JP3374720B2 - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車両の制御装置

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JP3374720B2 JP26350297A JP26350297A JP3374720B2 JP 3374720 B2 JP3374720 B2 JP 3374720B2 JP 26350297 A JP26350297 A JP 26350297A JP 26350297 A JP26350297 A JP 26350297A JP 3374720 B2 JP3374720 B2 JP 3374720B2
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    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハイブリッド車両の
制御装置に関し、特に、発電機駆動用エンジンと車体と
の共振による振動および騒音を防止するものである。
【0002】
【従来の技術】発電機駆動用エンジンと車体との共振に
よる振動と騒音を防止するために、発電機駆動用エンジ
ンの回転速度に低発電電力用速度と、中発電電力用速度
と、高発電電力用速度を設定し、車体との共振速度領域
を通ってエンジンの回転速度を変更するときには、発電
機の発電電力を最低にするようにしたハイブリッド車両
の制御装置が知られている(例えば、特開平7−231
509号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のハイブリッド車両の制御装置では、発電機駆動
用エンジンの回転速度を変更するときに発電電力を最低
にしているので、その分だけバッテリーの充電電力を無
用に消費したり、あるいは車両の走行条件やバッテリー
の充電量から要求される所要発電電力を満たせないこと
がある。
【0004】本発明の目的は、発電機駆動用エンジンと
車体との共振を避けながら所要発電電力を満たすように
エンジンおよび発電機を制御することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1) 請求項1の発明
は、エンジンにより駆動される発電機の発電電力を、バ
ッテリーと走行用モーターに供給するハイブリッド車両
の制御装置に適用される。そして、車速を検出する車速
検出手段と、エンジンの回転速度を検出する回転速度検
出手段と、車両の走行条件とバッテリーの充電量とに基
づいて発電機の所要発電電力を演算する電力演算手段
と、車速とエンジン回転速度とをパラメーターとするエ
ンジンと車体との共振データを記憶する記憶手段と、
電電力に対するエンジン回転速度のデータと、記憶手段
に記憶されている共振データとを参照して、所要発電電
力を発電可能な共振領域外のエンジン回転速度を設定す
る回転速度設定手段と、設定回転速度でエンジンを制御
する発電制御手段とを備える。 (2) 請求項2のハイブリッド車両の制御装置は、回
転速度設定手段によって、現在のエンジン回転速度が共
振領域外にある場合には現在のエンジン回転速度を維持
するようにしたものである。 (3) 請求項3のハイブリッド車両の制御装置は、回
転速度設定手段によって、現在のエンジン回転速度と、
エンジン回転速度データから求めた所要発電電力を発電
するために要求される回転速度とがともに同一の非共振
領域内にある場合には、要求回転速度を設定するように
したものである。 (4) 請求項4のハイブリッド車両の制御装置は、回
転速度設定手段によって、現在のエンジン回転速度と、
エンジン回転速度データから求めた所要発電電力を発電
するために要求される回転速度とがともに共振領域内に
ある場合には、要求回転速度よりも低い共振領域外の最
大回転速度を設定するようにしたものである。 (5) 請求項5のハイブリッド車両の制御装置は、回
転速度設定手段によって、現在のエンジン回転速度が共
振領域内にあり、且つ、エンジン回転速度データから求
めた所要発電電力を発電するために要求される回転速度
が共振領域外にある場合には、要求回転速度を設定する
ようにしたものである。 (6) 請求項6のハイブリッド車両の制御装置は、回
転速度設定手段によって、車速が所定速度よりも高い場
合には、エンジン回転速度データから求めた所要発電電
力を発電するために要求される回転速度を設定するよう
にしたものである。 (7) 請求項7のハイブリッド車両の制御装置は、発
電制御手段によって、エンジン回転速度データから求め
た所要発電電力を発電するために要求される回転速度と
異なるエンジン回転速度が設定された場合には、回転速
度差に応じて発電機の出力を調節するようにしたもので
ある。 (8) 請求項8のハイブリッド車両の制御装置は、エ
ンジン回転速度データをエンジンの燃料消費率を考慮し
て設定したものである。
【0006】
【発明の効果】(1) 請求項1の発明によれば、車速
とエンジン回転速度とをパラメーターとするエンジンと
車体との共振データを記憶しておき、車両の走行条件と
バッテリーの充電量とに基づいて発電機の所要発電電力
を演算するとともに、発電電力に対するエンジン回転速
度のデータと記憶されている共振データとを参照して、
所要発電電力を発電可能な共振領域外のエンジン回転速
度を設定し、その設定回転速度でエンジンを制御する
うにしたので、発電機駆動用エンジンと車体との共振を
避けて騒音の発生を抑制しながら所要発電電力を発電す
ることができる。 (2) 請求項2の発明によれば、現在のエンジン回転
速度が共振領域外にある場合には現在のエンジン回転速
度を維持するようにしたので、エンジンと車体との共振
に起因した騒音の発生を防止できる。 (3) 請求項3の発明によれば、現在のエンジン回転
速度と、エンジン回転速度データから求めた所要発電電
力を発電するために要求される回転速度とがともに同一
の非共振領域内にある場合には、要求回転速度を設定す
るようにしたので、発電機駆動用エンジンと車体との共
振を避けて騒音の発生を防止しながら所要発電電力を発
電することができる。 (4) 請求項4の発明によれば、現在のエンジン回転
速度と、エンジン回転速度データから求めた所要発電電
力を発電するために要求される回転速度とがともに共振
領域内にある場合には、要求回転速度よりも低い共振領
域外の最大回転速度を設定するようにしたので、請求項
1と同様な効果が得られる。 (5) 請求項5の発明によれば、現在のエンジン回転
速度が共振領域内にあり、且つ、エンジン回転速度デー
タから求めた所要発電電力を発電するために要求される
回転速度が共振領域外にある場合には、要求回転速度を
設定するようにしたので、請求項1と同様な効果が得ら
れる。 (6) 請求項6の発明によれば、車速が所定速度より
も高い場合には、エンジン回転速度データから求めた所
要発電電力を発電するために要求される回転速度を設定
するようにしたので、車速が高い領域では常に所要発電
電力を満たすことができる。 (7) 請求項7の発明によれば、エンジン回転速度デ
ータから求めた所要発電電力を発電するために要求され
る回転速度と異なるエンジン回転速度が設定された場合
には、回転速度差に応じて発電機の出力を調節するよう
にしたので、エンジンと車体との共振に起因する騒音を
抑制しながら、常に所要発電電力を発電することができ
る。 (8) 請求項8の発明によれば、エンジン回転速度デ
ータをエンジンの燃料消費率を考慮して設定したので、
エンジンの燃費性能を向上させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明をシリーズ・ハイブリッド
車両(SHEV)に応用した一実施の形態を説明する。
図1は第1の実施の形態の構成を示す図である。エンジ
ン1は発電機2を駆動するための原動機であり、ガソリ
ンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関が用い
られる。エンジンコントローラー3は、エンジン1の回
転速度やトルクを制御する。発電機2は車両の走行とバ
ッテリー4の充電に用いる電力を発電する回転機であ
り、三相交流発電機などが用いられる。発電機コントロ
ーラー5は発電機2の発電電力を制御するとともに、発
電された三相交流電力を直流電力に変換してモーターコ
ントローラー6とバッテリー4へ供給する。
【0008】モーターコントローラー6はインバーター
と制御装置を備え、直流電力を交流電力に変換して走行
用モーター7に供給する。走行用モーター7は車両の走
行駆動源となる回転機であり、三相同期電動機や三相誘
導電動機などが用いられる。バッテリー4は走行用モー
ター7に電力を供給するための電池であり、発電機2か
らの発電電力とモーター7からの回生電力により充電さ
れる。なお、バッテリー4に電気二重層パワーキャパシ
ターを用いることもできる。走行用モーター7の駆動力
は、駆動機構8を介して駆動輪9に伝達される。
【0009】車両コントローラー10はマイクロコンピ
ューターとメモリ10aなどの周辺部品を備え、エンジ
ン1、エンジンコントローラー3、バッテリー4、発電
機コントローラー5、モーターコントローラー6などの
車載機器を制御するとともに、後述する制御プログラム
を実行して発電機駆動用エンジン1と車体との共振を避
けながら所要発電電力を満たすようにエンジンおよび発
電機を制御する。この車両コントローラー10には、車
両の走行速度Vを検出する車速センサー11や、エンジ
ン1の回転速度Nを検出する回転センサー12などが接
続される。
【0010】メモリ10aには、車速Vとエンジン回転
速度Nをパラメーターとする、エンジン1と車体との共
振データがマップ化して予め記憶されている。この共振
マップデータは、実機による実験あるいはシュミレーシ
ョンにより測定したものである。また、メモリ10aに
は、所要発電電力Pに対するエンジンの要求回転速度N
のデータがマップ化して予め記憶されている。この要求
回転速度マップデータは、エンジン1の燃料消費率を考
慮して決定したものである。さらに、メモリ10aには
車速Vをパラメーターとするロードノイズのデータがマ
ップ化され記憶されている。このロードノイズマップデ
ータについても、実機による実験またはシュミレーショ
ンにより測定したものである。
【0011】図2は、シリーズ・ハイブリッド車両の車
速に対する騒音レベルを示す。シリーズハイブリッド車
両では、エンジン側から発生する騒音はほぼ車速に比例
して増加し、走行用モーター側から発生する騒音は車速
の変化に対してほぼ一定である。一方、車両の走行によ
るロードノイズは車速に比例して増加する。この結果、
ロードノイズレベルがエンジン側の騒音レベルを超える
車速V1を境にして、それ以下の領域1では、エンジン
側から発生する騒音レベルがロードノイズレベルよりも
高いので、エンジン側の騒音を抑制すれば車両全体の騒
音抑制効果が期待できる。しかし、車速V1を超える領
域2では、エンジン側から発生する騒音レベルよりもロ
ードノイズレベルが高くなるので、エンジン側の騒音を
抑制しても車両全体の騒音抑制効果はない。
【0012】図3および図4は、図2に示す車速領域1
において、車速を一定とした場合のエンジン回転速度に
対するエンジン側の騒音レベルを示す。また、図5は、
図2に示す車速領域2において、車速を一定とした場合
のエンジン回転速度に対するエンジン側の騒音レベルを
示す。図3および図4に示すように、車速領域1ではエ
ンジンと車体との共振に起因した許容レベルを超える共
振領域が存在するので、その領域での運転を避けなけれ
ばならない。
【0013】この実施の形態では、車速領域1におい
て、エンジンの要求回転速度データから求めた所要発電
電力を発電するために要求されるエンジン回転速度(以
下、要求回転速度と呼ぶ)が共振領域内にある場合に
は、図3に示すように要求回転速度よりも低い、最大の
非共振速度でエンジンを運転する。一方、要求回転速度
が共振領域外にある場合には、図4に示すように要求回
転速度でエンジンを運転する。しかし、現在の回転速度
が共振領域外にある場合には現在の回転速度を維持す
る。
【0014】また、車速領域2では、ロードノイズレベ
ルを許容レベルとせざるを得ないので、発電機駆動用エ
ンジンと車体との共振による騒音レベルは許容レベル以
下になり、使用不可の領域は存在しない。したがって、
常に要求回転速度でエンジンを運転する。
【0015】図6は、車速と発電機駆動用エンジンの回
転速度に対する共振領域と、一実施の形態の制御例を示
す。上述したように、車速領域1では複数の共振領域が
存在するため、要求回転速度が破線で示すように変化し
たときには、エンジンの指令回転速度を実線で示すよう
に設定する。すなわち、車速領域1において、現在の回
転速度が共振領域外にある場合には、現在の回転速度を
維持する。現在の回転速度が共振領域内にあり、且つ、
要求回転速度が共振領域外にある場合には、速やかに要
求回転速度に移行する。現在の回転速度と要求回転速度
がともに共振領域内にある場合には、要求回転速度より
も低い最大非共振速度を求め、その回転速度に移行す
る。一方、車速領域2では常に要求回転速度にしたがっ
てエンジンを運転する。
【0016】図7は、一実施の形態の発電制御を示すフ
ローチャートである。このフローチャートにより、一実
施の形態の動作を説明する。車両コントローラー10
は、所定時間ごとにこの発電制御プログラムを実行す
る。ステップ1において、車速V、エンジン回転速度N
およびバッテリー充電量SOCを検出する。バッテリー
充電量SOCの検出方法は、例えば充放電電流の積分に
よる方法、開放電圧による検出方法、充放電中の電圧と
電流に基づく演算方法などを用いることができる。続く
ステップ2で、車速Vなどの車両の走行条件とバッテリ
ー4の充電量SOCとに基づいて、所要発電電力Pを演
算する。ステップ3では、所要発電電力Pとメモリ10
aに記憶されている要求回転速度マップとに基づいて、
エンジン1の要求回転速度N*を演算する。
【0017】ステップ4において、現在の車速Vが、ロ
ードノイズレベルがエンジン側の騒音レベルを超える車
速V1以下かどうか、すなわち上述した車速領域1にあ
るかどうかを判別し、車速V1以下であれば車速領域1
にあると判断してステップ5へ進み、車速V1より大き
ければ車速領域2にあると判断してステップ6へ進む。
現在の車速Vが車速領域2にある場合は、ステップ6で
エンジンコントローラー3を制御してエンジン1を要求
回転速度N*で運転する。
【0018】一方、現在の車速Vが車速領域1にある場
合は、ステップ5で、共振マップデータを参照して現在
のエンジン回転速度Nが共振領域内にあるかどうかを判
別する。現在のエンジン回転速度Nが共振領域内にあれ
ばステップ7へ進み、そうでなければステップ9へ進
む。現在のエンジン回転速度Nが共振領域外にある場合
は、ステップ9で現在のエンジン回転速度Nを維持す
る。そして、ステップ10へ進み、要求回転速度N*と
現在の回転速度Nとの差分(N*−N)に応じた発電電
力の不足分を、発電機コントローラー5により調節して
所要発電電力Pとする。具体的には、発電機2の界磁電
流を増減して出力すなわち発電電力を調節する。
【0019】現在のエンジン回転速度Nが共振領域内に
ある場合は、ステップ7で共振マップデータを参照して
要求回転速度N*が共振領域内にあるかどうかを判別す
る。要求界回転速度N*が共振領域内にある場合はステ
ップ8へ進み、そうでなければステップ6へ進む。現在
の回転速度Nが共振領域内にあり、且つ要求回転速度N
*が共振領域外にある場合には、ステップ6で速やかに
要求回転速度N*へ移行する。
【0020】現在の回転速度Nと要求回転速度N*がと
もに共振領域内にある場合には、ステップ8で、共振マ
ップデータを参照して要求回転速度N*よりも低く、且
つ共振領域外の最大の回転速度N’を新たにエンジン回
転速度に設定する。続くステップ10で、要求回転速度
N*と新たに設定した回転速度N’との差分(N*−
N’)に応じた発電電力の不足分を、発電機コントロー
ラー5により調節して所要発電電力Pとする。
【0021】−発明の実施の形態の変形例− 上述した一実施の形態では、現在のエンジン回転速度が
共振領域外にある場合には、現在の回転速度を維持する
例を示したが、現在の回転速度から要求回転速度まで共
振領域を通らずに移行できる場合には、ただちに要求回
転速度へ移行するようにしてもよい。
【0022】図8は一実施の形態の変形例の発電制御を
示すフローチャートである。なお、図7に示すフローチ
ャートと同様な動作のステップに対しては同一のステッ
プ番号を付して相異点を中心に説明する。現在の回転速
度Nが共振領域外にある場合には、ステップ9Aで、現
在の回転速度Nと要求回転速度N*がともに同一の非共
振領域内にあるかどうか、つまり、要求回転速度N*へ
移行するのに共振領域を通過させなければならないかど
うかを判別する。要求回転速度N*が共振領域外にあっ
ても、共振領域を通らなければ移行できないのであれば
ステップ9へ進み、現在の回転速度Nを維持する。一
方、現在の回転速度Nと要求回転速度N*とが同一の非
共振領域内にある場合には、ただちに要求回転速度N*
へ移行しても、移行途中で共振による騒音が発生するこ
ともなく、且つ発電機の出力調節をせずに所要発電電力
Pを発電することができるので、ステップ6へ進んで要
求回転速度N*でエンジン1を運転する。
【0023】以上の実施の形態の構成において、車速セ
ンサー11が車速検出手段を、回転センサー12が回転
速度検出手段を、車両コントローラー10が電力演算手
段、回転速度設定手段および発電制御手段をそれぞれ構
成する。
【0024】上述した一実施の形態とその変形例では、
要求回転速度N*でエンジンを運転できない場合には発
電機の出力調節を行うようにしたが、多少の発電電力不
足を容認するならば、必ずしも発電機による出力調節を
行う必要はない。
【0025】上述した一実施の形態とその変形例では、
本発明をシリーズ・ハイブリッド車両に応用した例を示
したが、本発明はシリーズ・ハイブリッド車両に限定さ
れず、例えばシリーズ・パラレル・ハイブリッド車両
(SPHV)などの発電制御にも応用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の構成を示す図である。
【図2】 シリーズ・ハイブリッド車両の車速に対する
騒音レベルを示す図である。
【図3】 エンジン側の騒音レベルがロードノイズレベ
ルよりも高い車速領域において、車速を一定とした場合
のエンジン回転速度に対するエンジン側の騒音レベルを
示す図である。
【図4】 エンジン側の騒音レベルがロードノイズレベ
ルよりも高い車速領域において、車速を一定とした場合
のエンジン回転速度に対するエンジン側の騒音レベルを
示す図である。
【図5】 エンジン側の騒音レベルがロードノイズレベ
ルよりも低い車速領域において、車速を一定とした場合
のエンジン回転速度に対するエンジン側の騒音レベルを
示す図である。
【図6】 車速とエンジン回転速度に対する共振領域
と、一実施の形態の制御例を示す図である。
【図7】 一実施の形態の発電制御を示すフローチャー
トである。
【図8】 一実施の形態の変形例の発電制御を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 発電機駆動用エンジン 2 発電機 3 エンジンコントローラー 4 バッテリー 5 発電機コントローラー 6 モーターコントローラー 7 走行用モーター 8 駆動機構 9 駆動輪 10 車両コントローラー 10a メモリ 11 車速センサー 12 回転センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 弘之 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 稲田 英二 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 麻生 剛 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 金子 雄太郎 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−61123(JP,A) 特開 平7−253034(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 6/02 - 6/04 B60L 11/02 - 11/14 F02D 29/02 - 29/06

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンにより駆動される発電機の発電
    電力を、バッテリーと走行用モーターに供給するハイブ
    リッド車両の制御装置において、 車速を検出する車速検出手段と、 前記エンジンの回転速度を検出する回転速度検出手段
    と、 車両の走行条件と前記バッテリーの充電量とに基づいて
    前記発電機の所要発電電力を演算する電力演算手段と、車速とエンジン回転速度とをパラメーターとする前記エ
    ンジンと車体との共振データを記憶する記憶手段と、 発電電力に対するエンジン回転速度のデータと、前記記
    憶手段に記憶されている共振データとを参照して、前記
    所要発電電力を発電可能な共振領域外のエンジン回転速
    度を設定する回転速度設定手段と、 前記設定回転速度で前記エンジンを制御する発電制御手
    段とを備えることを特徴とするハイブリッド車両の制御
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のハイブリッド車両の制
    御装置において、 前記回転速度設定手段は、現在のエンジン回転速度が共
    振領域外にある場合には現在のエンジン回転速度を維持
    する、ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のハイブリッド車両の制
    御装置において、 前記回転速度設定手段は、現在のエンジン回転速度と、
    前記エンジン回転速度データから求めた前記所要発電電
    力を発電するために要求される回転速度とがともに同一
    の非共振領域内にある場合には、前記要求回転速度を設
    定する、ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの項に記載のハ
    イブリッド車両の制御装置において、 前記回転速度設定手段は、現在のエンジン回転速度と、
    前記エンジン回転速度データから求めた前記所要発電電
    力を発電するために要求される回転速度とがともに共振
    領域内にある場合には、前記要求回転速度よりも低い共
    振領域外の最大回転速度を設定する、ことを特徴とする
    ハイブリッド車両の制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの項に記載のハ
    イブリッド車両の制御装置において、 前記回転速度設定手段は、現在のエンジン回転速度が共
    振領域内にあり、且つ、前記エンジン回転速度データか
    ら求めた前記所要発電電力を発電するために要求される
    回転速度が共振領域外にある場合には、前記要求回転速
    度を設定する、ことを特徴とするハイブリッド車両の制
    御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかの項に記載のハ
    イブリッド車両の制御装置において、 前記回転速度設定手段は、車速が所定速度よりも高い場
    合には、前記エンジン回転速度データから求めた前記所
    要発電電力を発電するために要求される回転速度を設定
    する、ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかの項に記載のハ
    イブリッド車両の制御装置において、 前記発電制御手段は、前記エンジン回転速度データから
    求めた前記所要発電電力を発電するために要求される回
    転速度と異なるエンジン回転速度が設定された場合に
    は、回転速度差に応じて発電機の出力を調節することを
    特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかの項に記載のハ
    イブリッド車両の制御装置において、 前記エンジン回転速度データは前記エンジンの燃料消費
    率を考慮して設定される、ことを特徴とするハイブリッ
    ド車両の制御装置。
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