JP5288288B2 - 基板ケース - Google Patents

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Description

本発明は、基板ケースに関し、特に基板ケースに貼り付けられた封印シールを切断する技術に関する。
従来、パチンコ機やスロットルマシン等の遊技機において、制御基板を収納する部材として、ケース本体と蓋部材とを組み付けて形成される基板ケースが用いられている。基板ケースに収納した制御基板への不正行為を防止するため、基板ケースに関する種々の技術が公知となっている。これらの技術の中には、基板ケースが不正に開封されることを抑制することにより、その基板ケースに収納した制御基板に不正行為が行われることを抑制するとともに、仮に基板ケースが不正に開封された場合には、その遊技機が設置された遊技場等の担当者に基板ケースが不正に開封されたことを、認識させることができる技術がある。
特許文献1には、封印シールをケース本体と蓋部材との境界を跨ぐように基板ケースに貼り付けることで、封印シールをケース本体と蓋部材との境界に沿って切断しない限り、基板ケースの開封を不可能とし、基板ケースが不正に開封されることを抑制する技術が記載されている。
当該技術によれば、封印シールの切断痕により、上記の担当者に基板ケースが不正に開封されたことを認識させることができる。
しかしながら、上記のような技術では、シール貼付部の表面に貼り付けられた封印シールがケース本体と蓋部材との境界部分のみに沿って切断されるため、基板ケースの構造および取り付け方向等の性質上、基板ケースの正面側、つまり基板ケースの検査時における担当者側に位置しない封印シールの切断痕を目視で確認することが困難となる点で不利である。
特開2010−22525号公報
本発明は、不正に開封された痕跡を目視で容易に発見可能な基板ケースを提供することを課題とする。
即ち、請求項1においては、遊技機に取り付けられた状態で検査者から見て手前側の第一部材検査者から見て奥側の第二部材とを組み付けて形成される基板ケースであって、前記第二部材の一部、および前記第一部材の一部が互いの位置を合わせて外方に突出するように形成されるシール貼付部と、前記第二部材と前記第一部材との境界を跨ぐように、前記シール貼付部の表面に貼り付けられる封印シールと、前記封印シールを切断する切断手段と、前記シール貼付部の全体を覆うように、前記第二部材および前記第一部材に取り付けられることで、前記第二部材と前記第一部材との組み付けを保持するシール貼付部カバーと、を具備し、前記シール貼付部には、前記切断手段を収容する収容部が形成され、前記収容部は、前記シール貼付部の突出方向に沿って前記シール貼付部の一部を成す前記第一部材側部分を分断するように形成される第一部材側スリットを含み、前記切断手段は、前記シール貼付部から前記第一部材側に突出するように前記第一部材側スリットに収容される第一部材側切断部を含み、前記封印シールは、前記収容部に前記切断手段が収容された状態で、前記第一部材側切断部よりも前記シール貼付部の突出方向側に位置し、かつ前記第一部材側切断部を覆わないように、前記シール貼付部における前記第二部材側の表面、突出方向側の表面、および前記第一部材側の表面における前第一部材側スリットを覆って貼り付けられ、前記シール貼付部カバーは、前記収容部に前記切断手段が収容され、かつ前記封印シールが貼り付けられた状態の前記シール貼付部の全体を覆うように前記第二部材および前記第一部材に取り付けられることで、前記切断手段と一体的に固定され、前記第一部材側切断部は、前記シール貼付部の突出方向側へ向けて尖端状に形成される尖端部を含み、前記第二部材および前記第一部材から前記シール貼付部カバーが取り外される際には、前記シール貼付部カバーと一体的に固定された前記切断手段が前記シール貼付部の突出方向に沿って移動し、前記第一部材側切断部の尖端部が前記第一部材側スリットに沿って前記封印シールを切断するものである。
また、請求項2においては、前記封印シールの外端は、鋸歯状に形成され、前記第一部材側切断部の尖端部は、前記鋸歯状に形成された外端から前記封印シールを切断するものである。

即ち、請求項3においては、遊技機に取り付けられた状態で検査者から見て手前側の第一部材検査者から見て奥側の第二部材とを組み付けて形成される基板ケースであって、前記第二部材の一部、および前記第一部材の一部が互いの位置を合わせて外方に突出するように形成されるシール貼付部と、前記第二部材と前記第一部材との境界を跨ぐように、前記シール貼付部の表面に貼り付けられる封印シールと、前記封印シールを切断する切断手段と、前記シール貼付部の全体を覆うように、前記第二部材および前記第一部材に取り付けられることで、前記第二部材と前記第一部材との組み付けを保持するシール貼付部カバーと、を具備し、前記シール貼付部には、前記切断手段を収容する収容部が形成され、前記収容部は、前記第二部材と前記第一部材との境界に沿って前記シール貼付部を分断するように形成される境界スリットと、前記シール貼付部の突出方向に沿って前記シール貼付部の一部を成す前記第二部材側部分を分断するように形成される第二部材側スリットと、前記シール貼付部の突出方向に沿って前記シール貼付部の一部を成す前記第一部材側部分を分断するように形成される第一部材側スリットとを含み、前記切断手段は、前記境界スリットに収容される境界切断部と、前記シール貼付部から前記第二部材側に突出するように前記第二部材側スリットに収容される第二部材側切断部と、前記シール貼付部から前記第一部材側に突出するように前記第一部材側スリットに収容される第一部材側切断部とを含み、前記封印シールは、前記収容部に前記切断手段が収容された状態で、前記第二部材側切断部および前記第一部材側切断部よりも前記シール貼付部の突出方向側に位置し、かつ前記第二部材側切断部および前記第一部材側切断部を覆わないように、前記シール貼付部における前記第二部材側の表面、突出方向側の表面、および前記第一部材側の表面における前記境界スリット、前記第二部材側スリット、および前記第一部材側スリットを覆って貼り付けられ、前記シール貼付部カバーは、前記収容部に前記切断手段が収容され、かつ前記封印シールが貼り付けられた状態の前記シール貼付部の全体を覆うように前記第二部材および前記第一部材に取り付けられることで、前記切断手段と一体的に固定され、前記第二部材および前記第一部材から前記シール貼付部カバーが取り外される際には、前記シール貼付部カバーと一体的に固定された前記切断手段が前記シール貼付部の突出方向に沿って移動し、前記境界切断部が前記境界スリットに沿って前記封印シールを切断し、前記第二部材側切断部が前記第二部材側スリットに沿って前記封印シールを切断し、前記第一部材側切断部が前記第一部材側スリットに沿って前記封印シールを切断するものである。

本発明によれば、基板ケースが不正に開封された痕跡を容易に発見することができる。
本発明の一実施形態に係る基板ケースの外観を示した斜視図。 同じく、基板ケースの全体的な構成を示した斜視図。 同じく、ケース本体および蓋部材の構成を示した基板ケースの分解斜視図。 ICタグシールの構成を示した図。 ICタグシールのアンテナの構成を示した図。 ICタグシールが貼り付けられた基板ケースを示した斜視図。 シール貼付部の構成を示した右側面図。 ICタグカッターの構成を示した斜視図。 ICタグカッターの構成を第三角法で示した図。 ICタグカッターがシール貼付部の収容部に収容された様子を示す正面断面図。 ICタグカッターがシール貼付部の収容部に収容された様子を示す右側面図。 ICタグカッターがシール貼付部の収容部に収容された様子を示す正面図。 シール貼付部カバーが取り付けられた様子を示す正面断面図。 ICタグカッターがICタグシールを切断する様子を示す正面図。 ICタグシールが切断された基板ケースを示した斜視図。
本発明の一実施形態に係る基板ケース1について、図1から図6を用いて説明する。
なお、以下の説明において、図1における矢印Xの指す方向を基板ケース1の右方向として左右方向を規定する。また、図1における矢印Yの指す方向を基板ケース1の前方向として前後方向を規定する。さらに、図1における矢印Zの指す方向を基板ケース1の上方向として上下方向を規定する。
基板ケース1は、パチンコ機やスロットルマシン等の遊技機に対して、制御基板を収納する部材として用いられる。基板ケース1は、ポリカーボネート(Polycarbonate:PC)等の透明かつ硬質な合成樹脂材料等により構成され、その内部に制御基板(不図示)を収納する中空状の部材である。基板ケース1は、その内部に制御基板を収納した状態で、パチンコ機やスロットルマシン等の遊技機の裏側に配置されて、この遊技機の裏面に取り付けられる。
図1および図2に示すように、基板ケース1は、ケース本体2と、蓋部材3とを備える。基板ケース1は、ケース本体2と蓋部材3とを、後前に対向させた状態で組み付け、中空状に構成される。
基板ケース1には、かしめ部4およびシール貼付部10がケース本体2と蓋部材3との間に跨って設けられて、かしめ部4がかしめ部カバー5により被覆され、シール貼付部10がICタグカッター20とICタグシール30と共にシール貼付部カバー40により被覆される。
図3に示すように、ケース本体2は、蓋部材3とともに基板ケース1の主たる構造体を成す部材である。ケース本体2は、蓋部材3との対向側である前側、および下側が開口された略直方体の箱状に形成される。ケース本体2は、その長手方向を左右方向とし、その短手方向を上下方向として配置され、背面が遊技機の裏面と対向するように当該遊技機に支持される。ケース本体2の前後幅は、上下幅よりも短く設定される。
また、ケース本体2は、本体側かしめ部4Rと、本体側シール貼付部10Rとを備える。
本体側かしめ部4Rは、後述する蓋部材3の蓋側かしめ部4Fとともにかしめ部4を構成する。本体側かしめ部4Rは複数(本実施形態においては6つ)備えられる。複数の本体側かしめ部4Rは、ケース本体2の上端部(天板)に設けられ、ケース本体2の長手方向、即ち左右方向に適宜の間隔ごとに配置される。
本体側シール貼付部10Rは、後述する蓋部材3の蓋側シール貼付部10Fとともにシール貼付部10を構成する。本体側シール貼付部10Rは、ケース本体2の右端部(右側板)から右外方へ向けて突設される。本体側シール貼付部10Rは、前側が開口された略直方体の箱状に形成される。本体側シール貼付部10Rの前後幅はケース本体2の前後幅の半分程度に設定され、本体側シール貼付部10Rの上下幅はケース本体2の上下幅よりも短く設定される。
蓋部材3は、ケース本体2とともに基板ケース1の主たる構造体を成す部材である。蓋部材3は、ケース本体2との対向側である後側が開口されたケース本体2と同程度の大きさの略直方体の箱状に形成される。蓋部材3は、その長手方向を左右方向とし、その短手方向を上下方向として配置される。蓋部材3の前後幅は、上下幅よりも短く設定される。
また、蓋部材3は、蓋側かしめ部4Fと、蓋側シール貼付部10Fとを備える。
蓋側かしめ部4Fは、ケース本体2の本体側かしめ部4Rとともにかしめ部4を構成する。蓋側かしめ部4Fは、本体側かしめ部4Rと同数(本実施形態においては6つ)備えられる。複数の蓋側かしめ部4Fは、蓋部材3の上端部(天板)に設けられ、蓋部材3がケース本体2に組み付けられたときに正面視で一つの本体側かしめ部4Rと重なり合うように配置される。
蓋側シール貼付部10Fは、ケース本体2の本体側シール貼付部10Rとともにシール貼付部10を構成する。蓋側シール貼付部10Fは、本体側シール貼付部10Rと位置を合わせて、蓋部材3の右端部(右側板)から右外方へ向けて突設される。詳細には、蓋側シール貼付部10Fは、ケース本体2の本体側シール貼付部10Rと同程度の上下幅および左右幅を有する略平板状に形成され、蓋部材3がケース本体2に組み付けられたときに正面視で本体側シール貼付部10Rと重なり合うように配置される。
図2に示すように、かしめ部4は、一つの本体側かしめ部4Rと一つの蓋側かしめ部4Fとから形成される。かしめ部4は、本体側かしめ部4R(蓋側かしめ部4F)と同数(本実施形態においては6つ)備えられる。複数のかしめ部4は、ケース本体2と蓋部材3とが組み付けられたとき、蓋側かしめ部4Fを本体側かしめ部4Rに下方から嵌め込んだ状態で形成され、前後に連続する蓋部材3の天板の前側部分およびケース本体2の天板よりも上方に配置される。
かしめ部カバー5は、複数のかしめ部4を被覆する透明の部材である。かしめ部カバー5は、基板ケース1の内部に収納した制御基板への不正行為を防止するために用いられる。かしめ部カバー5は、下側が開口された略直方体の箱状に形成される。かしめ部カバー5は、ケース本体2と蓋部材3とが組み付けられたとき、前後に連続する蓋部材3の天板の前側部分、およびケース本体2の天板に取り付けられる。かしめ部カバー5の前後左右および上下幅は、複数のかしめ部4を外側から一括して被覆可能な長さに設定される。
シール貼付部10は、本体側シール貼付部10Rと蓋側シール貼付部10Fとから形成される。シール貼付部10は、ケース本体2と蓋部材3とが組み付けられたとき、蓋側シール貼付部10Fにより本体側シール貼付部10Rの開口側を閉塞して、略直方体の箱状に形成される。
シール貼付部10には、ICタグカッター20を収容するための収容部11が形成されている。
収容部11は、シール貼付部10の右側面から左端部にかけて形成されており、ICタグカッター20を所定の向きでシール貼付部10の右側面からシール貼付部10の内部に収容可能となっている。
ICタグカッター20は、ICタグシール30を切断するための切断手段として機能する。ICタグカッター20は、所定の向きでシール貼付部10の右側面から収容部11に収容される。
ICタグシール30は、シール貼付部10に貼り付けることで、基板ケース1を開封する不正行為を防止する封印シールである。ICタグシール30は、通信機能を有し、専用の読取装置によって外部から非接触で所定の情報を読み取り可能に構成されている。
図4に示すように、ICタグシール30は、シール材31と、ICチップ32と、アンテナ33とを備える。
シール材31は、外周が鋸歯状に形成された略長方形状の部材である。シール材31は、一方の面に粘着剤層が形成されており、当該粘着剤層によりシール貼付部10への貼り付けが可能となっている。
ICチップ32は、識別情報等が記録された集積回路であり、アンテナ33と電気的に接続されている。
アンテナ33は、帯状に形成された金属膜であり、ICチップ32に記録された情報を外部に発信するための部材である。アンテナ33は、その長手方向がシール材31の対角線に沿うようにシール材31の一方の面(粘着剤層が形成された面)に配置され、アンテナ33の中央部には、ICチップ32が配置されている。
図5に示すように、アンテナ33には、スリット33aが形成されている。
スリット33aは、アンテナ33の短手方向における一端(図5における上端)からアンテナ33の短手方向に沿って中央付近まで延出された短手切込み33aSと、当該短手方向の切込みの延出端部からアンテナ33の長手方向における一側(図5における右側)の中途部までアンテナ33の長手方向に沿って延出された長手切込み33aLとから成る、略L字状の切込みである。
また、アンテナ33には、スリット33aによってスタブ33bが形成されている。
スタブ33bは、アンテナ33におけるスリット33aによって囲まれた部分であり、ICチップ32とアンテナ33とのインピーダンス整合のために用いられる。
アンテナ33においては、スリット33aの一部を成す短手切込み33aSを跨ぐようにICチップ32が配置され、アンテナ33のスタブ33b側および短手切込み33aSを挟んだスタブ33bの反対側とICチップ32とが電気的に接続されている。
こうして、ICタグシール30は、専用の読取装置によって外部から非接触でICチップ32の情報をアンテナ33を介して読み取り可能に構成されている。
図6に示すように、ICタグシール30は、シール貼付部10の収容部11にICタグカッター20が収容された状態で、本体側シール貼付部10Rと蓋側シール貼付部10Fとを跨ぐように、シール貼付部10の前面、右側面、および後面に亘って貼り付けられている。こうして、ICタグシール30が本体側シール貼付部10Rと蓋側シール貼付部10Fとの境界に沿って切断されること等がない限り、ケース本体2と蓋部材3との組み付けが解除されて、基板ケース1が開封されることが不可能となる。
シール貼付部カバー40は、シール貼付部10をICタグカッター20とICタグシール30と共に被覆する透明の部材である。シール貼付部カバー40は、左側が開口された略直方体の箱状に形成される。シール貼付部カバー40は、シール貼付部10に貼り付けられたICタグシール30が溶剤等により不正の痕跡が残らないようにシール貼付部10から剥離され、基板ケース1の内部に収納した制御基板に対して不正行為が行われることを防止するために用いられる。
シール貼付部カバー40は、ケース本体2と蓋部材3とが組み付けられ、ケース本体2の右側板および蓋部材3の右側板にシール貼付部10が形成された後、シール貼付部10の収容部11にICタグカッター20が収容され、更にシール貼付部10の表面にICタグシール30が貼り付けられた状態で、シール貼付部10を覆うようにケース本体2および蓋部材3に取り付けられる。こうして、シール貼付部カバー40は、ケース本体2と蓋部材3との組み付けを保持し、シール貼付部カバー40がケース本体2および蓋部材3から取り外されない限り、ケース本体2と蓋部材3との組み付けが解除されて、基板ケース1が開封されることが不可能となる。
また、詳細については後述するが、シール貼付部カバー40は、ケース本体2および蓋部材3に取り付けられると、シール貼付部10の収容部11に収容されたICタグカッター20と一体的に固定される。基板ケース1が開封、つまりケース本体2と蓋部材3との組み付けが解除される際には、シール貼付部カバー40がケース本体2および蓋部材3から取り外されると、それに伴ってシール貼付部カバー40と一体的に固定されたICタグカッター20がシール貼付部10の収容部11から取り出され、シール貼付部10の表面に貼り付けられたICタグシール30がICタグカッター20によって必然的に切断されることとなる。
以上のように構成される基板ケース1において、その組み立て時には、まず、蓋部材3を開口側がケース本体2の前開口側と対向するようにケース本体2の前方に移動させて、ケース本体2と蓋部材3との左右方向の位置を合わせる。次に、蓋部材3をケース本体2よりも少し下方へ移動させながらケース本体2に近づけて、蓋部材3の天板および左右側板の後側部分がケース本体2内においてケース本体2の天板および左右側板にそれぞれ内側から当接するように蓋部材3の上部をケース本体2に嵌合させる。
その後、蓋部材3の上部をケース本体2に嵌合させたまま上方へスライド移動させて、蓋部材3の各蓋側かしめ部4Fをケース本体2の各本体側かしめ部4Rに下方から嵌め込んで、蓋部材3をケース本体2に組み付ける。この際、各蓋側かしめ部4Fが対応する各本体側かしめ部4Rと前後に並んで、各かしめ部4が形成されることになる。同時に、蓋側シール貼付部10Fが本体側シール貼付部10Rと前後に並んで、シール貼付部10が形成されることになる。そして、適宜のピン等の部材を各かしめ部4(本体側かしめ部4Rおよび蓋側かしめ部4F)に前方または後方から嵌入して、本体側かしめ部4Rと蓋側かしめ部4Fとをかしめ、ケース本体2と蓋部材3とを複数のかしめ部4にて固定する。
ケース本体2と蓋部材3とを組み付け、組み付けたケース本体2と蓋部材3との間に跨ってかしめ部4およびシール貼付部10を設けた後は、かしめ部カバー5をケース本体2および蓋部材3の上部に取り付けて、複数のかしめ部4をかしめ部カバー5により外側から一括して覆う。また、シール貼付部10の収容部11にICタグカッター20を収容した後、本体側シール貼付部10Rと蓋側シール貼付部10Fとを跨ぐように、シール貼付部10にICタグシール30を貼り付ける。更に、シール貼付部カバー40をケース本体2および蓋部材3の右側部に取り付けて、シール貼付部10をICタグカッター20とICタグシール30と共にシール貼付部カバー40により外側から覆う。こうして、基板ケース1の組み立てが終了して、基板ケース1が完成する。
以下では、シール貼付部10、ICタグカッター20、ICタグシール30、およびシール貼付部カバー40について、図7から図15を用いて更に詳細に説明する。
図7に示すように、シール貼付部10に形成された収容部11は、境界スリット11Bと、本体側スリット11Rと、蓋側スリット11Fとで構成されている。
境界スリット11Bは、本体側シール貼付部10Rと蓋側シール貼付部10Fとの境界部分に形成された切込みである。詳細には、境界スリット11Bは、本体側シール貼付部10Rと蓋側シール貼付部10Fとが所定の間隔を有するように、本体側シール貼付部10Rの右側板、天板、および底板の前後幅が設定されることによって形成される。
本体側スリット11Rは、本体側シール貼付部10Rに形成された切込みである。本体側スリット11Rは、左右方向に沿うように本体側シール貼付部10Rの両端に亘って形成されており、本体側シール貼付部10Rを略上下中央位置にて上下に分断するように配置されている。つまり、本体側スリット11Rは、境界スリット11Bの略上下中央部から本体側シール貼付部10Rの左端部まで延出されている。
蓋側スリット11Fは、蓋側シール貼付部10Fに形成された切込みである。蓋側スリット11Fは、左右方向に沿うように蓋側シール貼付部10Fの両端に亘って形成されており、蓋側シール貼付部10Fを略上下中央位置にて上下に分断するように、本体側スリット11Rと上下方向の位置を合わせて配置されている。つまり、蓋側スリット11Fは、境界スリット11Bの略上下中央部から蓋側シール貼付部10Fの左端部まで延出されている。
以上のように、本体側スリット11Rと蓋側スリット11Fとが一直線状に連続し、本体側スリット11Rおよび蓋側スリット11Fと、境界スリット11Bとがシール貼付部10の右側面において直交するため、右側面視で収容部11が略十字状に形成されることとなる。このように形成される境界スリット11B、本体側スリット11Rおよび蓋側スリット11FにICタグカッター20が係合することで、ICタグカッター20が収容部11に収容されることとなる。
また、シール貼付部10は、係合片12・12を備える。
係合片12・12は、蓋側シール貼付部10Fの後面(内面)から後方へ突出する略直方体状に形成されており、蓋側スリット11Fを挟むように蓋側スリット11Fから互いに一定の距離を置いて配置されている。つまり、係合片12・12は、蓋側スリット11Fにより上下に分断された蓋側シール貼付部10Fの上下部分にそれぞれ配置されている。
図8および図9に示すように、ICタグカッター20は、境界板21Bと、本体側板21Rと、蓋側板21Fとを備える。
なお、以下におけるICタグカッター20の説明においては、ICタグカッター20がシール貼付部10の収容部11に収容される向き(図8参照)に設定されたものとして、その方向を規定している。
詳細には、図8における矢印Xの指す方向をICタグカッター20の右方向として左右方向を規定している。また、図8における矢印Yの指す方向をICタグカッター20の前方向として前後方向を規定している。さらに、図8における矢印Zの指す方向をICタグカッター20の上方向として上下方向を規定している。
境界板21Bは、上下方向に延出された板材である。境界板21Bは、収容部11の一部を成す境界スリット11Bの形状に合わせて形成され、境界スリット11Bに収容(係合)可能となっている。
図10および図11に示すように、境界板21Bは、境界スリット11Bに収容された際に、境界スリット11Bから外方に突出しない程度の大きさに設定されている。
図8および図9に示すように、境界板21Bの右端部には、境界切断部21Baが形成されている。
境界切断部21Baは、ICタグシール30における本体側シール貼付部10Rと蓋側シール貼付部10Fとの境界を跨ぐ部分を切断する部位である。
境界切断部21Baは、シール貼付部カバー40の取り外し方向、つまり右方向に行くに従って前方に向けて傾斜し、当該傾斜面と境界板21Bの前面とが鋭角を成すように形成されている。
境界切断部21Baは、上下方向における両端に亘って連続的に形成されている。境界切断部21Baは、その上下方向の中央部分および両端部分がシール貼付部カバー40の取り外し方向に向けて尖るように形成されている。
本体側板21Rは、境界板21Bの後面からケース本体2側の外方、つまり後方に突出するように形成された板材である。本体側板21Rは、収容部11の一部を成す本体側スリット11Rの形状に合わせて形成され、本体側スリット11Rと位置が合うように境界板21Bの略上下中央に配置されている。そのため、本体側板21Rは、本体側スリット11Rに収容(係合)可能となっている。
図11に示すように、本体側板21Rの前後幅(図11における左右方向の長さ)は、本体側板21Rが本体側スリット11Rに収容された際に、本体側シール貼付部10Rから本体側板21Rが若干突出するように設定されている。
本体側板21Rにおける本体側シール貼付部10Rから突出する部分には、本体側切断部21Raが形成されている。
本体側切断部21Raは、ICタグシール30における本体側シール貼付部10Rに貼り付けられた部分を切断する部位である。
図8および図9に示すように、本体側切断部21Raは、シール貼付部カバー40の取り外し方向、つまり右方向に向けて尖るように形成されている。
本体側切断部21Raは、その左右幅が本体側シール貼付部10Rの左右幅よりも小さく設定され、本体側板21Rが本体側スリット11Rに収容された際に、本体側スリット11Rの左端部に位置するように配置されている。
蓋側板21Fは、境界板21Bの前面から蓋部材3側の外方、つまり前方に突出するように形成された板材である。蓋側板21Fは、収容部11の一部を成す蓋側スリット11Fの形状に合わせて形成され、蓋側スリット11Fと位置が合うように境界板21Bの略上下中央に配置されている。そのため、蓋側板21Fは、蓋側スリット11Fに収容(係合)可能となっている。
図11に示すように、蓋側板21Fの前後幅(図11における左右方向の長さ)は、蓋側板21Fが蓋側スリット11Fに収容された際に、蓋側シール貼付部10Fから蓋側板21Fが若干突出するように設定されている。
蓋側板21Fにおける蓋側シール貼付部10Fから突出する部分には、蓋側切断部21Faが形成されている。
蓋側切断部21Faは、ICタグシール30における蓋側シール貼付部10Fに貼り付けられた部分を切断する部位である。
図8および図9に示すように、蓋側切断部21Faは、シール貼付部カバー40の取り外し方向、つまり右方向に向けて尖るように形成されている。
図12に示すように、蓋側切断部21Faは、その左右幅(図12における左右方向の長さ)が蓋側シール貼付部10Fの左右幅よりも小さく設定され、蓋側板21Fが蓋側スリット11Fに収容された際に、蓋側スリット11Fの左端部に位置するように配置されている。
以上のように、境界板21B、本体側板21R、および蓋側板21Fは、それぞれ境界スリット11B、本体側スリット11R、および蓋側スリット11Fと位置を合わせるように互いに連続するため、ICタグカッター20が右側面視で収容部11の形状に合った略十字状に形成されて、収容部11に収容可能となっている(図11参照)。
また、図8および図9に示すように、境界板21Bには、係合部21Bb・21Bbと、固定部21Bc・21Bcとが形成されている。
係合部21Bb・21Bbは、シール貼付部10の係合片12・12と係合する部位である。係合部21Bb・21Bbは、係合片12・12の形状に合わせて境界板21Bの左端部から右方向に向けて切り欠くように形成され、互いに所定の間隔を空けて配置されている。
固定部21Bc・21Bcは、ICタグカッター20とシール貼付部カバー40とを固定するための部位である。固定部21Bc・21Bcは、それぞれ境界板21Bの上端部および下端部から左方向に向けて突出し、突出端部に行くに従って互いに徐々に離間するように形成されている。
図10および図12に示すように、固定部21Bc・21Bcの突出端部は、ICタグカッター20が収容部11に収容された際に、それぞれシール貼付部10の上端部および下端部の近傍に配置される。
図10に示すように、ICタグカッター20は、境界板21Bの係合部21Bb・21Bbがシール貼付部10の係合片12・12と係合し、更に境界板21Bの境界切断部21Baがシール貼付部10の右側面よりも若干左方に位置し、境界板21Bの固定部21Bc・21Bcの突出端部(左端部)がそれぞれシール貼付部10の上端部および下端部の近傍に位置するように収容部11に収容される。
また、図11に示すように、ICタグカッター20は、境界スリット11Bと境界板21B、本体側スリット11Rと本体側板21R、および蓋側スリット11Fと蓋側板21Fが互いに対応し、更に本体側板21Rの本体側切断部21Raが本体側シール貼付部10Rから突出し、かつ蓋側板21Fの蓋側切断部21Faが蓋側シール貼付部10Fから突出するように収容部11に収容される。
図12に示すように、ICタグカッター20が収容部11に収容されると、ICタグカッター20における蓋側板21Fの蓋側切断部21Faが収容部11の蓋側スリット11Fの左端部に位置した状態となる。一方で、ICタグカッター20における本体側板21Rの本体側切断部21Raが収容部11の本体側スリット11Rの左端部に位置した状態となる(不図示)。
この状態で、ICタグシール30が蓋側板21Fの蓋側切断部21Fa、および本体側板21Rの本体側切断部21Raを覆わないように、シール貼付部10におけるケース本体2側の表面、突出方向側の表面、および蓋部材3側の表面、つまりシール貼付部10の前面、右側面、および後面に亘って、蓋側スリット11F、境界スリット11B、および本体側スリット11Rを覆って貼り付けられる。
なお、ICタグシール30は、アンテナ33に形成されたスタブ33bが境界スリット11B、本体側スリット11R、および蓋側スリット11Fの交差部分の近傍に位置するようにシール貼付部10に貼り付けられることが好ましい。換言すれば、境界スリット11B、本体側スリット11R、および蓋側スリット11Fは、それらの交差部分がICタグシール30におけるアンテナ33のスタブ33b近傍に位置するように、配置されることが好ましい。これは、ICタグカッター20によるICタグシール30の切断時に、ICタグシール30の通信機能が残存することを防止するためである。前記交差部分は、ICタグカッター20の境界切断部21Ba、本体側切断部21Ra、および蓋側切断部21Faの通過経路であるため、比較的高い確率でスタブ33bが切断されて、ICタグシール30の通信機能が消失する。
その後、シール貼付部カバー40がシール貼付部10をICタグカッター20とICタグシール30と共に被覆するようにケース本体2および蓋部材3に取り付けられる。
図13に示すように、シール貼付部カバー40は、固定爪41・41と、掛止片42・42とを備える。
固定爪41・41は、ICタグカッター20とシール貼付部カバー40とを固定するための部材である。固定爪41・41は、左方向に延出するように形成され、それぞれシール貼付部カバー40の上端部近傍および下端部近傍に配置される。固定爪41・41は、延出端部(左端部)が互いに近接する方向に突起するように形成されている。
掛止片42・42は、ケース本体2および蓋部材3と、シール貼付部カバー40とを固定するための部材である。掛止片42・42は、それぞれ、上方の固定爪41の上面から上方へ、下方の固定爪41の下面から下方へ突起するように形成されている。上方の固定爪41は、ケース本体2に形成された掛止爪2aに掛止され、下方の固定爪41は、蓋部材3に形成された掛止爪3aに掛止されることで、ケース本体2および蓋部材3と、シール貼付部カバー40とが固定される。
掛止爪2aは、ケース本体2の右側面から右方向に突出するように形成された部材であり、シール貼付部10の上方に配置されている。掛止爪2aは、延出端部(右端部)が下方に突起するように形成されている。
掛止爪3aは、蓋部材3の右側面から右方向に突出するように形成された部材であり、シール貼付部10の下方に配置されている。掛止爪3aは、延出端部(右端部)が上方に突起するように形成されている。
シール貼付部カバー40は、ICタグカッター20が収容され、かつICタグシール30(不図示)が貼り付けられた状態のシール貼付部10に右方向から近接されることで、固定爪41・41がICタグカッター20における境界板21Bの固定部21Bc・21Bcに掛止され、掛止片42・42が掛止爪2a・3aに掛止される。
こうして、シール貼付部カバー40に右方向への力が加わった際(シール貼付部カバー40を取り外そうとした際)には、シール貼付部カバー40の右方向への移動を前記掛止爪2a・3aの突起部分が制限することとなり、掛止爪2a・3aの切断等が行われない限り、シール貼付部カバー40をケース本体2および蓋部材3から取り外すことが不可能となる。
また、掛止爪2a・3aの切断等が行われ、シール貼付部カバー40がケース本体2および蓋部材3から取り外される際には、ICタグカッター20の左方向への移動を前記固定爪41・41の突起部分が制限し、ICタグカッター20の右方向への移動をシール貼付部カバー40の右側部の内面が制限することとなる。そのため、シール貼付部カバー40と一体的に固定されたICタグカッター20が、シール貼付部カバー40と共にシール貼付部10の収容部11から取り出されることとなる。
これにより、シール貼付部カバー40がケース本体2および蓋部材3から取り外されると、必然的にICタグカッター20がICタグシール30を切断することとなり、基板ケース1が不正に開封されることを抑制できる。
図14に示すように、シール貼付部カバー40がケース本体2および蓋部材3から取り外される際、シール貼付部カバー40(不図示)が右方向(図14における矢印方向)に移動するに伴い、ICタグカッター20も右方向に移動する。
なお、図14においては、説明の便宜上、シール貼付部カバー40を省略している。
ICタグカッター20の移動に伴って、境界切断部21Baが境界スリット11Bに沿ってICタグシール30を切断する。
前述のように、境界切断部21Baは、上下方向の中央部分および両端部分に尖端を有する。
これにより、前記尖端がICタグシール30における本体側シール貼付部10Rと蓋側シール貼付部10Fとの境界を跨ぐ部分を貫通し、当該貫通部分からICタグシール30を境界スリット11Bに沿って良好に切断することができる。
また、ICタグカッター20の移動に伴って、本体側切断部21Raおよび蓋側切断部21Faがそれぞれ左方向から本体側スリット11Rおよび蓋側スリット11Fに沿ってICタグシール30を切断する。
前述のように、本体側切断部21Raおよび蓋側切断部21Faは、尖端を有する。
これにより、前記本体側切断部21Raおよび蓋側切断部21Faの尖端がそれぞれICタグシール30における本体側シール貼付部10Rおよび蓋側シール貼付部10Fに貼り付けられた部分に左方向から切れ目を形成し、当該切れ目部分からICタグシール30を本体側スリット11Rおよび蓋側スリット11Fに沿って良好に切断することができる。
図15に示すように、ケース本体2および蓋部材3からシール貼付部カバー40が完全に取り外され、ICタグカッター20によってICタグシール30が切断されると、ICタグシール30に切断痕が残る。つまり、ICタグカッター20には、境界切断部21Ba、本体側切断部21Ra、および蓋側切断部21Faが設けられているため、境界スリット11B、本体側スリット11R、および蓋側スリット11Fに沿った切断痕がICタグシール30に残る。
これにより、基板ケース1の正面側、つまり基板ケース1の検査時における検査担当者側にICタグシール30の切断痕が残ることとなり、基板ケース1が不正に開封された痕跡を目視で容易に発見することができる。
また、ICタグシール30の前側部分、右側部分、および後側部分の3方向に切断痕が残ることとなり、基板ケース1が不正に開封された痕跡を目視で容易に発見することができる。
また、ICタグシール30が境界切断部21Baによって境界スリット11Bに沿って切断されるだけでなく、本体側切断部21Raおよび蓋側切断部21Faによって本体側スリット11Rおよび蓋側スリット11Fに沿って切断される。
これにより、ICタグシール30が比較的多くの箇所で切断されることとなり、ICタグシール30のシール貼付部10への貼付位置のずれ、又はICタグシール30の製品誤差等が生じている場合でも、精度良くICタグシール30におけるアンテナ33のスタブ33bを切断して、ICタグシール30の通信機能が残存することを防止できる。
なお、本実施形態においては、ICタグカッター20の境界板21Bの後面および前面にそれぞれ本体側板21Rおよび蓋側板21Fが一つずつ設けられ、それらに本体側切断部21Raおよび蓋側切断部21Faが形成されているが、ICタグカッター20の境界板21Bの前面に少なくても一つの蓋側板21Fが設けられ、それに蓋側切断部21Faが形成されていれば、本体側板21Rおよび蓋側板21Fの数は問わない。
また、本実施形態においては、封印シールとして、通信機能を有するICタグシール30を適用したが、通信機能を有さない封印シールを適用してもよい。
1:基板ケース、2:ケース本体、3:蓋部材、10:シール貼付部、10R:本体側シール貼付部、10F:蓋側シール貼付部、11:収容部、11B:境界スリット、11R:本体側スリット、11F:蓋側スリット、20:ICタグカッター、21B:境界板、21Ba:境界切断部、21R:本体側板、21Ra:本体側切断部、21F:蓋側板、21Fa:蓋側切断部、30:ICタグシール、40:シール貼付部カバー

Claims (3)

  1. 遊技機に取り付けられた状態で検査者から見て手前側の第一部材検査者から見て奥側の第二部材とを組み付けて形成される基板ケースであって、
    前記第二部材の一部、および前記第一部材の一部が互いの位置を合わせて外方に突出するように形成されるシール貼付部と、
    前記第二部材と前記第一部材との境界を跨ぐように、前記シール貼付部の表面に貼り付けられる封印シールと、
    前記封印シールを切断する切断手段と、
    前記シール貼付部の全体を覆うように、前記第二部材および前記第一部材に取り付けられることで、前記第二部材と前記第一部材との組み付けを保持するシール貼付部カバーと、を具備し、
    前記シール貼付部には、前記切断手段を収容する収容部が形成され、
    前記収容部は、前記シール貼付部の突出方向に沿って前記シール貼付部の一部を成す前記第一部材側部分を分断するように形成される第一部材側スリットを含み、
    前記切断手段は、前記シール貼付部から前記第一部材側に突出するように前記第一部材側スリットに収容される第一部材側切断部を含み、
    前記封印シールは、前記収容部に前記切断手段が収容された状態で、前記第一部材側切断部よりも前記シール貼付部の突出方向側に位置し、かつ前記第一部材側切断部を覆わないように、前記シール貼付部における前記第二部材側の表面、突出方向側の表面、および前記第一部材側の表面における前第一部材側スリットを覆って貼り付けられ、
    前記シール貼付部カバーは、前記収容部に前記切断手段が収容され、かつ前記封印シールが貼り付けられた状態の前記シール貼付部の全体を覆うように前記第二部材および前記第一部材に取り付けられることで、前記切断手段と一体的に固定され、
    前記第一部材側切断部は、前記シール貼付部の突出方向側へ向けて尖端状に形成される尖端部を含み、
    前記第二部材および前記第一部材から前記シール貼付部カバーが取り外される際には、前記シール貼付部カバーと一体的に固定された前記切断手段が前記シール貼付部の突出方向に沿って移動し、前記第一部材側切断部の尖端部が前記第一部材側スリットに沿って前記封印シールを切断する基板ケース。
  2. 前記封印シールの外端は、鋸歯状に形成され、
    前記第一部材側切断部の尖端部は、前記鋸歯状に形成された外端から前記封印シールを切断する、
    請求項1に記載の基板ケース。
  3. 遊技機に取り付けられた状態で検査者から見て手前側の第一部材検査者から見て奥側の第二部材とを組み付けて形成される基板ケースであって、
    前記第二部材の一部、および前記第一部材の一部が互いの位置を合わせて外方に突出するように形成されるシール貼付部と、
    前記第二部材と前記第一部材との境界を跨ぐように、前記シール貼付部の表面に貼り付けられる封印シールと、
    前記封印シールを切断する切断手段と、
    前記シール貼付部の全体を覆うように、前記第二部材および前記第一部材に取り付けられることで、前記第二部材と前記第一部材との組み付けを保持するシール貼付部カバーと、を具備し、
    前記シール貼付部には、前記切断手段を収容する収容部が形成され、
    前記収容部は、前記第二部材と前記第一部材との境界に沿って前記シール貼付部を分断するように形成される境界スリットと、前記シール貼付部の突出方向に沿って前記シール貼付部の一部を成す前記第二部材側部分を分断するように形成される第二部材側スリットと、前記シール貼付部の突出方向に沿って前記シール貼付部の一部を成す前記第一部材側部分を分断するように形成される第一部材側スリットとを含み、
    前記切断手段は、前記境界スリットに収容される境界切断部と、前記シール貼付部から前記第二部材側に突出するように前記第二部材側スリットに収容される第二部材側切断部と、前記シール貼付部から前記第一部材側に突出するように前記第一部材側スリットに収容される第一部材側切断部とを含み、
    前記封印シールは、前記収容部に前記切断手段が収容された状態で、前記第二部材側切断部および前記第一部材側切断部よりも前記シール貼付部の突出方向側に位置し、かつ前記第二部材側切断部および前記第一部材側切断部を覆わないように、前記シール貼付部における前記第二部材側の表面、突出方向側の表面、および前記第一部材側の表面における前記境界スリット、前記第二部材側スリット、および前記第一部材側スリットを覆って貼り付けられ、
    前記シール貼付部カバーは、前記収容部に前記切断手段が収容され、かつ前記封印シールが貼り付けられた状態の前記シール貼付部の全体を覆うように前記第二部材および前記第一部材に取り付けられることで、前記切断手段と一体的に固定され、
    前記第二部材および前記第一部材から前記シール貼付部カバーが取り外される際には、前記シール貼付部カバーと一体的に固定された前記切断手段が前記シール貼付部の突出方向に沿って移動し、前記境界切断部が前記境界スリットに沿って前記封印シールを切断し、前記第二部材側切断部が前記第二部材側スリットに沿って前記封印シールを切断し、前記第一部材側切断部が前記第一部材側スリットに沿って前記封印シールを切断する基板ケース。
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