JP3430709B2 - 電気自動車電源制御装置 - Google Patents

電気自動車電源制御装置

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    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
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    • H02J7/34Parallel operation in networks using both storage and other dc sources, e.g. providing buffering
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、バッテリ等の第1蓄電
手段の他にコンデンサ等の第2蓄電手段を有し、これら
から電気自動車の駆動源であるモータに給電したり、あ
るいはモータからこれらに回生充電したりする電気自動
車電源制御装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】電気自動車はモータを駆動源としている
が、そのモータに給電する電源として、鉛蓄電池やニッ
ケル・カドミウム電池等の二次電池を用いることが知ら
れている。しかし、このような二次電池は、放電するま
でに走行できる距離が比較的短く、また充電時間が長い
という欠点がある。 【0003】一方、充電時間が短い蓄電手段としてはコ
ンデンサがあり、小型ながら大容量であるところの電気
二重層コンデンサを、電気自動車の電源として用いるこ
とが提案されている(例、実開平3−104002号公報)。
しかし、この場合には短時間しか走行できないので、道
路上に充電ステーションを数多く設置しておかなければ
ならないという欠点がある。 【0004】そこで、上記のような欠点をなくすため、
第1蓄電手段と、急速充電可能な第2蓄電手段とを搭載
し、車両の走行状態あるいは第2蓄電手段の充電状態等
に基づいて、これらの蓄電手段からモータへの給電を制
御したり、モータから蓄電手段への回生充電を制御した
りする電気自動車電源制御装置が考えられている(例、
特開平6− 86407号公報)。 【0005】図4は、そのような従来の電気自動車電源
制御装置のブロック図である。図4において、1はモー
タ、2はインバータ、3はコンバータ、4は第2蓄電手
段、5は第1蓄電手段、6はコンバータ制御装置、6−
1は昇圧制御信号線、6−2は降圧制御信号線、7は車
両コントローラ、7−1は昇圧指令信号線、7−2は降
圧指令信号線、8はアクセルセンサ、9はブレーキセン
サである。 【0006】第1蓄電手段5は例えばバッテリ等の二次
電池であり、第2蓄電手段4は例えば電気二重層コンデ
ンサである。モータ1は、交流モータを用いているとす
る。インバータ2は、モータ1に給電する場合、各蓄電
手段からの直流電圧を交流に変換する。また、減速時
に、モータ1が発電機動作をさせられた場合には、その
交流発電電圧を直流電圧に変換する。 【0007】コンバータ3は、第2蓄電手段4から給電
する場合、放電が進むにつれて第2蓄電手段4の電圧が
低下するが、そのように低下しても、第2蓄電手段4か
ら給電が続けられるように、第1蓄電手段5の電圧より
も高い電圧に昇圧する。 【0008】また、インバータ2からの回生電圧で第2
蓄電手段4(コンデンサ)を充電する場合、仮にコンバ
ータ3が無くて直接第2蓄電手段4を充電するとすれ
ば、第2蓄電手段4の両端電圧が低い時には、過大な充
電電流が流れると共に、第1蓄電手段5(バッテリ)か
らの充電も行われる。そうすると、インバータ2の直流
側電圧は低下し、他の電気負荷(図示せず)への給電電
圧も低下させてしまう。そこで、コンバータ3を介在さ
せ、第2蓄電手段4の両端電圧を考慮しつつ、充電に適
した電圧に降圧する。降圧の程度は、第2蓄電手段4の
充電電圧が上昇して来るにつれ、少なくされる。コンバ
ータ制御装置6は、コンバータ3の昇圧,降圧動作を制
御する。 【0009】車両コントローラ7は、車両に搭載されて
いる総合的なコントローラであり、種々のセンサからの
検出信号を基に、種々の制御部に制御指令を発する。こ
の従来例の場合は、アクセルセンサ8,ブレーキセンサ
9等からの検出信号を基に、コンバータ制御装置6やイ
ンバータ2に制御信号を発する。 【0010】電気自動車を加速しようとする時にはアク
セルペダルを踏むから、加速時であるか否かはアクセル
センサ8からの信号により検出することが出来る。加速
時にはモータ1に給電する必要があるが、給電はまず第
2蓄電手段4から行う。その給電のための放電により第
2蓄電手段4の電圧が低下してしまい、昇圧しても第1
蓄電手段5の電圧よりも低くなった場合、第1蓄電手段
5からの給電を開始する。そこで、まずコンバータ3を
昇圧動作させるべく、車両コントローラ7から昇圧指令
信号線7−1を経て昇圧指令信号が出される。インバー
タ2へは、直流を交流に変換する制御信号が出される。 【0011】電気自動車を減速しようとする時にはブレ
ーキペダルを踏むから、減速時であるか否かはブレーキ
センサ9からの信号により検出することが出来る。減速
時にはモータ1は発電動作をさせられるから、車両コン
トローラ7からインバータ2へは交流を直流に変換する
制御信号が出され、発電電圧をインバータ2で直流に変
換する。変換された直流電圧は、第1蓄電手段5や第2
蓄電手段4を充電するのに使われる。なお、コンバータ
制御装置6へは降圧指令信号線7−2を経て降圧指令信
号が出され、変換された直流電圧は、コンバータ3で第
2蓄電手段4を充電するのに適した電圧に降圧されて、
充電に供される。 【0012】図6は、従来例におけるコンバータの回路
構成の1例を示す図である。符号は図4のものに対応
し、30はコンデンサ、31はダイオード、32は絶縁
ゲート形FET(FET…電界効果トランジスタ)、3
3はダイオード、34は絶縁ゲート形FET、35はチ
ョークコイル、36はコンデンサ、37は過電流検出抵
抗、38,39は電圧検出線である。 【0013】第2蓄電手段4の電圧の昇圧は、絶縁ゲー
ト形FET32をオフにした状態で、絶縁ゲート形FE
T34をオンオフ制御することによって行う。この絶縁
ゲート形FET34とチョークコイル35とコンデンサ
36とにより、公知のコンバータ昇圧動作が行われる。
電圧検出線38は、昇圧電圧を検出するためのものであ
り、この検出信号は昇圧電圧を所望の値にするために、
絶縁ゲート形FET34のオンオフ制御にフィードバッ
クされる。 【0014】また、インバータ2からの電圧の降圧は、
絶縁ゲート形FET34をオフにした状態で、絶縁ゲー
ト形FET32をオンオフ制御することによって行う。
この絶縁ゲート形FET32とチョークコイル35とダ
イオード33とにより、公知のコンバータ降圧動作が行
われる。電圧検出線39は、降圧電圧を検出するための
ものであり、この検出信号は降圧電圧を所望の値にする
ために、絶縁ゲート形FET32のオンオフ制御にフィ
ードバックされる。 【0015】なお、過電流検出抵抗37は、コンバータ
を流れる電流が過大になったか否かを検出するためのも
のであり、必要に応じて設けられる。昇圧動作時でも降
圧動作時でも、何らかの原因によりコンバータ電流がコ
ンバータの焼損等をもたらす程に大となった場合には、
コンバータ制御装置6はそれを防止する措置を講ずる。
例えば、電流を低減するようオンオフ制御したり、或い
はコンバータの動作を停止させたりするといった措置を
取る。 【0016】図5は、従来の電気自動車電源制御装置に
使用されているコンバータの動作を説明するフローチャ
ートである。 ステップ1…車両コントローラ7からコンバータ制御装
置6へ、昇圧指令信号が来たかどうか調べる。 ステップ2…昇圧指令信号が来たのであれば、コンバー
タ制御装置6からコンバータ3へ昇圧制御信号を発し
て、昇圧動作をする。 【0017】ステップ3…車両コントローラ7からコン
バータ制御装置6へ、降圧指令信号が来たかどうか調べ
る。 ステップ4…降圧指令信号が来たのであれば、コンバー
タ制御装置6からコンバータ3へ降圧制御信号を発し
て、降圧動作をする。 ステップ5…いずれの指令信号も来ない時は、昇降圧動
作をしない。 【0018】以上のような従来の電気自動車電源制御装
置には、次のような特徴がある。第1の特徴は、充放電
での電力損失を少なくすることが出来るということであ
る。加速時および減速時に行われる急激な充放電は、主
として第2蓄電手段4で行うが、第2蓄電手段4として
は、一般に内部抵抗の小さい装置であるところのコンデ
ンサを使用するので、充放電での電力損失は少なくな
る。このことは、電気自動車の航続距離の増大を可能と
する。第2の特徴は、第1蓄電手段5(バッテリ)の寿
命が長くなるということである。第1蓄電手段5での放
電量,充電量は、第2蓄電手段4での充電量,放電量だ
け減って少なくされる(平準化される)ので、第1蓄電
手段5の寿命は長くなる。 【0019】 【発明が解決しようとする課題】 (問題点)しかしながら、前記した従来の電気自動車電
源制御装置では、加速に必要とする電力に変動があった
り、あるいは減速時に発生される回生電力に変動があっ
たりした場合、第1蓄電手段と第2蓄電手段との間で電
力の授受が発生することがあり、無用の電力損失を生ず
るという問題点があった。 【0020】(問題点の説明)加速時には、第2蓄電手
段4の電圧がコンバータ3で昇圧され、インバータ2を
経てモータ1に供給される。しかし、モータ1での電力
消費は、道路等の状況により変動する。そのため、モー
タ1での消費電力が急に減少した時、余っている電力は
第1蓄電手段5の方へ送られて行き、その充電に使われ
ることになる。その電力の一部は、第1蓄電手段5の内
部抵抗で消費され、損失となってしまう。 【0021】また、減速時には、モータ1で発電された
回生電力により、第2蓄電手段4および第1蓄電手段5
が充電されるが、回生電力量は道路等の状況により変動
する。そのため、回生電力が急に減少した時、第1蓄電
手段5(バッテリ)から第2蓄電手段4(コンデンサ)
への充電が行われ、第1蓄電手段5の内部抵抗で電力損
失が発生すると共に、第1蓄電手段5の放電量を少ない
範囲に保つという平準化も害され、寿命が短くなる。本
発明は、以上のような問題点を解決することを課題とす
るものである。 【0022】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、加速時には車両駆動源として動作し減
速時には発電機として動作するモータと、第1蓄電手段
と、少ない電力損失で急速充放電が可能な第2蓄電手段
と、該第2蓄電手段に降圧側が接続されたコンバータ
と、該コンバータの動作を制御するコンバータ制御装置
と、交流側が前記モータに接続され直流側が前記第1蓄
電手段および前記コンバータの昇圧側に接続されたイン
バータとを具え、加速時には前記第1蓄電手段および前
記第2蓄電手段からモータに給電し、減速時には該モー
タから電力を回生する電気自動車電源制御装置におい
て、インバータ直流電流の大きさおよび方向を検出する
電流検出装置と、コンバータ電流を検出する電流検出抵
抗とを設け、前記電流検出装置からの検出信号により加
速時か回生時かを判定すると共に、加速時においては、
インバータ直流電流が予め定めてある規定放電電流以下
の場合には前記コンバータをオフし、該規定放電電流を
超える場合には超える分を第2蓄電手段より供給するよ
う前記コンバータを昇圧制御し、減速時においては、イ
ンバータ直流電流が予め定めてある規定充電電流以下の
場合には前記コンバータをオフし、該規定充電電流を超
える場合には超える分を第2蓄電手段へ流すよう前記コ
ンバータを降圧制御することとした。 【0023】 【作 用】車両加速時にモータへ給電する場合、必要
とする電流がバッテリ等の第1蓄電手段について予め決
めてある規定放電電流以下であれば、第1蓄電手段から
のみ給電する。それ以上の電流を必要とする時には、規
定放電電流を超える分だけ第2蓄電手段からコンバータ
を介して供給する。これにより、第1蓄電手段の放電電
流がより一層平準化されると共に、モータが必要とする
電力が減少したとしても、第2蓄電手段から第1蓄電手
段への充電が起こることがない。 【0024】また、モータから電力を回生する場合、回
生電流であるインバータの直流電流が、第1蓄電手段に
ついて予め定めてある規定充電電流以下であれば、第1
蓄電手段にのみ流す。それ以上であれば、規定充電電流
を超える分だけコンバータを介して第2蓄電手段へ流
す。これにより、第1蓄電手段への充電電流がより一層
平準化されると共に、回生電流が減少したとしても、第
1蓄電手段から第2蓄電手段への充電が起こることがな
い。 【0025】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明の電気自動車電源制御装置
のブロック図であり、図3は、本発明におけるコンバー
タの回路構成の1例を示す図である。符号は図4,図6
のものに対応し、10は電流検出装置、10−1はイン
バータ電流検出信号線、40は電流検出抵抗である。な
お、車両コントローラは省略してある。 【0026】図4の従来例と相違する第1の点は、イン
バータ2の直流側電流を検出する電流検出装置10を設
け、ここで検出された電流の向きおよび大きさにより、
コンバータ3に昇圧動作をさせるか降圧動作をさせるか
を決定したという点である。従って、コンバータ制御装
置6は、車両コントローラ7より昇圧指令や降圧指令を
受ける必要はない。従来例と相違する第2の点は、コン
バータ3の制御を、コンバータ電流が、インバータ直流
電流のうち所定の値(規定充電電流,規定放電電流)を
超えた分の電流となるよう制御したという点である。こ
れを、図2のフローチャートで説明する。 【0027】図2は、本発明に使用されているコンバー
タの動作を説明するフローチャートである。 ステップ1…インバータ2の直流側電流が、マイナス方
向か否かをチェックする。なお、ここでは、マイナス方
向とは、図1に示すように、インバータ2に流れ込む方
向を言い、インバータ2から流れ出る方向は、プラス方
向とする。 【0028】アクセルペダルを踏んで加速する場合は、
図示しない車両コントローラからインバータ2に制御信
号が送られ、直流を交流に変換してモータ1へ給電しよ
うとする。その時には、電流検出装置10で検出される
インバータ直流電流はマイナス方向となる。減速する場
合は、モータ1で発生した交流をインバータ2で直流に
変換し、コンバータ3または第1蓄電手段5へ流そうと
するから、電流検出装置10で検出されるインバータ直
流電流はプラス方向となる。従って、インバータ直流電
流の方向を検出することにより、加速時か減速時かを判
定することが出来る。 【0029】ステップ2…加速時であった場合、インバ
ータ直流電流の大きさ(絶対値)が、第1蓄電手段5の
寿命をできるだけ短くしないように配慮して予め定めて
おいた規定放電電流以下かどうか調べる。 ステップ3…以下であったら、コンバータ3はオフのま
まとして、昇降圧動作は一切させない。従って、第2蓄
電手段4は放電せず、第1蓄電手段5のみが放電してモ
ータ1に給電する。(なお、ステップ5からYESに進
んでステップ3に来る場合は、後述するように、第1蓄
電手段5のみが充電される。) 【0030】ステップ4…検出されたインバータ直流電
流の大きさ(絶対値)が規定放電電流より大であった
ら、コンバータ3に昇圧動作をさせる。その場合に、コ
ンバータ制御上、従来と異なる点は、コンバータを流れ
る電流を電流検出抵抗40で検出し、コンバータ電流
が、インバータ直流電流と規定放電電流との差電流とな
るように制御する。 コンバータ電流=|インバータ直流電流|−規定放電電
流 即ち、インバータ2に流れ込むインバータ直流電流の
内、規定放電電流分は第1蓄電手段5から供給し、それ
を超える分は第2蓄電手段4から供給するように、コン
バータ3を昇圧制御するのである。このように、必要と
するインバータ直流電流のうち、規定放電電流を超えた
分だけ第2蓄電手段4から供給するようにしたので、第
1蓄電手段5にまで流れ込んで行く余地はなくなる。 【0031】ステップ5…もし、ステップ1でインバー
タ直流電流がプラス方向であったら、インバータ直流電
流の大きさ(絶対値)が、第1蓄電手段5の寿命をでき
るだけ短くしないように配慮して予め定めておいた規定
充電電流以下かどうか調べる。以下であれば、ステップ
3に進み、コンバータ3はオフのままとし、降圧動作は
しない。従って、第1蓄電手段5のみが充電され、第2
蓄電手段4は充電されない。 【0032】ステップ6…規定充電電流より大であった
ら、コンバータ3に降圧動作をさせる。その場合に、コ
ンバータ制御上、従来と異なる点は、コンバータを流れ
る電流を図3の電流検出抵抗40で検出し、コンバータ
電流が、インバータ直流電流と規定充電電流との差電流
となるように制御する。 コンバータ電流=|インバータ直流電流|−規定充電電
流 即ち、インバータ2から流れ出すインバータ直流電流の
内、規定充電電流分は第1蓄電手段5へ流れて行き、そ
れを超える分は第2蓄電手段4へ流れて行くように、コ
ンバータ3を降圧制御するのである。このように、規定
充電電流を超えた分だけ第2蓄電手段4に流れて行くよ
うにするので、第1蓄電手段5から電流が流れ込んで来
る余地はなくなる。 【0033】本発明においては、電圧検出線38,39
は、過電圧保護のために必要に応じて設けられるもので
あり、必須のものではない。設けた場合、コンバータの
出力電圧が何らかの原因により過電圧となった時、コン
バータ制御装置6にそのことを知らせ、コンバータ3が
損傷されるのを防ぐため、コンバータ3を停止させる等
の措置を取らせる。 【0034】 【発明の効果】以上述べた如く、本発明の電気自動車電
源制御装置によれば、インバータ直流電流の方向および
大きさとコンバータ電流とを監視しつつ、第1蓄電手段
の放電電流,充電電流は、それぞれ規定放電電流,規定
充電電流以下に保つと共に、コンバータ電流はそれらを
超えた分となるようコンバータを制御する。そのため、
たとえモータが必要とする電力が減少したり、あるいは
回生電力が減少したりしても、第1蓄電手段と第2蓄電
手段との間で電力の授受が行われることがなくなり、そ
れによる電力損失も生じなくなる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の電気自動車電源制御装置のブロック
図 【図2】 本発明に使用されているコンバータの動作を
説明するフローチャート 【図3】 本発明におけるコンバータの回路構成の1例
を示す図 【図4】 従来の電気自動車電源制御装置のブロック図 【図5】 従来の電気自動車電源制御装置に使用されて
いるコンバータの動作を説明するフローチャート 【図6】 従来例におけるコンバータの回路構成の1例
を示す図 【符号の説明】 1…モータ、2…インバータ、3…コンバータ、4…第
2蓄電手段、5…第1蓄電手段、6…コンバータ制御装
置、6−1…昇圧制御信号線、6−2…降圧制御信号
線、7…車両コントローラ、7−1…昇圧指令信号線、
7−2…降圧指令信号線、8…アクセルセンサ、9…ブ
レーキセンサ、10…電流検出装置、10−1…インバ
ータ電流検出信号線、30…コンデンサ、31…ダイオ
ード、32…絶縁ゲート形FET、33…ダイオード、
34…絶縁ゲート形FET、35…チョークコイル、3
6…コンデンサ、37…過電流検出抵抗、38,39…
電圧検出線、40…電流検出抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 11/18 B60L 9/18 H01G 9/155 H02M 3/155

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 加速時には車両駆動源として動作し減速
    時には発電機として動作するモータと、第1蓄電手段
    と、少ない電力損失で急速充放電が可能な第2蓄電手段
    と、該第2蓄電手段に降圧側が接続されたコンバータ
    と、該コンバータの動作を制御するコンバータ制御装置
    と、交流側が前記モータに接続され直流側が前記第1蓄
    電手段および前記コンバータの昇圧側に接続されたイン
    バータとを具え、加速時には前記第1蓄電手段および前
    記第2蓄電手段からモータに給電し、減速時には該モー
    タから電力を回生する電気自動車電源制御装置におい
    て、インバータ直流電流の大きさおよび方向を検出する
    電流検出装置と、コンバータ電流を検出する電流検出抵
    抗とを設け、前記電流検出装置からの検出信号により加
    速時か回生時かを判定すると共に、加速時においては、
    インバータ直流電流が予め定めてある規定放電電流以下
    の場合には前記コンバータをオフし、該規定放電電流を
    超える場合には超える分を第2蓄電手段より供給するよ
    う前記コンバータを昇圧制御し、減速時においては、イ
    ンバータ直流電流が予め定めてある規定充電電流以下の
    場合には前記コンバータをオフし、該規定充電電流を超
    える場合には超える分を第2蓄電手段へ流すよう前記コ
    ンバータを降圧制御することを特徴とする電気自動車電
    源制御装置。
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