JP5318044B2 - 充電装置及び充電方法 - Google Patents

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Description

本発明は、充電装置及び充電方法に関し、とくに充電器の充電電流を供給する電源装置の運転効率を向上させるための技術に関する。
特許文献1には、定電流定電圧方式を用いたリチウムイオン二次電池の充電方法として、充電開始時における二次電池の周囲温度と充電中の二次電池の周囲温度とを検出し、充電中の充電電流を検出し、充電開始時および充電中の二次電池の周囲温度の変化と、二次電池に対する充電電流の変化とに基づき二次電池に対する充電処理を制御することが記載されている。
また特許文献2には、太陽電池、燃料電池等の直流電源からの直流電力を複数台並列接続されたインバータ装置で交流電力に変換して系統電源に供給する電源システムに関し、インバータ装置に異常が発生すると、電源システムの総入力電力値と直流電源から供給される出力電力値とが略同一にならずに変換効率を下げてしまうという課題を解決すべく、直流電源に複数の同一容量のインバータ装置を並列接続し、MPPT制御のマスターインバータ装置と定電力制御のスレーブインバータ装置とからなり、マスター装置は所定の周期ごとに自身の分担入力電力値の測定値と起動中のスレーブ装置各々の分担入力電力値の指令値とを合算して直流電源から供給される総入力電力値を算出し、この値に基づいて次周期におけるスレーブ装置の起動台数、指令値及び次周期起動候補の選択を行うインバータ装置の並列運転方法において、マスター装置は起動中のスレーブ装置各々の動作状態を監視し、異常状態にあるスレーブ装置は総入力電力値の算出から除外しかつ次周期起動候補枠からも排除することが記載されている。
特許文献3には、直列接続された電池ユニットと固体スイッチ及びこの固体スイッチを駆動する駆動回路ユニットからなる単位構成回路を複数個直列接続し、各電池ユニットの−端子と直列接続されている隣接の電池ユニットの−端子間にそれぞれ接続したダイオードと、最高電位位置の固体スイッチの出力端と次電位位置の電池ユニット間及び次電位位置の電池ユニット以下の各電池ユニットの+端子間に接続したダイオードと、最高電位位置の固体スイッチに接続されたこの電源回路の+端子と、最低電位位置の電池ユニットの−端子に接続され、かつ駆動回路ユニットで駆動される固体スイッチと、この固体スイッチに接続された電源回路の−端子と、各駆動ユニットを一括して制御する中央制御ユニットとで構成された複数の独立直流電源による多段階複電圧出力回路について記載されている。
特開平11−18314号公報 特開2007−20362号公報 特開平7−115728号公報
ところで、一般に充電器に用いられる電源装置は、定格出力での動作中に効率(交直変換効率)が最大になるように設計されている。そのため、電源装置として充電に必要な最大電力以上の能力を有するものを用いた場合、充電中は常に定格電力以下の出力で動作することになり電源装置の効率が低下してしまう。また動作効率が低下すると電源装置の発熱量が増えるため、これを補償すべく大型の電源装置を採用する必要がある。さらに電源装置は低出力で動作させると交流系統に流出する高調波電流が増大することとなる。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、充電器の充電電流を供給する電源装置の動作効率を向上させることが可能な充電装置及び充電方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、蓄電池を充電するための充電電流を供給する、並列接続された複数の電源装置と、前記蓄電池の状態に応じて、前記蓄電池に供給すべき前記充電電流の目標値を決定する充電監視回路と、オンされている前記電源装置の夫々の定格出力電流の総和が前記目標値となるように、前記電源装置の夫々をオン又はオフさせる電源オンオフ制御回路とを備えることとする。
このように本発明にあっては、電源装置をオン又はオフのいずれかに設定することにより、蓄電池に供給すべき充電電流を生成する。そのため、オンされている電源装置はいずれも定格出力で動作(定格出力電流を出力し続ける動作)し、電源装置を効率よく動作させることができる。また電源装置を効率よく動作させることができるため、動作中の発熱や高調波も最小限に抑えられる。
本発明のうちの他の一つは、上記充電装置であって、前記電源装置の夫々の前記定格出力電流が、前記蓄電池の前記充電電流について許容される変化幅以下であることとする。
このように電源装置として、その定格出力電流が、蓄電池の充電電流について許容される変化幅以下のものを用いることで、オンされている電源装置によって供給される充電電流が、蓄電池の充電電流について許容される変化幅を逸脱してしまうのを防ぐことができる。
本発明のうちの他の一つは、上記充電装置であって、前記電源オンオフ制御回路は、前記電源装置の夫々の累積稼働時間を記憶し、前記累積稼働時間が少ない前記電源装置を優先してオンさせることとする。
このように本発明によれば、電源装置の累積稼働時間が少ない電源装置を優先してオンさせるので、特定の電源装置のみが頻繁に使用されて他の電源装置よりも寿命が縮まり、充電装置全体の寿命が短くなってしまうのを防ぐことができる。
本発明のうちの他の一つは、上記充電装置であって、前記電源オンオフ制御回路は、前記電源装置の夫々の累積稼働時間を記憶し、前記累積稼働時間が多い前記電源装置を優先してオフさせることとする。
このように本発明によれば、電源装置の累積稼働時間が多い電源装置を優先してオフさせるので、特定の電源装置のみが頻繁に使用されて他の電源装置よりも寿命が縮まり、充電装置全体の寿命が短くなってしまうのを防ぐことができる。
本発明のうちの他の一つは、上記充電装置であって、前記電源オンオフ制御回路は、前記電源装置の夫々の現在の温度を取得し、前記現在温度が低い前記電源装置を優先してオンさせることとする。
このように本発明によれば、電源装置の現在温度が低い電源装置を優先してオンさせるので、特定の電源装置(現在温度が高い電源装置は頻繁に使用されている電源装置である可能性が高い)のみが酷使されてしまうのを防ぐことができる。また何等かの障害が発生している可能性のある電源装置(現在温度が高い電源装置は何らかの障害が発生している可能性がある)の使用を避けることができる。これによれば特定の電源装置の寿命が縮まることにより障害の発生が高まるのを防ぐことができ、充電装置の寿命を延ばすことができる。また何等かの障害が発生している電源装置の使用を避けることができる。
本発明のうちの他の一つは、上記充電装置であって、前記電源オンオフ制御回路は、前記電源装置の夫々の現在の温度を取得し、前記現在温度が高い前記電源装置を優先してオフさせることとする。
このように本発明によれば、電源装置の現在温度が高い電源装置を優先してオフさせるので、特定の電源装置(現在温度が高い電源装置は頻繁に使用されている電源装置である可能性が高い)のみが酷使されてしまうのを防ぐことができる。また何等かの障害が発生している可能性のある電源装置(現在温度が高い電源装置は何らかの障害が発生している可能性がある)の使用を避けることができる。これによれば特定の電源装置の寿命が縮まることにより障害の発生が高まるのを防ぐことができ、充電装置の寿命を延ばすことができる。また何等かの障害が発生している電源装置の使用を避けることができる。
本発明のうちの他の一つは、上記充電装置であって、前記蓄電池の状態は、現在供給されている前記充電電流、前記蓄電池の現在の電圧、及び前記蓄電池の現在の温度、のうちの少なくともいずれかに基づいて把握されることとする。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、充電器の充電電流を供給する電源装置の動作効率を向上させることができる。
充電装置1の概略的な構成を示す図である。 電源装置3の一例として示すスイッチング方式の電源回路である。 充電監視回路4の構成を示す図である。 充電監視回路4の機能を示す図である。 電源監視回路5の一例を示す図である。 電源オンオフ制御回路10の構成を示す図である。 電源オンオフ制御回路10の機能を示す図である。 計測値データベース721のレコード構成を示す図である。 稼働情報データベース722のレコード構成を示す図である。 オンオフ制御処理S1000を説明するフローチャートである。 電源装置3の稼働台数の変更要否の判断方法を説明する図である。 充電時間、充電電流の目標値、及び実際に電源装置3から蓄電池2に供給された充電電流の総和の関係を説明する図である。
以下、実施形態について図面とともに説明する。図1に実施形態として説明する、蓄電池2(二次電池)の充電装置1の概略的な構成を示している。尚、以下の説明では、蓄電池2として例えば電気自動車に搭載されるものや定置型蓄電装置に用いられるものを想定しているが、蓄電池2の用途は必ずしも限定されない。また本実施形態では、蓄電池2の種類として例えば二次電池(リチウム・イオン二次電池)を想定しているが、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、金属リチウム電池、リチウムポリマー電池、鉛蓄電池などの他の種類のものでもあってもよい。
同図に示すように、充電装置1は、蓄電池2を充電するための充電電流を供給する、並列接続された複数の電源装置3(電源装置(1)〜(n))、蓄電池2の状態に応じて蓄電池2に供給すべき充電電流の目標値を決定する充電監視回路4、オンされている電源装置3の夫々の定格出力電流の総和が上記充電電流の目標値となるように電源装置3の夫々をオン又はオフさせる電源オンオフ制御回路10、電源装置3の夫々の状態(温度、出力電圧、出力電流等)を監視する電源監視回路5、及び電源オンオフ制御回路10によって制御され、交流電源6から各電源装置3への電力の供給(電源装置3の夫々のオンオフ)を制御するスイッチ回路7を備えている。
尚、充電装置1が備える上記構成は全てが同一の筐体に収容されている必要はない。また同図に示した回路構成はあくまで一例に過ぎず、例えば充電監視回路4や電源監視回路5の機能を、電源オンオフ制御回路10が備えていてもよい。
電源装置3は、交流電源6(例えば単相100Vや三相200V等の商用電源)から供給される交流によって直流の充電電流を生成する、スイッチング方式又はリニア方式の電源装置(例えばACアダプタ(AC−DCコンバータ))である。
各電源装置3の定格出力電流は、いずれも蓄電池2の充電電流について許容される変化幅(充電電流の可変可能域)以下である。例えば蓄電池2の充電電流について許容される変化幅が1Aであるなら、電源装置3として定格出力電流が1A以下のものが選択される。尚、上記変化幅は、例えば蓄電池2の種類(原理、機能、容量等)や充電方式に応じて適宜決定される。
図2は電源装置3の一例として示す、スイッチング方式の電源回路である。同図に示すように、この電源回路は、整流回路31、PWM制御回路32(PWM:Pluse Width Modulation)、高周波トランス33、及び整流回路34を備えている。
このうち整流回路31は、交流電源6から供給される交流を直流に変換する回路であり、整流ブリッジ等を用いて構成される。PWM制御回路32は、整流回路31の出力を高周波のパルスに変換する回路であり、電源装置3の出力電圧を制御する回路によってオンオフタイミングが制御されるスイッチング素子を用いて構成される。高周波トランス33は、PWM制御回路32によって生成された高周波パルスのエネルギーを整流回路34に伝達する。整流回路34は、高周波トランス33を介して入力される交流を直流に変換する回路であり、整流ダイオードや平滑コンデンサ等を用いて構成される。
図1に示した充電監視回路4は、蓄電池2の状態に応じて蓄電池2に供給すべき充電電流の目標値を決定する回路である。図3に充電監視回路4の構成を示している。同図に示すように、充電監視回路4は、CPU41、メモリ42、通信回路43、電流計測回路44、電圧計測回路45、及び温度計測回路46を備える。このうちCPU41は、充電監視回路4の統括的な制御を行う中央処理装置である。メモリ42にはCPU41によって実行されるプログラムや各種のデータが格納される。通信回路43は、電源オンオフ制御回路10との間で通信を行う通信インタフェースである。電流計測回路44は、蓄電池2の充電電流を計測する回路である。電圧計測回路45は、蓄電池2の端子間電圧を取得する回路である。温度計測回路46は、蓄電池2の温度を計測する回路である。
図4に充電監視回路4の機能を示している。同図に示すように、充電監視回路4は、計測値取得部411、目標値決定部412、及び目標値通知部413を備える。尚、これらの機能は、充電監視回路4が備えるハードウエアによって、又はCPU41がメモリ42に格納されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。
このうち計測値取得部411は、蓄電池2の充電電流、蓄電池2の端子間電圧、及び蓄電池2の温度をリアルタイムに取得する。
目標値決定部412は、計測値取得部411によって計測された蓄電池2の充電電流、蓄電池2の端子間電圧、及び蓄電池2の温度に基づき、蓄電池2の充電電流の目標値を決定する。尚、これらの目標値を決定するためのアルゴリズムとしては、蓄電池2の種類や充電方式(例えば定電流方式)に応じて適切なものが選択される。
電源監視回路5は、電源装置3の現在の状態(出力電圧、出力電流、温度等)を監視する。図5に電源監視回路5の構成を示している。同図に示すように、電源監視回路5は、出力電圧計測回路51、出力電流計測回路52、及び温度計測回路53を備える。
出力電圧計測回路51は、各電源装置3の出力電圧をリアルタイムに計測し、その計測値を電源オンオフ制御回路10に入力する。出力電流計測回路52は、各電源装置3の出力電流をリアルタイムに計測し、その計測値を電源オンオフ制御回路10に入力する。温度計測回路53は、各電源装置3の温度をリアルタイムに計測し、その計測値を電源オンオフ制御回路10に入力する。
スイッチ回路7は、交流電源6から各電源装置3への電力の供給(各電源装置3の夫々のオンオフ)を制御する交流スイッチである。スイッチ回路7は、例えばサイリスタ(SCR(Silicon Controlled Rectifier: シリコン制御整流子))を用いて構成される。
図1に示した電源オンオフ制御回路10は、オンされている電源装置3の夫々の定格出力電流の総和が充電電流の目標値となるように、電源装置3の夫々をオン又はオフさせる回路である。
図6に電源オンオフ制御回路10の構成を示している。同図に示すように、電源オンオフ制御回路10は、CPU11、メモリ12、通信回路13、計時回路14、及び制御回路15を備える。CPU11は、電源オンオフ制御回路10の統括的な制御を行う中央処理装置である。メモリ12にはCPU11によって実行されるプログラムや各種のデータが格納される。通信回路43は、充電監視回路4との間で通信を行う通信インタフェースである。計時回路14は、現在日時の提供や時間計測を行う回路であり、RTC(Real Time Clock)等を用いて構成される。制御回路15は、交流電源6から電源装置3への電力供給をオン又はオフさせる信号を送信することによりスイッチ回路7の動作を制御する回路である。
図7に電源オンオフ制御回路10の機能を示している。同図に示すように、電源オンオフ制御回路10は、目標値受信部711、スイッチ回路制御部712、計測値管理部713、及び稼働情報管理部714を備えている。尚、これらの機能は、充電監視回路4が備えるハードウエアによって、又はCPU11がメモリ12に格納されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。また同図に示すように、電源オンオフ制御回路10は、計測値データベース721、及び稼働情報データベース722を管理している。
図7に示した機能のうち、目標値受信部711は、充電監視回路4から通知される充電電流の目標値を受信する。スイッチ回路制御部712は、目標値受信部711が受信した充電電流の目標値に応じてスイッチ回路7を制御し、交流電源6から電源装置3への電力供給をオン又はオフさせる。計測値管理部713は、電源監視回路5から送られてくる、各電源装置3の現在の状態(出力電圧、出力電流、温度等)を示す情報を受信し、受信した情報を電源装置3の識別子(以下、電源装置IDと称する。)に対応付けて計測値データベース721に格納する。
図8に計測値データベース721のレコード構成を示している。同図に示すように、計測値データベース721のレコードは、電源装置IDが設定される電源装置ID81、計測値の種別(出力電圧、出力電流、温度等)を示す情報が設定される計測値種別82、電源監視回路5から送られてくる計測値が設定される計測値83、及び計時回路14から取得される計測値の取得日時が設定される計測日時84の各項目を含む。
図7に示した機能のうち稼働情報管理部714は、各電源装置3の累積稼働時間を稼働情報データベース722に管理する。尚、各電源装置3の累積稼働時間は、例えば、スイッチ回路制御部712が電源装置3をオンした後、再びオフするまでの間の時間を計時回路14によって計時し、計時した各稼働時間を積算することにより求める。
図9に稼働情報データベース722のレコード構成を示している。同図に示すように、稼働情報データベース722のレコードは、電源装置IDが設定される電源装置ID91、その電源装置3が現在稼働中(オン中:交流電源6からの電力供給を受けている状態)であるか否かを示す情報が設定される稼働状態92、累積稼働時間が設定される累積稼働時間93、及び累積稼働時間93の設定内容の最終更新日時が設定される最終更新日時94の各項目を含む。
図10は電源オンオフ制御回路10によって行われる処理(以下、オンオフ制御処理S1000と称する。)を説明するフローチャートである。以下、同図とともにオンオフ制御処理S1000について説明する。
電源オンオフ制御回路10の目標値受信部711は、充電監視回路4から充電電流の目標値を受信したか否かをリアルタイムに監視している(S1011)。尚、充電監視回路4から電源オンオフ制御回路10への上記目標値の通知は、例えば数μS〜数mSの間隔で行われる。充電監視回路4から充電電流の目標値を受信した場合は(S1011:YES)S1012に進み、受信していない場合(S1011:NO)は目標値を受信したか否かの監視を引き続き行う。
S1012では、電源オンオフ制御回路10のスイッチ回路制御部712は、充電監視回路4から受信した目標値と、現在オンされている電源装置3の夫々の定格出力電流の総和とを比較し、上記総和が上記目標値になるように(上記目標値に近づくように)、各電源装置3の稼働状態(オン又はオフ)が適切に設定されているか否かを判断し、電源装置3の稼働台数の変更要否(電源装置3の稼働台数を増加又は減少させる必要があるか)を判断する。
図11は、各電源装置3の定格出力電流が全て1Aであり、前述した充電電流の変化幅が1Aであるとした場合における、上記判断の具体的な方法を説明する図である。尚、電源オンオフ制御回路10は、例えば、同図に示す表、又は同図に示す表の内容を生成するアルゴリズムを記憶している。図11に示すように、この例では、充電電流の目標値が1A変化すると電源装置3の台数を1台ずつ変化させるようにしている。スイッチ回路制御部712は、例えば同図に示す表に照らして電源装置3の稼働台数の変更要否を判断する。
S1012において、変更が必要と判断した場合は(S1012:YES)S1013に進み、必要でないと判断した場合は(S1012:NO)S1011に戻る。
S1013では、電源装置3の稼働台数を増加させるか減少させるかで処理が分岐する。電源装置3の稼働台数を増加させる場合は(S1013:増加)S1021に進み、減少させる場合は(S1013:減少)S1031に進む。
S1021では、スイッチ回路制御部712は、所定の選択基準に従い現在未稼働(オフ中)の電源装置3の中から一つ電源装置3を選択し、選択した電源装置3をオンする。ここで所定の選択基準には、例えば、累積稼働時間が少ない電源装置3を優先して選択する、現在の温度が最も低いものを優先的に選択する、前回オフされてからの経過時間が最も長いものを選択する、といったものがある。
ここで上記のように累積稼働時間が少ない電源装置3を優先して選択するようにしたり、前回オフされてからの経過時間が最も長いものを選択するようにすることで、特定の電源装置3のみが頻繁に使用されて他の電源装置3よりも寿命が縮まってしまい、充電装置1全体の寿命が短くなってしまうのを防ぐことができる。また上記のように、現在の温度が最も低いものを優先的に選択するようにすれば、何等かの障害が発生している可能性がある(異常により高熱を発している)電源装置3の使用を避けることができる。
S1022では、スイッチ回路制御部712は、オンした電源装置3の稼働情報データベース722の稼働状態92の内容をオン中に設定する。
S1023では、スイッチ回路制御部712は、目標値に見合う台数(図11において目標値に対応する台数)の電源装置3が稼働しているか否かを判断する。目標値に見合う台数が稼働していなければ(S1023:NO)、S1021に戻り更に他の電源装置3を選択してオンする。一方、目標値に見合う台数が稼働していれば(S1023:YES)、S1011に戻って目標値の受信監視を再開する。
一方、S1031では、スイッチ回路制御部712は、所定の選択基準に従い現在稼働中(オン中)の電源装置3の中から一つ電源装置3を選択し、選択した電源装置3をオフする。ここで所定の選択基準には、例えば、累積稼働時間が多い電源装置3を優先して選択する、現在の温度が最も高いものを優先的に選択する、といったものがある。尚、上記のように累積稼働時間が多い電源装置3を優先して選択するようにした場合には、特定の電源装置3のみが頻繁に使用されて他の電源装置3よりも寿命が縮まってしまい、充電装置1全体の寿命が短くなってしまうのを防ぐことができる。また上記のように現在の温度が最も高いものを優先的に選択するようにした場合には、何等かの障害が発生している可能性がある(異常により高熱を発している)電源装置3の使用を避けることができる。
S1032では、スイッチ回路制御部712は、オフした電源装置3の稼働情報データベース722の稼働状態92の内容をオフ中に設定する。
S1033では、スイッチ回路制御部712は、目標値に見合う台数(図11において目標値に対応する台数)の電源装置3が稼働しているか否かを判断する。目標値に見合う台数が稼働していなければ(S1033:NO)、S1031に戻り更に他の電源装置3を選択してオフする。一方、目標値に見合う台数が稼働していれば(S1023:YES)、S1011に戻って目標値の受信監視を再開する。
尚、以上に説明したオンオフ制御処理S1000が行われる場合における、充電時間、充電電流の目標値、及び実際に電源装置3から蓄電池2に供給された充電電流の総和の関係(変化)の一例を図12に示す。同図において、破線は充電監視回路4から電源オンオフ装置10に送信される充電電流の目標値であり、実線は電源装置3から出力される充電電流の総和である。同図に示すように、電源オンオフ制御回路10は、電源装置3のオンオフ制御によって電源装置3の出力を制御するので、線形に変化する充電電流の目標値に対して、充電電流の総和はステップ状(階段状)に変化している。
以上に説明したように、本実施形態の充電装置1にあっては、電源装置3をオン又はオフのいずれかに設定することにより、蓄電池2に供給すべき充電電流を生成する構成であるので、オンされている電源装置3はいずれも定格出力で動作(定格出力電流を出力し続ける動作)し、これにより電源装置3を効率よく動作させることができる。また電源装置3が定格出力で効率よく動作することで、電源装置3からの発熱や高調波の発生も抑えられる。
また電源装置3として、例えば市販の電気製品等に用いられているような汎用のACアダプタを用いることで、高価なパワーエレクトロニクス素子に頼らずに本実施形態の充電装置1を安価に実現することができる。またACアダプタは長年の開発により良質かつ高性能のものが市場に多数供給されているので、信頼性が高く、高性能な充電装置1を実現することができる。また汎用のACアダプタは、様々な種類、様々な容量のものが市場に供給されているので、種類や容量の異なる様々な蓄電池2に対応した充電装置1を容易かつ安価に実現することができる。
尚、電源装置3の定格出力電流の値と蓄電池2の充電電流について許容される変化幅の大きさが近い場合には、電源装置3の稼働台数の切り替えに時間がかかった場合などにおいて目標値からのずれが上記変化幅を超えてしまう可能性がある。そのため、電源装置3の定格出力電流は上記変化幅に対して十分に小さな値とすることが好ましい。
以上の実施形態の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
例えば、以上の説明では、充電方式が定電流方式である場合について説明したが、本実施形態で説明した仕組みは、他の様々な充電方式(定電流定電圧方式(CVCC(Constant Voltage Constant Current)方式、2段低電圧充電方式、トリクル充電方式、−Δ制御定電流充電方式、dT/dt制御定電流充電方式、ステップ充電方式、タイマ充電方式、準定電流充電方式、定電圧充電方式、間欠充電方式等)の定電流方式で充電が行われる場面にも拡張して適用することができる。
1 充電装置
2 蓄電池
3 電源装置
4 充電監視回路
5 電源監視回路
6 交流電源
7 スイッチ回路
10 電源オンオフ制御回路
711 目標値受信部
712 スイッチ回路制御部
713 計測値管理部
714 稼働情報管理部
721 計測値データベース
722 稼働情報データベース

Claims (7)

  1. 蓄電池を充電するための充電電流を供給する、並列接続された複数の電源装置と、
    前記蓄電池の状態に応じて、前記蓄電池に供給すべき前記充電電流の目標値を決定する充電監視回路と、
    オンされている前記電源装置の夫々の定格出力電流の総和が前記目標値となるように、前記電源装置の夫々をオン又はオフさせる電源オンオフ制御回路と
    を備え
    前記電源装置の夫々の前記定格出力電流が、前記蓄電池の前記充電電流について許容される変化幅以下である
    ことを特徴とする充電装置。
  2. 請求項1に記載の充電装置であって、
    前記電源オンオフ制御回路は、前記電源装置の夫々の累積稼働時間を記憶し、前記累積稼働時間が少ない前記電源装置を優先してオンさせる
    ことを特徴とする充電装置。
  3. 請求項1に記載の充電装置であって、
    前記電源オンオフ制御回路は、前記電源装置の夫々の累積稼働時間を記憶し、前記累積稼働時間が多い前記電源装置を優先してオフさせる
    ことを特徴とする充電装置。
  4. 請求項1に記載の充電装置であって、
    前記電源オンオフ制御回路は、前記電源装置の夫々の現在の温度を取得し、前記現在温度が低い前記電源装置を優先してオンさせる
    ことを特徴とする充電装置。
  5. 請求項1に記載の充電装置であって、
    前記電源オンオフ制御回路は、前記電源装置の夫々の現在の温度を取得し、前記現在温度が高い前記電源装置を優先してオフさせる
    ことを特徴とする充電装置。
  6. 請求項1に記載の充電装置であって、
    前記蓄電池の状態は、現在供給されている前記充電電流、前記蓄電池の現在の電圧、及び前記蓄電池の現在の温度、のうちの少なくともいずれかに基づいて把握される
    ことを特徴とする充電装置。
  7. 蓄電池を充電するための充電電流を供給する、複数の電源装置を並列接続し、
    前記蓄電池の状態に応じて、前記蓄電池に供給すべき前記充電電流の目標値を決定する充電監視回路を設け、
    オンされている前記電源装置の夫々の定格出力電流の総和が前記目標値となるように、前記電源装置の夫々をオン又はオフさせる電源オンオフ制御回路を設け
    前記電源装置の夫々の前記定格出力電流を、前記蓄電池の前記充電電流について許容される変化幅以下とする
    ことを特徴とする充電方法。
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