JP5178889B2 - ボールねじ - Google Patents

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Description

本発明は、ねじ軸とナットとの間に転がり運動可能にボールを介在させたボールねじに関する。
ねじ軸とナットとの間に転がり運動可能にボールを介在させたボールねじは、すべり接触するねじに比べて、ナットに対してねじ軸を回転させる際の摩擦係数を低減できるので、工作機械の位置決め機構、自動車のステアリング、案内装置、運動用ねじ等の様々な分野で実用化されている。
ボールねじは、ねじ軸の螺旋状のボール転走溝とナットのボール転走溝とを同一位置に合わせ、それで生じた溝の中に複数のボールを入れ、ナットの循環部材にボールを循環させるための循環路を形成したものである。ねじ軸のボール転走溝を転がるボールは、図1に示される循環部材1のリップ部2(舌部とも呼ばれる、以下同様)に接触して、循環部材の循環路内に掬い上げられる。
しかしながら、工作機械等の高速送りの要求に伴い、ボールねじも高速回転されることが多くなってきた。従来のボールねじにあっては、ボールねじを高速回転させた場合(ねじ軸の1分間あたりの回転数にボールの回転径を掛けた値であるDN値が回転の速さの目安に使用される)、ボールのリップ部への衝突の繰り返しで、循環部材1のリップ部2の根元に応力集中が発生し、これが原因でリップ部2が金属疲労を起こして破損することがあった。
この問題を解決するために、出願人は、リップ部2を設けなくても、ボールを掬い上げることができるボールねじを提案した(特許文献1、参照)。それは、図2に示されるように、循環部材3の両端部に、徐々に幅が狭くなる溝からなる舟底掬い部4を設けたもので、ボール5を舟底掬い部4の溝の両側で徐々に抱え込みながら循環路内に掬い上げる。破損し易いリップ部2を設けなくてもボール5を掬い上げられるので、この発明は、高速回転するボールねじに現実的に応用されてきている。
さらに、出願人は、舟底掬い部をより進化させた特許文献2に記載の発明を提案した。この発明は、図3に示されるように、ボール5間に介在されたスペーサ6が舟底掬い部4に噛み込まれるのを防止することを目的とする。そして、図4に示されるように、舟底掬い部4の底部にボール5に接触することなくスペーサ6にのみ接触するスペーサ掬い部7を設け、スペーサ6の噛み込みを防止している。ここで、ボール5との接触を避けるために、スペーサ掬い部7の内周面8は循環路の内周面9に対して先端に向かって外側に(言い換えればラッパ状に)傾斜している。
特開2000−18359号公報 特開2004−28192号公報
しかしながら、最近更なる高いDN値でボールねじを高速回転させる要求が生じてきた。発明者は、更なる高いDN値で長時間ボールねじを回転させた後の舟底掬い部を観察し、舟底掬い部にどのような影響が生じるのかを調べた。すると、ボールを掬い上げる舟底掬い部4が異常摩耗し、舟底掬い部4の溝幅が徐徐に広くなり、この結果、図5(A)に示されるように、舟底掬い部4がねじ軸のボール転走溝からボールを掬い上げ始める掬いポイント10が徐徐に循環路の内方に向かって移動することを知見した。そして、この舟底掬い部4の異常摩耗によって、最終的にボールがスペーサ掬い部7に当たってしまい、あたかも従来のリップ部2(図1参照)でボールを掬い上げるのと同様に、スペーサ掬い部7でボールを掬い上げるようになり、最終的にはボールの衝突によってスペーサ掬い部7が破損することを知見した。
舟底掬い部4の摩耗は、図5(A)に示されるように、ボール5がねじ軸のボール転走溝から循環部材の循環路11へと掬い上げられるときに生じるものと、これと反対に、図5(B)に示されるように、ボール5が循環部材の循環路11からねじ軸へと戻されるときに生じるものとに分けて考えることができる。まず、図5(A)に示されるように、ボール5がねじ軸のボール転走溝から循環部材の循環路11へと掬い上げられるときに生じる摩耗について説明する。循環路11をねじ軸の接線方向に配置し、ボール5をねじ軸の接線方向に掬い上げると、理論上は舟底掬い部4に無理な力がかからない。しかしながら実際には、ボール5が掬い上げられるときに、ボール5がねじ軸の軸線方向に僅かに落ち込み、舟底掬い部4の掬いポイント10でボール5が循環路11内に掬い上げられるという軌道が確認される。このため、ボール5を高速で移動させると、ボール5がスペーサ掬い部7に接触し、これが原因でスペーサ掬い部7が摩耗する。
他方、図5(B)に示されるように、ボール5が循環部材からねじ軸のボール転走溝へ戻されるとき、ナットとねじ軸の間に介在されるボールには予圧がかかっているから、循環部材の循環路11内で後方のボール5が前方のボール5を押しながら、前方のボール5がナットとねじ軸の間に入っていく。ここで、スペーサ掬い部7は循環路11の内周面に対して所定の傾斜角度α(αは10度程度)で傾けられているので、その分循環路11内でのボール5の移動空間も大きくなり、図5(B)に示されるように、後方のボール5aが、千鳥足のようによろめきながら前方のボール5を押すことになる。このボール5の蛇行現象によって、一つ置きのボール5が舟底掬い部4を押す。この一つ置きのボールが舟底掬い部4を押す分力が原因で舟底掬い部4に摩耗が発生し易くなる。図6は、舟底掬い部に生じた摩耗状況の一例を示す。舟底掬い部4の底部4aに向かって摩耗が生じているのがわかる。
発明者は、舟底掬い部4の摩耗が原因で、ボールとスペーサ掬い部7とが接触して、スペーサ掬い部が破損するのを防止するために、スペーサ掬い部7の傾斜角度αを従来の10度よりも大きい15度に変更してみた。しかし、やはり同じことが起きてしまった。つまり、スペーサ掬い部7の傾斜角度をいくら増やしても、根本的な問題解決にはならない。
そこで、本発明は、高DN値でボールねじを高速回転させても、舟底掬い部に摩耗が発生し難いボールねじを提供することを目的とする。
以下、本発明について説明する。本発明の理解を容易にするために添付図面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものでない。
請求項1に記載の発明は、外周面に螺旋状のボール転走溝(21a)が形成されるねじ軸(21)と、内周面に前記ねじ軸(21)のボール転走溝(21a)に対向する螺旋状の負荷ボール転走溝(22a)が形成されるナット(22)と、前記ねじ軸(21)のボール転走溝(21a)と前記ナット(22)の負荷ボール転走溝(22a)との間に介在される複数のボール(23)と、前記ねじ軸(21)のボール転走溝(21a)と前記ナット(22)の負荷ボール転走溝(22a)との間を転がるボール(23)を循環させる循環路(25)を有する循環部材(28)と、を備えるボールねじにおいて、前記循環部材(28)に、前記循環路(25)の内方に向かって徐徐に幅が狭くなる溝(41)を有する舟底掬い部(42)を設け、前記ねじ軸(21)の前記ボール転走溝(21a)を転がる前記ボール(23)を前記舟底掬い部(42)の溝(41)の両側で抱え込みながら前記循環部材(28)の前記循環路(25)内に掬い上げ、前記舟底掬い部(42)に、前記ねじ軸(21)の前記ボール転走溝(21a)内に突出するリップ部(43)を設け、前記リップ部(43)は、基部(43a)と、先端部(43b)と、を有し、前記リップ部(43)の前記基部(43a)の内周面は、前記舟底掬い部(42)で掬い上げる前記ボールに接触できるように、前記循環部材(28)の前記循環路(25)の内周面に対して、傾斜していないか又は先端に向かって5度未満外側に傾斜し、前記リップ部(43)の先端部(43b)の内周面に、前記循環部材(28)の前記循環路(25)の内周面に対して先端に向かって外側に傾斜し、前記ボール(23)に接触するテーパ面(43b)を形成することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のボールねじにおいて、前記舟底掬い部(42)が前記ねじ軸(21)のボール転走溝(21a)から前記ボール(23)を掬い上げ始める掬いポイント(P)にて、前記舟底掬い部(42)及び前記リップ部(43)の前記テーパ面(43b)の両方が前記ボール(23)に接触することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のボールねじにおいて、前記ねじ軸(21)の軸線方向からみて、前記リップ部(43)の前記基部(43a)を、円弧形状(円(1))に切り欠くことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、循環部材の循環路からナット(及びねじ軸)へとボールが戻されるとき、リップ部の基部がよろめくボールを拘束するので、ボールが舟底掬い部を押す分力も小さくなる。したがって、舟底掬い部に発生する摩耗を低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、掬いポイントにおいて、舟底掬い部上の2点とリップ部の先端側の内周面上の1点(ただし、リップ部とボールとは2点以上で接触してもよい)の合計3点でボールを掬い上げるので、舟底掬い部で発生する摩耗を低減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、リップ部に発生する応力集中を緩和することができる。したがって、リップ部が破損するのを防止することができる。
従来のボールねじの循環部材(リターンパイプ)を示す斜視図 従来の舟底掬い部を設けた循環部材(リターンパイプ)を示す斜視図 ボール間に介在させたスペーサが舟底掬い部に噛み込まれる例を示す正面図 従来のスペーサ掬い部を設けた舟底掬い部を示す断面図 従来の循環部材の断面図(図中(A)は掬いポイントを示し、図中(B)はボールを転走溝に戻す状態を示す) 舟底掬い部の摩耗状況を示す図(図中(A)は舟底掬い部の全体図を示し、図中(B)は(A)の拡大図を示す) 本発明の第1の実施形態におけるボールねじの断面図 ナット本体の軸線方向に沿った断面図 エンド部材のナット本体への締結例を示す分解斜視図 ボールの軌道を示す図(図中(A)は、ねじ軸の軸線方向からみたボールの軌道の中心線を示し、図中(B)はねじ軸の側方からみたボールの軌道の中心線を示す) ボールの掬い方向を示す図(図中(A)は、ねじ軸の軸線方向からみたボールの掬い方向を示し、図中(B)はねじ軸の側方からみたボールの掬い方向を示す) エンド部材の斜視図 エンド部材の分解斜視図 エンドピースの斜視図 Rピースの斜視図 リップ部を取り除いた舟底掬い部を示す図(図中(A)はねじ軸の軸線方向からみた舟底掬い部を示し、図中(B)はねじ軸側からみた舟底掬い部を示し、図中(C)は舟底掬い部の溝幅とボールの掬上げ量との関係を示す) リップ部を設けた舟底掬い部の断面図 リップ部の内周面をストレートにした舟底掬い部を示す図(ねじ軸の軸線方向からみた状態) リップ部の内周面をストレートにした舟底掬い部を示す斜視図 リップ部の除去部分を示す図(ねじ軸の軸線方向からみた状態) 最終的なリップ部の正面図 本発明の第2の実施形態における運動案内装置を示す斜視図 循環部材の斜視図 循環部材の方向転換路に沿った断面図
図7は、本発明の第1の実施形態におけるボールねじの断面図を示す。ボールねじは、外周面に螺旋状のボール転走溝21aが形成されたねじ軸21と、内周面にボール転走溝21aに対向する螺旋状の負荷ボール転走溝22aが形成されるナット22とを備える。ねじ軸21のボール転走溝21aとナット22の負荷ボール転走溝22aとの間の負荷転走路Aには、複数のボール23が転がり運動可能に配列される。ボール23には予圧、すなわちねじ軸21とナット22とで圧縮荷重が付与される。ボール23間にはボール23同士の接触を防止するスペーサ24が介在される。
負荷転走路Aを転がる複数のボール23を循環させるために、ナット22には負荷転走路Aの一端と他端を接続する循環路Bが形成される。循環路Bはナット22に組み込まれる循環部材27,28内に形成される。この実施形態では、循環部材27,28は、パイプ体27とパイプ体27の両端に設けられるエンド部材28とで構成される。ナット22をねじ軸21に対して相対的に回転させると、ボール23がボール転走溝21aと負荷ボール転走溝22aとの間を荷重を受けながら転がる。負荷転走路Aの一端まで転がったボール23は、エンド部材28で掬い上げられる。そして、パイプ体27を経由して反対側のエンド部材28から元の負荷転走路Aに戻される。
以下に各部の構造について詳しく説明する。図7に示されるように、ねじ軸21の外周には所定のリード(リード角β)を有する螺旋状のボール転走溝21aが形成される。ねじ軸21の断面形状は、例えば二つの円弧を組み合わせたゴシックアーチ溝形状等に形成される。この実施形態では、許容荷重を増加させ、且つナット22の全長を短くするためにボール転走溝21aの条数を二条に設定している。勿論ボール転走溝21aの条数は一条、二条、三条等様々に設定することができる。
図8は、ナット本体29の軸線方向に沿った断面図を示す。ナット本体29の内周面には、ねじ軸21のボール転走溝21aに対向する螺旋状の負荷ボール転走溝22aが形成される。負荷ボール転走溝22aの断面形状も、ねじ軸21のボール転走溝21aの断面形状と同様に、2つの円弧を組み合わせたゴシックアーチ溝形状等に形成される。ナット本体29には、ナット本体29の軸線と平行に伸びる貫通孔30aが形成される。この貫通孔30aにパイプ体27が挿入され、パイプ体27の内部に直線状のボール戻し通路26が形成される(図7参照)。ナット本体29の軸線方向の両端面には、凹部30bが形成され、該凹部30bにエンド部材28が取付けられる。エンド部材28には、円弧状に伸びる方向転換路25(図7参照)が形成される。
図9に示されるように、エンド部材28はボルト31等の締結手段でナット本体29の端面32に結合される。エンド部材28をナット本体29に取り付けることで、パイプ体27が一対のエンド部材28間に挟まれる。この実施形態では、二条ねじを用いているので、一対のエンド部材28及びパイプ体27で構成される循環部材27,28が合計2組設けられているが、勿論循環部材27,28の個数はねじ軸21の条数等によって様々に設定される。
図7に示されるように、ナット本体29の端面には、エンド部材28を覆うカバー34が取り付けられる。このカバー34には、ねじ軸21に付着する異物を除去するために並びにナット本体29の内部から潤滑剤が漏れるのを防止するために、ラビリンスシール又はリング状シール部材33が組み込まれる。
図10は、螺旋状の負荷転走路A、円弧状の方向転換路25及び直線状のボール戻し通路26を循環するボール23の軌道を示す。図中(A)は、ねじ軸21の軸線方向からみたボール23の軌道の中心線を示し、図中(B)はねじ軸21の側方からみたボール23の軌道の中心線を示す。この図10に示されるように、負荷転走路Aでのボール23の軌道は、半径BCD/2の螺旋状になる。一方、ボール戻し通路26でのボール23の軌道は、ねじ軸21の軸線21cに平行な直線になる。そして、方向転換路25でのボール23の軌道は、曲率半径Rの円弧になる。これら負荷転走路A、方向転換路25及び無負荷戻し通路26の繋ぎ目では、ボール23の軌道の接線方向が連続になっている。
図11は、ボール23の掬い方向を示す。図11(A)に示されるように、ねじ軸21の軸線方向から見て、ボール23は負荷転走路Aの円形状の軌道の接線方向に掬われる。そして、図11(B)に示されるように、ねじ軸21の側方から見て、ボール23はリード角に一致させた方向に掬われる。
図12は、循環部材を構成するエンド部材28の斜視図を示す。本発明の特徴は、このエンド部材28に具現化されている。エンド部材28には、方向転換路の内方に向かって徐徐に幅が狭くなる溝41を有する舟底掬い部42が形成される。この舟底掬い部42の溝41の両側でボール23を抱え込みながら、エンド部材28の方向転換路25内に掬い上げる。そして、この舟底掬い部42の溝41の底部(方向転換路25の内方側)には、ねじ軸21のボール転走溝21a内に突出するリップ部43が設けられる。
図13に示されるように、エンド部材28は、方向転換路25の中心線に沿って、内周側のRピース28aと外周側のエンドピース28bとに二分割される。舟底掬い部42及びリップ部43も二分割される。Rピース28aは、ナット本体29の端面に取付けられるフランジ部44と、該フランジ部44と一体に形成され、方向転換路25が形成される本体部45とから構成される。一方、エンドピース28bは、Rピース28aのフランジ部44に重ね合わされるフランジ部45と、該フランジ部45と一体に形成され、方向転換路25が形成される本体部46と、を有する。
リップ部の基部及び先端部について説明する。図14は、エンドピース28bの斜視図を示し、図15はRピース28aの斜視図を示す。リップ部43は、舟底掬い部42の底部側の基部43aと、先端側の先端部43bとを有する。基部43aの内周面は、方向転換路25の内周面に対して、傾斜がつけられていない。一方、先端部43bの内周面には、方向転換路25の内周面に対して傾斜がつけられている。
以下に舟底掬い部及びリップ部の詳細な構造について説明する。図16はリップ部43を取り除いた舟底掬い部42を示す。図中(A)はねじ軸の軸線方向からみた舟底掬い部42を示し、図中(B)はねじ軸側からみた舟底掬い部42を示し、図中(C)は舟底掬い部42の溝幅wとボールの掬上げ量tとの関係を示す。図中(A)に示すように、ねじ軸の軸線方向からみた舟底掬い部42の溝41の形状は、円弧形状に形成される。溝41の曲率半径R1は、ねじ軸21のボール転走溝21aを転がるボール23の軌道中心線47の曲率半径R2よりも小さく、且つねじ軸21の外径21bの曲率半径R3よりも若干大きい。そして、図中(B)に示すように、溝21の幅は、方向転換路の内方に向かって徐徐に幅が狭くなっている。
図16に基づいて、舟底掬い部42がねじ軸21のボール転走溝21aからボール23を掬い上げ始める掬いポイントについて説明する。図中(A)に示されるように、ボール転走溝21aをボール23が転がるときの、舟底掬い部42の溝41上におけるボール23の進行方向の寸法をxとする。ボール23がボール転走溝21a上を転がる以上、この寸法xは常に一定になる。そして、ボール23は球形なので、溝41の幅の寸法yがこの寸法xよりも小さくなったときに、ボール23は掬い上げられ始める。つまり、舟底掬い部42の溝41の幅yが、寸法xよりも小さくなる位置が掬いポイントとなる。この例では、y1=xだから、幅がy1になる位置が掬いポイントとなる。
ボールが掬いポイントまで移動すると、ボール転走溝21aを転がるボール23が舟底掬い部42によって掬い上げられる。掬いポイントを過ぎると、図中(B)に示されるように、溝幅yはy1…y26というように徐徐に狭まる。図中(C)に示されるように、溝幅yの寸法が狭まると、それに対応してボールがt1…t26の大きさだけ浮き上がる。図中(A)には、ボール23が浮き上がる際のボール23の中心線軌道Sが示されている。ボール23は掬い上げポイントを通過した後、方向転換路25の中心線25aに対して所定の角度γで掬い上げられる。この角度γは約5度である。
図17は、リップ部43を設けた舟底掬い部42の断面図を示す。リップ部43の先端43cは、掬いポイントPよりも舟底掬い部42の底部側に後退している。そして、リップ部43の基部43aの内周面は、方向転換路25の内周面に対して傾斜していないのに対し、リップ部の先端部43bの内周面は、方向転換路25の内周面に対して、先端に向かって外側に角度δ傾斜している。この傾斜角度δは、掬いポイントPにボールが来たときに(このとき、ボール23はねじ軸21の軸線方向に落ち込む)、舟底掬い部42及び前記リップ部43の両方がボール23に接触するように設定される。このため、舟底掬い部42及びリップ部43は、理想的には舟底掬い部42の溝41の2点と、リップ部43の先端部43bの一点の合計3点でボール23を掬う。ここで、リップ部43は点というよりもむしろ面でボール23を受ける。したがって、ボール23を舟底掬い部42で掬い上げられるとき、ボール23から舟底掬い部42にかかる力がリップ部43に分散され、舟底掬い部42の摩耗を低減できる。よろめいたボール23が舟底掬い部42からボール転走溝21aに入り込むときにも、ボール23が先端部43bのテーパ面に沿ってねじ軸21の軸線方向に落ち込むので、舟底掬い部42が摩耗するのを防止することができる。
ここで、掬いポイントPにおいて、ボール23が最初から掬い上げ部42及びリップ部43の三点で接触していなくても、掬い上げ部42が僅かに許容できる程度に摩耗し、掬いポイントPが移動し、これが原因でボール23が掬い上げ部42及びリップ部43の三点で当たり始めるようになってもよい。最初から三点で当たるのが理想ではあるが、現実的な設計や加工誤差の観点からこのような場合もある。
リップ部43の先端43c(詳しくは先端部43bのさらに先端43c)は、僅かな曲率半径R、例えばR0.2で面取りされる。ボール23と異なり小径のスペーサ24は、リップ部43の先端43cに衝突することもある。面取りすることで、スペーサ24がリップ部43の先端43cに引っ掛かるのを防止することができる。
一方、上述したように、リップ部43の基部43aは、方向転換路25の内周面に対して傾斜しておらず、ストレートのままである。これは、リップ部43の基部43aでボール23を拘束して、ボール転走溝21aに向かって移動するボール23のよろめきを抑えるためである。図16(A)に示されるように、舟底掬い部42にて、ボール23は傾斜角度約5度で掬い上げられる。このため、基部43aの傾斜角度を5度未満に設定すると、ボール23と基部43aとを接触させることができる。
図18及び図19は、リップ部43の内周面を、基部43aから先端部43bに亘ってその全体をストレートにした例を示す。このようなリップ部43の形状を試験的に製造・実験したところ、確かにボール23のよろめき量は減らすことができた。しかし、舟底掬い部42で掬う前にリップ部43でボールを掬ってしまい、リップ部43の薄肉の部分48に欠けが発生した。これは、ボール23がリップ部43の薄肉部分48に当たることが原因となる。すなわち、ボール23が軌道49からずれていて、リップ部43よりの軌道50を通っていることが原因となる。
このリップ部43の欠けの問題を解決するために、図20に示されるように、薄肉の部分を斜線で示される形状で除去した。すなわち、ボール23が最もリップ部43よりの軌道50を通った場合を仮定し、リップ部43の先端43dから垂線(1)を引き、垂線(1)を中心位置とし、且つリップ部43の先端43dと接するボール23を描く。このボール23のエンド部材28の内部位置に垂線(2)を引く。垂線(2)とエンド部材28の内側R、すなわち舟底掬い部の溝41に接する円(1)(ボール径に応じて円(1)の径を決める)を描き、円(1)とリップ部43の先端43dを結んだ線分(3)を描き、斜線部を除去する。リップ部43の基部43aを、円弧形状に切り欠いたのは、ボール23が基部43aに当たるときに発生する応力集中を緩和するためである。なお、この図において、リップ部43の薄肉の部分48が二つ見えるのは、リップ部43がリード角分傾いているからである。除去作業は、例えばエンドミル加工により行なわれる。
以上により、ボール23が最もリップ部よりの軌道50を通ったときの、ボール23の薄肉部分48への当たりを回避することができる。しかも、薄肉部分48を除去することで、残った部分の肉厚をとれるので、リップ部43の強度アップにも繋がる。なお、リップ部43を基部43aから先端43dに亘って全体をストレートにすると、斜線部分を除去したとしても、リップ部43の先端43dの欠けの問題が残る。このため最終的には、図17に示されるように、リップ部43の先端部43bの内周面をテーパ面にする。最終的なリップ部43の正面形状を図21に示す。
図22は、本発明の第2の実施形態における運動案内装置を示す。この運動案内装置には、上記ボールねじの舟底掬い部42及びリップ部43と同様な技術思想が適用されている。運動案内装置は、ベッドまたはサドル等の固定部上でテーブル等の移動体を案内するもので、固定部上に配設されると共に長手方向に沿ってボール転走溝51aが形成された軌道部材としての軌道レール51と、軌道レール51のボール転走溝51aに対応する負荷ボール転走溝を含むボール循環路が形成されて該軌道レール51に相対運動自在に組みつけられたスライド部材52と、軌道レール51のボール転走溝51aとスライド部材52の負荷ボール転走溝との間に収容される複数のボール、及び複数のボール間に介在される複数のスペーサと、ボール及びスペーサを循環させるための循環部材53,53と、を備える。
図23及び図24は循環部材53を示す。図23は循環部材53の斜視図、図24は循環部材53の方向転換路55に沿った断面図を示す。循環部材53には、ボール戻し通路56とボール転走路57との間を繋ぐ方向転換路55が形成されている。より詳しくは、循環部材53には、方向転換路55の外周を構成する外周案内部58が形成されていて、スライド部材52には、方向転換路55の内周を構成するアーチ状の内周案内部59が形成されている。
図23に示すように、循環部材53の下部には、方向転換路の内方に向かって徐徐に幅が狭くなる溝を有する舟底掬い部61が形成される。そして、軌道レール51のボール転走溝51aを転がるボール23を舟底掬い部61の溝の両側で抱え込みながら方向転換路55内に掬い上げる。図24に示すように、舟底掬い部61の溝は方向転換路55の中心線63よりも軌道レール51側に形成されている。舟底掬い部61には、軌道レール51のボール転走溝51a内に突出するリップ部62が設けられる。そして、舟底掬い部61が軌道レール51のボール転走溝51aからボール23を掬い上げ始める掬いポイントにて、舟底掬い部61及びリップ部62の両方がボール23に接触する。これは上記第1の実施形態のボールねじと同様である。
なお本発明は、上記実施形態に限られることなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施形態では、リップ部の基部及び先端部の内周面の境目で傾斜角度が変えられているが、ボールを3点で掬うことのみを考慮すれば、基部及び先端部の内周面を等しい角度で傾斜させてもよい。また、本発明は、スペーサを介在させていない総ボールのボールねじにも適用することができる。さらに、本発明はリターンパイプ方式のボールねじに適用することができ、この場合リターンパイプは金属製であっても、樹脂製であってもよい。
発明者は、舟底掬い部及びリップ部を以上に記載のように製造し、実際にボールを循環させてみた。その結果、DN値21万という高速回転で500km程度ボールねじを走行させてみたが、舟底掬い部及びリップ部に目立った摩耗は発生しなかった。しかも、ボールが掬いポイントで掬い上げられた後、予想通りの理想的な軌道を通ることを確認した。
本明細書は、2005年5月24日出願の特願2005−151471に基づく。この内容はすべてここに含めておく。
21…ねじ軸
21a…ボール転走溝
22…ナット
22a…負荷ボール転走溝
23…ボール
24…スペーサ
25…方向転換路(循環路)
26…ボール戻し通路(循環路)
27…パイプ体(循環部材)
28…エンド部材(循環部材)
41…舟底掬い部の溝
42…舟底掬い部
43…リップ部
43a…基部
43b…先端部(テーパ面)
43c…先端
51…軌道レール(軌道部材)
51a…ボール転走溝
52…スライド部材
53…循環部材
55…方向転換路(循環路)
61…舟底掬い部
62…リップ部

Claims (3)

  1. 外周面に螺旋状のボール転走溝が形成されるねじ軸と、
    内周面に前記ねじ軸のボール転走溝に対向する螺旋状の負荷ボール転走溝が形成されるナットと、
    前記ねじ軸のボール転走溝と前記ナットの負荷ボール転走溝との間に介在される複数のボールと、
    前記ねじ軸のボール転走溝と前記ナットの負荷ボール転走溝との間を転がるボールを循環させる循環路を有する循環部材と、を備えるボールねじにおいて、
    前記循環部材に、前記循環路の内方に向かって徐徐に幅が狭くなる溝を有する舟底掬い部を設け、前記ねじ軸の前記ボール転走溝を転がるボールを前記舟底掬い部の溝の両側で抱え込みながら前記循環部材の前記循環路内に掬い上げ、
    前記舟底掬い部に、前記ねじ軸のボール転走溝内に突出するリップ部を設け、
    前記リップ部は、基部と、先端部と、を有し、
    前記リップ部の前記基部の内周面は、前記舟底掬い部で掬い上げる前記ボールに接触できるように、前記循環部材の前記循環路の内周面に対して、傾斜していないか又は先端に向かって5度未満外側に傾斜し、
    前記リップ部の先端部の内周面に、前記循環部材の前記循環路の内周面に対して先端に向かって外側に傾斜し、前記ボールに接触するテーパ面を形成することを特徴とするボールねじ。
  2. 前記舟底掬い部が前記ねじ軸のボール転走溝から前記ボールを掬い上げ始める掬いポイントにて、前記舟底掬い部及び前記リップ部の前記テーパ面の両方が前記ボールに接触することを特徴とする請求項1に記載のボールねじ。
  3. 前記ねじ軸の軸線方向からみて、前記リップ部の前記基部を、円弧形状に切り欠くことを特徴とする請求項1又は2に記載のボールねじ。
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