JP5769640B2 - 充放電試験装置、試験用トレイ及び充放電試験システム - Google Patents

充放電試験装置、試験用トレイ及び充放電試験システム Download PDF

Info

Publication number
JP5769640B2
JP5769640B2 JP2012004887A JP2012004887A JP5769640B2 JP 5769640 B2 JP5769640 B2 JP 5769640B2 JP 2012004887 A JP2012004887 A JP 2012004887A JP 2012004887 A JP2012004887 A JP 2012004887A JP 5769640 B2 JP5769640 B2 JP 5769640B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charge
test
discharge
dut
charging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012004887A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013145131A (ja
Inventor
裕司 大原
裕司 大原
彰彦 斎藤
彰彦 斎藤
秀幸 後藤
秀幸 後藤
徹 岩出
徹 岩出
宏太 内藤
宏太 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Espec Corp
Original Assignee
Espec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Espec Corp filed Critical Espec Corp
Priority to JP2012004887A priority Critical patent/JP5769640B2/ja
Publication of JP2013145131A publication Critical patent/JP2013145131A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5769640B2 publication Critical patent/JP5769640B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

本発明は、二次電池や電気二重層キャパシタ等の被試験物の充放電試験を行うための充放電試験装置、それに用いる試験用トレイ、及び、それらを備える充放電試験システムに関する。
近年、電子技術の進歩により、高性能化、小型化、ポータブル化した各種の電子機器の分野や、環境配慮型製品としての電気自動車などの分野で、二次電池の需要が高まってきている。
これに伴い、二次電池の研究開発や製品の信頼性を確保するために、二次電池を充放電して試験を行う充放電試験装置が種々提案されている。
この充放電試験装置では、一般に、試験効率の向上のため、二次電池の充放電を行うための充放電用の電源装置を複数搭載し、それら電源装置により、複数の二次電池に対して試験を同時に行えるようにしており、例えば、特許文献1では、複数の電源装置と複数の二次電池とが1対1の関係で個別に接続されて、複数の二次電池の試験が行われる。
特開2003−282150号公報
このような充放電試験装置では、それに搭載する電源装置の容量(最大電流/電圧値)を超えて、二次電池の試験を行うことはできない。例えば、一定電流で既定電圧になるまで二次電池の充放電を繰り返すサイクル試験では、充放電が可能な電流範囲は、電源装置の最大電流で決まり、この最大電流を超える電流で試験を行うことはできない。
このため、従来では、二次電池の容量が電源装置のそれを超える場合には、二次電池の容量に合う電源装置を搭載した充放電試験装置を準備する必要がある。
しかし、前記したように、二次電池の需要の高まりに伴い、各種容量の二次電池が普及してきており、二次電池の容量にあわせて、充放電試験装置を何種類も準備するのでは、コスト及び設置スペースが増大することになる。
一方、予め、各種容量の二次電池に対応できるように、大容量の電源装置を搭載した充放電試験装置を1台準備し、各種容量の二次電池の試験をその1台の充放電試験装置で行うことも考えられるが、大容量の電源装置を搭載した充放電試験装置は、大型となるために、大きな設置スペースが必要となる。
本発明は、上述のような点に鑑みてなされたものであり、電源装置の容量を超える被試験物について、充放電試験を行うことができるようにして上述の課題を解決することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では次のように構成している。
(1)本発明の充放電試験装置は、複数の充放電用電源と、前記各充放電用電源を駆動して被試験物を充放電させて試験を行う制御部と、試験に関する情報が入力される情報入力部とを備え、前記試験に関する情報は、前記充放電用電源に接続される被試験物の容量に対応する情報を含み、前記複数の各充放電用電源の正負電極にそれぞれ接続される2つの試験側端子を一対とした複数の試験側端子を備え、前記制御部は、前記情報入力部に入力される前記情報に基づいて、充放電用電源の駆動方式を判断し、当該判断した駆動方式で当該被試験物を充放電させて前記試験を行うものであり、前記被試験物が搭載される試験用トレイが当該充放電試験装置に装着されると、前記情報入力部、前記試験用トレイから前記試験に関する情報が入力されるものであって、1つの被試験物が1つの充放電用電源と単独に接続されていると前記制御部が判断するときには、各一対の試験側端子に接続した各充放電用電源を個別に単独駆動し、1つの被試験物に複数の充放電用電源が並列に接続されていると前記制御部が判断するときには、その容量に対応して複数対の試験側端子に接続した複数の充放電用電源を並列駆動するものである。
充放電用電源に接続される被試験物の容量に対応する前記情報は、被試験物の容量、被試験物の容量に応じた被試験物と充放電用電源との接続状態、あるいは、被試験物の容量に応じた充放電用電源の駆動方式などを示す情報を含むものであってもよい。
本発明の充放電試験装置によると、情報入力部には、充放電用電源に接続される被試験物の容量に対応する情報を含む試験に関する情報が入力され、制御部は、情報入力部に入力される情報に基づいて、充放電用電源の駆動方式を判断し、その駆動方式で充放電用電源を駆動して試験を行うので、例えば、充放電用電源に接続される二次電池等の被試験物の容量が充放電用電源の容量を超えるような場合には、被試験物の容量に対応した複数の充放電用電源を並列に駆動する並列駆動方式で被試験物を充放電させて試験を行うことができる。これによって、充放電用電源の容量を超える被試験物の試験に対して、充放電試験装置を新たに準備する必要がなく、コスト及び設置スペースを削減できる。また、各種容量の被試験物に対応できるように、大型で大容量の充放電用電源を搭載した充放電試験装置を準備する必要もなく、その分、設置スペースを削減できる。
また、被試験物を搭載した試験用トレイを、当該充放電試験装置に装着することによって、被試験物の容量に対応する情報が情報入力部に入力されることになり、この入力された情報に基づいて、制御部は、充放電用電源の駆動方式を判断し、その駆動方式で充放電電源を駆動して被試験物の容量に応じた充放電試験を実施することができる。
さらに、被試験物の容量が充放電用電源の容量以下であって、1つの被試験物が1つの充放電用電源と単独に接続されていると制御部が判断するときには、各一対の試験側端子に接続した各充放電用電源を個別に単独駆動し、被試験物の容量が充放電用電源の容量を超えるために、1つの被試験物に複数の充放電用電源が並列に接続されていると制御部が判断するときには、複数対の試験側端子に接続した複数の充放電用電源を並列駆動することができる。
(2)本発明の充放電試験装置の好ましい実施態様では、前記情報には被試験物の容量を含み、前記制御部は、前記被試験物の容量が前記充放電用電源の容量を超えるときには、1つの被試験物に複数の充放電用電源が並列に接続されていると判断し、1つの被試験物に対し複数の充放電用電源を並列駆動して被試験物を充放電させて前記試験を行うものである。
この実施態様によると、制御部は、情報入力部に入力される被試験物の容量の情報に基づいて、被試験物の容量が充放電用電源の容量を超えるときには、1つの被試験物に対し複数の充放電用電源を並列駆動して被試験物を充放電させて試験を行うので、充放電用電源の容量を超える被試験物の試験を行うことが可能となる。
(3)本発明の充放電試験装置の他の実施態様では、前記情報には被試験物の容量を含み、前記制御部は、前記被試験物の容量が前記充放電用電源の容量以下であるときには、1つの被試験物が1つの充放電用電源と単独に接続されていると判断し、1つの被試験物に対し1つの充放電用電源を単独駆動して被試験物を充放電させて前記試験を行うものである。
この実施態様によると、制御部は、情報入力部に入力される被試験物の容量の情報に基づいて、被試験物の容量が充放電用電源の容量以下であるときには、1つの被試験物に対し1つの充放電用電源を単独駆動して被試験物を充放電させて試験を行うので、充放電用電源の容量以下の被試験物の試験を従来と同様に行うことが可能となる。
(4)本発明の充放電試験装置の好ましい実施態様では、前記情報は前記被試験物と前記充放電用電源との接続状態を示す情報を含み、前記制御部は、前記接続状態が1つの被試験物に複数の充放電用電源が並列に接続されている状態であるときには、1つの被試験物に対し複数の充放電用電源を並列駆動して被試験物を充放電させて前記試験を行うものである。
この実施態様によると、制御部は、情報入力部に入力される被試験物と充放電用電源との接続状態を示す情報に基づいて、被試験物の容量が充放電用電源の容量を超えるために、1つの被試験物に複数の充放電用電源が並列に接続されている状態であるときには、1つの被試験物に対し複数の充放電用電源を並列駆動して被試験物を充放電させて試験を行うことができる。
(5)本発明の充放電試験装置の他の実施態様では、前記情報は前記被試験物と前記充放電用電源との接続状態を示す情報を含み、前記制御部は、前記接続状態が1つの被試験物が1つの充放電用電源と単独に接続されている状態であると判断するときには、1つの被試験物に対し1つの充放電用電源を単独駆動して被試験物を充放電させて前記試験を行うものである。
この実施態様によると、制御部は、情報入力部に入力される被試験物と充放電用電源との接続状態を示す情報に基づいて、被試験物の容量が充放電用電源の容量以下であって、1つの被試験物が1つの充放電用電源と単独に接続されている状態であると判断するときには、1つの被試験物に対し1つの充放電用電源を単独駆動して被試験物を充放電させて試験を行うことができる。
(6)本発明の充放電試験装置の更に他の実施態様では、前記制御部は、前記被試験物の容量が前記充放電用電源の容量を超えると判断するときには、被試験物の容量に対応した複数の充放電用電源を並列駆動して被試験物を充放電させて前記試験を行うものである。
この実施態様によると、制御部は、情報入力部に入力される情報により、充放電用電源に接続される二次電池等の被試験物の容量が充放電用電源の容量を超えると判断するときには、被試験物の容量に対応した複数の充放電用電源を並列駆動して当該被試験物の充放電を制御するので、充放電用電源の容量を超える被試験物に対しても、試験を行うことが可能となる。
)本発明の充放電試験装置の他の実施態様では、前記試験用トレイは、搭載される被試験物に接続される複数の被試験側端子を有し、前記試験用トレイが、当該充放電試験装置に装着されることによって、試験用トレイの前記被試験側端子と当該充放電試験装置の前記試験側端子とが接続されるものである。
この実施態様によると、試験用トレイの被試験側端子と充放電試験装置の試験側端子とが接続されるので、試験用トレイ側では、被試験物と被試験側端子との間の配線を、被試験物の容量に応じて、単独駆動または並列駆動される充放電用電源の試験側端子に接続されるように予め形成しておくことにより、被試験物が、その容量に応じて単独駆動または並列駆動される充放電用電源に接続されて試験が行われることになる。
)本発明の試験用トレイは、上記()〜()の充放電試験装置に装着される試験用トレイであって、試験に関する情報が記憶される記憶部を有し、前記情報には、搭載されるべき被試験物の容量に対応する情報を少なくとも含むものである。
本発明の試験用トレイによると、被試験物を搭載した試験用トレイを、充放電試験装置に装着することによって、記憶部に記憶されている被試験物の容量に対応する情報を、充放電試験装置の情報入力部に入力し、制御部が、情報入力部に入力される情報に基づいて、被試験物の容量に応じた充放電試験を行うことが可能となる。
)本発明の充放電試験システムは、上記()〜()の充放電試験装置と上記()の試験用トレイとを備えている。
本発明の充放電試験システムによると、被試験物を搭載した試験用トレイを、放電試験装置に装着することによって、例えば、被試験物の容量が充放電用電源の容量を超えるときには、被試験物の容量に対応した数の充放電用電源を並列駆動して充放電試験を行うことができるので、充放電用電源の容量を超える被試験物の試験に対して、充放電試験装置を新たに準備したり、あるいは、大型で大容量の充放電用電源を搭載した充放電試験装置を準備する必要がなく、その分、コスト及び設置スペースを削減できる。
本発明によれば、充放電用電源の容量を超える被試験物の試験では、複数の充放電用電源を並列駆動して対応することができるので、従来のように、新たな充放電試験装置を準備したり、予め大型で大容量の充放電用電源を搭載した充放電試験装置を準備する必要がなく、その分、コスト及び設置スペースを削減することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る充放電試験装置の概略構成図である。 図2は、充放電用電源の容量に対応した二次電池を搭載する電池トレイの概略構成図である。 図3は、充放電用電源の容量を超える二次電池を搭載する電池トレイの概略構成図である。 図4は、図1の充放電試験装置と、図2の電池トレイとを組合せた充放電試験システムの概略構成図である。 図5は、図1の充放電試験装置と図3の電池トレイとを組み合わせた充放電試験システムの概略構成図である。 図6は、複数の電池トレイと充放電試験装置とを組合せた二次電池試験システムの概略構成図である。 図7は、充放電試験装置の概略図である。 図8は、図7の充放電試験装置の内部を切り欠いて示す概略構成図である。 図9は、図8の充放電試験装置における電池トレイと充放電試験装置とのコネクタ接続構造を示す図である。 図10は、本発明の他の実施形態に係る充放電試験装置の図1に対応する概略構成図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、被試験物として各種の二次電池、例えば、ニッケル・カドミウム電池、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等の充放電試験を行う充放電試験装置Aの概略構成をブロック的に示す図である。
この実施形態の充放電試験装置Aは、コネクタ部分2を有しており、このコネクタ部分2は、正負の試験側端子4a,4bで一対となるコネクタ構造の試験側端子対4を複数、備えている。
充放電試験装置Aは、各試験側端子対4に対応して設けられて被試験物としての二次電池に対して充放電を行う、最大電流が例えば5Aで充放電を行う複数の充放電用電源5と、これら充放電用電源5の動作を制御すると共に、二次電池の充放電状態の測定に基づき二次電池の充放電試験を行う制御部としての制御システム部6とを備えている。
充放電用電源5は、充放電電流を入出力する正負電極5a,5bを有する。各充放電用電源5それぞれの正負電極5a,5bは、配線8a,8bを介して試験側端子対4の正負両試験側端子4a,4bにそれぞれ接続される。
制御システム部6は、破線で示すように、内部に、システム本体6aと、情報読み取り部6bとを備える。充放電用電源5は、制御システム部6のシステム本体6aに、制御配線8cで接続されている。
本実施形態では、前記コネクタ部分2に、情報入力部として、被試験側の情報を入力するコネクタ構造の情報入力端子7を備えている。この情報入力端子7は、試験側端子対4と共に設けられ、また、情報伝送配線8dを介して制御システム部6の情報読み取り部6bに接続されている。
充放電用電源5は、制御システム部6からの制御指令に応答して、二次電池に対しての充放電制御を行う。この場合、充放電用電源5は、それ自体が出力する電圧、電流をフィードバックして、常時、監視し、二次電池に対する充放電のため、制御システム部6からの制御指令に対応した電圧、電流となるように動作すると共に、電圧、電流の監視データを制御システム部6へ前記制御配線8cを介して送信する。なお、他の実施形態として、試験側端子対4と制御システム部6とを測定用配線で接続し、この測定用配線を介して電流や電圧を制御システム部6へ取り込むようにしてもよい。
制御システム部6では、情報入力端子7から情報伝送配線8dを介して入力される充放電試験に関する情報を情報読み取り部6bで読み取る。
制御システム部6のシステム本体6aは、情報読み取り部6bが読み取った試験に関する情報に基づいて、制御配線8cを介して充放電用電源5に制御指令を出力する一方、充放電用電源5で監視される電圧、電流の監視データを取り込んで二次電池の充放電試験を行う。
制御システム部6のシステム本体6aは、試験に関する情報から、二次電池の容量が、例えば5Aで充放電用電源5の1台の最大電流以内であることを検知し、二次電池と充放電用電源5が1対1の関係で接続されていると判断すると、各充放電用電源5が単独で所定の充放電試験条件を達成するように各充放電用電源5を駆動する。また、二次電池の容量が、例えば10Aで充放電用電源5の最大電流を超えることを検知し、1つの二次電池に対し充放電用電源5が並列に複数接続されていると判断すると、当該複数、例えば、2台の充放電用電源5の出力の合計が所定の充放電試験条件を達成するように充放電用電源5を並列駆動して、二次電池を充放電するようになっている。
勿論、システム本体6aは、試験に関する情報から二次電池の容量がそれ以上であることを検知し、1つの二次電池が3台以上の充放電用電源5と並列に接続されていると判断すると、3台以上の充放電用電源5の出力の合計が所定の充放電試験条件を達成するように充放電用電源5を並列駆動する。
なお、並列駆動とは並列に接続された充放電用電源5を全て駆動する場合の他、1つ又は一部の充放電用電源5で所定の充放電試験条件を実現できる場合には、1つ又は一部の充放電電源5のみを駆動し、他の充放電電源5を駆動しない場合をも含む。
制御システム部6のシステム本体6aは、前記制御を行うようにプログラミングされたマイクロコンピュータを内蔵し、このマイクロコンピュータは、試験に関する情報から充放電用電源5の駆動態様、各充放電用電源5の充放電電流の値などの駆動に関する条件である試験条件を設定したり、変更したりすることができるようプログラミングされる。
なお、説明が複雑になるのを避けるため、各充放電用電源5、各試験側端子対4は、いずれも、同一符号で示している。また、制御システム部6による二次電池の充放電試験については、さらに後述する。
図2は、図1の充放電試験装置Aに装着される試験用トレイとしての電池トレイB1の一例を示す構成図である。
この電池トレイB1は、容量が小さな二次電池を搭載する電池トレイであり、例えば、容量5Aの二次電池搭載用のものである。電池トレイB1は、ブロック的には、複数、例えば、8個の二次電池11を搭載できる二次電池搭載部12を有すると共に、各二次電池11の正負電極それぞれに接続される正側端子13aと負側端子13bとで一対とした、コネクタ構造の被試験側端子対13を備える。
電池トレイB1はまた、当該電池トレイB1の充放電試験に関する情報を記憶する情報記憶部14と、前記情報記憶部14に記憶する情報を出力するもので、前記充放電試験装置Aの情報入力端子7にコネクタ接続が可能な情報出力端子15とを備えている。
二次電池11の正負電極と正負両端子13a,13bは、配線16a,16bで、また、情報記憶部14と情報出力端子15は配線16cでそれぞれ接続される。尚、各被試験側端子対13、各二次電池11は、説明の煩雑を避けるため、いずれも同一符号で示す。
情報記憶部14には、試験に関する情報として、電池トレイB1の識別IDとシリアル番号とが記憶される。この識別IDは、例えば、二次電池11の容量などの定格や、各種の充放電試験のための情報を含む。
また、情報記憶部14は、その情報出力端子15が充放電試験装置Aの情報入力端子7に接続されると、試験装置本体Aの情報読み取り部6bによって必要な情報が読み取られる。
情報記憶部14は、例えば、不揮発性メモリやその他の記憶素子、あるいは、ダイオードマトリックスなどで構成される。
図3は、図1の充放電試験装置Aに装着される電池トレイの他の例を示す構成図である。
この電池トレイB2は、図2の電池トレイB1に搭載された二次電池の容量よりも大きい容量の二次電池が搭載されるものであり、この例では、電池容量が、例えば10Aの二次電池が搭載される。
この電池トレイB2は、ブロック的には、複数、例えば、4個の容量がいずれも10Aの二次電池21を搭載できる二次電池搭載部22と、各二次電池21の正負電極それぞれに接続される正側端子23aと負側端子23bとで一対とした複数の被試験側端子対23と、前記搭載した二次電池21の試験に関する情報を記憶する情報記憶部24と、前記情報記憶部24に記憶する情報を出力するもので、充放電試験装置Aの情報入力端子7にコネクタ接続が可能な情報出力端子25とを備えている。
二次電池21の正電極は、配線26aから配線26b,26cを介して、2つの被試験側端子対23の正側端子23a,23aに共通に接続され、二次電池21の負電極は、配線26dから、配線26e,26fを介して、2つの被試験側端子対23の負側端子23b,23bに共通に接続される。また、情報記憶部24と情報出力端子25は配線26gで接続される。
情報記憶部24には、試験に関する情報として、電池トレイB2の識別IDとシリアル番号とが記憶される。この識別IDは、例えば、二次電池21の容量などの定格や各種の充放電試験のための情報を含む。
情報記憶部24は、その情報出力端子25が充放電試験装置Aの情報入力端子7に接続されると、充放電試験装置Aの情報読み取り部6bによって必要な情報が読み取られる。
本実施の形態では、図1の充放電試験装置Aにより、図2の電池トレイB1や、図3の電池トレイB2を用いて、それぞれの電池トレイB1,B2に搭載される、容量が5Aと10Aと異なる二次電池11、21に対して充放電試験を行うことができる。
図4は、充放電試験装置Aと電池トレイB1とで構成される充放電試験システムC1を示す図である。電池トレイB1は、図2の電池トレイB1であり、この電池トレイB1には、容量5Aの二次電池11が複数、例えば、8個搭載されている。
この二次電池11の充放電試験を説明する。充放電試験装置Aの各試験側端子対4それぞれの正側端子4aと負側端子4bを、電池トレイB1の被試験側端子対13それぞれの正側端子13aと負側端子13bにコネクタ接続する。図4上で、前記コネクタ接続は概念的に示している。また、同時に、充放電試験装置Aの情報入力端子7を、電池トレイB1の情報出力端子15にコネクタ接続する。
このコネクタ接続により、電池トレイB1の情報記憶部14から試験に関する情報が情報出力端子15、充放電試験装置Aの情報入力端子7を介して、制御システム部6の情報読み取り部6bに読取られる。
充放電試験装置Aの制御システム部6の情報読み取り部6bでは、その試験に関する情報を読み込むと共に、その読み込んだ情報をシステム本体6aに送出する。
この情報には、前述したように、電池トレイB1の識別ID、シリアル番号を含む。この識別IDには、二次電池11の容量、被試験側端子対13と試験側端子対との接続態様などの充放電試験のための各種の情報を含む。
システム本体6aでは、入力された情報から、電池トレイB1が接続され、また、その電池トレイB1に搭載されている二次電池11の容量が5Aであり、また、電池トレイB1上での二次電池11の正・負両電極と被試験側端子対13の正負両端子13a,13bの接続態様から、各充放電用電源5を単独動作させてよいと判断する。
そして、システム本体6aは、この充放電用電源5の単独動作状態で、制御配線8cを介して充放電電源5を制御すると共に、充放電用電源5からの充電電流等の監視データに基づいて、二次電池11の充放電試験を行う。この図4の場合、電池トレイB1に搭載される二次電池11は、容量が5Aであり、充放電用電源5を単独動作させて、当該二次電池11の試験を行うことができる。
なお、この単独動作では、最大電流容量が5Aである充放電用電源5それぞれから5Aの充放電電流が入出力され、容量が5Aである二次電池11に対する充放電等の試験が行われる。
また、充放電試験では、二次電池11の充電及び放電の少なくとも一方を行って、充電特性、放電特性や充放電の繰り返し特性等の特性データを取得するものであり、電池トレイB1の情報記憶部14からの試験に関する情報に応じた試験が行われる。
図5は、充放電試験装置Aと電池トレイB2とで構成される充放電試験システムC2を示す図である。電池トレイB2は、図3の電池トレイB2であり、この電池トレイB2には、容量10Aの二次電池21が複数、例えば、4個搭載されている。
この二次電池21の充放電試験を説明する。充放電試験装置Aの8対の試験側端子対4それぞれの正側端子4aと負側端子4bを、電池トレイB2の被試験側端子対23それぞれの正側端子23aと負側端子23bにコネクタ接続する。
図5上では、このコネクタ接続は概念的に示している。同時に、充放電試験装置Aの情報入力端子7を電池トレイB2の情報出力端子25にコネクタ接続する。
充放電試験装置Aにおいては、電池トレイB2の情報記憶部24が記憶する試験に関する情報を電池トレイB2の情報出力端子25から情報入力端子7を介して、制御システム部6の情報読み取り部6bで読み取ってシステム本体6aに与える。
この情報には、電池トレイB1と同様、電池トレイB2の識別ID、シリアル番号を含む。この識別IDには、二次電池21の容量、被試験側端子対23と試験側端子対との接続態様などの試験のための各種情報を含む。
システム本体6aでは、入力された情報から、電池トレイB2が接続され、その電池トレイB2に搭載されている二次電池21の容量が10Aであり、また、電池トレイB2上での二次電池21の正・負両電極と被試験側端子対23の正負両端子23a,23bの接続態様から、容量が5Aである各充放電用電源5を2台ずつ並列動作させてよいと判断し、充放電用電源5を2台ずつ並列駆動する。すなわち、充放電用電源5と二次電池21とを、2:1の割合に接続して充放電試験を行う。
そして、システム本体6aは、この充放電用電源5の並列動作状態で、制御配線8cを介して充放電用電源5を制御すると共に、充放電用電源5からの充電電流等の監視データに基づいて、二次電池21の充放電試験を行う。この場合、並列駆動される2台の充放電用電源5からの充電電流等を加算した監視データに基づいて、充放電試験を行う。
このように電池トレイB2に搭載される二次電池21が、充放電用電源5の容量を超える二次電池であっても、その二次電池の容量に対応して、複数の充放電用電源5を並列動作し、それぞれの電源装置5から、例えば、5Aの充電電流を並列にして供給し、電池トレイB2側の二次電池21には充電電流10Aを供給することができるので、当該二次電池21の充放電試験を行うことができる。
このように図4の充放電試験システムC1、図5の充放電試験システムC2のいずれでも、作業者は、充放電試験装置Aに電池トレイB1やB2をコネクタ接続するだけで、自動的に、二次電池の容量に応じた試験を実施することができ、二次電池の充放電試験を行ううえでの作業効率が向上するという効果がある。
なお、上記実施形態では、二次電池の容量の種類が2種類の5A、10Aであったが、二次電池の容量の種類は2種類に限定されず、それ以上の種類の容量でもよいのは勿論である。
上記実施形態では、電池トレイB2の二次電池21の容量が10Aであるため、充放電用電源5は2台並列駆動したが、それ以上の容量の二次電池に対しては、さらに、充放電用電源5の並列駆動台数Nを増加するとよい。この場合、電池トレイ側からの情報に応じて、充放電試験装置A側では、台数Nの充放電用電源5の運転態様を決定する。これによって、充放電用電源5と二次電池とが、N:1の割合で接続された1台の充放電試験装置Aによって、N倍の容量の二次電池の充放電試験を行うことが可能となる。
また、電池トレイに、容量が例えば8Aの二次電池が搭載されている場合、充放電試験装置Aは、その電池トレイの情報記憶部に記憶する試験に関する情報から、2台の充放電用電源5を並列駆動させる場合、両充放電用電源5から合計8Aの電流が供給されるよう、例えば一方の充放電用電源5からは、充電電流5A、他方の充放電用電源5からは充電電流3Aを供給するよう制御してもよい。
また、電池トレイに容量が例えば12Aの二次電池が搭載されている場合、充放電試験装置Aは、その電池トレイの情報記憶部に記憶する試験に関する情報から、容量が5Aである3台の充放電用電源5から、合計12Aの電流が供給されるよう、3台の充放電用電源5を並列動作させるとように制御してよい。
なお、充放電試験装置Aの制御システム部6では、そういった電池トレイの情報記憶部に記憶する試験に関する情報を、予め、記憶部に記憶し、システム本体6aは、電池トレイ側から読み取った試験に関する情報と、前記予め記憶している試験に関する情報とを比較対照させ、これらの情報が一致する場合にのみ、二次電池の試験を行い、一致しない場合は、二次電池の試験を行わないようにして、作業者の誤りとか、間違った試験が実行されないようにしてもよい。
このように、本実施形態の充放電試験システムC1,C2では、充放電試験装置Aの制御システム部6が、情報入力端子7に入力される電池トレイB1,B2側の情報により、二次電池の容量が充放電用電源5の容量を超えるかどうかを検知することができ、二次電池の容量が充放電用電源5の容量を超えるときは、複数の充放電用電源5を並列駆動して、二次電池の充放電を制御して試験を自動的に行うことができるので、二次電池の容量が充放電用電源の容量を超えても、従来のように、充放電試験装置を新たに準備しなくて済み、その分、コスト及び設置スペースを削減することができる。また、大型で大容量の充放電電源を有する充放電試験装置を準備する必要もなく、設置スペースを削減することができる。
上述の例では、二次電池の容量と同じ容量で試験を行ったが、試験条件はこれに限られない。例えば5Aの二次電池に対し0〜5Aの条件で試験を行ってもよい。
上述の実施形態では、1つの電池トレイを、充放電試験装置に接続して、充放電試験システムを構成したが、複数の電池トレイを充放電試験装置に接続して、充放電試験システムを構成してもよい。
この場合、複数の各電池トレイには同一容量の二次電池を搭載してもよいし、異なる容量の二次電池を搭載してもよい。
なお、試験に関する情報を、電池トレイ側から充放電試験装置に出力する形態は、電池トレイ側と充放電試験装置とをコネクタで電気的に接続して情報を伝達する形態に限定されず、無線通信や、IDタグなどの汎用技術を用いて、電池トレイ側から充放電試験装置に情報を出力する形態としてもよい。
制御システム部6は、試験に関する情報として二次電池の容量を得て、二次電池の容量が充放電用電源5の容量を超えるときに、二次電池と充放電電源5の接続が並列接続となると判断し、二次電池の容量が充放電用電源5の容量以下であるときに、二次電池と充放電電源5が単独接続されていると判断するものであってもよいし、試験に関する情報として直接二次電池と充放電用電源5の接続状態を得るものであってもよい。
図6は、容量の異なる二次電池を搭載した複数の電池トレイと充放電試験装置の要部とを示す充放電試験システムの構成図である。
この充放電試験システムは、二次電池容量が5A、10A、15Aの二次電池をそれぞれ搭載した電池トレイ30,31,32と、これら電池トレイ30,31,32が装着される充放電試験装置A1とによって構成される。
各電池トレイ30,31,32には、それぞれ、二次電池30a,31a,32aと、それぞれに対応した情報記憶部(図示せず)と、被試験側端子対(図示せず)とを有する。情報記憶部には、前述したように、電池トレイに搭載する二次電池の容量等を識別するためのID情報と、電池トレイ毎に固有のシリアル番号等の試験に関する情報が、それぞれの情報記憶部に記憶されている。
充放電試験装置A1は、各電池トレイ30,31,32にそれぞれ対応する充放電電源部分33,34,35と、図示しない制御システム部と、図示しない複数の試験側端子対とを備えている。各充放電電源部分33,34,35は、それぞれ、複数の充放電用電源33a,34a,35aを備えており、図示しない制御システム部によって上述の実施形態と同様に駆動がそれぞれ制御される。
各電池トレイ30,31,32と充放電電源部分33,34,35とは、それぞれの被試験側端子と、試験側端子とが対応して接続される。そして、充放電電源部分33,34,35それぞれは、電池トレイ30,31,32からのそれぞれ情報に基づいて、制御システム部によって駆動がそれぞれ制御され、電池トレイ30,31,32に搭載されている二次電池の充放電試験を行う。
この試験については図4や、図5と同様であるので、説明を省略する。
図7ないし図9を参照して、電池トレイ及び充放電試験装置の外観構成の一例を説明する。
図7に示すように、充放電試験装置40は、単一の筐体41を備える。
筐体41は、概略的には、その前部が、複数の電池トレイ42が収納される、恒温槽構造の収納室43となっている。
筐体41の背部は、各電池トレイ42に対応する複数の充放電電源部分44や制御システム部等が収納される収納室45となっている。
両収納室43,45は、模式的には、断熱材46によって仮想線で示されるように仕切られている。
図8は、図7の充放電試験装置40の内部を切欠いて概略構成を示す斜視図である。充放電試験装置40は、筐体41の前面に、断熱性の扉47が上下方向に三つ取付けられており、各扉47を開放した内部には、被試験物である二次電池48が搭載される電池トレイ49を収容可能な三つの収納室50が設けられている。
各収納室50内には、上下二段に電池トレイ49を収納することができる。電池トレイ42は、その前部に、電池トレイ42を収納室43から出し入れ操作するための取手を備える。
筐体41の前面の扉47よりも右側には、各収納室50にそれぞれ対応して、温度データ等を表示する表示部51及び温度等の設定のために操作される操作部52が設けられている。
各収納室50は、扉47で開放、閉止される前面の開口を除いて断熱壁で囲まれており、各収納室50は、背面側(奥側)の断熱壁53によって矩形の浅箱形状の充放電電源部分55や図示しない制御システム部等が収納された収納室と区画されている。
充放電電源部分55は、上下に配設されている。各収納室50と充放電電源部分55の収納室とを区画する断熱壁53は、図7の断熱材46に相当する。
各収納室50の右方は、連通孔を有する仕切板56によって空調空間と仕切られており、空調空間との間で温度制御された空気が循環するように構成されている。
各収納室50には、二次電池48が装着された各電池トレイ49を、矢符Aで示すように、収納室50へ差し入れる、あるいは、収納室50から引き出す際に、各電池トレイ49を水平方向に沿ってそれぞれ案内支持する図示しない各一対のガイドレールが配設されている。
各収納室50の背面側(奥側)の上述の断熱壁53には、貫通孔を介して電池トレイ49と充放電電源部分55との接続具としてのコネクタ57が、収納室50内に気密に突出している。このコネクタ57は、エッジコネクタとしている。
各二次電池48は、電池トレイ49に装備された複数の各ソケット(図示せず)に装着される。電池トレイ49の収納室50への差し入れ方向の先端部には、図9に示されるように、充放電電源部分55の前記コネクタ57に対応する二次電池側接続部としてのエッジ49aが形成されている。
電池トレイ49を、ガイドレールに沿って収納室50内へ水平方向にスライドさせて差し入れ、そのエッジ49aを、断熱壁53から収納室50内に突出したコネクタ57に挿入することにより、二次電池48を、ソケットおよび電池トレイ49の配線を介して充放電電源部分55の充放電用電源に電気的に接続することができる。また、電池トレイ49を、ガイドレールに沿って収納室50からスライドさせて引き出し、そのエッジ49aをコネクタ57から抜出すことにより、二次電池48と充放電電源部分55の充放電用電源とを電気的に非接続とすることができる。なお、58はB方向に温度制御された空気を送風する送風機である。
上述の各例では、二次電池側である電池トレイによって、二次電池と充放電用電源との間の接続を、並列接続または単独接続に切換えるようにしたけれども、本発明の他の実施形態として、例えば、図10に示すように、充放電試験装置A側で接続を切換えるようにしてもよい。
すなわち、図10に示すように、各充放電用電源5の正電極5aと正の試験側端子4aとの間の各配線8aを、各スイッチ70aを介してそれぞれ接続する一方、各充放電用電源5の負電極5bと負の試験側端子4bとの間の各配線8bを、各スイッチ70bを介してそれぞれ接続する。制御システム部6では、情報読み取り部6bで読み取った二次電池の容量や接続状態に関する情報に基づいて、各スイッチ70a,70bの開閉を制御し、二次電池が接続される試験側端子対4に対して、所要の充放電用電源5を、並列接続あるいは単独接続するものである。
A,A1 充放電試験装置
4 試験側端子対
4a,4b 試験側端子
5 充放電用電源
6 制御システム部
7 情報入力端子(情報入力部)
B1,B2 電池トレイ(試験用トレイ)
11,21 二次電池
13,23 被試験側端子対
14,24 情報記憶部
C1,C2 充放電試験システム

Claims (9)

  1. 複数の充放電用電源と、前記各充放電用電源を駆動して被試験物を充放電させて試験を行う制御部と、試験に関する情報が入力される情報入力部とを備え、
    前記試験に関する情報は、前記充放電用電源に接続される被試験物の容量に対応する情報を含み、
    前記複数の各充放電用電源の正負電極にそれぞれ接続される2つの試験側端子を一対とした複数の試験側端子を備え、
    前記制御部は、前記情報入力部に入力される前記情報に基づいて、充放電用電源の駆動方式を判断し、当該判断した駆動方式で当該被試験物を充放電させて前記試験を行うものであり、
    前記被試験物が搭載される試験用トレイが当該充放電試験装置に装着されると、前記情報入力部、前記試験用トレイから前記試験に関する情報が入力されるものであって、
    1つの被試験物が1つの充放電用電源と単独に接続されていると前記制御部が判断するときには、各一対の試験側端子に接続した各充放電用電源を個別に単独駆動し、1つの被試験物に複数の充放電用電源が並列に接続されていると前記制御部が判断するときには、その容量に対応して複数対の試験側端子に接続した複数の充放電用電源を並列駆動する、
    ことを特徴とする充放電試験装置。
  2. 前記情報には被試験物の容量を含み、
    前記制御部は、前記被試験物の容量が前記充放電用電源の容量を超えるときには、1つの被試験物に複数の充放電用電源が並列に接続されていると判断し、1つの被試験物に対し複数の充放電用電源を並列駆動して被試験物を充放電させて前記試験を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の充放電試験装置。
  3. 前記情報には被試験物の容量を含み、
    前記制御部は、前記被試験物の容量が前記充放電用電源の容量以下であるときには、1つの被試験物が1つの充放電用電源と単独に接続されていると判断し、1つの被試験物に対し1つの充放電用電源を単独駆動して被試験物を充放電させて前記試験を行う、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の充放電試験装置。
  4. 前記情報は前記被試験物と前記充放電用電源との接続状態を示す情報を含み、
    前記制御部は、前記接続状態が1つの被試験物に複数の充放電用電源が並列に接続されている状態であるときには、1つの被試験物に対し複数の充放電用電源を並列駆動して被試験物を充放電させて前記試験を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の充放電試験装置。
  5. 前記情報は前記被試験物と前記充放電用電源との接続状態を示す情報を含み、
    前記制御部は、前記接続状態が1つの被試験物が1つの充放電用電源と単独に接続されている状態であると判断するときには、1つの被試験物に対し1つの充放電用電源を単独駆動して被試験物を充放電させて前記試験を行う、
    ことを特徴とする請求項1又は4に記載の充放電試験装置。
  6. 前記制御部は、前記被試験物の容量が前記充放電用電源の容量を超えると判断するときには、被試験物の容量に対応した複数の充放電用電源を並列駆動して被試験物を充放電させて前記試験を行う、
    請求項1に記載の充放電試験装置。
  7. 前記試験用トレイは、搭載される被試験物に接続される複数の被試験側端子を有し、
    前記試験用トレイが、当該充放電試験装置に装着されることによって、試験用トレイの前記被試験側端子と当該充放電試験装置の前記試験側端子とが接続される、
    請求項1ないし6のいずれかに記載の充放電試験装置。
  8. 被試験物が搭載されると共に、前記請求項1ないし7のいずれかに記載の充放電試験装置に装着される試験用トレイであって、
    試験に関する情報が記憶される記憶部を有し、
    前記情報には、搭載されるべき被試験物の容量に対応する情報を少なくとも含む、
    ことを特徴とする試験用トレイ。
  9. 前記請求項1ないし7のいずれかに記載の充放電試験装置と前記請求項8記載の試験用トレイとを備える、
    ことを特徴とする充放電試験システム。
JP2012004887A 2012-01-13 2012-01-13 充放電試験装置、試験用トレイ及び充放電試験システム Active JP5769640B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012004887A JP5769640B2 (ja) 2012-01-13 2012-01-13 充放電試験装置、試験用トレイ及び充放電試験システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012004887A JP5769640B2 (ja) 2012-01-13 2012-01-13 充放電試験装置、試験用トレイ及び充放電試験システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013145131A JP2013145131A (ja) 2013-07-25
JP5769640B2 true JP5769640B2 (ja) 2015-08-26

Family

ID=49040997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012004887A Active JP5769640B2 (ja) 2012-01-13 2012-01-13 充放電試験装置、試験用トレイ及び充放電試験システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5769640B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6370740B2 (ja) * 2015-05-18 2018-08-08 エスペック株式会社 電源装置及び充放電試験装置
JP6470804B1 (ja) * 2017-08-31 2019-02-13 株式会社ソフトエナジーコントロールズ コンタクト機能付きマルチチャンネル充放電電源
DE102018209643A1 (de) * 2018-06-15 2019-12-19 Robert Bosch Gmbh Prüfanlage und Verfahren zum Betrieb einer Prüfanlage
JP6841457B1 (ja) * 2020-05-25 2021-03-10 株式会社ソフトエナジーコントロールズ 二次電池用充放電装置
WO2022004753A1 (ja) * 2020-06-30 2022-01-06 本田技研工業株式会社 台座、蓄電装置組立体、蓄電装置収容システム、蓄電装置管理システム、蓄電装置管理方法、プログラム及びコンピュータ可読記録媒体
JP7407136B2 (ja) 2021-01-13 2023-12-28 エスペック株式会社 バッテリ充放電試験装置及びバッテリ試験装置
WO2024087507A1 (zh) * 2022-10-27 2024-05-02 宁德时代新能源科技股份有限公司 电池充放电测试装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05111140A (ja) * 1991-10-15 1993-04-30 Tokyo Gas Co Ltd リレー試験装置
JPH06213981A (ja) * 1993-01-18 1994-08-05 Kikusui Electron Corp 充放電システム
JP3414069B2 (ja) * 1995-08-30 2003-06-09 松下電器産業株式会社 電池の充放電用パレット
JPH11271409A (ja) * 1998-03-23 1999-10-08 Sony Corp 電池トレイ及び電池の試験方法
JP2003282150A (ja) * 2002-03-25 2003-10-03 Hitachi Ltd 二次電池試験装置
JP2006331976A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 二次電池の製造・管理方法
JP4867014B2 (ja) * 2007-07-25 2012-02-01 富士通株式会社 試験方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013145131A (ja) 2013-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5769640B2 (ja) 充放電試験装置、試験用トレイ及び充放電試験システム
JP4929389B2 (ja) 電池システム
JP2012226915A (ja) 二次電池の充放電評価装置
EP2690748B1 (en) Power storage device, power storage system using same, and method for configuring power storage system
US11177669B2 (en) Apparatus and method for battery module equalization
JP5147993B2 (ja) バッテリパック及びこれを含む能動型セルバランシングバッテリ管理装置
JP6058260B2 (ja) 蓄電池ユニット
KR100912350B1 (ko) 배터리 장치의 가열방법 및 장치
JP6446136B2 (ja) バッテリ制御装置又はバッテリを検査する試験装置、及び、バッテリ制御装置又はバッテリを試験する方法
JP5675951B2 (ja) 電池を備えた蓄電システム
JP2012507132A5 (ja)
US11933860B2 (en) System for forming and testing batteries in parallel and in series
EP2793309B1 (en) System for automatically recognizing battery characteristic, battery information storage device for the same, and method for automatically optimizing battery management device by using the same
KR101459315B1 (ko) 전기 장치의 성능을 시뮬레이션하는 모듈 시스템 및 방법
JP6289803B2 (ja) 蓄電池装置、蓄電池装置の管理方法、および、蓄電池システム
CN102027628A (zh) 电池组及包含该电池组的主动型单电池平衡电池管理装置
CN103631247B (zh) 一种汽车的电控产品的寿命测试系统
JP2013034341A (ja) 複数カスケードバッテリモジュールへのアドレス割り当て
KR20160135794A (ko) 배터리 관리 장치
KR101985761B1 (ko) 배터리 관리 시스템
KR20210093686A (ko) 종단 저항 설정 회로 및 이를 포함하는 배터리 관리 시스템
CN116848699A (zh) 电池电芯/电池包测试设备、含该设备的系统以及用于该设备的方法和软件
CN111883864A (zh) 动力电池包测试组件与实训平台
CN213458529U (zh) 一种新能源汽车电池管理实验系统
CN219533355U (zh) 一种信号电源屏模块测试装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140319

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140514

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140805

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20141030

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20141121

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20141212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5769640

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250