JP7026586B2 - 建物外壁の排水構造 - Google Patents

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本発明は、建物外壁の排水構造に関する。
従来、窯業サイディング等のパネルを接合して建物の外壁を形成する場合、左右に隣接するパネルとパネルを接合するために、上下方向に延びるジョイナーを用いることが知られている。ジョイナーは、パネルの左右方向の端部の裏側に係合し、パネルが固定される躯体等の取り付け面とパネルとの間に配置される。パネルと、パネルが固定される取り付け面との間には、ジョイナーにより通気空間が形成される(例えば、特許文献1参照)。ジョイナーの通気空間には、雨水が上下に通過する場合があった。
特許5541903号公報
ところで、建物の外壁には、建物にバルコニーや窓等が配置され、出隅等の角部が形成されることがある。外壁を構成するパネルは、外壁の形状に合わせて切断される。ジョイナーは、通常建物の上下方向に連続して接合されているが、外壁の形状が変わる位置で、ジョイナーが部分的に途切れることがある。このような場合に、ジョイナーの通気空間を通過した雨水が、ジョイナーの途切れた部分で、パネルの裏面や躯体との接合部等へ回り込む懸念があった。そこで、ジョイナーを用いてパネル同士を接合する場合に、雨水を排水可能な排水構造が求められていた。
本発明は、窯業サイディングのパネル(例えば、後述のパネル30)が取り付けられる建物(例えば、後述の建物100)の外壁(例えば、後述の外壁3)において、左右方向に隣接する前記パネルの間に上下方向に延びるように配置され、隣接する前記パネル同士を接続するジョイナー(例えば、後述のジョイナー2)と、前記ジョイナーの下方に配置される排水部材(例えば、後述の排水部材4)と、を備え、前記ジョイナーは、前記パネルの裏面と、前記パネルが取り付けられる前記建物の取り付け面との間に、下方に通気又は通水可能に配置され、前記排水部材は、前記ジョイナーの延びる方向に沿って配置されるガイド部(例えば、後述のガイド部41)、及び前記ガイド部の下端に配置され、前記ガイド部から前記外壁の屋外側表面に向かって開口する排水部(例えば、後述の排水部42)を有する、建物外壁の排水構造(例えば、後述の建物外壁の排水構造1)に関する。
前記ガイド部は、前記ジョイナーよりも屋内側で上下方向に延びる背面部(例えば、後述の背面部411)と、前記背面部の幅方向両端部から屋内外方向に延び、前記ジョイナーを内側に支持可能な一対の側壁部(例えば、後述の側壁部412)と、を有し、前記排水部は、前記ガイド部の下端から連続して屋外側へ延びる底面部(例えば、後述の底面部421)を有することが好ましい。
前記ガイド部は、上下に長い略長方形の板体で形成され、前記排水部は、前記ガイド部の下端から連続して屋外側へ延びる底面部(例えば、後述の底面部421A)及び前記底面部の屋外側の端部から下方に向かって屈曲する前掛け部(例えば、後述の前掛け部43)を有し、前記ガイド部及び前記排水部は、一枚の金属製の板材で構成されることが好ましい。
前記ガイド部は、長方形のガイド部本体(例えば、後述のガイド部本体413)と、前記ガイド部本体の幅方向の端部から屋外側に向かって延びる側壁部(例えば、後述の側壁部414)と、を有することが好ましい。
前記ジョイナーは、前記外壁の出隅部(例えば、後述の出隅部14)に配置され、前記排水部材は、前記出隅部に合わせて切断された前記パネルの切断端部と前記ジョイナーとの間に配置されることが好ましい。
本発明によれば、排水性の良好な建物の外壁構造を提供することができる。
第1実施形態の建物外壁の排水構造の斜視図である。 第1実施形態の建物外壁の排水構造の正面図である。 第1実施形態の建物外壁の排水構造の平面図である。 第1実施形態のジョイナーの斜視図である。 第1実施形態の排水部材の斜視図である。 第1実施形態のジョイナーと排水部材を示し、(a)図は上面図、(b)図は正面図、(c)図は側面図を示す。 第2実施形態の建物外壁の排水構造の斜視図である。 第2実施形態の建物外壁の排水構造の正面図である。 第2実施形態の排水部材の斜視図である。 第1実施形態の第2ジョイナーの斜視図である。
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態の建物外壁の排水構造1の斜視図であり、図2は正面図であり、図3は平面図である。図1~3に示すように、建物外壁の排水構造1は、建物100の外壁3に形成されるバルコニー11の出隅部分に形成される。
建物100は、壁面から突出するバルコニー11と、躯体10と、外壁3と、出隅部14と、ジョイナー2と、排水部材4と、を有する。
躯体10は、建物100の柱等の構造部を含む。なお、図1~3では、図示を省略して示しているが、躯体10には、上下方向に延びる胴縁や防水シート等が取り付けられており、これら躯体10や胴縁等がパネル30を取り付ける取り付け面となっている。
外壁3は、本実施形態では、窯業サイディングのパネル30が取り付けられる。
パネル30は、略長方形の板状の外壁材であり、躯体10の屋外側に固定される。パネル30は、上下左右を隣接するパネル30と嵌合させて組み合わせることにより、外壁3を形成する。
バルコニー11は、壁面から屋外側へ張り出して形成される略長方形の空間であり、バルコニー開口部12及びバルコニー内壁面13を有する。
バルコニー開口部12は、バルコニー11の屋外側の前面に形成される略長方形の開口部である。
バルコニー内壁面13は、バルコニー11の屋内側から屋外側へ延びる見込面であり、屋外側の端部で外壁3と繋がる。
出隅部14は、バルコニー内壁面13と外壁3とが交差する角部である。出隅部14には、外壁3のパネル30と表面が同じ素材及び模様で形成されるコーナー部材140が配置される。
コーナー部材140は、断面視で略直角に屈曲し、屈曲した端部近傍の屋内側が、直角に切り欠かれた裏じゃくり部141を有する(図3参照)。
図4は、ジョイナー2の斜視図である。
ジョイナー2は、図1及び図2に示すように、躯体10の屋外側に取り付けられて上下方向に延びる目地ジョイナーである。ジョイナー2は、左右方向に隣接するパネル30の間に配置され、パネル30同士を接続する。ジョイナー2は、図3に示すように、パネル30の裏面(屋内側面)と、パネル30が取り付けられる建物100の躯体10との間に配置される。
ジョイナー2は、図4に示すように、断面視で屋内外方向に突出する凸部及び窪む凹部が互い違いに接合されたような形状をしており、長尺の金属製の板により構成される。ジョイナー2は、幅方向の一方及び他方に、屋内側が閉じており、屋外側が開口する第1固定凹部21及び第2固定凹部22と、第1固定凹部21及び第2固定凹部22の間に配置され、屋外側が閉じており、屋内側が開口する突出部23と、止水パッキン24とを有する。
第1固定凹部21は、屋内外方向に延びる第1側壁211及び第2側壁212と、第1側壁211及び第2側壁212を接続し、躯体10側で固定される第1固定面213と、を有する。
第2固定凹部22は、屋内外方向に延びる第3側壁221及び第4側壁222と、第3側壁221及び第4側壁222を接続し、躯体10側で固定される第2固定面223と、を有する。第2固定凹部22は、第1固定凹部21よりも左右方向の幅が狭い。
突出部23は、第1固定凹部21の第2側壁212及び第2固定凹部22の第4側壁222から連続して屋外側に突出する。
突出部23は、第2側壁212の屋外側端部から、第2固定凹部22側に向かって見付方向に延出した後、屋外側に屈曲する。突出部23は、断面視で第1固定凹部21側が略L字状に切り欠かれ、切欠き部231を形成する。切欠き部231は、図3に示すように、パネル30の端部に係合する。
突出部23は、また、第2固定凹部22の第4側壁222から屋外側へ直線状に延び、先端で第1固定凹部21側へ屈曲する。突出部23の第2固定凹部22側は、第1固定凹部21及び第2固定凹部22よりも屋外側に突出する凸部232を形成する。図3に示すように、凸部232は、出隅部14を構成するコーナー部材140の裏じゃくり部141に係合する。
なお、突出部23の屋外側面及び切欠き部231の屋外側面には、エプトシーラー25が貼付されている。
第1固定凹部21、第2固定凹部22及び突出部23は、それぞれ屋内外方向に延びる側壁を有し、躯体10と外壁3との間で空気が上下に通気可能である。また、第1固定凹部21、第2固定凹部22及び突出部23を伝って、パネル30等の隙間から入りこんだ雨水が下方に通水可能である。
止水パッキン24は、第1固定凹部21の第1固定面213から第2固定凹部22の第2固定面223まで連続して、屋内側に設けられる。止水パッキン24は、長尺で平坦な弾性部材であり、例えば、発泡ポリプロピレンである。
図5は排水部材4の斜視図である。図6(a)は、排水部材4とジョイナー2とが組み合わされた上面図であり、図6(b)は、正面図であり、図6(c)は側面図である。
排水部材4は、ジョイナー2の下方に配置され、ジョイナー2を伝って流れた雨水を受け、屋外側に排水する部材である。排水部材4は、ガイド部41と、排水部42と、を有する。排水部材4は、樹脂の成形品である。
ガイド部41は、図5及び図6(c)に示されるように、ジョイナー2の延びる方向に沿って配置され、ジョイナー2を伝い落ちた水を案内するように起立する。ガイド部41は、背面部411と、一対の側壁部412と、を有する。
背面部411は、ジョイナー2の屋内側で上下方向に延びる面である。図6(a)に示すように、背面部411は、ジョイナー2の第1固定面213及び第2固定面223の背面側、すなわち屋内側に位置する。背面部411は、屋外側に向かって突出する背面部突起411aを有する。背面部突起411aの上面に、ジョイナー2の下端が載るように配置される。詳細には、背面部突起411aの上面に、第1固定面213及び第2固定面223の下端が当接する。
一対の側壁部412は、背面部411の幅方向の両端側から、屋内外方向に延出する面である。側壁部412は、ジョイナー2の第1側壁211及び第3側壁221よりも幅方向外側に位置し、ジョイナー2を囲んで内側に支持する。側壁部412は、幅方向の内側に向かって突出する側壁部突起412aを有する。側壁部突起412aの上面と、背面部突起411aの上面とは、略同一水平線上にあり、ジョイナー2の下端を支持している。詳細には、側壁部突起412aの上面に、第1側壁211及び第3側壁221の下端が当接する。
排水部42は、ガイド部41の下端に配置される。排水部42は、ジョイナー2を伝い落ちた水を受け止めるように、ガイド部41から外壁3の屋外側表面に受かって延びる。排水部42は、底面部421と、上面部422と、開口部420と、排水部側壁部423とを有する。
底面部421は、図5に示すように、ガイド部41の下端から緩やかにカーブして連続し、屋外側へ向かってパネル30の表面まで延出する板面である。
上面部422は、底面部421から上方に離間した位置に屋内外方向に延出する面である。上面部422は、屋内側部422aと屋外側部422bとで段差があり、屋内側部422aの方が屋外側部422bよりも低くなっている。屋内側部422aの上面は、ジョイナー2の凸部232内を伝い落ちた雨水を受け止め、屋外側へ流さずに、ガイド部41の背面部411側へ送るように形成されている。
排水部側壁部423は、底面部421及び上面部422の幅方向の外側に接続され、図6(b)及び図6(c)に示されるように、底面部421の幅方向の両端部から上方に向かって起立する板面である。一対の排水部側壁部423同士の間の距離は、ジョイナー2の幅と同じ又はそれよりも大きい。
開口部420は、排水部42の上面部422、底面部421及び排水部側壁部423で囲まれる空間に形成され、ガイド部41側から連通する。上面部422、底面部421及び排水部側壁部423により方形筒状の開口部420が形成されることで、ジョイナー2を伝ってガイド部41に流れた躯体10と外壁3との間の空気又は雨水を、屋外側へ通気又は通水可能になっている。
図1及び図2に戻って、ジョイナー2及び排水部材4の使用の状態について説明する。
図1及び図2に示すように、パネル30は、バルコニー開口部12の周囲に形成された出隅部14の形状に合わせて、角部を形成するように略L字型に切断されている。ジョイナー2は、出隅部14のコーナー部材140の上下方向に延びる端縁に沿って配置され、バルコニー開口部12の下縁の延長線上で、ジョイナー2の下端が切断されている。ジョイナー2は、コーナー部材140とパネル30とを接続することで、パネル30及びコーナー部材140に表面が覆われる。
図3に示すように、パネル30と躯体10との間には、ジョイナー2の第1固定凹部、第2固定凹部22及び突出部23の内部に空間が形成されており、この空間を伝って上下に雨水が流れ落ちる場合がある。
排水部材4は、出隅部14に合わせて切断されたパネル30の切断端部とジョイナー2との間に配置されている。排水部材4のガイド部41は、ジョイナー2の周囲を背面部411及び側壁部412により囲み、ジョイナー2の下端を背面部突起411a及び側壁部突起412aにより支持しているので、ジョイナー2を伝い落ちる雨水を外側に漏らすことなく、ガイド部41及び排水部42の底面部421で受け止める。開口部420は、パネル30の屋外側に開口しており、雨水を屋外側に排水する。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、建物外壁の排水構造1を、窯業サイディングのパネル30が取り付けられる建物100の外壁3において、左右方向に隣接するパネル30の間に上下方向に延びるように配置され、隣接するパネル30同士を接合するジョイナー2と、ジョイナー2の下方に配置される排水部材4と、を含んで構成した。また、ジョイナー2を、パネル30の裏面と、パネル30が取り付けられる建物100の躯体10等の取り付け面との間に、下方に通気又は通水可能に配置した。また、排水部材4を、ジョイナー2の延びる方向に沿って配置されるガイド部41、及びガイド部41の下端に配置され、ガイド部41から外壁3の屋外側表面に向かって開口する排水部42を含んで構成した。
建物100にバルコニー11や窓を設けたり、又は建物100内部の間取りの都合等により、外壁3の形状が変化する部分で、外壁3のパネル30を切断し、ジョイナー2を切断して配置する場合がある。このような場合でも、ジョイナー2の下方に外壁3の屋外側表面に向かって開口する排水部42を有する排水部材4を配置した。ジョイナー2は、パネル30の裏面と建物100におけるパネル30の取り付け面との間に上下方向に延びている。このため、ジョイナー2を伝って流れ落ちる雨水を屋外側へ排水することが可能になり、排水性の良好な建物の外壁構造を提供することができる
本実施形態では、ガイド部41を、ジョイナー2よりも屋内側で上下方向に延びる背面部411と、背面部411の幅方向両端部から屋内外方向に延び、ジョイナー2を内側に支持可能な一対の側壁部412と、を含んで構成した。また、排水部42を、ガイド部41の下端から連続して屋外側へ延びる底面部421を含んで構成した。
排水部材4のガイド部41は、背面部411及び一対の側壁部412の内側にジョイナー2の下端部を保持することができ、このガイド部41の下端から連続して屋外側へ底面部421が延びているので、ジョイナー2を伝う雨水を、外側に漏らすことなく確実に排水することができる。
本実施形態では、ジョイナー2を、外壁3の出隅部14に配置し、排水部材4を、出隅部14に合わせて切断されたパネル30の切断端部とジョイナー2との間に配置させた。
建物100の出隅部14において、外壁3のパネル30を略L字型に切断していた場合に、ジョイナー2が途切れても、ジョイナー2を伝った雨水を屋外側へ良好に排水することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、ジョイナー2と排水部材4とは接続されているが、接続されていなくてもよい。ジョイナー2が躯体10の上下方向の中途部分で途切れているとき、排水部材4を、ジョイナー2の延びる方向に沿って延出させた仮想延長線上の下方に配置してもよい。ジョイナー2を配置する部分の建物100の構造上の理由で、排水部材4をジョイナー2と直接接続させることができなくても、ジョイナー2の下方に配置することで、雨水がジョイナー2の下方に落ち、排水部材4で受け止めることができる。
図7は、第2実施形態に係る建物外壁の排水構造1Aの斜視図を示し、図8は、正面図を示す。図9は、第2実施形態における排水部材4Aの斜視図である。図10は、第2ジョイナー7の斜視図である。
図7及び8に示すように、第2実施形態に係る排水構造1Aは、縦長のガイド部41Aを有する排水部材4A及び第2ジョイナー7を有する。
図9に示すように、排水部材4Aにおけるガイド部41A及び排水部42Aは、一枚の金属製の板材を折り曲げて形成されている点で第1実施形態と異なる。
ガイド部41Aは、屋外側に向かって開口する断面視略コの字状の形状を有し、ガイド部本体413と、側壁部414とを有する。
ガイド部本体413は、上下に長い略長方形の板体で形成され、躯体10に沿って配置される。
側壁部414は、ガイド部本体413の幅方向の端部から、ガイド部本体413に対して略直交し、屋外側に向かって延出する。側壁部414は上下長い長方形の板体で、幅方向が屋内外方向に延び、長手方向の長さは、ガイド部本体413の長さと同じである。
排水部42Aは、底面部421Aと、前掛け部43と、を有する。
底面部421Aは、平坦な金属の板面であり、略長方形である。底面部421Aは、ガイド部41Aの下端から連続して屋外側へ延びるように配置される。底面部421Aは、屋内側から屋外側に向かうに従って下方に下がるように傾斜している。
前掛け部43は、底面部421Aの屋外側の端部から下方に向かって屈曲し、下方に延出す板面である。前掛け部43の幅は、底面部421Aの幅と同じであり、底面部421Aから連続して延出する。
排水部材4Aは、ジョイナー2の下方に配置される。ジョイナー2は、バルコニー開口部12の出隅部14で、途中で途切れて配置されている。
排水部材4Aは、途切れたジョイナー2の下方に配置される。
ガイド部41Aは、上下に長く形成されており、ガイド部本体413及び側壁部414が断面視でコの字状に形成されているので、ガイド部本体413及び側壁部414の内側にジョイナー2を配置すれば、ジョイナー2から落ちる雨水を効率良く底面部421Aへ導くことができる。底面部421Aへ落ちた雨水は、底面部421Aの傾斜を伝って屋外側へ流れ、底面部421Aの左右又は前掛け部43を伝って下方へ排水される。
図10に示すように、第2ジョイナー7は、一枚の金属製の板体を折り曲げて成形した片ハットジョイナーである。第2ジョイナー7は、外壁3の上下に隣接するパネル30の間に配置される目地ジョイナーである。第2ジョイナー7は、ガイド面71及び支持部72を有する。
ガイド面71は、平坦な長方形の板体である。
支持部72は、ガイド面71の下端部から屋外側に向かって略コの字状に屈曲する。支持部72は、ガイド面71から屋外側に延びる第1支持平面721と、第1支持平面721の屋外側の端部から下方に延びる第2支持平面722と、第2支持平面722の下端から屋内側へ延び、第1支持平面721と対向する第3支持平面723と、を有する。
第2ジョイナー7は、排水部材4に隣接して配置され、上下に隣接するパネル30同士の間に支持部72が挿入される。図7及び図8に示すように、第2ジョイナー7が排水部材4と隣接して配置されることで、出隅部14のコーナー部材140と切断されたパネル30との間の隙間が埋まり、排水部材4の周囲で強度が向上するとともに、雨水の侵入を防止しやすくなる。なお、排水部材4及び第2ジョイナー7の周囲には、コーキング剤が充填される。
第2ジョイナー7が排水部材4Aに隣接して配置されていると、上下に隣接するパネル30同士の間に支持部72が挿入されて強度を向上させることに加えて、排水部材4Aの底面部421Aと、底面部421Aの上側配置されるパネル30との間の隙間が、支持部72より支持される。このため、排水部材4Aが安定して配置される。
第2ジョイナー7は、排水部材4Aに隣接して一つだけ配置してもよいが、上下に隣接するパネル30の間に沿って連続して配置してもよい。
第2実施形態では、第1実施形態で奏される効果に加えて、排水部材4Aが金属で形成されているので、成形が容易であり、耐久性に優れるという効果を奏する。
また、ガイド部41Aが側壁部412を有しているので、ジョイナー2の下端部の周囲を、躯体10側から屋外側へ向かって開口する略コの字状に覆うことができる。このため、雨水を漏らすことなく排水することができる。また、ジョイナー2と排水部材4Aが上下に離間している場合でも、ジョイナー2から垂れ落ちる雨水をより確実に排水部42Aへ案内することができる。
なお、第2ジョイナー7は、第2実施形態の排水部材4Aと隣接して配置した例を説明したが、これに限られない。第2ジョイナー7を、第1実施形態の排水部材4に隣接して配置させてもよい。
1 建物外壁の排水構造
2 ジョイナー
3 外壁
4 排水部材
14 出隅部
30 パネル
41、41A ガイド部
42、42A 排水部
43 前掛け部
100 建物
411 背面部
412 側壁部
413 ガイド部本体
414 側壁部
421、421A 底面部

Claims (3)

  1. 窯業サイディングのパネルが取り付けられる建物の外壁において、
    左右方向に隣接する前記パネルの間に上下方向に延びるように配置され、隣接する前記パネル同士を接続するジョイナーと、
    前記ジョイナーの下方に配置される排水部材と、を備え、
    前記ジョイナーは、前記パネルの裏面と、前記パネルが取り付けられる前記建物の取り付け面との間に、下方に通気又は通水可能に配置され、
    前記排水部材は、前記ジョイナーの延びる方向に沿って配置されるガイド部、及び前記ガイド部の下端に配置され、前記ガイド部から前記外壁の屋外側表面に向かって開口する排水部を有し、
    前記排水部は、前記ガイド部の下端から連続して屋外側へ延びる底面部と、
    前記底面部から上方に離れた位置で屋内外方向に延出する上面部と、を有し、
    前記開口は、前記底面部と前記上面部との間に形成される、建物外壁の排水構造。
  2. 前記ガイド部は、前記ジョイナーよりも屋内側で上下方向に延びる背面部と、前記背面部の幅方向両端部から屋内外方向に延び、前記ジョイナーを内側に支持可能な一対の側壁部をする、請求項1に記載の建物外壁の排水構造。
  3. 前記ジョイナーは、前記外壁の出隅部に配置され、
    前記排水部材は、前記出隅部に合わせて切断された前記パネルの切断端部と前記ジョイナーとの間に配置される、請求項1又は2に記載の建物外壁の排水構造。
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