JP2002112406A - ハイブリッド電気自動車の制御装置 - Google Patents

ハイブリッド電気自動車の制御装置

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JP2002112406A
JP2002112406A JP2000299794A JP2000299794A JP2002112406A JP 2002112406 A JP2002112406 A JP 2002112406A JP 2000299794 A JP2000299794 A JP 2000299794A JP 2000299794 A JP2000299794 A JP 2000299794A JP 2002112406 A JP2002112406 A JP 2002112406A
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Tatsuo Kiuchi
達雄 木内
Makoto Ogata
誠 緒方
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハイブリッド電気自動車の制御装置におい
て、バッテリの劣化を確実に抑制できるようにする。 【解決手段】 走行用車輪4を駆動する電動機3と、電
動機3に電力を供給するバッテリ1と、バッテリ1を充
電する発電機6と、発電機6を駆動するエンジン5とを
そなえたハイブリッド電気自動車の制御装置において、
バッテリ1の電圧を検出するバッテリ電圧検出手段1a
と、バッテリ電圧検出手段1aの検出情報に基づきバッ
テリ1に対する発電機6の発電力を制御する発電力制御
手段7aとをそなえて構成され、発電力制御手段7a
が、バッテリ1の電圧が第1の所定電圧と該第1の所定
電圧よりも高い第2の所定電圧との間にある場合には、
該発電力を低減させ、バッテリ1の電圧が該第2の所定
電圧以上である場合には、バッテリ1の電力を放電させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機及びエンジ
ンをそなえたハイブリッド電気自動車において、発電機
の発電力及び電動機の回生制動力を制御する、ハイブリ
ッド電気自動車の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関(エンジン)と電動
機(モータ)とを組み合わせて車両の駆動力を得るよう
にしたハイブリッド電気自動車が開発/実用化されてい
る。このようなハイブリッド電気自動車としては、エン
ジンを専らモータの電力供給源として用いるシリーズ式
ハイブリッド電気自動車や、エンジンの出力軸とモータ
の出力軸とがともに駆動輪に機械的に接続されたパラレ
ル式ハイブリッド電気自動車が知られている。
【0003】このうち、シリーズ式ハイブリッド電気自
動車では、バッテリからの電力供給によりモータを作動
させて車両を走行させる。そして、バッテリの電力残存
容量に応じてエンジンを作動させて発電機を駆動し、バ
ッテリの充電とモータへの電力供給とを行なうようにな
っている。また、電気自動車では、一充電あたりの車両
の走行可能距離の延長を図るべく、いわゆる回生制動に
よりバッテリの充電が行なわれる。この回生制動は、モ
ータを発電動作に切り替えることで行なうことができ、
駆動輪の回転エネルギをモータを介して電気エネルギと
して回収しながら制動を行なうものであり、例えばブレ
ーキペダルの踏み込みに連動して回生制動力が発生する
ように制御される。
【0004】しかし、このように回生制動によりバッテ
リを充電する際、大きな回生制動力を発生させるとバッ
テリが劣化してしまう虞があるため、バッテリの状態に
応じて回生制動力を制御する技術が種々開発されてい
る。このような技術としては、例えば、特開平08−1
40203(特願平06−271009)号公報に開示
された技術(従来技術1)や、特開平10−4602号
公報に開示された技術(従来技術2)や、特開平11−
299004号公報に開示された技術(従来技術3)が
ある。
【0005】従来技術1では、バッテリ劣化のパラメー
タとしてバッテリ温度を用い、バッテリ温度が基準値よ
りも高い場合には、回生制動力の制限値をバッテリ温度
の上昇にともなって低下させ、バッテリの高温時にバッ
テリが過剰な電力で充電されて損傷してしまうことを防
止するようにしている。また、従来技術2では、バッテ
リの電流及び電圧に基づきバッテリの劣化程度を判定
し、この劣化程度に応じて回生制動力を最適に制御し、
バッテリの長寿命化を図っている。また、従来技術3で
は、バッテリの充電状態(SOC)に応じて回生制動力
を制御するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来技術では、以下のような課題がある。つまり、充電
によるバッテリの劣化は、バッテリ電圧過大(バッテリ
電圧が高くなり過ぎること)が直接的な原因であり、こ
のため、従来技術1や従来技術3のように、バッテリ温
度やバッテリの充電状態に応じて回生制動を制御して
も、バッテリ電圧の過大によりバッテリが劣化してしま
う虞がある。
【0007】また、従来技術2では、公報の図8からも
わかるように、バッテリに不良があっても制動時には必
ず充電が行なわれるのでバッテリ電圧過大を必ずしも防
止できない。本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、バッテリの劣化を確実に抑制できるようにし
た、ハイブリッド電気自動車の制御装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明のハイブリッド電気自動車の制御装置では、発
電力制御手段が、バッテリ電圧検出手段の検出情報に基
づき、バッテリの電圧が第1の所定電圧と第1の所定電
圧よりも高い第2の所定電圧との間にある場合には、発
電機の発電力を低減してバッテリに対する充電量を低減
させ、バッテリの電圧が第2の所定電圧以上である場合
には、発電機の発電力をさらに低減して負とする、即ち
バッテリの電力を放電させるので、バッテリの電圧が過
大となってしまうことが防止される。
【0009】この際、バッテリ電圧検出手段の検出情報
に基づき、バッテリの電圧が、該第2の所定電圧よりも
高い所定電圧以下である場合には、電動機の回生制動力
を所定制動力に維持するように構成することが好まし
い。これにより、ブレーキフィーリングの急変を抑制す
ることができる。請求項2記載の本発明のハイブリッド
電気自動車の制御装置では、バッテリの電圧が、第2の
所定電圧を含む所定の微小範囲にある際には、エンジン
の回転速度が所定回転速度に保持される。バッテリの電
圧が、第2の所定電圧(=バッテリの充電/放電の切替
点)を含む所定の微小範囲にある際には、バッテリの電
圧に応じてエンジン回転速度を制御すると、エンジンに
より発電機を駆動してバッテリの充電を行なう場合又は
バッテリから発電機に電力を供給してエンジンを駆動す
る場合の何れであってもエンジン回転速度が低くなって
不安定となってしまうが、エンジンの回転速度が所定回
転速度に保持されるのでこれが防止される。
【0010】請求項3記載の本発明のハイブリッド電気
自動車の制御装置では、回生制動制御手段が、バッテリ
電圧検出手段の検出情報に基づき、バッテリの電圧が、
該第2の所定電圧よりも高い第3の所定電圧を超える場
合には、電動機の回生制動ゲインを減少させるので、電
動機の回生制動によるバッテリの充電が抑制され、バッ
テリの電圧が過大となってしまうことが防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1〜図3は本発明の一実
施形態のハイブリッド電気自動車の制御装置について示
す図である。先ず、本制御装置が装備されるハイブリッ
ド電気自動車について説明すると、ハイブリッド電気自
動車は、ここでは、エンジンを専らモータの電力供給源
として用いるシリーズ式ハイブリッド電気自動車として
構成されている。
【0012】即ち、本実施形態のハイブリッド電気自動
車には、図1に示すように、バッテリ1が搭載され、バ
ッテリ1はインバータ2を介してモータ(電動機)3に
電気的に接続されている。モータ3は車両の駆動輪(走
行用車輪)4側に連結されており、モータ3の駆動力に
より車両が走行するようになっている。また、車両には
エンジン5も設けられており、このエンジン5の出力側
には、バッテリ1及びモータ3に電力を供給する発電機
6が機械的に連結されている。そして、エンジン5によ
り発電機6が駆動されることで、発電機6の負荷に応じ
た電力が発生するようになっているのである。
【0013】また、この車両には、バッテリ1の電圧を
検出するバッテリ電圧センサ(バッテリ電圧検出手段)
1a等の各種のセンサ類が設けられ、これらのセンサ類
がECU(電子制御ユニット)7に接続されている。そ
して、ECU7では、各センサ類の検出情報に基づきモ
ータ3やエンジン5等の作動を制御するようになってい
る。
【0014】また、ECU7には発電力制御手段7a及
び回生制動制御手段7bが設けられており、本制御装置
は、バッテリ電圧センサ1aと、これらの発電力制御手
段7a及び回生制動制御手段7bとをそなえて構成され
ている。発電力制御手段7aは、バッテリ電圧センサ1
aにより検出されたバッテリ1の電圧Vに基づき、図2
に示すように発電力Wを制御するようになっている。つ
まり、バッテリ電圧Vが第1の所定電圧V1以下(V≦
1)の範囲aでは、エンジン5に所定量の燃料が供給
されて発電機6により通常通り発電が行なわれ、所定の
発電力Waに制御されるようになっている。また、バッ
テリ電圧Vが第1の所定電圧V1よりも高く且つ第2の
所定電圧V2以下(V1<V≦V2)の範囲bでは、バッ
テリ電圧Vの増加にしたがって、エンジン5への燃料供
給量を減少させて、発電機6による発電量を減少させる
ようになっている。
【0015】また、バッテリ電圧Vが第2の所定電圧V
2よりも高くなると、発電機6に対してバッテリ1から
電力を供給して発電機6を駆動して(発電機6をモータ
として使用して)バッテリ1を放電させる(発電機6に
よる発電力をマイナスにする)ようにしており、バッテ
リ電圧Vが第2の所定電圧V2よりも高く且つ第3の所
定電圧V3以下(V2<V≦V3)の範囲cでは、バッテ
リ電圧Vの増加にしたがって、バッテリ1からの放電量
を増加させるようにしている。
【0016】なお、ここでは、バッテリ電圧Vが第3の
所定電圧V3よりも大きい(V3<V)範囲dでは、バッ
テリ1からの放電量をWbで一定にしているが、これは
発電機6の性能的な限界によるものであり、バッテリ1
からの放電量を、極力、バッテリ電圧Vの増加にしたが
って増加させることが好ましい。また、回生制動制御手
段7bは、図2に示すようにモータ3の回生制動ゲイン
Gを設定して回生制動を制御するようになっている。つ
まり、回生制動ゲインGは、図2に示すように、バッテ
リ電圧Vが第3の所定電圧V3以下(V≦V3)の範囲
a,b,cでは100%に設定され、バッテリ電圧Vが
第3の所定電圧V3よりも大きく且つ第4の所定電圧V4
以下(V3<V≦V4)の範囲dではバッテリ電圧Vの増
加に応じて減少するように設定され、第4の所定電圧V
4よりも高い(V>V4)の範囲eでは零に設定されるよ
うになっているのである。
【0017】なお、回生制動ゲインGの減少分、即ち必
要とされるブレーキ力に対する回生制動の不足分につい
ては、サービスブレーキの制動力により補われるように
なっている。ここで、例えば、第1の所定電圧V1はバ
ッテリ1の定格電圧、第3の所定電圧V3は、発電機6
の性能に起因した上述の限界値(放電量)Wbに対応す
るバッテリ電圧、第2の所定電圧V2は、第1の所定電
圧V1と第3の所定電圧V3との中間値〔V2=(V1+V
3)/2〕、第4の所定電圧V4はバッテリ1に対する許
容限界値(これ以上高くなるとバッテリ1が劣化してし
まう電圧)としてそれぞれ設定されている。なお、所定
電圧V1,V2,V3,V4は、上記設定に限定されず、設
計条件等に応じて設定され、また、実機によるチューニ
ングにより適宜補正される。
【0018】このようにバッテリ電圧Vに応じて発電機
6による発電力や回生制動ゲインGを設定することによ
り、バッテリ電圧Vがバッテリ定格電圧(第1の所定電
圧)V1以下で電圧過大によるバッテリ1の劣化の虞の
ない範囲aについては、発電機6により定格で発電が行
なわれるとともにブレーキペダルが踏み込まれた際に
は、回生制動ゲインGを定格(100%)としてブレー
キペダルの踏込量に応じたブレーキ力(必要ブレーキ
力)をモータ3の回生制動により全量発生させるように
なっている。
【0019】また、バッテリ電圧Vがバッテリ定格電圧
(第1の所定電圧)V1よりも高い範囲b,c,d,e
については、ブレーキフィーリングの急変を抑制すべく
回生制動ゲインGの減少を極力回避しつつ、バッテリ1
に対する充電量を減少或いはバッテリ1を放電させてバ
ッテリ1の劣化を抑制するようにしている。つまり、バ
ッテリ電圧Vが範囲bにある時には、回生制動ゲインG
を100%に保持しつつ発電機6により発電量を減少さ
せてバッテリ電圧の上昇を抑制し、バッテリ電圧Vが範
囲cにある時には、回生制動ゲインGを100%に保持
しつつ、発電機6に電力を供給してバッテリ1を放電さ
せてバッテリ電圧の上昇を抑制或いはバッテリ電圧を低
減する。また、バッテリ電圧Vが範囲dにある時には、
バッテリ1を放電させるとともに回生制動ゲインGを減
少させて、さらに効果的にバッテリ電圧の上昇を抑制或
いはバッテリ電圧を低減し、バッテリ電圧Vが許容限界
値V4以上の範囲eでは、バッテリ1を放電させるとと
もに、回生制動ゲインGを零に設定して回生制動による
バッテリ1の充電を回避して、バッテリ電圧を確実に減
少させるようにしているのである。
【0020】本発明の一実施形態としてのハイブリッド
電気自動車の制御装置は上述のように構成されているの
で以下のように発電制御及び回生制動制御が行なわれ
る。つまり、ブレーキペダルが踏み込まれる等してモー
タ3による回生制動が行なわれた際に、バッテリ電圧セ
ンサ1aの検出結果に基づきバッテリ電圧Vが第1の所
定値(バッテリ定格電圧)V1を越えていると判定され
た場合には、バッテリ1が劣化する虞があるとして、発
電機6による発電の抑制又は発電機6をモータとして作
動させエンジン5の回転抵抗を利用してバッテリ1を放
電させる。そして、バッテリ電圧Vが第3の所定電圧V
3になってバッテリ1からの放電が最大値に設定され、
発電機6によりこれ以上の放電が行なうことができなく
なると、モータ3の回生制動ゲインGを減少させて回生
制動によるバッテリ1の充電が抑制される。
【0021】したがって、バッテリ電圧センサ1aによ
りバッテリ電圧Vを検出し、この検出結果に基づき、バ
ッテリ電圧Vの上昇に応じてバッテリ1の充電が抑制さ
れ或いはバッテリ1を放電させることができる。これに
より、バッテリ1の充電による劣化の主要因であるバッ
テリ電圧を直接監視してバッテリ1の劣化を極めて精度
良く抑制できるという利点がある。
【0022】さらに、バッテリ電圧Vが許容限界値V4
以上になると回生制動ゲインGが零に設定されるので、
バッテリ1の劣化を確実に防止できるという利点もあ
る。また、回生制動ゲインGの減少を極力回避している
ので、ブレーキフィーリングの急変を抑制できるという
利点もある。なお、本発明のハイブリッド電気自動車の
制御装置は、上述の実施形態に限定されず、発明の趣旨
を逸脱しない範囲で種々の変形を行なうことができる。
【0023】例えば、図3に示すように、バッテリ電圧
Vが第2の所定電圧V2を含む微小範囲ΔVにある場
合、即ち、バッテリ電圧Vが、発電機6によりバッテリ
1を充電するか又放電させるかの切替点V2に対して近
傍にある場合には、エンジン回転速度を一定制御するよ
うにしても良い。つまり、発電機6によりバッテリ1を
充電する場合(即ちエンジン5により発電機6を駆動す
る場合)、及び発電機6によりエンジン5の回転抵抗を
利用してバッテリ1を放電させる場合(即ち発電機6に
よりエンジン5を駆動する場合)の切替点である第2の
所定電圧のV2近傍では、バッテリ1の発電量/放電量
が小さくエンジン回転速度が低速になるため、エンジン
回転が不安定となって振動が発生したり、ハンチングが
生じてエンジンが頻繁に停止したりする虞がある。この
ため、バッテリ電圧Vがかかる微小範囲ΔVにある場合
には、エンジン回転速度を所定速度(例えばアイドル回
転速度)に保持するようにしているのである。これによ
り、上述したようにエンジン回転が不安定となったりエ
ンジン5が頻繁に停止したりすることを確実に防止でき
るという利点がある。
【0024】具体的には、このような微小範囲ΔVにお
けるエンジン回転速度の一定制御は、図3において、実
線で示すようにして行なわれる。つまり、バッテリ電圧
Vが所定電圧V2以下では、エンジン5に所定量の燃料
を供給してエンジン回転速度を一定制御しつつ発電機6
を駆動して発電を行なう。また、バッテリ電圧Vが所定
電圧V2よりも大きくなると、エンジン5への燃料噴射
を中止するとともに発電機6に電力を供給してエンジン
回転速度を一定制御しつつバッテリ1を放電させる。そ
して、バッテリ電圧Vが増加して微小範囲ΔVを外れる
とエンジン回転速度の一定制御を終了する。
【0025】また、上述の実施形態では、本発明のハイ
ブリッド電気自動車の制御装置を、シリーズ式ハイブリ
ッド電気自動車に適用した例を説明したが、パラレル式
ハイブリッド電気自動車に適用することも可能である。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載のハ
イブリッド電気自動車の制御装置によれば、バッテリ電
圧検出手段の検出情報に基づき、バッテリの電圧が第1
の所定電圧と第1の所定電圧よりも高い第2の所定電圧
との間にある場合には、発電機の発電力を低減してバッ
テリに対する充電量を低減させ、バッテリの電圧が第2
の所定電圧以上である場合には、バッテリの電力を放電
させるので、バッテリの充電による劣化の主要因である
バッテリ電圧を直接監視して、バッテリの電圧の過大、
ひいてはバッテリの劣化を確実に抑制できるという利点
がある。
【0027】請求項2記載のハイブリッド電気自動車の
制御装置によれば、バッテリの電圧が、第2の所定電圧
を含む所定の微小範囲にある際には、エンジンの回転速
度が所定回転速度に保持される。すなわち、バッテリの
電圧が、第2の所定電圧(=バッテリの充電/放電の切
替点)を含む所定の微小範囲にある際には、バッテリの
電圧に応じてエンジン回転速度を制御すると、エンジン
により発電機を駆動してバッテリの充電を行なう場合又
はバッテリから発電機に電力を供給してエンジンを駆動
する場合の何れであってもエンジン回転速度が低下し
て、エンジン回転が不安定となってしまったりエンジン
が頻繁に停止したりする虞があるが、エンジンの回転速
度が所定回転速度に保持されるのでこれを防止できると
いう利点がある。
【0028】請求項3記載の本発明のハイブリッド電気
自動車の制御装置によれば、回生制動制御手段が、バッ
テリ電圧検出手段の検出情報に基づき、バッテリの電圧
が、第2の所定電圧よりも高い第3の所定電圧を超える
場合には、電動機の回生制動ゲインを減少させるので、
電動機の回生制動による発電が抑制され、バッテリの電
圧が過大となってしまうことが防止される。したがっ
て、一層効果的にバッテリの劣化を抑制できるという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての制御装置及び制御
装置が装備されるハイブリッド電気自動車の構成を示す
模式図である。
【図2】本発明の一実施形態としてのハイブリッド電気
自動車の制御装置にかかる発電機による発電力の設定及
び回生制動ゲインGの設定を示す模式図である
【図3】本発明の一実施形態としてのハイブリッド電気
自動車の制御装置にかかる発電力の設定の変形例を示す
模式図である
【符号の説明】
1 バッテリ 1a バッテリ電圧センサ(バッテリ電圧検出手段) 3 モータ(電動機) 4 駆動輪(走行用車輪) 5 エンジン 6 発電機 7a 発電力制御手段 7b 回生制動制御手段 V1 第1の所定電圧 V2 第2の所定電圧 V3 第3の所定電圧 ΔV 微小範囲
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G084 BA03 DA19 EA04 EA11 FA03 FA06 3G093 AA07 BA17 BA19 DA01 DB15 DB19 EB09 FA11 5H115 PA15 PI16 PI22 PI29 PO17 PU01 PU26 QE10 QI04 RE02 SE02 SE04 SE05 SE06 SJ13 TI05 TO23 TR19 TU05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用車輪を駆動する電動機と、該電動
    機に電力を供給するバッテリと、該バッテリを充電する
    発電機と、該発電機を駆動するエンジンとをそなえたハ
    イブリッド電気自動車の制御装置において、 該バッテリの電圧を検出するバッテリ電圧検出手段と、 該バッテリ電圧検出手段の検出情報に基づき該バッテリ
    に対する該発電機の発電力を制御する発電力制御手段と
    をそなえて構成され、 該発電力制御手段が、該バッテリの電圧が第1の所定電
    圧と該第1の所定電圧よりも高い第2の所定電圧との間
    にある場合には、該発電力を低減させ、該バッテリの電
    圧が該第2の所定電圧以上である場合には、該バッテリ
    の電力を放電させることを特徴とする、ハイブリッド電
    気自動車の制御装置。
  2. 【請求項2】 該バッテリの電圧が該第2の所定電圧を
    含む所定の微小範囲にある場合には、該エンジンの回転
    速度を所定回転速度に保持することを特徴とする、請求
    項1記載のハイブリッド電気自動車の制御装置。
  3. 【請求項3】 該バッテリ電圧検出手段の検出情報に基
    づき、該バッテリの電圧が、該第2の所定電圧よりも高
    い第3の所定電圧を超える場合には、該電動機の回生制
    動ゲインを減少させる回生制動制御手段をそなえている
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載のハイブリッド
    電気自動車の制御装置。
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