JP3433504B2 - 車両用電源装置 - Google Patents

車両用電源装置

Info

Publication number
JP3433504B2
JP3433504B2 JP06447094A JP6447094A JP3433504B2 JP 3433504 B2 JP3433504 B2 JP 3433504B2 JP 06447094 A JP06447094 A JP 06447094A JP 6447094 A JP6447094 A JP 6447094A JP 3433504 B2 JP3433504 B2 JP 3433504B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
power
sub
vehicle
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06447094A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07245808A (ja
Inventor
將英 小西
誠二 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP06447094A priority Critical patent/JP3433504B2/ja
Publication of JPH07245808A publication Critical patent/JPH07245808A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3433504B2 publication Critical patent/JP3433504B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用電源装置に関す
るものである。
【0002】
【従来技術】近時、電気自動車等の車両の電源装置とし
て、特開昭50−158012号公報に示すように、長
時間に亘って一定電力を放出する一の蓄電池と、急峻な
充・放電が可能な他の蓄電池とを並列接続し、定常走行
時には、上記一の蓄電池を主に用い、加速、制動時に
は、上記他の蓄電池を用いるものが提案されている。こ
れにより、電気エネルギを動力源として用いても、加
速、定常走行、制動のそれぞれの状況時の電力受給を効
果的に行うことができることになり、内燃機関を動力源
とする場合の性能に近づけることができることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記電源装置
においては、蓄電池が用いられ、その蓄電池が電気エネ
ルギを化学反応、さらに言えば、電気化学反応に伴うケ
ミカルポテンシャルの形で貯蔵するものであることか
ら、充・放電においては、化学反応に伴う物質移動が生
じることになる。このため、急峻な充・放電が生じる場
合には、それに応じた物質移動が生じ、蓄電池の劣化は
不可避であり、その回数が多くなればなるほど蓄電池の
劣化はさらに加速されることになる。したがって、蓄電
池の耐久性を確保する必要から、充・放電をある程度抑
制せざるを得ず、車両の加速、制動性能が犠牲になるこ
とになっている。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、車両の加速、制動性能が犠牲にするこ
となく、耐久性を向上させることができる車両用電源装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明(請求項1に係る発明)にあっては、化学反応
に基づき充・放電される主電源と、物理・化学的作用に
基づき充・放電される副電源とが備えられ、前記主・副
電源と車両駆動用電動機とが、電力の分配を制御する電
力分配装置を介して連係され、前記電力分配装置は、定
常走行時において、前記副電源の最大充電量が車速が速
くなるほど小さくされて該副電源の最大充電量未満の範
囲で該副電源に充電を許容するように設定されている一
方、制動時に、前記車両駆動用電動機による回生電力
が、前記副電源の限界値以内では該副電源に供給し、該
副電源の限界値を越えるときには前記主電源に電力供給
するように設定されている、ことを特徴とする車両用電
源装置とした構成としてある。この請求項1の好ましい
態様としては、請求項2以下の記載の通りとなる。
【0006】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、回生電力
が副電源の限界値を越えるときには、その回生電力のう
ちの副電源の限界値までが副電源に蓄積され、その限界
値を越える部分については主電源に充電されることか
ら、充電は、先ずは、電極板等の劣化のない副電源から
行われることになり、これに伴い、主電源においては、
設定能力の範囲内で充電が行われ、急峻な物質移動を回
避できることになる。しかも、この場合、副電源は、そ
の物理・化学的作用に基づき充・放電時に物質移動を伴
わないことから、充電時に、非常に少ない時間遅れをも
って充電されることになる。このため、車両の制動性能
を充分に担保しつつ、主電源、副電源の耐久性を向上さ
せることができることになる。また、定常走行時におい
て、副電源の最大充電量が車速が速くなるほど小さくさ
れて該副電源の最大充電量未満の範囲で該副電源に充電
を許容するように設定されていることから、制動時(定
常走行時から制動時に移行したとき)に、車速に応じて
制動エネルギ(回生電力)を蓄積できる余地を残してお
くことができることになる。
【0007】請求項2に係る発明によれば、力行時にお
いて、電力分配装置が、必要電力が主電源の限界値を越
えると、副電源からの電力供給に切換えるように設定さ
れていることから、主電源からの出力については、急峻
に該主電源の限界値を越えるようなことはなくなり、こ
れに伴い、急峻な物質移動を防止でき、主電源の劣化を
抑制できることになる。その一方、副電源においては、
該副電源にコンデンサのように物理・化学的作用により
充・放電を行う蓄電器を用い、充・放電において物質移
動を伴わないことから、充・放電における時間遅れを蓄
電池に比較して非常に少なくして、急峻な放電要求に対
して的確に対応させることができると共に、電極板等の
劣化を実質的になくすことができることになる。このた
め、車両の加速性能を充分に確保しつつ、主電源、副電
源の耐久性を向上させることができることになる。
【0008】請求項3に係る発明によれば、力行時にお
いて、必要電力が主電源の限界値を越えるときには、そ
の必要電力は、主電源の限界値までは、主電源が出力
し、その主電源の限界値を越える部分については、副電
源が出力することになることから、主電源からの出力に
ついては、急峻に該主電源の限界値を越えるようなこと
はなくなり、急峻な放電に基づく急峻な物質移動を防止
でき、主電源の劣化を抑制できることになる。その一
方、副電源においては、該副電源にコンデンサのように
物理・化学的作用により充・放電を行う蓄電器を用い、
充・放電において物質移動を伴わないことから、充・放
電における時間遅れを蓄電池に比較して非常に少なくし
て、急峻な放電要求に対して的確に対応させることがで
きると共に、電極板等の劣化を実質的になくすことがで
きることになる。このことから、この場合にも、十分な
加速性能を確保しつつ、主電源、副電源の耐久性を向上
させることができることになる。
【0009】請求項4に係る発明によれば、加速要求時
には、副電源には、ほとんど必ず、電力が蓄積されてい
ることになる。このため、随時、加速要求に的確に対処
できることになる。
【0010】請求項5に係る発明によれば、副電源がコ
ンデンサであることから、副電源は、的確に機能するこ
とになり、車両の加速、制動性能の確保と、主・副電源
の耐久性の向上とを確実に達成できることになる。
【0011】請求項6に係る発明によれば、コンデンサ
が電気二重層コンデンサであることから、容量が大容量
となり、必要出力を一定とした場合、副電源の重量は大
幅に減少されることになる。このため、副電源の重量に
よって受ける車両の燃費等の影響を極めて少ないものと
することができることになる。
【0012】請求項7に係る発明によれば、主電源が燃
料電池若しくは鉛蓄電池であることから、主電源は、的
確に機能することになり、この場合にも、車両の加速、
制動性能の確保と、主・副電源の耐久性の向上とを確実
に達成できることになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1において、1は本実施例に係る車両用電源装
置で、該装置1は、主電源2と副電源3と、電動機4
と、電動機制御装置5と、電力分配装置6と、から概略
構成されている。
【0014】上記主電源2は、電気化学反応に基づき充
・放電可能とされるもので、該主電源2には、燃料電
池、鉛電池等のエネルギ密度の高い蓄電池が単独又は複
合して用いられる。
【0015】上記副電源3は、物理・化学的作用に基づ
き充・放電可能とされるもので、該副電源3には、電気
二重層コンデンサ、電解コンデンサ等の大容量蓄電器が
単独又は複合して用いられる。特に、電気二重層コンデ
ンサは、容量が大きく、単位重量当りの出力(例えば約
1KW/Kg)は非常に高出力となっている。
【0016】上記電動機4は、図示を略す駆動システム
を介して該電動機4の出力を車輪に伝達し、これによ
り、車両を駆動するもので、該電動機4には、車両の用
途、制御システム等に応じ、直流電動機、交流電動機等
が適宜選択して用いられる。
【0017】上記電動機制御装置5は、前記電動機4に
印加する電力を制御して、車両の速度を制御する装置
で、該装置5には、抵抗制御方式、チョッパ制御方式等
の通常の制御方式を採用したものが適宜選択して用いら
れる。
【0018】上記電力分配装置6は、主・副電源2、3
と電動機4側(電動機制御装置5)との間、該主・副電
源2、3間において、電力(出力電力、回生電力、蓄積
電力等)の分配を制御するもので、その制御を行うべ
く、該電力分配装置6には、センサ7からのアクセル開
度信号、センサ8からのブレ−キ踏力信号、センサ9か
らの車速信号、センサ10からの加減速度信号、センサ
11からの副電源3の充電量QAUX 信号等の各種信号が
入力されている。
【0019】上記電力分配装置6の制御内容の概略につ
いて述べれば、力行時においては、図2に示すように、
放電要求出力Pが主電源2の最大出力PMmax(例えば定
格出力)以下のときには、主電源2のみが出力する一
方、放電要求出力Pが主電源2の最大出力PMmaxを越え
るときがあるような場合には、図3、図4に示すよう
に、その放電要求出力Pは、主電源2の最大出力PMmax
までは、主電源2が出力し、その主電源2の最大出力P
Mmaxを越える部分については、副電源3が出力すること
になっている。これにより、主電源2からの出力につい
ては、急峻に該主電源2の最大出力PMmaxを越えるよう
なことはなくなり、急峻な放電に基づく急峻な物質移動
を防止でき、主電源2の劣化を抑制できることになる。
一方、副電源3においては、該副電源3にコンデンサの
ように物理・化学的作用により充・放電を行う蓄電器を
用い、充・放電において物質移動を伴わないことから、
充・放電における時間遅れは蓄電池に比較して非常に少
なく、急峻な放電に対して対応できると共に、電極板等
の劣化は実質的には生じないことになる。このことか
ら、十分な加速性能を確保しつつ、主電源2、副電源3
の耐久性を向上させることができることになる。
【0020】勿論、上記力行時の場合の変形例として、
放電要求出力Pが主電源2の最大出力PMmaxを越えると
き、副電源3からの出力だけですべてまかなうようにし
てもよい。このとき、副電源3として、大容量コンデン
サである電気二重層コンデンサを用いるのが好ましい。
【0021】上記力行時の場合の別の変形例として、放
電要求出力Pの急峻な立上り部(図5中、a〜b間)
を、図6、図7に示すように、副電源3と、主電源2と
で分担するようにしてもよい。すなわち、本変形例にお
いては、限界値として、前述の絶対値PMmax、変化率d
PM /dtの最大値が設けられ(但し、tは時間)、そ
の両者の論理和をとって、いずれかの限界値を越えたと
き、そのときの放電要求出力Pを副電源3と主電源2と
で分担するようになっている。
【0022】また、制動時においては、回生電力Pret
が副電源定格充電電力PAUXretmax以下のときには、そ
の回生電力Pret は副電源3のみに充電される一方、回
生電力Pret が副電源定格充電電力PAUXretmax を越え
るときがあるような場合には、図8〜図10に示すよう
に、その回生電力Pret のうちの副電源定格充電電力P
AUXretmax までが副電源3に蓄積され、その電源定格充
電電力PAUXretmax を越える部分については主電源2に
充電されることになっている。このように、充電は、先
ずは、電極板等の劣化のない副電源3から行われること
になり、これに伴い、主電源2においては、設定能力の
範囲内で充電が行われ、急峻な物質移動を回避できるこ
とになる。このため、制動時においても、主・副電源電
源2、3の劣化を防止できることになる。しかも、この
場合、副電源3は、その物理・化学的作用に基づき充・
放電時に物質移動を伴わないことから、充電時に、非常
に少ない時間遅れをもって充電されることになり、車両
の減速性能が充分に担保されることになる。
【0023】さらに、定常走行時においては、副電源3
の充電量QAUX が副電源最大充電量Qmax 以上となって
いるときには、副電源3に対する充電は行われない一
方、副電源3の充電量QAUX が副電源最大充電量Qmax
未満のときには、副電源3に対する充電が行われること
になっている。これにより、随時、加速要求に対処でき
ることになる。
【0024】次に、上記電力分配装置5の制御内容を、
図11、図12のフロ−チャ−トを参照しつつ詳述す
る。尚、Sはステップを示す。先ず、S1において、ア
クセル開度、ブレーキ踏力、車速、加減速度、副電源3
充電量QAUX 等の各種情報が読込まれ、次のS2におい
て、アクセル開度、ブレーキ踏力、車速、加減速度に基
づき、走行状態が定常走行状態か否かが判別される。走
行状態に応じた制御を行うためである。S2の判別がY
ESとされ、走行状態が定常走行状態とされたときに
は、副電源3最大充電量Qmax が車速を用いて図13に
基づき演算される。副電源3が充電可能か否かの判断基
準を求めるためである。この場合、図13に示すよう
に、副電源最大充電量Qmax は、車速がゼロのとき、副
電源最大定格容量QAUXmaxとされ、車速が大きくなるほ
ど、しだいに小さくなるように設定されている。これ
は、車速がゼロのときには、発進加速のための電力を確
保するために、最大限、充電可能とする方が好ましい一
方、車速がゼロ以外のときには、加速の他に、各車速に
応じて制動エネルギ(回生電力)を蓄積できる余地を残
しておく必要があるからである。
【0025】次のS4においては、上記S3の副電源最
大充電量Qmax が副電源充電量QAUX よりも小さいか否
かが判別される。これは、副電源3が充電可能か否かを
判別するために行われる。上記S4がNOのときには、
副電源3の充電量QAUX が副電源最大充電量Qmax 以上
となっていることから、S5において、副電源3に対す
る充電は行われない一方、上記S4がYESのときに
は、副電源3の充電量QAUX が副電源最大充電量Qmax
に満たず、充電可能であることから、S6において、副
電源3に対する充電が行われることになる。これによ
り、制動時の回生電力の蓄積を考慮しつつ、随時、加速
要求に対処できることになる。
【0026】前記S2がNOのときには、S7におい
て、アクセル開度、ブレーキ踏力、車速、加減速度に基
づき、走行状態が加速状態か否かが判別され、S7がY
ESとされ、走行状態が加速状態と判断されるときに
は、S8において、車速、アクセル開度を用いて、放電
要求出力Pが演算される。そして、次のS9において、
放電要求出力Pが主電源2の最大出力PMmax以上か否か
が判別される。これは、後述するように、放電要求出力
Pを主・副電源2、3で分担する必要があるか否かを判
別するために行われる。このS9の判別の結果、放電要
求出力Pが主電源2の最大出力PMmax未満と判断された
ときには(S9がNOのときには)、S10において、
主電源2は、主電源出力PM として、放電要求出力Pを
出力する。これは、主電源2の設定能力の範囲内での出
力であって、急峻な出力ではないからであり、該主電源
2の劣化を考慮する必要がないからである。その一方、
上記S9の判別の結果、放電要求出力Pが主電源2の最
大出力PMmax以上と判断されたときには(S9がYES
のときには)、S11において、主電源2が、主電源出
力PM として、該主電源2の最大出力PMmaxを出力する
一方、副電源3は、副電源出力PAUX として、放電要求
出力Pと副電源出力PAUX との差分P−PAUX を出力す
る。これは、放電に際し、放電要求出力Pを分担して、
主電源2が最大出力PMmax以上の電力を出力しないよう
にすると共に、副電源3の性質を有効に利用しようとし
ているのである。すなわち、主電源2の最大出力PMmax
以上の放電要求出力Pを出力しなければならない場合に
は、主電源2については、出力を設定能力の範囲内で行
って、急峻な出力を避け、物質移動に基づく主電源の劣
化を抑制しようとし、副電源3については、物理・化学
的作用に基づく充・放電により物質移動を伴わない性質
を利用して、非常に少ない時間遅れをもって高出力を出
力して、車両の加速性能を充分に担保させると共に、物
質移動に基づく電極板等の劣化自体が生じないようにし
ているのである。
【0027】前記S7がNOのときは、走行状態が制動
状態であることから、S12において、車速、減速度を
用いて、回生電力Pret が演算され、次のS13におい
て、副電源3の充電が可能か否かを判断するため、副電
源最大定格容量QAUXmaxが副電源充電量QAUX より大き
いか否かが判別される。そして、次のS14において、
副電源定格充電電力PAUXretmax が回生電力Pret より
も大きいか否かが判別される。これは、回生電力Pret
が副電源定格充電電力PAUXretmax を越す場合があり得
るか否かを判断するためである。上記S14がYESの
ときには、回生電力Pret が副電源定格充電電力PAUXr
etmax 未満であることから、その回生電力Pret が副電
源充電電力PAUXretとして副電源3が充電される。その
一方、S14がNOのときには、回生電力Pretが副電
源定格充電電力PAUXretmax 以上であることから、その
回生電力Pret は分担され、副電源3には、副電源充電
電力PAUXretとして、副電源定格充電電力PAUXretmax
が充電され、主電源2には、主電源充電電力PMretとし
て、回生電力Pret と副電源定格充電電力PAUXretmax
との差分Pret −PAUXretmax が充電される。このよう
に、充電は、先ず、電極板等の劣化のない副電源3から
行われることになり、これに伴い、主電源2において
は、設定能力の範囲内で充電が行われ、急峻な物質移動
を回避できることになる。このため、制動時において
も、主・副電源電源2、3の劣化を防止できることにな
る。しかも、この場合、副電源3は、その物理・化学的
作用に基づき充・放電時に物質移動を伴わないことか
ら、充電時に、非常に少ない時間遅れをもって充電され
ることになり、車両の減速性能が充分に担保されること
になる。
【0028】前記S13がNOのときには、副電源充電
量QAUX が副電源最大定格容量QAUXmax以上であること
から、回生電力Pret を、副電源3にではなく、主電源
2に充電させることになるが、その際、その回生電力P
ret を主電源2に安全に充電させるべく、S17におい
て、回生電力Pret が主電源定格充電電力PMretmaxよ
りも大きいか否かが判別され、このS17がNOのと
き、直接、S19に進んで、主電源2に、回生電力Pre
t を主電源充電電力PMretとして充電する一方、S17
がYESのとき、S18において、主電源定格充電電力
PMretmax を回生電力Pret と設定し、この後、前記S
19に進むことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る電源装置の全体構成図。
【図2】主電源の最大出力を越す場合を有する放電要求
出力を示す図。
【図3】図2の場合において、副電源が分担する出力を
示す図。
【図4】図2の場合において、主電源が分担する出力を
示す図。
【図5】急峻な立上がりを有する放電要求出力を示す
図。
【図6】図5の場合において、副電源が分担する出力を
示す図。
【図7】図5の場合において、主電源が分担する出力を
示す図。
【図8】副電源定格充電電力を越す場合を有する回生電
力を示す図。
【図9】図8の場合において、主電源に分担される充電
電力を示す図。
【図10】図8の場合において、副電源に分担される充
電電力を示す図。
【図11】実施例に係る電源装置の制御例を示すフロ−
チャ−ト。
【図12】図11の続きを示すフロ−チャ−ト。
【図13】副電源最大充電量と車速との関係を示す図。
【符号の説明】
1 車両用電源装置 2 主電源 3 副電源 4 電動機 6 電力分配装置 P 放電要求出力 PMmax 主電源の最大出力 Qmax 副電源最大充電量 QAUX 副電源充電量 Pret 回生電力 PAUXretmax 副電源定格充電電力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−30608(JP,A) 特開 平4−340328(JP,A) 特開 昭50−158012(JP,A) 特開 平5−328522(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 11/00 - 11/18 H01M 10/44 H02J 7/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化学反応に基づき充・放電される主電源
    と、物理・化学的作用に基づき充・放電される副電源と
    が備えられ、 前記主・副電源と車両駆動用電動機とが、電力の分配を
    制御する電力分配装置を介して連係され、 前記電力分配装置は、定常走行時において、前記副電源
    の最大充電量が車速が速くなるほど小さくされて該副電
    源の最大充電量未満の範囲で該副電源に充電を許容する
    ように設定されている一方、制動時に、前記車両駆動用
    電動機による回生電力が、前記副電源の限界値以内では
    該副電源に供給し、該副電源の限界値を越えるときには
    前記主電源に電力供給するように設定されている、 ことを特徴とする車両用電源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記電力分配装置は、力行時、必要電力が前記主電源の
    限界値を越えると、前記副電源からの電力供給に切換え
    るように設定されている、 ことを特徴とする車両用電源装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記電力分配装置は、力行時、必要電力が主電源の限界
    値を越えると、該必要電力のうちの該限界値を越える量
    が、前記副電源から電力供給されるように設定されてい
    る、 ことを特徴とする車両用電源装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記電力分配装置は、定常走行時、必要電力が主電源の
    限界値を越えないとき、余剰電力を副電源に電力蓄積す
    るように設定されている、 ことを特徴とする車両用電源装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4において、 前記副電源がコンデンサである、 ことを特徴とする車両用電源装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記コンデンサが電気二重層コンデンサである、 ことを特徴とする車両用電源装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4において、 前記主電源が燃料電池若しくは鉛蓄電池である、 ことを特徴とする車両用電源装置。
JP06447094A 1994-03-08 1994-03-08 車両用電源装置 Expired - Fee Related JP3433504B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06447094A JP3433504B2 (ja) 1994-03-08 1994-03-08 車両用電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06447094A JP3433504B2 (ja) 1994-03-08 1994-03-08 車両用電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07245808A JPH07245808A (ja) 1995-09-19
JP3433504B2 true JP3433504B2 (ja) 2003-08-04

Family

ID=13259154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06447094A Expired - Fee Related JP3433504B2 (ja) 1994-03-08 1994-03-08 車両用電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3433504B2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3946623B2 (ja) 2002-11-29 2007-07-18 本田技研工業株式会社 燃料電池車両の制御装置
US8027759B2 (en) 2002-11-29 2011-09-27 Honda Motor Co., Ltd. Fuel cell vehicle system
JP4179351B2 (ja) 2006-07-07 2008-11-12 トヨタ自動車株式会社 電源システムおよびそれを備えた車両、電源システムの制御方法、ならびに電源システムの制御をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP4702333B2 (ja) * 2007-07-18 2011-06-15 トヨタ自動車株式会社 電源システムおよびそれを備えた電動車両
JP4631930B2 (ja) * 2008-05-14 2011-02-16 トヨタ自動車株式会社 車両の電源装置
JP4960407B2 (ja) * 2009-05-20 2012-06-27 三菱電機株式会社 車両用駆動電源装置
JP5189607B2 (ja) * 2010-02-04 2013-04-24 トヨタ自動車株式会社 車両用電源装置
JP5790934B2 (ja) * 2011-09-09 2015-10-07 マツダ株式会社 ハイブリッド電源式電動車両
JP5822779B2 (ja) * 2012-04-27 2015-11-24 三菱電機株式会社 蓄電システムおよびその充放電制御方法
JP5683627B2 (ja) 2013-03-22 2015-03-11 トヨタ自動車株式会社 電源制御装置
JP5683628B2 (ja) 2013-03-22 2015-03-11 トヨタ自動車株式会社 電源制御装置
JP6167604B2 (ja) * 2013-03-27 2017-07-26 いすゞ自動車株式会社 ハイブリッド電動車両
JP6370740B2 (ja) * 2015-05-18 2018-08-08 エスペック株式会社 電源装置及び充放電試験装置
JP6284921B2 (ja) * 2015-11-28 2018-02-28 本田技研工業株式会社 電力供給システム及び輸送機器、並びに、電力伝送方法
JP6563821B2 (ja) * 2016-01-13 2019-08-21 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
JP6391604B2 (ja) * 2016-01-26 2018-09-19 本田技研工業株式会社 電力供給システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07245808A (ja) 1995-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3433504B2 (ja) 車両用電源装置
JP3912475B2 (ja) ハイブリッド電気自動車の発電制御装置
JP3300295B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
US5945808A (en) Hybrid electric vehicle with battery management
JP3180304B2 (ja) ハイブリット車の電源回路
US6262491B1 (en) Control system for hybrid vehicle
JP2000175306A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2005063682A (ja) バッテリ冷却制御装置
JPH11164402A (ja) ハイブリッド車両の制御装置及び制御方法
JP6711315B2 (ja) 制御装置及び車載システム
JP2004328906A (ja) ハイブリッド車両の充電制御装置
JPH11289607A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP3268107B2 (ja) 電気自動車の制御装置
JPH10309002A (ja) ハイブリッド車のエネルギ回生装置
JP3700531B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP3214285B2 (ja) シリーズハイブリッド車における発電制御方法及び装置
JP3047741B2 (ja) シリーズハイブリッド車における発電制御方法
JP4110979B2 (ja) 車両用電源装置
JP2004166350A (ja) 電池制御装置
JP3094701B2 (ja) 電気自動車用エンジン駆動発電機の制御装置
JP4192658B2 (ja) 車両の制御装置および制御方法
JP2000166105A (ja) バッテリ充電状態制御装置
JP3794224B2 (ja) 車両用電源装置
JPH07231506A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2004328961A (ja) 車両の充放電制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080530

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080530

Year of fee payment: 5

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080530

Year of fee payment: 5

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080530

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080530

Year of fee payment: 5

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080530

Year of fee payment: 5

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090530

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090530

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090530

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090530

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090530

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090530

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100530

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees