JP5158042B2 - マルチ基板ユニット及びリセット方法 - Google Patents

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本発明は、複数の回路基板で構成されたマルチ基板ユニット及びリセット方法に関する。
一般的に伝送機器、交換機、中継器、ルーター等のネットワーク装置に用いられる電気回路ユニット(以下「ユニット」と呼ぶ)は、各ユニットをネットワーク装置の所定の装着位置(スロット)に差し込んで実装することでユニットに電源が供給され、ユニットに搭載されているリセット回路からユニット内の各電気部品にリセット信号が供給されて立ち上がるような仕組みになっている。
これは、ネットワーク装置のBWB(Back Wired Board)から電源が供給され、ユニットの回路基板のコネクタ端子と、BWBのコネクタ端子が接触することで回路基板に電源が供給される。
また、回路基板はネットワーク装置への実装/未実装を検知するためのリムーバル信号を持っており、リムーバル信号の解除即ち実装を契機にリセット信号を生成するのが一般的である。リムーバル信号とは、回路基板のコネクタ端子とBWBのコネクタ端子が接触したことを認識する信号であり、通常、リムーバル信号用のコネクタ端子のピン(RMVピン)は全てのコネクタ端子のピンの中で最も短い。このため、ユニットをネットワーク装置に実装した際は、RMVピンは最後にBWBコネクタ端子のピンと接触してリムーバル信号が解除する。つまり、このピンが接触できた時は、他のピンは全て通電状態になっている。逆に、ユニットをネットワーク装置から抜き取る時は、最初にBWBのコネクタ端子のピンから離れる。
したがって、このリムーバル信号を監監することで、ユニットがネットワーク装置に実装されたかどうかを認識することができ、リムーバル信号が解除した時は全ての信号は通電可能状態であるため、リムーバル信号の解除を契機にリセット信号を生成し、回路基板に搭載した電気部品をリセットすることができる。
図1は従来の1枚構成の基板ユニットの一例の回路構成図を示す。ユニット1をネットワーク装置に実装した際には、RMVピンよりも長い−48Vの一次側電源の電源端子2がBWB側のコネクタ端子に接触して電源が供給される。ユニット側のオンボード電源(OBP)3は、−48V電源から所要(例えば+3.3Vや+2.5V等)の電源電圧Vddを生成する。リムーバル信号用のコネクタ端子であるRMV端子4は電圧Vddにプルアップされており、短いRMV端子4が後からBWBのコネクタ端子と接触することでグランドレベルになる。このように、リムーバル信号が電圧Vddからグランドレベルに変化することがリセット信号の生成契機となる。
リセットIC5は、リセット信号を生成するための汎用チップであり、監視信号であるリムーバル信号の変化を契機に所定時間後(例えば200msec程度)にリセットを解除するリセットパルスを生成する。
ところで、多機能かつ高密度のユニットは、回路基板を2枚構成にしているものがある。この理由は、限られた回路基板上に全ての部品が搭載できなかったために2枚構成にする、また、BWBからの配線を2スロット分使用する等、ネットワーク装置によって理由はさまざまである。
このような回路基板が2枚、或いは、それ以上の複数枚で構成されるユニット(以降、「マルチ基板ユニット」と呼ぶ)で、回路基板毎にそれぞれ電源とリムーバル信号が供給される場合は、それぞれにリセット信号の生成回路が必要である。
図2は、マルチ基板ユニットの斜視図を示す。メイン基板11とサブ基板12の2枚の回路基板をフロントパネル13で固定し、1つのユニット14を実現している。図3は、図2のマルチ基板構成のユニットのフロントパネルを取り除いた斜視図を示す。メイン基板11とサブ基板12はお互いに信号を受け渡しするため、接続ケーブル15で接続している。
図4はネットワーク装置にユニットを実装する様子を示す。1枚基板構成のユニット16はそのままネットワーク装置のシェルフ17に設けられたカードスロット18aに装着され、シェルフ背面のBWBのコネクタに装着される。2枚基板構成のユニット14はユニット16の2倍の幅があるため、ネットワーク装置の2枚分のカードスロット18b,18cに装着され、それぞれ個々の回路基板11,12へシェルフ背面のBWBのコネクタから電源とリムーバル信号が供給される。
図5は、従来のマルチ基板ユニットの回路構成図を示す。メイン基板11とサブ基板12それぞれに電源端子2とRMV端子4があり、また、メイン基板11とサブ基板12それぞれにリセット生成回路5が設けられている。メイン基板11の電気部品11Aとサブ基板12の電気部品12Bは、相互に信号を受け渡すため、接続ケーブル15で接続されている。
なお、活線挿入用コネクタの給電線の接触子を長ピンと短ピンとに分け、配線板にパワーオンリセット回路を設けることは従来から知られている(例えば特許文献1参照)。
また、CPUが搭載されている第1プリント板のパワーオンクリア情報をRAM等の搭載された第2プリント板に伝えると共に、これを第2プリント板で折り返して折り返し情報として第1プリント板に戻し、この折り返し情報と第2プリント板のパワーオンクリア情報と自分のパワーオンクリア情報が全部揃ったときにCPUで初期化動作を開始する技術が提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開平3−171214号公報 特開平6−51869号公報
図5に示すような2枚基板構成、又は、それ以上のマルチ基板構成のマルチ基板ユニットで、回路基板毎に電源端子とRMV端子があり、それぞれにリセット生成回路を搭載する場合、ユニットをネットワーク装置に実装した時に、それぞれのRMV端子がBWBコネクタに接触するタイミングは、完全に同時ではなく僅かにタイミングのずれが生じる。マルチ基板ユニットの装着をゆっくり行ったり、斜めにして装着したりすると、このタイミングのずれは顕著になる場合がある。
このRMV端子の接触タイミングのずれによって、リムーバル信号の解除タイミングにずれが生じ、メイン基板11とサブ基板12それぞれのリセット回路5で生成されるリセット信号の解除タイミングもずれることになる。
図6はマルチ基板ユニットにおける信号タイミングチャートを示す。図6において、マルチ基板ユニット14がネットワーク装置に実装されると、メイン基板11とサブ基板12の電源端子2がそれぞれ個別に通電するため、−48V電源の通電タイミングが時間T1だけ異なる。それぞれの電源端子2が通電するとOBP3からVdd電源(+3.3Vや+2.5V等)が供給され、RMV端子4がVddレベルになる。その後、RMV端子4がBWBのコネクタ端子と通電してグランドレベルに低下するが、メイン基板11とサブ基板12で通電するタイミングが異なるため、リムーバル信号がグランドレベルになるタイミングも時間T2だけずれる。
リセット信号はリムーバル信号がグランドレベルに落ちるのを契機にリセット解除時間経過後に解除するため、リムーバル信号のずれがそのままリセット解除のずれ(時間T3)となってしまう。
リセット信号の解除タイミングがずれると、お互いの回路基板11,12間で受け渡ししている信号に影響を及ぼす。例えば、図5の構成の場合、メイン基板でリセット信号が解除されて、メイン基板搭載の電機部品11Aからサブ基板搭載の電気部品12Bに信号を送っても、サブ基板がまだリセット中であれば、電気部品12Bは信号を受け取ることができない。電気部品11Aが電気部品12Bの起動に必要な重要な信号を送っていたりすると、この時点でユニットが正常起動できなくなるという問題があった。
ところで、特許文献2でも行っているように、図5において、メイン基板11のリセット生成回路5で生成したリセット信号をサブ基板12に供給し、サブ基板12のリセット生成回路5で生成したリセット信号をメイン基板11に供給する。そして、メイン基板11は自基板で生成したリセット信号とサブ基板12から受信したリセット信号(受信端をプルアップ)との論理積をとって電気部品11Aに供給し、サブ基板12は自基板で生成したリセット信号とメイン基板11から受信したリセット信号(受信端をプルアップ)との論理積をとって電気部品12Bに供給した場合を考える。
この場合、メイン基板11とサブ基板12を接続する接続ケーブル15内でリセット信号の接続が外れたりすると、それぞれのリセット信号の解除がずれてしまうという問題がある。また、メイン基板11とサブ基板12の片方がしっかりと実装されていなくて、片方の回路基板だけがBWBコネクタと通電できずに−48V電源が供給されなかったりすると、OBPからVdd電源が供給されなくなり、相手側へ渡しているリセット信号はオープン状態となってしまう(受け取った側はプルアップによりハイレベルになる)。そうすると、正常に実装された回路基板だけがリセット信号を解除し、Vddが供給されなかった回路基板は立ち上がることができないという問題があった。
開示のマルチ基板ユニットは、複数の回路基板のリセット信号を同時に解除することを目的とする。
開示の一実施形態によるマルチ基板ユニットは、相互に接続ケーブルで接続された複数の回路基板でユニットが構成され、前記複数の回路基板をワイヤードボードに装着されて前記ワイヤードボードから電源を供給されるマルチ基板ユニットにおいて、
前記複数の回路基板それぞれはリセット信号生成手段を有し、
前記複数の回路基板それぞれの前記ワイヤードボードへの実装を検知して解除するリムーバル信号を前記接続ケーブルにより相互に供給し合い、
各回路基板のリセット信号生成手段は、他の回路基板のリムーバル信号の解除を契機として所定時間後にリセットを解除するリセット信号を生成する。
付した信号を送信する段階とを含む。
本実施形態によれば、複数の回路基板のリセット信号を同時に解除することができる。
従来の基板ユニットの一例の構成図である。 マルチ基板ユニットの斜視図である。 マルチ基板ユニットのフロントパネルを取り除いた斜視図である。 ネットワーク装置にユニットを実装する様子を示す図である。 従来のマルチ基板ユニットの回路構成図である。 マルチ基板ユニットにおける信号タイミングチャートである。 マルチ基板ユニットの第1実施形態の構成図である。 マルチ基板ユニットの第2実施形態の構成図である。 マルチ基板ユニットの第2実施形態の変形例の構成図である。 マルチ基板ユニットの第2実施形態の別の変形例の構成図である。
以下、図面に基づいて実施形態を説明する。
<第1実施形態>
図7は、2枚基板構成のマルチ基板ユニットの第1実施形態の構成図を示す。図7において、メイン基板20とサブ基板30は接続ケーブル40で相互に接続されて2枚基板構成のユニットを構成している。
メイン基板20において、RMVピンよりも長い−48Vの一次側電源の電源端子21a及びグランド端子21bはノイズフィルタ回路22を介してオンボード電源(OBP)23に接続されている。端子21a,22bがBWB側のコネクタ端子に接触されて電源を供給されると、OBP23は−48V電源から例えば+3.3V,+2.5V等の電源電圧Vddを生成する。
リムーバル信号用のRMV端子21cは抵抗R21を介して電圧Vddにプルアップ(設定)されており、短いRMV端子21cが端子21a,22bの後からBWBのコネクタ端子(グランドレベル)と接触することでグランドレベルになる。リムーバル信号はインバータ24で反転されてアンド回路25の一方の端子に供給されると共に、接続ケーブル40を通してサブ基板30のアンド回路35の他方の端子に供給される。また、アンド回路25の他方の端子は抵抗R22を介してプルダウン(設定)されており、サブ基板30のインバータ34から反転されたリムーバル信号が供給される。
リセットIC26は、リセット信号を生成するための汎用チップであり、監視信号であるアンド回路25の出力信号がローレベルからハイレベルに変化したことを契機に所定時間後(例えば200msec程度)にリセットを解除してハイレベルとなるリセットパルスを生成する。リセットIC26の出力端子は抵抗R23を介して電圧Vddにプルアップされており、上記リセットパルスは電機部品27及びメイン基板20のその他の電機部品に供給される。
サブ基板30において、RMVピンよりも長い−48Vの一次側電源の電源端子31a及びグランド端子31bはノイズフィルタ回路32を介してオンボード電源(OBP)33に接続されている。端子31a,32bがBWB側のコネクタ端子に接触されて電源を供給されると、OBP33は−48V電源から例えば+3.3V,+2.5V等の電源電圧Vddを生成する。
リムーバル信号用のRMV端子31cは抵抗R31を介して電圧Vddにプルアップされており、短いRMV端子31cが端子31a,32bの後からBWBのコネクタ端子(グランドレベル)と接触することでグランドレベルになる。リムーバル信号はインバータ34で反転されてアンド回路35の一方の端子に供給されると共に、接続ケーブル40を通してメイン基板20のアンド回路25の他方の端子に供給される。また、アンド回路35の他方の端子は抵抗R32を介してプルダウンされており、メイン基板20のインバータ24から反転されたリムーバル信号が供給される。
リセットIC36は、リセット信号を生成するための汎用チップであり、監視信号であるアンド回路35の出力信号がローレベルからハイレベルに変化したことを契機に所定の時間(例えば200msec程度)ローレベルとなるリセットパルスを生成する。リセットIC36の出力端子は抵抗R33を介して電圧Vddにプルアップされており、上記リセットパルスは電機部品37及びサブ基板30のその他の電機部品に供給される。
この実施形態では、メイン基板20とサブ基板30の片方(例えばサブ基板30とする)が正常に装着されず(BWBのコネクタ端子と接続できず)−48V電源が供給されなかった場合には、OBP33からVdd電源が供給されなくなり、相手側つまりメイン基板20に渡している反転したリムーバル信号はローレベルとなる。このため、受け取る側のメイン基板20ではアンド回路25からリセットIC26に供給されるリムーバル信号はローレベルのままでリムーバルが解除されないため、リセット信号はローレベルを維持してリセットが解除されずに、メイン基板20とサブ基板30は共に起動されず、異常であることを認識することができる。
また、接続ケーブル40に不具合が生じて、反転したリムーバル信号がメイン基板20とサブ基板30間で相互に供給できない場合にも、受け取る側ではアンド回路25(又は35)からリセットIC26(又は36)に供給されるリムーバル信号はローレベルのままでリムーバルが解除されないため、リセット信号はローレベルを維持してリセットが解除されずに、メイン基板20とサブ基板30は共に起動されず、異常であることを認識することができる。
<第2実施形態>
図8は、2枚基板構成のマルチ基板ユニットの第2実施形態の構成図を示す。図8において、メイン基板20とサブ基板30は接続ケーブル40で相互に接続されて2枚基板構成のユニットを構成している。
メイン基板20において、RMVピンよりも長い−48Vの一次側電源の電源端子21a及びグランド端子21bはノイズフィルタ回路22を介してOBP23に接続されている。端子21a,22bがBWB側のコネクタ端子に接触されて電源を供給されると、OBP23は−48V電源から例えば+3.3V,+2.5V等の電源電圧Vddを生成する。
リムーバル信号用のRMV端子21cは抵抗R21を介して電圧Vddにプルアップされており、短いRMV端子21cが端子21a,22bの後からBWBのコネクタ端子(グランドレベル)と接触することでグランドレベルになる。リムーバル信号はインバータ24で反転されてアンド回路25の一方の端子に供給されると共に、接続ケーブル40を通してサブ基板30のアンド回路35の他方の端子に供給される。また、アンド回路25の他方の端子は抵抗R22を介してプルダウンされておりサブ基板30のインバータ34から反転されたリムーバル信号が供給される。
リセットIC26は、リセット信号を生成するための汎用チップであり、監視信号であるアンド回路25の出力信号がローレベルからハイレベルに変化したことを契機に所定時間後(例えば200msec程度)にリセットを解除してハイレベルとなるリセットパルスを生成する。リセットIC26の出力端子は抵抗R23を介して電圧Vddにプルアップされており、上記リセットパルスはアンド回路28の一方の端子に供給されると共に、接続ケーブル40を通してサブ基板30のアンド回路38の他方の端子に供給される。
また、アンド回路28の他方の端子は抵抗R24を介してプルアップされており、サブ基板30のリセットIC36からリセット信号が供給される。アンド回路28が出力するリセット信号は電機部品27及びメイン基板20のその他の電機部品に供給される。
サブ基板30において、RMVピンよりも長い−48Vの一次側電源の電源端子31a及びグランド端子31bはノイズフィルタ回路32を介してオンボード電源33に接続されている。端子31a,32bがBWB側のコネクタ端子に接触されて電源を供給されると、OBP33は−48V電源から例えば+3.3V,+2.5V等の電源電圧Vddを生成する。
リムーバル信号用のRMV端子31cは抵抗R31を介して電圧Vddにプルアップされており、短いRMV端子31cが端子31a,32bの後からBWBのコネクタ端子(グランドレベル)と接触することでグランドレベルになる。リムーバル信号はインバータ34で反転されてアンド回路35の一方の端子に供給されると共に、接続ケーブル40を通してメイン基板20のアンド回路25の他方の端子に供給される。また、アンド回路35の他方の端子は抵抗R32を介してプルダウンされており、メイン基板20のインバータ24から反転されたリムーバル信号が供給される。
リセットIC36は、リセット信号を生成するための汎用チップであり、監視信号であるアンド回路35の出力信号がローレベルからハイレベルに変化したことを契機に所定の時間(例えば200msec程度)ローレベルとなるリセットパルスを生成する。リセットIC36の出力端子は抵抗R33を介して電圧Vddにプルアップされており、上記リセットパルスはアンド回路38の一方の端子に供給されると共に、接続ケーブル40を通してメイン基板20のアンド回路28の他方の端子に供給される。
また、アンド回路38の他方の端子は抵抗R34を介してプルアップされており、メイン基板20のリセットIC26からリセット信号が供給される。アンド回路38が出力するリセット信号は電機部品37及びサブ基板30のその他の電機部品に供給される。
この実施形態では、第1実施形態と同様に、メイン基板20とサブ基板30の片方(例えばサブ基板30とする)が正常に装着されず−48V電源が供給されなかった場合には、OBP33からVdd電源が供給されなくなり、相手側つまりメイン基板20に渡している反転したリムーバル信号はローレベルとなる。このため、リセット信号はローレベルを維持してリセットが解除されずに、メイン基板20とサブ基板30は共に起動されず、異常であることを認識することができる。また、接続ケーブル40に不具合が生じて、反転したリムーバル信号がメイン基板20とサブ基板30間で相互に供給できない場合にも、リセット信号はローレベルを維持してリセットが解除されずに、メイン基板20とサブ基板30は共に起動されず、異常であることを認識することができる。
更に、リセットIC26,36のいずれか一方のリセット解除時間が長くなる等の障害が発生した場合であっても、メイン基板20とサブ基板30のリセット信号の解除タイミングを同時とすることができる。また、リセットIC26,36のいずれか一方のリセット信号が解除しなかった場合は、メイン基板20とサブ基板30は共に起動されないため異常であることを認識することができる。
<第2実施形態の変形例>
図9は、2枚基板構成のマルチ基板ユニットの第2実施形態の変形例の構成図を示す。図9において、図8と同一部分には同一符号を付す。リセットIC26,36としては、一般的にオープン・ドレイン出力のものが多い。リセットIC26,36がオープン・ドレイン出力の場合は、リセットIC26の出力端子とリセットIC36の出力端子とを接続ケーブル40を介してワイヤード・オア接続することで図8と同様の動作を行うことができる。この変形例では、アンド回路28,38と抵抗R24,R34が不要となる。
図10は、2枚基板構成のマルチ基板ユニットの第2実施形態の別の変形例の構成図を示す。図10において、図8と同一部分には同一符号を付す。リセットIC26,36には、複数のリムーバル信号の監視が可能なように、リムーバル信号の入力ポートを複数有し、複数の入力ポートから供給されるリムーバル信号が全てハイレベルに変化したことを契機として所定の時間ローレベルとなるリセットパルスを生成するものがある。この場合、インバータ24の出力をリセットIC26の第1入力端子に供給すると共に、接続ケーブル40を介してリセットIC36の第2入力端子に供給する。また、インバータ34の出力をリセットIC36の第1入力端子に供給すると共にリセットIC26の第2入力端子に供給する。そして、リセットIC26,36それぞれの第2入力端子を抵抗R22,R32を介してプルダウンすることにより、図8と同様の動作を行うことができる。この変形例では、更に、アンド回路25,35が不要となる。
このように、マルチ基板ユニットにおいて、それぞれの回路基板のリセット解除タイミングを同時にすることで、ネットワーク装置に実装した際の立ち上げ異常をなくすことができる。また、それぞれの回路基板を繋ぐケーブルの抜けや接続異常があってもリセットICの働きにより、起動時に異常を認識することができる。
また、マルチ基板ユニットにおいて、いずれかの回路基板がネットワーク装置に未実装であった場合でも、1つのユニットとして未実装状態を認識することができる。また、回路基板を接続する接続ケーブルが外れた場合、ユニット未実装と同等の動作をすることができる。更に、マルチ基板ユニットのいずれかのプリント基盤のOBPやリセットICの故障があった場合、正常な回路基板だけで立ち上がるのを防ぎ、異常な状態をなくすことができる。これにより、マルチ基板ユニットであっても、1枚基板構成のユニットと同等の動作をすることができる。
なお、上記実施形態では2枚基板構成のマルチ基板ユニットを例にとって説明しているが、3枚以上の回路基板で構成されるマルチ基板ユニットであっても良く、上記実施形態に限定されるものではない。
(付記1)
相互に接続ケーブルで接続された複数の回路基板で構成され、前記複数の回路基板をワイヤードボードに装着されて前記ワイヤードボードから電源を供給されるマルチ基板ユニットにおいて、
前記複数の回路基板それぞれはリセット信号生成手段を有し、
前記複数の回路基板それぞれの前記ワイヤードボードへの実装を検知して解除するリムーバル信号を前記接続ケーブルにより相互に供給し合い、
各回路基板のリセット信号生成手段は、前記複数の回路基板のリムーバル信号の解除を契機として所定時間後にリセットを解除するリセット信号を生成する
ことを特徴とするマルチ基板ユニット。
(付記2)
付記1記載のマルチ基板ユニットにおいて、
前記複数の回路基板それぞれのリセット信号生成手段で生成したリセット信号を前記接続ケーブルにより相互に供給し合い、
前記複数の回路基板のリセット信号の解除により自回路基板の電気部品に供給するリセット信号を解除するリセット信号合成手段を
有することを特徴とするマルチ基板ユニット。
(付記3)
付記1又は2記載のマルチ基板ユニットにおいて、
前記リセット信号生成手段は、他の回路基板から供給される前記リムーバル信号の受信端を、前記リセット信号の生成契機となるリムーバル信号の極性とは逆の極性に設定することを特徴とするマルチ基板ユニット。
(付記4)
相互に接続ケーブルで接続された複数の回路基板で構成され、前記複数の回路基板をワイヤードボードに装着されて前記ワイヤードボードから電源を供給されるマルチ基板ユニットのリセット方法において、
前記複数の回路基板それぞれの前記ワイヤードボードへの実装を検知して解除するリムーバル信号を前記接続ケーブルにより相互に供給し合い、
各回路基板は、前記複数の回路基板のリムーバル信号の解除を契機として所定時間後にリセットを解除するリセット信号を生成する、
ことを特徴とするリセット方法。
(付記5)
付記4記載のリセット方法において、
前記複数の回路基板それぞれのリセット信号生成手段で生成したリセット信号を前記接続ケーブルにより相互に供給し合い、
前記複数の回路基板のリセット信号の解除により自回路基板の電気部品に供給するリセット信号を解除する
ことを特徴とするリセット方法。
(付記6)
付記3記載のマルチ基板ユニットにおいて、
前記リセット信号生成手段は、オープン・ドレイン出力であり、
前記リセット信号合成手段は、他の回路基板から供給される前記リセット信号と、前記自回路基板の電気部品に供給するリセット信号とのワイヤード・オア接続であることを特徴とするマルチ基板ユニット。
(付記7)
付記6記載のマルチ基板ユニットにおいて、
前記リセット信号生成手段は、リムーバル信号の入力ポートを複数有し、前記複数の入力ポートから供給されるリムーバル信号の解除を契機として前記リセット信号を生成することを特徴とするマルチ基板ユニット。
20 メイン基板
22,32 ノイズフィルタ回路
23,33 オンボード電源
24,34 インバータ
25,35 アンド回路
26,36 リセットIC
27,37 電機部品
30 サブ基板
40 接続ケーブル

Claims (5)

  1. 相互に接続ケーブルで接続された複数の回路基板でユニットが構成され、前記複数の回路基板をワイヤードボードに装着されて前記ワイヤードボードから電源を供給されるマルチ基板ユニットにおいて、
    前記複数の回路基板それぞれはリセット信号生成手段を有し、
    前記複数の回路基板それぞれの前記ワイヤードボードへの実装を検知して解除するリムーバル信号を前記接続ケーブルにより相互に供給し合い、
    各回路基板のリセット信号生成手段は、他の回路基板のリムーバル信号の解除を契機として所定時間後にリセットを解除するリセット信号を生成する
    ことを特徴とするマルチ基板ユニット。
  2. 請求項1記載のマルチ基板ユニットにおいて、
    前記複数の回路基板それぞれのリセット信号生成手段で生成したリセット信号を前記接続ケーブルにより相互に供給し合い、
    前記複数の回路基板のリセット信号の解除により自回路基板の電気部品に供給するリセット信号を解除するリセット信号合成手段を
    有することを特徴とするマルチ基板ユニット。
  3. 請求項1又は2記載のマルチ基板ユニットにおいて、
    前記リセット信号生成手段は、他の回路基板から供給される前記リムーバル信号の受信端を、前記リセット信号の生成契機となるリムーバル信号の極性とは逆の極性に設定することを特徴とするマルチ基板ユニット。
  4. 相互に接続ケーブルで接続された複数の回路基板でユニットが構成され、前記複数の回路基板をワイヤードボードに装着されて前記ワイヤードボードから電源を供給されるマルチ基板ユニットのリセット方法において、
    前記複数の回路基板それぞれの前記ワイヤードボードへの実装を検知して解除するリムーバル信号を前記接続ケーブルにより相互に供給し合い、
    各回路基板は、他の回路基板のリムーバル信号の解除を契機として所定時間後にリセットを解除するリセット信号を生成する、
    ことを特徴とするリセット方法。
  5. 請求項4記載のリセット方法において、
    前記複数の回路基板それぞれのリセット信号生成手段で生成したリセット信号を前記接続ケーブルにより相互に供給し合い、
    前記複数の回路基板のリセット信号の解除により自回路基板の電気部品に供給するリセット信号を解除する
    ことを特徴とするリセット方法。
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