JP4522056B2 - 整合のとれた応答を生じる4ドロップ・バス - Google Patents
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Description
関連出願のクロス・リファレンス
本出願の譲受人によって所有されている関連する同時係属の米国特許出願が2002年6月21日に米国特許商標庁に提出されている。この関連出願の出願番号は第10/177042号であり、「SIX−DROP BUS WITH MATCHED RESPONSE」と題する。
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、データ通信に関するものであり、特に、4つの送信元/受信機間における双方向通信のための伝送線路構造に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
ディジタル・データが集積回路間で伝送されるような多くの通信システムでは、ドライバは、受信機に電気波形を送信する。これを実施するには、信号は、一連の伝送線路を伝搬しなければならない。反射を最小限に抑えるため、これらの伝送線路は、その特性インピーダンス(Z0)が、ドライバのインピーダンス、受信機のインピーダンス、または、その両方と同じになるように構成される場合が多い。高速接続の場合、ドライバ、受信機、及び、伝送線路は、全て、同じインピーダンスであることが望ましい。これは、伝送線路またはその端部において反射の生じないシステムを構成するのに役立つ。1つのドライバが1つの受信機に接続される最も単純なケースの場合、ドライバと受信機と伝送線路とを整合させることは、極めて単純である。
【0004】
あいにく、ドライバが、伝送線路によっていくつかの受信機(または集積回路)に信号を送る場合には、反射のないシステムの構成はより困難になる。これらのシステム(またはバス)は、一般に、マルチ・ドロップ・バス(multi-drop bus。または分岐バス)と呼ばれる。
【0005】
マルチドロップ・バスは、一般に、伝送線路の各枝路または各受信機におけるインピーダンス不整合のために多重反射を生じることになる。これらの多重反射が複雑に結合し、その結果、システム全体の設計が困難で複雑なものになる場合がある。これらの多重反射に対処しなければならない設計では、多くの異なる特性インピーダンスを有する伝送線路セグメントを必要とする場合が多い。これによって、システムの設計及びレイアウトがさらに複雑化する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って、データ通信システムにおいて、より簡単な構成で反射の問題に対処可能な伝送線路構造が必要とされている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
4ドロップ・バス(four-drop bus。または4分岐バス)は、各ドライバまたは受信機(レシーバ)がZ0の特性インピーダンスで終端される。各ドライバまたは受信機は、特性インピーダンスがZ0の伝送線路のセグメントに接続される。これらのセグメントのうちの2つは、第1のポイントで接続される。これらのセグメントのうちの他の2つは、第2のポイントで接続される。第1と第2のポイントは、特性インピーダンスがZ0/2の中央伝送線路によって接続される。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1において、伝送線路101は、特性インピーダンスがZ0の1/2である。これは、Z0/2と書くこともできる。Z0は、製造能力、空間(場所)、コスト、または、ドライバ・インピーダンスまたは終端インピーダンスのような他のインピーダンスとの類似性といったさまざまな制約条件に適合するように、トレース幅、トレース間隔、基板層の厚さ等といったさまざまな基板設計パラメータを調整することによって、基板またはシステムの設計者がかなり自由に選択することが可能な任意の特性インピーダンス値である。同様に、インピーダンスがZ0/2の伝送線路の形成は、トレース幅、トレース間隔、基板層の厚さ等といったさまざまな基板設計パラメータを調整することによって実施可能である。Z0/2の伝送線路を形成するもう1つの方法は、特性インピーダンスがZ0の2つの伝送線路を並列に接続することである。伝送線路101は、一方の端部にインターフェイスノード130があり、他方の端部にインターフェイス・ノード131がある。伝送線路101は、中央伝送線路と呼ぶこともできる。
【0009】
インターフェイス・ノード130において、伝送線路101には、伝送線路102と伝送線路103が接続されている。伝送線路102と伝送線路103は、両方とも、特性インピーダンスがZ0である。伝送線路102のもう一方の端部であるノード150は、終端インピーダンス110及び受信機120に接続されている。伝送線路103のもう一方の端部であるノード151は、終端インピーダンス111及び受信機121に接続されている。終端インピーダンス110及び111のもう一方の端部は、図示のように、それぞれ、ドライバ140及び141に接続されている。
【0010】
インターフェイス・ノード131において、伝送線路101には、伝送線路104と伝送線路105が接続されている。伝送線路104と伝送線路105は、両方とも、特性インピーダンスがZ0である。伝送線路104のもう一方の端部である、ノード152は、終端インピーダンス112及び受信機122に接続されている。伝送線路105のもう一方の端部である、ノード153は、終端インピーダンス113及び受信機123に接続されている。終端インピーダンス112及び113のもう一方の端部は、図示のように、それぞれ、ドライバ142及び143に接続されている。
【0011】
代替的には、ドライバ140、141、142、143は、任意の組み合わせにおいて、電源電圧または終端供給電圧のような低インピーダンス電圧源に置き換えることが可能である。また、ドライバ140、141、142、143は、必ず低インピーダンス電圧を駆動するように制御することもできるし、あるいは、それら自体、インピーダンス制御ドライバ(controlled impedance driver。または被制御インピーダンスドライバ)とすることも可能である。ドライバ140、141、142、143がインピーダンス制御ドライバである場合、終端インピーダンス110、111、112、113は、不要になる場合がある。
【0012】
伝送線路101、102、103、104、及び105は互いに異なるものとすることができ、任意の長さを有し、または任意の遅延を生じるようにすることが可能である。ドライバ140、141、142、143が、十分に低いインピーダンスを有するものと仮定すると、終端インピーダンス110、111、112、113は、特性インピーダンスZ0と整合するように選択するのが望ましい。ドライバ140、141、142、143がインピーダンス制御ドライバであれば、これらのドライバの被制御インピーダンス(または制御可能なインピーダンス)は、特性インピーダンスZ0と整合するように選択するのが望ましいであろう。
【0013】
図1に示す4ドロップ・バスを使用すると、どのドライバ140、141、142、143が駆動し、どの受信機120、121、122、123が受信しているのかに関係なく、同じ反射が生じることになる。例えば、ドライバ140が、ゼロからVinへと低インピーダンスのステップ電圧を駆動し、全ての終端抵抗器のインピーダンスがZ0であり、ドライバ141、142、143が、終端電源に対して低インピーダンス状態にある場合、ノード150の電圧は、ゼロからVin/2へのステップ電圧である。このステップ波形は、インターフェイス・ノード130に達するまで、伝送線路102を伝搬する。インターフェイス・ノード130において、伝送線路102が受ける負荷は、伝送線路103と並列をなす伝送線路101の特性インピーダンスと等価である。この等価インピーダンスは、Z0/3である。この等価負荷に関する反射係数を計算すると、次のようになる。
【数1】
【0014】
従って、−Vin/4のステップ電圧が、伝送線路102から反射されて、ノード150に向かって戻され、Vin/4のステップ電圧が、伝送線路103及び101に沿って伝送される。伝送線路102に通って戻される反射波は、整合のとれた終端インピーダンス110によって吸収されるので、この反射波がノード150で反射されることはない。従って、ノード150は、最終電圧がVin/4になる。同様に、伝送線路103を通って伝搬するVin/4の波は、整合のとれた終端インピーダンス111によって吸収されるので、この波がノード151で反射されることはない。従って、ノード151の最終電圧はVin/4になる。
【0015】
伝送線路101を通って伝搬するVin/4波は、最終的にインターフェイス・ノード131に達する。インターフェイス・ノード131において、伝送線路101が受ける負荷は、伝送線路105と並列をなす伝送線路104の特性インピーダンスと等価である。この等価インピーダンスは、Z0/2である。この等価負荷に関する反射係数を計算すると、次のようになる。
【数2】
【0016】
従って、インターフェイス・ノード131では、反射は発生せず、Vin/4のステップ波は、伝送線路104及び105を通って伝搬する。伝送線路104及び105を通って伝搬するVin/4波は、それぞれ、整合のとれた終端インピーダンス112及び113によって吸収されるので、これらの波がノード152または153で反射されることはない。従って、ノード152及び153は、両方とも最終電圧がVin/4になる。
【0017】
各ノードにおける電圧が、Vinの全振幅電圧ではない場合でも、各受信機ノードの電圧は同じであり、受信機において反射は観測されないという点に留意されたい。これによって、システム設計及びバス・タイミングの複雑さが低減する。この動作試験は、ドライバ140、141、142、及び143の任意のものからの入力波形を駆動することによって実行可能であり、ノード150、151、152、または153のそれぞれにおいて最終電圧がVin/4という結果が得られることになる点にも留意されたい。
【0018】
最後に、設計上の制約または製造プロセスの問題のため、伝送線路101、102、103、104、及び、105の特性インピーダンスと、終端インピーダンス110、111、112、及び、113は、厳密に指定されたZ0またはZ0/2の値にはならない場合もあるという点に留意されたい。しかし、これらのインピーダンスは、ほぼそれらの指定値であれば十分のはずである。±10%の範囲であれば、大部分のバス設計要件を満たすのに十分なほど近似しており、さらに、大部分の用途に対して、十分に少ない反射、及び、Vin/4に十分に近い最終電圧を生じるはずである。
【0019】
以下においては、本発明の種々の構成要件の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。
1.4ドロップ・バスにおいて、
第1の特性インピーダンスを有し、第1の端部(130)及び第2の端部(131)を備える中央伝送線路(101)と、
前記第1の特性インピーダンスの約2倍の特性インピーダンスを有し、前記第1の端部(130)に接続された第1の対をなす伝送線路(102、103)であって、それぞれが、前記第1の特性インピーダンスの約2倍の終端インピーダンス(110、111)によって終端されることからなる、第1の対をなす伝送線路と、
前記第1の特性インピーダンスの約2倍の特性インピーダンスを有し、前記第2の端部(131)に接続された第2の対をなす伝送線路(104、105)であって、それぞれが、前記第1の特性インピーダンスの約2倍の終端インピーダンス(112、113)によって終端されることからなる、第2の対をなす伝送線路
を備える、4ドロップ・バス。
2.少なくとも1つの終端インピーダンス(110、111、112、113)がドライバ(140、141、142、143)に接続される、上項1に記載の4ドロップ・バス。
3.少なくとも1つの終端インピーダンス(110、111、112、113)が制御インピーダンス・ドライバ(被制御インピーダンスドライバ)である、上項1に記載の4ドロップ・バス。
4.少なくとも1つの終端インピーダンスが低インピーダンス供給電圧に接続される、上項1に記載の4ドロップ・バス。
5.前記中央伝送線路(101)に、並列に接続された2つの伝送線路が含まれる、上項1に記載の4ドロップ・バス。
6.4ドロップ・バスであって、
第1の端部(150)において第1のインピーダンス値を有する第1のインピーダンス(110)によって駆動され、第2の端部(130)において第2の伝送線路(103)及び第3の伝送線路(101)に接続される、第1の伝送線路(102)と、
第1の端部(130)において前記第1の伝送線路(102)に接続され、第2の端部(151)において、ほぼ前記第1のインピーダンス値に等しい第2のインピーダンス(111)によって終端される、前記第2の伝送線路(103)と、
第1の端部(130)において前記第1の伝送線路(102)に接続され、第2の端部(131)において第4の伝送線路(104)及び第5の伝送線路(105)に接続される、前記第3の伝送線路(101)と、
第1の端部(131)において前記第3の伝送線路(101)に接続され、第2の端部(152)において、ほぼ前記第1のインピーダンス値に等しい第3のインピーダンス(112)によって終端される、前記第4の伝送線路(104)と、
第1の端部(131)において前記第3の伝送線路(101)に接続され、第2の端部(153)において、ほぼ前記第1のインピーダンス値に等しい第4のインピーダンス(113)によって終端される、前記第5の伝送線路(105)を備え、
前記第1、第2、第4、及び第5の伝送線路(102、103、104、105)が、前記第1のインピーダンス値にほぼ等しい特性インピーダンスを有し、前記第3の伝送線路(101)が、前記第1のインピーダンス値のほぼ半分の特性インピーダンスを有することからなる、4ドロップ・バス。
7.前記第2、第4、及び第5の伝送線路(103、104、105)の少なくとも1つが、それぞれ、ドライバに接続された前記第2、第3、及び第4のインピーダンス(111、112、113)によって終端される、上項6に記載の4ドロップ・バス。
8.前記第2、第4、及び第5の伝送線路(103、104、105)の少なくとも1つが、制御インピーダンス・ドライバ(被制御インピーダンス・ドライバ)によって終端される、上項6に記載の4ドロップ・バス。
9.前記第2、第4、及び第5の伝送線路(103、104、105)の少なくとも1つが、それぞれ、低インピーダンス供給電圧に接続された前記第2、第3、及び、第4のインピーダンスによって終端される、上項6に記載の4ドロップ・バス。
10.3つの受信機に信号を伝搬する方法であって、
ある特性インピーダンスを有する第1の伝送線路(102)の第1の端部(150)に、第1の特性インピーダンスにほぼ等しい駆動インピーダンス(110)を介して、信号を伝搬するステップと、
前記第1の伝送線路(102)の第2の端部(130)から、前記特性インピーダンスにほぼ等しいインピーダンスを有する第2の伝送線路(103)の第1の端部(130)、及び、前記特性インピーダンスの約半分のインピーダンスを有する中央伝送線路(101)の第1の端部(130)に前記信号を伝搬するステップと、
前記特性インピーダンスにほぼ等しいインピーダンス(111)を有する前記第2の伝送線路(103)の第2の端部(151)において、前記信号を吸収するステップと、
前記中央伝送線路(101)の第2の端部(131)から、前記特性インピーダンスにほぼ等しいインピーダンスを有する第3の伝送線路(104)の第1の端部(131)、及び、前記特性インピーダンスにほぼ等しいインピーダンスを有する第4の伝送線路(105)の第1の端部(131)に前記信号を伝搬するステップと、
前記特性インピーダンスにほぼ等しいインピーダンス(112)を有する前記第3の伝送線路(104)の第2の端部(152)において、前記信号を吸収するステップと、
前記特性インピーダンスにほぼ等しいインピーダンス(113)を有する前記第4の伝送線路(105)の第2の端部(153)において前記信号を吸収するステップと、
前記第2、第3、及び第4の伝送線路の前記第2の端部(151〜153)において電圧を検出するステップ
を含む、方法。
11.3つの受信機に信号を伝搬する方法であって、
第1の特性インピーダンスを有する第1の伝送線路(102)の第1の端部(150)に、第1の特性インピーダンスにほぼ等しい駆動インピーダンス(110)を介して、信号を伝搬するステップと、
前記第1の伝送線路(102)の第2の端部(130)から、前記第1の特性インピーダンスにほぼ等しいインピーダンスを有する第2の伝送線路(103)の第1の端部(130)、及び、前記第1の特性インピーダンスの約半分のインピーダンスを有する中央伝送線路(101)の第1の端部(130)に前記信号を伝搬するステップと、
前記第1の特性インピーダンスにほぼ等しいインピーダンス(111)を有する前記第2の伝送線路(103)の第2の端部(151)において、前記信号を吸収するステップと、
前記中央伝送線路(101)の第2の端部(131)から、前記第1の特性インピーダンスにほぼ等しいインピーダンスを有する第3の伝送線路(104)の第1の端部(131)、及び、前記第1の特性インピーダンスにほぼ等しいインピーダンスを有する第4の伝送線路(105)の第1の端部(131)に前記信号を伝搬するステップと、
前記第1の特性インピーダンスにほぼ等しいインピーダンス(112)を有する前記第3の伝送線路(104)の第2の端部(152)において、前記信号を吸収するステップと、
前記第1の特性インピーダンスにほぼ等しいインピーダンス(113)を有する前記第4の伝送線路(105)の第2の端部(153)において前記信号を吸収するステップと、
前記第2、第3、及び第4の伝送線路の前記第2の端部(151〜153)において電圧を検出するステップ
を含む、方法。
【0020】
本発明の4ドロップバスは、Z0の特性インピーダンスで終端された、それぞれのドライバ(140-143)またはレシーバ(120-123)を備える。それぞれのドライバまたはレシーバは、特性インピーダンスがZ0の伝送ライン(102,103,104,105)のセグメントに接続される。これらのセグメントのうちの2つ(102,103)は、第1のポイント(130)に接続される。他の2つのセグメント(104,105)は、第2のポイント(131)に接続される。第1及び第2のポイントは、Z0/2の特性インピーダンスを有する中央の伝送ライン(101)に接続される。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、より簡単な構成で反射の問題を低減または除去可能なデータ通信システムの伝送線路が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】整合のとれた応答を生じる4ドロップ・バスを例示した図である。
【符号の説明】
101 中央の伝送経路
102 第1の伝送経路
103 第2の伝送経路
104 第4の伝送経路
105 第5の伝送経路
110、111、112、113 終端インピーダンス
130、131 ノード(端部)
140、141、142、143 ドライバ
150、151、152、153 ノード(端部)
Claims (4)
- 4ドロップ・バスにおいて、
第1の特性インピーダンスを有し、第1の端部及び第2の端部を備える中央伝送線路と、
前記第1の特性インピーダンスの約2倍の特性インピーダンスを有し、前記第1の端部に接続された対をなす第1及び第2の伝送線路であって、前記第1、第2の伝送線路は、それぞれ、第1、第2の終端インピーダンスによって終端されることからなる、対をなす第1及び第2の伝送線路と、
前記第1の特性インピーダンスの約2倍の特性インピーダンスを有し、前記第2の端部に接続された対をなす第3及び第4の伝送線路であって、前記第3、第4の伝送線路は、それぞれ、第3、第4の終端インピーダンスによって終端されることからなる、対をなす第3及び第4の伝送線路
を備え、
前記第1乃至第4の終端インピーダンスは、前記第1の特性インピーダンスの約2倍であり、
前記第1の伝送線路は、一方の端部において前記第1の端部に接続され、他方の端部において前記第1の終端インピーダンスの第1の端部に接続され、
前記第2の伝送線路は、一方の端部において前記第1の端部と接続され、他方の端部において前記第2の終端インピーダンスの第1の端部に接続され、
前記第3の伝送線路は、一方の端部において前記第2の端部と接続され、他方の端部において前記第3の終端インピーダンスの第1の端部に接続され、
前記第4の伝送線路は、一方の端部において前記第2の端部と接続され、他方の端部において前記第4の終端インピーダンスの第1の端部に接続され、
前記第1乃至第4の終端インピーダンスのうちの任意の1つの終端インピーダンスの第2の端部にドライバを接続して信号を供給し、前記第1乃至第4の伝送線路のうちの1つ以上の伝送線路の前記他方の端部に受信機を接続して該信号を受信することができるように構成された、4ドロップ・バス。 - 4ドロップ・バスであって、
第2の端部において第1のインピーダンス値を有する第1のインピーダンスによって終端され、第1の端部において第2の伝送線路及び第3の伝送線路に接続された第1の伝送線路であって、前記第2の端部に前記第1のインピーダンスの一方の端部が接続されており、該第1のインピーダンスの他方の端部にドライバを接続することによって信号を供給されることができる、第1の伝送線路と、
第1の端部において前記第1の伝送線路の前記第1の端部に接続され、第2の端部において、ほぼ前記第1のインピーダンス値に等しいインピーダンス値を有する第2のインピーダンスによって終端される、前記第2の伝送線路と、
第1の端部において前記第1の伝送線路の前記第1の端部に接続され、第2の端部において第4の伝送線路及び第5の伝送線路に接続される、前記第3の伝送線路と、
第1の端部において前記第3の伝送線路の前記第2の端部に接続され、第2の端部において、ほぼ前記第1のインピーダンス値に等しいインピーダンス値を有する第3のインピーダンスによって終端される、前記第4の伝送線路と、
第1の端部において前記第3の伝送線路の前記第2の端部に接続され、第2の端部において、ほぼ前記第1のインピーダンス値に等しいインピーダンス値を有する第4のインピーダンスによって終端される、前記第5の伝送線路
を備え、
前記第1、第2、第4、及び第5の伝送線路が、前記第1のインピーダンス値にほぼ等しい特性インピーダンスを有し、前記第3の伝送線路が、前記第1のインピーダンス値のほぼ半分の特性インピーダンスを有し、
前記第1、第2、第4、第5の伝送線路のうちの1つ以上の伝送線路の前記第2の端部に受信機を接続することによって前記信号を受信することができるように構成された、4ドロップ・バス。 - 前記第2、第4、及び第5の伝送線路のそれぞれの前記第2の端部に受信機が接続された請求項2に記載の4ドロップ・バスを用いて、それら3つの受信機に信号を伝搬する方法であって、
前記ドライバによって前記第1のインピーダンスを介して信号を伝搬するステップと、
前記第1の伝送線路の前記第1の端部から、前記第2の伝送線路の前記第1の端部、及び、前記第3の伝送線路の前記第1の端部に前記信号を伝搬するステップと、
前記第2の伝送線路の前記第2の端部において前記信号を吸収するステップと、
前記第3の伝送線路の前記第2の端部から、前記第4の伝送線路の前記第1の端部、及び、前記第5の伝送線路の前記第1の端部に前記信号を伝搬するステップと、
前記第4の伝送線路の前記第2の端部において前記信号を吸収するステップと、
前記第5の伝送線路の前記第2の端部において前記信号を吸収するステップと、
前記第2、第4、及び第5の伝送線路のそれぞれの前記第2の端部に接続された前記受信機おいて電圧を検出するステップ
を含む、方法。 - 4つの装置に接続するためのバスであって、該バスは、4つの終端インピーダンスを有し、
前記4つの終端インピーダンスの各々の一方の端部が4つの伝送線路の各々の第1の端部に接続され、前記4つの伝送線路のうちの第1の2つの伝送線路の第2の端部は、中央伝送線路の第1の端部において該中央伝送線路に接続され、前記4つの伝送線路のうちの第2の2つの伝送線路の第2の端部は、前記中央伝送線路の第2の端部において該中央伝送線路に接続され、
前記4つの終端インピーダンス及び前記4つの伝送線路の特性インピーダンスは、第1の特性インピーダンス値にほぼ等しく、前記中央伝送線路は、前記4つの伝送線路の前記第1の特性インピーダンス値のほぼ半分の値である中央特性インピーダンスを有し、
前記4つの終端インピーダンスのうちの任意の1つの終端インピーダンスの前記一方の端部とは異なる他方の端部にドライバを接続して信号を供給し、前記4つの伝送線路のうちの1つ以上の伝送線路の前記第1の端部に受信機を接続して該信号を受信することができるように構成されたバス。
Applications Claiming Priority (1)
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