JP5154722B2 - 外壁目地の下屋部分における止水構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外壁目地の下屋部分における止水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、外壁目地の下屋部分では、下屋の屋根よりも上方の外壁材間の目地に充填する湿式シーリング材を、外壁目地の下屋部分にまで施工し、この湿式シーリング材によって止水することが行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、湿式シーリング材では、外壁目地の下屋部分における止水の施工は非常に厄介であり、また、シーリング材は経年的に割れを生じることもあり、雨水がシーリング材を越えて内部に入り込み、下屋の小屋裏を濡らしてしまうおそれもないではなかった。
【0004】
本発明は、上記のような背景において、施工が容易で、しかも、しっかりとした止水状態を実現することができる外壁目地の下屋部分における止水構造を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、下屋の屋根よりも上方の外壁材間の目地空間部内の奥方領域に乾式止水材が設置されると共に、この乾式止水材の手前側で止水され流下していく水を下屋の屋根上側に導く乾式のガイドが備えられていることを特徴とする外壁目地の下屋部分における止水構造(第1発明)によって解決される。
【0006】
この止水構造では、目地空間部内の奥方領域に設置された止水材によって、それより奥方への水の侵入が阻止され、水はガイドによって下屋の屋根上に導き出されるから、この止水材よりも手前側に他の止水材が存在すると否とにかかわらず、外壁目地の下屋部分において、しっかりとした止水状態を実現することができる。
【0007】
しかも、この奥方側止水材もガイドも乾式のものが用いられ、下屋部分における止水の施工を乾式で行えるようにしているから、その施工を容易に行うことができる。
【0008】
上記の第1発明の止水構造において、目地空間部の背面側に両外壁間にわたすように乾式止水材が設置され、この目地は下屋の屋根面よりも下方の小屋裏側に延び、この目地部の下方に水受けが備えられているとなおいっそうよい(第2発明)。
【0009】
この場合は、奥方側止水材を越えて更に奥方に入り込んでしまった水を背面側止水材が止水し、この水は下方へと流れていくが、下方には水受けが備えられているので、この水受けに受けられ、下屋の小屋裏を濡らしてしまうことはない。
【0010】
また、上記の第1発明又は第2発明において、奥方側乾式止水材が発泡シール材からなり、この発泡シール材がその左右両側面をそれぞれこの奥方目地空間部を挟む各面に接着させて伸縮可能に設置され、かつ、
この発泡シール材はその下端部が目地空間部を手前側へと屈曲して延ばされ、この屈曲部をガイドとして、この発泡シール材の手前側で止水され流下していく水が下屋の屋根上側に導かれるようになされているのもよい(第3発明)。
【0011】
この構造では、発泡シール材からなる奥方側止水材が目地をしっかりとシールする。即ち、発泡シール材は、いわゆるスポンジ状のシール材からなっており、目地幅の変化によって前後方向に膨らんだり痩せたりせずに左右方向に無理なく大きく変形することができ、目地幅が経年的に大きく変化したとしても、それに無理なく追従して止水状態をしっかりと保ち続けることができる。
【0012】
しかも、この発泡シール材の下端部の屈曲部をガイドとし、このガイド部分を含めて発泡シール材は目地内空間部を挟む外壁側面に接着されているから、このガイドについても、目地幅が経年的に大きく変化するのに無理なく追従して止水状態をしっかりと保ち、水を確実に下屋の屋根上へと導き出すことができる。なお、背面側止水材は、省略されてもよいし、念のために備えられていてもよい。
【0013】
また、上記の課題は、下屋の屋根よりも上方の外壁材間の目地空間部の背面側に両外壁間にわたすように乾式止水材が設置され、この乾式止水材よりも手前側で止水され流下していく水を下屋の屋根上側に導く乾式のガイドが備えられていることを特徴とする外壁目地の下屋部分における止水構造によって解決される(第4発明)。
【0014】
この止水構造では、目地空間部の背面側に両外壁間にわたすように設置された止水材によってそれより奥方への水の侵入が阻止され、水はガイドによって下屋の屋根上に導き出されるから、外壁目地の下屋部分において、しっかりとした止水状態を実現することができる。
【0015】
しかも、この背面側止水材もガイドも乾式のものが用いられ、下屋部分における止水の施工を乾式で行えるようにしているから、その施工を容易に行うことができる。
【0016】
この第4発明において、外壁材の下端が目地部領域において下屋の屋根面よりも上方に位置し、前記背面側乾式止水材はその下端部が目地部領域における外壁材の下端位置よりも下方に突出され、この突出下端の背面側に水切り板が設置され、この水切り板は下屋の屋根上側に延ばされ、この水切り板をガイドとして、この背面側乾式止水材の手前側で止水され流下していく水が下屋の屋根上側に導かれるようになされているとよい(第5発明)。
【0017】
この止水構造では、水切り板をガイドとすることで背面側止水材とガイドとを分離すると共に、外壁材の下端を目地部領域において下屋の屋根面よりも上方に位置させることでこの水切り板を背面側止水材の背面部から下屋の屋根上側に延ばせるようにしたものであるから、背面側止水材をガイドの形態に左右されない簡素な形態にすることができ、しかも、ガイド周囲の止水状態をうまい具合に実現しうる形態のガイドを、背面側止水材の形態に左右されることなく容易に実現することができる。もちろん、ガイドである水切り板は、背面側止水材の背面側に設置されているから、水切り板と背面側止水材との間も簡素な構造で確実に止水される。
【0018】
また、上記の第1又は第4発明において、下屋の屋根よりも上方の外壁材間の目地が、下屋の屋根面よりも下方の小屋裏側に延び、この目地部の下方に水受けが設けられているのもよい(第6発明)。この場合は、万一、水が、奥方側止水材のガイドや背面側止水材のガイドを越えて下方に流れていくような場合であっても、この水を水受けが受けるので、下屋の小屋裏を濡らしてしまうことはない。
【0019】
なお、上記の第1乃至図6発明において、目地空間部内に、目地塞ぎ材が屋外側に面して設置されているのもよい(第7発明)。この目地塞ぎ材は目地内の空間部を外から隠す機能を備えていればよく、止水機能を有しないものであってもよいし、一次止水材を構成するものであってもよい。また、一次止水材の場合は、乾式のものであってもよいし、湿式のものであってもよい。一次止水材が湿式であってもよいのは、この一次止水材が下屋部分の止水の役割を果たすものでなくてもよいので、その施工を比較的容易に行いうることによる。
【0020】
また、上記の課題は、下屋の屋根よりも上方の外壁材間の目地空間部内及び/又は目地空間部の背面側に止水材が設置され、この目地は下屋の屋根面よりも下方の小屋裏側に延び、この目地の下方に水受けが設けられていることを特徴とする外壁目地の下屋部分における止水構造によっても解決される(第8発明)。この止水構造では、目地に入り込んだ水の一部又は全部が水受けに受けられて小屋裏を濡らしてしまうことがない。もちろん、乾式である水受けの設置で下屋部分における止水を実現するものであるから、その施工を容易に行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0022】
図1及び図2に示す第1実施形態において、1は建物の外壁、2は下屋の屋根であり、下屋の屋根2よりも上方の外壁材1,1間の縦目地空間部3内の奥方領域に、断面コ字状の乾式止水材4が、その開口側を屋外側に向け上下方向に延びるようにしてしっくりと設置されている。そして、この奥方側止水材4は、断面コ字状をしたまま、その下端部が目地空間部3を手前側へと屈曲して一体構造で延ばされ、この屈曲部4aをガイドとし、このガイド4aによって、奥方側止水材4の手前側で止水され流下していく水を下屋の屋根2の上へと導くようになされている。
【0023】
また、目地空間部3の背面側にも両外壁材1,1間にわたすように帯状をした乾式止水材5が設置され、この目地3は下屋の屋根2の面よりも下方の小屋裏側へと延びていて、その下方に樋などによる水受け6が備えられている。20は建物躯体としての柱である。
【0024】
更に、目地空間部3内には、奥方側止水材4のよりも手前側に位置して、目地塞ぎ材としての一次止水材7が屋外側に面して設置されている。この一次止水材7は、弾力性を有するゴム状の止水材、いわゆるガスケットからなっている。このように、本実施形態では、一次止水材7の背後に、二次止水材として機能する奥方側止水材4が備えられ、更に、その背後に三次止水材として機能する背面側止水材5が備えられた三重の止水構造に形成されている なお、8,9は上下の水切り材であり、下水切り材9は下屋の屋根2の側に取り付けられ、上水切り材8は外壁1の側に取り付けられ、上水切り材8によって、奥方側止水材4のガイド4aの先端部が隠される。
【0025】
上記の止水構造では、次に述べるように、しっかりとした止水状態を得ることができる。即ち、止水は、まず一次止水材7によって行われる。一次止水材7で止水されて流下する水は、二次止水材である奥方側止水材4の下端部に備えられたガイド4aに受けられて下屋の屋根2の上に排出され、下屋の屋根2の小屋裏を濡らしてしまうことはない。
【0026】
また、経年変化などにより、一次止水材7による止水が不十分なものになった場合であっても、この一次止水材7を越えて奥方に侵入した水は、二次止水材である奥方側止水材4で止水され、下端のガイド4aに受けられ、下屋の屋根2の上へと排出され、下屋の屋根2の小屋裏を濡らしてしまうことはない。
【0027】
更に、水が、奥方側止水材4を越えてその背後に流れ込んでしまったような場合は、その水は、三次止水材である背面側止水材5で止水され、流下して小屋裏に設置されている水受け6によって受けられ、下屋の屋根2の小屋裏を濡らしてしまうことはない。奥方側止水材4のガイド4aの脇を通じて下方に流れ込んでしまった水についても、同様に、水受け6によって受けられ、下屋の屋根2の小屋裏を濡らしてしまうことはない。
【0028】
なお、本実施形態では、奥方側止水材4にガイド4aを備えさせているので、仮に水受け6に水が受けられることがあったとしても、その量はわずかであり、そのため、水受け6に受けられた水は、水受け6内において自然蒸発させるようにしてもよく、その場合は、水受け6に屋外への排水系を設ける必要はない。ただ、必要に応じて、水受け6に受けられた水を屋外などに排水する配水系を備えさせるようにしておくのもよい。
【0029】
また、本実施形態では、背面側止水材5と水受け6とを備えさせているが、奥方側止水材4とガイド4aとによってしっかりとした止水構造を実現することができる場合は、背面側止水材5と水受け6とは省略されてもよい。
【0030】
そして、上記の止水構造では、外壁目地の下屋部分における止水を、乾式の奥方側止水材4の下端のガイド4aで実現するようにしているから、施工は、この奥方側止水材4をガイド4aと共に目地3内に設置するだけでよく、施工を容易に行うことができる。また、水受け6についても、これを下屋の小屋裏側に設置するだけでよいから、外壁目地の下屋部分の止水を施工容易に行っていくことができる。なお、このガイド4aを奥方側止水材4とは別部材の水切り板などで構成してもよい。
【0031】
図3及び図4に示す第2実施形態の止水構造では、奥方側止水材4が、その下端のガイド4aも含めて発泡シール材の一体成形品からなっており、その左右両側面には、ガイド4aの部分も含めて、ブチルゴムなどによる粘着層10,10が設けられ、この粘着層10,10が目地3を挟む外壁材1,1の側面部のそれぞれに接着されている。その他は、第1実施形態と概ね同様である。
【0032】
この止水構造では、奥方側止水材4とガイド4aとによる止水をしっかりとしたものにすることができる。即ち、発泡シール材は、その性質から、目地幅の変化によって前後方向に膨らんだり痩せたりせずに無理なく左右方向に大きく変形することができ、そのような発泡シール材からなる奥方側止水材4とガイド4aとを、目地3を挟む外壁材1,1の各面に接着しているから、目地幅が経年的に大きく変化したとしても、それに無理なく追従して止水状態をしっかりと保ち続けることができる。従って、本実施形態では、背面側止水材5と水受け6とを備えさせてはいるが、念のための措置であり、省略されてもよい。なお、このように、奥方側止水材4として発泡シール材を用いることにより、目地幅が小さくなったときでも奥方側止水材4が前後方向に膨らまず、そのため、一次止水材7を目地3の外に押し出してしまうというようなことも起こらない。
【0033】
図5乃至図7に示す第3実施形態の止水構造は、奥方側止水材を省略し、背面側止水材5によって外壁目地の下屋部分における止水を行うようにしたものである。
【0034】
即ち、下屋の屋根2よりも上側において隣接する外壁材1,1間の目地空間部3内に所定の高さ寸法の断面コ字状の目地内水切り板11が、その開口側を屋外側に向けて設置されている。このコ字状目地内水切り板11は、その下端部に、左右及び中間の側板部11a,11a,11bと連続する、ガイドとしての底板部11cを備え、この底板部11cは、屋外側に向けて斜め下方に傾斜して、下屋の屋根2側の下止水材9のところへと延ばされている。
【0035】
なお、この目地内水切り板11の左右の側板部11a,11aと、目地3を挟む外壁材1,1の側面部とは、発泡シール材を介設してシールされている。
【0036】
そして、帯状の背面側止水材5は、その下端部5aが、テーパー部5bを介して細幅に形成されており、この細幅部分5aが、目地空間部3内に入れられ、目地内水切り板11の中間板部11aの正面側を下方へと延ばされている。
【0037】
また、目地空間部3には、目地塞ぎ材としての乾式の一次止水材7が屋外側に面して設置されている。即ち、本実施形態では、一次止水材7の背後に、二次止水材として機能する背面側止水材5を備えさせた二重の止水構造に形成されている。
【0038】
この止水構造では、止水は、まず一次止水材7によって行われる。一次止水材7で止水されて流下する水は、目地内水切り板11の底板ガイド11cに案内されて下屋の屋根2の上に排出され、下屋の屋根2の小屋裏を濡らしてしまうことはない。また、経年変化などにより、一次止水材7による止水が不十分なものになった場合であっても、この一次止水材7を越えて奥方に侵入した水は、二次止水材である背面側止水材5で止水され、目地内水切り板11の底板ガイド11aに受けられ、下屋の屋根2の上へと排出され、下屋の屋根2の小屋裏を濡らしてしまうことはない。こうして、外壁目地の下屋部分においてしっかりとした止水が行われる。
【0039】
また、施工も、目地内水切り板11を目地3内に設置し、背面側止水材5の下端細幅部分5aを目地内水切り板11の正面側に設置するだけでよいから、施工も乾式で容易に行うことができる。更に、本実施形態の止水構造によれば、下屋部分の止水のための外壁パネルの構造を変更する必要もない。
【0040】
なお、本実施形態でも、水受け6を備えさせているが、背面側止水材5と目地内水切り金物11とによってしっかりとした止水構造を実現することができる場合は省略されてもよい。
【0041】
図8乃至図10に示す第4実施形態は、第3実施形態と同じく、奥方側止水材を省略し、背面側止水材5によって外壁目地の下屋部分における止水を行うようにしたものである。だだ、本実施形態では、外壁材1,1の下端が目地部領域において、下屋の屋根2の面よりも上方に位置しており、帯状の背面側止水材5は、その下端部が、幅寸法狭くされることなく、この目地部領域における外壁材1,1の下端位置よりも下方に突出されている。そして、背面側止水材5の突出下端5cの背面側に内部水切り板12が設置され、この内部水切り板12は下屋の屋根2の下水切り板9の上に延ばされ、それによって、この水切り板12をガイドとし、背面側止水材5の手前側で止水され流下していく水が下屋の屋根2の上側に導かれるようになされている。
【0042】
なお、内部水切り板12は断面「ひ」の字状に形成され、受けた水が側方に行くのを規制するようになされていると共に、側方において隣り合う一般部の内部水切り板13,13と水密状態に連結されている。
【0043】
また、目地空間部3内には、目地塞ぎ材としての乾式の一次止水材7が屋外側に面して設置されている。即ち、本実施形態でも同様に、一次止水材7の背後に、二次止水材として機能する背面側止水材5が備えられた二重の止水構造に形成されている。
【0044】
この止水構造では、第3実施形態の場合のように、背面側止水材5の下端部5cを細幅に形成する必要がなく、そのままの幅寸法で下方に延ばして内部水切り板12の正面側に配置できるので、簡素な構造の背面側止水材5を用いてしっかりとした止水状態を実現することができる。
【0045】
図11及び図13に示す第5実施形態は、上記の第4実施形態における下屋側の下水切り板9と内部水切り板12とを一体化して、一つの水切り板14で構成したものである。その他は第4実施形態と概ね同様である。この実施形態では、水切り板の部品点数を少なくすることができる。
【0046】
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で、各種の変更が可能である。例えば、上記の各実施形態では、乾式の一次止水材7を用いた場合を示しているが、湿式の一次止水材が用いられてもよいし、止水機能を備えない目地塞ぎ材が用いられてもよいし、一次止水材7や目地塞ぎ材を省略するようにしてもよい。また、上記の実施形態では、奥方側止水材4のガイドや背面側止水材5のガイドと併せて、下屋の小屋裏側に水受け6を設置した場合を示しているが、水受け6を外壁目地の下屋部分における主たる止水手段とする構成にしてもよい。
【0047】
【発明の効果】
本発明は、以上のとおりのものであるから、施工が容易で、しかも、しっかりとした止水状態を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の止水構造を示すもので、図(イ)は断面側面図、図(ロ)は断面平面図、図(ハ)は奥方側止水材の断面斜視図である。
【図2】同止水構造の断面斜視図である。
【図3】第2実施形態の止水構造を示すもので、図(イ)は断面側面図、図(ロ)は断面平面図、図(ハ)は奥方側止水材の断面斜視図である。
【図4】同止水構造の断面斜視図である。
【図5】第3実施形態の止水構造を示す断面側面図である。
【図6】同止水構造の断面斜視図である。
【図7】図(イ)は背面側止水材の正面図、図(ロ)は背面側止水材と、ガイドとしての水受けとを分離状態にして示す斜視図、図(ハ)は同組合せ状態の斜視図である。
【図8】第4実施形態の止水構造を示すもので、図(イ)は目地部の断面側面図、図(ロ)は一般部の断面側面図である。
【図9】同止水構造の断面斜視図である。
【図10】同止水構造の要部分解断面斜視図である。
【図11】第5実施形態の止水構造を示すもので、図(イ)は目地部の断面側面図、図(ロ)は一般部の断面側面図である。
【図12】同止水構造の断面斜視図である。
【図13】同止水構造の要部分解断面斜視図である。
【符号の説明】
1…外壁材
2…下屋の屋根
3…目地
4…奥方側止水材
4a…ガイド
5…背面側止水材
6…水受け
7…一次止水材(目地塞ぎ材)
10…粘着層
11c…底板部(ガイド)
12…内部水切り板(ガイド)
14…水切り板(ガイド)
Claims (2)
- 下屋の屋根よりも上方の外壁材間の目地空間部の背面側に両外壁間にわたすように乾式止水材が設置され、この乾式止水材よりも手前側で止水され流下していく水を下屋の屋根上側に導く乾式のガイドが備えられ、下屋の屋根よりも上方の外壁材間の目地が、下屋の屋根面よりも下方の小屋裏側に延び、この目地部の下方に水受けが設けられていることを特徴とする外壁目地の下屋部分における止水構造。
- 目地空間部内に、目地塞ぎ材が屋外側に面して設置されている請求項1に記載の外壁目地の下屋部分における止水構造。
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