JP3094701B2 - 電気自動車用エンジン駆動発電機の制御装置 - Google Patents

電気自動車用エンジン駆動発電機の制御装置

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JP3094701B2
JP3094701B2 JP04331432A JP33143292A JP3094701B2 JP 3094701 B2 JP3094701 B2 JP 3094701B2 JP 04331432 A JP04331432 A JP 04331432A JP 33143292 A JP33143292 A JP 33143292A JP 3094701 B2 JP3094701 B2 JP 3094701B2
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    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車用エンジン
駆動発電機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車は、車載の電池等によりモー
タを駆動して走行する車両である。電池としては、充放
電可能な鉛電池等を使用し、その充電手段としては、車
外からの充電や、車載のエンジン駆動発電機の出力によ
る充電等の手法がある。
【0003】図6には、エンジン駆動発電機を搭載した
電気自動車の構成が示されている。この図で示される車
両はいわゆるシリーズハイブリッド車として構成されて
いる。
【0004】この図に示される車両は、駆動源としてモ
ータ10を備えている。モータ10は、3相交流電力の
供給を受け回転し、車両の駆動力を発生させる。インバ
ータ12は、車載の電池14の出力を3相交流電力に変
換し、モータ10に供給して当該モータ10を駆動す
る。
【0005】エンジン駆動発電機16は、エンジン18
及びこのエンジン18の機械出力により回転し発電する
発電機20から構成されている。エンジン駆動発電機1
6の発電出力は、整流器21によって整流される。整流
器21の出力は電池14の充電に用いられ、あるいはイ
ンバータ12を介してモータ10の駆動に用いられる。
【0006】インバータ12は、車両コントローラ22
によって制御される。車両コントローラ22は、操縦者
のアクセル操作、ブレーキ操作等を示す車両信号を入力
する一方で回転数センサ26によりモータ10の回転数
を検出して出力する。車両コントローラ22は、アクセ
ル開度等に基づきトルク指令を演算する。車両コントロ
ーラ22は、演算したトルク指令の値に応じ、インバー
タ12にPWM信号を供給する。インバータ12は、所
定個数のスイッチング素子から構成されており、車両コ
ントローラ22からPWM信号を供給してこのスイッチ
ング素子のスイッチングを制御することにより、モータ
10の出力トルクを制御することができる。車両コント
ーラ22は、すなわち、操縦者がアクセル操作やブレー
キ操作等に応じた値の出力トルクをモータ10により発
生させる機能を有している。
【0007】車両コントローラ22は、電池14の充電
状態(SOC)をモニタしつつ、発電コントローラ24
に指令を与えてエンジン駆動発電機16を起動/停止さ
せる。すなわち、車両コントローラ22は、電池14の
出力電圧及び出力電流を検出し、検出結果に基づき電池
14のSOCを求める。車両コントローラ22は、SO
Cが所定値まで低下した場合に発電コントローラ24に
指令を与え、エンジン駆動発電機16による発電を開始
させる。発電コントローラ24は、エンジン駆動発動機
16を駆動させる他、エンジン18のスロットル開度や
発電機20の界磁電流を制御して、目標とする発電出力
を発生させる。
【0008】エンジン駆動発電機16を起動させないで
走行している場合には、電池14のSOCは、例えば図
7において曲線100で示されるように走行に伴い減少
する。車両コントローラ22は、電池14のSOCが所
定の値、例えば図7においてaで示される値に至ると、
発電コントローラ24に対して指令を与える。これに応
じ、エンジン駆動発電機16による発電が開始され、整
流器21を介して電池14が充電され、電池14のSO
Cは、図7において曲線102で示されるように上昇し
始めることとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、モータ
やインバータの消費電力が大きい場合、すなわち電池の
負荷が大きい場合には、エンジン駆動発電機の発電出力
により電池の充電を開始したとしても、発電出力がモー
タやインバータによって消費され電14の充電に向わ
ない結果、SOCが上昇に向わない場合がある。例えば
図7において曲線104で示されるように、SOCが低
下を続ける場合がある。このように電池が深く放電しS
OCが顕著に低下する動作は、電池の寿命を短縮するお
それがある。 ところで、走行に伴う電池のSOCの低
下を防ぐ手段としては、例えば電気動力車について特開
昭49−12515号公報に開示された方法がある。こ
の公報においては、高速走行時のモータ駆動電力とし
て、主として発電機の出力を用い、発電機出力の不足分
のみを電池の出力によって補っている。また、発電機が
単独で電力を供給するか、発電機及び電池の双方で電力
を供給するかを、車両走行状態に応じて適宜変化させて
いる。
【0010】しかし、このような方法においても、モー
タの要求出力によっては電池からの放電量が多くなる場
合がある。この場合には、やはり過放電により電池の寿
命の短縮が生じるおそれがある。また、SOCが顕著に
低下した状態で走行を継続すると、電池の出力電圧が低
下する。電池の出力電圧が顕著に低下すると、発電コン
トローラの制御範囲から外れ、発電機の定出力運転が困
難になる。
【0011】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、発電出力を低下さ
せることなく電池の過放電を防止し、これにより電池の
寿命を延長することを目的とする。また、本発明は、
ンジン駆動発電機を常に定パワー運転可能にすることを
目的とする。そして、本発明は、車両の走行状態等に応
じて上記目的を好適に達成することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の請求項1記載の制御装置は、エンジ
ン駆動発電機作動させて走行中に、電池の残存放電容
量(SOC)が所定値まで低下した場合にモータによる
消費電力をエンジン駆動発電機の発電電力以下に制限す
る出力制限手段を備えることを特徴とする。
【0013】また、本発明の請求項2記載の制御装置
は、エンジン駆動発電機作動させて走行中に、電池の
SOCが所定値まで低下した場合にエンジン駆動発電機
の発電電力を増大させる発電増大手段を備えることを特
徴とする。
【0014】そして、本発明の請求項3記載の制御装置
は、発電増大手段が、電池のSOCが前記所定値まで低
下した場合にエンジン駆動発電機の発電電力を従前にお
けるモータの平均消費電力まで増大させることを特徴と
する。
【0015】
【作用】本発明の請求項1においては、電池のSOCが
所定値まで低下すると、モータによる消費電力がエンジ
ン駆動発電機の発電電力以下に制限される。このように
制限が施された状態では、モータにより消費される電力
は、エンジン駆動発電機の発電電力のみによって賄われ
る。従って、電池のSOCがさらに低下することがなく
なり、電池の深い放電、ひいては寿命の短縮が防止され
る。また、電池電圧の低下が防止されエンジン駆動発電
機の定出力運転が確保される。
【0016】また、本発明の請求項2においては、電池
のSOCが所定値まで低下すると、モータの出力に対し
てエンジン駆動発電機の発電電力への制限が施されると
共に、エンジン駆動発電機の発電電力が増大する。エン
ジン駆動発電機の発電電力が増大すると、当該エンジン
駆動発電機の発電機電力によってモータによる消費電力
が賄われることとなり、電池のSOCの低下が防止され
る。この結果、請求項1より好適に、電池の深い放電、
ひいては寿命の短縮が防止される。
【0017】請求項3においては、電池のSOCが低下
した場合に、エンジン駆動発電機の発電電力が従前にお
ける平均消費電力まで増大する。すなわち、エンジン駆
動発電機の発電電力を増大させ電池のSOCの低下を防
止するにあたって、それ以前におけるモータの消費電力
が考慮される結果となる。これにより、発電増大による
SOC低下防止の作用が車両の走行状況、操縦者等の特
性などに応じてより好適に得られることとなる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。なお、本発明は、装置構成としては図
6に示される構成により実施し得るものであるため、以
下、図6の装置構成を例として説明する。
【0019】図1には、本発明の各実施例における走行
に伴うSOCの変化動向が示されている。本発明は、図
1に示されるように、電池14のSOCが顕著に低下し
た場合にそれ以上の低下を防止すべく、モータ10によ
る消費電力を制限し、あるいはエンジン駆動発電機16
の発電出力を増大させる点を特徴としている。
【0020】図2には、本発明の第1実施例に係る制御
動作の流れが示されている。この図に示される動作は、
例えば車両コントローラ22によって実施される動作で
ある。
【0021】車両コントローラ22は、電池14のSO
Cが所定値、例えばa%を下回るまでは(200)、エ
ンジン駆動発電機16を起動させず、電池14の出力の
みによってモータ10を駆動させる(202)。すなわ
ち、通常の電気自動車(EV)として、車両を走行させ
る。
【0022】車両コントローラ22は、電池14の出力
電圧及び出力電流をモニタすることにより電池14のS
OCを検出する。検出したSOCがa%を下回ると、車
両コントローラ22は発電コントローラ24に指令を与
え、エンジン駆動発電機16の運転を開始させる(20
4)。発電コントローラ24は、エンジン18のスロッ
トル開度や発電機20の界磁電流を制御することによ
り、エンジン駆動発電機16の発電出力を所定値G(k
W)に制御する。この発電出力G(kW)は、例えば、
エンジン18のエミッションが良好になるよう設定され
る。この後、車両コントローラ22は、車両をいわゆる
ハイブリッド車(HV)として走行させる制御を実行す
る(206)。
【0023】車両コントローラ22は、その後、電池1
4のSOCに係る判定を実行する(208)。この判定
は、電池14のSOCがc%以上であるか、b%を越え
c%未満の状態であるか、b%以下の状態であるか、に
係る判定である。
【0024】ここに、b及びcは、c>a>bに設定さ
れている。従って、エンジン駆動発電機16が運転を開
始した直後は、SOCがaをわずかに下回った程度であ
るから、ステップ208においてはc>SOC>bが成
立する。この場合には、動作はステップ206に戻る。
すなわち、HVとしての走行が継続され、エンジン駆動
発電機16による発電出力が継続される。
【0025】このようなエンジン駆動発電機16の発電
出力により電池14が放電から充電に転じた場合、図1
において曲線106で示されるように、電池14のSO
Cは増大に転じ、ある時点でc%に至る。ステップ20
8においてSOC>cと判定された場合には、車両コン
トローラ22はステップ210を実行する。ステップ2
10においては、車両コントローラ22は、発電コント
ローラ24に指令を与えてエンジン駆動発電機16、特
にそのエンジン18を停止させる。これは、電池14の
SOCが十分に回復しているためである。ステップ21
0実行後は、ステップ202に戻る。
【0026】逆に、エンジン駆動発電機16が発電動作
を継続しているにもかかわらず、モータ10等の消費電
力が大きいため電池14の放電が引き続き生じSOCが
低下を続けている場合、ある時点で、SOC≦b%とな
る。ステップ208においてこの条件が成立した場合、
車両コントローラ22は、ステップ212を実行する。
ステップ212においては、モータ10による消費電力
がエンジン駆動発電機16の発電出力G(kW)に制限
される。
【0027】このような消費電力制限は、車両コントロ
ーラ22によるインバータ12のPWM制御として実行
される。すなわち、車両コントローラ22により演算決
定されるトルク指令と、回転数センサ26により検出さ
れる回転数との積は、そのトルク指令に基づきPWM制
御を行った場合にインバータ12を介してモータ10に
与える電力を表している。車両コントローラ22は、ス
テップ212を実行する際、検出した回転数に応じて最
大トルク指令値を制限し、これによってインバータ12
を介したモータ10への電力供給を制限している。な
お、このような方法に代え、モータ10への出力電圧及
び出力電流を検出してフィードバック制御を行うという
手法を用いてもかまわない。
【0028】このような制限が施されると、モータ10
により消費される電力は、常に、エンジン駆動発電機1
6の発電電力G(kW)以下の値となる。従って、モー
タ10の出力がその制限一杯まで上昇したとしても、電
池14の放電はほぼ生じない。従って、電池14のSO
Cは、図1において曲線110で示されるように増加に
転ずるか、少なくともb%に維持される。すなわち、こ
のようなモータ10への出力の制限により、電池14の
SOCがさらに低下することが防止される。
【0029】ステップ212は、電池14のSOCがd
%以上となるまで継続して実行される。すなわち、車両
コントローラ22は、電池14のSOCがd%以上とな
ったか否かを判定し(214)、d%以上となるまで
は、ステップ212を繰り返し実行する。電池14のS
OCがd%以上に至った場合、車両コントローラ22
は、モータ10消費電力の制限を解除する(216)。
この後、車両コントローラ22の動作はステップ206
に戻る。
【0030】モータ10消費電力の制限が解除された時
点でモータ10への出力がエンジン駆動発電機16の発
電出力G(kW)を下回っている場合には、ステップ2
06が繰り返し実行されると、図1において曲線112
で示されるように電池14が充電に転じそのSOCは増
加する。逆に、モータ10消費電力の制限が解除された
時点でもなおモータ10の要求出力がエンジン駆動発電
機16の発電電力G(kW)を上回っている場合には、
電池14のSOCは図1において曲線114で示される
ように低下に転ずる。しかし、この場合にも、ステップ
206及び208を経て再びステップ212及び214
が実行されるため、電池14のSOCはb%以下に低下
することはない。
【0031】このように、本実施例においては、電池1
4のSOCの低下が防止され、いわゆる深い放電による
電池14の寿命短縮が防止される。また、発電機20の
定出力運転も継続できる。
【0032】図3には、第1参考例に係る制御動作が示
されている。この図に示される動作も、図6の構成にお
いて車両コントローラ22により実行される動作であ
る。
【0033】この参考例においては、第1実施例のよう
に電池14のSOCがb%まで低下した時点でモータ1
の消費電力を制限するのではなく、エンジン駆動発電
機16の発電出力を増大させることにより、電池14の
SOCの顕著な低下を防止している。
【0034】この参考例においても、第1実施例と同
様、ステップ200〜210が実行される。ステップ2
08において電池14のSOCがb%以下に低下したと
判定された場合には、本実施例においては、ステップ2
12ではなくステップ218が実行される。ステップ2
18においては、車両コントローラ22は、発電コント
ローラ24に対しエンジン駆動発電機16の発電出力を
G(kW)からGH(kW)まで増加させる旨指令し、
発電コントローラ24は、これに応じてエンジン駆動発
電機16の出力を増加させる。ここに、G(kW)はス
テップ206において発電コントローラ24の制御の下
にエンジン駆動発電機16から得られる発電出力であ
る。ステップ218における発電出力GH(kW)は、
例えば高速走行時における発電出力に相当する値に設定
されており、少なくともGH(kW)>G(kW)に設
定される。エンジン駆動発電機16の発電出力は、電池
14のSOCがd%以上となるまで(214)、増大し
た値に制御される。
【0035】このようにエンジン駆動発電機16の発電
出力が増大制御されると、モータ10に対し比較的大き
な電力を供給しているにもかかわらず、電池14の放電
が防止されることとなる。すなわち、図1において曲線
110で示されるように、電池14のSOCが増加に転
じ、あるいは少なくともb%以下への低下が防止され
る。
【0036】本参考例においては、ステップ214にお
いて電池14のSOCがd%以上であると判定された場
合には、ステップ216に代えステップ220が実行さ
れる。ステップ220においては、車両コントローラ2
2は発電コントローラ24に指令を与え、エンジン駆動
発電機16の発電出力をステップ218において設定し
たGH(kW)からG(kW)に戻す。この後、ステッ
プ206に戻る。
【0037】従って、本参考例においても、第1実施例
と同様に電池14の寿命短縮防止の効果が得られる。
【0038】図4には、本発明の第2参考例に係る制御
動作の流れが示されている。この図に示される動作は、
第1参考例におけるステップ218をステップ222に
置き換えたものである。
【0039】すなわち、この参考例においては、ステッ
プ208においてSOC≦b%と判定された場合には、
車両コントローラ22から発電コントローラ24に指令
が与えられ、エンジン駆動発電機16の発電出力が、そ
れ以前にモータ10によって消費された電力の平均値に
制御される。例えば、車両コントローラ22は、電池1
4のSOCが100%からa%へ、100%からb%へ
またはa%からb%まで低下する期間におけるモータ1
0等による消費電力を平均し、求めた平均値を、電池1
4のSOCがb%以下に低下した場合の目標発電出力と
して設定する。このような制御を行うことにより、電池
14のSOCがb%以下となった状態でもエンジン18
のエミッションを良好に保つことができ、またエンジン
18による電流消費量を最小値に制御することができ
る。
【0040】図5には、本発明の第実施例に係る制御
動作の流れが示されている。この参考例は、前述の第1
実施例及び第1参考例を組み合わせた参考例である。
【0041】すなわち、この実施例においては、ステッ
プ208において電池14のSOCがb%以下であると
判定された場合には、前述のステップ212及びステッ
プ218が共に実行され、モータ10消費電力がエンジ
ン駆動発電機16の通常走行時の発電出力G(kW)に
制限されると共に、モータ10の発電出力が高速走行時
の値GH(kW)に増大制御される。また、ステップ2
14によりSOC>d%と判定された後は、前述のステ
ップ216及び220が実行され、モータ10に対する
消費電力制限が解除されると共にエンジン駆動発電機1
4の発電出力が通常走行時の値G(kW)に戻される。
このような動作とすることにより、電池の効果をより顕
著なものとすることができる。なお、ステップ218に
代え、第2参考例のステップ222を実行してもかまわ
ない。
【0042】以上の説明においては、SOCの判定に係
るポイントすなわちa〜dについては何ら値を示してい
なかった。これらの値は任意の値に設定することができ
る。aとして40〜60%を設定した場合には、例えば
bを20%程度、cを60〜80%程度に設定するのが
好ましい。また、d=aとしてもかまわないが、d>a
と設定することにより、図1において曲線110及び1
14で示されるようなヒステリシス特性を実現すること
ができ、安定な制御を実現することができる。さらに、
モータ10消費電力の制限/制限解除やエンジン駆動発
電機16の発電電力の切換は、徐々に行うのが好まし
い。例えば、モータ10消費電力を制限するにあたって
制限値を徐々にG(kW)まで低下させるような制御を
行い、またモータ10消費電力の制限を解除する際にも
これを徐々に行うようにする方が好ましい。あるいは、
エンジン駆動発電機16の出力を増大させあるいは低減
させる際にも、当該増大または低減を徐々に行うのが好
ましい。さらに、これらの制御をアクセル操作中に行う
ことを回避するようにしてもかまわない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、電池のSOCが所定値まで低下した場合にモ
ータ消費電力をエンジン駆動発電機の発電電力に制限す
るようにしたため、電池のSOCが当該所定値を下回る
値に低下することがなくなり、いわゆる深い放電による
電池の寿命の短縮が防止される。また、その際、エンジ
ン駆動発電機の発電電力の低下も生じない。
【0044】また、本発明の請求項2によれば、電池の
SOCが所定値まで低下した場合にエンジン駆動発電機
の発電電力を増大させるようにしたため、請求項1と同
様の効果をさらに顕著に得ることができる。
【0045】そして、請求項3によれば、エンジン駆動
発電機の発電電力を増大制御する際の制御目標値を、従
前におけるモータの平均消費電力とするようにしたた
め、当該制御目標値が充電における車両の走行状況等に
応じて設定されることとなり、エンジン駆動発電機を構
成するエンジンのエミッションの増大や燃料消費量の増
大等が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例における走行に伴うSOCの
変化動向を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例における制御動作の流れを
示すフローチャートである。
【図3】第1参考例における制御動作の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図4】第2参考例における制御動作の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図5】本発明の第実施例における制御動作の流れを
示すフローチャートである。
【図6】シリーズハイブリッド車として構成された電気
自動車の構成を示すブロック図である。
【図7】車両の走行に伴うSOCの低下を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 モータ 12 インバータ 14 電池 16 エンジン駆動発電機 18 エンジン 20 発電機 21 整流器 22 車両コントローラ 24 発電コントローラ SOC 電池の充電状態 a エンジン駆動発電機が発電を開始するSOC b モータへの出力が制限されまたはエンジン駆動発電
機の発電出力が増大制御されるSOC
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 11/00 - 11/12 B60K 6/02 H02J 7/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充放電可能な電池と、電池の出力により
    駆動され車両の駆動力を発生させるモータと、その発電
    電力により電池を充電するエンジン駆動発電機と、を有
    する電気自動車に搭載され、少なくともエンジン駆動発
    電機を制御する電気自動車用エンジン駆動発電機の制御
    装置において、 エンジン駆動発電機作動させて走行中、電池の残存放
    電容量が所定値まで低下した場合にモータによる消費電
    をエンジン駆動発電機の発電電力以下に制限する出力
    制限手段を備えることを特徴とする電気自動車用エンジ
    ン駆動発電機の制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気自動車用エンジン駆
    動発電機の制御装置において、 エンジン駆動発電機作動させて走行中、電池の残存放
    電容量が所定値まで低下した場合にエンジン駆動発電機
    の発電電力を増大させる発電増大手段を備えることを特
    徴とする電気自動車用エンジン駆動発電機の制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電気自動車用エンジン駆
    動発電機の制御装置において、 発電増大手段が、電池の残存放電容量が前記所定値まで
    低下した場合にエンジン駆動発電機の発電電力を従前に
    おけるモータの平均消費電力まで増大させることを特徴
    とする電気自動車用エンジン駆動発電機の制御装置。
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