JP6370740B2 - 電源装置及び充放電試験装置 - Google Patents
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Description
一方、小電流領域又は小電圧領域の充放電特性を精度よく取得するために、小電流領域の電流又は小電圧領域の電圧を精度よく出力可能な電源を用いると、当該電源においては高電流又は高電圧を出力できない。その結果、高電流領域又は高電圧領域の充放電特性を取得できない。
本発明の一見地に係る電源装置は、接続端子と、複数の副電源と、合計電流制御部と、を備える。接続端子は外部負荷を接続するための端子である。複数の副電源は、接続端子において共通に接続される。複数の副電源は、それぞれが個別に副電流を出力する。合計電流制御部は、各副電源から出力される副電流の電流値を制御することにより、合計電流の電流値を制御する。合計電流は、各副電源から出力される副電流が接続端子にて合計されることにより生成される。合計電流は、接続端子から出力される。
これにより、出力レンジをまたいで合計電流を減少する場合において、副電流を出力する副電源の数が少なくとも1つ減少して出力レンジが減少したタイミングにて直ちに合計電流の減少を開始して、連続的に合計電流を減少できる。
これにより、出力レンジをまたいで合計電流を減少する場合において、出力レンジが減少する前に第1状態の副電源のうちの少なくとも1つの副電流の減少を開始して、シームレスな合計電流の減少を実現できる。
これにより、出力レンジをまたいで合計電流を増加する場合において、少なくとも1つの第2状態の副電源が第1状態に遷移したタイミングにて直ちに合計電流の増加を開始して、連続的に合計電流を増加できる。
これにより、出力レンジをまたいで合計電流を増加する場合において、少なくとも1つの第2状態の副電源が第1状態に遷移する前に出力レンジを増加して、シームレスな合計電流の増加を実現できる。
これにより、副電源が第3状態である場合には、当該副電源の電流源と接続端子とを電気的に切断できる。すなわち、第3状態の副電源から誤って副電流が出力されたり、当該副電源へ電流が流入したりすることを回避できる。
これにより、上記の電源装置を用いて、充放電可能なデバイスの充放電試験を広い電流値範囲にて実行できる。
この場合、放電用負荷は、入力端子と、複数の副負荷と、放電負荷制御部とを有していてもよい。入力端子は、充放電可能なデバイスを接続するための端子である。複数の副負荷は、入力端子において共通に接続される。放電負荷制御部は、入力端子から見たインピーダンスが所望の値となるように、各副負荷の副インピーダンスを制御する。
これにより、外部負荷と副負荷とを切り離すタイミングを設けることなく、入力端子から見たインピーダンスを広い範囲にて変動できる。
(1−1)充放電試験装置の概略
以下、本実施形態に係る電源装置について説明していく。以下においては、電気二重層キャパシタや二次電池といった充放電可能なデバイスの充放電試験を行う充放電試験装置100に、本実施形態の電源装置1を用いる場合の例について説明していく。
まず、本実施形態の電源装置1が用いられた充放電試験装置100の構成について、図1を用いて説明する。図1は、充放電試験装置及び電源装置の構成を示す図である。
充放電試験装置100は、電源装置1を備える。電源装置1は、充放電切替部5(後述)を介して、外部負荷Lである二次電池に接続されている。電源装置1は、外部負荷Lである二次電池の充電試験のための電源として機能する。つまり、電源装置1は、外部負荷Lである二次電池に電流を供給する。電源装置1の構成については、後ほど詳しく説明する。
例えば、外部負荷Lである二次電池の定電流放電試験を実行したい場合、放電用負荷3は、放電用負荷3に入力される入力電流が一定となるようにそのインピーダンスを制御する。これにより、放電用負荷3は、外部負荷Lである二次電池の電圧が放電により変化(低下)しても、一定の入力電流を入力できる。
一方、端子aと端子cとが接続された場合には、充放電切替部5は放電用負荷3と外部負荷Lとを接続する。すなわち、端子aと端子cとが接続されている場合には、外部負荷Lである二次電池の放電試験を実行できる。
なお、制御部7として専用コントローラを採用する場合、専用コントローラは、電源装置1に搭載されている場合や、別の場所に設置され電源装置1と専用プロトコルで通信するよう構成される場合等、様々な形態が考えられる。
また、外部負荷Lは上記の充放電可能なデバイスに限られず、種々の機器を外部負荷Lとできる。
次に、電源装置1の詳細な構成について、図1を用いて説明する。電源装置1は、接続端子11を有する。接続端子11は、充放電切替部5を介して、外部負荷Lを接続するための端子である。具体的には、接続端子11は、充放電切替部5の端子bに接続されている。
電源装置1は、複数の副電源13−1、13−2、13−3を有する。図1に示す本実施形態の電源装置1は、3つの副電源13−1、13−2、13−3を有している。しかしこれに限られず、合計電流Iの出力レンジ等に基づいて決められた所定の数の副電源を有していてもよい。
複数の副電源13−1、13−2、13−3は、それぞれ個別に副電流i1、i2、i3を出力する。上記のように、複数の副電源13−1、13−2、13−3は接続端子11において並列接続されているため、接続端子11においては、上記の副電流i1、i2、i3が合計される。その結果、副電流i1、i2、i3が合計されることにより生成される電流が、合計電流Iとして外部負荷Lへと供給される。
なお、副電源13−1、13−2、13−3の構成については後ほど詳しく説明する。
電源装置1が上記の複数の副電源13−1、13−2、13−3と合計電流制御部15とを有することにより、電源装置1は、副電流i1、i2、i3の電流値を個別に制御して、各副電源13−1、13−2、13−3の副電流の出力精度と同等の出力精度にて合計電流Iを制御できる。
次に、電源装置1の副電源13−1、13−2、13−3の構成について、図2を用いて詳しく説明する。図2は、副電源と合計電流制御部の構成を示す図である。なお、以下においては、副電源13−1の構成を例にとって説明する。なぜなら、他の副電源13−2、13−3の構成も、副電源13−1と同じだからである。
副電源13−1は、電流源131−1を有する。電流源131−1は、副電流i1を出力する。電流源131−1としては、例えば、副電流i1を制御可能な定電流電源を用いることができる。
本実施形態において、電流計133−1はシャント抵抗である。シャント抵抗である電流計133−1においては、シャント抵抗に流れる副電流i1により当該シャント抵抗にて生じる電圧降下を電圧計などにより測定することにより、副電流i1の電流値を測定できる。電流計133−1としては、シャント抵抗の他に、クランプ電流計やホール素子等の電流検出素子などの一般的な電流計を用いることができる。
次に、電源装置1の合計電流制御部15の構成について、図2を用いて説明する。合計電流制御部15は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などの記憶装置、及び各種インターフェースを備えた電源装置1を制御するためのマイコンシステムである。以下において説明する合計電流制御部15の各構成要素の機能は、上記のマイコンシステムにて動作可能なプログラムにて実現されていてもよい。この場合、当該プログラムは上記の記憶装置に記憶されていてもよい。
また、以下に説明する合計電流制御部15の各構成要素の機能はカスタムICなどにより実現されてもよい。
合計電流制御部15は、副電流制御部151−1を有する。副電流制御部151−1は、副電源13−1の電流源131−1から出力される副電流i1の電流値を制御する。具体的には、副電流制御部151−1は、以下の3種類の副電流i1のいずれかを電流源131−1から出力させる。
副電流制御部151−1は、必要に応じて、電圧計9から外部負荷Lの電圧を入力する。例えば、外部負荷Lとして二次電池を電源装置1に接続し、当該二次電池にて定電圧充電を行いたい場合、副電流制御部151−1は、特に副電源13−1が第2状態にあって副電流i1が時間的に変動している場合に、二次電池の電圧が一定となるように、副電流i1の電流値I21(t)を制御する。
具体的には、例えば、副電源13−1、13−2、13−1がそれぞれ、第1状態、第2状態、第3状態となっている状態から、副電源13−2が第2状態から第1状態へ遷移し、副電源13−3が第3状態から第2状態へ遷移したとする。すなわち、副電流を出力する副電源の個数が2から3に増加した場合を考える。
なお、「副電源13−2が第2状態から第1状態へ遷移する」とは、副電源13−2の副電流i2が、第1電流値I12より小さい電流値I22(t)から増加して第1電流値I12と一定となることを言う。また、「副電源13−3が第3状態から第2状態へ遷移する」とは、副電源13−3の副電流i3が、0から第1電流値I13より小さい電流値I23(t)へと増加して時間的に変動し始めることを言う。
この場合、合計電流I(図4においては太実線にて示す)は、第1電流値I11よりも大きく、第1電流値I11と第1電流値I12との和I11+I12よりも小さい電流値範囲にて合計電流Iを変動できる。すなわち、不等式I11<I<I11+I12が成立している。
この場合、合計電流Iは、上記の2つの第1電流値I11、I12の和I11+I12よりも大きく、上記の3つの第1電流値I11、I12、I13の和I11+I12+I13よりも小さい電流値範囲にて合計電流Iを変動できる。
すなわち、不等式I11+I12<I<I11+I12+I13が成立している。このように、第1状態の副電源の個数を1増加することにより、合計電流Iの出力レンジの下限値と上限値とが共に増加していることが分かる。
例えば、副電源13−1、13−2、13−3がそれぞれ、第1状態、第2状態、第3状態である場合に、副電源13−3のみが第3状態から第2状態へと遷移した場合、すなわち、第2状態の副電源の個数が1から2に増加した場合、合計電流IはI11+I22(t)+I23(t)となる。
例えば、副電源13−3の電流源131−3に出力精度の高い副電流i3を出力可能な定電流電源を用いて、他の副電源13−1、13−2を第1状態にするか否かにより合計電流Iの出力レンジを変更する場合を考える。この場合、図5に示すように、第1状態の副電源の個数を増減して合計電流Iの出力レンジをどのレンジに変更したとしても、高精度に変動可能な副電流i3(=I23(t))のみにより、広い電流値範囲にて合計電流Iを高精度に変動できる。図5は、合計電流の各出力レンジにおいて合計電流を高精度に変動できることを示す図である。
(1−3−1)電源装置における合計電流の減少方法
以下、本実施形態に係る電源装置1の動作について説明する。まず、本実施形態に係る電源装置1における合計電流Iの減少方法について説明する。以下では、合計電流Iの減少方法について、本実施形態の電源装置1を、充放電試験装置100において、外部負荷Lである二次電池の充電試験を行うための電源として用いる場合を例にとって説明する。特に、外部負荷Lである二次電池の充電試験の定電圧充電領域における電源装置1の動作を例にとって説明する。なぜなら、定電圧充電領域においては、外部負荷Lである二次電池にダメージを与えないように、二次電池に合計電流Iを精度よく制御して供給する必要があるからである。
一般的に、高電流値の電流を出力可能な電源は、低電流領域において電流を精度よく制御できない。一方、高精度に電流を変動可能な電源は、一般的に、高電流を出力できない。また、広い電流値領域において高精度に電流を出力可能な電源は高価である。
以下に説明する定電圧充電における電源装置1の動作では、合計電流Iの電流値が最大の電流値I11+I12+I13から0になるまでの動作を、図6及び図7を用いて説明する。図6は、合計電流の減少プロセスにおける合計電流Iの出力パターンと各副電源からの副電流の出力パターンの一例を示す図である。図7は、合計電流の減少プロセスにおける電源装置の動作を示すフローチャートである。
自身が制御する第2状態の副電源13−1の副電流i1の電流値が0ではない場合(ステップS14において「No」の場合)、すなわち、自身が制御する副電源13−1が第2状態を保持している場合、合計電流の減少プロセスはステップS15へ進む。
一方、自身が制御する第2状態の副電源13−1の副電流i1の電流値が0である場合(ステップS14において「Yes」の場合)、すなわち、自身が制御する副電源13−1が第2状態から第3状態へと遷移した場合、合計電流の減少プロセスはステップS16へ進む。この段階において、合計電流Iの出力レンジは1減少する。
一方、合計電流Iが所望の電流値となっていると判定された場合(ステップS15において「Yes」の場合)、合計電流の減少プロセスは終了する。
例えば、合計電流Iの所望の電流値がI12+I13である場合には、副電源13−1の副電流i1を0として副電源13−1を第3状態へ遷移させる一方、他の副電源13−2、13−3を第1状態に保持すれば、合計電流Iは所望の電流値I12+I13となる。このような場合には、合計電流Iの出力レンジを減少しただけで合計電流Iを所望の電流値とできたと判断し、合計電流の減少プロセスを完了できる。
具体的には、副電源13−2の電流計133−2から入力した副電流i2の電流値が第1電流値I12であるか、及び/又は、副電源13−3の電流計133−3から入力した副電流i3の電流値が第1電流値I13であれば、副電流制御部151−1は、第1状態である副電源が少なくとも1つ存在していると判定できる。
本実施形態においては、副電流制御部151−1は、副電源13−1を第3状態に遷移後、副電源13−1の次に出力レンジが大きい副電源13−2を第1状態から第2状態へと遷移させると判断する。具体的には、副電流制御部151−1は、副電源13−2の副電流i2を制御する副電流制御部151−2に対して、副電流i2の第1電流値I12からの減少を開始することを指令する。
上記のステップS12を実行して第1状態の副電源の個数を1減少後、合計電流の減少プロセスは上記のステップS13〜S17を実行する。
具体的には、図6の時間T1まで、副電源13−1が第2状態である一方、他の2つの副電源13−2、13−3が第1状態となっている。この場合、合計電流Iの出力レンジは、I12+I13からI11+I12+I13の範囲となっている。
その後、時間T1において、第2状態であった副電源13−1の副電流i1は0となり(第3状態へ遷移し)、出力レンジが1減少する。このとき、合計電流Iを0とするためには合計電流Iをさらに減少する必要があると判断される。なぜなら、現在の出力レンジにて合計電流Iを減少しない場合には、I12+I13の電流値を有する合計電流Iしか出力できないからである。
そのため、時間T2においては、第2状態であった副電源13−2が第3状態へ遷移する一方、第1状態であった副電源13−3の副電流i3の電流値が第1電流値I13から減少を開始し、副電源13−3が第1状態から第2状態へと遷移する。この結果、合計電流Iは、0からI13までの範囲で減少可能となる。すなわち、副電流を出力する副電源の個数が2から1へと減少することにより、合計電流Iの最低値がI13から0へ、最大値がI12+I13からI13へ減少する。つまり、副電流を出力する副電源の個数が2から1へさらに1減少することにより、合計電流Iの出力レンジがさらに1段階減少する。
また、ステップS12〜S17を実行することにより、出力レンジをまたいで合計電流Iを減少する場合において、出力レンジの減少後に直ちに合計電流Iの減少を開始して、連続的に合計電流Iを減少できる。
上記(1−3−1)においては、合計電流Iを時間とともに減少させる場合についての電源装置1の動作を説明した。しかし、合計電流Iを減少させる場合に限られず、合計電流Iを所望の電流値まで増加させる場合も上記と同様にして、スムーズに合計電流Iの増加と出力レンジの増加とを実行できる。
以下、外部負荷L(二次電池に限られない)に対して供給する合計電流Iを増加する方法について、図8及び図9を用いて説明する。図8は、合計電流増加時の合計電流Iの出力パターンと各副電源からの副電流の出力パターンの一例を示す図である。図9は、合計電流Iを増加させるときの電源装置1の動作を示すフローチャートである。
以下においては、合計電流Iを0からI1’+I12+I13(I1’<I11)まで、時間T6にて時間に対して一定割合にて増加させる場合を例にとって説明する。
一方、第3状態である副電源のいずれかを第2状態へ遷移させる必要がないと判断した場合(ステップS21において「No」の場合)、合計電流の増加プロセスはステップS23に進む。
自身が制御する第2状態の副電源13−3の副電流i3の電流値が第1電流値I13に到達していない場合(ステップS24において「No」の場合)、すなわち、自身が制御する副電源13−3が第2状態を保持している場合、合計電流増加のプロセスはステップS25へ進む。
一方、自身が制御する第2状態の副電源13−3の副電流i3の電流値が第1電流値I13である場合(ステップS24において「Yes」の場合)、すなわち、自身が制御する副電源13−3が第2状態から第1状態へと遷移した場合、合計電流増加のプロセスはステップS26へ進む。
一方、合計電流Iが所望の電流値となっていると判定された場合(ステップS25において「Yes」の場合)、合計電流の増加を終了する。例えば、本実施形態のように、合計電流Iの所望の電流値がI1’+I12+I13である場合、ステップS25において第2状態である副電源13−1の副電流i1の電流値がI1’となった場合に、合計電流Iは所望の電流値となったと判断されて、合計電流の増加を終了する。なお、ここでは、第1電流値I11よりも小さな電流値I1’にて副電流i1が一定となった場合も、副電源13−1は第2状態にあるとする。
具体的には、副電源13−2の電流計133−2から入力した副電流i2の電流値が0であるか、及び/又は、副電源13−1の電流計133−1から入力した副電流i1の電流値が0であれば、副電流制御部151−3は、第3状態である副電源が少なくとも1つ存在していると判定できる。
本実施形態においては、副電流制御部151−3は、副電源13−3が第1状態になった後には、副電源13−3の次に出力レンジが大きい副電源13−2を第3状態から第2状態へと遷移させると判断する。具体的には、副電流制御部151−3は、副電源13−2の副電流i2を制御する副電流制御部151−2に対して、副電流i2の増加を開始することを指令する。
上記のようにステップS22を実行して出力レンジを1増加後、上記のステップS23〜S27が実行される。
具体的には、図8の合計電流Iの増加開始から時間T4までは、副電源13−3が第2状態である一方、他の2つの副電源13−1、13−2が第3状態となっている。この場合、合計電流Iの出力レンジは、0からI13の範囲である。
そのため、時間T4において、第3状態であった副電源13−2の副電流i2の電流値を0から増加させ、副電源13−2を第3状態から第2状態へと遷移する。すなわち、副電源13−3の副電流i3が第1電流値I13となったタイミングにおいて、副電源13−2を第3状態から第2状態に遷移して、出力レンジの増加と合計電流Iの増加が実行される。
副電源13−2が第3状態から第2状態へと遷移して副電流を出力する副電源の数が1から2へ1増加すると、合計電流Iの出力レンジはI13からI12+I13までの範囲となる。すなわち、副電流を出力する副電源の個数が1から2へ増加することにより、出力レンジの最低値が0からI13へ増加し、最大値がI13からI12+I13へとI12だけ増加する。つまり、副電流を出力する副電源の個数が1増加することにより、合計電流Iの出力レンジが1段階増加している。
そのため、時間T5においては、第3状態であった副電源13−1の副電流i1の電流値が0から増加を開始し、副電源13−1が第3状態から第2状態へと遷移する。すなわち、副電源13−2の副電流i2が第1電流値I12となったタイミングにおいて、副電源13−1が第3状態から第2状態へ遷移して、出力レンジの増加と合計電流Iの増加が実行される。
副電源13−1が第2状態へ遷移して副電流を出力する副電源の個数が2から3へ1増加後、合計電流Iの出力レンジの最低値がI13からI12+I13へ増加し、最大値がI12+I13からI11+I12+I13へ増加する。つまり、副電流を出力する副電源の個数が2から3へさらに1増加することにより、合計電流Iの出力レンジがさらに1段階増加している。
また、ステップS22〜S27を実行することにより、上記のように出力レンジをまたいで合計電流Iを増加する場合において、少なくとも1つの副電源が第1状態となった後直ちに合計電流Iと出力レンジとを増加して、連続的に合計電流Iを増加できる。
上記の第1実施形態に係る電源装置1においては、合計電流Iは、第2状態の副電源の副電流が0(出力レンジ減少時)となったタイミングにて第1状態の副電源を第2状態へ遷移することにより出力レンジをまたいで減少されていた。または、第2状態の副電源の副電流が第1電流値となったタイミングにて、第3状態の副電源のうちの1つを第2状態へ遷移することにより、出力レンジをまたいだ合計電流Iの増加が行われていた。しかし、これに限られず、第2実施形態に係る電源装置1’においては、第2状態の副電源の副電流が0又は第1電流値になる前に、第1状態の副電源の副電流の減少、又は、第3状態の副電源の副電流の増加が開始される。
以下に説明する第2実施形態の電源装置1’においては、副電流が0又は第1電流値になる前に副電流の減少又は増加が開始されること以外は、第1実施形態の電源装置1と同じである。従って、以下においては、第2実施形態の電源装置1’における合計電流Iの減少方法及び増加方法についてのみ説明し、電源装置1’の構成の説明などは省略する。
以下、第2実施形態に係る電源装置1’における合計電流の減少方法を、図10及び図11を用いて説明する。図10は、第2実施形態に係る電源装置における合計電流の減少時の合計電流Iの出力パターンと副電流の出力パターンの一例を示す図である。図11は、第2実施形態に係る電源装置における合計電流Iの減少方法を示すフローチャートである。
以下においては、副電流の減少は、副電源13−1の副電流i1の電流値が0ではない第2電流値I21’となったタイミングにて開始されるものとする。以下においては、合計電流をI11+I12+I13から0へと減少する場合を例にとって説明する。
一方、第1状態である副電源のいずれかを第2状態へ遷移させる必要がないと判断した場合(ステップS31において「No」の場合)、合計電流の減少プロセスはステップS33に進む。
副電流i1の電流値が第2電流値I21’以上である場合(ステップS34において「No」の場合)、合計電流減少のプロセスはステップS37へ進む。一方、副電流i1の電流値が第2電流値I21’より小さい場合(ステップS34において「Yes」の場合)、合計電流減少のプロセスはステップS35へ進む。
合計電流Iの出力レンジを減少しさらに合計電流Iを減少する必要がないと判定された場合(ステップS35において「No」の場合)、合計電流減少のステップはステップS37へ進む。これにより、合計電流Iが所望の電流値となるまで、副電流i1が第2電流値I21’より小さくなった副電源13−1の副電流i1の減少を継続する。
上記の合計電流Iの出力レンジを減少しさらに合計電流Iを減少する必要がないと判定される場合は、例えば、合計電流Iの所望の電流値が、I12+I13からI21’+I12+I13の間に設定されている場合に発生する。上記のような場合は、副電流を出力する副電源の個数を減少しなくとも、副電源13−1の副電流i1を0から第2電流値I21’の間とすることにより、合計電流Iを所望の電流値にできる。
第1状態である副電源が全く存在しないと判定された場合(ステップS36において「No」の場合)、合計電流減少のプロセスはステップS37に進み、合計電流Iが所望の電流値となるまで副電流を減少する。
上記のステップS32を実行して第1状態の副電源の個数を1減少後、上記のステップS33〜S37が実行される。すなわち、副電流制御部151−2が、第1状態から第2状態へと遷移した副電源13−2の副電流i2を第1電流値I12から減少させる。
合計電流Iが所望の電流値となっていないと判定された場合(ステップS37において「No」の場合)、合計電流減少のプロセスはステップS33に戻る。すなわち、第2状態の副電源13−1の副電流i1の減少を継続する。
一方、合計電流Iが所望の電流値となっていると判定された場合(ステップS37において「Yes」の場合)、合計電流減少のプロセスは終了する。
具体的には、図10の時間T7まで、副電源13−1が第2状態である一方、他の2つの副電源13−2、13−3が第1状態となっている。その後、時間T7において、副電源13−1の副電流i1は第2電流値I21’となる。このとき、上記のように、合計電流Iを所望の電流値とするためには合計電流Iの出力レンジを減少しさらに合計電流Iを減少する必要があると判断される。
副電源13−2が第2状態に遷移後、図10に示すように、副電源13−2の副電流i2が減少しているだけでなく、副電源13−1の副電流i1の減少も継続している。その後、時間T8において副電流i1は0となっている。すなわち、出力レンジの減少が時間T8において行われ、時間T8より前(出力レンジの減少前)の時間T7において第1状態の副電源の第2状態への遷移が開始されている。
次に、副電流i1、i2、i3が第1電流値I11、I12、I13となる前に合計電流Iの出力レンジの増加を開始することにより合計電流Iを増加する方法について、図12及び図13を用いて説明する。図12は、第2実施形態に係る電源装置1’において合計電流を増加する際の合計電流Iの出力パターンと副電流の出力パターンの一例を示す図である。図13は、第2実施形態に係る電源装置1’における合計電流の増加方法を示すフローチャートである。
以下においては、副電源13−2の副電流i2が増加し、副電流i2が第1電流値I12よりも小さい第3電流値I32’よりも大きくとなったとき、副電源13−3の副電流i3が増加し、副電流i3が第1電流値I13よりも小さい第3電流値I33’よりも大きくなったときに、合計電流Iの出力レンジの増加が開始される例について説明する。また、以下においては、合計電流Iを0からI1’+I12+I13まで時間に対して一定割合にて増加する場合を例にとって説明する。
一方、第3状態である副電源のいずれかを第2状態へ遷移させる必要がないと判断した場合(ステップS41において「No」の場合)、合計電流の増加プロセスはステップS43に進む。
副電流i3の電流値が第3電流値I33’以下である場合(ステップS44において「No」の場合)、合計電流増加のプロセスはステップS47へ進む。一方、副電流i3の電流値が第3電流値I33’より大きくなった場合(ステップS44において「Yes」の場合)、合計電流増加のプロセスはステップS45へ進む。
上記のように、合計電流Iの出力レンジを増加してさらに合計電流Iを増加する必要がないと判定される場合は、例えば、合計電流Iの所望の電流値がI33’とI13の間に設定されている場合である。このような場合は、他の副電源13−1、13−2から副電流を出力することなく(出力レンジを増加することなく)、副電源13−3の副電流i3を第3電流値I33’よりも大きな電流値の所定の電流値とすることにより、合計電流Iを所望の電流値とできる。
上記のように、第3状態である副電源が全く存在しないと判定される場合は、例えば、合計電流Iの所望の電流値が最大の電流値(I11+I12+I13)の近傍に設定されている場合である。このような場合は、唯一第2状態である副電源13−1の副電流i1を第3電流値I31’よりも大きな所定の電流値とすることにより、合計電流Iを所望の電流値とできる。
上記のステップS42を実行して第2状態の副電源の個数を1増加することにより出力レンジを1増加した後、ステップS43〜S47が実行される。すなわち、出力レンジを増加後、第2状態の副電源13−2の副電流i2を増加することによりさらに合計電流Iを増加する。
一方、合計電流Iが所望の電流値となっていると判定された場合(ステップS47において「Yes」の場合)、合計電流Iの増加を終了する。
また、時間T12後の時間T14において副電源13−2が第1状態に遷移し、時間T14より前の時間T13において副電源13−1が第3状態から第2状態へ遷移することにより、出力レンジが増加している。
(3−1)第3実施形態に係る放電用負荷の構成
上記の第1実施形態及び第2実施形態においては、充放電試験装置100に備わっていた放電用負荷3は一般的なインピーダンス装置であった。しかし、これに限られず、第3実施形態に係る放電用負荷3’は、複数の副負荷を備えた構成となっている。
以下、第3実施形態に係る放電用負荷3’の構成について、図14A及び図14Bを用いて説明する。図14Aは、第3実施形態に係る放電用負荷の構成を示す図である。図14Bは、副負荷と放電負荷制御部の詳細構成を示す図である。
放電用負荷3’は、複数の副負荷33−1、33−2、33−3を有する。副負荷の数は3つに限られず、放電用負荷3’の入力端子31から見たインピーダンスZ(後述)の変動可能レンジ等に基づいて、所定の数の副負荷を有することができる。
複数の副負荷33−1、33−2、33−3が入力端子31において並列接続されていると、各副負荷33−1、33−2、33−3の副インピーダンス(後述)をz1、z2、z3とした場合、入力端子31から見たインピーダンスZは、1/Z=1/z1+1/z2+1/z3の関係式を満たす。なお、副負荷33−1、33−2、33−3の構成については後ほど詳しく説明する。
次に、放電用負荷3’の副負荷33−1、33−2、33−3の構成について、図14Bを用いて詳しく説明する。なお、以下においては、副負荷33−1の構成を例にとって説明する。なぜなら、他の副負荷33−2、33−3の構成は副負荷33−1と同じだからである。
副負荷33−1は、インピーダンス素子331−1を有する。インピーダンス素子331−1は、副インピーダンスz1を決定する。インピーダンス素子331−1としては、例えば、可変抵抗などを用いることができる。可変抵抗をインピーダンス素子331−1として用いた場合、副インピーダンスz1の複素成分は無視してもよい。
また、上記の電流値は、他の副負荷33−2、33−3のインピーダンス素子331−2、331−3のそれぞれを制御する副負荷制御部351−2、351−3にも入力される。なお、副負荷制御部351−1は、電流計333−1から測定された電流値を入力するだけでなく、他の副負荷の電流計333−2、333−3からも電流値を入力する。これにより、電圧計9から入力した電圧値と、各電流計333−1、333−2、333−3にて測定した電流値とを用いて、各インピーダンス素子331−1、331−2、331−3の副インピーダンスz1、z2、z3をそれぞれ算出できる。
次に、放電負荷制御部35の構成について、図14Bを用いて説明する。放電負荷制御部35は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などの記憶装置、及び各種インターフェースを備えた放電用負荷3’を制御するためのマイコンシステムである。以下において説明する放電負荷制御部35の各構成要素の機能は、上記のマイコンシステムにて動作可能なプログラムにて実現されていてもよい。この場合、当該プログラムは記憶装置に記憶されていてもよい。
また、以下に説明する放電負荷制御部35の各構成要素の機能はカスタムICなどにより実現されてもよい。
放電負荷制御部35は、副負荷制御部351−1を有する。副負荷制御部351−1は、副負荷33−1のインピーダンス素子331−1の副インピーダンスz1を制御する。
放電負荷制御部35は、開閉制御部353−1を有する。開閉制御部353−1は、スイッチ335−1を開状態にするか閉状態にするかを制御する。
この状態において、外部負荷L(入力端子31)から見たインピーダンスZは、副インピーダンスz1と等しく、第1インピーダンスz11となっている。すなわち、この場合における放電用負荷3’の最大インピーダンスは第1インピーダンスz11である。
一方、スイッチ335−1とスイッチ335−2とが閉状態である場合の放電電流の最小値はV/z12であり、最大値はV/z12+V/z22(z22:副負荷33−2のための第2インピーダンス(例えば、副インピーダンスz2の最小値))となる。また、インピーダンスZの最大値はz12であり、最小値は(z12×z22)/(z22+z12)となる。
上記の第1〜第3実施形態に係る充放電試験装置において、電源装置1、1’は、合計電流Iの出力のみが可能であった。しかし、これに限られず、電源装置は充放電可能なデバイスである外部負荷Lの放電電流などを入力可能となっていてもよい。
第4実施形態に係る電源装置1’’においては、副電源に外部負荷Lからの電流を入力する電流源をさらに設けることにより、外部負荷Lから電流を入力可能としている。以下、第4実施形態に係る電源装置1’’の構成の詳細について説明する。以下の説明においては、電源装置1’’の副電源13’−1、13’−2、13’−3の構成と、合計電流制御部15’の構成とについてのみ説明し、他の構成については、第1〜第3実施形態の電源装置1、1’と同じであるため説明を省略する。
以下、電源装置1’’の副電源13’−1、13’−2、13’−3の構成について図15Aを用いて説明する。図15Aは、第4実施形態に係る電源装置の副電源の構成を示す図である。なお、以下の説明においては、副電源13’−1の構成を例にとって説明する。なぜなら、他の副電源13’−2、13’−3も、副電源13’−1の構成と同じ構成を有するからである。
また、副電源13’−1の電流源131’−1と、電流計133’−1と、スイッチ135’−1は、それぞれ、第1〜第3実施形態の副電源13−1の電流源131−1と、電流計133−1と、スイッチ135−1と同じ構成及び機能を有するため、説明を省略する。
または、入力電流源132’−1を、例えば可変抵抗のように、入力電流源132’−1の導電状態(インピーダンス)を調整して所定の入力副電流を入力できる素子としてもよい。
なお、上記の第2切替部134b’−1は、電流源131’−1の接続端子11側とは反対側の端子の電位と、入力電流源132’−1の接続端子11側とは反対側の端子の電位とが異なる場合などに、電流源131’−1から入力電流源132’−1へ又はその逆方向に電流が流れることを回避するために設けられている。
しかしながら、電流源131’−1の接続端子11側とは反対側の端子と、入力電流源132’−1の接続端子11側とは反対側の端子とをGND電位に共通に接続する場合など、電流源131’−1と入力電流源132’−1との間に電流が流れることがない場合には、第2切替部134b’−1はなくてもよい。
次に、電源装置1’’の合計電流制御部15’の構成について、図15Aを用いて説明する。以下の説明においては、合計電流制御部15’の副電源13’−1を制御する構成要素の説明のみを行う。なぜなら、他の副電源13’−2、13’−3を制御する構成要素も同様の構造及び機能を有するからである。なお、合計電流制御部15’の副電流制御部151’−1と、開閉制御部153’−1は、それぞれ、第1〜第3実施形態の副電流制御部151−1と、開閉制御部153−1と同じ構成及び機能を有するため、説明を省略する。
合計電流制御部15’は、入力副電流制御部152’−1を有する。入力副電流制御部152’−1は、電流計133’−1、133’−2、133’−3から入力された各入力電流源132’−1、132’−2、132’−3の入力副電流の測定値や、外部負荷Lの電圧値などをモニターしながら、入力電流源132’−1へ入力される入力副電流の電流値を制御する。例えば、入力電流源132’−1のインピーダンス値や入力電流源132’−1の電圧などを制御することにより、入力副電流の電流値を制御できる。
図15Bは、第4実施形態に係る電源装置における電流の出力状態を示す図である。
図15Cは、第4実施形態に係る電源装置における電流の入力状態を示す図である。
上記の第4実施形態に係る電源装置1’’においては、副電源13’−1、13’−2、13’−3に入力電流源を設けることにより、電流を入力可能としていた。しかし、これに限られず、第5実施形態に係る電源装置1’’’においては、副電源から副電流を出力する経路と、入力副電流を入力する経路とを設けることにより、電流の出力と入力とを両方実行可能としている。
以下、第5実施形態に係る電源装置1’’’の構成の詳細について説明する。以下の説明においては、電源装置1’’’の副電源13’’−1、13’’−2、13’’−3と合計電流制御部15’’の構成とについてのみ説明し、他の構成については第1〜第4実施形態における電源装置1、1’、1’’と同じであるため説明を省略する。
以下、電源装置1’’’の副電源13’’−1、13’’−2、13’’−3の構成について図16Aを用いて説明する。図16Aは、第5実施形態に係る電源装置の副電源の構成を示す図である。以下においては、副電源13’’−1の構成を例にとって説明する。なぜなら、他の副電源13’’−2、13’’−3も同様の構成を有するからである。
また、副電源13’’−1の電流源131’’−1と、電流計133’’−1と、スイッチ135’’−1は、それぞれ、第1〜第3実施形態の副電源13−1の電流源131−1と、電流計133−1と、スイッチ135−1と同じ構成及び機能を有するため、説明を省略する。
第3切替部137a’’−1のベース端子(ゲート端子)は、切替制御部154’’−1(後述)と接続されている。
なお、副電源13’’−1に入力される入力副電流が過剰とならないように、第4切替部137b’’−1と電流計133’’−1との間、又は、第4切替部137b’’−1と外部負荷Lとの間に、図示しない抵抗を挿入してもよい。
次に、電源装置1’’’の合計電流制御部15’’の構成について、図16Aを用いて説明する。なお、合計電流制御部15’’の副電流制御部151’’−1と、開閉制御部153’’−1は、それぞれ、第1〜第3実施形態の副電流制御部151−1と、開閉制御部153−1と同じ構成及び機能を有するため、説明を省略する。
この結果、第3切替部137a’’−1、電流計133’’−1、スイッチ135’’−1、及び接続端子11を介して、電流源131’’−1と外部負荷Lとが接続される。これにより、図16Bに示すように、電流源131’’−1から外部負荷Lへと副電流が出力される。図16Bは、第5実施形態に係る電源装置における電流の出力状態を示す図である。
これにより、外部負荷Lから電流を入力する場合には、外部負荷Lと並列に接続された第4切替部137b’’−1が導通状態となる。その結果、図16Cに示すように、外部負荷Lからの入力副電流が第4切替部137b’’−1を流れる。すなわち、第4切替部137b’’−1が外部負荷Lに対して負荷のように機能して、入力副電流が入力される。
図16Cは、第5実施形態に係る電源装置における電流の入力状態を示す図である。
例えば、各副電源の第4切替部の導通状態を調整して、入力副電流を入力する第4切替部の個数を調整することにより、合計入力電流の入力レンジを調整できる。また、第4切替部の導通状態を変動して入力副電流を変動させることにより、合計入力電流を変動できる。
上記の第5実施形態に係る電源装置1’’’の変形例における副電源13’’’−1、13’’’−2、13’’’−3について、図17を用いて説明する。図17に示すように、当該副電源13’’’−1、13’’’−2、13’’’−3の入力副電流が流れる経路に、入力副電流の電流値を制御する入力電流制御素子139b’’−1を配置してもよい。
入力電流制御素子139b’’−1は、例えば、FET(Field Effect Transistor)、又は、バイポーラトランジスタである。入力電流制御素子139b’’−1のソース(エミッタ)端子又はドレイン(コレクタ)端子の一方が第4切替部137b’’−1に接続され、他方が外部負荷Lの接続端子11に接続された側とは反対側の端子と接続される。また、入力電流制御素子139b’’−1のゲート端子(ベース端子)は、副電流制御部151’’−1に接続されている。すなわち、入力電流制御素子139b’’−1は、第4切替部137b’’−1と外部負荷Lとの間に配置されている。
これにより、副電流i1の電流値は、電圧源1311’’’−1から出力される電圧の電圧値と、電圧源1311’’’−1と接続端子11との間(副電流制御素子1313’’’−1)の導通状態(抵抗値)と、外部負荷Lのインピーダンスとにより実質的に決定される。なぜなら、ON状態の第3切替部137a’’−1、電流計133’’−1、及び閉状態のスイッチ135’’−1の電気抵抗は、副電流制御素子1313’’’−1の導通状態における抵抗値や外部負荷Lのインピーダンスと比較して無視できる程度に小さいからである。
また、電流源131’’’−1を上記の電圧源1311’’’−1と副電流制御素子1313’’’−1とにより構成することにより、電流源を用いることなく副電流の電流源を実現できる。
上記第1〜第5実施形態は、下記の効果を有する。
第1〜第5実施形態の電源装置(例えば、電源装置1、1’、1’’、1’’’)は、接続端子(例えば、接続端子11)と、複数の副電源(例えば、複数の副電源13−1、13’’−1、13’’−1、13’’’−1、13−2、13’’−2、13’’’−2、13−3、13’−3、13’’−3、13’’’−3)と、合計電流制御部(例えば、合計電流制御部15、15’、15’’)と、を備える。接続端子には外部負荷(例えば、外部負荷L)が接続される。複数の副電源は、接続端子において共通に接続される。複数の副電源は、それぞれが個別に副電流(例えば、副電流i1、i2、i3)を出力する。合計電流制御部は、各副電源から出力される副電流の電流値を制御することにより、合計電流(例えば、合計電流I)の電流値を制御する。合計電流は、各副電源から出力される副電流が接続端子にて合計されることにより生成される。合計電流は、接続端子から出力される。
これにより、出力レンジをまたいで合計電流を減少する場合において、副電流を出力する副電源の数が少なくとも1つ減少して出力レンジが減少したタイミングにて直ちに合計電流の減少を開始して、連続的に合計電流を減少できる。
これにより、出力レンジをまたいで合計電流を減少する場合において、出力レンジが減少する前に第1状態の副電源のうちの少なくとも1つの副電流の減少を開始して、シームレスな合計電流の減少を実現できる。
これにより、出力レンジをまたいで合計電流を増加する場合において、少なくとも1つの第2状態の副電源が第1状態に遷移したタイミングにて直ちに合計電流の増加を開始して、連続的に合計電流を増加できる。
これにより、出力レンジをまたいで合計電流を増加する場合において、少なくとも1つの第2状態の副電源が第1状態に遷移する前に出力レンジを増加して、シームレスな合計電流の増加を実現できる。
これにより、副電源が第3状態である場合には、当該副電源の電流源と接続端子とを電気的に切断できる。すなわち、第3状態の副電源から誤って副電流が出力されたり、当該副電源へ電流が流入したりすることを回避できる。
充放電可能なデバイスは二次電池である。これにより、二次電池の充放電試験を上記の電源装置を用いて実行できる。
放電用負荷は、入力端子(例えば、入力端子31)と、複数の副負荷(例えば、副負荷33−1、33−2、33−3)と、放電負荷制御部(例えば、放電負荷制御部35)とを有している。入力端子は、充放電可能なデバイスを接続するための端子である。複数の副負荷は、入力端子において共通に接続される。放電負荷制御部は、入力端子から見たインピーダンス(例えば、インピーダンスZ)が所望の値となるように、各副負荷の副インピーダンス(例えば、副インピーダンスz1、z2、z3)を制御する。
これにより、外部負荷と副負荷とを切り離すタイミングを設けることなく、入力端子から見たインピーダンスを広い範囲にて変動できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に記載された複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
各実施形態の構成(装置、機構、部品、部分、それらの材料)は、他の実施形態に適宜適用可能である。また、各実施形態の方法(アルゴリズム、プロセス、ステップ、それらの組み合わせ)は、他の実施形態に適宜適用可能である。
また、上記の第1〜第5実施形態において説明した各ステップは、発明の要旨を逸脱しない範囲にて変更することが可能である。また、各ステップの順番も、発明の要旨を逸脱しない範囲にて変更することが可能である。
上記の合計電流Iの減少方法の説明においては、二次電池の定電圧充放電領域における電源装置1の動作を例にとって説明した。また、合計電流Iの増加方法の説明においては、時間に対して一定割合にて合計電流Iを増加する場合について説明した。
しかし、合計電流Iの減少及び増加の方法は上記の場合に限定されない。上記にて説明した合計電流Iの増加方法及び減少方法に基づいて、副電流を出力する副電源の個数の増加と減少のパターン及び副電流の変動パターンを適宜変更することにより、二次電池などの充放電の他のモード(CC(定電流)モード、CP(低電力)モード、CCCV(定電流定電圧)モード、等)における合計電流Iの変動パターン等、任意の合計電流Iの変動パターンを作り出せる。
上記の第1〜第5実施形態においては、合計電流Iの出力レンジを複数のレンジに亘って変更する場合であっても、副電流を出力する副電源の数を1つずつ増加又は減少して合計電流Iの出力レンジを1つずつ増減していた。これにより、二次電池のように急激な電圧や電流の変化に対して耐性が低い外部負荷Lに与えるダメージを低減していた。
しかし、これに限られず、外部負荷Lが急激な電圧や電流の変化に耐えられる、あるいは、急激な電圧や電流の変化が外部負荷Lの動作に大きな影響を及ぼさない場合などには、副電流を出力する副電源の数を同時に複数個増減し、一度に複数のレンジに亘って合計電流Iの出力レンジを変更してもよい。これにより、外部負荷Lを副電源から切り離すことなく、より素早く出力レンジと合計電流Iとを変化できる。
1、1'、1’’、1’’’ 電源装置
3、3'放電用負荷
5 充放電切替部
7 制御部
9 電圧計
11 接続端子
13−1、13−2、13−3副電源
131−1、131−2、131−3 電流源
133−1、133−2、133−3 電流計
135−1、135−2、135−3 スイッチ
13’−1、13’−2、13’−3 副電源
131’−1、131’−2、131’−3 電流源
132’−1、132’−2、132’−3 入力電流源
133’−1、133’−2、133’−3 電流計
134a’−1、134a’−2、134a’−3 第1切替部
134b’−1、134b’−2、134b’−3 第2切替部
135’−1、135’−2、135’−3 スイッチ
13’’−1、13’’−2、13’’−3 副電源
13’’’−1、13’’’−2、13’’’−3 副電源
131’’−1、131’’−2、131’’−3 電流源
131’’’−1、131’’’−2、131’’’−3 電流源
1311’’’−1、1311’’’−2、1311’’’−3 電圧源
1313’’’−1、1313’’’−2、1313’’’−3 副電流制御素子
133’’−1、133’’−2、133’’−3 電流計
135’’−1、135’’−2、135’’−3 スイッチ
137a’−1、137a’−2、137a’−3 第3切替部
137b’−1、137b’−2、137b’−3 第4切替部
139b’’−1、139b’’−2、139b’’−3 入力電流制御素子
15、15’、15’’ 合計電流制御部
151−1、151−2、151−3 副電流制御部
151’−1、151’−2、151’−3 副電流制御部
151’’−1、151’’−2、151’’−3 副電流制御部
152’−1、152’−2、152’−3 入力副電流制御部
153−1、153−2、153−3 開閉制御部
153’−1、153’−2、153’−3 開閉制御部
153’’−1、153’’−2、153’’−3 開閉制御部
154’−1、154’−2、154’−3 切替制御部
154’’−1、154’’−2、154’’−3 切替制御部
I 合計電流
I11、I12、I13 第1電流値
I21'、I22’、I23' 第2電流値
I31'、I32'、I33' 第3電流値
L 外部負荷
a、b、c 端子
d、e、f 端子
g、h、i 端子
i1、i2、i3 副電流
31 入力端子
33−1、33−2、33−3副負荷
331−1、331−2、331−3 インピーダンス素子
333−1、333−2、333−3 電流計
335−1、335−2、335−3 スイッチ
35 放電負荷制御部
351−1、351−2、351−3 副負荷制御部
353−1、353−2、353−3 開閉制御部
Z インピーダンス
z1、z2、z3 副インピーダンス
T1〜T14 時間
Claims (16)
- 外部負荷を接続するための接続端子と、
前記接続端子において共通に接続され、それぞれが個別に副電流を出力する複数の副電源と、
各副電源から出力される副電流の電流値を制御することにより、前記各副電源から出力される副電流が前記接続端子にて合計されることにより生成され前記接続端子から出力される合計電流の電流値を制御する合計電流制御部と、
を備え、
前記合計電流制御部は、副電流を出力する副電源の個数を制御することにより前記合計電流の出力レンジを制御する一方、副電源毎に個別に定められた第1電流値よりも小さな電流値範囲にて変動する副電流を出力する第2状態である副電源を作り出すことにより前記合計電流を変動させ、
前記複数の副電源のうちの少なくとも1つの副電源が出力可能な最大の前記副電流は、他の副電源が出力可能な最大の前記副電流よりも大きい、
電源装置。 - 前記合計電流制御部は、前記合計電流を所望の電流値とするために前記合計電流の出力レンジを減少する必要がある場合には、最大の前記副電流が大きい前記副電源から前記副電流の出力を停止し、前記合計電流の出力レンジを増加する必要がある場合には、最大の前記副電流が小さい前記副電源から前記副電流の出力を開始する、
請求項1に記載の電源装置。 - 前記合計電流を所望の電流値とするために前記合計電流の出力レンジを変更する必要がある場合、前記合計電流制御部は、前記副電流を出力する副電源の個数を1つずつ増加又は減少する、請求項1又は2に記載の電源装置。
- 前記合計電流を所望の電流値とするためには出力レンジを減少してさらに前記合計電流を減少する必要がある場合、前記合計電流制御部は、前記第2状態である副電源のうち少なくとも1つの副電流が0となったタイミングにて、前記第1電流値を有する一定の副電流を出力する第1状態である副電源のうち少なくとも1つを前記第2状態へ遷移させる、請求項1〜3のいずれかに記載の電源装置。
- 前記合計電流を所望の電流値とするためには出力レンジを減少してさらに前記合計電流を減少する必要がある場合、前記合計電流制御部は、副電流が0である第3状態へ遷移しようとしている少なくとも1つの前記第2状態の副電源の副電流が0よりも大きく副電源毎に個別に定められた第2電流値となったタイミングにて、前記第1電流値を有する一定の副電流を出力する第1状態である副電源のうち少なくとも1つを前記第2状態へ遷移させる、請求項1〜3のいずれかに記載の電源装置。
- 前記合計電流を所望の電流値とするためには出力レンジを増加してさらに前記合計電流を増加する必要がある場合、前記合計電流制御部は、前記第2状態である副電源のうち少なくとも1つの副電流が前記第1電流値となったタイミングにて、副電流が0である第3状態である副電源のうち少なくとも1つを前記第2状態へ遷移させる、請求項1〜5のいずれかに記載の電源装置。
- 前記合計電流を所望の電流値とするためには出力レンジを増加してさらに前記合計電流を増加する必要がある場合、前記合計電流制御部は、前記第1電流値を有する一定の副電流を出力する第1状態へ遷移しようとしている少なくとも1つの前記第2状態の副電源の副電流が前記第1電流値よりも小さく副電源毎に個別に定められた第3電流値となったタイミングにて、副電流が0である第3状態の副電源のうち少なくとも1つを前記第2状態へ遷移させる、請求項1〜5のいずれかに記載の電源装置。
- 前記第1電流値は、前記各副電源が出力可能な副電流の最大値である、請求項1〜7のいずれかに記載の電源装置。
- 前記複数の副電源のそれぞれは、
前記副電流を出力する電流源と、
一端が前記電流源の出力側に接続され他端が前記接続端子側に接続された、前記合計電流制御部により前記電流源と前記接続端子とを接続するか又は遮断するかが制御されるスイッチと、
を有し、
前記スイッチは、副電源から前記副電流を出力しない場合に前記電流源と前記接続端子とを遮断する、
請求項1〜8のいずれかに記載の電源装置。 - 前記複数の副電源のそれぞれは、
前記副電流を出力する電流源と、
前記外部負荷からの合計入力電流が前記接続端子において分割されて生成される入力副電流を入力する入力電流源と、
前記外部負荷へ前記副電流を出力するときには前記電流源と前記接続端子とを接続し、前記外部負荷から前記入力副電流を入力するときには前記入力電流源と前記接続端子とを接続する切替部と、
を有する、請求項1〜9のいずれかに記載の電源装置。 - 前記複数の副電源のそれぞれは、
前記副電流を出力する電流源と、
前記外部負荷へ前記副電流を出力するときに前記電流源と前記接続端子とを接続する第3切替部と、
前記外部負荷と並列に接続され、前記外部負荷から合計入力電流を入力するときにON状態となり、前記合計入力電流が前記接続端子において分割されて生成される入力副電流を入力する第4切替部と、
を有する、請求項1〜9のいずれかに記載の電源装置。 - 前記複数の副電源のそれぞれは、前記第4切替部と前記外部負荷との間の導電状態を制御することにより前記入力副電流の電流値を制御する入力電流制御素子をさらに有する、請求項11に記載の電源装置。
- 前記複数の副電源のそれぞれは、前記副電流を出力する電流源を有し、
前記電流源は、電圧源と、前記接続端子と前記電圧源との間の導通状態を制御する副電流制御素子とにより構成され、
前記副電流の電流値は、前記電圧源から出力される電圧の電圧値と、前記接続端子と前記電圧源との間の導通状態と、前記外部負荷のインピーダンスにより決定される、
請求項1〜12のいずれかに記載の電源装置。 - 請求項1〜13のいずれかに記載の電源装置を備え、
前記電源装置の前記接続端子は外部負荷である充放電可能なデバイスと接続されるものである、
充放電試験装置。 - 前記充放電可能なデバイスは二次電池である、請求項14に記載の充放電試験装置。
- 充放電可能なデバイスを接続するための接続端子と、
前記接続端子において共通に接続され、それぞれが個別に副電流を出力する複数の副電源と、
各副電源から出力される副電流の電流値を制御することにより、前記各副電源から出力される副電流が前記接続端子にて合計されることにより生成され前記接続端子から出力される合計電流の電流値を制御する合計電流制御部と、
前記充放電可能なデバイスの放電試験を行うための放電用負荷と、
を備え、
前記合計電流制御部は、副電流を出力する副電源の個数を制御することにより前記合計電流の出力レンジを制御する一方、副電源毎に個別に定められた第1電流値よりも小さな電流値範囲にて変動する副電流を出力する第2状態である副電源を作り出すことにより前記合計電流を変動させ、
前記放電用負荷は、
前記充放電可能なデバイスを接続するための入力端子と、
前記入力端子において共通に接続された複数の副負荷と、
前記入力端子から見たインピーダンスが所望の値となるように、各副負荷の副インピーダンスを制御する放電負荷制御部と、
を有し、
前記放電負荷制御部は、前記副インピーダンスが副負荷毎に個別に定められた第1インピーダンス以下である副負荷の個数を制御して前記入力端子から見たインピーダンスのレンジを制御する一方、前記副インピーダンスが前記第1インピーダンス以下である副負荷のうちの少なくとも1つの副負荷を前記第1インピーダンスと副負荷毎に個別に定められた第2インピーダンスとの間で変動させて前記入力端子から見たインピーダンスを変動させる、
充放電試験装置。
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