JPH09138715A - 活線挿抜制御装置 - Google Patents
活線挿抜制御装置Info
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- JPH09138715A JPH09138715A JP7295524A JP29552495A JPH09138715A JP H09138715 A JPH09138715 A JP H09138715A JP 7295524 A JP7295524 A JP 7295524A JP 29552495 A JP29552495 A JP 29552495A JP H09138715 A JPH09138715 A JP H09138715A
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- board
- hot
- power
- circuit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 基板の活線挿入において、電流の回り込みに
よる部品破壊や、不正なリセット動作を防止する。 【解決手段】 基板が活線挿入されると、各電源ピン1
20〜123から電源が供給された各電源プレーン11
1〜113の回路から電源状態監視信号204〜206
が出力される。これら、電源状態監視信号の状態を監視
することでリセット制御回路203は各電源プレーンの
電源電圧を感知することができる。リセット制御回路2
03はリセット制御信号202をすべてのプレーンに電
源が供給されたことを検出するまで高電位に保つ。基板
リセット回路201はリセット制御信号202が低電位
になってから一定期間、基板内の回路に基板リセット信
号207を出力し続ける。
よる部品破壊や、不正なリセット動作を防止する。 【解決手段】 基板が活線挿入されると、各電源ピン1
20〜123から電源が供給された各電源プレーン11
1〜113の回路から電源状態監視信号204〜206
が出力される。これら、電源状態監視信号の状態を監視
することでリセット制御回路203は各電源プレーンの
電源電圧を感知することができる。リセット制御回路2
03はリセット制御信号202をすべてのプレーンに電
源が供給されたことを検出するまで高電位に保つ。基板
リセット回路201はリセット制御信号202が低電位
になってから一定期間、基板内の回路に基板リセット信
号207を出力し続ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等の
電子機器を使用する装置に付属して、装置を構成する基
板に故障が発生した際に装置の動作を停止することなく
故障した基板をすみやかに抜出し、基板を交換した後に
装置の動作を正常な状態に戻す基板の活線挿抜制御装置
に関するものである。
電子機器を使用する装置に付属して、装置を構成する基
板に故障が発生した際に装置の動作を停止することなく
故障した基板をすみやかに抜出し、基板を交換した後に
装置の動作を正常な状態に戻す基板の活線挿抜制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータを使用した一般の装置で
は、その装置を構成する基板が故障した場合、装置の動
作を一旦停止させ、その基板を交換した後に動作を再開
するという一連の作業が必要であった。このため、装置
を構成する基板のうち、該故障基板と電気的な接続関係
にあった他の基板からの漏電、または機械的に接触して
いた基板の動作障害の誘発を防ぐ意味で、装置の主電源
を遮断し、基板の交換作業の間、動作を停止した状態に
保持しておく必要があった。ただし、これでは装置の稼
働状態が中断されることになり、例えば発電所などの監
視制御装置などのように、常時稼働していることが要求
されるシステムにおいては、この中断によってシステム
全体が致命的な回復不能状態に陥ってしまう可能性があ
った。従来、このような状況を回避するため、IEEE Sta
ndard896.1−−1991の規格で、図12に示すよ
うな基板の活線挿抜方法が提案されている。図におい
て、91は稼働装置、92は基板、93は基板92を接
続するバックプレーン、94は稼働装置91の主電源か
らバックプレーン93を通して基板92に電力を供給す
るための電源線、95は基板92のフロントパネル、9
6は基板92の故障発生を係員に知らせるLEDラン
プ、97は基板92とバックプレーン93の接続状態を
機械的に制御するための基板接続制御スイッチである。
この活線挿抜方法では、交換する基板のフロントパネル
の正面図は図13に示すような構成になっている。故障
発生時に係員は、基板接続制御スイッチ97をオフにし
て基板92をバックプレーン93から取り外せる状態に
した後、基板92を取り出す。基板92を挿入する場合
は、基板92とバックプレーン93の接続を確認した
後、基板接続制御スイッチ97をオンにして稼働装置9
1を再始動する。
は、その装置を構成する基板が故障した場合、装置の動
作を一旦停止させ、その基板を交換した後に動作を再開
するという一連の作業が必要であった。このため、装置
を構成する基板のうち、該故障基板と電気的な接続関係
にあった他の基板からの漏電、または機械的に接触して
いた基板の動作障害の誘発を防ぐ意味で、装置の主電源
を遮断し、基板の交換作業の間、動作を停止した状態に
保持しておく必要があった。ただし、これでは装置の稼
働状態が中断されることになり、例えば発電所などの監
視制御装置などのように、常時稼働していることが要求
されるシステムにおいては、この中断によってシステム
全体が致命的な回復不能状態に陥ってしまう可能性があ
った。従来、このような状況を回避するため、IEEE Sta
ndard896.1−−1991の規格で、図12に示すよ
うな基板の活線挿抜方法が提案されている。図におい
て、91は稼働装置、92は基板、93は基板92を接
続するバックプレーン、94は稼働装置91の主電源か
らバックプレーン93を通して基板92に電力を供給す
るための電源線、95は基板92のフロントパネル、9
6は基板92の故障発生を係員に知らせるLEDラン
プ、97は基板92とバックプレーン93の接続状態を
機械的に制御するための基板接続制御スイッチである。
この活線挿抜方法では、交換する基板のフロントパネル
の正面図は図13に示すような構成になっている。故障
発生時に係員は、基板接続制御スイッチ97をオフにし
て基板92をバックプレーン93から取り外せる状態に
した後、基板92を取り出す。基板92を挿入する場合
は、基板92とバックプレーン93の接続を確認した
後、基板接続制御スイッチ97をオンにして稼働装置9
1を再始動する。
【0003】従来の活線挿抜方法は上記のような構成で
あり、稼働中の装置の動作を停止することなく基板交換
作業を開始することができる。
あり、稼働中の装置の動作を停止することなく基板交換
作業を開始することができる。
【0004】また、特開平04−245872は、活線
挿入に於いて電流の回り込みによる部品の破壊や誤動作
を防止するために、電源を有する稼働装置内の出力部分
の回路をオープンタイプとした構成であるが、被制御装
置が複数の電源プレーンに分割された構成の場合、プレ
ーン相互の電流回り込みを防止することができないとい
う欠点があった。
挿入に於いて電流の回り込みによる部品の破壊や誤動作
を防止するために、電源を有する稼働装置内の出力部分
の回路をオープンタイプとした構成であるが、被制御装
置が複数の電源プレーンに分割された構成の場合、プレ
ーン相互の電流回り込みを防止することができないとい
う欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の基板交換は、上
記のような方式の活線挿抜方法により行っていた。この
従来例では、バックプレーンと基板の接続部のコネクタ
が完全に接触したことを確認することと係員が基板接統
制御スイッチを押すことが連動していないという不都合
があった。そのため係員が基板を挿入するときに、人為
的なミスによって、バックプレーンと基板の接続部のコ
ネクタが完全に接触する前にスイッチを押してしまい、
稼働装置が正常に動作できないという問題点があった。
あるいは活線挿入に於いて、電源プレーン間の電流の回
り込みによる基板内部回路の破壊、誤動作を防止するこ
とができないという問題点があった。
記のような方式の活線挿抜方法により行っていた。この
従来例では、バックプレーンと基板の接続部のコネクタ
が完全に接触したことを確認することと係員が基板接統
制御スイッチを押すことが連動していないという不都合
があった。そのため係員が基板を挿入するときに、人為
的なミスによって、バックプレーンと基板の接続部のコ
ネクタが完全に接触する前にスイッチを押してしまい、
稼働装置が正常に動作できないという問題点があった。
あるいは活線挿入に於いて、電源プレーン間の電流の回
り込みによる基板内部回路の破壊、誤動作を防止するこ
とができないという問題点があった。
【0006】また、基板を活線挿入する場合、先に接触
した側のコネクタから電源の供給を受けた部品から出力
された信号が誤ってリセット信号とみなされ、このリセ
ット信号が基板内部の回路をリセットするための回路で
あるリセット回路に流れ込み、誤ったリセット動作をし
てしまうという問題点があった。リセット動作とは、基
板内部の回路を初期化する動作である。ここでいう誤っ
たリセット動作とは、誤って流れ込んだ信号によるリセ
ット動作を指す。
した側のコネクタから電源の供給を受けた部品から出力
された信号が誤ってリセット信号とみなされ、このリセ
ット信号が基板内部の回路をリセットするための回路で
あるリセット回路に流れ込み、誤ったリセット動作をし
てしまうという問題点があった。リセット動作とは、基
板内部の回路を初期化する動作である。ここでいう誤っ
たリセット動作とは、誤って流れ込んだ信号によるリセ
ット動作を指す。
【0007】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、活線挿入の際に基板とバックプ
レーンの各ピンの接続状態にばらつきが生じた場合に、
電源投入と認識されることを防止する活線挿抜制御装置
を提供することを目的としている。さらに基板内部で電
源供給に時間差が発生した場合においても、基板内の部
品の破損を防止する活線挿抜制御装置を提供することを
目的としている。
ためになされたもので、活線挿入の際に基板とバックプ
レーンの各ピンの接続状態にばらつきが生じた場合に、
電源投入と認識されることを防止する活線挿抜制御装置
を提供することを目的としている。さらに基板内部で電
源供給に時間差が発生した場合においても、基板内の部
品の破損を防止する活線挿抜制御装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の活線挿抜制御
装置は、回路を配置した基板をバックプレーンに脱着し
て活線挿抜を行う活線挿抜制御装置において、以下の要
素を備えたことを特徴とする。 (a)上記基板を上記バックプレーンに脱着する基板脱
着レバー、(b)上記基板脱着レバーに連動して、上記
基板の状態を制御する基板状態制御信号を出力する基板
状態制御スイッチ、(c)上記基板状態制御スイッチが
出力した基板状態制御信号に対応してリセット信号を生
成するリセット回路。
装置は、回路を配置した基板をバックプレーンに脱着し
て活線挿抜を行う活線挿抜制御装置において、以下の要
素を備えたことを特徴とする。 (a)上記基板を上記バックプレーンに脱着する基板脱
着レバー、(b)上記基板脱着レバーに連動して、上記
基板の状態を制御する基板状態制御信号を出力する基板
状態制御スイッチ、(c)上記基板状態制御スイッチが
出力した基板状態制御信号に対応してリセット信号を生
成するリセット回路。
【0009】上記リセット回路は、上記基板状態制御信
号を受信して基板内部保護要求信号を出力する基板状態
制御回路と、上記基板内部保護要求信号を受信して上記
基板に配置された回路のリセット状態を解除する基板内
部保護回路とを備えたことを特徴とする。
号を受信して基板内部保護要求信号を出力する基板状態
制御回路と、上記基板内部保護要求信号を受信して上記
基板に配置された回路のリセット状態を解除する基板内
部保護回路とを備えたことを特徴とする。
【0010】上記基板状態制御回路は、さらに、基板挿
入処理要求信号を出力し、上記活線挿抜制御装置は、上
記基板状態制御回路により出力された基板挿入処理要求
信号を入力し基板挿入処理を実行する処理装置を備えた
ことを特徴とする。
入処理要求信号を出力し、上記活線挿抜制御装置は、上
記基板状態制御回路により出力された基板挿入処理要求
信号を入力し基板挿入処理を実行する処理装置を備えた
ことを特徴とする。
【0011】この発明の活線挿抜制御装置は、分割され
た電源プレーンから成る基板の活線挿抜を行う活線挿抜
制御装置において、以下の要素を備えたことを特徴とす
る。 (a)上記基板への電源供給後、上記基板をリセットす
る基板リセット信号を一定時間出力する基板リセット回
路、(b)上記分割された電源プレーンの全てに電源が
供給されたことで上記基板リセット回路の出力を抑制す
る基板リセット制御回路。
た電源プレーンから成る基板の活線挿抜を行う活線挿抜
制御装置において、以下の要素を備えたことを特徴とす
る。 (a)上記基板への電源供給後、上記基板をリセットす
る基板リセット信号を一定時間出力する基板リセット回
路、(b)上記分割された電源プレーンの全てに電源が
供給されたことで上記基板リセット回路の出力を抑制す
る基板リセット制御回路。
【0012】上記分割された電源プレーンは、第1の電
源ピンにより電源を供給される第1の電源プレーンおよ
び、上記第1の電源ピンよりも長さが短い第2の電源ピ
ンにより電源を供給され電源の供給状態を示す電源状態
監視信号を出力する第2の電源プレーンであり、上記基
板リセット制御回路は、上記第1の電源プレーンに備え
られ、上記第2の電源プレーンから出力される上記電源
状態監視信号を監視し、リセット制御信号を出力すると
ともに、上記基板リセット回路は、上記基板リセット制
御回路から出力されるリセット制御信号に対応して基板
リセット信号を出力することを特徴とする。
源ピンにより電源を供給される第1の電源プレーンおよ
び、上記第1の電源ピンよりも長さが短い第2の電源ピ
ンにより電源を供給され電源の供給状態を示す電源状態
監視信号を出力する第2の電源プレーンであり、上記基
板リセット制御回路は、上記第1の電源プレーンに備え
られ、上記第2の電源プレーンから出力される上記電源
状態監視信号を監視し、リセット制御信号を出力すると
ともに、上記基板リセット回路は、上記基板リセット制
御回路から出力されるリセット制御信号に対応して基板
リセット信号を出力することを特徴とする。
【0013】上記基板は、上記第2の電源プレーンを複
数備え、上記基板リセット制御回路は、上記複数の第2
の電源プレーンの全てに電源が供給されたとき、リセッ
ト制御信号を出力することを特徴とする。
数備え、上記基板リセット制御回路は、上記複数の第2
の電源プレーンの全てに電源が供給されたとき、リセッ
ト制御信号を出力することを特徴とする。
【0014】この発明の活線挿抜制御装置は、分割され
た電源プレーンから成る基板の活線挿抜を行う活線挿抜
制御装置において、以下の要素を備えたことを特徴とす
る。 (a)上記基板への電源供給後、上記基板をリセットす
る基板リセット信号を一定時間出力する基板リセット回
路、(b)上記基板リセット信号が有効な期間に、早期
に電源が供給された電源プレーンの部品から、他の電源
プレーンへ出力される信号のレベルを低電位に保持する
出力回路。
た電源プレーンから成る基板の活線挿抜を行う活線挿抜
制御装置において、以下の要素を備えたことを特徴とす
る。 (a)上記基板への電源供給後、上記基板をリセットす
る基板リセット信号を一定時間出力する基板リセット回
路、(b)上記基板リセット信号が有効な期間に、早期
に電源が供給された電源プレーンの部品から、他の電源
プレーンへ出力される信号のレベルを低電位に保持する
出力回路。
【0015】上記分割された電源プレーンは、第1の電
源ピンにより電源を供給される第1の電源プレーンおよ
び、第2の電源ピンにより電源を供給される第2の電源
プレーンであり、上記基板リセット回路は、上記第1の
電源プレーンに備えられ、上記活線挿抜制御装置は、さ
らに、上記第1の電源プレーンに、出力イネーブル信号
を出力する出力制御回路を備え、上記出力回路は、上記
出力制御回路から出力された上記出力イネーブル信号と
上記第1の電源プレーンに備えられた回路からの入力信
号とを入力し、入力した上記出力イネーブル信号と上記
回路からの入力信号の論理積を出力信号として出力する
ことを特徴とする。
源ピンにより電源を供給される第1の電源プレーンおよ
び、第2の電源ピンにより電源を供給される第2の電源
プレーンであり、上記基板リセット回路は、上記第1の
電源プレーンに備えられ、上記活線挿抜制御装置は、さ
らに、上記第1の電源プレーンに、出力イネーブル信号
を出力する出力制御回路を備え、上記出力回路は、上記
出力制御回路から出力された上記出力イネーブル信号と
上記第1の電源プレーンに備えられた回路からの入力信
号とを入力し、入力した上記出力イネーブル信号と上記
回路からの入力信号の論理積を出力信号として出力する
ことを特徴とする。
【0016】この発明の活線挿抜制御装置は、以下の要
素を備えたことを特徴とする。 (a)入力信号を入力し、上記入力信号のレベルに対応
し出力を制御するトランシーバ、(b)上記トランシー
バの出力を制御するための信号を発生するトランシーバ
出力制御回路、(c)上記トランシーバに供給される電
源の立ち上がりに連動して上記トランシーバ出力制御回
路の入力信号のレベルを制御する電源連動回路。
素を備えたことを特徴とする。 (a)入力信号を入力し、上記入力信号のレベルに対応
し出力を制御するトランシーバ、(b)上記トランシー
バの出力を制御するための信号を発生するトランシーバ
出力制御回路、(c)上記トランシーバに供給される電
源の立ち上がりに連動して上記トランシーバ出力制御回
路の入力信号のレベルを制御する電源連動回路。
【0017】上記活線挿抜制御装置は、第1の電源ピン
により電源を供給される第1の電源プレーンと、第2の
電源ピンにより電源を供給される第2の電源プレーンと
を備え、上記トランシーバ出力制御回路は、上記第1の
電源プレーンに備えられ、第1の電源ピンにより供給さ
れる電源の電圧に対応して出力イネーブル信号を第1の
電位にし、上記電源連動回路は、上記第2の電源プレー
ンに備えられ、第2の電源ピンにより供給される電源の
電圧に対応して上記出力イネーブル信号を第2の電位に
維持し、上記トランシーバは、上記第2の電源プレーン
に備えられ、上記トランシーバ出力制御回路から出力さ
れる出力イネーブル信号及び上記第2の電源プレーンに
備えられた回路からの入力信号を入力し、入力した上記
出力イネーブル信号及び上記第2の電源プレーンに備え
られた回路からの入力信号が共に同じ電位になると信号
を出力することを特徴とする。
により電源を供給される第1の電源プレーンと、第2の
電源ピンにより電源を供給される第2の電源プレーンと
を備え、上記トランシーバ出力制御回路は、上記第1の
電源プレーンに備えられ、第1の電源ピンにより供給さ
れる電源の電圧に対応して出力イネーブル信号を第1の
電位にし、上記電源連動回路は、上記第2の電源プレー
ンに備えられ、第2の電源ピンにより供給される電源の
電圧に対応して上記出力イネーブル信号を第2の電位に
維持し、上記トランシーバは、上記第2の電源プレーン
に備えられ、上記トランシーバ出力制御回路から出力さ
れる出力イネーブル信号及び上記第2の電源プレーンに
備えられた回路からの入力信号を入力し、入力した上記
出力イネーブル信号及び上記第2の電源プレーンに備え
られた回路からの入力信号が共に同じ電位になると信号
を出力することを特徴とする。
【0018】この発明の活線挿抜制御装置は、以下の要
素を備えたことを特徴とする。 (a)第1の電源供給手段により電源を供給され、出力
信号を出力する第1の基板回路、(b)第2の電源供給
手段により上記第1の基板回路よりも遅れて電源を供給
される第2の基板回路、(c)上記第1の基板回路から
出力される出力信号を制御する出力制御信号を、上記第
2の基板回路に供給される電源の状態に対応して出力す
る出力信号制御回路。
素を備えたことを特徴とする。 (a)第1の電源供給手段により電源を供給され、出力
信号を出力する第1の基板回路、(b)第2の電源供給
手段により上記第1の基板回路よりも遅れて電源を供給
される第2の基板回路、(c)上記第1の基板回路から
出力される出力信号を制御する出力制御信号を、上記第
2の基板回路に供給される電源の状態に対応して出力す
る出力信号制御回路。
【0019】上記第1の電源供給手段は、第1の電源ピ
ンと第1の電源線から成り、上記第2の電源供給手段
は、第2の電源ピンと第1の電源線よりも長さが長い第
2の電源線から成り、上記出力信号制御回路は、上記第
2の基板回路に電源を供給する第2の電源線の電圧上昇
を監視し上記第1の基板回路より出力される出力信号を
制御する出力制御信号を出力することを特徴とする。
ンと第1の電源線から成り、上記第2の電源供給手段
は、第2の電源ピンと第1の電源線よりも長さが長い第
2の電源線から成り、上記出力信号制御回路は、上記第
2の基板回路に電源を供給する第2の電源線の電圧上昇
を監視し上記第1の基板回路より出力される出力信号を
制御する出力制御信号を出力することを特徴とする。
【0020】この発明の活線挿抜制御装置は、以下の要
素を備えたことを特徴とする。 (a)第1の端子と、上記第1の端子よりも長さが短い
第2の端子を備えたコネクタ、(b)上記第2の端子の
入力信号に対応して基板リセット信号を出力する基板リ
セット回路。
素を備えたことを特徴とする。 (a)第1の端子と、上記第1の端子よりも長さが短い
第2の端子を備えたコネクタ、(b)上記第2の端子の
入力信号に対応して基板リセット信号を出力する基板リ
セット回路。
【0021】上記活線挿抜制御装置は、上記第2の端子
の入力信号の電位を変化させる抵抗を備え、上記基板リ
セット回路は、上記抵抗により電位が変化した入力信号
に対応して基板リセット信号を出力することを特徴とす
る。
の入力信号の電位を変化させる抵抗を備え、上記基板リ
セット回路は、上記抵抗により電位が変化した入力信号
に対応して基板リセット信号を出力することを特徴とす
る。
【0022】この発明の活線挿抜制御装置は、以下の要
素を備えたことを特徴とする。 (a)電源投入時のシステムリセット信号を受信し、出
力信号を出力するトランシーバ、(b)基板の活線挿入
時に、上記トランシーバに入力されるシステムリセット
信号を制御する電圧制御回路、(c)上記トランシーバ
の出力信号を取り込み、取り込んだ出力信号を検査して
活線挿入と電源投入とを判定し、リセット抑制信号を出
力する活線挿入判定回路、(d)上記活線挿入判定回路
が出力するリセット抑制信号に対応して基板リセット信
号の出力を抑制する基板リセット回路。
素を備えたことを特徴とする。 (a)電源投入時のシステムリセット信号を受信し、出
力信号を出力するトランシーバ、(b)基板の活線挿入
時に、上記トランシーバに入力されるシステムリセット
信号を制御する電圧制御回路、(c)上記トランシーバ
の出力信号を取り込み、取り込んだ出力信号を検査して
活線挿入と電源投入とを判定し、リセット抑制信号を出
力する活線挿入判定回路、(d)上記活線挿入判定回路
が出力するリセット抑制信号に対応して基板リセット信
号の出力を抑制する基板リセット回路。
【0023】この発明の活線挿抜制御装置は、以下の要
素を備えたことを特徴とする。 (a)活線挿抜のための動作を指示する活線挿抜指示信
号を送信する送信回路、(b)上記活線挿抜指示信号を
受信し、基板内部への電源及び信号の供給を正常な状態
に制御し、基板リセット信号を出力し、上記活線挿抜の
ための動作の完了を通知する活線挿抜完了信号を送信す
る基板状態制御回路、(c)上記基板状態制御回路が送
信する活線挿抜完了信号を受信する受信回路。
素を備えたことを特徴とする。 (a)活線挿抜のための動作を指示する活線挿抜指示信
号を送信する送信回路、(b)上記活線挿抜指示信号を
受信し、基板内部への電源及び信号の供給を正常な状態
に制御し、基板リセット信号を出力し、上記活線挿抜の
ための動作の完了を通知する活線挿抜完了信号を送信す
る基板状態制御回路、(c)上記基板状態制御回路が送
信する活線挿抜完了信号を受信する受信回路。
【0024】上記活線挿抜制御装置は、さらに、上記送
信回路と受信回路に接続され、活線挿抜のための動作を
指示するとともに、システムの状態を監視するシステム
監視装置を備えたことを特徴とする。
信回路と受信回路に接続され、活線挿抜のための動作を
指示するとともに、システムの状態を監視するシステム
監視装置を備えたことを特徴とする。
【0025】
実施の形態1.図1は本発明による活線挿抜制御装置の
実施の形態1の構成図である。図1において10は基
板、20はシステムバスを内蔵したバックプレーン、1
01は基板脱着レバー、102は基板状態制御スイッ
チ、103は基板状態制御回路、104は基板状態制御
信号、105は基板内部保護回路、106は基板内部保
護要求信号、107は基板挿入処理要求信号、108は
処理装置である。
実施の形態1の構成図である。図1において10は基
板、20はシステムバスを内蔵したバックプレーン、1
01は基板脱着レバー、102は基板状態制御スイッ
チ、103は基板状態制御回路、104は基板状態制御
信号、105は基板内部保護回路、106は基板内部保
護要求信号、107は基板挿入処理要求信号、108は
処理装置である。
【0026】次に図1を用いて、実施の形態1の活線挿
抜制御装置の動作を説明する。基板10が筺体にセット
されると、バックプレーン20に内蔵されているシステ
ムバスから供給されるシステムリセット信号によって基
板もリセットされる。このリセット状態が解除され、動
作可能な状態となるまでを順を追って説明する。係員は
稼働中の装置に基板10を挿入する際基板脱着レバー1
01を操作する。基板脱着レバー101は、フロントパ
ネルに装着される。係員が基板脱着レバー101に力を
加えることにより、てこの原理により基板10を筺体か
ら出し入れする。なお、この基板脱着レバー101に
は、基板10を固定する機能はない。ここで述べた基板
脱着レバー101の機能は従来からあるものだが、この
実施の形態の特徴は基板脱着レバー101に付随した基
板状態制御スイッチ102である。基板脱着レバー10
1が操作されると、基板脱着レバー101に連結された
基板状態制御スイッチ102がオンの状態になり、基板
状態制御信号104を出力する。基板状態制御信号10
4を受信した基板状態制御回路103は、基板10を活
線挿入可能な状態にするために、基板内部保護要求信号
106を基板内部保護回路105に出力する。また、基
板挿入処理要求信号107をバックプレーン20を経
て、処理装置108に出力する。基板内部保護要求信号
106を受信した基板10の内部に設置された基板内部
保護回路105は、基板10の内部回路のリセット状態
を解除し、動作可能な状態にする。一方で、バックプレ
ーンを経由して基板状態制御回路103が出力した基板
挿入処理要求信号107を受信した処理装置108が、
基板10の活線挿入を可能にする。処理装置108の処
理部はハードウェアである必要はなく、システムの他の
回路を「基板10の活線挿入を可能(な状態)にする」
機能を備えたソフトウェアを使用してもよい。
抜制御装置の動作を説明する。基板10が筺体にセット
されると、バックプレーン20に内蔵されているシステ
ムバスから供給されるシステムリセット信号によって基
板もリセットされる。このリセット状態が解除され、動
作可能な状態となるまでを順を追って説明する。係員は
稼働中の装置に基板10を挿入する際基板脱着レバー1
01を操作する。基板脱着レバー101は、フロントパ
ネルに装着される。係員が基板脱着レバー101に力を
加えることにより、てこの原理により基板10を筺体か
ら出し入れする。なお、この基板脱着レバー101に
は、基板10を固定する機能はない。ここで述べた基板
脱着レバー101の機能は従来からあるものだが、この
実施の形態の特徴は基板脱着レバー101に付随した基
板状態制御スイッチ102である。基板脱着レバー10
1が操作されると、基板脱着レバー101に連結された
基板状態制御スイッチ102がオンの状態になり、基板
状態制御信号104を出力する。基板状態制御信号10
4を受信した基板状態制御回路103は、基板10を活
線挿入可能な状態にするために、基板内部保護要求信号
106を基板内部保護回路105に出力する。また、基
板挿入処理要求信号107をバックプレーン20を経
て、処理装置108に出力する。基板内部保護要求信号
106を受信した基板10の内部に設置された基板内部
保護回路105は、基板10の内部回路のリセット状態
を解除し、動作可能な状態にする。一方で、バックプレ
ーンを経由して基板状態制御回路103が出力した基板
挿入処理要求信号107を受信した処理装置108が、
基板10の活線挿入を可能にする。処理装置108の処
理部はハードウェアである必要はなく、システムの他の
回路を「基板10の活線挿入を可能(な状態)にする」
機能を備えたソフトウェアを使用してもよい。
【0027】以上のようにこの実施の形態の活線挿抜制
御装置においては、基板に装備された基板脱着レバーを
使用して係員が基板をバックプレーンに挿入すると、基
板脱着レバーに連動した基板状態制御スイッチの状態が
変化し、この状態変化を検出した基板状態制御回路がバ
ックプレーンから基板への電源供給を制御する。
御装置においては、基板に装備された基板脱着レバーを
使用して係員が基板をバックプレーンに挿入すると、基
板脱着レバーに連動した基板状態制御スイッチの状態が
変化し、この状態変化を検出した基板状態制御回路がバ
ックプレーンから基板への電源供給を制御する。
【0028】実施の形態2.図2は本発明による活線挿
抜制御装置の実施の形態2の構成図である。201は基
板の各回路にリセット信号を出力する基板リセット回
路、202は基板リセット回路201の出力を制御する
リセット制御信号、203は基板の各電源プレーンの電
源供給状態を監視し、リセット制御信号202を出力す
るリセット制御回路、204〜206はリセット制御回
路203が各プレーンの電源電圧を監視するための電源
状態監視信号、207は基板リセット回路201が出力
する基板リセット信号、110は基板リセット回路20
1を搭載する電源プレーン、111〜113は基板の機
能回路を搭載する電源プレーンであり、これらの電源プ
レーン110〜113により基板10を構成している。
120は電源プレーン110に電源を供給する電源ピ
ン、121〜123は各電源プレーン111〜113に
電源を供給する電源ピンであり、上記電源ピン120よ
りも短い電源ピンである。
抜制御装置の実施の形態2の構成図である。201は基
板の各回路にリセット信号を出力する基板リセット回
路、202は基板リセット回路201の出力を制御する
リセット制御信号、203は基板の各電源プレーンの電
源供給状態を監視し、リセット制御信号202を出力す
るリセット制御回路、204〜206はリセット制御回
路203が各プレーンの電源電圧を監視するための電源
状態監視信号、207は基板リセット回路201が出力
する基板リセット信号、110は基板リセット回路20
1を搭載する電源プレーン、111〜113は基板の機
能回路を搭載する電源プレーンであり、これらの電源プ
レーン110〜113により基板10を構成している。
120は電源プレーン110に電源を供給する電源ピ
ン、121〜123は各電源プレーン111〜113に
電源を供給する電源ピンであり、上記電源ピン120よ
りも短い電源ピンである。
【0029】次に、図2を用いて実施の形態2の動作を
説明する。基板10が活線挿入されると、電源ピン12
1〜123よりも長い電源ピン120から電源プレーン
110に先ず電源が供給され、その後、電源ピン121
から電源プレーン111、電源ピン122から電源プレ
ーン112、そして電源ピン123から電源プレーン1
13にそれぞれ電源が供給される。続いて、電源プレー
ン111の図示しない回路から電源状態監視信号20
4、電源プレーン112の回路から電源状態監視信号2
05、電源プレーン113の回路から電源状態監視信号
206がそれぞれ出力される。これら電源状態監視信号
の出力は各電源プレーン111〜113に供給される電
源の電圧に比例して上昇していくので、リセット制御回
路203は電源状態監視信号の状態を監視することで各
電源プレーン111〜113の電源電圧を感知すること
ができる。電源が供給された電源プレーン110上のリ
セット制御回路203はリセット制御信号202を高電
位にし、すべてのプレーンに電源が供給されたことを検
出するまでリセット制御信号202を高電位に保つ。す
なわち、リセット制御信号202を送出する。そして、
全てのプレーンに電源が供給されたことを検出すると、
リセット制御信号送出を停止する。すなわち、リセット
制御信号202は、低電位になる。基板リセット回路2
01はリセット制御信号202の状態を監視しており、
該信号が低電位になってから一定期間、基板内の図示し
ない回路に基板リセット信号207を出力し続ける。一
定期間とは基板内回路がリセットされるのに十分な時間
の意味である。すべての電源プレーンに電源が供給され
ていない状態では、リセット制御回路203はリセット
制御信号202の状態を高電位に保持し続けるため、基
板リセット回路201が基板リセット信号207を出力
することはない。このように、基板リセット制御回路2
03はリセット制御信号202を低電位にすることによ
り、全てのプレーンに電源が供給されたことを基板リセ
ット回路201に通知して、基板内部の回路をリセット
する。
説明する。基板10が活線挿入されると、電源ピン12
1〜123よりも長い電源ピン120から電源プレーン
110に先ず電源が供給され、その後、電源ピン121
から電源プレーン111、電源ピン122から電源プレ
ーン112、そして電源ピン123から電源プレーン1
13にそれぞれ電源が供給される。続いて、電源プレー
ン111の図示しない回路から電源状態監視信号20
4、電源プレーン112の回路から電源状態監視信号2
05、電源プレーン113の回路から電源状態監視信号
206がそれぞれ出力される。これら電源状態監視信号
の出力は各電源プレーン111〜113に供給される電
源の電圧に比例して上昇していくので、リセット制御回
路203は電源状態監視信号の状態を監視することで各
電源プレーン111〜113の電源電圧を感知すること
ができる。電源が供給された電源プレーン110上のリ
セット制御回路203はリセット制御信号202を高電
位にし、すべてのプレーンに電源が供給されたことを検
出するまでリセット制御信号202を高電位に保つ。す
なわち、リセット制御信号202を送出する。そして、
全てのプレーンに電源が供給されたことを検出すると、
リセット制御信号送出を停止する。すなわち、リセット
制御信号202は、低電位になる。基板リセット回路2
01はリセット制御信号202の状態を監視しており、
該信号が低電位になってから一定期間、基板内の図示し
ない回路に基板リセット信号207を出力し続ける。一
定期間とは基板内回路がリセットされるのに十分な時間
の意味である。すべての電源プレーンに電源が供給され
ていない状態では、リセット制御回路203はリセット
制御信号202の状態を高電位に保持し続けるため、基
板リセット回路201が基板リセット信号207を出力
することはない。このように、基板リセット制御回路2
03はリセット制御信号202を低電位にすることによ
り、全てのプレーンに電源が供給されたことを基板リセ
ット回路201に通知して、基板内部の回路をリセット
する。
【0030】以上のようにこの実施の形態の活線挿抜制
御装置においては、基板が活線挿入され電源が供給され
ると、リセット制御回路203が電源分割された各電源
プレーンへの電源電圧を観測し、全ての電源プレーンに
十分な電圧が供給されたことが確認されるまでの間、基
板リセット回路201の出力を抑制する。それにより、
電源プレーン分割された基板の活線挿入の作業におい
て、基板とバックプレーンのコネクタの接触が不均等に
なることによって早期に電源が供給された基板内回路が
発生する信号によって他の電源プレーンの部品を破損し
てしまうという事態を回避することができる。
御装置においては、基板が活線挿入され電源が供給され
ると、リセット制御回路203が電源分割された各電源
プレーンへの電源電圧を観測し、全ての電源プレーンに
十分な電圧が供給されたことが確認されるまでの間、基
板リセット回路201の出力を抑制する。それにより、
電源プレーン分割された基板の活線挿入の作業におい
て、基板とバックプレーンのコネクタの接触が不均等に
なることによって早期に電源が供給された基板内回路が
発生する信号によって他の電源プレーンの部品を破損し
てしまうという事態を回避することができる。
【0031】実施の形態3.図3は本発明による活線挿
抜制御装置の実施の形態3の構成図である。図3におい
て111は活線挿入される基板10の電源プレーン、3
01は電源プレーン111に電源が供給されると下記の
出力イネーブル信号と入力信号とのAND信号を出力す
る出力回路、302は出力回路301の出力を許可する
出力イネーブル信号、303は出力イネーブル信号30
2を出力する出力制御回路、304は電源プレーン11
2上の受信回路、305および306は受信回路304
に内蔵される保護ダイオード、307は電源プレーン1
11内の図示しない他の回路から出力回路301への入
力信号、308は出力回路301の出力信号である。
抜制御装置の実施の形態3の構成図である。図3におい
て111は活線挿入される基板10の電源プレーン、3
01は電源プレーン111に電源が供給されると下記の
出力イネーブル信号と入力信号とのAND信号を出力す
る出力回路、302は出力回路301の出力を許可する
出力イネーブル信号、303は出力イネーブル信号30
2を出力する出力制御回路、304は電源プレーン11
2上の受信回路、305および306は受信回路304
に内蔵される保護ダイオード、307は電源プレーン1
11内の図示しない他の回路から出力回路301への入
力信号、308は出力回路301の出力信号である。
【0032】図3に示すように、複数の電源プレーンで
構成される基板においては、電源プレーン112よりも
早期に電源プレーン111に電源が供給され、出力回路
301が高電位の信号を出力すると、保護ダイオード3
05と306を通して受信回路304へ信号が流れ込
む。この際保護ダイオード305および306を破壊す
る不具合が生じる。次に、図3を用いて上記不具合を防
止する実施の形態3の動作を説明する。図3のように複
数の電源プレーン110〜112に分割された基板10
が活線挿入されると、基板リセット回路201は電源プ
レーン111および112への電源供給が安定するまで
基板リセット信号207を高電位に保つ。出力制御回路
303から出力される出力イネーブル信号302は、は
じめは低電位の状態にある。基板リセット回路201が
基板リセット信号207を高電位に保っている期間中
は、基板リセット信号207を受信する出力制御回路3
03が出力イネーブル信号302の電位を低電位に保
つ。すなわち、基板リセット信号207が高電位の期間
中、出力イネーブル信号302は低電位に保たれる。出
力回路301は出力イネーブル信号302と入力信号3
07とのAND信号を出力するので、電源プレーン11
1内の他の回路から出力回路301への入力信号307
が高電位であっても、出力イネーブル信号302が低電
位である間は出力回路301の出力信号308は低電位
のまま維持される。出力回路301の出力信号308が
低電位であれば、電源プレーン112の受信回路304
に電流が流れ込むことはなく、保護ダイオード305お
よび306の破損を防止することができる。
構成される基板においては、電源プレーン112よりも
早期に電源プレーン111に電源が供給され、出力回路
301が高電位の信号を出力すると、保護ダイオード3
05と306を通して受信回路304へ信号が流れ込
む。この際保護ダイオード305および306を破壊す
る不具合が生じる。次に、図3を用いて上記不具合を防
止する実施の形態3の動作を説明する。図3のように複
数の電源プレーン110〜112に分割された基板10
が活線挿入されると、基板リセット回路201は電源プ
レーン111および112への電源供給が安定するまで
基板リセット信号207を高電位に保つ。出力制御回路
303から出力される出力イネーブル信号302は、は
じめは低電位の状態にある。基板リセット回路201が
基板リセット信号207を高電位に保っている期間中
は、基板リセット信号207を受信する出力制御回路3
03が出力イネーブル信号302の電位を低電位に保
つ。すなわち、基板リセット信号207が高電位の期間
中、出力イネーブル信号302は低電位に保たれる。出
力回路301は出力イネーブル信号302と入力信号3
07とのAND信号を出力するので、電源プレーン11
1内の他の回路から出力回路301への入力信号307
が高電位であっても、出力イネーブル信号302が低電
位である間は出力回路301の出力信号308は低電位
のまま維持される。出力回路301の出力信号308が
低電位であれば、電源プレーン112の受信回路304
に電流が流れ込むことはなく、保護ダイオード305お
よび306の破損を防止することができる。
【0033】以上のようにこの実施の形態においては、
早期に電源供給された基板内回路が発生する信号によっ
て、他の電源プレーンの部品を破損してしまう事態を回
避することができる活線挿抜制御装置について説明し
た。この実施の形態の活線挿抜制御装置においては、分
割された複数の電源プレーンからなる基板が活線挿入さ
れ電源が供給されると基板リセット回路が電源接続後一
定時間リセット信号を発生し、発生したリセット信号が
有効な間に電源が供給された電源プレーンの部品が出力
する信号を、出力制御回路により低電位に保持する。本
実施の形態では信号の流れる向きが電源プレーン111
から電源プレーン112の場合を示したが、電源プレー
ン112から電源プレーン111へ信号が出力される構
成をとっても同様の効果を奏する。
早期に電源供給された基板内回路が発生する信号によっ
て、他の電源プレーンの部品を破損してしまう事態を回
避することができる活線挿抜制御装置について説明し
た。この実施の形態の活線挿抜制御装置においては、分
割された複数の電源プレーンからなる基板が活線挿入さ
れ電源が供給されると基板リセット回路が電源接続後一
定時間リセット信号を発生し、発生したリセット信号が
有効な間に電源が供給された電源プレーンの部品が出力
する信号を、出力制御回路により低電位に保持する。本
実施の形態では信号の流れる向きが電源プレーン111
から電源プレーン112の場合を示したが、電源プレー
ン112から電源プレーン111へ信号が出力される構
成をとっても同様の効果を奏する。
【0034】実施の形態4.図4は本発明による活線挿
抜制御装置の実施の形態4の構成図である。図4におい
て401はバックプレーン20に信号を出力するバスト
ランシーバ、402は電源プレーン111に内蔵される
電源連動回路、403は電源プレーン110に内蔵され
るトランシーバ出力制御回路、404および405は電
源線、406は出力イネーブル信号である。また、40
7は、バストランシーバ401に入力される他の入力信
号である。
抜制御装置の実施の形態4の構成図である。図4におい
て401はバックプレーン20に信号を出力するバスト
ランシーバ、402は電源プレーン111に内蔵される
電源連動回路、403は電源プレーン110に内蔵され
るトランシーバ出力制御回路、404および405は電
源線、406は出力イネーブル信号である。また、40
7は、バストランシーバ401に入力される他の入力信
号である。
【0035】次に図4を用いて実施の形態4の動作を説
明する。この実施の形態においては、電源プレーンが分
割された基板の活線挿入に際して、電源プレーン110
及び111に着目する。電源プレーン110と111を
比較し、電源プレーン110に供給される電源が、電源
プレーン111に供給される電源よりも先に充分な電圧
に達するものとする。電源ピン120および電源線40
4を通じて電源プレーン110に供給される電源電圧が
一定値に達すると、トランシーバ出力制御回路403は
出力イネーブル信号406を高電位にする。一方、遅れ
て電源が供給された電源プレーン111に内蔵される電
源連動回路402は、電源ピン121および電源線40
5を通じて供給される電源電圧が一定値に達するまでの
間、バストランシーバ401の入力信号407の電位と
は無関係にバストランシーバ401に入力される出力イ
ネーブル信号406の電位を低電位に維持する。バスト
ランシーバ401は、出力イネーブル信号406および
入力信号407がともに高電位になるとバックプレーン
20のシステムバスに信号を出力する。
明する。この実施の形態においては、電源プレーンが分
割された基板の活線挿入に際して、電源プレーン110
及び111に着目する。電源プレーン110と111を
比較し、電源プレーン110に供給される電源が、電源
プレーン111に供給される電源よりも先に充分な電圧
に達するものとする。電源ピン120および電源線40
4を通じて電源プレーン110に供給される電源電圧が
一定値に達すると、トランシーバ出力制御回路403は
出力イネーブル信号406を高電位にする。一方、遅れ
て電源が供給された電源プレーン111に内蔵される電
源連動回路402は、電源ピン121および電源線40
5を通じて供給される電源電圧が一定値に達するまでの
間、バストランシーバ401の入力信号407の電位と
は無関係にバストランシーバ401に入力される出力イ
ネーブル信号406の電位を低電位に維持する。バスト
ランシーバ401は、出力イネーブル信号406および
入力信号407がともに高電位になるとバックプレーン
20のシステムバスに信号を出力する。
【0036】以上のようにこの実施の形態においては、
基板に電源が供給されると電源連動回路がバストランシ
ーバに供給される電源の立ち上がりに連動してバストラ
ンシーバ401の入力信号のレベルを制御し、バストラ
ンシーバ401がバックプレーンのシステムバスに信号
を出力するトランシーバの出力信号のレベルを制御する
活線挿抜制御装置について説明した。
基板に電源が供給されると電源連動回路がバストランシ
ーバに供給される電源の立ち上がりに連動してバストラ
ンシーバ401の入力信号のレベルを制御し、バストラ
ンシーバ401がバックプレーンのシステムバスに信号
を出力するトランシーバの出力信号のレベルを制御する
活線挿抜制御装置について説明した。
【0037】実施の形態5.図5は本発明による活線挿
抜制御装置の実施の形態5の構成図である。図5におい
て、10は基板、20はバックプレーン、501は基板
回路、502は基板回路501と比較してバックプレー
ン20からの配線長が長い基板回路、503は基板回路
501の電源線、504は基板回路502の電源線、5
05は出力制御信号507を出力する出力信号制御回路
508の電源線、506は基板回路501から出力され
基板回路502への入力となる出力信号、507は出力
信号506の状態を制御する出力制御信号、509は出
力信号制御回路508が電源線504の電圧を監視する
ための電圧監視信号線、510は電源線503に接続さ
れる電源ピン、511は電源線504に接続される電源
ピン、512は電源線505に接続され他の端子より長
い電源ピンである。
抜制御装置の実施の形態5の構成図である。図5におい
て、10は基板、20はバックプレーン、501は基板
回路、502は基板回路501と比較してバックプレー
ン20からの配線長が長い基板回路、503は基板回路
501の電源線、504は基板回路502の電源線、5
05は出力制御信号507を出力する出力信号制御回路
508の電源線、506は基板回路501から出力され
基板回路502への入力となる出力信号、507は出力
信号506の状態を制御する出力制御信号、509は出
力信号制御回路508が電源線504の電圧を監視する
ための電圧監視信号線、510は電源線503に接続さ
れる電源ピン、511は電源線504に接続される電源
ピン、512は電源線505に接続され他の端子より長
い電源ピンである。
【0038】次に、図5を用いて実施の形態5の動作を
説明する。電源プレーンが分割されていない基板の活線
挿入において、バックプレーンのコネクタからの電源線
503の配線長が短い基板回路501とそれに比較して
電源線504の配線長が長い基板回路502を考える。
なお、この実施の形態においては、図に示すように、基
板回路501から基板回路502へ、出力信号506が
出力されるものとする。このような構成では、配線長の
差分が原因となって基板回路501への供給電源が基板
回路502の供給電源よりも早期に充分な電圧に達す
る。一方、電源ピン512は、図5に示すように電源ピ
ン510や電源ピン511よりも長いので、出力信号制
御回路508には基板回路501や基板回路502より
もさらに早く充分な電源が供給される。出力信号制御回
路508は、出力制御信号507を低電位にして基板回
路501の出力を抑制し、電圧監視信号線509を通し
て電源線504の電圧上昇を監視する。基板回路502
への電源線504から供給される電源の電圧が充分な電
圧に達したことを検出した出力信号制御回路508は、
出力制御信号507を高電位に変化させる。出力制御信
号507が高電位に変化したことを検出した基板回路5
01は、出力信号506を出力する。
説明する。電源プレーンが分割されていない基板の活線
挿入において、バックプレーンのコネクタからの電源線
503の配線長が短い基板回路501とそれに比較して
電源線504の配線長が長い基板回路502を考える。
なお、この実施の形態においては、図に示すように、基
板回路501から基板回路502へ、出力信号506が
出力されるものとする。このような構成では、配線長の
差分が原因となって基板回路501への供給電源が基板
回路502の供給電源よりも早期に充分な電圧に達す
る。一方、電源ピン512は、図5に示すように電源ピ
ン510や電源ピン511よりも長いので、出力信号制
御回路508には基板回路501や基板回路502より
もさらに早く充分な電源が供給される。出力信号制御回
路508は、出力制御信号507を低電位にして基板回
路501の出力を抑制し、電圧監視信号線509を通し
て電源線504の電圧上昇を監視する。基板回路502
への電源線504から供給される電源の電圧が充分な電
圧に達したことを検出した出力信号制御回路508は、
出力制御信号507を高電位に変化させる。出力制御信
号507が高電位に変化したことを検出した基板回路5
01は、出力信号506を出力する。
【0039】以上のように、この実施の形態において
は、出力信号制御回路に接続する電源ピンを他の電源ピ
ンよりも長くすることにより、他の基板回路よりも早
く、出力信号制御回路に十分な電源を供給し、出力制御
信号を低電位にして、供給される電源が先に十分な電圧
に達する基板回路の出力を抑制する。その後、出力信号
制御回路は他の基板回路への供給電源が十分な電圧に達
したことを検出した後出力制御信号を高電位に変化させ
る。これにより早期に電源が供給された基板回路が発生
する信号により他の基板回路を破損してしまうという事
態を回避することができる。
は、出力信号制御回路に接続する電源ピンを他の電源ピ
ンよりも長くすることにより、他の基板回路よりも早
く、出力信号制御回路に十分な電源を供給し、出力制御
信号を低電位にして、供給される電源が先に十分な電圧
に達する基板回路の出力を抑制する。その後、出力信号
制御回路は他の基板回路への供給電源が十分な電圧に達
したことを検出した後出力制御信号を高電位に変化させ
る。これにより早期に電源が供給された基板回路が発生
する信号により他の基板回路を破損してしまうという事
態を回避することができる。
【0040】実施の形態6.図6は本発明による活線挿
抜制御装置の実施の形態6の構成をあらわす構成図であ
る。図6において、601は他端子よりも長さが短い端
子、602は端子601に電圧を供給する信号、603
は端子601の入力信号、604は入力信号603を低
電位にするプルダウン抵抗、605は高電位の信号が入
力されるとリセット信号の出力を停止する基板リセット
回路である。プルダウン抵抗604は、端子601がバ
ックプレーン20に接続されるまでオープン状態となる
入力信号603を低電位にするために用いられる。オー
プン状態とは、信号が高電位でも低電位でもないこと、
すなわち信号が出力されていない状態のことである。プ
ルダウン抵抗604を用いることにより、入力信号60
3を低電位に保ち、基板リセット回路605の基板リセ
ット信号の出力を制御する。
抜制御装置の実施の形態6の構成をあらわす構成図であ
る。図6において、601は他端子よりも長さが短い端
子、602は端子601に電圧を供給する信号、603
は端子601の入力信号、604は入力信号603を低
電位にするプルダウン抵抗、605は高電位の信号が入
力されるとリセット信号の出力を停止する基板リセット
回路である。プルダウン抵抗604は、端子601がバ
ックプレーン20に接続されるまでオープン状態となる
入力信号603を低電位にするために用いられる。オー
プン状態とは、信号が高電位でも低電位でもないこと、
すなわち信号が出力されていない状態のことである。プ
ルダウン抵抗604を用いることにより、入力信号60
3を低電位に保ち、基板リセット回路605の基板リセ
ット信号の出力を制御する。
【0041】次に、図6を用いて実施の形態6の動作を
説明する。基板の活線挿入において、係員が基板を比較
的ゆっくりと挿入した場合を考える。活線挿入開始後、
コネクタの各端子は長さの長いものから順に接続され、
端子601を除く端子が全て接続されると、同時に基板
内部の電圧が上昇していき、ある時点で基板リセット回
路605によるリセット動作が開始される。リセット動
作開始のタイミングでは、活線挿入動作は継続状態であ
るが、基板10とバックプレーン20との接続状態は端
子ごとに不均一である。このとき、端子601はまだ接
続されておらず、端子601の入力信号603はプルダ
ウン抵抗604によりプルダウンされ低電位に保たれて
いる。端子601がバックプレーン20に接続される
と、端子601の入力信号603が高電位になり、基板
リセット回路605は一定期間すなわち、回路をリセッ
トするのに十分な時間、基板リセット信号207を出力
したあと、基板リセット信号207の出力を停止する。
説明する。基板の活線挿入において、係員が基板を比較
的ゆっくりと挿入した場合を考える。活線挿入開始後、
コネクタの各端子は長さの長いものから順に接続され、
端子601を除く端子が全て接続されると、同時に基板
内部の電圧が上昇していき、ある時点で基板リセット回
路605によるリセット動作が開始される。リセット動
作開始のタイミングでは、活線挿入動作は継続状態であ
るが、基板10とバックプレーン20との接続状態は端
子ごとに不均一である。このとき、端子601はまだ接
続されておらず、端子601の入力信号603はプルダ
ウン抵抗604によりプルダウンされ低電位に保たれて
いる。端子601がバックプレーン20に接続される
と、端子601の入力信号603が高電位になり、基板
リセット回路605は一定期間すなわち、回路をリセッ
トするのに十分な時間、基板リセット信号207を出力
したあと、基板リセット信号207の出力を停止する。
【0042】なお本実施の形態では、端子601の入力
信号603の極性を逆にし、プルダウン抵抗604の代
わりにプルアップ抵抗を接続しても入力信号603を低
電位に維持することが可能である。
信号603の極性を逆にし、プルダウン抵抗604の代
わりにプルアップ抵抗を接続しても入力信号603を低
電位に維持することが可能である。
【0043】実施の形態7.図7は本発明による活線挿
抜制御装置の実施の形態7の構成図である。図7におい
て、701は高電位の信号が入力されるとリセット信号
の出力が抑制される基板リセット回路、702は入力信
号が低電位であるときに信号を出力するトランシーバ、
703はトランシーバ702への入力信号を高電位に保
持する電圧制御回路、704はトランシーバ702の出
力信号、705はバックプレーンから供給されるシステ
ムリセット信号、706は基板リセット信号207の出
力が終了した時点で出力信号704の状態を検査し、低
電位である場合には基板が活線挿入されたと判定する活
線挿入判定回路、707は基板リセット回路701の出
力を抑制するリセット抑制信号である。
抜制御装置の実施の形態7の構成図である。図7におい
て、701は高電位の信号が入力されるとリセット信号
の出力が抑制される基板リセット回路、702は入力信
号が低電位であるときに信号を出力するトランシーバ、
703はトランシーバ702への入力信号を高電位に保
持する電圧制御回路、704はトランシーバ702の出
力信号、705はバックプレーンから供給されるシステ
ムリセット信号、706は基板リセット信号207の出
力が終了した時点で出力信号704の状態を検査し、低
電位である場合には基板が活線挿入されたと判定する活
線挿入判定回路、707は基板リセット回路701の出
力を抑制するリセット抑制信号である。
【0044】次に図7を用いて実施の形態7の動作を説
明する。基板が活線挿入されると、基板のトランシーバ
702はバックプレーン20から供給される低電位のシ
ステムリセット信号705を受信する。電圧制御回路7
03は、バックプレーン20と基板10の端子が接続さ
れるまでの期間、トランシーバ702への入力信号を高
電位に保持する。すなわち、電圧制御回路703は、基
板の活線挿入時、システムリセット信号705をプルア
ップする。電圧制御回路703は、基板の活線挿入時以
外は、システムリセット信号705を制御しない。活線
挿入判定回路706が基板リセット信号207の状態を
検査して基板リセット回路701のリセット動作の完了
を検出すると、トランシーバ702の出力信号704を
入力信号として取り込む。取り込んだ出力信号704の
状態を検査し、低電位の時は基板が活線挿入されたと判
定する。高電位の場合は基板が既に装着された状態で、
パワーオンによるシステムリセットが行なわれたと判定
する。基板が活線挿入されたと判定した活線挿入判定回
路706は、リセット抑制信号707を出力し、基板リ
セット回路701による基板リセット信号207の過剰
出力を抑制する。この制御により基板は活線挿入時に
は、電源が投入されたときのみ行われるリセット動作で
あるパワーオンリセット動作を実施せず、活線挿入シー
ケンスを実施する。
明する。基板が活線挿入されると、基板のトランシーバ
702はバックプレーン20から供給される低電位のシ
ステムリセット信号705を受信する。電圧制御回路7
03は、バックプレーン20と基板10の端子が接続さ
れるまでの期間、トランシーバ702への入力信号を高
電位に保持する。すなわち、電圧制御回路703は、基
板の活線挿入時、システムリセット信号705をプルア
ップする。電圧制御回路703は、基板の活線挿入時以
外は、システムリセット信号705を制御しない。活線
挿入判定回路706が基板リセット信号207の状態を
検査して基板リセット回路701のリセット動作の完了
を検出すると、トランシーバ702の出力信号704を
入力信号として取り込む。取り込んだ出力信号704の
状態を検査し、低電位の時は基板が活線挿入されたと判
定する。高電位の場合は基板が既に装着された状態で、
パワーオンによるシステムリセットが行なわれたと判定
する。基板が活線挿入されたと判定した活線挿入判定回
路706は、リセット抑制信号707を出力し、基板リ
セット回路701による基板リセット信号207の過剰
出力を抑制する。この制御により基板は活線挿入時に
は、電源が投入されたときのみ行われるリセット動作で
あるパワーオンリセット動作を実施せず、活線挿入シー
ケンスを実施する。
【0045】以上のようにこの実施の形態の活線挿抜制
御装置によれば、活線挿入判定回路により、電源投入と
活線挿入を判別することが可能となり、活線挿入時に基
板内の回路が過剰にセットされるという誤動作を防止す
ることができる。
御装置によれば、活線挿入判定回路により、電源投入と
活線挿入を判別することが可能となり、活線挿入時に基
板内の回路が過剰にセットされるという誤動作を防止す
ることができる。
【0046】実施の形態8.図8は本発明による活線挿
抜制御装置の実施の形態8の構成図である。図8におい
て、801はシステム監視装置、802は基板に活線挿
抜の準備を指示する送信回路、803は基板からの完了
通知を受信する受信回路、804−1および804−2
は基板内部の回路の状態を制御する基板状態制御回路、
805−1および805−2は活線挿抜指示信号、80
6−1および806−2は活線挿抜完了信号、807は
端末装置、207−1および207−2は各基板に内蔵
される図示しない基板リセット回路が出力する基板リセ
ット信号、10−1および10−2はシステムを構成す
る基板である。また、図9は実施の形態8の活線挿抜指
示信号805−1および活線挿抜完了信号806−1の
タイミングチャートである。図9において、901は活
線抜出動作の開始、902は活線抜出動作の終了、90
3は活線挿入動作の開始、904は活線挿入動作の終
了、をそれぞれ示す。また図10は、この実施の形態の
活線抜出動作の流れ図である。図11は同じく活線挿入
動作の流れ図である。
抜制御装置の実施の形態8の構成図である。図8におい
て、801はシステム監視装置、802は基板に活線挿
抜の準備を指示する送信回路、803は基板からの完了
通知を受信する受信回路、804−1および804−2
は基板内部の回路の状態を制御する基板状態制御回路、
805−1および805−2は活線挿抜指示信号、80
6−1および806−2は活線挿抜完了信号、807は
端末装置、207−1および207−2は各基板に内蔵
される図示しない基板リセット回路が出力する基板リセ
ット信号、10−1および10−2はシステムを構成す
る基板である。また、図9は実施の形態8の活線挿抜指
示信号805−1および活線挿抜完了信号806−1の
タイミングチャートである。図9において、901は活
線抜出動作の開始、902は活線抜出動作の終了、90
3は活線挿入動作の開始、904は活線挿入動作の終
了、をそれぞれ示す。また図10は、この実施の形態の
活線抜出動作の流れ図である。図11は同じく活線挿入
動作の流れ図である。
【0047】次に、図8および図9を用いて実施の形態
8の動作を説明する。システム稼働中、前記の各信号す
なわち活線挿抜指示信号805−1、活線挿抜指示信号
805−2、活線挿抜完了信号806−1ならびに活線
挿抜完了信号806−2はすべて高電位(H)の状態に
あるものとする。図9において、基板の活線挿抜は90
1のタイミングで開始され、904のタイミングで終了
するものとする。ここで、901は、基板の活線抜出動
作が開始され活線挿抜指示信号805−1が高電位
(H)から低電位(L)に変化するタイミングを示す。
以下同様に、902は基板の活線抜出動作が終了して活
線挿抜完了信号806−1が高電位(H)から低電位
(L)に変化するタイミング、903は基板の活線挿入
動作が開始され活線挿抜指示信号805−1が低電位
(L)から高電位(H)に変化するタイミング、904
は基板の活線挿入動作が終了して活線挿抜完了信号80
6−1が低電位(L)から高電位(H)に変化するタイ
ミング、をそれぞれ示す。
8の動作を説明する。システム稼働中、前記の各信号す
なわち活線挿抜指示信号805−1、活線挿抜指示信号
805−2、活線挿抜完了信号806−1ならびに活線
挿抜完了信号806−2はすべて高電位(H)の状態に
あるものとする。図9において、基板の活線挿抜は90
1のタイミングで開始され、904のタイミングで終了
するものとする。ここで、901は、基板の活線抜出動
作が開始され活線挿抜指示信号805−1が高電位
(H)から低電位(L)に変化するタイミングを示す。
以下同様に、902は基板の活線抜出動作が終了して活
線挿抜完了信号806−1が高電位(H)から低電位
(L)に変化するタイミング、903は基板の活線挿入
動作が開始され活線挿抜指示信号805−1が低電位
(L)から高電位(H)に変化するタイミング、904
は基板の活線挿入動作が終了して活線挿抜完了信号80
6−1が低電位(L)から高電位(H)に変化するタイ
ミング、をそれぞれ示す。
【0048】図10の流れ図を用いて説明する。まず、
S101において、稼働中のシステムから基板10−1
を活線抜出する場合、オペレータは端末装置807のキ
ーボードから、システム監視装置801に基板10−1
の活線抜出動作開始を指示する。オペレータから活線抜
出動作開始の指示を受けたシステム監視装置801は、
送信回路802を駆動して活線挿抜指示信号805−1
を低電位(L)にする(S102)。基板状態制御回路
804−1は、活線挿抜指示信号805−1が低電位
(L)に変化したことを検出すると、基板10−1の内
部回路を活線抜出可能な状態に制御する(S103)。
活線抜出可能な状態とは、基板10−1と他の回路の間
に信号が流れていない状態である。基板10−1を活線
抜出可能な状態にした基板状態制御回路804−1は、
活線挿抜完了信号806−1を低電位(L)にする(S
104)。活線挿抜完了信号806−1が低電位(L)
に変化したことを検出した受信回路803は、システム
監視装置801へ活線抜出の完了を通知する(S10
5)。活線抜出の完了通知を受けたシステム監視装置8
01は、活線抜出の完了をオペレータに通知する(S1
06)。
S101において、稼働中のシステムから基板10−1
を活線抜出する場合、オペレータは端末装置807のキ
ーボードから、システム監視装置801に基板10−1
の活線抜出動作開始を指示する。オペレータから活線抜
出動作開始の指示を受けたシステム監視装置801は、
送信回路802を駆動して活線挿抜指示信号805−1
を低電位(L)にする(S102)。基板状態制御回路
804−1は、活線挿抜指示信号805−1が低電位
(L)に変化したことを検出すると、基板10−1の内
部回路を活線抜出可能な状態に制御する(S103)。
活線抜出可能な状態とは、基板10−1と他の回路の間
に信号が流れていない状態である。基板10−1を活線
抜出可能な状態にした基板状態制御回路804−1は、
活線挿抜完了信号806−1を低電位(L)にする(S
104)。活線挿抜完了信号806−1が低電位(L)
に変化したことを検出した受信回路803は、システム
監視装置801へ活線抜出の完了を通知する(S10
5)。活線抜出の完了通知を受けたシステム監視装置8
01は、活線抜出の完了をオペレータに通知する(S1
06)。
【0049】次に、図11を用いて、稼働中のシステム
に基板10−1を活線挿入する動作を説明する。まず、
S111において、オペレータは基板10−1をバック
プレーンに挿入した後、端末装置807のキーボードか
らシステム監視装置801に、基板10−1の活線挿入
動作開始を指示する。システム監視装置801は、送信
回路802を駆動して、活線挿抜指示信号805−1を
高電位(H)にする(S113)。基板状態制御回路8
04−1は、活線挿抜指示信号805−1が高電位
(H)に変化したことを検出すると、基板内部への電源
および信号の供給を正常な状態に制御する(S11
5)。その後、活線挿抜完了信号806−1の電位を上
げる(S117)。活線挿抜完了信号806−1が高電
位(H)に変化したことを検出した受信回路803は、
システム監視装置801へ活線挿入の完了を通知する
(S119)。活線挿入の完了通知を受けたシステム監
視装置801は、活線挿入の完了をオペレータに通知す
る(S120)。なお本実施の形態では、基板10−1
の活線抜出および活線挿入の動作を説明したが、基板1
0−2についても同様の動作で活線抜出および活線挿入
が可能である。
に基板10−1を活線挿入する動作を説明する。まず、
S111において、オペレータは基板10−1をバック
プレーンに挿入した後、端末装置807のキーボードか
らシステム監視装置801に、基板10−1の活線挿入
動作開始を指示する。システム監視装置801は、送信
回路802を駆動して、活線挿抜指示信号805−1を
高電位(H)にする(S113)。基板状態制御回路8
04−1は、活線挿抜指示信号805−1が高電位
(H)に変化したことを検出すると、基板内部への電源
および信号の供給を正常な状態に制御する(S11
5)。その後、活線挿抜完了信号806−1の電位を上
げる(S117)。活線挿抜完了信号806−1が高電
位(H)に変化したことを検出した受信回路803は、
システム監視装置801へ活線挿入の完了を通知する
(S119)。活線挿入の完了通知を受けたシステム監
視装置801は、活線挿入の完了をオペレータに通知す
る(S120)。なお本実施の形態では、基板10−1
の活線抜出および活線挿入の動作を説明したが、基板1
0−2についても同様の動作で活線抜出および活線挿入
が可能である。
【0050】以上のように、この実施の形態の活線挿抜
制御装置によれば、バックプレーンに接続され、基板の
活線挿入を基板の外部から検知する手段、同じく基板の
外部から基板の内部回路への、電源やリセット信号の供
給を制御する手段を設置することで、活線挿入作業の
間、過剰電源供給などの事故から基板内回路を保護する
ことができ、活線挿入作業によりシステムの他の装置が
故障するのを防止できる。
制御装置によれば、バックプレーンに接続され、基板の
活線挿入を基板の外部から検知する手段、同じく基板の
外部から基板の内部回路への、電源やリセット信号の供
給を制御する手段を設置することで、活線挿入作業の
間、過剰電源供給などの事故から基板内回路を保護する
ことができ、活線挿入作業によりシステムの他の装置が
故障するのを防止できる。
【図1】 この発明の実施の形態1の構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2の構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3の構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態4の構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態5の構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態6の構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態7の構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態8の構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態8のタイミングチャー
トを示す図である。
トを示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態8の活線抜出の流れ
図である。
図である。
【図11】 この発明の実施の形態8の活線挿入の流れ
図である。
図である。
【図12】 従来の活線挿抜方法の構成図である。
【図13】 従来の活線挿抜方法のフロントパネルの正
面図である。
面図である。
10,10−1,10−2 基板、20 バックプレー
ン、101 基板脱着レバー、102 基板状態制御ス
イッチ、103 基板状態制御回路、104基板状態制
御信号、105 基板内部保護回路、106 基板内部
保護要求信号、107 基板挿入処理要求信号、108
処理装置、110〜113 電源プレーン、120〜
123 電源ピン、201 基板リセット回路、202
リセット制御信号、203 リセット制御回路、20
4〜206 電源状態監視信号、207,207−1,
207−2 基板リセット信号、301 出力回路、3
02 出力イネーブル信号、303 出力制御回路、3
04 受信回路、305,306 保護ダイオード、3
07 入力信号、308 出力信号、401 バストラ
ンシーバ、402 電源連動回路、403 トランシー
バ出力制御回路、404,405 電源線、406 出
力イネーブル信号線、501,502 基板回路、50
3,504,505 電源線、506 出力信号、50
7 出力制御信号、508 出力信号制御回路、509
電圧監視信号線、510,511,512 電源ピ
ン、601 端子、602 信号、603 入力信号、
604プルダウン抵抗、605 基板リセット回路、7
01 基板リセット回路、702 トランシーバ、70
3 電圧制御回路、704 出力信号、705 システ
ムリセット信号、706 活線挿入判定回路、707
リセット抑制信号、801 システム監視装置、802
送信回路、803 受信回路、804−1,804−
2 基板状態制御回路、805−1,805−2 活線
挿抜指示信号、806−1,806−2 活線挿抜完了
信号、807 端末装置、901 活線抜出動作の開
始、902 活線抜出動作の終了、903 活線挿入動
作の開始、904 活線挿入動作の終了、91 稼働装
置、92 基板、93 バックプレーン、94 電源
線、95 フロントパネル、96 LEDランプ、97
基板接続制御スイッチ。
ン、101 基板脱着レバー、102 基板状態制御ス
イッチ、103 基板状態制御回路、104基板状態制
御信号、105 基板内部保護回路、106 基板内部
保護要求信号、107 基板挿入処理要求信号、108
処理装置、110〜113 電源プレーン、120〜
123 電源ピン、201 基板リセット回路、202
リセット制御信号、203 リセット制御回路、20
4〜206 電源状態監視信号、207,207−1,
207−2 基板リセット信号、301 出力回路、3
02 出力イネーブル信号、303 出力制御回路、3
04 受信回路、305,306 保護ダイオード、3
07 入力信号、308 出力信号、401 バストラ
ンシーバ、402 電源連動回路、403 トランシー
バ出力制御回路、404,405 電源線、406 出
力イネーブル信号線、501,502 基板回路、50
3,504,505 電源線、506 出力信号、50
7 出力制御信号、508 出力信号制御回路、509
電圧監視信号線、510,511,512 電源ピ
ン、601 端子、602 信号、603 入力信号、
604プルダウン抵抗、605 基板リセット回路、7
01 基板リセット回路、702 トランシーバ、70
3 電圧制御回路、704 出力信号、705 システ
ムリセット信号、706 活線挿入判定回路、707
リセット抑制信号、801 システム監視装置、802
送信回路、803 受信回路、804−1,804−
2 基板状態制御回路、805−1,805−2 活線
挿抜指示信号、806−1,806−2 活線挿抜完了
信号、807 端末装置、901 活線抜出動作の開
始、902 活線抜出動作の終了、903 活線挿入動
作の開始、904 活線挿入動作の終了、91 稼働装
置、92 基板、93 バックプレーン、94 電源
線、95 フロントパネル、96 LEDランプ、97
基板接続制御スイッチ。
Claims (17)
- 【請求項1】 回路を配置した基板をバックプレーンに
脱着して活線挿抜を行う活線挿抜制御装置において、 以下の要素を備えた活線挿抜制御装置 (a)上記基板を上記バックプレーンに脱着する基板脱
着レバー、(b)上記基板脱着レバーに連動して、上記
基板の状態を制御する基板状態制御信号を出力する基板
状態制御スイッチ、(c)上記基板状態制御スイッチが
出力した基板状態制御信号に対応してリセット信号を生
成するリセット回路。 - 【請求項2】 上記リセット回路は、 上記基板状態制御信号を受信して基板内部保護要求信号
を出力する基板状態制御回路と、 上記基板内部保護要求信号を受信して上記基板に配置さ
れた回路のリセット状態を解除する基板内部保護回路と
を備えたことを特徴とする請求項1記載の活線挿抜制御
装置。 - 【請求項3】 上記基板状態制御回路は、さらに、基板
挿入処理要求信号を出力し、 上記活線挿抜制御装置は、上記基板状態制御回路により
出力された基板挿入処理要求信号を入力し基板挿入処理
を実行する処理装置を備えたことを特徴とする請求項2
記載の活線挿抜制御装置。 - 【請求項4】 分割された電源プレーンから成る基板の
活線挿抜を行う活線挿抜制御装置において、 以下の要素を備えた活線挿抜制御装置 (a)上記基板への電源供給後、上記基板をリセットす
る基板リセット信号を一定時間出力する基板リセット回
路、(b)上記分割された電源プレーンの全てに電源が
供給されたことで上記基板リセット回路の出力を抑制す
る基板リセット制御回路。 - 【請求項5】 上記分割された電源プレーンは、 第1の電源ピンにより電源を供給される第1の電源プレ
ーンおよび、 上記第1の電源ピンよりも長さが短い第2の電源ピンに
より電源を供給され電源の供給状態を示す電源状態監視
信号を出力する第2の電源プレーンであり、 上記基板リセット制御回路は、上記第1の電源プレーン
に備えられ、上記第2の電源プレーンから出力される上
記電源状態監視信号を監視し、リセット制御信号を出力
するとともに、 上記基板リセット回路は、上記基板リセット制御回路か
ら出力されるリセット制御信号に対応して基板リセット
信号を出力することを特徴とする請求項4記載の活線挿
抜制御装置。 - 【請求項6】 上記基板は、上記第2の電源プレーンを
複数備え、 上記基板リセット制御回路は、上記複数の第2の電源プ
レーンの全てに電源が供給されたとき、リセット制御信
号を出力することを特徴とする請求項5記載の活線挿抜
制御装置。 - 【請求項7】 分割された電源プレーンから成る基板の
活線挿抜を行う活線挿抜制御装置において、 以下の要素を備えた活線挿抜制御装置 (a)上記基板への電源供給後、上記基板をリセットす
る基板リセット信号を一定時間出力する基板リセット回
路、(b)上記基板リセット信号が有効な期間に、早期
に電源が供給された電源プレーンの部品から、他の電源
プレーンへ出力される信号のレベルを低電位に保持する
出力回路。 - 【請求項8】 上記分割された電源プレーンは、 第1の電源ピンにより電源を供給される第1の電源プレ
ーンおよび、 第2の電源ピンにより電源を供給される第2の電源プレ
ーンであり、 上記基板リセット回路は、上記第1の電源プレーンに備
えられ、 上記活線挿抜制御装置は、さらに、上記第1の電源プレ
ーンに、出力イネーブル信号を出力する出力制御回路を
備え、 上記出力回路は、 上記出力制御回路から出力された上記出力イネーブル信
号と上記第1の電源プレーンに備えられた回路からの入
力信号とを入力し、入力した上記出力イネーブル信号と
上記回路からの入力信号の論理積を出力信号として出力
することを特徴とする請求項7記載の活線挿抜制御装
置。 - 【請求項9】 以下の要素を備えた活線挿抜制御装置 (a)入力信号を入力し、上記入力信号のレベルに対応
し出力を制御するトランシーバ、(b)上記トランシー
バの出力を制御するための信号を発生するトランシーバ
出力制御回路、(c)上記トランシーバに供給される電
源の立ち上がりに連動して上記トランシーバ出力制御回
路の入力信号のレベルを制御する電源連動回路。 - 【請求項10】 上記活線挿抜制御装置は、 第1の電源ピンにより電源を供給される第1の電源プレ
ーンと、 第2の電源ピンにより電源を供給される第2の電源プレ
ーンとを備え、 上記トランシーバ出力制御回路は、上記第1の電源プレ
ーンに備えられ、第1の電源ピンにより供給される電源
の電圧に対応して出力イネーブル信号を第1の電位に
し、 上記電源連動回路は、上記第2の電源プレーンに備えら
れ、第2の電源ピンにより供給される電源の電圧に対応
して上記出力イネーブル信号を第2の電位に維持し、 上記トランシーバは、上記第2の電源プレーンに備えら
れ、上記トランシーバ出力制御回路から出力される出力
イネーブル信号及び上記第2の電源プレーンに備えられ
た回路からの入力信号を入力し、入力した上記出力イネ
ーブル信号及び上記第2の電源プレーンに備えられた回
路からの入力信号が共に同じ電位になると信号を出力す
ることを特徴とする請求項9記載の活線挿抜制御装置。 - 【請求項11】 以下の要素を備えた活線挿抜制御装置 (a)第1の電源供給手段により電源を供給され、出力
信号を出力する第1の基板回路、(b)第2の電源供給
手段により上記第1の基板回路よりも遅れて電源を供給
される第2の基板回路、(c)上記第1の基板回路から
出力される出力信号を制御する出力制御信号を、上記第
2の基板回路に供給される電源の状態に対応して出力す
る出力信号制御回路。 - 【請求項12】 上記第1の電源供給手段は、第1の電
源ピンと第1の電源線から成り、 上記第2の電源供給手段は、第2の電源ピンと第1の電
源線よりも長さが長い第2の電源線から成り、 上記出力信号制御回路は、 上記第2の基板回路に電源を供給する第2の電源線の電
圧上昇を監視し上記第1の基板回路より出力される出力
信号を制御する出力制御信号を出力することを特徴とす
る請求項11記載の活線挿抜制御装置。 - 【請求項13】 以下の要素を備えた活線挿抜制御装置 (a)第1の端子と、上記第1の端子よりも長さが短い
第2の端子を備えたコネクタ、(b)上記第2の端子の
入力信号に対応して基板リセット信号を出力する基板リ
セット回路。 - 【請求項14】 上記活線挿抜制御装置は、 上記第2の端子の入力信号の電位を変化させる抵抗を備
え、 上記基板リセット回路は、上記抵抗により電位が変化し
た入力信号に対応して基板リセット信号を出力すること
を特徴とする請求項13記載の活線挿抜制御装置。 - 【請求項15】 以下の要素を備えた活線挿抜制御装置 (a)電源投入時のシステムリセット信号を受信し、出
力信号を出力するトランシーバ、(b)基板の活線挿入
時に、上記トランシーバに入力されるシステムリセット
信号を制御する電圧制御回路、(c)上記トランシーバ
の出力信号を取り込み、取り込んだ出力信号を検査して
活線挿入と電源投入とを判定し、リセット抑制信号を出
力する活線挿入判定回路、(d)上記活線挿入判定回路
が出力するリセット抑制信号に対応して基板リセット信
号の出力を抑制する基板リセット回路。 - 【請求項16】 以下の要素を備えた活線挿抜制御装置 (a)活線挿抜のための動作を指示する活線挿抜指示信
号を送信する送信回路、(b)上記活線挿抜指示信号を
受信し、基板内部への電源及び信号の供給を正常な状態
に制御し、基板リセット信号を出力し、上記活線挿抜の
ための動作の完了を通知する活線挿抜完了信号を送信す
る基板状態制御回路、(c)上記基板状態制御回路が送
信する活線挿抜完了信号を受信する受信回路。 - 【請求項17】 上記活線挿抜制御装置は、さらに、上
記送信回路と受信回路に接続され、活線挿抜のための動
作を指示するとともに、システムの状態を監視するシス
テム監視装置を備えたことを特徴とする請求項16記載
の活線挿抜制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7295524A JPH09138715A (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | 活線挿抜制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7295524A JPH09138715A (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | 活線挿抜制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09138715A true JPH09138715A (ja) | 1997-05-27 |
Family
ID=17821747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7295524A Pending JPH09138715A (ja) | 1995-11-14 | 1995-11-14 | 活線挿抜制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09138715A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007094975A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-12 | Fujitsu Ltd | 活線挿抜可能な電子機器システム |
-
1995
- 1995-11-14 JP JP7295524A patent/JPH09138715A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007094975A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-12 | Fujitsu Ltd | 活線挿抜可能な電子機器システム |
JP4615413B2 (ja) * | 2005-09-30 | 2011-01-19 | 富士通セミコンダクター株式会社 | 活線挿抜可能な電子機器システム |
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