JP2015027203A - パワーコンディショナ、パワーコンディショナシステムおよびパワーコンディショナの制御方法 - Google Patents

パワーコンディショナ、パワーコンディショナシステムおよびパワーコンディショナの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 負荷装置に印加される電圧の変動を低減できるパワーコンディショナ、パワーコンディショナシステムおよびパワーコンディショナの制御方法を提供する。【解決手段】 パワーコンディショナは、線路から供給される直流を交流に変換して負荷装置に供給するインバータ動作が可能である交直変換部と、交流電源から前記負荷装置への交流供給を行う第1状態および前記交流電源から前記負荷装置への交流供給を回避する第2状態のいずれか一方に切り替えるスイッチと、前記交直変換部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1状態から前記第2状態に切り替える前に、前記交直変換部から前記負荷装置に供給される交流の位相が、前記交流電源から前記負荷装置に供給される交流の位相に一致するように、前記交直変換部を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、パワーコンディショナ、パワーコンディショナシステムおよびパワーコンディショナの制御方法に関する。
従来、太陽光発電装置等で発電された直流電力を商用電源等の交流電源に連系させるための装置としてパワーコンディショナやパワーコンディショナシステムが提案されている(特許文献1,2,3参照)。特に、特許文献3に記載されたパワーコンディショナシステムでは、負荷装置への電力供給元を、太陽光発電装置と交流電源とで切り替えることができる。
特開2013−31308号公報 特開2013−31309号公報 特開2013−106451号公報
しかしながら、特許文献3に記載された技術では、負荷装置への電力供給元を、太陽光発電装置と交流電源との間で切り替える際、負荷装置に印加される電圧が大きく変動してしまう虞がある。
そこで、本発明は、負荷装置に印加される電圧の変動を低減できるパワーコンディショナ、パワーコンディショナの制御方法およびパワーコンディショナシステムを提供することを目的とする。
本発明に係るパワーコンディショナは、線路から供給される直流を交流に変換して負荷装置に供給するインバータ動作が可能である交直変換部と、交流電源から負荷装置に交流が供給される第1状態および交流電源から負荷装置に交流が供給されない第2状態のいずれか一方に切り替えるスイッチと、交直変換部を制御する制御部と、を備え、制御部が、第1状態から第2状態に切り替える前に、交直変換部から負荷装置に供給される交流の位相が、交流電源から負荷装置に供給される交流の位相に一致するように、交直変換部を制御する。
また、他の観点から見た本発明に係るパワーコンディショナシステムは、発電装置からの直流電圧を変換して線路に供給する発電装置用変換装置と、蓄電池からの直流電圧を変換して前記線路に供給する放電動作、および前記線路からの直流電圧を変換して前記蓄電池に供給する充電動作を行なうことが可能な蓄電池用変換装置と、線路から供給される直流を交流に変換して負荷装置に供給するインバータ動作が可能である交直変換部と、交流電源から前記負荷装置に交流が供給される第1状態および前記交流電源から前記負荷装置に交流が供給されない第2状態のいずれか一方に切り替えるスイッチと、前記交直変換部を制御する制御部と、を有するパワーコンディショナと、を備え、前記制御部は、前記第1状態から前記第2状態に切り替える前に、前記交直変換部から前記負荷装置に供給される交流の位相が、前記交流電源から前記負荷装置に供給される交流の位相に一致するように、前記交直変換部を制御する。
また、他の観点から見た本発明に係るパワーコンディショナの制御方法は、線路から供給される直流を交流に変換して負荷装置に供給するインバータ動作が可能である交直変換部と、交流電源から前記負荷装置に交流が供給される第1状態および前記交流電源から前記負荷装置に交流が供給されない第2状態のいずれか一方に切り替えるスイッチと、前記交直変換部を制御する制御部と、を有するパワーコンディショナの制御方法であって、前記第1状態から前記第2状態に切り替える前に、前記交直変換部から前記負荷装置に供給される交流の位相が前記交流電源から前記負荷装置に供給される交流の位相に一致するように、前記交直変換部を制御するステップを含む。
なお、本発明は、このような特徴的なパワーコンディショナやパワーコンディショナシステム、パワーコンディショナの制御方法として実現することができるだけでなく、かかる電力供給方法で行われる特徴的なステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりすることができる。また、上記パワーコンディショナやパワーコンディショナシステムの一部または全部を実現する半導体集積回路として実現することができる。更に、上記プログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記憶させることができる。
本発明によれば、負荷装置に印加される電圧の変動を低減できるパワーコンディショナ、パワーコンディショナシステムおよびパワーコンディショナの制御方法を提供することを目的とする。
本実施形態に係るパワーコンディショナシステムの構成を示す図である。 本実施形態に係るパワーコンディショナの構成を示す図である。 本実施形態に係る蓄電池用変換装置の構成を示す図である。 本実施形態に係る蓄電池の充電率と電池電圧との対応関係を示す図である。 本実施形態に係る制御部の動作を示すフローチャートである。 本実施形態に係る制御部の動作を説明するための図である。 本実施形態に係る制御部の動作を示すフローチャートである。 本実施形態に係るパワーコンディショナシステムの動作を説明するための図である。 本実施形態に係るパワーコンディショナシステムの動作を説明するための図である。 変形例に係る制御部の動作を示すフローチャートである。 変形例に係る制御部の動作を示すフローチャートである。 変形例に係るパワーコンディショナの構成を示す図である。
[1.実施形態の要旨]
一般家庭およびオフィス等において、各種電気機器に供給する電力は、通常、電力系統からの交流電力である。
これに対して、例えば、自然エネルギの活用および電力系統の停電時の対処等のために、太陽電池等の発電装置、および蓄電池等を設置し、これら発電装置および蓄電池からの直流電力を交流電力に変換して各種電気機器に供給するためのパワーコンディショナやこれを用いたパワーコンディショナシステムが開発されている。この種のパワーコンディショナとしては、例えば、特許文献1〜3に記載されたものがある。特に、特許文献3に記載されたパワーコンディショナシステムでは、負荷装置への電力供給元を、太陽光発電装置と交流電源とで切り替えることができる。
ところが、特許文献3に記載された技術では、パワーコンディショナから出力される交流の位相と、交流電源から供給される交流の位相とがずれている場合がある。すると、電気機器等への電力供給元を、パワーコンディショナ側から交流電源側に切り替える際、電気機器等に供給される交流の位相跳躍に起因して、電圧または電流が大きく変動してしまう。そして、電気機器等に供給される交流の電圧または電流が大きく変動すると、電気機器等の動作が不安定になってしまう虞がある。
本発明の実施形態は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その要旨としては、少なくとも以下(1)〜(10)に示す構成が含まれる。
(1)ある観点から見た本発明の実施形態に係るパワーコンディショナは、線路から供給される直流を交流に変換して負荷装置に供給するインバータ動作が可能である交直変換部と、交流電源から負荷装置への交流供給を行う第1状態および交流電源から負荷装置への交流供給を回避する第2状態のいずれか一方に切り替えるスイッチと、交直変換部を制御する制御部と、を備え、制御部が、第1状態から第2状態に切り替える前に、交直変換部から負荷装置に供給される交流の位相が交流電源から負荷装置に供給される交流の位相に一致するように、交直変換部を制御する。
本構成によれば、制御部が、第1状態から第2状態に切り替える前に、交直変換部から負荷装置に供給される交流の位相が、交流電源から負荷装置に供給される交流の位相に一致するように、交直変換部を制御する。これにより、第1状態から第2状態に切り替わる際、負荷装置に供給される交流における位相跳躍の発生が抑制される。従って、第1状態から第2状態に切り替わる際、上記位相跳躍の発生に起因して、負荷装置に印加される電圧の変動を低減できる。
(2)また、本発明の実施形態に係るパワーコンディショナは、上記交直変換部が、更に、交流電源から供給される交流を直流に変換して上記線路に供給する整流動作が可能であり、上記制御部が、更に、上記第1状態において、上記交直変換部が上記整流動作を行うように、上記交直変換部を制御するものであってもよい。
本構成によれば、交流電源から負荷装置に交流を供給すると同時に、交流電源から交直変換部を介して線路に直流を供給することができる。これにより、例えば、線路に蓄電池が当該蓄電池への充電動作が可能な装置を介して接続されている場合、線路に供給された直流が蓄電池の充電に使用されるので、交流電源から出力される交流の利用率向上を図ることができる。
(3)また、本発明の実施形態に係るパワーコンディショナは、蓄電池と上記線路との間に介挿され蓄電池の充電率を算出する蓄電池用変換装置と通信し、蓄電池用変換装置から蓄電池の充電率を示す情報を取得する通信部を更に備え、制御部が、充電率が第1充電率閾値を下回った場合、上記スイッチを上記第2状態から上記第1状態に切り替える。
本構成によれば、蓄電池の充電率が第1充電率閾値を下回った場合、制御部が、スイッチを第2状態から第1状態に切り替えることにより、交流電源から線路に直流が供給される。これにより、蓄電池の充電率が第1充電率閾値を下回った場合、交流電源から蓄電池への電力供給が可能となるので、蓄電池の充電率を第1充電率閾値以上で推移させることができる。
(4)また、本発明の実施形態に係るパワーコンディショナは、上記制御部が、更に、上記スイッチが上記第1状態にある場合、上記充電率が第2充電率閾値を上回ったとき、スイッチを第1状態から上記第2状態に切り替えるものであってもよい。
本構成によれば、蓄電池の充電率が第2充電率閾値を上回った場合、制御部が、スイッチを第2状態から第1状態に切り替えることにより、交流電源から負荷装置への電力供給を遮断して、線路から負荷装置に電力が供給される。これにより、蓄電池の充電率が第2充電率閾値を上回った場合、蓄電池から負荷装置への電力供給ができるようになるので、交流電源の利用率を低減することができる。従って、省エネルギ化を図ることができる。
(5)また、本発明の実施形態に係るパワーコンディショナは、上記制御部が、更に、前記スイッチが前記第1状態にある場合、上記充電率が第3充電率閾値を上回ったとき、上記スイッチを上記第1状態から上記第2状態に切り替えるものであってもよい。
本構成によれば、例えば、第3充電率閾値を蓄電池の充電率の最適範囲の上限値に設定したとする。この場合、制御部は、蓄電池の充電率が最適範囲の上限値を上回った場合にもスイッチを第1状態から第2状態に切り替える。これにより、蓄電池の充電率を、蓄電池にとって最適な範囲内で推移させることができるので、蓄電池の劣化を抑制することができる。
(6)また、本発明の実施形態に係るパワーコンディショナは、上記制御部が、上記スイッチが上記第2状態にある場合、上記線路の電圧が第1電圧閾値を下回った場合、上記スイッチを上記第2状態から上記第1状態に切り替えるものであってもよい。
本構成によれば、線路の電圧が第1電圧閾値を下回った場合、制御部が、スイッチを第2状態から第1状態に切り替えることにより、交流電源から線路に直流が供給される。これにより、線路の電圧の低下に伴い、線路から負荷装置への電力供給が不足し、負荷装置の動作不良が発生してしまうことを防止できる。
(7)また、本発明の実施形態に係るパワーコンディショナは、上記制御部が、更に、上記スイッチが上記第1状態にある場合、上記線路の電圧が第2電圧閾値を上回った場合、上記スイッチを上記第1状態から上記第2状態に切り替えるものであってもよい。
本構成によれば、線路の電圧が第2電圧閾値を上回った場合、制御部が、スイッチを第1状態から第2状態に切り替える。これにより、線路から負荷装置への電力供給が、交流電源から負荷装置への電力供給よりも優先的に行われる。従って、例えば、太陽光発電装置等の自然エネルギを活用した発電装置で生成される電力が線路に供給されている場合、当該発電装置で生成される電力の使用効率向上を図ることができ、自然エネルギの利用率向上を図ることができる。
また、本構成によれば、他の装置との通信を行う必要がないので、パワーコンディショナの構成の簡素化を図ることができる。
(8)また、本発明の実施形態に係るパワーコンディショナは、上記制御部が、更に、上記スイッチが上記第1状態にある場合、上記線路の電圧が第3電圧閾値を上回ったとき、スイッチを第1状態から上記第2状態に切り替えるものであってもよい。
本構成によれば、線路の電圧が第3電圧閾値を上回った場合にもスイッチを第1状態から第2状態に切り替える。これにより、線路の電圧の上昇が抑制されるので、線路の電圧の異常上昇に起因した弊害の発生を抑制できる。
(9)また、本発明の実施形態に係るパワーコンディショナは、上記制御部が、上記スイッチを上記第2状態から上記第1状態に切り替える場合、上記スイッチを切り替えた後、第1時間だけ経過してから上記交直変換部をインバータ動作から整流動作に切り替えるものであってもよい。
本構成によれば、制御部が、スイッチを切り替えた後、第1時間だけ経過してから交直変換部をインバータ動作から整流動作に切り替える。これにより、スイッチを切り替える際、負荷装置に交流が供給されない期間が発生するのを確実に防止できる。
(10)また、本発明の実施形態に係るパワーコンディショナは、上記制御部が、上記スイッチを上記第1状態から上記第2状態に切り替える場合、上記交直変換部を整流動作からインバータ動作に切り替えた後、第2時間だけ経過してから上記スイッチを切り替えるものであってもよい。
本構成によれば、制御部が、交直変換部をインバータ動作から整流動作に切り替えた後、第2時間だけ経過してからスイッチを切り替える。これにより、例えば、第2時間をインバータ動作が安定するまでに要する時間に設定すると、スイッチを切り替えた際、インバータ動作が不安定な状態で、交直変換部から負荷装置への交流供給がなされるのを防止できる。
(11)また、本発明の実施形態に係るパワーコンディショナシステムは、発電装置からの直流電圧を変換して線路に供給する発電装置用変換装置と、蓄電池からの直流電圧を変換して上記線路に供給する放電動作、および上記線路からの直流電圧を変換して上記蓄電池に供給する充電動作を行なうことが可能な蓄電池用変換装置と、線路から供給される直流を交流に変換して負荷装置に供給するインバータ動作が可能である交直変換部と、交流電源から上記負荷装置への交流供給を行う第1状態および上記交流電源から上記負荷装置への交流供給を回避する第2状態のいずれか一方に切り替えるスイッチと、上記交直変換部を制御する制御部と、を有するパワーコンディショナと、を備え、上記制御部は、上記第1状態から上記第2状態に切り替える前に、上記交直変換部から上記負荷装置に供給される交流の位相が、上記交流電源から上記負荷装置に供給される交流の位相に一致するように、上記交直変換部を制御する。
本構成によれば、制御部が、第1状態から第2状態に切り替える前に、交直変換部から負荷装置に供給される交流の位相が、交流電源から負荷装置に供給される交流の位相に一致するように、交直変換部を制御する。これにより、第1状態から第2状態に切り替わる際、負荷装置に供給される交流における位相跳躍の発生が抑制される。従って、第1状態から第2状態に切り替わる際、上記位相跳躍の発生に起因して、負荷装置に印加される電圧の変動を低減できる。
(12)また、本発明の実施形態に係る電力供給方法は、線路から供給される直流を交流に変換して負荷装置に供給するインバータ動作が可能である交直変換部と、交流電源から上記負荷装置への交流供給を行う第1状態および上記交流電源から上記負荷装置への交流供給を回避する第2状態のいずれか一方に切り替えるスイッチと、上記交直変換部を制御する制御部と、を有するパワーコンディショナにおける電力供給方法であって、上記第1状態から上記第2状態に切り替える前に、上記交直変換部から上記負荷装置に供給される交流の位相が、上記交流電源から上記負荷装置に供給される交流の位相に一致するように、上記交直変換部を制御するステップを含む。
本構成によれば、第1状態から第2状態に切り替える前に、交直変換部から負荷装置に供給される交流の位相が、交流電源から負荷装置に供給される交流の位相に一致するように、交直変換部を制御する。これにより、第1状態から第2状態に切り替わる際、負荷装置に供給される交流における位相跳躍の発生が抑制される。従って、第1状態から第2状態に切り替わる際、上記位相跳躍の発生に起因して、負荷装置に印加される電圧の変動を低減できる。
[2.実施形態の詳細]
<1>構成
図1は、本実施形態に係るパワーコンディショナシステム201の構成を示す図である。
パワーコンディショナシステム201は、蓄電池用変換装置101と、発電装置102と、発電装置用変換装置103と、交流電源104と、PCS(パワーコンディショナ)105と、蓄電池106とを備える。ここで、蓄電池用変換装置101、発電装置用変換装置103およびPCS105は、線路151と電気的に接続されている。
発電装置102は、自然エネルギを利用した発電装置、例えば太陽光発電装置または風力発電機であり、発電した直流電力を発電装置用変換装置103へ出力する。発電装置102の出力電力は、例えば2.4kWである。
発電装置用変換装置103は、例えばDC/DCコンバータであり、発電装置102から受けた直流電力を異なる電圧値の直流電力に変換して線路151へ出力する。発電装置用変換装置103は、MPPT(最大電力点追従)制御を行なうことにより、発電装置102の出力電力の最大化を図る。
蓄電池106は、例えば、鉛電池、リチウムイオン電池、ニッケル−カドミウム電池、ニッケル−水素電池、レドックスフロー電池またはNAS電池である。蓄電池106は、例えば、起電力が12Vであり、容量が105Ahであり、出力電力が5kWhであり、4直列の鉛蓄電池である。あるいは、蓄電池106は、例えば、起電力が30Vであり、容量が40Ahであり、出力電力が2.4kWhであり、2直列のLiイオン電池である。
蓄電池用変換装置101は、双方向DC/DCコンバータであり、蓄電池106と線路151との間に介挿されている。この蓄電池用変換装置101は、放電動作において、蓄電池106からの直流電力を異なる電圧値の直流電力に変換して線路151へ出力し、充電動作において、線路151からの直流電力を異なる電圧値の直流電力に変換して蓄電池106へ出力する。
また、蓄電池用変換装置101は、蓄電池106の充電率を算出する機能と、算出した蓄電池106の充電率を示す情報をPCS105に送信する機能とを有する。
なお、この蓄電池用変換装置101の詳細は後述する。
PCS105は、双方向インバータ(交直変換部)13と、スイッチ14とを含んで構成される。
双方向インバータ13は、線路151からの直流を交流に変換して負荷装置108へ出力したり、交流電源104からの交流電力を直流電力に変換して線路151へ出力したりする。ここで、交流電源104は、例えば商用電力系統等であり、負荷装置108は、例えば家電機器等である。
スイッチ14は、交流電源104と負荷装置108とを接続する線路に介挿されている。スイッチ14は、線路151から負荷装置108へ電力を供給する場合はオン状態となり、交流電源104から負荷装置108および線路151へ電力を供給する場合はオフ状態となる。
また、PCS105は、蓄電池用変換装置101と通信し、蓄電池用変換装置101から蓄電池106の充電率を示す情報を取得する機能を有する。
なお、このPCS105の詳細については後述する。
キャパシタ109は、線路151の電圧(以下、「線路電圧」と称する。)の平滑化を図るためのものであり、線路151に接続されている。なお、線路電圧は、例えば160V〜190Vの範囲内に設定される。
<PCSの詳細>
図2は、本実施形態に係るPCS105の構成を示す図である。
PCS105は、測定部11と、制御部12と、双方向インバータ(交直変換部)13と、スイッチ14と、操作部15と、通信部16と、突入電流防止回路17と、を備える。また、PCS105は、更に、電圧測定器41,43,44と、電流測定器42とを備える。
測定部11は、線路電圧Vdc、電流Ig、双方向インバータ13の負荷装置108側の電圧Vgおよび交流電源104の出力電圧Vgacの測定値を制御部12へ出力する。ここで、測定部11は、線路電圧Vdcの測定値を電圧測定器41から取得し、電圧Vgの測定値を電圧測定器43から取得し、電圧Vgacの測定値を電圧測定器44から取得する。また、測定部11は、電流Igの測定値を電流測定器42から取得する。
制御部12は、コンピュータを有して構成され、双方向インバータ13およびスイッチ14の動作を制御する。この制御部12の各機能は、コンピュータが所定のコンピュータプログラムを実行することにより実現されている。ここで、コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、I/Oインターフェースおよびこれらを互いに接続するバス等からなる。なお、制御部12は、必ずしも1つのコンピュータから構成されているものに限定されるものではなく、複数のコンピュータから構成されているものであってもよい。
制御部12は、測定部11から入力される電圧Vdc,Vg,Vgacの電圧値や電流Igの電流値に基づいて、双方向インバータ13に制御信号を入力する。
また、制御部12は、操作部15から送られてくる供給元切替信号と、蓄電池用変換装置101から通信部16を介して送られてくる蓄電池106の蓄電率Qとに基づいて、スイッチ14に制御信号を入力する。
双方向インバータ13は、第1ドライブ回路23と、インバータ回路24とを備える。この双方向インバータ13は、線路151から供給される直流を交流に変換して負荷装置108に供給するインバータ動作が可能であると共に、交流電源104からスイッチ14を通じて供給される交流を直流に変換して線路151に供給する整流動作も可能である。
インバータ回路24は、4つのトランジスタ31,32,33,34と、インダクタ35,36と、コモンモードフィルタ38と、キャパシタ37,39とを含む。なお、インバータ回路24は、トランジスタの代わりに他の種類のスイッチング素子を含む構成であってもよい。
第1ドライブ回路23は、制御部12から入力される制御信号に従って、インバータ回路24におけるトランジスタ31,32,33,34用のゲート信号を生成し、トランジスタ31,32,33,34へ出力する。
トランジスタ31,32,33,34は、例えば逆流阻止ダイオードを有するIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)であり、第1ドライブ回路23から入力されるゲート信号に基づいてスイッチング動作をする。
操作部15は、ユーザが負荷装置108への電力供給元を、線路151から交流電源104或いは交流電源104から線路151に切り替える場合に、ユーザにより操作されるものである。操作部15は、ユーザによる電力供給元を切り替えるための操作を受け付けると、供給元切替信号を制御部12へ送る。この操作部15は、例えば、周知のユーザインターフェース等を利用したものから構成される。
通信部16は、後述の蓄電池用変換装置101が有する通信部216と有線接続または無線接続され、当該通信部216と通信可能となっている。そして、通信部16は、蓄電池用変換装置101との間で通信を行い、蓄電池用変換装置101から蓄電池106の蓄電率Qを示す情報を取得して制御部12に送る。
スイッチ14は、2つのトランジスタ45,46と、各トランジスタ45,46を駆動させる第2ドライブ回路47とを備える。2つのトランジスタ45,46は、例えば逆流阻止ダイオードを有するIGBTからなる。なお、スイッチ14は、トランジスタの代わりに他の種類のスイッチング素子を含む構成であってもよい。
第2ドライブ回路47は、制御部12から入力される制御信号に基づいて、2つのトランジスタ45,46をオンオフさせる。
以後、「スイッチ14がオン状態にある」とは、トランジスタ45,46の両方がオン状態にある場合を意味し、「スイッチ14がオフ状態にある」とは、トランジスタ45,46の両方がオフ状態にある場合を意味するものとする。
突入電流防止回路17は、スイッチ14がオン状態からオフ状態に切り替わる際に、負荷装置108に過電流(突入電流)が流入するのを防止するための回路である。この突入電流防止回路17は、例えば、PTC(Positive Temperature Coefficient)サーミスタを利用した回路等を用いればよい。
例えば、双方向インバータ13が、インバータ動作をしているときに、スイッチ14がオンすると、双方向インバータ13と交流電源104の両方から負荷装置108に向かって交流電流が流入する。このときに、突入電流防止回路17は、負荷装置108に流入する交流電流を制限することにより、負荷装置108を保護する。
<蓄電池用変換装置の詳細>
図3は、本実施の形態に係る蓄電池用変換装置101の構成を示す図である。
蓄電池用変換装置101は、測定部211と、制御部212と、電圧変換部213と、通信部216とを備える。また、蓄電池用変換装置101は、更に、電圧測定器236,237と、電流測定器238とを備える。
測定部211は、線路電圧Vdc、電池電圧Vbおよび電池電流Ibdcの測定値を制御部212へ出力する。ここで、測定部211は、線路電圧Vdcの測定値を電圧測定器237から取得し、蓄電池106の例えば端子間の電圧である電池電圧Vbの測定値を電圧測定器236から取得する。また、測定部211は、蓄電池106および電圧変換部213間を流れる電流、具体的には蓄電池106に入力または出力される電池電流Ibdcの測定値を、電流測定器238から取得する。
制御部212は、コンピュータを有して構成されている。そして、制御部12の各機能は、コンピュータが所定のコンピュータプログラムを実行することにより実現されている。ここで、コンピュータは、CPU、メモリ、I/Oインターフェースおよびこれらを互いに接続するバス等からなる。なお、制御部212は、必ずしも1つのコンピュータから構成されているものに限定されるものではなく、複数のコンピュータから構成されているものであってもよい。
制御部212は、測定部211から入力される線路電圧Vdcや電池電圧Vbに基づいて、蓄電池106の充電動作および蓄電池106の放電動作のいずれかを行うための制御信号を電圧変換部213へ出力する。
また、制御部212は、蓄電池106の充電率と電池電圧Vbとの対応関係を示す情報を保持している。
図4は、本実施形態に係る蓄電池106の充電率Qと電池電圧Vbとの対応関係の一例を示す図である。
蓄電池106は、充電率が100%のときの電池電圧が最も大きく、充電率が下がるにつれて電池電圧が小さくなっている。制御部212は、このような対応関係を示す情報を、関係式またはルックアップテーブルの形で保持している。
ここにおいて、制御部212は、測定部211から取得した電池電圧Vbおよび電池電流Ibdcの測定値に基づいて、蓄電池106の起電力、即ち蓄電池106の端子電圧から蓄電池106の内部抵抗を通して流れる電流による電圧分が除外された電圧値を算出する。そして、制御部212は、図4に示すような、蓄電池106の充電率Qと電池電圧Vbとの対応関係を示す情報を参照して、蓄電池106の充電率を算出し、算出した蓄電池106の充電率を示す情報を通信部216に送る。
更に、制御部212は、測定部211から入力される電圧Vdc、電池電圧Vbおよび電池電流Ibdcの測定値に基づいてPI(比例積分)演算を行ない、トランジスタ233,234のスイッチングのデューティ比を算出し、算出したディーディ比に対応する制御信号を電圧変換部213へ出力する。
電圧変換部213は、蓄電池106に対して定電流充電を行なったり、蓄電池106に対して定電流放電を行ったりする。
電圧変換部213は、ドライブ回路223と、昇降圧チョッパ回路224とを含む。昇降圧チョッパ回路224は、キャパシタ231,235と、インダクタ232と、トランジスタ233,234とを含む。なお、昇降圧チョッパ回路224は、トランジスタの代わりに他の種類のスイッチング素子を含む構成であってもよい。
ドライブ回路223は、制御部212から入力される制御信号に基づいて、昇降圧チョッパ回路224におけるトランジスタ233,234用のPWM制御信号をそれぞれ生成し、トランジスタ233,234へ出力する。
トランジスタ233,234は、例えば逆流阻止ダイオードを有するIGBTであり、ドライブ回路223から受けたPWM制御信号に基づいてスイッチングする。これにより、例えば、蓄電池106の放電動作において、蓄電池106の電池電圧Vbが昇圧されて線路151に供給され、蓄電池106の充電動作において、線路151の電圧Vdcが降圧されて蓄電池106に供給される。
ここにおいて、ドライブ回路223は、蓄電池106の充電動作において、トランジスタ233を常時オフさせ、蓄電池106の入力電流Ibdcが所定値になるようにトランジスタ234をスイッチングさせる。また、ドライブ回路223は、蓄電池106の放電動作において、トランジスタ234を常時オフさせ、蓄電池106の出力電流Ibdcが所定値になるようにトランジスタ233をスイッチングさせる。
通信部216は、PCS105が有する通信部16と有線接続または無線接続され、当該通信部216と通信可能となっている。そして、通信部216は、PCS105との間で通信を行い、制御部212から送られてくる蓄電池106の蓄電率Qを示す情報を、PCS105に送る。
<2>動作
本実施形態に係るPCS105が有する制御部12の動作について説明する。ここでは、PCS105の電源投入直後は、スイッチ14がオフ状態、即ち、交流電源104から負荷装置108に交流が供給されない状態(第2状態)で維持されており、双方向インバータ13がインバータ動作をしているものとする。
図5および図7は、本実施形態に係る制御部12の動作を示すフローチャートである。
図5に示すように、まず、制御部12が、スイッチ14をオフ状態で維持するとともに、双方向インバータ13をインバータ動作させている(ステップS11)。ここで、「インバータ動作」とは、線路151から供給される直流を交流に変換して負荷装置108に供給する動作を意味する。ここにおいて、制御部12は、双方向インバータ13から負荷装置108に出力される電圧の振幅が一定となるように、双方向インバータ13を定電圧制御している。
次に、制御部12は、ユーザによる負荷装置108の電力供給元の切り替え操作が有ったか否かを判定する(ステップS12)。具体的には、制御部12は、操作部15から、負荷装置108への電力供給元を切り替える旨を示す上記供給元切替信号が入力されたか否かを判定する。
ステップS12において、切り替え操作が有ったと判定されると(ステップS12:Yes)、制御部12は、ステップS14の処理を行う。
一方、ステップS12において、切り替え操作が無いと判定されると(ステップS12:No)、制御部12は、蓄電池106の充電率Qが、第1充電率閾値Qth1よりも小さいか否かを判定する(ステップS13)。この第1充電率閾値は、例えば12%に設定される。
ステップS13において、蓄電池106の充電率Qが、第1充電率閾値Qth1以上であると判定されると(ステップS13:No)、制御部12は、再び、ステップS11の処理を行う。
一方、ステップS13において、蓄電池106の充電率Qが、第1充電率閾値Qth1よりも小さいと判定されると(ステップS13:Yes)、制御部12は、双方向インバータ13から出力される交流の位相と、交流電源104から出力される交流の位相とを一致させる位相一致制御を行う(ステップS14)。ここでは、制御部12が、第1ドライブ回路23に入力する制御信号を変化させることにより、トランジスタ31,32,33,34の動作タイミングを変化させて、双方向インバータ13から出力される交流の位相を変化させる。
図6は、本実施形態に係る位相一致制御の際の電圧波形を示す図である。
図6に示すように、双方向インバータ13の出力電圧Vgと、交流電源104の出力電圧Vgacとが一致していないとする。この場合、制御部12は、位相一致制御において、双方向インバータ13から出力される交流の位相を進めることにより(図6(a)中の矢印参照)、電圧Vgの位相と電圧Vgacの位相とを一致させる。
なお、「位相が一致している」とは、必ずしも厳密に一致している必要はなく、例えば、電圧Vgの位相と電圧Vgacの位相とのずれ量が±5%の範囲内であることを意味する。
図5に戻って、ステップS14の後、制御部12は、線路151から双方向インバータ13を介して負荷装置108に供給されている交流についてゼロクロス点の検出を試み(ステップS15)、ゼロクロス点が検出された時点で、スイッチ14をオンする(ステップS16)。
つまり、スイッチ14が交流電源104から負荷装置108に交流が供給されない状態(第2状態)にあるとする。この場合、制御部12は、充電率Qが第1充電率閾値Qth1を下回ったとき、スイッチ14を第2状態から交流電源104から負荷装置108に交流が供給される状態(第1状態)に切り替える。これにより、蓄電池106の充電率Qが第1充電率閾値Qth1を下回った場合、交流電源104から蓄電池106への電力供給が可能となるので、蓄電池106の充電率Qを第1充電率閾値Qth1以上で推移させることができる。
また、制御部12が、スイッチ14を第2状態から第1状態に切り替える場合、スイッチ14を切り替えた後、第1時間だけ経過してから双方向インバータ13をインバータ動作から整流動作に切り替える。これにより、スイッチ14を切り替える際、負荷装置108に交流が供給されない期間が発生するのを確実に防止できる。
次に、制御部12は、第1時間だけ待機する(ステップS17)。このとき、負荷装置108には、交流電源104と双方向インバータ13の両方から交流が供給されている状態となる。この第1時間は、例えば、1minに設定すればよい。
その後、図7に示すように、制御部12は、スイッチ14をオン状態で維持するとともに、双方向インバータ13を整流動作させる(ステップS21)。ここで、「整流動作」とは、交流電源104から供給される交流を直流に変換して線路151に供給する動作を意味する。ここにおいて、制御部12は、双方向インバータ13から線路151に出力される電流が一定となるように、双方向インバータ13を定電流制御する。
次に、制御部12は、ユーザにより切り替え操作が有ったか否かを判定する(ステップS22)。具体的には、制御部12は、操作部15から上記供給元切替信号が入力されたか否かを判定する。
ステップS22において、切り替え操作が有ったと判定されると(ステップS22:Yes)、制御部12は、ステップS24の処理を行う。
一方、ステップS22において、切り替え操作が無いと判定されると(ステップS22:No)、制御部12は、蓄電池106の充電率Qが、第2充電率閾値Qth2よりも大きい否かを判定する(ステップS23)。この第2充電率閾値は、例えば50%に設定される。
ステップS23において、蓄電池106の充電率Qが、第2充電率閾値Qth2以下であると判定されると(ステップS23:No)、制御部12は、再び、ステップS21の処理を行う。
一方、ステップS23において、蓄電池106の充電率Qが、第2充電率閾値Qth2よりも大きいと判定されると(ステップS23:Yes)、制御部12は、双方向インバータ13をインバータ動作させる(ステップS24)。
続いて、制御部12は、双方向インバータ13がインバータ動作をしている状態で第2時間だけ待機する(ステップS25)。この第2時間は、双方向インバータ13が整流動作からインバータ動作に切り替わった後、インバータ動作が安定するまでの時間に相当する。この第2時間は、例えば、1minに設定すればよい。
その後、制御部12は、双方向インバータ13から出力される交流の位相と、交流電源104から出力される交流の位相とを一致させる位相一致制御を行う(ステップS26)。このとき、制御部12は、前述のステップS14における処理と同様に、双方向インバータ13から出力される交流の位相を進めることにより、電圧Vgの位相と電圧Vgacの位相とを一致させる。
その後、制御部12は、線路151から双方向インバータ13を介して負荷装置108に供給されている交流についてゼロクロス点の検出を試み(ステップS27)、ゼロクロス点が検出された時点で、スイッチ14をオフする(ステップS28)。
つまり、スイッチ14が交流電源104から負荷装置108に交流が供給する状態(第1状態)にあるとする。この場合、制御部12は、蓄電池106の充電率Qが第2充電率閾値Qth2を上回ったとき、スイッチ14を第1状態から、交流電源104から負荷装置108への交流供給を回避して双方向インバータ13への交流供給を行う状態(第2状態)に切り替える。すると、交流電源104から負荷装置108への電力供給が遮断され、線路151から負荷装置108に電力供給がなされる。
これにより、蓄電池106の充電率Qが第2充電率閾値Qth2を上回った場合、蓄電池106から負荷装置108への電力供給が可能となるので、交流電源104の利用率を低減することができる。従って、省エネルギ化を図ることができる。
また、制御部12は、双方向インバータ13を整流動作からからインバータ動作に切り替えた後、第2時間だけ経過してからスイッチ14を切り替える。これにより、前述のように、第2時間をインバータ動作が安定するまでに要する時間に設定すると、スイッチ14を切り替える際、インバータ動作が不安定な状態で、双方向インバータ13から負荷装置108への交流供給がなされるのを防止できる。
図8および図9に、本実施形態に係るパワーコンディショナシステム201における電力供給路を示す概略図である。ここで、(a)は、双方向インバータ13がインバータ動作を行っており、スイッチ14がオフ状態の場合を示す。また、(b)は、双方向インバータ13がインバータ動作を行っており、スイッチ14がオン状態の場合を示す。図9は、双方向インバータ13が整流動作を行っており、スイッチ14がオン状態の場合を示す。
図8(a)に示すように、双方向インバータ13がインバータ動作を行っており、スイッチ14がオフ状態の場合、発電装置102から発電装置用変換装置103、線路151を経由してPCS105に直流が供給される(破線P1参照)。
同時に、蓄電池106から蓄電池用変換装置101、線路151を経由してPCS105に直流が供給される。そして、双方向インバータ13は、PCS105に供給される直流を交流に変換して負荷装置108に供給する(破線P2参照)。
図8(a)に示す状態において、制御部12がステップS12またはステップS13で、Yesと判定されると(図5参照)、まず、図8(b)に示すように、双方向インバータ13がインバータ動作を行っており、スイッチ14がオンしている状態になる。このとき、発電装置102および蓄電池106からPCS105に直流が供給される(破線P1,P2参照)。そして、双方向インバータ13は、PCS105に供給される直流を交流に変換して負荷装置108に供給する。
同時に、交流電源104から負荷装置108にも交流が供給される(破線P3参照)。
その後、図9に示すように、双方向インバータ13が整流動作を行っており、スイッチ14がオンしている状態に移行する。このとき、交流電源104からスイッチ14を経由して負荷装置108に交流が供給される(破線P3参照)。
同時に、交流電源104からスイッチ14を経由して双方向インバータ13に交流が供給される。そして、双方向インバータ13は、自機に供給される交流を直流に変換して線路151に供給する。ここで、蓄電池用変換装置101は、線路電圧Vdcの大きさに応じて、線路151から供給される直流を降圧して蓄電池106に供給し、蓄電池106を充電する(破線P4参照)。
また、図9に示す状態において、制御部12がステップS22またはステップS23で、Yesと判定されると(図7参照)、まず、図8(b)に示すように、双方向インバータ13がインバータ動作を行っており、スイッチ14がオンしている状態になる。その後、図8(a)に示すように、双方向インバータ13がインバータ動作を行っており、スイッチ14がオフしている状態となる。
<3>まとめ
結局、本実施形態に係るPCS105によれば、制御部12が、第1状態から第2状態に切り替える前に、双方向インバータ(交直変換部)13から負荷装置108に供給される交流の位相が、交流電源104から負荷装置108に供給される交流の位相に一致するように、双方向インバータ13を制御する。これにより、第1状態から第2状態に切り替わる際、負荷装置108に供給される交流における位相跳躍の発生が抑制される。従って、第1状態から第2状態に切り替わる際、上記位相跳躍の発生に起因して、負荷装置108に印加される電圧の変動を低減できる。
従って、例えば、負荷装置108が、炊飯器や生命維持装置等の大きな電圧変動を回避すべき機器ある場合には、本実施形態に係るPCS105は好適である。
また、本実施形態に係るPCS105によれば、交流電源104から負荷装置108に交流を供給すると同時に、交流電源104から双方向インバータ13を介して線路151に直流を供給することができる。これにより、例えば、本実施形態に係るパワーコンディショナシステム201のように、線路151に蓄電池106が当該蓄電池106の充電動作が可能な蓄電池用変換装置101を介して接続されているとする。この場合、線路151に供給された直流が蓄電池106の充電に使用されるので、交流電源104から出力される交流の利用率向上を図ることができる。
ところで、交流電源104から供給される交流を直流に変換して線路151に供給する回路として、整流回路とPFC(Power Factor Correctiojn)回路とを組み合わせたものが使用されることが多い。ここにおいて、PFC回路は、交流電源104から線路151への入力力率を改善する目的で用いられている。
これに対して、本実施形態に係るPCS105は、双方向インバータ13を整流動作させることにより、交流電源104から線路151に電力供給を行う。これにより、PFC回路を別途設けることなく、交流電源104への高調波ノイズの影響を抑制できる。つまり、PFC回路が不要になる分、PCS105のコスト低減を図ることができるという利点もある。
[3.変形例]
(1)実施形態では、蓄電池106の充電率Qに基づいて、電力供給元を切り替える例について説明したが、電力供給元を切り替える基準は、蓄電池106の充電率Qに限定されるものではなく、例えば、線路電圧Vdcによって変化させてもよい。
図10および図11は、本変形例に係る制御部12の動作を示すフローチャートである。
図10に示すように、制御部12の動作は、実施形態と略同じであり、蓄電池106の充電率Qと第1、第2充電率閾値Qth1,Qth2との比較を行う代わりに、線路電圧Vdcと第1、第2電圧閾値Vth1,Vth2との比較を行う点が相違する。
具体的には、図10に示すように、双方向インバータ13がインバータ動作を行っている場合、制御部12は、切り替え操作がないと判定されると(ステップS12:No)、線路電圧Vdcが第1電圧閾値Vth1より小さいか否かを判定する(ステップS33)。そして、線路電圧Vdcが第1電圧閾値Vth1より小さいとき(ステップS33:Yes)、制御部12は、ステップS14,S15の処理を経て、スイッチ14をオンさせる(ステップS16)。これにより、負荷装置108の電力供給元が、線路151から交流電源104に切り替わる。
つまり、本変形例に係るPCS105では、線路151の電圧Vdcが第1電圧閾値Vth1を下回った場合、制御部12が、スイッチ14を第2状態から第1状態に切り替える。これにより、交流電源104から線路151に直流が供給される。従って、線路151の電圧Vdcの低下に伴い、線路151から負荷装置108への電力供給が不足し、負荷装置108の動作不良が発生してしまうことを防止できる。
また、図11に示すように、双方向インバータ13が整流動作を行っている場合、制御部12は、切り替え操作がないと判定されると(ステップS22:No)、線路電圧Vdcが第2電圧閾値Vth1より大きいか否かを判定する(ステップS43)。そして、線路電圧Vdcが第2電圧閾値Vth1より大きいとき(ステップS43:Yes)、制御部12は、ステップS24〜S27の処理を経て、スイッチ14をオフさせる(ステップS28)。これにより、負荷装置108の電力供給元が、交流電源104から線路151に切り替わる。
つまり、本変形例に係るPCS105では、線路151の電圧Vdcが第2電圧閾値Vth2を上回った場合、制御部12が、スイッチ14を第1状態から第2状態に切り替える。これにより、線路151から負荷装置108への電力供給が、交流電源104から負荷装置108への電力供給よりも優先的に行われる。従って、本変形例に係るPCS105のように、太陽光発電装置等の自然エネルギを活用した発電装置102で生成される電力が線路151に供給されているとする。この場合、発電装置102で生成される電力の使用効率向上を図ることができ、ひいては、自然エネルギの利用率向上を図ることができる。
また、蓄電池用変換装置101等の他の装置との通信を行う必要がないので、PCS105の構成の簡素化を図ることができる。
(2)実施形態において、制御部12が、蓄電池106の充電率Qが蓄電池106の充電率の最適範囲を外れた場合に、負荷装置108の電力供給元を線路151から交流電源104に切り替えてもよい。
例えば、スイッチ14が交流電源104から負荷装置108への交流供給を行うとともに、交流電源104から双方向インバータ13への交流供給を行っている状態(第1状態)にあるとする。この場合、制御部12が、充電率Qが第1充電率閾値Qth1を下回ったときに加えて、第3充電率閾値Qth3を上回ったとき、スイッチ14を第1状態から交流電源104から負荷装置108および双方向インバータ13への交流供給を回避する状態(第2状態)に切り替えるようにしてもよい。
ここにおいて、蓄電池106は、その種類によって充電率Qを推移させる最適範囲が異なる。例えば、蓄電池106が鉛電池から構成される場合、充電率Qは100%(満充電)近傍で推移するのが好ましい。一方、蓄電池106がリチウムイオン電池等から構成される場合、充電率Qが100%近傍で推移するのは好ましくない。
具体的には、蓄電池106の種類がリチウムイオン電池やニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、レドックスフロー電池であれば、蓄電池106の充電率を50%以下の状態で推移させるのが好ましい。
この場合、第1充電率閾値Qth1を25%に設定し、第3充電率閾値Qth3を50%に設定すればよい。すると、制御部12は、蓄電池106の充電率Qが25%以上50%以下の最適範囲から外れた場合に、スイッチ14を第2状態から第1状態に切り替えることにより、負荷装置108の電力供給元を線路151から交流電源104に切り替える。
結局、本変形例によれば、例えば、第3充電率閾値Qth3を蓄電池106の充電率Qの最適範囲の上限値に設定したとする。この場合、制御部12は、蓄電池106の充電率Qが最適範囲の上限値を上回った場合にもスイッチ14を第2状態から第1状態に切り替える。これにより、蓄電池106の充電率Qを、蓄電池106にとって最適な範囲内で推移させることができるので、蓄電池106の劣化を抑制することができる。
(3)変形例(1)において、制御部12が、線路電圧Vdcが所定の上限値を超えた場合に、負荷装置108の電力供給元を線路151から交流電源104に切り替えてもよい。
例えば、スイッチ14が交流電源104から負荷装置108への交流供給を行うとともに、交流電源104から双方向インバータ13への交流供給を行っている状態(第1状態)にあるとする。この場合、制御部12が、線路電圧Vdcが第1電圧閾値Vth1を下回ったときに加えて、第3電圧閾値Vth3を上回ったとき、スイッチ14を第1状態から交流電源104から負荷装置108および双方向インバータ13への交流供給を回避する状態(第2状態)に切り替えるようにしてもよい。ここで、第3電圧閾値Vth3は、例えば線路電圧Vdcに対する許容電圧の上限値(例えば、190V)に設定すればよい。
ここにおいて、線路電圧Vdcが異常上昇している場合には、パワーコンディショナシステム201を保護するために、線路電圧Vdcの上昇を抑制する必要がある。
これに対して、本変形例(1)に係るPCS105では、前述のように、線路電圧Vdcが第3電圧閾値Vth3を超えた場合に、スイッチ14を第2状態から第1状態に切り替えることにより、負荷装置108の電力供給元を交流電源104側から線路151側に切り替える。
これにより、交流電源104から線路151への電力供給が遮断されるので、線路電圧Vdcの上昇が抑制されるので、線路151の電圧Vdcの異常上昇に起因した弊害の発生を抑制できる。
(4)実施形態に係るPCS105は、双方向インバータ13を備える例について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、双方向インバータ13の代わりに、インバータ動作のみ行う回路を備える構成であってもよい。
(5)実施形態に係るPCS105は、線路151に接続される例について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、蓄電池106に直接接続されるものであってもよい。
図12は、本変形例に係るPCS305の構成を示す図である。なお、図12において、実施形態と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。
PCS305は、交流電源104と蓄電池106と負荷装置108とに接続されている。
PCS305は、双方向インバータ13およびスイッチ14に加えて、電圧変換部213を備える点および他装置との通信を行う通信部を備えていない点が実施形態と相違する。そして、制御部312が、測定部311から入力される蓄電池106の電池電圧Vbに基づいて、スイッチ14をオンオフ動作させる。
また、PCS305では、双方向インバータ13と電圧変換部213とが、DCリンク部(線路)351により接続されている。そして、DCリンク部351には、平滑化用のキャパシタ309と、DCリンク部351の電圧Vdcを測定する電圧測定器341とが設けられている。
測定部311は、DCリンク部351の電圧Vdc、電流Ig、双方向インバータ13の負荷装置108側の電圧Vg、交流電源104の出力電圧Vgacの測定値、蓄電池106の電池電圧Vbおよび電池電流Ibdcを制御部12へ出力する。ここで、測定部11は、DCリンク部351の電圧Vdcの測定値を電圧測定器341から取得し、電池電圧Vbの測定値を電圧測定器236から取得する。また、測定部11は、電池電流Ibdcの測定値を電流測定器238から取得する。
制御部312は、測定部311から入力される電圧Vdc,Vg,Vgacの電圧値や電流Igの電流値に基づいて、双方向インバータ13に制御信号を入力する。また、制御部312は、操作部15から送られてくる供給元切替信号と電池電圧Vbとに基づいて、スイッチ14に制御信号を入力する。更に、制御部312は、測定部311から入力されるDCリンク部351の電圧Vdcや電池電圧Vbに基づいて、蓄電池106の充電動作および蓄電池106の放電動作のいずれかを行うための制御信号を電圧変換部213へ出力する。
ここにおいて、制御部312は、前述の図4に示すような、蓄電池106の充電率と電池電圧Vbとの対応関係を示す情報を保持しており、測定部311から入力される電池電圧Vbから蓄電池106の充電率Qを算出する。そして、制御部312は、蓄電池106の充電率Qと前述の第1、第2充電率閾値Qth1,Qth2とを比較した結果に基づいて、スイッチ14をオンオフ動作させる。
本変形例に係るPCS305によれば、蓄電池用変換装置101等の他の装置との通信を行う必要がないので、PCS305の構成の簡素化を図ることができる。
[4.付記]
上記実施の形態および変形例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11,211 測定部
12,212 制御部
13 双方向インバータ(交直変換部)
14 スイッチ
15 操作部
16,216 通信部
17 突入電流防止回路
23 第1ドライブ回路
24 インバータ回路
31,32,33,34,45,46,233,234 トランジスタ
37,39,109,231,235,309 キャパシタ
35,36,232 インダクタ
38 コモンモードフィルタ
41,43,44,236 電圧測定器
42,238 電流測定器
47 第2ドライブ回路
101 蓄電池用変換装置
102 発電装置
103 発電装置用変換装置
104 交流電源
105,305 パワーコンディショナ(PCS)
106 蓄電池
201 パワーコンディショナシステム
213 電圧変換部
223 ドライブ回路

Claims (12)

  1. 線路から供給される直流を交流に変換して負荷装置に供給するインバータ動作が可能である交直変換部と、
    交流電源から前記負荷装置への交流供給を行う第1状態および前記交流電源から前記負荷装置への交流供給を回避する第2状態のいずれか一方に切り替えるスイッチと、
    前記交直変換部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1状態から前記第2状態に切り替える前に、前記交直変換部から前記負荷装置に供給される交流の位相が、前記交流電源から前記負荷装置に供給される交流の位相に一致するように、前記交直変換部を制御する
    パワーコンディショナ。
  2. 前記交直変換部は、更に、交流電源から供給される交流を直流に変換して前記線路に供給する整流動作が可能であり、
    前記制御部は、更に、前記第1状態において、前記交直変換部が前記整流動作を行うように、前記交直変換部を制御する
    請求項1記載のパワーコンディショナ。
  3. 蓄電池と前記線路との間に介挿され前記蓄電池の充電率を算出する蓄電池用変換装置と通信し、前記蓄電池用変換装置から前記蓄電池の充電率を示す情報を取得する通信部を更に備え、
    前記制御部は、前記スイッチが第2状態にある場合、前記充電率が第1充電率閾値を下回ったとき、前記スイッチを前記第2状態から前記第1状態に切り替える
    請求項2記載のパワーコンディショナ。
  4. 前記制御部は、更に、前記スイッチが第1状態にある場合、前記充電率が第2充電率閾値を上回ったとき、前記スイッチを前記第1状態から前記第2状態に切り替える
    請求項3記載のパワーコンディショナ。
  5. 前記制御部は、更に、前記スイッチが前記第1状態にある場合、前記充電率が第3充電率閾値を上回ったとき、前記スイッチを前記第1状態から前記第2状態に切り替える
    請求項3または請求項4記載のパワーコンディショナ。
  6. 前記制御部は、前記スイッチが前記第2状態にある場合、前記線路の電圧が第1電圧閾値を下回ったとき、前記スイッチを前記第2状態から前記第1状態に切り替える
    請求項2記載のパワーコンディショナ。
  7. 前記制御部は、更に、前記スイッチが前記第1状態にある場合、前記線路の電圧が第2電圧閾値を上回ったとき、前記スイッチを前記第1状態から前記第2状態に切り替える
    請求項6記載のパワーコンディショナ。
  8. 前記制御部は、更に、前記スイッチが前記第1状態にある場合、前記線路の電圧が第3電圧閾値を上回ったとき、前記スイッチを前記第1状態から前記第2状態に切り替える
    請求項6または請求項7記載のパワーコンディショナ。
  9. 前記制御部は、前記スイッチを前記第2状態から前記第1状態に切り替える場合、前記スイッチを切り替えた後、少なくとも第1時間だけ経過してから前記交直変換部をインバータ動作から整流動作に切り替える
    請求項2〜請求項8のいずれか1項に記載のパワーコンディショナ。
  10. 前記制御部は、前記スイッチを前記第1状態から前記第2状態に切り替える場合、前記交直変換部を整流動作からインバータ動作に切り替えた後、少なくとも第2時間だけ経過してから前記スイッチを切り替える
    請求項2〜請求項9のいずれか1項に記載のパワーコンディショナ。
  11. 発電装置からの直流電圧を変換して線路に供給する発電装置用変換装置と、
    蓄電池からの直流電圧を変換して前記線路に供給する放電動作、および前記線路からの直流電圧を変換して前記蓄電池に供給する充電動作を行なうことが可能な蓄電池用変換装置と、
    線路から供給される直流を交流に変換して負荷装置に供給するインバータ動作が可能である交直変換部と、交流電源から前記負荷装置に交流が供給される第1状態および前記交流電源から前記負荷装置に交流が供給されない第2状態のいずれか一方に切り替えるスイッチと、前記交直変換部を制御する制御部と、を有するパワーコンディショナと、を備え、
    前記制御部は、前記第1状態から前記第2状態に切り替える前に、前記交直変換部から前記負荷装置に供給される交流の位相が、前記交流電源から前記負荷装置に供給される交流の位相に一致するように、前記交直変換部を制御する
    パワーコンディショナシステム。
  12. 線路から供給される直流を交流に変換して負荷装置に供給するインバータ動作が可能である交直変換部と、交流電源から前記負荷装置に交流が供給される第1状態および前記交流電源から前記負荷装置に交流が供給されない第2状態のいずれか一方に切り替えるスイッチと、前記交直変換部を制御する制御部と、を有するパワーコンディショナにおける電力供給方法であって、
    前記第1状態から前記第2状態に切り替える前に、前記交直変換部から前記負荷装置に供給される交流の位相が、前記交流電源から前記負荷装置に供給される交流の位相に一致するように、前記交直変換部を制御するステップを含む
    パワーコンディショナの制御方法。
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