JPH0934594A - 情報処理装置 - Google Patents
情報処理装置Info
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- JPH0934594A JPH0934594A JP7184284A JP18428495A JPH0934594A JP H0934594 A JPH0934594 A JP H0934594A JP 7184284 A JP7184284 A JP 7184284A JP 18428495 A JP18428495 A JP 18428495A JP H0934594 A JPH0934594 A JP H0934594A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- power supply
- signal
- board
- module
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】システム稼働中のモジュールの活線挿抜を、シ
ステムに対する電気的/動作的な悪影響を及ぼすことな
く確実に行なうことを可能にする。 【構成】複数のモジュール(基板230,240)を、
信号コネクタ、電源コネクタ、及びGNDコネクタから
なるコネクタ群を介して、バックプレーン基板201に
接続して構成される情報処理装置において、各コネクタ
は、基板230をバックプレーン基板201から抜出す
る際に、電源コネクタ232,233、GNDコネクタ
235、信号コネクタ234の順でバックプレーン基板
201から切り離されるように構成される。基板230
に設けられた電圧監視回路は、電源コネクタ232,2
33が切り離されたことを検出し、この検出に応じて信
号コネクタ234を介した信号出力を禁止状態にする制
御を行なう。
ステムに対する電気的/動作的な悪影響を及ぼすことな
く確実に行なうことを可能にする。 【構成】複数のモジュール(基板230,240)を、
信号コネクタ、電源コネクタ、及びGNDコネクタから
なるコネクタ群を介して、バックプレーン基板201に
接続して構成される情報処理装置において、各コネクタ
は、基板230をバックプレーン基板201から抜出す
る際に、電源コネクタ232,233、GNDコネクタ
235、信号コネクタ234の順でバックプレーン基板
201から切り離されるように構成される。基板230
に設けられた電圧監視回路は、電源コネクタ232,2
33が切り離されたことを検出し、この検出に応じて信
号コネクタ234を介した信号出力を禁止状態にする制
御を行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1つまたは複数のモジ
ュール(基板等)から構成される情報処理装置に関す
る。
ュール(基板等)から構成される情報処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、情報処理装置は、各種機能を実
現するための部品等が実装された1つまたは複数のモジ
ュール(電子回路基板等)を、バックプレーン基板(接
続モジュール)を用いて相互に結合することによってシ
ステム構成することができる。
現するための部品等が実装された1つまたは複数のモジ
ュール(電子回路基板等)を、バックプレーン基板(接
続モジュール)を用いて相互に結合することによってシ
ステム構成することができる。
【0003】この種、従来の情報処理装置において、シ
ステムを構成しているモジュール単位での故障が発生し
た場合、一旦、システムの電源を落としてから故障した
モジュールの交換を行ない、システムを再立ち上げする
のが通例である。また、モジュール数の縮小や増設等に
よる、システム構成の変更の場合にも、同様の操作が行
なわれる。
ステムを構成しているモジュール単位での故障が発生し
た場合、一旦、システムの電源を落としてから故障した
モジュールの交換を行ない、システムを再立ち上げする
のが通例である。また、モジュール数の縮小や増設等に
よる、システム構成の変更の場合にも、同様の操作が行
なわれる。
【0004】これに対し、近年では、システム運転を停
止させる事なく、故障時やシステム変更時のモジュール
交換を可能にする活線挿抜技術(詳細については後述す
る)が考えられている。この活線挿抜技術によるシステ
ム構成を持つ情報処理装置では、モジュール交換(ある
いは増設)に伴うシステム構成の再構築について様々な
手段が考えられるが、ソフトウェア(OS(オペレーテ
ィングシステム)等)によって行なうことが多い。
止させる事なく、故障時やシステム変更時のモジュール
交換を可能にする活線挿抜技術(詳細については後述す
る)が考えられている。この活線挿抜技術によるシステ
ム構成を持つ情報処理装置では、モジュール交換(ある
いは増設)に伴うシステム構成の再構築について様々な
手段が考えられるが、ソフトウェア(OS(オペレーテ
ィングシステム)等)によって行なうことが多い。
【0005】活線挿抜技術により、モジュールの交換や
増設等の作業を容易に行なうことができ、保守作業の簡
素化が実現される。また、モジュールを活線挿抜する際
に、システムの運転を中断する必要が無いため、装置の
稼働率/使用率も向上し、情報処理装置の使用者に対す
る利益が大きい。
増設等の作業を容易に行なうことができ、保守作業の簡
素化が実現される。また、モジュールを活線挿抜する際
に、システムの運転を中断する必要が無いため、装置の
稼働率/使用率も向上し、情報処理装置の使用者に対す
る利益が大きい。
【0006】従来の活線挿抜技術によるシステム構成例
を持つ情報処理装置の概略構成を図5及び図6に示して
いる。図5は活線挿抜を可能にするシステム構成例を示
し、図6は図5中に示す基板の構成の一例を示してい
る。図5及び図6を参照して従来の活線挿抜技術につい
て説明する。
を持つ情報処理装置の概略構成を図5及び図6に示して
いる。図5は活線挿抜を可能にするシステム構成例を示
し、図6は図5中に示す基板の構成の一例を示してい
る。図5及び図6を参照して従来の活線挿抜技術につい
て説明する。
【0007】図5は、説明を簡単にするために、バック
プレーン基板101上に同一構成のモジュール(基板1
30と基板140)が、1枚または2枚実装されて稼働
するシステムの例を示している。
プレーン基板101上に同一構成のモジュール(基板1
30と基板140)が、1枚または2枚実装されて稼働
するシステムの例を示している。
【0008】バックプレーン基板101には、第1のモ
ジュール(基板130)を結合するための電源コネクタ
102(電源装置121用)、電源コネクタ103(電
源装置122用)、信号コネクタ104、GNDコネク
タ105と、第2のモジュールを結合するための電源コ
ネクタ112(電源装置121用)、電源コネクタ11
3(電源装置122用)、信号コネクタ114、GND
コネクタ115が設けられている。基板130,140
は、信号コネクタ104及び信号コネクタ114を介し
て相互に信号を送受する。
ジュール(基板130)を結合するための電源コネクタ
102(電源装置121用)、電源コネクタ103(電
源装置122用)、信号コネクタ104、GNDコネク
タ105と、第2のモジュールを結合するための電源コ
ネクタ112(電源装置121用)、電源コネクタ11
3(電源装置122用)、信号コネクタ114、GND
コネクタ115が設けられている。基板130,140
は、信号コネクタ104及び信号コネクタ114を介し
て相互に信号を送受する。
【0009】電源装置121は、初期プリチャージに用
いられるもので、電源コネクタ102、電源コネクタ1
12から、それぞれに対応する基板130,140に電
力を供給する。電源装置122は、主電源として用いら
れるもので、電源コネクタ103、電源コネクタ113
から、それぞれに対応する基板130,140に電力を
供給する。
いられるもので、電源コネクタ102、電源コネクタ1
12から、それぞれに対応する基板130,140に電
力を供給する。電源装置122は、主電源として用いら
れるもので、電源コネクタ103、電源コネクタ113
から、それぞれに対応する基板130,140に電力を
供給する。
【0010】基板130は図6に示すように構成されて
いる(基板140も同一の構成を持つため説明を省略す
る)。図6において、インピーダンス151は、電源−
GNDライン間のインピーダンスを表わしている。電流
制限モジュール152は、電源ライン間に挿入されるも
ので(図6では抵抗素子を使用)、システム稼働中に基
板130をバックプレーン基板101に活線挿入する際
に、電源ラインへの突入電流を緩和するためのものであ
る。電流制限モジュール152は、電源コネクタ132
を介して、バックプレーン基板101の電源コネクタ1
02と接続される。制御信号ライン153は、スイッチ
154の切り替えに応じて、出力バッファ156の出力
を制御するための信号である。スイッチ154によって
信号の出力許可/出力禁止が指定され、出力バッファ1
56による出力許可/出力禁止が制御される。出力バッ
ファ156によって出力制御された信号は、出力信号ラ
イン157から信号コネクタ134を介して、バックプ
レーン基板101の信号コネクタ104を介して他のモ
ジュールに出力される。
いる(基板140も同一の構成を持つため説明を省略す
る)。図6において、インピーダンス151は、電源−
GNDライン間のインピーダンスを表わしている。電流
制限モジュール152は、電源ライン間に挿入されるも
ので(図6では抵抗素子を使用)、システム稼働中に基
板130をバックプレーン基板101に活線挿入する際
に、電源ラインへの突入電流を緩和するためのものであ
る。電流制限モジュール152は、電源コネクタ132
を介して、バックプレーン基板101の電源コネクタ1
02と接続される。制御信号ライン153は、スイッチ
154の切り替えに応じて、出力バッファ156の出力
を制御するための信号である。スイッチ154によって
信号の出力許可/出力禁止が指定され、出力バッファ1
56による出力許可/出力禁止が制御される。出力バッ
ファ156によって出力制御された信号は、出力信号ラ
イン157から信号コネクタ134を介して、バックプ
レーン基板101の信号コネクタ104を介して他のモ
ジュールに出力される。
【0011】図6に示すように、電源コネクタ132、
電源コネクタ133、信号コネクタ134、GNDコネ
クタ135の長さは、基板130のバックプレーン基板
101に対する挿抜方向で異なっており、基板130の
活線挿抜時におけるバックプレーン基板101の各コネ
クタと、基板130の各コネクタとの接続(または切り
離し)が順序づけられている。すなわち、基板130の
活線挿抜時に、システムに対する電気的、動作的変動を
最小限に抑えるために、挿入時にはGND/電源/信号
の順でコネクタが接続され、抜出時には信号/電源/G
NDの順でコネクタが切り離されるように構成されてい
る。
電源コネクタ133、信号コネクタ134、GNDコネ
クタ135の長さは、基板130のバックプレーン基板
101に対する挿抜方向で異なっており、基板130の
活線挿抜時におけるバックプレーン基板101の各コネ
クタと、基板130の各コネクタとの接続(または切り
離し)が順序づけられている。すなわち、基板130の
活線挿抜時に、システムに対する電気的、動作的変動を
最小限に抑えるために、挿入時にはGND/電源/信号
の順でコネクタが接続され、抜出時には信号/電源/G
NDの順でコネクタが切り離されるように構成されてい
る。
【0012】このような従来の活線挿抜技術によるコネ
クタの挿抜順は、抜出時にモジュール(基板130)の
信号コネクタ134をまず切り離し、その後に電源コネ
クタ133を切り離すことにより、他の稼働中のモジュ
ール(基板)への影響を回避するためである。電源コネ
クタ133の切り離しを後にすることにより出力バッフ
ァ156による出力制御が保証され(抜出開始前にスイ
ッチ154に対する操作により出力バッファ156が信
号出力禁止状態にされる)、その状態で信号コネクタ1
34を切り離すことにより、出力信号ライン157から
他のモジュールに対して不正な信号が出力されることが
防止される。
クタの挿抜順は、抜出時にモジュール(基板130)の
信号コネクタ134をまず切り離し、その後に電源コネ
クタ133を切り離すことにより、他の稼働中のモジュ
ール(基板)への影響を回避するためである。電源コネ
クタ133の切り離しを後にすることにより出力バッフ
ァ156による出力制御が保証され(抜出開始前にスイ
ッチ154に対する操作により出力バッファ156が信
号出力禁止状態にされる)、その状態で信号コネクタ1
34を切り離すことにより、出力信号ライン157から
他のモジュールに対して不正な信号が出力されることが
防止される。
【0013】以下、図5及び図6において、基板140
がバックプレーン基板101に既に接続され稼働中であ
る時に、基板130を活線挿抜する場合について具体的
に説明する。
がバックプレーン基板101に既に接続され稼働中であ
る時に、基板130を活線挿抜する場合について具体的
に説明する。
【0014】基板130の活線挿入を実現するために
は、基板130挿入の際の電圧変動(基板130の電源
ラインのインピーダンス151により大きさが決定され
る突入電流によって、電源が負荷の変化に追従できずに
生じる)をいかにして抑えるかが問題となる。
は、基板130挿入の際の電圧変動(基板130の電源
ラインのインピーダンス151により大きさが決定され
る突入電流によって、電源が負荷の変化に追従できずに
生じる)をいかにして抑えるかが問題となる。
【0015】従来では、電圧変動を押さえるために、基
板130,140用の電源コネクタとして、それぞれプ
リチャージ用の電源コネクタ132,142、主電源用
の電源コネクタ133,143というように、1枚の基
板に対して2種類の電源コネクタを用意している。さら
に、基板130,140の電源ラインに電流制限モジュ
ール152(抵抗,コイル等)を挿入することにより、
電源電圧を分圧させる方式(以下、抵抗方式)をとって
いる。
板130,140用の電源コネクタとして、それぞれプ
リチャージ用の電源コネクタ132,142、主電源用
の電源コネクタ133,143というように、1枚の基
板に対して2種類の電源コネクタを用意している。さら
に、基板130,140の電源ラインに電流制限モジュ
ール152(抵抗,コイル等)を挿入することにより、
電源電圧を分圧させる方式(以下、抵抗方式)をとって
いる。
【0016】基板130が活線挿入される場合、コネク
タ長の違いから、先ずGNDコネクタ135が、バック
プレーン基板101のGNDコネクタ105に接続され
る。続いて電源コネクタ133が電源コネクタ102に
接続され、電源装置121からの電力供給により基板1
30がプリチャージされた後に、電源コネクタ133が
電源コネクタ103に接続される。従って、基板130
の活線挿入に伴う電圧変動は、プリチャージしない場合
に比べて小さくて済む。最後に、信号コネクタ134が
信号コネクタ104に接続されることになるが、この時
点では基板130上の電源は安定していることになる。
タ長の違いから、先ずGNDコネクタ135が、バック
プレーン基板101のGNDコネクタ105に接続され
る。続いて電源コネクタ133が電源コネクタ102に
接続され、電源装置121からの電力供給により基板1
30がプリチャージされた後に、電源コネクタ133が
電源コネクタ103に接続される。従って、基板130
の活線挿入に伴う電圧変動は、プリチャージしない場合
に比べて小さくて済む。最後に、信号コネクタ134が
信号コネクタ104に接続されることになるが、この時
点では基板130上の電源は安定していることになる。
【0017】一方、基板130の活線抜出を実現するた
めには、基板130を抜出の際の、稼働中である基板1
40に対する影響が問題となる。例えば、基板130か
らの出力信号が基板140で使用されている場合、基板
130を活線抜出することにより、基板140に対して
不正な信号が出力され、稼働中である基板140の誤動
作原因になってしまう可能性がある。従って、基板13
0を活線抜出する際は、出力バッファ156を出力禁止
状態(ハイインピーダンス状態)に制御して、出力信号
ライン157を介して信号が出力されないようにする必
要がある。
めには、基板130を抜出の際の、稼働中である基板1
40に対する影響が問題となる。例えば、基板130か
らの出力信号が基板140で使用されている場合、基板
130を活線抜出することにより、基板140に対して
不正な信号が出力され、稼働中である基板140の誤動
作原因になってしまう可能性がある。従って、基板13
0を活線抜出する際は、出力バッファ156を出力禁止
状態(ハイインピーダンス状態)に制御して、出力信号
ライン157を介して信号が出力されないようにする必
要がある。
【0018】従来では、出力バッファ156を出力禁止
状態にする手段として、手動により切り替えられるスイ
ッチ154を用いている。基板130を活線抜出する前
に、予めスイッチ154をオフにして出力バッファ15
6を出力禁止状態にしておけば、出力信号ライン157
を介して信号は出力されない。その後に、基板130を
活線抜出すれば、不正な信号が出力されることなく、基
板140の誤動作を防止することができる。
状態にする手段として、手動により切り替えられるスイ
ッチ154を用いている。基板130を活線抜出する前
に、予めスイッチ154をオフにして出力バッファ15
6を出力禁止状態にしておけば、出力信号ライン157
を介して信号は出力されない。その後に、基板130を
活線抜出すれば、不正な信号が出力されることなく、基
板140の誤動作を防止することができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の活線
挿抜技術により構成されたシステムでは、基板130の
活線挿抜時における電圧変動を防ぐため、抵抗方式を採
用している。すなわち、図6のように、基板の電源ライ
ンに電流制限モジュール152(抵抗)を設けている。
この抵抗方式では、基板130が消費電力の大きなモジ
ュールであると、電源ラインが通電中に活線挿入する場
合、完全に電圧変動を除去することが困難であった。
挿抜技術により構成されたシステムでは、基板130の
活線挿抜時における電圧変動を防ぐため、抵抗方式を採
用している。すなわち、図6のように、基板の電源ライ
ンに電流制限モジュール152(抵抗)を設けている。
この抵抗方式では、基板130が消費電力の大きなモジ
ュールであると、電源ラインが通電中に活線挿入する場
合、完全に電圧変動を除去することが困難であった。
【0020】また、基板130をシステム稼働中に活線
抜出する場合、信号コネクタ134と信号コネクタ10
4との間が切り離されるが、電源コネクタ132と電源
コネクタ102、電源コネクタ133と電源コネクタ1
03、GNDコネクタ135とGNDコネクタ105と
が接続された状態が瞬間的に発生する。この状態では、
基板130から稼働中の基板140に対して不正な信号
が出力される可能性があるため、抜出前に手動による操
作によってスイッチ154をオフ状態にして、予め基板
130から信号が出力されないようにする必要があった
(なお、基板130の挿入時も同様に、スイッチ154
をオフ態にしておく必要がある)。
抜出する場合、信号コネクタ134と信号コネクタ10
4との間が切り離されるが、電源コネクタ132と電源
コネクタ102、電源コネクタ133と電源コネクタ1
03、GNDコネクタ135とGNDコネクタ105と
が接続された状態が瞬間的に発生する。この状態では、
基板130から稼働中の基板140に対して不正な信号
が出力される可能性があるため、抜出前に手動による操
作によってスイッチ154をオフ状態にして、予め基板
130から信号が出力されないようにする必要があった
(なお、基板130の挿入時も同様に、スイッチ154
をオフ態にしておく必要がある)。
【0021】このような手動操作によるスイッチ154
を使用した場合、機械的なスイッチであれば故障率も上
がり信頼性が低下してしまう。また、人為的なミスも誘
発し易い。例えば、システム稼働中に基板130を活線
挿抜しようとした作業者が、スイッチ154の切り替え
なしに抜出を行なった場合には、不正な信号が基板14
0に出力される可能性がありシステムの動作が保証でき
なくなってしまう。
を使用した場合、機械的なスイッチであれば故障率も上
がり信頼性が低下してしまう。また、人為的なミスも誘
発し易い。例えば、システム稼働中に基板130を活線
挿抜しようとした作業者が、スイッチ154の切り替え
なしに抜出を行なった場合には、不正な信号が基板14
0に出力される可能性がありシステムの動作が保証でき
なくなってしまう。
【0022】また、基板実装上の寸法誤差や利用者の基
板130に対する扱い方法等によって、基板130の挿
抜時にバックプレーン基板101と基板130の各コネ
クタの接続(切り離し)の本来の順序が誤ってしまうこ
とがある。例えば、図7に示すように、基板130を活
線抜出する際に、本来の抜出方向(図中破線矢印で示
す)に対して、斜め方向(図中実線矢印で示す)に引き
出して抜出がなされる場合がある。この場合、図7に示
すように、基板130の信号コネクタ134と、バック
プレーン基板101の信号コネクタ104とが切り離さ
れるより先に、電源コネクタ132と電源コネクタ10
2が切り離されてしまうことがある。従って、スイッチ
154(図7では省略)を出力禁止状態にし、出力バッ
ファ156から信号が出力されないようにしておかなけ
れば、やはりシステムの誤動作を引き起こす可能性があ
った。
板130に対する扱い方法等によって、基板130の挿
抜時にバックプレーン基板101と基板130の各コネ
クタの接続(切り離し)の本来の順序が誤ってしまうこ
とがある。例えば、図7に示すように、基板130を活
線抜出する際に、本来の抜出方向(図中破線矢印で示
す)に対して、斜め方向(図中実線矢印で示す)に引き
出して抜出がなされる場合がある。この場合、図7に示
すように、基板130の信号コネクタ134と、バック
プレーン基板101の信号コネクタ104とが切り離さ
れるより先に、電源コネクタ132と電源コネクタ10
2が切り離されてしまうことがある。従って、スイッチ
154(図7では省略)を出力禁止状態にし、出力バッ
ファ156から信号が出力されないようにしておかなけ
れば、やはりシステムの誤動作を引き起こす可能性があ
った。
【0023】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、システム稼働中のモジュールの活線挿抜
を、システムに対する電気的/動作的な悪影響を及ぼす
ことなく確実に行なうことが可能な情報処理装置を提供
することを目的とする。
れたもので、システム稼働中のモジュールの活線挿抜
を、システムに対する電気的/動作的な悪影響を及ぼす
ことなく確実に行なうことが可能な情報処理装置を提供
することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも1
つのモジュールを、信号コネクタ、電源コネクタ、及び
GNDコネクタからなるコネクタ群を介して、複数のモ
ジュールが接続可能な接続モジュールに接続して構成さ
れる情報処理装置において、モジュールを前記接続モジ
ュールから抜出する際に、電源コネクタが先に前記接続
モジュールから切り離されるように構成されたコネクタ
群と、前記モジュールに設けられ、前記コネクタ群中の
前記電源コネクタが切り離されたことを検出し、この検
出に応じて前記信号コネクタを介した信号出力を禁止状
態にする制御手段とを具備したことを特徴とする。
つのモジュールを、信号コネクタ、電源コネクタ、及び
GNDコネクタからなるコネクタ群を介して、複数のモ
ジュールが接続可能な接続モジュールに接続して構成さ
れる情報処理装置において、モジュールを前記接続モジ
ュールから抜出する際に、電源コネクタが先に前記接続
モジュールから切り離されるように構成されたコネクタ
群と、前記モジュールに設けられ、前記コネクタ群中の
前記電源コネクタが切り離されたことを検出し、この検
出に応じて前記信号コネクタを介した信号出力を禁止状
態にする制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0025】また、前記電源コネクタは、前記モジュー
ルの前記接続モジュールと接触する部分の端部近傍に設
けられ、前記制御手段は、前記電源コネクタを介して供
給される電力の電圧異常を検出して、前記電源コネクタ
が前記接続モジュールから切り離されたことを検出する
ことを特徴とする。
ルの前記接続モジュールと接触する部分の端部近傍に設
けられ、前記制御手段は、前記電源コネクタを介して供
給される電力の電圧異常を検出して、前記電源コネクタ
が前記接続モジュールから切り離されたことを検出する
ことを特徴とする。
【0026】また、前記接続モジュールに接続されるモ
ジュールのそれぞれ対応する、複数の電源装置を設け、
前記複数の電源装置のそれぞれは、対応するモジュール
が前記接続モジュールに接続されたことを検出する検出
手段を具備し、前記検出手段によってモジュールが接続
されたことを検出した場合に、一定時間経過した後に、
電力供給を開始することを特徴とする。
ジュールのそれぞれ対応する、複数の電源装置を設け、
前記複数の電源装置のそれぞれは、対応するモジュール
が前記接続モジュールに接続されたことを検出する検出
手段を具備し、前記検出手段によってモジュールが接続
されたことを検出した場合に、一定時間経過した後に、
電力供給を開始することを特徴とする。
【0027】また本発明は、少なくとも1つのモジュー
ルを、信号コネクタ、電源コネクタ、及びGNDコネク
タからなるコネクタ群を介して、複数のモジュールが接
続可能な接続モジュールに接続して構成される情報処理
装置において、モジュールを前記接続モジュールから抜
出する際に、前記電源コネクタが先に前記接続モジュー
ルから切り離されるように構成されたコネクタ群と、前
記モジュールの前記接続モジュールと接触する部分の端
部近傍に設けられ、前記モジュールを前記接続モジュー
ルから抜出する際に、前記電源コネクタが切り離される
前に切り離される抜出検出用コネクタと、前記モジュー
ルに設けられ、前記抜出検出用コネクタが切り離された
ことを検出し、この検出に応じて前記信号コネクタを介
した信号出力を禁止状態にする制御手段とを具備したこ
とを特徴とする。
ルを、信号コネクタ、電源コネクタ、及びGNDコネク
タからなるコネクタ群を介して、複数のモジュールが接
続可能な接続モジュールに接続して構成される情報処理
装置において、モジュールを前記接続モジュールから抜
出する際に、前記電源コネクタが先に前記接続モジュー
ルから切り離されるように構成されたコネクタ群と、前
記モジュールの前記接続モジュールと接触する部分の端
部近傍に設けられ、前記モジュールを前記接続モジュー
ルから抜出する際に、前記電源コネクタが切り離される
前に切り離される抜出検出用コネクタと、前記モジュー
ルに設けられ、前記抜出検出用コネクタが切り離された
ことを検出し、この検出に応じて前記信号コネクタを介
した信号出力を禁止状態にする制御手段とを具備したこ
とを特徴とする。
【0028】
【作用】このような構成によれば、モジュール(基板
等)が信号コネクタ、電源コネクタ、及びGNDコネク
タを介して、接続モジュール(バックプレーン基板等)
に結合される構成の場合に、モジュールを抜出する際
に、電源コネクタが最初に切り離され、その後に、GN
Dコネクタ、信号コネクタが切り離されるように構成さ
れる(GNDコネクタと信号コネクタを一体化して同時
に切り離されるようにしても良い)。そして、電源コネ
クタがバックプレーン基板から切り離されてからGND
コネクタが切り離されるまでの間、すなわち電力が供給
されている間に正常に信号出力を禁止状態にする。その
後に、信号コネクタがバックプレーン基板から切り離さ
れる。従って、モジュールの抜出に伴って不正信号が出
力されることがない。
等)が信号コネクタ、電源コネクタ、及びGNDコネク
タを介して、接続モジュール(バックプレーン基板等)
に結合される構成の場合に、モジュールを抜出する際
に、電源コネクタが最初に切り離され、その後に、GN
Dコネクタ、信号コネクタが切り離されるように構成さ
れる(GNDコネクタと信号コネクタを一体化して同時
に切り離されるようにしても良い)。そして、電源コネ
クタがバックプレーン基板から切り離されてからGND
コネクタが切り離されるまでの間、すなわち電力が供給
されている間に正常に信号出力を禁止状態にする。その
後に、信号コネクタがバックプレーン基板から切り離さ
れる。従って、モジュールの抜出に伴って不正信号が出
力されることがない。
【0029】また、電源コネクタのバックプレーン基板
からの切り離しが、電源コネクタから供給される電力の
電圧異常(急速な電圧降下)によって検出される。電源
コネクタをモジュールの端部に設けることにより、モジ
ュールにおけるコネクタの実装誤差等によって、モジュ
ールを抜出する際に斜め方向に引き抜かれても、確実に
電源コネクタの切り離しが検出される。
からの切り離しが、電源コネクタから供給される電力の
電圧異常(急速な電圧降下)によって検出される。電源
コネクタをモジュールの端部に設けることにより、モジ
ュールにおけるコネクタの実装誤差等によって、モジュ
ールを抜出する際に斜め方向に引き抜かれても、確実に
電源コネクタの切り離しが検出される。
【0030】また、バックプレーン基板に複数のモジュ
ールが接続されてシステムが構成される場合、各モジュ
ールに対応する電源装置を設けることにより、他のモジ
ュールが稼働中である時に、モジュールをバックプレー
ン基板に結合しても、電源装置における電圧変動が他の
モジュールに影響しない。各電源装置は、電源コネクタ
がバックプレーン基板に接続された後、一定時間経過し
た後に電力供給を開始する。従って、電源コネクタが接
続される時には電力が供給されておらず、スパーク等の
発生の恐れがない。
ールが接続されてシステムが構成される場合、各モジュ
ールに対応する電源装置を設けることにより、他のモジ
ュールが稼働中である時に、モジュールをバックプレー
ン基板に結合しても、電源装置における電圧変動が他の
モジュールに影響しない。各電源装置は、電源コネクタ
がバックプレーン基板に接続された後、一定時間経過し
た後に電力供給を開始する。従って、電源コネクタが接
続される時には電力が供給されておらず、スパーク等の
発生の恐れがない。
【0031】また、抜出検出用コネクタを設けることに
より、同様にして信号コネクタが切り離される前に、正
常に信号出力を禁止状態にすることができ、他の稼働中
のモジュールに対して不正な信号が出力されることがな
い。
より、同様にして信号コネクタが切り離される前に、正
常に信号出力を禁止状態にすることができ、他の稼働中
のモジュールに対して不正な信号が出力されることがな
い。
【0032】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は第1実施例に係わる情報処理装置の実装構
造の概略を示している。情報処理装置は、各種機能を実
現するための部品等が実装された1つまたは複数の電気
モジュールを、バックプレーン基板を用いて相互に結合
することによってシステムが構成されている。第1実施
例では、説明を簡単にするために、バックプレーン基板
201上に同一構成のモジュール(基板230と基板2
40)が、1枚または2枚実装されて稼働するシステム
の例を示している。
する。図1は第1実施例に係わる情報処理装置の実装構
造の概略を示している。情報処理装置は、各種機能を実
現するための部品等が実装された1つまたは複数の電気
モジュールを、バックプレーン基板を用いて相互に結合
することによってシステムが構成されている。第1実施
例では、説明を簡単にするために、バックプレーン基板
201上に同一構成のモジュール(基板230と基板2
40)が、1枚または2枚実装されて稼働するシステム
の例を示している。
【0033】図1に示すように、バックプレーン基板2
01には、第1のモジュール(基板230)を結合する
ための電源コネクタ202(電源装置221の+5V
用)、電源コネクタ203(電源装置221の+3.3
V用)、及び信号コネクタ204、GNDコネクタ20
5と、第2のモジュールを結合するための電源コネクタ
212(電源装置222の+5V用)、電源コネクタ2
13(電源装置222の+3.3V用)、信号コネクタ
214、及びGNDコネクタ215が設けられている。
基板230,240は、信号コネクタ204及び信号コ
ネクタ214を介して相互に信号を送受する。
01には、第1のモジュール(基板230)を結合する
ための電源コネクタ202(電源装置221の+5V
用)、電源コネクタ203(電源装置221の+3.3
V用)、及び信号コネクタ204、GNDコネクタ20
5と、第2のモジュールを結合するための電源コネクタ
212(電源装置222の+5V用)、電源コネクタ2
13(電源装置222の+3.3V用)、信号コネクタ
214、及びGNDコネクタ215が設けられている。
基板230,240は、信号コネクタ204及び信号コ
ネクタ214を介して相互に信号を送受する。
【0034】電源装置221は、基板230への電力供
給用に用いられるもので、電源コネクタ202、電源コ
ネクタ202を介して基板230に電力を供給する。電
源装置222は、基板240への電力供給用に用いられ
るもので、電源コネクタ203、電源コネクタ213を
介して基板240に電力を供給する。なお、基板23
0,240には+5Vの電源電圧により動作する電気部
品と、+3.3Vの電源電圧により動作する電気部品が
混在して実装されるものとする。このため、電源装置2
21,222は、それぞれ異なる2種類の電圧(5V,
3.3V)により電力を供給する。電源装置221,2
22は、それぞれに対応する基板230,240がバッ
クプレーン基板201に接続された後、一定時間経過し
た後に電力供給する機能を有する。
給用に用いられるもので、電源コネクタ202、電源コ
ネクタ202を介して基板230に電力を供給する。電
源装置222は、基板240への電力供給用に用いられ
るもので、電源コネクタ203、電源コネクタ213を
介して基板240に電力を供給する。なお、基板23
0,240には+5Vの電源電圧により動作する電気部
品と、+3.3Vの電源電圧により動作する電気部品が
混在して実装されるものとする。このため、電源装置2
21,222は、それぞれ異なる2種類の電圧(5V,
3.3V)により電力を供給する。電源装置221,2
22は、それぞれに対応する基板230,240がバッ
クプレーン基板201に接続された後、一定時間経過し
た後に電力供給する機能を有する。
【0035】電源装置221と信号コネクタ204の間
には、基板230が接続されているか否かを通知するた
めの信号線251が設けられている。信号線251は、
基板230の信号コネクタ234が、バックプレーン基
板201の信号コネクタ204に接続されていない場合
にはオープン状態にあり、信号コネクタ234が信号コ
ネクタ204に接続された場合には基板230中に設け
られた信号線を介してショートされる。同様に電源装置
222と信号コネクタ214の間には、基板240が接
続されているか否かを通知するための信号線252が設
けられている。信号線252は、基板240の信号コネ
クタ244が、バックプレーン基板201の信号コネク
タ214に接続されていない場合にはオープン状態にあ
り、信号コネクタ244が信号コネクタ214に接続さ
れた場合には基板240中に設けられた信号線を介して
ショートされる。
には、基板230が接続されているか否かを通知するた
めの信号線251が設けられている。信号線251は、
基板230の信号コネクタ234が、バックプレーン基
板201の信号コネクタ204に接続されていない場合
にはオープン状態にあり、信号コネクタ234が信号コ
ネクタ204に接続された場合には基板230中に設け
られた信号線を介してショートされる。同様に電源装置
222と信号コネクタ214の間には、基板240が接
続されているか否かを通知するための信号線252が設
けられている。信号線252は、基板240の信号コネ
クタ244が、バックプレーン基板201の信号コネク
タ214に接続されていない場合にはオープン状態にあ
り、信号コネクタ244が信号コネクタ214に接続さ
れた場合には基板240中に設けられた信号線を介して
ショートされる。
【0036】基板230は、図2に示すように構成され
ている(基板240も同一の構成を持つため説明を省略
する)。図2において、インピーダンス261(Z1)
は、+5V用電源−GNDライン間のインピーダンスを
表わし、インピーダンス262(Z2)は、+3.3V
用電源−GNDライン間のインピーダンスを表わしてい
る。電圧監視回路265は、電源(+3.3V)−GN
Dライン間の電圧異常(電源コネクタ233がバックプ
レーン基板201と切り離されることによる急速な電圧
降下)を監視し、電源コネクタ233がバックプレーン
基板201から切り離されたことを検出する。電圧監視
回路266は、電源(+5V)−GNDライン間の電圧
異常(電源コネクタ232がバックプレーン基板201
と切り離されることによる急速な電圧降下)を監視し、
電源コネクタ233がバックプレーン基板201から切
り離されたことを検出する。出力制御回路267は、電
圧監視回路265または電圧監視回路266によって電
圧異常が検出された際に、制御信号ライン268を介し
て、出力バッファ269を信号出力禁止状態にするため
の信号を出力する。出力バッファ269は、出力制御回
路267からの信号により、バックプレーン基板201
(他の基板240)に対する信号の出力許可/出力禁止
を制御する。出力バッファ269によって出力制御され
た信号は、出力信号ライン270から信号コネクタ23
4を介して、バックプレーン基板201の信号コネクタ
204を介して他のモジュール(基板240)に出力さ
れる。また、信号コネクタ234には、電源装置221
からの信号線251をショートさせる信号線271を接
続するための2本のピンが設けられている(信号コネク
タ234と信号コネクタ204が完全に切り離された時
に信号線251がオープンとなる)。
ている(基板240も同一の構成を持つため説明を省略
する)。図2において、インピーダンス261(Z1)
は、+5V用電源−GNDライン間のインピーダンスを
表わし、インピーダンス262(Z2)は、+3.3V
用電源−GNDライン間のインピーダンスを表わしてい
る。電圧監視回路265は、電源(+3.3V)−GN
Dライン間の電圧異常(電源コネクタ233がバックプ
レーン基板201と切り離されることによる急速な電圧
降下)を監視し、電源コネクタ233がバックプレーン
基板201から切り離されたことを検出する。電圧監視
回路266は、電源(+5V)−GNDライン間の電圧
異常(電源コネクタ232がバックプレーン基板201
と切り離されることによる急速な電圧降下)を監視し、
電源コネクタ233がバックプレーン基板201から切
り離されたことを検出する。出力制御回路267は、電
圧監視回路265または電圧監視回路266によって電
圧異常が検出された際に、制御信号ライン268を介し
て、出力バッファ269を信号出力禁止状態にするため
の信号を出力する。出力バッファ269は、出力制御回
路267からの信号により、バックプレーン基板201
(他の基板240)に対する信号の出力許可/出力禁止
を制御する。出力バッファ269によって出力制御され
た信号は、出力信号ライン270から信号コネクタ23
4を介して、バックプレーン基板201の信号コネクタ
204を介して他のモジュール(基板240)に出力さ
れる。また、信号コネクタ234には、電源装置221
からの信号線251をショートさせる信号線271を接
続するための2本のピンが設けられている(信号コネク
タ234と信号コネクタ204が完全に切り離された時
に信号線251がオープンとなる)。
【0037】図2に示すように、電源コネクタ232、
電源コネクタ233、信号コネクタ234、GNDコネ
クタ235の長さは、基板230のバックプレーン基板
201に対する挿抜方向で異なっており、基板230の
活線挿抜時におけるバックプレーン基板201の各コネ
クタと、基板230の各コネクタとの接続(または切り
離し)が順序づけられている。すなわち、基板230の
活線挿抜時に、挿入時には信号/GND/電源の順でコ
ネクタが接続され、抜出時には電源/GND/信号の順
でコネクタが切り離されるように構成されている。ま
た、電源コネクタ232と電源コネクタ233は、基板
230のバックプレーン基板201と接触する辺の両端
近傍にそれぞれ設けられている。
電源コネクタ233、信号コネクタ234、GNDコネ
クタ235の長さは、基板230のバックプレーン基板
201に対する挿抜方向で異なっており、基板230の
活線挿抜時におけるバックプレーン基板201の各コネ
クタと、基板230の各コネクタとの接続(または切り
離し)が順序づけられている。すなわち、基板230の
活線挿抜時に、挿入時には信号/GND/電源の順でコ
ネクタが接続され、抜出時には電源/GND/信号の順
でコネクタが切り離されるように構成されている。ま
た、電源コネクタ232と電源コネクタ233は、基板
230のバックプレーン基板201と接触する辺の両端
近傍にそれぞれ設けられている。
【0038】次に、第1実施例の動作、及び作用効果に
ついて説明する。ここでは、基板240がバックプレー
ン基板201に既に接続され稼働中である時に、基板2
30を活線挿抜する場合について説明する。
ついて説明する。ここでは、基板240がバックプレー
ン基板201に既に接続され稼働中である時に、基板2
30を活線挿抜する場合について説明する。
【0039】まず、基板230を活線挿入する場合につ
いて説明する。基板230がバックプレーン基板201
に接続されていない場合、電源装置221からの信号線
251は、基板230の信号線271と接続されずオー
プンになっている。これにより、電源装置221は、基
板230が接続されていないことを認識し、電源供給を
行わない。また、基板230がバックプレーン基板20
1に接続された場合、信号線251はショートされる。
電源装置221は、基板230がバックプレーン基板2
01に接続されたことを認識し、一定時間が経過した後
に、電源コネクタ202及び電源コネクタ203を介し
て、基板230に対する電力供給を開始する。
いて説明する。基板230がバックプレーン基板201
に接続されていない場合、電源装置221からの信号線
251は、基板230の信号線271と接続されずオー
プンになっている。これにより、電源装置221は、基
板230が接続されていないことを認識し、電源供給を
行わない。また、基板230がバックプレーン基板20
1に接続された場合、信号線251はショートされる。
電源装置221は、基板230がバックプレーン基板2
01に接続されたことを認識し、一定時間が経過した後
に、電源コネクタ202及び電源コネクタ203を介し
て、基板230に対する電力供給を開始する。
【0040】第1実施例では基板230に対しては電源
装置221によって電力を供給し、基板240に対して
は電源装置222によって電力を供給している。すなわ
ち、各基板230,240は、共通する電源装置から電
力供給を受けるのではなく、それぞれに対応する電源装
置221,222からそれぞれ電力供給を受けている。
このため、基板230の挿入に伴う電圧変動(基板23
0の電源ラインのインピーダンス261,262により
大きさが決定される突入電流によって、電源が負荷の変
化に追従できずに生じる)が、他の基板240に影響し
ない。
装置221によって電力を供給し、基板240に対して
は電源装置222によって電力を供給している。すなわ
ち、各基板230,240は、共通する電源装置から電
力供給を受けるのではなく、それぞれに対応する電源装
置221,222からそれぞれ電力供給を受けている。
このため、基板230の挿入に伴う電圧変動(基板23
0の電源ラインのインピーダンス261,262により
大きさが決定される突入電流によって、電源が負荷の変
化に追従できずに生じる)が、他の基板240に影響し
ない。
【0041】一方、活線挿入された基板230に対し
て、電源装置221からの電力供給は、活線挿入を行っ
た時点で直ちに行なわれるのではなく、一定時間が経過
した後に開始される。従って、活線挿入時における電圧
変動を抑えるために、基板230内の電源ラインに、電
気的損失を招く抵抗等(電流制限モジュール)を設ける
必要がない。また、基板230の接続時には電力供給さ
れていないことから、活線挿入の際にコネクタにスパー
クが生ずる恐れがなく、スパークに伴うコネクタ劣化が
防止される。
て、電源装置221からの電力供給は、活線挿入を行っ
た時点で直ちに行なわれるのではなく、一定時間が経過
した後に開始される。従って、活線挿入時における電圧
変動を抑えるために、基板230内の電源ラインに、電
気的損失を招く抵抗等(電流制限モジュール)を設ける
必要がない。また、基板230の接続時には電力供給さ
れていないことから、活線挿入の際にコネクタにスパー
クが生ずる恐れがなく、スパークに伴うコネクタ劣化が
防止される。
【0042】次に、基板230及び基板240がバック
プレーン基板201に接続され稼働中であるときに、基
板230を活線抜出する場合について説明する。基板2
30をバックプレーン基板201から抜出する場合、各
コネクタのうち、先ず電源コネクタ232,233が切
り離される。
プレーン基板201に接続され稼働中であるときに、基
板230を活線抜出する場合について説明する。基板2
30をバックプレーン基板201から抜出する場合、各
コネクタのうち、先ず電源コネクタ232,233が切
り離される。
【0043】図2に示すように、基板230は、基板の
バックプレーン基板201と接触する辺の両端近傍に、
電源コネクタ232,233を実装している。電圧監視
回路265は、基板230の抜出を検出するために、電
源コネクタ233を介して供給される電力の電圧監視を
行なっている。また、同様にして、電圧監視回路266
は、電源コネクタ232を介して供給される電力の電圧
監視を行なっている。
バックプレーン基板201と接触する辺の両端近傍に、
電源コネクタ232,233を実装している。電圧監視
回路265は、基板230の抜出を検出するために、電
源コネクタ233を介して供給される電力の電圧監視を
行なっている。また、同様にして、電圧監視回路266
は、電源コネクタ232を介して供給される電力の電圧
監視を行なっている。
【0044】電圧監視回路265,266は、電圧異常
を検出した場合には、出力制御回路267を介して出力
バッファ269を信号出力禁止状態(ハイインピーダン
ス状態)にする。なお、電圧監視回路265、電圧監視
回路266、及び出力制御回路267は、電源ライン
(+5V用及び+3.3V用)の電圧レベルが降下して
0Vに近くなっても動作保証がされる部品が使用され
る。
を検出した場合には、出力制御回路267を介して出力
バッファ269を信号出力禁止状態(ハイインピーダン
ス状態)にする。なお、電圧監視回路265、電圧監視
回路266、及び出力制御回路267は、電源ライン
(+5V用及び+3.3V用)の電圧レベルが降下して
0Vに近くなっても動作保証がされる部品が使用され
る。
【0045】すなわち、基板230が活線抜出され、電
源コネクタ232または電源コネクタ233が、それぞ
れに対応するバックプレーン基板201の電源コネクタ
202または電源コネクタ203と切り離されると、G
NDコネクタ235が切り離されて電源ラインの電圧が
0Vとなるまでの間に電圧異常が検出されて出力バッフ
ァ269が出力禁止状態にされる。このため、信号コネ
クタ234が切り離される前に、正常に信号出力が禁止
されるため、基板230の抜出に伴って、稼働中の他の
基板240に対して不正な信号が出力されることがな
い。
源コネクタ232または電源コネクタ233が、それぞ
れに対応するバックプレーン基板201の電源コネクタ
202または電源コネクタ203と切り離されると、G
NDコネクタ235が切り離されて電源ラインの電圧が
0Vとなるまでの間に電圧異常が検出されて出力バッフ
ァ269が出力禁止状態にされる。このため、信号コネ
クタ234が切り離される前に、正常に信号出力が禁止
されるため、基板230の抜出に伴って、稼働中の他の
基板240に対して不正な信号が出力されることがな
い。
【0046】また、基板230において抜出の検出、及
び出力バッファ269に対する出力禁止制御が自動的に
行われるため、手動操作の必要がないために人為的な誤
りも発生せず、さらに機械的なスイッチ等が介在しない
ので信頼性が向上する。
び出力バッファ269に対する出力禁止制御が自動的に
行われるため、手動操作の必要がないために人為的な誤
りも発生せず、さらに機械的なスイッチ等が介在しない
ので信頼性が向上する。
【0047】また、基板230を活線抜出する際に、本
来の抜出方向に対して、斜め方向に引き出して抜出され
る場合がある。この場合、2系統ある電源ライン(+5
V用、+3.3V用)のうち、一方の電源ラインのみが
切り離される可能性がある。例えば、電源コネクタ23
2と電源コネクタ202との間が接続されたままの状態
で、電源コネクタ233と電源コネクタ203との間が
先に外れてしまうことがある。この場合でも、図2に示
す構成から明らかなように、基板230において、電源
コネクタ232−GND間、電源コネクタ233−GN
D間の電圧監視がそれぞれ行われているので、電源コネ
クタ233−GND間の電圧異常が検出されてから、直
ちに出力バッファ268による出力信号ライン270へ
の信号出力禁止の制御が確実に行われる。
来の抜出方向に対して、斜め方向に引き出して抜出され
る場合がある。この場合、2系統ある電源ライン(+5
V用、+3.3V用)のうち、一方の電源ラインのみが
切り離される可能性がある。例えば、電源コネクタ23
2と電源コネクタ202との間が接続されたままの状態
で、電源コネクタ233と電源コネクタ203との間が
先に外れてしまうことがある。この場合でも、図2に示
す構成から明らかなように、基板230において、電源
コネクタ232−GND間、電源コネクタ233−GN
D間の電圧監視がそれぞれ行われているので、電源コネ
クタ233−GND間の電圧異常が検出されてから、直
ちに出力バッファ268による出力信号ライン270へ
の信号出力禁止の制御が確実に行われる。
【0048】次に、第2実施例について説明する。前述
した第1実施例においては、基板230,240の電源
ラインが2系統以上ある場合において、異なったそれぞ
れの電源コネクタ232,233を介した電源ラインに
対して電圧監視を行うことにより、バックプレーン基板
201からの基板230の抜出を検出している。第2実
施例では電源電圧の監視を行なわない他の構成について
説明する。
した第1実施例においては、基板230,240の電源
ラインが2系統以上ある場合において、異なったそれぞ
れの電源コネクタ232,233を介した電源ラインに
対して電圧監視を行うことにより、バックプレーン基板
201からの基板230の抜出を検出している。第2実
施例では電源電圧の監視を行なわない他の構成について
説明する。
【0049】図3には第2実施例における基板330の
構成の一例を示している。図3に示すように、基板33
0には、電源コネクタ332、電源コネクタ333、信
号コネクタ334、GNDコネクタ335、抜出検出用
コネクタ336a,336bが設けられている。抜出検
出用コネクタ336a,336bは、基板330のバッ
クプレーン基板(図示せず)と接触する辺の両端近傍に
それぞれ設けられている。
構成の一例を示している。図3に示すように、基板33
0には、電源コネクタ332、電源コネクタ333、信
号コネクタ334、GNDコネクタ335、抜出検出用
コネクタ336a,336bが設けられている。抜出検
出用コネクタ336a,336bは、基板330のバッ
クプレーン基板(図示せず)と接触する辺の両端近傍に
それぞれ設けられている。
【0050】電源コネクタ332、電源コネクタ33
3、信号コネクタ334、GNDコネクタ335、抜出
検出用コネクタ336a,336bの長さは、基板33
0のバックプレーン基板に対する挿抜方向で異なってお
り、基板330の活線挿抜時におけるバックプレーン基
板の各コネクタと、基板330の各コネクタとの接続
(または切り離し)が順序づけられている。すなわち、
基板330の活線挿抜時に、挿入時には信号/GND/
電源/抜出検出用の順でコネクタが接続され、抜出時に
は抜出検出用/電源/GND/信号の順でコネクタが切
り離されるように構成されている。ただし、バックプレ
ーン基板には、図3に示す基板330に設けられた各コ
ネクタの位置に応じて、それぞれに対応するコネクタが
設けられているものとする。
3、信号コネクタ334、GNDコネクタ335、抜出
検出用コネクタ336a,336bの長さは、基板33
0のバックプレーン基板に対する挿抜方向で異なってお
り、基板330の活線挿抜時におけるバックプレーン基
板の各コネクタと、基板330の各コネクタとの接続
(または切り離し)が順序づけられている。すなわち、
基板330の活線挿抜時に、挿入時には信号/GND/
電源/抜出検出用の順でコネクタが接続され、抜出時に
は抜出検出用/電源/GND/信号の順でコネクタが切
り離されるように構成されている。ただし、バックプレ
ーン基板には、図3に示す基板330に設けられた各コ
ネクタの位置に応じて、それぞれに対応するコネクタが
設けられているものとする。
【0051】図3において、抜出検出部360は、抜出
通知信号ライン372a,372bからの信号に基づい
て、基板330のバックプレーン基板からの抜出を検出
し、抜出検出に応じて制御信号ライン368を介して、
出力バッファ269からの信号の出力を禁止するための
信号を通知する。抜出検出部360には、抜出検出用コ
ネクタ336aと接続された抜出通知信号ライン372
a、及び抜出検出用コネクタ336bと接続された抜出
通知信号ライン372bが接続されている。
通知信号ライン372a,372bからの信号に基づい
て、基板330のバックプレーン基板からの抜出を検出
し、抜出検出に応じて制御信号ライン368を介して、
出力バッファ269からの信号の出力を禁止するための
信号を通知する。抜出検出部360には、抜出検出用コ
ネクタ336aと接続された抜出通知信号ライン372
a、及び抜出検出用コネクタ336bと接続された抜出
通知信号ライン372bが接続されている。
【0052】抜出通知信号ライン372a,372b
は、基板330がバックプレーン基板に挿入されていな
い場合にはオープン状態にあり、挿入された場合にはシ
ョートされる。すなわち、バックプレーン基板の抜出検
出用コネクタ336a,336bに対応するそれぞれの
コネクタには、抜出検出用コネクタ336a,336b
が接続された際に、抜出通知信号ライン372a,37
2bをショートさせる信号線が2本のピンを介して接続
されている。
は、基板330がバックプレーン基板に挿入されていな
い場合にはオープン状態にあり、挿入された場合にはシ
ョートされる。すなわち、バックプレーン基板の抜出検
出用コネクタ336a,336bに対応するそれぞれの
コネクタには、抜出検出用コネクタ336a,336b
が接続された際に、抜出通知信号ライン372a,37
2bをショートさせる信号線が2本のピンを介して接続
されている。
【0053】なお、図3中には図示していないが、電源
装置が基板330のバックプレーン基板に対する結合を
検出するための、図1中に示す信号線251,252を
ショートさせる信号線(図2では信号線271)が設け
られているものとする。
装置が基板330のバックプレーン基板に対する結合を
検出するための、図1中に示す信号線251,252を
ショートさせる信号線(図2では信号線271)が設け
られているものとする。
【0054】次に、第2実施例の動作、及び作用効果に
ついて説明する。ここでは、基板330をバックプレー
ン基板から活線抜出する場合について説明する。基板3
30をバックプレーン基板から抜出する場合、各コネク
タのうち、先ず抜出検出用コネクタ336a,336b
が切り離される。従って、抜出検出部360は、抜出検
出用コネクタ336a,336bが切り離され、抜出通
知信号ライン372a,372bがオープン状態になる
ことによって、基板330のバックプレーン基板からの
抜出が開始されたことを検知する。
ついて説明する。ここでは、基板330をバックプレー
ン基板から活線抜出する場合について説明する。基板3
30をバックプレーン基板から抜出する場合、各コネク
タのうち、先ず抜出検出用コネクタ336a,336b
が切り離される。従って、抜出検出部360は、抜出検
出用コネクタ336a,336bが切り離され、抜出通
知信号ライン372a,372bがオープン状態になる
ことによって、基板330のバックプレーン基板からの
抜出が開始されたことを検知する。
【0055】抜出検出部360は、抜出通知信号ライン
372a,372bがオープン状態になったことを検知
すると、制御信号ライン368を介して、出力バッファ
369を出力禁止状態にする。すなわち、電源装置から
の電力供給が電源コネクタ332,333を介してなさ
れている間に、基板330のバックプレーン基板からの
切り離しの開始が検出され、信号コネクタ334が切り
離される前に、正常に信号出力が禁止される。このた
め、基板330の抜出に伴って、稼働中の他の基板に対
して不正な信号が出力されることがない。
372a,372bがオープン状態になったことを検知
すると、制御信号ライン368を介して、出力バッファ
369を出力禁止状態にする。すなわち、電源装置から
の電力供給が電源コネクタ332,333を介してなさ
れている間に、基板330のバックプレーン基板からの
切り離しの開始が検出され、信号コネクタ334が切り
離される前に、正常に信号出力が禁止される。このた
め、基板330の抜出に伴って、稼働中の他の基板に対
して不正な信号が出力されることがない。
【0056】また、基板330を活線抜出する際に、本
来の抜出方向に対して、斜め方向に引き出して抜出され
る場合であっても、正しく基板330の抜出が検出さ
れ、直ちに出力バッファ369の出力を禁止する制御が
行なわれる。すなわち、抜出検出用コネクタ336a,
336bが、基板330のバックプレーン基板と接触す
る辺の両端にそれぞれ設けられ、何れか一方で抜出通知
信号ラインのオープン状態が抜出検出部360に検知さ
れることによって、出力バッファ369が出力禁止状態
にされるためである。
来の抜出方向に対して、斜め方向に引き出して抜出され
る場合であっても、正しく基板330の抜出が検出さ
れ、直ちに出力バッファ369の出力を禁止する制御が
行なわれる。すなわち、抜出検出用コネクタ336a,
336bが、基板330のバックプレーン基板と接触す
る辺の両端にそれぞれ設けられ、何れか一方で抜出通知
信号ラインのオープン状態が抜出検出部360に検知さ
れることによって、出力バッファ369が出力禁止状態
にされるためである。
【0057】次に、第3実施例について説明する。前述
した第1実施例及び第2実施例では、基板のバックプレ
ーン基板への挿入時には信号/GND/電源の順でコネ
クタが接続され、抜出時には電源/GND/信号の順で
コネクタが切り離されるように構成されている。第3実
施例では、GND/信号コネクタが同時に接続(あるい
は切り離し)されるものである。
した第1実施例及び第2実施例では、基板のバックプレ
ーン基板への挿入時には信号/GND/電源の順でコネ
クタが接続され、抜出時には電源/GND/信号の順で
コネクタが切り離されるように構成されている。第3実
施例では、GND/信号コネクタが同時に接続(あるい
は切り離し)されるものである。
【0058】図4に、第3実施例における基板430の
構成を示している。なお、図4において、前述した第2
実施例における基板230と同一部分については同一符
号を付して説明を省略する。
構成を示している。なお、図4において、前述した第2
実施例における基板230と同一部分については同一符
号を付して説明を省略する。
【0059】図4に示すように、基板430には、電源
コネクタ432,433、信号/GNDコネクタ435
が設けられている。出力信号ライン270とGNDライ
ンは、1個の信号/GNGコネクタ435によってバッ
クプレーン基板と接続される。電源コネクタ432,4
33と信号/GNDコネクタ435の長さは、基板43
0のバックプレーン基板に対する挿抜方向で異なってい
る。基板430では、電源コネクタ432,433の長
さが同一であり、電源コネクタ432,433よりも信
号/GNDコネクタ435の方が長くなっている。従っ
て、基板430の活線挿抜時に、挿入時には信号及びG
ND/電源の順でコネクタが接続され、抜出時には電源
/GND及び信号の順でコネクタが切り離される。
コネクタ432,433、信号/GNDコネクタ435
が設けられている。出力信号ライン270とGNDライ
ンは、1個の信号/GNGコネクタ435によってバッ
クプレーン基板と接続される。電源コネクタ432,4
33と信号/GNDコネクタ435の長さは、基板43
0のバックプレーン基板に対する挿抜方向で異なってい
る。基板430では、電源コネクタ432,433の長
さが同一であり、電源コネクタ432,433よりも信
号/GNDコネクタ435の方が長くなっている。従っ
て、基板430の活線挿抜時に、挿入時には信号及びG
ND/電源の順でコネクタが接続され、抜出時には電源
/GND及び信号の順でコネクタが切り離される。
【0060】第3実施例においては信号ライン/GND
ラインが、同時に接続、または切り離しされる他には、
前述した第1実施例、及び第2実施例と同じ動作を行な
うもので、同様の効果を得ることができる。
ラインが、同時に接続、または切り離しされる他には、
前述した第1実施例、及び第2実施例と同じ動作を行な
うもので、同様の効果を得ることができる。
【0061】このようにして、第1実施例乃至第3実施
例の何れにおいても、基板のバックプレーン基板に対す
る活線抜出が自動的に検出され、信号出力が正常に禁止
されるので、手動操作が不要となり人為的な誤りが発生
せず、また信頼性が向上される。
例の何れにおいても、基板のバックプレーン基板に対す
る活線抜出が自動的に検出され、信号出力が正常に禁止
されるので、手動操作が不要となり人為的な誤りが発生
せず、また信頼性が向上される。
【0062】また、第1実施例で示すように、基板に電
力を供給する電源装置を各基板毎に設けることにより、
基板の活線挿入の際に他に稼働中の基板が存在しても、
電圧変動による影響を与えることがない。
力を供給する電源装置を各基板毎に設けることにより、
基板の活線挿入の際に他に稼働中の基板が存在しても、
電圧変動による影響を与えることがない。
【0063】また、電源装置は、対応する基板がバック
プレーン基板に接続されたことを検出し、その後、一定
時間経過してから電力供給を開始するので、電圧変動を
抑えるための電気的損失を招く電流低減モジュール等が
不要となる。さらに、コネクタの接続時には電力が供給
されていないことから、コネクタにスパーク等が発生せ
ず、スパークに伴うコネクタ劣化が防止される。
プレーン基板に接続されたことを検出し、その後、一定
時間経過してから電力供給を開始するので、電圧変動を
抑えるための電気的損失を招く電流低減モジュール等が
不要となる。さらに、コネクタの接続時には電力が供給
されていないことから、コネクタにスパーク等が発生せ
ず、スパークに伴うコネクタ劣化が防止される。
【0064】また、第1実施例及び第3実施例における
電源コネクタ232,233,432,433を、基板
のバックプレーン基板と接する辺の両端近傍に設けるこ
とにより、基板が、本来の抜出方向に対して斜め方向に
引き出して抜出されても、確実に信号出力が禁止状態に
されるので、他の稼働中の基板に対して不正な信号が出
力されることがない。
電源コネクタ232,233,432,433を、基板
のバックプレーン基板と接する辺の両端近傍に設けるこ
とにより、基板が、本来の抜出方向に対して斜め方向に
引き出して抜出されても、確実に信号出力が禁止状態に
されるので、他の稼働中の基板に対して不正な信号が出
力されることがない。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、シ
ステム稼働中のモジュールの活線挿抜を、システムに対
する電気的/動作的な悪影響を及ぼすことなく確実に行
なうことが可能となるものである。
ステム稼働中のモジュールの活線挿抜を、システムに対
する電気的/動作的な悪影響を及ぼすことなく確実に行
なうことが可能となるものである。
【図1】本発明の第1実施例に係わる情報処理装置の実
装構造の概略を示す図。
装構造の概略を示す図。
【図2】第1実施例における基板の構成の一例を示す
図。
図。
【図3】第2実施例における基板の構成の一例を示す
図。
図。
【図4】第3実施例における基板の構成の一例を示す
図。
図。
【図5】従来の情報処理装置の実装構造の概略を示す
図。
図。
【図6】図5に示す従来の基板の構成を示す図。
【図7】バックプレーン基板から基板を抜出する状態を
説明するための図。
説明するための図。
201…バックプレーン基板、202,203,21
2,213,232,233,242,243,33
2,333,432,433…電源コネクタ、204,
214,234,244,334,435…信号コネク
タ、205,215,235,245,335…GND
コネクタ、221,222…電源装置、230,24
0,330,430…基板,265,266,465,
466…電圧監視回路、269,369,469…出力
バッファ、267,467…出力制御回路、360…抜
出検出部、336a,336b…抜出検出用コネクタ。
2,213,232,233,242,243,33
2,333,432,433…電源コネクタ、204,
214,234,244,334,435…信号コネク
タ、205,215,235,245,335…GND
コネクタ、221,222…電源装置、230,24
0,330,430…基板,265,266,465,
466…電圧監視回路、269,369,469…出力
バッファ、267,467…出力制御回路、360…抜
出検出部、336a,336b…抜出検出用コネクタ。
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも1つのモジュールを、信号コ
ネクタ、電源コネクタ、及びGNDコネクタからなるコ
ネクタ群を介して、複数のモジュールが接続可能な接続
モジュールに接続して構成される情報処理装置におい
て、 モジュールを前記接続モジュールから抜出する際に、電
源コネクタが先に前記接続モジュールから切り離される
ように構成されたコネクタ群と、 前記モジュールに設けられ、前記コネクタ群中の前記電
源コネクタが切り離されたことを検出し、この検出に応
じて前記信号コネクタを介した信号出力を禁止状態にす
る制御手段とを具備したことを特徴とする情報処理装
置。 - 【請求項2】 前記電源コネクタは、前記モジュールの
前記接続モジュールと接触する部分の端部近傍に設けら
れ、 前記制御手段は、前記電源コネクタを介して供給される
電力の電圧異常を検出して、前記電源コネクタが前記接
続モジュールから切り離されたことを検出することを特
徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 【請求項3】 前記接続モジュールに接続されるモジュ
ールのそれぞれ対応する、複数の電源装置を設け、 前記複数の電源装置のそれぞれは、 対応するモジュールが前記接続モジュールに接続された
ことを検出する検出手段を具備し、 前記検出手段によってモジュールが接続されたことを検
出した場合に、一定時間経過した後に、電力供給を開始
することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 【請求項4】 少なくとも1つのモジュールを、信号コ
ネクタ、電源コネクタ、及びGNDコネクタからなるコ
ネクタ群を介して、複数のモジュールが接続可能な接続
モジュールに接続して構成される情報処理装置におい
て、 モジュールを前記接続モジュールから抜出する際に、前
記電源コネクタが先に前記接続モジュールから切り離さ
れるように構成されたコネクタ群と、 前記モジュールの前記接続モジュールと接触する部分の
端部近傍に設けられ、前記モジュールを前記接続モジュ
ールから抜出する際に、前記電源コネクタが切り離され
る前に切り離される抜出検出用コネクタと、 前記モジュールに設けられ、前記抜出検出用コネクタが
切り離されたことを検出し、この検出に応じて前記信号
コネクタを介した信号出力を禁止状態にする制御手段と
を具備したことを特徴とする情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7184284A JPH0934594A (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | 情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7184284A JPH0934594A (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | 情報処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0934594A true JPH0934594A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16150634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7184284A Pending JPH0934594A (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | 情報処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0934594A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190002934U (ko) * | 2018-05-18 | 2019-11-27 | 이브이지에이 코포레이션 | 디스플레이 카드 전원 통신장치 |
CN113872280A (zh) * | 2021-09-24 | 2021-12-31 | 瀚昕微电子(无锡)有限公司 | 充电系统及充电设备 |
-
1995
- 1995-07-20 JP JP7184284A patent/JPH0934594A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190002934U (ko) * | 2018-05-18 | 2019-11-27 | 이브이지에이 코포레이션 | 디스플레이 카드 전원 통신장치 |
CN113872280A (zh) * | 2021-09-24 | 2021-12-31 | 瀚昕微电子(无锡)有限公司 | 充电系统及充电设备 |
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