JP2002297274A - コンピュータシステム、このシステムにおいて使用される拡張ボード及びコネクタ - Google Patents
コンピュータシステム、このシステムにおいて使用される拡張ボード及びコネクタInfo
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- G06F13/40—Bus structure
- G06F13/4063—Device-to-bus coupling
- G06F13/4068—Electrical coupling
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インピーダンス整合条件を常に満たした伝送
線路を具備するコンピュータシステム及びこのこのシス
テムにおいて使用される拡張ボード及びコネクタを提供
する。 【解決手段】 本発明は、システムボード(100)
と、システムボードに装着され、データを出力するドラ
イバ(2)2と、ドライバから出力されたデータを伝送
するための伝送線路(3,5,8a,12)と、伝送線
路に接続され、ドライバから出力されたデータを受信す
るレシーバ(9a)と、ドライバの出力インピーダンス
と、レシーバの入力インピーダンスとの差に等しいイン
ピーダンスを有し、伝送線路に接続されたインピーダン
ス整合用素子(13)とを具備するコンピュータシステ
ムである。
線路を具備するコンピュータシステム及びこのこのシス
テムにおいて使用される拡張ボード及びコネクタを提供
する。 【解決手段】 本発明は、システムボード(100)
と、システムボードに装着され、データを出力するドラ
イバ(2)2と、ドライバから出力されたデータを伝送
するための伝送線路(3,5,8a,12)と、伝送線
路に接続され、ドライバから出力されたデータを受信す
るレシーバ(9a)と、ドライバの出力インピーダンス
と、レシーバの入力インピーダンスとの差に等しいイン
ピーダンスを有し、伝送線路に接続されたインピーダン
ス整合用素子(13)とを具備するコンピュータシステ
ムである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テム、このシステムにおいて使用される拡張ボード及び
コネクタに関し、特に、コンピュータシステムにおいて
使用されるプリント配線板の伝送線路を高速化するコン
ピュータシステム、このシステムにおいて使用される拡
張ボード及びコネクタに関する。
テム、このシステムにおいて使用される拡張ボード及び
コネクタに関し、特に、コンピュータシステムにおいて
使用されるプリント配線板の伝送線路を高速化するコン
ピュータシステム、このシステムにおいて使用される拡
張ボード及びコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムにおいては、シス
テムボードに拡張ボードを取り付けてその機能を拡張す
ることが行なわれており、システムボードの伝送線路
は、システムボードの伝送線路に設けられたコネクタを
介して、拡張ボードの伝送線路に接続される。
テムボードに拡張ボードを取り付けてその機能を拡張す
ることが行なわれており、システムボードの伝送線路
は、システムボードの伝送線路に設けられたコネクタを
介して、拡張ボードの伝送線路に接続される。
【0003】ところで、反射等の無い若しくは少ない高
品質な伝送線路とは、出力バッファのインピーダンス、
配線インピーダンス、入力バッファのインピーダンスが
全て同一であることが条件(以後、インピーダンス整合
条件とする)となる。従来より、この条件を満たすため
に、出力バッファ近傍に直列終端抵抗、入力バッファ近
傍に並列終端抵抗を挿入していた。
品質な伝送線路とは、出力バッファのインピーダンス、
配線インピーダンス、入力バッファのインピーダンスが
全て同一であることが条件(以後、インピーダンス整合
条件とする)となる。従来より、この条件を満たすため
に、出力バッファ近傍に直列終端抵抗、入力バッファ近
傍に並列終端抵抗を挿入していた。
【0004】この終端抵抗の抵抗値は、通常、最大負荷
状態を想定して設計されている。ここで、最大負荷状態
とは、コンピュータシステムの例でいえば、一般的には
複数ある拡張スロットの全てに拡張ボードが実装されて
おり、かつ拡張ボード上の負荷も最大である状態をい
う。
状態を想定して設計されている。ここで、最大負荷状態
とは、コンピュータシステムの例でいえば、一般的には
複数ある拡張スロットの全てに拡張ボードが実装されて
おり、かつ拡張ボード上の負荷も最大である状態をい
う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、システ
ム構成が最大負荷ではない場合は(一般的には、複数あ
る拡張スロットの少なくとも1つに拡張ボードが実装さ
れていない状態)、上記インピーダンス整合条件が合わ
ないため、高品質な伝送線路が構成できないという問題
があった。
ム構成が最大負荷ではない場合は(一般的には、複数あ
る拡張スロットの少なくとも1つに拡張ボードが実装さ
れていない状態)、上記インピーダンス整合条件が合わ
ないため、高品質な伝送線路が構成できないという問題
があった。
【0006】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、インピーダンス整合条件を常に満たした伝送線
路を具備するコンピュータシステム及びこのこのシステ
ムにおいて使用される拡張ボード及びコネクタを提供す
ることを目的とする。
であり、インピーダンス整合条件を常に満たした伝送線
路を具備するコンピュータシステム及びこのこのシステ
ムにおいて使用される拡張ボード及びコネクタを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】したがって、上記目的を
達成するために、本発明の第1の発明によれば、少なく
とも1つの素子を具備する第1の伝送線路に互いに並列
に接続され、拡張ボードを接続するための複数のコネク
タを備えたシステムボードと、前記コネクタを介して前
記第1の伝送線路に接続され、装着可能な最大のインピ
ーダンスを有する素子が接続された第2の伝送線路を具
備する拡張ボードと、前記複数のコネクタのうち、前記
拡張ボードが接続されたコネクタ以外のコネクタを介し
て前記第1の伝送線路に接続され、前記第2の伝送線路
と同じインピーダンスの第3の伝送線路と、前記第3の
伝送線路に接続され、前記最大のインピーダンスを有す
る素子と同一のインピーダンスを有するインピーダンス
整合用素子とを具備するインピーダンス整合用拡張ボー
ドとを具備し、前記インピーダンス整合用拡張ボードを
前記システムボードに装着することにより、前記第1の
伝送線路、第2の伝送線路及び第3の伝送線路のインピ
ーダンス整合条件が満たされることを特徴とするコンピ
ュータシステム、である。
達成するために、本発明の第1の発明によれば、少なく
とも1つの素子を具備する第1の伝送線路に互いに並列
に接続され、拡張ボードを接続するための複数のコネク
タを備えたシステムボードと、前記コネクタを介して前
記第1の伝送線路に接続され、装着可能な最大のインピ
ーダンスを有する素子が接続された第2の伝送線路を具
備する拡張ボードと、前記複数のコネクタのうち、前記
拡張ボードが接続されたコネクタ以外のコネクタを介し
て前記第1の伝送線路に接続され、前記第2の伝送線路
と同じインピーダンスの第3の伝送線路と、前記第3の
伝送線路に接続され、前記最大のインピーダンスを有す
る素子と同一のインピーダンスを有するインピーダンス
整合用素子とを具備するインピーダンス整合用拡張ボー
ドとを具備し、前記インピーダンス整合用拡張ボードを
前記システムボードに装着することにより、前記第1の
伝送線路、第2の伝送線路及び第3の伝送線路のインピ
ーダンス整合条件が満たされることを特徴とするコンピ
ュータシステム、である。
【0008】また、本発明の第2の発明によれば、コン
ピュータシステムのシステムボードの第1の伝送線路に
互いに並列に接続された複数のコネクタのうち少なくと
も1つのコネクタに接続されるインピーダンス整合用拡
張ボードにおいて、前記コネクタを介して前記第1の伝
送線路に接続される第2の伝送線路と、前記第2の伝送
線路に接続され、その入力インピーダンスが前記第2の
伝送線路のインピーダンスと等しく、かつ前記インピー
ダンス整合用拡張ボードにおいて装着可能な最大のイン
ピーダンスを有するインピーダンス整合用素子とを具備
することを特徴とするインピーダンス整合用拡張ボー
ド、である。
ピュータシステムのシステムボードの第1の伝送線路に
互いに並列に接続された複数のコネクタのうち少なくと
も1つのコネクタに接続されるインピーダンス整合用拡
張ボードにおいて、前記コネクタを介して前記第1の伝
送線路に接続される第2の伝送線路と、前記第2の伝送
線路に接続され、その入力インピーダンスが前記第2の
伝送線路のインピーダンスと等しく、かつ前記インピー
ダンス整合用拡張ボードにおいて装着可能な最大のイン
ピーダンスを有するインピーダンス整合用素子とを具備
することを特徴とするインピーダンス整合用拡張ボー
ド、である。
【0009】さらに、本発明の第3の発明によれば、伝
送線路に接続された少なくとも1つの素子及び前記伝送
線路に接続されたコネクタを具備するシステムボード
と、前記コネクタを介して接続される拡張ボードとを具
備し、前記システムボードの伝送線路には、前記拡張ボ
ードが接続された場合に、前記伝送線路のインピーダン
ス整合を行なうためのインピーダンス整合用素子が接続
されていることを特徴とするコンピュータシステムであ
る。
送線路に接続された少なくとも1つの素子及び前記伝送
線路に接続されたコネクタを具備するシステムボード
と、前記コネクタを介して接続される拡張ボードとを具
備し、前記システムボードの伝送線路には、前記拡張ボ
ードが接続された場合に、前記伝送線路のインピーダン
ス整合を行なうためのインピーダンス整合用素子が接続
されていることを特徴とするコンピュータシステムであ
る。
【0010】さらに、本発明の第4の発明は、システム
ボードの伝送線路と拡張ボードの伝送線路とを接続する
ためのコネクタにおいて、前記拡張ボードのインピーダ
ンスと同じインピーダンスのインピーダンス整合用素子
と、前記拡張ボードが前記コネクタに装着されていない
場合に、前記システムボードの伝送線路を前記インピー
ダンス整合用素子に接続する機械スイッチとを具備する
ことを特徴とするコネクタ、である。
ボードの伝送線路と拡張ボードの伝送線路とを接続する
ためのコネクタにおいて、前記拡張ボードのインピーダ
ンスと同じインピーダンスのインピーダンス整合用素子
と、前記拡張ボードが前記コネクタに装着されていない
場合に、前記システムボードの伝送線路を前記インピー
ダンス整合用素子に接続する機械スイッチとを具備する
ことを特徴とするコネクタ、である。
【0011】さらに、本発明の第5の発明は、システム
ボードと、前記システムボードに装着され、データを出
力するドライバと、前記ドライバから出力されたデータ
を伝送するための伝送線路と、前記伝送線路に接続さ
れ、前記ドライバから出力されたデータを受信するレシ
ーバと、前記ドライバの出力インピーダンスと、前記レ
シーバの入力インピーダンスとの差に等しいインピーダ
ンスを有し、前記伝送線路に接続されたインピーダンス
整合用素子とを具備することを特徴とするコンピュータ
システム、である。
ボードと、前記システムボードに装着され、データを出
力するドライバと、前記ドライバから出力されたデータ
を伝送するための伝送線路と、前記伝送線路に接続さ
れ、前記ドライバから出力されたデータを受信するレシ
ーバと、前記ドライバの出力インピーダンスと、前記レ
シーバの入力インピーダンスとの差に等しいインピーダ
ンスを有し、前記伝送線路に接続されたインピーダンス
整合用素子とを具備することを特徴とするコンピュータ
システム、である。
【0012】なお、上記発明において、インピーダンス
整合用素子は、コンデンサであってもよい。
整合用素子は、コンデンサであってもよい。
【0013】したがって、このような発明によれば、イ
ンピーダンス整合用素子を具備することにより、伝送線
路のインピーダンス整合条件を満たすことができるの
で、高品質な伝送路を有するコンピュータシステムを提
供することができる。
ンピーダンス整合用素子を具備することにより、伝送線
路のインピーダンス整合条件を満たすことができるの
で、高品質な伝送路を有するコンピュータシステムを提
供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態に係るコンピュータシステムについて説明す
る。
施の形態に係るコンピュータシステムについて説明す
る。
【0015】図1は、システムボードに2つの拡張ボー
ドを取り付けたコンピュータシステムを示す図である。
ドを取り付けたコンピュータシステムを示す図である。
【0016】同図において、100はコンピュータシス
テムにおけるシステムボードであり、このシステムボー
ド100にはコネクタ6a,6b及び拡張ボードのコネ
クタ10a,10bを介して拡張ボード200,300
がそれぞれ接続される。システムボード100は、プリ
ント配線板である。
テムにおけるシステムボードであり、このシステムボー
ド100にはコネクタ6a,6b及び拡張ボードのコネ
クタ10a,10bを介して拡張ボード200,300
がそれぞれ接続される。システムボード100は、プリ
ント配線板である。
【0017】システムボード100には、伝送線路を駆
動するドライバ2とその近傍に配置された直列抵抗4及
び拡張ボード200、300に接続するためのコネクタ
6a,6bが実装されている。そして、ドライバ2と直
列抵抗4との間は、伝送線路3によって接続され、直列
抵抗4とコネクタ6a,6bとの間は、伝送線路5によ
って接続されている。
動するドライバ2とその近傍に配置された直列抵抗4及
び拡張ボード200、300に接続するためのコネクタ
6a,6bが実装されている。そして、ドライバ2と直
列抵抗4との間は、伝送線路3によって接続され、直列
抵抗4とコネクタ6a,6bとの間は、伝送線路5によ
って接続されている。
【0018】同図に示すように、コネクタ6a,6b
は、直列抵抗4に対して並列に接続されている。したが
って、コネクタの一方に拡張ボードが装着されていない
場合であっても、伝送線路の品質は別として、システム
の動作は可能である。
は、直列抵抗4に対して並列に接続されている。したが
って、コネクタの一方に拡張ボードが装着されていない
場合であっても、伝送線路の品質は別として、システム
の動作は可能である。
【0019】なお、伝送線路に対してモジュールを付加
するという観点からみて類似する技術としては、Ram
busがある。このRambusには、一直線上にメモ
リモジュールが接続される。したがって、このRamb
us上のメモリモジュールが1つでも抜けると、Ram
busの動作が行なえなくなる。そのため、このような
場合に、ダミーのRAMモジュールを挿入して動作を保
証する。
するという観点からみて類似する技術としては、Ram
busがある。このRambusには、一直線上にメモ
リモジュールが接続される。したがって、このRamb
us上のメモリモジュールが1つでも抜けると、Ram
busの動作が行なえなくなる。そのため、このような
場合に、ダミーのRAMモジュールを挿入して動作を保
証する。
【0020】しかしながら、本実施の形態におけるコン
ピュータシステムの対象である伝送線路は、拡張ボード
は伝送線路に直列ではなく、互いに並列に接続されてい
る。したがって、拡張ボードが取り外されても、システ
ム全体の動作は可能である。この点において、Ramb
usの技術とは異なる。また、本発明は、伝送線路の高
品質化を図ることを目的としており、動作を保証するこ
とを目的とする上記Rambusの技術とは異なる。
ピュータシステムの対象である伝送線路は、拡張ボード
は伝送線路に直列ではなく、互いに並列に接続されてい
る。したがって、拡張ボードが取り外されても、システ
ム全体の動作は可能である。この点において、Ramb
usの技術とは異なる。また、本発明は、伝送線路の高
品質化を図ることを目的としており、動作を保証するこ
とを目的とする上記Rambusの技術とは異なる。
【0021】拡張ボード200には、システムボード1
00のコネクタ6aと接続されるコネクタ10aと、伝
送線路の入力であるレシーバ9aが実装されている。コ
ネクタ10aとレシーバ9aとの間は、伝送線路8aで
接続されている。
00のコネクタ6aと接続されるコネクタ10aと、伝
送線路の入力であるレシーバ9aが実装されている。コ
ネクタ10aとレシーバ9aとの間は、伝送線路8aで
接続されている。
【0022】拡張ボード300には、システムボード1
00のコネクタ6bと接続されるコネクタ10bと、伝
送線路の入力であるレシーバ9bが実装されている。コ
ネクタ10bとレシーバ9bとの間は、伝送線路8bで
接続されている。
00のコネクタ6bと接続されるコネクタ10bと、伝
送線路の入力であるレシーバ9bが実装されている。コ
ネクタ10bとレシーバ9bとの間は、伝送線路8bで
接続されている。
【0023】一般的に高品質な伝送線路を構成するには
以下の条件が成り立つ。
以下の条件が成り立つ。
【0024】 ドライバの出力インピーダンス = 線路インピーダンス = レシーバの入力インピーダンス (式1) 上記システムで考えると、伝送線路に存在するレシーバ
は拡張ボード200,300に存在する。
は拡張ボード200,300に存在する。
【0025】ここではレシーバ9a,9bの入力インピ
ーダンス(Zrとする)は同等であると考えると、トー
タルの入力インピーダンス(Zr_totalとする)
は以下のようになる。
ーダンス(Zrとする)は同等であると考えると、トー
タルの入力インピーダンス(Zr_totalとする)
は以下のようになる。
【0026】 Zr_total=(Zr×Zr)/(Zr+Zr)=0.5*Zr (式2) 次に出力インピーダンスについて考える。システム構成
例ではドライバ1と近傍に配置された直列抵抗2が存在
する。このドライバの出力インピーダンス(Zdとす
る)と直列抵抗の値(Rsとする)の和が、ドライバの
トータルの出力インピーダンス(Zd_totalとす
る)となり以下の式で表される。
例ではドライバ1と近傍に配置された直列抵抗2が存在
する。このドライバの出力インピーダンス(Zdとす
る)と直列抵抗の値(Rsとする)の和が、ドライバの
トータルの出力インピーダンス(Zd_totalとす
る)となり以下の式で表される。
【0027】 Zd_total=Zd+Rs (式3) 次に、伝送線路のインピーダンスについて考える。
【0028】システム構成例では伝送線路(配線)3お
よび5はシステムボード100に存在する。伝送線路8
aおよび8bは、それぞれ拡張ボード200,300に
存在する。この場合、伝送線路8aおよび8bは、それ
ぞれのレシーバ9a,9bの入力インピーダンスZrと
同等な線路インピーダンス(Z200,Z300とす
る)で構成する。
よび5はシステムボード100に存在する。伝送線路8
aおよび8bは、それぞれ拡張ボード200,300に
存在する。この場合、伝送線路8aおよび8bは、それ
ぞれのレシーバ9a,9bの入力インピーダンスZrと
同等な線路インピーダンス(Z200,Z300とす
る)で構成する。
【0029】また、伝送線路3および5は、ドライバの
トータルの入力インピーダンスZr_totalと同等
な伝送線路インピーダンス(Z1する)で構成される。
式で表すと以下のようになる。
トータルの入力インピーダンスZr_totalと同等
な伝送線路インピーダンス(Z1する)で構成される。
式で表すと以下のようになる。
【0030】 Z200 = Z300 = Zr (式4) Z100 =Zr_total = 0.5*Zr (式5) 以上(式2)、(式3)、(式4)、(式5)を満たす
伝送線路が実現できた場合、(式1)が成立し、高品質
な伝送を実現できる。上記システムを便宜上システム1
と呼ぶ。
伝送線路が実現できた場合、(式1)が成立し、高品質
な伝送を実現できる。上記システムを便宜上システム1
と呼ぶ。
【0031】次に、このシステム構成にて拡張ボード3
00が取り外された場合の伝送線路について説明する。
このとき、各値Zr,Zd,Rs,Z100,Z200
はシステム1と変わらない。
00が取り外された場合の伝送線路について説明する。
このとき、各値Zr,Zd,Rs,Z100,Z200
はシステム1と変わらない。
【0032】ここで入力インピーダンスについて考え
る。システム1と違い、レシーバは1つだけなので入力
インピーダンス(Zr_total2とする)は以下の
ようになる。
る。システム1と違い、レシーバは1つだけなので入力
インピーダンス(Zr_total2とする)は以下の
ようになる。
【0033】Zr_total2=Zr (式6) 出力インピーダンス(Zd_total2)および線路
インピーダンス(Z100_2,Z200_2)はシス
テム1と変わらない。
インピーダンス(Z100_2,Z200_2)はシス
テム1と変わらない。
【0034】つまり、出力インピーダンスは(式3)、
線路インピーダンスは(式4)、(式5)となる。シス
テム1は(式1)を満たす条件であるのでZd_tot
al2,Z100_2,Z200_2は以下のように表さ
れる。
線路インピーダンスは(式4)、(式5)となる。シス
テム1は(式1)を満たす条件であるのでZd_tot
al2,Z100_2,Z200_2は以下のように表さ
れる。
【0035】 Zd_total2=0.5*Zr (式7) Z100_2=0.5*Zr (式8) Z200_2=Zr (式9) 以上のことからZd_total2、Z1_2とZr_
total2は等しくないため(式1)を満たせない。
よって、このシステム構成では高品質な伝送を実現でき
ない。このシステムを便宜上システム2とする。
total2は等しくないため(式1)を満たせない。
よって、このシステム構成では高品質な伝送を実現でき
ない。このシステムを便宜上システム2とする。
【0036】本発明の実施の形態に係るコンピュータシ
ステムは、図2に示したように、拡張ボードを取り外し
た場合にも、伝送線路のインピーダンス整合条件を満た
すものである。
ステムは、図2に示したように、拡張ボードを取り外し
た場合にも、伝送線路のインピーダンス整合条件を満た
すものである。
【0037】図3は、本発明の実施の形態に係るダミー
ボードを装着したコンピュータシステムを示す図であ
る。
ボードを装着したコンピュータシステムを示す図であ
る。
【0038】同図において、各値Zr,Zd,Rs,Z
100,Z200はシステム1と変わらない。
100,Z200はシステム1と変わらない。
【0039】ダミーボード400について説明する。ダ
ミーボード400は、伝送線路8aと同等なインピーダ
ンスを持った伝送線路12と、レシーバ9aと同等なイ
ンピーダンスを持ったダミー負荷(インピーダンス調整
用素子)13と、システムボード100のコネクタと接
続するためのコネクタ14とを実装している。
ミーボード400は、伝送線路8aと同等なインピーダ
ンスを持った伝送線路12と、レシーバ9aと同等なイ
ンピーダンスを持ったダミー負荷(インピーダンス調整
用素子)13と、システムボード100のコネクタと接
続するためのコネクタ14とを実装している。
【0040】ダミーボード400に実装されたコネクタ
14とダミー負荷13とは伝送線路12によって接続さ
れている。ダミーボード400のコネクタ14とシステ
ムボード100のコネクタ6bとが接続されることによ
り、システムボード100の伝送線路5とダミーボード
400の伝送線路12が接続される。
14とダミー負荷13とは伝送線路12によって接続さ
れている。ダミーボード400のコネクタ14とシステ
ムボード100のコネクタ6bとが接続されることによ
り、システムボード100の伝送線路5とダミーボード
400の伝送線路12が接続される。
【0041】ダミー負荷13と、レシーバ9aのインピ
ーダンスをあわせるには以下の手法を本実施の形態では
採用する。伝送線路のレベルが変わる時、つまり、ドラ
イバ2がLowからHighレベルに電圧を変化させる
時、またはHighからLowレベルに電圧を変化させ
る時に、レシーバ9aの入力インピーダンスを支配する
のは容量成分である。よって、ダミー負荷13には、レ
シーバ9aの入力容量と同等のコンデンサを実装する。
ーダンスをあわせるには以下の手法を本実施の形態では
採用する。伝送線路のレベルが変わる時、つまり、ドラ
イバ2がLowからHighレベルに電圧を変化させる
時、またはHighからLowレベルに電圧を変化させ
る時に、レシーバ9aの入力インピーダンスを支配する
のは容量成分である。よって、ダミー負荷13には、レ
シーバ9aの入力容量と同等のコンデンサを実装する。
【0042】このように、拡張ボード200と同等の伝
送線路特性を持ったダミーボード400をシステムボー
ド100に実装することにより、トータルの入力インピ
ーダンス(Zr_total3)は以下のようになる。
送線路特性を持ったダミーボード400をシステムボー
ド100に実装することにより、トータルの入力インピ
ーダンス(Zr_total3)は以下のようになる。
【0043】 Zr_total3=0.5*Zr (式10) また、出力インピーダンス(Zd_total3)、線
路インピーダンス(Z100_3,Z200_3,Z40
0_3)はシステム1と同等の特性を持っているので以
下の様になる。
路インピーダンス(Z100_3,Z200_3,Z40
0_3)はシステム1と同等の特性を持っているので以
下の様になる。
【0044】 Zd_total3=0.5*Zr (式11) Z100_3=0.5*Zr (式12) Z200_3=Z400_3=Zr (式13) (式10)〜(式13)によって、本実施の形態のコン
ピュータシステムは(式1)を満たすため、高品質な伝
送が可能である。また、ダミーボード400上にはダミ
ー負荷13、つまりコンデンサのみの実装であるのでコ
スト上昇を抑えた高品質な伝送線路であるといえる。以
上のシステムは便宜上システム3とする。
ピュータシステムは(式1)を満たすため、高品質な伝
送が可能である。また、ダミーボード400上にはダミ
ー負荷13、つまりコンデンサのみの実装であるのでコ
スト上昇を抑えた高品質な伝送線路であるといえる。以
上のシステムは便宜上システム3とする。
【0045】したがって、本実施の形態のコンピュータ
システムによれば、拡張ボードを取り外した場合にも、
ダミーボードを装着することによって、拡張ボードを取
り付けいている場合と同様に、高品質の伝送線路を提供
することができる。
システムによれば、拡張ボードを取り外した場合にも、
ダミーボードを装着することによって、拡張ボードを取
り付けいている場合と同様に、高品質の伝送線路を提供
することができる。
【0046】<他の実施の形態>上述の実施の形態のコ
ンピュータシステムにおいては、システムボードに装着
される拡張ボードの負荷が同じ場合を想定し、ダミーボ
ードの負荷を拡張ボードの負荷に一致させる場合につい
て説明した。
ンピュータシステムにおいては、システムボードに装着
される拡張ボードの負荷が同じ場合を想定し、ダミーボ
ードの負荷を拡張ボードの負荷に一致させる場合につい
て説明した。
【0047】本実施の形態においては、負荷の異なる拡
張ボードを使用する場合について説明する。
張ボードを使用する場合について説明する。
【0048】図4(a)及び図4(b)は、負荷の異な
る拡張ボードを示す図である。
る拡張ボードを示す図である。
【0049】ここでは、拡張ボード500は素子が2
つ、拡張ボード600には素子が1つ実装されている状
況を考える。
つ、拡張ボード600には素子が1つ実装されている状
況を考える。
【0050】拡張ボード500には、システムボードに
接続するためのコネクタ22、レシーバとしての素子2
6、27が実装されている。コネクタ22には伝送線路
23が接続され、素子26及び27は伝送線路23から
分岐した伝送線路24、25にそれぞれ接続されてい
る。すなわち、素子26、27は、伝送線路23に対し
て互いに並列に接続されている。
接続するためのコネクタ22、レシーバとしての素子2
6、27が実装されている。コネクタ22には伝送線路
23が接続され、素子26及び27は伝送線路23から
分岐した伝送線路24、25にそれぞれ接続されてい
る。すなわち、素子26、27は、伝送線路23に対し
て互いに並列に接続されている。
【0051】一方、拡張ボード600には、システムボ
ードに接続するためのコネクタ32、レシーバとしての
素子34が実装されている。コネクタ32と素子34と
の間は、伝送線路33によって接続されている。
ードに接続するためのコネクタ32、レシーバとしての
素子34が実装されている。コネクタ32と素子34と
の間は、伝送線路33によって接続されている。
【0052】ここでは便宜上、素子をレシーバと考え素
子26,27,34すべての入力インピーダンスが同じ
であると考える。拡張ボード500の入力インピーダン
スTr500は Tr500=0.5*Tr (式14) 拡張ボード600の入力インピーダンスTr600は Tr600=Tr (式15) と表される。(Trは素子単体のインピーダンス) つまり、ドライバが実装されたシステムボードに拡張ボ
ード500が接続された場合と拡張ボード600が接続
された場合、入力インピーダンスを合わせるためにはド
ライバの出力インピーダンスを変更する必要がある。逆
に、出力インピーダンスが固定である場合、このような
入力インピーダンスの異なる拡張ボードが実装される可
能性がある場合は組み合わせによって入力インピーダン
スと出力インピーダンスが合わないこととなる。
子26,27,34すべての入力インピーダンスが同じ
であると考える。拡張ボード500の入力インピーダン
スTr500は Tr500=0.5*Tr (式14) 拡張ボード600の入力インピーダンスTr600は Tr600=Tr (式15) と表される。(Trは素子単体のインピーダンス) つまり、ドライバが実装されたシステムボードに拡張ボ
ード500が接続された場合と拡張ボード600が接続
された場合、入力インピーダンスを合わせるためにはド
ライバの出力インピーダンスを変更する必要がある。逆
に、出力インピーダンスが固定である場合、このような
入力インピーダンスの異なる拡張ボードが実装される可
能性がある場合は組み合わせによって入力インピーダン
スと出力インピーダンスが合わないこととなる。
【0053】本実施の形態のコンピュータシステムは、
拡張ボードに装着される素子の負荷が異なる場合にも、
拡張ボード600の代わりに図5に示すような拡張ボー
ド700を設けるものである。
拡張ボードに装着される素子の負荷が異なる場合にも、
拡張ボード600の代わりに図5に示すような拡張ボー
ド700を設けるものである。
【0054】同図に示すように、拡張ボード700に
は、システムボードと接続をするためのコネクタ32、
素子34及びダミー負荷45が実装されている。そし
て、コネクタ32には伝送線路42が接続され、伝送線
路42が分岐した伝送線路43、44にはそれぞれ素子
34及びダミー負荷45がそれぞれ接続されている。
は、システムボードと接続をするためのコネクタ32、
素子34及びダミー負荷45が実装されている。そし
て、コネクタ32には伝送線路42が接続され、伝送線
路42が分岐した伝送線路43、44にはそれぞれ素子
34及びダミー負荷45がそれぞれ接続されている。
【0055】ここで、ダミー負荷45のインピーダンス
は、素子34のインピーダンスと同じである。すなわ
ち、拡張ボード500の素子26、27、拡張ボード7
00の素子34及びダミー負荷45は全て同じ入力イン
ピーダンスである。
は、素子34のインピーダンスと同じである。すなわ
ち、拡張ボード500の素子26、27、拡張ボード7
00の素子34及びダミー負荷45は全て同じ入力イン
ピーダンスである。
【0056】また、拡張ボード500の伝送線路23,
24、25の線路インピーダンスと、拡張ボード700
の伝送線路42、43、44の線路インピーダンスとは
同じインピーダンスである。
24、25の線路インピーダンスと、拡張ボード700
の伝送線路42、43、44の線路インピーダンスとは
同じインピーダンスである。
【0057】よって拡張ボード700の入力インピーダ
ンスは Tr700=0.5*Tr (式16) となり、拡張ボード500の入力インピーダンスと同等
になる。
ンスは Tr700=0.5*Tr (式16) となり、拡張ボード500の入力インピーダンスと同等
になる。
【0058】この手法は、システムボード上の負荷をコ
ントロールする場合にも有効である。図6は、ダミー負
荷を取り付けることができるシステムボードを示す図で
ある。ボード800には、拡張ボード900に接続され
るコネクタ85、素子81,88が実装され、また、ダ
ミー負荷89または素子90が実装される。
ントロールする場合にも有効である。図6は、ダミー負
荷を取り付けることができるシステムボードを示す図で
ある。ボード800には、拡張ボード900に接続され
るコネクタ85、素子81,88が実装され、また、ダ
ミー負荷89または素子90が実装される。
【0059】素子81は、ドライバであって、その出力
インピーダンスは、システムボード上に素子88、素子
90及び拡張ボード900上に素子87の入力インピー
ダンスと等しく設計されている。
インピーダンスは、システムボード上に素子88、素子
90及び拡張ボード900上に素子87の入力インピー
ダンスと等しく設計されている。
【0060】また、素子81は伝送線路82に接続さ
れ、伝送線路82が分岐した伝送線路83、84、85
には、それぞれ素子88、ダミー負荷89又は素子9
0、コネクタ86が接続され、コネクタ86の入力イン
ピーダンスを無視すると、伝送線路82から85のイン
ピーダンスは素子88及び素子90の入力インピーダン
スと等しく設計されている。
れ、伝送線路82が分岐した伝送線路83、84、85
には、それぞれ素子88、ダミー負荷89又は素子9
0、コネクタ86が接続され、コネクタ86の入力イン
ピーダンスを無視すると、伝送線路82から85のイン
ピーダンスは素子88及び素子90の入力インピーダン
スと等しく設計されている。
【0061】一方拡張ボード上の素子87は、伝送線路
91によってコネクタ86を介して伝送線路85に接続
されている。伝送線路91のインピーダンスは、素子8
7の入力インピーダンスと等しく設計されている。
91によってコネクタ86を介して伝送線路85に接続
されている。伝送線路91のインピーダンスは、素子8
7の入力インピーダンスと等しく設計されている。
【0062】例えば、素子90が拡張メモリモジュール
である場合に、その製品のグレードによって、拡張メモ
リモジュールを装着する場合と、装着しない場合とがあ
る。従来のコンピュータシステムにおいては、メモリモ
ジュール(素子90)を装着しない場合には、伝送線路
84は、オープンの状態であった。そのため、インピー
ダンス整合条件が満たされず、伝送線路の品質が低下し
ていた。
である場合に、その製品のグレードによって、拡張メモ
リモジュールを装着する場合と、装着しない場合とがあ
る。従来のコンピュータシステムにおいては、メモリモ
ジュール(素子90)を装着しない場合には、伝送線路
84は、オープンの状態であった。そのため、インピー
ダンス整合条件が満たされず、伝送線路の品質が低下し
ていた。
【0063】本実施の形態のコンピュータシステムにお
いては、このような場合に、素子90の代わりに素子9
0と同じインピーダンスを有するダミー負荷89を伝送
線路に接続することにより、インピーダンス整合条件を
保ち、伝送線路の品質を維持する。
いては、このような場合に、素子90の代わりに素子9
0と同じインピーダンスを有するダミー負荷89を伝送
線路に接続することにより、インピーダンス整合条件を
保ち、伝送線路の品質を維持する。
【0064】したがって、本実施の形態においては、ダ
ミー負荷をシステムボード或いは拡張ボードに実装する
ことにより、インピーダンス整合条件を満たし、伝送線
路の品質を保つことができる。
ミー負荷をシステムボード或いは拡張ボードに実装する
ことにより、インピーダンス整合条件を満たし、伝送線
路の品質を保つことができる。
【0065】上述の説明においては、ダミー負荷をシス
テムボード或いは拡張ボードに装着する場合について説
明したが、これに限られるものではない。
テムボード或いは拡張ボードに装着する場合について説
明したが、これに限られるものではない。
【0066】図7は、コネクタ内にダミー負荷を装着し
た例を示す図である、同図において、コネクタ1000
は、ボードAとボードBとを接続するためのものであ
る。ここで、ボードAは、コンピュータシステムのシス
テムボード、ボードBは拡張ボードであると仮定する。
た例を示す図である、同図において、コネクタ1000
は、ボードAとボードBとを接続するためのものであ
る。ここで、ボードAは、コンピュータシステムのシス
テムボード、ボードBは拡張ボードであると仮定する。
【0067】スイッチ103は、機械スイッチであり、
ボードBがコネクタ1000に装着された場合には、接
点102に接続され、ボードAとボードBとを電気的に
接続する。
ボードBがコネクタ1000に装着された場合には、接
点102に接続され、ボードAとボードBとを電気的に
接続する。
【0068】一方、コネクタ1000にボードBが未装
着の場合には、スイッチ103がダミー負荷101に接
続され、ボードAとダミー負荷101が電気的に接続さ
れる。ここで、ダミー負荷101は、ボードBの負荷と
同じインピーダンスを有し、伝送蒸篭の整合条件を満た
すようなインピーダンスを有する。
着の場合には、スイッチ103がダミー負荷101に接
続され、ボードAとダミー負荷101が電気的に接続さ
れる。ここで、ダミー負荷101は、ボードBの負荷と
同じインピーダンスを有し、伝送蒸篭の整合条件を満た
すようなインピーダンスを有する。
【0069】したがって、このようなコネクタを設ける
ことにより、ダミーボードなどを使用することなくイン
ピーダンス整合条件を満たすことが出来、高品質の伝送
線路を提供することができる。
ことにより、ダミーボードなどを使用することなくイン
ピーダンス整合条件を満たすことが出来、高品質の伝送
線路を提供することができる。
【0070】なお、本願発明は、上記各実施形態に限定
されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない
範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施
形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、そ
の場合組み合わされた効果が得られる。さらに、上記各
実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示さ
れる複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種
々の発明が抽出され得る。例えば実施形態に示される全
構成要件から幾つかの構成要件が省略されることで発明
が抽出された場合には、その抽出された発明を実施する
場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるもので
ある。
されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない
範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施
形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、そ
の場合組み合わされた効果が得られる。さらに、上記各
実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示さ
れる複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種
々の発明が抽出され得る。例えば実施形態に示される全
構成要件から幾つかの構成要件が省略されることで発明
が抽出された場合には、その抽出された発明を実施する
場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるもので
ある。
【0071】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
インピーダンス整合条件を常に満たした伝送線路を具備
するコンピュータシステム及びこのこのシステムにおい
て使用される拡張ボード及びコネクタを提供することが
できる。
インピーダンス整合条件を常に満たした伝送線路を具備
するコンピュータシステム及びこのこのシステムにおい
て使用される拡張ボード及びコネクタを提供することが
できる。
【図1】システムボードに2つの拡張ボードを取り付け
たコンピュータシステムを示す図である。
たコンピュータシステムを示す図である。
【図2】システムボードに1つの拡張ボードを取り付け
たコンピュータシステムを示す図である。
たコンピュータシステムを示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るダミーボードを装着
したコンピュータシステムを示す図である。
したコンピュータシステムを示す図である。
【図4】負荷の異なる拡張ボードを示す図である。
【図5】ダミー負荷を装着した拡張ボードを示す図であ
る。
る。
【図6】ダミー負荷を取り付けることができるシステム
ボードを示す図である。
ボードを示す図である。
【図7】ダミー負荷を装着したコネクタを示す図であ
る。
る。
2…ドライバ、 3,5,8a,8b,12,23,24,25,33,
42,43,44,82,83,84,85,91…伝
送線路、 4…直列抵抗、 6a,6b,10a,10b,14,22,32,86
…コネクタ、 9a,9b…レシーバ、 13,45,89,101…ダミー負荷、 26,27,34,81,87,88,90…素子(レ
シーバ)、 100,800…システムボード、 102…接点、 103…スイッチ、 200,300,500,600,700…拡張ボー
ド、 400…ダミーボード、 1000…コネクタ。
42,43,44,82,83,84,85,91…伝
送線路、 4…直列抵抗、 6a,6b,10a,10b,14,22,32,86
…コネクタ、 9a,9b…レシーバ、 13,45,89,101…ダミー負荷、 26,27,34,81,87,88,90…素子(レ
シーバ)、 100,800…システムボード、 102…接点、 103…スイッチ、 200,300,500,600,700…拡張ボー
ド、 400…ダミーボード、 1000…コネクタ。
Claims (8)
- 【請求項1】 少なくとも1つの素子を具備する第1の
伝送線路に互いに並列に接続され、拡張ボードを接続す
るための複数のコネクタを備えたシステムボードと、 前記コネクタを介して前記第1の伝送線路に接続され、
装着可能な最大のインピーダンスを有する素子が接続さ
れた第2の伝送線路を具備する拡張ボードと、 前記複数のコネクタのうち、前記拡張ボードが接続され
たコネクタ以外のコネクタを介して前記第1の伝送線路
に接続され、前記第2の伝送線路と同じインピーダンス
の第3の伝送線路と、前記第3の伝送線路に接続され、
前記最大のインピーダンスを有する素子と同一のインピ
ーダンスを有するインピーダンス整合用素子とを具備す
るインピーダンス整合用拡張ボードとを具備し、 前記インピーダンス整合用拡張ボードを前記システムボ
ードに装着することにより、前記第1の伝送線路、第2
の伝送線路及び第3の伝送線路のインピーダンス整合条
件が満たされることを特徴とするコンピュータシステ
ム。 - 【請求項2】 コンピュータシステムのシステムボード
の第1の伝送線路に互いに並列に接続された複数のコネ
クタのうち少なくとも1つのコネクタに接続されるイン
ピーダンス整合用拡張ボードにおいて、 前記コネクタを介して前記第1の伝送線路に接続される
第2の伝送線路と、 前記第2の伝送線路に接続され、その入力インピーダン
スが前記第2の伝送線路のインピーダンスと等しく、か
つ前記インピーダンス整合用拡張ボードにおいて装着可
能な最大のインピーダンスを有するインピーダンス整合
用素子とを具備することを特徴とするインピーダンス整
合用拡張ボード。 - 【請求項3】 伝送線路に接続された少なくとも1つの
素子及び前記伝送線路に接続されたコネクタを具備する
システムボードと、 前記コネクタを介して接続される拡張ボードとを具備
し、 前記システムボードの伝送線路には、前記拡張ボードが
接続された場合に、前記伝送線路のインピーダンス整合
を行なうためのインピーダンス整合用素子が接続されて
いることを特徴とするコンピュータシステム。 - 【請求項4】 システムボードの伝送線路と拡張ボード
の伝送線路とを接続するためのコネクタにおいて、 前記拡張ボードのインピーダンスと同じインピーダンス
のインピーダンス整合用素子と、 前記拡張ボードが前記コネクタに装着されていない場合
に、前記システムボードの伝送線路を前記インピーダン
ス整合用素子に接続する機械スイッチとを具備すること
を特徴とするコネクタ。 - 【請求項5】 システムボードと、 前記システムボードに装着され、データを出力するドラ
イバと、 前記ドライバから出力されたデータを伝送するための伝
送線路と、 前記伝送線路に接続され、前記ドライバから出力された
データを受信するレシーバと、 前記ドライバの出力インピーダンスと、前記レシーバの
入力インピーダンスとの差に等しいインピーダンスを有
し、前記伝送線路に接続されたインピーダンス整合用素
子とを具備することを特徴とするコンピュータシステ
ム。 - 【請求項6】 前記インピーダンス整合用素子は、コン
デンサであることを特徴とする請求項1、3及び5いず
れか1項に記載のコンピュータシステム。 - 【請求項7】 前記インピーダンス整合用素子は、コン
デンサであることを特徴とする請求項2記載のインピー
ダンス整合用拡張ボード。 - 【請求項8】 前記インピーダンス整合用素子は、コン
デンサであることを特徴とする請求項4記載のコネク
タ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001100539A JP2002297274A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | コンピュータシステム、このシステムにおいて使用される拡張ボード及びコネクタ |
TW091104032A TW552494B (en) | 2001-03-30 | 2002-03-05 | Computer system, and expansion board and connector used in the system |
US10/092,490 US20020156960A1 (en) | 2001-03-30 | 2002-03-08 | Computer system, and expansion board and connector used in the system |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001100539A JP2002297274A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | コンピュータシステム、このシステムにおいて使用される拡張ボード及びコネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2002297274A (ja) |
CN (1) | CN1167987C (ja) |
TW (1) | TW552494B (ja) |
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US9136801B2 (en) | 2011-05-31 | 2015-09-15 | Renesas Electronics Corporation | Semiconductor integrated circuit device, electronic device, and radio communication device |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1294503C (zh) * | 2003-08-26 | 2007-01-10 | 深圳市研祥智能科技股份有限公司 | 嵌入式智能平台 |
US9666226B1 (en) | 2015-11-23 | 2017-05-30 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Impedance matching for an integrated circuit of a magnetic disk device |
CN105677591B (zh) * | 2015-12-28 | 2019-07-26 | 联想(北京)有限公司 | 一种存储设备 |
Family Cites Families (5)
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---|---|---|---|---|
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JPH11212687A (ja) * | 1998-01-26 | 1999-08-06 | Fujitsu Ltd | バス制御装置 |
DE69941898D1 (de) * | 1998-02-12 | 2010-02-25 | Omron Tateisi Electronics Co | Halbleiter-relais |
US6170029B1 (en) * | 1998-09-30 | 2001-01-02 | International Business Machines Corporation | Voltage overshoot control in hot plug system |
TW460784B (en) * | 2000-04-13 | 2001-10-21 | Acer Labs Inc | Computer motherboard supporting different types of memories |
-
2001
- 2001-03-30 JP JP2001100539A patent/JP2002297274A/ja active Pending
-
2002
- 2002-03-05 TW TW091104032A patent/TW552494B/zh not_active IP Right Cessation
- 2002-03-08 US US10/092,490 patent/US20020156960A1/en not_active Abandoned
- 2002-03-28 CN CNB021083177A patent/CN1167987C/zh not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007183941A (ja) * | 2006-01-09 | 2007-07-19 | Samsung Electronics Co Ltd | メモリモジュールの構成を変更可能なメモリシステム |
US9136801B2 (en) | 2011-05-31 | 2015-09-15 | Renesas Electronics Corporation | Semiconductor integrated circuit device, electronic device, and radio communication device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1167987C (zh) | 2004-09-22 |
US20020156960A1 (en) | 2002-10-24 |
TW552494B (en) | 2003-09-11 |
CN1379302A (zh) | 2002-11-13 |
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