JP4848408B2 - 基板保護ケース - Google Patents

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本発明は、パチンコ遊技機、スロットマシン等の各種遊技機に搭載されたROMを交換する等の不正行為のために基板保護ケースが開放された形跡を確実に残して不正行為を発見可能とし、効果的に予防することができる基板保護ケース、及び遊技機に関する。
パチンコ遊技機、スロットマシン等の各種遊技機に搭載されるROMを不正に取り換えることにより、遊技内容を遊技者に都合よく進行させて出球を獲得する不正行為が所謂ゴト師によって行われ、その手法は巧妙化している。
ROMの不正な取り換えは、工場から出荷された遊技機が遊技場に設置される以前の段階、或いは設置後に行われる可能性が高い。
このような不正行為に対する対策として特許文献1には、制御基板上のROMを包囲するケース体とカバー体とを分離不能な結合手段によって結合することにより、結合手段を破壊した場合にはその痕跡が必ず残るようにした技術が提案されている。
しかし、不正行為者の手口が更に巧妙化することにより、結合手段を破壊してROMを交換した後で、形跡が残らないように新たな結合手段を組み付ける可能性がある。
特許文献2にも不正防止のための装置構成が開示されているが、特許文献1の場合と同様の欠点を有している。
このような不具合に対処すべく、封印シールを用いて基板保護ケースを封印することが行われているが、カッタを用いて封印シールを切断してから基板保護ケースを開放し、ROMを交換して基板保護ケースを閉止してから封印シールの切断面を修復すると、目視によって切断箇所の有無を判別できなくなるケースが多々あった。そのような不具合に対処するため、RFIDを組み込んだ封印シールが用いられるようになっている。
即ち、特許文献3には、識別情報を記憶したRFID(非接触型記憶媒体)を組み込んだ封印シールを基板保護ケースを構成するケース本体とケース蓋とに跨って接着することにより、基板保護ケースが不正に開放された場合にRFIDが破断、断線して識別情報の読取りが不可能となるようにした技術が開示されている。これによれば、読み取り装置を用いてRFIDに記憶された識別情報を読取ることができない場合に、不正に基板保護ケースが開放されたことを知ることができる。
特許文献4、5にも、ICタグやテープ型のインレットを用いた同様の不正発見のための技術が開示されている。
図7及び図8は従来の基板保護ケースの構成を示す斜視図、及び分解斜視図である。内部に制御基板120を収容した基板保護ケース100は、ケース本体101とケース蓋102とを接合させた構成を備えている。基板保護ケース100の一端部に位置するケース本体とケース蓋との突き合わせ部103には封印シール110が両者に跨って接着されている。また、突き合わせ部103とは反対側の端部にはカシメピンによる締結部130が設けられており、封印シール110と締結部130による不正行為の防止対策が採られている。
封印シール110は一面に接着層を有した紙等の破断し易い材質から成る接着シート111と、接着シートに固定されたRFID(例えば、ICタグ)112と、を備えている。RFID112は、電力生成回路、変復調回路、記憶回路、制御回路を含むチップ113と、チップから反対方向に延びる二本の導体パターン114と、各導体パターン114の先端に接続されたアンテナ部115と、を有している。図示しない読み取り装置からRFID112に向けて読み取り用の電磁波を照射すると、チップ内の電力生成回路が電磁誘導作用により起電力を生成し、この起電力により作動する制御回路によって記憶回路内に記憶された識別情報を読み出してアンテナから読み取り装置へ送信することにより識別情報を読取ることができる。
RFID112を構成する導体パターン114は接着シート111の対角線方向へ延びており、導体パターン114が突き合わせ部103と交差するように封印シールを接着しておくことにより、基板保護ケースが不正に開放された場合に導体パターンの一部が断線して記憶情報の読み出しを不可能とすることができる。
しかし、本出願人による実験によれば、基板保護ケースを開放する際に封印シール110が破れることによってRFID112を構成する導体パターンが一箇所だけ破断したとしても、基板保護ケースを再閉止する際に封印シールの状態を修復して破断部間の導通を回復させることが可能であった。
特に、直線的に延びる突き合わせ部103に沿ってカッタによって封印シール110を切断する過程で導体パターンを一箇所切断した場合には、後の修復作業によって導体パターンを再導通させることが比較的容易となる。
特開2006−130352公報 特開2007−160004公報 特開2000−334154公報 特許第4129985号 特開2008−36228公報
以上のように、ROMを搭載した制御基板を収容する基板保護ケースが不正に開放された形跡が残るようにするために、RFIDを組み込んだ封印シールによって基板保護ケースを封印する方法を採用した場合には、基板保護ケースの開放によって封印シール及びRFIDを一旦破断、断線させたとしても基板保護ケースの再閉止時に封印シールを修復してRFIDによる通信機能を回復させることが可能であった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、RFIDを組み込んだ封印シールによって封印された基板保護ケースが不正に開放されたことによって封印シールに含まれるRFIDが破断、断線した場合に、封印シールを修復しようとしてもRFIDの通信機能の回復を困難化することができる基板保護ケース、及びこの基板保護ケースを用いた遊技機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る基板保護ケースは、電子部品を搭載した制御基板を内部に収容し、且つ該制御基板面と平行な方向へスライドすることにより開閉可能に構成された少なくとも2つのケース片から成る基板保護ケースであって、前記各ケース片の閉止時には前記各ケース片の先端縁同士が近接して突き合わせ部を構成し、前記突き合わせ部が位置する両ケース片の先端面に跨って一つの開口部を設けると共に、前記各ケース片の閉止時に一方の前記ケース片のみの内壁に設けた突起の一部が前記開口部内に突出した状態となり、前記一方のケース片が他方のケース片に対して開放方向へスライドする際に該突起が前記他方のケース片の先端面よりも外方へ突出するように構成したことを特徴とする。
基板保護ケースを不正に開放した場合に、スライド移動する方のケース片から突出した突起の先端部が封印シールを破断させるようにしたので、ケース片の端縁同士の突き合わせ部に接着された封印シール、及び封印シール上のRFIDが著しく破損されることとなり、目視によって封印シールの破損の有無を知ることができるばかりでなく、読み取り装置からRFIDに対して読み取り用の電磁波を照射した際のRFIDからの応答信号がないことによっても封印シールが破損されていることを的確に知ることができる。
請求項2の発明に係る基板保護ケースは、電子部品を搭載した制御基板を内部に収容し、且つ該制御基板面と平行な方向へスライドすることにより開閉可能に構成された少なくとも2つのケース片から成る基板保護ケースであって、前記各ケース片の閉止時には前記各ケース片の先端縁同士が近接して突き合わせ部を構成し、前記突き合わせ部が位置する何れか一方のケース片の先端面に開口部を設けると共に、前記各ケース片の閉止時に他方の前記ケース片のみの内壁に設けた突起の一部が前記開口部内に突出した状態となり、前記他方のケース片が前記一方のケース片に対して開放方向へスライドする際に該突起が前記一方のケース片の先端面よりも外方へ突出するように構成したことを特徴とする
請求項4の発明に係る基板保護ケースは、前記突起の先端部を尖らせたことを特徴とする。
請求項5の発明に係る基板保護ケースは、前記RFIDの一部が前記開口部内に位置するように前記封印シールを接着したことを特徴とする。
以上のように本発明によれば、基板保護ケースを不正に開放した場合に、必ずケース片の端縁同士の突き合わせ部に接着された封印シールの外観、及び封印シール上のRFIDを著しく破損せねばならないように構成したので、目視によって封印シールの破損の有無を知ることができるばかりでなく、読み取り装置からRFIDに対して読み取り用の電磁波を照射した際のRFIDからの応答信号がないことによっても封印シールが破損されていることを的確に知ることができる。
特に、外観上見やすい封印シールの特定部位に開放した形跡を明確に残すように構成したので、読み取り装置を使用せずに外観から不正行為の形跡を確認することが可能となる。
また、封印端部の先端面に形成した開口部内に露出した突起の先端面に封印シールが接着されるように構成したので、ケース開放時に突起が移動することによって封印シールを著しく損傷させることが可能となり、封印シールを修復することによりRFIDの通信機能を回復させることが困難となる。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1は本発明の基板保護ケースの外観構成を示す斜視図(透視図)であり、図2はその分解斜視図であり、図3(a)及び(b)は上ケースを下ケースに組み付ける手順を示した斜視図であり、図4(a)及び(b)は封印端部に封印シールを接着した状態において基板保護ケースを開放する手順を示す説明図であり、図5(a)(b)及び(c)は上ケースを開放方向へスライドさせる過程を示す断面図である。
基板保護ケース1は、ROMを始めとした電子部品を搭載した制御基板(プリント基板)Bを内部に収容した状態でパチンコ遊技機等の遊技機の背面側に組み付けられる。
基板保護ケース1は、ROMを搭載した制御基板(プリント基板)Bを間に挟んだ状態で内部に収容する透明な樹脂製の2つのケース片(下ケース片2、上ケース片10)から構成されている。2つのケース片2、10は、制御基板の両面と夫々対向した状態で組み付けられており、矢印で示した制御基板面と平行な方向へスライドすることにより開閉するように構成されている。
符号2aは下ケース片2側に設けた長穴状のスライド係止部であり、このスライド係止部に設けた切欠き部を介して長穴内部に上ケース片10に設けた係合突起10aを係合させることにより、下ケース片2に対して上ケース片10が長手方向へスライド可能となっており、スライドさせることにより着脱(開閉)することが可能となる。
なお、符号70は遊技機の背面側に設けた遊技機側保持部に対して基板保護ケース1を取り付けるための連結部材であり、この連結部材70に設けたフック部71を遊技機側保持部に設けた軸部75に係合させることにより、基板保護ケース1は軸部75を中心として上下方向へ回動自在に軸支することができる。基板保護ケース1の下ケース片2がこの連結部材70により保持されるため、基板保護ケース1は遊技機側の軸部75を中心として上下方向へ回動することができる。
制御基板Bを収容した基板保護ケース1は下ケース片2を連結部材70を介してパチンコ遊技機等の遊技盤の背面に添設させた状態で組み付けられるため、遊技盤の背面側から上ケース片10を通して内部の制御基板面に搭載された電子部品を視認することができる。また、連結部材の上部に設けた軸部を中心として基板保護ケース1を上方に回動させることにより、透明な下ケース片2の底面から基板保護ケース内部を確認することができる。
この例では、連結部材70に固定された下ケース片2の内部凹所内に制御基板Bを配置した状態で、上ケース片10に設けた係合突起10aを下ケース片2に設けたスライド係止部2aに嵌合させることにより上ケース片10を下ケース片2上に被せてから、上ケース片10を図3中に矢印で示した閉止方向へスライドさせることにより両ケース片を閉止状態で結合させることができる(図1の状態)。逆に、図1の閉止状態にある基板保護ケース1を開放状態に移行させる場合には、上ケース片10に設けた係合突起を下ケース片2に設けたスライド係止部2aに沿って図3の矢印で示した開放方向へスライドさせてから切欠き2aから係合突起10aを離脱させればよい。
下ケース片2と上ケース片10の各一端部には封印片3、11が突設されており、両封印片3、11を突き合わせることにより封印端部20が形成される。また、両封印片の端縁3a、11a同士を突き合わせた界面には、突き合わせ部21が形成される。
基板保護ケース1が図1のように閉止状態にある時に、両封印片3、11に跨るように封印シール30を接着することにより、封印シール30を破損せずには突き合わせ部21を開放できないように構成されている。
封印シール30は一面に接着層を有した紙等の破断し易い材質から成る接着シート31と、接着シート31の一面に固定されたRFID(例えば、ICタグ等の非接触型の電波による識別手段)35と、を備えている。RFID35は、電力生成回路、変復調回路、記憶回路、制御回路を含むチップ36と、チップ36から反対方向に延びる二本の導体パターン37と、各導体パターン37の先端に夫々接続されたアンテナ部38と、を有している。本例の封印シール30は矩形の接着シート31の略中心部にチップ36を配置すると共に、チップ36から略対角線方向へ向けて各導体パターン37を引き出している。
図示しない読み取り装置からRFID35に向けて読み取り用の電磁波を照射すると、アンテナ部38が電磁波を受信し、導体パターン37を介してチップ36に電磁波を供給する。この電磁波によりチップ36内の電力生成回路が電磁誘導作用による起電力を生成し、この起電力により作動する制御回路によって記憶回路内に記憶された識別情報を読み出してアンテナ部から読み取り装置へ送信することにより識別情報の読取りが行われる。
RFIDを構成する線状の導体パターン37は接着シート31の略対角線方向へ延びており、導体パターン37が突き合わせ部21と交差するように封印シール30を接着しておくことにより、基板保護ケースが不正に開放された場合に導体パターンの一部が断線して記憶情報の読み出しを不可能とすることができる。
即ち、基板保護ケース1を開放するために固定側の下ケース片2に対して可動側の上ケース片10を図3中に矢印で示した開放方向(制御基板面と平行な方向)へスライドさせた際に、突き合わせ部21が開放(スライド方向に位置ずれ)することにより接着シート31と共にRFID35の一部(チップ部36や導体パターン37)が破断(断線)して、RFIDの通信機能が喪失されるように構成されている。RFIDの通信機能が喪失されると、読み取り装置から電磁波を供給してもRFIDが作動せず、記憶された識別情報を読み出すことができなくなるため、基板保護ケースが不正に開放されたことを知ることができる。
しかし、実際には基板保護ケース1を不正に開放した際に二本の導体パターン37のうちの一方のみが断線されたに過ぎない場合には、両ケース片2、10を閉止状態に戻して破断した封印シール30を修復することにより断線部が再接続により復旧して導通(読み取り装置との通信)を回復することが可能となることが判明した。
このような不具合に対処するために、本発明では、封印端部20の先端面に開口部40を設けると共に、各ケース片2、10の閉止時に一方のケース片、即ち上ケース片10の内壁に設けた突起45の一部(先端部45a)が開口部40内に突出した状態となるように構成し、更に上ケース片10がケース片2に対して開放方向へスライドする際に突起45が下ケース片2の先端面2Aよりも外方へ突出するように構成した。
図示した開口部40は両封印片3、11の前面に跨って(突き当て部21上に)形成されているが、封印片3の前面のみに開口部40を設けても良い。
突起45は上ケース片10(封印片11)の内壁からL字状に屈曲して延びているため、両ケース片の閉止時に突起の先端部45aが開口部40内に位置する。下ケース片2を固定した状態で上ケース片10を開放方向へスライドさせることにより突起の先端部45aは封印片3の前面、即ち先端面2Aから前方へ移動(突出)することができる。両ケース片が閉止位置にあるときに両封印片3、11の各表面に跨って封印シール30を接着すると、開口部40が封印シールにより閉止され、且つ開口部内の突起先端部45aが封印シールのシール面と接着された状態となる。このように突起先端部45aの端面と封印シールとが接着している場合には、先端部45aが先端面2Aを越えて突出した際に、先端部45aに接着された封印シール部分と、それ以外の封印シール部分を確実に分離することができる。
なお、封印シールのシール面と突起先端部45aとが接着状態になることは必須ではなく、開封時に突起先端部が封印シールを破断させる構成であればよい。
このように封印シールによって封止された状態にある両ケース片(図5(a))を開放するために固定側の下ケース片2に対して上ケース片10を開放方向へスライドさせると、突起先端部45aが封印片3の先端面2Aを越えて外側(前方)へ突出するため、開口部40を覆っていた封印シール部分は先端部45aと接着していた部分から破断される(図5(b)(c))。つまり、突起先端部が封印シールを突き破って突出するため、突起先端部と接着していた封印シール部分を中心として破断される。破断される範囲は開口部40に相当する封印シール部分に及ぶ。
不正行為者が基板保護ケースを開放する行為を行った結果、一旦、開口部40に相当する封印シール部分に破断部が形成されると、基板保護ケースを閉止した後で破断部を修復しようとしても現状に完全に復することは極めて難しく、外観から一目瞭然となる。特に、突起先端部45aの突出により開口部40内に位置していた封印シール部分が大きく破断するため、修復により破断の形跡をなくすることは極めて困難となる。
一方、突起先端部45aによって破断される封印シール部分にRFIDの一部、例えば導体パターン37を位置させておくことにより接着シート31と共にFRIDも修復不能な程度に破断させてその通信機能を喪失させることができる。
このとき、突き合わせ部21が位置ずれすることにより、当然位置合わせ部に沿って封印シール30が破断されるため、更に封印シールの修復は困難となる。
特に、基板保護ケースを開放してROMを交換する等の不正行為が遊技場の営業中に行われる場合には、基板保護ケースを開放してからROMを交換し、その後基板保護ケースを閉止して封印シールを補修するのに要する時間は僅かしかないため、完全な修復は極めて困難である。
なお、突起45の先端部45aは図示のように平坦な円形である必要はなく、多角形、その他任意の形状であっても良い。また、図6(a)に示したように先端部45aを尖らせることにより、封印シールを破断し易く構成してもよい。
図6(b)は封印片3の先端面2Aのみに開口部40を形成し、この開口部40内に封印片11から延びる突起45の先端部45aを位置させた例を示している。
突起先端部45aは封印片3の先端面2Aの外面と面一状態となるように突出長を設定してもよいし、ケース片面11Aの外面から僅かに突出させたり、僅かに引っ込めるようにしてもよい。
以上のように本発明によれば、RFIDを組み込んだ封印シールによって封印された基板保護ケースが不正に開放されたことによって封印シールに含まれるRFIDが破断、断線した場合に、封印シールを修復しようとしてもRFIDの通信機能の回復を困難化することができる。
即ち、本発明では、両ケース片の先端面(封印端部の先端面)開口部を形成し、開放時にスライド移動する側のケース片の内壁から開口部内へ突出する突起を設けて、ケース片が開放方向へスライドする際に該突起が他のケース片の先端面よりも突出するように構成したので、基板保護ケースを不正に開放した場合には、突起の先端部が確実に封印シールを破断させることとなる。このため、ケース片の端縁同士の突き合わせ部に接着された封印シール、及び封印シール上のRFIDが著しく破損されることとなり、目視によって封印シールの破損の有無を知ることができるばかりでなく、読み取り装置からRFIDに対して読み取り用の電磁波を照射した際のRFIDからの応答信号がないことによっても封印シールが破損されていることを的確に知ることができる。
本発明に係る基板保護ケース1は、パチンコ遊技機、スロットマシン等の遊技機に装備される制御基板を収容する手段として利用可能である。
本発明の基板保護ケースの外観構成を示す斜視図(透視図)である。 図1の分解斜視図である。 (a)及び(b)は上ケースを下ケースに組み付ける手順を示した斜視図である。 (a)及び(b)は封印端部に封印シールを接着した状態において基板保護ケースを開放する手順を示す説明図である。 (a)(b)及び(c)は上ケースを開放方向へスライドさせる過程を示す断面図である。 (a)及び(b)は夫々他の実施形態に係る突起部の形状を示した要部断面図である。 従来の基板保護ケースの構成を示す斜視図である。 従来の基板保護ケースの構成を示す分解斜視図である。
符号の説明
1…基板保護ケース、2…下ケース片、2a…スライド係止部、2A…先端面、3…封印片、3a…端縁、10…上ケース片、10a…係合突起、11…封印片、20…封印端部、21…突き合わせ部、30…封印シール、31…接着シート、35…RFID、36…チップ、37…導体パターン、38…アンテナ部、40…開口部、45…突起、45a…突起先端部、70…連結部材、71…フック部、75…軸部

Claims (5)

  1. 電子部品を搭載した制御基板を内部に収容し、且つ該制御基板面と平行な方向へスライドすることにより開閉可能に構成された少なくとも2つのケース片から成る基板保護ケースであって、
    前記各ケース片の閉止時には前記各ケース片の先端縁同士が近接して突き合わせ部を構成し、
    前記突き合わせ部が位置する両ケース片の先端面に跨って一つの開口部を設けると共に、前記各ケース片の閉止時に一方の前記ケース片のみの内壁に設けた突起の一部が前記開口部内に突出した状態となり、
    前記一方のケース片が他方のケース片に対して開放方向へスライドする際に該突起が前記他方のケース片の先端面よりも外方へ突出するように構成したことを特徴とする基板保護ケース。
  2. 電子部品を搭載した制御基板を内部に収容し、且つ該制御基板面と平行な方向へスライドすることにより開閉可能に構成された少なくとも2つのケース片から成る基板保護ケースであって、
    前記各ケース片の閉止時には前記各ケース片の先端縁同士が近接して突き合わせ部を構成し、
    前記突き合わせ部が位置する何れか一方のケース片の先端面に開口部を設けると共に、前記各ケース片の閉止時に他方の前記ケース片のみの内壁に設けた突起の一部が前記開口部内に突出した状態となり、
    前記他方のケース片が前記一方のケース片に対して開放方向へスライドする際に該突起が前記一方のケース片の先端面よりも外方へ突出するように構成したことを特徴とする基板保護ケース。
  3. 前記各ケース片に跨って接着されることにより前記突き合わせ部を封印する接着シートと、該接着シート面に固定されたICチップ、及び該ICチップから延びる導体パターンを含んだRFIDと、を有した封印シールを備え、
    前記開口部内に位置する前記突起の端部を前記封印シールと接着させたことを特徴とする請求項1又は2に記載の基板保護ケース。
  4. 前記突起の先端部を尖らせたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の基板保護ケース。
  5. 前記RFIDの一部が前記開口部内に位置するように前記封印シールを接着したことを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の基板保護ケース。
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