JP2003318576A - 基板実装認識システム - Google Patents

基板実装認識システム

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JP2003318576A
JP2003318576A JP2002118018A JP2002118018A JP2003318576A JP 2003318576 A JP2003318576 A JP 2003318576A JP 2002118018 A JP2002118018 A JP 2002118018A JP 2002118018 A JP2002118018 A JP 2002118018A JP 2003318576 A JP2003318576 A JP 2003318576A
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terminals
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Tomoki Takamure
智樹 高群
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インタフェース基板の縦寸法が長い場合等を
含め、確実な実装の確認が行える基板実装認識システム
を実現する。 【解決手段】 インタフェース基板2をラックに搭載す
る場合、インタフェース基板2の複数の接続ピンのう
ち、上下もしくはそれ以上の実装確認用のピン7,8が
確実に挿入され、CPU部5から配線6および実装確認
用のピン7,8をつなぐ実装確認用の導通経路が構成さ
れた後でないと、CPU部5は、実装と認識しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、確実な実装確認を
行った上で基板の運用に入るための基板実装認識システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の基板実装認識システム8
000の構成を説明するための通信装置のブロック図で
ある。
【0003】図9を参照して、監視制御基板1は、ラッ
クのバックボード3に実装されているインタフェース基
板2の実装状態を監視する。監視制御基板1上には、監
視制御のためのCPU部5が設けられる。CPU部5と
インタフェース基板2とを接続する配線6との間には、
抵抗体20が設けられる。監視制御基板1による監視結
果は、通信装置のオペレーションセンターのOPS(オ
ペレーションシステム)4に送信される。
【0004】図9においては、ラックに実装されている
インタフェース基板のうち、1枚のインタフェース基板
2のみを示しているが、実際には、より多くのインタフ
ェース基板が実装されている。また、各インタフェース
基板は、対応する機器との間でデータ授受、伝送のため
の処理を行う。
【0005】すなわち、ラックにインタフェース基板2
が多種、多数実装され、伝送・交換を行うような通信装
置においては、各インタフェース基板2の伝送路誤りや
各インタフェース基板2の動作状態を監視する為に監視
制御基板1が常時もしくは定期的に監視している。
【0006】次に、従来の基板実装認識システム800
0の動作について説明する。インタフェース基板2をラ
ックに搭載する場合、確実に実装するために挿抜工具等
でインタフェース基板2をバックボード3に確実に勘合
するように挿入した後、あらかじめ基板内にてGNDに
固定していた実装通知用ピンとCPU部5とを接続する
配線6の電位がモニタされる。すなわち、この配線6の
電位の情報を監視系基板1中のCPU部5が検知するこ
とにより、そのインタフェース基板2が実装されたと認
識を行う。
【0007】つまり、インタフェース基板2が実装され
ている場合、配線6の電位は“L”レベルとなり、イン
タフェース基板2が実装されていない場合、配線6の電
位は“H”レベルとなるように、抵抗体20の抵抗値が
調整されているものとする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
基板実装認識システム8000は、以上のように1ピン
の実装通知用ピンにより、監視制御基板1が、インタフ
ェース基板2の有り無しを認識していたため、インタフ
ェース基板2をラックに搭載する場合、レールに基板を
スムーズに搭載するためには“あそび”が必要となる。
このため、インタフェース基板2の縦寸法が長い場合に
はどうしても複数のピンの接触に順序が発生する。した
がって、実装の具合では実装通知用ピンが中途半端にさ
さることがあり、確実に通知が行えない等の問題点があ
った。
【0009】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであって、その目的は、特殊なコネ
クタを開発したり、複雑な回路を実装する必要無く、簡
単な構成で実装を認識させ、完全に実装が確認された後
にインタフェース基板の運用を実施することが可能な基
板実装認識システムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る基板実装
認識システムは、従来方式のように実装認識端子の位置
によっては半差し状態のピンが存在しても実装と認識し
てしまうことを防ぐために上下もしくはそれ以上の実装
認識用の端子を設け、それらの端子が確実に挿入され、
確認用ループが構成された後でないと実装と認識させな
い構成となっている。
【0011】すなわち、請求項1記載の基板実装認識シ
ステムは、筐体と、筐体に並列して収容される複数の基
板とを備え、各基板は、筐体と電気的に結合するための
複数の端子を含み、複数の端子は、基板の複数の端子が
設けられる側の中央部よりも一方よりに設けられる第1
の実装確認用端子と、基板の複数の端子が設けられる側
の中央部よりも他方よりに設けられる第2の実装確認用
端子とを有し、筐体に収容され、かつ、各基板の実装状
態を監視ための監視基板をさらに備え、監視基板は、第
1の実装確認用端子および第2の実装確認用端子の双方
が筐体に接続することにより、所定の電位の信号を監視
基板に伝達する配線と、配線の電位レベルをモニタする
ことにより、各基板が筐体に実装されたことを示す実装
情報を検知して保持する演算部とを含み、各基板は、実
装情報に基づいて、基板上の回路の制御を行うことによ
り、基板が実装されたことを確認した後に基板の運用を
実施する制御部をさらに含む。
【0012】請求項2記載の基板実装認識システムは、
請求項1記載の基板実装認識システムの構成に加えて、
制御部は、実装情報に基づいて、基板上の回路のリセッ
ト解除の実施もしくはオンボード電源の起動の少なくと
も一方を実施する。
【0013】請求項3記載の基板実装認識システムは、
請求項1記載の基板実装認識システムの構成に加えて、
第1および第2の実装確認用端子の長さが、複数の端子
のうちの他の端子よりも短い。
【0014】請求項4記載の基板実装認識システムは、
請求項1記載の基板実装認識システムの構成に加えて、
演算部は、基板が筐体に実装中は、常時、配線の電位レ
ベルをモニタする。
【0015】請求項5記載の基板実装認識システムは、
請求項1記載の基板実装認識システムの構成に加えて、
演算部は、所定のタイミングの期間において、配線の電
位レベルをモニタして実装情報を検知して保持する。
【0016】請求項6記載の基板実装認識システムは、
請求項1記載の基板実装認識システムの構成に加えて、
監視基板は、所定の電位の信号を配線に供給するための
信号生成手段を有し、信号生成手段からの信号は、少な
くとも、第1および第2の実装確認用端子を経由して、
演算部に与えられる。
【0017】請求項7記載の基板実装認識システムは、
請求項1記載の基板実装認識システムの構成に加えて、
複数の端子は、基板の複数の端子が設けられる側の中央
部に設けられる第3の実装確認用端子をさらに有し、配
線は、第1の実装確認用端子、第2の実装確認用端子お
よび第3の実装確認用端子が筐体に接続することによ
り、所定の電位の信号を監視基板に伝達する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相
当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0019】[第1の実施形態]図1は、この発明の実
施の形態1の基板実装認識システム1000の構成を説
明するための通信装置のブロック図である。
【0020】図1を参照して、基板実装認識システム1
000は、監視制御基板1と、インタフェース基板2
と、ラック内のバックボード3と、OPS(オペレーシ
ョンシステム)であるオペレーションセンター4と、監
視制御基板上のCPU部5と、監視制御基板への通知用
信号伝達配線6と、インタフェース基板2に複数存在す
るピンのうち上部に設けられる実装認識ピン7と、イン
タフェース基板2に複数存在するピンのうち下部に設け
られる実装認識ピン8と、インタフェース基板2上の制
御部9とを備える。
【0021】なお、インタフェース基板2には、図1に
示したよりもより多くのピンが設けられてもよい。この
場合、実装認識ピン7は、複数並んだピンのうち、中央
よりも上部よりに設けられ、実装認識ピン8は、複数並
んだピンのうち、中央よりも下部よりに設けられる構成
とする。好ましくは、実装認識ピン7は、複数並んだピ
ンのうち、最上部に設けられ、実装認識ピン8は、複数
並んだピンのうち、最下部に設けられる。
【0022】図1においても、上述のようにラックにイ
ンタフェース基板2が多種、多数実装され、伝送・交換
を行うような通信装置においては、各インタフェース基
板2の伝送路誤りや各インタフェース基板2の動作状態
を監視する為に監視制御基板1が常時もしくは定期的に
モニタしている。
【0023】次に、基板実装認識システム1000の動
作について説明する。基板実装認識システム1000に
関る実装認識方式では、監視制御基板1とインタフェー
ス基板2の上下に設けられた実装認識ピン7および8と
の間に、実装完了後には配線パターン6が形成される構
成となっているものとする。この配線6の電位レベル
は、実装前は、監視制御基板1上においては、電源電位
と配線6との間に設けられた抵抗体20によってプルア
ップをしておく。また、インタフェース基板2の下部の
実装認識ピン8はインタフェース基板2上にてGNDに
接地させておく。さらに、インタフェース基板2内で、
実装認識ピン7と制御部9との間に設けられる配線の電
位は、この配線と電源電位との間に設けられた抵抗体2
1によってプルアップをしておく。
【0024】ここで、インタフェース基板2が抜けてい
る状態では、監視制御基板1では抵抗体20により配線
6の電位がプルアップされて、”H”レベルとなり、イ
ンタフェース基板2が無いものと認識される。
【0025】一方、正常にインタフェース基板2が実装
されている場合は、下部の実装認識ピン8に接続されて
いる接地電位GNDのために、抵抗体20および21の
存在に関わりなく、配線6の電位は”L”となり、イン
タフェース基板2が有るものと認識される。
【0026】また基板が斜めに挿入されて、上部の実装
認識用ピン7もしくは下部の実装認識用ピン8が浮いて
いる状態の場合は、CPU部5または制御部9に通知さ
れる実装確認信号のレベルが”H”となるため、インタ
フェース基板2が無いものと認識される。
【0027】また、より好ましくは、この実装認識用の
ピン7および8は、他のピンよりも短いピンを用いてよ
り確実に実装された場合に通知を行う。
【0028】実装認識が確実にできた後に、監視制御基
板1、インタフェース基板2はそれぞれ実装情報を保有
できるため、この情報を元に監視制御基板1は上位のオ
ペレーションセンター4のOPS等へ実装変化通知を送
付する。
【0029】したがって、インタフェース基板の縦寸法
が長い場合等を含め、確実な実装確認を行うことが可能
となる。
【0030】また、インタフェース基板2の制御部9
は、実装確認信号のレベル(実装情報)とCPU部5か
らの制御とに基づいて、基板に実装された回路のリセッ
ト解除実施もしくはオンボード電源の起動又はその両方
を組合わせて実施することができる。これにより、確実
に基板が実装された後に基板の運用を実施することを可
能とする。
【0031】また、確実に基板が実装された後にオンボ
ード電源の起動を実施するということは、接地電位GN
Dと電源電位Vccが確実に接続された後に電源を投入
するということが約束される。これにより、活線での挿
抜を頻繁に行う通信装置において問題となることが多い
インタフェース基板の活線挿抜時の問題が解消される。
【0032】[第2の実施形態]上述の実施の形態1で
は、常時その基板の実装状態を監視している必要のある
通信装置に関して説明した。
【0033】しかしながら、システムによっては常時実
装監視をする必要の無いシステムもある。以下に説明す
る実施の形態2の基板実装認識システム2000は、こ
のような場合に好適な構成を有する。
【0034】図2は、基板実装認識システム2000の
構成を説明するためのブロック図である。
【0035】図2を参照して、基板実装認識システム2
000においては、監視制御基板1内のCPU部5から
PLD(Programmable Logic Device)10とバッファ
11を介して、必要時のみ所定の制御することによっ
て、その制御時のみ実装認識を行うことを可能とする。
【0036】また、実施の形態2の基板実装認識システ
ム2000では、以下に説明するように、バックボード
3上の実装認識ピンが他のピンと接触するようなことが
万一発生してしまった場合でも、インタフェース基板2
が存在すると誤認識される可能性を排除することができ
る。
【0037】すなわち、この実施の形態2の基板実装認
識システム2000の制御方式では一定のパターン信号
等をPLD10から流すことも可能であり、そのパター
ンが検出できなければ基板は抜けもしくは実装認識がで
きない状態であると判定することを可能とする。
【0038】図3は、PLD10から出力される一定の
パターン信号の例を示すタイミングチャートである。
【0039】図3に示すとおり、PLD10は、1秒周
期で変化するクロック信号1SCLKに基づいて、各基
板毎に、所定のタイミングで活性状態となるパルス信号
(以下、「判定パターン信号」と呼ぶ)を生成する。た
とえば、1番目のインターフェース基板に対しては、ク
ロック信号1SCLKの立下りタイミングを検出して、
それに応じて、所定の時間間隔Δtだけ活性状態となる
パルス信号が、出力される。
【0040】さらに、2番目以降のインターフェース基
板に対しても、クロック信号1SCLKの立下りタイミ
ングに応じて、この立下りからそれぞれ所定の遅延時間
後に、所定の時間間隔Δtだけ活性状態となるパルス信
号がそれぞれ出力される。このとき、各基板に対応して
生成される「判定パターン信号」は、それぞれの判定パ
ターン(活性状態のパルス位置)を相互に識別可能なほ
どに、活性状態となるタイミングが異なっているものと
する。
【0041】図4は、図3に示した判定パターン信号に
基づいて、CPU部5が、第1のインターフェース基板
について判定を行う動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【0042】PLD10から出力された判定パターン信
号が、時刻t0においてCPU部5に戻ってきたものと
する。ここで、上述のとおり、判定パターン信号の活性
パルスの間隔は、たとえば、1秒と十分長い時間がとっ
てある。一方で、判定パターン信号は、PLD10から
出力された後、せいぜい、バッファ回路を数個通過する
程度の遅延時間(たとえば、数n秒)で、CPU部5に
戻ってくる。したがって、図4においては、時刻t0に
おける活性パルスは、CPU部5がPLD10部にパル
ス信号の出力を指示してから十分短い時間で、CPU部
5に戻ってくることになる。
【0043】したがって、CPU部5では、この時刻t
0から、クロック信号1SCLKの周期、たとえば、1
秒の後にも、活性状態のパルス信号が戻ってくることを
確認することで、第1のインターフェース基板が実装さ
れていることを確認することができる。
【0044】同様にして、2番目以降のインターフェー
ス基板について、各基板固有のタイミングで、活性状態
のパルス信号がCPU部5に戻ってくることを認識する
ことで、各基板が実装されていることを個別に判定する
ことが可能となる。
【0045】したがって、実施の形態2においても確実
に基板が実装された後にオンボード電源の起動を行うこ
とが可能なため、活線挿抜時の問題が解消されるという
効果を奏することができる。
【0046】[第3の実施形態]図5は、本発明の実施
の形態3の基板実装認識システム3000の構成を説明
するための通信装置のブロック図である。
【0047】図5において、実施の形態3の基板実装認
識システム3000は、実施の形態1の基板実装認識シ
ステム1000の構成と異なり、監視制御基板1からイ
ンタフェース基板2への制御信号を伝達する信号配線1
2が設けられている。
【0048】監視制御基板1からインタフェース基板2
へ向かう配線6は、実装認識用ピン7および8を介し
て、バックボード3において接地GNDと結合する。
【0049】上述の第1および第2の実施の形態と同様
に、CPU部5は、実装認識用ピン7および8からの情
報を監視制御基板1、インタフェース基板2で同時に取
得し、その情報を元に監視制御基板1は上位のOPS等
へ実装変化通知を送付する。
【0050】このとき、インタフェース基板2が多種、
多数実装される通信装置においてはその基板毎に制御方
法や設定情報が違うことはもちろんのこと、基板を挿入
しても、基板によってはすぐには運用を開始しないよう
な場合もある。
【0051】このように基板の実装はされるが運用を開
始しないような機能を必要とする場合、実装情報のみ監
視制御基板1にて一旦保有し、当該基板の運用開始命令
をOpSから監視制御基板1が受け取った後に、インタ
フェース基板2へ信号配線12を介して制御信号を出力
する。さらに、その制御信号を使用して、制御部9は、
実装された回路のリセット解除実施、もしくはオンボー
ド電源の起動又はその両方を組合わせて実施する。この
ような制御により、確実に基板が実装された後に監視制
御基板からの制御にて基板の運用を開始することを可能
とする。
【0052】また、前述の実施の形態1にて説明したよ
うに、実施の形態3の基板実装認識システム3000に
おいても、確実に基板が実装された後にオンボード電源
の起動を行うため、活線挿抜時の問題が解消されるとい
う効果がある。
【0053】[第4の実施の形態]上述の実施の形態3
では、常時その基板の実装状態を監視している必要のあ
る通信装置に関して説明している。しかしながら、実施
の形態2と同様に、常時実装監視をする必要の無いシス
テムも存在し得る。
【0054】図6は、実施の形態4の基板実装認識シス
テム4000の構成を説明するためのブロック図であ
る。
【0055】図6を参照して、監視制御基板1のCPU
部5は、必要時のみ実装確認の制御を行う。更に、CP
U部5により制御されるPLD10から出力される信号
が、バッファ11、実装認識用のピン8、実装認識用の
ピン7および配線6を介してCPU部5に戻ってくると
いう確認用の信号伝達ループが形成される。
【0056】この信号伝達のループ上の信号をモニタす
ることにより、確実に基板が実装された情報を監視制御
基板1にて一旦受取り、基板運用開始等の必要時にイン
タフェース基板2へ制御信号12を出力するという制御
が可能となる。このとき、その制御信号を使用して実装
された回路のリセット解除実施、もしくはオンボード電
源の起動又はその両方を組合わせて実施することによ
り、確実に基板が実装された後に監視制御基板からの必
要時の制御により基板の運用を実施することができる。
【0057】また、前述の実施の形態1にて説明したよ
うに、実施の形態4の基板実装認識システム4000に
おいても、確実に基板が実装された後にオンボード電源
の起動を行うため、活線挿抜時の問題が解消されるとい
う効果が奏される。
【0058】[第5の実施の形態]図7は、実施の形態
5の基板実装認識システム5000の構成を説明するた
めの通信装置のブロック図である。
【0059】図7を参照して、実施の形態5の基板実装
認識システム5000の構成は、実施の形態1の基板実
装認識システム1000の構成とは異なり、実装認識ピ
ン13が、複数のピンの中央部にも設けられている。
【0060】上述した実施の形態1〜4では、インタフ
ェース基板2の上部及び下部の装着不充分を原因とする
実装確認ピンの抜けは確認することができた。しかしな
がら、縦方向に長いインタフェース基板を実装する場合
はバックボード3の縦方向も長いことになり、バックボ
ード3中央部がたわむ可能性がある。このような場合、
インタフェース基板2の上部、下部は接合しているもの
の中央部のみ浮いている状態が発生し得る。実施の形態
5の基板実装認識システム5000では、実装認識ピン
13により、このような場合の実装不良も検出すること
ができる。
【0061】次に、実施の形態5の基板実装認識システ
ム5000の動作について説明する。
【0062】実施の形態5に係る基板実装認識システム
5000の実装認識方式では、監視制御基板1とインタ
フェース基板2の上下及び中央部に設けられた実装認識
ピン7,13および8を介して、実装確認のための配線
のループが形成される。
【0063】ここで、CPU部5から実装認識ピン7に
至る配線6の電位は、監視制御基板1上において、電源
電位と配線6との間に設けられる抵抗体20によってプ
ルアップをする構成となっている。また、インタフェー
ス基板2の下部の実装認識ピン8は、バックボード3上
にて接地電位GNDに結合させておく。
【0064】したがって、インタフェース基板2が抜け
ている状態では、監視制御基板1でプルアップのための
抵抗体20により配線6の電位が”H”レベルとなるた
め、CPU部5は、インタフェース基板2が無いものと
認識する。
【0065】また、正常にインタフェース基板2が実装
されている場合は、下部の実装認識ピン8が接地電位G
NDに接続されているために、配線6の電位が”L”と
なり、CPU部5は、インタフェース基板2が有るもの
と認識する。
【0066】また、インタフェース基板2が斜めに挿入
されて、上部もしくは下部の実装認識用ピン7または8
が浮いている状態の場合は、”L”レベルではなく”
H”レベルの実装確認信号がCPU部5に通知されるた
め、インタフェース基板2は無いものと認識される。
【0067】さらに、バックボード3の中央部がたわん
で、上部、下部は接合しているものの中央部のみ浮いて
いる状態でも、”H”レベルの実装確認信号がCPU部
5に通知されるため、インタフェース基板2が無いもの
と認識される。
【0068】ここで、実施の形態1〜4と同様に、この
実装認識用のピン7,8および13は、他のピンよりも
短いピンを用いてより確実に実装された場合に通知を行
う構成とすることも可能である。
【0069】前述の実施の形態1にて説明したように、
実施の形態5においても確実に基板が実装された後にオ
ンボード電源の起動を行うことが可能なため、活線挿抜
時の問題が解消されるという効果が奏される。
【0070】[第6の実施の形態]上述の実施の形態5
では、常時その基板の実装状態を監視している必要のあ
る通信装置に関して説明している。しかしながら、実施
の形態2、4と同様に常時実装監視をする必要の無いシ
ステムも存在する。
【0071】そこで、図8は、このような場合に対応す
る実施の形態6の基板実装認識システム6000の構成
を説明するためのブロック図である。
【0072】図8を参照して、監視制御基板1のCPU
部5は、必要時のみ実装確認の制御を行う。さらに、実
施の形態5と同様に、監視制御基板1とインタフェース
基板2の上下及び中央部に設けられた実装認識ピン7,
13および8を介して、実装確認のための配線のループ
が形成される。
【0073】ここでも、CPU部5から実装認識ピン7
に至る配線6の電位は、監視制御基板1上において、電
源電位と配線6との間に設けられる抵抗体20によって
プルアップをする構成となっている。また、インタフェ
ース基板2の下部の実装認識ピン8は、バックボード3
上にて接地電位GNDに結合させておく。
【0074】このような構成により、確実にインタフェ
ース基板2が実装された情報を監視制御基板1のCPU
部5にて一旦受取り、基板運用開始等の必要時にインタ
フェース基板2へCPU部5から信号配線12に制御信
号を出力する。
【0075】その制御信号を使用して、制御部9は、実
装された回路のリセット解除実施、もしくはオンボード
電源の起動又はその両方を組合わせて実施することによ
り、確実にインタフェース基板2が実装された後に、監
視制御基板1からの必要時の制御により基板の運用を実
施する。
【0076】なお、前述の実施の形態1にて説明したよ
うに、実施形態6の基板実装認識システム6000にお
いても、確実に基板が実装された後にオンボード電源の
起動を行うことが可能なため、活線挿抜時の問題が解消
されるという効果も奏される。
【0077】以上説明したとおり、実施の形態1〜6の
基板実装認識システムは、確実に基板が実装された後
に、たとえば、オンボード電源の起動を行えるため、活
線挿抜時の問題が解消される。また、たとえば、オンボ
ード電源を搭載せず各基板への電源供給用基板からイン
タフェース基板2へ電力供給している装置においても、
実装通知信号により基板への電源供給の開始を行うこと
によって、オンボード電源の起動と同様の効果がある。
【0078】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0079】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1〜7記載
の基板実装認識システムは、常時もしくは必要時に、基
板が実装されていることを監視する必要のある通信装置
において、基板の縦寸法が長い場合にも特殊なコネクタ
を開発したり複雑な回路を実装する必要無く、簡単な構
成で実装を認識させることができる。このため、基板が
完全に実装されたことが確認された後に基板の運用を実
施することができる。
【0080】また、請求項7記載の基板実装認識システ
ムは、中央部で基板が抜けている状態ではもちろんのこ
と、基板が斜めに挿入されて上部もしくは下部の実装確
認用端子が浮いている状態の場合は、所定の電位の信号
が演算部に通知されない。このため、基板の実装が不充
分であることを認識でき、簡単な構成にて基板の縦寸法
が長い場合にも確実に実装認識し通知を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の基板実装認識システム100
0の構成を説明するための通信装置のブロック図であ
る。
【図2】 基板実装認識システム2000の構成を説明
するためのブロック図である。
【図3】 PLD10から出力される一定のパターン信
号の例を示すタイミングチャートである。
【図4】 CPU部5が、第1のインターフェース基板
について判定を行う動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図5】 実施の形態3の基板実装認識システム300
0の構成を説明するための通信装置のブロック図であ
る。
【図6】 実施の形態4の基板実装認識システム400
0の構成を説明するためのブロック図である。
【図7】 実施形態5の基板実装認識システム5000
の構成を説明するための通信装置のブロック図である。
【図8】 実施の形態6の基板実装認識システム600
0の構成を説明するためのブロック図である。
【図9】 従来の基板実装認識システム8000の構成
を説明するための通信装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 監視制御基板、2 インタフェース基板、3 バッ
クボード、4 OpS(オペレーションセンター)、5
CPU部、6 配線、7,8,13 実装認識用ピ
ン、9 制御部、10 PLD、11 制御信号出力用
バッファ、12信号配線、1000,2000,300
0,4000,5000,6000 基板実装認識シス
テム。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体と、 前記筐体に並列して収容される複数の基板とを備え、 各前記基板は、前記筐体と電気的に結合するための複数
    の端子を含み、 前記複数の端子は、 前記基板の前記複数の端子が設けられる側の中央部より
    も一方よりに設けられる第1の実装確認用端子と、 前記基板の前記複数の端子が設けられる側の中央部より
    も他方よりに設けられる第2の実装確認用端子とを有
    し、 前記筐体に収容され、かつ、各前記基板の実装状態を監
    視ための監視基板をさらに備え、 前記監視基板は、前記第1の実装確認用端子および前記
    第2の実装確認用端子の双方が前記筐体に接続すること
    により、所定の電位の信号を前記監視基板に伝達する配
    線と、 前記配線の電位レベルをモニタすることにより、各前記
    基板が前記筐体に実装されたことを示す実装情報を検知
    して保持する演算部とを含み、 各前記基板は、前記実装情報に基づいて、前記基板上の
    回路の制御を行うことにより、前記基板が実装されたこ
    とを確認した後に前記基板の運用を実施する制御部をさ
    らに含む、基板実装認識システム。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記実装情報に基づい
    て、前記基板上の回路のリセット解除の実施もしくはオ
    ンボード電源の起動の少なくとも一方を実施する、請求
    項1記載の基板実装認識システム。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の実装確認用端子の
    長さが、前記複数の端子のうちの他の端子よりも短い、
    請求項1記載の基板実装認識システム。
  4. 【請求項4】 前記演算部は、前記基板が前記筐体に実
    装中は、常時、前記配線の電位レベルをモニタする、請
    求項1記載の基板実装認識システム。
  5. 【請求項5】 前記演算部は、所定のタイミングの期間
    において、前記配線の電位レベルをモニタして前記実装
    情報を検知して保持する、請求項1記載の基板実装認識
    システム。
  6. 【請求項6】 前記監視基板は、前記所定の電位の信号
    を前記配線に供給するための信号生成手段を有し、 前記信号生成手段からの信号は、少なくとも、前記第1
    および第2の実装確認用端子を経由して、前記演算部に
    与えられる、請求項1記載の基板実装認識システム。
  7. 【請求項7】 前記複数の端子は、 前記基板の前記複数の端子が設けられる側の中央部に設
    けられる第3の実装確認用端子をさらに有し、 前記配線は、前記第1の実装確認用端子、前記第2の実
    装確認用端子および前記第3の実装確認用端子が前記筐
    体に接続することにより、所定の電位の信号を前記監視
    基板に伝達する、請求項1記載の基板実装認識システ
    ム。
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