第2の電力貯蔵装置の入出力可能範囲内である場合は、前記第2の電力貯蔵装置から前記要求値に対応する電力を入出力させ、前記要求値の大きさが前記第2の電力貯蔵装置の入出力可能範囲を超えた場合は、前記第2の電力貯蔵装置から前記入出力可能範囲の上限値に対応する電力を入出力させ、前記第1の電力貯蔵装置から前記要求値と前記上限値との差に対応する電力を入出力させる、車両用電源装置。
  2. 記制御装置は、前記第1の電力変換器および前記第2の電力変換器を協働させることにより、前記第1の電力貯蔵装置と前記電気負荷との間の双方向送電、前記第2の電力貯蔵装置と前記電気負荷との間の双方向送電、および前記第1の電力貯蔵装置と前記第2の電力貯蔵装置との間の双方向送電を実現する、請求項1に記載の車両用電源装置。
  3. 前記第1の電力貯蔵装置と、前記第2の電力貯蔵装置とは、温度が変化した場合の入出
    力可能電力特性が異なる変化を示す、請求項1に記載の車両用電源装置。
  4. 記制御装置は、前記第1の電力貯蔵装置と前記第2の電力貯蔵装置のいずれか一方の電力貯蔵装置の充電状態を満充電状態に対して50パーセント以上に制御するとともに、いずれか他方の電力貯蔵装置の充電状態を満充電状態に対して50パーセント未満に制御する、請求項1に記載の車両用電源装置。
  5. 充電状態が満充電状態に対して50パーセント以上に制御された前記一方の電力貯蔵装置は、充電状態が満充電状態に対して50パーセント未満に制御された前記他方の電力貯蔵装置よりも出力特性に優れ、
    充電状態が満充電状態に対して50パーセント未満に制御された前記他方の電力貯蔵装置は、充電状態が満充電状態に対して50パーセント以上に制御された前記一方の電力貯蔵装置よりも入力特性に優れる、請求項に記載の車両用電源装置。
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