しかしながら、従来の前記回路基板ケースは、前記推奨破壊部位Rに小さなIC99が配設されるものであるため、前記推奨破壊部位Rの破壊またはIC99の破壊が生じないように前記封印手段Sが破壊された場合に、前記基盤ケースが不正に開放された事を検知出来ないという問題があった。
また、従来の前記制御基板ケースは、該制御基板ケースへの不正開放または不正操作によって破断した前記ICタグシールの1箇所を丁寧に調整することによりICチップ部またはおよび送受信アンテナ部が修復された場合に、前記制御基板ケースへの不正開放または不正操作を前記専用のリーダーによって検知出来ないという問題があった。
そこで本発明者らは、遊技を制御する制御基板を収容する制御基板ケースであり、前記制御基板ケースの開閉を規制する少なくとも1つのカシメピンが固着されるカシメ部と、前記カシメ部を覆う可動式のカシメピンカバーを備え、ICチップ部と送受信アンテナ部を備えたICタグシールが、前記制御基板ケースおよび前記カシメピンカバーの外側に亘って貼付けられ、前記カシメピンカバーが開けられると前記ICタグシールの少なくとも1箇所が破損するという本発明の技術的思想に着眼して、さらに研究開発を重ねた結果、前記制御基板ケース、カシメピンまたはおよびカシメ部に不正操作を加えるために前記カシメピンカバーが開けられた事を検知出来るという目的を達成する本発明に到達した。
また本発明者らは、遊技を制御する制御基板を収容する制御基板ケースであり、前記制御基板ケースの開閉を規制する少なくとも1つのカシメピンが固着されるカシメ部と、前記カシメ部を覆う可動式のカシメピンカバーを備え、ICチップ部と送受信アンテナ部を備えたICタグシールが、前記制御基板ケースおよび前記カシメピンカバーの外側に亘って貼付けられ、前記カシメピンカバーが開けられると前記ICタグシールの複数箇所が破損するという本発明の技術的思想に着眼して、さらに研究開発を重ねた結果、前記制御基板ケース、カシメピンまたはおよびカシメ部に不正操作を加えるために前記カシメピンカバーが開けられた事を確実に検知するとともに、破損した前記ICタグシールを丁寧に調整することによってICチップ部またはおよび送受信アンテナ部を修復する事を困難なものとして、前記カシメピンカバーを開けた不正操作の証拠を隠滅する行為が行われた場合にも前記カシメピンカバーが開けられた事を検知出来るという目的を達成する本発明に到達した。
本発明(請求項1に記載の第1発明)の制御基板ケースは、
遊技を制御する制御基板を収容する制御基板ケースであり、
前記制御基板ケースの開閉を規制する少なくとも1つのカシメピンが固着されるカシメ部と、
前記カシメ部を覆う可動式のカシメピンカバーを備え、
ICチップ部と送受信アンテナ部を備えたICタグシールが、前記制御基板ケースおよび前記カシメピンカバーの外側に亘って貼付けられ、
前記カシメピンカバーが開けられると前記ICタグシールの少なくとも1箇所が破損するように構成されている
ものである。
本発明(請求項2に記載の第2発明)の制御基板ケースは、
遊技を制御する制御基板を収容する制御基板ケースであり、
前記制御基板ケースの開閉を規制する少なくとも1つのカシメピンが固着されるカシメ部と、
前記カシメ部を覆う可動式のカシメピンカバーを備え、
ICチップ部と送受信アンテナ部を備えたICタグシールが、前記制御基板ケースおよび前記カシメピンカバーの外側に亘って貼付けられ、
前記カシメピンカバーが開けられると前記ICタグシールの複数箇所が破損するように構成されている
ものである。
本発明(請求項3に記載の第3発明)の制御基板ケースは、
前記第1発明または第2発明において、
前記カシメピンカバーが、前記制御基板ケースの表面に沿って支持部を中心として揺動動作可能である
ものである。
本発明(請求項4に記載の第4発明)の制御基板ケースは、
前記第1発明または第2発明において、
前記カシメピンカバーが、前記制御基板ケースの表面に対して上下方向に支持部を中心として揺動動作可能である
ものである。
本発明(請求項5に記載の第5発明)の制御基板ケースは、
前記第1発明ないし第3発明のいずれかにおいて、
前記カシメピンカバーが、前記制御基板ケースの表面に形成されたガイドレールまたは収容溝に沿って摺動動作可能である
ものである。
本発明(請求項6に記載の第6発明)の制御基板ケースは、
前記第1発明ないし第5発明のいずれかにおいて、
前記制御基板ケースが、ベース部材およびカバー部材の少なくとも2つ以上の部材によって構成され、
前記ICタグシールが、前記制御基板ケースのカバー部材および前記カシメピンカバーの外側から前記カバー部材ならびに前記ベース部材の外側に亘って貼付けられ、
前記カシメピンカバーが、開けられると前記ICタグシールの少なくとも1箇所が破損するとともに、前記制御基板ケースが開けられると前記ICタグシールがさらに少なくとも1箇所が破損するように構成されている
ものである。
本発明(請求項7に記載の第7発明)の制御基板ケースは、
前記第1発明ないし第6発明のいずれかにおいて、
前記ICチップ部が両側の前記送受信アンテナ部の間に配設されるとともに、前記カシメピンカバーまたはおよび前記制御基板ケースが開けられると、前記ICチップ部の両側の前記送受信アンテナ部が夫々少なくとも1箇所が破損するように構成されている
ものである。
上記構成より成る第1発明の制御基板ケースは、遊技を制御する制御基板を収容する制御基板ケースであり、前記制御基板ケースの開閉を規制する少なくとも1つのカシメピンが固着されるカシメ部と、前記カシメ部を覆う可動式のカシメピンカバーを備えた制御基板ケースにおいて、前記カシメピンカバーが開けられると、前記カシメピンカバーの開放に伴う動きにより前記制御基板ケースおよび前記カシメピンカバーの外側に亘って貼付けられたICチップ部と送受信アンテナ部を備えた前記ICタグシールの少なくとも1箇所が破損するので、前記制御基板ケース、カシメピンまたはおよびカシメ部に不正操作を加えるために前記カシメピンカバーが開けられた事を検知出来るという効果を奏する。
上記構成より成る第2発明の制御基板ケースは、遊技を制御する制御基板を収容する制御基板ケースであり、前記制御基板ケースの開閉を規制する少なくとも1つのカシメピンが固着されるカシメ部と、前記カシメ部を覆う可動式のカシメピンカバーを備えた制御基板ケースにおいて、前記カシメピンカバーが開けられると、前記カシメピンカバーの開放に伴う動きにより前記制御基板ケースおよび前記カシメピンカバーの外側に亘って貼付けられたICチップ部と送受信アンテナ部を備えた前記ICタグシールの複数箇所が破損するので、前記制御基板ケース、カシメピンまたはおよびカシメ部に不正操作を加えるために前記カシメピンカバーが開けられた事を確実に検知するとともに、破損した前記ICタグシールを丁寧に調整することによってICチップ部またはおよび送受信アンテナ部を修復する事を困難なものとして、前記カシメピンカバーを開けた不正操作の証拠を隠滅する行為が行われた場合にも前記カシメピンカバーが開けられた事を検知出来るという効果を奏する。
上記構成より成る第3発明の制御基板ケースは、前記第1発明または第2発明において、前記カシメピンカバーが、前記制御基板ケースの表面に沿って支持部を中心として揺動動作するので、前記カシメピンカバーの移動用スペースを少なく出来るとともに、前記制御基板ケースの面に沿ったスペースを確保するだけで、前記制御基板ケース、カシメピンまたはおよびカシメ部に不正操作を加えるために前記カシメピンカバーが開けられた事の精確な検知を可能にするという効果を奏する。
上記構成より成る第4発明の制御基板ケースは、前記第1発明または第2発明において、前記カシメピンカバーが、前記制御基板ケースの表面に対して上下方向に支持部を中心として揺動動作するので、前記カシメピンカバーの移動用スペースを少なく出来るとともに、前記制御基板ケースの面に対して上下方向のスペースを確保するだけで、前記制御基板ケース、カシメピンまたはおよびカシメ部に不正操作を加えるために前記カシメピンカバーが開けられた事の精確な検知を可能にするという効果を奏する。
上記構成より成る第5発明の制御基板ケースは、前記第1発明ないし第3発明のいずれかにおいて、前記カシメピンカバーが、前記制御基板ケースの表面に形成されたガイドレールまたは収容溝に沿って摺動動作するので、前記カシメピンカバーの動作を確実なものとするという効果を奏する。
上記構成より成る第6発明の制御基板ケースは、前記第1発明ないし第5発明のいずれかにおいて、前記制御基板ケースが、ベース部材およびカバー部材の少なくとも2つ以上の部材によって構成されるとともに、前記カシメピンカバーが開けられると、前記ICタグシールの前記制御基板ケースのカバー部材および前記カシメピンカバーの外側に亘って貼付けられた少なくとも1箇所が破損するとともに、前記制御基板ケースが開けられると前記ICタグシールの前記カバー部材ならびに前記ベース部材の外側に亘って貼付けられたさらに少なくとも1箇所が破損するので、前記カシメピンカバーおよび前記制御基板ケースの不正開放を段階的に検知出来るとともに、前記カシメピンカバーおよび前記制御基板ケースの両者の不正開放を検知出来るという効果を奏する。
上記構成より成る第7発明の制御基板ケースは、前記第1発明ないし第6発明のいずれかにおいて、前記ICタグシールの前記ICチップ部が両側の前記送受信アンテナ部の間に配設されるとともに、前記カシメピンカバーまたはおよび前記制御基板ケースが開けられると、前記ICチップ部の両側の前記送受信アンテナ部が夫々少なくとも1箇所が破損するので、両側のアンテナ部の2箇所の破損により前記基板ケース、カシメピンまたはおよびカシメ部に不正操作を加えるために前記カシメピンカバーが開けられた事をさらにより確実に検知出来るという効果を奏する。
以下本発明の実施の形態につき実施例に基づき、図面を用いて説明する。
本第1実施例の主制御基板ケース1は前記第1発明ないし第3発明および第7発明の実施例であり、遊技を制御する主制御基板を収容する主制御基板ケース1であり、前記主制御基板ケース1の開閉を規制する複数のカシメピン41が固着されるカシメ部4と、前記カシメ部4を包囲するとともに前記主制御基板ケース1の表面に沿って支持部50を中心として揺動動作可能であるカシメピンカバー5を備えた主制御基板ケース1において、ICチップ部11と送受信アンテナ部12を備えたICタグシール9が、前記主制御基板ケース1および前記カシメピンカバー5の上面の外側に亘って貼付けられ、前記カシメピンカバー5が開けられると前記ICタグシール9の2箇所が破損するように構成されているものである。
本第1実施例の主制御基板ケース1は、図1に示されるようにパチンコ遊技機の遊技盤裏面側に配設され、遊技制御の中枢を担う制御手段としてのCPU、そのCPUの制御下において所定の遊技内容を実現するための制御情報を記憶した制御用ROMおよび時々刻々変化する遊技状況に関する情報が逐次記憶されるRAMなどの電子部品を含む主制御基板を収容するように構成されているものである。
なお図示しない遊技盤表面側には、遊技領域へ遊技球を打ち出す発射装置と、遊技球の流下方向を変化させる遊技釘と、遊技球が入賞する事で遊技者へ所定の賞球またはおよび特典を付与する入賞口および始動口などが配設される。
前記主制御基板ケース1は、図1および図2に示されるようにベース部材2およびカバー部材3と、前記主制御基板ケース1のベース部材2に対するカバー部材3の相対的移動による開閉を規制する複数のカシメピン41が固着可能な複数のカシメ部4と、カシメ部4を覆って固着されたカシメピン41を不正に引き離すまたは前記カシメ部4を不正に直接的に破壊する事を抑制するためのカシメピンカバー5と、RWM消去スイッチ6およびリセットピンカバー7と、主制御基板用の照合端子8などから成り、前記カシメピン41が抜かれて固着されていない状態において前記ベース部材2に対して前記カバー部材3を図1中左右方向の離間する方向に摺動させることにより開放するとともに、図1中左右方向に接近する方向に摺動させることにより閉鎖するように構成されている。
また前記主制御基板ケース1は、閉鎖された状態においては前記カバー部材3に突設された薄板矩形部30が前記ベース部材2に形成された位置決め用の矩形開口部20に介挿されるとともに、前記カバー部材3の側面に形成された図示しない複数の開口部が前記ベース部材2の側面に形成された図示しない複数の軸部と連結することによって規定位置関係を維持するものである。
図3(a)は、前記ICタグシール9の表面を示す説明図、図3(b)は、前記ICタグシール9の裏面を示す説明図、図3(c)は、図3(b)中のA−A線に沿って切断した断面図である。
前記ICタグシール9は、図3(c)に示すようにベースシートたる表面60を備え、当該表面60の背面には粘着材が塗布され粘着層65が形成されている。また、前記ICチップ部11とその両端部に延在する前記送受信アンテナ部12とからなる長尺矩形形状のインレットが、前記粘着層65の対角線上の一部に位置するように配設されている。なお、ICタグシール9は貼り付け箇所に貼り付けるまで、前記粘着層65と他の物との粘着を防止するための剥離紙64に貼り付けてある。
前記インレットは、図3(b)に示すように、前記ICチップ部11と前記送受信アンテナ部12より構成され、長尺状の前記送受信アンテナ部12の中央付近に前記ICチップ部11が配置されており、当該ICチップ部11は、固有の識別番号、すなわちID等の各種情報を記憶・格納するためのメモリーを備える。
本第1実施例のパチンコ遊技機で用いるICタグシール9は、周波数帯域2.45GHzのパッシブ型の無線ICタグを採用しており、リーダー・ライター側のアンテナから前記ICタグシール9に向けて電波としてエネルギーとコマンドを送信すると、当該ICタグシール9の中の前記送受信アンテナ部12で電波を受け、この電波を前記ICチップ部11内の図示しない整流回路に送る。前記ICチップ部11は、当該整流回路において電波の高周波エネルギーを整流して直流に変換し、その電流をエネルギーとして使用するものである。
前記リーダー・ライター側からのコマンドが読み出し命令であれば、前記ICチップ部11は、内蔵された前記メモリーからID情報等の各種データを読み出し、前記ICタグシール9の送受信アンテナ部12からリーダー・ライター側のアンテナに向けて電波を送信し、リーダー・ライター側との通信を行うものである。
上述したように、前記ICタグシール9が保有する各種情報は、前記ICチップ部11のメモリーに格納された情報をリーダー・ライターとの無線通信において確認する方法が採られるが、人間の目視による確認も可能にするため、必要に応じて、図3(a)に示すようにICタグシール9の表面60の一部に各種の情報を記載する情報記載部66を設ける。
前記ICタグシール9は、内部にデータを記憶する前記ICチップ部11と該ICチップの両側に延在する電波の送受信を行う前記送受信アンテナ部12とから成るICタグが、前記ICタグシール9の貼付面側の対角線上に配設されており、前記ICタグシール9が破損していない状態においては、前記ICタグシール9に向けて電波を送受信可能である専用のリーダーによって正常に読み取る事が可能なように構成されている。
前記カシメピンカバー5は、図1、図2および図4に示されるように前記主制御基板ケース1の前記カシメ部4に近接する部分の上面に突設された垂直軸部を構成する支持部50によって揺動自在に係止されるとともに、前記支持部50を中心として前記主制御基板ケース1の上面に沿って図中時計方向または反時計方向にスライド式に揺動動作可能な透過性のある薄板状のクリアプレートによって構成され、該カシメピンカバー5の揺動動作の支持部である前記支持部50と逆側には操作用の一対の突部が形成される。
上記構成より成る第1実施例において、前記カシメピンカバー5が前記カシメ部4を覆う位置にセットされた状態において、前記ICタグシール9が図4(a)にしめされるように前記主制御基板ケース1および前記カシメピンカバー5の上面の外側に貼付けられる。
以下において、前記主制御基板ケース1および前記カシメピンカバー5の外側に亘って前記ICタグシール9を貼付けられた状態において、カシメピン41を抜いて前記主制御基板ケース1を不正に開けるために前記カシメピンカバー5が開けられたことにより、前記ICタグシール9が破損した場合において、前記主制御基板ケース1への不正操作を専用のリーダーによって検知するまでの手順を図4を用いて説明する。
図4(a)に示されるように、前記主制御基板ケース1にCPU、ROMおよびRAMなどの電子部品を含む主制御基板を収容した後、図中上方の前記カシメ部4をカシメピン41により固着すると、前記主制御基板ケース1は開放不可能な状態となる。
次に、前記カシメ部4を不正に破壊するまたは前記カシメピン41を不正に引き抜く事を抑制するため、前記カシメピンカバー5を前記主制御基板ケース1と前記支持部50において支持するとともに、前記カシメ部4および前記カシメピン41を覆う位置にセットする事により前記カシメ部4および前記カシメピン41を直接触れられない様にされている。
さらに前記カシメピンカバー5の封印シールとして前記ICタグシール9が前記主制御基板ケース1および上記位置にセットされた前記カシメピンカバー5の上面の外側に亘って貼付けられる。
なお、図4(a)に示されるように前記ICタグシール9は、前記ICチップ部11の両側に延在する前記送受信アンテナ12の両側がそれぞれ前記カシメピンカバー5の輪郭と重なるとともに、両側の前記主制御基板ケース1の上面に跨るように貼付ける。
ここで前記主制御基板ケース1を不正に開放するために、前記カシメピン41を引き抜くまたは前記カシメ部4を破壊しようとして前記カシメピンカバー5を前記主制御基板ケース1の上面に沿って強引に図中時計方向に揺動動作させる事により開けると、前記カシメピンカバー5の開放に伴う動きにより図4(b)に示されるように前記ICタグシール9が 前記カシメピンカバー5に貼付けられた部分と前記主制御基板ケース1に貼付けられた部分とが破断するので、前記ICタグシール9の前記送受信アンテナ部12の2箇所が破損する。
ここで、前記主制御基板ケース1を不正に開放して前記主制御基板ケース1に収容されたCPU、ROMおよびRAMなどを含む電子部品を不正に取替えられるまたは不正に改造されるなどの不正操作をされた後、図4(c)に示されるように前記カシメピンカバー5を再び図中反時計方向に揺動動作させる事により前記カシメ部4を覆う元の位置に戻すと、前記ICタグシール9が破断されているとともに、前記送受信アンテナ部12の2箇所が破損しているため、遊技店の従業員が前記主制御基板ケース1、前記カシメピン41、前記カシメ部4またはおよび前記カシメピンカバー5に不正操作が加えられた事を目視によって確認出来るとともに、専用のリーダーによって確実に検知する事が出来る。
また、上述した図4(c)に示される状態において、前記ICタグシール9の破断状態によっては遊技店の従業員が前記主制御基板ケース1、前記カシメピン41、前記カシメ部4またはおよび前記カシメピンカバー5に不正操作が加えられた可能性を目視によって確認することが困難となる場合が想定されるが、本第1実施例の主制御基板ケース1においては前記ICタグシール9に前記送受信アンテナ部12が配設されるととともに、前記カシメピンカバー5が一度開けられると前記送受信アンテナ部12の2箇所が破損するので、専用のリーダーによって前記主制御基板ケース1、前記カシメピン41、前記カシメ部4またはおよび前記カシメピンカバー5に不正操作が加えられた可能性を確実に検知することが出来る。
また、上述した図4(c)に示される状態において、前記主制御基板ケース1、前記カシメピン41、前記カシメ部4またはおよび前記カシメピンカバー5に不正操作を行った者が証拠隠滅のために前記ICタグシール9の状態を前記ICタグシール9が破断する前の状態に丁寧に調整した場合などにおいては、遊技店の従業員が不正操作が加えられた可能性を目視によって確認することが困難となるが、本第1実施例の主制御基板ケース1においては前記ICタグシール9に前記送受信アンテナ部12が配設されるととともに、前記カシメピンカバー5が一度開けられると前記送受信アンテナ部12の2箇所が破損するので、専用のリーダーによって前記主制御基板ケース1、前記カシメピン41、前記カシメ部4またはおよび前記カシメピンカバー5に不正操作が加えられた可能性を確実に検知することが出来る。
また、本第1実施例の主制御基板ケースにおいては前記ICタグシール9に前記送受信アンテナ部12が配設されるととともに、前記カシメピンカバー5が一度開けられると前記送受信アンテナ部12の2箇所が破損するので、従来の制御基板ケースにおいて不正操作を行った者が証拠隠滅のためにICタグシールの状態をICタグシールが破断する前の状態に丁寧に調整してしまうと、前記制御基板ケースへの不正開放または不正操作を前記専用のリーダーによって検知出来ない場合があるという問題を解消して、専用のリーダーによって前記主制御基板ケース1、前記カシメピン41、前記カシメ部4またはおよび前記カシメピンカバー5に不正操作が加えられた可能性を確実に検知することが出来る。
上記構成および作用の本第1実施例の主制御基板ケース1の効果について説明する。
上記作用を奏する本第1実施例の主制御基板ケース1は、遊技を制御する制御基板を収容する前記主制御基板ケース1であり、前記主制御基板ケース1の開閉を規制する複数のカシメピン41が固着されるカシメ部4と、前記カシメ部4を覆う可動式のカシメピンカバー5を備えた主制御基板ケース1において、前記カシメピンカバー5が開けられると、前記カシメピンカバー5の前記主制御基板ケース1に対する相対的動きにより前記主制御基板ケース1および前記カシメピンカバー5の外側に亘って貼付けられた前記ICチップ部11と前記送受信アンテナ部12を備えた前記ICタグシール9の2箇所が破損するので、前記主制御基板ケース1、カシメピン41またはおよびカシメ部4に不正操作を加えるために前記カシメピンカバー5が開けられた事を確実に検知するとともに、破損した前記ICタグシール9を丁寧に調整することによってICチップ部11またはおよび送受信アンテナ部12を修復する事を困難なものとして、前記カシメピンカバー5を開けた不正操作の証拠を隠滅する行為が行われた場合にも前記カシメピンカバー5が開けられた事を検知出来るという効果を奏する。
本第1実施例の主制御基板ケース1は、前記カシメピンカバー5が、前記主制御基板ケース1の表面に沿って前記支持部50を中心として揺動動作するので、前記カシメピンカバー5の移動用スペースを少なく出来るとともに、前記主制御基板ケース1の面に沿ったスペースを確保するだけで、前記主制御基板ケース1、カシメピン41またはおよびカシメ部4に不正操作を加えるために前記カシメピンカバー5が開けられた事の精確な検知を可能にするとともに、前記主制御基板ケース1の表面に対して垂直な上方向のスペースを他の用途に有効利用出来るという効果を奏する。
本第1実施例の主制御基板ケース1は、貼付けられた前記ICタグシール9の前記ICチップ部11が両側の前記送受信アンテナ部12の間に配設されるとともに、前記カシメピンカバー5が開けられると、前記カシメピンカバー5の前記主制御基板ケース1に対する相対的動きにより前記ICチップ部11の両側の前記送受信アンテナ部12が夫々少なくとも1箇所が破損するので、両側のアンテナ部の2箇所の破損により前記主制御基板ケース1、カシメピン41またはおよびカシメ部4に不正操作を加えるために前記カシメピンカバー5が開けられた事をさらにより確実に検知出来るという効果を奏する。
本第1実施例の主制御基板ケース1は、前記ICタグシール9が前記カシメピンカバー5の封印シールとして前記主制御基板ケース1および前記カシメピンカバー5の外側に亘って貼付けられるものであるので、製造工程において前記ICタグシール9を貼付けるための特殊な作業を必要とせず、製造コストを低減出来るという効果を奏する。
本第1実施例の主制御基板ケース1は、前記カバー部材3に突設された薄板矩形部30が前記ベース部材2に形成された位置決め用の矩形開口部20に介挿されるとともに、前記カバー部材3の側面に形成された図示しない複数の開口部が前記ベース部材2の側面に形成された図示しない複数の軸部と連結することによって規定位置関係を維持して開放動作および閉鎖動作が行われるので、前記主制御基板ケース1の開放動作および閉鎖動作を容易且つ確実なものとするとともに、開放動作および閉鎖動作に伴なう前記主制御基板ケース1の位置を規制することにより作用する負荷応力を軽減して前記主制御基板ケース1の破損および摩耗を防ぐという効果を奏する。
本第2実施例の主制御基板ケース201は前記第1発明、第2発明、第4発明および第7発明の実施例であり、遊技を制御する主制御基板を収容する主制御基板ケース201であり、前記主制御基板ケース201の開閉を規制するカシメピン41が固着されるカシメ部4と、前記カシメ部4を覆うとともに前記主制御基板ケース201の表面に対して上下方向に支持部250を中心として揺動動作可能であるカシメピンカバー205を備えた主制御基板ケース201において、ICチップ部11と送受信アンテナ部12を備えたICタグシール9が、前記主制御基板ケース201および前記カシメピンカバー205の上面の外側に亘って貼付けられ、前記カシメピンカバー205が開けられると前記送受信アンテナ部12の2箇所が破損するように構成されているものであり、以下上述した第1実施例との相違点を中心に説明する。
前記カシメピンカバー205は、図5に示されるように前記主制御基板ケース201の前記カシメ部4に近接する部分の上面に水平に延在突設された支持部250においてその一端が前記主制御基板ケース201の表面に対して上下方向にのみ揺動自在に係止されるとともに、前記支持部250を中心として前記主制御基板ケース201に対して離間するまたは接近する方向に揺動動作可能な透過性のある薄板状のクリアプレートによって構成され、該カシメピンカバー205の揺動動作の支持部である前記支持部250の逆側の他端には、操作用の把手251が突設されるとともに、前記主制御基板ケース201の表面より突設された係止部材220により係止されるように構成されている。
以下において、前記主制御基板ケース201および前記カシメピンカバー205の外側に亘って前記ICタグシール9を貼付けられた状態において、カシメピン41を抜いて前記主制御基板ケース201を不正に開けるために前記カシメピンカバー205が上方に開けられたことにより、前記ICタグシール9が破損した場合において、前記主制御基板ケース201への不正操作を専用のリーダーによって検知するまでの手順を図5を用いて説明する。
図5(a)に示されるように、前記主制御基板ケース201にCPU、ROMおよびRAMなどの電子部品を含む主制御基板を収容した後、図中上方の前記カシメ部4をカシメピン41により固着すると、前記主制御基板ケース201は開放不可能な状態となる。
次に、前記カシメ部4を不正に破壊するまたは前記カシメピン41を不正に引き抜く事を抑制するため、前記カシメピンカバー205を前記主制御基板ケース201と前記支持部250において連結するとともに、前記カシメ部4および前記カシメピン41を覆う位置にセットする事により前記カシメ部4および前記カシメピン41を直接触れられない様にされている。
さらに前記カシメピンカバー205の封印シールとして前記ICタグシール9が前記主制御基板ケース201および上記位置にセットされた前記カシメピンカバー205の上面の外側に亘って貼付けられる。
なお、図5(a)に示されるように前記ICタグシール9は、前記ICチップ部11の両側に延在する前記送受信アンテナ12の両端側がそれぞれ前記カシメピンカバー205の輪郭と重なるとともに、両側の前記主制御基板ケース201の上面に跨るように貼付ける。
ここで前記主制御基板ケース201を不正に開放するために、前記カシメピン41を引き抜くまたは前記カシメ部4を破壊しようとして前記カシメピンカバー205を強引に前記主制御基板ケース201に対して離間する方向に揺動動作させる事により開けると、前記カシメピンカバー205の開放に伴う動きにより図5(b)に示されるように前記ICタグシール9が 前記カシメピンカバー205に貼付けられた部分と前記主制御基板ケース201に貼付けられた部分とに破断するとともに、前記ICタグシール9に配設された前記送受信アンテナ部12の2箇所が破損する。
ここで、前記主制御基板ケース201を不正に開放して前記主制御基板ケース201に収容されたCPU、ROMおよびRAMなどを含む電子部品を不正に取替えられるまたは不正に改造されるなどの不正操作をされた後、図5(c)に示されるように前記カシメピンカバー205を再び前記主制御基板ケース201に対して接近する方向に揺動動作させる事により前記カシメ部4を覆う元の位置に戻すと、前記ICタグシール9が破断されているとともに、前記送受信アンテナ部12の2箇所が破損しているため、遊技店の従業員が前記主制御基板ケース201、前記カシメピン41、前記カシメ部4またはおよび前記カシメピンカバー205に不正操作が加えられた事を目視によって確認出来るとともに、専用のリーダーによって確実に検知する事が出来る。
上記構成および作用の本第2実施例の主制御基板ケース201の効果について説明する。
上記作用を奏する本第2実施例の主制御基板ケース201は、遊技を制御する制御基板を収容する前記主制御基板ケース201であり、前記主制御基板ケース201の開閉を規制する複数のカシメピン41が固着されるカシメ部4と、前記カシメ部4を覆う可動式のカシメピンカバー205を備えた主制御基板ケース201において、前記カシメピンカバー205が開けられると、前記カシメピンカバー205の開放に伴う動きにより前記主制御基板ケース201および前記カシメピンカバー205の外側に亘って貼付けられた前記ICチップ部11と前記送受信アンテナ部12を備えた前記ICタグシール9の2箇所が破損するので、前記主制御基板ケース201、カシメピン41またはおよびカシメ部4に不正操作を加えるために前記カシメピンカバー205が開けられた事を確実に検知するとともに、破損した前記ICタグシール9を丁寧に調整することによってICチップ部11またはおよび送受信アンテナ部12を修復する事を困難なものとして、前記カシメピンカバー205を開けた不正操作の証拠を隠滅する行為が行われた場合にも前記カシメピンカバー205が開けられた事を検知出来るという効果を奏する。
本第2実施例の主制御基板ケース201は、前記カシメピンカバー205が、前記主制御基板ケース201の表面に対して上下方向に前記支持部250を中心として揺動動作するので、前記カシメピンカバー205の幅方向の両側の前記ICタグシール9の破断部の破断状態を一様に出来るという効果を奏するとともに、前記カシメピンカバー205の移動用スペースを少なく出来るとともに、前記主制御基板ケース201の面に対して上下方向のスペースを確保するだけで、前記主制御基板ケース201、カシメピン41またはおよびカシメ部4に不正操作を加えるために前記カシメピンカバー205が開けられた事の精確な検知を可能にするとともに、前記主制御基板ケース201の面に沿ったスペースを他の用途に有効利用出来るという効果を奏する。
本第2実施例の主制御基板ケース201は、貼付けられた前記ICタグシール9の前記ICチップ部11が両側の前記送受信アンテナ部12の間に配設されるとともに、前記カシメピンカバー205が開けられると、前記カシメピンカバー205の前記主制御基板ケース201に対する相対的移動により前記ICチップ部11の両側の前記送受信アンテナ部12が夫々少なくとも1箇所が破損するので、両側のアンテナ部の2箇所の破損により前記主制御基板ケース201、カシメピン41またはおよびカシメ部4に不正操作を加えるために前記カシメピンカバー205が開けられた事をさらにより確実に検知出来るという効果を奏する。
本第2実施例の主制御基板ケース201は、前記ICタグシール9が前記カシメピンカバー205の封印シールとして前記主制御基板ケース201および前記カシメピンカバー205の外側に亘って貼付けられるので、製造工程において前記ICタグシール9を貼付けるための特殊な作業を必要とせず製造コストを低減出来るという効果を奏する。
本第3実施例のパチンコ遊技機は前記第1発明、第2発明、第5発明および第7発明の実施例であり、遊技を制御する主制御基板を収容する主制御基板ケース301であり、前記主制御基板ケース301の開閉を規制する複数のカシメピン41が固着されるカシメ部304と、前記カシメ部304を包囲するとともに前記主制御基板ケース301の表面に凹設された収容溝360に沿って摺動動作可能であるカシメピンカバー305を備えた主制御基板ケース301において、ICチップ部11と送受信アンテナ部12を備えたICタグシール9が、前記主制御基板ケース301および前記カシメピンカバー305の上面の外側に亘って貼付けられ、前記カシメピンカバー305が直線的に移動され開けられると前記カシメピンカバー305の直線的移動により前記送受信アンテナ12の2箇所が破損するように構成されているものである。以下上述した第1実施例および第2実施例との相違点を中心に説明する。
前記主制御基板ケース301は、ベース部材2およびカバー部材302等によって構成され、前記カシメピン41が抜かれて固着されていない状態において前記ベース部材2に対して前記カバー部材303を図6中左右方向の離間する方向に摺動させることにより開放するとともに、図6中左右方向に接近する方向に摺動させることにより閉鎖するように構成されている。
前記カバー部材303は、図6および図7に示されるように上面の前記カシメ部304付近において前記カシメ部304およびカシメピン41への不正操作を抑制するための前記カシメピンカバー305を収容して図6中上下方向すなわち前記主制御基板ケース301の表面に沿って前記主制御基板ケース301の幅方向(短軸方向)に摺動可能とする逆V字状の傾斜面361を備えた収容溝360が形成されている。
前記カシメピンカバー305は、図6および図7に示されるように前記主制御基板ケース301の前記カシメ部304に近接する部分の上面に一定範囲に亘って形成された収容溝360内に摺動自在に介挿されるとともに、前記収容溝360に沿って図6中上下方向に往復動作可能な透過性のある幅方向両側に傾斜面362が形成された薄板状のクリアプレートによって構成され、該カシメピンカバー305の一方端には操作用の突部350が突設される。
以下において、前記主制御基板ケース301の前記カバー部材303および前記カシメピンカバー305の外側に亘って前記ICタグシール9を貼付けられた状態において、カシメピン41を抜いて前記主制御基板ケース301を不正に開けるために前記カシメピンカバー305が開けられたことによる前記カシメピンカバー305の前記主制御基板ケース301に対する相対的な移動により、前記ICタグシール9の前記送受信アンテナ部12が破損した場合において、前記主制御基板ケース301への不正操作を専用のリーダーによって検知するまでの手順を図6および図7を用いて説明する。
図6(a)および図7(a)に示されるように、前記主制御基板ケース301にCPU、ROMおよびRAMなどの電子部品を含む主制御基板を収容した後、図中上方の前記カシメ部304をカシメピン41により固着すると、前記主制御基板ケース301は開放不可能な状態となる。
次に、前記カシメ部304を不正に破壊するまたは前記カシメピン41を不正に引き抜く事を抑制するため、前記カシメピンカバー305を前記カバー部材303に形成された前記収容溝360に収容するとともに、前記カシメ部304および前記カシメピン41を覆う位置にセットする事により前記カシメ部304および前記カシメピン41を直接触れられない様にされている。
さらに、図6(a)および図7(a)に示されるように前記ICタグシール9が前記カシメピンカバー305の封印シールとして前記主制御基板ケース301の前記カバー部材303および上記位置にセットされた前記カシメピンカバー305の上面の外側に亘って貼付けられる。
なお、図6(a)に示されるように前記ICタグシール9は、前記ICチップ部11の両側に延在する前記送受信アンテナ12の両側がそれぞれ前記カシメピンカバー305と前記主制御基板ケース301のカバー部材303との境界線に重なるとともに、両側の前記主制御基板ケース301のカバー部材303の上面に跨るように貼付けられる。
ここで前記主制御基板ケース301を不正に開放するために、前記カシメピン41を引き抜くまたは前記カシメ部304を破壊しようとして前記カシメピンカバー305を前記収容溝360に沿って強引に図6中上方向に摺動動作させる事により開けると、前記カシメピンカバー305の前記主制御基板ケース301に対する相対的移動により図6(b)および図7(b)に示されるように前記ICタグシール9が 前記カシメピンカバー305に貼付けられた部分と前記主制御基板ケース301の前記カバー部材303に貼付けられた部分とに破断するとともに、前記ICタグシール9に配設された前記送受信アンテナ部12の2箇所が破損する。
ここで、前記主制御基板ケース301を不正に開放して前記主制御基板ケース301に収容されたCPU、ROMおよびRAMなどを含む電子部品を不正に取替えられるまたは不正に改造されるなどの不正操作をされた後、図6(c)および図7(c)に示されるように前記カシメピンカバー305を再び図6中下方向に摺動動作させる事により前記カシメ部304を覆う元の位置に戻すと、前記ICタグシール9が破断されているとともに、前記送受信アンテナ部12の2箇所が破損しているため、遊技店の従業員が前記主制御基板ケース301、前記カシメピン41、前記カシメ部304またはおよび前記カシメピンカバー305に不正操作が加えられた事を目視によって確認出来るとともに、専用のリーダーによって確実に検知する事が出来る。
上記構成および作用の本第3実施例の主制御基板ケースの効果について説明する。
上記作用を奏する本第3実施例の主制御基板ケース301は、遊技を制御する制御基板を収容する前記主制御基板ケース301であり、前記主制御基板ケース301の開閉を規制する複数のカシメピン41が固着されるカシメ部304と、前記カシメ部304を覆う可動式のカシメピンカバー305を備えた主制御基板ケース301において、前記カシメピンカバー305が開けられると、前記カシメピンカバー305の前記主制御基板ケース301に対する相対的移動により前記主制御基板ケース301および前記カシメピンカバー305の外側に亘って貼付けられた前記ICチップ部11と前記送受信アンテナ部12を備えた前記ICタグシール9の2箇所が破損するので、前記主制御基板ケース301、カシメピン41またはおよびカシメ部304に不正操作を加えるために前記カシメピンカバー305が開けられた事を確実に検知するとともに、破損した前記ICタグシール9を丁寧に調整することによってICチップ部11またはおよび送受信アンテナ部12を修復する事を困難なものとして、前記カシメピンカバー305を開けた不正操作の証拠を隠滅する行為が行われた場合にも前記カシメピンカバー305が開けられた事を検知出来るできるという効果を奏する。
本第3実施例の主制御基板ケース301は、前記カシメピンカバー305が、前記主制御基板ケース301の表面に形成された直線状の収容溝360に沿って摺動動作するので、前記カシメピンカバー305の動作を確実なものとして、前記カシメピンカバー305の幅方向の両側の前記ICタグシール9の2箇所の破断部の破断状態を一様かつ確実にすることが出来るという効果を奏するとともに、埋設型の前記カシメピンカバー305が前記主制御基板ケース301のカバー部材303と面一に構成されるので、突出している部分との干渉が無いとともに、前記主制御基板ケース301の上面の上に前記カシメピンカバー305の移動用スペースを確保する必要無く前記主制御基板ケース301、カシメピン41またはおよびカシメ部304に不正操作を加えるために前記カシメピンカバー305が開けられた事の精確な検知を可能にするという効果を奏する。また、前記カシメピンカバー305が前記主制御基板ケース301の収容溝360に収容されているので、前記カシメピンカバー305への不正な操作を抑制出来るという効果を奏する。
本第3実施例の主制御基板ケース301は、貼付けられた前記ICタグシール9の前記ICチップ部11が両側の前記送受信アンテナ部12の間に配設されるとともに、前記カシメピンカバー305が開けられると、前記カシメピンカバー305の前記主制御基板ケース301に対する相対的移動により前記ICチップ部11の両側の前記送受信アンテナ部12が夫々少なくとも1箇所が破損するので、両側のアンテナ部の2箇所の破損により前記主制御基板ケース301、カシメピン41またはおよびカシメ部304に不正操作を加えるために前記カシメピンカバー305が開けられた事をさらにより確実に検知出来るという効果を奏する。
本第3実施例の主制御基板ケース301は、前記ICタグシール9が前記カシメピンカバー305の封印シールとして前記主制御基板ケース301および前記カシメピンカバー305の外側に亘って貼付けられるので、製造工程において前記ICタグシール9を貼付けるための特殊な作業を必要とせず製造コストを低減出来るという効果を奏する。
本第4実施例の主制御基板ケース401は前記第1発明、第3発明、第6発明および第7発明の実施例であり、遊技を制御する主制御基板を収容する前記主制御基板ケース401であり、ベース部材2およびカバー部材3によって構成され、前記主制御基板ケース401の開閉を規制する複数のカシメピン41が固着されるカシメ部4と、前記カシメ部4を包囲するとともに前記主制御基板ケース401の表面に沿って支持部50を中心として揺動動作可能であるカシメピンカバー5を備えた主制御基板ケース401において、ICチップ部411と送受信アンテナ部412を備えたICタグシール409が、前記主制御基板ケース401のカバー部材3および前記カシメピンカバー5の上面の外側から前記カバー部材3ならびに前記ベース部材2の外側に跨って貼付けられとともに、前記カシメピンカバー5が開けられると前記ICタグシール409の1箇所が破損するとともに、前記主制御基板ケース401が開けられると前記ICタグシール409がさらに1箇所が破損するように構成されているものである。
上記構成より成る第4実施例において、前記カシメピンカバー5が前記カシメ部4を覆う位置にセットされた状態において、前記ICタグシール409が図8(a)に示されるように前記主制御基板ケース401のカバー部材3および前記カシメピンカバー5の上面の外側から前記カバー部材3ならびに前記ベース部材2の外側に跨って貼付けられる。
以下において、前記主制御基板ケース401のカバー部材3および前記カシメピンカバー5の上面の外側から前記カバー部材3ならびに前記ベース部材2の外側に亘って貼付けられた状態において、カシメピン41を抜いて前記主制御基板ケース401を不正に開けるために前記カシメピンカバー5が開けられたことにより、前記ICタグシール409が1箇所破損するとともに、前記主制御基板ケース401が不正に開けられたことにより、前記ICタグシール409がさらに1箇所破損した場合において、前記主制御基板ケース401への不正操作を専用のリーダーによって検知するまでの手順を図8および図9を用いて説明する。
図8(a)に示されるように、前記主制御基板ケース401にCPU、ROMおよびRAMなどの電子部品を含む主制御基板を収容した後、図中上方の前記カシメ部4をカシメピン41により固着すると、前記主制御基板ケース401は開放不可能な状態となる。
次に、前記カシメ部4を不正に破壊するまたは前記カシメピン41を不正に引き抜く事を抑制するため、前記カシメピンカバー5を前記主制御基板ケース401と前記支持部50において支持するとともに、前記カシメ部4および前記カシメピン41を覆う位置にセットする事により前記カシメ部4および前記カシメピン41を直接触れられない様にされている。
さらに前記カシメピンカバー5の封印シールとして前記ICタグシール409が前記主制御基板ケース401のカバー部材3および上記位置にセットされた前記カシメピンカバー5の上面の外側から前記カバー部材3ならびに前記ベース部材2の外側に跨って貼付けられる。
なお、図8(a)に示されるように前記ICタグシール409は、前記ICチップ部411の両側に延在する前記送受信アンテナ412の片側が前記カシメピンカバー5の輪郭と重なるとともに、もう片側が前記カバー部材3ならびに前記ベース部材2の境界部分と重なるように貼付けられる。
ここで前記主制御基板ケース401を不正に開放するために、前記カシメピン41を引き抜くまたは前記カシメ部4を破壊しようとして前記カシメピンカバー5を前記主制御基板ケース401の上面に沿って強引に図中時計方向に揺動動作させる事により開けると、前記カシメピンカバー5の前記主制御基板ケース401に対する相対的移動により図8(b)に示されるように前記ICタグシール409が前記カシメピンカバー5に貼付けられた部分と前記主制御基板ケース401に貼付けられた部分とに破断するとともに、前記ICタグシール409の前記送受信アンテナ部412の1箇所が破損する。
さらに、図8(b)に示されるように前記カシメピンカバー5が開けられた状態において、前記カシメピン41を引き抜くまたは前記カシメ部4を破壊などして前記主制御基板ケース401を開放可能な状態にしたのち、前記カバー部材3および前記ベース部材2を相対的に移動させることにより前記主制御基板ケース401を開けると、図9(a)に示されるように前記ICタグシール409が前記カバー部材3に貼付けられた部分と前記ベース部材2に貼付けられた部分とに破断するとともに、前記ICタグシール409の前記送受信アンテナ部412の、前記カシメピンカバー5が開けられた際に破損した1箇所とは別の1箇所がさらに破損する。
ここで、前記主制御基板ケース401を不正に開放して前記主制御基板ケース401に収容されたCPU、ROMおよびRAMなどを含む電子部品を不正に取替えられるまたは不正に改造されるなどの不正操作をされた後、図9(b)に示されるように、前記カバー部材3および前記ベース部材2を相対的に移動させることにより前記主制御基板ケース401を閉じるとともに、前記カシメピンカバー5を再び図中反時計方向に揺動動作させる事により前記カシメ部4を覆う元の位置に戻すと、前記ICタグシール409が破断されているとともに、前記送受信アンテナ部412の合計2箇所が破損しているため、遊技店の従業員が前記主制御基板ケース401、前記カシメピン41、前記カシメ部4またはおよび前記カシメピンカバー5に不正操作が加えられた事を目視によって確認出来るとともに、専用のリーダーによって確実に検知する事が出来る。
また、本第4実施例の主制御基板ケース401においては前記カシメピンカバー5が開けられた際に破損する前記ICタグシール409の箇所と、前記主制御基板ケース401が開けられた際に破損する前記ICタグシール409の箇所が異なるため、前記主制御基板ケース401、前記カシメピン41、前記カシメ部4またはおよび前記カシメピンカバー5に不正操作が加えられた可能性を目視によって段階的に確認することが出来る。
また、上述した図9(b)に示される状態において、前記ICタグシール9の破断状態によっては遊技店の従業員が前記主制御基板ケース401、前記カシメピン41、前記カシメ部4またはおよび前記カシメピンカバー5に不正操作が加えられた可能性を目視によって確認することが困難となる場合が想定されるが、本第4実施例の主制御基板ケース401においては、前記ICタグシール409に前記送受信アンテナ部412が配設されるととともに、前記カシメピンカバー5が一度開けられると前記送受信アンテナ部412の1箇所が破損するので、専用のリーダーによって前記主制御基板ケース401、前記カシメピン41、前記カシメ部4またはおよび前記カシメピンカバー5に不正操作が加えられた可能性を検知することが出来る。
さらに、本第4実施例の主制御基板ケース401においては、前記ICタグシール409に前記送受信アンテナ部412が配設されるととともに、前記主制御基板ケース401が一度開けられると前記送受信アンテナ部412の1箇所が破損するので、専用のリーダーによって前記主制御基板ケース401、前記カシメピン41、前記カシメ部4またはおよび前記カシメピンカバー5に不正操作が加えられた可能性を検知することが出来る。
また、上述した図9(b)に示される状態において、前記主制御基板ケース401、前記カシメピン41、前記カシメ部4またはおよび前記カシメピンカバー5に不正操作を行った者が証拠隠滅のために前記ICタグシール409の状態を前記ICタグシール409が破断する前の状態に丁寧に調整した場合などにおいては、遊技店の従業員が不正操作が加えられた可能性を目視によって確認することが困難となるが、本第4実施例の主制御基板ケース401においては前記ICタグシール409に前記送受信アンテナ部412が配設されるととともに、前記カシメピンカバー5が一度開けられると前記送受信アンテナ部412の1箇所が破損するとともに、前記主制御基板ケース401が一度開けられると前記送受信アンテナ部412のさらに1箇所が破損するので、専用のリーダーによって前記主制御基板ケース401、前記カシメピン41、前記カシメ部4またはおよび前記カシメピンカバー5に不正操作が加えられた可能性を確実に検知することが出来る。
また、本第4実施例の主制御基板ケースにおいては前記ICタグシール409に前記送受信アンテナ部412が配設されるととともに、前記カシメピンカバー5および前記主制御基板ケース401が一度開けられると前記送受信アンテナ部412の2箇所が破損するので、従来の制御基板ケースにおいて不正操作を行った者が証拠隠滅のためにICタグシールの状態をICタグシールが破断する前の状態に丁寧に調整してしまうと、前記制御基板ケースへの不正開放または不正操作を前記専用のリーダーによって検知出来ない場合があるという問題を解消して、専用のリーダーによって前記主制御基板ケース401、前記カシメピン41、前記カシメ部4またはおよび前記カシメピンカバー5に不正操作が加えられた可能性を確実に検知することが出来る。
上記構成および作用の本第4実施例の主制御基板ケース401の効果について説明する。
上記作用を奏する本第4実施例の主制御基板ケース401は、遊技を制御する制御基板を収容する前記主制御基板ケース401であり、前記主制御基板ケース401の開閉を規制する複数のカシメピン41が固着されるカシメ部4と、前記カシメ部4を覆う可動式の前記カシメピンカバー5を備えた主制御基板ケース401において、前記カシメピンカバー5が開けられると、前記カシメピンカバー5の前記主制御基板ケース401に対する相対的移動により前記主制御基板ケース401および前記カシメピンカバー5の外側に亘って貼付けられたICチップ部411と送受信アンテナ部412を備えた前記ICタグシール409の少なくとも1箇所が破損するので、前記主制御基板ケース401、カシメピン41またはおよびカシメ部4に不正操作を加えるために前記カシメピンカバー5が開けられた事を検知できるという効果を奏する。
本第4実施例の主制御基板ケース401は、前記カシメピンカバー5が、前記主制御基板ケース401の表面に沿って前記支持部50を中心として揺動動作するので、前記カシメピンカバー5の移動用スペースを少なく出来るとともに、前記主制御基板ケース401の面に沿ったスペースを確保するだけで、前記主制御基板ケース401、カシメピン41またはおよびカシメ部4に不正操作を加えるために前記カシメピンカバー5が開けられた事の精確な検知を可能にするとともに、前記主制御基板ケース401の表面に対して垂直な上方向のスペースを他の用途に有効利用出来るという効果を奏する。
本第4実施例の主制御基板ケース401は、ベース部材2およびカバー部材3の2つの部材によって構成されるとともに、前記カシメピンカバー5が開けられると、前記ICタグシール409の前記主制御基板ケース401のカバー部材3および前記カシメピンカバー5の外側に亘って貼付けられた1箇所が破損するとともに、前記カバー部材3と前記ベース部材2の相対的移動により前記主制御基板ケース401が開けられると前記ICタグシール9の前記カバー部材3ならびに前記ベース部材2の外側に亘って貼付けられたさらに1箇所が破損するので、前記カシメピンカバー5および前記主制御基板ケース401の不正開放を段階的に検知出来るとともに、前記カシメピンカバー5および前記主制御基板ケース401の両者の不正開放を検知出来るという効果を奏する。
本第4実施例の主制御基板ケース401は、貼付けられた前記ICタグシール409の前記ICチップ部411が両側の前記送受信アンテナ部412の間に配設されるとともに、前記カシメピンカバー5またはおよび前記主制御基板ケース401が開けられると、前記カシメピンカバー5の前記主制御基板ケース401に対する相対的移動により前記ICチップ部411の両側の前記送受信アンテナ部412が夫々少なくとも1箇所が破損するので、両側のアンテナ部の2箇所の破損により前記主制御基板ケース401、カシメピン41またはおよびカシメ部4に不正操作を加えるために前記カシメピンカバー5および前記主制御基板ケース401が開けられた事がともに検知されたことにより、不正開放を確実に検知するとともに、破損した前記ICタグシール409を丁寧に調整することによってICチップ部411またはおよび送受信アンテナ部412を修復する事を困難なものとして、前記カシメピンカバー5を開けた不正操作の証拠を隠滅する行為が行われた場合にも前記カシメピンカバー5が開けられた事を検知出来るという効果を奏する。
本第4実施例の主制御基板ケース401は、前記ICタグシール409が前記カシメピンカバー5および前記主制御基板ケース401の封印シールとして前記主制御基板ケース401のカバー部材3および前記カシメピンカバー5の上面の外側から前記カバー部材3ならびに前記ベース部材2の外側に亘って貼付けられるので、製造工程において前記ICタグシール9を貼付けるための特殊な作業を必要とせず製造コストを低減出来るという効果を奏する。
上述の実施例は、説明のために例示したもので、本発明としてはそれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記載から当業者が認識することができる本発明の技術的思想に反しない限り、変更および付加が可能である。
本第1実施例ないし第3実施例の主制御基板ケース1、201または301においては、前記カシメピンカバー5、205または305が開けられると、前記ICチップ部11の両側の前記送受信アンテナ部12が夫々少なくとも1箇所が破損する構成について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、前記カシメピンカバー5、205および305の開放動作に基づき前記ICチップ部11の片側の2箇所が破損する形態を採用することが出来るとともに、前記ICチップ部11または前記送受信アンテナ部12の1箇所または3箇所以上が破損する形態を採用することが出来る。
本第1実施例ないし第4実施例の主制御基板ケース1、201、301または401においては、前記カシメ部4または304および前記カシメピンカバー5、205または305を前記主制御基板ケース1、201、301または401に配設するとともに前記ICタグシール9または409を前記主制御基板ケース1、201、301または401に貼付けた例について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、前記カシメ部4または304および前記カシメピンカバー5、205または305をその他の基板ケースに配設するとともに前記ICタグシール9または409を該その他の基板ケースに貼付けた形態を採用することが出来るとともに、複数の基板ケースに前記カシメ部4または304および前記カシメピンカバー5、205または305を配設するとともに前記ICタグシール9または409を貼付ける形態を採用することが出来る。
本第1実施例ないし第4実施例の主制御基板ケース1、201、301または401においては、前記主制御基板ケース1、201、301または401は前記ベース部材2およびカバー部材3または303を図1中左右方向の離間する方向に摺動させることにより開放するとともに、図1中左右方向に接近する方向に摺動させることにより閉鎖する例について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、前記ベース部材2およびカバー部材3または303の一端が連結されるとともに他端を離間および接近させることにより開放するおよび閉鎖する形態を採用することが出来るものである。また、前記主制御基板ケース1、201、301または401の形態は上述したものに限定されず、開口自在な開口部を備えた一体的な部材によって構成する形態を採用することも出来ものであり、本発明の効果を有効的に実現するに範囲内において適宜選択出来るものである。
本第1実施例ないし第4実施例の主制御基板ケース1、201、301または401においては、前記カシメピンカバー5、205または305を可視性を確保するために透過性のある薄板状のクリアプレートによって構成する例について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、前記カシメピンカバー5、205または305を不透過性の素材によって構成して不可視のカシメピンカバーの形態を採用することが出来るとともに、前記カシメピンカバー5、205または305をはじめ前記主制御基板ケース1、201、301または401などの構成については本発明の効果を有効的に実現するにあたって適宜選択出来るものである。
本第1実施例ないし第4実施例の主制御基板ケース1、201、301または401においては、前記主制御基板ケース1、201、301または401が2つの前記カシメ部4または304を備えた例について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、前記主制御基板ケース1、201、301または401が前記カシメ部4または304を3つまたは4つ以上備える形態を採用することが出来るとともに、前記主制御基板ケース1、201、301または401が備える前記カシメ部4または304の数については本発明の効果を有効的に実現するにあたって適宜選択出来るものである。
また、本第1実施例ないし第4実施例の主制御基板ケース1、201、301または401においては、1つのカシメピン41を固着することにより、前記主制御基板ケース1、201、301または401を開放不可能な状態にしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数のカシメピン41を固着することにより前記主制御基板ケース1、201、301または401を開放不可能に封印する形態を採用することが出来るものである。
上述した第1実施例ないし第4実施例においては、前記ICチップ部11または411および送受信アンテナ部12または412から構成されるICタグをシールに実装させたICタグシール9または409を用いる例について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で、インレット単体を配設したり、ICカードを実装させる態様にも適用可能である。さらに、パッシブ型のICタグに限らず、セミパッシブやアクティブ型のICタグの採用も可能である。