JP4615413B2 - 活線挿抜可能な電子機器システム - Google Patents

活線挿抜可能な電子機器システム Download PDF

Info

Publication number
JP4615413B2
JP4615413B2 JP2005286688A JP2005286688A JP4615413B2 JP 4615413 B2 JP4615413 B2 JP 4615413B2 JP 2005286688 A JP2005286688 A JP 2005286688A JP 2005286688 A JP2005286688 A JP 2005286688A JP 4615413 B2 JP4615413 B2 JP 4615413B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
backboard
signal line
connector
monitored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005286688A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007094975A (ja
Inventor
俊明 林
浩二 水本
浩介 武林
斉之 高谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Semiconductor Ltd
Original Assignee
Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Semiconductor Ltd filed Critical Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority to JP2005286688A priority Critical patent/JP4615413B2/ja
Publication of JP2007094975A publication Critical patent/JP2007094975A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4615413B2 publication Critical patent/JP4615413B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)

Description

本発明は,活線挿抜可能な電子機器システムに関し,特に,プラグインユニットを活線挿抜するときのチャタリングに伴う誤動作を防止した電子機器システムに関する。
コンピュータなどの電子機器システムは,バックボードに複数のプラグインユニットを装着し,バックボードから電源を供給するよう構成されている。そして,一部のユニットが故障した場合は,システムの電源を遮断することなく故障ユニットを正常ユニットに交換する活線挿抜を行う。これにより,システムの稼働状態が中断されることなく故障状態から離脱することができる。
上記の電子機器システムは,ユニットの実装状態を示す実装信号や,ユニットの故障などのステータスを示すアラーム信号を,被監視ユニットからシステム内の監視ユニットに直流信号として供給し,監視ユニットがその直流信号に応じて各ユニットの実装状態や故障などのステータスを識別する。そのために,ユニットとバックボード間で,複数の通常信号ラインに加えて上記の直流信号ラインがコネクタを介して接続される。かかるユニットを電源遮断なしに活線挿抜すると,コネクタの機械的不具合に伴うチャタリングにより,直流信号にノイズが発生し,監視ユニットが誤った実装信号やアラーム信号を受信し,システムの誤動作を招くことがある。
活線挿抜時の誤動作防止を行うために,種々の先行技術が提案されている。特許文献1では,活線挿抜時に電流の回りこみによる部品破壊を防ぎ、活性挿入時の不正なリセット動作を防止するために、リセット制御回路がすべての接続を検出するまで高電位を保ち、抵抗でプルダウンされた最も短い端子が接続状態になるまで、基板リセット回路が周辺回路に対して一定時間リセット信号を出力して誤動作を防いでいる。
特許文献2では,コネクタの挿抜開始をトリガにして挿抜完了時間を監視し、一定時間経過後に完了しない場合は異常と判断して、コネクタの物理的半挿しや半抜け状態を防止している。具体的には,コネクタの長中短ピンを用いて、長ピン、短ピンの接続状態からコネクタの挿抜の開始および完了を認識することで、活線挿抜シーケンスを監視している。
特許文献3では,活線挿抜時の電源のオフからオンの給電を滑らかにすることで、ユニットに対する電流の突入防止を行っており、コネクタの長短ピンで、装着時と抜去時のシーケンスをつけている。挿着時には、長端子,短端子の順に勘合し、短端子の勘合後に電源電圧が上昇する。
特許文献4では,活線挿抜の開始と終了を通知するスイッチ手段を備え、作業者が活線挿抜の時に挿抜ユニットのスイッチをオン操作し、それに応答してユニット搭載のCPU部が一定のデータ通信を終了後、あるいは通信中でないことを判断して,バスオフ信号を出力して通知している。これにより、活線挿抜時のバス通信エラー防いでいる。
特開平9−138715号公報 特開2000−307273号公報 特開平8−221155号公報 特開昭62−234398号公報
しかしながら,上記の特許文献1,2,3では,コネクタの接続ピンの長短を利用しているので,使用されるコネクタに長短ピンが備えられていない場合には利用できない。また,長短ピンであっても,ユニットがバックボードに対して傾いて実装される場合や,バックパネルにしなりが発生して接続ピンが適切に接続されない場合もあり,対策としては不十分である。さらに,特許文献4では,作業者が挿抜ユニットのスイッチを操作する必要があり,作業者が煩雑な操作を行う必要があり適切ではない。
そこで,本発明の目的は,活線挿抜において,ユニットの実装信号やステータスを示すアラーム信号にチャタリングによる誤り信号が発生しないようにし,コネクタが完全に接続されずにユニットのバックボードへの不完全実装状態(半挿入や半抜け状態)が検出されないのを防止した電子機器システムを提供することにある。
上記の目的を達成するために,本発明の第1の側面によれば,バックボードに複数のユニットが挿抜可能に実装される電子機器システムにおいて,前記複数のユニットの被監視ユニットは,所定の基準電圧に接続された実装信号ラインと,ユニット内のステータスに応じてアラーム信号が出力されるアラーム信号ラインと,前記実装信号ライン及びアラーム信号ラインの少なくとも一方に設けられたトライステートゲートと,当該トライステートゲートへの活性化制御端子を非活性レベルにする第1のプルアップ回路と,前記バックボードから供給される電源電圧を監視し当該被監視ユニットがバックボードに活線挿入された時の供給電源電圧に応答して挿入信号を出力する電源監視回路と,当該挿入信号を前記バックボードとのコネクタとバックボード内配線とを経由して前記トライステートゲートに供給し前記活性化制御端子を活性レベルにプルダウンする挿入信号ラインとを有し,前記複数のユニットの監視ユニットは,前記被監視ユニットのトライステートゲートからバックボードを経由して前記実装信号またはアラーム信号を受信する監視回路を有することを特徴とする。
上記発明の側面において,好ましい態様によれば,前記電源監視回路は,前記被監視ユニットが活線挿入された時の供給電源電圧に応答して,前記挿入信号を所定期間の間前記非活性レベルに維持した後で,前記活性レベルにプルダウンする。
上記発明の側面によれば,電源監視回路が活線挿入時に挿入信号を出力し,その挿入信号がコネクタとバックボード内配線を経由してトライステートゲートを活性化状態に制御する。したがって,挿入時にコネクタが完全に接続されて初めてトライステートゲートから有効な実装信号やアラーム信号が監視ユニットに供給されるので,活線挿入時の誤動作を防止することができ,また不完全な装着状態を検出することができる。
以下,図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。但し,本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず,特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
図1は,一般的な電子機器システムの構成図である。バックボードBBには,複数のユニットUA,UBが挿抜可能に実装される。バックボードBBには電源供給回路30からグランド電圧GNDと電源電圧VDDとが供給され,そのバックボードから実装されたユニットにそれら電源が供給される。そして,この電源供給回路からの電源電圧VDDを遮断することなく,バックボードBBにユニットUA,UBが活線挿抜される。
図1の例では,ユニットUAの実装状態とステータスがユニットUB内の監視回路23により監視され,逆に,ユニットUBの実装状態とステータスがユニットUA内の監視回路13により監視される。ユニットUA内には,グランドGNDに接続された実装信号ライン11Mと,ユニット内の故障などのステータスに対応するアラーム信号を発生するアラーム発生回路15と,そのアラーム信号ライン12Aとが設けられ,コネクタCNaを介してバックボードBBに接続される。そして,その実装信号とアラーム信号は,ユニットUB内の監視回路23に供給される。ユニットUB内には,アラーム信号ライン12Aと実装信号ライン11Mとを電源VDDのレベル(Hレベル)にプルアップするプルアップ素子29,27が設けられ,ユニットUAが実装されていない場合は,それに対するアラーム信号ライン12Aと実装信号ライン11Mが共にHレベルにプルアップされ,監視回路23は未実装であることを認識することができる。また,アラーム発生回路15は,正常状態であればHレベルを異常状態であればLレベルを出力し,監視回路23は,そのLレベルを異常状態のアラーム信号として認識する。
逆に,ユニットUB内にも,グランドGNDに接続された実装信号ライン21Mと,ユニット内の故障などのステータスに対応するアラーム信号を発生するアラーム発生回路25と,そのアラーム信号ライン22Aとが設けられ,コネクタCNbを介してバックボードBBに接続される。そして,その実装信号とアラーム信号は,ユニットUA内の監視回路13に供給される。ユニットUA内にも,アラーム信号ライン22Aと実装信号ライン21MとをHレベルにプルアップするプルアップ素子19,17が設けられている。
仮に,ユニットUAを被監視ユニット,ユニットUBを監視ユニットとすると,ユニットUAを活線挿抜すると以下のような問題が生じる。ユニットUAとバックボードBBとは,それぞれ複数ピンを有する複数のコネクタにより接続される。オペレータは,ユニットUAのコネクタとバックボードBBのコネクタとを勘合させてユニットの実装(挿入)を行い,コネクタの勘合を外してユニットの抜き取り(抜去)を行う。その場合,コネクタの機械的誤差などに伴って不完全な勘合状態になったり,挿抜時にコネクタのチャタリングに伴うノイズが実装信号ラインやアラーム信号ラインに生成されたりする。
図2は,実装信号ライン11Mとアラーム信号ライン12Aの信号波形例を示す図である。ユニットUAが実装されていない状態では,ユニットUA内のライン11M,12Aは共にフローティング状態にある。そして,ユニットUAが活線挿入される時に,チャタリングによりこれらのライン11M,12AにはH,Lレベルに変化するノイズ信号が発生する。挿入後は,実装信号ライン11MはLレベルになり,アラーム信号ライン12Aはアラームが発生していなければHレベルになる。そして,実装信号ライン11MのLレベルがユニットUB内の監視回路23により認識され,ユニットUAの実装状態が確認される。また,ユニットUAが活線抜去される時も,チャタリングによりこれらのラインにはノイズ信号が発生し,抜去後はフローティング状態になる。
このような活線挿入時と活線抜去時のチャタリングによるノイズ信号は,ユニットUB内の監視回路23による誤った信号の認識を招き,システムの誤動作の原因になる。
図3は,本実施の形態における電子機器システムの構成図である。図1と同じ構成要素には同じ引用番号が与えられている。図1の電子機器システムと異なる構成は,ユニットUA内において,実装信号ライン11Mとアラーム信号ライン12Aの出力回路として,トライステートゲート11,12が設けられ,それらの活性化制御端子32には,電源VDDに接続されたプルアップ素子30からなるプルアップ回路が接続されている。更に,ユニットUA内には,バックボードBBからの電源VDD,グランドGNDを供給され,電源VDDの供給に応答して挿入信号i10を出力する電源監視回路14が設けられている。そして,その挿入信号i10が出力される挿入信号ライン34が,バックボードBBとのコネクタCN1と,バックボード内の配線i11とを経由して,トライステートゲート11,12の活性化制御端子32に接続され,挿入信号i12として供給される。
ユニットUB内の同様に,トライステートゲート21,22と,プリアップ素子40と,電源監視回路24と,挿入信号ライン44とが設けられ,挿入信号ライン44は,コネクタCN2とバックボード内配線i21とを経由してトライステートゲートの活性化制御端子42に接続されている。
トライステートゲート11,12,21,22は,活性化制御端子32がHレベルの時は,その出力が高インピーダンス状態(フローティング状態)にされ,活性化制御端子32がLレベルの時は,入力信号をそのまま出力する。また,電源監視回路14は,電源VDDの供給に応答して,所定期間の間Hレベルになりその後Lレベルになる挿入信号i10を挿入信号ライン34に出力する。そして,この挿入信号が,挿入信号ライン34からコネクタCN1の第1のピンとバックボード内配線i11とコネクタCN1の第2のピンを経由して,挿入信号i12として活性化制御端子32に供給される。このような構成により,ユニットUAがバックボードBBに装着されると,電源VDDの供給に伴ってプルアップ素子30により活性化制御端子32はHレベルになり,トライステートゲート11,12の出力は高インピーダンス状態にされる。その間は,ノイズ信号の出力は防止される。そして,ユニットUAがバックボードBBに完全に装着されると,挿入信号i10が挿入信号i12として活性化制御端子32に供給され,挿入信号i12のLレベルに応答して活性化制御端子32はLレベルに駆動され,トライステートゲートが有効な信号を出力する。
図4は,ユニットUAの活性挿抜時の信号波形図である。これを参照して,ユニットUAの活性挿入と活性抜去の動作について説明する。図4には,ユニットUA内の挿入信号i10,i12とバックボードBB内の配線i11とトライステート11,12の出力の実装信号ライン11Mとアラーム信号ライン12Aの信号波形が示されている。ユニットUAが挿入される前は,そのユニットには電源VDDが供給されていないので,挿入信号i10,i12,バックボード内配線i11は共にフローティング状態になっている。また,トライステートゲートの出力11M,12Aも電源が供給されていないのでフローティング状態である。
そこで,ユニットUAが活線挿入開始されると,電源監視回路14が電源VDDに応答して,所定期間t0の間Hレベルになりその後Lレベルになる挿入信号i10を出力する。この電源VDDの供給によって,プルアップ素子30からなるプルアップ回路は,活性化制御端子32(挿入信号i12も同じ)をHレベルに引き上げる。そのため,トライステートゲート11,12の出力11M,12Aは高インピーダンス状態にされる。そのとき,監視ユニットUB側の監視回路23には,プルアップ素子27,29により実装信号ライン11Mとアラーム信号ライン12Aが共にHレベルにされ,監視回路23は,未実装(11MがHレベル),アラームなし(12AがHレベル)を受信している。
ユニットUAの活線挿入が完全に行われると,コネクタCN1の1対のピンも完全に接続状態になり,電源監視回路14が出力した挿入信号i10が,コネクタCN1とバックボード内配線i11とを経由して,挿入信号i12として活性化制御端子32に供給される。挿入信号i12は,所定期間t0後にLレベルになるので,プルアップ素子30にかかわらず活性化制御端子32がLレベルにされ,トライステートゲート11,12が活性状態になる。トライステートゲート11が活性状態になると,グランドGNDに接続された入力のLレベルが,実装信号ライン11Mに出力され,ユニットUB内の監視回路23は実装状態(Hレベル)の信号を受信し,ユニットUAの実装状態を認識する。また,アラーム信号発生回路15がアラームなしのHレベルを出力していれば,図4に示されるとおり,トライステートゲート12の出力にはそのHレベルが出力される。そして,ユニットUB内の監視回路23はアラームなし状態の信号を受信する。
次に,ユニットUAが活線抜去されると,ユニットUAへの電源VDD供給が遮断されるので,プルアップ素子30によるプルアップがなくなり,活性化制御端子32もフローティング状態になる。それに伴いトライステートゲート11,12は非活性状態となりその出力はフローティング状態になり,チャタリングによるノイズ信号を信号ライン11M,12Aに出力することはない。また,電源監視回路14の出力i10もフローティング状態になる。
以上のように,ユニットUA内で,活線挿抜に伴う電源VDDの供給に応答して,挿入信号i10を生成し,その挿入信号をバックボードとのコネクタとバックボード内配線とを経由してトライステートの活性化制御端子32に与えることで,ユニットUAが完全に挿入されるまでは,トライステートゲートの出力を高インピーダンス状態にして,チャタリングによるノイズ信号が出力されることを防止する。また,挿入信号i10を電源供給後所定期間t0の間はHレベルにした後にLレベルにして,トライステートゲート11,12が活線挿入後の所定期間後に活性化状態になるようにして,チャタリングによるノイズ信号の出力を防止している。
また,活線抜去されるときは,電源VDDの遮断によりトライステートゲート11,12が非活性状態にされるので,その時のノイズ信号の出力も防止される。
図5は,第2の実施の形態における電子機器システムの構成図である。図3の電子機器システムと同じ構成要素には同じ引用番号を与えている。図5の第2の実施の形態において,図3と異なるところは,挿入信号ライン34,44が,バックボードBBとのコネクタCN10,CN20の複数対のピンとバックボード内配線i11,i21を経由して活性化制御端子32,42に接続されている構成である。つまり,ユニットUA,UBとバックボードBB間のコネクタの複数箇所の接続点を経由して,挿入信号がトライステートゲートに与えられるので,ユニットとバックボード間のコネクタがより完全に勘合するまで,トライステートゲートを非活性化状態に維持して,チャタリングによるノイズの発生を防止し,不完全な挿入状態を検出することができる。
図6は,第2の実施の形態でのコネクタの詳細構成図である。ユニットUAとバックボードBBとは,コネクタCN10を介して実装される。コネクタCN10は,例えば複数組の雄雌の一方のコネクタ群CN11〜CN1nと,雄雌の他方のコネクタ群CN21〜CN2nとからなる。コネクタ群CN11〜CN1nがユニットUA側に設けられ,コネクタ群CN21〜CN2nがバックボードBB側に設けられている。
図中,左側の拡大図に示されるとおり,各コネクタは複数のピンを有し,コネクタCN11は,通常の信号ピン群P11xと,挿入信号ライン34が接続される1対のピンP11a,P11bとを有し,コネクタCN12も,通常の信号ピン群P12xと,挿入信号ライン34が接続される1対のピンP12a,P12bとを有する。図6の例では,全てのコネクタの両端の信号ピンP11a,P11b,P12a,P12bが挿入信号ライン34に接続されるように構成することで,ユニットUAとバックボードBB間のコネクタの複数箇所のピンを介して,挿入信号がユニットとバックボード間を複数回往復して伝搬されるようにする。このように構成することで,バックボードの機械的変形やコネクタの機械的変形によりユニットUAをバックボードに装着した時に不完全な挿入状態のままでは,挿入信号が伝搬されずに,その間はトライステートゲート11,12が高インピーダンス状態を保ち,ノイズ信号の出力が防止される。より完全な挿入状態になって初めて,言い換えると,全てのコネクタが完全に勘合して初めて,挿入信号がトライステートゲートに供給され,活性状態にされる。複数のコネクタの1つでも不完全に勘合していると,挿入信号が伝搬されないことになり,実装信号ライン11Mは高インピーダンス状態となり,監視ユニットUBの監視回路23は実装状態を検出することはない。
以上の通り,本実施の形態によれば,被監視ユニットがバックボードに活線挿入されると,その電源供給により実装信号ライン11Mやアラーム信号ライン12Aが高インピーダンス状態にされ,完全に挿入された段階で,初めてそれらのラインに有効な信号が出力される。よって,チャタリングなどによるノイズ信号が出力されることが防止され,不完全に挿入状態が検出される。また,活線抜去された時も,電源遮断により実装信号ライン11Mやアラーム信号ライン12Aが高インピーダンス状態にされ,ノイズ信号の出力が防止される。そして,挿入信号を,被監視ユニットとバックボード間のコネクタの複数箇所を経由して伝搬させることで,より完全に挿入されて初めて,ラインに有効な信号が出力されるようになり,また,不完全挿入状態を検出することができる。
以上の実施の形態をまとめると,次の付記のとおりである。
(付記1)バックボードに複数のユニットが挿抜可能に実装される電子機器システムにおいて,
前記複数のユニットの被監視ユニットは,所定の基準電圧に接続された実装信号ラインと,ユニット内のステータスに応じてアラーム信号が出力されるアラーム信号ラインと,前記実装信号ライン及びアラーム信号ラインの少なくとも一方に設けられたトライステートゲートと,当該トライステートゲートへの活性化制御端子を非活性レベルにする第1のプルアップ回路と,前記バックボードから供給される電源電圧を監視し当該被監視ユニットがバックボードに活線挿入された時の供給電源電圧に応答して挿入信号を出力する電源監視回路と,当該挿入信号を前記バックボードとのコネクタとバックボード内配線とを経由して前記トライステートゲートに供給し前記活性化制御端子を活性レベルにプルダウンする挿入信号ラインとを有し,
前記複数のユニットの監視ユニットは,前記被監視ユニットのトライステートゲートからバックボードを経由して前記実装信号またはアラーム信号を受信する監視回路を有することを特徴とする電子機器システム。
(付記2)付記1において,
前記電源監視回路は,前記被監視ユニットが活線挿入された時の供給電源電圧に応答して,前記挿入信号を所定期間の間前記非活性レベルに維持した後で,前記活性レベルにプルダウンすることを特徴とする電子機器システム。
(付記3)付記1において,
前記第1のプルアップ回路は,前記被監視ユニットの電源電圧配線に接続されたプルアップ素子を有し,前記トライステートゲートの活性化制御端子に当該プルアップ素子が接続されていることを特徴とする電子機器システム。
(付記4)付記1において,
前記監視ユニットは,前記実装信号またはアラーム信号が非活性化状態レベルのとき受信信号をプルアップする第2のプルアップ回路を有することを特徴とする電子機器システム。
(付記5)付記1において,
前記被監視ユニットは,それぞれ複数ピンを有するコネクタを介して前記バックボードに装着され,
前記挿入信号ラインは,前記コネクタの第1のピンを経由して当該被監視ユニットからバックボード内配線に接続され,当該コネクタの第2のピンを経由して当該バックボード内配線から被監視ユニットに接続され,さらに,前記挿入信号ラインは,複数組の前記第1及び第2のピンを経由して前記被監視ユニットとバックボード内配線間を複数往復する構成となっていることを特徴とする電子機器システム。
(付記6)付記5において,
前記第1及び第2のピンは,当該コネクタ内の複数のピンのうちコネクタ両端に位置する1対のピンに割り当てられていることを特徴とする電子機器システム。
(付記7)付記1において,
前記電源監視回路の挿入信号は,前記被監視ユニットがバックボードから活線抜きされた時に,フローティングレベルになることを特徴とする電子機器システム。
一般的な電子機器システムの構成図である。 実装信号ライン11Mとアラーム信号ライン12Aの信号波形例を示す図である。 本実施の形態における電子機器システムの構成図である。 ユニットUAの活性挿抜時の信号波形図である。 第2の実施の形態における電子機器システムの構成図である。 第2の実施の形態でのコネクタの詳細構成図である。
符号の説明
UA:被監視ユニット UB:監視ユニット
BB:バックボード 11M:実装信号ライン
12A:アラーム信号ライン 11,12:トライステートゲート
30:第1のプルアップ素子(回路)

Claims (4)

  1. バックボードに複数のユニットが挿抜可能に実装される電子機器システムにおいて,
    前記複数のユニットの被監視ユニットは,所定の基準電圧に接続された実装信号ラインと,ユニット内のステータスに応じてアラーム信号が出力されるアラーム信号ラインと,前記実装信号ライン及びアラーム信号ラインの少なくとも一方に設けられたトライステートゲートと,当該トライステートゲートへの活性化制御端子を非活性レベルにする第1のプルアップ回路と,前記バックボードから供給される電源電圧を監視し当該被監視ユニットがバックボードに活線挿入された時の供給電源電圧に応答して挿入信号を出力する電源監視回路と,当該挿入信号を前記バックボードとのコネクタとバックボード内配線とを経由して前記トライステートゲートに供給し前記活性化制御端子を活性レベルにプルダウンする挿入信号ラインとを有し,
    前記複数のユニットの監視ユニットは,前記被監視ユニットのトライステートゲートからバックボードを経由して前記実装信号またはアラーム信号を受信する監視回路を有することを特徴とする電子機器システム。
  2. 請求項1において,
    前記電源監視回路は,前記被監視ユニットが活線挿入された時の供給電源電圧に応答して,前記挿入信号を所定期間の間前記非活性レベルに維持した後で,前記活性レベルにプルダウンすることを特徴とする電子機器システム。
  3. 請求項1において,
    前記被監視ユニットは,それぞれ複数ピンを有するコネクタを介して前記バックボードに装着され,
    前記挿入信号ラインは,前記コネクタの第1のピンを経由して当該被監視ユニットからバックボード内配線に接続され,当該コネクタの第2のピンを経由して当該バックボード内配線から被監視ユニットに接続され,さらに,前記挿入信号ラインは,複数組の前記第1及び第2のピンを経由して前記被監視ユニットとバックボード内配線間を複数往復する構成となっていることを特徴とする電子機器システム。
  4. 請求項3において,
    前記第1及び第2のピンは,当該コネクタ内の複数のピンのうちコネクタ両端に位置する1対のピンに割り当てられていることを特徴とする電子機器システム。
JP2005286688A 2005-09-30 2005-09-30 活線挿抜可能な電子機器システム Expired - Fee Related JP4615413B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005286688A JP4615413B2 (ja) 2005-09-30 2005-09-30 活線挿抜可能な電子機器システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005286688A JP4615413B2 (ja) 2005-09-30 2005-09-30 活線挿抜可能な電子機器システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007094975A JP2007094975A (ja) 2007-04-12
JP4615413B2 true JP4615413B2 (ja) 2011-01-19

Family

ID=37980586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005286688A Expired - Fee Related JP4615413B2 (ja) 2005-09-30 2005-09-30 活線挿抜可能な電子機器システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4615413B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010044629A (ja) * 2008-08-13 2010-02-25 Nec Corp サーバブレード、ブレードサーバ装置、サーバブレード制御方法、プログラム及び記録媒体
JP5971763B2 (ja) * 2013-04-17 2016-08-17 株式会社リガク X線光学部品装置及びx線分析装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62234398A (ja) * 1986-04-04 1987-10-14 沖電気工業株式会社 プラグインユニツトの活線着脱方式
JPH08221155A (ja) * 1995-02-13 1996-08-30 Mitsubishi Electric Corp 主副電子装置のインタフェイス装置
JPH09138715A (ja) * 1995-11-14 1997-05-27 Mitsubishi Electric Corp 活線挿抜制御装置
JPH11288327A (ja) * 1998-04-03 1999-10-19 Nec Kofu Ltd 活線挿抜保護方式
JP2000194453A (ja) * 1998-12-28 2000-07-14 Hitachi Ltd 多重化装置の活線挿抜制御方式
JP2000307273A (ja) * 1999-04-21 2000-11-02 Nec Ibaraki Ltd パッケージの実装構造
JP2001222347A (ja) * 2000-02-07 2001-08-17 Hitachi Ltd 活線挿抜回路装置
JP2003318576A (ja) * 2002-04-19 2003-11-07 Mitsubishi Electric Corp 基板実装認識システム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62234398A (ja) * 1986-04-04 1987-10-14 沖電気工業株式会社 プラグインユニツトの活線着脱方式
JPH08221155A (ja) * 1995-02-13 1996-08-30 Mitsubishi Electric Corp 主副電子装置のインタフェイス装置
JPH09138715A (ja) * 1995-11-14 1997-05-27 Mitsubishi Electric Corp 活線挿抜制御装置
JPH11288327A (ja) * 1998-04-03 1999-10-19 Nec Kofu Ltd 活線挿抜保護方式
JP2000194453A (ja) * 1998-12-28 2000-07-14 Hitachi Ltd 多重化装置の活線挿抜制御方式
JP2000307273A (ja) * 1999-04-21 2000-11-02 Nec Ibaraki Ltd パッケージの実装構造
JP2001222347A (ja) * 2000-02-07 2001-08-17 Hitachi Ltd 活線挿抜回路装置
JP2003318576A (ja) * 2002-04-19 2003-11-07 Mitsubishi Electric Corp 基板実装認識システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007094975A (ja) 2007-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11681644B2 (en) Slot power control for peripheral cards
JP2000056871A (ja) Usbシステム用のemsエンハンスメント回路
JPH04340120A (ja) 多重ボードシステムの電子キーイングシステム及び方法
US7389196B2 (en) Method and system for validating PCI/PCI-X adapters
JP4615413B2 (ja) 活線挿抜可能な電子機器システム
JP2002050435A (ja) 活線挿抜検出回路および活線挿抜方法
US20030212836A1 (en) Customer replacement unit monitor programming cable
US9013200B2 (en) Circuitry for hot-swappable circuit boards
JPH08125361A (ja) 活性挿抜可能なプリント基板
JPH1032046A (ja) コネクタ及びコネクタ結合チェック方法
JP3270392B2 (ja) 活線挿抜保護方式
JP3157749B2 (ja) 活線挿抜方式
JP2003318576A (ja) 基板実装認識システム
JP2008228465A (ja) 電装装置
JPH08256191A (ja) データ処理装置
JP2701769B2 (ja) 活線挿抜方式
JP5061860B2 (ja) 実装回路及び半導体試験装置
JPH0934594A (ja) 情報処理装置
JP2007096184A (ja) プリント配線基板の誤挿入による誤動作防止方法および誤動作防止構造
JP2002278913A (ja) 情報処理システムおよびその制御方法
JPH11305890A (ja) 活線挿抜装置
JPH11296261A (ja) コネクタの接続確認装置
JPH05127777A (ja) 基板活線挿抜方式
JP3243687B2 (ja) 活線挿抜システム
KR950004201B1 (ko) 고장방지 시스템의 시스템 안전장치 및 그 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080605

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101019

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101020

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4615413

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131029

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees