JP4626720B2 - 遊技機用基板ケース - Google Patents
遊技機用基板ケース Download PDFInfo
- Publication number
- JP4626720B2 JP4626720B2 JP2010046491A JP2010046491A JP4626720B2 JP 4626720 B2 JP4626720 B2 JP 4626720B2 JP 2010046491 A JP2010046491 A JP 2010046491A JP 2010046491 A JP2010046491 A JP 2010046491A JP 4626720 B2 JP4626720 B2 JP 4626720B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wireless communication
- cutter
- case
- communication device
- case lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
Description
図1〜図3に示すように、本実施形態の基板ケースは、遊技機用の電子回路基板(例えば主制御基板や払出し制御基板)を内部に収納するための平面矩形状のケース本体10(「ベース」とも言う)と、そのケース本体10に対して往復スライド可能に装着される平面矩形状のケース蓋体20(「カバー」とも言う)とを備えている。ケース本体10及びケース蓋体20は、例えばポリカーボネートのような合成樹脂でできている。
基板ケースの使用開始にあたっては図3に示すように、ケース本体10の収納室14に電子回路基板(二点鎖線で示す)を収納すると共に、ケース本体10のタグ収容凹部18に無線通信タグ30を収容する。タグ収容凹部18に対しては、無線通信タグ30上に蛇行配設された通信アンテナ33の直線状部分がカッター移動経路(又はカッター移動溝17)に対して直交するように無線通信タグ30を配置することが好ましい。その後、開封位置に待機していたケース蓋体20を閉塞位置に向けて水平スライドさせる。
図8に示すように、無線通信タグ30のタグ本体31の一端に保護シート34を設けてもよい。保護シート34は、耐スクラッチ性に優れたフィルム状の素材からなると共に、タグ本体31の上面(アンテナ面)全体を覆い得る形状及び大きさを有している。カッター43が閉塞方向に水平スライドしたときに、カッター43の峰部44が最初に接触するタグ本体31の端部側に、保護シート34の端部が固定されている。図8によれば、カッター43の閉塞方向スライドに伴ってカッター43が無線通信タグ30の上面をこすりながら乗り越える際も、タグ上面とカッター43との間に保護シート34が介在し、保護シート34によってタグ上面が保護されるため、通信アンテナ33の損傷が確実に防止される。他方で、不正開封時にはカッター43の開封方向スライドに伴って、カッター43の刃部45により保護シート34が図8に二点鎖線で示すように開封方向に捲りあげられるため、保護シート34がカッター43による無線通信タグ30の切断を阻害することはない。
[発明1]
遊技機用の電子回路基板を収納するためのケース本体と、前記ケース本体に対して閉塞位置と開封位置との間を往復スライド可能に装着されるケース蓋体と、外部の検査装置との間で無線データ通信を行うことが可能な無線通信装置と、前記無線通信装置を破損させるための破損具とを備え、前記ケース本体及びケース蓋体のうちの一方のケース体にはそのケース体の内側であって蓋体装着時の両ケース体の境界面の近傍に前記無線通信装置が設けられ、前記ケース本体及びケース蓋体のうちの他方のケース体には前記境界面から前記一方のケース体の側に突出するように前記破損具が設けられ、前記無線通信装置及び破損具のうちの一方が前記ケース蓋体のスライド移動に伴う前記無線通信装置及び破損具のうちの他方の相対移動経路上に配設され、前記破損具又は無線通信装置が前記ケース蓋体のスライド方向に対して交差する方向に移動可能な状態で対応するケース体に支持されており、前記破損具は前記ケース蓋体を開封位置から閉塞位置に向けてスライドさせたとき前記無線通信装置との接触に基づき前記交差方向に移動可能な破損具又は無線通信装置を当該交差方向に退避させて破損具による無線通信装置の破損を回避するためのガイド部と前記ケース蓋体を閉塞位置から開封位置に向けてスライドさせたとき前記無線通信装置を破損させる破損作用部とを有していることを特徴とする遊技機用基板ケース。この遊技機用基板ケースでは、ケース本体及びケース蓋体のうちの一方のケース体の内側であって蓋体装着時の両ケース体の境界面の近傍に無線通信装置を設けている。このため、ケース本体に対してケース蓋体が装着され、ケース蓋体が閉塞位置に配置されて基板ケースが閉じられた封印状態では、無線通信装置は基板ケースの内部に閉じ込められる。つまり基板ケースを開封しない限り、無線通信装置に対して外部から物理的に接触することが不可能になる。従って、基板ケースの封印状態が保たれる限り、悪戯や搬送時のアクシデント等によって無線通信装置が不本意に損傷する事態を防止することができる。また、基板ケースを封印すべくケース蓋体を開封位置から閉塞位置に向けてスライドさせたときには、その途中で破損具と無線通信装置との相互接触(つまり機械的干渉)が避けられない。その場合でも、破損具には、無線通信装置との接触に基づき、ケース蓋体のスライド方向に対して交差する方向に移動可能な破損具又は無線通信装置を当該交差方向に退避させて破損具による無線通信装置の破損を回避するためのガイド部が形成されているため、無線通信装置を傷つけること無く安全にケース蓋体を閉塞位置に配置して基板ケースの封印を完了することができる。他方、無線通信装置及び破損具のうちの一方が、ケース蓋体の移動に伴う無線通信装置及び破損具のうちの他方の相対移動経路上に位置するように配設されている。このため、封印状態の基板ケースを不正開封すべくケース蓋体を閉塞位置から開封位置に向けてスライドさせた場合には、ケース本体及びケース蓋体のうちの一方のケース体に設けられた無線通信装置が、他方のケース体に設けられた破損具の破損作用部によって強制的に破損させられる。このようにして破損した無線通信装置は外部の検査装置との間で無線データ通信を正常に行うことができないため、外部の検査装置は、無線データ通信の異常を検知することで基板ケースが不正開封された事実(又は不正開封があった可能性)を発見することができる。
[発明2]
前記交差方向に移動可能な破損具又は無線通信装置を前記ケース蓋体のスライド時に破損具と無線通信装置とが接触し得る位置に向けて付勢するための付勢手段が設けられていることを特徴とする発明1に記載の遊技機用基板ケース。この構成によれば、ケース蓋体のスライド方向に対して交差する方向に移動可能な破損具又は無線通信装置が、付勢手段によってケース蓋体のスライド時に破損具と無線通信装置とが相互接触し得る位置に向けて付勢されている。このため、ケース蓋体を開封位置から閉塞位置に向けてスライドさせる途中で、破損具と無線通信装置との接触に基づき破損具又は無線通信装置が前記交差方向に退避したとしても、その後に破損具と無線通信装置との接触が解消されたときには、一旦退避させられていた破損具又は無線通信装置を付勢手段が元の位置(ケース蓋体のスライド時に破損具と無線通信装置とが接触し得る位置)に強制復帰させる。従って、封印後の基板ケースを不正開封すべくケース蓋体を閉塞位置から開封位置に向けてスライドさせたときには、破損具の破損作用部が確実に無線通信装置に作用し、破損具による無線通信装置の破損を確実なものとすることができる。
(イ)前記無線通信装置は、RFIDチップと通信アンテナとを備えた無線通信タグであること。
(ロ)前記無線通信装置が設けられた一方のケース体には、前記ケース蓋体のスライド移動に伴う破損具又は無線通信装置の相対移動経路に沿った破損具移動溝(17)と、その破損具移動溝の途中位置において前記無線通信装置を収容保持するための収容凹部(18)とが設けられていること。
(ハ)前記破損具が設けられた他方のケース体には、破損具を前記交差方向に移動可能に支持するための収容凹部(23)が設けられていること。更には、この収容凹部(23)内に発明2の付勢手段が設けられていること。
(ニ)前記破損具は切断具(43,47)であり、この切断具は、前記ケース蓋体を開封位置から閉塞位置に向けてスライドさせたとき、前記無線通信装置との接触に基づき前記交差方向に移動可能な当該切断具又は前記無線通信装置を当該交差方向に退避させて切断具による無線通信装置の破損(切断)を回避するための傾斜したガイド部(44,46,53)と、前記ケース蓋体を閉塞位置から開封位置に向けてスライドさせたとき、前記無線通信装置を破損(切断)させる切断部(45,48)とを有していること。
Claims (1)
- 遊技機用の電子回路基板を収納するためのケース本体と、
前記ケース本体に対して、閉塞位置と開封位置との間を往復移動可能に装着されるケース蓋体と、
前記ケース本体及び前記ケース蓋体のうちの一方のケース体に当該一方のケース体の内側に位置して設けられ、外部の検査装置との間で無線データ通信を行うことが可能な無線通信装置と、
前記ケース本体及び前記ケース蓋体のうちの他方のケース体に支持された一端部を有すると共に前記一方のケース体の側に突出する他端部を有するものであって、峰部および刃部が設けられたカッターを備え、
前記カッターの前記刃部は、前記ケース蓋体を閉塞位置から開封位置に向けて移動させたときの前記無線通信装置に対する前記カッターの相対的な移動方向の前側に設けられ、
前記ケース蓋体を閉塞位置から開封位置に向けて移動させたとき前記カッターの前記刃部が前記無線通信装置を切断するように、前記無線通信装置及び前記カッターのうちの一方が、前記ケース蓋体の移動に伴う前記無線通信装置及び前記カッターのうちの他方の相対移動経路上に配設され、
前記カッターの前記峰部は、
前記ケース蓋体を開封位置から閉塞位置に向けて移動させたときの前記無線通信装置に対する前記カッターの相対的な移動方向の前側に設けられたものであって、前記カッターの前記他端部から前記一端部に向う程に前記ケース蓋体を開封位置から閉塞位置に向けて移動させたときの前記無線通信装置に対する前記カッターの相対的な移動方向の前側に位置するように傾斜し、
前記カッター又は前記無線通信装置は、
前記ケース蓋体を開封位置から閉塞位置に移動させたとき前記カッターの前記峰部と前記無線通信装置とが相互に接触することで前記ケース蓋体の移動方向に対して交差する方向へ前記無線通信装置が破損することを回避するように移動することを特徴とする遊技機用基板ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010046491A JP4626720B2 (ja) | 2010-03-03 | 2010-03-03 | 遊技機用基板ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010046491A JP4626720B2 (ja) | 2010-03-03 | 2010-03-03 | 遊技機用基板ケース |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007080550A Division JP4539670B2 (ja) | 2007-03-27 | 2007-03-27 | 遊技機用基板ケース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010148911A JP2010148911A (ja) | 2010-07-08 |
JP4626720B2 true JP4626720B2 (ja) | 2011-02-09 |
Family
ID=42568629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010046491A Expired - Fee Related JP4626720B2 (ja) | 2010-03-03 | 2010-03-03 | 遊技機用基板ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4626720B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005040350A (ja) * | 2003-07-22 | 2005-02-17 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2005342097A (ja) * | 2004-06-01 | 2005-12-15 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
-
2010
- 2010-03-03 JP JP2010046491A patent/JP4626720B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005040350A (ja) * | 2003-07-22 | 2005-02-17 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2005342097A (ja) * | 2004-06-01 | 2005-12-15 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010148911A (ja) | 2010-07-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4539670B2 (ja) | 遊技機用基板ケース | |
JP4835712B2 (ja) | 無線通信タグ | |
US8589703B2 (en) | Tamper respondent covering | |
JP5155947B2 (ja) | 制御基板ケース | |
JP5155946B2 (ja) | 制御基板ケース | |
JP4914530B1 (ja) | 端末装置 | |
US10325186B2 (en) | Anti skimming and anti shimming card feed unit, kernel element, read out unit, transaction machine and method | |
JP5203245B2 (ja) | 基板保護ケースの封印構造 | |
US20100265681A1 (en) | Memory Card Reader | |
JP5155948B2 (ja) | 制御基板ケース | |
JP2009131703A (ja) | 遊技機用基板ケース | |
JP4626720B2 (ja) | 遊技機用基板ケース | |
JP5288288B2 (ja) | 基板ケース | |
JP5155949B2 (ja) | 制御基板ケース | |
EP3012783A1 (en) | Anti skimming and anti shimming card feed unit, kernel element, read out unit, transaction machine and method | |
JP5155950B2 (ja) | 制御基板ケース | |
KR101586189B1 (ko) | 보안기능을 구비한 카드결제 처리장치 | |
JP4577623B2 (ja) | 遊技機用基板ケース | |
JP5083666B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5449482B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4848408B2 (ja) | 基板保護ケース | |
JP5234953B2 (ja) | 基板保護ケースの封印構造、及び遊技機 | |
KR101597654B1 (ko) | 보안기능을 구비한 카드결제 처리장치 | |
JP3138463U (ja) | 遊技機の改竄検査システム | |
JP5275738B2 (ja) | 基板保護ケース |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20100521 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100525 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100628 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101012 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101025 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R255 | Notification of exclusion from application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R2525 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |