JP3022860B1 - 電子装置及びその活線挿抜制御方法 - Google Patents

電子装置及びその活線挿抜制御方法

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JP3022860B1
JP3022860B1 JP10358028A JP35802898A JP3022860B1 JP 3022860 B1 JP3022860 B1 JP 3022860B1 JP 10358028 A JP10358028 A JP 10358028A JP 35802898 A JP35802898 A JP 35802898A JP 3022860 B1 JP3022860 B1 JP 3022860B1
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Abstract

【要約】 【課題】 活線挿抜制御における制御シーケンスの監視
を行うことにより、活線挿抜中の障害を検出し、適切な
処理を行うことを可能にした電子装置及びその活線挿抜
制御方法を提供する。 【解決手段】 内部の共通バス(101)に複数のパッ
ケージ(11)が接続されている装置であって、前記共
通バスと各パッケージとの接続状態を検出する接続状態
検出手段(102)と、全てのパッケージに対する前記
共通バスのアクセスを禁止(以下、バスロックと称す)
するバスロック手段(103)とを具え、前記装置の電
源投入中に前記共通バスに対するパッケージの挿抜(以
下、活線挿抜と称す)があった場合に一時的にバスロッ
クを行う活線挿抜制御機能付の電子装置において、当該
装置に更に挿抜制御監視手段(13)を設け、前記パッ
ケージの活線挿抜制御中に障害が生じた場合に、前記挿
抜制御監視手段が当該パッケージを前記共通バスから論
理的に切離すと共に、前記バスロック手段によるバスロ
ックを強制的に解除させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子装置及びその活
線挿抜制御方法に関し、特に、共通システムバスに複数
の制御パッケージが接続されている装置において、電源
投入中にも前記パッケージの挿抜を可能にした電子装置
及びその活線挿抜制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、プラント制御や金融システム等に
用いられるコンピュータシステムにおいては、24時間
の連続運転が要求されている。また、このようなシステ
ムに用いられる電子装置では、共通のバスに複数の回路
基板(パッケージ)が接続されている。このような電子
装置において、特定のパッケージに故障が発生した場合
は、当該パッケージを交換する必要がある。しかし、装
置の電源投入中に共通バスからパッケージの挿抜を行う
と信号の衝突によりノイズが発生し、その共通バスに接
続された他のパッケージにも悪影響を与えてしまうた
め、従来は復旧作業時にシステムの電源を一旦落とさな
くてはならなかった。
【0003】この不都合を解消するため、共通バスに複
数のパッケージが接続された装置において、当該装置の
電源を落とすことなくパッケージを共通バスから挿抜
(活線挿抜)できるようにする方法が提案されている。
その一例として、特開平10−27047号公報には、
基板の障害を検出した時点でクロック供給を停止するこ
とにより、当該基板を共通バスから論理的に切り離す方
法が開示されている。また、特開平5−37169号公
報には、長さの異なる複数のピンを基板のコネクタに設
けることにより基板の挿抜動作の有無を検知できるよう
にし、挿抜動作中は共通バスをロックして他のパッケー
ジへの悪影響を防止する方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような活線挿抜方
法により、装置の電源投入中にも基板の交換が可能とな
り、交換時にシステムの連続運転状態を中断させる必要
がなくなった。しかしながら、上述した活線挿抜制御方
法では、障害が発生したパッケージの切離しや、活線挿
抜による共通バスへの障害の波及を防ぐことができる
が、例えば交換する新たなパッケージに障害がある場合
や、活線挿抜作業においてコネクタピンが折れる等の活
線挿抜制御自体の障害については何ら考慮されておら
ず、このような障害が生じた場合に適切な処置が執れな
いという問題を有する。
【0005】即ち、活線挿抜制御において制御状態を把
握する情報量が少なく、活線挿抜制御動作中に生じた障
害等に対応する手段がないため、例えば交換した新たな
パッケージに障害がある場合には、システムのバスロッ
クが解除されずそのまま待ち続けてしまう。上述したよ
うな活線挿抜制御機能を有する装置においては、挿抜作
業実行中の間はバスロックを行い一時的に装置のジョブ
を中断させているため、このような不具合によりバスロ
ック状態が続くとシステムダウンを誘発してしまう。
【0006】また、パッケージの交換作業においては、
作業者の誤り等により挿抜制御用のコネクタピンが折れ
てしまうことが起こりうる。従来の活線挿抜制御方法で
はこのような障害に対して何ら考慮されていないため、
ピンが折れているコネクタについて更なる活線挿抜を行
ってしまい、更なる障害を生じさせてしまう場合があ
る。
【0007】そこで、本発明は活線挿抜制御における制
御シーケンスの監視を行うことにより、上述したような
活線挿抜中の障害を検出し、適切な処理を行うことを可
能にした電子装置及びその活線挿抜制御方法を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、内部の共通バスに複数のパッケージが接
続されている装置であって、前記共通バスと各パッケー
ジとの接続状態を検出する接続状態検出手段と、全ての
パッケージに対する前記共通バスのアクセスを禁止(以
下、バスロックと称す)するバスロック手段とを具え、
前記装置の電源投入中に前記共通バスに対するパッケー
ジの挿抜(以下、活線挿抜と称す)があった場合に一時
的にバスロックを行う活線挿抜制御機能付の電子装置に
おいて、当該装置が更に挿抜制御監視手段を具えてお
り、前記パッケージの活線挿抜制御中に障害が生じた場
合に、前記挿抜制御監視手段が当該パッケージを前記共
通バスから論理的に切離すと共に、前記バスロック手段
によるバスロックを強制的に解除させることを特徴とす
る。
【0009】このように、パッケージの活線挿抜制御の
シーケンスを監視する手段を設けて、異常を検出した場
合にそのパッケージを共通バスから論理的に切離してか
ら強制的にバスロックを解除することにより、挿抜制御
動作に異常があった場合でもバスロックをすぐに解除し
て、ジョブの中断を長引かせることがない。このことに
より、バスロックが解除されないことを原因とするシス
テムダウンを防ぐことができる。
【0010】また、本発明の電子装置は、前記バスロッ
ク手段が、前記パッケージの挿抜制御において、バスロ
ックを開始してから所定時間が経過し、かつ、前記接続
状態検出手段により挿抜処理が終了していることが検出
された場合に、前記バスロックを解除することが望まし
い。このようにすれば、挿抜動作中にバスロックが解除
されて共通バスに障害が波及するのを確実に防ぐことが
できる。なお、この動作制御は、バスロック手段にタイ
マを設けることにより実現することができる。
【0011】また、本発明の電子装置は、前記挿抜制御
監視手段が、前記バスロック手段によるバスロックが所
定時間以内に解除されない場合に前記活線挿抜制御中に
障害が生じたものと判断することが望ましい。このよう
な場合に異常を検出するようにすれば、バスロックの期
間が長引くことによりシステムダウンが生じるのを防ぐ
ことができる。
【0012】また、本発明の電子装置は、当該装置が更
に前記パッケージの状態を検出するパッケージ状態検出
手段を具えることが望ましい。このようにパッケージの
状態を検出する手段を設けて、例えば新たに接続された
パッケージに異常がある場合にこれを検出し、適切な処
理を行うようにする。このことにより、従来では考慮さ
れていなかった障害をも検出してシステムダウンを好ま
しく防ぐことができる。
【0013】また、本発明の電子装置は、前記挿抜制御
監視手段が、前記パッケージの挿抜制御における障害を
検出したときに、前記接続状態検出手段を用いて前記パ
ッケージの接続状態を検出し、当該手段により前記パッ
ケージが活線挿抜中であると検出された場合に当該パッ
ケージの挿抜動作を禁止すると共に、当該パッケージに
ついての前記接続状態検出手段による検出を停止するこ
とが望ましい。前述したように挿抜開始時からのバスロ
ックが所定時間以内に解除されない場合に異常が生じた
ものとみなし、パッケージの接続状態を確認するように
する。このことにより例えばパッケージ挿抜におけるコ
ネクタピンの曲折不良をも検出して、この障害に対する
適切な処置を講じることができる。
【0014】また、本発明の電子装置は、前記接続状態
検出手段が、前記パッケージと前記共通バスとを接続し
長さの異なる複数のピンを有するコネクタを具えること
が望ましい。このようにコネクタに長さの異なる複数の
ピンを設けて、各ピンから送受信する信号に変動が生じ
た場合にパッケージの挿抜開始を検出するようにする。
このことにより、簡単な構成でパッケージ挿抜の開始を
把握することができる。
【0015】また、本発明の電子装置は、更に、前記挿
抜制御監視手段が異常を検出した場合に、上位装置及び
/又は保守者に障害を報告する障害報告手段を具えるこ
とが望ましい。上述した構成により挿抜制御中の異常を
検出して当該パッケージを論理的に切離してシステムの
運転を継続させることができるが、挿抜制御に異常が生
じたことを上位装置や保守者に報告することにより、以
後の適切な処置を執らせることができる。
【0016】一方、本発明にかかる活線挿抜制御方法
は、共通のシステムバスに複数の制御パッケージが接続
されており、前記共通バスに対する前記パッケージの挿
抜動作の有無を検出する行程と、この行程において前記
パッケージの挿抜開始を検出したら全ての制御パッケー
ジに対しシステムバスのアクセスを禁止(以下、バスロ
ックと称す)する行程と、前記パッケージの挿抜動作が
正常終了したら前記バスロックを解除する行程と、を具
えることにより前記装置の電源投入中であっても前記制
御パッケージの挿抜(以下、活線挿抜と称す)を可能と
する電子装置の活線挿抜制御方法において、当該方法が
更に、これらの活線挿抜制御行程のシーケンスを監視し
て、前記シーケンスに異常を検出したら当該パッケージ
を前記バスから論理的に切離すと共に、前記バスロック
を強制的に解除することを特徴とする。
【0017】また、前記共通バスとパッケージとのコネ
クタが長さの異なる複数のピンを具えており、前記共通
バスに対するパッケージの挿抜開始を検出する行程は、
前記長さの異なる複数のピンを用いて送受信される信号
の状態に変動が生じたらパッケージの挿抜が開始された
ことを認識することが望ましい。
【0018】また、この活線挿抜制御方法において、前
記電子装置がタイマを具えており、前記バスロックを行
う行程が前記バスロックとほぼ同時に前記タイマを作動
させると共に、前記バスロックを解除する行程が、前記
タイマがタイムアウトしており、かつ前記長さの異なる
複数のピンを用いて送受信される信号が挿抜完了状態を
示す場合に前記バスロックを解除することが望ましい。
【0019】また、前記活線挿抜制御行程の動作シーケ
ンスを監視する行程は、前記バスロックが所定時間経過
しても解除されない場合に前記シーケンスの異常の発生
を認識することが望ましい。
【0020】更に、この方法は、前記活線挿抜制御工程
の動作シーケンスに異常が発生したら、前記長さの異な
る複数のピンを用いて送受信される信号の状態を検出
し、異常がある場合に、当該パッケージの挿抜を禁止す
ると共に、当該パッケージについての挿抜動作の有無を
検出する行程を行わないことが望ましい。
【0021】また、前記前記活線挿抜制御行程の動作シ
ーケンスを監視する行程が前記シーケンスに異常を検出
した場合に、前記装置の上位装置及び/又は保守者に障
害報告を行うことが望ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付の図
面を参照しながら以下に説明する。図1は本発明にかか
る電子装置の部分的な構成を示すブロック図である。図
1に示すように、この装置は内部に、共通システムバス
101と、この共通バス101に接続される複数の制御
パッケージ11と、該パッケージ11の活線挿抜を制御
する活線挿抜制御回路12と、活線挿抜制御のシーケン
スを監視するシーケンス監視部13と、活線挿抜処理実
行中に障害が発生した場合に上位装置や保守員に報告す
る障害報告手段14とを具えている。本図において図示
しないが、制御パッケージ11と共通バス101とを接
続するコネクタは長さの異なる3本のピンを具えてお
り、これらのピンの信号に変動があった場合に、活線挿
抜制御回路12がパッケージの活線挿抜の開始を把握す
るように構成されている。また、活線挿抜制御回路12
内には、パッケージの挿抜に十分な時間を設定したタイ
マ12aが設けられている。
【0023】図1において、信号線102は各制御パッ
ケージ11の状態を個別に活線挿抜制御回路12へ報告
するパッケージ状態報告信号群を、信号線103は活線
挿抜制御回路13から各制御パッケージ11に対し同時
にバスロック指示を伝える共通バスロック指示信号群を
それぞれ伝達する。これらの信号群102とバスロック
指示信号103はシーケンス監視部13にも接続してお
り、その状況がシーケンス監視部13により監視されて
いる。また、シーケンス監視部13から活線挿抜制御回
路12へは、シーケンス監視部13が活線挿抜中に障害
を検出した場合に障害処理の指示を行う障害制御指示信
号群104が送られる。このシーケンス監視部13から
各制御パッケージ11へは、パッケージ11を個別にシ
ステムバス101から論理的に切離すことを指示するパ
ッケージ切離し信号105が送られる。障害報告手段1
4は、シーケンス監視部13からの指示により、活線挿
抜制御中に発生した障害を上位装置や保守者に報告す
る。
【0024】図2は、図1における制御パッケージ11
の一枚に注目した詳細な構成図である。図2に示すよう
に、図1における制御パッケージ状態報告信号群102
は4本の信号線からなり、活線挿抜の開始を検出するた
めのロングピン接続状態信号201、ミドルピン接続状
態信号202及びショートピン接続状態信号203と、
制御パッケージ11がハードウェア的に安定しているこ
とを示す安定状態信号204とを、制御パッケージ11
から活線挿抜制御回路12に伝達する。
【0025】一方、シーケンス監視部13と活線挿抜制
御回路12を接続する障害制御指示信号群104は、活
線挿抜中の障害を検出したときに強制的にバスロックの
解除を活線挿抜制御回路12に指示するバスロック強制
解除指示信号207と、活線挿抜制御が不能と判断した
場合に活線挿抜の禁止を指示する活線挿抜禁止指示信号
208とで構成される。
【0026】図1及び図2を参照しながら、本実施形態
の動作について詳細に説明する。装置の制御パッケージ
の1つに故障が発生した場合には、当該パッケージの交
換作業が行われる。この作業において、装置の連続運転
中(電源投入中)に制御パッケージ11の抜去が開始さ
れると、ロングピン接続状態信号201、ミドルピン接
続状態信号202、ショートピン接続状態信号203の
状態が変化する。活線挿抜制御回路12はピン接続状態
信号201〜203の状態が一致しないことを検出する
とパッケージ11の挿抜が開始されたことを把握し、信
号衝突によるノイズ発生を防ぐために、全ての制御パッ
ケージ11に対しバスロック指示信号103を発して共
通バス101のアクセスを禁止(バスロック)する。こ
れと同時に、活線挿抜制御回路22は予め制御パッケー
ジ11の挿抜に必要な時間を設定したタイマ12aをス
タートさせる。なお、バスロックを行う際には、装置の
ジョブは一時的に中断された状態となる。
【0027】このタイマ12aがタイムアウトし、か
つ、ピン接続状態信号201〜203が制御パッケージ
11の抜去完了を示した場合(即ち、全てのピンを流れ
る信号が無になった場合)に、活線挿抜制御回路12は
パッケージ11の抜去が正常終了したことを把握し、バ
スロック指示信号103の供給を停止してバスロックを
解除する。活線挿抜による影響はもはや生じないため、
装置のジョブは再スタートされる。
【0028】一方、新たな制御パッケージを共通バス1
01に挿入する場合は、パッケージ11のコネクタを共
通バス101に接続する際にピン接続状態信号201〜
203の状態が変化することにより、活線挿抜制御回路
12はパッケージの挿入を認識してバスロックを行うと
共にタイマ12aを作動させる。このタイマ12aがタ
イムアウトし、かつ、安定状態信号204が安定を示し
(即ち、挿入したパッケージに故障がなく)、ピン接続
状態信号201〜203が制御パッケージの挿入完了を
示す(即ち、全てのピンを流れる信号が等しく有意なも
のになる)という条件を満たした場合に、バスロックが
解除される。以上が正常終了する場合の活線挿抜制御方
法である。
【0029】上記の活線挿抜制御において、シーケンス
監視部13はバスロック指示信号103を監視してお
り、所定時間経過してもバスロック指示が解除されない
場合に、活線挿抜制御のシーケンスに障害が発生したこ
とを認識する。ここで、障害を検出したシーケンス監視
部13は、安定状態信号204の状態をチェックする。
ここで、信号204が不安定状態であることを示してい
る場合は、挿入した新たな制御パッケージの故障と判断
し、まず当該パッケージに対しパッケージ切離し指示信
号105を送信してこのパッケージを共通バスから論理
的に切離す。次に活線挿抜制御回路12に対してバスロ
ック強制解除指示信号207を送信してバスロック指示
の強制解除を指示する。
【0030】この場合に、安定状態信号204が安定し
ている、即ち障害の原因が挿入した制御パッケージの故
障でないと判断されたら、シーケンス監視部13はピン
接続状態信号201〜203の状態をチェックする。こ
こで、ピン接続状態信号201〜203が一致していな
い(パッケージが未だ挿抜中であることを示す)場合に
は、当該パッケージのバックボードとの接続コネクタの
ピンに障害が発生したと判断し、上記ケースと同様に当
該パッケージの論理的切離しとバスロック指示強制解除
を指示する。これと同時に、活線挿抜制御回路12へ活
線挿抜禁止指示信号208を送信して活線挿抜を禁止す
ると共に、これ以降このパッケージからのピン接続状態
信号201〜203は活線挿抜制御論理から切離すよう
に指示する。このことにより、このパッケージからのピ
ン接続状態信号は活線挿抜制御回路12に無視され、誤
認識により以降にバスロック指示が発行されることを防
止する。更に、シーケンス監視部13は障害報告手段1
4を使用して上位装置や保守員に活線挿抜禁止状態であ
ることを報告する。以上で本発明の活線挿抜制御方法は
終了する。
【0031】
【発明の効果】上記に詳細に説明したように、本発明の
電子装置及びその活線挿抜制御方法によれば、活線挿抜
処理における挿入パッケージに障害がある場合に、その
障害パッケージをシステム処理から論理的に切り離した
後にバスロックを強制解除するようにしているため、例
えば障害パッケージをシステム処理に組み込んでしまい
他の部位に障害が波及してしまったり、システムのバス
ロック状態がそのまま解除されずにシステムダウンの原
因となるといった不具合を回避することができる。
【0032】更に、活線挿抜処理において挿抜制御用コ
ネクタピンが折れるような障害が発生した場合には、上
記の障害処理に加えて、そのパッケージに対し活線挿抜
制御を禁止すると共に当該パッケージについてのピン接
続状態を活線挿抜制御論理から切離し、上位装置や保守
者に報告するようにしているため、以降の誤認識による
バスロックを防止すると共に、活線挿抜制御不能状態に
おいて活線挿抜を実施してしまうことによる新たな障害
の発生を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の電子装置の内部構成を示す部
分図である。
【図2】図2は、図1に示すパッケージの1つに注目し
た詳細構成図である。
【符号の説明】 11 制御パッケージ 12 活線挿抜制御回路 13 活線挿抜シーケンス監視部 14 障害報告手段 101 共通システムバス 102 制御パッケージ状態報告信号群 103 共通システムバスロック指示信号 104 障害処理指示信号群 105 制御パッケージ切離し指示信号 201 ロングピン接続状態信号 202 ミドルピン接続状態信号 203 ショートピン接続状態信号 204 安定状態信号 207 バスロック強制解除指示信号 208 活線挿抜禁止指示信号

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部の共通バスに複数のパッケージが接
    続されている装置であって、前記共通バスと各パッケー
    ジとの接続状態を検出する接続状態検出手段と、全ての
    パッケージに対する前記共通バスのアクセスを禁止(以
    下、バスロックと称す)するバスロック手段とを具え、
    前記装置の電源投入中に前記共通バスに対するパッケー
    ジの挿抜(以下、活線挿抜と称す)があった場合に一時
    的にバスロックを行う活線挿抜制御機能付の電子装置に
    おいて、当該装置が更に挿抜制御監視手段を具えてお
    り、前記パッケージの活線挿抜制御中に障害が生じた場
    合に、前記挿抜制御監視手段が当該パッケージを前記共
    通バスから論理的に切離すと共に、前記バスロック手段
    によるバスロックを強制的に解除させることを特徴とす
    る電子装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子装置において、前
    記バスロック手段が、前記パッケージの挿抜制御におい
    て、バスロックを開始してから所定時間が経過し、か
    つ、前記接続状態検出手段により挿抜処理が終了してい
    ることが検出された場合に、前記バスロックを解除する
    ことを特徴とする電子装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電子装置において、前
    記挿抜制御監視手段が、前記バスロック手段によるバス
    ロックが所定時間以内に解除されない場合に前記活線挿
    抜制御中に障害が生じたものと判断することを特徴とす
    る電子装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の電子
    装置において、当該装置が更に前記パッケージの状態を
    検出するパッケージ状態検出手段を具えることを特徴と
    する電子装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の電子
    装置において、前記挿抜制御監視手段が、前記パッケー
    ジの挿抜制御における障害を検出したときに、前記接続
    状態検出手段を用いて前記パッケージの接続状態を検出
    し、当該手段により前記パッケージが活線挿抜中である
    と検出された場合に当該パッケージの挿抜動作を禁止す
    ると共に、当該パッケージについての前記接続状態検出
    手段による検出を停止することを特徴とする電子装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の電子
    装置において、前記接続状態検出手段が、前記パッケー
    ジと前記共通バスとを接続し長さの異なる複数のコネク
    タピンを具えることを特徴とする電子装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の電子
    装置において、当該装置が更に、前記挿抜制御監視手段
    が異常を検出した場合に、上位装置及び/又は保守者に
    障害を報告する障害報告手段を具えることを特徴とする
    電子装置。
  8. 【請求項8】 共通のシステムバスに複数の制御パッケ
    ージが接続されており、前記共通バスに対する前記パッ
    ケージの挿抜動作の有無を検出する行程と、この行程に
    おいて前記パッケージの挿抜開始を検出したら全ての制
    御パッケージに対しシステムバスのアクセスを禁止(以
    下、バスロックと称す)する行程と、前記パッケージの
    挿抜動作が正常終了したら前記バスロックを解除する行
    程と、を具えることにより前記装置の電源投入中であっ
    ても前記制御パッケージの挿抜(以下、活線挿抜と称
    す)を可能とする電子装置の活線挿抜制御方法におい
    て、 当該方法が更に、これらの活線挿抜制御行程のシーケン
    スを監視して、前記シーケンスに異常を検出したら当該
    パッケージを前記バスから論理的に切離すと共に、前記
    バスロックを強制的に解除することを特徴とする活線挿
    抜制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の活線挿抜制御方法にお
    いて、前記共通バスとパッケージとのコネクタが長さの
    異なる複数のピンを具えており、前記共通バスに対する
    パッケージの挿抜動作の有無を検出する行程が、前記長
    さの異なる複数のピンを用いて送受信される信号の状態
    に変動が生じたらパッケージの挿抜が開始されたことを
    認識することを特徴とする活線挿抜制御方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の活線挿抜制御方法に
    おいて、前記電子装置がタイマを具えており、前記バス
    ロックを行う行程が前記バスロックとほぼ同時に前記タ
    イマを作動させると共に、前記バスロックを解除する行
    程が、前記タイマがタイムアウトしており、かつ前記長
    さの異なる複数のピンを用いて送受信される信号が挿抜
    完了状態を示す場合に前記バスロックを解除することを
    特徴とする活線挿抜制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項8乃至10のいずれかに記載の
    活線挿抜制御方法において、前記活線挿抜制御行程の動
    作シーケンスを監視する行程が、前記バスロックが所定
    時間経過しても解除されない場合に前記シーケンスの異
    常の発生を認識することを特徴とする活線挿抜制御方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項8乃至11のいずれかに記載の
    活線挿抜制御方法において、当該方法が更に、前記活線
    挿抜制御工程の制御シーケンスに異常が発生したら、前
    記長さの異なる複数のピンを用いて送受信される信号の
    状態を検出し、これに異常がある場合に、当該パッケー
    ジの挿抜を禁止すると共に、以降は当該パッケージにつ
    いての挿抜動作の有無を検出する行程を行わないことを
    特徴とする活線挿抜制御方法。
  13. 【請求項13】 請求項8乃至12のいずれかに記載の
    活線挿抜制御方法において、前記前記活線挿抜制御行程
    の動作シーケンスを監視する行程が前記シーケンスに異
    常を検出した場合に、前記装置の上位装置及び/又は保
    守者に障害報告を行うことを特徴とする活線挿抜制御方
    法。
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