JP2015027203A - パワーコンディショナ、パワーコンディショナシステムおよびパワーコンディショナの制御方法 - Google Patents
パワーコンディショナ、パワーコンディショナシステムおよびパワーコンディショナの制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
Description
一般家庭およびオフィス等において、各種電気機器に供給する電力は、通常、電力系統からの交流電力である。
(1)ある観点から見た本発明の実施形態に係るパワーコンディショナは、線路から供給される直流を交流に変換して負荷装置に供給するインバータ動作が可能である交直変換部と、交流電源から負荷装置への交流供給を行う第1状態および交流電源から負荷装置への交流供給を回避する第2状態のいずれか一方に切り替えるスイッチと、交直変換部を制御する制御部と、を備え、制御部が、第1状態から第2状態に切り替える前に、交直変換部から負荷装置に供給される交流の位相が交流電源から負荷装置に供給される交流の位相に一致するように、交直変換部を制御する。
本構成によれば、交流電源から負荷装置に交流を供給すると同時に、交流電源から交直変換部を介して線路に直流を供給することができる。これにより、例えば、線路に蓄電池が当該蓄電池への充電動作が可能な装置を介して接続されている場合、線路に供給された直流が蓄電池の充電に使用されるので、交流電源から出力される交流の利用率向上を図ることができる。
本構成によれば、蓄電池の充電率が第1充電率閾値を下回った場合、制御部が、スイッチを第2状態から第1状態に切り替えることにより、交流電源から線路に直流が供給される。これにより、蓄電池の充電率が第1充電率閾値を下回った場合、交流電源から蓄電池への電力供給が可能となるので、蓄電池の充電率を第1充電率閾値以上で推移させることができる。
本構成によれば、蓄電池の充電率が第2充電率閾値を上回った場合、制御部が、スイッチを第2状態から第1状態に切り替えることにより、交流電源から負荷装置への電力供給を遮断して、線路から負荷装置に電力が供給される。これにより、蓄電池の充電率が第2充電率閾値を上回った場合、蓄電池から負荷装置への電力供給ができるようになるので、交流電源の利用率を低減することができる。従って、省エネルギ化を図ることができる。
本構成によれば、例えば、第3充電率閾値を蓄電池の充電率の最適範囲の上限値に設定したとする。この場合、制御部は、蓄電池の充電率が最適範囲の上限値を上回った場合にもスイッチを第1状態から第2状態に切り替える。これにより、蓄電池の充電率を、蓄電池にとって最適な範囲内で推移させることができるので、蓄電池の劣化を抑制することができる。
本構成によれば、線路の電圧が第1電圧閾値を下回った場合、制御部が、スイッチを第2状態から第1状態に切り替えることにより、交流電源から線路に直流が供給される。これにより、線路の電圧の低下に伴い、線路から負荷装置への電力供給が不足し、負荷装置の動作不良が発生してしまうことを防止できる。
本構成によれば、線路の電圧が第2電圧閾値を上回った場合、制御部が、スイッチを第1状態から第2状態に切り替える。これにより、線路から負荷装置への電力供給が、交流電源から負荷装置への電力供給よりも優先的に行われる。従って、例えば、太陽光発電装置等の自然エネルギを活用した発電装置で生成される電力が線路に供給されている場合、当該発電装置で生成される電力の使用効率向上を図ることができ、自然エネルギの利用率向上を図ることができる。
また、本構成によれば、他の装置との通信を行う必要がないので、パワーコンディショナの構成の簡素化を図ることができる。
本構成によれば、線路の電圧が第3電圧閾値を上回った場合にもスイッチを第1状態から第2状態に切り替える。これにより、線路の電圧の上昇が抑制されるので、線路の電圧の異常上昇に起因した弊害の発生を抑制できる。
本構成によれば、制御部が、スイッチを切り替えた後、第1時間だけ経過してから交直変換部をインバータ動作から整流動作に切り替える。これにより、スイッチを切り替える際、負荷装置に交流が供給されない期間が発生するのを確実に防止できる。
本構成によれば、制御部が、交直変換部をインバータ動作から整流動作に切り替えた後、第2時間だけ経過してからスイッチを切り替える。これにより、例えば、第2時間をインバータ動作が安定するまでに要する時間に設定すると、スイッチを切り替えた際、インバータ動作が不安定な状態で、交直変換部から負荷装置への交流供給がなされるのを防止できる。
<1>構成
図1は、本実施形態に係るパワーコンディショナシステム201の構成を示す図である。
パワーコンディショナシステム201は、蓄電池用変換装置101と、発電装置102と、発電装置用変換装置103と、交流電源104と、PCS(パワーコンディショナ)105と、蓄電池106とを備える。ここで、蓄電池用変換装置101、発電装置用変換装置103およびPCS105は、線路151と電気的に接続されている。
発電装置102は、自然エネルギを利用した発電装置、例えば太陽光発電装置または風力発電機であり、発電した直流電力を発電装置用変換装置103へ出力する。発電装置102の出力電力は、例えば2.4kWである。
発電装置用変換装置103は、例えばDC/DCコンバータであり、発電装置102から受けた直流電力を異なる電圧値の直流電力に変換して線路151へ出力する。発電装置用変換装置103は、MPPT(最大電力点追従)制御を行なうことにより、発電装置102の出力電力の最大化を図る。
また、蓄電池用変換装置101は、蓄電池106の充電率を算出する機能と、算出した蓄電池106の充電率を示す情報をPCS105に送信する機能とを有する。
なお、この蓄電池用変換装置101の詳細は後述する。
双方向インバータ13は、線路151からの直流を交流に変換して負荷装置108へ出力したり、交流電源104からの交流電力を直流電力に変換して線路151へ出力したりする。ここで、交流電源104は、例えば商用電力系統等であり、負荷装置108は、例えば家電機器等である。
スイッチ14は、交流電源104と負荷装置108とを接続する線路に介挿されている。スイッチ14は、線路151から負荷装置108へ電力を供給する場合はオン状態となり、交流電源104から負荷装置108および線路151へ電力を供給する場合はオフ状態となる。
また、PCS105は、蓄電池用変換装置101と通信し、蓄電池用変換装置101から蓄電池106の充電率を示す情報を取得する機能を有する。
なお、このPCS105の詳細については後述する。
図2は、本実施形態に係るPCS105の構成を示す図である。
PCS105は、測定部11と、制御部12と、双方向インバータ(交直変換部)13と、スイッチ14と、操作部15と、通信部16と、突入電流防止回路17と、を備える。また、PCS105は、更に、電圧測定器41,43,44と、電流測定器42とを備える。
また、制御部12は、操作部15から送られてくる供給元切替信号と、蓄電池用変換装置101から通信部16を介して送られてくる蓄電池106の蓄電率Qとに基づいて、スイッチ14に制御信号を入力する。
インバータ回路24は、4つのトランジスタ31,32,33,34と、インダクタ35,36と、コモンモードフィルタ38と、キャパシタ37,39とを含む。なお、インバータ回路24は、トランジスタの代わりに他の種類のスイッチング素子を含む構成であってもよい。
第1ドライブ回路23は、制御部12から入力される制御信号に従って、インバータ回路24におけるトランジスタ31,32,33,34用のゲート信号を生成し、トランジスタ31,32,33,34へ出力する。
第2ドライブ回路47は、制御部12から入力される制御信号に基づいて、2つのトランジスタ45,46をオンオフさせる。
以後、「スイッチ14がオン状態にある」とは、トランジスタ45,46の両方がオン状態にある場合を意味し、「スイッチ14がオフ状態にある」とは、トランジスタ45,46の両方がオフ状態にある場合を意味するものとする。
例えば、双方向インバータ13が、インバータ動作をしているときに、スイッチ14がオンすると、双方向インバータ13と交流電源104の両方から負荷装置108に向かって交流電流が流入する。このときに、突入電流防止回路17は、負荷装置108に流入する交流電流を制限することにより、負荷装置108を保護する。
図3は、本実施の形態に係る蓄電池用変換装置101の構成を示す図である。
蓄電池用変換装置101は、測定部211と、制御部212と、電圧変換部213と、通信部216とを備える。また、蓄電池用変換装置101は、更に、電圧測定器236,237と、電流測定器238とを備える。
制御部212は、測定部211から入力される線路電圧Vdcや電池電圧Vbに基づいて、蓄電池106の充電動作および蓄電池106の放電動作のいずれかを行うための制御信号を電圧変換部213へ出力する。
図4は、本実施形態に係る蓄電池106の充電率Qと電池電圧Vbとの対応関係の一例を示す図である。
蓄電池106は、充電率が100%のときの電池電圧が最も大きく、充電率が下がるにつれて電池電圧が小さくなっている。制御部212は、このような対応関係を示す情報を、関係式またはルックアップテーブルの形で保持している。
電圧変換部213は、ドライブ回路223と、昇降圧チョッパ回路224とを含む。昇降圧チョッパ回路224は、キャパシタ231,235と、インダクタ232と、トランジスタ233,234とを含む。なお、昇降圧チョッパ回路224は、トランジスタの代わりに他の種類のスイッチング素子を含む構成であってもよい。
本実施形態に係るPCS105が有する制御部12の動作について説明する。ここでは、PCS105の電源投入直後は、スイッチ14がオフ状態、即ち、交流電源104から負荷装置108に交流が供給されない状態(第2状態)で維持されており、双方向インバータ13がインバータ動作をしているものとする。
図5および図7は、本実施形態に係る制御部12の動作を示すフローチャートである。
図5に示すように、まず、制御部12が、スイッチ14をオフ状態で維持するとともに、双方向インバータ13をインバータ動作させている(ステップS11)。ここで、「インバータ動作」とは、線路151から供給される直流を交流に変換して負荷装置108に供給する動作を意味する。ここにおいて、制御部12は、双方向インバータ13から負荷装置108に出力される電圧の振幅が一定となるように、双方向インバータ13を定電圧制御している。
ステップS12において、切り替え操作が有ったと判定されると(ステップS12:Yes)、制御部12は、ステップS14の処理を行う。
一方、ステップS12において、切り替え操作が無いと判定されると(ステップS12:No)、制御部12は、蓄電池106の充電率Qが、第1充電率閾値Qth1よりも小さいか否かを判定する(ステップS13)。この第1充電率閾値は、例えば12%に設定される。
一方、ステップS13において、蓄電池106の充電率Qが、第1充電率閾値Qth1よりも小さいと判定されると(ステップS13:Yes)、制御部12は、双方向インバータ13から出力される交流の位相と、交流電源104から出力される交流の位相とを一致させる位相一致制御を行う(ステップS14)。ここでは、制御部12が、第1ドライブ回路23に入力する制御信号を変化させることにより、トランジスタ31,32,33,34の動作タイミングを変化させて、双方向インバータ13から出力される交流の位相を変化させる。
図6に示すように、双方向インバータ13の出力電圧Vgと、交流電源104の出力電圧Vgacとが一致していないとする。この場合、制御部12は、位相一致制御において、双方向インバータ13から出力される交流の位相を進めることにより(図6(a)中の矢印参照)、電圧Vgの位相と電圧Vgacの位相とを一致させる。
なお、「位相が一致している」とは、必ずしも厳密に一致している必要はなく、例えば、電圧Vgの位相と電圧Vgacの位相とのずれ量が±5%の範囲内であることを意味する。
ステップS22において、切り替え操作が有ったと判定されると(ステップS22:Yes)、制御部12は、ステップS24の処理を行う。
一方、ステップS22において、切り替え操作が無いと判定されると(ステップS22:No)、制御部12は、蓄電池106の充電率Qが、第2充電率閾値Qth2よりも大きい否かを判定する(ステップS23)。この第2充電率閾値は、例えば50%に設定される。
一方、ステップS23において、蓄電池106の充電率Qが、第2充電率閾値Qth2よりも大きいと判定されると(ステップS23:Yes)、制御部12は、双方向インバータ13をインバータ動作させる(ステップS24)。
続いて、制御部12は、双方向インバータ13がインバータ動作をしている状態で第2時間だけ待機する(ステップS25)。この第2時間は、双方向インバータ13が整流動作からインバータ動作に切り替わった後、インバータ動作が安定するまでの時間に相当する。この第2時間は、例えば、1minに設定すればよい。
これにより、蓄電池106の充電率Qが第2充電率閾値Qth2を上回った場合、蓄電池106から負荷装置108への電力供給が可能となるので、交流電源104の利用率を低減することができる。従って、省エネルギ化を図ることができる。
図8(a)に示すように、双方向インバータ13がインバータ動作を行っており、スイッチ14がオフ状態の場合、発電装置102から発電装置用変換装置103、線路151を経由してPCS105に直流が供給される(破線P1参照)。
同時に、蓄電池106から蓄電池用変換装置101、線路151を経由してPCS105に直流が供給される。そして、双方向インバータ13は、PCS105に供給される直流を交流に変換して負荷装置108に供給する(破線P2参照)。
同時に、交流電源104から負荷装置108にも交流が供給される(破線P3参照)。
同時に、交流電源104からスイッチ14を経由して双方向インバータ13に交流が供給される。そして、双方向インバータ13は、自機に供給される交流を直流に変換して線路151に供給する。ここで、蓄電池用変換装置101は、線路電圧Vdcの大きさに応じて、線路151から供給される直流を降圧して蓄電池106に供給し、蓄電池106を充電する(破線P4参照)。
結局、本実施形態に係るPCS105によれば、制御部12が、第1状態から第2状態に切り替える前に、双方向インバータ(交直変換部)13から負荷装置108に供給される交流の位相が、交流電源104から負荷装置108に供給される交流の位相に一致するように、双方向インバータ13を制御する。これにより、第1状態から第2状態に切り替わる際、負荷装置108に供給される交流における位相跳躍の発生が抑制される。従って、第1状態から第2状態に切り替わる際、上記位相跳躍の発生に起因して、負荷装置108に印加される電圧の変動を低減できる。
従って、例えば、負荷装置108が、炊飯器や生命維持装置等の大きな電圧変動を回避すべき機器ある場合には、本実施形態に係るPCS105は好適である。
これに対して、本実施形態に係るPCS105は、双方向インバータ13を整流動作させることにより、交流電源104から線路151に電力供給を行う。これにより、PFC回路を別途設けることなく、交流電源104への高調波ノイズの影響を抑制できる。つまり、PFC回路が不要になる分、PCS105のコスト低減を図ることができるという利点もある。
(1)実施形態では、蓄電池106の充電率Qに基づいて、電力供給元を切り替える例について説明したが、電力供給元を切り替える基準は、蓄電池106の充電率Qに限定されるものではなく、例えば、線路電圧Vdcによって変化させてもよい。
図10および図11は、本変形例に係る制御部12の動作を示すフローチャートである。
具体的には、図10に示すように、双方向インバータ13がインバータ動作を行っている場合、制御部12は、切り替え操作がないと判定されると(ステップS12:No)、線路電圧Vdcが第1電圧閾値Vth1より小さいか否かを判定する(ステップS33)。そして、線路電圧Vdcが第1電圧閾値Vth1より小さいとき(ステップS33:Yes)、制御部12は、ステップS14,S15の処理を経て、スイッチ14をオンさせる(ステップS16)。これにより、負荷装置108の電力供給元が、線路151から交流電源104に切り替わる。
また、蓄電池用変換装置101等の他の装置との通信を行う必要がないので、PCS105の構成の簡素化を図ることができる。
例えば、スイッチ14が交流電源104から負荷装置108への交流供給を行うとともに、交流電源104から双方向インバータ13への交流供給を行っている状態(第1状態)にあるとする。この場合、制御部12が、充電率Qが第1充電率閾値Qth1を下回ったときに加えて、第3充電率閾値Qth3を上回ったとき、スイッチ14を第1状態から交流電源104から負荷装置108および双方向インバータ13への交流供給を回避する状態(第2状態)に切り替えるようにしてもよい。
具体的には、蓄電池106の種類がリチウムイオン電池やニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、レドックスフロー電池であれば、蓄電池106の充電率を50%以下の状態で推移させるのが好ましい。
例えば、スイッチ14が交流電源104から負荷装置108への交流供給を行うとともに、交流電源104から双方向インバータ13への交流供給を行っている状態(第1状態)にあるとする。この場合、制御部12が、線路電圧Vdcが第1電圧閾値Vth1を下回ったときに加えて、第3電圧閾値Vth3を上回ったとき、スイッチ14を第1状態から交流電源104から負荷装置108および双方向インバータ13への交流供給を回避する状態(第2状態)に切り替えるようにしてもよい。ここで、第3電圧閾値Vth3は、例えば線路電圧Vdcに対する許容電圧の上限値(例えば、190V)に設定すればよい。
これに対して、本変形例(1)に係るPCS105では、前述のように、線路電圧Vdcが第3電圧閾値Vth3を超えた場合に、スイッチ14を第2状態から第1状態に切り替えることにより、負荷装置108の電力供給元を交流電源104側から線路151側に切り替える。
これにより、交流電源104から線路151への電力供給が遮断されるので、線路電圧Vdcの上昇が抑制されるので、線路151の電圧Vdcの異常上昇に起因した弊害の発生を抑制できる。
図12は、本変形例に係るPCS305の構成を示す図である。なお、図12において、実施形態と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。
PCS305は、双方向インバータ13およびスイッチ14に加えて、電圧変換部213を備える点および他装置との通信を行う通信部を備えていない点が実施形態と相違する。そして、制御部312が、測定部311から入力される蓄電池106の電池電圧Vbに基づいて、スイッチ14をオンオフ動作させる。
また、PCS305では、双方向インバータ13と電圧変換部213とが、DCリンク部(線路)351により接続されている。そして、DCリンク部351には、平滑化用のキャパシタ309と、DCリンク部351の電圧Vdcを測定する電圧測定器341とが設けられている。
上記実施の形態および変形例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
12,212 制御部
13 双方向インバータ(交直変換部)
14 スイッチ
15 操作部
16,216 通信部
17 突入電流防止回路
23 第1ドライブ回路
24 インバータ回路
31,32,33,34,45,46,233,234 トランジスタ
37,39,109,231,235,309 キャパシタ
35,36,232 インダクタ
38 コモンモードフィルタ
41,43,44,236 電圧測定器
42,238 電流測定器
47 第2ドライブ回路
101 蓄電池用変換装置
102 発電装置
103 発電装置用変換装置
104 交流電源
105,305 パワーコンディショナ(PCS)
106 蓄電池
201 パワーコンディショナシステム
213 電圧変換部
223 ドライブ回路
Claims (12)
- 線路から供給される直流を交流に変換して負荷装置に供給するインバータ動作が可能である交直変換部と、
交流電源から前記負荷装置への交流供給を行う第1状態および前記交流電源から前記負荷装置への交流供給を回避する第2状態のいずれか一方に切り替えるスイッチと、
前記交直変換部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第1状態から前記第2状態に切り替える前に、前記交直変換部から前記負荷装置に供給される交流の位相が、前記交流電源から前記負荷装置に供給される交流の位相に一致するように、前記交直変換部を制御する
パワーコンディショナ。 - 前記交直変換部は、更に、交流電源から供給される交流を直流に変換して前記線路に供給する整流動作が可能であり、
前記制御部は、更に、前記第1状態において、前記交直変換部が前記整流動作を行うように、前記交直変換部を制御する
請求項1記載のパワーコンディショナ。 - 蓄電池と前記線路との間に介挿され前記蓄電池の充電率を算出する蓄電池用変換装置と通信し、前記蓄電池用変換装置から前記蓄電池の充電率を示す情報を取得する通信部を更に備え、
前記制御部は、前記スイッチが第2状態にある場合、前記充電率が第1充電率閾値を下回ったとき、前記スイッチを前記第2状態から前記第1状態に切り替える
請求項2記載のパワーコンディショナ。 - 前記制御部は、更に、前記スイッチが第1状態にある場合、前記充電率が第2充電率閾値を上回ったとき、前記スイッチを前記第1状態から前記第2状態に切り替える
請求項3記載のパワーコンディショナ。 - 前記制御部は、更に、前記スイッチが前記第1状態にある場合、前記充電率が第3充電率閾値を上回ったとき、前記スイッチを前記第1状態から前記第2状態に切り替える
請求項3または請求項4記載のパワーコンディショナ。 - 前記制御部は、前記スイッチが前記第2状態にある場合、前記線路の電圧が第1電圧閾値を下回ったとき、前記スイッチを前記第2状態から前記第1状態に切り替える
請求項2記載のパワーコンディショナ。 - 前記制御部は、更に、前記スイッチが前記第1状態にある場合、前記線路の電圧が第2電圧閾値を上回ったとき、前記スイッチを前記第1状態から前記第2状態に切り替える
請求項6記載のパワーコンディショナ。 - 前記制御部は、更に、前記スイッチが前記第1状態にある場合、前記線路の電圧が第3電圧閾値を上回ったとき、前記スイッチを前記第1状態から前記第2状態に切り替える
請求項6または請求項7記載のパワーコンディショナ。 - 前記制御部は、前記スイッチを前記第2状態から前記第1状態に切り替える場合、前記スイッチを切り替えた後、少なくとも第1時間だけ経過してから前記交直変換部をインバータ動作から整流動作に切り替える
請求項2〜請求項8のいずれか1項に記載のパワーコンディショナ。 - 前記制御部は、前記スイッチを前記第1状態から前記第2状態に切り替える場合、前記交直変換部を整流動作からインバータ動作に切り替えた後、少なくとも第2時間だけ経過してから前記スイッチを切り替える
請求項2〜請求項9のいずれか1項に記載のパワーコンディショナ。 - 発電装置からの直流電圧を変換して線路に供給する発電装置用変換装置と、
蓄電池からの直流電圧を変換して前記線路に供給する放電動作、および前記線路からの直流電圧を変換して前記蓄電池に供給する充電動作を行なうことが可能な蓄電池用変換装置と、
線路から供給される直流を交流に変換して負荷装置に供給するインバータ動作が可能である交直変換部と、交流電源から前記負荷装置に交流が供給される第1状態および前記交流電源から前記負荷装置に交流が供給されない第2状態のいずれか一方に切り替えるスイッチと、前記交直変換部を制御する制御部と、を有するパワーコンディショナと、を備え、
前記制御部は、前記第1状態から前記第2状態に切り替える前に、前記交直変換部から前記負荷装置に供給される交流の位相が、前記交流電源から前記負荷装置に供給される交流の位相に一致するように、前記交直変換部を制御する
パワーコンディショナシステム。 - 線路から供給される直流を交流に変換して負荷装置に供給するインバータ動作が可能である交直変換部と、交流電源から前記負荷装置に交流が供給される第1状態および前記交流電源から前記負荷装置に交流が供給されない第2状態のいずれか一方に切り替えるスイッチと、前記交直変換部を制御する制御部と、を有するパワーコンディショナにおける電力供給方法であって、
前記第1状態から前記第2状態に切り替える前に、前記交直変換部から前記負荷装置に供給される交流の位相が、前記交流電源から前記負荷装置に供給される交流の位相に一致するように、前記交直変換部を制御するステップを含む
パワーコンディショナの制御方法。
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